JP2018108200A - 温熱具 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者の顔サイズにかかわらずマスク本体が顔の目周りに対して適度にフィットしやすい構造の温熱具を提供する。【解決手段】温熱具100は、両目を覆うマスク本体10と、マスク本体10に設けられた発熱体20と、マスク本体10を頭に装着するための装着部(例えば一対の耳掛け部30)と、を備え、マスク本体10において顔側となる面に、発熱体20よりも厚いクッション材41、42を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、温熱具に関する。
温熱具として、着用時に両目を覆うマスク本体と、マスク本体に設けられた発熱体と、マスク本体の横幅方向における両端部に設けられた一対の耳掛け部と、を備えるタイプのものがある(例えば特許文献1)。
この種の温熱具は、一対の耳掛け部を使用者の左右の耳のそれぞれに引っ掛けることによって着用することでき、当該温熱具の着用時には発熱体によって使用者の目周りを温めることができる。
特開2008−295779号公報
ところで、上述のような温熱具は、使用者の顔サイズにかかわらずマスク本体が顔の目周りに対して適度にフィットすることが好ましい。
しかしながら、本発明者等の検討によれば、特許文献1等の温熱具では、そのような要求に関し、なお改善の余地がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、使用者の顔サイズにかかわらずマスク本体が顔の目周りに対して適度にフィットしやすい構造の温熱具に関する。
本発明は、両目を覆うマスク本体と、前記マスク本体に設けられた発熱体と、前記マスク本体を頭に装着するための装着部と、を備え、
前記マスク本体において顔側となる面に、前記発熱体よりも厚いクッション材を有する温熱具を提供する。
本発明によれば、使用者の顔サイズにかかわらずマスク本体が顔の目周りに対して適度にフィットしやすくなる。
第1実施形態に係る温熱具の平面図であり、耳掛け部を展開した状態を示す。 第1実施形態に係る温熱具の裏面図であり、耳掛け部を展開した状態を示す。 第1実施形態に係る温熱具の平面図であり、耳掛け部を展開する前の折り畳み状態を示す。 第1実施形態に係る温熱具の断面図である。 第1実施形態に係る温熱具の使用状態の例を示す側面図である。 第1実施形態に係る温熱具の使用状態を示す横断面図である。 第1実施形態の変形例1に係る温熱具の平面図であり、耳掛け部を展開した状態を示す。 第1実施形態の変形例2に係る温熱具の平面図であり、耳掛け部を展開した状態を示す。 第1実施形態の変形例3に係る温熱具の平面図であり、耳掛け部を展開した状態を示す。 第2実施形態に係る温熱具の断面図である。 第3実施形態に係る温熱具の断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は適宜に省略する。
〔第1実施形態〕
先ず、図1から図6を用いて第1実施形態を説明する。
なお、図4に示す断面の位置は、図3に示すA−A線の位置に相当する。ただし、図4では図3とは異なり、一対の耳掛け部30がマスク本体10から離間している。
また、図6に示す断面の位置は、図5のB−B線の位置に相当する。
本実施形態に係る温熱具100は、両目を覆うマスク本体10と、マスク本体10に設けられた発熱体20と、マスク本体10を頭に装着するための装着部(例えば一対の耳掛け部30)と、を備えている。温熱具100は、マスク本体10において顔側となる面に、発熱体20よりも厚いクッション材41、42を有する。
クッション材(本実施形態ではクッション材41、42)は、クッション性を有する柔軟なものである。クッション材は、発熱体20よりも剛性が小さく、厚み方向の荷重に対して、発熱体20よりも変形しやすい。クッション材の材料は特に限定されないが、クッション材の材料としては、例えば、嵩高不織布、スポンジ、織布又はその他の編み物などが挙げられる。
クッション材の厚みは、常温常圧下で自然状態(クッション材の自重以外の荷重がクッション材に作用していない状態)でのクッション材の厚みをE−ST−100G(東京精密社製)又はノギス(低圧ノギスNTD25−20C(株式会社ミツトヨ製))等の計測具を用い、クッション材に圧がかからないように計測した厚みとすることができる。したがって、マスク本体10が下側、クッション材41、42が上側となるようにして、温熱具100を水平な載置面上に載置した状態で、クッション材41、42の厚みをそれぞれ測定するとよい。また、包装袋内に圧縮状態で収容されていた温熱具100のクッション材41、42の厚みを計測する場合は、例えば、包装袋から温熱具100を取り出した後、所定時間(例えば1時間)経過することによりクッション材41、42の厚みが十分に復元した状態で、クッション材41、42の厚みの測定を行う。
クッション材が発熱体20よりも厚いとは、クッション材において厚みが最大の部分の厚みが、発熱体20において厚みが最大の部分の厚みよりも大きいことを意味する。
個々のクッション材の厚みは均一であってもよいし、部分的に異なっていてもよい。
クッション材の厚みは、例えば、それぞれ1mm以上18mm以下とすることができる。クッション材の厚みについて、良好な範囲は3mm以上12mm以下とすることができ、さらに好ましくは5mm以上9mm以下とすることができる。クッション材の厚みがこのような範囲であることにより、温熱具100の良好なフィット性が得られる。
