JP2018112673A - 学習支援プログラム、装置、及び方法 - Google Patents

学習支援プログラム、装置、及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】出題される問題数を学習状況に応じて調整する。【解決手段】算出部14が、第1の期間に出題した問題のうち、一部又は全部の問題について、解答時間及び解答の評価値を算出し、特定部16が、解答時間及び解答の評価値と、出題する問題数との対応関係を記憶した記憶部を参照して、算出された解答時間及び解答の評価値に対応する問題数を特定し、出題制御部12が、第2の期間に、特定された問題数の問題が出題されるように制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、学習支援プログラム、学習支援装置、及び学習支援方法に関する。
従来、インターネットを介した課題の送信及び回答を行う人材育成のシステムが提案されている。このシステムは、1以上の課題を含むカリキュラムを複数記憶するカリキュラム記憶手段と、カリキュラム記憶手段に記憶されたいずれかの課題を複数の端末を介して受講者に提示するための提示手段とを備える。また、このシステムは、複数のカリキュラムの中から1つずつ所定の期間毎に順に選択し、選択されたカリキュラムの中から課題を選択して提示手段に複数の端末を介して提示させるカリキュラム制御手段を備える。
また、近年、小中学校の教育現場では、タブレット型のパーソナルコンピュータ(TPC)を児童生徒に配布して、TPCを活用した学習が行われている。例えば、先生が宿題を電子学習教材として児童生徒に出し、児童生徒はTPCを自宅に持ち帰り、自宅等で宿題の電子学習教材をTPCで取り組むといった利用がされている。このようなTPCを利用した学習は、一般的には「持ち帰り学習」と呼ばれており、小中学校の教育現場でのTPC利用の普及にあわせて、持ち帰り学習のニーズも高まっている。
特開2009−139506号公報
小中学校の教育現場では、全ての児童生徒に一定以上の学力を習得させることが求められている。そのため、持ち帰り学習でも、問題の種別毎に複数の類題を出題し、児童生徒に同じ種別の問題を繰り返し取り組ませることで、学力の向上や知識の定着を図っている。
しかし、児童生徒一人ひとりの学力はそれぞれ異なるため、ある児童生徒にとっては難しい問題でも、別の児童生徒にとっては簡単過ぎる等、学習の理解度にバラつきが生じる。そのため、授業とは異なり個別学習である持ち帰り学習においては、学力が高い児童生徒ほど、その児童生徒にとって簡単な種別の問題を何度も解いているうちに飽きてしまい、やる気が低下して学習を持続できなくなるという課題が生じている。
本発明は、一つの側面として、出題される問題数を学習状況に応じて調整することを目的とする。
一つの態様として、第1の期間に出題した問題のうち、一部又は全部の問題について、解答時間及び解答の評価値を算出する。そして、解答時間及び解答の評価値と、出題する問題数との対応関係を記憶した記憶部を参照して、算出した前記解答時間及び前記解答の評価値に対応する問題数を特定し、第2の期間に、特定した前記問題数の問題が出題されるように制御する。
一つの側面として、出題される問題数を学習状況に応じて調整することができる。
第1〜第3実施形態に係る学習支援システムの概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る学習支援装置の機能ブロック図である。 第1実施形態における問題データベースの一例を示す図である。 第1実施形態における採点シートの一例を示す図である。 成績データベースの一例を示す図である。 問題数テーブルの一例を示す図である。 追加問題の問題数の減少を説明するための図である。 減少させる問題の特定を説明するための図である。 第1実施形態に係る端末の機能ブロック図である。 第1〜第3実施形態に係る学習支援装置として機能するコンピュータの概略構成を示すブロック図である。 第1〜第3実施形態に係る端末として機能するコンピュータの概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態における端末側処理の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態における必須問題の表示画面の一例を示す図である。 成績比較結果の表示画面の一例を示す図である。 追加問題の表示画面の一例を示す図である。 第1実施形態における学習支援処理の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る学習支援装置の機能ブロック図である。 第2実施形態における問題データベース(必須問題シート)の一例を示す図である。 第2実施形態に係る端末の機能ブロック図である。 第2実施形態における採点シートの一例を示す図である。 第2実施形態における端末側必須問題処理の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態における必須問題の表示画面の一例を示す図である。 第2実施形態における必須問題の表示画面の一例を示す図である。 第2実施形態における必須問題の表示画面の一例を示す図である。 第3実施形態に係る学習支援装置の機能ブロック図である。 第3実施形態における問題データベースの一例を示す図である。 第3実施形態に係る端末の機能ブロック図である。 第3実施形態における端末側処理の一例を示すフローチャートである。 第3実施形態における問題の表示画面の一例を示す図である。
以下、図面を参照して開示の技術に係る実施形態の一例を詳細に説明する。なお、以下の各実施形態では、開示の技術を小中学校の教育現場で利用される学習支援システムに適用した例について説明する。
<第1実施形態>
図1に示すように、第1実施形態に係る学習支援システム100は、学習支援装置10と、複数の端末30とを含む。学習支援装置10と、複数の端末30の各々とはネットワークを介して接続される。
学習支援装置10は、例えば、サーバ装置、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置で実現することができる。学習支援装置10は、機能的には、図2に示すように、出題制御部12と、算出部14と、特定部16とを含む。また、学習支援装置10の所定の記憶領域には、問題データベース(DB)20と、成績DB26と、問題数テーブル28とが記憶される。
問題DB20には、複数の問題シートが記憶されており、各問題シートには、所定数の問題を含む必須問題及び追加問題の各々が含まれる。図3に、問題DB20の一例を示す。図3の例では、問題DB20は、問題シートに関する情報(以下、「問題シート情報」という)が複数記憶された問題シートテーブル21を含む。また、問題DB20には、問題シート情報の各々に紐付けて、各問題シートに含まれる必須問題が記憶される必須問題シート22と、各問題シートに含まれる追加問題が記憶される追加問題シート23とが記憶されている。
問題シートテーブル21において、各レコード(各行)が1つの問題シート情報に相当する。各問題シート情報は、「問題シートID」、「必須問題数」、「合計点」、「合格点」、「合格タイム」、「難易度」、「問題区分」、及び「追加問題数」の各情報を含む。「問題シートID」は、その問題シートの識別情報である。「必須問題数」は、その問題シートにおいて必ず解答すべき必須問題の問題数である。「合計点」は、必須問題の各問題に配点された点数の合計点である。「合格点」及び「合格タイム」は、追加問題数を減少させる制御を行う際の基準となる情報である。具体的には、「合格タイム」内に解答し、かつ正解した必須問題の点数が「合格点」以上の場合に、追加問題数を減少させることを表す基準である。「難易度」は、その問題シートに含まれる必須問題及び追加問題全体の難易度であり、本実施形態では、図3に示すように、1、2、3、・・・の数字で難易度を表し、数字が大きいほど難易度が高いことを表す。「問題区分」は、その問題シートに含まれる必須問題及び追加問題の区分である。例えば、算数の問題シートの場合、「問題区分」は、図3に示すように、計算問題、図形問題、数量問題等の区分を定めることができる。「追加問題数」は、その問題シートで用意されている追加問題の問題数である。
必須問題シート22において、各レコード(各行)が、1つの必須問題に相当し、必須問題シート22には、対応する問題シート情報に含まれる「必須問題数」分の必須問題が含まれる。必須問題は、「問題番号」、「設問」、「正解」、「配点」、及び「問題種別」の各情報を含む。「問題番号」は、各問題の識別情報である。「設問」は、各問題の問題文や数式等の出題内容である。「正解」は、設問に対する正解である。「配点」は、各問題に配点された点数である。「問題種別」は、類題を特定するための情報であり、各問題の出題内容を分類する情報とすることができる。
