JP2018073268A - 仮想通貨を運用するためのシステムおよびそのシステム内で用いられる装置、方法、プログラム - Google Patents

仮想通貨を運用するためのシステムおよびそのシステム内で用いられる装置、方法、プログラム Download PDF

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靖史 藤井
Yasushi Fujii
靖史 藤井
田中 秀幸
Hideyuki Tanaka
秀幸 田中
高木 聡一郎
Soichiro Takagi
聡一郎 高木
誠 武宮
Makoto TAKEMIYA
誠 武宮
岡田 隆
Takashi Okada
岡田  隆
太清 五十嵐
Taisei Igarashi
太清 五十嵐
哲史 鍛
Tetsushi Kaji
哲史 鍛
勇太 坂口
Yuta Sakaguchi
勇太 坂口
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Abstract

【課題】仮想通貨を運用するための装置を提供すること。【解決手段】複数のユーザ装置と、ネットワークを介して複数のユーザ装置と通信可能なサーバ装置とを備えているシステムが提供される。複数のユーザ装置のうちの少なくとも1つのユーザ装置は、地域通貨の発行の要求を生成し、ネットワークを介してサーバ装置に送信し、サーバ装置は、その要求を受信したことに応答して、そのユーザ装置を使用しているユーザに対して地域通貨を発行する。【選択図】図6A

Description

本発明は、仮想通貨を運用するためのシステムおよびそのシステム内で用いられる装置、方法、プログラムに関する。
従来から、インターネット上で商品を売買するインターネットショッピングなどが知られている(特許文献1を参照)。インターネットショッピングでは、クレジットカードを用いて商品の購入代金を決済することが典型的である。
特開2001−290957号公報
発明者らは、お金(円)が潤滑油としての機能を十分に果たしていないという課題があることを認識した。特に、発明者らは、地域でお金(価値)が回っていないという課題があることを認識した。例えば、ある地域に住む人がクレジットカードにより商品の購入代金を決済した場合には、そのお金はその地域には落ちずに都会や外国に流れていくことになる。このため、その地域内でお金が回らないことになり、このことが地域経済の衰退・疲弊につながる原因であることを発明者らは認識した。
本発明は、地域経済を活性化することを可能にするシステムを構築することを目的とする。
本発明の1つの局面において、本発明のプログラムは、仮想通貨を運用するためのプログラムであって、前記プログラムは、ユーザによって使用されるユーザ装置において実行され、前記ユーザ装置は、ネットワークを介してサーバ装置と通信することが可能なように構成されており、前記ユーザ装置は、プロセッサ部を備え、前記プログラムは、前記仮想通貨の発行を要求するための要求を生成することであって、前記要求は、前記ユーザに関連付けられている、ことと、前記要求を前記ネットワークを介して前記サーバ装置に送信することとを含む処理を実行することを前記プロセッサ部に行わせる。
本発明の1つの実施形態では、前記処理は、所定の条件が満たされたか否かを判定することをさらに含み、前記要求を生成することは、前記所定の条件が満たされたと判定された場合に行われてもよい。
本発明の1つの実施形態では、前記所定の条件は、ユーザ間のコミュニケーションに関連付けられていてもよい。
本発明の1つの実施形態では、前記ユーザ装置は、前記ユーザ装置の動きを検知する動きセンサをさらに備え、前記ユーザ装置が所定の動きをしたことが前記動きセンサによって検知された場合に、前記所定の条件が満たされたと判定されてもよい。
本発明の1つの実施形態では、前記ユーザ装置は、前記ユーザ装置の位置を検知する位置センサをさらに備え、前記ユーザ装置の位置が所定の領域内にあることが前記位置センサによって検知された場合に、前記所定の条件が満たされたと判定されてもよい。
本発明の1つの実施形態では、前記ユーザ装置は、表示部をさらに備え、前記処理は、前記要求に応答して発行された前記仮想通貨の量を前記表示部に表示することをさらに含んでいてもよい。
本発明の1つの実施形態では、前記仮想通貨は、特定の地域のみにおいて使用することが可能な地域通貨であってもよい。
本発明の1つの局面において、本発明のサーバ装置は、仮想通貨を運用するためのサーバ装置であって、前記サーバ装置は、ネットワークを介して複数のユーザ装置と通信することが可能なように構成されており、前記複数のユーザ装置は、第1のユーザによって使用される第1のユーザ装置を含み、前記サーバ装置は、プロセッサ部を備え、前記プロセッサ部は、前記仮想通貨の発行を要求するための第1の要求を前記第1のユーザ装置から前記ネットワークを介して受信することであって、前記第1の要求は、前記第1のユーザに関連付けられている、ことと、前記第1のユーザに対して前記仮想通貨を発行することとを含む処理を実行するように構成されている。
