JP2018112771A - ディテント機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、現在使用中の部品に追加部品を増加させることなく、ディテントの作用を容易化することである。【解決手段】本発明によるディテント機構は、押入自在なレバー(1)を押入してディテントピン(3)を、固定ガイド体(2)のディテント用凹部(4)内に位置決めするようにしたディテント機構において、前記レバー(1)のレバー径ときに(P)の径中心(P0)に対して前記ディテントピン(3)の軸中心(P1)を偏心させて、ディテントピン(3)に横荷重を発生させることにより、容易にディテント用凹部(4)内に位置決めさせる構成である。【選択図】図1

Description

本発明は、ディテント機構に関し、特に、レバーに設けたディテントピンの軸中心を、レバーの径中心又は幅中心から偏心させることにより、ディテントピンとディテント用凹部との係合を容易化するための新規な改良に関する。
従来、用いられていたこの種のディテント機構としては、例えば、特許文献1の「船用推進機のギアシフト装置」を挙げることができるが、これは、船用推進機のような重厚長大な構造であるため、本発明で用いている軽工業製品の分野におけるディテント機構を挙げることとし、実際には、例えば、図2に示される構造が採用されている。
すなわち、図2において、符号1で示されるものは、レバーであり、前記レバー1は円柱で形成されると共に、ディテント用としてのディテントピン3を有している。
また、ディテントの状態としては、種々あるが、ここでは、ガイド体2が固定で、前記レバー1を押入することにより、ディテントピン3が前記ガイド体2のディテント用凹部4に嵌り込むように構成することによって位置決めを行う場合について述べる。
すなわち、図2において符号1で示されるものは、柱状をなすレバーであり、このレバー1のレバー径Pの径中心P又はレバー1のレバー幅Wの幅中心Wに対してディテントピン3の軸中心Pが一致するように、円柱状の前記ディテントピン3が点線で示される前記レバー1に設けられている。
前記レバー1の下方には、複数のディテント用凹部4が形成された固定ガイド体2が設けられている。
前記各ディテント用凹部4間に形成された山部5は、万年筆のペンと同様の形状からなり、前記山部5の両側に第1、第2テーパ部6,7が形成されていると共に、前記各テーパ部6,7間の頂部8には、前記ディテントピン3の円周面3aが当接し、図3で特に示されるように、前記頂部8上に前記ディテントピン3が載置された状態となるように構成されている。
前述の図2の構成においては、前記レバー1のレバー径中心P又はレバー幅中心Wは、前記ディテントピン3の軸中心Pと一致している。
実開平3−86235号公報
従来のディテント機構は、以上のように構成されているため、次のような課題が存在していた。
すなわち、前述のように、前記ディテントピン3の軸中心Pと前記レバー1の径中心P及び幅中心Wが一致しているため、図2及び図3のように、有底筒体30内に設けられ、前記ディテントピン3を押圧しているスプリング10によって前記ディテントピン3が前記山部5の頂部8でバランスBを取ってしまうことがあり、前記ディテントピン3が前記頂部8で保持され、前記ディテント用凹部4内に前記ディテントピン3が誘導されなくなることがあった。
前述の図2及び図3における従来構成は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、レバーに設けたディテントピンの軸中心を、レバーの径中心又は幅中心から偏心させることにより、ディテントピンをディテント用凹部内への係合を容易化するようにしたディテント機構を提供することを目的とする。
本発明によるディテント機構は、押入自在に設けられ円柱のディテントピンを有するレバーと、前記ディテントピンの下方に固定配設され複数のディテント用凹部を有する固定ガイド体と、前記固定ガイド体の前記各ディテント用凹部間に設けられた山部と、前記ディテントピンを前記ディテント用凹部に対して付勢するため前記レバーに設けられたスプリングと、を備え、前記レバーを押入させた時に、前記ディテントピンが前記ディテント用凹部内で係合することにより、前記レバーの位置決めを行うように構成したディテント機構において、前記レバーのレバー径Pの径中心P又はレバー幅Wの幅中心Wに対して、前記ディテントピンの軸中心を偏心させている構成であり、また、前記軸中心の前記偏心により、前記レバーを押入した時に、前記ディテントピンには横荷重が付与される構成である。
本発明によるディテント機構は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、押入自在に設けられ円柱のディテントピンを有するレバーと、前記ディテントピンの下方に固定配設され複数のディテント用凹部を有する固定ガイド体と、前記固定ガイド体の前記各ディテント用凹部間に設けられた山部と、前記ディテントピンを前記ディテント用凹部に対して付勢するため前記レバーに設けられたスプリングと、を備え、前記レバーを押入させた時に、前記ディテントピンが前記ディテント用凹部内で係合することにより、前記レバーの位置決めを行うように構成したディテント機構において、前記レバーのレバー径Pの径中心P又はレバー幅Wの幅中心Wに対して、前記ディテントピンの軸中心を偏心させている構成としたことにより、前記各中心間のズレによって横荷重が発生し、ディテントピンがディテント用凹部内に容易に誘導されて、ディテント用凹部に対するディテントピンの位置決めを確実化することができる。
また、前述のように、レバー径の径中心又はレバー幅の幅中心に対してディテントピンの軸中心を偏心させて前記横荷重を得ているため、現存の製品に何らの部品等を加えることなく、レバーにおける安定的なディテント作用を得ることができる。
