JP2018110791A - 遊技機の球払出装置および遊技機 - Google Patents

遊技機の球払出装置および遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2018110791A
JP2018110791A JP2017004497A JP2017004497A JP2018110791A JP 2018110791 A JP2018110791 A JP 2018110791A JP 2017004497 A JP2017004497 A JP 2017004497A JP 2017004497 A JP2017004497 A JP 2017004497A JP 2018110791 A JP2018110791 A JP 2018110791A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
screw
game ball
passage
game
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017004497A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6705386B2 (ja
Inventor
博己 岡田
Hiromi Okada
博己 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP2017004497A priority Critical patent/JP6705386B2/ja
Publication of JP2018110791A publication Critical patent/JP2018110791A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6705386B2 publication Critical patent/JP6705386B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】従来構成よりも小型化、省スペース化を図った球払出装置およびそれを搭載した遊技機を提供する。【解決手段】モータ(7)によって回転駆動されると共に略水平方向に配置され、軸部(21)の外周に螺旋状突起(22)が設けられたスクリュー(10)と、流下する遊技球(R)を平面視にてスクリュー(10)における軸方向に沿った側方に略鉛直方向より流入させる上球通路(31)と、球通路出口(5)に連通した下球通路(32)と、を有し、スクリュー(10)は、上球通路(31)より流入される遊技球(R)に対し螺旋状突起(22)を平面視にて前記軸方向に沿った側方より当接させることで流下を停止させて待機させ、回転に伴い待機させている遊技球(R)を移動させて下球通路(32)へ送り出す。【選択図】図9