追加問題シート23において、各レコード(各行)が、1つの追加問題に相当し、追加問題シート23には、対応する問題シート情報に含まれる「追加問題数」分の追加問題が含まれる。追加問題は、必須問題と同様に、「問題番号」、「設問」、「正解」、「配点」、及び「問題種別」の各情報を含む。
出題制御部12は、第1の期間において、端末30を介して生徒から指定された問題シートの必須問題を問題DB20から取得して、端末30へ送信する。また、出題制御部12は、第1の期間の終了後に開始する第2の期間において、後述する特定部16により特定された追加問題を端末30へ送信する。また、出題制御部12は、特定部16により追加問題の問題数を特定する際に作成された成績比較結果を、追加問題と共に端末30へ送信する。
算出部14は、出題制御部12により端末30へ送信された必須問題に対して、端末30で入力された解答及び解答時間を受信する。算出部14は、受信した各問題の解答を採点し、解答の点数(評価値)を算出する。具体的には、算出部14は、例えば、図4に示すように、「問題番号」、「問題種別」、及び「正誤」の各欄を含む採点シート25を作成し、必須問題シート22の「正解」を参照して、「正誤」欄に各問題に対して入力された解答の正誤を記録する。図4の例では、解答が正解の場合は「○」、解答が誤りの場合は「×」を記録した例を示している。そして、算出部14は、必須問題シート22の「配点」を参照して、「正誤」が「○」の問題の配点を合計して、点数を算出する。
算出部14は、算出した点数及び受信した解答時間を特定部16に通知する。また、算出部14は、算出した点数及び端末30から受信した解答時間を、解答した生徒の識別情報である生徒ID、問題シートの問題シートID、及び学習日と対応付けて、例えば、図5に示すような成績DB26に記憶する。
特定部16は、解答時間及び解答の点数(評価値)と、出題する追加問題の問題数との対応関係を記憶した問題数テーブル28を参照して、算出部14により算出された点数及び解答時間に対応する問題数を特定する。第1実施形態では、図6に示すように、問題数テーブル28として、合格点を基準とした点数と、予め用意された追加問題の問題数から減少させる問題数との対応関係が定められている。
具体的には、特定部16は、問題シートテーブル21における該当の問題シート情報の「合格タイム」を参照し、算出部14から通知された解答時間が「合格タイム」以内か否かを判定する。解答時間が「合格タイム」以内の場合には、特定部16は、問題シートテーブル21における該当の問題シート情報の「合格点」と、算出部14から通知された点数とに基づいて、問題数テーブル28から対応する「減少数」を、減少させる問題数として特定する。なお、算出部14から通知された点数が合格点に達していない場合には、減少させる問題数を0と特定する。
なお、問題数テーブル28に替えて、解答時間及び解答の点数(評価値)と、出題する追加問題の問題数との対応関係を関数で定めて記憶しておいてもよい。例えば、
減少数=1+(算出された点数−合格点)/k
のような関数を定めておくことができる。ただし、kは、問題シート毎の合格点や配点等に応じて適切に設定された係数である。また、算出された減少数がマイナスの場合には、減少数を0とする。
また、特定部16は、算出部14により今回算出された点数及び解答時間(以下、点数及び解答時間をまとめて「成績」ともいう)と、成績DB26に記憶された過去の成績のうち、「問題区分」及び「難易度」が同一の問題シートについての成績とを比較する。特定部16は、比較の結果、成績が向上している場合に、追加問題の問題数から減少させる問題数を特定する。具体的には、特定部16は、過去の解答時間より今回の解答時間の方が短い場合、及び過去の点数より今回の点数の方が高い場合の少なくとも一方の場合に、減少させる問題数を特定する。例えば、特定部16は、解答時間及び点数のいずれか一方のみ向上している場合には、減少させる問題数を1、解答時間及び点数のいずれもが向上している場合には、減少させる問題数を2と特定することができる。また、例えば、特定部16は、点数が10点向上する毎に1問減少などのように、点数の向上度合いに応じて減少させる問題数を特定してもよい。また、例えば、特定部16は、解答時間の短縮度合いに応じて減少させる問題数を特定してもよい。
特定部16は、図7に示すように、問題数テーブル28を参照して今回の成績から特定した問題数と、過去の成績との比較に基づいて特定した問題数とを合わせて、最終的に追加問題の問題数から減少させる問題数として特定する。
また、特定部16は、予め用意された追加問題のうち、いずれの問題を出題するかを特定する。例えば、特定部16は、該当の問題シートの追加問題シート23から、特定した問題数分の問題をランダムに特定することができる。また、特定部16は、図8に示すように、算出部14により作成された採点シート25を参照して、不正解であった必須問題と同一の問題種別の追加問題を優先的に出題する追加問題として特定してもよい。正解した問題の類題をさらに解答させることは、生徒のモチベーションの低下につながる可能性があるためである。
特定部16は、出題することを特定した追加問題、及び減少させる問題数を特定する際に行った今回の成績と過去の成績との比較結果(以下、「成績比較結果」という)を、出題制御部12に受け渡す。
端末30は、生徒及び教師の各々により使用される情報処理端末であり、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン等により実現することができる。端末30では、学習支援システム100で提供されるサービスを利用するためのアプリケーションが動作する。端末30は、機能的には、図9に示すように、表示制御部32と、受付部34とを含む。
表示制御部32は、アプリケーションの各機能を利用するためのメニュー画面等を、端末30が備える表示部に表示するように制御する。また、表示制御部32は、学習支援装置10から受信した必須問題、成績比較結果、及び追加問題の各々を、端末30の表示部に表示する。
受付部34は、生徒により入力された問題シートの指定を受け付ける。問題シートの指定は、問題シートIDで直接指定したり、問題区分及び難易度の組み合わせにより指定したりすることができる。受付部34は、指定された問題シートの問題IDを学習支援装置10へ送信する。
また、受付部34は、端末30に表示された必須問題及び追加問題に対する解答の入力を受け付け、入力された解答を端末30に表示する。解答の入力操作は、タッチペン、ハードウェアキー、ソフトウェアキーなどの入力部により行うことができる。また、受付部34は、必須問題の表示開始から解答終了までの時間を計測し、表示した必須問題の解答時間を算出する。また、受付部34は、入力された必須問題の解答、及び算出した解答時間を学習支援装置10へ送信する。
学習支援装置10は、例えば図10に示すコンピュータ40で実現することができる。コンピュータ40は、Central Processing Unit(CPU)41と、一時記憶領域としてのメモリ42と、不揮発性の記憶部43とを備える。また、コンピュータ40は、表示部及び入力部を含む入出力装置44と、記憶媒体49に対するデータの読み込み及び書き込みを制御するRead/Write(R/W)部45とを備える。また、コンピュータ40は、インターネット等のネットワークに接続される通信インターフェース(I/F)46を備える。CPU41、メモリ42、記憶部43、入出力装置44、R/W部45、及び通信I/F46は、バス47を介して互いに接続される。
記憶部43は、Hard Disk Drive(HDD)、Solid State Drive(SSD)、フラッシュメモリ等によって実現できる。記憶媒体としての記憶部43には、コンピュータ40を学習支援装置10として機能させるための学習支援プログラム50が記憶される。学習支援プログラム50は、出題制御プロセス52と、算出プロセス54と、特定プロセス56とを有する。また、記憶部43は、問題DB20、成績DB26、及び問題数テーブル28の各々を構成する情報が記憶される情報記憶領域60を有する。
CPU41は、学習支援プログラム50を記憶部43から読み出してメモリ42に展開し、学習支援プログラム50が有するプロセスを順次実行する。CPU41は、出題制御プロセス52を実行することで、図2に示す出題制御部12として動作する。また、CPU41は、算出プロセス54を実行することで、図2に示す算出部14として動作する。また、CPU41は、特定プロセス56を実行することで、図2に示す特定部16として動作する。また、CPU41は、情報記憶領域60から情報を読み出して、メモリ42に問題DB20、成績DB26、及び問題数テーブル28の各々を展開する。また、CPU41は、算出プロセス54を実行する際、メモリ42に採点シート25を作成する。これにより、学習支援プログラム50を実行したコンピュータ40が、学習支援装置10として機能する。なお、プログラムを実行するCPU41はハードウェアである。
