JP2018109569A - 冗長型回転検出器及びその組み立て方法 - Google Patents

冗長型回転検出器及びその組み立て方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、少なくとも2チャンネルの冗長型回転検出器における各出力波形の位相ズレを簡単に修正し、零点位置合わせをすることである。【解決手段】本発明による冗長型回転検出器及びその組み立て方法は、第1、第2輪状ロータ(12,13)を有する中空軸(7)を、輪状接続部(15)を介して分割して第1、第2中空軸部(7A,7B)とし、前記第1、第2中空軸部(7A,7B)の一方又は両方を回転させて筒状ケース(1)側の第1、第2輪状ステータ(2,3)に対する電気的零点位置合わせを行うことができる構成であり、その組み立てに際しては、中空軸(7)に固定した軸受(5,6)を介して筒状ケース(1)と中空軸(7)とを分離可能とする方法である。【選択図】図1

Description

本発明は、冗長型回転検出器及びその組み立て方法に関し、特に、回転自在な中空軸を相対回転自在な一対の中空軸部で構成し、各々輪状ロータを有する各中空軸部を回転可能とし、各検出チャンネルからの各出力波形の位相合わせによる零点位置合わせを可能とする新規な改良に関する。
従来、用いられていたこの種の零点調節型回転検出器としては、例えば、第1従来構成である特許文献1の構成においては、図示していないが、主巻線セットに少なくとも1個の補助巻線を用いて角度位置を決定する構成であった。
また、特許文献等を開示していないが、第2従来構成としては、図4に示されるように、一対の輪状ステータを有する筒状ケースを、各輪状ステータ毎に分割して、第1、第2筒状ケース部とし、各筒状ケース部の一方又は両方を回転させることにより、2チャンネルの出力波形の位相合わせ、すなわち、電気的零点位置合わせを行うことができるように構成されていた。
すなわち、図4において符号1で示されるものは筒状ケースであり、前記筒状ケース1は軸方向Aに沿う中央位置において、輪状接続部15を介して第1、第2筒状ケース部1A,1Bに分割されている。
前記各筒状ケース部1A,1Bは、相互に回転自在に接続されており、前記輪状接続部15を溶接又は接着等による固定手段20により一体化できるように構成されている。
前記第1筒状ケース部1Aには、第1ステータ用突出磁極2Aに第1ステータ巻線2Bを有する第1輪状ステータ2が設けられ、前記第2筒状ケース部1Bには、第2ステータ用突出磁極3Aに第2ステータ巻線3Bを有する第2輪状ステータ3が設けられている。
前記筒状ケース1の内側で回転自在に設けられた中空軸7には、前記各輪状ステータ2,3に対応するように第1、第2輪状ロータ12,13が設けられ、前記各輪状ロータ12,13の第1、第2ロータ用突出磁極12A,13Aには、第1、第2ロータ巻線12B,13Bが設けられている。
前記第1、第2輪状ステータ2,3と第1、第2輪状ロータ12,13によって第1、第2検出チャンネル30,40が構成され、図3に示すように、前記各検出チャンネル30,40からの出力波形30A,40Aの位相を、前記各輪状ステータ2,3の一方又は両方を回転させることにより、各位相を一致させることによって、各検出チャンネル30,40の電気的零位置合わせを行うことができるように構成されている。
特表2015−505061
従来の零点調節型回転検出器は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、第1従来構成の場合、回転検出器の構造としては、機構自体が大型化せざるを得ず、小型化が要求される昨今の事情とは逆向きとなっていた。
