JP2018111270A - 圧胴汚れ防止装置 - Google Patents

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子 祐 司 兼
Yuji Kaneko
子 祐 司 兼
口 裕 崇 田
Hirotaka Taguchi
口 裕 崇 田
生 諒 介 麻
Ryosuke Aso
生 諒 介 麻
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Abstract

【課題】圧胴汚れを防止しながらも、版胴に設けられた凹部内に保持されたインキの乾燥を抑制することができる圧胴汚れ防止装置を提供する。【解決手段】圧胴汚れ防止装置50は、製品部24と、製品部に対して一方側から隣接する第1非製品部26と、製品部に対して他方側から隣接する第2非製品部27とを有する版胴20と、版胴に印刷対象のウェブを押し付ける圧胴30と、版胴の外周面上の余剰インキを掻き取るドクターブレード40と、を備えた印刷装置10に用いられる圧胴汚れ防止装置であって、製品部用吹付けノズル53と、第1非製品部用吹付けノズル54と、第2非製品部用吹付けノズル55と、を有し、第1非製品部用吹付けノズルは、軸方向における一方側へ向くように、軸方向と直交する面Pに対して傾斜して設けられており、第2非製品部用吹付けノズルは、軸方向における他方側へ向くように、軸方向と直交する面に対して傾斜して設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、印刷装置に用いられる圧胴汚れ防止装置に関する。
従来、グラビア印刷機等の凹版印刷機において、印刷対象のウェブ(印刷用紙、プラスチックフィルム等)を供給部より繰り出し、印刷装置で印刷すべき絵柄に対応したパターンでウェブにインキを付着させ、乾燥装置により走行中のウェブに熱風を吹付けてインキを乾燥させ、巻取り部でウェブを巻き取ることにより、印刷を行っている。
印刷装置は、印刷すべき絵柄に応じて掘られた凹部(セル)を有する版胴と、この版胴にウェブを押し付ける圧胴と、版胴上の余剰インキを掻き取るドクターブレードと、を備えている。版胴は全体として円柱状又は円筒状をなしており、この版胴は、軸方向における中央部に設けられた製品部と、製品部に対して軸方向における端部側から隣接する非製品部と、を有している。製品部は、ウェブに接触してウェブに絵柄を転写する領域であり、この製品部内にセルが形成されている。印刷装置では、版胴及び圧胴を互いに反対方向に回転させながら、ファニッシャーロール等を介して版胴のセル内にインキを供給し、ドクターブレードで版胴上の余剰インキを掻き取り、圧胴でウェブを版胴に押し付けて版胴のセル内に保持されたインキをウェブに転写する。これにより、版胴に掘られたセルに対応した絵柄がウェブに連続的に印刷される。
ところで、この凹版印刷機では、ドクターブレードによる版胴上の余剰インキの掻き取り工程において、余剰インキを完全に掻き取ることができずに版胴上にインキの掻き残しを生じることがある。版胴の製品部内においてインキの掻き残しを生じると、製品部のセル内に保持されたインキをウェブに転写する際に、セル以外の箇所に残留した余剰インキもウェブに転写されてしまう「版かぶり」と呼ばれる不具合を生じ得る。この版かぶりは、印刷品質の低下を招くため好ましくない。
その一方、版胴の非製品部においてインキの掻き残しを生じると、製品部のセル内に保持されたインキをウェブに転写する際に、版胴の非製品部に残留した余剰インキが、版胴の非製品部に対面する圧胴上の領域、すなわち圧胴の非製品部、に付着する「圧胴汚れ」と呼ばれる不具合を生じ得る。圧胴の非製品部に余剰インキが付着すると、版胴の製品部に対面する圧胴上の領域すなわち圧胴の製品部と、圧胴の非製品部と、の間に、圧胴の非製品部に付着した余剰インキに起因する段差が生じる。この場合、印刷対象のウェブが幅の広いものに変更されると、圧胴上においてウェブの幅方向の端部がこの段差に乗り上げることになる。これにより、ウェブの幅方向の端部が圧胴から浮き上がる、ウェブにシワが発生する等の不具合を生じ得る。
また、多色刷りを行う場合、ウェブの幅方向の端部の最終的に製品とならない領域には、見当合わせマークが印刷される。2回目(2色目)以降の印刷においては、すでに印刷されている見当合わせマークに照射された光の反射光を検出し、この検出結果を用いて版胴の回転を制御し、すでに印刷されている絵柄との間で印刷位置を合わせるようにしている。ウェブの幅方向の端部に設けられた見当合わせマークが、圧胴の非製品部に付着した余剰インキに起因する上記の段差に乗り上げた場合、見当合わせマークの角度が変化し、これにより、見当合わせマークに照射された光の反射角度も変化する。したがって、見当合わせマークの読取りが安定せず、版胴の回転を正確に制御することができなくなる。これにより印刷位置がずれ、印刷品質が低下し得る。
