JP2018111062A - 集塵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸引ファンの出力を上げても、貯水容器の水位が低くなることを抑制する集塵装置を提供する。
【解決手段】実施形態に係る集塵装置1は、粉塵を含んだ空気12が取り込まれ、内部に貯水された水11と空気12とを接触させる貯水容器10と、貯水容器10に接続され、水11を含んだ空気12を貯水容器10から吸引する吸引ファン20と、吸引ファン20に接続され、吸引ファン20から排出された空気12に含まれる水11を捕獲するジャバラ状の内面を含んだ管状の接続ダクト30と、接続ダクト30の吸引ファン20と反対側に接続され、接続ダクト30で捕獲された水11を捕集するウォータキャッチャ40と、ウォータキャッチャ40で捕集された水11を貯水容器10に返還する返還流路50と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、集塵装置に関するものであり、例えば、溶接時に発生する粉塵を集める集塵装置に関する。
特許文献1には、吸引した粉塵を貯水容器に取り込み、火種等の燃えている粉塵を水によって消火すると共に、消火した粉塵を貯水容器に集める集塵用消火装置が記載されている。特許文献1の集塵用消火装置では、軽い粉塵は、そのまま排気ダクトヘ吸引されている。
特開2012−115563号公報
一般的に、溶接を行う際、火種等の燃えている粉塵が発生するので、特許文献1に記載された集塵用消火装置のように、燃えている粉塵を水によって消火する機能を有する集塵装置が必要である。一方、溶接をする際に、発生する粉塵が多い場合には、作業環境における粉塵を適切な濃度に保つために、粉塵を吸引する吸引ファンの出力を上げる必要がある。しかし、吸引ファンの出力を上げると、消火に使用される水まで貯水容器から舞い上がってしまい、貯水容器の水位が低くなってしまう。また、舞い上がった水によって、排気ダクトに漏水を引き起こしてしまう。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、吸引ファンの出力を上げても、貯水容器の水位が低くなることを抑制する集塵装置を提供する。
本発明の一態様に係る集塵装置は、粉塵を含んだ空気が取り込まれ、内部に貯水した水と接触させる貯水容器と、前記貯水容器に接続され、前記水を含んだ前記空気を前記貯水容器から吸引する吸引ファンと、前記吸引ファンに接続され、前記吸引ファンから排出された前記空気に含まれる前記水を捕獲するジャバラ状の内面を含んだ管状の接続ダクトと、前記接続ダクトの前記吸引ファンと反対側に接続され、前記接続ダクトで捕獲された前記水を捕集するウォータキャッチャと、前記ウォータキャッチャで捕集された前記水を前記貯水容器に返還する返還流路と、を備える。このような構成により、吸引ファンの出力を上げても、貯水容器の水位が低くなることを抑制することができる。
本発明により、吸引ファンの出力を上げても、貯水容器の水位が低くなることを抑制する集塵装置を提供する。
実施形態に係る集塵装置を例示した断面図である。 実施形態に係る接続ダクトのジャバラ状管を例示した図であり、(a)は、(b)に示したBB線による断面図を示し、(b)は、(a)に示したAA線による断面図を示す。 実施形態に係る集塵装置の使用例を例示した説明図である。 実施形態に係る集塵装置の貯水容器に貯水された水の水面と、吸引フードの風量との関係を例示したグラフであり、横軸は、水面の水位を示し、縦軸は、吸引フードの風量を示す。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら説明する。但し、本発明が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
(実施形態)
実施形態に係る集塵装置を説明する。まず、実施形態に係る集塵装置の構成を説明する。図1は、実施形態に係る集塵装置1を例示した断面図である。図1に示すように、集塵装置1は、貯水容器10、吸引ファン20、接続ダクト30、ウォータキャッチャ40、返還流路50及び吐出ダクト60を備えている。集塵装置1は、例えば、アーク溶接を行う際に発生する粉塵を集塵する装置である。
貯水容器10は、燃えている粉塵を消火する水11が貯水された容器である。貯水容器10には、粉塵を含んだ空気12が取り込まれる。貯水容器10は、内部に貯水された水11と、粉塵を含んだ空気12とを接触させる。貯水容器10は箱状の外形をしている。貯水容器10には、吸引フード13が取り付けられている。また、貯水容器10には、吸引路14、整流板15、スクラブ部16、水位計17が設けられている。貯水容器10には、吸引ファン20が接続されている。
