JP2018111404A - 自動二輪車の車体フレーム構造及び自動二輪車 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートからの荷重を効果的に支持できること。【解決手段】ヘッドパイプから後方へ延びた後に湾曲して下方へ延在し、エンジンを懸架可能な剛性を備えたメインフレーム13と、このメインフレーム13の湾曲部位13B付近に接合されて後方へ延び、シートを載置する左右一対のシートレール15と、これらのシートレール15がメインフレーム13と接合される側に設けられて、一対のシートレール15を連結するフロントシートブリッジ30と、を有する自動二輪車の車体フレーム構造であって、フロントシートブリッジ30が、メインフレーム13の下方延在部位13Cに角パイプ45を用いて接合されて構成されたものである。【選択図】 図2

Description

本発明は、自動二輪車の車体フレーム構造、及びこの車体フレーム構造を備えた自動二輪車に関する。
特許文献1には、ヘッドパイプから後方に延出したメインフレームと、このメインフレームの後部上部から後方へ延出してシートを載置するシートレールとを備え、これらのメインフレーム及びシートレールが矩形中空断面体であり、メインフレームがエンジンを支持可能な剛性に、シートレールがシート荷重を支持可能な剛性に構成された自動二輪車の車体フレーム構造が開示されている。更に、この車体フレーム構造では、リアサスペンションの上端を支持するリアサスペンションブラケットが、メインフレームに固定して取り付けられている。
特開平9−175463号公報
ところで、自動二輪車においては、大重量の車両構造物を保持し且つ操縦安定性を高めるために、車体フレームの剛性を向上させなければならない。エンジンは、自動二輪車の最大重量の車両構造物である。このため、このエンジンを支持するメインフレームは、一般的に高剛性で大重量のパイプが採用されている。一方、メインフレーム以外の車体フレームは、車両重量軽減の目的で、可能な限り軽量のものが採用される傾向にある。
しかしながら、同材質で且つ同構造のフレームを採用する場合、軽量の車体フレームを採用すると車体フレームの剛性が低下してしまう。このため、軽量且つ低剛性の車体フレームを採用しつつも、車両全体で高剛性を確保できる車体フレーム構造が要請されている。
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、シートからの荷重を効果的に支持できる自動二輪車の車体フレーム構造及び自動二輪車を提供することにある。
本発明の他の目的は、リアサスペンションからの荷重を効果的に支持できる自動二輪車の車体フレーム構造及び自動二輪車を提供することにある。
本発明に係る自動二輪車の車体フレーム構造は、ヘッドパイプから後方へ延びた後に湾曲して下方へ延在し、エンジンを懸架可能な剛性を備えたメインフレームと、このメインフレームの湾曲部位付近に接合されて後方へ延び、シートを載置する左右一対のシートレールと、これらのシートレールが前記メインフレームと接合される側に設けられて、一対の前記シートレールを連結するシートブリッジと、を有する自動二輪車の車体フレーム構造であって、前記シートブリッジが、前記メインフレームの下方延在部位に補強部材を用いて接合されて構成されたことを特徴とするものである。
また、本発明に係る自動二輪車は、前記発明における自動二輪車の車体フレーム構造を備えたことを特徴とするものである。
本発明によれば、シートからの荷重は、シートレール及び、このシートレールにおけるメインフレームとの接合部位を経てメインフレームに伝達される他、シートレール、シートブリッジ及び補強部材を経てメインフレームに伝達される。従って、シートからの荷重を、エンジンを懸架可能な剛性を備えたメインフレームを有効に活用することによって、効果的に支持することができる。
本発明に係る自動二輪車の車体フレーム構造における一実施形態が適用された自動二輪車の車体フレーム等を示す左側面図。 図1のリアサスペンションブラケット及び角パイプ周囲を斜め前上方から目視し、左側シートレールを透視して示す斜視図。 図2のフロントシートブリッジ及びブリッジ補強材を斜め前上方から目視し、左側シートレールを透視して示す斜視図。 図2のフロントシートブリッジを斜め前上方から目視して示す斜視図。 図2のリアサスペンションブラケット及び角パイプ周囲であり、左側シートレールを省略して示す左側面図。 図2のリアサスペンションブラケット及び角パイプ周囲を斜め後下方から目視して示す斜視図。 図2のリアサスペンションブラケット及び角パイプ周囲を斜め後上方から目視し、左側シートレールを透視して示す斜視図。 図1のシートレールによるシートの支持構造を、シート下方から目視して示す斜視図。 図1の燃料タンクの後部結合状態等を示す断面図。
