JP2018113314A - コイル部品 - Google Patents

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JP2018113314A
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健志 市原
Takeshi Ichihara
健志 市原
友理恵 杉尾
Yurie Sugio
友理恵 杉尾
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Abstract

【課題】焼成収縮による応力がコイル導体にかかってもショート不良率が低減できるコイル部品を提供する。【解決手段】積層された複数の絶縁体層11aと、複数の絶縁体層11aに形成され、長辺と短辺を連続させて1ターン以上の渦巻状に形成された少なくとも2つのコイル導体14aと、異なる絶縁体層11aに形成されたコイル導体同士を接続し、かつ、コイル導体14aが形成された絶縁体層11aにおいて、コイル導体14aの最内周の一端部14bと接続されるコイルランド部14cとを備える。コイルランド部14cを、コイルランド部14cと接続されるコイル導体14aの最内周よりも内側に設け、コイルランド部14cとコイル導体14aの一端部14bとを、上面視で円弧状の箇所を有する接続用導体14dを介して接続した。【選択図】図3

Description

本発明は、デジタル機器やAV機器、情報通信端末等の各種電子機器に使用されるコモンモードノイズフィルタなどのコイル部品に関するものである。
従来のこの種のコイル部品は、図4に示すように、複数の絶縁体層1が積層された積層体の内部に設けられたコイル導体2は、渦巻き状で1ターン以上設けられており、コイル導体2とコイルランド部3とを接続する接続用導体4はコイル導体2の長辺部分に対して垂直になっている。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2013−138146号公報
上記した従来のコイル部品において、積層後に製品を焼成する際、積層体は、積層体内部に設けられたコイル導体2より焼成収縮率が大きいため、コイル導体2に比べて収縮する速度が速くなるが、特に、コイルランド部3から垂直にコイル導体2に伸びる箇所はコイル導体2の長辺に対して垂直であるために積層体の収縮による応力が溜まり、パターン形状が歪みやすい。その結果、隣り合わせたコイル導体2間部が接触し、ショート不良が発生するという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、コイル導体とコイルランド部とを接続する接続用導体を円弧状にすることで焼成時にコイルにかかる応力を分散させ、コイルの歪みを抑制し、ショート不良率を低減できるコイル部品を提供することを目的とするものである。
上記目的を解決するために本発明は、絶縁体層に積層されたコイル導体の最内周とコイルランド部の一端とを上面視で円弧状の箇所を有する接続用導体を介して接続した。
本発明のコイル部品は、導体パターンのコイル導体とコイルランド部とを接続する接続用導体を円弧状にしているため、焼成時に接続用導体にかかる応力が分散し、コイルの歪みが抑制され、ショート不良率が低減できるという効果を奏するものである。
本発明の一実施の形態におけるコイル部品の一例のコモンモードノイズフィルタの断面図 同コモンモードノイズフィルタの斜視図 本発明の一実施形態におけるコイル部品の一例の同コモンモードノイズフィルタの主要部の上面図 従来のコモンモードノイズフィルタの主要部の上面図
図1は本発明に係るコイル部品の一実施の形態としてのコモンモードノイズフィルタを示す断面図、図2は同コモンモードノイズフィルタの斜視図、図3は同コモンモードノイズフィルタの主要部の上面図である。
本発明の一実施の形態におけるコモンモードノイズフィルタは、図1に示すように、第1の非磁性体部11と、第1の非磁性体部11を挟み込む第1の磁性体部12、第2の磁性体部13と、第1の非磁性体部11内に埋設されAgで構成された第1のコイル14、第2のコイル15と、第1の磁性体部12、第2の磁性体部13を挟み込んでコモンモードノイズフィルタの最も外側に位置する第2の非磁性体部16とを備えている。
上記構成において、前記第1の非磁性体部11は、複数の絶縁体層11aを積層することによって形成され、また、この第1の非磁性体部11は、ガラスとSiO2で構成されたフィラーとを含有している。
また、前記第1の磁性体部12は、第1の非磁性体部11の下面に積層され、シート状に構成されたNi−Cu−Znフェライト等の磁性材料からなる複数の磁性体層で構成されている。
そして、前記第2の磁性体部13は、第1の非磁性体部11の上面に積層され、すなわち、第1の非磁性体部11を第1、第2の磁性体部12、13で挟み込んだ構成とし、そして、第2の磁性体部13も、シート状に構成されたNi−Cu−Znフェライト等の磁性材料からなる複数の磁性体層で構成されている。
さらに、前記第1のコイル14、第2のコイル15は、第1の非磁性体部11内に埋設され、それぞれ渦巻状の第1、第2のコイル導体14a、15aで形成されている。また、第1、第2のコイル導体14a、15aは、それぞれ絶縁体層11aにAgを渦巻状にめっきまたは印刷することにより形成されている。そして、第1のコイル14と第2のコイル15が磁気結合するようになっている。
そしてまた、前記第2の非磁性体部16は、第1の磁性体部12の下面、および第2の磁性体部13の上面に積層されている、すなわち、第1の磁性体部12、第2の磁性体部13を挟み込んでコモンモードノイズフィルタの最も外側に位置する。なお、第2の非磁性体部16は、第1の磁性体部12の下面、または第2の磁性体部13の上面のうち一方のみに設けるようにしてもよい。また、この第2の非磁性体部16は、複数の非磁性体層を積層することによって形成され、ガラスとSiO2で構成されたフィラーとを含有している。