吸引フード13は、貯水容器10に取付けられている。吸引フード13は、例えば、貯水容器10の側面に設けられた開口部に取付けられている。吸引フード13は、貯水容器10に取付けられた根元部分から口径が拡がった角錐形の漏斗状となっている。粉塵を含んだ空気12は、吸引フード13から貯水容器10の内部に取り込まれる。粉塵には、火種となるような、燃えている粉塵が含まれている。吸引フード13における空気の風量は、例えば、50m/min以上となっている。
吸引路14は、貯水容器10の内部に設けられている。吸引路14は、貯水容器10の開口部から下方に向かって延びた空気12の流路である。吸引路14は、貯水された水11の水面近傍まで延びたJの字状の側壁14aを含んでいる。吸引フード13から取り込まれた空気12は、吸引路14に沿って下方に導かれる。貯水された水11の水面近傍まで導かれた空気12は、側壁14aの下端で勢いよく噴射され、水11と混合する。
整流板15は、貯水容器10の下部に設けられている。整流板15は、吸引路14によって導かれた空気12をスクラブ部16に導いている。例えば、吸引路14の側壁14aの下端が、貯水された水11の水面に接している。そして、粉塵を含んだ空気12は、整流板15及び側壁14aの下端の間を通るときに、貯水された水11と接触する。例えば、吸引路14によって導かれた空気12は、整流板15及び側壁14aの下端の間から水11と共に噴射されてスクラブ部16に導かれる。
スクラブ部16は、貯水容器10に貯水された水11の水面上に配置されている。スクラブ部16は、整流板15によって導かれた空気12及び水11をスクラブする。例えば、空気12及び水11を混合させる。これにより、スクラブ部16は、空気12に含まれた、火種等の燃えている粉塵を水11によって消火する。空気12に含まれた粉塵は、スクラブ部16によって水11と混合され、水11に付着する。また、スクラブ部16で空気12と水11が混合されることにより、空気12は水11を含むようになる。例えば、空気12は、しぶき状の水11の水滴を含んでいる。このように、スクラブ部16で空気12と水11が混合されることにより、スクラブ部16を通り抜けた空気12は、粉塵が除去され、水11を含んでいる。
なお、スクラブ部16を通り抜けた空気12は、粉塵を含んでいてもよいし、水11を含んでいなくてもよい。また、空気12に含まれた水11は、水滴の状態となっていてもよいし、霧状になっていてもよい。
水位計17は、貯水容器10に貯水された水11の水面近傍に取付けられている。水位計17によって、貯水容器10に貯水された水11の水位が測定される。
吸引ファン20は、貯水容器10に接続している。吸引ファン20は、例えば、貯水容器10の上面に設けられた開口部に接続されている。吸引ファン20は、貯水容器10の内部の空気を吸引する。具体的には、吸引ファン20は、貯水容器10のスクラブ部16において、水11と混合された空気12を吸引する。したがって、吸引ファン20は、水11を含んだ空気12を貯水容器10から吸引する。具体的には、吸引ファン20は、しぶき状の水11の水滴を含んだ空気12を吸引する。
また、吸引ファン20が貯水容器10の内部の空気を吸引することにより、貯水容器10の内部は負圧となる。よって、粉塵を含んだ空気12が、吸引フード13から貯水容器10の内部に吸引される。吸引ファン20は、吸引した空気12、すなわち、水11を含んだ空気12を接続ダクト30に排出する。例えば、吸引ファン20は、遠心力を用いて、貯水容器10の内部を吸引し、水11を含んだ空気12を接続ダクト30に排出する。
接続ダクト30は、吸引ファン20に接続している。接続ダクト30には、吸引ファン20が吸引した空気12が排出される。接続ダクト30は、ジャバラ状管31を含んでいる。接続ダクト30は、例えば、ジャバラ状管31を外側から外管32で覆った形状となっている。その場合には、接続ダクト30は、ジャバラ状管31及び外管32を含んだ2重管の形状となっている。接続ダクト30の一方の端部が吸引ファン20に接続している。接続ダクト30の他方の端部は、ウォータキャッチャ40に接続している。
