JP2018112838A - 走行データ収集システム、走行データ収集センタ、車載端末、及びサブ収集装置 - Google Patents

走行データ収集システム、走行データ収集センタ、車載端末、及びサブ収集装置 Download PDF

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Abstract

【課題】走行データ収集センタ側での無駄な負荷及びコストを抑えて必要な量の走行データを収集することを可能にする。【解決手段】車両に搭載され、走行データを取得する走行データ取得部と、走行データ取得部で取得した走行データを送信する送信部とを備える車載端末2と、複数の車両の車載端末2から送信される走行データを収集する受信部312を備える走行データ収集センタ3とを含み、複数の車両の道路区間別の走行頻度に応じて、車両から走行データを収集するリンクを、車両別に決定する対象道路テーブル生成部36と、対象道路テーブル生成部36で車両別に決定したリンクにおいてそれぞれの車両の車載端末2で走行データを取得させるための対象道路テーブルを、それぞれの車両の車載端末2へ送信する送信部311とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、複数の車両から走行データを収集するための走行データ収集システム、走行データ収集センタ、車載端末、及びサブ収集装置に関するものである。
従来、複数の車両から走行データを収集し、収集した走行データを分析して利用する技術が知られている。例えば特許文献1には、複数のプローブカーから取得した旅行情報をもとに、センタが各区間を通過した全プローブカーの通過速度の平均値を区間ごとに算出することで交通混雑状態を算定し、旅行案内に利用する技術が開示されている。
特開2003−281674号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているような従来技術では、走行データを収集する走行データ収集センタ側での無駄な負荷及びコストが大きくなってしまう問題点があった。詳しくは、以下の通りである。
分析に必要な走行データの量は道路毎に一定量あればよいが、道路によって車両の交通量が異なるため、交通量が少ない道路では収集される走行データが足りなくなる一方、交通量が多い道路では収集される走行データが過剰になることが考えられる。収集される走行データが過剰になる場合、走行データ収集センタ側における、走行データを収集するための通信負荷,収集した走行データを記憶しておくメモリに余裕を持たせるためのコスト,収集した走行データを分析するための処理負荷等が無駄に大きくなってしまう。地図の生成及び/又は道路の変化を確認するために画像を走行データとして収集する場合には、走行データの情報量が大きくなるので、走行データ収集センタ側での無駄な負荷及びコストの問題点が特に大きくなってしまう。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、走行データ収集センタ側での無駄な負荷及びコストを抑えて必要な量の走行データを収集することを可能にする走行データ収集システム、走行データ収集センタ、車載端末、及びサブ収集装置を提供することにある。
上記目的は独立請求項に記載の特徴の組み合わせにより達成され、また、下位請求項は、発明の更なる有利な具体例を規定する。特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、走行データ収集システムに係る第1の発明は、車両に搭載され、車両の走行によって得られるデータである走行データを取得するデータ取得部(27)と、データ取得部で取得した走行データを送信する走行データ送信部(241)とを備える車載端末(2)と、複数の車両の車載端末から送信される走行データを収集する収集部(312)を備える走行データ収集センタ(3)とを含み、走行データ収集センタは、複数の車両の道路区間別の走行頻度に応じて、車両から走行データを収集する道路区間を、車両別に決定する収集対象決定部(36)と、収集対象決定部で車両別に決定した道路区間においてそれぞれの車両の車載端末で走行データを取得させるための取得用情報を、それぞれの車両の車載端末へ送信する取得用情報送信部(311)とを備える。
また、上記目的を達成するために、走行データ収集センタに係る第1の発明は、車両に搭載される車載端末(2)で取得して送信される、車両の走行によって得られるデータである走行データを、複数の車両の車載端末から収集する収集部(312)と、複数の車両の道路区間別の走行頻度に応じて、車両から走行データを収集する道路区間を、車両別に決定する収集対象決定部(36)と、収集対象決定部で車両別に決定した道路区間においてそれぞれの車両の車載端末で走行データを取得させるための取得用情報を、それぞれの車両の車載端末へ送信する取得用情報送信部(311)とを備える。
これらによれば、収集対象決定部で車両別に決定した道路区間においてそれぞれの車両の車載端末で走行データを取得させるための取得用情報を、取得用情報送信部からそれぞれの車両の車載端末へ送信するので、それぞれの車両の車載端末で、この取得用情報に従って走行データが取得されることになる。収集対象決定部は、複数の車両の道路区間別の走行頻度に応じて、車両から走行データを収集する道路区間を、車両別に決定するので、道路区間ごとに走行データを収集する車両が偏らないように決定することが可能になる。よって、これらの車両の車載端末から収集される走行データが道路区間によって過剰になることを抑え、走行データ収集センタでの無駄な走行データの収集を抑えつつも、必要な量の走行データを収集することを可能にする。その結果、走行データ収集センタ側での無駄な負荷及びコストを抑えて必要な量の走行データを収集することを可能にする。
また、上記目的を達成するために、本発明の車載端末は、車両に搭載され、車両の走行によって得られるデータである走行データを取得するデータ取得部(27)と、データ取得部で取得した走行データを、走行データを収集する走行データ収集センタ(3)に送信する走行データ送信部(241)と、走行データ収集センタから送信される、複数の車両の道路区間別の走行頻度に応じて車両別に決定された、自車についての道路区間において走行データを取得させるための取得用情報を受信する取得用情報受信部(242)とを備え、データ取得部は、取得用情報受信部で取得用情報を受信した場合には、受信した取得用情報に従って走行データを取得し、走行データ送信部は、取得用情報受信部で受信した取得用情報に従ってデータ取得部で取得した走行データを走行データ収集センタに送信する。
これによれば、走行データ収集センタから送信される、複数の車両の道路区間別の走行頻度に応じて車両別に決定された、自車についての道路区間において走行データを取得させるための取得用情報に従って車載端末が走行データを取得することになる。よって、他の車両の車載端末との間で走行データを取得する道路区間が偏らないようにすることが可能になる。従って、複数の車両の車載端末から走行データ収集センタへ送信する走行データが道路区間によって過剰になることを抑え、走行データ収集センタでの無駄な走行データの収集を抑えつつも、必要な量の走行データを収集することを可能にする。その結果、走行データ収集センタ側での無駄な負荷及びコストを抑えて必要な量の走行データを収集することを可能にする。
また、上記目的を達成するために、走行データ収集システムに係る第2の発明は、車両に搭載され、車両の走行によって得られるデータである走行データを取得するデータ取得部(27a)と、データ取得部で取得した走行データを送信する走行データ送信部(281)とを備える車載端末(2a)と、複数の車両の車載端末から送信される走行データを収集する中間収集部(411)を備えるサブ収集装置(4)と、サブ収集装置から送信される走行データを収集する収集部(402)を備える走行データ収集センタ(3a)とを含み、走行データ収集センタは、複数の車両の道路区間別の走行頻度に応じて、車両から走行データを収集する道路区間を、車両別に決定する収集対象決定部(36)と、収集対象決定部で車両別に決定した道路区間においてそれぞれの車両の車載端末で取得した走行データを抽出させるための抽出用情報を、サブ収集装置へ送信する抽出用情報送信部(401)とを備え、サブ収集装置は、抽出用情報送信部から送信される抽出用情報を受信する抽出用情報受信部(442)と、抽出用情報受信部で受信した抽出用情報に従って、中間収集部で収集した走行データから、車両別に決定された道路区間においてそれぞれの車両の車載端末で取得した走行データを抽出する抽出部(47)と、抽出部で抽出した走行データを走行データ収集センタに送信する抽出データ送信部(441)とを備える。