本発明の1つの実施形態では、前記処理は、所定の条件が満たされたか否かを判定することをさらに含み、前記仮想通貨を発行することは、前記所定の条件が満たされたと判定された場合に行われてもよい。
本発明の1つの実施形態では、前記サーバ装置には、データベース部が接続されており、前記データベース部には、前記仮想通貨の発行の要求の履歴が少なくとも格納されており、前記第1の要求は、前記第1の要求が生成された時点を示す第1の時点情報を含み、前記所定の条件は、前記第1の時点情報と、前記仮想通貨の発行の要求の履歴とに少なくとも基づいて判定されてもよい。
本発明の1つの実施形態では、前記複数のユーザ装置は、第2のユーザによって使用される第2のユーザ装置をさらに含み、前記プロセッサ部は、前記仮想通貨の発行を要求するための第2の要求を前記第2のユーザ装置から前記ネットワークを介して受信することであって、前記第2の要求は、前記第2のユーザに関連付けられている、ことと、前記第1の要求および前記第2の要求がペアの要求であるか否かを判定することと、前記第1の要求および前記第2の要求がペアの要求であると判定された場合には、前記ペアの要求が所定の条件を満たしているか否かを判定することと、前記ペアの要求が前記所定の条件を満たしていると判定された場合には、前記第1のユーザおよび前記第2のユーザの両方に対して前記仮想通貨を発行することとを含む処理をさらに実行するように構成されていてもよい。
本発明の1つの実施形態では、前記第1の要求は、前記第1の要求が生成された時点を示す第1の時点情報と、前記第1の要求が生成された時点での前記第1のユーザ装置の位置を示す第1の位置情報とを含み、前記第2の要求は、前記第2の要求が生成された時点を示す第2の時点情報と、前記第2の要求が生成された時点での前記第2のユーザ装置の位置を示す第2の位置情報とを含み、前記プロセッサ部は、前記第1の時点情報と前記第2の時点情報とを比較した結果、および、前記第1の位置情報と前記第2の位置情報とを比較した結果に基づいて、前記第1の要求および前記第2の要求がペアの要求であるか否かを判定してもよい。
本発明の1つの実施形態では、前記プロセッサ部は、前記第1の要求および前記第2の要求がペアの要求であることを前記第1のユーザおよび前記第2のユーザの両方が確認したことに応答して、前記第1の要求および前記第2の要求がペアの要求であることを確認するようにさらに構成されていてもよい。
本発明の1つの実施形態では、前記サーバ装置には、データベース部が接続されており、前記データベース部には、前記ペアの要求の履歴が少なくとも格納されており、前記プロセッサ部は、前記ペアの要求の履歴に基づいて、前記ペアの要求が前記所定の条件を満たしているか否かを判定してもよい。
本発明の1つの実施形態では、前記プロセッサ部は、前記第1のユーザに対して発行される前記仮想通貨の量を変動させるようにさらに構成されていてもよい。
本発明の1つの実施形態では、前記プロセッサ部は、特定の地域内で流通している仮想通貨の総量が所定の上限量を超えないように、前記第1のユーザに対して発行される前記仮想通貨の量を変動させてもよい。
本発明の1つの実施形態では、前記プロセッサ部は、時間が経過するにつれて各ユーザが保持している前記仮想通貨の価値を減少させるようにさらに構成されていてもよい。
本発明の1つの実施形態では、前記仮想通貨は、特定の地域のみにおいて使用することが可能な地域通貨であってもよい。
本発明の1つの局面において、本発明の方法は、仮想通貨を運用するためのサーバ装置において実行される方法であって、前記サーバ装置は、ネットワークを介して複数のユーザ装置と通信することが可能なように構成されており、前記複数のユーザ装置は、第1のユーザによって使用される第1のユーザ装置を含み、前記サーバ装置は、プロセッサ部を備え、前記方法は、前記プロセッサ部が、前記仮想通貨の発行を要求するための第1の要求を前記第1のユーザ装置から前記ネットワークを介して受信することであって、前記第1の要求は、前記第1のユーザに関連付けられている、ことと、前記プロセッサ部が、前記第1のユーザに対して前記仮想通貨を発行することとを含む。
本発明の1つの局面において、本発明のプログラムは、仮想通貨を運用するためのサーバ装置において実行されるプログラムであって、前記サーバ装置は、ネットワークを介して複数のユーザ装置と通信することが可能なように構成されており、前記複数のユーザ装置は、第1のユーザによって使用される第1のユーザ装置を含み、前記サーバ装置は、プロセッサ部を備え、前記プログラムは、前記仮想通貨の発行を要求するための第1の要求を前記第1のユーザ装置から前記ネットワークを介して受信することであって、前記第1の要求は、前記第1のユーザに関連付けられている、ことと、前記第1のユーザに対して前記仮想通貨を発行することとを含む処理を実行することを前記プロセッサ部に行わせる。
