JP2018108907A - ガラス板及びその製造方法 - Google Patents

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【課題】貫通孔を有するガラス板であって、該貫通孔における導電性物質の充填性を高めることができる、ガラス板を提供する。【解決手段】貫通孔2を有するガラス板1であって、ガラス板1の厚みが、50μm以上、2mm以下であり、貫通孔2の孔径が、500μm以下であり、貫通孔2のテーパー角θが、86度以上であることを特徴としている。【選択図】図2

Description

本発明は、貫通孔を有するガラス板及び該ガラス板の製造方法に関する。
貫通孔を有するガラス板の用途としては、例えば、ガラスインターポーザーが知られている。ガラスインターポーザーにおいては、ガラス板の貫通孔に導電性物質が充填されて用いられている。
下記の特許文献1には、貫通孔を有するガラス板の製造方法として、ガラス板にCOレーザーを照射して貫通孔を形成する方法が開示されている。特許文献1では、ガラス板の上に開口部を有する金属膜を載置した状態で、該開口部内に露出するガラス板にCOレーザーが照射されている。それによって、テーパー度合いの小さい貫通孔が形成できるとされている。
特開2016−78038号公報
しかしながら、特許文献1のガラス板では、貫通孔のテーパー度合いを十分に小さくすることができなかった。そのため、特許文献1のガラス板をガラスインターポーザーなどに用いた場合には、貫通孔における導電性物質の充填性が十分でなかった。
特に、近年、2.5D実装や3D実装のガラスインターポーザーが検討されており、貫通孔の孔径がより小さくなる傾向にあるため、貫通孔における導電性物質の充填性を高めることが益々求められている。
本発明の目的は、貫通孔を有するガラス板であって、該貫通孔における導電性物質の充填性を高めることができる、ガラス板及び該ガラス板の製造方法を提供することにある。
本発明に係るガラス板は、貫通孔を有するガラス板であって、前記ガラス板の厚みが、50μm以上、2mm以下であり、前記貫通孔の孔径が、500μm以下であり、前記貫通孔のテーパー角が、86度以上であることを特徴としている。
本発明に係るガラス板は、前記ガラス板が、ガラス板本体と、前記ガラス板本体上に設けられた樹脂層とを備えることが好ましい。
本発明に係るガラス板は、前記ガラス板本体の厚みが、500μm以下であることが好ましい。
本発明に係るガラス板は、前記貫通孔の孔径が、100μm以下であることが好ましい。
本発明に係るガラス板は、インターポーザーとして用いることが好ましい。
本発明に係るガラス板の製造方法は、貫通孔を有するガラス板の製造方法であって、支持台の上に、ガラス板を載置して固定する工程と、前記支持台の上に固定された前記ガラス板に、パルスレーザーを照射することにより、前記ガラス板に貫通孔を形成する工程と、を備え、前記パルスレーザーを照射するに際し、目的とする前記貫通孔の形状に沿って前記パルスレーザーを走査することを特徴としている。
本発明に係るガラス板の製造方法は、前記パルスレーザーの波長が、1000nm以上であることが好ましい。
本発明に係るガラス板の製造方法は、前記パルスレーザーが、フェムト秒レーザーであることが好ましい。
本発明に係るガラス板の製造方法は、前記ガラス板が、ガラス板本体と、前記ガラス板本体の主面上に設けられた樹脂層とを備え、前記ガラス板の前記樹脂層側からパルスレーザーを照射することが好ましい。
本発明によれば、貫通孔を有するガラス板であって、該貫通孔における導電性物質の充填性を高めることができる、ガラス板を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係るガラス板を示す模式的平面図である。 本発明の第1の実施形態に係るガラス板における貫通孔部分を拡大して示す模式的断面図である。 (a)〜(d)は、本発明の第1の実施形態に係るガラス板の製造方法の一例を説明するための模式的断面図である。 (a)及び(b)は、パルスレーザーの走査方法を説明するために、ガラス板における貫通孔部分を拡大して示す模式的断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るガラス板における貫通孔部分を拡大して示す模式的断面図である。 本発明の第3の実施形態に係るガラス板における貫通孔部分を拡大して示す模式的断面図である。 ガラスインターポーザーを用いたデバイスの一例を示す模式的断面図である。
