JP2018108777A - タイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた氷雪上性能を有するタイヤを提供する。【解決手段】トレッド部2を有するタイヤである。トレッド部2には、トレッド端Te側でタイヤ周方向に連続してのびるショルダー主溝4と、ショルダー主溝4のタイヤ赤道C側でタイヤ周方向に連続してのびるクラウン主溝3と、ショルダー主溝4とクラウン主溝3との間に区分されたミドル陸部11とが設けられている。ショルダー主溝4とクラウン主溝3とは、互いに位相を揃えたジグザグ状である。ミドル陸部11には、ショルダー主溝4及びクラウン主溝3とは逆の位相でタイヤ周方向にジグザグ状にのびるミドル縦サイプ30が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、優れた氷雪上性能を有するタイヤに関する。
例えば、下記特許文献1には、直線状にのびる主溝及びジグザグ状にのびる主溝で区分された陸部を有するタイヤが提案されている。特許文献1のタイヤの陸部には、直線状にのびる細溝又は縦サイプが設けられている。
しかしながら、特許文献1のタイヤは、氷雪上性能の向上について、さらなる改善の余地があった。
特開2005−280457号公報
本発明は、以上のような問題に鑑み案出されたもので、優れた氷雪上性能を有するタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明は、トレッド部を有するタイヤであって、前記トレッド部には、トレッド端側でタイヤ周方向に連続してのびるショルダー主溝と、前記ショルダー主溝のタイヤ赤道側でタイヤ周方向に連続してのびるクラウン主溝と、前記ショルダー主溝と前記クラウン主溝との間に区分されたミドル陸部とが設けられ、前記ショルダー主溝と前記クラウン主溝とは、互いに位相を揃えたジグザグ状であり、前記ミドル陸部には、前記ショルダー主溝及び前記クラウン主溝とは逆の位相でタイヤ周方向にジグザグ状にのびるミドル縦サイプが設けられている。
本発明のタイヤにおいて、前記ミドル陸部には、前記ショルダー主溝から前記クラウン主溝側にのびかつ前記ミドル陸部内で途切れる複数の第1ミドルラグ溝と、前記クラウン主溝から前記ショルダー主溝側にのびかつ前記ミドル陸部内で途切れる複数の第2ミドルラグ溝とが設けられ、前記ミドル縦サイプは、前記第1ミドルラグ溝から前記第2ミドルラグ溝までのび、前記ミドル陸部は、前記ミドル縦サイプと前記複数の第1ミドルラグ溝とで区分された第1ミドルブロックと、前記ミドル縦サイプと前記複数の第2ミドルラグ溝とで区分された第2ミドルブロックとを含むのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記第1ミドルブロック及び前記第2ミドルブロックには、ブロック全幅を完全に横切る2本のミドル横細溝からなるミドル横細溝対が複数設けられているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記第1ミドルブロック及び前記第2ミドルブロックは、それぞれ、前記ミドル横細溝対の間に区分された複数の小ブロック片を有し、前記小ブロック片は、前記第1ミドルブロック又は前記第2ミドルブロックのタイヤ周方向の中央部に設けられた第1小ブロック片と、前記第1小ブロック片よりもタイヤ軸方向の長さが大きい第2小ブロック片とを含み、前記第1ミドルブロックに形成された第1小ブロック片は、前記第2ミドルブロックに形成された第2小ブロック片と前記クラウン縦サイプを介して隣り合っているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記ミドル縦サイプは、前記ショルダー主溝側に凸となる第1頂部と、前記ミドル主溝側に凸となる第2頂部とを有し、前記ミドル横細溝対の少なくとも1つは、前記第1頂部又は前記第2頂部のタイヤ周方向の両側に連通しているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記第1ミドルブロックに設けられた前記ミドル横細溝の少なくとも1つは、前記第2ミドルブロックに設けられた前記ミドル横細溝と前記ミドル縦サイプを介して滑らかに連続しているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記2本のミドル横細溝のエッジ間の最小の距離は、2.0〜5.0mmであるのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記ミドル横細溝は、横断面において、踏面側の外側部と、前記外側部のタイヤ半径方向内側に設けられかつ1.5mm未満の一定の幅でのびる内側部とを含むのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記ミドル横細溝は、前記ショルダー主溝の0.55〜0.65倍の深さを有しているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記ミドル横細溝は、前記ミドル縦サイプと同一の深さを有するのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、ミドル縦サイプの折れ曲がり角度は、ショルダー主溝の折れ曲がり角度よりも小さいのが望ましい。
本発明のタイヤのトレッド部には、トレッド端側でタイヤ周方向に連続してのびるショルダー主溝と、ショルダー主溝のタイヤ赤道側でタイヤ周方向に連続してのびるクラウン主溝と、ショルダー主溝とクラウン主溝との間に区分されたミドル陸部とが設けられている。ショルダー主溝とクラウン主溝とは、互いに位相を揃えたジグザグ状である。このようなショルダー主溝及びクラウン主溝は、タイヤ軸方向のみならず、タイヤ周方向にもエッジによる摩擦力を提供することができ、優れた氷雪上性能を発揮することができる。また、互いに位相が揃ったショルダー主溝及びクラウン主溝に区分されたミドル陸部は、タイヤ軸方向の幅がタイヤ周方向で変化し難い。このようなミドル陸部は、剛性の偏りが小さく、ひいては欠け等の損傷を抑制することができる。