したがって、凹版印刷機においては、版かぶり及び圧胴汚れの両方を防止することが要求される。
特許文献1には、版面送風部から版胴の版面に向けて風を送ることにより、版かぶり部(セル以外の部分)に残ったインキを乾燥させる技術が開示されている。これにより、特許文献1の技術では、版かぶり部に残ったインキが用紙に付着することを防止することができる。
特開昭63−227341号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、版かぶりは防止できるものの、圧胴汚れの防止については考慮されていない。
本件発明者らは、まず、特許文献1の技術を圧胴汚れの防止にも適用することについて検討した。すなわち、版胴の非製品部に向けて風を吹き付け、当該非製品部に残ったインキを乾燥させることについて検討した。ところが、単純に版胴の非製品部に垂直に風を吹き付けると、版胴の表面に当たってその向きが曲げられた風が、当該非製品部に隣接する製品部に向かって流れ、これにより製品部のセル内に保持されたインキも乾燥してしまうことが知見された。製品部のセル内に保持されたインキが乾燥すると、このインキが適切にウェブに転写されず、このインキによる絵柄が薄くなったり、場合によっては全く印刷されなかったりする不具合が生じ得る。製品部のセル内に保持されたインキの乾燥を抑制するためには、版胴の非製品部に吹き付ける風量を弱めることも考えられるが、この場合には、版胴の非製品部におけるインキの乾燥が不足し、圧胴汚れを十分に防止することができない。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであって、圧胴汚れを防止しながらも、版胴に設けられた凹部内に保持されたインキの乾燥を抑制することができる圧胴汚れ防止装置を提供することを目的とする。
本発明による圧胴汚れ防止装置は、
円柱状又は円筒状の版胴であって、その外周面に、前記版胴の軸方向における中央部に設けられた製品部と、前記製品部に対して前記軸方向における一方側から隣接する第1非製品部と、前記製品部に対して前記軸方向における他方側から隣接する第2非製品部と、を有する版胴と、
前記版胴に印刷対象のウェブを押し付ける圧胴と、
前記版胴の前記外周面上の余剰インキを掻き取るドクターブレードと、を備えた印刷装置に用いられる圧胴汚れ防止装置であって、
前記製品部へ気体を吹付ける製品部用吹付けノズルと、前記第1非製品部へ気体を吹付ける第1非製品部用吹付けノズルと、前記第2非製品部へ気体を吹付ける第2非製品部用吹付けノズルと、を有し、
前記第1非製品部用吹付けノズルは、前記軸方向における前記一方側へ向くように、前記軸方向と直交する面に対して傾斜して設けられており、
前記第2非製品部用吹付けノズルは、前記軸方向における前記他方側へ向くように、前記軸方向と直交する面に対して傾斜して設けられている。
本発明による圧胴汚れ防止装置において、
前記製品部用吹付けノズル、前記第1非製品部用吹付けノズル及び前記第2非製品部用吹付けノズルは、1本の送風管に取り付けられていてもよい。
本発明による圧胴汚れ防止装置において、
前記第1非製品部用吹付けノズル及び前記第2非製品部用吹付けノズルの内径は、前記製品部用吹付けノズルの内径より大きくてもよい。
本発明による圧胴汚れ防止装置において、
前記製品部用吹付けノズルと、前記第1非製品部用吹付けノズル及び前記第2非製品部用吹付けノズルとは、互いに異なる送風管に取り付けられていてもよい。
本発明による圧胴汚れ防止装置において、
前記第1非製品部用吹付けノズル及び前記第2非製品部用吹付けノズルから吹出す気体の風量は、前記製品部用吹付けノズルから吹出す気体の風量より大きくてもよい。
本発明によれば、圧胴汚れを防止しながらも、版胴に設けられた凹部内に保持されたインキの乾燥を抑制することができる圧胴汚れ防止装置を提供することができる。
図1は、本発明による一実施の形態を説明するための図であって、印刷装置を概略的に示す斜視図である。 図2は、図1の印刷装置を示す側面図である。 図3は、図2のIII−III線に対応する断面を示す図である。 図4は、印刷装置の変形例を示す斜視図である。 図5は、図4の印刷装置を示す側面図である。 図6は、図5のVI−VI線に対応する断面を示す図である。 図7は、図5のVII−VII線に対応する断面を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
また、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件ならびにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
図1〜図3は、本発明による一実施の形態を説明するための図である。このうち図1は、印刷装置を概略的に示す図であり、図2は、印刷装置を示す側面図であり、図3は、図2のIII−III線に対応する断面を示す図である。