また、上記目的を達成するために、走行データ収集センタに係る第2の発明は、複数の車両に搭載される車載端末から車両の走行によって得られるデータである走行データを収集して一部の走行データを抽出するサブ収集装置から、抽出された走行データを収集する収集部(402)と、複数の車両の道路区間別の走行頻度に応じて、車両から走行データを収集する道路区間を、車両別に決定する収集対象決定部(36)と、収集対象決定部で車両別に決定した道路区間においてそれぞれの車両の車載端末で取得した走行データを抽出させるための抽出用情報を、サブ収集装置へ送信する抽出用情報送信部(401)とを備える。
これらによれば、収集対象決定部で車両別に決定した道路区間においてそれぞれの車両の車載端末で取得した走行データを抽出させるための抽出用情報を、抽出用情報送信部からサブ収集装置へ送信するので、サブ収集装置で、この抽出用情報に従って、複数の車両の車載端末から収集した走行データから一部の走行データが抽出されることになる。収集対象決定部は、複数の車両の道路区間別の走行頻度に応じて、車両から走行データを収集する道路区間を、車両別に決定するので、サブ収集装置において道路区間ごとに走行データを抽出する車両が偏らないように決定することが可能になる。よって、走行データ収集センタでサブ収集装置から収集する走行データが道路区間によって過剰になることを抑え、走行データ収集センタでの無駄な走行データの収集を抑えつつも、必要な量の走行データを収集することを可能にする。その結果、走行データ収集センタ側での無駄な負荷及びコストを抑えて必要な量の走行データを収集することを可能にする。
また、上記目的を達成するために、本発明のサブ収集装置は、複数の車両に搭載される車載端末から車両の走行によって得られるデータである走行データを収集する中間収集部(411)と、走行データを収集する走行データ収集センタから送信される、複数の車両の道路区間別の走行頻度に応じて車両別に決定された道路区間においてそれぞれの車両の車載端末で取得した走行データを抽出させるための抽出用情報を受信する抽出用情報受信部(442)と、抽出用情報受信部で受信した抽出用情報に従って、中間収集部で収集した走行データから、車両別に決定された道路区間においてそれぞれの車両の車載端末で取得した走行データを抽出する抽出部(47)と、抽出部で抽出した走行データを走行データ収集センタに送信する抽出データ送信部(441)とを備える。
これによれば、走行データ収集センタから送信される抽出用情報に従って、サブ収集装置が、複数の車両に搭載される車載端末から収集した走行データから一部の走行データを抽出する。抽出用情報は、複数の車両の道路区間別の走行頻度に応じて車両別に決定された道路区間においてそれぞれの車両の車載端末で取得した走行データを抽出させるためのものであるので、道路区間ごとに走行データを抽出する車両が偏らないように走行データを抽出することが可能になる。よって、サブ収集装置から走行データ収集センタに送信する走行データが道路区間によって過剰になることを抑え、走行データ収集センタでの無駄な走行データの収集を抑えつつも、必要な量の走行データを収集することを可能にする。その結果、走行データ収集センタ側での無駄な負荷及びコストを抑えて必要な量の走行データを収集することを可能にする。
走行データ収集システム1の概略的な構成の一例を示す図である。 車載端末2の概略的な構成の一例を示す図である。 走行データ収集センタ3の概略的な構成の一例を示す図である。 収集ニーズの一例を説明するための図である。 車両A〜Hごとの走行頻度の高い取得対象リンクの一例を示す図である。 車両取得重要度の算出の一例について説明するための図である。 リンク取得重要度の算出の一例について説明するための図である。 走行取得重要度の算出の一例について説明するための図である。 取得対象リンクの決定の一例について説明するための図である。 走行データ収集システム1での走行データ取得関連処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 車載端末2での走行リンク特定送信処理の流れの一例を示すフローチャートである。 走行データ収集センタ3での走行頻度特定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 走行データ収集センタ3でのテーブル生成送信処理の流れの一例を示すフローチャートである。 車載端末2での走行データ取得送信処理の流れの一例を示すフローチャートである。 走行データ収集センタ3での走行データ収集処理の流れの一例を示すフローチャートである。 走行データ収集システム1aの概略的な構成の一例を示す図である。 車載端末2aの概略的な構成の一例を示す図である。 走行データ収集センタ3aの概略的な構成の一例を示す図である。 サブ収集装置4の概略的な構成の一例を示す図である。
図面を参照しながら、開示のための複数の実施形態及び変形例を説明する。なお、説明の便宜上、複数の実施形態及び変形例の間において、それまでの説明に用いた図に示した部分と同一の機能を有する部分については、同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。同一の符号を付した部分については、他の実施形態及び/又は変形例における説明を参照することができる。
(実施形態1)
<走行データ収集システム1の概略構成>
以下、本発明の実施形態1について図面を用いて説明する。図1に示すように、走行データ収集システム1は、複数の車両の各々に搭載された車載端末2、及び走行データ収集センタ3を含んでいる。
車載端末2は、車両に搭載されて、その車両の走行によって得られる走行データを取得する。また、車載端末2は、走行データ収集センタ3と通信を行い、自車で取得した走行データを走行データ収集センタ3に送信する。ここで言うところの車両は、例えば自動車であり、一般車両であっても、タクシー,運送車両等の商用車両であってもよい。車載端末2の詳細については後述する。
走行データ収集センタ3は、例えばサーバ装置であり、走行データを活用する走行データ活用システムから走行データの収集ニーズを受け、その収集ニーズに対応した走行データを複数の車両の車載端末2から収集し、収集した走行データを走行データ活用システムに提示する。走行データ収集センタ3は、複数の車両に搭載されている車載端末2へ、それぞれの車載端末2で走行データを取得すべき道路区間(つまり、リンク)を示した対象道路テーブルを送信し、これらの車載端末2から送信される走行データを収集する。なお、走行データ収集センタ3は、1つのサーバ装置からなるものであってもよいし、複数のサーバ装置からなっているものであってもよい。走行データ収集センタ3の詳細については後述する。
<車載端末2の概略構成>
まず、図2を用いて車載端末2の概略構成を説明する。車載端末2は、前述したように車両に搭載されるものであり、図2に示すように、ロケータ21、地図データベース(以下、DB)22、マップマッチング部23、通信部24、参照情報格納部25、取得判定部26、及び走行データ取得部27を備えている。
ロケータ21は、複数の測位衛星からの測位信号を受信するGNSS(Global Navigation Satellite System)受信機、及び3Dジャイロ等の慣性センサを備える。ロケータ21は、GNSS受信機で受信する測位信号と、慣性センサの計測結果とを組み合わせることにより、自車の車両位置を検出する。車両位置は、例えば緯度/経度の座標とすればよい。なお、車両位置の検出には、自車に搭載された車速センサで検出した車速から求められる走行距離を用いる構成としてもよい。
地図DB22は、不揮発性メモリであって、リンクデータ,ノードデータ等の地図データを格納している。リンクデータは、リンクを特定する固有番号、リンクの長さを示すリンク長、リンク方向、リンクの形状情報、リンクの始端と終端とのノード座標、及び道路属性の各データから構成される。道路属性としては、道路名称、道路種別、道路幅員、車線数、及び速度規制値等がある。一方、ノードデータは、地図上のノード毎に固有の番号を付したノードID、ノード座標、ノード名称、ノード種別、ノードに接続するリンクのリンクIDが記述される接続リンクID、交差点種別等の各データから構成される。
マップマッチング部23は、ロケータ21で逐次検出される車両位置と地図DB22に格納されている地図データとをもとに、公知のマップマッチング処理を行うことで、自車の走行中のリンク(以下、走行リンク)を逐次特定する。
通信部24は、走行データ収集センタ3と通信を行う。通信部24は、例えば基地局及び公衆通信網を介して走行データ収集センタ3と通信を行う。通信部24は、一例として、DCM(Data Communication Module)といったテレマティクス通信に用いられる車載通信モジュールによって、テレマティクス通信で用いる通信網を介して走行データ収集センタ3と通信を行う構成とすればよい。