図2は、実施形態に係る接続ダクト30のジャバラ状管31を例示した図であり、(a)は、(b)に示したBB線による断面図を示し、(b)は、(a)に示したAA線による断面図を示す。図2(a)及び(b)に示すように、接続ダクト30におけるジャバラ状管31は、延在方向に沿って、拡径部33と縮径部34とが交互に配置されたジャバラ状となっている。接続ダクト30の延在方向における長さは、例えば、700mm以上となっている。拡径部33の外径33aは、ジャバラ状管31の外径となっている。縮径部34の内径34aは、ジャバラ状管31の内径となっている。例えば、内径34aは、φ250mmであり、外径33aは、φ250mmよりも大きくなっている。接続ダクト30の吸引ファン20側に角丸ダクトを設け、円管状のジャバラ状管31及び外管32を吸引ファン20につないでもよい。
このように、接続ダクト30は、ジャバラ状の内面を含んだ管状となっている。よって、ジャバラ状の内面は、吸引ファン20から排出された空気12を乱流にする。例えば、吸引ファン20から接続ダクト30に排出された空気12は、ジャバラ状管31の内部を通ることによって、上昇気流及び下降気流を繰り返す。こうすることにより、接続ダクト30に排出された空気12の勢いを抑制することができる。これにより、排出された空気12は、水11を含んだまま吐出ダクト60から排出されることを抑制することができる。すなわち、接続ダクト30は、ジャバラ状の内面によって、吸引ファン20から排出された空気12に含まれる水11を捕獲する。接続ダクト30の延在方向における長さを700mm以上とすることで、ジャバラ状の内面による水11の捕獲の機会を多くすることができる。
ジャバラ状管31で、捕獲された水11は、ウォータキャッチャ40に導かれる。例えば、接続ダクト30は、吸引ファン20側からウォータキャッチャ40側にかけて下方に傾いている。よって、接続ダクト30で、捕獲された水11は、ウォータキャッチャ40に流れる。
例えば、ジャバラ状管31には、溝35が形成されている。溝35は、ジャバラ状管31の延在方向に沿って一定の幅で形成されている。溝35は、ジャバラ状管31の下部に形成されている。溝35において、ジャバラ状管31の内周面における縮径部34の凸部は、拡径部33の内周面に一致するようにつぶされている。よって、ジャバラ状管31を延在方向から見たとき、ジャバラ状管31の下部に、延在方向に延びた平坦な通路が形成されている。このような構成とすることにより、ジャバラ状管31の内面によって捕獲された水11は、ジャバラ状管31の内周面を伝って、ジャバラ状管31の下部に流れ、溝35へ導かれる。
ジャバラ状管31は、吸引ファン20側からウォータキャッチャ40側にかけて下方に傾けて配置されている。よって、溝35へ集まった水11は、溝35を伝ってウォータキャッチャ40側へ流れるようになっている。
このように、ジャバラ状管31に溝35を形成することにより、接続ダクト30で、捕獲された水11は、溝35を通って、容易にウォータキャッチャ40に導かれる。これにより、水11の捕集を容易にすることができる。
ウォータキャッチャ40は、接続ダクト30の吸引ファン20と反対側に接続されている。ウォータキャッチャ40は、接続ダクト30で捕獲された水11を捕集する。ウォータキャッチャ40の底面は所定の方向へ傾いている。よって、ウォータキャッチャ40は、ジャバラ状管31を伝って導かれた水11を底面の所定の方向に捕集する。また、ウォータキャッチャ40には、のぞき窓41が設けられており、水滴等となった水11の通過の有無を確認することができる。
返還流路50は、ウォータキャッチャ40と貯水容器10との間を繋ぐように設けられている。返還流路50は、例えば、ホースである。返還流路50は、ウォータキャッチャ40の底面における所定の方向側に接続されている。返還流路50は、ウォータキャッチャ40で捕集された水11を貯水容器10に返還する。返還流路50には、ウォータキャッチャ40で捕集された水11を貯水容器10に返還するために図示しないポンプが接続されてもよい。なお、返還流路50は、ウォータキャッチャ40から貯水容器10に水11を返還できれば、ホース以外の部材でもよい。
吐出ダクト60は、ウォータキャッチャ40に接続されている。吐出ダクト60は、吸引ファン20から排出され、接続ダクト30及びウォータキャッチャ40を介して到達した空気12を集塵装置1の外部へ吐出する。例えば、屋外へ吐出する。吐出ダクト60には、ボリュームダンパー61が設けられている。ボリュームダンパー61は、吐出ダクト60から排出される排気量を調整する。ボリュームダンパー61を調整することによって、吸引フード13から取り込まれる空気の風量を調整することができる。
次に、集塵装置1の動作を説明する。