以下、好ましい実施形態について説明する。但し、以下の実施形態は単なる例示であり、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。また、各図面において、実質的に同一の機能を有する部材は同一の符号で参照する場合がある。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るガラス板を示す模式的平面図である。また、図2は、本発明の第1の実施形態に係るガラス板における貫通孔部分を拡大して示す模式的断面図である。
図1に示すように、ガラス板1は、複数の貫通孔2を有する。貫通孔2は、図2に示すガラス板1の第1の主面1aから第2の主面1bに至るように設けられている。なお、ガラス板1の第1及び第2の主面1a,1bは、互いに対向するように設けられている。
本実施形態において、ガラス板1は、ガラス板本体3及び第1の樹脂層4を備える。ガラス板本体3上に、第1の樹脂層4が設けられている。なお、ガラス板本体3は、ガラス板1の第2の主面1b側に設けられている。第1の樹脂層4は、ガラス板1の第1の主面1a側に設けられている。
ガラス板1の厚みは、50μm以上、2mm以下である。貫通孔2の孔径は、500μm以下である。貫通孔2のテーパー角θは、86度以上である。なお、図2において、テーパー角θは、ガラス板1の第2の主面1bと、内側面1cとのなす角である。内側面1cは、ガラス板1において、貫通孔2に望む側面である。また、貫通孔2の孔径は、第1の主面1aにおける貫通孔2の孔径D1と、第2の主面1bにおける貫通孔2の孔径D2との双方が、上記範囲内にあることが望ましい。
本実施形態においては、貫通孔2のテーパー角θが、86度以上であるため、貫通孔2に導電性物質を充填する際に、導電性物質の充填性を高めることができる。貫通孔2における導電性物質の充填性を高めることができるので、ガラス板1は、ガラスインターポーザーなどの用途に好適に用いることができる。特に、貫通孔2の孔径が500μm以下と小さい場合においても導電性物質の充填性を高めることができるので、2.5D実装や3D実装のガラスインターポーザーに、より一層好適に用いることができる。
本実施形態のガラス板1は、貫通孔2を1cmあたり1000個以上有している。ガラス板1は、貫通孔2を1cmあたり5000個以上有していることが好ましく、10000個以上有していることがより好ましい。貫通孔2は、一般に、1cmあたり30000個以下である。
貫通孔2の孔径は、好ましくは100μm以下、より好ましくは50μm以下、さらに好ましくは20μm以下である。貫通孔2の孔径が上記上限以下である場合、ガラスインターポーザーなどの用途に、より一層好適に用いることができる。なお、貫通孔2の孔径は、一般に、50μm以上である。なお、貫通孔2のピッチは、好ましくは300μm以下、より好ましくは100μm〜200μm、さらに好ましくは25μm〜50μmである。本明細書において、貫通孔2のピッチは、互いに隣接する貫通孔2の中心間の距離である。
貫通孔2のテーパー角θは、好ましくは87度以上、より好ましくは88度以上、さらに好ましくは89度以上、特に好ましくは90度である。貫通孔2のテーパー角θが、上記下限以上又は90度である場合、貫通孔2における導電性物質の充填性をより一層高めることができる。
また、ガラス板1の厚みは、好ましくは、75μm以上、より好ましくは100μm以上、好ましくは600μm以下、より好ましくは400μm以下、さらに好ましくは250μm以下である。ガラス板1の厚みが上記下限以上である場合、より一層割れ難くなる。また、ガラス板1の厚みが上記上限以下である場合、ガラス板1をガラスインターポーザーとして用いたデバイスなどにおいて、より一層の低背化を図ることができる。