また、クッション材の厚み方向に所定の荷重を加えた状態でのクッション材の厚み(以下、圧縮時厚み)については、例えば、以下のような範囲とすることができる。
例えば、クッション材を所定の寸法に切り出し、切り出したクッション材に対して、均一に0.5kPaの圧力を加えて該クッション材を圧縮し、その状態で、E−ST−100G(東京精密社製)を用いてクッション材の厚みを測定する。
なお、切り出すクッション材の平面寸法は特に限定されないが、例えば、1cm×1cmの大きさとすることができる。その場合、おもりで変形しない1cm四方の正方形のプレート(重さ0.7g)をクッション材の上に載せ、プレートとおもりの合計の荷重が5.1gf(圧力が0.5kPa)になるようにプレートの上におもりを均一に載せて、クッション材に対して均一に荷重を加え、厚みを測定する。
クッション材の圧縮時厚みは、例えば、それぞれ0.8mm以上16mm以下とすることができる。クッション材の圧縮時厚みについて、良好な範囲は1mm以上10mm以下とすることができ、さらに好ましくは3mm以上8mm以下とすることができる。クッション材の圧縮時厚みがこのような範囲であることにより、図6を用いて後述するように、マスク本体10と顔51との間に間隙61を形成することが可能となる。
また、クッション材は、通気性を有することが好ましい。
なお、クッション材の通気度(透気度)の測定は、フラジール形通気性試験機を用いたフラジール法、KES通気性試験機を用いたKES法、ガーレー透気度試験機を用いたガーレー法などにより行うことができる。ガーレー法で測定した場合のクッション材の透気抵抗度は、例えば、0.2秒以上30秒以下とすることができ、20秒以下としてもよく、10秒以下としてもよい(測定:流量式小穴測定機EM−ST(旭精工株式会社製、王研式透気度試験機)TYPE EG01−7−2M−S、設定ノズル100を使用)。
マスク本体10は、左目を覆う左目覆い部10aと、右目を覆う右目覆い部10bと、を有している。左目覆い部10a及び右目覆い部10bの平面形状は特に限定されないが、例えば、それぞれ角丸の略正方形状に形成されている。また、左目覆い部10aと右目覆い部10bとは、互いにほぼ同一の形状及び寸法に形成されている。左目覆い部10aと右目覆い部10bとは、図1及び図2において、左右に並んで配置されている。
なお、本実施形態では、左目覆い部10aと右目覆い部10bとの境界位置に上側スリット14及び下側スリット15が形成されているが、本発明は、この例に限らず、マスク本体10は上側スリット14及び下側スリット15を有していなくてもよい。この場合、マスク本体10の横幅方向における中心位置でマスク本体10を左右に二分割したときの左側部分が左目覆い部10a、右側部分が右目覆い部10bとなる。
また、本明細書において、横幅方向とは、図1及び図2に示すようにマスク本体10を平坦にした状態において、左目覆い部10aと右目覆い部10bとの並び方向に一致する方向である。
本実施形態の場合、横幅方向は、一対の耳掛け部30を展開して温熱具100の全体を平坦にした状態において、一方の耳掛け部30から他方の耳掛け部30に向かう方向とも一致している。
すなわち、横幅方向は、図1及び図2における左右方向である。
また、本明細書において、上側とは、直立した使用者が温熱具100を着用した状態で上側となる方向を意味し、下側とは、直立した使用者が温熱具100を着用した状態で下側となる方向を意味する。上側及び下側は、図1及び図2における上側及び下側である。
マスク本体10は、横長の形状に形成されている。
マスク本体10は、可撓性の(柔軟な)シート材により構成されている。
マスク本体10は、伸展性を有していてもよいし、有していなくてもよい。また、マスク本体10は、伸縮性を有していてもよいし、有していなくてもよい。
マスク本体10が伸展性又は伸縮性を有する場合、横幅方向に伸展性又は伸縮性を有することが好ましい。
より詳細には、マスク本体10は、温熱具100の着用時に顔側に位置する第1シート11と、着用時に顔とは反対側に位置する第2シート12と、を備えて構成されている。第1シート11及び第2シート12の各々は、単層のシートにより構成されていてもよいし、複数のシートの積層体であってもよい。
マスク本体10を構成するシート材(第1シート11、第2シート12)の材料としては、例えば、不織布、織布、その他の編み物、ポリエチレンやウレタン等の樹脂フィルム、多孔質体、それらの任意の2種以上の組み合わせ等が挙げられる。
第1シート11と第2シート12とは、互いに同一の平面形状及び寸法に形成されているとともに、相互に重ね合わされ、且つ、接合部13において相互に接合されている。第1シート11と第2シート12とは、粘着又は接着により接合されていてもよいし、ヒートシールにより接合されていてもよい。
接合部13は、例えば、マスク本体10の(第1シート11及び第2シート12の)周縁部の全周と、マスク本体10の横幅方向における中央部の上端から下端に亘る範囲と、に配置されている。すなわち、接合部13は、左目覆い部10aの周縁部と、右目覆い部10bの周縁部と、に配置されている。
左目覆い部10aにおいて周縁部を除く領域、すなわち、左目覆い部10aの中央部においては、第1シート11と第2シート12とが相互に非接合となっており、当該領域において、第1シート11と第2シート12との間隙は、発熱体20を収容する収容空間18を構成している。