ミドル陸部には、ショルダー主溝及びクラウン主溝とは逆の位相でタイヤ周方向にジグザグ状にのびるミドル縦サイプが設けられている。このようなミドル縦サイプは、そのエッジによって各主溝とは異なる方向の摩擦力を提供でき、優れた氷雪上性能が得られる。
また、ショルダー主溝及びクラウン主溝とは逆の位相のミドル縦サイプが設けられることにより、ミドル縦サイプの一方側に区分された陸部片の幅の小さい部分は、ミドル縦サイプの他方側に区分された陸部片の幅の大きい部分と隣り合う。これにより、踏面に接地圧が作用したとき、前記幅の小さい部分が前記幅の大きい部分に支えられるため、陸部の過度な変形が抑制され、とりわけ固い氷で覆われた路面で、高いエッジ効果を発揮することができる。
本発明の一実施形態のタイヤのトレッド部の展開図である。 図1のショルダー主溝の輪郭の拡大図である。 図1のミドル陸部の拡大図である。 図3の第1ミドルブロックの拡大図である。 図4のA−A線断面図である。 図1のクラウン陸部の拡大図である。 図6の第1クラウンブロックの拡大図である。 図1のショルダー陸部の拡大図である。 図8のB−B線断面図である。 比較例のタイヤのトレッド部の展開図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本発明の一実施形態を示すタイヤ1のトレッド部2の展開図である。本発明のタイヤ1は、例えば、乗用車用や重荷重用の空気入りタイヤ、及び、タイヤの内部に加圧された空気が充填されない非空気式タイヤ等の様々なタイヤに用いることができる。本実施形態のタイヤ1は、例えば、空気入りタイヤであって、重荷重用の冬用タイヤとして好適に使用される。
図1に示されるように、トレッド部2には、トレッド端Te側でタイヤ周方向に連続してのびるショルダー主溝4と、ショルダー主溝4のタイヤ赤道C側でタイヤ周方向に連続してのびるクラウン主溝3とが設けられている。ショルダー主溝4とクラウン主溝3とは、互いに位相を揃えたジグザグ状に形成されている。
ジグザグ状の「位相」とは、ジグザグ状に周期的にのびる主溝のある特定の位置が、1周期(以下、「1ピッチ」ということもある。)の中でどの位置にあるかを特定するものである。また、1ピッチPaは、例えば、1つの主溝において、タイヤ周方向で隣り合う山部分の頂点間のタイヤ周方向の距離である。さらに、2つのジグザグ状の主溝に関し、「互いに位相を揃えた」とは、一方のジグザグ状の主溝の山部分及び谷部分が、他方のジグザグ状の主溝の山部分及び谷部分と、タイヤ周方向で同じ位置にあることを意味する。この場合において、上記「同じ位置にある」とは、完全に同じ位置にある場合の他、主溝3、4の間に1ピッチの10%以下、より好ましくは5%以下の位相差Pdを有する態様を含むものとする。これは、タイヤがゴムの加硫成形品であることに鑑み、成形誤差を許容する趣旨である。前記位相差Pdは、例えば、一方の主溝の山部分の頂点6aと、それに最も近くに位置する他方の主溝の山部分の頂点6bとのタイヤ周方向の距離で定義される。
このようなショルダー主溝4及びクラウン主溝3は、タイヤ軸方向のみならず、タイヤ周方向にもエッジによる摩擦力を提供することができ、優れた氷雪上性能を発揮することができる。
「トレッド端Te」は、正規リムにリム組みされかつ正規内圧が充填された無負荷である正規状態のタイヤ1に、正規荷重を負荷してキャンバー角0度で平面に接地させたときの最もタイヤ軸方向外側の接地位置である。特に断りがない場合、タイヤの各部の寸法等は、正規状態で測定された値である。
「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim" である。
「正規内圧」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。
「正規荷重」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば "最大負荷能力" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY" である。
図1に示されるように、クラウン主溝3は、タイヤ赤道Cの一方側に設けられた第1クラウン主溝3Aと、タイヤ赤道Cの他方側に設けられた第2クラウン主溝3Bとを含んでいる。図1において、第1クラウン主溝3Aは、タイヤ赤道Cの左側に設けられている。第2クラウン主溝3Bは、タイヤ赤道Cの右側に設けられている。望ましい態様では、第1クラウン主溝3Aと第2クラウン主溝3Bとは、互いに位相を揃えたジグザグ状である。第1クラウン主溝3Aと第2クラウン主溝3Bとは、例えば、1ピッチの5%以下の位相差で配されているのが望ましい。第1クラウン主溝3Aと第2クラウン主溝3Bとは、完全に同じ位相(位相差が0)で配されているのがより望ましい。
クラウン主溝3は、例えば、その溝中心線がタイヤ赤道Cからトレッド幅TWの0.08〜0.15倍の距離離れた位置に設けられているのが望ましい。ショルダー主溝4は、例えば、その溝中心線がタイヤ赤道Cからトレッド幅TWの0.25〜0.35倍の距離離れた位置に設けられているのが望ましい。但し、各主溝3、4の配置は、このような範囲に限定されるものではない。トレッド幅TWは、前記正規状態におけるトレッド端Te、Te間のタイヤ軸方向の距離である。
ドライ路面での操縦安定性と氷雪上性能とをバランス良く高めるために、クラウン主溝3の溝幅W1及びショルダー主溝4の溝幅W2は、例えば、トレッド幅TWの3〜7%であるのが望ましい。同様の観点から、クラウン主溝3及びショルダー主溝4の溝深さは、本実施形態の重荷重用タイヤの場合、例えば、15〜25mmであるのが望ましい。