本発明の1つの局面において、本発明のシステムは、仮想通貨を運用するためのシステムであって、前記システムは、複数のユーザ装置と、ネットワークを介して前記複数のユーザ装置と通信することが可能なように構成されているサーバ装置とを備え、前記複数のユーザ装置は、第1のユーザによって使用される第1のユーザ装置を含み、前記第1のユーザ装置は、前記仮想通貨の発行を要求するための第1の要求を生成することであって、前記第1の要求は、前記第1のユーザに関連付けられている、ことと、前記第1の要求を前記ネットワークを介して前記サーバ装置に送信することとを含む処理を実行するように構成されており、前記サーバ装置は、前記第1の要求を前記第1のユーザ装置から前記ネットワークを介して受信することと、前記第1のユーザに対して前記仮想通貨を発行することとを含む処理を実行するように構成されている。
本発明によれば、地域経済を活性化することを可能にするシステムおよびそのシステム内で用いられる装置、方法、プログラムを提供することが可能である。
地域の経済を活性化させるためのモデルを模式的に示す図 ユーザが地域通貨を獲得するための手順の一例を示す図 第1のユーザ装置430および第2のユーザ装置430に表示される画面の遷移の一例を示す図 第1のユーザ装置430および第2のユーザ装置430に表示される画面の遷移の他の一例を示す図 地域通貨を運用するためのシステム400の構成の一例を示す図 ユーザデータベース部441に格納されている情報の構成の一例を示す図 アクション管理データベース部442に格納されている情報の構成の一例を示す図 地域通貨管理データベース部443に格納されている情報の構成の一例を示す図 地域通貨管理データベース部443に格納されている情報の構成の一例を示す図 地域通貨を運用するためのシステム400において実行される処理のフローの一例を示す図 地域通貨を運用するためのシステム400において実行される処理のフローの他の一例を示す図 図6Aに示されるステップS607の処理のフローの一例を示す図 図6Aに示されるステップS614の処理のフローの一例を示す図 図6Aに示されるステップS615の処理のフローの一例を示す図 地域通貨を運用するためのシステム400において実行される処理のフローの一例を示す図
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
1.地域の経済を活性化させるためのモデル
図1は、地域の経済を活性化させるためのモデルを模式的に示す。ここで、図1に示される地図は、福島県の会津地方の地図であるが、ここでいう「地域」が福島県の会津地方に限定されるわけではない。本明細書では、「地域」とは、任意の国や任意の地方の一部または全部をいうものとする。その大きさや形状などは問わない。以下、地域の経済を活性化させるために重要なポイントを説明する。
1つ目のポイントは、その地域に入るお金の量を増やすことである(矢印P101を参照)。例えば、その地域の観光を目的としてその地域を訪れた観光客が、その地域でお金を落とす(例えば、観光客がその地域内の観光名所である施設を利用する、その地域の名産品を購入するなど)ことによって、その地域に入るお金の量を増やすことが可能である。
2つ目のポイントは、その地域の外に出るお金の量を減らすことである(矢印P102を参照)。例えば、その地域に暮らす人々が全国チェーンの大型スーパーで買い物をしたりクレジットカードを用いて買い物をすると、その地域で暮らす人々が所持していたお金がその地域の外に出ていくことになる。なぜなら、全国チェーンの大型スーパーやクレジットカードの運営会社などの本社は、多くの場合、その地域の外にある都市圏に存在するからである。従って、その地域の外に出るお金の量を減らさないためには、このようなお金の使い方を控えなければならない。例えば、その地域に暮らす人々が地元のスーパーで買い物をし、現金で買い物をすることにより、その地域の外に出るお金の量を減らすことが可能である。
このように、その地域に入るお金の量を増やし、かつ、その地域から外に出る金の量を減らすことにより、その地域内に留まるお金の量を最大化することが可能になる。
3つ目のポイントは、その地域内でお金を「回す」ことである(矢印P103を参照)。ここで、お金を「回す」とは、お金を流通させることをいう。この3つ目のポイントが、その地域の経済を活性化させるために最も重要なポイントである。なぜなら、その地域内に留まるお金の量を最大化することができたとしても、その地域内でお金を流通させることができなければ、そのお金は、地域経済にとっては「死に金」同然であるからである。いわゆる「タンス預金」が「死に金」の典型例である。例えば、その地域に暮らす人々が、家の中にこもらず外出をして、地元のスーパーで買い物をしたり、地元のレストランで外食をしたり、地元の趣味のサークルやスポーツジムに通うなどしてお金を使うことによって、その地域内でお金を流通させることが可能である。
このように、1つ目のポイントおよび2つ目のポイントにより、その地域内に留まるお金の量を最大化するとともに、3つ目のポイントにより、その地域内でお金を「回す」ことによって、その地域内で流通するお金の量を最大化することが可能である。その結果、その地域の経済が活性化されることになる。