図1に示された印刷装置10は、例えばグラビア印刷装置であり、印刷すべき絵柄に対応したパターンで版胴20上に設けられた凹部28にインキが保持され、このインキが印刷対象のウェブWに転写されることにより、ウェブWへの印刷が行われる装置である。ウェブWは、紙、プラスチックフィルム、金属箔等のシート状又はフィルム状をなす部材である。なお、本明細書において「絵柄」とは、絵、写真、図、模様、文字、記号等の印刷可能なパターンの総称として用いられる。
印刷装置10は、版胴20と、版胴20にウェブWを押し付ける圧胴30と、版胴20の外周面22上の余剰インキを掻き取るドクターブレード40と、版胴20の外周面22上に掻き残されたインキが圧胴30に付着することを防止する圧胴汚れ防止装置50と、を有している。
版胴20は、ウェブWに印刷されるべき絵柄に対応したパターンでインキを保持する部材である。そのため、版胴20は、その外周面22に、ウェブWに印刷されるべき絵柄に対応したパターンで形成され、インキを保持する凹部28を有している。すなわち、版胴20は、凹版印刷の版として機能する。図1及び図2に示された例では、版胴20は全体として円柱状又は円筒状の形状を有し、その中心軸21周りに回転可能に支持されている。図示された例では、版胴20の中心軸21は、水平方向と平行をなして延びている。図2において、版胴20は時計回りに回転するように構成されている。版胴20は図示しない回転機構と接続されている。回転機構は、モータ等の駆動源と駆動源からの駆動力を版胴20に伝える伝動機構とを有している。版胴20は、一例として、鉄、アルミニウム等の材料で円柱状又は円筒状に形成された母材上に、銅、亜鉛等のめっき膜を形成し、このめっき膜に、フォトリソグラフィー技術を用いたエッチングにより、ウェブWに印刷されるべき絵柄に対応したパターンで凹部28を形成することにより製造される。
図1に示されているように、版胴20は、その外周面22に、版胴20の中心軸21が延びる方向(軸方向)daにおける中央部に設けられた製品部24と、製品部24に対して軸方向daにおける一方側から隣接する第1非製品部26と、製品部24に対して軸方向daにおける他方側から隣接する第2非製品部27と、を有している。製品部24は、印刷されるべき絵柄に対応したパターンを有する凹部28が配置された領域であり、絵柄部とも称される。非製品部26,27は、印刷されるべき絵柄に対応したパターンを有する凹部28が配置されない領域であり、非絵柄部とも称される。図示された例では、第1非製品部26は、版胴20の外周面22における、軸方向daの一方側の端部を含んで配置され、第2非製品部27は、版胴20の外周面22における、軸方向daの他方側の端部を含んで配置され、製品部24は、第1非製品部26と第2非製品部27との間に挟まれて配置されている。製品部24及び非製品部26,27は、それぞれ版胴20の軸方向daに沿って一定の幅を有して、版胴20の周方向に延びている。
圧胴30は、版胴20に近接して配置され、ウェブWを版胴20へ押し付ける部材である。図1及び図2に示された例では、圧胴30は、版胴20に対して上方に隣接して配置されている。図示された例では、圧胴30は全体として円柱状又は円筒状の形状を有し、その中心軸31周りに回転可能に支持されている。図示された例では、圧胴30の中心軸31は、水平方向と平行をなして延びている。また、版胴20の中心軸21と圧胴30の中心軸31とは、互いに平行をなしている。すなわち、版胴20の軸方向daと圧胴30の軸方向とは一致する。これにともなって、本明細書では、圧胴30の軸方向にも符号daを付す。図2において、圧胴30は反時計回りに回転するように構成されている。圧胴30でウェブWを版胴20へ押し付けることにより、版胴20の凹部28内に保持されたインキがウェブWへ転写される。
図1に示されているように、圧胴30は、その外周面32に、圧胴30の中心軸31が延びる方向(軸方向)daにおける中央部に設けられた製品部34と、製品部34に対して軸方向daにおける一方側から隣接する第1非製品部36と、製品部34に対して軸方向daにおける他方側から隣接する第2非製品部37と、を有している。製品部34は、版胴20の製品部24に対応する領域であり、第1非製品部36は、版胴20の第1非製品部26に対応する領域であり、第2非製品部37は、版胴20の第2非製品部27に対応する領域である。図示された例では、第1非製品部36は、圧胴30の外周面32における、軸方向daの一方側の端部を含んで配置され、第2非製品部37は、圧胴30の外周面32における、軸方向daの他方側の端部を含んで配置され、製品部34は、第1非製品部36と第2非製品部37との間に挟まれて配置されている。製品部34及び非製品部36,37は、それぞれ圧胴30の軸方向daに沿って一定の幅を有して、圧胴30の周方向に延びている。とりわけ図示された例では、製品部34は、圧胴30の軸方向daに沿って版胴20の製品部24の幅と同一の幅を有している。