端末30は、例えば図11に示すコンピュータ70で実現することができる。コンピュータ70は、CPU71と、一時記憶領域としてのメモリ72と、不揮発性の記憶部73とを備える。また、コンピュータ70は、表示部及び入力部を含む入出力装置74と、記憶媒体79に対するデータの読み込み及び書き込みを制御するR/W部75と、通信I/F76とを備える。CPU71、メモリ72、記憶部73、入出力装置74、R/W部75、及び通信I/F76は、バス77を介して互いに接続される。
記憶部73は、HDD、SSD、フラッシュメモリ等によって実現できる。記憶媒体としての記憶部73には、コンピュータ70を端末30として機能させるための端末側プログラム80が記憶される。端末側プログラム80は、表示制御プロセス82と、受付プロセス84とを有する。
CPU71は、端末側プログラム80を記憶部73から読み出してメモリ72に展開し、端末側プログラム80が有するプロセスを順次実行する。CPU71は、表示制御プロセス82を実行することで、図9に示す表示制御部32として動作する。また、CPU71は、受付プロセス84を実行することで、図9に示す受付部34として動作する。これにより、端末側プログラム80を実行したコンピュータ70が、端末30として機能する。なお、プログラムを実行するCPU71はハードウェアである。
なお、学習支援プログラム50及び端末側プログラム80の各々により実現される機能は、例えば半導体集積回路、より詳しくはApplication Specific Integrated Circuit(ASIC)等で実現することも可能である。
次に、第1実施形態に係る学習支援システム100の作用について説明する。生徒が端末30でアプリケーションを起動すると、端末30において、図12に示す端末側処理が実行される。また、端末30から送信された問題シートの指定を学習支援装置10が受信すると、学習支援装置10において、図16に示す学習支援処理が実行される。以下、端末側処理及び学習支援処理の各々について詳細に説明する。
まず、図12に示す端末側処理のステップS11で、受付部34が、生徒により入力された問題シートの指定を受け付け、指定された問題シートの問題シートIDを学習支援装置10へ送信する。
次に、ステップS12で、表示制御部32が、上記ステップS11で指定した問題シートの必須問題を学習支援装置10から受信し、受信した必須問題を端末30の表示部に、各必須問題に対する解答の入力を受け付け可能な状態で表示する。例えば、表示制御部32は、各必須問題に対する解答をタッチペン、ハードウェアキー、ソフトウェキーなどで入力するための解答欄を表示したり、解答候補の複数の選択肢といずれかの選択肢を選択するためのラジオボタン等を表示したりすることができる。
図13に、必須問題の表示画面90の一例を示す。図13の例では、必須問題の表示画面90は、問題が表示される問題表示領域91、解答欄92、問題表示からの経過時間を示すタイマ93、及び出題される問題数を表示する問題数表示領域94を含む。出題されている問題のうち、現在画面に表示されていない問題は、スワイプ等のスクロール操作により表示される。
次に、ステップS13で、受付部34が、時間の計測を開始する。次に、ステップS14で、受付部34が、上記ステップS12で受信した必須問題の全問題に対する解答の入力が終了しているか否かを判定する。全問題の解答の入力が終了している場合には、処理はステップS15へ移行し、解答が未入力の問題が存在する場合には、本ステップの判定を繰り返す。なお、例えば、解答の終了を示すコマンドが入力されている場合には、解答が未入力の問題が存在しても、本ステップの判定を肯定判定としてもよい。また、予め定めた制限時間(例えば、合格タイムの2倍の時間)を経過した場合には、解答が未入力の問題が存在しても、本ステップの判定を肯定判定としてもよい。
ステップS15では、受付部34が、時間の計測を終了し、上記ステップS13で計測を開始してからの経過時間を必須問題の解答時間として算出する。
次に、ステップS16で、受付部34が、入力された必須問題の解答、及び上記ステップS15で算出した解答時間を学習支援装置10へ送信する。
次に、ステップS17で、表示制御部32が、学習支援装置10から、上記ステップS11で指定した問題シートの追加問題と、今回の必須問題の成績と過去の成績とを比較した成績比較結果とを受信する。表示制御部32は、まず、受信した成績比較結果を端末30の表示部に表示する。図14に、成績比較結果の表示画面95の一例を示す。図14の例では、成績比較結果の表示画面95は、成績比較結果が表示される結果表示領域96と、メッセージが表示されるメッセージ表示領域97とを含む。表示制御部32は、今回の必須問題の成績又は成績比較結果に基づいて追加問題の問題数が減少している場合には、その旨のメッセージをメッセージ表示領域97に表示することができる。また、表示制御部32は、追加問題の問題数が減少していない場合には、生徒への応援メッセージをメッセージ表示領域97に表示するようにしてもよい。なお、図14は、成績比較結果に基づいて追加問題の問題数が減少している場合のメッセージの一例である。
そして、表示制御部32は、成績比較結果の表示画面90を所定時間表示した後、又は生徒により追加問題の開始を示すコマンドが入力された場合に、受信した追加問題を端末30の表示部に表示する。図15に、追加問題の表示画面98の一例を示す。図15の例では、追加問題の表示画面98は、必須問題の表示画面90と同様に、問題表示領域91、解答欄92、及び問題数表示領域94を含む。追加問題の表示画面98においては、図15に示すように、問題数表示領域94に減少した問題数も合わせて表示するようにしてもよい。また、必須問題の表示画面90と同様に、問題表示からの経過時間を示すタイマ93を表示してもよい。
次に、ステップS18で、受付部34が、上記ステップS14の処理と同様に、上記ステップS17で受信した追加問題の全問題に対する解答の入力が終了しているか否かを判定する。全問題の解答の入力が終了している場合には、処理はステップS19へ移行し、解答が未入力の問題が存在する場合には、本ステップの判定を繰り返す。
ステップS19では、受付部34が、追加問題の解答が終了したことを学習支援装置10へ通知し、端末側処理は終了する。なお、追加問題についても必須問題と同様に、受付部34が解答時間を算出して、入力された解答と算出した解答時間を学習支援装置10へ送信するようにしてもよい。
次に、図16に示す学習支援処理のステップS21で、出題制御部12が、端末30から問題シートの指定として送信された問題シートIDを受信する。出題制御部12は、受信した問題シートIDに対応する必須問題を問題DB20から取得して、端末30へ送信する。
次に、ステップS22で、算出部14が、上記ステップS21で端末30へ送信された必須問題に対して、端末30で入力された解答及び解答時間を受信する。次に、ステップS23で、算出部14が、図4に示すような採点シート25を作成し、必須問題シート22の「正解」及び「配点」を参照して、必須問題の解答に対する点数を算出する。算出部14は、算出した成績(点数及び解答時間)を特定部16に通知する。また、算出部14は、算出した成績を、生徒ID、問題シートID、及び学習日と対応付けて、例えば、図5に示すような成績DB26に記憶する。
次に、ステップS24で、特定部16が、問題シートテーブル21における該当の問題シート情報の「合格タイム」を参照し、算出部14から通知された解答時間が「合格タイム」以内か否かを判定する。解答時間が合格タイム以内の場合には、処理はステップS25へ移行し、解答時間が合格タイムを超えている場合には、処理はステップS26へ移行する。
ステップS25では、特定部16が、問題シートテーブル21における該当の問題シート情報の「合格点」と、算出部14から通知された点数とに基づいて、問題数テーブル28から対応する「減少数」を、追加問題を減少させる問題数として特定する。算出部14から通知された点数が合格点に達していない場合には、特定部16は、減少させる問題数を0と特定する。
次に、ステップS26で、特定部16は、算出部14により今回算出された成績と、成績DB26に記憶された過去の成績のうち、「問題区分」及び「難易度」が同一の問題シートについての成績とを比較する。そして、特定部16は、過去の成績に比べ、今回の成績が向上しているか否かを判定する。成績が向上している場合には、処理はステップS27へ移行し、成績が向上していない場合には、処理はステップS28へ移行する。
ステップS27では、特定部16が、解答時間及び点数のいずれか一方のみが向上しているか、いずれもが向上しているか、向上の度合いはどの程度かなどの成績の比較結果に基づいて、追加問題から減少させる問題数を特定する。
次に、ステップS28で、特定部16が、上記ステップS21で受信した問題シートIDに対応する追加問題シート23を問題DB20から取得する。