右目覆い部10bにおいて周縁部を除く領域、すなわち、右目覆い部10bの中央部においては、第1シート11と第2シート12とが相互に非接合となっており、当該領域において、第1シート11と第2シート12との間隙は、発熱体20を収容する収容空間18を構成している。
すなわち、温熱具100は、左右一対の発熱体20を備えており、一方の発熱体20は左目覆い部10aの収容空間18に、他方の発熱体20は右目覆い部10bの収容空間18に、それぞれ収容されている。よって、左右の発熱体20は、マスク本体10の内部に保持されている。
なお、使用者が温熱具100を着用したときに、左目覆い部10aが左目を覆うとともに左目覆い部10a内の発熱体20が左目を覆うように、また、右目覆い部10bが右目を覆うとともに右目覆い部10b内の発熱体20が右目を覆うように、左右の発熱体20が配置されている。
マスク本体10の横幅方向における中央部の上縁部には、マスク本体10の上縁から下方に延びる上側スリット14が形成されている。マスク本体10の横幅方向における中央部の下縁部には、マスク本体10の下縁から上方に延びる下側スリット15が形成されている。
本実施形態の場合、上側スリット14の長さ寸法(上下寸法)よりも下側スリット15の長さ寸法(上下寸法)の方が大きい。すなわち、上側スリット14よりも下側スリット15の方が深い。
上側スリット14は、第1シート11及び第2シート12に形成されており、第1シート11の上側スリット14と第2シート12の上側スリット14とは、平面視において互いに重なっている。
同様に、下側スリット15は、第1シート11及び第2シート12に形成されており、第1シート11の下側スリット15と第2シート12の下側スリット15とは、平面視において互いに重なっている。
上側スリット14及び下側スリット15は、左目覆い部10aと右目覆い部10bとの境界位置に配置されている。
なお、マスク本体10は、上側スリット14及び下側スリット15の代わりに、マスク本体10が切り欠かれた形状の切欠形状部を中央部の上下に有していてもよい。
発熱体20は、例えば図4に示すように、第1被覆シート21と、第2被覆シート22と、第1被覆シート21と第2被覆シート22との間に保持されているシート状の発熱部23と、を備えて構成されている。
発熱体20の平面形状は、特に限定されないが、例えば、角丸の略正方形状に形成されている。
第1被覆シート21と第2被覆シート22とは、互いに同一の形状及び寸法に形成されている。第1被覆シート21と第2被覆シート22とは、それらの外形線が一致するように互いに重ね合わされており、且つ、それらの周縁部どうしが相互に接合されている。これにより、第1被覆シート21と第2被覆シート22とによって、発熱部23を内部に収容する収容体が構成されている。第1被覆シート21と第2被覆シート22との接合は、粘着又は接着によりなされていてもよいし、ヒートシールによりなされていてもよい。
第1被覆シート21及び第2被覆シート22の平面形状は、例えば、それぞれ角丸の略正方形状に形成されている。
第1被覆シート21と第2被覆シート22とのうち、第1被覆シート21は、第1シート11側、すなわち温熱具100の着用時に顔側となる方に配置されており、第2被覆シート22は、第2シート12側、すなわち着用時に顔側とは反対側となる方に配置されている。
発熱部23は、被酸化性金属を含んで構成されており、この被酸化性金属が酸素と接触することによる酸化反応で生じた熱を利用して、加熱された水蒸気を発生する部位である。発熱部23は、被酸化性金属、反応促進剤、電解質及び水を含んでいる。
発熱部23の平面形状は、例えば、略正方形状に形成されている。発熱部23は、第1被覆シート21と第2被覆シート22とにより構成される収容体の内部、すなわち第1被覆シート21と第2被覆シート22との間隙に保持されている。
発熱体20は、図1及び図4に示す接合部24において、マスク本体10に対して接合されている。接合部24は、発熱体20の横幅方向における一部の領域に配置されている。なお、図1においては、平面視において接合部24が存在する領域にハッチングを付している。
なお、発熱体20の剛性は、マスク本体10の剛性に比して大きく、発熱体20はマスク本体10と比べて変形しにくい。
ここで、接合部24は発熱体20の横幅方向における一部の領域に配置されているため、マスク本体10の伸縮が発熱体20によって拘束される範囲を制限でき、発熱体20における接合部24以外の部位は、マスク本体10に対して相対的に移動可能となる。よって、マスク本体10が伸展性又は伸縮性を有する場合、マスク本体10において接合部24以外の部位は、容易に伸展又は伸縮できるようになっている。
より詳細には、接合部24は、例えば、各発熱体20において、マスク本体10の横幅方向における中心側の端縁に配置されている。
更に詳細には、例えば、発熱体20の第2被覆シート22の外面のうち、マスク本体10の横幅方向における中心側の端縁が、当該端縁の上端から下端に亘って、第2シート12の内面に対して接合部24において接合している。
ただし、本発明において、接合部24は発熱体20の全面に亘って配置されていても良い。
また、発熱体20は、第2シート12の内面ではなく第1シート11の内面に対して接合部24において接合していても良いし、第1シート11の内面と第2シート12の内面との双方に対して接合部24において接合していても良い。