本発明によるディテント機構を示す概略構成図である。 従来のディテント機構を示す概略構成図である。 図2の要部の拡大図である。
本発明によるディテント機構は、レバーに設けたディテントピンの軸中心を、レバーの径中心又は幅中心から偏心させることにより、ディテントピンのディテント用凹部への係合を容易化することである。
以下、図面と共に本発明によるディテント機構の好適な実施の形態について説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分には、同一符号を付して説明する。
図1において、符号1で示されるものは円柱状をなすレバーであり、前記レバー1は、円柱状の場合には、そのレバー径Pが表示され、円柱以外ではその幅Wが表示され、前記レバー径Pの中心は径中心Pで表示され、さらに、前記幅Wの中心は幅中心Wで表示されている。
前記レバー1の下方には、複数のディテント用凹部4を有する固定ガイド体2が固定して設けられている。
前記各ディテント用凹部4間に形成された山部5は、万年筆のペンと同様の形状からなり、前記山部5の両側に第1、第2テーパ部6,7が形成されていると共に、前記各テーパ部6,7間の頂部8には、前記レバー1の押入時の前記ディテントピン3の円周面3aが当接し、前記頂部8上に前記ディテントピン3が位置した状態となる。
また、前記レバー1の内部に形成された案内孔31内にはスプリング10を内蔵した有底筒体32がレバー1の押入とは独立して矢印Aの方向に押入可能に構成されている。
図1の状態では、前記レバー1が押入され、ディテントピン3を前記ディテント用凹部4内に押入して前記レバー1の位置決めを行う前の状態を示し、前述の状態でさらに前記レバー1を下方へ押入すると、前記スプリング10の押圧力が有低部32aを介してディテントピン3の円周面3aを、前記軸中心P1のズレによって発生する横荷重40によって前記ディテントピン3が図で左方向に前記第1テーパ部6上を滑落し、前記ディテント用凹部4内へ位置決めされる。
前述のように、前記ディテントピン3が第1テーパ部6を経てディテント用凹部4に位置すると同時に、前記レバー1は、直線状に曲折した状態の軌跡(図示せず)を描きつつ押入される。
また、前記レバー1の位置決め時は、スプリング10が下方へ伸びつつ行われるが、前記レバー1を元に戻す動作を行う場合には、前記スプリング10が縮む方向に作用するため、前記レバー1は、前記ディテントピン3の位置決め動作時の軌跡に沿って元の位置に戻ることができる。
尚、本発明のディテント機構は、飛行機等の産業用機器に用いられる構成のため、固定したガイド体2として構成されているが、ガイド体2を回転式とすることもできる。
従って、前記レバー1及びディテントピン3は、常に、矢印Aの方向に向けて付勢された状態となり、前記ディテントピン3が前記ディテント用凹部4内に嵌り込んで着座した状態で、ガイド体2の所定位置に対する位置決めを行うことができるように構成されている。
尚、本発明の要旨とするところは、以下の通りである。
すなわち、押入自在に設けられ円柱のディテントピン3を有するレバー1と、前記ディテントピン3の下方に固定配設され複数のディテント用凹部4を有する固定ガイド体2と、前記固定ガイド体2の前記各ディテント用凹部4間に設けられた山部5と、前記ディテントピン3を前記ディテント用凹部4に対して付勢するため前記レバー1に設けられたスプリング10と、を備え、前記レバー1を押入させた時に、前記ディテントピン3が前記ディテント用凹部4内で係合することにより、前記レバー1の位置決めを行うように構成したディテント機構において、前記レバー1のレバー径Pの径中心P又はレバー幅Wの幅中心Wに対して、前記ディテントピン3の軸中心Pを偏心させている構成であり、また、前記軸中心Pの前記偏心により、前記レバー1を押入した時に、前記ディテントピン3には横荷重40が付与されるようにした構成である。
本発明によるディテント機構は、レバーの軸中心又は径中心に対して、ディテントピン3の軸中心をレバーの径中心からずらせて偏心させてあるため、レバーを押入すると、ディテントピンに対して横荷重がかかるため、従来と異なるアンバランス方向にディテントピンが滑落してディテント用凹部内にディテントピンが容易に位置決めされ、位置決めの容易なディテント機構を得ることができる。
1 レバー
1a 外面
2 固定ガイド体
3 ディテントピン
3a 円周面
4 ディテント用凹部
5 山部
6 第1テーパ部
7 第2テーパ部
8 頂部
10 スプリング
10a 上端
32 有底筒体
32a 有底部
40 横荷重
P レバー径
W レバー幅
径中心
軸中心(ディテントピン用)
幅中心
G 距離(ズレ量)

Claims (2)

  1. 押入自在に設けられ円柱のディテントピン(3)を有するレバー(1)と、前記ディテントピン(3)の下方に固定配設され複数のディテント用凹部(4)を有する固定ガイド体(2)と、前記固定ガイド体(2)の前記各ディテント用凹部(4)間に設けられた山部(5)と、前記ディテントピン(3)を前記ディテント用凹部(4)に対して付勢するため前記レバー(1)に設けられたスプリング(10)と、を備え、
    前記レバー(1)を押入させた時に、前記ディテントピン(3)が前記ディテント用凹部(4)内で係合することにより、前記レバー(1)の位置決めを行うように構成したディテント機構において、
    前記レバー(1)のレバー径(P)の径中心(P0)又はレバー幅(W)の幅中心(W0)に対して、前記ディテントピン(3)の軸中心(P1)を偏心させている構成としたことを特徴とするディテント機構。
  2. 前記軸中心(P1)の前記偏心により、前記レバー(1)を押入した時に、前記ディテントピン(3)には横荷重(40)が付与される構成としたことを特徴とする請求項1記載のディテント機構。
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