図3は、実施形態に係る集塵装置1の使用例を例示した説明図である。
図3に示すように、まず、集塵装置1の貯水容器10に水11を貯水し、吐出ダクト60のボリュームダンパー61を調整する。吸引フード13を、アーク溶接を行う設備70に向けて配置させる。そして、吸引ファン20を作動させる。吸引ファン20の作動により、吸引ファン20は、貯水容器10の内部を吸引する。これにより、貯水容器10の内部が負圧となり、貯水容器10の開口部に通じている吸引フード13は、設備70の内部の空気12を取り込む。
次に、アーク溶接を行う設備70を用いてアーク溶接を行う。これにより、粉塵71が発生する。粉塵71には、火種等の燃えている粉塵71も含まれている。粉塵71を含んだ空気12は、吸引フード13から集塵装置1の内部に取り込まれる。
図1に示すように、吸引フード13から取り込まれた空気12は、吸引路14に導かれる。そして、吸引路14に導かれた空気12は、側壁14aの下端及び整流板15の間を水11とともに噴射して通りぬける。
側壁14aの下端及び整流板15の間を通りぬけた空気12は、スクラブ部16に導かれ、水11と混合される。これにより、空気12に含まれた、燃えている粉塵71は、水11によって消火される。さらに、粉塵71は、水11に付着する。また、貯水容器10内で水11と接触した空気12は、水11を含むようになる。水11は、例えば、水滴の状態となっている。
水11を含んだ空気12は、吸引ファン20により吸引され、接続ダクト30に排出される。接続ダクト30に排出された空気12は、接続ダクト30におけるジャバラ状の内面によって、水11を捕獲される。接続ダクト30で水11を捕獲された空気12は、ウォータキャッチャ40及び吐出ダクト60を介して集塵装置1の外部へ排出される。
一方、接続ダクト30におけるジャバラ状の内面で捕獲された水11は、ウォータキャッチャ40で捕集され、返還流路50を介して貯水容器10に返還される。このように、集塵装置1を用いて、設備70で発生した粉塵71を集塵し、設備70の粉塵を、所定の濃度以下に保っている。
次に、本実施形態の効果を説明する。
本実施形態では、接続ダクト30の内面がジャバラ状になっている。よって、接続ゲクト30における空気12の流れの勢いを弱めることができる。これにより、空気12が水滴状の水11を巻き上げ、空気12が水11を含んだまま装置の外部へ排出されることを抑制することができる。すなわち、水11を含んだ空気12がジャバラ状の内面を通過することによって、空気12の流れの勢いが弱められ、空気12に含まれた水11を、ジャバラ状の内面で捕獲することができる。
また、ジャバラ状管31の下部には溝35が設けられており、ジャバラ状の内面で捕獲された水11は、溝35を伝って、ウォータキャッチャ40で捕集される。これにより、空気12に含まれた水11を一か所に集めることができるので、意図しない箇所での漏水を抑制することができる。
さらに、ウォータキャッチャ40で捕集した水11を、返還流路50を介して貯水容器10に返還している。よって、貯水容器10に水11を返還することができるので、吸引ファン20の出力を上げても、貯水容器10の水位が低くなることを抑制することができる。これにより、貯水容器10への給水の間隔を大きくすることができる。
また、貯水容器10に水11を返還することができるので、貯水容器10における消火能力の低下を抑制することができる。
図4は、実施形態に係る集塵装置1の貯水容器10に貯水された水11の水位と、吸引フード13における風量との関係を例示したグラフであり、横軸は、水11の水位を示し、縦軸は、吸引フード13における風量を示す。グラフ中の四角(□)、三角(△)等のマークは、吸引ファン20によって、貯水容器10から空気12とともに吸引され、接続ダクト30に巻き上げられる1分あたりの水11の量(巻上量)を示している。
図4に示すように、貯水容器10の水位が、20mmの場合には、吸引フード13の風量が40m/minのときに、巻上量は1〜6ml/minであり、風量が41m/minのときに、巻上量は6〜11ml/minであり、風量が44〜47m/minのときに、巻上量は11ml/min以上である。
また、貯水容器10の水位が、10mmの場合には、吸引フード13の風量が42m/minのときに、巻上量は0ml/minであり、風量が46〜47m/minのときに、巻上量は6〜11ml/minであり、風量が49〜50m/minのときに、巻上量は11ml/min以上である。