また、第1シート11の内面は、全面に亘って、発熱体20又は第2シート12に対して接合部24又は接合部13において接合していてもよい。
同様に、第2シート12の内面は、全面に亘って、発熱体20又は第1シート11に対して接合部24又は接合部13において接合していてもよい。
つまり、発熱体20の片面又は両面が、全面に亘って、第1シート1又は第2シート12に対して接合されていても良い。
ここで、第1被覆シート21と第2被覆シート22とのうちの少なくとも一方は通気性を有する材料により構成されている。本実施形態の場合、第1被覆シート21は第2被覆シート22と比べてより通気性が高い。なお、第2被覆シート22は通気性を有していてもよいし、通気性を実質的に有していなくてもよい。
また、第1被覆シート21は透湿性シートである。一方、第2被覆シート22は、透湿性シートであるか、又は非透湿性シートである。第2被覆シート22が透湿性シートである場合、該第2被覆シート22の通気性は、第1被覆シート21の通気性と同じか、第1被覆シート21の通気性よりも低くなっているか、第1被覆シート21の通気性よりも高くなっている。
また、第1シート11は通気性及び透湿性を有する材料により構成されている。第2シート12は、通気性を有していなくてもよいし、通気性を実質的に有していなくてもよい。また、第2シート12は透湿性を有していてもよいし、透湿性を実質的に有していなくてもよい。
本実施形態の場合、クッション材42は、マスク本体10の周縁部に沿って配置されている。
より詳細には、クッション材41は、マスク本体10の横幅方向における中央部に配置されている。また、クッション材42は、マスク本体10の横幅方向における両端部にそれぞれ配置されている。すなわちクッション材41、42は、マスク本体10の横幅方向における中央部及び両端部に配置されている。
クッション材41は、例えば、平面視において、上下に長尺に形成されている。クッション材41の上端は、例えば、上側スリット14の下端よりも下方に配置されており、クッション材41の下端は、例えば、下側スリット15の上端よりも上方に配置されている。
ただし、クッション材41の下端が下側スリット15の上端よりも下方に位置していて、クッション材41には下側スリット15と重なるスリットが形成されていてもよい。
また、例えば、上下方向において、クッション材41の上端は、発熱体20の上端と同等の位置に配置されており、クッション材41の下端は、発熱体20の下端よりも上方に配置されている。
クッション材42は、例えば、平面視において、上下に長尺に形成されている。例えば、上下方向において、クッション材42の上端は、発熱体20の上端と同等の位置に配置されており、クッション材42の下端は、発熱体20の下端と同等の位置に配置されている。
より詳細には、例えば、クッション材41は、左右の発熱体20よりも、マスク本体10の横幅方向における中央寄りに配置されているか、又は、左右の発熱体20においてマスク本体10の横幅方向における中心側の端縁に沿って配置されている。また、クッション材41は、発熱体20と重ならないように配置されていてもよいし、一部分又は全体が発熱体20と重なって配置されていてもよい。
また、クッション材42は、例えば、発熱体20においてマスク本体10の横幅方向における外側の端縁に沿って配置されている。図1の例では、クッション材42の一部分は、例えば、発熱体20と重なって配置されているが、クッション材42は、発熱体20と重ならないように配置されていてもよいし、クッション材42の全体が発熱体20と重なって配置されていてもよい。
上述のように、発熱体20はマスク本体10よりも剛性が大きい。このため、クッション材41、42の一部分又は全体が発熱体20と重なっている場合は、発熱体20によってクッション材41、42を好適に支持する(第1シート11を介して間接的に支持)ことができる。これにより、クッション材41、42が顔51(図5)に押し付けられる際にも発熱体20によってクッション材41、42を好適に支えることができる。
一方、クッション材41、42が発熱体20と重なっていない場合は、発熱体20から発生する蒸気を、クッション材41、42によって妨げられることなく顔51に供給することが可能となる。
クッション材41とクッション材42とは横幅方向において相互に離間している。本実施形態の場合、平面視において、クッション材41とクッション材42との間の領域に、発熱体20の大部分(過半部)が配置されているか、又は、発熱体20の全体が配置されている。
クッション材41及びクッション材42は、第1シート11において顔側となる面に設けられている(図1、図4参照)。
すなわち、マスク本体10は、当該マスク本体10において顔側となる面を構成する第1シート11と、第1シート11と重ねて配置される第2シート12と、を有し、第1シート11と第2シート12との間に発熱体20が配置されており、クッション材41、42は、第1シート11において顔側となる面に設けられている。
クッション材41、42は、第1シート11において顔側となる面に対して、例えば粘着又は接着により接合固定されている。
一対の耳掛け部30の各々は、可撓性の(柔軟な)シート材である耳掛け部構成シート31により構成されている。
耳掛け部30は、横幅方向に伸展性を有しており、横幅方向に伸縮性を有することが更に好ましい。
耳掛け部構成シート31は、単層のシートにより構成されていてもよいし、複数のシートの積層体であってもよい。
