JP2018107524A - 携帯端末装置、情報処理装置、連携システム及び表示制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯端末装置への操作入力に際して、他の情報処理装置の入力部を適切に利用する。【解決手段】特定部810による携帯端末装置800Aの動作モードの特定結果に基づいて、動作モードの変化が発生したことが分ると、表示制御部820Aは、動作モードの変化に応じて、情報処理装置700Aにおける第1表示領域721に表示させるアイコンを決定する。そして、表示制御部820Aは、動作モードの変化前には第1表示領域721に表示されていたが、動作モードの変化後には第1表示領域721に表示されなくなったアイコンの内、変化後の動作モードでも表示を確保することが定められたアイコンを、携帯表示部830に表示させるアイコンに含ませる。【選択図】 図1
Description
本発明は、携帯端末装置、情報処理装置、連携システム、表示制御方法及び表示制御プログラムに関する。
従来から、情報機器には、ハードキーやタッチキーが配置された入力部が備えられている。情報機器は、ユーザによる入力部への入力操作に応じて様々な処理を行うようになっている。
こうした入力操作に関連する技術として、キー配置を確認しなくとも目的の入力を行うための技術が提案されている(特許文献1参照:以下、「従来例」という)。かかる従来例の技術では、入力音声の認識結果に所定のワードが含まれている場合には、タッチパネルが配置されている表示画面における表示画像を変化させずに、タッチパネルの有効範囲における面積の大きな範囲に、当該所定のワードに関連するタッチキーが割り付けられる。
従来例の技術では、タッチキーの機能の表示がなされない。このため、ユーザは、音声認識により所定のワードが正しく認識され、適切なタッチキーが割り付けられたか否かを知ることができない。この結果、ユーザがタッチキーを操作したときに、ユーザの意図しない処理が実行される可能性があった。
ところで、スマートフォン等の携帯端末装置が広く普及している。こうした携帯端末装置における入力部は、通常、タッチパネルを備えて構成されているが、携帯端末装置は携帯可能であることが必須であり、タッチパネルの面積にも限界がある。そして、近年の携帯端末装置は、スマートフォンに代表されるように多機能であるため、タッチキーの数が多くなる傾向である。このため、個々のタッチキーの領域の面積は小さくなる傾向にある。この結果、タッチキーの操作に際しては、対応するアイコンの表示を注視して行うことが必要となってきている。以上のような傾向は、ユーザにとって、携帯端末装置に対する操作入力を簡易に行うことの妨げになりかねない。
さて、入力部が配置された情報処理装置としては様々な種類があるが、当該入力部には、ユーザが操作入力を簡易に、かつ、確実に行えることができるようにするため、様々な工夫がなされている。例えば、車両に搭載される電装品に配置された入力部には、ユーザが操作入力を簡易に、安全に、かつ、確実に行えることができるようにするための工夫がなされている。
このため、携帯端末装置への操作入力に際して、他の情報処理装置の入力部を利用することができる技術が望まれている。かかる要請に応えることが、本発明が解決すべき課題の一つとして挙げられる。
請求項1に記載の発明は、情報表示部を備える情報処理装置と接続可能な携帯端末装置であって、携帯表示部と;前記携帯端末装置の動作モードに応じた表示物を前記情報表示部に表示させ、前記動作モードが第1動作モードから第2動作モードに変化した場合、前記第1動作モードでは前記情報表示部に表示されていたが、前記第2動作モードでは前記情報表示部に表示されなくなった表示物を前記携帯表示部に表示させる表示制御部と;を備えることを特徴とする携帯端末装置である。
請求項4に記載の発明は、携帯表示部を備える携帯端末装置と接続可能な情報処理装置であって、情報表示部と;前記携帯端末装置の動作モードに応じた表示物を前記情報表示部に表示させ、前記動作モードが第1動作モードから第2動作モードに変化した場合、前記第1動作モードでは前記情報表示部に表示されていたが、前記第2動作モードでは前記情報表示部に表示されなくなった表示物を前記携帯表示部に表示させる表示制御部と;を備えることを特徴とする情報処理装置である。
請求項8に記載の発明は、情報表示部を備える情報処理装置と;携帯端末装置と;を備える連携システムであって、前記携帯端末装置は、携帯表示部と;前記携帯端末装置の動作モードに応じた表示物を前記情報表示部に表示させ、前記動作モードが第1動作モードから第2動作モードに変化した場合、前記第1動作モードでは前記情報表示部に表示されていたが、前記第2動作モードでは前記情報表示部に表示されなくなった表示物を前記携帯表示部に表示させる表示制御部と;を備えることを特徴とする連携システムである。
請求項9に記載の発明は、携帯表示部と;表示制御部と;を備え、情報表示部を備える情報処理装置と接続可能な携帯端末装置において使用される表示制御方法であって、前記表示制御部が、前記携帯端末装置の動作モードに応じた表示物を前記情報表示部に表示させる第1表示工程と;前記表示制御部が、前記動作モードが第1動作モードから第2動作モードに変化した場合、前記第1動作モードでは前記情報表示部に表示されていたが、前記第2動作モードでは前記情報表示部に表示されなくなった表示物を前記携帯表示部に表示させる第2表示工程と;を備えることを特徴とする表示制御方法である。
請求項10に記載の発明は、情報表示部と;表示制御部と;を備え、携帯表示部を備える携帯端末装置と接続可能な情報処理装置において使用される表示制御方法であって、前記表示制御部が、前記携帯端末装置の動作モードに応じた表示物を前記情報表示部に表示させる第1表示工程と;前記表示制御部が、前記動作モードが第1動作モードから第2動作モードに変化した場合、前記第1動作モードでは前記情報表示部に表示されていたが、前記第2動作モードでは前記情報表示部に表示されなくなった表示物を前記携帯表示部に表示させる第2表示工程と;を備えることを特徴とする表示制御方法である。
請求項11に記載の発明は、携帯端末装置が有するコンピュータに、請求項9に記載の表示制御方法を実行させる、ことを特徴とする表示制御プログラムである。
請求項12に記載の発明は、情報処理装置が有するコンピュータに、請求項10に記載の表示制御方法を実行させる、ことを特徴とする表示制御プログラムである。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明においては、同一又は同等の要素については同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態を、図1を参照して説明する。
まず、本発明の第1実施形態を、図1を参照して説明する。
<構成>
図1には、第1実施形態に係る連携システム900Aの構成が示されている。この図1に示されるように、連携システム900Aは、情報処理装置700Aと、携帯端末装置800Aとを備えている。ここで、携帯端末装置800Aは、情報処理装置700Aが備える不図示の保持部により、着脱可能に保持できるようになっている。
図1には、第1実施形態に係る連携システム900Aの構成が示されている。この図1に示されるように、連携システム900Aは、情報処理装置700Aと、携帯端末装置800Aとを備えている。ここで、携帯端末装置800Aは、情報処理装置700Aが備える不図示の保持部により、着脱可能に保持できるようになっている。
また、情報処理装置700Aと携帯端末装置800Aとは通信可能となっている。ここで、情報処理装置700Aと携帯端末装置800Aとの通信のための接続は、有線ケーブルによる有線接続であってもよいし、近距離無線通信による無線接続であってもよい。
《情報処理装置700Aの構成》
上記の情報処理装置700Aは、入力部710と、情報表示部720と、表示処理部730Aとを備える。ここで、情報処理装置700Aは、これらの要素以外の要素を備えている。そして、情報処理装置700Aは、携帯端末装置800Aと連携する際の動作と、携帯端末装置800Aと連携しない際の動作とを切り替えて実行するようになっている。
上記の情報処理装置700Aは、入力部710と、情報表示部720と、表示処理部730Aとを備える。ここで、情報処理装置700Aは、これらの要素以外の要素を備えている。そして、情報処理装置700Aは、携帯端末装置800Aと連携する際の動作と、携帯端末装置800Aと連携しない際の動作とを切り替えて実行するようになっている。
上記の入力部710は、ユーザ操作を受付可能な少なくとも1つの操作領域を有している。第1実施形態では、操作領域は、機械的な押し下げ操作により入力を行う複数のハードキーの領域となっている。そして、第1実施形態では、ハードキーのキートップ部分は、周辺領域に対して凹状の形状を有しており、触覚により、周辺領域との識別が可能となっている。
上記の情報表示部720は、表示処理部730Aから送られた表示データを受ける。そして、情報表示部720は、当該表示データに従った表示を行う。
情報表示部720は、第1表示領域721と、第2表示領域722とを有している。ここで、第1表示領域721は、入力部710の操作領域に配置されている。第1実施形態では、第1表示領域721は、上述したハードキーのキートップ部分に配置されている。すなわち、第1表示領域721は、ハードキーごとの個別領域という複数の個別領域から構成されている。そして、当該個別領域ごとに、アイコンの表示が可能となっている。
また、第2表示領域722は、入力部710とは異なる位置に配置される。第2表示領域721は、文字情報等が表示可能となっている。
上記の表示処理部730Aは、情報処理装置700Aが携帯端末装置800Aと連携動作しているときには、携帯端末装置800Aから送信された表示指定を受信する。そして、表示処理部730Aは、当該表示指定に基づいて表示データを生成する。こうして生成された表示データは、情報表示部720へ送られる。この結果、情報表示部720では、携帯端末装置800Aから送信された表示指定に従った表示が行われる。
なお、表示処理部730Aは、情報処理装置700Aが携帯端末装置800Aと連携動作していないとき、独自な表示データを生成し、生成された表示データを情報表示部720へ送る。この結果、情報表示部720では、情報処理装置700Aに独自な表示が行われる。