そして、上記した構成により、図2に示すような積層体17が形成される。また、この積層体17の両端面には、4つの外部電極18が設けられ、そしてこの外部電極18はそれぞれ第1のコイル14、第2のコイル15の各両端部と接続されている。さらに、外部電極18は、積層体17の端面に樹脂と銀からなるペーストを印刷することにより形成され、またこれらの表面にめっきによってニッケルめっき層を形成するとともに、このニッケルめっき層の表面にめっきによってすずやはんだ等の低融点金属めっき層を形成する。
また、第1、第2のコイル導体14a、15aはそれぞれ、絶縁体層11a上に、長辺と短辺を連続させて1ターン以上の渦巻状に構成されている。なお、図3は、説明を簡単にするために、絶縁体層11aおよび(第1の)コイル導体14aの導体パターンのみの上面図を示す。
コイル導体14aの長辺と短辺とを円弧状の接続部19を介して連続させて、1ターン以上の渦巻状に構成し、このコイル導体14aの最内周の一端部14bは、コイルランド部14cと電気的に接続されている。コイルランド部14cは、異なる絶縁体層11aに形成された他のコイル導体と接続させるために設けられており、コイルランド部14cは、このコイルランド部14cと接続されるコイル導体14aの最内周よりも内側に位置している。
さらに、コイルランド部14cの形状は略方形状で、その角部が曲線状となり、曲線部分の長さは直線部分の長さと同一または長くなっている。角部を曲線状にすることにより、コイルランド部14cの曲線状の角部とコイル導体14aの一端部14bとの距離を広くすることができ、この間の焼成収縮によるショートを防止することができる。
コイルランド部14cとコイル導体14aの一端部14bとを、少なくとも上面視で円弧状の箇所を有する接続用導体14dを介して接続している。
ここで、コイル導体14aの長辺は絶縁体層11aの長辺と平行で、短辺は絶縁体層11aの短辺と平行である。また、コイルランド部14cの幅はコイル導体14aの幅より広く、そして、コイルランド部14cと接続用導体14dとの接続部はコイル導体14aの最内周の一端部14bより周回方向に巻き進んだ箇所に位置している。接続用導体14dの円弧は、コイル導体14aの巻き方向と同じ方向になっている。
なお、接続用導体14dは、その一部がコイル導体14aの長辺に対して垂直な直線状でもよい。このとき、直線状となった部分の長さは円弧状となった部分の長さより短くなっている。
上記したように本発明の実施形態におけるコイル部品においては、コイル導体14aとコイルランド部14cを接続する接続用導体14dを円弧状にしているため、焼成収縮によるショートが発生する可能性を低減できるという効果が得られるものである。
すなわち、コイル部品の焼成時にコイル導体14aは収縮応力にしたがって長辺部と短辺部の長さを縮める方向に移動するため、収縮応力における移動が少ないコイルランド部14cと接続用導体14dが垂直であると、コイル導体14aの短辺部の収縮移動による接続用導体14dの移動幅が小さくなり、コイル導体14aと接続用導体14dの間でショートしやすくなるが、コイル導体14aとコイルランド部14cを円弧状の接続用導体14dで接続することで、焼成時の応力が分散し、ショートが発生する可能性を低減できる。
さらに、コイル導体14aの長辺と短辺とを連続させる接続部19の円弧状の部分の極率半径より、接続用導体14dの円弧状の箇所の極率半径を短くしている。この構成により、コイルランド部14cとコイル導体14aの最内周の一端部14bとの距離幅を大きくすることができるため、焼成応力が加わってもコイルランド部14cと一端部14bの間でショートする可能性を低減できる。また、接続部19の円弧状の部分の極率半径を長くすることによって、接続部19に加わる収縮応力を低減させることができる。
なお、上記の一実施の形態では、同一絶縁体層11aに第1のコイル14または第2のコイル15のうち1つだけ有するコモンモードノイズフィルタについて説明したが、本発明は、同一絶縁体層に複数のコイルが並設されているアレイタイプのコモンモードノイズフィルタにも適用可能である。さらに、本発明は、そのようなコモンモードノイズフィルタ以外のコイル部品、例えばコイルが一つのコイル部品等にも適用可能である。
本発明に係るコイル部品は、ショートが発生する可能性を低減できるという効果を有するものであり、特にデジタル機器やAV機器、情報通信端末等に使用される小形で薄型のコモンモードノイズフィルタ等のコイル部品において有用となるものである。
11a 絶縁体層
14a コイル導体
14b 一端部
14c コイルランド部
14d 接続用導体

Claims (2)

  1. 積層された複数の絶縁体層と、前記複数の絶縁体層に形成され、長辺と短辺を連続させて1ターン以上の渦巻状に形成された少なくとも2つのコイル導体と、異なる前記絶縁体層に形成された前記コイル導体同士を接続し、かつ前記コイル導体が形成された前記絶縁体層において前記コイル導体の最内周の一端部と接続されるコイルランド部とを備え、前記コイルランド部を前記コイルランド部と接続される前記コイル導体の最内周よりも内側に設け、前記コイルランド部と前記コイル導体の一端部とを、上面視で円弧状の箇所を有する接続用導体を介して接続したコイル部品。
  2. 前記コイル導体の長辺と短辺を連続させる接続部を円弧状とし、この円弧状の部分の極率半径より、前記接続用導体の円弧状の箇所の極率半径を短くした請求項1に記載のコイル部品。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016082029A (ja) * 2014-10-15 2016-05-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 コモンモードノイズフィルタ
JP2016092322A (ja) * 2014-11-10 2016-05-23 株式会社村田製作所 コモンモードチョークコイル
JP2016187005A (ja) * 2015-03-27 2016-10-27 Tdk株式会社 積層コモンモードフィルタ

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