JP2018106308A - 物体発見支援システム - Google Patents
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Abstract
Description
しかしながら、所有者や保護者も、発見者も、届出や問合せに手間がかかっていた。また、物体を置き忘れたり落としたりした場所がはっきりしない場合、物体が所有者の手元に戻る可能性は低かった。
本発明によれば、ユーザは、物体情報に含まれる、前記物体の撮像画像と、前記物体が発見された場所を示す位置情報と、に基づいて、自己が探している物体であるか否かを容易に把握することができる。
本発明によれば、ユーザは、物体が保管されている場所を容易に把握し、当該物体を受け取りに行くことができる。
本発明によれば、前記ユーザへの課金額と、前記発見者への報酬額と、を算出して、容易に精算することで、発見者による物体の発見を促進することができる。
本発明によれば、ユーザが子供や要介護者、認知症患者等の保護が必要な人である場合には、ユーザの代わりに代理人に通知をしたり課金することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る物体発見支援システム1の全体構成図である。同図に示すように、物体発見支援システム1は、通信端末10A,10B,10Cと、ユーザが物体発見支援システムで管理したい物体20に貼り付けるラベル30と、管理サーバ40と、移動通信網、インターネット等の通信ネットワーク50と、を含んで構成される。通信端末10A,10B,10Cは、物体発見支援システムを利用するユーザが所持するスマートフォン等の通信端末であり、実際には複数存在する。以下では、通信端末10A,10B,10Cを特に区別して説明する必要がない場合には、「通信端末10」として説明することとする。また、ラベル30は、ユーザが物体発見支援システムで管理したい物体20の数だけ存在する。
通信端末10は、ハードウェアとして、CPUと、RAM、ROM等の記憶装置と、通信インターフェースと、操作ボタン・ディスプレイ等の入出力インターフェースと、印刷機能と、カメラと、GPS受信機と、内部時計と、を備えている。記憶装置には、各種データ、基本ソフトウェア、アプリケーションプログラム等のソフトウェアが記憶されている。
この物体発見支援システム用のプリケーションプログラムには、物体発見支援システムの利用を開始するユーザが入力した氏名・連絡先等のユーザ情報・代理人情報等を受け付けるためのプログラム、当該入力された情報を符号化した符号化コードをラベル30に印刷するためのプログラム、符号化コードを復号するためのプログラム、代理人情報が入力された場合にはユーザ情報を代理人情報に置き換えて処理を行うプログラム等が記憶されている。
図2は、会員情報入力画面の一例を示す図である。同図に示すように、会員情報入力画面の入力情報としては、会員情報(請求項の「ユーザ情報」に対応、以下「会員」を「ユーザ」という)と代理人情報がある。どちらの情報も入力項目として氏名、生年月日、住所、連絡先(電子メールアドレス又は電話番号)がある。代理人情報には、ユーザが未成年であったり高齢者の場合に、親、子供、介護担当者等の情報を入力する。代理人情報を入力した場合には、後述する各部は、ユーザに関する情報を代理人に関する情報に置き換えて、通知や精算処理を行う。
なお、ユーザ情報、代理人情報とも、入力項目が連絡先のみであっても構わない。
符号化コード生成部101は、会員情報入力画面から入力された情報を符号化することにより、符号化コードを生成する。
符号化コード印刷部102は、生成した符号化コードを印刷装置に送信することにより、当該符号化コードをラベル30に印刷する。
なお、符号化コードとしては、例えば、QRコード(登録商標)が存在するが、QRコード(登録商標)に限定されることはなく、SPコード、CPコード、バーコード、電子透かし等であってもよい。
また、ラベル30としては、貼り付けが可能なビニール製の透明なシールが好ましいが、紙製又はビニール製の白色のシールであってもよい。