Description

本発明は、遊技機において球皿へ遊技球の払い出しを行う球払出装置および遊技機に関する。
一般に、パチンコ機等の遊技機においては、遊技機の背面側から遊技機の前面側に遊技球を供給する。遊技機の背面上部には、多数個の遊技球を貯留する貯留タンクが設置されており、遊技球は、貯留タンクから球整列通路および球通路を介して、下方の球払出装置に導かれる。貯留タンクへは、遊技球の上方の補給機構から遊技球が補給される。
球払出装置は、払出指令された球数の遊技球を、遊技機の前面下部に位置する上球皿または下球皿に払出すものである。球払出装置の構成としては、遊技機の払出信号に基づき、スクリューを回転させて遊技球を送り出し、放出された遊技球を下流の計数センサで計数して、その払出個数を管理制御するものがある(例えば、特許文献1,2)。
そして、特許文献1、2には、遊技球をスクリューに対しその軸方向より流入し、スクリューの長さに沿って軸方向に遊技球を移動させて球払出口へ送る構成の球払出装置が記載されている。
特許第5457254号明細書 特許第5770037号明細書
しかしながら、特許文献1、2の構成のように、遊技球をスクリューに対しその軸方向より流入する構成では、スクリューの長さとほぼ同距離以上の球通路がスクリューの軸方向に沿って必要となる。そのため、スクリューの装置サイズがスクリューの長さによる影響を受けてしまい、小型化する上での制約になってしまう。
球払出装置が配置される遊技機の背面側は、遊技機の遊技領域に配置される大型の表示装置や役物装置を含む遊技盤を設置するスペースである。そのため、遊技盤のさらなる大型化にも対応し得るように、球払出装置に対しては常に小型化、省スペース化が要求されている。
本発明の一態様は、装置サイズをより小さくして、従来構成よりも小型化、省スペース化を図った球払出装置およびそれを搭載した遊技機を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る球払出装置は、駆動源によって回転駆動されると共に略水平方向に配置され、軸部の外周に螺旋状突起が設けられたスクリューと、流下する遊技球を平面視にて前記スクリューにおける軸方向に沿った側方に略鉛直方向より流入させる上球通路と、球払出口に連通した下球通路と、を有し、前記スクリューは、前記上球通路より流入される遊技球に対し前記螺旋状突起を平面視にて前記軸方向に沿った側方より当接させることで流下を停止させて待機させ、回転に伴い待機させている前記遊技球を移動させて前記下球通路へ送り出すことを特徴としている。
上記構成によれば、略水平方向に配されたスクリューに対し、流下する遊技球を平面視にてスクリューにおける軸方向に沿った側方に略鉛直方向より流入させて、遊技球の側方に螺旋状突起を当接させる。
このような構成では、略鉛直方向の上球通路が略水平方向に配置されたスクリューの軸の側方にねじれ軸の位置関係になるように配置されているため、スクリュー軸長に影響を受けることなく、任意の水平位置に上球通路を配置することが可能となる。同様に、下球通路においても任意の水平位置に配置することが可能となる。
その結果、スクリューにて流下する遊技球を待機させる球待機位置から、スクリューにて待機させている遊技球を軸方向に移動させて解放する球解放位置(後述するリリースポイント)までの水平移動距離(スクリューの軸方向に沿った遊技球の移動量)を、スクリューの1ピッチ(球待機位置にある球が払い出されて次の遊技球が球待機位置に到達する距離)以下に収めることが可能となる。スクリューの1ピッチは、遊技球の直径よりも小さく設定されるため、スクリューの軸方向に沿った遊技球の移動量は遊技球1個分のサイズよりも小さくすることができる。
スクリューの軸方向に沿った遊技球の移動量をこのように小さくすることで、スクリューの軸方向に沿って必要となる球通路の距離が短いものとなり、スクリューの軸方向に沿ってスクリューの長さとほぼ同距離以上の球通路が必要であった従来構成よりも装置サイズを小さくして、小型化、省スペース化を図ることができる。
しかも、上記構成によれば、スクリューに対し、その軸方向と略直交する方向(略鉛直方向)より遊技球を流入させるため、先頭の遊技球(最下流の遊技球)に隣接する遊技球のスクリューへの噛み込みが発生し難い。そのため、螺旋状突起に対して隣接する遊技球の噛み込みを回避するための特別な形状工夫等を行う必要もない。
本発明の一態様に係る球払出装置は、さらに、前記スクリューの1ピッチが前記遊技球の直径よりも小さく、かつ、前記スクリューが遊技球を待機させる球待機位置から、前記スクリューが待機させている該遊技球を解放する球解放位置までの前記軸方向に沿った前記遊技球の移動量が、前記スクリューの1ピッチよりも小さい構成とすることもできる。
上記構成とすることで、従来構成よりも装置サイズが小さく、小型化、省スペース化を図った球払出装置を確実に得ることができる。
本発明の一態様に係る球払出装置は、さらに、前記上球通路は、前記軸方向に沿った側方における、前記スクリューの回転方向と遊技球の流下方向とが逆方向となる側に遊技球を落下させる構成とすることもできる。
上記構成によれば、上球通路より遊技球がスクリューに流入される箇所において、遊技球の流下方向とスクリューの回転方向とが逆方向となる。これにより、スクリューの側方であっても、遊技球をスクリューの回転方向の順方向となる側に流入させる構成よりも遊技球の球圧によるスクリューの回転が発生し難くなり、スクリューの不要な回転にて不要に遊技球が払い出されることを効果的に防ぐことができる。
本発明の一態様に係る球払出装置は、さらに、前記駆動源を備え、前記駆動源が前記スクリューに同軸接続されている構成とすることもできる。
上記構成によれば、駆動源の駆動力をスクリューに伝達するための伝達ギアが不要となるので、さらに、小型化、省スペース化を図ることができる。
本発明の一態様に係る遊技機は、前述した本発明の一態様に係る球払出装置を備えたことを特徴としている。
前述したように、本発明の一態様に係る球払出装置は、従来構成よりも小型化、省スペース化を図ることができるので、球払出装置が配置される遊技機の背面側のスペースを有効に利用することができ、遊技盤のさらなる大型化が図れる。