図2には、クラウン主溝3及びショルダー主溝4のさらに詳細な構成を説明する図として、ショルダー主溝4の輪郭の拡大図が示されている。図2に示されるように、ショルダー主溝4の折れ曲がり角度θ5は、例えば、160〜170°であるのが望ましい。
ショルダー主溝4は、例えば、タイヤ周方向に対して傾斜した第1溝部5a、第2溝部5b、第3溝部5c、及び、第4溝部5dを有している。第2溝部5bは、第1溝部5aと逆向きに傾斜し、かつ、第1溝部5aに連なっている。第3溝部5cは、第2溝部5bと逆向きに傾斜し、かつ、第2溝部5bに連なっている。第4溝部5dは、第3溝部5cと逆向きに傾斜しかつ第3溝部5cに連なっている。
各溝部5a乃至5dは、例えば、タイヤ周方向に対して5〜15°、より好ましくは9〜12°の角度で傾斜している。より望ましい態様として、本実施形態の前記各溝部5a乃至5dは、それぞれ、タイヤ周方向に対して互いに異なる角度(絶対値)を有している。このようなショルダー主溝4は、溝のエッジによる摩擦力を多方向に発揮することができる。
さらに望ましい態様として、第1乃至第4溝部5a乃至5dは、タイヤ周方向に対する最大傾斜角度と最小傾斜角度との差が1.0〜4.0°であるのが望ましい。このようなショルダー主溝3は、エッジの偏摩耗を抑制しつつ、タイヤ周方向の摩擦力を高めることができる。
図1に示されるように、トレッド部2には、主溝3、4で区分された複数の陸部が設けられている。本実施形態の陸部は、例えば、クラウン陸部10、ミドル陸部11、及び、ショルダー陸部12を含んでいる。クラウン陸部10は、第1クラウン主溝3Aと第2クラウン主溝3Bとの間に区分されている。ミドル陸部11は、例えば、クラウン主溝3とショルダー主溝4との間に区分されている。ショルダー陸部12は、例えば、ショルダー主溝4とトレッド端Teとの間に区分されている。
図3には、ミドル陸部11の拡大図が示されている。図3では、発明が理解され易いように、溝及びサイプが薄く着色されている。図3に示されるように、ミドル陸部11は、互いに位相を揃えたジグザグ状であるショルダー主溝4及びクラウン主溝3に区分されているため、タイヤ軸方向の幅がタイヤ周方向で変化し難い。このようなミドル陸部11は、剛性の偏りが小さく、ひいては欠け等の損傷を抑制することができる。
ミドル陸部11には、ジグザグ状にのびるミドル縦サイプ30が設けられている。本明細書において、「サイプ」とは、踏面での開口幅が1.5mm未満の切れ込みを意味する。
ミドル縦サイプ30は、ショルダー主溝4側に凸となる第1頂部30aと、クラウン主溝3側に凸となる第2頂部30bとを有し、これらがタイヤ周方向に交互に設けられている。エッジの摩耗や陸部の欠けを抑制しつつ、タイヤ周方向の摩擦力を高めるために、第1頂部30a及び第2頂部30bの折れ曲がり角度θ3は、例えば、140〜160°が望ましく、より望ましくは145〜155°である。本実施形態では、ミドル縦サイプ30の折れ曲がり角度θ3は、例えば、ショルダー主溝4の折れ曲がり角度θ5よりも小さい。
ミドル縦サイプ30は、例えば、ショルダー主溝4の0.55〜0.65倍の深さを有しているのが望ましい。このようなミドル縦サイプ30は、ミドル陸部11の剛性の過度な低下を抑制することができる。
ミドル縦サイプ30は、ショルダー主溝4及びクラウン主溝3とは逆の位相でタイヤ周方向にジグザグ状にのびている。なお、「逆の位相でジグザグ状にのびる」とは、ジグザグ状にのびる一方の主溝の山部分が、ジグザグ状にのびる他方の主溝の谷部分とタイヤ周方向で揃っている態様を意味する。この態様は、ミドル縦サイプ30とショルダー主溝4とのジグザグの位相差、及び、ミドル縦サイプ30とクラウン主溝3とのジグザグの位相差が、それぞれ、例えば、1ピッチの10%以下である態様を含む。ミドル縦サイプ30と主溝3、4とは、完全に逆の位相(前記位相差が0.5ピッチ)で配されるのがより望ましい。
このようなミドル縦サイプ30は、そのエッジによってショルダー主溝4及びクラウン主溝3とは異なる方向の摩擦力を提供でき、優れた氷雪上性能が得られる。
また、ショルダー主溝4及びクラウン主溝3とは逆の位相のミドル縦サイプ30が設けられることにより、ミドル縦サイプ30の一方側に区分された陸部片11Aの幅の小さい部分13aは、クラウン縦サイプ15の他方側に区分された陸部片10Bの幅の大きい部分13bと隣り合う。これにより、踏面に接地圧が作用したとき、前記幅の小さい部分13aが前記幅の大きい部分13bに支えられるため、陸部の過度な変形が抑制され、とりわけ固い氷で覆われた路面で、高いエッジ効果を発揮することができる。
ミドル陸部11には、ショルダー主溝4又はクラウン主溝3からのびる複数のミドルラグ溝32が設けられている。本実施形態のミドルラグ溝32は、例えば、ショルダー主溝4又はクラウン主溝3の1.5〜2.5ピッチ毎に設けられているのが望ましく、本実施形態では2ピッチ毎に設けられている。ミドルラグ溝32は、例えば、複数の第1ミドルラグ溝32A及び複数の第2ミドルラグ溝32Bを含んでいる。本実施形態では、第1ミドルラグ溝32Aと第2ミドルラグ溝32Bとは、タイヤ周方向に位置ずれしている。
第1ミドルラグ溝32Aは、例えば、ショルダー主溝4からクラウン主溝3側にのびかつミドル陸部11内で途切れている。第2ミドルラグ溝32Bは、例えば、クラウン主溝3からショルダー主溝4側にのびかつミドル陸部11内で途切れている。なお、本実施形態では、ミドル縦サイプ30は、第1ミドルラグ溝32Aから第2ミドルラグ溝32Bまでのびている。