通信部24のうちの送信部241は、マップマッチング部23で逐次特定される自車の走行リンクを走行データ収集センタ3に送信する。送信部241は、マップマッチング部23で逐次特定される自車の走行リンクの履歴を走行データ収集センタ3に送信する構成とすればよい。一例としては、自車のイグニッション電源がオンになってからオフになるまでのトリップ間の走行リンクの履歴をメモリに蓄積しておき、蓄積した走行リンクの履歴をトリップ終了時に走行データ収集センタ3に送信する等すればよい。この走行リンク,走行リンクの履歴が請求項の位置関連情報に相当する。
また、通信部24のうちの受信部242は、走行データ収集センタ3から対象道路テーブルが送信されてきた場合に、この対象道路テーブルを受信し、参照情報格納部25に格納する。この受信部242が請求項の取得用情報受信部に相当する。参照情報格納部25は、例えば不揮発性メモリとすればよい。対象道路テーブルには、車両別に、走行データを取得すべきリンクが対応付けられている。一例としては、個々の車両を識別可能な識別子別に、走行データを取得すべきリンクが対応付けられている構成とすればよい。また、対象道路テーブルには、走行データを取得すべきリンク(以下、取得対象リンク)について、取得すべき走行データの種類,走行データの取得期間といった取得条件が対応付けられている。
なお、対象道路テーブルには、取得対象リンクについて、走行データを取得する時間帯,走行データを取得する車線等の取得条件も対応付けられている構成としてもよい。走行データを収集する車線については、上りと下り,第1走行車線と第2走行車線等とを区別する等すればよい。参照情報格納部25のメモリ容量の低減の観点からは、対象道路テーブルには有効期限が設定されており、有効期限が経過したときに参照情報格納部25から消去されることが好ましい。
取得判定部26は、参照情報格納部25に格納されている対象道路テーブルを参照し、マップマッチング部23で特定した自車の現在の走行リンクが、対象道路テーブルで自車に対応付けられている取得対象リンクか否か判定する。
走行データ取得部27は、取得判定部26で自車の現在の走行リンクが取得対象リンクと判定した場合には、対象道路テーブルで取得対象リンクに対応付けられている取得条件に従い、自車のセンサ等から自車の走行データを取得する。この走行データ取得部27が請求項のデータ取得部に相当する。一例として、取得すべき走行データの種類に従い、取得すべき種類の走行データを取得する。また、走行データの取得期間,走行データの取得時間帯,走行データを取得する車線等の取得条件に合致した場合に、走行データを取得する。
走行データ取得部27で取得する走行データの一例としては、周辺監視カメラで撮像された自車周辺の画像データ,ロケータ21で検出された車両位置,その車両位置の精度情報,車速センサで検出された車速,Gセンサで検出された加速度,ジャイロセンサで検出されたヨーレート等がある。車両位置の精度情報は、例えば、測位信号の受信点から見た測位衛星Gの幾何学的配置に影響される測位精度劣化係数であるDOP(Dilution of precision)等とすればよい。また、走行データ取得部27で取得する走行データは、ブレーキ操作に応じてブレーキスイッチから出力されるブレーキ信号,ウィンカー操作に応じてウィンカースイッチから出力されるウィンカー信号,ECUから出力されるABS(Antilock Brake System)の動作情報,走行エネルギーの消費量等であってもよい。
走行データ取得部27は、取得した走行データを通信部24に出力する。通信部24のうちの送信部241は、走行データ取得部27から出力されてくる走行データを、走行データ収集センタ3に送信する。よって、この送信部241が請求項の走行データ送信部に相当する。送信部241は、走行データ取得部27から出力されてくる走行データを走行データ収集センタ3に逐次送信する構成としてもよいし、走行データ取得部27から出力されてくる走行データをメモリに蓄積しておき、蓄積しておいた走行データをまとめて走行データ収集センタ3に送信する構成としてもよい。また、送信部241は、走行データを走行データ収集センタ3に送信する場合に、マップマッチング部23で逐次特定される自車の走行リンク、若しくはロケータ21で逐次検出する自車の車両位置も含ませて送信する構成とすればよい。
<走行データ収集センタ3の概略構成>
続いて、図3を用いて走行データ収集センタ3の概略構成を説明する。走行データ収集センタ3は前述したように例えばサーバ装置であって、図3に示すように、通信部31、走行履歴格納部32、走行頻度特定部33、走行頻度DB34、ニーズ取得部35、対象道路テーブル生成部36、対象道路テーブル格納部37、走行データ格納部38、及び収集結果出力部39を備えている。
通信部31は、車載端末2と通信を行う。通信部31は、例えば基地局及び公衆通信網を介して車載端末2と通信を行う。通信部31のうちの受信部312は、車載端末2からその車載端末2を搭載する車両の走行リンクの履歴が送信されてきた場合には、この走行リンクの履歴を受信する。受信部312は、車両の車載端末2から受信する走行リンクの履歴を、この車両と対応付けて走行履歴格納部32に格納する。一例としては、車両を識別可能な識別子と走行リンクの履歴とを対応付けて格納する構成とすればよい。走行履歴格納部32としては、例えば不揮発性メモリを用いる構成とすればよい。受信部312は、複数の車両の車載端末2から走行リンクの履歴を受信し、複数の車両についての走行リンクの履歴を走行履歴格納部32に格納する。
走行頻度特定部33は、走行履歴格納部32に格納されている直近の一定期間分の履歴から、複数の車両ごとのリンク別の走行頻度を特定する。一例として、走行頻度を特定する対象とした期間における、該当リンクの走行回数を算出し、算出したこの走行回数を走行頻度と特定すればよい。走行頻度特定部33は、複数の車両ごとのリンク別の走行頻度を走行頻度DB34に記憶する。走行頻度DB34としては、例えば不揮発性メモリを用いる構成とすればよい。なお、走行頻度特定部33は、所定の期間が経過するごとに走行頻度を特定し直し、走行頻度DB34に記憶している複数の車両ごとのリンク別の走行頻度を更新することが好ましい。ここで言うところの所定の期間とは、任意に設定可能な期間である。なお、走行頻度の更新は、オペレータの操作等をトリガとした不定期なものであってもよい。
ニーズ取得部35は、走行データ活用システムの収集ニーズを取得する。ニーズ取得部35は、走行データ活用システムとの間で通信接続を行って、自動的に収集ニーズを取得する構成とすればよい。他にも、ニーズ取得部35は、オペレータの操作によって走行データ収集センタ3に入力された走行データ活用システムの収集ニーズを取得する構成としてもよい。収集ニーズは、収集が必要な走行データを取得する条件を示した情報である。一例として、収集ニーズは、図4に示すように、走行データの収集対象とする道路,区間,車線,時間帯,期間,車種といった情報、及び収集対象とする走行データの種類,データ量等がある。収集対象とする走行データのデータ量(以下、収集量)については、必要とする走行回数で表す構成とすればよい。
対象道路テーブル生成部36は、ニーズ取得部35で取得した収集ニーズと、走行頻度DB34に記憶されている複数の車両ごとのリンク別の走行頻度とをもとに、複数の車両ごとの対象道路テーブルを生成する。この対象道路テーブル生成部36が請求項の収集対象決定部に相当する。以下では、対象道路テーブルの生成方法の詳細について説明を行う。
まず、対象道路テーブル生成部36は、ニーズ取得部35で取得した収集ニーズに基づき、走行データを収集すべきリンク(つまり、収集対象リンク)及び収集量を決定する。一例として、収集対象とする道路の区間に該当するリンクを収集対象リンクとして決定する。以下では、収取対象リンクが、ある2地点間のリンクI,リンクJ,リンクK,リンクL,リンクMであった場合を例に挙げて説明を続ける。収集量については、収集ニーズのうちの収集量に応じて決定すればよい。なお、走行データの種類によって収集量が異なる場合には、値の大きい収集量に揃える構成としてもよいし、収集量の異なるものごとに収集量を決定する構成としてもよい。収集量の異なる走行データの種類ごとに収集量を決定した場合は、一例として、後の対象道路テーブルの生成についても収集量の異なる走行データの種類ごとに分けて生成する構成とすればよい。
また、対象道路テーブル生成部36は、ニーズ取得部35で取得した収集ニーズに基づき、取得する走行データの種類,走行データを取得する車線,時間帯,期間,車種等の取得条件も決定する。
また、対象道路テーブル生成部36は、走行頻度DB34に記憶されている複数の車両ごとのリンク別の走行頻度から、収集対象リンクの走行頻度の高い車両を抽出する。一例としては、収集対象リンクの走行回数が規定数以上の車両を抽出する。ここで言うところの規定数とは、複数回であって任意に設定可能な値である。対象道路テーブル生成部36は、収集対象リンクが複数存在する場合には、少なくともいずれかの収集対象リンクの走行頻度の高い車両を抽出する構成とすればよい。以下では、収集対象リンクの走行頻度の高い車両が、車両A,車両B,車両C,車両D,車両E,車両F,車両F,車両Hであった場合を例に挙げて説明を続ける。
