JP2018113611A - 圧電振動子 - Google Patents

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Abstract

【課題】導電ペーストの濡れ拡がりを抑え、かつ、圧電振動片を適切な姿勢に保持できる圧電振動子を提供する。
【解決手段】圧電振動子1は、ATカット水晶基板により形成された圧電振動片10と、圧電振動片10が実装されるパッケージ70とを備える。圧電振動片10は、圧電板11の厚さ方向に膨出するメサ部23,24を備える。圧電振動片10は、実装部材8を介してパッケージ70に実装される。パッケージ70は、実装部78に設けられる凸部82を備える。凸部82は、圧電板11の厚さ方向において圧電板11に少なくとも一部が重なるように配置される。
【選択図】図2

Description

本発明は、圧電振動子に関するものである。
圧電振動子はパッケージに圧電振動片が実装部材で実装されている。圧電振動子のなかには、パッケージの底面に段差部が設けられ、段差部を支点として圧電振動片の先端がパッケージの底面から離れる方向に配置されるものがある。圧電振動片が適切な姿勢に保持され、圧電振動片の先端や励振電極がパッケージの底面に対して非接触状態に保たれる(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−114898号公報
しかし、圧電振動片の小型化に伴い、振動が圧電振動片の中央から外周部に伝搬しやすくなる。このため、圧電振動片を実装するための実装部材の付着面積の確保や、段差部を設ける個所の確保が難しくなることが考えられる。
また、圧電振動片が段差部と接触すると、圧電振動片の振動特性を確保し難くなることが考えられる。
本発明は、このような事情に考慮してなされたもので、その目的は、実装部材の付着面積を確保でき、かつ、圧電振動片を適切な姿勢に保持できる圧電振動子を提供することである。
上記の課題を解決するために本発明の一態様にかかる圧電振動子は、ATカット水晶基板により形成された圧電振動片と、前記圧電振動片が実装部材を介して実装されたパッケージと、を備え、前記圧電振動片は、前記圧電振動片の厚さ方向に膨出するメサ部を備え、前記パッケージは、前記圧電振動片の厚さ方向において前記圧電振動片に少なくとも一部が重なるように配置され、かつ、前記少なくとも一部に前記圧電振動片が前記実装部材により実装された凸部を備える、ことを特徴とする。
この構成によれば、パッケージに凸部を設け、凸部の少なくとも一部を圧電振動片に重なるように配置した。さらに、凸部の少なくとも一部に圧電振動片を実装部材により実装した。よって、圧電振動片を凸部で適切な姿勢に保持できる。これにより、圧電振動片をパッケージの底面に対して非接触状態に保つことができる。
また、凸部の少なくとも一部を圧電振動片に重なるように配置することにより、圧電振動片を凸部で支えることができる。よって、圧電振動片が比較的強く加圧された場合でも、実装部材の潰れ量が抑えられ、実装部材の濡れ拡がりを抑制できる。これにより、実装部材の付着面積を確保でき、実装部材による圧電振動片の固着強度を確保できる。
パッケージに凸部を設ける構成にすることにより、特に、小型の圧電振動片に凸部を対応させることが可能になる。これにより、小型の圧電振動片を凸部で適切な姿勢に保持でき、さらに、実装部材の濡れ拡がりを抑制して実装部材の付着面積を確保できる。
上記態様において、前記圧電振動片は、前記厚さ方向に直交する方向における一端において前記実装部材により実装され、前記凸部は、前記実装部材の一部と前記厚さ方向において重なっており、前記厚さ方向から見て、前記厚さ方向に直交する方向において、前記実装部材の中央部より前記圧電振動片の他端側に配置されていてもよい。
この構成によれば、圧電振動片の一端を実装部材で実装し、実装部材の一部と厚さ方向において凸部を重ならせた。さらに、凸部を実装部材の中央部より他端側に配置した。これにより、実装部材を起点として圧電振動片がパッケージの底面側に変位することを抑制できる。
上記態様において、前記厚さ方向に直交する方向における一端において実装され、凸部は、厚さ方向に直交する方向に延ばされてもよい。
この構成によれば、凸部を圧電振動片の厚さ方向に直交する方向に延ばすことにより、凸部を圧電振動片の他端側に延ばすことができる。よって、圧電振動片の他端側を凸部で支えることも可能である。これにより、圧電振動片を凸部で一層適切な姿勢に保持できる。
上記態様において、前記凸部は、表面に金属膜が形成されてもよい。
この構成によれば、凸部の表面を金属膜で形成することにより、圧電振動片を、凸部および実装部材を介してパッケージの電極に接続できる。これにより、圧電振動片およびパッケージの電極間の抵抗を下げることができる。
上記態様において、前記圧電振動片は、前記メサ部の周囲に形成された外周部を有する振動部を備え、前記振動部は、前記ATカット水晶基板のZ´軸方向を長手方向とする矩形板状に形成されてもよい。