<携帯端末装置800Aの構成>
上記の携帯端末装置800Aは、特定部810と、表示制御部820Aと、携帯表示部830とを備えている。ここで、携帯端末装置800Aは、これらの要素以外の要素を備えており、携帯端末装置800Aに固有の機能を果たすことができるようになっている。
上記の携帯端末装置800Aは、特定部810と、表示制御部820Aと、携帯表示部830とを備えている。ここで、携帯端末装置800Aは、これらの要素以外の要素を備えており、携帯端末装置800Aに固有の機能を果たすことができるようになっている。
上記の特定部810は、携帯端末装置800Aが実行している動作モードを含む動作状態を特定する。そして、特定部810は、特定結果を表示制御部820Aへ送る。
上記の表示制御部820Aは、携帯端末装置800Aの動作モードごとの第1表示領域721及び携帯表示部830へのアイコン表示割当に関するアイコン割当情報、及び、携帯端末装置800Aの動作状態ごとの第2表示領域722における表示情報を内部に保持している。ここで、アイコン割当情報には、連携動作していないときにおける携帯表示部830に表示させるアイコンの形状であり、かつ、連携動作時に第1表示領域721に表示させるアイコンの形状の情報が含まれている。また、アイコン割当情報では、動作モードごとに携帯表示部830に割り当てられるアイコンとして、同一動作モードで第1表示領域721に割り当てられるアイコンが含まれないようになっている。
また、アイコン割当情報では、動作モードに応じて携帯表示部830に割り当てられるアイコンには、第1表示領域721に割り当てられるアイコンが含まれないようになっている。さらに、アイコン割当情報では、携帯表示部830に割り当てられるアイコンには、動作モードの変化前には第1表示領域721に表示されていたが、動作モードの変化後には第1表示領域721に表示されなくなったアイコンの内、変化後の動作モードでも表示を確保することが定められたアイコンが含まれるようになっている。
表示制御部820Aは、特定部810から送られた特定結果を受ける。そして、表示制御部820Aは、携帯端末装置800Aが情報処理装置700Aと連携動作しているときには、特定結果に応じて、情報処理装置700A(より詳しくは、表示処理部730A)へ送信する表示指定、及び、携帯表示部830の表示画像に応じた表示データの生成を行う。なお、表示制御部820Aにより実行される、連携動作時の表示指定及び表示データの生成処理については、後述する。
生成された表示指定は、情報処理装置700Aへ送信される。また、生成された表示データの生成は、携帯表示部830へ送られる。
なお、表示制御部820Aは、携帯端末装置800Aが情報処理装置700Aと連携動作していないとき、独自な表示データを生成し、生成された表示データを携帯表示部830へ送る。この結果、携帯表示部830では、携帯端末装置800Aに独自な表示が行われる。
上記の携帯表示部830は、表示制御部820Aから送られた表示データを受ける。そして、携帯表示部830は、当該表示データに従った表示を行う。
<動作>
次に、上記のように構成された連携システム900Aの動作について、連係動作時における表示制御部820Aの処理に主に着目して説明する。なお、情報処理装置700Aと携帯端末装置800Aとは連携動作しているものとする。
次に、上記のように構成された連携システム900Aの動作について、連係動作時における表示制御部820Aの処理に主に着目して説明する。なお、情報処理装置700Aと携帯端末装置800Aとは連携動作しているものとする。
連携動作時に特定部810による特定結果を受けると、表示制御部820Aは、携帯端末装置800Aにおいて動作状態遷移が発生したか否かの遷移判定を行う。当該遷移判定の結果が否定的であった場合には、遷移判定を繰り返す。
遷移判定の結果が肯定的であった場合には、表示制御部820Aは、携帯端末装置800Aの動作状態遷移が動作モードの変化を伴う遷移であるか否かの動作モード変化判定を行う。動作モード変化判定の結果が否定的であった場合には、表示制御部820Aは、動作状態遷移後において携帯表示部830に表示させる画像に応じた表示データを生成する。そして、表示制御部820Aは、生成された表示データを携帯表示部830へ送る。この結果、携帯表示部830には、動作状態遷移後の画像が表示される。
引き続き、表示制御部820Aは、動作状態遷移に伴って、第2表示領域722に表示させる情報を変化させるか否かの情報変化判定を行う。情報変化判定の結果が否定的であった場合には、表示制御部820Aは、当該動作状態遷移に伴う処理を終了し、特定部810による次の特定結果の報告を待つ。
情報変化判定の結果が肯定的であった場合には、表示制御部820Aは、第2表示領域722に表示させる新たな情報を表示指定として生成する。そして、表示制御部820Aは、生成された表示指定を情報処理装置700Aへ送信する。この結果、第2表示領域722には、新たな動作状態に応じた情報が表示される。そして、表示制御部820Aは、当該動作状態遷移に伴う処理を終了し、特定部810による次の特定結果の報告を待つ。
上述した動作モード変化判定の結果が肯定的であった場合には、表示制御部820Aは、まず、内部に保持している上述のアイコン割当情報に基づいて、第1表示領域721に表示させる新たな動作モードに応じたアイコン、及び、携帯表示部830に表示させる新たな動作モードに応じたアイコンを決定する。引き続き、表示制御部820Aは、内部に保持している上述の表示情報に基づいて、動作モードの変化に伴って、第2表示領域722に表示させる新たな動作モードを含む情報を生成する。
次に、表示制御部820Aは、携帯表示部830に表示させるアイコンとして決定されたアイコンを含む、動作モード変化後において携帯表示部830に表示させる画像に応じた表示データを生成する。そして、表示制御部820Aは、生成された表示データを携帯表示部830へ送る。この結果、携帯表示部830には、動作モード変化後の画像が表示される。
引き続き、表示制御部820Aは、第1表示領域721に表示させるアイコン及びその形状、並びに、第2表示領域722に表示させる新たな動作モードを含む情報を、表示指定として生成する。そして、表示制御部820Aは、生成された表示指定を情報処理装置700Aへ送信する。この結果、第1表示領域721には、携帯端末装置800Aの新たな動作モードに応じたアイコンが表示されるとともに、第2表示領域722には新たな動作モードに応じた情報が表示される。そして、表示制御部820Aは、当該動作モードの変化を伴う動作状態遷移に伴う処理を終了し、特定部810による次の特定結果の報告を待つ。
なお、情報処理装置700Aと携帯端末装置800Aとが連携動作していない場合には、上述したように、情報処理装置700A及び携帯端末装置800Aのそれぞれにおいて、独自の表示が、情報表示部720及び携帯表示部830に表示される。
以上説明したように、第1実施形態では、特定部810が、携帯端末装置800Aの動作モードを含む動作状態を特定し、特定結果を表示制御部820Aへ送る。情報処理装置700Aと携帯端末装置800Aとが連携動作しているとき、当該特定結果により、動作モードが変化したことが分ると、表示制御部820Aは、動作モードの変化に応じて、情報処理装置700Aにおける第1表示領域721に表示させるアイコン及びその形状を含む表示指定を生成する。そして、表示制御部820Aは、生成された表示指定を情報処理装置700Aへ送信する。
また、表示制御部820Aは、動作モードの変化前には第1表示領域721に表示されていたが、動作モードの変化後には第1表示領域721に表示されなくなったアイコンを携帯表示部830に表示させるように制御する。例えば、動作モードの変化後に第1表示領域721に表示されなくなったアイコンの内、変化後の動作モードでも表示を確保することが定められたアイコンを、携帯表示部830に表示させるアイコンに含ませる。そして、表示制御部820Aは、携帯表示部830に表示させるアイコンとして決定されたアイコンを含む、動作状態遷移後において携帯表示部830に表示させる画像に応じた表示データを生成し、生成された表示データを携帯表示部830へ送る。
したがって、第1実施形態によれば、携帯端末装置800Aに対する操作入力に際して、情報処理装置700Aの入力部710を適切に利用することができるとともに、操作対象となり得るアイコンの表示を確保することができる。この結果、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、第1実施形態では、第1表示領域721に表示されるアイコンの形状は、携帯端末装置800Aと情報処理装置700Aとが連携動作していない場合(接続されていない場合を含む)に、同一機能の操作のために、携帯表示部830に表示されるアイコンの形状と同一となっている。このため、第1表示領域721が配置された操作領域を利用して携帯端末装置800Aに対する入力を行う際に、ユーザは、違和感なく入力操作を行うことができる。
また、第1実施形態では、第2表示領域722に、携帯端末装置800Aにおける動作状態の情報が表示される。このため、第1表示領域721が配置された操作領域を利用した入力を行うユーザの利便性を向上させることができる。
また、第1実施形態では、情報処理装置700Aの入力部710における操作領域の形状が、操作領域の周辺領域に対して凹状の形状を有しており、触覚により識別可能な形状としている。このため、ユーザによる操作領域の識別を容易に行うことができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、第1実施形態では、情報処理装置700Aが備える保持部により、携帯端末装置800Aが着脱自在に保持される。このため、例えば、情報処理装置700Aが車載器の場合に、携帯端末装置800Aをユーザにとって固定的な位置に配置することができ、ユーザが情報処理装置700と携帯端末装置800とを同時に視認可能な位置に配置されることになるため、利用者の利便性を向上させることができる。
[第2実施形態]
まず、本発明の第2実施形態を、図2を参照して説明する。
まず、本発明の第2実施形態を、図2を参照して説明する。
<構成>