ミドルラグ溝32は、例えば、一定の溝幅で直線状にのびている。クラウンラグ溝17は、例えば、ショルダー主溝4の0.7〜0.8倍の溝幅W7を有しているのが望ましい。ミドルラグ溝32は、例えば、ショルダー主溝4の0.70〜0.80倍の溝深さを有しているのが望ましい。このようなミドルラグ溝32は、ミドル陸部11の損傷を抑制しつつ、ウェット性能を高めることができる。
第1ミドルラグ溝32Aは、例えば、タイヤ軸方向に対して10°以下の角度で配されているのが望ましい。本実施形態の第1ミドルラグ溝32Aは、タイヤ軸方向に沿ってのびている。
第2ミドルラグ溝32Bは、例えば、タイヤ軸方向に対して第1ミドルラグ溝32Aよりも大きい角度θ4で配されているのが望ましい。前記角度θ4は、好ましくは10°以上、より好ましくは12°以上であり、好ましくは20°以下、より好ましくは18°以下である。このような第2ミドルラグ溝32Bは横方向にも摩擦力を発揮し、氷雪上での耐横すべり性能を高めることができる。このようなクラウンラグ溝17は、エッジ全体に均等に接地圧が作用し易く、エッジの欠けや偏摩耗を抑制するのにも役立つ。
ミドル陸部11は、ミドル縦サイプ30及びミドルラグ溝32で区分されたミドルブロック33を含んでいる。ミドルブロック33は、例えば、第1ミドルブロック33A及び第2ミドルブロック33Bを含んでいる。第1ミドルブロック33Aは、例えば、ミドル縦サイプ30と複数の第1ミドルラグ溝32Aとで区分されている。第2ミドルブロック33Bは、ミドル縦サイプ30と複数の第2ミドルラグ溝32Bとで区分されている。
図4には、ミドルブロック33の構成を説明するための図として、第1ミドルブロック33Aの拡大図が示されている。図4に示されるように、ミドルブロック33は、例えば、タイヤ軸方向の幅W8よりもタイヤ周方向の長さL3が大きい縦長状である。このようなミドルブロック33は、タイヤ周方向の剛性が高く、ドライ路面で大きなトラクションを発揮することができる。
ミドルブロック33のタイヤ軸方向の幅W8は、例えば、トレッド幅TW(図1に示され、以下、同様である。)の8〜12%であるのが望ましい。ミドルブロック33のタイヤ周方向の長さL3は、例えば、前記幅W8の2.5〜3.5倍であるのが望ましい。このようなミドルブロック33は、タイヤ周方向及びタイヤ軸方向の剛性バランスが良く、ブロックの欠けや偏摩耗を効果的に抑制することができる。
ミドルブロック33には、例えば、複数のミドル横細溝対35が設けられているのが望ましい。ミドル横細溝対35は、ブロック全幅を完全に横切る2本のミドル横細溝36で構成されている。本実施形態では、1つのミドルブロック33に3つのミドル横細溝対35が設けられている。これにより、ミドルブロック33は、小ブロック片37と大ブロック片38とがタイヤ周方向に交互に区分されている
小ブロック片37は、2本のミドル横細溝36の間に区分されている。大ブロック片38は、ミドルラグ溝32とミドル横細溝対35との間、又は、タイヤ周方向で隣り合うミドル横細溝対35の間に区分されている。大ブロック片38は、小ブロック片37よりも大きいタイヤ周方向の幅を有している。大ブロック片23のタイヤ周方向の最大の幅W6は、例えば、小ブロック片22のタイヤ周方向の幅W5の3.5〜4.5倍である。
このような小ブロック片37及び大ブロック片38の配置は、小ブロック片37が大ブロック片38によって支えられるため、ミドルブロック33の過度な変形を抑制することができる。このため、ミドル横細溝36をより多く配することが可能となり、優れた氷雪上性能が得られる。
図3に示されるように、望ましい態様では、小ブロック片37は、第1ミドルブロック33A又は第2ミドルブロック33Bのタイヤ周方向の中央部に設けられた第1小ブロック片37aと、第1小ブロック片37aよりもタイヤ軸方向の長さが大きい第2小ブロック片37bとを含んでいる。第1ミドルブロック33Aに形成された第1小ブロック片37aは、第2ミドルブロック33Bに形成された第2小ブロック片37bとミドル縦サイプ30を介して隣り合っているのが望ましい。同様に、第2ミドルブロック33Bに形成された第1小ブロック片37aは、第1ミドルブロック33Aに形成された第2小ブロック片37bとミドル縦サイプ30を介して隣り合っているのが望ましい。
このような小ブロック片37の配置は、第1小ブロック片37aのタイヤ軸方向の倒れ込みを第2小ブロック片37bが支えるため、陸部の過度な変形が抑制され、ひいてはドライ路面で優れた操縦安定性が得られる。
より望ましい態様では、小ブロック片37の主溝側の側壁は、大ブロック片38の側壁よりも凹んでいるのが望ましい。これにより、雪上走行時、主溝内で雪を強く押し固めることができ、ひいては大きな雪柱せん断力が得られる。
ミドル横細溝対35は、例えば、同じ向きにのびる2本のミドル横細溝36で構成されており、より望ましい態様では、互いに平行にのびる2本のミドル横細溝36で構成されている。
図4に示されるように、ミドル横細溝対35は、例えば、2本のミドル横細溝36が互いに平行で直線状にのびる第1ミドル横細溝対35Aと、2本のミドル横細溝36が互いに平行を保ったまま折れ曲がる第2ミドル横細溝対35Bとを含んでいる。第2ミドル横細溝対35Bは、第1ミドル横細溝対35Aとは異なる方向の摩擦力を高め、ひいては優れた氷雪上性能が発揮される。
本実施形態の第2ミドル横細溝対35Bの各ミドル横細溝36は、例えば、タイヤ軸方向に対して傾斜した第1部分36aと、この第1部分36aの両側に折れ曲がって連なる第2部分36bとを含んでいる。第2部分36bは、例えば、タイヤ軸方向に対して第1部分36aよりも小さい角度で配されている。これにより、第2ミドル横細溝対35Bの各ミドル横細溝36は、略S字状に折れ曲がっている。このような第2ミドル横細溝対35Bで区分された小ブロック片37は、タイヤ周方向の応力が作用したとき、タイヤ軸方向の幅が変形し易い。これは、雪上走行時において、主溝内の雪を排出するのに役立つ。