本発明の一態様によれば、従来構成よりも小型化、省スペース化を図った球払出装置およびそれを搭載した遊技機を提供できるといった効果を奏する。
本実施の形態の遊技機を示した斜視図である。 上記遊技機の背面側を示した図であり(a)は背面図、(b)は斜視図である。 上記遊技球に搭載された本実施の形態の球払出装置の外観を示した斜視図である。 上記球払出装置の正面図、平面図、右側面図、背面図、底面図を示す図である。 上記球払出装置の内部構造を示す断面図であり、図4の平面図のA−A線矢視断面図である。 上記球払出装置の内部構造を示す断面図であり、図4の平面図のB−B線矢視断面図である。 上記球払出装置におけるスクリューと遊技球と球通路出口との位置関係を示す要部の平面図である。 上記球払出装置におけるスクリューと球通路との位置関係を示す斜視図であり、正面ケースを外した状態である。 上記球払出装置における遊技球の流れを説明する断面図である。 上記球払出装置の動作を示す説明図である。 上記球払出装置の動作を示す説明図であり、図10の続きを示すものである。 上記球払出装置における先頭の遊技球が待機させられ、下球通路に送られるまでの遊技球の位置を示す説明図であり、(a)は、先頭の遊技球がホームポジションにある状態、(b)は、先頭の遊技球がスクリューから解放されるリリースポイントにある状態、(c)は、先頭の遊技球が下球通路の入口に達した状態である。 上記球払出装置の変形例を示す説明図であり、球抜き機能が設けられない場合の球通路の形状を示す。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。説明においては、特に断らない限り、遊技機に対して遊技者側を正面側、正面側の反対側を背面側とし、遊技者から見て左を左側、右を右側とし、遊技者から見て上を上側、下を下側とする。
図1は、本実施の形態の遊技機100を示した斜視図である。図1に示すように、遊技機100は、遊技領域101、ハンドル102、上球皿103、下球皿104等を備えている。遊技領域101は、ハンドル102によって打ち出された遊技球(遊技媒体)が移動する領域である。ハンドル102は、遊技球の発射操作を行うための装置であり、利用者がハンドル102を回した状態で保持すると、遊技球が連続発射されて遊技領域101に打ち出される。
上球皿103は、遊技において獲得した遊技球、または、球貸し操作にて貸し出された遊技球が貯留され、下球皿104は、上球皿103から溢れた遊技球が貯留される。つまり、遊技領域101に設けられた入賞口(不図示)に遊技球が入賞すると、入賞口に応じて設定されている数の遊技球が、遊技機100の背面側に設置された球払出装置1(図2参照)より上球皿103または下球皿104に払い出される。
図2は、遊技機100の背面側を示した図であり(a)は背面図、(b)は斜視図である。図2の(a)(b)に示すように、遊技機100の背面には、貯留タンク105、球整列通路106、縦型球通路107、球払出装置1、遊技盤109が設置されている。
貯留タンク105は、遊技機100の背面上部に設けられており、遊技島の補給シュート(不図示)から遊技機100に供給される遊技球を一時的に貯留する収容部である。球整列通路106は、遊技球を整列させて流す通路であり、上流側が貯留タンク105に接続され、下流側が縦型球通路107に接続されている。縦型球通路107は、遊技球を上方から下方に(重力方向に向けて)落下させる通路であり、上流側が球整列通路106に接続され、下流側が球払出装置1に接続されている。これにより、遊技島の補給シュート(不図示)から遊技機100に供給された遊技球は、貯留タンク105、球整列通路106、縦型球通路107を順に経由して、球払出装置1へ供給される。
球払出装置1は、払出制御部(不図示)から払出信号(所定数の遊技球の払い出しを命令する信号)を受信すると、所定数の遊技球を上球皿103または下球皿104へ放出する(払い出す)装置である。
遊技盤109は、遊技機100の背面側の最も大きな領域を占有しており、遊技領域101(図1参照)の盤面にある、演出用画像を表示する大型の表示装置や役物装置およびこれらを制御する制御部等を備えている。
図3は、遊技機100に搭載された本実施の形態の球払出装置1の外観を示した斜視図である。図4は、球払出装置1の正面図、平面図、右側面図、背面図、底面図である。なお、球払出装置1の正面は、後述する球抜きガイド12の操作時に操作者(遊技店の従業員等)と向き合う面、つまり、球抜きガイド12が設けられている面とする。
図3、図4に示すように、球払出装置1は、樹脂製のケース2を備える。ケース2は、正面ケース2A、背面ケース2B、背面カバー2C、およびモーターカバー2Dの4つのパーツからなる。正面ケース2Aと背面ケース2Bとは、突き合わされた状態でネジ等で固定され、その内部に球通路3が形成されると共に、後述するスクリュー10(図5参照)と計数センサ11(図5参照)とが配置される。背面カバー2Cは、背面ケース2Bの開口部(不図示)より突出するスクリュー10の外周部を覆うもので、背面ケース2Bにネジ等で固定される。モーターカバー2Dは、球払出装置1の右側側面においてモータ(駆動源)7を保護するための部材であり、背面ケース2Bにネジ等で固定される。
ケース2の上面には、球通路3の入口である球通路入口4が形成されている。ケース2の底面には、球通路3の出口である球通路出口(球払出口)5と、球通路3より分岐した後述する球抜き通路8(図5参照)の出口である球抜き通路出口6とが形成されている。また、正面ケース2Aには、引き抜くことで球抜き通路8を開放する、球抜きガイド12が挿抜自在に取り付けられている。
球払出装置1の右側側面には、スクリュー10(図5参照)を回転させるためのモータ7が、モーターカバー2Dを介して取り付けられている。本例においてモータ7はステッピングモータである。