また、第2従来構成においては、一対の輪状ステータを有する筒状ケースを分割し、各々輪状ステータを1個ずつ設けているため、筒状ケースの構造が複雑となり、冗長型の回転検出器のコストを低下させることが困難であった。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、回転自在な中空軸を相対回転自在な一対の中空軸部で構成し、各々輪状ロータを有する各中空軸部を回転可能とし、各検出チャンネルからの各出力波形の位相合わせを可能とする冗長型回転検出器及びその組み立て方法を提供することを目的とする。
本発明による冗長型回転検出器は、筒状ケースに直接的又は間接的に設けられ、その軸方向に沿って互いに離間し、かつ、複数の第1、第2ステータ用突出磁極を有する第1、第2輪状ステータと、前記第1輪状ステータの前記各第1ステータ用突出磁極に設けられた第1ステータ巻線と、前記第2輪状ステータの前記各第2ステータ用突出磁極に設けられた第2ステータ巻線と、前記筒状ケースに対し軸受を介して回転自在に設けられた中空軸と、前記中空軸を形成するため輪状接続部を介して直列接続されると共に相対回転可能な第1、第2中空軸部と、前記第1中空軸部の外周に設けられ前記第1輪状ステータに対応する第1輪状ロータと、前記第1輪状ロータの複数の第1ロータ用突出磁極に設けられた第1ロータ巻線と、前記第2中空軸部の外周面に設けられ前記第2輪状ステータに対応する第2輪状ロータと、前記第2輪状ロータの複数の第2ロータ用突出磁極に設けられた第2ロータ巻線と、よりなり、前記第1輪状ステータ及び前記第1輪状ロータによって第1検出チャンネルが形成され、前記第2輪状ステータ及び前記第2輪状ロータによって第2検出チャンネルが形成され、前記第1、第2中空軸部の何れか一方又は両方の回転によって、前記第1、第2検出チャンネル間の第1、第2出力波形の位相ずれをなくして電気的零位置が得られる構成であり、また、前記輪状接続部は、断面形状で段状をなす嵌め合い部よりなる構成であり、また、前記第1、第2検出チャンネルは、レゾルバ又は差動変圧器からなる構成であり、また、本発明による冗長型回転検出器の組み立て方法は、請求項1記載の冗長型回転検出器を用い、前記中空軸の中空部内に棒状治具を挿入し、前記各中空軸部の何れか一方又は両方を回転させて前記各検出チャンネルの各出力波形の位相が一致するように合わせた状態で、前記棒状治具の端部のねじ部に螺合されたナットを締め付けて前記各中空軸部同士を固定した後、前記棒状治具と前記中空軸を前記各輪状ロータ及び前記各軸受と共に前記筒状ケースから取り外し、前記中空軸の輪状接続部を固定手段で固定する方法であり、また、前記固定手段は、溶接又は接着からなる方法である。
本発明による冗長型回転検出器及びその組み立て方法は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、筒状ケースに直接的又は間接的に設けられ、その軸方向に沿って互いに離間し、かつ、複数の第1、第2ステータ用突出磁極を有する第1、第2輪状ステータと、前記第1輪状ステータの前記各第1ステータ用突出磁極に設けられた第1ステータ巻線と、前記第2輪状ステータの前記各第2ステータ用突出磁極に設けられた第2ステータ巻線と、前記筒状ケースに対し軸受を介して回転自在に設けられた中空軸と、前記中空軸を形成するため輪状接続部を介して直列接続されると共に相対回転可能な第1、第2中空軸部と、前記第1中空軸部の外周に設けられ前記第1輪状ステータに対応する第1輪状ロータと、前記第1輪状ロータの複数の第1ロータ用突出磁極に設けられた第1ロータ巻線と、前記第2中空軸部の外周面に設けられ前記第2輪状ステータに対応する第2輪状ロータと、前記第2輪状ロータの複数の第2ロータ用突出磁極に設けられた第2ロータ巻線と、よりなり、前記第1輪状ステータ及び前記第1輪状ロータによって第1検出チャンネルが形成され、前記第2輪状ステータ及び前記第2輪状ロータによって第2検出チャンネルが形成され、前記第1、第2中空軸部の何れか一方又は両方の回転によって、前記第1、第2検出チャンネル間の第1、第2出力波形の位相ずれをなくして電気的零位置が得られる構成としたことにより、筒状ケースに何ら付加構造を設けることなく、内部の中空軸を二体化するのみで零点調節を簡単に行うことができ、小型化及びコストダウン化が容易である。