この構成によれば、圧電振動片を小型化した場合であっても低いクリスタルインピーダンス(以下、CI値という)を維持できる。すなわち、ATカット水晶基板はX軸とZ´軸で構成される。このような構成のもと、ATカット水晶基板が厚み滑り振動をしているとき、X軸とZ´軸では電気偏極が生じる。電気偏極は電荷の偏りであり、X軸では正弦波状、Z´軸では直線状になる。電気偏極が直線状になるZ´軸を長手方向とすることで、最も強い電荷が生じる辺を長くすることができる。強い電荷が生じる領域が広がれば、よりCI値は低くなる。これにより、Z´軸を長手方向とすることでより低いCI値を維持することが可能となり、より優れた振動特性を得ることができる。
上記態様において、前記圧電振動片は、前記メサ部の周囲に形成された外周部を有する振動部と、前記振動部から前記厚さ方向に直交する方向に突出した突出部と、を備え、前記突出部が前記実装部材に付着されていてもよい。
振動部から突出部を厚さ方向に直交する方向に突出し、突出部を実装部材に付着させた。これにより、実装部材を振動部から離すことができ、優れた振動特性を得ることができる。
ところで、ATカット水晶基板の主振動モードである厚みすべり振動は、X軸方向に大きく変位する振動である。この構成によれば、一対の突出部が振動部の変位が大きいX軸方向に直交するZ´軸方向に沿って配置することにより、実装部材を介してパッケージに対して固定された突出部は、振動部のX軸方向の変位を妨げない。これにより、突出部において不要振動が発生することを抑制できる。したがって、より優れた振動特性を得ることができる。
上記態様において、前記メサ部は、前記メサ部の外周縁から前記圧電振動片の中央に向けて傾斜する傾斜面を有してもよい。
この構成によれば、メサ部に傾斜面を備え、傾斜面をメサ部の外周縁から圧電振動片の中央に向けて傾斜させた。よって、メサ部傾斜面を凸部から離れた位置に配置できる。これにより、傾斜面に凸部が接触することを抑制できる。
さらに、メサ部の傾斜面を前記圧電振動片の中央に向けて傾斜させた。よって、メサ部の頂面と、突出部のうち頂面を向く面との間に傾斜面が形成されている。これにより、頂面と、突出部のうち頂面を向く面との間に90°の段差が形成される場合に比べて、頂面と、突出部のうち頂面を向く面との間を緩やかに接続できる。よって、メサ部の頂面と傾斜面との境界部において不要振動が誘発されるのを抑制できる。この結果、CI値を低減して、振動特性を向上させることができる。
この発明の一態様によれば、パッケージの底面に凸部を設け、凸部の少なくとも一部を圧電振動片に重なるように配置した。これにより、圧電振動片を凸部で適切な姿勢に保持できる。また、実装部材の潰れ量が凸部で抑えられ、実装部材の濡れ拡がりを抑制できる。これにより、実装部材による圧電振動片の固着強度を確保できる。
特に、小型の圧電振動片においても、圧電振動片に凸部を対応させることができる。これにより、小型の圧電振動片を凸部で適切な姿勢に保持でき、さらに、実装部材の濡れ拡がりを抑制できる。
本発明の第1実施形態に係る圧電振動子の分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る圧電振動子の平面図である。 図2のIII−III線における断面図である。 本発明の第2実施形態に係る圧電振動子を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係る圧電振動子を示す断面図である。 本発明の第4実施形態に係る圧電振動子を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る圧電振動子1の分解斜視図である。図2は、第1実施形態に係る圧電振動子1の平面図である。図3は、図2のIII−III線における断面図である。なお、図2では、後述する封口板73を取り除いた状態を示している。
図1に示すように、圧電振動子1は、圧電振動片10と、圧電振動片10が実装されたパッケージ70と、を備えている。圧電振動片10は、厚みすべりモードで振動する圧電振動片10である。圧電振動片10は、圧電振動片10の外形形状をなす圧電板11と、圧電板11の外表面に形成された電極膜12と、により形成されている。
圧電板11は、ATカット水晶基板により形成されている。ここで、ATカットとは、人工水晶の結晶軸である電気軸(X軸)、機械軸(Y軸)および光学軸(Z軸)の3つの結晶軸のうち、Z軸に対してX軸周りに35度15分だけ傾いた方向(Z´軸方向)に切り出す加工手法である。ATカットによって切り出された圧電板11を有する圧電振動片10は、周波数温度特性が安定しており、構造や形状が単純で加工が容易であり、CI値が低いという利点がある。なお、以下の説明において、各図の構成を説明する際には、XY´Z´座標系を用いる。このXY´Z´座標系のうち、Y´軸はX軸およびZ´軸に直交する軸である。また、X軸方向、Y´軸方向およびZ´軸方向は、図中矢印方向を+方向とし、矢印とは反対の方向を−方向として説明する。