出願人は、上述した3つのポイントのうちの3つ目のポイントに注目し、地域内でお金を「回す」ことにより、地域経済を活性化することを可能にする新しいビジネスモデルを考案した。ここで、本明細書では、「地域通貨」とは、特定の地域(例えば、福島県の会津地方)のみにおいて使用することが可能な仮想通貨をいうものとする。
以下、この新しいビジネスモデルに基づいて、ユーザに提供されるサービスを説明する。
2.ユーザに提供されるサービス
図2は、ユーザが地域通貨を獲得するための手順の一例を示す。以下、図2に示される各ステップを説明する。
ステップS201:第1のユーザと第2のユーザとが会う。ただし、第1のユーザと第2のユーザとが会うきっかけは問わない。例えば、第1のユーザと第2のユーザとは偶然会ってもよいし、予め会う約束をした上で待ち合わせて会うようにしてもよい。あるいは、第1のユーザと第2のユーザとは顔見知りであってもよいし、面識のない人であってもよい。
ステップS202:第1のユーザと第2のユーザとが互いに少し信用した証として「握手」をする。ここで、この「握手」は、手と手を取り合う実際の握手であってもよいが、仮想的な握手であってもよい。仮想的な握手の一例は、第1のユーザが使用する第1のユーザ装置430と第2のユーザが使用する第2のユーザ装置430とを用いて行う握手である。例えば、図2に示されるように、第1のユーザ装置430および第2のユーザ装置430を互いに近接させた状態で互いに振るというアクションを第1のユーザと第2のユーザとが行うことによって、第1のユーザと第2のユーザとが握手をするというアクションを仮想的に表現することが可能である。第1のユーザ装置430および第2のユーザ装置430を互いに近接させた状態で互いに振るというアクションは、無料コミュニケーションアプリ「LINE」(登録商標)の「ふるふる」機能を使用するときにユーザが行うアクションに類似するアクションである。ここで、第1のユーザによる第1のユーザ装置430の使用の態様および第2のユーザによる第2のユーザ装置430の使用の態様は問わないものとする。例えば、それぞれのユーザ装置は、それぞれのユーザの所有物であってもよいし、レンタルされたものであってもよい。また、それぞれのユーザ装置の一例は、スマートフォンであるがこれに限定されない。それぞれのユーザ装置は、任意のタイプのコンピュータであり得る。なお、ステップS202を実行するよりも前に、第1のユーザおよび第2のユーザのそれぞれは、所定のユーザ登録の手続きを予め済ませているものとする。これらの所定のユーザ登録の手続きは、例えば、それぞれのユーザ装置を使用して行うことが可能である。
ステップS203:第1のユーザと第2のユーザとが「握手」をした結果として、第1のユーザおよび第2のユーザの両人が地域通貨を獲得する。このことは、例えば、後述されるように、サーバのデータベース部に格納されているユーザの地域通貨に関する情報(図5Cを参照)を更新することによって達成される。
第1のユーザと第2のユーザとが、1回の「握手」をした結果として獲得できる地域通貨の量は、固定されていてもよいし、変動してもよい。1回の「握手」をした結果として獲得できる地域通貨の量が変動する場合、その変動量が何に依存して決定されるかは問わない。その変動量は、例えば、ユーザがこれまでに獲得した地域通貨の累計獲得量に依存して変動してもよいし、流通している地域通貨の総量に依存して変動してもよい。
このように、第1のユーザと第2のユーザとが「握手」をするというコミュニケーションをとったことをトリガとして第1のユーザおよび第2のユーザの両人が地域通貨を獲得することが可能である。このことは、第1のユーザと第2のユーザとが互いに少し信用したということを地域通貨というカタチで残したことを意味する。このように互いの信用を地域通貨というカタチとして残す手段を提供することによって、地域の人々の間の更なるコミュニケーションを促進することが可能である。その結果、その地域内での個人と個人とのコニュニケーションを活性化することが可能であり、地域経済を活性化することが可能である。
図3Aは、図2のステップS202において第1のユーザ装置430および第2のユーザ装置430を用いて仮想的に握手をする場合において、第1のユーザ装置430および第2のユーザ装置430に表示される画面の遷移の一例を示す。以下、図3Aに示される各ステップを説明する。
ステップS301:第1のユーザ装置430の画面には、第1のユーザが第2のユーザとの握手を開始するために必要な画像が表示される。この画面は、例えば、アプリケーションを起動したときに表示される初期画面である。この画面は、握手ボタン300aを含む。この握手ボタン300aには、例えば、「SHAKE START!」と表示されている。第1のユーザによって握手ボタン300aが操作されると(例えば、握手ボタン300aがタッチされると)、第1のユーザ装置430の画面は、ステップS302に示される画面に遷移する。なお、第2のユーザ装置430の画面は、第1のユーザ装置430の画面と同様であるので、ここではその説明を省略する。