図2には、第2実施形態に係る連携システム900Bの構成が示されている。この図2に示されるように、連携システム900Bは、上述した連携システム900Aと比べて、情報処理装置700Aに代えて情報処理装置700Bを備えること、及び、携帯端末装置800Aに代えて携帯端末装置800Bとを備える点が異なっている。
図2には、第2実施形態に係る連携システム900Bの構成が示されている。この図2に示されるように、連携システム900Bは、上述した連携システム900Aと比べて、情報処理装置700Aに代えて情報処理装置700Bを備えること、及び、携帯端末装置800Aに代えて携帯端末装置800Bとを備える点が異なっている。
上記の情報処理装置700Bは、上述した情報処理装置700Aと比べて、表示処理部730Aに代えて表示制御部730Bを備える点が異なっている。また、上記の携帯端末装置800Bは、上述した携帯端末装置800Aと比べて、表示制御部820Aに代えて表示処理部820Bを備える点が異なっている。以下、これらの相違点に主に着目して説明する。
なお、携帯端末装置800Bが備える特定部810は、携帯端末装置800Bと情報処理装置700Bとが連携動作をしている場合には、特定結果を表示処理部820Bへ送るとともに、情報処理装置700Bへ送信するようになっている。
上記の表示処理部820Bは、携帯端末装置800Bと情報処理装置700Bと連携動作しているときには、情報処理装置700Bから送信された表示指定を受信する。そして、表示処理部820Bは、当該表示指定におけるアイコン割当を考慮して、携帯表示部830に表示させる画像の表示データを生成する。こうして生成された表示データは、携帯表示部830へ送られる。この結果、携帯表示部830では、情報処理装置700Bから送信された表示指定を考慮した表示が行われる。
なお、表示処理部820Bは、情報処理装置700Bが携帯端末装置800Bと連携動作していないとき、独自な表示データを生成し、生成された表示データを携帯表示部830へ送る。この結果、携帯表示部830では、携帯端末装置800Bに独自な表示が行われる。
上記の表示制御部730Bは、上述した表示制御部820Aの場合と同様に、アイコン割当情報及び表示情報を内部に保持している。表示制御部730Bは、特定部810から送信された特定結果を受ける。そして、表示制御部730Bは、特定結果に応じて、携帯端末装置800B(より詳しくは、表示処理部820B)へ送信する表示指定、及び、情報表示部720に表示させる画像に応じた表示データの生成を行う。なお、表示制御部730Bにより実行される、連携動作時の表示指定及び表示データの生成処理については、後述する。
生成された表示指定は、携帯端末装置800Bへ送信される。また、生成された表示データは、情報表示部720へ送られる。
なお、表示制御部730Bは、携帯端末装置800Bが情報処理装置700Bと連携動作していないとき、独自な表示データを生成し、生成された表示データを情報表示部720へ送る。この結果、情報表示部720では、情報処理装置700Bに独自な表示が行われる。
<動作>
次に、上記のように構成された連携システム900Bの動作について、連係動作時における表示制御部730Bの処理に主に着目して説明する。なお、情報処理装置700Bと携帯端末装置800Bとは連携動作しているものとする。
次に、上記のように構成された連携システム900Bの動作について、連係動作時における表示制御部730Bの処理に主に着目して説明する。なお、情報処理装置700Bと携帯端末装置800Bとは連携動作しているものとする。
連携動作時に特定部810による特定結果を受信すると、表示制御部730Bは、携帯端末装置800Bにおいて動作状態遷移が発生したか否かの遷移判定を行う。当該遷移判定の結果が否定的であった場合には、遷移判定を繰り返す。
遷移判定の結果が肯定的であった場合には、表示制御部730Bは、携帯端末装置800Bの動作状態遷移が動作モードの変化を伴う遷移であるか否かの動作モード変化判定を行う。動作モード変化判定の結果が否定的であった場合には、表示制御部730Bは、動作状態遷移に伴って、第2表示領域722に表示させる情報を変化させるか否かの情報変化判定を行う。情報変化判定の結果が否定的であった場合には、表示制御部730Bは、当該動作状態遷移に伴う処理を終了し、特定部810による次の特定結果の報告を待つ。
情報変化判定の結果が肯定的であった場合には、表示制御部730Bは、第2表示領域722に表示させる新たな動作状態に応じた表示データを、上述した内部に保持している表示情報に基づいて生成する。そして、表示制御部730Bは、生成された表示データを情報表示部720へ送る。この結果、第2表示領域722には、新たな動作状態に応じた情報が表示される。そして、表示制御部730Bは、当該動作状態遷移に伴う処理を終了し、特定部810による次の特定結果の報告を待つ。
上述した動作モード変化判定の結果が肯定的であった場合には、表示制御部730Bは、まず、上述したアイコン割当情報に基づいて、第1表示領域721に表示させる新たな動作モードに応じたアイコンを決定する。また、表示制御部730Bは、第2表示領域722に新たに表示させる情報を決定する。引き続き、表示制御部730Bは、決定されたアイコン、及び、決定された情報に応じた表示データを生成する。そして、表示制御部730Bは、生成された表示データを情報表示部720へ送る。この結果、第1表示領域721には、新たな動作モードに応じたアイコンが表示されるとともに、第2表示領域722には、新たな動作モードに応じた情報が表示される。
次に、表示制御部730Bは、アイコン割当情報に基づいて、携帯表示部830に表示させるアイコンを決定する。引き続き、表示制御部730Bは、携帯表示部830に表示させるアイコンの情報を、表示指定として生成する。そして、表示制御部730Bは、生成された表示指定を携帯端末装置800Bへ送信する。
かかる表示指定を受けると、表示処理部820Bは、表示指定に含まれるアイコンを含む、動作モードの変化後に携帯表示部830に表示させる画像に応じた表示データを生成する。そして、表示処理部820Bは、生成された表示データを携帯表示部830へ送る。この結果、携帯表示部830には、動作モード変化後の画像が表示される。そして、表示制御部730Bは、当該動作状態遷移に伴う処理を終了し、特定部810による次の特定結果の報告を待つ。
なお、情報処理装置700Bと携帯端末装置800Bとが連携動作していない場合には、上述したように、情報処理装置700B及び携帯端末装置800Bのそれぞれにおいて、独自の表示が、情報表示部720及び携帯表示部830に表示される。
以上説明したように、第2実施形態によれば、携帯端末装置800Bに対する操作入力に際して、上述した第1実施形態の場合と同様の効果を奏することができる。
[実施形態の変形]
本発明は、上記の第1及び第2実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
本発明は、上記の第1及び第2実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、上記の第1及び第2実施形態では、情報処理装置の入力部における操作領域の形状を、操作領域の周辺領域に対して凹状の形状とした。これに対し、情報処理装置の入力部における操作領域の形状を、操作領域の周辺領域に対して凸状の形状としてもよい。この場合にも、ユーザによる操作領域の識別を容易に行うことができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、上記の第1及び第2実施形態における情報処理装置は、車載器であってもよいし、家屋内に置かれる装置であってもよい。
また、上記の第1及び第2実施形態では、予め定められたアイコン割当情報に基づいて、第1表示領域に表示させるアイコンを、及び、携帯表示部に表示させるアイコンを決定するようにした。これに対し、各動作モードで表示されたアイコンに応じた操作領域の使用頻度が高いほど優先順位を高くして、第1表示領域に表示させるアイコンを決定するようにしてもよい。なお、この場合にも、動作モードの変化前には第1表示領域に表示されていたが、動作モードの変化後には第1表示領域に表示されなくなったアイコンの内、変化後の動作モードでも表示を確保することが定められたアイコンを、携帯表示部に表示させるアイコンに含ませるようにしてもよい。
また、上記の第1及び第2実施形態では、表示制御部が、携帯端末装置の動作状態ごとのアイコン割当情報及び第2表示領域における表示情報を内部に保持するようにした。これに対し、携帯端末装置の動作状態ごとのアイコン表示割当の情報及び第2表示領域における表示情報を外部サーバに保持させ、特定された動作状態に関するアイコン表示割当の情報及び第2表示領域における表示情報を、通信網を介して、当該外部サーバから取得するようにしてもよい。
また、上記の第1及び第2実施形態では、表示先を切り替える表示物をアイコンとした。これに対し、アイコン以外の表示物の表示先を切り替えるようにしてもよい。
なお、上記の第1実施形態における特定部810及び表示制御部820Aを、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)等を備えた演算手段としてのコンピュータとして構成し、予め用意されたプログラムを当該コンピュータで実行することにより、上記の実施形態における特定部810及び表示制御部820Aの一部又は全部の機能を実現するようにしてもよい。このプログラムはハードディスク、CD−ROM、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、当該コンピュータによって記録媒体から読み出されて実行される。また、このプログラムは、CD−ROM、DVD等の可搬型記録媒体に記録された形態で取得されるようにしてもよいし、インターネットなどのネットワークを介した配信の形態で取得されるようにしてもよい。