上述の効果をさらに高めるために、本実施形態では、第1ミドル横細溝対35Aは、ミドルブロック33のタイヤ周方向の中央部に設けられている。第2ミドル横細溝対35Bは、例えば、第1ミドル横細溝対35Aのタイヤ周方向の両側に設けられている。
望ましい態様では、第1ミドルブロック33Aにおいて、一方の第2ミドル横細溝対35Bのミドル横細溝36の第1部分36aは、他方の第2ミドル横細溝対35Bのミドル横細溝36の第1部分36aとは逆向きに傾斜している。一方、図3に示されるように、第2ミドルブロック33Bにおいて、一方及び他方の第2ミドル横細溝対35Bのミドル横細溝36の第1部分36aは、それぞれ同じ向きに傾斜している。
上述のミドル横細溝対35の配置によって、第1ミドルブロック33A及び第2ミドルブロック33Bは、互いに異なる態様で変形し易くなる。これは、エッジによって多方向に摩擦力を発揮するとともに、ミドルラグ溝32の雪の詰まりを抑制するのにも役立つ。
ミドル横細溝対35の少なくとも1つは、ミドル縦サイプ30の第1頂部30a又は第2頂部30bのタイヤ周方向の両側に連通しているのが望ましい。より具体的には、1つのミドル横細溝対35の一方のミドル横細溝36が、第1頂部30a又は第2頂部30bの頂点のタイヤ周方向の一方側に連通し、1つのミドル横細溝対35の他方のミドル横細溝36が、前記頂点のタイヤ周方向の他方側に連通している。
第1ミドルブロック33Aに設けられたミドル横細溝36の少なくとも1つは、第2ミドルブロック33Bに設けられたミドル横細溝36とミドル縦サイプ30を介して滑らかに連続しているのが望ましい。複数のミドル横細溝36が滑らかに連続することにより、陸部が適度に変形して各エッジが均一に接地し易くなり、ひいては氷雪上性能がさらに高められる。
望ましい態様では、第1ミドル横細溝対35Aの各ミドル横細溝36が、第2ミドル横細溝対35Bのミドル横細溝36とミドル縦サイプ30を介して滑らかに連続している。
本実施形態では、1つの第1ミドルブロック33Aに設けられた複数のミドル横細溝36の内、半数以上が第2ミドルブロック33Bに設けられたミドル横細溝36と滑らかに連続している。
ミドル横細溝36の少なくとも1つは、ミドルラグ溝32と連通しているのが望ましい。このようなミドル横細溝36の配置は、ミドルラグ溝32のエッジとともに、高い摩擦力を提供することができる。また、このようなミドル横細溝36の配置により、小ブロック片37の動きによってミドルラグ溝32内の雪が排出され易くなり、ひいては雪の詰まりによる氷雪上性能の低下を抑えることができる。
図4に示されるように、2本のミドル横細溝36のエッジ間の最小の距離L2は、望ましくは2.0mm以上、より好ましくは2.5mm以上であり、好ましくは5.0mm以下、より好ましくは4.5mm以下である。これにより、2本のミドル横細溝36が適度に離間するため、加硫成形時のベア等の発生を抑制することができる。また、このようなミドル横細溝対35は、大ブロック片38の幅を適度に確保し、ひいてはブロックの欠けや偏摩耗を抑制することができる。
ミドル横細溝36は、例えば、3mm以下の幅、望ましくは2.5mm以下の幅で構成されている。ミドル横細溝36は、例えば、サイプとして構成されても良い。
図5には、ミドル横細溝対35のA−A線断面図が示されている。図5に示されるように、ミドル横細溝36は、横断面において、踏面側の外側部24と、外側部24のタイヤ半径方向内側に設けられた内側部25とを含んでいる。
外側部24は、例えば、1.5〜2.5mmの開口幅W11を有している。外側部24の深さd1は、例えば、0.5〜1.5mmである。内側部25は、例えば、1.5mm未満の一定の幅でのびているのが望ましい。このような外側部24及び内側部25は、クラウンブロック18の剛性を維持しつつ、エッジによって大きな摩擦力を提供することができる。但し、ミドル横細溝36は、このような態様に限定されず、例えば、踏面から底部まで一定の幅でのびるものでも良い。
本実施形態のクラウン横細溝21は、例えば、第1壁面26及び第2壁面27を有している。第1壁面26は、横断面において、底から踏面まで直線状にのびている。第2壁面27は、横断面において、タイヤ半径方向に直線状にのびて内側部25を構成する第1部分27aと、第1部分27aのタイヤ半径方向外側に連なり、溝幅を拡大する向きに曲がって外側部24を構成する第2部分27bとを含んでいる。
望ましい態様では、1つのミドル横細溝対35において、両側のミドル横細溝36の第1壁面26が、これらの間の小ブロック片37側に配されている。これにより、小ブロック片37の側面が平面状に形成されるため、小ブロック片37の耐久性が向上しうる。
ミドル横細溝36は、例えば、ショルダー主溝4の0.55〜0.65倍の深さd2を有しているのが望ましい。より望ましい態様では、ミドル横細溝36は、ミドル縦サイプ30と同一の深さを有している。このようなミドル横細溝36は、ドライ路面での操縦安定性と氷雪上性能とをバランス良く高めることができる。
図6には、クラウン陸部10の拡大図が示されている。図6では、発明が理解され易いように、溝及びサイプが薄く着色されている。図6に示されるように、クラウン陸部10には、ジグザグ状にのびるクラウン縦サイプ15が設けられている。
クラウン縦サイプ15は、第1クラウン主溝3A側に凸となる第1頂部15aと、第2クラウン主溝3B側に凸となる第2頂部15bとを有し、これらがタイヤ周方向に交互に設けられている。クラウン縦サイプ15の第1頂部15a及び第2頂部15bの折れ曲がり角度θ1は、例えば、ミドル縦サイプ30の折れ曲がり角度θ3(図3に示す)よりも大きいのが望ましい。具体的には、クラウン縦サイプ15の前記折れ曲がり角度θ1は、例えば、150〜170°であるのが望ましく、より望ましくは、155〜165°である。このようなクラウン縦サイプ15は、エッジの摩耗や陸部の欠けを抑制しつつ、タイヤ周方向の摩擦力を高めるのに役立つ。