耳掛け部構成シート31としては、不織布等の繊維材料からなる繊維シートを用いることができる。
一対の耳掛け部30の各々の一端部が、固定部33においてマスク本体10の横幅方向における両端部に対して固定されている。すなわち、一方の耳掛け部30の一端部が、固定部33において左目覆い部10aの一端部に対して固定されている。同様に、他方の耳掛け部30の一端部が、固定部33において右目覆い部10bの一端部に対して固定されている。
より詳細には、例えば、図4に示すように、耳掛け部30は、第1シート11において顔側となる面に対して固定部33にて接合により固定されている。
マスク本体10に対する耳掛け部30の固定は、ヒートシールによってなされていてもよいし、粘着又は接着によりなされていてもよい。
固定部33の平面形状は特に限定されないが、例えば、固定部33は、上下に長尺に形成されている(上下に延在している)。
図1及び図2に示すように、本実施形態の場合、マスク本体10を平坦にした状態において、各固定部33の長手軸X1、X2は、上方に向けて互いに遠ざかっている(下方に向けて互いに近づいている)。そして、各耳掛け部30は、先端側に向けて下り傾斜している。
これにより、耳掛け部30を耳に掛けやすくなっているとともに、マスク本体10が顔にフィットしやすくなっている。
なお、以下の説明では、耳掛け部30において、マスク本体10側(左目覆い部10a側又は右目覆い部10b側)を基端(基端側)、マスク本体10から遠い側を先端(先端側)と称する場合がある。つまり、耳掛け部30における基端側の部位がマスク本体10に対して固定部33にて固定されている。
耳掛け部30の平面形状は特に限定されないが、例えば、左目覆い部10a及び右目覆い部10bと同様の形状に形成されている。
例えば、図3に示すように温熱具100が折り畳まれた状態(展開される前の状態)において、左目覆い部10a及び右目覆い部10bのそれぞれに対して、一方ずつの耳掛け部30が重なる。
また、図3の状態では、例えば、一対の耳掛け部30の先端どうしが繋がっている。一対の耳掛け部30の先端には、上下に延在する易破断部36が形成されている。耳掛け部30を構成する耳掛け部構成シート31を易破断部36に沿って容易に破断し、一対の耳掛け部30どうしを分離させることができるようになっている。
この易破断部36は、例えば、耳掛け部30を構成する耳掛け部構成シート31に形成されたハーフカット溝又はミシン目により構成されている。
一対の耳掛け部30の各々は、当該耳掛け部30を耳に掛けるための耳掛け用開口32を有している。
本実施形態の場合、耳掛け用開口32は、耳掛け部30の表裏を貫通している貫通孔である。ただし、本発明は、この例に限らず、耳掛け用開口32は、耳掛け部30に形成されたスリットであってもよい。
耳掛け用開口32の形状は特に限定されないが、例えば、耳掛け用開口32は横幅方向に長尺に形成されている。また、耳掛け用開口32の上下幅寸法は、耳掛け部30の先端側に向けて広がっている。
耳掛け用開口32は、例えば、上下方向において耳掛け部30の中央部に配置されている。
本実施形態の場合、図1に示すように一対の耳掛け部30を展開して温熱具100の全体を平坦にした状態において、一方の耳掛け用開口32の長手軸X3と、他方の耳掛け用開口32の長手軸X4は、それぞれ耳掛け部30の先端側に向けて下り傾斜している。
すなわち、耳掛け用開口32は、耳掛け部30の横幅方向において、マスク本体10に対する耳掛け部30の固定部33から遠ざかる方向に下り傾斜している。
これにより、耳掛け部30を耳に掛けやすくなっているとともに、マスク本体10が顔にフィットしやすくなっている。
一対の耳掛け部30の各々は、耳掛け用開口32と連続する第1耳掛け用スリット34及び第2耳掛け用スリット35を有している。
このうち第1耳掛け用スリット34は、耳掛け用開口32の下縁から下方に延びている。
第2耳掛け用スリット35は、耳掛け用開口32の先端縁から先端側に延びている。
例えば、第2耳掛け用スリット35よりも第1耳掛け用スリット34の方が長い。
なお、温熱具100は、使用前の状態では、軟質包装材により構成された包装袋(不図示)に封入されている。使用時に包装袋から温熱具100が取り出されることによって、発熱体20の発熱部23が空気中の酸素と接触し、該発熱部23が発熱するとともに水蒸気(蒸気温熱)を発生し、この水蒸気が第1被覆シート21及び第1シート11を介して外部に放出されるようになっている。
よって、使用者が温熱具100を着用することによって、この水蒸気が使用者の顔面に供給されるようになっている。これにより、蒸しタオルで使用者の顔面を温めるような具合になる。
このように、本実施形態に係る温熱具100は、蒸気温熱具である。
図5に示すように、温熱具100の使用時には、マスク本体10の第1シート11を顔側にして、左目覆い部10a及び右目覆い部10bをそれぞれ左右の目52の周りにあてがい、一対の耳掛け部30をそれぞれ左右の耳54に引っ掛ける。
この際、クッション材41、42が顔51に対して当接し、左右の耳掛け部30がマスク本体10を後方に引っ張る力の強さに応じてクッション材41、42が変形し薄くなる。すなわち、クッション材41、42の変形により、左右の耳掛け部30に加わる引張り力を吸収することができる。
よって、使用者の顔サイズにかかわらず耳掛け部30を容易に耳54に引っ掛けることができ、且つ、マスク本体10を顔51の目周りに対して容易にフィットさせることができる。ここで、目周りとは、左右の目52及びその周囲近傍の領域である。