また、上記の第2実施形態における表示制御部730Bを、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)等を備えた演算手段としてのコンピュータとして構成し、予め用意されたプログラムを当該コンピュータで実行することにより、上記の実施形態における表示制御部730Bの一部又は全部の機能を実現するようにしてもよい。このプログラムはハードディスク、CD−ROM、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、当該コンピュータによって記録媒体から読み出されて実行される。また、このプログラムは、CD−ROM、DVD等の可搬型記録媒体に記録された形態で取得されるようにしてもよいし、インターネットなどのネットワークを介した配信の形態で取得されるようにしてもよい。
以下、本発明の実施例を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明及び図面においては、同一又は同等の要素については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
[第1実施例]
まず、本発明の第1実施例を、図3〜図6を主に参照して説明する。
まず、本発明の第1実施例を、図3〜図6を主に参照して説明する。
<構成>
図3には、第1実施例に係る連携システム300Aの構成が概略的に示されている。図3に示されるように、連携システム300Aは、上述した第1実施形態における情報処理装置700Aの機能を果たす情報処理装置100Aと、上述した第1実施形態における携帯端末装置800Aの機能を果たす携帯端末装置200Aとを備えている。ここで、携帯端末装置200Aは、情報処理装置100Aが備える保持部150により、着脱可能に保持できるようになっている。
図3には、第1実施例に係る連携システム300Aの構成が概略的に示されている。図3に示されるように、連携システム300Aは、上述した第1実施形態における情報処理装置700Aの機能を果たす情報処理装置100Aと、上述した第1実施形態における携帯端末装置800Aの機能を果たす携帯端末装置200Aとを備えている。ここで、携帯端末装置200Aは、情報処理装置100Aが備える保持部150により、着脱可能に保持できるようになっている。
また、携帯端末装置200Aと情報処理装置100Aとは通信可能となっている。ここで、携帯端末装置200Aと情報処理装置100Aとの通信のための接続は、有線ケーブルによる有線接続であってもよいし、近距離無線通信による無線接続であってもよい。
上記の情報処理装置100Aは、保持部150に加えて、操作キー1101〜1104を備えている。第1実施例では、操作キー1101〜1104は、機械的な押し下げ操作により入力を行う複数のハードキーとなっている。そして、操作キー1101〜1104のキートップ部分である操作領域は、周辺領域に対して凹状の形状を有しており、触覚により、周辺領域との識別が可能となっている。
以下、操作キー1101〜1104を総称する場合には、「入力部110」というものとする。なお、入力部110が、上述した第1実施形態における入力部710の機能を果たすようになっている。
また、情報処理装置100Aは、アイコン表示可能な第1表示領域1211〜1214と、文字情報等を表示可能な第2表示領域122とを備えている。以下、第1表示領域1211〜1214を総称する場合には、「第1表示領域121」というものとする。
なお、第1表示領域121が、上述した第1実施形態における第1表示領域721の機能を果たすようになっている、また、第2表示領域122が、上述した第1実施形態における第2表示領域722の機能を果たすようになっている。
第1表示領域121j(j=1〜4)は、操作キー110jのキートップ部分に配置されている。また、第2表示領域122は、操作キー1101〜1104の配置領域とは異なる領域に配置されている。
上記の携帯端末装置200Aは、表示部230を備えている。ここで、表示部230の表示画面上には不図示のタッチパネルが配置されており、当該タッチパネルを利用した入力操作ができるようになっている。なお、表示部230が、上述した第1実施形態における携帯表示部830の機能を果たすようになっている。
《情報処理装置100Aの構成》
情報処理装置100Aは、図4に示されるように、上述した入力部110に加えて、表示部120と、処理部130Aとを備える。ここで、情報処理装置100Aは、これらの要素以外の要素を備えている。そして、情報処理装置100Aは、携帯端末装置200Aと連携する際の動作と、携帯端末装置200Aと連携しない際の動作とを切り替えて実行するようになっている。
情報処理装置100Aは、図4に示されるように、上述した入力部110に加えて、表示部120と、処理部130Aとを備える。ここで、情報処理装置100Aは、これらの要素以外の要素を備えている。そして、情報処理装置100Aは、携帯端末装置200Aと連携する際の動作と、携帯端末装置200Aと連携しない際の動作とを切り替えて実行するようになっている。
上記の表示部120は、上述した第1表示領域121及び第2表示領域122を有している。表示部120は、処理部130Aから送られた表示データを受ける。そして、表示部120は、当該表示データに従った表示を行う。すなわち、表示部120は、上述した第1実施形態における情報表示部720の機能を果たすようになっている。
上記の処理部130Aは、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)等を備えて構成されている。処理部130Aは、様々なプログラムを実行することにより、情報処理装置100Aの機能を実現させるようになっている。かかる機能には、上述した第1実施形態における表示処理部730Aの機能が含まれている。
すなわち、処理部130Aは、情報処理装置100Aが携帯端末装置200Aと連携動作しているときには、携帯端末装置200Aから送信された表示指定を受信する。そして、処理部130Aは、当該表示指定に基づいて表示データを生成する。こうして生成された表示データは、表示部120へ送られる。この結果、表示部120では、携帯端末装置200Aから送信された表示指定に従った表示が行われる。
なお、処理部130Aは、情報処理装置100Aが携帯端末装置200Aと連携動作していないとき、独自な表示データを生成し、生成された表示データを表示部120へ送る。この結果、表示部120では、情報処理装置100Aに独自な表示が行われる。
《携帯端末装置200Aの構成》
上記の携帯端末装置200Aは、図4に示されるように、上述した表示部230及びタッチパネルに加えて、制御部220Aを備えている。
上記の携帯端末装置200Aは、図4に示されるように、上述した表示部230及びタッチパネルに加えて、制御部220Aを備えている。
上記の制御部220Aは、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)等を備えて構成されている。制御部220Aは、様々なプログラムを実行することにより、携帯端末装置200Aの機能を実現させるようになっている。かかる機能には、上述した第1実施形態における特定部810及び表示制御部820Aの機能が含まれている。
なお、制御部220Aは、携帯端末装置200Aの動作モードごとの第1表示領域121及び表示部230へのアイコン表示割当に関するアイコン割当情報、及び、携帯端末装置200Aの動作状態ごとの第2表示領域122における表示情報を内部に保持している。ここで、アイコン割当情報には、連携動作していないときにおける表示部230に表示させるアイコンの形状であり、かつ、連携動作時に第1表示領域121に表示させるアイコンの形状の情報が含まれている。
また、アイコン割当情報では、動作モードに応じて表示部230に割り当てられるアイコンには、第1表示領域121に割り当てられるアイコンが含まれないようになっている。さらに、アイコン割当情報では、表示部230に割り当てられるアイコンには、動作モードの変化前には第1表示領域121に表示されていたが、動作モードの変化後には第1表示領域121に表示されなくなったアイコンの内、変化後の動作モードでも表示を確保することが定められたアイコンが含まれるようになっている。
制御部220Aは、携帯端末装置200Aの動作モードを含む動作状態を特定する。ここで、動作モードとは携帯端末装置200Aによって実行される各々のアプリケーションの動作のことを示す。動作モードの具体例としては、ユーザに対して案内誘導を行うナビゲーションモード、音楽の再生制御等を行うオーディオモード、携帯端末装置200Aと情報処理装置100Aとを接続した際に最初に表示されるホーム画面モード等が挙げられる。なお、動作モードはこれらの例に限られず、通話モードやメールモード等の例示はしない様々なモードがあってもよい。
動作モードがナビゲーションモードの場合にアイコンとして割り当てられる機能の例としては、ユーザの現在位置を表示する機能、地図を拡大縮小する拡大・縮小機能、ユーザの音声を受け付ける音声認識機能等が挙げられる。また、動作モードがオーディオモードの場合にアイコンとして割り当てられる機能の例として、音楽再生、一時停止、早送り、巻き戻しの機能等が挙げられる。
また、動作モードがホーム画面モードの場合にアイコンとして割り当てられる機能の例として、上記ナビゲーションモードに移行する機能、上記オーディオモードに移行する機能等が挙げられる。また、ホーム画面モードの場合には、ユーザが頻繁に利用する機能をアイコンとして割り当てるようにしてもよい。
なお、動作モードごとのアイコンに割り当てられる機能は上述の例には限られない。
動作モードに応じたアイコンに割り当てられる機能は、動作モード毎に対応付けて記憶されている。この対応付けは予め製造者によって事前に設定されていてもよいし、ユーザが任意に変更するようにしてもよい。
制御部220Aは、携帯端末装置200Aが情報処理装置100Aと連携しているときには、特定結果に応じて、情報処理装置100A(より詳しくは、処理部130A)へ送信する表示指定、及び、表示部230の表示画像に応じた表示データの生成を行う。なお、制御部220Aにより実行される、連携動作時の表示指定及び表示データの生成処理については、後述する。
生成された表示指定は、情報処理装置100Aへ送信される。また、生成された表示データは、表示部230へ送られる。
なお、制御部220Aは、携帯端末装置200Aが情報処理装置100Aと連携動作していないとき、独自な表示データを生成し、生成された表示データを表示部230へ送る。この結果、表示部230では、携帯端末装置200Aに独自な表示が行われる。