さらに、対象道路テーブル生成部36は、収集対象リンクの走行頻度の高い複数の車両ごとに、走行頻度の高い収集対象リンクを特定する。そして、車両ごとの収集対象リンクの走行数(以下、走行リンク数)と、収集対象リンクごとの走行頻度の高い車両数(以下、走行車両数)とを特定する。
ここで、図5を用いて、車両A〜Hごとの走行頻度の高い収集対象リンクの一例を示す。図5の矢印が、車両A〜Hのそれぞれでの走行頻度の高い収集対象リンクを示している。車両Aの走行頻度の高い収集対象リンクはリンクI,Jであるものとする。また、走行頻度の高い収集対象リンクが、車両BではリンクI〜K,車両CではリンクI,車両DではリンクI〜L,車両EではリンクI〜M,車両FではリンクL〜M,車両GではリンクK,車両HではリンクI〜Kであるものとする。図5の例では、走行リンク数は、車両Aで「2」,車両Bで「3」,車両Cで「1」,車両Dで「4」,車両Eで「5」,車両Fで「2」,車両Gで「1」,車両Hで「3」となる。また、走行車両数は、リンクIで「6」,リンクJで「5」,リンクKで「5」,リンクLで「3」,リンクMで「2」となる。以降についても図5の場合の例を挙げて説明を続ける。
続いて、対象道路テーブル生成部36は、複数の車両のリンク別の走行頻度に応じて定まる、それぞれの車両についての収集対象リンク別での走行データの取得の重要度(以下、走行取得重要度)を決定する。一例としては、前述した車両ごとの走行リンク数と収集対象リンクごとの走行車両数とから、それぞれの車両についての収集対象リンク別での走行取得重要度を決定する。以下では、この走行取得重要度の決定の詳細について説明を行う。
対象道路テーブル生成部36は、収集対象リンクごとの走行車両数から、収集対象リンクごとの車両の走行データ取得責任の重要度(以下、車両取得重要度)を算出する。一例としては、収集対象リンクごとに、走行車両数の逆数を車両取得重要度として算出する。図6に示すように、収集対象リンクごとの走行車両数の逆数は、その収集対象リンクの走行頻度の高い該当車両の全てで同じ値となる。図6の例では、リンクIの該当車両は、車両A,B,C,D,E,Hであって、走行車両数の逆数は「0.17」となる。リンクJの該当車両は、車両A,B,D,E,Hであって、走行車両数の逆数は「0.2」となる。リンクKの該当車両は、車両B,D,E,G,Hであって、走行車両数の逆数は「0.2」となる。リンクLの該当車両は、車両D,E,Fであって、走行車両数の逆数は「0.33」となる。リンクMの該当車両は、車両E,Fであって、走行車両数の逆数は「0.5」となる。
走行車両数の逆数は、ある収集対象リンクを他に走行する車両が多いほど小さくなる一方、ある収集対象リンクを他に走行する車両が少なくなるほど大きくなる。例えば、走行車両数の逆数が1の場合は、その収集対象リンクを他に走行する車両がないことを示す。つまり、走行車両数の逆数は、収集対象リンクにおけるその車両の走行データ取得責任の重要度を相対的に表す。
また、対象道路テーブル生成部36は、車両ごとの走行リンク数から、車両ごとの収集対象リンクの走行データ取得責任の重要度(以下、リンク取得重要度)を算出する。一例としては、車両ごとに、走行リンク数の逆数をリンク取得重要度として算出する。図7に示すように、車両ごとの走行リンク数の逆数は、その車両の走行頻度の高い収集対象リンクの全てで同じ値となる。図7の例では、車両Aの収集対象リンクは、リンクI,Jであって、走行リンク数の逆数は「0.5」となる。車両Bの収集対象リンクは、リンクI,〜Kであって、走行リンク数の逆数は「0.33」となる。車両Cの収集対象リンクは、リンクIであって、走行リンク数の逆数は「1」となる。車両Dの収集対象リンクは、リンクI〜Lであって、走行リンク数の逆数は「0.25」となる。車両Eの収集対象リンクは、リンクI〜Mであって、走行リンク数の逆数は「0.2」となる。車両Fの収集対象リンクは、リンクL,Mであって、走行リンク数の逆数は「0.5」となる。車両Gの収集対象リンクは、リンクKであって、走行リンク数の逆数は「1」となる。車両Hの収集対象リンクは、リンクI〜Kであって、走行リンク数の逆数は「0.33」となる。
走行リンク数の逆数は、ある車両が他に走行する収集対象リンクが多いほど小さくなる一方、ある車両が他に走行する収集対象リンクが少なくなるほど大きくなる。例えば、走行リンク数の逆数が1の場合は、ある車両にとって、その収集対象リンクの他に走行する収集対象リンクがないことを示す。つまり、走行リンク数の逆数は、ある車両においてその収集対象リンクで走行データを取得すべき重要度を表す。
そして、対象道路テーブル生成部36は、算出した車両取得重要度とリンク取得重要度とから、走行取得重要度を算出する。詳しくは、車両及び収集対象リンク別に車両取得重要度とリンク取得重要度とを掛け合わせることで、走行取得重要度を算出する。本実施形態の例では、少数第3位を切り捨てして算出する構成とすればよい。例えば、車両AのリンクIにおける走行取得重要度は、車両取得重要度が「0.17」であって、リンク取得重要度が「0.5」であるので、0.17×0.5=0.085となる。そして、0.085の少数第3位を切り捨てるため、0.08となる(図8参照)。他の車両及び収集対象リンクの組み合わせについても同様である。この走行取得重要度が請求項の重要度に相当する。なお、走行取得重要度には、車両及び収集対象リンク別の走行頻度を掛け合わせる等して重みづけをしてもよい。
続いて、対象道路テーブル生成部36は、収集対象リンクごとに走行取得重要度の大きい車両から優先して順番に、収集対象とする走行データのデータ量(つまり、収集量)に応じた分の数の車両を選択し、車両ごとの走行データを取得する収集対象リンク(以下、取得対象リンク)を決定する(図9の白抜き参照)。例えば、収集量、つまり必要な走行回数が2回分であった場合には、少なくとも2台の車両を選択し、取得対象リンクを決定する構成とすればよい。なお、車両が取得対象リンクを走行しない可能性を考慮して、収集対象とする走行データのデータ量に対して多めの数の車両を選択し、取得対象リンクを決定する構成としてもよい。
そして、対象道路テーブル生成部36は、車両別に決定した取得対象リンクを対象道路テーブルとして生成する。また、対象道路テーブル生成部36は、決定した前述の取得条件も対応付けて対象道路テーブルを生成する。対象道路テーブルは、車両別に異なるテーブルとして生成する構成としてもよいし、車両別に各々の取得対象リンクが対応付けられた1つのテーブルとして生成する構成としてもよい。この対象道路テーブルが請求項の取得用情報に相当する。
なお、上述した構成以外にも、車両ごとでの走行データの取得量のばらつきをより抑えるための処理を行う構成としてもよい。例えば、予め車両別に、収集対象リンクについて走行取得重要度の高さに応じたランク付けを行い、設定ランク以上を収集対象として絞り込むことで、1車両で多くの収集対象リンクを取得対象リンクとすることを避ける構成としてもよい。
ここで言うところの設定ランクは、例えば、収集量と収集対象リンクの数と走行車両数とに応じて設定すればよい。一例を挙げると、収集量と収集対象リンクの数を掛け合わせた数を走行車両数で除算した値の小数点を繰り上げた数に相当するランクを設定ランクとする等すればよい。この場合、収集量が走行回数2回分であって、収集対象リンクの数が5であって、走行車両数が8の場合には、(2×5)/8=1.25の小数点を切り上げた2に相当する重要度の高さ2番目が設定ランクとなる。
また、上述した絞り込みによって収集量に応じた車両数に達しない収集対象リンクについては、収集対象として絞り込みできたもの以外について、設定ランクを下げて再度絞り込みを行う処理を、収集量に応じた車両数に達するまで繰り返す構成とすればよい。他にも、収集量に応じた車両数に達しない収集対象リンクについて、取得対象リンクの数が少ない車両ほど優先して、収集量に応じた車両数に達するまで選択する構成としてもよい。
なお、走行取得重要度が同一であって前述の選択,絞り込みができない場合には、ランダムに優先順位付けを行って前述の選択,絞り込みを行う構成とすればよい。他にも、過去の走行データの取得量を車両別に記憶しておき、過去の取得量が少ない車両の優先順位を上げて前述の選択,絞り込みを行う構成としてもよい。
通信部31の送信部311は、対象道路テーブル生成部36で生成した対象道路テーブルを車載端末2に送信する。この送信部311が請求項の取得用情報送信部に相当する。送信部311は、対象道路テーブルが、車両別に異なるテーブルとして生成される構成の場合には、それぞれの対象道路テーブルに対応する車両を指定して対象道路テーブルを送信する構成とすればよい。また、対象道路テーブルが、車両ごとに各々の取得対象リンクが対応付けられた1つのテーブルである場合には、この対象道路テーブルに対応する全ての車両を指定して対象道路テーブルを送信する構成とすればよい。