また、前記輪状接続部は、断面形状で段状をなす嵌め合い部よりなることにより、各中空軸部同士の相対回転が容易で、かつ、持続固定が容易である。
また、前記第1、第2検出チャンネルは、レゾルバ又は差動変圧器からなることにより、冗長型のレゾルバ又は差動変圧器(RVDT)を簡単に得ることができる。
また、請求項1記載の冗長型回転検出器を用い、前記中空軸の中空部内に棒状治具を挿入し、前記各中空軸部の何れか一方又は両方を回転させて前記各検出チャンネルの各出力波形の位相が一致するように合わせた状態で、前記棒状治具の端部のねじ部に螺合されたナットを締め付けて前記各中空軸部同士を固定した後、前記棒状治具と前記中空軸を前記各輪状ロータ及び前記各軸受と共に前記筒状ケースから取り外し、前記中空軸の輪状接続部を固定手段で固定することにより、簡単に冗長型回転検出器を得ることができる。
また、前記固定手段は、溶接又は接着からなることにより、簡単かつ、確実に組み立てることができる。
本発明による冗長型回転検出器及びその組み立て方法を示す要部の断面構成図である。 図1の要部の構成の断面を示すための断面構成図である。 図1の第1、第2チャンネルの第1、第2出力波形を示す波形図である。 従来の輪状接続部の固定状態を示す要部の断面構成図である。
本発明による冗長型回転検出器及びその組み立て方法は、回転自在な中空軸を相対回転自在な一対の中空軸部で構成し、各々輪状ロータを有する各中空軸部を回転可能とし、各検出チャンネルからの各出力波形の位相合わせ(すなわち、電気的零位置合わせ)を簡単化することである。
以下、図面と共に本発明による冗長型回転検出器及びその組み立て方法の好適な実施の形態について説明する。
図1において、符号1で示されるものは、全体形状が円筒状をなす筒状ケースであり、前記筒状ケース1の内壁1aには第1、第2輪状ステータ2,3が互いに間隔をあけて設けられている。
前記各輪状ステータ2,3の第1、第2ステータ用突出磁極2A,3Aには、第1、第2ステータ巻線2B,3Bが設けられている。
前記内壁1aには、前記各輪状ステータ2,3の部分を除いた状態で輪状をなすと共に断面でみて凹状をなすベアリングホルダ4が設けられている。
前記ベアリングホルダ4の内側には、一対の軸受5,6を介して筒状の中空軸7が回転自在に軸支されており、前記各軸受5,6は前記中空軸7を構成する第1、第2中空軸部7A,7Bの第1、第2外周面7Aa,7Baに各々嵌合して固定されている。
前記各軸受5,6は前記ベアリングホルダ4の内周面4a,4bに第1、第2C止め輪10,11を介して着脱自在に設けられている。
前記第1中空軸部7Aの第1外周面7Aaには、第1輪状ロータ12が設けられ、前記第1輪状ロータ12の第1ロータ用突出磁極12Aには第1ロータ巻線12Bが設けられている。
前記第2中空軸部7Bの第2外周面7Baには、第2輪状ロータ13が設けられ、前記第2輪状ロータ13の第2ロータ用突出磁極13Aには第2ロータ巻線13Bが設けられている。
前記第1、第2中空軸部7A,7Bは、前記中空軸7の軸方向Aに沿う中央位置に形成され、嵌め合い部からなる輪状接続部15によって、互いに一体状に接続できるように構成されていると共に、その一方又は両方は、溶接又は接着等による固定手段20によって固定される以前においては相対回転可能に構成されている。また、前記中空軸7の中空部7C内に遊嵌状に挿入された棒状治具17は、隙間Gが形成されているため前記中空軸7内への挿入及び離脱が容易である。