圧電板11は、Y´軸方向を厚さ方向とするとともにZ´軸方向を長手方向とする矩形板状に形成された振動部20と、振動部20からX軸方向+側に突出する突出部(第1突出部31および第2突出部32)と、を備えている。圧電振動片10は、振動部20のY´軸方向+側に面する表面21、およびY´軸方向−側に面する裏面22に、Y´軸方向の外側に膨出して振動領域となるメサ部(表面メサ部23および裏面メサ部24(図3参照)を有する、いわゆるメサ型とされている。
図2に示すように、振動部20は、表面21の中央部に形成された表面メサ部23と、裏面22の中央部に形成された裏面メサ部24(図3も参照)と、各メサ部23,24の周囲において一様の厚さに形成された平面視矩形枠状の外周部28と、を備えている。
平面視とは、圧電振動片10の厚さ方向から見た状態をいう。
表面メサ部23は、外周部28に対してY´軸方向+側に膨出している。表面メサ部23は、四角錐台形状に形成されている。表面メサ部23は、頂面25と、頂面25の周囲を取り囲む傾斜面26と、を有している。頂面25は、平面視において、Z´軸方向を長手方向とする矩形状に形成されている。頂面25は、Y´軸方向に直交する方向に延在する平坦面になっている。傾斜面26は、頂面25の外周縁と、外周部28におけるY´軸方向+側の主面の内周縁と、を接続している。傾斜面26の頂面25に対する傾斜角度は、例えば30°以下になっている。
図3に示すように、裏面メサ部24は、外周部28に対してY´軸方向−側に膨出している。裏面メサ部24は、表面メサ部23と点対称になるように形成され、平面視で表面メサ部23と同じ位置に形成されている。
なお、裏面メサ部24の頂面および傾斜面に、表面メサ部23の頂面25および傾斜面26と同じ符号を付して説明する。
図2に戻って、各突出部31,32は、Z´軸方向に並んで形成されている。各突出部31,32は、振動部20のうち、X軸方向+側の端部におけるZ´軸方向の両端部にそれぞれ形成されている。
第1突出部31は、平面視平行四辺形状に形成されている。第1突出部31は、振動部20のうちX軸方向+側かつZ´軸方向+側に位置する角部において、X軸方向+側に面する部分からY´軸方向に直交する方向に突出している。具体的に、第1突出部31は、平面視において、X軸方向+側に向かうに従いZ´軸方向+側に傾斜している。例えば、第1突出部31は、振動部20の外周部28と同じ厚さに形成されている。
第2突出部32は、平面視平行四辺形状に形成されている。第2突出部32は、振動部20のうちX軸方向+側かつZ´軸方向−側に位置する角部において、X軸方向+側に面する部分からY´軸方向に直交する方向に突出している。具体的に、第2突出部32は、平面視において、X軸方向+側に向かうに従いZ´軸方向−側に傾斜している。例えば、第2突出部32は、第1突出部31と同様に、の外周部28と同じ厚さに形成されている。
電極膜12は、圧電板11を厚みすべり振動させる。電極膜12は、励振電極(第1励振電極61および第2励振電極62)と、マウント電極(第1マウント電極63および第2マウント電極64)と、引き回し配線(第1引き回し配線65および第2引き回し配線66)と、を有している。なお、電極膜12は、金等の単層膜や、クロム等を下地層とし、金等を上地層とした積層膜等で形成されている。
第1励振電極61は、表面メサ部23の頂面25と、傾斜面26のうち頂面25に沿った部位とに配置されている。第1励振電極61は、平面視矩形状に形成されている。
第2励振電極62は、裏面メサ部24の頂面25(図3参照)と、傾斜面26(図3参照)のうち頂面25に沿った部位とに配置されている。第2励振電極62は、平面視矩形状に形成され、第1励振電極61とY´軸方向で重なり合っている。
第1マウント電極63は、第1突出部31の全面に亘って配置されている。
第2マウント電極64は、第2突出部32の全面に亘って配置されている。
第1引き回し配線65は、振動部20の表面21において、第1励振電極61と第1マウント電極63とを接続している。
第2引き回し配線66は、振動部20の裏面22において、第2励振電極62と第2マウント電極64とを接続している。
図1に示すように、パッケージ70は、圧電振動片10を収容する凹部71を有する実装基板72と、実装基板72の凹部71を閉塞する封口板73と、を有している。
実装基板72は、Y´軸方向+側に向けて開口する箱型に形成されている。実装基板72は、セラミックス材料からなる第1基板74、第2基板75および第3基板76がY´軸方向に積層されて構成されている。なお、各基板74〜76に用いられるセラミックス材料としては、例えばアルミナ製のHTCCや、ガラスセラミックス製のLTCC等を用いることが可能である。HTCCは、High Temperature Co−Fired Ceramicである。LTCCは、Low Temperature Co−Fired Ceramicである。