また、通信部31のうちの受信部312は、走行データ収集センタ3から送信した対象道路テーブルに従って車載端末2でそれぞれ取得した走行データが送信されてきた場合に、この走行データを受信する。そして、受信部312は、受信した走行データを走行データ格納部38に格納する。走行データ格納部38としては、例えば不揮発性メモリを用いる構成とすればよい。受信部312は、複数の車両の車載端末2から受信する走行データを走行データ格納部38に格納し、複数の車両の車載端末2から送信される走行データを収集する。よって、この受信部312が請求項の収集部に相当する。
受信部312は、車載端末2から送信する走行データに含まれる、その車載端末2を搭載する車両の走行リンク,車両位置等によって、走行データを取得したリンクを特定し、受信した走行データをリンク別に走行データ格納部38に格納すればよい。また、受信部312は、車載端末2から送信する走行データに含まれる、その車載端末2を搭載する車両の走行リンク,車両位置等を、走行履歴格納部32へ格納する走行リンクの履歴に流用する構成としてもよい。
収集結果出力部39は、走行データ格納部38に収集して格納された走行データを、走行データ活用システムへ出力する。収集結果出力部39は、走行データ活用システムとの間で通信接続を行って、走行データ格納部38に収集して格納された走行データを自動的に読み出して走行データ活用システムへ出力する構成とすればよい。他にも、収集結果出力部39は、走行データ格納部38に収集して格納された走行データの出力を指示する旨のオペレータの操作によって、走行データ格納部38に収集して格納された走行データを読み出して、例えば外部記憶媒体等に出力する構成としてもよい。
<走行データ取得関連処理>
ここでは、図10のシーケンス図、及び図11〜図15のフローチャートを用いて、走行データ収集システム1での走行データの取得に関連する処理(以下、走行データ取得関連処理)の流れの一例について説明を行う。図10のシーケンス図は、走行データ収集システム1の全体での流れを示すシーケンス図であって、図11〜図15のフローチャートは、図10のルーチン別の流れを示すフローチャートである。
まず、ステップS1では、車載端末2が、自車の走行リンクを逐次特定し、走行データ収集センタ3に逐次送信する処理(以下、走行リンク特定送信処理)を行う。走行リンク特定送信処理は、複数の車載端末2で行われるものとする。ステップS2では、走行データ収集センタ3が、S1で複数の車載端末2から送信された走行リンクをもとに複数の車両ごとのリンク別の走行頻度を特定する処理(以下、走行頻度特定処理)を行う。
ステップS3では、走行データ収集センタ3が、ニーズ取得部35で取得した収集ニーズと、S2で特定した複数の車両ごとのリンク別の走行頻度とから、複数の車両ごとの対象道路テーブルを生成し、車載端末2へ送信する処理(以下、テーブル生成送信処理)を行う。ステップS4では、車載端末2が、S3で走行データ収集センタ3から送信された対象道路テーブルに従って走行データを取得し、走行データ収集センタ3に送信する処理(以下、走行データ取得送信処理)を行う。ステップS5では、走行データ収集センタ3が、S4で複数の車載端末2から送信された走行データを収集する処理(走行データ収集処理)を行う。なお、S1及びS2の処理は、S3〜S5の処理が行われるタイミングにも並行して行われる構成であってもよい。
続いて、以下では図11〜図15のフローチャートを用いて、図10のS1〜S5のルーチン別の流れについてそれぞれ説明を行う。
[走行リンク特定送信処理]
まず、図11のフローチャートを用いて、車載端末2での走行リンク特定送信処理の流れの一例について説明を行う。図11のフローチャートの処理は、例えば車載端末2を搭載する車両の前述したトリップごとに行う構成とすればよい。
ステップS101では、ロケータ21が自車の車両位置を逐次検出する。ステップS102では、マップマッチング部23が、S101で逐次検出される車両位置と地図DB22に格納されている地図データとをもとにマップマッチング処理を行うことで、自車の走行リンクを逐次特定する。ステップS103では、送信部241が、S102で逐次特定される自車の走行リンクの履歴を走行データ収集センタ3に送信する。
[走行頻度特定処理]
続いて、図12のフローチャートを用いて、走行データ収集センタ3での走行頻度特定処理の流れの一例について説明を行う。図12のフローチャートの処理は、例えば前述した所定の期間が経過するごとに行う構成とすればよい。
ステップS201では、受信部312が、複数の車載端末2からそれぞれ送信される走行リンクの履歴を受信する。ステップS202では、S201で受信した走行リンクの履歴を走行履歴格納部32に格納し、車両別の走行リンクの履歴を蓄積する。
ステップS203では、走行頻度特定部33が、走行履歴格納部32に格納されている直近の一定期間分の履歴から、複数の車両ごとのリンク別の走行頻度を特定する。ステップS204では、走行頻度特定部33が、S203で特定した複数の車両ごとのリンク別の走行頻度を走行頻度DB34に記憶する。
[テーブル生成送信処理]
続いて、図13のフローチャートを用いて、走行データ収集センタ3でのテーブル生成送信処理の流れの一例について説明を行う。図13のフローチャートの処理は、例えばニーズ取得部35で走行データ活用システムの収集ニーズを取得した場合に行う構成とすればよい。
ステップS301では、対象道路テーブル生成部36が、ニーズ取得部35で取得した収集ニーズに基づき、収集対象リンク、収集量、及び取得条件を決定する。ステップS302では、対象道路テーブル生成部36が、S301で決定した収集対象リンク、収集量、及び取得条件と、走行頻度DB34に記憶されている複数の車両ごとのリンク別の走行頻度とをもとに、複数の車両ごとの対象道路テーブルを生成する。ステップS303では、送信部311が、対象道路テーブル生成部36で生成した対象道路テーブルを車載端末2に送信する。送信部311は、取得対象リンクが決定された車両の車載端末2に、対象道路テーブルを送信する。
[走行データ取得送信処理]
続いて、図14のフローチャートを用いて、車載端末2での走行データ取得送信処理の流れの一例について説明を行う。図14のフローチャートの処理は、例えば走行データ収集センタ3から送信される対象道路テーブルを車載端末2の受信部242で受信したときに開始する構成とすればよい。
ステップS401では、受信部242が、走行データ収集センタ3から受信した対象道路テーブルを参照情報格納部25に格納する。ステップS402では、ロケータ21が自車の車両位置を検出する。ステップS403では、マップマッチング部23が、S402で検出される車両位置と地図DB22に格納されている地図データとをもとにマップマッチング処理を行うことで、自車の走行リンクを特定する。
ステップS404では、取得判定部26が、参照情報格納部25に格納されている対象道路テーブルを参照し、S403で特定した自車の走行リンクが取得対象リンクか否か判定する。そして、取得対象リンクと判定した場合(S404でYES)には、ステップS405に移る。一方、取得対象リンクでないと判定した場合(S404でNO)には、ステップS406に移る。
ステップS405では、走行データ取得部27が、対象道路テーブルで取得対象リンクに対応付けられている取得条件に従い、自車のセンサ等から自車の走行データを取得する。なお、取得条件に合致しない場合には、走行データを取得しない構成とすればよい。
ステップS406では、走行データの送信タイミングであった場合(S406でYES)には、ステップS407に移る。ステップS407では、送信部241が、それまでに取得した走行データを走行データ収集センタ3へ送信する。一方、走行データの送信タイミングでなかった場合(S406でNO)には、S402に戻って処理を繰り返す。
例えば、走行データの送信タイミングは、走行データの取得期間が終了したときであってもよいし、S405で新たな走行データを取得したときであってもよい。走行データの取得期間が終了したときを送信タイミングとして採用した場合には、取得期間中に蓄積した走行データをまとめて送信する構成となる。一方、S405で新たな走行データを取得したときを送信タイミングとして採用した場合には、S405で新たな走行データを取得するごとに、この走行データを送信する構成となる。
[走行データ収集処理]
続いて、図15のフローチャートを用いて、走行データ収集センタ3での走行データ収集処理の流れの一例について説明を行う。図15のフローチャートの処理は、例えば対象道路テーブルを車載端末2へ送信した場合に開始する構成とすればよい。
ステップS501では、受信部312が、複数の車載端末2からそれぞれ送信されてくる走行データを受信する。ステップS502では、受信部312が、S501で受信した走行データを走行データ格納部38に格納し、複数の車両の車載端末2から送信される走行データを収集する。走行データ格納部38に収集して格納された走行データは、収集結果出力部39により、走行データ活用システムへ出力される。