上記の表示部230は、制御部220Aから送られた表示データを受ける。そして、表示部230は、当該表示データに従った表示を行う。すなわち、表示部230は、上述した第1実施形態における携帯表示部830の機能を果たすようになっている。
<動作>
次に、上記のように構成された連携システム300Aの動作について、連係動作時における制御部220Aの表示制御処理に主に着目して説明する。なお、情報処理装置100Aと携帯端末装置200Aとは連携動作しているものとする。
次に、上記のように構成された連携システム300Aの動作について、連係動作時における制御部220Aの表示制御処理に主に着目して説明する。なお、情報処理装置100Aと携帯端末装置200Aとは連携動作しているものとする。
図5に示されるように、連携動作時に携帯端末装置200Aの動作モードを含む動作状態を特定されると、ステップS11において、制御部220Aが、特定結果に基づいて、携帯端末装置200Aにおいて動作状態遷移が発生したか否かを判定する。ステップS11における判定結果が否定的であった場合(ステップS11:N)には、処理は、後述するステップS16へ進む。
新たな動作状態が特定され、ステップS11における判定結果が肯定的となると(ステップS11:Y)、処理はステップS12へ進む。ステップS12では、制御部220Aが、動作モードが変化したか否かを判定する。
ステップS12における判定結果が否定的であった場合(ステップS12:N)には、処理はステップS13へ進む。ステップS13では、制御部220Aが、動作モードの変化を伴わない動作状態遷移時の情報処理装置100Aへの表示指定及び表示部230へ送る表示データを生成する。
ステップS13における処理では、制御部220Aが、動作状態遷移後において表示部230に表示させる画像に応じた表示データを生成する。そして、制御部220Aは、生成された表示データを表示部230へ送る。この結果、表示部230には、動作状態遷移後の画像が表示される。
引き続き、制御部220Aは、動作状態遷移に伴って、第2表示領域122に表示させる情報を変化させるか否かの情報変化判定を行う。情報変化判定の結果が否定的であった場合には、制御部220Aは、表示指定及び表示データを生成することなく、ステップS13の処理を終了する。そして、処理はステップS16へ進む。
情報変化判定の結果が肯定的であった場合には、制御部220Aは、内部に保持している上述した表示情報に基づいて、第2表示領域122に表示させる新たな情報を表示指定として生成する。そして、制御部220Aは、生成された表示指定を情報処理装置100Aへ送信する。この結果、第2表示領域122には、新たな動作状態に応じた情報が表示される。そして、ステップS13の処理が終了し、処理はステップS16へ進む。
上述したステップS12における判定結果が肯定的であった場合(ステップS12:Y)には、処理はステップS14へ進む。ステップS14では、制御部220Aが、内部に保持している上述のアイコン割当情報に基づいて、第1表示領域121に表示させる新たな動作モードに応じたアイコン、及び、表示部230に表示させる新たな動作モードに応じたアイコンを決定する。
次に、ステップS15において、制御部220Aが、表示部230に表示させるアイコンとして決定されたアイコンを含む、動作モード変化後において表示部230に表示させる画像に応じた表示データを生成する。そして、制御部220Aは、生成された表示データを表示部230へ送る。この結果、表示部230には、動作モード変化後の画像が表示される。
次いで、制御部220Aは、動作モードの変化に伴って、第2表示領域122に表示させる新たな動作モードを含む情報を生成する。引き続き、制御部220Aは、第1表示領域121に表示させるアイコン及びその形状、並びに、第2表示領域122に表示させる新たな動作モードを含む情報を、表示指定として生成する。そして、制御部220Aは、生成された表示指定を情報処理装置100Aへ送信する。この結果、第1表示領域121には、携帯端末装置200Aの新たな動作モードに応じたアイコンが表示されるとともに、第2表示領域122には新たな動作モードに応じた情報が表示される。
こうしてステップS15の処理が終了すると、処理はステップS16へ進む。ステップS16では、制御部220Aが、連携動作中であるか否かを判定する。ステップS16における判定結果が肯定的であった場合(ステップS16:Y)には、処理はステップS11へ戻る。以後、ステップS16における判定結果が否定的となるまで、ステップS11〜S16の処理が繰り返される。そして、ステップS16における判定結果が否定的となると(ステップS16:N)、連係動作時における制御部220Aの表示制御処理が終了する。
なお、図6には、動作モードが第1動作モードから第2動作モードに変化した場合における表示例が示されている。図6においては、アイコンA〜Kの場合が例示されている。
情報処理装置100Aと携帯端末装置200Aとが連携動作していない場合には、上述したように、情報処理装置100A及び携帯端末装置200Aのそれぞれにおいて、独自の表示が、表示部120及び表示部230に表示される。
以上説明したように、第1実施例では、携帯端末装置200Aの動作モードを含む動作状態を特定すると、制御部220Aは、情報処理装置100Aと携帯端末装置200Aとが連携動作しているとき、特定結果により、動作モードが変化したか否かを判定する。そして、動作モードが変化した場合、制御部220Aは、動作モードの変化に応じて、情報処理装置100Aにおける第1表示領域121に表示させるアイコン及びその形状を含む表示指定を生成する。そして、制御部220Aは、生成された表示指定を情報処理装置100Aへ送信する。
したがって、第1実施例によれば、携帯端末装置200Aに対する操作入力に際して、情報処理装置100Aの入力部110を適切に利用することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、第1実施例では、制御部220Aが、動作モードの変化前には第1表示領域121に表示されていたが、動作モードの変化後には第1表示領域121に表示されなくなったアイコンの内、変化後の動作モードでも表示を確保することが定められたアイコンを、表示部230に表示させるアイコンに含ませる。そして、制御部220Aは、表示部230に表示させるアイコンとして決定されたアイコンを含む、動作状態遷移後において表示部230に表示させる画像に応じた表示データを生成し、生成された表示データを表示部230へ送る。このため、アイコン表示を適切に行うことができ、利用者の利便性を向上させることができる。
また、第1実施例では、第1表示領域121に表示されるアイコンの形状は、携帯端末装置200Aと情報処理装置100Aとが連携動作していない場合(接続されていない場合を含む)に、同一機能の操作のために、表示部230に表示されるアイコンの形状と同一となっている。このため、第1表示領域121が配置された操作領域を利用して携帯端末装置200Aに対する入力を行う際に、ユーザは、違和感なく入力操作を行うことができる。
また、第1実施例では、第2表示領域122に、携帯端末装置200Aにおける動作状態の情報が表示される。このため、第1表示領域121が配置された操作領域を利用した入力を行うユーザの利便性を向上させることができる。
また、情報処理装置は、車載器であってもよいし、家屋内に置かれる装置であってもよい。
また、第1実施例では、情報処理装置100Aの入力部110における操作領域の形状が、操作領域の周辺領域に対して凹状の形状を有しており、触覚により識別可能な形状
としている。このため、ユーザによる操作領域の識別を容易に行うことができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
としている。このため、ユーザによる操作領域の識別を容易に行うことができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、第1実施例では、情報処理装置100Aが備える保持部150により、携帯端末装置200Aが着脱自在に保持される。このため、例えば、情報処理装置100Aが車載器の場合に、携帯端末装置200Aをユーザにとって固定的な位置に配置することができ、ユーザが情報処理装置100Aと携帯端末装置200Aとを同時に視認可能な位置に配置されることになるため、利用者の利便性を向上させることができる。
[第2実施例]
まず、本発明の第2実施例を、図7及び図8を主に参照して説明する。
まず、本発明の第2実施例を、図7及び図8を主に参照して説明する。
<構成>
図7には、第2実施例に係る連携システム300Bの構成が示されている。この図7に示されるように、連携システム300Bは、上述した連携システム300A(図4参照)と比べて、情報処理装置100Aに代えて、上述した第2実施形態における情報処理装置700Bの機能を果たす情報処理装置100Bを備えること、及び、携帯端末装置200Aに代えて、上述した第2実施形態における携帯端末装置800Bの機能を果たす携帯端末装置200Bとを備える点が異なっている。
図7には、第2実施例に係る連携システム300Bの構成が示されている。この図7に示されるように、連携システム300Bは、上述した連携システム300A(図4参照)と比べて、情報処理装置100Aに代えて、上述した第2実施形態における情報処理装置700Bの機能を果たす情報処理装置100Bを備えること、及び、携帯端末装置200Aに代えて、上述した第2実施形態における携帯端末装置800Bの機能を果たす携帯端末装置200Bとを備える点が異なっている。
上記の情報処理装置100Bは、情報処理装置100Aと比べて、処理部130Aに代えて、上述した第2実施形態における表示制御部730Bの機能を果たす制御部130Bを備える点が異なっている。また、上記の携帯端末装置200Bは、携帯端末装置200Aと比べて、制御部220Aに代えて、上述した第2実施形態における特定部810及び表示処理部820Bの機能を果たす処理部220Bを備える点が異なっている。以下、これらの相違点に主に着目して説明する。
なお、処理部220Bは、携帯端末装置200Bと情報処理装置100Bとが連携動作をしている場合には、携帯端末装置200Bの動作状態を特定し、特定結果を情報処理装置100B(より詳しくは、制御部130B)へ送信するようになっている。