クラウン縦サイプ15は、例えば、ミドル縦サイプ30よりも大きい深さを有しているのが望ましい。具体的には、クラウン縦サイプ15は、ミドル縦サイプ30の1.05〜1.10倍の深さを有しているのが望ましい。これにより、クラウン陸部10及びミドル陸部11の偏摩耗が抑制される。
クラウン縦サイプ15は、例えば、第1クラウン主溝3A及び第2クラウン主溝3Bとは逆の位相でタイヤ周方向にジグザグ状にのびているのが望ましい。このようなクラウン縦サイプ15は、クラウン主溝3とは異なる方向の摩擦力を提供でき、優れた氷上性能が得られる。また、クラウン主溝3A、3B、及び、クラウン縦サイプ15で区分されたクラウン陸部10は、ミドル陸部11同様、過度な変形が抑制され、固い氷で覆われた路面で、高いエッジ効果を発揮することができる。
クラウン陸部10には、例えば、クラウン主溝3からのびる複数のクラウンラグ溝17が設けられている。本実施形態のクラウンラグ溝17は、例えば、クラウン主溝3の1.5〜2.5ピッチ毎に設けられているのが望ましく、本実施形態では2ピッチ毎に設けられている。クラウンラグ溝17は、例えば、複数の第1クラウンラグ溝17A及び複数の第2クラウンラグ溝17Bを含んでいる。第1クラウンラグ溝17A及び第2クラウンラグ溝17Bは、例えば、タイヤ周方向に位置ずれしている。
第1クラウンラグ溝17Aは、例えば、第1クラウン主溝3Aから第2クラウン主溝3B側にのびかつクラウン陸部10内で途切れている。第2クラウンラグ溝17Bは、例えば、第2クラウン主溝3Bから第1クラウン主溝3A側にのびかつクラウン陸部10内で途切れている。なお、本実施形態では、クラウン縦サイプ15は、第1クラウンラグ溝17Aから第2クラウンラグ溝17Bまでのびている。
クラウンラグ溝17は、例えば、一定の溝幅で直線状にのびている。クラウンラグ溝17は、例えば、ミドルラグ溝32(図3に示す)よりも大きい溝幅を有しているのが望ましい。本実施形態のクラウンラグ溝17は、例えば、ミドルラグ溝32の1.3〜1.5倍の溝幅W3を有しているのが望ましい。これにより、クラウン陸部10及びミドル陸部11の摩耗の進行が均一になり易い。
同様の観点から、クラウンラグ溝17は、例えば、ミドルラグ溝32よりも大きい溝深さを有しているのが望ましい。本実施形態のクラウンラグ溝17は、例えば、ミドルラグ溝32の1.05〜1.05倍の溝深さを有しているのが望ましい。
クラウンラグ溝17は、例えば、タイヤ軸方向に対して角度θ2で配されているのが望ましい。前記角度θ2は、好ましくは1.0°以上、より好ましくは2.0°以上であり、好ましくは5.0°以下、より好ましくは4.0°以下である。このようなクラウンラグ溝17は、横方向にも摩擦力を発揮し、氷雪上での耐横すべり性能を高めることができる。また、このようなクラウンラグ溝17は、エッジ全体に均等に接地圧が作用し易く、エッジの欠けや偏摩耗を抑制するのにも役立つ。
クラウン陸部10は、クラウン縦サイプ15及びクラウンラグ溝17で区分されたクラウンブロック18を含んでいる。クラウンブロック18は、例えば、第1クラウンブロック18A及び第2クラウンブロック18Bを含んでいる。第1クラウンブロック18Aは、例えば、クラウン縦サイプ15と複数の第1クラウンラグ溝17Aとで区分されている。第2クラウンブロック18Bは、クラウン縦サイプ15と複数の第2クラウンラグ溝17Bとで区分されている。
図7には、クラウンブロック18の構成を説明するための図として、第1クラウンブロック18Aの拡大図が示されている。図7に示されるように、クラウンブロック18は、例えば、タイヤ軸方向の幅W4よりもタイヤ周方向の長さL1が大きい縦長状である。このようなクラウンブロック18は、タイヤ周方向の剛性が高く、ドライ路面で大きなトラクションを発揮することができる。
クラウンブロック18のタイヤ軸方向の幅W4は、例えば、トレッド幅TWの8〜12%であるのが望ましい。クラウンブロック18のタイヤ周方向の長さL1は、例えば、前記幅W4の2.5〜3.5倍であるのが望ましい。このようなクラウンブロック18は、タイヤ周方向及びタイヤ軸方向の剛性バランスが良く、ブロックの欠けや偏摩耗を効果的に抑制することができる。
クラウンブロック18には、例えば、複数のクラウン横細溝対20が設けられているのが望ましい。クラウン横細溝対20は、ブロック全幅を完全に横切る2本のクラウン横細溝21で構成されている。クラウン横細溝21は、横断面において、ミドル横細溝36(図5に示す)と実質的に同じ構成を有し、ここでの説明は省略される。本実施形態では、1つのクラウンブロック18に3つのクラウン横細溝対20が設けられている。これにより、クラウンブロック18は、小ブロック片22と大ブロック片23とがタイヤ周方向に交互に区分されている
小ブロック片22は、2本のクラウン横細溝21の間に区分されている。大ブロック片38は、クラウンラグ溝17とクラウン横細溝対20との間、又は、タイヤ周方向で隣り合うクラウン横細溝対20の間に区分されている。大ブロック片23は、小ブロック片22よりも大きいタイヤ周方向の幅を有している。このような小ブロック片22及び大ブロック片23を有するクラウンブロック18は、ミドルブロック33同様、過度な変形が抑制される。
より望ましい態様では、小ブロック片22の主溝3側の側壁は、大ブロック片23の側壁よりも凹んでいるのが望ましい。これにより、雪上走行時、主溝3内で雪を強く押し固めることができ、ひいては大きな雪柱せん断力が得られる。
図6に示されるように、クラウン横細溝対20の少なくとも1つは、クラウン縦サイプ15の第1頂部15a又は第2頂部15bのタイヤ周方向の両側に連通しているのが望ましい。より具体的には、1つのクラウン横細溝対20の一方のクラウン横細溝21が、第1頂部15a又は第2頂部15bの頂点のタイヤ周方向の一方側に連通し、1つのクラウン横細溝対20の他方のクラウン横細溝21が、前記頂点のタイヤ周方向の他方側に連通している。