ステップ302:第1のユーザ装置430の画面には、第1のユーザが第2のユーザと握手する準備が完了したことを示すスタンバイ画像が表示される。なお、第2のユーザ装置430の画面は、第1のユーザ装置430の画面と同様であるので、ここではその説明を省略する。
ステップS303:第1のユーザと第2のユーザとが握手をするというアクションを仮想的に行うために、第1のユーザ装置430および第2のユーザ装置430を互いに近接させた状態で互いに振るというアクションが行われる。このステップは、図2のステップに示されるS202に対応する。そのアクションが行われた結果として、第1のユーザ装置430の画面および第2のユーザ装置430の画面は、それぞれ、ステップS304に示される画面に遷移する。
ステップS304:第1のユーザ装置430の画面には、第1のユーザが握手した相手を識別するための情報320aが表示される。情報320aの一例は、第2のユーザを識別するための情報をコード化することによって得られる2次元コード(例えば、QRコード(登録商標))である。同様に、第2のユーザ装置430の画面には、第2のユーザが握手した相手を識別するための情報領域320bが表示される。情報320bの一例は、第1のユーザを識別するための情報をコード化することによって得られる2次元コード(例えば、QRコード(登録商標))である。第1のユーザは、第1のユーザ装置430のカメラを用いて、第2のユーザ装置430の画面に表示されている情報320bを読み取り、第2のユーザは、第2のユーザ装置430のカメラを用いて、第1のユーザ装置430の画面に表示されている情報320aを読み取る。このようにすることにより、第1のユーザおよび第2のユーザが互いに握手の相手方を確認することが可能である。これにより、第1のユーザおよび第2のユーザのペアが確立される。これにより、第1のユーザおよび第2のユーザのペアとしての要求(すなわち、地域通貨を発行してもらいたいという要求)を生成し、その要求を後述するサーバ装置410に送信することが可能である。その結果、図2のステップS203に示されるように、第1のユーザおよび第2のユーザは、地域通貨を獲得することが可能である。
図3Bは、図2のステップS202において第1のユーザ装置430および第2のユーザ装置430を用いて仮想的に握手をする場合において、第1のユーザ装置430および第2のユーザ装置430に表示される画面の遷移の他の一例を示す。以下、図3Bに示される各ステップを説明する。
ステップS301’:第1のユーザ装置430の画面には、第1のユーザが第2のユーザとの握手を開始するために必要な画像が表示される。このステップは、図3AのステップS301に対応するステップである。第1のユーザによって握手ボタン300aが操作されると(例えば、この画面に含まれる握手ボタン300aがタッチされると)、第1のユーザ装置430の画面は、ステップS302’に示される画面に遷移する。
ステップS302’:第1のユーザ装置430の画面には、第1のユーザが第2のユーザと握手する準備が完了したことを示すスタンバイ画像が表示される。このステップは、図3AのステップS302に対応するステップである。
ステップS303’:第1のユーザ装置430を振るというアクションが行われる。このステップは、図3AのステップS303に対応するステップである。そのアクションが行われた結果として、第1のユーザ装置430の画面は、ステップS304’に示される画面に遷移する。
ステップS304’:第1のユーザ装置430の画面には、第1のユーザを識別するための情報320aが表示される。このステップは、図3AのステップS304に対応するステップである。情報320aの一例は、第1のユーザを識別するための情報をコード化することによって得られる2次元コード(例えば、QRコード(登録商標))である。
ステップS305:第1のユーザと第2のユーザとが握手をするというアクションを仮想的に行うために、第2のユーザ装置430のカメラを用いて第1のユーザ装置430の画面に表示されている情報320aを読み取るというアクションが行われる。このようにすることにより、第2のユーザ装置430は、第1のユーザを識別するための情報を獲得することが可能である。これにより、第1のユーザおよび第2のユーザのペアが確立される。これにより、第1のユーザおよび第2のユーザのペアとしての要求(すなわち、地域通貨を発行してもらいたいという要求)を生成し、その要求を後述するサーバ装置410に送信することが可能である。その結果、図2のステップS203に示されるように、第1のユーザおよび第2のユーザは、地域通貨を獲得することが可能である。