以下、本発明を実施するための実施形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明に係る自動二輪車の車体フレーム構造における一実施形態が適用された自動二輪車の車体フレーム等を示す左側面図である。また、図2は、図1のリアサスペンションブラケット及び角パイプ周囲を斜め前上方から目視し、左側シートレールを透視して示す斜視図である。本実施形態において、上下、左右、前後の表現は、車両乗車時の運転者を基準にしたものである。
図1に示す自動二輪車10は、前端部にヘッドパイプ12を備える車体フレーム11を有する。この車体フレーム11は、後述のエンジン25をフレームの一部とする所謂ダイヤモンドフレームであり、ヘッドパイプ12、メインフレーム13、ダウンチューブ14、左右一対のシートレール15、センターチューブ20及びシートピラー24を有して構成される。
車体フレーム11の前部上方に位置するヘッドパイプ12には、図示しないステアリング機構が支持される。このステアリング機構は、前輪19を回転自在に支持すると共にサスペンション機構を内蔵したフロントフォークとハンドルバー(共に図示せず)とを備えて構成される。前輪19は、ハンドルバーを用いて左右に操舵される。
メインフレーム13は、ヘッドパイプ12の上部後面から車両斜め後下方へ直線状に延びる直線延在部位13Aと、この直線延在部位から下方へ湾曲する湾曲部位13Bと、この湾曲部位13Bから下方へ延在する下方延在部位13Cとを有して構成される。下方延在部位13Cの下端部に、左右一対のセンターチューブ20が結合される。このセンターチューブ20にピボット軸支持部21が配され、このピボット軸支持部21にスイングアーム22が車両上下方向に揺動可能に支持される。このスイングアーム22の後端に後輪23が回転自在に支持される。
図1、図3及び図4に示すように、メインフレーム13の直線延在部位13Aにおける湾曲部位13B付近には、左右一対のシートレール15(左側シートレール15L及び右側シートレール15R)が結合されて、車両後方へ延びる。これらのシートレール15は、左右一対のシートピラー24を介してセンターチューブ20に支持され、更に後述のフロントシートブリッジ30及び角パイプ45を介してメインフレーム13の下方延在部位13Cに支持される。
ダウンチューブ14は、ヘッドパイプ12の下部後面から車両下方へ延在する。このダウンチューブ14とメインフレーム13とにエンジン25が結合されて、このエンジン25が懸架される。このため、メインフレーム13及びダウンチューブ14は、エンジン25を懸架可能な高剛性に構成されている。そして、エンジン25は、図示しないドライブチェーンを介して後輪23を回転駆動する。
メインフレーム13の直線延在部位13Aを跨ぐようにして燃料タンク26が、この直線延在部位13Aにヘッドパイプ12の後方位置で支持される。また、シート27が(即ち、車両前方にライダーシート27Aが、車両後方にピリオンシート27Bが)、燃料タンク26の車両後方に隣接してシートレール15に載置されて支持される。
図1及び図2に示すように、下端がスイングアーム22を支持するリアサスペンション28は、その上端がリアサスペンションブラケット29に支持される。このリアサスペンションブラケット29は、後述のフロントシートブリッジ30及び角パイプ45に接合される。そして、リアサスペンション28によって、後輪23からの衝撃荷重が緩衝される。
ところで、図3及び図4に示すように、左右一対のシートレール15(左側シートレール15L、右側シートレール15R)がメインフレーム13の直線延在部位13Aに接合する前端接合部位33は、それぞれのシートレール15の前端部内側部分が、前端ほど深く押し潰され、シートレール15の長手方向に沿って前端から離れるに従って順次浅く斜めに押し潰されることで、広い接合面積に形成される。また、図1、図3及び図4に示すように、左右一対のシートレール15(左側シートレール15L、右側シートレール15R)は、これらのシートレール15の車両内側面がフロントシートブリッジ30により互いに連結され、前端接合部位33から離れた車両後方側が、第1リアシートブリッジ31及び第2リアシートブリッジ32により互いに連結される。