尚、前述の図1の構成は、本発明による冗長型回転検出器50の半断面を示しており、その全体構成としては、図2で示されるように、円筒状の筒状ケース1内に中空軸7を有する構成である。また、前記棒状治具17は、鍔部16、ナット18及びばね19で構成されている。図1及び図2は、本発明によるレゾルバ又は差動変圧器としての冗長型回転検出器50の組み立て時の構成を示しており、尚、前述の図1の各輪状ステータ2,3及び各輪状ロータ12,13の各突出磁極2A,3A,12A,13Aは、周知のレゾルバ又は回転型差動変圧器(RVDT)のように、円周に沿って複数個所定角度間隔で設けられている。
次に、前述の図1及び図2を用いて、本発明による冗長型回転検出器50を組み立てる場合について説明する。
まず、図1に示されるように、前記中空軸7の各中空軸部7A,7Bの前記輪状接続部15を固定手段20によって固定しない仮組み立ての状態において、前記中空軸7の中空部7C内に前記鍔部16を有する棒状治具17を遊嵌状に挿入し、前記棒状治具17の端部17Aのねじ17Bが前記中空軸7の端面7Dから外方へ突出する。
前述の状態において、前記ねじ17Bに対して、ばね19を介してナット18を螺合させ、前記各中空軸部7A,7Bが互いに相対回転可能な締付け状態とする。
前述の図1の構成においては、入出力信号のやりとりに必要とする前記巻線2B,3B及び12B,13Bからのリード線あるいはスリップリング等の構成は、ここでは省略している。
尚、前記第1輪状ステータ2と第1輪状ロータ12によって第1検出チャンネル30が形成され、前記第2輪状ステータ3と第2輪状ロータ13によって第2検出チャンネル40が形成されている。
前述の構成において、前記各ロータ巻線12B,13Bに対して周知の励磁信号を供給し、かつ、前記各ステータ巻線2B,3Bから出力信号を得ることができる状態として、図3で示されるように、第1、第2チャンネル30,40の各出力波形30A,40Aを図示しない測定器を介して監視し、第1中空軸部7Aを回転すると、第1検出チャンネル30の第1出力波形30Aが前記第2出力波形40Aと一致する。尚、各出力波形30A,40Aについては、前述とは逆の合わせ方とすることもできる。
前述の各出力波形30A,40Aが一致した状態は、前記各検出チャンネル30,40の電気的零位置が一致したことを示し、各検出チャンネル30,40が全く同一位相の出力波形30A,40Aを出力する冗長系を達成することができる。
前述のように、各検出チャンネル30,40の各出力波形30A,40Aが一致した状態で、前記第1中空軸部7Aの回転を停止し、前記ナット18を締め付けて各中空軸部7A,7B同士を前記固定手段20によって固定する。
次に、前記各止め輪10,11をベアリングホルダ4から除去し、前記棒状治具17と前記中空軸7を前記各輪状ロータ12,13及び各軸受5,6と共に、前記筒状ケース1から取り外すと、前記中空軸7の輪状接続部15が外部に露出するため、前記固定手段20によって、前記輪状接続部15を溶接又は接着によって固定することにより、前記各中空軸7が一体状となる。
次に、前記ナット18をゆるめて、前記中空軸7から前記棒状治具17、ナット18及びばね19を除去し、前記中空軸7の各軸受5,6を前記ベアリングホルダ4に装着することにより、図1における前記棒状治具17、ナット18及びばね19が除去された冗長型回転検出器50を得ることができる。
従って、前記中空軸7を筒状ケース1から切り離すか、又は、前記筒状ケース1を前記中空軸7から切り離すことにより、前記輪状接続部15の固定を行うことができ、最終的に、前記棒状治具17、ナット18及びばね19を除去することにより、2チャンネル冗長型の回転検出器を得ることができる。