第1クラウンブロック18Aに設けられたクラウン横細溝21の少なくとも1つは、第2クラウンブロック18Bに設けられたクラウン横細溝21とクラウン縦サイプ15を介して滑らかに連続しているのが望ましい。複数のクラウン横細溝21が滑らかに連続することにより、陸部が適度に変形して各エッジが均一に接地し易くなり、ひいては氷雪上性能がさらに高められる。
本実施形態では、1つの第1クラウンブロック18Aに設けられた複数のクラウン横細溝21の内、半数以上が第2クラウンブロック18Bに設けられたクラウン横細溝21と滑らかに連続している。
クラウン横細溝21の少なくとも1つは、クラウンラグ溝17と連通しているのが望ましい。このようなクラウン横細溝21の配置は、クラウンラグ溝17のエッジとともに、高い摩擦力を提供することができる。また、このようなクラウン横細溝21の配置により、小ブロック片22の動きによってクラウンラグ溝17内の雪が排出され易くなり、ひいては雪の詰まりによる氷雪上性能の低下を抑えることができる。
図8には、ショルダー陸部12の拡大図が示されている。図8では、発明が理解され易いように、溝及びサイプが薄く着色されている。図8に示されるように、ショルダー陸部12には、例えば、直線状にのびるショルダー縦サイプ40が設けられている。
ショルダー縦サイプ40は、例えば、クラウン縦サイプ15よりも小さい深さを有しているのが望ましい。本実施形態のショルダー縦サイプ40は、例えば、クラウン縦サイプ15の0.90〜0.98倍の深さを有している。このようなショルダー縦サイプ40は、クラウン陸部10及びショルダー陸部12の摩耗の進行を均一にすることができる。
ショルダー陸部12には、例えば、ショルダー主溝4又はトレッド端Teからのびる複数のショルダーラグ溝42が設けられている。本実施形態のショルダーラグ溝42は、例えば、ショルダー主溝4の1.5〜2.5ピッチ毎に設けられているのが望ましく、本実施形態では2ピッチ毎に設けられている。ショルダーラグ溝42は、例えば、複数の第1ショルダーラグ溝42A及び複数の第2ショルダーラグ溝42Bを含んでいる。第1ショルダーラグ溝42Aと第2ショルダーラグ溝42Bとは、例えば、タイヤ周方向に位置ずれしているのが望ましい。
第1ショルダーラグ溝42Aは、例えば、トレッド端Teからショルダー主溝4側にのびかつショルダー陸部12内で途切れている。第2ショルダーラグ溝42Bは、例えば、ショルダー主溝4からトレッド端Te側にのびかつショルダー陸部12内で途切れている。なお、本実施形態では、ショルダー縦サイプ40は、第1ショルダーラグ溝42Aから第2ショルダーラグ溝42Bまでのびている。
第1ショルダーラグ溝42Aは、例えば、トレッド端Te側に向かって溝幅が漸増しているのが望ましい。第1ショルダーラグ溝42Aは、例えば、トレッド端Te側に向かって溝深さが漸増しているのが望ましい。このような第1ショルダーラグ溝42Aは、ウェット走行時、溝内の水をトレッド端Te側に案内するのに役立つ。
第2ショルダーラグ溝42Bは、例えば、一定の溝幅でのびているのが望ましい。第2ショルダーラグ溝42Bは、例えば、ミドルラグ溝32の0.75〜0.85倍の溝幅W9を有しているのが望ましい。また、第2ショルダーラグ溝42Bは、ミドルラグ溝32の0.85〜0.95倍の溝深さを有しているのが望ましい。
ショルダー陸部12は、例えば、ショルダー縦サイプ40及びショルダーラグ溝42で区分されたショルダーブロック43を含んでいる。ショルダーブロック43は、例えば、第1ショルダーブロック43A及び第2ショルダーブロック43Bを含んでいる。第1ショルダーブロック43Aは、例えば、ショルダー縦サイプ40と複数の第1ショルダーラグ溝42Aとで区分されている。第2ショルダーブロック43Bは、ショルダー縦サイプ40と複数の第2ショルダーラグ溝42Bとで区分されている。
ショルダーブロック43は、例えば、タイヤ軸方向の幅W10よりもタイヤ周方向の長さL4が大きい縦長状である。ショルダーブロック43のタイヤ軸方向の幅W10は、例えば、トレッド幅TWの8〜12%倍であるのが望ましい。ショルダーブロック43のタイヤ周方向の長さL4は、例えば、前記幅W10の2.5〜3.5倍であるのが望ましい。このようなショルダーブロック43は、タイヤ周方向及びタイヤ軸方向の剛性バランスが良く、ブロックの欠けや偏摩耗を効果的に抑制することができる。
ショルダーブロック43には、例えば、複数のショルダー横細溝対45が設けられているのが望ましい。ショルダー横細溝対45は、ブロック全幅を完全に横切る2本のショルダー横細溝46で構成されている。ショルダー横細溝46は、横断面において、実質的にクラウン横細溝21と同一の構成を有し、ここでの説明は省略される。
本実施形態では、1つのショルダーブロック43に2つのショルダー横細溝対45が設けられている。これにより、ショルダーブロック43は、2本のショルダー横細溝46の間に区分された小ブロック片47と、これよりも大きいタイヤ周方向の幅を有する大ブロック片48とに区分されている。このようなショルダーブロック43は、クラウンブロック18同様、過度な変形が抑制される。
第1ショルダーブロック43Aには、2つのショルダー横細溝対45の間に、ショルダー横細溝46よりも踏面での開口幅が大きい幅広横細溝49が設けられている。
図9には、幅広横細溝49のB−B線断面図が示されている。図9に示されるように、幅広横細溝49は、踏面側で例えば2.0〜3.0mmの開口幅W12で開口する外側部50と、外側部50のタイヤ半径方向内側に設けられかつ1.5mm未満の一定の幅でのびる内側部51とを含んでいる。このような幅広横細溝49は、第1ショルダーブロック43Aの剛性を維持しつつ、エッジによる摩擦力を提供することができる。