図5、図6は、球払出装置1の内部構造を示す断面図であり、図5は図4の平面図のA−A線矢視断面図、図6は図4の平面図のB−B線矢視断面図である。図7は、球払出装置1におけるスクリュー10と遊技球Rと球通路出口5との位置関係を示す要部の平面図である。図8は、スクリュー10と球通路3との位置関係を示す斜視図であり、正面ケース2Aを外した状態である。
図5に示すように、球払出装置1のケース2の内部には、前述した球通路3が後述する遊技球R(図7参照)を1条で流下させる状態で形成されている。球通路出口5は、球通路入口4に対して通路幅の半分ほど右に変位している。
球通路3は、図7、図8に示すように、スクリュー10に対し、平面視にてその軸方向に沿った側方、本例ではスクリュー10の前側に遊技球Rを流下させるようになっている。具体的には、図5に示すように、球通路3は、球通路入口4から流入された遊技球Rを流下させてスクリュー10に流入する上球通路31と、スクリュー10より送り出される遊技球Rを流下させる下球通路32と、上球通路31と下球通路32とを繋ぐ湾曲部33とを有する。
本例では、上球通路31は、左方向にやや傾斜している。これは、遊技球Rを球抜き通路8へ導くためである。図8に示すように、上球通路31の下部および湾曲部33の左側通路壁は、球抜きガイド12にて構成されており、球抜きガイド12を背面方向へ引き抜くことで、上球通路31と球抜き通路8とを連通させて、遊技球Rを球抜き通路出口6より排出することができる。通常、球抜きガイド12の操作は、遊技機100の背面側から行われる。
図5に戻り、下球通路32は、湾曲部33より球通路出口5にかけて直線的に形成されている。下球通路32における球通路出口5の直前には、球通路出口5を通過した遊技球Rの数を計数する計数センサ11が取り付けられている。
スクリュー10は、図6に示すように、軸部21の外周に螺旋状突起22が設けられた構成であり、略水平方向に配設されている。スクリュー10は、軸部21の両側の端部が2つの軸受23・23に回動自在に支持されている。スクリュー10における軸部21の一端は、継手部材24を介してモータ7のモータ軸7aに同軸接続されており、回転駆動されるようになっている。同軸接続することで、モータ7の駆動力をスクリュー10に伝達するための伝達ギア等が不要となり、小型化、省スペース化を図ることができる。
このようなスクリュー10は、図7、図8に示すように、球通路3の背面側に配置され、球通路3における湾曲部33に、正面視で球通路3を横切るように配置されている。スクリュー10は、上球通路31を流下する遊技球Rに対し、湾曲部33の入口部分で螺旋状突起22を背面側より当接させることで、遊技球Rの流下を球待機位置において停止させて待機させる。スクリュー10は、回転駆動されることで待機させている遊技球Rをスクリュー10に沿って軸方向に移動させる。球待機位置から後述する球解放位置まで移動された遊技球Rはスクリュー10による待機が解除されて放出され、下球通路32に送り出される。
本例では、スクリュー10の1ピッチ(螺旋状突起22の1ピッチ)は、7mmであり、遊技球Rの直径11mmよりも小さく設定されている。スクリューの1ピッチは、球待機位置にある遊技球Rが払い出されて次の遊技球Rが待機位置に到達する距離である。そして、湾曲部33の入口部分のホームポジション:H.P(球待機位置)を基準に、ホームポジションより270°回転した位置をリリースポイント(球解放位置)として設計されている。待機中の遊技球Rは、リリースポイントに到達するとスクリュー10から解放される。なお、本例では7mmとしたが、スクリュー10の1ピッチは7mm未満でも実現可能である。
また、本例では、上球通路31が、スクリュー10の軸方向に沿った側方における、スクリュー10の回転方向と遊技球Rの流下方向とが逆方向となる側に遊技球Rを落下させるようになっている。
上球通路31より遊技球Rがスクリュー10に流入される箇所において、スクリュー10の回転方向を遊技球Rの流下方向と逆方向とすることで、遊技球Rをスクリュー10の回転方向の順方向となる側に流入させる構成よりも遊技球Rの球圧によるスクリュー10の回転が発生し難くなる。これにより、スクリュー10の不要な回転にて不要に遊技球Rが払い出されることを効果的に防ぐことができる。
本例とは逆に、上球通路31が、スクリュー10の軸方向に沿った側方における、スクリュー10の回転方向と遊技球Rの流下方向とが順方向となる側に遊技球Rを落下させるように構成することもできる。
図9は、球払出装置1における遊技球Rの流れを説明する図である。図9に示すように、遊技球Rは、球通路入口4から球通路3内に連続して流入される。流入された遊技球Rのうちの先頭(最下流)の遊技球Rの流下が、湾曲部33の入口においてスクリュー10の螺旋状突起22に当接し待機させられる。この位置が、遊技球Rを待機させるホームポジションである。停止されている先頭の遊技球Rは、スクリュー10が回転駆動されると、その回転に伴いスクリュー10に沿ってホームポジションより右下方向に斜めに移動し、リリースポイントに達するとスクリュー10より解放され、下球通路32へ送り出される。
本例においては、ホームポジションを原点とし、原点からスクリュー10(螺旋状突起22)を270°回転した位置をリリースポイントとしている。先頭に位置する遊技球Rは、スクリュー10の回転に伴いスクリュー10に沿ってホームポジションより右下方向に斜めに移動し、スクリュー10がホームポジションより270°回転してリリースポイントに達するとスクリュー10より解放される。
図10、図11は、球払出装置の動作を示す説明図であり、図4の平面図のA−A線矢視断面図および、A−A線矢視断面図におけるC−C線矢視断面図を用いて説明する。図10、図11においては、先頭の遊技球RをR1、これに隣接する2番目の遊技球RをR2として区別する。