なお、耳掛け用開口32の周囲には第1耳掛け用スリット34及び第2耳掛け用スリット35(図1等参照)が形成されているため、耳掛け部30が線ではなく面で耳54に当たるようにできる。よって、耳54に対する耳掛け部30の触感がよりソフトになる。
また、マスク本体10の横幅方向の中央部の上縁部と下縁部にはそれぞれ上側スリット14及び下側スリット15が形成されているので、顔51の形状に沿って温熱具100が変形しやすく、温熱具100のフィット感が向上する。特に、下側スリット15が形成されていることにより、マスク本体10と鼻53との干渉を抑制することができる。
また、本実施形態の場合、クッション材41とクッション材42との間に間隙が存在しているため、マスク本体10と顔51との間に適度な間隙61(図6)が形成されうる。このため、発熱体20の発熱性能は、主として、発熱体20の外表面を構成する第1被覆シート21又は第2被覆シート22の通気性を調節することによって制御できる。よって、顔サイズの相違により間隙61の大きさが多少変動したとしても、発熱体20の安定的な発熱が可能となる。
また、発熱体20が局所的に高温になってしまうことも抑制できる。更に、顔51に対して蒸気を均一に供給しやすくなる。
以上のような第1実施形態に係る温熱具100によれば、当該温熱具100は、マスク本体10において顔側となる面に、発熱体20よりも厚いクッション材41、42を有する。
これにより、使用者の顔サイズにかかわらずマスク本体10が顔の目周りに対して適度にフィットしやすくなる。
また、顔51にクッション材41、42が接触するため、顔51に対する温熱具100の当りを柔らかくすることができ、温熱具100の良好な装着感が得られる。
<第1実施形態の変形例1>
次に、図7を用いて第1実施形態の変形例1を説明する。
本変形例に係る温熱具100は、クッション材の配置が上記の第1実施形態に係る温熱具100と相違しており、その他の点では第1実施形態に係る温熱具100と同様に構成されている。
本変形例の場合、温熱具100は、マスク本体10の上縁部に沿って配置されているクッション材43と、マスク本体10の下縁部に沿って配置されているクッション材44と、を備えている。
すなわち、クッション材43、44は、マスク本体10の上縁部と下縁部の各々に沿って配置されている。
より詳細には、左目覆い部10aの上縁部と右目覆い部10bの上縁部にそれぞれクッション材43が配置されている。各クッション材43は、左目覆い部10a又は右目覆い部10bの上縁部に沿って、横幅方向に長尺に延在している。
また、クッション材43は、発熱体20と重ならないように配置されていてもよいし、一部分又は全体が発熱体20と重なって配置されていてもよい。
また、各クッション材43は、各発熱体20の上縁部に沿って配置されている。例えば、横幅方向において、クッション材43の一端(マスク本体10の横幅方向における中央側の端)は、発熱体20の一端と同等の位置に配置されており、クッション材43の他端(マスク本体10の横幅方向における端部側の端)は、発熱体20の他端と同等の位置に配置されている。
また、左目覆い部10aの下縁部と右目覆い部10bの下縁部にそれぞれクッション材44が配置されている。各クッション材44は、左目覆い部10a又は右目覆い部10bの下縁部に沿って、横幅方向に長尺に延在している。
また、クッション材44は、発熱体20と重ならないように配置されていてもよいし、一部分又は全体が発熱体20と重なって配置されていてもよい。
また、各クッション材44は、各発熱体20の下縁部に沿って配置されている。例えば、横幅方向において、クッション材44の一端(マスク本体10の横幅方向における中央側の端)は、発熱体20の一端と同等の位置に配置されており、クッション材44の他端(マスク本体10の横幅方向における端部側の端)は、発熱体20の他端と同等の位置に配置されている。
すなわち、左目覆い部10aに設けられたクッション材43とクッション材44とは、互いに並列に延在している。同様に、右目覆い部10bに設けられたクッション材43とクッション材44とは、互いに並列に延在している。
クッション材43とクッション材44とは上下方向において相互に離間している。本変形例の場合、平面視において、クッション材43とクッション材44との間の領域に、発熱体20の大部分(過半部)が配置されているか、又は、発熱体20の全体が配置されている。
本変形例の場合も、使用者の顔サイズにかかわらずマスク本体10が顔の目周りに対して適度にフィットしやすくなる。
また、本変形例の場合も、マスク本体10と顔との間に適度な間隙が形成されうるため、顔サイズの相違により間隙の大きさが多少変動したとしても、発熱体20の安定的な発熱が可能となる。
<第1実施形態の変形例2>
次に、図8を用いて第1実施形態の変形例2を説明する。
本変形例に係る温熱具100は、クッション材の配置が上記の第1実施形態に係る温熱具100と相違しており、その他の点では第1実施形態に係る温熱具100と同様に構成されている。
本変形例の場合、温熱具100は、左目覆い部10aと右目覆い部10bとにそれぞれ設けられたクッション材45を備えている。クッション材45は、例えば、平面視において矩形枠状に形成されている。すなわち、クッション材45は、上述のクッション材41、42、43、44を組み合わせたような形状となっている。