図4〜図7に示すように、フロントシートブリッジ30は、薄厚のプレート状であり、車両前後方向の端部が折り曲げ加工されることにより、断面コ字形状に形成される。このフロントシートブリッジ30は、断面コ字形状の開放部側を車両上方に向けた状態で、左側縁が左側シートレール15Lに、右側縁が右側シートレール15Rにそれぞれ溶接等により固着されることで、左側シートレール15L及び右側シートレール15Rを連結する。
更に、このフロントシートブリッジ30の後半部には、車両前後方向の端部が折り曲げ加工されることにより断面コ字形状に形成されたブリッジ補強材34が、その断面コ字形状の開放部側を、フロントシートブリッジ30の開放部側に向けて溶接により接合される。フロントシートブリッジ30の後半部とブリッジ補強材34とが最中構造に接合されることにより、フロントシートブリッジ30の後半部の撓み変形が抑制され、このフロントシートブリッジ30の後半部の剛性が向上する。
図1に示す第1リアシートブリッジ31及び第2リアシートブリッジ32のうち、第1リアシートブリッジ31には、図8に示すリアブラケット35が固定される。このリアブラケット35に、ライダーシート27Aの後底部がボルト36及びナット37により取り付けられる。また、ライダーシート27Aの前底部には、図9に示すようにシート前側係合部38が設けられる。このシート前側係合部38は、後述のようにブリッジ補強材34に取り付けられたシート前側係合ブラケット39に係合される。更に、図1に示すように、第2リアシートブリッジ32はピリオンシート27Bの底部を支持する。
上述のようにして、フロントシートブリッジ30、ブリッジ補強材34、第1リアシートブリッジ31及び第2リアシートブリッジ32を用いてシートレール15に取り付けられ、または支持されたシート27は、図8に示すように、ライダーシート27の底部に設けられたクッション材40を介して、シート27に作用する荷重(シート荷重)をシートレール15へ伝達する。
図1に示す燃料タンク26は、その前端部が、メインフレーム13における直線延在部位13Aに図示しないブラケット介して、車両上下方向に回動可能に支持される。また、図9に示すように、燃料タンク26の後端部は、上クッション材41と下クッション材42とに挟持された状態で、締付ボルト43及びナット44を用いてブリッジ補強材34に弾性支持される。このとき、前記シート前側係合ブラケット39が締付ボルト43及びナット44により共締めされて、このシート前側係合ブラケット39も、上クッション材41及び下クッション材42を介してブリッジ補強材34に弾性支持される。
図1、図2及び図5に示すように、フロントシートブリッジ30の前半部は、補強部材としての断面四角形状の角パイプ45を用いて、メインフレーム13の下方延在部位13Cに接合される。つまり、角パイプ45は、メインフレーム13と略同等の高剛性に構成され、その上端接合部位45Aが、フロントシートブリッジ30の前半部の底面に略垂直状態で溶接等により接合される。また、角パイプ45の下端接合部位45Bは、メインフレーム13の下方延在部位13Cの形状に沿って傾斜して形成されて広い接合面積を有し、この下方延在部位13Cに溶接等により接合される。
これにより、フロントシートブリッジ30を含むシートレール15の前部とメインフレーム13の下方延在部位13Cと角パイプ45とは、車両側面視で三角形状に組み付けられることになり、特にフロントシートブリッジ30を含むシートレール15の前半部の剛性が向上する。
図2、図5及び図6に示すように、リアサスペンション28の上端を支持するリアサスペンションブラケット29は、薄肉のプレートを平面視コ字形状に形成し、その先端部を車両外方へ折り曲げ加工し、車両側面視で三角形状に構成される。この側面視三角形状のリアサスペンションブラケット29は、その中央位置にリアサスペンション28の上端の支持ピン46を挿通するピン穴47が形成されている。そして、リアサスペンションブラケット29の上端接合部位29Aがフロントシートブリッジ30の後半部の底面に溶接等により接合される。また、リアサスペンションブラケット29の前方接合部位29Bが、角パイプ45の後面に溶接等により接合される。
フロントシートブリッジ30は、前半部が高剛性の角パイプ45に接合し、後半部にブリッジ補強材34が接合されるため、剛性が向上している。このため、リアサスペンションブラケット29を介してリアサスペンション28から伝わる衝撃荷重が、角パイプ45及びフロントシートブリッジ30により確実に支持される。