図2に示される実施形態では、第1のユーザおよび第2のユーザの両人が地域通貨を獲得するためのトリガが、第1のユーザと第2のユーザとが握手をするというコミュニケーションである例を説明したが、第1のユーザおよび第2のユーザの両人が地域通貨を獲得するためのトリガとなるコニュニケーションは、第1のユーザと第2のユーザとの握手に限定されない。そのようなコミュニケーションは、例えば、第1のユーザと第2のユーザとが互いにピースサインをすることであってもよいし、第1のユーザと第2のユーザとが互いにウインクをすることであってもよい。このように、第1のユーザと第2のユーザとが握手するというコミュニケーション以外の任意のコミュニケーションをトリガとして第1のユーザおよび第2のユーザの両人が地域通貨を獲得することも本発明の範囲内である。
さらに、図2に示される例では、第1のユーザおよび第2のユーザの両人が地域通貨を獲得するためのトリガが、仮想的なコミュニケーションである例を説明したが、第1のユーザおよび第2のユーザの両人が地域通貨を獲得するためのトリガとなるコニュニケーションは、仮想的なコミュニケーションに限定されない。現実的なコミュニケーションをトリガとして第1のユーザおよび第2のユーザの両人が地域通貨を獲得するようにしてもよい。例えば、実際の握手を検知することが可能なセンサを装着することによって、実際の握手という現実的なコミュニケーションをトリガとして第1のユーザおよび第2のユーザの両人が地域通貨を獲得することも本発明の範囲内である。
さらに、図2に示される実施形態では、第1のユーザ装置430および第2のユーザ装置430を互いに近接させた状態で互いに振るというアクションを第1のユーザと第2のユーザとが行うことで、第1のユーザと第2のユーザとの仮想的なコミュニケーションを表現する例を説明したが、第1のユーザと第2のユーザとの仮想的なコミュニケーションを表現するために第1のユーザと第2のユーザとが行うアクションは、第1のユーザ装置430および第2のユーザ装置430を互いに近接させた状態で互いに振るというアクションに限定されない。そのようなアクションは、例えば、第1のユーザと第2のユーザとが第1のユーザ装置430と第2のユーザ装置430とを軽く衝突させるというアクションであってもよい。このように、第1のユーザ装置430および第2のユーザ装置430を互いに近接させた状態で互いに振るというアクション以外の任意のアクションを第1のユーザと第2のユーザとが行うことで、第1のユーザと第2のユーザとの仮想的なコミュニケーションを表現することも本発明の範囲である。
さらに、図2に示される実施形態では、第1のユーザが第1のユーザ装置430としてスマートフォンを使用し、第2のユーザが第2のユーザ装置430としてスマートフォンを使用する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。スマートフォンの代わりに任意のタイプのコンピュータを使用して、第1のユーザおよび第2のユーザの両人が地域通貨を獲得するようにしてもよい。例えば、スマートフォンの代わりに、実際の握手を検知することが可能なセンサ(例えば、手袋型のウェアラブルデバイス)を用いるようにしてもよい。
さらに、図2に示される実施形態では、2人のユーザの間でのコミュニケーションをトリガとして2人のユーザの両方が地域通貨を獲得する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。3人以上のユーザの間でのコミュニケーションをトリガとして3人以上のすべてのユーザが地域通貨を獲得することも本発明の範囲内である。例えば、第1のユーザが使用する第1のユーザ装置430と第2のユーザが使用する第2のユーザ装置430と第3のユーザが使用する第3のユーザ装置とを互いに近接させた状態で互いに振るというアクションをトリガとして第1のユーザ、第2のユーザ、第3のユーザのすべてが地域通貨を獲得するようにしてもよい。この場合、第1のユーザが第1のユーザ装置430のカメラを用いて第2のユーザ装置430に表示されている2次元コードを読み取り、第2のユーザが第2のユーザ装置430のカメラを用いて第3のユーザ装置に表示されている2次元コードを読み取り、第3のユーザが第3のユーザ装置のカメラを用いて第1のユーザ装置430に表示されている2次元コードを読み取ることによって、互いにコミュニケーションの相手方を確認するようにしてもよい。
このように、新しいビジネスモデルによれば、個人と個人とのコミュニケーションをトリガとしてそれぞれの個人が地域通貨を獲得することが可能である。これにより、地域通貨の獲得を動機付けとして個人と個人とのコミュニケーションを促すことが可能である。その結果、個人と個人とのコミュニケーションが地域内で行われる場合には、地域内での個人と個人とのコミュニケーションが活性化され、地域経済が活性化される。さらに、それぞれの個人が獲得した地域通貨は、その地域内でしか使用することができないため、それぞれの個人が獲得した地域通貨のすべては、その地域内で消費されることになる。その結果、その地域内でお金が「回る」ため、地域経済が活性化されることになる。