ドクターブレード40は、版胴20の外周面32上の余剰インキを掻き取る部材である。ドクターブレード40は、版胴20の中心軸21と平行に延びる直線状の刃を有しており、この刃が版胴20の表面に接するようにして配置される。版胴20が中心軸21周りに回転すると、版胴20の凹部28内に保持されたインキ以外の余剰のインキがドクターブレード40で掻き取られる。掻き取られた余剰のインキは、図示しないインキパンへ流れ落ちる。
次に、圧胴汚れ防止装置50について説明する。図1〜図3に示された例では、圧胴汚れ防止装置50は、送風管51と、送風管51から延びる製品部用吹付けノズル53、第1非製品部用吹付けノズル54及び第2非製品部用吹付けノズル55と、を有している。
送風管51は、図示しない送風源から導入された気体を各製品部用吹付けノズル53及び非製品部用吹付けノズル54,55へ送るための部材である。図示された例では、圧胴汚れ防止装置50は、1本の送風管51を有しており、製品部用吹付けノズル53及び非製品部用吹付けノズル54,55は、いずれも1本の送風管51に取り付けられている。送風管51は、中空の円筒状に構成されており、その中心軸52は、版胴20の中心軸21と平行をなしている。言い換えると、送風管51は、版胴20の中心軸21と平行な方向に沿って延びている。すなわち、版胴20の軸方向daと送風管51の軸方向とは一致する。これにともなって、本明細書では、送風管51の軸方向にも符号daを付す。
製品部用吹付けノズル53は、版胴20の製品部24へ向けて気体を吹付けるものである。図示された例では、圧胴汚れ防止装置50は、送風管51から版胴20の製品部24へ向けて延びる複数の製品部用吹付けノズル53を有している。図1及び図3に示された例では、複数の製品部用吹付けノズル53は、送風管51の延びる方向と平行な方向に沿って配列されている。とりわけ図示された例では、複数の製品部用吹付けノズル53は、送風管51の延びる方向と平行な方向に沿って互いに等間隔を有して配列されている。各製品部用吹付けノズル53は、版胴20の軸方向daから見て、版胴20の中心軸21へ向かって延びている。すなわち、各製品部用吹付けノズル53は、版胴20の軸方向daから見て、送風管51の中心軸52と版胴20の中心軸21とを結ぶ直線と平行をなして延びている。また、これに限られず、製品部用吹付けノズル53は、版胴20の軸方向daから見て、送風管51の中心軸52と版胴20の中心軸21とを結ぶ直線に対して、0度以上45度以下の角度を有して延びていてもよい。なお、図1及び図3には、5本の製品部用吹付けノズル53を有した圧胴汚れ防止装置50が示されているが、製品部用吹付けノズル53の数はこれに限られない。
図3には、版胴20の中心軸21及び送風管51の中心軸52を含む断面が示されている。図示された例では、各製品部用吹付けノズル53は、送風管51の中心軸52と直交する方向に延びている。これにより、図示された例では、製品部用吹付けノズル53から吹出された気体は、版胴20の製品部24に対して垂直に吹付けられる。なお、これに限られず、製品部用吹付けノズル53は、送風管51の中心軸52と直交する方向に対して0度以上10度以下の角度を有して延びていてもよい。
非製品部用吹付けノズル54,55は、版胴20の非製品部26,27へ向けて気体を吹付けるものである。図示された例では、圧胴汚れ防止装置50は、送風管51から版胴20の第1非製品部26へ向けて延びる第1非製品部用吹付けノズル54と、送風管51から版胴20の第2非製品部27へ向けて延びる第2非製品部用吹付けノズル55と、を有している。第1非製品部用吹付けノズル54は、版胴20の軸方向daにおける一方側へ向くように、軸方向daと直交する面Pに対して傾斜して設けられており、第2非製品部用吹付けノズル55は、版胴20の軸方向daにおける他方側へ向くように、軸方向daと直交する面Pに対して傾斜して設けられている。望ましくは、第1非製品部用吹付けノズル54は、版胴20の製品部24と第1非製品部26の境界に気体を吹き付けることが可能な位置及び向きを有して、第2非製品部用吹付けノズル54は、版胴20の製品部24と第2非製品部27の境界に気体を吹き付けることが可能な位置及び向きを有して、それぞれ設けられる。非製品部用吹付けノズル54,55の延びる方向と、軸方向daと直交する面Pとの間のなす角度θは、一例として、40度以上80度以下とすることができる。なお、図1及び図3には、第1非製品部用吹付けノズル54及び第2非製品部用吹付けノズル55をそれぞれ一つずつ設けたものを示したが、これに限られず、第1非製品部用吹付けノズル54及び第2非製品部用吹付けノズル55をそれぞれ複数設けるようにしてもよい。すなわち、圧胴汚れ防止装置50は、複数の第1非製品部用吹付けノズル54と、複数の第2非製品部用吹付けノズル55と、を有していてもよい。