なお、リアサスペンション28が車幅方向において車両中央位置から片側(本実施形態では左側)に偏倚して配置されたことで、リアサスペンションブラケット29も、車両中央位置に配置された角パイプ45に対して、車幅方向の片側(本実施形態では左側)に配置されている。リアサスペンション28は、車両構造物(例えばエアクリーナ)を回避したり、運動性能を向上させる等の目的で、上述のように車幅方向において車両中央位置から片側に偏倚して配置される場合がある。しかしながら、このリアサスペンション28が車幅方向における車両中央位置に配置される場合には、リアサスペンションブラケット29も、角パイプ45と同様に、車幅方向中央位置に配置される。
ここで、図1及び図2に示すように、シート27から車体フレーム11の中心部へのシート荷重の伝達経路について矢印Aを用い、また、リアサスペンション28から車体フレーム11の中心部への衝撃荷重の伝達経路について矢印Bを用いてそれぞれ説明する。
まず、シート27からのシート荷重は、シートレール15(左側シートレール15L及び右側シートレール15R)を伝達して、一方がシートレール15の前端接合部位33(図4)へ向かい、他方がフロントシートブリッジ30を経て角パイプ45に向かう。シートレール15(左側シート1レール15L及び右側シートレール15R)の前端接合部位33は、メインフレーム13の直線延在部位13Aとの接合面積が広く設けられたことで、シート荷重が分散され緩和されてメインフレーム13の直線延在部位13Aに伝達されて支持される。
また、フロントシートブリッジ30が薄厚のプレート状であることから、このフロントシートブリッジ30に接合される角パイプ45の長さが長く確保される。このため、フロントシートブリッジ30から角パイプ45に伝達されたシート荷重は、この角パイプ45により十分に和らげられる。更に、角パイプ45の下端接合部位45Bは、メインフレーム13の下方延在部位13Cとの接合面積が広く設定されている。このため、角パイプ45に伝達されたシート荷重は、下端接合部位45Bにより分散され緩和されて、メインフレーム13の下方延在部位13Cに伝達されて支持される。
これらのことから、シート27から車体フレーム11の中心部へ向かうシート荷重は、高剛性のメインフレーム13の直線延在部位13A及び下方延在部位13Cによって効果的に支持される。
次に、リアサスペンション28からの衝撃荷重は、リアサスペンションブラケット29の前方接合部位29Bが角パイプ45に接合されることで、一方が高剛性の角パイプ45に伝達され、リアサスペンションブラケット29の上端接合部位29Aがフロントシートブリッジ30の後半部に接合されることで、他方がフロントシートブリッジ30に伝達される。
このフロントシートブリッジ30は、前半部が角パイプ45に接合され、後半部がブリッジ補強材34の接合により最中構造に構成されることで、剛性が十分に確保されている。従って、リアサスペンション28からの衝撃荷重は、リアサスペンションブラケット29から直接角パイプ45に、またフロントシートブリッジ30を経て角パイプ45に伝達され、更に、この角パイプ45が接合される高剛性のメインフレーム13によって効果的に支持される。
以上のように構成されたことから、本実施形態によれば、次の効果(1)〜(4)を奏する。
(1)図1、図2及び図4に示すように、メインフレーム13に接合された一対のシートレール15(左側シートレール15L及び右側シートレール15R)を連結するフロントシートブリッジ30は、メインフレーム13の下方延在部位13Cに角パイプ45を用いて接合されている。このため、シート27からのシート荷重は、図2の矢印Aに示すように、シートレール15(左側シートレール15L及び右側シートレール15R)及び、このシートレール15におけるメインフレーム13の直線延在部位13Aとの前端接合部位33を経てメインフレーム13に伝達されるほか、シートレール15(左側シートレール15L及び右側シートレール15R)、フロントシートブリッジ30及び角パイプ45を経て、メインフレーム13の下方延在部位13Cに伝達される。従って、シート27からのシート荷重を、エンジン25を懸架可能な高剛性を備えたメインフレーム13を有効に活用することによって、効果的に支持することができる。