スクリュー10は、ホームポジションを原点とし、60°を1セットとして、6セットで360°回転する。回転方向は、C−C線矢視断面図に示す矢印方向であり、球払出装置1をモータ7のある側とは反対側より見て、反時計回りである。なお、1セットは、モータ7(ステッピングモータ)のステップ角15°×4ステップに相当する。スクリュー10が1セット回転する毎に、先頭の遊技球RをR1が斜め右下に少しずつ移動する。2番目の遊技球R2も先頭の遊技球R1と一緒に移動する。5セット目(240°から300°)の回転の途中で、ホームポジションから270°に到達し、先頭の遊技球R1がスクリュー10より開放(リリース)される。このとき、2番目の遊技球R2は、スクリュー10の螺旋状突起22と当接しているため、流下が停止され、スクリュー10の回転に伴って動く。スクリュー10が、6セット目(300°から360°)の回転を終えた状態で、2番目の遊技球R2が、ホームポジションに到達する。このとき、先頭の遊技球R1は、下球通路32を通って球通路出口5より排出される。
遊技機100からの払出信号に基づいて、スクリューを(払出個数)×(6セット)分回転させることで、払出信号にて命じられた規定個数の遊技球Rを払い出すことができる。
図12は、球払出装置1における先頭の遊技球Rが待機させられ、下球通路32に送られるまでの遊技球Rの位置を示す説明図である。(a)は、先頭の遊技球Rがホームポジションにある状態、(b)は、先頭の遊技球Rがスクリュー10から解放されるリリースポイントにある状態、(c)は、先頭の遊技球Rが下球通路32の入口に達した状態である。
図12の(b)に示すように、ホームポジションとリリースポイント(270°回転)との、スクリュー10に軸方向における位置ずれ量は、本例においては5.3mmである。この位置ずれ量は、スクリュー10が停止させた遊技球Rを軸方向に移動させる移動量に相当し、該移動量は、遊技球Rの直径は11mmであるため遊技球Rの直径よりも十分に小さい。また、図12の(c)に示すように、ホームポジションと下球通路32との、スクリュー10に軸方向における位置ずれ量は、本例においては7.5mmである。
このように、本実施の形態における球払出装置1においては、略水平方向に配されたスクリュー10に対し、遊技球Rを平面視にて軸部21と重畳する位置に流入させるのではなく、平面視にて軸部21と重畳しない軸方向に沿ったスクリュー10の側方に略鉛直方向より流入させ、側方より螺旋状突起22を遊技球Rに当接させるようになっている。
このような構成では、略鉛直方向の上球通路31が略水平方向に配置されたスクリュー10の軸の側方にねじれ軸の位置関係になるように配置されているため、スクリュー10の軸長に影響を受けることなく、任意の水平位置に上球通路を配置することが可能となる。同様に、下球通路においても任意の水平位置に配置することが可能となる。
その結果、流下する遊技球Rをスクリュー10にて待機させる球待機位置から、待機させている遊技球Rをスクリュー10から解放する球解放位置までの水平移動距離、つまりスクリュー10の軸方向に沿った遊技球Rの移動量を、スクリューの1ピッチ以下に収めることが可能となる。
スクリュー10の1ピッチは、遊技球Rの直径よりも小さく設定されるため、スクリュー10の軸方向に沿った遊技球Rの移動量は遊技球1個分のサイズよりも小さくすることができる。
スクリュー10の軸方向に沿った遊技球Rの移動量をこのように小さくすることで、スクリュー10の軸方向に沿って必要となる球通路の距離が短いものとなり、スクリュー10の軸方向に沿ってスクリュー10の長さとほぼ同距離以上の球通路が必要であった従来構成よりも装置サイズを小さくして、小型化、省スペース化を図ることができる。
しかも、上記構成によれば、スクリュー10に対し、その軸方向と略直交する方向(略鉛直方向)より遊技球Rを流入させるため、先頭の遊技球R1に隣接する2番目の遊技球R2のスクリューへの噛み込みが発生し難い。そのため、螺旋状突起22に対して隣接する遊技球R2の噛み込みを回避するための特別な形状工夫等を行う必要もない。
図13は、上記球払出装置1の変形例を示す説明図であり、球抜き通路8や球抜きガイド12等の球抜き機能が設けられない場合の球通路3の形状を示す。図5に示した例では、上球通路31は、左方向にやや傾斜していた。これは、遊技球Rを球抜き通路8へ導くためである。図13に示すように、球抜き機能を設けない構成では、上球通路31は下球通路32と同様に、直線的に形成することもできる。
次に、上記球払出装置1におけるホームポジションを探すイニシャライズ動作について前述した図10、図11を用いて説明する。イニシャライズ動作は、電源投入後、最初の払い出し命令が来ると実施される。
イニシャライズ動作では、まず、スクリュー10を1セット分に相当する60°回転させて、200msec間、遊技球Rが計数センサ11で検知されるか否かを判断する。遊技球Rが検知されなければ、さらに1セット分(60°)回転させて、同様に200msec間、計数センサ11で検知されるか否かを確認する。同様の処理を、遊技球Rが計数センサ11で検知されるまで繰り返す。計数センサ11で遊技球Rが検知されると、前述270°回転における遊技球の開放が成されたと判断し、さらに1セット分回転させ、その位置をホームポジション(原点)とする。
次に、上記球払出装置1におけるエラー検知処理について説明する。球払い出し時に、規定個数分の回転命令を送ったにも関わらず、払い出された遊技球Rの球数が規定個数に満たない時、リトライ動作として不足分を払い出す。リトライ動作は、イニシャライズ動作にて再度原点位置を検出した上で、不足分の遊技球Rを規定数として払い出す。リトライが発生する要因としては、モータ7の脱調による回転量不足などがある。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 球払出装置
2 ケース
3 球通路
4 球通路入口
5 球通路出口(球払出口)
6 球抜き通路出口
7 モータ(駆動源)
8 球抜き通路
10 スクリュー
11 計数センサ
12 球抜きガイド
21 軸部
22 螺旋状突起
23 軸受
24 継手部材
31 上球通路
32 下球通路
33 湾曲部
100 遊技機
101 遊技領域
102 ハンドル
103 上球皿
104 下球皿
105 貯留タンク
106 球整列通路
107 縦型球通路
109 遊技盤
R、R1、R2 遊技球