このような非製品部用吹付けノズル54,55によれば、版胴20の、非製品部26,27に、気体を吹付けることにより、非製品部26,27においてドクターブレード40により掻き残された余剰インキを乾燥させることができるので、この余剰インキが圧胴30に転写されることにより生じ得る圧胴汚れを効果的に防止することができる。これにより、圧胴30の製品部34と非製品部36,37との間に、非製品部36,37に付着した余剰インキに起因する段差が生じることを防止することができる。したがって、印刷対象のウェブWが幅の広いものに変更されても、圧胴30上においてウェブWの幅方向(圧胴30の軸方向da)の端部がこの段差に乗り上げることがなく、ウェブWの幅方向の端部が圧胴30から浮き上がる、ウェブWにシワが発生する等の不具合が生じることを防止することができる。また、ウェブWの幅方向の端部に設けられた見当合わせマークが製品部34と非製品部36,37との間の段差に乗り上げることによる見当合わせマークの角度変化を抑制し、見当合わせマークの読取りを安定させることができる。したがって、版胴20の回転を正確に制御し、印刷位置精度の向上を図ることができる。
また、このような第1非製品部用吹付けノズル54によれば、版胴20の、製品部24に対して軸方向daにおける一方側から隣接する第1非製品部26に対して、軸方向daにおける一方側へ向くように傾斜した方向に気体を吹付けることができるので、第1非製品部用吹付けノズル54から第1非製品部26に吹き付けられ当該第1非製品部26によりその向きが曲げられた気体が、当該第1非製品部26に隣接する製品部24に向かって流れることを抑制することができる。また、このような第2非製品部用吹付けノズル55によれば、版胴20の、製品部24に対して軸方向daにおける他方側から隣接する第2非製品部27に対して、軸方向daにおける他方側へ向くように傾斜した方向に気体を吹付けることができるので、第2非製品部用吹付けノズル55から第2非製品部27に吹き付けられ当該第2非製品部27によりその向きが曲げられた気体が、当該第2非製品部27に隣接する製品部24に向かって流れることを抑制することができる。これにより、非製品部用吹付けノズル54,55から吹付けられた気体により、製品部24の凹部28内に保持されたインキが乾燥することを効果的に抑制することができる。したがって、このインキによって印刷された絵柄が薄くなったり、全く印刷されなかったりすることを防止することができる。
すなわち、このような非製品部用吹付けノズル54,55によれば、圧胴汚れを防止しながらも、版胴20に設けられた凹部28内に保持されたインキの乾燥を抑制することができる。
図1及び図3に示された例では、製品部用吹付けノズル53は、内径D1を有している。また、第1非製品部用吹付けノズル54及び第2非製品部用吹付けノズル55は、内径D2を有している。そして、第1非製品部用吹付けノズル54及び第2非製品部用吹付けノズル55の内径D2は、製品部用吹付けノズル53の内径D1より大きくなっている。
これにより、非製品部用吹付けノズル54,55から吹出す気体の流量を、製品部用吹付けノズル53から吹出す気体の流量よりも大きくすることができる。したがって、版胴20の非製品部26,27におけるドクターブレード40により掻き残された余剰インキを、より効果的に乾燥させることができる。
次に、印刷装置10の動作について説明する。
まず、版胴20の外周面22上にインキが供給される。一例として、図示しないインキパンに保持されたインキを、版胴20に近接して配置された図示しないファニッシャーロールを用いて版胴20の外周面22上に供給する。具体的には、下端部がインキパン内のインキに浸漬されたファニッシャーロールを回転させ、ファニッシャーロールの外周面に付着したインキを版胴20の外周面22上に供給する。版胴20がファニッシャーロールとともに回転することにより、ウェブWに印刷されるべき絵柄に対応したパターンで版胴20の製品部24に形成された凹部28内にインキが充填される。このとき、インキは、当該凹部28内だけでなく、凹部28以外の版胴20の外周面22上にも付着する。
版胴20がその中心軸21周りに回転すると、製品部24の凹部28内に保持されたインキ以外の余剰インキは、ドクターブレード40で掻き取られる。これにより、版胴20の製品部24にウェブWに印刷されるべき絵柄に対応したパターンで形成された凹部28内にインキが保持される。このとき、余剰インキがドクターブレード40で完全に掻き取られず、掻き残された余剰インキが製品部24内及び非製品部26,27内に付着したまま残留することがある。