本実施形態において、ガラス板本体3の厚みは、好ましくは500μm以下、より好ましくは300μm以下、さらに好ましくは150μm以下である。ガラス板本体3の厚みが上記上限以下である場合、ガラス板1をガラスインターポーザーとして用いたデバイスなどにおいて、より一層の低背化を図ることができる。ガラス板本体3の厚みは、一般に10μm以上である。
ガラス板本体3の材料は、特に限定されないが、例えば、ソーダ石灰ガラス、無アルカリガラス等が挙げられる。また、強化ガラスとして用いられるアルミノシリケートガラスであってもよい。
第1の樹脂層4の厚みは、好ましくは30μm以上、より好ましくは60μm以上である。第1の樹脂層4の厚みが上記下限以上である場合、ガラス板本体3がより一層割れ難くなる。第1の樹脂層4の厚みは、一般に150μm以下である。
なお、図2に示すように、第1の樹脂層4は、光学粘着フィルム4a上にPETフィルム(ポリエチレンテレフタレートフィルム)4bが積層されることにより構成されている。もっとも、PETフィルム4bの代わりに他の樹脂フィルムを用いてもよい。他の樹脂フィルムとしては、アクリルフィルムなどが挙げられる。光学粘着フィルム4aの代わり他の粘着剤を用いてもよいし、粘着剤を用いなくてもよい。また、第1の樹脂層4は、塗膜であってもよい。
次に、ガラス板1の製造方法について説明する。
ガラス板の製造方法;
図3は、本発明の第1の実施形態に係るガラス板の製造方法の一例を示す模式的断面図である。
まず、図3(a)に示すように、ガラス板本体3上に第1の樹脂層4が設けられたガラス板1を用意し、ガラス板1を支持台10の上に載置する。ガラス板1は、ガラス板本体3及びPETフィルム4bを、光学粘着フィルム4aを介して貼り合わせることにより用意することができる。また、ガラス板1を支持台10の上に載置するに際しては、液体層11を介在させて載置する。
次に、図3(b)に示すように、液体層11を冷却して凝固させ、凝固層12にすることにより、凝固層12を介してガラス板1を支持台10の上に固定する。例えば、液体層11として水を用いる場合、液体層11の温度を0℃以下まで冷却することにより液体層11を凝固することができる。0℃より高い温度で液体層11を凝固させたい場合には、凝固点が0℃より高い液体(例えば、アントラニル酸メチル、ミリスチン酸メチル、ジメチルスルホキシド等)を用いて液体層11を形成すればよい。なお、液体層11を凝固させる方法として、例えば、支持台10として、ペルチェ素子等を用いて、液体層11を冷却して凝固させてもよい。
次に、図3(c)に示すように、凝固層12により支持台10の上に固定されたガラス板1に、パルスレーザー13を照射して、ガラス板1に貫通孔2を形成する。パルスレーザー13を照射する際には、目的とする貫通孔2の平面形状に沿ってパルスレーザー13を走査させ、描画する。より具体的には、パルスレーザー13を図4(a)に示す位置から、目的とする貫通孔2の平面形状に沿って操作させ、図4(b)に示す位置まで描画する。続いて、パルスレーザー13を図4(b)に示す位置から、目的とする貫通孔2の平面形状に沿って走査させ、図4(a)に示す位置まで描画する。この操作を少なくとも1回以上行うことにより、ガラス板1に貫通孔2を形成する。
パルスレーザー13を照射している間は、凝固層12の凝固状態を維持することが好ましい。
パルスレーザー13の波長は、1000nm以上であることが好ましく、1300nm以上であることがより好ましく、1500nm以上であることがさらに好ましい。パルスレーザー13の波長の上限値は、特に限定されるものではないが、2000nm程度であることが一般的である。
パルスレーザー13は、10ピコ秒以下のパルスレーザーであることが好ましく、より好ましくは、1ピコ秒以下の超短パルスレーザーであり、特に好ましくは、フェムト秒レーザーである。このようなパルス幅の小さいレーザーを用いることにより、多光子吸収現象を生じさせ、周辺部分に熱を拡散させることなくアブレーション加工することができる。