上記の処理部220Bは、携帯端末装置200Bと情報処理装置100Bと連携動作しているときには、情報処理装置100Bから送信された表示指定を受信する。そして、処理部220Bは、当該表示指定におけるアイコン割当を考慮して、表示部230に表示させる画像の表示データを生成する。こうして生成された表示データは、表示部230へ送られる。この結果、表示部230では、情報処理装置100Bから送信された表示指定に従った表示が行われる。
上記の制御部130Bは、上述した制御部220Aの場合と同様に、アイコン割当情報及び表示情報を内部に保持している。制御部130Bは、処理部220Bから送信された特定結果を受ける。そして、制御部130Bは、特定結果に応じて、携帯端末装置200B(より詳しくは、処理部220B)へ送信する表示指定、及び、表示部120の表示画像に応じた表示データの生成を行う。なお、制御部130Bにより実行される、連携動作時の表示指定及び表示データの生成処理については、後述する。
生成された表示指定は、携帯端末装置200Bへ送信される。また、生成された表示データは、表示部120へ送られる。
なお、制御部130Bは、携帯端末装置200Bが情報処理装置100Bと連携動作していないとき、独自な表示データを生成し、生成された表示データを表示部120へ送る。この結果、表示部120では、情報処理装置100Bに独自な表示が行われる。
<動作>
次に、上記のように構成された連携システム300Bの動作について、連係動作時における制御部130Bの処理に主に着目して説明する。なお、情報処理装置100Bと携帯端末装置200Bとは連携動作しているものとする。
次に、上記のように構成された連携システム300Bの動作について、連係動作時における制御部130Bの処理に主に着目して説明する。なお、情報処理装置100Bと携帯端末装置200Bとは連携動作しているものとする。
図8に示されるように、連携動作時に、処理部220Bにより特定された携帯端末装置200Bの動作状態の特定結果を受信すると、ステップS21において、制御部130Bが、携帯端末装置200Bにおいて動作状態遷移が発生したか否かを判定する。ステップS21における判定結果が否定的であった場合(ステップS21:N)には、処理は、後述するステップS26へ進む。
新たな動作状態が特定され、ステップS21における判定結果が肯定的となると(ステップS21:Y)、処理はステップS22へ進む。ステップS22では、制御部130Bが、動作モードが変化したか否かを判定する。
ステップS22における判定結果が否定的であった場合(ステップS22:N)には、処理はステップS23へ進む。ステップS23では、制御部130Bが、表示部120へ送る表示データを生成する。
なお、ステップS23では、制御部130Bが、動作状態遷移に伴って、第2表示領域122に表示させる情報を変化させるか否かの情報変化判定を行う。情報変化判定の結果が否定的であった場合には、制御部130Bは、表示データを生成することなく、ステップS23の処理を終了する。そして、処理はステップS26へ進む。
情報変化判定の結果が肯定的であった場合には、制御部130Bは、内部に保持している上述した表示情報に基づいて、表示部120へ送る表示データを生成する。そして、制御部130Bは、生成された表示データを表示部120へ送る。この結果、第2表示領域122には、新たな動作状態に応じた情報が表示される。そして、ステップS23の処理が終了し、処理はステップS26へ進む。
上述したステップS22における判定結果が肯定的であった場合(ステップS22:Y)には、処理はステップS24へ進む。ステップS24では、制御部130Bが、内部に保持している上述のアイコン割当情報に基づいて、第1表示領域121に表示させる新たな動作モードに応じたアイコン、及び、表示部230に表示させる新たな動作モードに応じたアイコンを決定する。
次に、ステップS25において、制御部130Bが、表示部230に表示させるアイコンとして決定されたアイコンの表示指定を生成する。そして、制御部130Bは、生成された表示指定を処理部220Bへ送る。この結果、表示部230には、動作モード変化後の画像が表示される。
次いで、制御部130Bは、動作モードの変化に伴って、第2表示領域122に表示させる新たな動作モードを含む情報を生成する。引き続き、制御部130Bは、第1表示領域121に表示させるアイコン、及び、第2表示領域122に表示させる新たな動作モードに応じた情報を含む表示データを生成する。そして、制御部130Bは、生成された表示データを表示部120へ送る。この結果、第1表示領域121には、携帯端末装置200Bの新たな動作モードに応じたアイコンが表示されるとともに、第2表示領域122には新たな動作モードに応じた情報が表示される。
こうしてステップS25の処理が終了すると、処理はステップS26へ進む。ステップS26では、制御部130Bが、連携動作中であるか否かを判定する。ステップS26における判定結果が肯定的であった場合(ステップS26:Y)には、処理はステップS21へ戻る。以後、ステップS26における判定結果が否定的となるまで、ステップS21〜S26の処理が繰り返される。そして、ステップS26における判定結果が否定的となると(ステップS26:N)、連係動作時における制御部130Bの表示制御処理が終了する。
なお、情報処理装置100Bと携帯端末装置200Bとが連携動作していない場合には、上述したように、情報処理装置100B及び携帯端末装置200Bのそれぞれにおいて、独自の表示が、表示部120及び表示部230に表示される。
以上説明したように、第2実施例によれば、携帯端末装置200Bに対する操作入力に際して、上述した第1実施例の場合と同様の効果を奏することができる。
[第3実施例]
次いで、本発明の第3実施例を、図9〜図12を主に参照して説明する。
次いで、本発明の第3実施例を、図9〜図12を主に参照して説明する。
<構成>
図9には、第3実施例に係る連携システム300Cの構成が示されている。この図9に示されるように、連携システム300Cは、上述した連携システム300A(図4参照)と比べて、情報処理装置100Aに代えて、情報処理装置100Cを備えること、及び、携帯端末装置200Aに代えて、携帯端末装置200Cとを備える点が異なっている。以下、これらの相違点に主に着目して説明する。
図9には、第3実施例に係る連携システム300Cの構成が示されている。この図9に示されるように、連携システム300Cは、上述した連携システム300A(図4参照)と比べて、情報処理装置100Aに代えて、情報処理装置100Cを備えること、及び、携帯端末装置200Aに代えて、携帯端末装置200Cとを備える点が異なっている。以下、これらの相違点に主に着目して説明する。
《情報処理装置100Cの構成》
上記の情報処理装置100Cは、図9に示されるように、情報処理装置100Aと比べて、処理部130Aに代えて処理部130Cを備える点が異なっている。そして、情報処理装置100Cは、携帯端末装置200Cと連携する際の動作と、携帯端末装置200Cと連携しない際の動作とを切り替えて実行するようになっている。
上記の情報処理装置100Cは、図9に示されるように、情報処理装置100Aと比べて、処理部130Aに代えて処理部130Cを備える点が異なっている。そして、情報処理装置100Cは、携帯端末装置200Cと連携する際の動作と、携帯端末装置200Cと連携しない際の動作とを切り替えて実行するようになっている。
上記の処理部130Cは、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)等を備えて構成されている。処理部130Cは、様々なプログラムを実行することにより、情報処理装置100Cの機能を実現させるようになっている。
処理部130Cは、情報処理装置100Cが携帯端末装置200Cと連携動作しているときには、携帯端末装置200Cから送信された表示指定を受信する。そして、処理部130Cは、当該表示指定におけるアイコン割当を考慮して、第1表示領域121に表示させるアイコンの表示データを生成する。こうして生成された表示データは、表示部120へ送られる。この結果、第1表示領域121では、情報処理装置100Cから送信された表示指定に従ったアイコン表示が行われる。ここで、処理部130Cは、情報処理装置100Cが携帯端末装置200Cと連携動作しているときには、第2表示領域122には、携帯端末装置200Cの動作モードに応じた表示を行わせる。
なお、処理部130Cは、情報処理装置100Cが携帯端末装置200Cと連携動作していないとき、独自な表示データを生成し、生成された表示データを表示部120へ送る。この結果、表示部120では、情報処理装置100Cに独自な表示が行われる。
《携帯端末装置200Cの構成》
上記の携帯端末装置200Cは、図9に示されるように、上述した表示部230及びタッチパネルに加えて、センサ211と、無線通信部212と、制御部220Cとを備えている。なお、表示部230の表示画面上には、上述した第1実施例の場合と同様に、ユーザ操作を受付可能なタッチパネルが配置されている。
上記の携帯端末装置200Cは、図9に示されるように、上述した表示部230及びタッチパネルに加えて、センサ211と、無線通信部212と、制御部220Cとを備えている。なお、表示部230の表示画面上には、上述した第1実施例の場合と同様に、ユーザ操作を受付可能なタッチパネルが配置されている。
上記のセンサ211には、第3実施例では、加速度センサが含まれている。センサ211による検出結果は、制御部220Cへ送られる。なお、センサ211による加速度の検出結果を受けると、制御部220Cは、当該加速度の時間積分処理等を行って、携帯端末装置200Cの移動速度(携帯端末装置200Cとともに移動する移動体の移動速度)を取得するようになっている。
上記の無線通信部212は、通信網を介して、災害情報等の緊急度情報を受信する、そして、無線通信部212は、取得された緊急度情報を制御部220Cへ送る。なお、無線通信部212から送られた緊急度情報を受けると、制御部220Cは、当該緊急度情報に対応する緊急度を取得するようになっている。
上記の制御部220Cは、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)等を備えて構成されている。制御部220Cは、様々なプログラムを実行することにより、携帯端末装置200Cの機能を実現させるようになっている。