次に、ステップS29で、特定部16が、上記ステップS25で、今回の成績から特定した問題数と、上記ステップS27で、過去の成績との比較に基づいて特定した問題数とを合わせて、最終的に追加問題の問題数から減少させる問題数として特定する。そして、特定部16は、不正解であった必須問題と同一の問題種別の追加問題を優先的に特定するなどして、上記ステップS28で取得した追加問題シート23から、特定した問題数分の追加問題を、出題する追加問題として特定する。
次に、ステップS30で、特定部16が、上記ステップS29で特定した追加問題、及び減少させる問題数を特定する際に行った成績比較結果を、出題制御部12に受け渡す。出題制御部12は、受け渡された追加問題及び成績比較結果を、端末30へ送信し、学習支援処理は終了する。
以上説明したように、第1実施形態に係る学習支援システム100によれば、第1の期間に出題された必須問題の解答の点数(評価値)及び解答時間に応じて、追加問題の出題数を減少させる。これにより、出題する問題数を生徒毎の学習状況(学習の理解度)に応じて調整することができる。したがって、既に解けた問題の類題が何度も繰り返し出題されることが低減され、学習の理解度が高い生徒のモチベーション低下を抑制することができる。また、必須問題については、全生徒に対して共通して所定数の問題が出題されるため、全ての生徒に対する一定以上の学力習得を図ることができる。
また、過去の成績と比較して成績が向上している場合にも、追加問題の出題数を減少させるため、必須問題が合格ラインに達していない場合でも、生徒のモチベーション低下を抑制することができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態では、第1実施形態における学習支援装置10の機能の一部を、端末側に持たせる場合について説明する。なお、第2実施形態に係る学習支援システム200において、第1実施形態に係る学習支援システム100と同様の部分については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図1に示すように、第2実施形態に係る学習支援システム200は、学習支援装置210と、複数の端末230とを含む。学習支援装置210と、複数の端末230の各々とはネットワークを介して接続される。
学習支援装置210は、機能的には、図17に示すように、出題制御部12と、算出部214と、特定部216とを含む。また、学習支援装置210の所定の記憶領域には、問題DB220と、成績DB26とが記憶される。
問題DB220には、第1実施形態における問題DB20と同様に、問題シートテーブル21、問題シート毎の必須問題シート222及び追加問題シート23が記憶される。なお、必須問題シート222は、図18に示すように、第1実施形態における必須問題シート222に含まれる項目に加え、「基準解答時間」の項目が含まれる。「基準解答時間」は、各問題シートの必須問題を合格タイム以内で解答するために、各必須問題に割り当てられる解答時間の目安である。
算出部214は、端末230から、必須問題の解答についての採点シートを受信し、採点シートに基づいて、必須問題の解答の点数を算出する。なお、詳細は後述するが、第2実施形態における採点シートには、各必須問題についての解答の正誤及び解答時間が含まれる。そこで、算出部214は、第1実施形態における算出部14と同様に、必須問題シート222の「配点」を参照して、採点シートにおいて「正誤」が「○」の問題の配点を合計して、点数を算出する。また、算出部214は、採点シートに記憶された各必須問題の解答時間を合計して、問題シート全体の解答時間を算出する。算出部214は、算出した点数及び解答時間を、生徒ID、問題シートID、及び学習日と対応付けて、例えば、図5に示すような成績DB26に記憶する。
特定部216は、第1実施形態における特定部16と同様に、今回の必須問題の成績と過去の成績との比較結果に基づいて、追加問題から減少させる問題数を特定する。なお、第1実施形態における特定部16とは異なり、第2実施形態における特定部216は、今回の必須問題の成績、及び問題数テーブル28に基づいて、追加問題から減少させる問題数を特定する処理は行わない。
また、特定部216は、端末230で特定された、今回の必須問題の成績に基づいて減少させる問題数を端末230から受信し、過去の成績との比較結果に基づいて特定した問題数と合わせて、最終的に追加問題の問題数から減少させる問題数として特定する。また、特定部216は、第1実施形態における特定部16と同様に、予め用意された追加問題のうち、いずれの問題を出題するかを特定する。
端末230は、機能的には、図19に示すように、表示制御部232と、受付部234と、算出部36と、特定部38とを含む。また、端末230の所定の記憶領域には、問題数テーブル28が記憶される。
表示制御部232は、第1の期間において、学習支援装置210から必須問題シート222を受信し、必須問題シート222に含まれる必須問題を端末230の表示部に表示する。また、表示制御部232は、第1の期間の終了後に開始する第2の期間において、学習支援装置210から成績比較結果、追加問題シート23、及び出題する追加問題の問題番号を受信する。表示制御部232は、受信した成績比較結果を表示した後に、追加問題シート23に含まれる追加問題のうち、受信した問題番号で特定される追加問題を端末230の表示部に表示する。
また、第2実施形態では、リアルタイムでの採点を行う。そこで、表示制御部232は、受付部234から通知された各問題に対して入力された解答の正誤に基づいて、解答の正誤を示す描画(例えば、○や×など)を、例えば解答欄上に表示する。
また、表示制御部232は、受付部234から、合格ラインの表示又は表示位置の移動が指示された場合には、指示された問題の位置に合格ラインを表示する。合格ラインとは、合格タイム内に合格ラインが示す問題までの問題に全て正解すれば、合格点を超えることを表す描画であり、例えば、合格ラインとなる問題と次の問題との間の区切り線などで表すことができる。
受付部234は、第1実施形態における受付部34と同様に、生徒により入力された問題シートの指定、並びに、必須問題及び追加問題に対する解答の入力を受け付ける。また、受付部234は、必須問題が表示された時点、又は前の問題の解答の入力が終了した時点から、次の問題の解答の入力が終了した時点までの時間を、各問題について計測する。そして、受付部234は、表示した必須問題毎の解答時間を算出する。なお、受付部234は、各問題の解答の入力が終了した時点のタイムスタンプを記録しておき、全問題が終了した時点で、タイムスタンプ間の時間間隔を算出することにより、必須問題毎の解答時間を算出してもよい。受付部234は、受け付けた解答、及び算出した解答時間を算出部36に受け渡す。
算出部36は、各必須問題について解答が入力される都度、受付部234から解答及び解答時間を受け取り、受信した必須問題シート222の「正解」を参照して、入力された解答の正誤を判定する。算出部36は、判定した正誤を表示制御部232へ通知する。また、算出部36は、例えば、図20に示すように、「問題番号」、「問題種別」、「正誤」、「解答時間」、「累計解答時間」、及び「累計点数」の各欄を含む採点シート225を作成し、必須問題毎に、正誤の判定結果、及び解答時間を記録する。また、算出部36は、解答済みの各問題の解答時間を累計して、「累計解答時間」に記録する。また、算出部36は、受信した必須問題シート222の「配点」を参照して、解答済みの問題のうち、「正誤」が「○」の問題の配点を累計して、「累計点数」に記録する。算出部36は、必須問題の全問題に対する解答の入力が終了すると、作成した採点シート225を学習支援装置210へ送信する。
特定部38は、第1実施形態における学習支援装置10の特定部16と同様に、問題数テーブル28を参照して、算出部36により算出された点数及び解答時間に応じて、出題する追加問題の問題数を特定する。
具体的には、特定部38は、指定した問題シートの問題シート情報を学習支援装置210から受信する。特定部38は、受信した問題シート情報の「合格タイム」及び「合格点」を参照し、採点シート225に記憶された最新の「累計解答時間」が「合格タイム」以内か否か、及び採点シート225に記憶された最新の「累計点数」が「合格点」以上か否かを判定する。
特定部38は、累計解答時間が合格タイム以内で、かつ累計点数が合格点以上の場合、第1実施形態における特定部16と同様に、問題数テーブル28から、累計点数に応じて、追加問題から減少させる問題数を取得し、出題する追加問題の問題数を特定する。なお、第1実施形態と同様に、問題数テーブル28に替えて、解答時間及び解答の点数(評価値)と、出題する追加問題の問題数との対応関係を関数で定めて記憶しておいてもよい。
また、特定部38は、累計解答時間が合格タイムを超えている場合、又は累計点数が合格点に達していない場合の各状況に応じて、合格ラインを表示するか消すか、及び合格ラインを表示する場合には、どの問題の位置に表示するかを特定する。特定部38は、特定した合格ラインの情報を表示制御部232に通知する。