したがって、左目覆い部10aに設けられたクッション材45は、左目覆い部10aの上縁部、下縁部、左側の側縁部、右側の側縁部に沿ってそれぞれ配置されている。
同様に、右目覆い部10bに設けられたクッション材45は、右目覆い部10bの上縁部、下縁部、左側の側縁部、右側の側縁部に沿ってそれぞれ配置されている。
左右のクッション材45の総体をクッション材と称すると、本変形例の場合、クッション材は、マスク本体10の横幅方向における中央部及び両端部と、マスク本体10の上縁部と下縁部の各々と、に沿って配置されている。
本変形例の場合、温熱具100の着用時において、マスク本体10と顔との間隙(図6の間隙61に相当)は、周囲がクッション材45によって囲まれる。よって、当該間隙に蒸気を充満させることができるため、蒸気による温熱効果を向上させることが可能となる。
<第1実施形態の変形例3>
次に、図9を用いて第1実施形態の変形例3を説明する。
本変形例に係る温熱具100は、クッション材の配置が上記の第1実施形態に係る温熱具100と相違しており、その他の点では第1実施形態に係る温熱具100と同様に構成されている。
本変形例の場合、温熱具100は、左目覆い部10aと右目覆い部10bとにそれぞれ設けられたクッション材46を備えている。
左目覆い部10aに設けられたクッション材46は、左目覆い部10aに設けられた発熱体20の全面を覆っている。
また、右目覆い部10bに設けられたクッション材46は、右目覆い部10bに設けられた発熱体20の全面を覆っている。
クッション材46の平面形状は特に限定されないが、例えば、図9に示すように矩形状とすることができる。
本変形例の場合、クッション材46が発熱体20の全面を覆っているため、典型的には、目(瞼)に対してクッション材46が当たるようにできる。よって、目(瞼)に対する温熱具100の当りをより柔らかくすることができ、温熱具100の良好な装着感が得られる。
また、クッション材46がスペーサとなって発熱体20と目との間隔を十分に確保できるため、目(瞼)に対して、より緩やかに温熱を作用させることができる。
なお、クッション材46は通気性を有しており、発熱体20が発生した蒸気は、クッション材46を透過して顔に供給される。
本変形例の場合、クッション材46の通気度は、第1シート11の通気度よりも良好であることが好ましい。すなわち、クッション材46の透気抵抗度は、第1シート11の透気抵抗度よりも小さいことが好ましい。
〔第2実施形態〕
次に、図10を用いて第2実施形態を説明する。
本実施形態に係る温熱具100は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係る温熱具100と相違しており、その他の点では第1実施形態に係る温熱具100と同様に構成されている。
本実施形態の場合、図10に示すように、マスク本体10は、第1シート11(図4等参照)を備えておらず、第2シート12によって構成されている。
そして、第1実施形態の変形例3(図9)と同様の形状のクッション材46が、第2シート12において顔側となる面に設けられている。
すなわち、マスク本体10は、シート状に形成されており、マスク本体10において顔側となる面に、発熱体20とクッション材46とが設けられている。
そして、クッション材46が発熱体20の全面を覆っている。
なお、左目覆い部10a及び右目覆い部10bの各々に対して、クッション材46が設けられている。すなわち、左目覆い部10aに設けられた発熱体20は、当該左目覆い部10aに設けられたクッション材46によって覆われており、右目覆い部10bに設けられた発熱体20は、当該右目覆い部10bに設けられたクッション材46によって覆われている。
第2シート12に対するクッション材46の接合は、粘着又は接着によりなされている。ここで、クッション材46の周縁部が、例えば全周に亘って接合部49にて第2シート12に対して接合されている。そして、クッション材46と第2シート12との間に収容空間18が形成されており、この収容空間18に発熱体20が収容及び保持されている。
本実施形態によれば、第1実施形態の変形例3と同様の効果が得られる他、マスク本体10が第1シート11を有していないため、温熱具100の構造を簡素化することができる。
〔第3実施形態〕
次に、図11を用いて第3実施形態を説明する。
本実施形態に係る温熱具100は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係る温熱具100と相違しており、その他の点では第1実施形態に係る温熱具100と同様に構成されている。
本実施形態の場合、図11に示すように、マスク本体10の第1シート11が、発熱体20よりも厚いクッション材となっている。つまり、第1シート11が、上述したクッション材41等と同様の材料により構成されているとともに、上述したクッション材41等と同様の厚みを有している。第1シート11の材料は、嵩高不織布であることが好ましい。
本実施形態の場合、共通のクッション材(第1シート11)によって、左右の発熱体20の全面が覆われている。
このように、本実施形態の場合、マスク本体10は、当該マスク本体10において顔側となる面を構成する第1シート11と、第1シート11と重ねて配置される第2シート12と、を有し、第1シート11と第2シート12との間に発熱体20が配置されており、第1シート11がクッション材を構成している。
また、耳掛け部30は、クッション材である第1シート11に対して(固定部33にて)固定されている。