さらに、貯水容器10の水位が、0mmの場合には、吸引フード13の風量が44m/minのときに、巻上量は0ml/minであり、風量が48〜50m/minのときに、巻上量は0.1〜1ml/minであり、風量が52〜54m/minのときに、巻上量は1〜6ml/min以上である。
また、貯水容器10の水位が、−10mmの場合には、吸引フード13の風量が46m/minのときに、巻上量は0ml/minであり、風量が49〜55m/minのときに、巻上量は0〜0.1ml/minである。
貯水容器10の水位が、−20mmの場合には、吸引フード13の風量が46m/minのときに、巻上量は0ml/minであり、風量が49〜55m/minのときに、巻上量は0〜0.1ml/minである。
貯水容器10の水位が、−30mmの場合には、吸引フード13の風量が48m/minのときに、巻上量は0ml/minであり、風量が51〜57m/minのときに、巻上量は0〜0.1ml/minである。
このように、貯水容器10に貯水された水11の水位が高くなると、水11の巻上量が大きくなっている。これは、貯水容器10の水位が高くなると、吸引ファン20の吸引力によって、発生する水11のしぶきが多くなり、水11の巻上量が大きくなると考えられる。なお、本実施形態では、所定の水位となるように、溶接のサイクル毎に貯水容器10に給水している。
また、吸引フード13における風量が大きいほど、水の巻上量が大きくなっている。本実施形態では、ウォータキャッチャ40において、捕集した水11を、返還流路50を用いて貯水容器10に返還している。よって、貯水容器10の水位を所定の水位に保つことができる。よって、吸引ファン20の吸引量を大きくすることができる(図4の点線D参照)。
一方、返還流路50が設けられない場合には、巻き上げた水11を貯水容器10に返還することができない。よって、貯水容器10内の水は減少する一方となってしまう。したがって、従来技術では、風量を大きくすることができない(図4の点線C参照)。具体的には、返還流路50が設けられない場合には、吸引ファン20の吸引量を、50m/minよりも大きくすることができない。仮に、大きくする場合には、貯水容器10に頻繁に水を供給しなければならない。一方、本実施形態の集塵装置1は、返還流路50が設けられているので、吸引ファン20の吸引量を50m/minよりも大きくすることができる。仮に、水の巻上が発生しても、貯水容器10への給水の頻度を低減することができる。
本実施形態では、吸引ファン20の吸引量を大きくし、吸引フード13の風量を大きくすることができるので、粉塵が発生する設備70、例えば、溶接の設備70を大きくすることができる。
ウォータキャッチャ40で捕集した水11を、返還流路50を介して貯水容器10に返還しているので、貯水容器10への給水間隔を大きくすることができる。よって、稼働時間を長くすることができるとともに稼働コストを低減することができる。
ウォータキャッチャ40にのぞき窓41を設けることにより、水滴状の水11の有無を確認することができる。よって、のぞき窓41で確認しながらボリュームダンパーを調整することができるので、適切な風量に設定することができる。
以上、本発明に係る実施の形態を説明したが、上記の構成に限らず、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で、変更することが可能である。
1 集塵装置
10 貯水容器
11 水
12 空気
13 吸引フード
14 吸引路
15 整流板
16 スクラブ部
17 水位計
20 吸引ファン
30 接続ダクト
31 ジャバラ状管
32 外管
33 拡径部
33a 外径
34 縮径部
34a 内径
35 溝
40 ウォータキャッチ
41 のぞき窓
50 返還流路
60 吐出ダクト
61 ボリュームダンパー
70 設備
71 粉塵

Claims (1)

  1. 粉塵を含んだ空気が取り込まれ、内部に貯水された水と前記空気とを接触させる貯水容器と、
    前記貯水容器に接続され、前記水を含んだ前記空気を前記貯水容器から吸引する吸引ファンと、
    前記吸引ファンに接続され、前記吸引ファンから排出された前記空気に含まれる前記水を捕獲するジャバラ状の内面を含んだ管状の接続ダクトと、
    前記接続ダクトの前記吸引ファンと反対側に接続され、前記接続ダクトで捕獲された前記水を捕集するウォータキャッチャと、
    前記ウォータキャッチャで捕集された前記水を前記貯水容器に返還する返還流路と、
    を備えた集塵装置。
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