ドクターブレード40で余剰インキが掻き取られた後の製品部24に向けて、製品部用吹付けノズル53から気体が吹付けられる。これにより、製品部24内における凹部28以外の箇所に残留した余剰インキが乾燥される。ここで、凹部28に保持されたインキは乾燥せず、凹部28以外の箇所に残留した余剰インキが乾燥されるように、製品部用吹付けノズル53の配置、製品部用吹付けノズル53の内径、製品部用吹付けノズル53から吹出す気体の風量等を調整しておく。
また、ドクターブレード40で余剰インキが掻き取られた後の非製品部26,27へ向けて非製品部用吹付けノズル54,55から気体が吹付けられる。これにより、非製品部26,27においてドクターブレード40により掻き残された余剰インキが乾燥される。第1非製品部用吹付けノズル54は、版胴20の軸方向daにおける一方側へ向くように、軸方向daと直交する面Pに対して傾斜して設けられており、第2非製品部用吹付けノズル55は、版胴20の軸方向daにおける他方側へ向くように、軸方向daと直交する面Pに対して傾斜して設けられている。したがって、非製品部用吹付けノズル54,55から非製品部26,27に吹き付けられ非製品部26,27によりその向きが曲げられた気体が、非製品部26,27に隣接する製品部24に向かって流れることが抑制される。すなわち、非製品部用吹付けノズル54,55から吹付けられた気体により、非製品部26,27に残留した余剰インキを乾燥させることができる一方、製品部24の凹部28内に保持されたインキは乾燥しないようにすることができる。なお、製品部用吹付けノズル53及び非製品部用吹付けノズル54,55から吹出す気体としては、例えば空気を用いることができる。
印刷対象のウェブWは、図示しない搬送ロール等の搬送装置により印刷装置10の圧胴30へ供給される。図2に示された例では、圧胴30は、中心軸31周りに反時計回りに回転しながら、ウェブWを、時計回りに回転する版胴20へ押し付ける。これにより、製品部24の凹部28内に保持されたインキがウェブWに転写される。このとき、版胴20の製品部24内における凹部28以外の箇所に残留した余剰インキは、製品部用吹付けノズル53から吹付けられた気体により乾燥しているので、この余剰インキがウェブWに転写されることはない。すなわち、版かぶりが防止される。また、版胴20の非製品部26,27に残留した余剰インキは、非製品部用吹付けノズル54,55から吹付けられた気体により、乾燥しているので、この余剰インキが圧胴30に転写されることはない。すなわち、圧胴汚れが防止される。
本実施の形態の圧胴汚れ防止装置50は、円柱状又は円筒状の版胴20であって、その外周面22に、版胴20の軸方向daにおける中央部に設けられた製品部24と、製品部24に対して軸方向daにおける一方側から隣接する第1非製品部26と、製品部24に対して軸方向daにおける他方側から隣接する第2非製品部27と、を有する版胴20と、版胴20に印刷対象のウェブを押し付ける圧胴30と、版胴20の外周面22上の余剰インキを掻き取るドクターブレード40と、を備えた印刷装置10に用いられる圧胴汚れ防止装置50であって、製品部24へ気体を吹付ける製品部用吹付けノズル53と、第1非製品部26へ気体を吹付ける第1非製品部用吹付けノズル54と、第2非製品部27へ気体を吹付ける第2非製品部用吹付けノズル55と、を有し、第1非製品部用吹付けノズル54は、軸方向daにおける一方側へ向くように、軸方向daと直交する面Pに対して傾斜して設けられており、第2非製品部用吹付けノズル55は、軸方向daにおける他方側へ向くように、軸方向daと直交する面Pに対して傾斜して設けられている。
このような圧胴汚れ防止装置50によれば、版胴20の、非製品部26,27に、気体を吹付けることにより、非製品部26,27においてドクターブレード40により掻き残された余剰インキを乾燥させることができるので、この余剰インキが圧胴30に転写されることにより生じ得る圧胴汚れを効果的に防止することができる。これにより、圧胴30の製品部34と非製品部36,37との間に、非製品部36,37に付着した余剰インキに起因する段差が生じることを防止することができる。したがって、印刷対象のウェブWが幅の広いものに変更されても、圧胴30上においてウェブWの幅方向(圧胴30の軸方向da)の端部がこの段差に乗り上げることがなく、ウェブWの幅方向の端部が圧胴30から浮き上がる、ウェブWにシワが発生する等の不具合が生じることを防止することができる。また、ウェブWの幅方向の端部に設けられた見当合わせマークが製品部34と非製品部36,37との間の段差に乗り上げることによる見当合わせマークの角度変化を抑制し、見当合わせマークの読取りを安定させることができる。したがって、版胴20の回転を正確に制御し、印刷位置精度の向上を図ることができる。