また、前述の各検出チャンネル30,40間の各出力波形30A,40Aの電気的零点位置合わせ(位相を一致させる)を行う際に、前記第1中空軸部7Aのみを回転させた場合について述べたが、前記第2中空軸部7Bのみを回転させてもよく、さらには、各中空軸部7A,7Bの両方を回転させて前述の電気的零点位置合わせを行うこともできる。
尚、本発明による冗長型回転検出器及びその組み立て方法の要旨とするところは、以下の通りである。
すなわち、筒状ケース1に直接的又は間接的に設けられ、その軸方向Aに沿って互いに離間し、かつ、複数の第1、第2ステータ用突出磁極2A,3Aを有する第1、第2輪状ステータ2,3と、前記第1輪状ステータ2の前記各第1ステータ用突出磁極2Aに設けられた第1ステータ巻線2Bと、前記第2輪状ステータ3の前記各第2ステータ用突出磁極3Aに設けられた第2ステータ巻線3Bと、前記筒状ケース1に対し軸受5,6を介して回転自在に設けられた中空軸7と、前記中空軸7を形成するため輪状接続部15を介して直列接続されると共に相対回転可能な第1、第2中空軸部7Bと、前記第1中空軸部7Aの外周に設けられ前記第1輪状ステータ2に対応する第1輪状ロータ12と、前記第1輪状ロータ12の複数の第1ロータ用突出磁極12Aに設けられた第1ロータ巻線12Bと、前記第2中空軸部7Bの第2外周面7Baに設けられ前記第2輪状ステータ3に対応する第2輪状ロータ13と、前記第2輪状ロータ13の複数の第2ロータ用突出磁極13Aに設けられた第2ロータ巻線13Bと、よりなり、前記第1輪状ステータ2及び前記第1輪状ロータ12によって第1検出チャンネル30が形成され、前記第2輪状ステータ3及び前記第2輪状ロータ13によって第2検出チャンネル40が形成され、前記第1、第2中空軸部7A,7Bの何れか一方又は両方の回転によって、前記第1、第2検出チャンネル30,40間の第1、第2出力波形30A,40Aの位相ずれをなくして電気的零位置が得られる構成であり、また、前記輪状接続部15は、断面形状で段状をなす嵌め合い部よりなる構成であり、また、前記第1、第2検出チャンネル30,40は、レゾルバ又は差動変圧器からなる構成であり、また、本発明の冗長型回転検出器の組立て方法は、請求項1記載の冗長型回転検出器50を用い、前記中空軸7の中空部7C内に棒状治具17を挿入し、前記各中空軸部7A,7Bの何れか一方又は両方を回転させて前記各検出チャンネル30,40の各出力波形30A,40Aの位相が一致するように合わせた状態で、前記棒状治具17の端部17Aのねじ部17Bに螺合されたナット18を締め付けて前記各中空軸部7A,7B同士を固定した後、前記棒状治具17と前記中空軸7を前記各輪状ロータ12,13及び前記各軸受5,6と共に前記筒状ケース1から取り外し、前記中空軸7の輪状接続部15を固定手段20で固定する方法であり、また、前記固定手段20は、溶接又は接着からなる方法である。
本発明による冗長型回転検出器及びその組み立て方法は、一対の輪状ロータを有する中空軸を一対の相対回転可能な中空軸部で構成することにより、簡単に冗長系の電気的零位置合わせを行うことができ、冗長型回転検出器の組立てが容易となる。
1 筒状ケース
1a 内壁
2 第1輪状ステータ
2A 第1ステータ用突出磁極
2B 第1ステータ巻線
3 第2輪状ステータ
3A 第2ステータ用突出磁極
3B 第2ステータ巻線
4 ベアリングホルダ
4a,4b 内周面
5,6 軸受
7 中空軸
7A,7B 第1、第2中空軸部
7Aa,7Ba 第1、第2外周面
7C 中空部
10,11 第1、第2C止め輪
12,13 第1、第2輪状ロータ
12A,13A 第1、第2ロータ用突出磁極
12B,13B 第1、第2ロータ巻線
15 輪状接続部(嵌め合い部)
16 鍔部
17 棒状治具
17A 端部
17B ねじ部
18 ナット
19 ばね
20 固定手段(溶接、溶着等)