制御部220Cは、連携動作していないときにおける表示部230に表示させるアイコン及びその形状を内部に保持している。また、制御部220Cは、情報処理装置100Cの入力部110における操作領域の配置情報を内部に保持している。
さらに、制御部220Cは、表示部230に表示されているアイコンに対応するタッチキー、及び、第1表示領域121に表示されたアイコンに対応するキーの利用頻度が高いと高くなる態様で定められるアイコンごとの重要度情報を内部に保持している。また、制御部220Cは、表示部230に表示されているアイコンごと、対応するタッチキーの操作の危険度を示す危険度情報を内部に保持している。
なお、危険度は、ユーザのアイコン注視の必要度に基づいて、予め定められる。例えば、アイコンがシークバーのアイコンの場合には、当該シークバーの位置調整のためにアイコン注視の必要性が高いので、危険度が高く定められる。また、アイコンが楽曲再生におけるトラックアップのアイコンの場合には、アイコン注視の必要度が低いので、危険度が低く定められる。また、アイコンが楽曲再生におけるリピートモード設定用のアイコンである場合には、リピートモードの表示が操作のたび変化し、アイコン注視の必要度が低いとはいえないので、危険度が、シークバーのアイコンの場合よりも低く、かつ、トラックアップのアイコンの場合よりも高く定められる。
制御部220Cは、上述したようにして、移動速度及び緊急度情報を取得する。そして、制御部220Cは、情報処理装置100Cが携帯端末装置200Cと連携動作しているとき、取得された移動速度及び緊急度情報に基づいて、第1表示モードと第2表示モードとを切り替える。
制御部220Cは、第1及び第2表示モードの双方について、表示部230に表示させる画像に対応する表示データを生成し、生成された表示データを表示部230へ送る。また、制御部220Cは、第2表示モードでは、処理部130Cへの表示指定を情報処理装置100Cへ送信する。
ここで、第1表示モードは、情報処理装置100Cの表示部120に、情報処理装置100Cの動作モードに応じたアイコンを表示させる表示モードである。また、第2表示モードは、第1表示モードにおいて表示部230に表示されているアイコンの少なくとも一部を第1表示領域121に表示させ、第1表示領域121に表示させたアイコンを含むアイコンを表示部230に表示させない表示モードである。ここで、第2表示モードにおいては、第2表示領域122には、情報処理装置100Cの動作モードに応じた表示を行わせる。
なお、制御部220Cが実行する処理については、後述する。
上記の表示部230は、制御部220Cから送られた表示データを受ける。そして、表示部230は、当該表示データに従った表示を行う。
なお、表示部230の表示画面上には、ユーザ操作を受付可能なタッチパネルが配置されている。そして、制御部220Cは、表示部230に表示されているアイコンに対応するタッチキー、及び、第1表示領域121に表示されたアイコンに対応するキーの利用頻度が高いと高くなる態様で定められるアイコンごとの重要度情報を内部に保持している。また、制御部220Cは、表示部230に表示されているアイコンごと、対応するタッチキーの操作の危険度を示す危険度情報を内部に保持している。
<動作>
次に、上記のように構成された連携システム300Cの動作について、連係動作時における制御部220Cの表示制御処理に主に着目して説明する。ここで、表示制御処理には、表示モード決定処理及び表示実行処理が含まれる。
次に、上記のように構成された連携システム300Cの動作について、連係動作時における制御部220Cの表示制御処理に主に着目して説明する。ここで、表示制御処理には、表示モード決定処理及び表示実行処理が含まれる。
なお、情報処理装置100Cと携帯端末装置200Cとは連携動作しており、かつ、当初の表示モードは、第1表示モードであるものとする。
《表示モード決定処理》
まず、表示モード決定処理について説明する。
まず、表示モード決定処理について説明する。
表示モード決定処理では、図10に示されるように、ステップS31において、移動速度又は緊急度を新たに取得した制御部220Cが、移動速度が閾値速度よりも低いか否かを判定する。なお、閾値速度は、安全性の確保の観点から、実験、シミュレーション、経験に基づいて、予め定められる。
ステップS31における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS31:Y)には、処理はステップS32へ進む。ステップS32では、制御部220Cが、緊急度が閾値緊急度より低いか否かを判定する。なお、閾値緊急度は、安全性の確保の観点から、実験、シミュレーション、経験に基づいて、予め定められる。
ステップS32における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS32:Y)には、処理はステップS33へ進む。ステップS33では、制御部220Cが、表示モードを第1表示モードに決定する。そして、処理は、後述するステップS35へ進む。
ステップS31又はステップS32における判定結果が否定的であった場合(ステップS31:N、又は、ステップS32:N)には、処理はステップS34へ進む。ステップS34では、制御部220Cが、表示モードを第2表示モードに決定する。そして、処理はステップS35へ進む。
ステップS35では、制御部220Cが、連携動作中であるか否かを判定する。ステップS35における判定結果が肯定的であった場合(ステップS35:Y)には、処理はステップS31へ戻る。以後、ステップS35における判定結果が否定的となるまで、ステップS31〜S35の処理が繰り返される。そして、ステップS35における判定結果が否定的となると(ステップS36:N)、表示モード決定処理が終了する。
《表示実行処理》
次に、表示実行処理について説明する。
次に、表示実行処理について説明する。
表示モード決定処理では、図11に示されるように、ステップS41において、制御部220Cが、表示モードが第1表示モードであるか否かを判定する。ステップS41における判定結果が肯定的であった場合(ステップS41:Y)には、処理はステップS42へ進む。
ステップS42では、制御部220Cが、携帯端末装置200Cが情報処理装置100Cと連携動作していない場合に表示部230に表示される画像と同様の画像に対応する表示データを生成する。引き続き、制御部220Cは、生成された表示データを表示部230へ送る。この結果、表示部230では、携帯端末装置200Cが情報処理装置100Cと連携動作していない場合と同様な第1表示モードの表示が行われる。そして、処理はステップS45へ進む。
上述したステップS41における判定の結果が否定的であった場合(ステップS41:N)には、処理はステップS43へ進む。ステップS43では、制御部220Cは、内部に保持された重要度情報、危険度情報及び配置情報に基づいて、操作に対する安全を確保できる範囲で、第1表示領域121に表示させるアイコンを決定する。
次に、ステップS44において、制御部220Cが、情報処理装置100Cへ送信する表示指定及び表示部230へ送る表示データを生成する。
ステップS44における処理では、制御部220Cが、ステップS43において決定された、第1表示領域121に表示させるアイコンの形状及び配置を含む表示指定を生成する。そして、制御部220Cは、生成された表示指定を情報処理装置100Cへ送信する。この結果、第1表示領域121に、当該表示指定に従ったアイコンが表示される。
次に、制御部220Cは、表示部230に表示させるアイコンを決定する。こうして決定されたアイコンは、第1表示領域121に表示させるアイコン、及び、操作に際して安全上の問題があるアイコンを除いたアイコンである。すなわち、重要度は高いが、危険度が十分に低いアイコンが、第2表示モードにおいて、表示部230に表示されるアイコンに決定される。
引き続き、制御部220Cは、第1表示モードであれば、表示部230に表示されていた画像の一部であって、現時点の動作状態においては重要な情報を拡大表示させた画像を決定する。そして、制御部220Cは、決定された画像、及び、表示部230に表示させることに決定されたアイコンに対応する画像に応じた表示データを生成し、生成された表示データを表示部230へ送る。この結果、第2表示モードにおける表示部230での表示が行われる。
こうしてステップS44の処理が終了すると、処理はステップS45へ進む。ステップS45では、制御部220Cが、連携動作中であるか否かを判定する。
ステップS45における判定結果が肯定的であった場合(ステップS45:Y)には、処理はステップS41へ戻る。以後、ステップS45における判定結果が否定的となるまで、ステップS41〜S45の処理が繰り返される。そして、ステップS45における判定結果が否定的となると(ステップS45:N)、表示実行処理が終了する。
なお、情報処理装置100Cと携帯端末装置200Cとが連携動作していないときには、表示部230では、第1表示モードと同様の表示が行われ、表示部120に何の表示もなされない。
なお、図12には、表示モードが第1表示モードから第2表示モードに変化した場合における表示例が示されている。ここで、図12(A)には、第1表示モードにおける表示例が示され、図12(B)には、第2表示モードにおける表示例が示されている。
以上説明したように、第3実施例では、移動速度及び緊急度が取得されると、制御部220Cは、移動速度及び緊急度に基づいて、第1表示モードにおいて表示部230に表示されたアイコンを利用した操作をユーザに行わせることが適切か否かの判定を行う。この判定の結果が否定的であった場合には、制御部220Cは、表示モードを第2表示モードに決定する。引き続き、制御部220Cは、第1表示領域121に表示させるアイコンを決定し、決定されたアイコン第1表示領域121に表示させる。また、第1表示領域121に表示させるアイコン、及び、表示部230に表示されたアイコンに従った操作を行うことが適切ではないアイコンを除いたアイコンを、表示部230に表示させる。
したがって、第3実施例によれば、携帯端末装置200Cへの操作入力に際して、携帯端末装置200Cの外部状況に応じて、情報処理装置100Cの入力部110を適宜利用することができる。