また、このような圧胴汚れ防止装置50によれば、版胴20の、製品部24に対して軸方向daにおける一方側から隣接する第1非製品部26に対して、軸方向daにおける一方側へ向くように傾斜した方向に気体を吹付けることができるので、第1非製品部用吹付けノズル54から第1非製品部26に吹き付けられ当該第1非製品部26によりその向きが曲げられた気体が、当該第1非製品部26に隣接する製品部24に向かって流れることを抑制することができる。また、版胴20の、製品部24に対して軸方向daにおける他方側から隣接する第2非製品部27に対して、軸方向daにおける他方側へ向くように傾斜した方向に気体を吹付けることができるので、第2非製品部用吹付けノズル55から第2非製品部27に吹き付けられ当該第2非製品部27によりその向きが曲げられた気体が、当該第2非製品部27に隣接する製品部24に向かって流れることを抑制することができる。これにより、非製品部用吹付けノズル54,55から吹付けられた気体により、製品部24の凹部28内に保持されたインキが乾燥することを効果的に抑制することができる。したがって、このインキによって印刷された絵柄が薄くなったり、全く印刷されなかったりすることを防止することができる。
すなわち、このような圧胴汚れ防止装置50によれば、圧胴汚れを防止しながらも、版胴20に設けられた凹部28内に保持されたインキの乾燥を抑制することができる。
本実施の形態の圧胴汚れ防止装置50において、製品部用吹付けノズル53、第1非製品部用吹付けノズル54及び第2非製品部用吹付けノズル55は、1本の送風管51に取り付けられている。
このような圧胴汚れ防止装置50によれば、1本の送風管51を用いて版胴20の製品部24及び非製品部26,27に気体を吹付けることができるので、圧胴汚れ防止装置50の構造を簡単にすることができる。したがって、圧胴汚れ防止装置50のコストを低減させることができるとともに、圧胴汚れ防止装置50の印刷装置10への組み付けを容易にすることができる。
本実施の形態の圧胴汚れ防止装置50において、第1非製品部用吹付けノズル54及び第2非製品部用吹付けノズル55の内径D2は、製品部用吹付けノズル53の内径D1より大きい。
このような圧胴汚れ防止装置50によれば、非製品部用吹付けノズル54,55から吹出す気体の流量を、製品部用吹付けノズル53から吹出す気体の流量よりも大きくすることができる。したがって、版胴20の非製品部26,27におけるドクターブレード40により掻き残された余剰インキを、より効果的に乾燥させることができる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を適宜参照しながら、変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。
印刷装置10及び圧胴汚れ防止装置50の一変形例について図4〜図7を参照して説明する。図4は、印刷装置10の一変形例を示す斜視図であり、図5は、図4の印刷装置10を示す側面図であり、図6は、図5のVI−VI線に対応する断面を示す図であり、図7は、図5のVII−VII線に対応する断面を示す図である。
図4及び図5に示されているように、本変形例に係る圧胴汚れ防止装置50は、製品部用送風管56と非製品部用送風管57とを有している。製品部用吹付けノズル53は製品部用送風管56に取り付けられており、第1非製品部用吹付けノズル54及び第2非製品部用吹付けノズル55は、いずれも非製品部用送風管57に取り付けられている。すなわち、本変形例に係る圧胴汚れ防止装置50では、製品部用吹付けノズル53と、第1非製品部用吹付けノズル54及び第2非製品部用吹付けノズル55とが、互いに異なる送風管56,57に取り付けられている。
製品部用送風管56は、図示しない送風源から導入された気体を製品部用吹付けノズル53へ送るための部材である。また、非製品部用送風管57は、図示しない送風源から導入された気体を第1非製品部用吹付けノズル54及び第2非製品部用吹付けノズル55へ送るための部材である。送風管56,57は、中空の円筒状に構成されており、その中心軸58,59は、版胴20の中心軸21と平行をなしている。言い換えると、送風管56,57は、版胴20の中心軸21と平行な方向に沿って延びている。すなわち、版胴20の軸方向daと送風管56,57の軸方向とは一致する。これにともなって、本明細書では、送風管56,57の軸方向にも符号daを付す。
図示された例では、圧胴汚れ防止装置50は、製品部用送風管56から版胴20の製品部24へ向けて延びる複数の製品部用吹付けノズル53を有している。図4及び図6に示された例では、複数の製品部用吹付けノズル53は、製品部用送風管56の延びる方向と平行な方向に沿って配列されている。とりわけ図示された例では、複数の製品部用吹付けノズル53は、製品部用送風管56の延びる方向と平行な方向に沿って互いに等間隔を有して配列されている。各製品部用吹付けノズル53は、版胴20の軸方向daから見て、版胴20の中心軸21へ向かって延びている。すなわち、各製品部用吹付けノズル53は、版胴20の軸方向daから見て、製品部用送風管56の中心軸58と版胴20の中心軸21とを結ぶ直線と平行をなして延びている。