第1基板74は、Y´軸方向から見た平面視でZ´軸方向を長手方向とする矩形状に形成されている。第1基板74のY´軸方向+側の主面(以下、「上面」という。)は、凹部71の底面71aを形成している。第1基板74のY´軸方向−側の主面には、図示しない一対の外部電極が形成されている。外部電極は、例えば蒸着やスパッタリング等で形成された単一金属による単層膜、または異なる金属が積層された積層膜により構成されている。
以下、凹部71の底面71aを「パッケージ70の底面71a」という。
第2基板75は、焼結等によって第1基板74の上面に一体的に接合されている。第2基板75は、枠部77と、一対の実装部78(第1実装部78Aおよび第2実装部78B)と、一対の凸部82(第1凸部82Aおよび第2凸部82B)を備えている。
枠部77は、Y´軸方向から見た平面視外形が第1基板74と同等の大きさを有する矩形枠状に形成されている。
一対の実装部78は、それぞれ枠部77におけるX軸方向+側かつZ´軸方向両側の隅部から内側に向かって張り出すように、平面視矩形状に形成されている。実装部78は、Z´軸方向+側に位置する第1実装部78Aと、Z´軸方向−側に位置する第2実装部78Bと、を含んでいる。実装部78上には、電極パッド79が形成されている。電極パッド79は、上述した外部電極(不図示)と同様に、例えば蒸着やスパッタリング等で形成された単一金属による単層膜、または異なる金属が積層された積層膜等により構成されている。電極パッド79および外部電極は、図示しない配線を介して互いにそれぞれ導通している。
第1実装部78Aの電極パッド79に、一例として、円柱状の第1凸部82Aが形成されている。第1凸部82Aは、表面に金属膜が蒸着やスパッタリング等で形成されている。第1凸部82Aは、上面82aと周壁面82bとの交差部84(図1参照)が稜線状に突出して形成されている。第1凸部82Aは、圧電板11の厚さ方向(すなわち、Y´軸方向)において、圧電板11の外周部28に少なくとも一部82cが重なるように配置されている。また、第1凸部82Aは、圧電板11の厚さ方向において実装部材8の一部8bと重なるように配置されている。さらに、第1凸部82Aの少なくとも一部82cに圧電板11が実装部材8により実装されている。
また、第1凸部82Aは、圧電板11の厚さ方向から見て、圧電板11の厚さ方向に直交する方向において、実装部材8の中央部8aより圧電板11の先端(すなわち、圧電板11の他端)11d側に配置されている。第1実施形態においては、第1凸部82Aは、圧電板11の基端(すなわち、圧電板11の一端)11aと、X軸方向において基端11aの反対側の先端11dとの間に配置される。
また、第2実装部78Bの電極パッド79に、一例として、円柱状の第2凸部82Bが形成されている。第2凸部82Bは、表面に金属膜が蒸着やスパッタリング等で形成されている。第2凸部82Bは、第1凸部82Aと同様の部材である。すなわち、第2凸部82Bは、上面82aと周壁面82bとの交差部84が稜線状に突出して形成されている。第2凸部82Bは、圧電板11の厚さ方向において、圧電板11の外周部28に少なくとも一部82cが重なるように配置されている。また、第2凸部82Bは、圧電板11の厚さ方向において実装部材8の一部8bと重なるように配置されている。さらに、第2凸部82Bの少なくとも一部82cに圧電板11が実装部材8により実装されている。
また、第2凸部82Bは、圧電板11の厚さ方向から見て、圧電板11の厚さ方向に直交する方向において、実装部材8の中央部8aより圧電板11の先端(すなわち、圧電板11の他端)11d側に配置されている。第1実施形態においては、第2凸部82Bは、圧電板11の基端11aと先端11dとの間に配置される。
なお、第1凸部82Aは、実装部材8の中央部8aより少なくとも一部が圧電板11の先端11d側に配置されていればよい。また、第2凸部82Bは、実装部材8の中央部8aより少なくとも一部が圧電板11の先端11d側に配置されていればよい。
第3基板76は、焼結等によって第2基板75のY´軸方向+側の端面に一体的に結合されている。第3基板76は、Y´軸方向から見た平面視で第2基板75の枠部77と同等の大きさを有する矩形枠状に形成されている。
第1基板74、第2基板75および第3基板76の外側面は、面一に形成されている。
第2基板75の枠部77、および第3基板76の内側面は、面一に形成されている。第2基板75および第3基板76の内側面は、凹部71の内側面を構成している。
封口板73は、平面視で実装基板72と同等の大きさを有する矩形板状に形成されている。封口板73は、例えば図示しないシールリングを挟んでシーム溶接等により、実装基板72の開口縁(第3基板76のY´軸方向+側の端面)に接合されて、凹部71を気密に封止している。そして、実装基板72および封口板73により画成された空間は、気密封止されたキャビティCを構成する。