本実施形態によれば、第1実施形態の変形例3と同様の効果が得られる他、マスク本体10の第1シート11がクッション材を兼ねるため、温熱具100の構造を簡素化することができる。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。
例えば、発熱体20は、蒸気を放出しない発熱性のものであってもよい。したがって、温熱具100は、蒸気温熱具ではなく、単なる温熱具であってもよい。
また、第2実施形態では、マスク本体10が第1シート11を備えていない場合に、クッション材46が発熱体20の全面を覆っている例を説明したが、マスク本体10が第1シート11を備え以内場合においても、上記の第1実施形態、その変形例1又は変形例2のように、クッション材がマスク本体10の周縁部や中央部にのみ配置されていて、左目覆い部10a及び右目覆い部10bの中央部にはクッション材が配置されていなくてもよい。
また、第1実施形態又はその変形例1において、複数のクッション材どうしの間(クッション材41とクッション材42との間、又は、クッション材43とクッション材44との間)に架け渡されたシート状のクッション材が設けられていてもよい。この場合、クッション材の厚みとは、マスク本体10の顔側に設けられたクッション材の総体の厚みである。
同様に、第1実施形態の変形例2において、クッション材45における顔側の開口を閉塞するシート状のクッション材が設けられていてもよい。
また、上記の各実施形態及び変形例は、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、適宜に組み合わせることができる。
上記実施形態は、以下の技術思想を包含する。
<1>両目を覆うマスク本体と、前記マスク本体に設けられた発熱体と、前記マスク本体を頭に装着するための装着部と、を備え、
前記マスク本体において顔側となる面に、前記発熱体よりも厚いクッション材を有する温熱具。
<2>前記クッション材は、前記マスク本体の周縁部に沿って配置されている<1>に記載の温熱具。
<3>前記クッション材は、前記マスク本体の横幅方向における中央部及び両端部に配置されている<2>に記載の温熱具。
<4>前記クッション材は、前記マスク本体の上縁部と下縁部の各々に沿って配置されている<2>又は<3>に記載の温熱具。
<5>前記マスク本体は、当該マスク本体において顔側となる面を構成する第1シートと、前記第1シートと重ねて配置される第2シートと、を有し、
前記第1シートと前記第2シートとの間に前記発熱体が配置されており、
前記クッション材は、前記第1シートにおいて顔側となる面に設けられている<1>から<4>のいずれか一項に記載の温熱具。
<6>前記マスク本体は、シート状に形成されており、
前記マスク本体において顔側となる面に、前記発熱体と前記クッション材とが設けられている<1>から<4>のいずれか一項に記載の温熱具。
<7>前記マスク本体は、シート状に形成されており、
前記マスク本体において顔側となる面に、前記発熱体と前記クッション材とが設けられており、
前記クッション材が前記発熱体の全面を覆っている<1>に記載の温熱具。
10 マスク本体
10a 左目覆い部
10b 右目覆い部
11 第1シート
12 第2シート
13 接合部
14 上側スリット
15 下側スリット
18 収容空間
20 発熱体
21 第1被覆シート
22 第2被覆シート
23 発熱部
24 接合部
30 耳掛け部
31 耳掛け部構成シート
32 耳掛け用開口
33 固定部
34 第1耳掛け用スリット
35 第2耳掛け用スリット
36 易破断部
41、42、43、44、45、46 クッション材
49 接合部
51 顔
52 目
53 鼻
54 耳
61 間隙
100 温熱具

Claims (7)

  1. 両目を覆うマスク本体と、前記マスク本体に設けられた発熱体と、前記マスク本体を頭に装着するための装着部と、を備え、
    前記マスク本体において顔側となる面に、前記発熱体よりも厚いクッション材を有する温熱具。
  2. 前記クッション材は、前記マスク本体の周縁部に沿って配置されている請求項1に記載の温熱具。
  3. 前記クッション材は、前記マスク本体の横幅方向における中央部及び両端部に配置されている請求項2に記載の温熱具。
  4. 前記クッション材は、前記マスク本体の上縁部と下縁部の各々に沿って配置されている請求項2又は3に記載の温熱具。
  5. 前記マスク本体は、当該マスク本体において顔側となる面を構成する第1シートと、前記第1シートと重ねて配置される第2シートと、を有し、
    前記第1シートと前記第2シートとの間に前記発熱体が配置されており、
    前記クッション材は、前記第1シートにおいて顔側となる面に設けられている請求項1から4のいずれか一項に記載の温熱具。
  6. 前記マスク本体は、シート状に形成されており、
    前記マスク本体において顔側となる面に、前記発熱体と前記クッション材とが設けられている請求項1から4のいずれか一項に記載の温熱具。
  7. 前記マスク本体は、シート状に形成されており、
    前記マスク本体において顔側となる面に、前記発熱体と前記クッション材とが設けられており、
    前記クッション材が前記発熱体の全面を覆っている請求項1に記載の温熱具。
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