ガラス板1に所定の個数の貫通孔2を形成した後、図3(d)に示すように、凝固層12の温度を上昇させて凝固層12を融解して液体層11にする。液体層11にした後、貫通孔2が形成されたガラス板1を支持台10から取り外す。液体層11の厚みは、使用する液体に応じて適宜調整される。凝固層12にしたときに、ガラス板1を固定することができ、液体層11にしたときに、ガラス板1を取り外すことができるような厚みであればよい。
本実施形態の製造方法の特徴は、目的とする貫通孔2の平面形状に沿ってパルスレーザー13を走査させ、描画することによってガラス板1に貫通孔2を形成することにある。このような製造方法により得られた貫通孔2においては、テーパー角θを86度以上にすることができる。そのため、貫通孔2に導電性物質を充填する際に、導電性物質の充填性を高めることができる。また、貫通孔2における導電性物質の充填性を高めることができるので、得られたガラス板1は、ガラスインターポーザーなどに好適に用いることができる。
また、本実施形態の製造方法においては、ガラス板1の第1の樹脂層4側からパルスレーザー13を照射することが好ましい。ガラス板1側からパルスレーザー13を照射すると孔がガラス板1を貫通する際に、レーザーの衝撃により第1の樹脂層4に気泡が生じ、孔が精度よく加工できない場合があるが、第1の樹脂層4側からパルスレーザー13を照射することで、レーザーの衝撃により第1の樹脂層4に気泡が生じるのをより一層確実に防止することができる。
なお、本実施形態の製造方法では、液体層11を凝固させることによりガラス板1を支持台10上に固定する方法を説明したが、これに限定されるものではなく、他の方法によりガラス板1を支持台10に固定してもよい。また、ガラス板1を支持台10に固定せずに、パルスレーザー13を照射してもよい。
(第2の実施形態)
図5は、本発明の第2の実施形態に係るガラス板における貫通孔部分を拡大して示す模式的断面図である。
図5に示すように、ガラス板21では、ガラス板本体3の第1の樹脂層4とは反対側の主面3a上に、第2の樹脂層5が積層されている。第2の樹脂層5は、光学粘着フィルム5a上にPETフィルム(ポリエチレンテレフタレートフィルム)5bが積層されることにより構成されている。その他の点は、第1の実施形態と同様である。
ガラス板21においても、貫通孔2のテーパー角θが、86度以上であるため、貫通孔2に導電性物質を充填する際に、導電性物質の充填性を高めることができる。また、貫通孔2における導電性物質の充填性を高めることができるので、ガラス板21は、ガラスインターポーザーなどの用途に好適に用いることができる。
(第3の実施形態)
図6は、本発明の第3の実施形態に係るガラス板における貫通孔部分を拡大して示す模式的断面図である。
図6に示すように、ガラス板31では、第1の樹脂層4が設けられていない。その他の点は、第1の実施形態と同様である。
ガラス板31においても、貫通孔2のテーパー角θが、86度以上であるため、貫通孔2に導電性物質を充填する際に、導電性物質の充填性を高めることができる。また、貫通孔2における導電性物質の充填性を高めることができるので、ガラス板31は、ガラスインターポーザーなどの用途に好適に用いることができる。
第1〜第3の実施形態で示すように、本発明においては、ガラス板本体の片面又は両面に樹脂層が設けられていてもよいし、樹脂層が設けられていなくてもよい。樹脂層を設けることによりガラス板本体の厚みを薄くした場合においても、ガラス板本体をより一層割れ難くすることができる。
(ガラスインターポーザー)
図7は、ガラスインターポーザーを用いたデバイスの一例を示す模式的断面図である。本発明のガラス板は、上述のように、ガラスインターポーザーとして用いることができるものである。図7は、ガラスインターポーザー41の使用例を示している。図7に示すように、プリント基板50の上には、貫通電極51が設けられており、貫通電極51は、ガラスインターポーザー41の貫通孔42に通されている。貫通孔42に通されている貫通電極51は、ガラスインターポーザー41の上に搭載された積層半導体60の貫通電極61に接続されている。