<実施形態1のまとめ>
実施形態1の構成によれば、それぞれの車両の車載端末2で、走行データ収集センタ3から送信される対象道路テーブルに従って走行データが取得されることになる。対象道路テーブルでは、走行データを取得すべき取得対象リンクに対して、複数の車両のリンク別の走行頻度に応じて定まる走行取得重要度の高い車両から順番に優先して、収集量に応じた分の数の車両が対応付けられている。走行取得重要度は、ある収集対象リンクを他に走行する車両が少なくなるのに応じて高くなるものであるので、実施形態1の構成によれば、収集対象リンクごとに走行データを収集する車両が偏らないようにしつつ、取得対象リンクの走行頻度の高い車両に絞って走行データをより確実に取得させることが可能になる。よって、これらの車両の車載端末2から収集される走行データがリンクによって過剰になることを抑え、走行データ収集センタ3での無駄な走行データの収集を抑えつつも、必要な量の走行データを収集することを可能にする。その結果、走行データ収集センタ側3での無駄な負荷及びコストを抑えて必要な量の走行データを収集することを可能にする。
また、走行取得重要度は、ある車両が他に走行する収集対象リンクが少なくなるのに応じても高くなるものであるので、実施形態1の構成によれば、収集対象リンクの走行頻度が高いにも関わらず走行データを取得しない車両を生じにくくすることができ、車両ごとの走行データを取得する収集対象リンクの数の偏りを抑えることが可能になる。よって、車両間で走行データの通信時間や通信コストが偏る不公平を抑えることが可能になる。
(変形例1)
実施形態1では、車載端末2で車両の走行リンクを特定し、特定した走行リンクを走行データ収集センタ3へ送信する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、車載端末2で車両の走行リンクを特定せず、走行データ収集センタ3で車両の走行リンクを特定する構成(以下、変形例1)としてもよい。
変形例1を採用する場合には、車載端末2からは、走行リンクの代わりに、ロケータ21で検出する車両位置を走行データ収集センタ3へ送信する構成とすればよい。この場合には、この車両位置が請求項の位置関連情報に相当する。また、車載端末2に地図DB22及びマップマッチング部23を備える代わりに、地図DB22及びマップマッチング部23と同様の構成を走行データ収集センタ3が備える構成とすればよい。そして、走行データ収集センタ3は、車載端末2から送信されてくる車両位置をもとにマップマッチング処理を行って、車両の走行リンクを特定すればよい。
また、変形例1を採用する場合、対象道路テーブルには、車両別に、走行データを取得すべきリンクの代わりに、走行データを取得すべき車両位置(以下、取得対象位置)が対応付けられる構成とすればよい。この場合、車載端末2の取得判定部26は、自車の現在の車両位置が、対象道路テーブルで自車に対応付けられている取得対象位置か否かを判定すればよい。なお、自車の現在の車両位置と取得対象位置とが略一致する場合に、自車の現在の車両位置が取得対象位置と判定する構成とすればよい。そして、走行データ取得部27は、取得判定部26で自車の現在の車両位置が取得対象位置と判定した場合に、対象道路テーブルで取得対象位置に対応付けられている取得条件に従い、自車のセンサ等から自車の走行データを取得する構成とすればよい。
なお、変形例1を採用する場合には、車載端末2はロケータ21を備えずに、他の装置で検出された車両位置を取得して用いる構成としてもよい。
(実施形態2)
実施形態1及び変形例1では、車載端末2で走行データの取得の判定を行う構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、以下の実施形態2のような構成としてもよい。以下、本発明の実施形態2について図面を用いて説明する。
<走行データ収集システム1aの概略構成>
図16に示すように、走行データ収集システム1aは、複数の車両の各々に搭載された車載端末2a、走行データ収集センタ3a、及びサブ収集装置4を含んでいる。走行データ収集システム1aは、車載端末2,走行データ収集センタ3の代わりに車載端末2a,走行データ収集センタ3aを含む点、及びサブ収集装置4を含む点を除けば、実施形態1の走行データ収集システム1と同様である。
走行データ収集システム1aでは、車載端末2aと走行データ収集センタ3aとは通信を行わない。また、走行データ収集センタ3aは、複数のサブ収集装置4と通信網を介して通信可能であって、サブ収集装置4は、複数の車両の車載端末2aと通信網を介して通信可能であるものとする。
<車載端末2aの概略構成>
まず、図17を用いて車載端末2aの概略構成を説明する。図17に示すように、車載端末2aは、ロケータ21、地図DB22、マップマッチング部23、走行データ取得部27a、及び通信部28を備えている。車載端末2aは、走行データ取得部27の代わりに走行データ取得部27aを備える点、通信部24の代わりに通信部28を備える点、及び参照情報格納部25と取得判定部26とを備えない点を除けば、実施形態1の車載端末2と同様である。
走行データ取得部27aは、自車の走行に伴い、予め設定した種類の走行データを逐次取得する。そして、取得した走行データを通信部28に出力する。この走行データ取得部27aが請求項のデータ取得部に相当する。走行データ取得部27aで取得する走行データの一例は、実施形態1で述べた走行データ取得部27で取得する走行データの一例と同様である。走行データ取得部27aは、走行データを逐次取得する範囲が特定の地域に予め限定して設定されている構成としてもよい。
通信部28は、サブ収集装置4と通信を行う。通信部28は、例えば通信コストの低い若しくはかからない高速無線LAN等を介してサブ収集装置4と通信を行うことが好ましい。また、通信部28の送信部281は、走行データ取得部27aから出力されてくる走行データを、サブ収集装置4に送信する。よって、この送信部281が請求項の走行データ送信部に相当する。
送信部281は、走行データ取得部27aから出力されてくる走行データをサブ収集装置4に逐次送信する構成としてもよいし、走行データ取得部27aから出力されてくる走行データを大容量のメモリに蓄積しておき、蓄積しておいた走行データをまとめてサブ収集装置4に送信する構成としてもよい。また、送信部281は、走行データをサブ収集装置4に送信する場合に、マップマッチング部23で逐次特定される自車の走行リンクも含ませて送信する。
<走行データ収集センタ3aの概略構成>
続いて、図18を用いて走行データ収集センタ3aの概略構成を説明する。図18に示すように、走行データ収集センタ3aは、走行履歴格納部32、走行頻度特定部33、走行頻度DB34、ニーズ取得部35、対象道路テーブル生成部36、対象道路テーブル格納部37、走行データ格納部38、収集結果出力部39、及び通信部40を備えている。走行データ収集センタ3aは、通信部31の代わりに通信部40を備える点を除けば、実施形態1の走行データ収集センタ3と同様である。
通信部40は、サブ収集装置4と通信を行う。通信部40は、例えば基地局及び公衆通信網を介してサブ収集装置4と通信を行う。通信部40のうちの受信部402は、サブ収集装置4から車載端末2aを搭載する車両の走行リンクの履歴が送信されてきた場合には、この走行リンクの履歴を受信する。受信部402は、受信部312と同様にして、サブ収集装置4から受信する車両の走行リンクの履歴を、この車両と対応付けて走行履歴格納部32に格納する。
通信部40のうちの送信部401は、対象道路テーブル生成部36で生成した対象道路テーブルをサブ収集装置4に送信する。この対象道路テーブルが請求項の抽出用情報に相当し、送信部401が請求項の抽出用情報送信部に相当する。また、受信部402は、走行データ収集センタ3から送信した対象道路テーブルに従ってサブ収集装置4で抽出した走行データが送信されてきた場合に、この走行データを受信する。そして、受信部402は、受信部312と同様にして、受信した走行データを走行データ格納部38に格納することで、サブ収集装置4から送信される走行データを収集する。よって、この受信部402が請求項の収集部に相当する。
<サブ収集装置4の概略構成>
続いて、図19を用いてサブ収集装置4の概略構成を説明する。図19に示すように、サブ収集装置4は、第1通信部41、走行履歴格納部42、走行データ格納部43、第2通信部44、参照情報格納部45、抽出判定部46、及び抽出部47を備えている。一例として、車両としてタクシー,運送車両等の商用車を利用する場合には、サブ収集装置4は、各事業所のPC等とすればよい。