また、第3実施例では、制御部220Cは、第2表示モード時に第1表示領域121に表示されるアイコンを、アイコンのそれぞれに対応する操作領域を利用した入力の重要度に従って選択する。このため、第2表示モード時に第1表示領域121に表示されるアイコンを、適切に選択することができる。
また、第3実施例では、制御部220Cは、アイコンのそれぞれに対応する操作領域を利用した入力の頻度に従って、重要度を決定する。このため、アイコンの重要度を合理的に決定することができる。
また、第3実施例では、制御部220Cは、第2表示モード時に第1表示領域121に表示されるアイコンを、アイコンのそれぞれに対応する操作領域を利用した入力の危険度に従って選択する。このため、第2表示モード時に第1表示領域121に表示されるアイコンを、適切に選択することができる。
[実施例の変形]
本発明は、上記の第1〜第3実施例に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
本発明は、上記の第1〜第3実施例に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、上記の第1〜第3実施例では、情報処理装置の入力部における操作領域の形状を、操作領域の周辺領域に対して凹状の形状とした。これに対し、情報処理装置の入力部における操作領域の形状を、操作領域の周辺領域に対して凸状の形状としてもよい。この場合にも、ユーザによる操作領域の識別を容易に行うことができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、上記の第1〜第3実施例における情報処理装置は、車載器であってもよいし、家屋内に置かれる装置であってもよい。
また、上記の第1〜第3実施例では、情報処理装置の入力部を、ハードキーを備えて構成するようにした。これに対し、情報処理装置の入力部を、タッチキー等のソフトキーを備えて構成するようにしてもよい。
また、上記の第1及び第2実施例では、予め定められたアイコン割当情報に基づいて、第1表示領域に表示させるアイコンを、及び、携帯表示部に表示させるアイコンを決定するようにした。これに対し、各動作モードで表示されたアイコンに応じた操作領域の使用頻度が高いほど優先順位を高くして、第1表示領域に表示させるアイコンを決定するようにしてもよい。
また、上記の第1及び第2実施例では、制御部が、携帯端末装置の動作状態ごとのアイコン割当情報及び第2表示領域における表示情報を内部に保持するようにした。これに対し、携帯端末装置の動作状態ごとのアイコン表示割当の情報及び第2表示領域における表示情報を外部サーバに保持させ、特定された動作状態に関するアイコン表示割当の情報及び第2表示領域における表示情報を、通信網を介して、当該外部サーバから取得するようにしてもよい。
また、上記の第1〜第3実施例では、表示先を切り替える表示物をアイコンとした。これに対し、アイコン以外の表示物の表示先を切り替えるようにしてもよい。
また、上記の第3実施例では、表示モードの切替に際して考慮する携帯端末装置の外部状況として、携帯端末装置ともに移動する移動体の移動速度と緊急度との組み合わせを採用した。これに対し、任意の外部状況に応じて、表示モードの切替を切り替えるようにしてもよい。
また、上記の第3実施例では、安全面から判断して、表示モードの切替を行うようにした。これに対し、ユーザの利便性等の他の面から表示モードの切替を行うようにしてもよい。
また、上記の第3実施例では、第2表示モードにおいて、第2表示領域には携帯端末装置の動作モードに応じた情報を表示させるようにした。これに対し、第2表示モードにおいて、移動速度や緊急度の情報等の外部状況に応じた情報を第2表示領域に表示させるようにしてもよい。
また、上記の第3実施例では、第1表示モードにおいて、情報処理装置の表示部に、携帯端末装置の動作モードに応じたアイコンを表示させるようした。これに対し、第1表示モードでは、情報処理装置の表示部に、何も表示させないようにしてもよい。
100A,100B … 情報処理装置
110 … 入力部
120 … 表示部(情報表示部)
121 … 第1表示領域
122 … 第2表示領域
130B … 制御部(表示制御部)
150 … 保持部
200A,200B … 携帯端末装置
220A … 制御部(表示制御部)
230 … 表示部(携帯表示部)
300A,300B … 連携システム
700A,700B … 情報処理装置
710 … 入力部
720 … 情報表示部
721 … 第1表示領域
722 … 第2表示領域
730B … 表示制御部
800A,800B … 携帯端末装置
820A … 表示制御部
830 … 携帯表示部
900A,900B … 連携システム
110 … 入力部
120 … 表示部(情報表示部)
121 … 第1表示領域
122 … 第2表示領域
130B … 制御部(表示制御部)
150 … 保持部
200A,200B … 携帯端末装置
220A … 制御部(表示制御部)
230 … 表示部(携帯表示部)
300A,300B … 連携システム
700A,700B … 情報処理装置
710 … 入力部
720 … 情報表示部
721 … 第1表示領域
722 … 第2表示領域
730B … 表示制御部
800A,800B … 携帯端末装置
820A … 表示制御部
830 … 携帯表示部
900A,900B … 連携システム
Claims (12)
- 情報表示部を備える情報処理装置と接続可能な携帯端末装置であって、
携帯表示部と;
前記携帯端末装置の動作モードに応じた表示物を前記情報表示部に表示させ、前記動作モードが第1動作モードから第2動作モードに変化した場合、前記第1動作モードでは前記情報表示部に表示されていたが、前記第2動作モードでは前記情報表示部に表示されなくなった表示物を前記携帯表示部に表示させる表示制御部と;
を備えることを特徴とする携帯端末装置。 - 前記情報表示部に表示される表示物には、前記情報処理装置が備える入力部におけるユーザ操作を受付可能な操作領域に配置され、前記情報表示部が有する表示領域に表示されるアイコンが含まれる、ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
- 前記表示制御部は、
前記動作モードに応じたアイコンの使用頻度順に優先順位を定め、
前記優先順位に従って、前記表示領域にアイコンを表示させる、
ことを特徴とする請求項2に記載の携帯端末装置。 - 携帯表示部を備える携帯端末装置と接続可能な情報処理装置であって、
情報表示部と;
前記携帯端末装置の動作モードに応じた表示物を前記情報表示部に表示させ、前記動作モードが第1動作モードから第2動作モードに変化した場合、前記第1動作モードでは前記情報表示部に表示されていたが、前記第2動作モードでは前記情報表示部に表示されなくなった表示物を前記携帯表示部に表示させる表示制御部と;
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - ユーザ操作を受付可能な操作領域を有する入力部を更に備え、
前記情報表示部に表示される表示物には、前記操作領域に配置され、前記情報表示部が有する表示領域に表示されるアイコンが含まれる、ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。 - 前記表示制御部は、
前記動作モードに応じたアイコンの使用頻度順に優先順位を定め、
前記優先順位に従って、前記表示領域にアイコンを表示させる、
ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。 - 前記携帯端末装置を着脱可能に保持する保持部を更に備える、ことを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 情報表示部を備える情報処理装置と;携帯端末装置と;を備える連携システムであって、
前記携帯端末装置は、
携帯表示部と;
前記携帯端末装置の動作モードに応じた表示物を前記情報表示部に表示させ、前記動作モードが第1動作モードから第2動作モードに変化した場合、前記第1動作モードでは前記情報表示部に表示されていたが、前記第2動作モードでは前記情報表示部に表示されなくなった表示物を前記携帯表示部に表示させる表示制御部と;を備える
ことを特徴とする連携システム。 - 携帯表示部と;表示制御部と;を備え、情報表示部を備える情報処理装置と接続可能な携帯端末装置において使用される表示制御方法であって、
前記表示制御部が、前記携帯端末装置の動作モードに応じた表示物を前記情報表示部に表示させる第1表示工程と;
前記表示制御部が、前記動作モードが第1動作モードから第2動作モードに変化した場合、前記第1動作モードでは前記情報表示部に表示されていたが、前記第2動作モードでは前記情報表示部に表示されなくなった表示物を前記携帯表示部に表示させる第2表示工程と;
を備えることを特徴とする表示制御方法。 - 情報表示部と;表示制御部と;を備え、携帯表示部を備える携帯端末装置と接続可能な情報処理装置において使用される表示制御方法であって、
前記表示制御部が、前記携帯端末装置の動作モードに応じた表示物を前記情報表示部に表示させる第1表示工程と;
前記表示制御部が、前記動作モードが第1動作モードから第2動作モードに変化した場合、前記第1動作モードでは前記情報表示部に表示されていたが、前記第2動作モードでは前記情報表示部に表示されなくなった表示物を前記携帯表示部に表示させる第2表示工程と;
を備えることを特徴とする表示制御方法。 - 携帯端末装置が有するコンピュータに、請求項9に記載の表示制御方法を実行させる、ことを特徴とする表示制御プログラム。
- 情報処理装置が有するコンピュータに、請求項10に記載の表示制御方法を実行させる、ことを特徴とする表示制御プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016249758A JP2018107524A (ja) | 2016-12-22 | 2016-12-22 | 携帯端末装置、情報処理装置、連携システム及び表示制御方法 |
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