図2、図3に示すように、各実装部78には、実装部材8を介して、圧電振動片10が実装されている。実装部材8は、導電性を有する接着剤等であって、例えば銀ペースト等が好適である。圧電振動片10は、各実装部78に配置された実装部材8と各突出部31,32とが重なるように載置されている。
第1実装部78Aに配置された実装部材8は、圧電板11の外周部28のうち主面28cと、外周部28の側面28dと、第1突出部31のうち主面31aと、第1突出部31の側面31bと、に跨って付着されている。
外周部28の主面28cは、Y´軸方向−側の主面である。Y´軸方向−側の主面28cは、圧電板11の厚さ方向に直交する方向における基端11aにおいて実装部材8により実装されている。外周部28の側面28dは、外周部28のZ´軸方向+側に面する側面である。第1突出部31の主面31aは、第1突出部31のうちY´軸方向−側の主面である。第1突出部31の側面31bは、第1突出部31のZ´軸方向+側に面する側面である。
換言すれば、第1実装部78Aに配置された実装部材8は、圧電板11の基端11a側において、Z´軸方向+側の端部11bに設けられている。
第2実装部78Bに配置された実装部材8は、圧電板11の外周部28のうち主面28cと、外周部28の側面28eと、第2突出部32の主面32aと、第2突出部32の側面32bと、に跨って付着されている。外周部28の主面28cは、Y´軸方向−側の主面である。Y´軸方向−側の主面28cは、圧電板11の厚さ方向に直交する方向における基端11aにおいて実装部材8により実装されている。外周部28の側面28eは、Z´軸方向−側に面する側面である。第2突出部32の主面32aは、Y´軸方向−側の主面である。第2突出部32の側面32bは、Z´軸方向−側に面する側面である。
換言すれば、第2実装部78Bに配置された実装部材8は、圧電板11の基端11a側において、Z´軸方向−側の端部11cに設けられている。
すなわち、圧電板11のうち基端11a側が第1実装部78Aおよび第2実装部78Bを介して実装部材8で実装されている。
このように、第1実装部78Aに配置された実装部材8が外周部28の側面28dと、第1突出部31の主面31aと、第1突出部31の側面31bとに付着されている。第2実装部78Bに配置された実装部材8が外周部28の側面28eと、第2突出部32の主面32aと、第2突出部32の側面32bとに付着されている。よって、各実装部材8が裏面メサ部24に付着して不要振動が誘発されることを抑制し、かつ、各実装部材8の付着面積を増すことができる。これにより、圧電振動片10の実装強度の向上を図りつつ、優れた振動特性を得ることができる。
また、各実装部材8が圧電板11の基端11a側に設けられている。各実装部材8は、裏面メサ部24から離間した位置に配置されている。各実装部材8は、各突出部31,32の外表面に付着することで、各突出部31,32の外面の各マウント電極63,64と、パッケージ70の電極パッド79と、を導通させている。
第1実装部78Aの電極パッド79に第1凸部82Aが形成されている。第1凸部82Aは、圧電板11の外周部28に少なくとも一部が重なるように配置されている。具体的には、第1凸部82Aは、外周部28の側面28dに対して、Z´軸方向−側の部位が外周部28にY´軸方向において重なるように配置されている。一方、第1凸部82Aは、外周部28の側面28dに対して、Z´軸方向+側の部位が外周部28から離れた位置に配置されている。
また、第2実装部78Bの電極パッド79に第2凸部82Bが形成されている。第2凸部82Bは、圧電板11の外周部28に少なくとも一部が重なるように配置されている。具体的には、第2凸部82Bは、外周部28の側面28eに対して、Z´軸方向+側の部位が外周部28にY´軸方向において重なるように配置されている。一方、第2凸部82Bは、外周部28の側面28eに対して、Z´軸方向−側の部位が外周部28から離れた位置に配置されている。
このように、第1実装部78Aに配置された実装部材8が第1突出部31に設けられている。第2実装部78Bに配置された実装部材8が第2突出部32に設けられている。
また、第1凸部82Aが、圧電板11の基端11aと先端11dとの間に配置される。よって、第1凸部82Aが、第1突出部31より先端11d側に配置される。第2凸部82Bが、圧電板11の基端11aと先端11dとの間に配置される。よって、第2凸部82Bが、第2突出部32より先端11d側に配置される。
さらに、第1凸部82Aおよび第2凸部82Bは、圧電板11の外周部28に少なくとも一部が重なるように配置されている。
これにより、各実装部材8を起点として圧電振動片10がパッケージ70の底面71a側に変位することを第1凸部82Aおよび第2凸部82B(すなわち、凸部82)で抑制できる。