なお、上述した実施形態では、少なくとも2人のユーザ間のコミュニケーションをトリガにして少なくとも2人のユーザのすべてが地域通貨を獲得する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。複数のユーザ間のコミュニケーションをトリガとすることなく、1人のユーザが、所定のアクションを行うことによって地域通貨を獲得するようにしてもよい。その所定のアクションがどのようなアクションであるかを問わない。例えば、1人のユーザが、特定の場所(例えば、観光地、モニュメントなど)に訪れ、その特定の場所においてその1人のユーザがユーザ装置に対して所定の操作を行い、その所定の操作に応答してその1人のユーザが地域通貨を獲得するようにしてもよい。
このように、新しいビジネスモデルによれば、他のユーザとのコミュニケーションの有無にかかわらず、ユーザ自身が所定のアクションを行うことをトリガとして地域通貨を獲得することが可能である。これにより、地域通貨の獲得を動機付けとして個人が所定のアクションを行うことを促すことが可能である。その結果、個人が所定のアクションを地域内で行う場合には、地域内での個人のアクションが活性化され、地域経済が活性化される。さらに、個人が獲得した地域通貨は、その地域内でしか使用することができないため、個人が獲得した地域通貨のすべては、その地域内で消費されることになる。その結果、その地域内でお金が「回る」ため、地域経済が活性化されることになる。
なお、上述した実施形態では、所定のアクションをトリガにしてユーザが無条件に地域通貨を獲得する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。所定のアクションをトリガにしてユーザが条件付きに地域通貨を獲得することもまた本発明の範囲内である。例えば、所定のアクションをトリガにして最後に地域通貨を獲得した日時から5分以上経過していることを条件として、所定のアクションをトリガにしてユーザは地域通貨を獲得してもよい。
また、後述するように、時間が経過するにつれて、個人が保持している地域通貨の価値が減少するようにしてもよい。これにより、個人は、いったん地域通貨を獲得すると、その地域通貨の価値が比較的大きい間にできるだけ早く使ってしまうように動機付けられる。その結果、その地域内でお金が「回る」ため、地域経済が活性化されることになる。
3.地域通貨を運用するためのシステムの構成
図4は、地域通貨を運用するためのシステム400の構成の一例を示す。
システム400は、サーバ装置410と、インターネット420を介してサーバ装置410と通信可能な複数のユーザ装置430〜430とを備えている。ここで、Nは、1以上の任意の整数である。
複数のユーザ装置430〜430のそれぞれは、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、スマートグラス、スマートウォッチ端末等の携帯無線端末であることが好ましい。
ユーザ装置430は、インターネット420を介してデータ通信を行うインターフェース部431と、1つ以上のCPU(Central Processing Unit)を含むプロセッサ部432と、メモリ部433と、ユーザ装置430の現在の位置を検出する位置センサ434と、ユーザ装置430の動きを検知する動きセンサ435と、表示部436と、2次元コード等を読み取る機能が付いたカメラ437とを有している。だたし、ユーザ装置430は、携帯無線端末に限定されず、デスクトップPC、ラップトップPC、ノートPC等のパーソナルコンピュータであってもよい。なお、ユーザ装置430〜ユーザ装置430の構成は、ユーザ装置430の構成と同一であるため、ここではその説明を省略する。
ユーザ装置430〜430には、OS等の基本プログラムのほかに、地域通貨を運用するサービスを受けるために必要なアプリケーションプログラム(クライアントアプリ)がインストールされている。あるいは、ユーザ装置430〜430は、Webブラウザの組み込みプログラム又は追加プログラムを利用することができる。この場合、ユーザ装置430〜430は、アプリケーションプログラムをインストールすることなくWebブラウザ上でサービスを利用することが可能である。
メモリ部433には、処理を実行するために必要とされるプログラムやそのプログラムを実行するために必要とされるデータ等が格納されている。ここで、プログラムをどのようにしてメモリ部433に格納するかは問わない。例えば、プログラムは、メモリ部433にプリインストールされていてもよい。あるいは、プログラムは、インターネット420などのネットワークを経由してダウンロードされることによってメモリ部433にインストールされるようにしてもよいし、光ディスクやUSBなどの記憶媒体を介してメモリ部433にインストールされるようにしてもよい。プロセッサ部432は、メモリ部433に格納されているプログラムを読み出し、そのプログラムを実行する。これにより、ユーザ装置430〜430をシステム400の一部を構成する装置として機能させることが可能である。
サーバ装置410は、インターフェース部411と、メモリ部412と、1つ以上のCPUを含むプロセッサ部413とを含む。サーバ装置410のハードウェア構成はその機能を実現できる限りにおいて特に限定されず、単一のマシンで構成されていてもよく、複数台のマシンを組み合わせて構成されたものであってもよい。