物体情報送信部112は、ユーザ連絡先取得部111により取得された連絡先に、管理サーバ40経由で、当該発見された物体20に関する物体情報を送信する。
物体20の撮像画像は、当該物体20の発見者が通信端末10で当該物体20が写るようにラベル30の撮像操作を行うことで、通信端末10のカメラにより取得される。なお、物体20が子供や認知症患者である場合には、物体20については顔が写るように撮像操作を行うとよい。また、当該物体20が発見された場所を示す位置情報は、当該物体20の発見者が物体20の撮像操作を行った時点における通信端末10の位置情報としてGPS受信機から取得される。また、当該物体20が発見された時を示す時刻情報は、当該物体20の発見者が物体20の撮像操作を行った時の時刻情報として内部時計から取得される。また、当該物体20が保管されている場所を示す位置情報は、当該物体20が保管されている発見者宅又は交番・駅等の機関に存在する通信端末10の位置情報としてGPS受信機から取得される。
管理サーバ40は、通信機能を有するコンピュータであり、ハードウェアとして、CPUと、RAM、ROM、ハードディスク等の記憶装置と、通信インターフェースと、ディスプレイ等の入出力インターフェースと、を備えている。
記憶装置には、各種データ、プログラム等のソフトウェアが記憶されている。
記憶装置に記憶されているデータとしては、各通信端末10が保有するポイント残高を表すデータが含まれる。
記憶装置に記憶されているプログラムとしては、電子メールを生成して送信するためのプログラム、課金額・報酬額を計算するためのプログラム等が存在する。
管理サーバ40のCPUが記憶装置に記憶されたプログラムを実行することにより、図4に示す機能が管理サーバ40に実現される。
精算部402は、ユーザへの課金額と、物体20の発見者への報酬額と、を算出する。具体的には、精算部402は、物体20の撮像画像から、物体20が物品である場合には、物体20のブランド、材質、老朽化状況等を把握した上で、当該物体20の価値を算出し、当該価値の所定割合、例えば10%をユーザへの課金額及び物体20の発見者への報酬額とする。
なお、物体20が財布であり財布の中に入っていた金額を認識できる場合には、当該金額の10%をユーザへの課金額及び物体20の発見者への報酬額とする。
ここで、10%は一例であり、ユーザがその都度決定したり、物体20の種類に応じて予め決定しておいたり、ユーザと発見者が交渉できるようにしてもよい。
また、課金額と報酬額は現金ではなく、例えば、現金やギフト券に交換可能な物体発見支援システムにおけるポイントであってもよいし、仮想通貨であってもよい。
次に、図5〜7に示すフローチャートを参照して、物体発見支援システム1が行う処理の手順について説明する。
ここでは、通信端末10Aを所持するユーザAと、通信端末10Bを所持するユーザBと、通信端末10Cを所持する交番の警察官とが、物体発見支援システムの利用を開始するために、物体発見支援システムに会員登録をするものとする。そして、ユーザAが物体20としての鞄を紛失して、ユーザBが発見するものとする。
これにより、符号化コード生成部101は会員情報画面から入力されたユーザ情報から符号化コードを生成し(図5のステップS101)、符号化コード印刷部102は当該符号化コードをラベル30に印刷する(ステップS102)。
そして、ユーザA、Bは、物体発見支援システムで管理したい物体20に当該ラベル30を貼り付ける(ステップS103)。
ユーザBは、当該物体20を発見すると直ちに、通信端末10Bを操作して物体発見支援システム用のアプリケーションプログラムを立ち上げ、当該ラベル30が貼り付けられた物体20をラベル30全体が写るように撮像する操作を行い、送信指示を行う。
これにより、通信端末10Bのカメラは物体20を撮像する(図6のステップS201)。
次に、ユーザ連絡先取得部111は、撮像された物体20に貼り付けられたラベル30に表示された符号化コードを復号して、ユーザAの連絡先として電子メールアドレスを取得する(ステップS202)。
そして、通信端末10Bの物体情報送信部112は、これらの物体情報と、ユーザAの連絡先と、を管理サーバ40に送信する(ステップS204)。