学習支援装置210は、例えば図10に示すコンピュータ40で実現することができる。コンピュータ40の記憶部43には、コンピュータ40を学習支援装置210として機能させるための学習支援プログラム250が記憶される。学習支援プログラム250は、出題制御プロセス52と、算出プロセス254と、特定プロセス256とを有する。また、記憶部43は、情報記憶領域60を有する。
CPU41は、学習支援プログラム250を記憶部43から読み出してメモリ42に展開し、学習支援プログラム250が有するプロセスを順次実行する。CPU41は、出題制御プロセス52を実行することで、図17に示す出題制御部12として動作する。また、CPU41は、算出プロセス254を実行することで、図17に示す算出部214として動作する。また、CPU41は、特定プロセス256を実行することで、図17に示す特定部216として動作する。また、CPU41は、情報記憶領域60から情報を読み出して、メモリ42に問題DB220、及び成績DB26の各々を展開する。これにより、学習支援プログラム250を実行したコンピュータ40が、学習支援装置210として機能する。
端末230は、例えば図11に示すコンピュータ70で実現することができる。コンピュータ70の記憶部73には、コンピュータ70を端末230として機能させるための端末側プログラム280が記憶される。端末側プログラム280は、表示制御プロセス282と、受付プロセス284と、算出プロセス86と、特定プロセス88とを有する。また、記憶部73は、問題数テーブル28を構成する情報が記憶される情報記憶領域89を有する。
CPU71は、端末側プログラム280を記憶部73から読み出してメモリ72に展開し、端末側プログラム280が有するプロセスを順次実行する。CPU71は、表示制御プロセス282を実行することで、図19に示す表示制御部232として動作する。また、CPU71は、受付プロセス284を実行することで、図19に示す受付部234として動作する。また、CPU71は、算出プロセス86を実行することで、図19に示す算出部36として動作する。また、CPU71は、特定プロセス88を実行することで、図19に示す特定部38として動作する。また、CPU71は、情報記憶領域89から情報を読み出して、メモリ72に問題数テーブル28を展開する。また、CPU71は、算出プロセス86を実行する際、メモリ72に採点シート225を作成する。これにより、端末側プログラム280を実行したコンピュータ70が、端末230として機能する。
なお、学習支援プログラム250及び端末側プログラム280の各々により実現される機能は、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC等で実現することも可能である。
次に、第2実施形態に係る学習支援システム200の作用について説明する。生徒が端末230でアプリケーションを起動すると、端末230において、図21に示す端末側必須問題処理、及び端末側追加問題処理が実行される。また、端末230から送信された問題シートの指定を学習支援装置210が受信すると、学習支援装置210において、図16に示す学習支援処理が実行される。以下、端末側必須問題処理、端末側追加問題処理、及び学習支援処理の各々について詳細に説明する。
まず、図21に示す端末側必須問題処理のステップS41で、受付部234が、生徒により入力された問題シートの指定を受け付け、指定された問題シートの問題シートIDを学習支援装置210へ送信する。
次に、ステップS42で、表示制御部232が、上記ステップS41で指定した問題シートの必須問題シート222を学習支援装置210から受信する。そして、表示制御部232は、受信した必須問題シート222に含まれる必須問題を端末230の表示部に、各必須問題に対する解答の入力を受け付け可能な状態で表示する。
図22に、必須問題の表示画面290の一例を示す。図22の例では、必須問題の表示画面290は、問題表示領域91、解答欄92、タイマ93、及び出題される問題数を表示する問題数表示領域94を含む。図22の例では、問題数表示領域94に、必須問題及び追加問題の各々についての出題数を表示している。追加問題数については、後段の処理で減少する場合があるが、必須問題の表示画面290の初期表示の段階では、問題シート情報に含まれる「追加問題数」の値が表示される。
次に、ステップS43で、受付部234が、時間の計測を開始する。次に、ステップS44で、受付部234が、上記ステップS42で表示した必須問題の表示画面290のいずれかの解答欄92に解答が入力されたか否かを判定する。解答が入力された場合には、処理はステップS45へ移行し、解答が入力されていない場合には、本ステップの判定を繰り返す。
ステップS45では、受付部234が、解答が入力された必須問題の解答時間を算出し、受け付けた解答、及び算出した解答時間を算出部36に受け渡す。算出部36は、受付部234から解答及び解答時間を受け取り、受信した必須問題シート222の「正解」を参照して、入力された解答の正誤を判定する。算出部36は、判定した正誤を表示制御部232へ通知する。表示制御部232は、この通知を受けると、例えば、図23に示すように、対応する解答欄92上に、解答の正誤を示す描画(図23の例では、正解を表す丸)101を表示する。また、算出部36は、例えば、図20に示すような採点シート225を作成する。そして、算出部36は、累計点数及び累計解答時間を算出し、判定した解答の正誤と共に、採点シート225に記憶する。
次に、ステップS46で、受付部34が、時間計測をリセットして再開させることにより、次の問題に対する解答時間の計測を開始する。
次に、ステップS47で、特定部38が、指定した問題シートの問題シート情報を学習支援装置210から受信する。そして、特定部38は、採点シート225に記憶された最新の「累計解答時間」が、受信した問題シート情報の「合格タイム」以内か否かを判定する。累計解答時間が合格タイム以内の場合には、処理はステップS48へ移行し、累計解答時間が合格タイムを超えている場合には、処理はステップS55へ移行する。
ステップS48では、特定部38が、採点シート225に記憶された最新の「累計点数」が、受信した問題シート情報の「合格点」以上か否かを判定する。累計点数が合格点以上の場合には、処理はステップS53へ移行し、累計点数が合計点未満の場合には、処理はステップS49へ移行する。
ステップS49では、特定部38が、受信した必須問題シート222の「配点」から、次の問題の配点を取得し、累計点数と合格点との差と、次の問題の配点との関係に基づいて、次の問題に正解すると合格点に達するか否かを判定する。合格点に達する場合には、処理はステップS50へ移行し、合格点に達しない場合には、処理はステップS57へ移行する。
ステップS50では、表示制御部232が、現在、必須問題の表示画面290に合格ラインが表示されているか否かを判定する。合格ラインが表示されていない場合には、処理はステップS51へ移行し、合格ラインが表示されている場合には、処理はステップS52へ移行する。
ステップS51では、特定部38が、上記ステップS49の判定で用いた「次の問題」の問題番号を表示制御部232に通知する。表示制御部232は、例えば、図23に示すように、通知された問題番号が示す問題を表示している位置の下に、合格ライン102を表示する。一方、ステップS52では、上記ステップS51と同様に、特定部38が「次の問題」の問題番号を表示制御部232に通知する。表示制御部232は、現在表示している合格ライン102を、通知された問題番号が示す問題を表示している位置の下に移動する。
累計解答時間が合格タイム以内、かつ累計点数が合格点以上と判定されたステップS53へ移行した場合には、特定部38が、問題数テーブル28から、累計点数に応じて、追加問題から減少させる問題数を取得し、出題する追加問題の問題数を特定する。
次に、ステップS54で、特定部38が、特定した問題数を表示制御部232に通知する。表示制御部232は、通知された問題数に基づいて、例えば、図24に示すように、問題数表示領域94に表示している追加問題の問題数を更新すると共に、追加問題の問題数が減少したことを示すメッセージ103を表示する。既に前の処理で追加問題の問題数が更新されている場合も、新たに通知された問題数で再度更新する。そして、処理はステップS56へ移行する。
また、累計解答時間が合格タイムを超えているとしてステップS55へ移行した場合には、表示制御部232が、現在、必須問題の表示画面290に合格ライン102が表示されているか否かを判定する。合格ライン102が表示されていない場合には、処理はステップS57へ移行し、合格ラインが表示されている場合には、処理はステップS56へ移行する。ステップS56では、表示制御部232が、表示している合格ライン102を消す。