上記実施形態においては、本発明における貫通孔を有するガラス板を、ガラスインターポーザーとして用いることについて説明しているが、本発明における貫通孔を有するガラス板の用途は、これに限定されるものではなく、その他の用途にも用いることができる。
具体的には、本発明のガラス板は、複数の貫通孔を所望の大きさ、ピッチで精度良く形成されており、耐熱性にも優れ、乾熱滅菌処理等の熱処理を施しても繰り返し使用することができるため、例えば、医療用途において、細胞浮遊液から所望のサイズの細胞を、高精度で、効率良く分離・抽出するためのフィルターとしても用いることができる。
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されない。
(実施例)
実施例においては、まず、ガラス板本体3としてのガラスフィルム(日本電気硝子社製、商品名「OA−10G」,厚み:150μm)に、光学粘着フィルム4a(厚み:25μm)を介して、PETフィルム4b(厚み:38μm)を貼り合わせ、ガラス板1を用意し、支持台の上に固定した。次に、支持台の上に固定されたガラス板1の第1の樹脂層4側からフェムト秒レーザーを照射することにより、ガラス板1に貫通孔2を形成した。なお、フェムト秒レーザーを照射するに際には、目的とする貫通孔2の形状に沿ってフェムト秒レーザーを走査させた。得られたガラス板1において、第1の主面1aにおける貫通孔2の孔径D1、第2の主面1bにおける貫通孔2の孔径D2、及びテーパー角θを測定した。なお、貫通孔2の孔径D1及びD2は、デジタルマイクロスコープを用いて第1及び第2の主面1a,1bの表面形状を観察し、それぞれランダムに選んだ10個の貫通孔2における孔径の平均値から求めた。また、テーパー角θは、ガラス板本体3の厚みをtとし、この厚みtと、貫通孔2の孔径D1及びD2とから、下記式(1)により算出した。
テーパー角θ=tan−1[2t/(D1−D2)]…式(1)
結果を下記の表1に示す。
Figure 2018108907
1,21,31…ガラス板
1a,1b…第1,第2の主面
1c…内側面
2…貫通孔
3…ガラス板本体
3a…主面
4,5…第1,第2の樹脂層
4a,5a…光学粘着フィルム
4b,5b…PETフィルム
10…支持台
11…液体層
12…凝固層
13…パルスレーザー
41…ガラスインターポーザー
42…貫通孔
50…プリント基板
51…貫通電極
60…積層半導体
61…貫通電極

Claims (9)

  1. 貫通孔を有するガラス板であって、
    前記ガラス板の厚みが、50μm以上、2mm以下であり、
    前記貫通孔の孔径が、500μm以下であり、
    前記貫通孔のテーパー角が、86度以上である、ガラス板。
  2. 前記ガラス板が、ガラス板本体と、前記ガラス板本体上に設けられた樹脂層とを備える、請求項1に記載のガラス板。
  3. 前記ガラス板本体の厚みが、500μm以下である、請求項2に記載のガラス板。
  4. 前記貫通孔の孔径が、100μm以下である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のガラス板。
  5. インターポーザー用である、請求項1〜4のいずれか1項に記載のガラス板。
  6. 貫通孔を有するガラス板の製造方法であって、
    支持台の上に、ガラス板を載置して固定する工程と、
    前記支持台の上に固定された前記ガラス板に、パルスレーザーを照射することにより、前記ガラス板に貫通孔を形成する工程と、
    を備え、
    前記パルスレーザーを照射するに際し、目的とする前記貫通孔の形状に沿って前記パルスレーザーを走査する、ガラス板の製造方法。
  7. 前記パルスレーザーの波長が、1000nm以上である、請求項6に記載のガラス板の製造方法。
  8. 前記パルスレーザーが、フェムト秒レーザーである、請求項6又は7に記載のガラス板の製造方法。
  9. 前記ガラス板が、ガラス板本体と、前記ガラス板本体の主面上に設けられた樹脂層とを備え、前記ガラス板の前記樹脂層側からパルスレーザーを照射する、請求項6〜8のいずれか1項に記載のガラス板の製造方法。
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