Claims (5)

  1. 駆動源によって回転駆動されると共に略水平方向に配置され、軸部の外周に螺旋状突起が設けられたスクリューと、
    流下する遊技球を平面視にて前記スクリューにおける軸方向に沿った側方に略鉛直方向より流入させる上球通路と、
    球払出口に連通した下球通路と、を有し、
    前記スクリューは、前記上球通路より流入される遊技球に対し前記螺旋状突起を平面視にて前記軸方向に沿った側方より当接させることで流下を停止して待機させ、回転に伴い待機させている前記遊技球を移動させて前記下球通路へ送り出すことを特徴とする球払出装置。
  2. 前記スクリューの1ピッチが前記遊技球の直径よりも小さく、かつ、
    前記スクリューが遊技球を待機させる球待機位置から前記スクリューが待機させている該遊技球を解放する球解放位置までの前記軸方向に沿った前記遊技球の移動量が、前記スクリューの1ピッチよりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の球払出装置。
  3. 前記上球通路は、前記軸方向に沿った側方における、前記スクリューの回転方向と遊技球の流下方向とが逆方向となる側に遊技球を落下させることを特徴とする請求項1又は2に記載の球払出装置。
  4. 前記駆動源を備え、
    前記駆動源が前記スクリューに同軸接続されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の球払出装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の球払出装置を備えたことを特徴とする遊技機。
JP2017004497A 2017-01-13 2017-01-13 遊技機の球払出装置および遊技機 Active JP6705386B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017004497A JP6705386B2 (ja) 2017-01-13 2017-01-13 遊技機の球払出装置および遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017004497A JP6705386B2 (ja) 2017-01-13 2017-01-13 遊技機の球払出装置および遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018110791A true JP2018110791A (ja) 2018-07-19
JP6705386B2 JP6705386B2 (ja) 2020-06-03