また、第1凸部82Aが第1突出部31より先端11d側に配置され、第2凸部82Bが第2突出部32より先端11d側に配置されている。よって、実装部材8の固化による収縮で、圧電板11の先端11dをパッケージ70の底面71aの反対側に持ち上げることができる。これにより、圧電振動片10を適切な姿勢に保持できる。
なお、第1実施形態では、第1凸部82Aおよび第2凸部82Bを圧電板11の外周部28に重なるように配置する例について説明するが、これに限定されない。その他の例として、第1凸部82Aを第1突出部31に重なるように配置し、第2凸部82Bを第2突出部32に重なるように配置することも可能である。
第1凸部82Aおよび第2凸部82Bを圧電板11から離すことにより、より一層優れた振動特性を得ることができる。
また、凸部82の少なくとも一部を圧電板11の外周部28に重なるように配置することにより、圧電振動片10を凸部82で適切な姿勢に保持できる。これにより、圧電振動片10をパッケージ70の底面71aに対して非接触状態に保つことができる。
さらに、凸部82の少なくとも一部が圧電板11の外周部28に重なるように配置されることにより、圧電振動片10を凸部82で支えることができる。よって、圧電振動片10が比較的強く加圧された場合でも、実装部材8の潰れ量が抑えられ、実装部材8の濡れ拡がりを抑制できる。これにより、実装部材8による圧電振動片10の固着強度を確保できる。
このように、パッケージ70の底面71aに凸部82を設ける構成にすることにより、特に、小型の圧電振動片10に凸部82を対応させることが可能になる。これにより、小型の圧電振動片10を凸部82で適切な姿勢に保持でき、さらに、実装部材8の濡れ拡がりを抑制して実装部材の付着面積を確保できる。
また、凸部82の表面には金属膜が形成されている。よって、電極パッド79を、凸部82および実装部材8を介して第1マウント電極63に電気的に接続できる。これにより、第1実装部78Aの電極パッド79および第1マウント電極63間の抵抗を下げることができる。同様に、第2実装部78Bの電極パッド79および第2マウント電極64間の抵抗を下げることができる。
ここで、外周部28におけるY´軸方向+側の主面の内周縁28aに沿って、表面メサ部23の傾斜面26が形成されている。表面メサ部23の傾斜面26は、外周部28の内周縁28a(すなわち、表面メサ部23の外周縁23a)から表面メサ部23の頂面25に向けてY´軸方向+側に傾斜されている。
また、外周部28におけるY´軸方向−側の主面の内周縁28bに沿って、裏面メサ部24の傾斜面26が形成されている。裏面メサ部24の傾斜面26は、外周部28の内周縁28b(すなわち、裏面メサ部24の外周縁24a)から裏面メサ部24の頂面25に向けてY´軸方向−側に傾斜されている。
すなわち、各メサ部23,24は、外周部28の内周縁に沿って形成され、かつ、内周縁から頂面25(すなわち、圧電振動片10の中央)に向けて傾斜する傾斜面26を有する。
よって、表面メサ部23の傾斜面26、および裏面メサ部24の傾斜面26が凸部82から離れた位置に配置される。これにより、各傾斜面26に凸部82が接触することを抑制でき、優れた振動特性を得ることができる。
また、振動部20は、Z´軸方向を長手方向とする矩形板状に形成されているので、圧電振動片10を小型化した場合であっても低いCI値を維持できる。すなわち、ATカット水晶基板はX軸とZ´軸で構成される。このような構成のもと、ATカット水晶基板が厚み滑り振動をしているとき、X軸とZ´軸では電気偏極が生じる。電気偏極は電荷の偏りであり、X軸では正弦波状、Z´軸では直線状になる。電気偏極が直線状になるZ´軸を長手方向とすることで、最も強い電荷が生じる辺を長くすることができる。強い電荷が生じる領域が広がれば、よりCI値は低くなる。したがって、Z´軸を長手方向とすることでより低いCI値を維持することが可能となり、より優れた振動特性を得ることができる。
さらに、表面メサ部23の頂面25と、突出部31,32のうち頂面25を向く面との間に表面メサ部23の傾斜面26が形成されている。よって、頂面25と、突出部31,32のうち頂面25を向く面との間に90°の段差が形成される場合に比べて、頂面25と、突出部31,32のうち頂面25を向く面との間を緩やかに接続できる。同様に、裏面メサ部24の頂面25と、突出部31,32のうち頂面25を向く面との間を緩やかに接続できる。
よって、表面メサ部23の頂面25と傾斜面26との境界部において不要振動が誘発されるのを抑制できる。同様に、裏面メサ部24の頂面25と傾斜面26との境界部において不要振動が誘発されるのを抑制できる。これにより、CI値を低減して、振動特性を向上させることができる。
振動部11から一対の突出部31,32を厚さ方向に直交する方向に突出し、一対の突出部31,32を実装部材8に付着させた。これにより、実装部材8を振動部11から離すことができ、優れた振動特性を得ることができる。