次に、ステップS57で、受付部234が、上記ステップS42で受信した必須問題シート222に含まれる必須問題の全問題に対する解答の入力が終了しているか否かを判定する。全問題の解答の入力が終了している場合には、処理はステップS58へ移行し、解答が未入力の問題が存在する場合には、処理はステップS44に戻り、受付部234が、次の解答が入力されたか否かを判定する。
ステップS58では、受付部234が、時間の計測を終了する。次に、ステップS59で、算出部234が、作成した採点シート225、及び特定部38で特定された追加問題の問題数を学習支援装置210へ送信し、端末側必須問題処理は終了する。
なお、上記端末側必須問題処理では、次の問題に正解すれば、すなわち、あと1問正解すれば追加問題が減少することを示す合格ラインを表示する場合について説明したが、これに限定されない。2問以上先の問題に合格ラインを表示するようにしてもよい。
端末側追加問題処理では、第1実施形態の端末側処理(図12)のステップS17〜S19と同様の処理が実行されるため、詳細な説明を省略する。
次に、第2実施形態における学習支援処理について、図16に示す第1実施形態における学習支援処理と異なる点について説明する。
ステップS22では、算出部214が、各問題についての解答及び解答時間ではなく、採点シート225を受信する。次のステップS23で、算出部214が、必須問題シート222の「配点」を参照して、採点シートにおいて「正誤」が「○」の問題の配点を合計して、点数を算出する。また、算出部214は、採点シートに記憶された各必須問題の解答時間を合計して、問題シート全体の解答時間を算出する。そして、算出部214は、算出した点数及び解答時間を、生徒ID、問題シートID、及び学習日と対応付けて、成績DB26に記憶する。
ステップS24及びS25の処理は、端末230において実行されるため、第2実施形態における学習支援処理では省略される。
ステップS29では、特定部216が、端末30で特定された、今回の必須問題の成績に基づいて減少させる問題数を端末30から受信する。そして、特定部216は、過去の成績との比較結果に基づいて特定した問題数と合わせて、最終的に追加問題の問題数から減少させる問題数として特定する。
特定部216は、第1実施形態における特定部16と同様に、減少させる追加問題を特定する。さらに、特定部216は、各必須問題の解答時間に応じて減少させる追加問題を特定してもよい。具体的には、特定部216は、受信した採点シート225に記憶された各必須問題の解答時間と、必須問題シート222に含まれる「基準解答時間」とを比較する。そして、特定部216は、基準解答時間に比べて解答時間が長い必須問題と問題種別が同一の追加問題よりも、基準解答時間に比べて解答時間が短い必須問題と問題種別が同一の追加問題を優先的に特定することができる。このように特定するのは、解答時間が長い場合は、時間を掛けて解いた問題の類題を再度解くことは、生徒のモチベーションの低下につながる可能性があるためである。一方で、解答時間が短い問題は、まぐれで正解した可能性もあるため、生徒に再学習させることで、学力の定着を図るためである。
以上説明したように、第2実施形態に係る学習支援システム200によれば、第1の期間に出題された必須問題の解答の点数(評価値)及び解答時間、及び過去の成績との比較に応じて、追加問題の出題数を減少させる。これにより、出題する問題数を生徒毎の学習状況(学習の理解度)に応じて調整することができる。したがって、既に解けた問題の類題が何度も繰り返し出題されることが低減されるため、学習の理解度が高い生徒のモチベーション低下を抑制することができる。また、必須問題については、全生徒に対して共通して所定数の問題が出題されるため、全ての生徒に対する一定以上の学力習得を図ることができる。
また、必須問題の解答中に、追加問題を減少させることができる合格点を示す合格ラインや、追加問題が減少したことを示すメッセージを表示することで、問題に対する生徒のモチベーションを高めることができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態では、必須問題と追加問題との区別を行うことなく、出題した問題数の調整を行う場合について説明する。なお、第3実施形態に係る学習支援システムにおいて、第1実施形態に係る学習支援システム100及び第2実施形態に係る学習支援システム200と同様の部分については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図1に示すように、第3実施形態に係る学習支援システム300は、学習支援装置310と、複数の端末330とを含む。学習支援装置310と、複数の端末330の各々とはネットワークを介して接続される。
学習支援装置310は、機能的には、図25に示すように、出題制御部312を含む。また、学習支援装置310の所定の記憶領域には、問題DB320が記憶される。
問題DB320には、図26に示すように、問題シートテーブル321と、各問題シート情報に紐付けられた問題シート322が記憶される。
問題シートテーブル321において、各レコード(各行)が1つの問題シート情報に相当する。各問題シート情報は、「問題シートID」、「問題数」、「合計点」、「基準点」、「難易度」、及び「問題区分」の各情報を含む。上述したように、第3実施形態では、必須問題と追加問題との区別をしないため、「問題数」は、1つの問題シート322に含まれる全問題数である。「基準点」は、問題数を減少させる制御を開始するために解答済みの問題の累計点数が満たすべき点数である。問題シート322は、第2実施形態における必須問題シート222と同様である。
端末330は、機能的には、図27に示すように、表示制御部332と、受付部234と、算出部36と、特定部338とを含む。また、端末330の所定の記憶領域には、問題数テーブル28が記憶される。
表示制御部332は、学習支援装置310から問題シート322を受信し、問題シート322に含まれる問題を端末330の表示部に表示する。また、表示制御部332は、第2実施形態における表示制御部232と同様に、解答の正誤を示す描画(例えば、○や×など)を、例えば解答欄上に表示する。また、表示制御部332は、表示している問題から、特定部338で特定された問題数分の問題が削除されるように制御する。また、表示制御部332は、表示されている問題のうち、未解答の問題の数を、残り問題数として表示する。
特定部338は、累計解答時間が解答済みの問題の基準解答時間の合計時間以内で、かつ累計点数が基準点以上という基準の成績を満たすか否かを判定する。基準の成績を満たす場合、特定部338は、第1実施形態における特定部16と同様に、問題数テーブル28から、累計点数に応じて、出題された問題を所定数に減少させるための問題数を特定する。なお、第1実施形態と同様に、問題数テーブル28に替えて、累計点数と、出題された問題を所定数に減少させるための問題数との対応関係を関数で定めて記憶しておいてもよい。特定部338は、特定した問題数を表示制御部332へ通知する。
学習支援装置310は、例えば図10に示すコンピュータ40で実現することができる。コンピュータ40の記憶部43には、コンピュータ40を学習支援装置310として機能させるための学習支援プログラム350が記憶される。学習支援プログラム350は、出題制御プロセス352を有する。また、記憶部43は、情報記憶領域60を有する。
CPU41は、学習支援プログラム350を記憶部43から読み出してメモリ42に展開し、学習支援プログラム350が有するプロセスを実行する。CPU41は、出題制御プロセス352を実行することで、図25に示す出題制御部312として動作する。また、CPU41は、情報記憶領域60から情報を読み出して、メモリ42に問題DB320を展開する。これにより、学習支援プログラム350を実行したコンピュータ40が、学習支援装置310として機能する。
端末330は、例えば図11に示すコンピュータ70で実現することができる。コンピュータ70の記憶部73には、コンピュータ70を端末330として機能させるための端末側プログラム380が記憶される。端末側プログラム380は、表示制御プロセス382と、受付プロセス284と、算出プロセス86と、特定プロセス388とを有する。また、記憶部73は、情報記憶領域89を有する。
CPU71は、端末側プログラム380を記憶部73から読み出してメモリ72に展開し、端末側プログラム380が有するプロセスを順次実行する。CPU71は、表示制御プロセス382を実行することで、図27に示す表示制御部332として動作する。また、CPU71は、特定プロセス388を実行することで、図27に示す特定部338として動作する。他のプロセスについては、第2実施形態における端末側プログラム280と同様である。これにより、端末側プログラム380を実行したコンピュータ70が、端末330として機能する。
なお、学習支援プログラム350及び端末側プログラム380の各々により実現される機能は、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC等で実現することも可能である。