図8に示されるように、第2ショルダーブロック43Bには、例えば、第2ショルダーラグ溝42Bとショルダー横細溝46との間に、ブロック全幅を完全に横切るショルダーサイプ52が設けられている。本実施形態のショルダーサイプ52は、例えば、タイヤ軸方向に対して傾斜した第1部分52aと、第1部分52aの両側に配されかつタイヤ軸方向にのびる第2部分52bとを含んでいる。このようなショルダーサイプ52は、さらに氷雪上性能を向上させるのに役立つ。
以上、本発明の一実施形態のタイヤが詳細に説明されたが、本発明は、上記の具体的な実施形態に限定されることなく、種々の態様に変更して実施され得る。
図1の基本パターンを有するサイズ11R22.5の重荷重用のタイヤが、表1の仕様に基づき試作された。比較例として、図10に示されるように、ミドル縦サイプ及びクラウン縦サイプが直線状にのびるタイヤが試作された。各テストタイヤの氷上及び雪上性能、並びに、ミドル陸部の耐久性がテストされた。各テストタイヤの共通仕様やテスト方法は、以下の通りである。
装着リム:7.50×22.5
タイヤ内圧:800kPa
テスト車両:10tトラック(2−D車)で5t積載状態
タイヤ装着位置:全輪
<氷上及び雪上性能>
曲率半径30mのカーブが連続する氷上路面及び圧雪路面からなるS字路をそれぞれ200m走行するのに必要な時間が計測された。結果は、比較例の時間を100とする指数であり、数値が小さい程、氷上及び雪上性能が優れていることを示す。
<ミドル陸部の耐久性>
上記テスト車両でミドル陸部が40%摩耗した時点でのミドル陸部の欠けや偏摩耗等の損傷の数が目視で計測され、下記A乃至Dの4段階で評価された。
A:ミドル陸部に損傷が発生していない。
B:ミドル陸部の損傷が1〜5箇所である。
C:ミドル陸部の損傷が6〜10箇所である。
D:ミドル陸部の損傷が11箇所以上である。
テストの結果が表1に示される。
Figure 2018108777
Figure 2018108777
Figure 2018108777
テストの結果、実施例のタイヤは、優れた氷雪上性能を発揮していることが確認できた。また、実施例のタイヤは、ミドル陸部の耐久性も向上していることが確認できた。
2 トレッド部
3 クラウン主溝
4 ショルダー主溝
11 ミドル陸部
30 ミドル縦サイプ
Te トレッド端

Claims (11)

  1. トレッド部を有するタイヤであって、
    前記トレッド部には、トレッド端側でタイヤ周方向に連続してのびるショルダー主溝と、前記ショルダー主溝のタイヤ赤道側でタイヤ周方向に連続してのびるクラウン主溝と、前記ショルダー主溝と前記クラウン主溝との間に区分されたミドル陸部とが設けられ、
    前記ショルダー主溝と前記クラウン主溝とは、互いに位相を揃えたジグザグ状であり、
    前記ミドル陸部には、前記ショルダー主溝及び前記クラウン主溝とは逆の位相でタイヤ周方向にジグザグ状にのびるミドル縦サイプが設けられているタイヤ。
  2. 前記ミドル陸部には、前記ショルダー主溝から前記クラウン主溝側にのびかつ前記ミドル陸部内で途切れる複数の第1ミドルラグ溝と、前記クラウン主溝から前記ショルダー主溝側にのびかつ前記ミドル陸部内で途切れる複数の第2ミドルラグ溝とが設けられ、
    前記ミドル縦サイプは、前記第1ミドルラグ溝から前記第2ミドルラグ溝までのび、
    前記ミドル陸部は、前記ミドル縦サイプと前記複数の第1ミドルラグ溝とで区分された第1ミドルブロックと、前記ミドル縦サイプと前記複数の第2ミドルラグ溝とで区分された第2ミドルブロックとを含む請求項1記載のタイヤ。
  3. 前記第1ミドルブロック及び前記第2ミドルブロックには、ブロック全幅を完全に横切る2本のミドル横細溝からなるミドル横細溝対が複数設けられている請求項2記載のタイヤ。
  4. 前記第1ミドルブロック及び前記第2ミドルブロックは、それぞれ、前記ミドル横細溝対の間に区分された複数の小ブロック片を有し、
    前記小ブロック片は、前記第1ミドルブロック又は前記第2ミドルブロックのタイヤ周方向の中央部に設けられた第1小ブロック片と、前記第1小ブロック片よりもタイヤ軸方向の長さが大きい第2小ブロック片とを含み、
    前記第1ミドルブロックに形成された第1小ブロック片は、前記第2ミドルブロックに形成された第2小ブロック片と前記クラウン縦サイプを介して隣り合っている請求項3記載のタイヤ。
  5. 前記ミドル縦サイプは、前記ショルダー主溝側に凸となる第1頂部と、前記ミドル主溝側に凸となる第2頂部とを有し、
    前記ミドル横細溝対の少なくとも1つは、前記第1頂部又は前記第2頂部のタイヤ周方向の両側に連通している請求項3又は4記載のタイヤ。
  6. 前記第1ミドルブロックに設けられた前記ミドル横細溝の少なくとも1つは、前記第2ミドルブロックに設けられた前記ミドル横細溝と前記ミドル縦サイプを介して滑らかに連続している請求項3乃至5のいずれかに記載のタイヤ。
  7. 前記2本のミドル横細溝のエッジ間の最小の距離は、2.0〜5.0mmである請求項3乃至6のいずれかに記載のタイヤ。
  8. 前記ミドル横細溝は、横断面において、踏面側の外側部と、前記外側部のタイヤ半径方向内側に設けられかつ1.5mm未満の一定の幅でのびる内側部とを含む請求項3乃至7のいずれかに記載のタイヤ。
  9. 前記ミドル横細溝は、前記ショルダー主溝の0.55〜0.65倍の深さを有している請求項3乃至8のいずれかに記載のタイヤ。
  10. 前記ミドル横細溝は、前記ミドル縦サイプと同一の深さを有する請求項3乃至9のいずれかに記載のタイヤ。
  11. ミドル縦サイプの折れ曲がり角度は、ショルダー主溝の折れ曲がり角度よりも小さい請求項1乃至10のいずれかに記載のタイヤ。
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