Family

ID=62911521

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017004497A Active JP6705386B2 (ja) 2017-01-13 2017-01-13 遊技機の球払出装置および遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6705386B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP6705386B2 (ja) 2020-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006271550A (ja) 玉払出装置及び遊技機
JP7099211B2 (ja) 球払出装置および遊技機
JP2018110791A (ja) 遊技機の球払出装置および遊技機
JP3537681B2 (ja) パチンコ機
JP2006271526A (ja) 玉払出装置及び遊技機
JP2007244806A (ja) 遊技機用払い出し装置
JP2013022112A (ja) 遊技機の球払出装置
JP2004000809A (ja) パチンコ機の球制御装置
JP4986446B2 (ja) 遊技機の球払出装置
JP4440796B2 (ja) 遊技機
JP6460027B2 (ja) 球払出装置、球払出制御システムおよび遊技機
JP5644136B2 (ja) 球払出装置及びパチンコ遊技機
JP2006218279A (ja) 回胴式遊技機
JP2023102475A (ja) 賞玉払出装置
JP2007175327A (ja) 遊技機の球払出構造体
JP5278916B2 (ja) 弾球遊技機
JP2007135913A (ja) 遊技機の球払出装置
JP6365098B2 (ja) 遊技球送出装置、遊技機
JP4915757B1 (ja) 弾球遊技機
JPH11226179A (ja) 遊技球の補給装置
JP5278917B2 (ja) 弾球遊技機
JP6259690B2 (ja) 遊技機の球受け構造
JP4024743B2 (ja) 弾球遊技機の球払出制御機構
JP4027301B2 (ja) 弾球遊技機の球払出制御機構
JP2007135993A (ja) 遊技機の球払出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191001

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190927

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200414

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200427

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6705386

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250