次に、第3実施形態に係る学習支援システム300の作用について説明する。生徒が端末330でアプリケーションを起動すると、端末330において、図28に示す端末側処理が実行される。また、端末330から送信された問題シートの指定を学習支援装置310が受信すると、学習支援装置310において、図16に示す学習支援処理が実行される。以下、端末側処理について詳細に説明する。なお、第3実施形態における端末側処理において、第2実施形態における端末側必須問題処理と同様の処理については、同一ステップ番号を付して詳細な説明を省略する。
図28に示す端末側処理のステップS41で、受付部234が、指定された問題シートの問題シートIDを学習支援装置310へ送信する。
次に、ステップS342で、表示制御部232が、上記ステップS41で指定した問題シート322を学習支援装置310から受信する。そして、表示制御部332は、受信した問題シート322に含まれる問題を端末330の表示部に、各問題に対する解答の入力を受け付け可能な状態で、問題の表示画面390(図29参照)を表示する。問題の表示画面390は、第2実施形態における必須問題の表示画面290と同様であるが、問題数表示領域94には、未解答(残り)の問題数が表示される。第3実施形態における問題の表示画面390の初期状態では、問題シートテーブル321の「問題数」の値が表示される。
次に、ステップS43〜S46で、受付部234及び算出部36が、第2実施形態と同様の処理により、解答の正誤、解答時間、累計解答時間、及び累計点数を採点シート225に記憶する。
次に、ステップS347で、特定部338が、問題シート322の「基準解答時間」を参照して、解答済みの問題の基準解答時間の合計を算出する。また、特定部338は、指定した問題シートの問題シート情報を学習支援装置310から受信して、問題シート情報に含まれる「基準点」を取得する。そして、特定部338は、採点シート225を参照して、累計解答時間が解答済みの問題の基準解答時間の合計時間以内で、かつ累計点数が基準点以上という基準の成績を満たすか否かを判定する。基準の成績を満たす場合には、処理はステップS353へ移行し、基準の成績を満たさない場合には、処理はステップS57へ移行する。
ステップS353では、特定部338が、問題数テーブル28から、累計点数に応じて、出題された問題を所定数に減少させるための問題数を特定し、特定した問題数を表示制御部332へ通知する。表示制御部332は、現在表示している問題から、特定部338で特定された問題数分の問題を削除する。削除する問題は、例えば、末尾から順に特定された問題数分を削除してもよいし、残りの問題から、第1及び第2実施形態と同様の手法により特定した問題を削除してもよい。
次に、ステップS354で、表示制御部332が、例えば、図29に示すように、表示されている問題のうち、未解答の問題の数を、残り問題数として問題数表示領域94に表示すると共に、問題数が減少した旨のメッセージ103を表示する。
次に、ステップS57で、受付部234が、全問題に対する解答の入力が終了しているか否かを判定する。全問題終了している場合には、次のステップS58で、受付部234が、時間の計測を終了し、解答が未入力の問題が存在する場合には、処理はステップS44に戻る。
次に、ステップS359で、算出部36が、採点シート225を学習支援装置310へ送信することで、全問題の解答が終了したことを学習支援装置310へ通知し、端末側処理は終了する。
学習支援処理では、第2実施形態における学習支援処理と同様の処理、すなわち、図16に示す学習支援処理のステップS21〜S23の処理が実行される。なお、ステップS22及びS23では、第2実施形態と同様の読み替えを行う。
以上説明したように、第3実施形態に係る学習支援システム300によれば、解答済みの問題に対する解答が基準の成績を満たす場合に、出題(表示)されている問題をリアルタイムで減少させることにより、問題数を制御する。これにより、第1実施形態と同様の効果が得られる。また、解答しながらリアルタイムで問題数が減少することで、問題に対する生徒の集中度を高めることができる。
また、基準点、問題の減少数、削除する問題等を適切に設定することにより、出題される全問題中の一部の問題については、第1及び第2実施形態における必須問題と同様に扱うことができるため、一定以上の学力習得の効果も保たれる。
なお、第3実施形態においても、第2実施形態と同様に、基準の成績を満たす合格ラインを表示してもよい。
また、上記各実施形態では、問題数の調整として、出題する問題数を減少させる場合について説明したが、所定数分の問題の成績や、過去の成績との比較に基づいて、出題する問題数を増加させるようにしてもよい。この場合、指定された問題シートと同一の問題区分で、難易度が同一又は難易度が指定された問題シートより低い問題シートから追加する問題を特定するようにすればよい。この際、所定数分の問題で不正解であった問題と問題種別が同一の問題を追加する問題として特定することができる。
また、各実施形態では、スクロールを必要とする場合を含め、出題する問題の全てが1度に表示される場合について説明したが、これに限定されない。例えば、問題シートに含まれる問題を1問ずつ表示するようにしてもよい。この場合、出題される問題毎に、解答のための制限時間を予め設定しておき、各問題の制限時間毎に表示する問題を切り替えるようにすることができる。また、この場合、制限時間内に解答が入力されなかった問題については、例えば、不正解として扱うなど、未解答であることを示す評価値を算出すればよい。
また、各実施形態の算出部及び特定部の機能は、学習支援装置側に持たせてもよいし、端末側に持たせてもよい。
また、上記では、学習支援プログラム50、250、350、及び端末側プログラム80、280、380が記憶部43、73に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。プログラムは、CD−ROM、DVD−ROM、USBメモリ等の記憶媒体に記憶された形態で提供することも可能である。
以上の各実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
第1の期間に出題した問題のうち、一部又は全部の問題について、解答時間及び解答の評価値を算出し、
解答時間及び解答の評価値と、出題する問題数との対応関係を記憶した記憶部を参照して、算出した前記解答時間及び前記解答の評価値に対応する問題数を特定し、
第2の期間に、特定した前記問題数の問題が出題されるように制御する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする学習支援プログラム。
(付記2)
前記第2の期間は、前記第1の期間の終了後に開始することを特徴とする付記1に記載の学習支援プログラム。
(付記3)
前記第1の期間には、予め定めた問題数の必須問題が表示され、
前記第2の期間には、特定された問題数の追加問題が表示される
ことを特徴とする付記1又は付記2に記載の学習支援プログラム。
(付記4)
出題した所定数の問題の一部の問題について、解答時間及び解答の評価値を算出し、
解答時間及び解答の評価値と、出題する問題数との対応関係を記憶した記憶部を参照して、算出した前記解答時間及び前記解答の評価値に対応する問題数を特定し、
前記所定数が特定した前記問題数となるように、前記所定数の問題のうち、前記一部の問題を除いた残りの部分から問題を削除するか、又は前記所定数が特定した前記問題数となるように問題を追加するように制御する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする学習支援プログラム。
(付記5)
特定した問題数を表示することを特徴とする付記1〜付記4のいずれか1項に記載の学習支援プログラム。
(付記6)
前記問題数を減らして出題するように制御する場合、算出した前記解答の評価値が示す評価が高い問題とは種別が異なる問題が出題されるように制御することを特徴とする付記1〜付記5のいずれか1項に記載の学習支援プログラム。
(付記7)
前記問題数を減らす制御が実行される基準となる解答時間及び解答の評価値を示す描画を表示することを特徴とする付記1〜付記6のいずれか1項に記載の学習支援プログラム。
(付記8)
算出した前記解答時間及び前記解答の評価値が予め定めた基準を満たす場合、又は、過去に算出された前記解答時間より今回算出された解答時間が短い、若しくは過去に算出された前記解答の評価値が示す評価より今回算出された評価値が示す評価が高い場合に、前記問題数を減らすように制御することを特徴とする付記1〜付記7のいずれか1項に記載の学習支援プログラム。
(付記9)
前記記憶部には、前記対応関係を規定したテーブル又は関数が記憶されることを特徴とする付記1〜付記8のいずれか1項に記載の学習支援プログラム。
(付記10)