また、ATカット水晶基板の主振動モードである厚みすべり振動は、X軸方向に大きく変位する振動である。さらに、一対の突出部31,32が振動部20の変位が大きいX軸方向に直交するZ´軸方向に沿って配置されている。このため、実装部材8を介してパッケージ70に対して固定された突出部31,32は、振動部20のX軸方向の変位を妨げない。よって、突出部31,32において不要振動が発生することを抑制できる。これにより、振動部20は一層優れた振動特性を得ることができる。
つぎに、第2実施形態〜第4実施形態の圧電振動子100,110,120を図4〜図6に基づいて説明する。なお、第2実施形態〜第4実施形態において第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
また、第2実施形態〜第4実施形態の第1凸部と第2凸部とは、Z´軸方向の中心に対して対称な部材であり、以下、第2凸部について説明して第1凸部の説明を省略する。
(第2実施形態)
図4は第2実施形態に係る圧電振動子100を示す断面図である。
図4に示すように、圧電振動子100は、第2凸部102が第1実施形態の第2凸部82Bと異なるだけで、その他の部材は第1実施形態の圧電振動子1と同様である。
第2凸部102は、上面102aと周壁面102bとの交差部104に湾曲部104aを有する。湾曲部104aは、交差部104のうち実装部材8側の部位が湾曲状に形成された部位である。
ここで、圧電振動子100の圧電振動片10を実装する際に、圧電振動片10のうち実装部材8側の部位(すなわち、第2突出部32)が実装部材8に向けて押し付けられる。このため、圧電振動片10の実装部材8側が第2凸部102に接触することが考えらえる。そこで、交差部104の実装部材8側に湾曲部104aを形成した。これにより、圧電振動片10を実装する際に、圧電振動片10が湾曲部104aに接触しても、圧電振動片10の損傷が抑えられる。
(第3実施形態)
図5は第3実施形態に係る圧電振動子110を示す断面図である。
図5に示すように、圧電振動子110は、第2凸部112が第1実施形態の第2凸部82Bと異なるだけで、その他の部材は第1実施形態の圧電振動子1と同様である。
第2凸部112は、上面112aと周壁面112bとの交差部114に湾曲部114aを有する。湾曲部114aは、交差部114の全域が湾曲状に形成された部位である。
ここで、圧電振動片10を実装する際に、圧電振動片10が第2凸部112の交差部114の全周に接触することが考えらえる。そこで、交差部114の全周に湾曲部114aを形成した。これにより、圧電振動片10を実装する際に、圧電振動片10が湾曲部114aに接触しても、圧電振動片10の損傷が一層良好に抑えられる。
(第4実施形態)
図6は第4実施形態に係る圧電振動子120を示す平面図である。
図6に示すように、圧電振動子120は、第2凸部122が第1実施形態の第2凸部82Bと異なるだけで、その他の部材は第1実施形態の圧電振動子1と同様である。
第2凸部122は、外周部28のうち、Z´軸方向−側の側面28eに沿って基端11a側から先端11d側に延出されている。第2凸部122は、平面視長円に形成されている。第2凸部122の先端122aが圧電振動片10の先端11dの手前側に延ばされる。基端122bは、圧電板11の外周部28に一部が重なるように配置されている。
また、第2凸部122は、圧電板11の厚さ方向において、圧電板11の外周部28に少なくとも一部が重なるように配置されている。具体的には、第2凸部122は、外周部28の側面28eに対して、Z´軸方向+側の部位が外周部28にY´軸方向において重なるように配置されている。一方、第2凸部122は、外周部28の側面28eに対して、Z´軸方向−側の部位が外周部28から離れた位置に配置されている。
第2凸部122を圧電板11の先端11d側に延ばすことにより、圧電板11の先端11d側を第2凸部122で支えることが可能になる。これにより、圧電板11(すなわち、圧電振動片10)を第2凸部122で一層適切な姿勢に保持できる。
前記第4実施形態では、第2凸部122の基端122bを圧電板11の外周部28に重なるように配置する例について説明したが、これに限定されない。その他の例として、第2凸部122の基端122bを第1突出部31に重なるように配置することも可能である。
なお、本発明の技術範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記第1実施形態〜第4実施形態では、圧電振動片10の外周部28に凸部82,122の一部が重なる例について説明したが、これに限定するものではない。その他の例として、圧電振動片10の外周部28に凸部82の全域を重なるように配置することも可能である。
また、前記第1実施形態〜第4実施形態では、圧電板11のメサ型において、頂面25の周囲を傾斜面26で取り囲む例について説明したが、これに限定しない。その他の例として、頂面25の周囲を、頂面25に対してY´軸方向に直交する面で取り囲むことも可能である。頂面25に対して直交する面は、頂面25の反対側の縁部が外周部28の内周縁に連結される。