第1通信部41は、車載端末2aと通信を行う。通信部31は、例えば高速無線LAN等を介して車載端末2aと通信を行う。第1通信部41の受信部411は、複数の車載端末2aでそれぞれ取得した走行データが送信されてきた場合に、この走行データを受信する。そして、受信部411は、受信した走行データに含まれる車両の走行リンクを、この車両と対応付けて走行履歴格納部42に格納する。一例としては、車両を識別可能な識別子と走行リンクとを対応付けて格納する構成とすればよい。走行履歴格納部42としては、例えば不揮発性メモリを用いる構成とすればよい。
また、受信部411は、複数の車載端末2から受信した走行データを走行データ格納部43に格納する。走行データ格納部43としては、例えば不揮発性メモリを用いる構成とすればよい。受信部411は、複数の車両の車載端末2から受信する走行データを走行データ格納部43に格納し、複数の車両の車載端末2から送信される走行データを収集する。よって、この受信部411が請求項の中間収集部に相当する。受信部411は、車載端末2aから送信する走行データに含まれる、その車載端末2aを搭載する車両の走行リンクによって、走行データを取得したリンクを特定し、受信した走行データをリンク別に走行データ格納部43に格納すればよい。
第2通信部44は、走行データ収集センタ3aと通信を行う。第2通信部44は、例えば基地局及び公衆通信網を介して走行データ収集センタ3aと通信を行う。第2通信部44のうちの送信部441は、走行履歴格納部32に格納されている車両別の走行リンクの履歴を走行データ収集センタ3aに送信する。また、第2通信部44のうちの受信部442は、走行データ収集センタ3aから対象道路テーブルが送信されてきた場合に、この対象道路テーブルを受信し、参照情報格納部45に格納する。この受信部442が請求項の抽出用情報受信部に相当する。参照情報格納部45は、例えば不揮発性メモリとすればよい。対象道路テーブルは、実施形態1で述べたのと同様である。
抽出判定部46は、参照情報格納部45に格納されている対象道路テーブルを参照し、走行履歴格納部42に格納されている走行リンクのうちの、取得対象の車両の取得対象リンクに該当するリンクを判定する。抽出部47は、抽出判定部46で取得対象リンクと判定したリンクに対応付けられている取得対象の車両の走行データを、対象道路テーブルに対応付けられている取得条件に従い、走行データ格納部43から抽出する。一例として、走行データの取得期間,走行データの取得時間帯,走行データを取得する車線等の取得条件に合致する、取得すべき種類の走行データを、収集量に応じた数だけ取得対象リンクごとに抽出する。そして、抽出部47は、抽出した走行データを第2通信部44に出力する。第2通信部44のうちの送信部441は、抽出部47で抽出された走行データを、走行データ収集センタ3aに送信する。よって、この送信部441が請求項の抽出データ送信部に相当する。
<実施形態2のまとめ>
実施形態2の構成によれば、実施形態1の走行データ収集センタ3で収集する走行データの絞り込みを車載端末2で行う構成に代えて、走行データ収集センタ3aで収集する走行データの絞り込みをサブ収集装置4で行う構成を採用している。このような構成を採用した場合であっても、実施形態1と同様の効果を奏することができる。
また、実施形態2の走行データ収集システム1aでは、サブ収集装置4において、対象道路テーブルに従った走行データの抽出のみでは取得対象リンクについての目標とする量の走行データが抽出できない場合に、足りない分を補充する構成としてもよい。一例としては、サブ収集装置4が、走行データの補充が必要な取得対象リンク(以下、補充対象リンク)を走行した他の車両を、走行履歴格納部32に格納されている車両別の走行リンクの履歴から特定する。そして、抽出部47が、特定した車両の補充対象リンクにおける走行データを走行データ格納部43から追加して抽出することで、足りない分を補充する構成とすればよい。これによれば、走行データの取得対象の車両が実際には取得対象リンクを走行せず、目標とする量の走行データが抽出できない場合にも、足りない分をサブ収集装置4で補充することが可能になる。その結果、走行データ収集センタ3aでの無駄な走行データの収集を抑えつつも、走行データ収集センタ3aで、必要な量の走行データを安定して収集することが可能になる。
(変形例2)
実施形態2では、サブ収集装置4が、データをまとめて蓄積する走行履歴格納部42及び走行データ格納部43を備える構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、サブ収集装置4が、データをまとめて蓄積する走行履歴格納部42及び走行データ格納部43を備えない構成としてもよい。この場合には、抽出判定部46が、受信部411で受信した走行データに含まれる走行リンクが、取得対象の車両の取得対象リンクに該当するリンクか否かを逐次判定する構成とすればよい。そして、抽出判定部46で取得対象の車両の取得対象リンクであると判定した場合には、受信した走行データを抽出部47が第2通信部44に出力する構成とすればよい。
(変形例3,4)
実施形態2では、車載端末2aで車両の走行リンクを特定し、特定した走行リンクをサブ収集装置4へ送信する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、車載端末2aで車両の走行リンクを特定せず、サブ収集装置4で車両の走行リンクを特定する構成(以下、変形例3)、若しくは走行データ収集センタ3aで車両の走行リンクを特定する構成(以下、変形例4)としてもよい。
変形例3,4を採用する場合には、車載端末2aからは、走行リンクの代わりに、ロケータ21で検出する車両位置をサブ収集装置4へ送信する構成とすればよい。この場合には、この車両位置が請求項の位置関連情報に相当する。
また、変形例3を採用する場合には、車載端末2aに地図DB22及びマップマッチング部23を備える代わりに、地図DB22及びマップマッチング部23と同様の構成をサブ収集装置4が備える構成とすればよい。そして、サブ収集装置4は、車載端末2aから送信されてくる車両位置をもとにマップマッチング処理を行って、車両の走行リンクを特定し、車両の走行リンクを走行データ収集センタ3aに送信する構成とすればよい。
一方、変形例4を採用する場合には、車載端末2aに地図DB22及びマップマッチング部23を備える代わりに、地図DB22及びマップマッチング部23と同様の構成を走行データ収集センタ3aが備える構成とすればよい。また、サブ収集装置4は、車載端末2aから送信されてくる車両位置を走行データ収集センタ3aに送信する構成とすればよい。そして、走行データ収集センタ3aは、サブ収集装置4から送信されてくる車両位置をもとにマップマッチング処理を行って、車両の走行リンクを特定する構成とすればよい。
また、変形例4を採用する場合、対象道路テーブルには、車両別に、走行データを取得すべきリンクの代わりに、走行データを取得すべき車両位置(以下、取得対象位置)が対応付けられる構成とすればよい。この場合、サブ収集装置4の抽出判定部46は、走行履歴格納部42に格納されている車両位置のうちの、取得対象の車両の取得対象位置に該当する車両位置を判定する。なお、車両位置と取得対象位置とが略一致する場合に、車両位置が取得対象位置に該当すると判定する構成とすればよい。そして、抽出部47は、抽出判定部46で車両位置が取得対象位置と判定した車両位置に対応付けられている取得対象の車両の走行データを、対象道路テーブルに対応付けられている取得条件に従い、走行データ格納部43から抽出する構成とすればよい。
なお、変形例3,4を採用する場合には、車載端末2aはロケータ21を備えずに、他の装置で検出された車両位置を取得して用いる構成としてもよい。
(変形例5)
前述の実施形態では、対象道路テーブル生成部36が、車両取得重要度とリンク取得重要度とから算出した走行取得重要度が高い車両を優先して走行データを収集する車両と決定する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、対象道路テーブル生成部36が、車両取得重要度を走行取得重要度として扱い、車両取得重要度が高い車両を優先して走行データを収集する車両と決定する構成としてもよい。
(変形例6)
前述の実施形態及び変形例では、車載端末2から送信された走行リンク若しくは車両位置から、走行データ収集センタ3,3aで複数の車両ごとのリンク別の走行頻度を特定する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、走行データ収集センタ3,3a以外のサーバ装置で特定された走行頻度を走行データ収集センタ3,3aが取得することで利用可能な構成としてもよい。他にも、走行データ収集センタ3,3aのオペレータ等によって入力される車両ごとの運行記録から、走行データ収集センタ3,3aで複数の車両ごとのリンク別の走行頻度を特定する構成としてもよい。