(2)図1及び図2に示すように、リアサスペンション28の上端を支持するリアサスペンションブラケット29は、上端接合部位29Aが、ブリッジ補強材34の接合による最中構造によって剛性が向上したフロントシートブリッジ30の後半部に接合される。更に、リアサスペンションブラケット29の前方接合部位29Bは、フロントシートブリッジ30の前半部とメインフレーム13の下方延在部位13Cとに側面視三角形状に接合されて剛性が向上した角パイプ45に接合されている。従って、図2の矢印Bに示すように、リアサスペンション28からの衝撃荷重を、リアサスペンションブラケット29を経てフロントシートブリッジ30及び角パイプ45にて確実に支持することができ、更に、角パイプ45が接合された高剛性のメインフレーム13を有効に活用することで、効果的に支持することができる。
(3)図2及び図5に示すように、角パイプ25がメインフレーム13の下方延在部位13Cと接合する下端接合部位45Bは、下方延在部位13Cの形状に沿って傾斜して形成されて、広い接合面積を有する。このため、角パイプ45に伝達された荷重(シート27からのシート荷重(矢印A)、リアサスペンション28からの衝撃荷重(矢印B))は、分散され緩和されてメインフレーム13の下方延在部位13Cへ伝達される。この結果、上述の荷重をメインフレーム13により確実に支持することができる。
(4)図3及び図4に示すように、シートレール15(左側シートレール15L及び右側シートレール15R)は、メインフレーム13の直線延在部位13Aと接合する前端接合部位33が、シートレール15の長手方向に沿って斜めに順次押し潰されることで広い接合面積に形成されている。このため、シート27からシートレール15を経て伝達されるシート荷重は、このシートレール15の前端接合部位33により分散され緩和されて、メインフレーム13の直線延在部位13Aに伝達される。この結果、シート27からのシート荷重をメインフレーム13により確実に支持することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができ、また、それらの置き換えや変更は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…自動二輪車、11…車体フレーム、12…ヘッドパイプ、13…メインフレーム、13A…直線延在部位、13B…湾曲部位、13C…下方延在部位、15…シートレール、15L…左側シートレール、15R…右側シートレール、25…エンジン、27…シート、28…リアサスペンション、29…リアサスペンションブラケット、29A…リアサスペンションブラケットの上端接合部位、29B…リアサスペンションブラケットの前方接合部位、30…フロントシートブリッジ(シートブリッジ)33…シートレールの前端接合部位、34…ブリッジ補強材、45…角パイプ(補強部材)45A…角パイプの上端接合部位、45B…角パイプの下端接合部位。

Claims (5)

  1. ヘッドパイプから後方へ延びた後に湾曲して下方へ延在し、エンジンを懸架可能な剛性を備えたメインフレームと、このメインフレームの湾曲部位付近に接合されて後方へ延び、シートを載置する左右一対のシートレールと、これらのシートレールの車両内側面間に設けられて、一対の前記シートレールを連結するシートブリッジと、を有する自動二輪車の車体フレーム構造であって、
    前記シートブリッジが、前記メインフレームの下方延在部位に補強部材を用いて接合されて構成されたことを特徴とする自動二輪車の車体フレーム構造。
  2. 前記シートブリッジ及び前記補強部材には、後輪からの衝撃荷重を緩衝するリアサスペンションの一端を支持するリアサスペンションブラケットが接合されたことを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車の車体フレーム構造。
  3. 前記シートブリッジは断面コ字形状に形成され、このシートブリッジの開放部側が、断面コ字形状のブリッジ補強材の開放部側に接合されて最中構造に構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の自動二輪車の車体フレーム構造。
  4. 前記補強部材は、メインフレームの下方延在部位に接合する接合部位が、前記下方延在部位の形状に沿って傾斜して形成されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の自動二輪車の車体フレーム構造。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の自動二輪車の車体フレーム構造を備えたことを特徴とする自動二輪車。
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