30 第1検出チャンネル
30A 第1出力波形
40 第2検出チャンネル
40A 第2出力波形
50 冗長型回転検出器

Claims (5)

  1. 筒状ケース(1)に直接的又は間接的に設けられ、その軸方向(A)に沿って互いに離間し、かつ、複数の第1、第2ステータ用突出磁極(2A,3A)を有する第1、第2輪状ステータ(2,3)と、前記第1輪状ステータ(2)の前記各第1ステータ用突出磁極(2A)に設けられた第1ステータ巻線(2B)と、前記第2輪状ステータ(3)の前記各第2ステータ用突出磁極(3A)に設けられた第2ステータ巻線(3B)と、前記筒状ケース(1)に対し軸受(5,6)を介して回転自在に設けられた中空軸(7)と、前記中空軸(7)を形成するため輪状接続部(15)を介して直列接続されると共に相対回転可能な第1、第2中空軸部(7B)と、前記第1中空軸部(7A)の外周に設けられ前記第1輪状ステータ(2)に対応する第1輪状ロータ(12)と、前記第1輪状ロータ(12)の複数の第1ロータ用突出磁極(12A)に設けられた第1ロータ巻線(12B)と、前記第2中空軸部(7B)の外周面に設けられ前記第2輪状ステータ(3)に対応する第2輪状ロータ(13)と、前記第2輪状ロータ(13)の複数の第2ロータ用突出磁極(13A)に設けられた第2ロータ巻線(13B)と、よりなり、
    前記第1輪状ステータ(2)及び前記第1輪状ロータ(12)によって第1検出チャンネル(30)が形成され、
    前記第2輪状ステータ(3)及び前記第2輪状ロータ(13)によって第2検出チャンネル(40)が形成され、
    前記第1、第2中空軸部(7A,7B)の何れか一方又は両方の回転によって、前記第1、第2検出チャンネル(30,40)間の第1、第2出力波形(30A,40A)の位相ずれをなくして電気的零位置が得られるようにした構成であることを特徴とする冗長型回転検出器。
  2. 前記輪状接続部(15)は、断面形状で段状をなす嵌め合い部よりなることを特徴とする請求項1記載の冗長型回転検出器。
  3. 前記第1、第2検出チャンネル(30,40)は、レゾルバ又は差動変圧器からなることを特徴とする請求項1又は2記載の冗長型回転検出器。
  4. 請求項1記載の冗長型回転検出器(50)を用い、前記中空軸(7)の中空部(7C)内に棒状治具(17)を挿入し、前記各中空軸部(7A,7B)の何れか一方又は両方を回転させて前記各検出チャンネル(30,40)の各出力波形(30A,40A)の位相が一致するように合わせた状態で、前記棒状治具(17)の端部(17Aのねじ部17B)に螺合されたナット(18)を締め付けて前記各中空軸部(7A,7B)同士を固定した後、前記棒状治具(17)と前記中空軸(7)を前記各輪状ロータ(12,13)及び前記各軸受(5,6)と共に前記筒状ケース(1)から取り外し、前記中空軸(7)の輪状接続部(15)を固定手段(20)で固定することを特徴とする冗長型回転検出器の組み立て方法。
  5. 前記固定手段(20)は、溶接又は接着からなることを特徴とする請求項4記載の冗長型回転検出器の組み立て方法。
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CN111157024A (zh) * 2019-12-27 2020-05-15 深圳市越疆科技有限公司 偏移补偿方法、装置、电子设备及计算机可读存储介质

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111157024B (zh) * 2019-12-27 2021-06-18 深圳市越疆科技有限公司 偏移补偿方法、装置、电子设备及计算机可读存储介质

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