なお、本発明は、上述した実施形態及び変形例に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態及び変形例にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1,1a 走行データ収集システム、2,2a 車載端末、3,3a 走行データ収集センタ、4 サブ収集装置、27,27a 走行データ取得部(データ取得部)、33 走行頻度特定部、36 対象道路テーブル生成部(収集対象決定部)、47 抽出部、241 送信部(走行データ送信部)、242 受信部(取得用情報受信部)、281 送信部(走行データ送信部)、311 送信部(取得用情報送信部)、312 受信部(収集部)、401 送信部(抽出用情報送信部)、402 受信部(収集部)、411 受信部(中間収集部)、441 送信部(抽出データ送信部)、442 受信部(抽出用情報受信部)

Claims (11)

  1. 車両に搭載され、前記車両の走行によって得られるデータである走行データを取得するデータ取得部(27)と、前記データ取得部で取得した前記走行データを送信する走行データ送信部(241)とを備える車載端末(2)と、
    複数の前記車両の前記車載端末から送信される前記走行データを収集する収集部(312)を備える走行データ収集センタ(3)とを含み、
    前記走行データ収集センタは、
    複数の前記車両の道路区間別の走行頻度に応じて、前記車両から前記走行データを収集する道路区間を、前記車両別に決定する収集対象決定部(36)と、
    前記収集対象決定部で前記車両別に決定した前記道路区間においてそれぞれの車両の前記車載端末で前記走行データを取得させるための取得用情報を、それぞれの車両の前記車載端末へ送信する取得用情報送信部(311)とを備える走行データ収集システム。
  2. 請求項1において、
    前記車載端末は、前記車両の位置に関する位置関連情報も送信するものであり、
    前記走行データ収集センタは、
    複数の前記車両の前記車載端末から送信された前記位置関連情報から、複数の前記車両の道路区間別の走行頻度を特定する走行頻度特定部(33)を備え、
    前記収集対象決定部は、前記走行頻度特定部で特定した、複数の前記車両の道路区間別の走行頻度に応じて、前記車両から前記走行データを収集する道路区間を、前記車両別に決定する走行データ収集システム。
  3. 請求項1又は2において、
    前記収集対象決定部は、複数の前記車両の道路区間別の走行頻度に応じて定まる、それぞれの車両についての道路区間別での前記走行データの取得の重要度をもとに、前記走行データを収集する道路区間のそれぞれについて、前記重要度が高い車両を優先して前記走行データを収集する車両と決定し、
    前記重要度は、対象とする道路区間を他に走行する前記車両が少なくなるのに応じて高くなる走行データ収集システム。
  4. 請求項3において、
    前記重要度は、対象とする道路区間を他に走行する前記車両が少なくなるのと、対象とする車両が他に走行する道路区間が少なくなるのと、に応じて高くなる走行データ収集システム。
  5. 請求項3又は4において、
    前記収集対象決定部は、前記走行データを収集する道路区間のそれぞれについて、前記重要度が高い車両を優先して前記走行データを収集する車両と決定する場合に、対象とする道路区間で必要となる走行データの収集量に応じた数だけ、前記重要度が高い車両から優先して前記走行データを収集する車両を決定する走行データ収集システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項において、
    前記車載端末は、
    前記取得用情報送信部から送信される前記取得用情報を受信する取得用情報受信部(242)を備え、
    前記データ取得部は、前記取得用情報受信部で前記取得用情報を受信した場合には、受信した前記取得用情報に従って前記走行データを取得し、
    前記走行データ送信部は、前記取得用情報受信部で受信した前記取得用情報に従って前記データ取得部で取得した前記走行データを前記走行データ収集センタに送信する走行データ収集システム。
  7. 車両に搭載され、前記車両の走行によって得られるデータである走行データを取得するデータ取得部(27a)と、前記データ取得部で取得した前記走行データを送信する走行データ送信部(281)とを備える車載端末(2a)と、
    複数の前記車両の前記車載端末から送信される前記走行データを収集する中間収集部(411)を備えるサブ収集装置(4)と、
    前記サブ収集装置から送信される前記走行データを収集する収集部(402)を備える走行データ収集センタ(3a)とを含み、
    前記走行データ収集センタは、
    複数の前記車両の道路区間別の走行頻度に応じて、前記車両から前記走行データを収集する道路区間を、前記車両別に決定する収集対象決定部(36)と、
    前記収集対象決定部で前記車両別に決定した前記道路区間においてそれぞれの車両の前記車載端末で取得した前記走行データを抽出させるための抽出用情報を、前記サブ収集装置へ送信する抽出用情報送信部(401)とを備え、
    前記サブ収集装置は、
    前記抽出用情報送信部から送信される前記抽出用情報を受信する抽出用情報受信部(442)と、
    前記抽出用情報受信部で受信した前記抽出用情報に従って、前記中間収集部で収集した前記走行データから、前記車両別に決定された前記道路区間においてそれぞれの車両の前記車載端末で取得した前記走行データを抽出する抽出部(47)と、
    前記抽出部で抽出した前記走行データを前記走行データ収集センタに送信する抽出データ送信部(441)とを備える走行データ収集システム。
  8. 車両に搭載される車載端末(2)で取得して送信される、前記車両の走行によって得られるデータである走行データを、複数の前記車両の前記車載端末から収集する収集部(312)と、
    複数の前記車両の道路区間別の走行頻度に応じて、前記車両から前記走行データを収集する道路区間を、前記車両別に決定する収集対象決定部(36)と、
    前記収集対象決定部で前記車両別に決定した前記道路区間においてそれぞれの車両の前記車載端末で前記走行データを取得させるための取得用情報を、それぞれの車両の前記車載端末へ送信する取得用情報送信部(311)とを備える走行データ収集センタ。
  9. 車両に搭載され、
    前記車両の走行によって得られるデータである走行データを取得するデータ取得部(27)と、
    前記データ取得部で取得した前記走行データを、前記走行データを収集する走行データ収集センタ(3)に送信する走行データ送信部(241)と、
    前記走行データ収集センタから送信される、複数の前記車両の道路区間別の走行頻度に応じて前記車両別に決定された、自車についての前記道路区間において前記走行データを取得させるための取得用情報を受信する取得用情報受信部(242)とを備え、
    前記データ取得部は、前記取得用情報受信部で前記取得用情報を受信した場合には、受信した前記取得用情報に従って前記走行データを取得し、
    前記走行データ送信部は、前記取得用情報受信部で受信した前記取得用情報に従って前記データ取得部で取得した前記走行データを前記走行データ収集センタに送信する車載端末。
  10. 複数の車両に搭載される車載端末から前記車両の走行によって得られるデータである走行データを収集して一部の走行データを抽出するサブ収集装置から、抽出された前記走行データを収集する収集部(402)と、
    複数の前記車両の道路区間別の走行頻度に応じて、前記車両から前記走行データを収集する道路区間を、前記車両別に決定する収集対象決定部(36)と、
    前記収集対象決定部で前記車両別に決定した前記道路区間においてそれぞれの車両の前記車載端末で取得した前記走行データを抽出させるための抽出用情報を、前記サブ収集装置へ送信する抽出用情報送信部(401)とを備える走行データ収集センタ。
  11. 複数の車両に搭載される車載端末から前記車両の走行によって得られるデータである走行データを収集する中間収集部(411)と、
    前記走行データを収集する走行データ収集センタから送信される、複数の前記車両の道路区間別の走行頻度に応じて前記車両別に決定された前記道路区間においてそれぞれの車両の前記車載端末で取得した前記走行データを抽出させるための抽出用情報を受信する抽出用情報受信部(442)と、
    前記抽出用情報受信部で受信した前記抽出用情報に従って、前記中間収集部で収集した前記走行データから、前記車両別に決定された前記道路区間においてそれぞれの車両の前記車載端末で取得した前記走行データを抽出する抽出部(47)と、
    前記抽出部で抽出した前記走行データを前記走行データ収集センタに送信する抽出データ送信部(441)とを備えるサブ収集装置。
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