これにより、通信端末10Bの物体情報送信部112は、GPS受信機により通信端末10Bの位置情報を取得し、当該位置情報とユーザAの電子メールアドレスとを管理サーバ40に送信する。
一方、ユーザBがその物体20を交番に届けた場合には、交番の警察官が自己の通信端末10Cを操作して物体20のラベル30を撮像するとともに、物体20の保管場所を送信する操作を行う。
これにより、通信端末10Cの物体情報送信部112は、撮像されたラベル30に表示されている符号化コードからユーザAの連絡先として電子メールアドレスを取得し、GPS受信機により通信端末10Cの位置情報を取得し、当該位置情報とユーザAの電子メールアドレスとを管理サーバ40に送信する。
なお、物体情報送信部112は、物体20の撮像画像と、発見場所と、発見時刻と、保管場所の位置情報と、の全てを取得した後に、これらの物体情報を管理サーバ40に送信するようにしてもよい。
ユーザAは通信端末10Aを操作して、送信されてきた電子メールを確認し、その物体20が自己の落し物であることの確認チェックの入力を行う(ステップS302)。通信端末10Aは当該確認チェックの入力が行われた旨を通知する情報を管理サーバ40に送信する。
これにより、通信端末10Bは確認チェックが行われた旨を通知する情報を管理サーバ40に送信する。
そして、ユーザAは、電子メールに表示された物体20の保管場所に、物体20を取りに行く。
また、物体情報には、物体20の撮像画像と、物体20が発見された場所を示す位置情報と、が含まれているため、これらの情報に基づいて、ユーザは自己が探している物体であるか否かを容易に把握することができる。
また、物体情報には、物体20が保管されている場所を示す位置情報が含まれているため、ユーザは、物体20が保管されている場所を容易に把握し、当該物体20を受け取りに行くことができる。
また、精算部402により精算を容易に行うことができ、物体20の発見を促進することができる。
また、会員情報入力画面において代理人情報の入力が行われた場合には、物体発見支援システム1の各部はユーザ情報を代理人情報に置き換えて処理を行うため、ユーザが子供や要介護者、認知症患者等の保護が必要な人である場合には、ユーザの代わりに代理人に通知をしたり課金することができる。
10,10A,10B,10C・・・通信端末
101・・符号化コード生成部
102・・符号化コード印刷部
111・・ユーザ連絡先取得部
112・・物体情報送信部
20・・・物体
30・・・ラベル
40・・・管理サーバ
401・・メール転送部
402・・精算部
50・・・通信ネットワーク
Claims (5)
- ユーザの少なくとも連絡先を表すユーザ情報を符号化した符号化コードが表示されたラベルが貼り付けられた物体が行方不明となった場合の発見を支援する物体発見支援システムであって、
前記物体の発見者による撮像操作により撮像された前記ラベルに表示された前記符号化コードを復号することにより、前記ユーザの連絡先を取得するユーザ連絡先取得手段と、
前記ユーザ連絡先取得手段により取得された前記連絡先に、前記物体に関する物体情報を送信する物体情報送信手段と
を備えたことを特徴とする物体発見支援システム。 - 前記物体情報には、前記物体の撮像画像と、前記物体が発見された場所を示す位置情報と、が含まれることを特徴とする請求項1に記載の物体発見支援システム。
- 前記物体情報には、前記物体が保管されている場所を示す位置情報が含まれることを特徴とする請求項1又は2に記載の物体発見支援システム。
- 前記ユーザへの課金額と、前記発見者への報酬額と、を算出する精算手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の物体発見支援システム。
- 前記ユーザの代理人に関する情報の入力が行われた場合には、前記各手段は前記ユーザに関する情報を前記代理人に関する情報に置き換えて処理を行うことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の物体発見支援システム。
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