さらに、前記第1実施形態〜第3実施形態では、凸部82を円柱状に形成した例について説明したが、これに限らない。その他の例として、凸部82を矩形体などの他の形状に形成することも可能である。
また、第4実施形態では、第2凸部112を平面視において長円に形成した例について説明したが、これに限定するものではない。例えば、第2凸部112を平面視矩形状などの他の形状に形成することも可能である。
さらに、第4実施形態では、第2凸部122の先端部122aを圧電板11の先端11dの手前側まで延ばした例について説明したが、これに限定しない。その他の例として、第2凸部122の先端部122aを圧電板11の先端11dを超えて、圧電板11の外側まで延ばしてもよい。
また、前記第1実施形態〜第4実施形態では、凸部82,122を実装部78の電極パッド79に設けた例について説明したが、これに限定しない。その他の例として、凸部82,122をパッケージ70の底面71aに直接設けることも可能である。
さらに、前記第1実施形態〜第4実施形態では、圧電板11をZ´軸方向を長手方向とする矩形板状に形成し、一対の突出部31,32をZ´軸方向に沿って配置した例について説明したが、これに限定されない。その他の例として、圧電板11をX軸方向を長手方向とする矩形板状に形成してもよい。この場合においても、一対の突出部31,32をZ´軸方向に沿って配置することにより、前記第1実施形態〜第4実施形態と同様の効果が得られる。
また、前記第1実施形態〜第4実施形態では、振動部20に一対の突出部31,32を設け、一対の突出部31,32を実装部78に実装した例について説明したが、これに限定されない。その他の例として、振動部20を実装部78に実装することも可能である。
1………圧電振動子
8………実装部材
10……圧電振動片
11……圧電板
11a…圧電板の基端(一端)
11d…圧電板の先端(他端)
20……振動部
23……表面メサ部(メサ部)
24……裏面メサ部(メサ部)
26……傾斜面
28……外周部
28a,28b…内周縁
31,32…第1、第2の突出部
70……パッケージ
71a…パッケージの底面
82……凸部
82A…第1凸部
82B,102,112,122…第2凸部

Claims (7)

  1. ATカット水晶基板により形成された圧電振動片と、
    前記圧電振動片が実装部材を介して実装されたパッケージと、を備え、
    前記圧電振動片は、
    前記圧電振動片の厚さ方向に膨出するメサ部を備え、
    前記パッケージは、
    前記圧電振動片の厚さ方向において前記圧電振動片に少なくとも一部が重なるように配置され、かつ、前記少なくとも一部に前記圧電振動片が前記実装部材により実装された凸部を備える、
    ことを特徴とする圧電振動子。
  2. 前記圧電振動片は、
    前記厚さ方向に直交する方向における一端において前記実装部材により実装され、
    前記凸部は、前記実装部材の一部と前記厚さ方向において重なっており、前記厚さ方向から見て、前記厚さ方向に直交する方向において、前記実装部材の中央部より前記圧電振動片の他端側に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の圧電振動子。
  3. 前記厚さ方向に直交する方向における一端において実装され、
    前記凸部は、
    前記厚さ方向に直交する方向に延ばされた、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の圧電振動子。
  4. 前記凸部は、表面に金属膜が形成された、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の圧電振動子。
  5. 前記圧電振動片は、
    前記メサ部の周囲に形成された外周部を有する振動部を備え、
    前記振動部は、前記ATカット水晶基板のZ´軸方向を長手方向とする矩形板状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の圧電振動子。
  6. 前記圧電振動片は、
    前記メサ部の周囲に形成された外周部を有する振動部と、
    前記振動部から前記厚さ方向に直交する方向に突出した突出部と、を備え、
    前記突出部が前記実装部材に付着されている、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の圧電振動子。
  7. 前記メサ部は、
    前記メサ部の外周縁から前記圧電振動片の中央に向けて傾斜する傾斜面を有する、
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の圧電振動子。
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