図6には、版胴20の中心軸21及び製品部用送風管56の中心軸58を含む断面が示されている。図示された例では、各製品部用吹付けノズル53は、製品部用送風管56の中心軸58と直交する方向に延びている。
図7には、版胴20の中心軸21及び非製品部用送風管57の中心軸59を含む断面が示されている。図示された例では、圧胴汚れ防止装置50は、非製品部用送風管57から版胴20の第1非製品部26へ向けて延びる第1非製品部用吹付けノズル54と、非製品部用送風管57から版胴20の第2非製品部27へ向けて延びる第2非製品部用吹付けノズル55と、を有している。
また、本変形例では、第1非製品部用吹付けノズル54及び第2非製品部用吹付けノズル55から吹出す気体の風量を、製品部用吹付けノズル53から吹出す気体の風量より大きくしている。すなわち、第1非製品部用吹付けノズル54及び第2非製品部用吹付けノズル55から吹出す気体の合計風量を、全ての製品部用吹付けノズル53から吹出す気体の合計風量より大きくしている。これにより、版胴20の非製品部26,27におけるドクターブレード40により掻き残された余剰インキを、より効果的に乾燥させることができる。
本変形例に係る圧胴汚れ防止装置50では、製品部用吹付けノズル53と、第1非製品部用吹付けノズル54及び第2非製品部用吹付けノズル55とは、互いに異なる送風管56,57に取り付けられている。
このような圧胴汚れ防止装置50によれば、製品部用送風管56に供給する気体の流量と、非製品部用送風管57に供給する気体の流量とを独立に制御することができる。すなわち製品部用吹付けノズル53から吹出す気体の流量と、非製品部用吹付けノズル54,55から吹出す気体の流量とを独立に制御することができる。したがって、版胴20の製品部24及び非製品部26,27に吹き付けられる気体の流量を高い自由度を有して調整することができる。
また、本変形例に係る圧胴汚れ防止装置50では、第1非製品部用吹付けノズル54及び第2非製品部用吹付けノズル55から吹出す気体の風量は、製品部用吹付けノズル53から吹出す気体の風量より大きい。
このような圧胴汚れ防止装置50によれば、版胴20の非製品部26,27におけるドクターブレード40により掻き残された余剰インキを、より効果的に乾燥させることができる。
10 印刷装置
20 版胴
21 中心軸
22 外周面
24 製品部
26 第1非製品部
27 第2非製品部
28 凹部
30 圧胴
31 中心軸
32 外周面
34 製品部
36 第1非製品部
37 第2非製品部
40 ドクターブレード
50 圧胴汚れ防止装置
51 送風管
53 製品部用吹付けノズル
54 第1非製品部用吹付けノズル
55 第2非製品部用吹付けノズル
56 製品部用送風管
57 非製品部用送風管
W ウェブ

Claims (5)

  1. 円柱状又は円筒状の版胴であって、その外周面に、前記版胴の軸方向における中央部に設けられた製品部と、前記製品部に対して前記軸方向における一方側から隣接する第1非製品部と、前記製品部に対して前記軸方向における他方側から隣接する第2非製品部と、を有する版胴と、
    前記版胴に印刷対象のウェブを押し付ける圧胴と、
    前記版胴の前記外周面上の余剰インキを掻き取るドクターブレードと、を備えた印刷装置に用いられる圧胴汚れ防止装置であって、
    前記製品部へ気体を吹付ける製品部用吹付けノズルと、前記第1非製品部へ気体を吹付ける第1非製品部用吹付けノズルと、前記第2非製品部へ気体を吹付ける第2非製品部用吹付けノズルと、を有し、
    前記第1非製品部用吹付けノズルは、前記軸方向における前記一方側へ向くように、前記軸方向と直交する面に対して傾斜して設けられており、
    前記第2非製品部用吹付けノズルは、前記軸方向における前記他方側へ向くように、前記軸方向と直交する面に対して傾斜して設けられている、圧胴汚れ防止装置。
  2. 前記製品部用吹付けノズル、前記第1非製品部用吹付けノズル及び前記第2非製品部用吹付けノズルは、1本の送風管に取り付けられている、請求項1に記載の圧胴汚れ防止装置。
  3. 前記第1非製品部用吹付けノズル及び前記第2非製品部用吹付けノズルの内径は、前記製品部用吹付けノズルの内径より大きい、請求項2に記載の圧胴汚れ防止装置。
  4. 前記製品部用吹付けノズルと、前記第1非製品部用吹付けノズル及び前記第2非製品部用吹付けノズルとは、互いに異なる送風管に取り付けられている、請求項1に記載の圧胴汚れ防止装置。
  5. 前記第1非製品部用吹付けノズル及び前記第2非製品部用吹付けノズルから吹出す気体の風量は、前記製品部用吹付けノズルから吹出す気体の風量より大きい、請求項4に記載の圧胴汚れ防止装置。
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