出題される問題毎に予め設定された解答のための制限時間に基づいて、各問題の制限時間毎に出題する問題を切り替え、
制限時間内に解答がなかった問題について、未解答を示す評価値を算出する
ことを特徴とする付記1〜付記9のいずれか1項に記載の学習支援プログラム。
(付記11)
第1の期間に出題された問題のうち、一部又は全部の問題について、解答時間及び解答の評価値を算出する算出部と、
解答時間及び解答の評価値と、出題する問題数との対応関係を記憶した記憶部を参照して、前記算出部により算出された前記解答時間及び前記解答の評価値に対応する問題数を特定する特定部と、
第2の期間に、前記特定部により特定された前記問題数の問題が出題されるように制御する制御部と、
を含むことを特徴とする学習支援装置。
(付記12)
前記第2の期間は、前記第1の期間の終了後に開始することを特徴とする付記11に記載の学習支援装置。
(付記13)
前記制御部は、
前記第1の期間に、予め定めた問題数の必須問題を表示し、
前記第2の期間に、特定された問題数の追加問題を表示する
ことを特徴とする付記11又は付記12に記載の学習支援装置。
(付記14)
出題した所定数の問題の一部の問題について、解答時間及び解答の評価値を算出する算出部と、
解答時間及び解答の評価値と、出題する問題数との対応関係を記憶した記憶部を参照して、前記算出部により算出された前記解答時間及び前記解答の評価値に対応する問題数を特定する特定部と、
前記所定数が前記特定部により特定された前記問題数となるように、前記所定数の問題のうち、前記一部の問題を除いた残りの部分から問題を削除するか、又は前記所定数が特定した前記問題数となるように問題を追加するように制御する制御部と、
を含むことを特徴とする学習支援装置。
(付記15)
前記制御部は、特定した問題数を表示することを特徴とする付記11〜付記14のいずれか1項に記載の学習支援装置。
(付記16)
前記制御部は、前記問題数を減らして出題するように制御する場合、算出した前記解答の評価値が示す評価が高い問題とは種別が異なる問題が出題されるように制御することを特徴とする付記11〜付記15のいずれか1項に記載の学習支援装置。
(付記17)
前記制御部は、前記問題数を減らす制御が実行される基準となる解答時間及び解答の評価値を示す描画を表示することを特徴とする付記11〜付記16のいずれか1項に記載の学習支援装置。
(付記18)
前記制御部は、算出した前記解答時間及び前記解答の評価値が予め定めた基準を満たす場合、又は、過去に算出された前記解答時間より今回算出された解答時間が短い、若しくは過去に算出された前記解答の評価値が示す評価より今回算出された評価値が示す評価が高い場合に、前記問題数を減らすように制御することを特徴とする付記11〜付記17のいずれか1項に記載の学習支援装置。
(付記19)
前記記憶部には、前記対応関係を規定したテーブル又は関数が記憶されることを特徴とする付記11〜付記18のいずれか1項に記載の学習支援装置。
(付記20)
第1の期間に出題した問題のうち、一部又は全部の問題について、解答時間及び解答の評価値を算出し、
解答時間及び解答の評価値と、出題する問題数との対応関係を記憶した記憶部を参照して、算出した前記解答時間及び前記解答の評価値に対応する問題数を特定し、
第2の期間に、特定した前記問題数の問題が出題されるように制御する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする学習支援方法。
10、210、310 学習支援装置
12、312 出題制御部
14、214 算出部
16、216 特定部
20、220、320 問題データベース
21、321 問題シートテーブル
22、222 必須問題シート
23 追加問題シート
322 問題シート
25、225 採点シート
26 成績データベース
28 問題数テーブル
30、230、330 端末
32、232、332 表示制御部
34、234 受付部
36、234 算出部
38、338 特定部
40、70 コンピュータ
41、71 CPU
42、72 メモリ
43、73 記憶部
49、79 記憶媒体
50、250、350 学習支援プログラム
80、280、380 端末側プログラム
100、200、300 学習支援システム
102 合格ライン

Claims (12)

  1. 第1の期間に出題した問題のうち、一部又は全部の問題について、解答時間及び解答の評価値を算出し、
    解答時間及び解答の評価値と、出題する問題数との対応関係を記憶した記憶部を参照して、算出した前記解答時間及び前記解答の評価値に対応する問題数を特定し、
    第2の期間に、特定した前記問題数の問題が出題されるように制御する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする学習支援プログラム。
  2. 前記第2の期間は、前記第1の期間の終了後に開始することを特徴とする請求項1に記載の学習支援プログラム。
  3. 前記第1の期間には、予め定めた問題数の必須問題が表示され、
    前記第2の期間には、特定された問題数の追加問題が表示される
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の学習支援プログラム。
  4. 出題した所定数の問題の一部の問題について、解答時間及び解答の評価値を算出し、
    解答時間及び解答の評価値と、出題する問題数との対応関係を記憶した記憶部を参照して、算出した前記解答時間及び前記解答の評価値に対応する問題数を特定し、
    前記所定数が特定した前記問題数となるように、前記所定数の問題のうち、前記一部の問題を除いた残りの部分から問題を削除するか、又は前記所定数が特定した前記問題数となるように問題を追加するように制御する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする学習支援プログラム。
  5. 特定した問題数を表示することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の学習支援プログラム。
  6. 前記問題数を減らして出題するように制御する場合、算出した前記解答の評価値が示す評価が高い問題とは種別が異なる問題が出題されるように制御することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の学習支援プログラム。
  7. 前記問題数を減らす制御が実行される基準となる解答時間及び解答の評価値を示す描画を表示することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の学習支援プログラム。
  8. 算出した前記解答時間及び前記解答の評価値が予め定めた基準を満たす場合、又は、過去に算出された前記解答時間より今回算出された解答時間が短い、若しくは過去に算出された前記解答の評価値が示す評価より今回算出された評価値が示す評価が高い場合に、前記問題数を減らすように制御することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の学習支援プログラム。
  9. 前記記憶部には、前記対応関係を規定したテーブル又は関数が記憶されることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の学習支援プログラム。
  10. 出題される問題毎に予め設定された解答のための制限時間に基づいて、各問題の制限時間毎に出題する問題を切り替え、
    制限時間内に解答がなかった問題について、未解答を示す評価値を算出する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の学習支援プログラム。
  11. 第1の期間に出題された問題のうち、一部又は全部の問題について、解答時間及び解答の評価値を算出する算出部と、
    解答時間及び解答の評価値と、出題する問題数との対応関係を記憶した記憶部を参照して、前記算出部により算出された前記解答時間及び前記解答の評価値に対応する問題数を特定する特定部と、
    第2の期間に、前記特定部により特定された前記問題数の問題が出題されるように制御する制御部と、
    を含むことを特徴とする学習支援装置。
  12. 第1の期間に出題した問題のうち、一部又は全部の問題について、解答時間及び解答の評価値を算出し、
    解答時間及び解答の評価値と、出題する問題数との対応関係を記憶した記憶部を参照して、算出した前記解答時間及び前記解答の評価値に対応する問題数を特定し、
    第2の期間に、特定した前記問題数の問題が出題されるように制御する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする学習支援方法。
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