サーバ装置410には、オペレーションシステム(OS)等の基本プログラムのほかに、地域通貨を運用するサービスを提供するために必要な各種ソフトウェアがインストールされている。サーバ装置410にインストールされるソフトウェアは、例えば、データベースサーバ、Webサーバ、FTPサーバ等にインストールされているソフトウェアである。サーバ装置410のプロセッサ部413は、プログラムまたはデータを処理することにより、サーバ装置410の動作を制御する。
インターフェース部411は、少なくとも1つのユーザ機器430〜430との通信を制御する。
メモリ部412には、処理の実行に必要とされるプログラムやそのプログラムの実行に必要とされるデータ等が格納されている。プロセッサ部413は、メモリ部412に格納されているプログラムを読み出し、そのプログラムを実行する。これにより、サーバ装置410をシステム400の一部を構成する装置として機能させることが可能である。
サーバ装置410には、データベース部440が接続されている。データベース部440は、ユーザデータベース部441と、アクション管理データベース部442と、地域通貨管理データベース部443とを含む。
なお、図4に示される実施形態では、複数のユーザ装置430〜430がインターネット420を介してサーバ装置410と通信可能であると説明したが、本発明はこれに限定されない。インターネット420の代わりに任意のタイプのネットワークを用いることも可能である。
また、図4に示される実施形態では、データベース部440は、サーバ装置410の外部に設けられているが、本発明はこれに限定されない。データベース部440をサーバ装置410の内部に設けることも可能である。データベース部440の構成は、特定のハードウェア構成には限定されない。例えば、データベース部440は、単一のハードウェア部品で構成されてもよいし、複数のハードウェア部品で構成されてもよい。例えば、データベース部440は、サーバ装置410の単一の外付けハードディスク装置として構成されてもよいし、ネットワークを介して接続されるクラウド上のストレージとして構成されてもよい。さらに、ユーザデータベース部441、アクション管理データベース部442、地域通貨管理データベース部443のそれぞれの構成もまた特定のハードウェア構成には限定されない。例えば、ユーザデータベース部441、アクション管理データベース部442、地域通貨管理データベース部443のそれぞれもまた、単一のハードウェア部品で構成されてもよいし、複数のハードウェア部品で構成されてもよい。
図5Aは、ユーザデータベース部441に格納されている情報の構成の一例を示す。
ユーザデータベース部441には、ユーザに関する情報が格納されている。ユーザに関する情報は、例えば、ユーザを識別するための情報、氏名、性別、生年月日、住所、電話番号、Eメールアドレスなどを含む。ユーザを識別するための情報の一例としては、ユーザ装置430〜430のうちの1つを用いてユーザがログイン手続きをする際に用いられるユーザIDであるがこれに限定されない。ユーザIDは、例えば、4桁〜12桁の半角英数字の組み合わせである。
図5Bは、アクション管理データベース部442に格納されている情報の構成の一例を示す。
アクション管理データベース部442には、ユーザのアクションに関する情報が格納されている。ユーザのアクションに関する情報は、ユーザを識別するための情報(例えば、ユーザID)によって識別されることが可能である。ユーザのアクションに関する情報は、例えば、ペアのユーザのアクションの履歴(例えば、ペアである2人のユーザの各々を識別するための情報(例えば、ユーザID)、そのペアである2人のユーザがアクションをした日付および時刻、アクションを識別するための情報)などを含む。例えば、図5Bに示される例では、ユーザのアクションの履歴は、ユーザID「〇〇〇〇」とユーザID「△△△△」とが、〇〇年9月3日12時35分に、アクションID「1」によって識別されるアクションを行ったこと、ユーザID「××××」とユーザID「〇〇〇〇」とが、〇〇年9月4日18時12分に、アクションID「2」によって識別されるアクションを行ったこと、ユーザID「△△△△」とユーザID「□□□□」とが、〇〇年9月6日15時5分に、アクションID「1」によって識別されるアクションを行ったこと、および、ユーザID「□□□□」とユーザID「〇〇〇〇」とが、〇〇年9月9日9時48分に、アクションID「1」によって識別されるアクションを行ったことを示している。
なお、図5Bに示される例では、ユーザIDとして〇×△□が使用されているが、これらはユーザIDを形式的に表したものに過ぎない。上述したように、ユーザIDは、例えば、4桁〜12桁の半角英数字の組み合わせである。
また、図5Bに示される例では、アクションIDとして例示的に1および2が使用されており、本発明はこれに限定されない。アクションIDは、アクションを識別することが可能な任意の識別子である。アクションIDは、例えば、数字、英字、またはこれらの組み合わせである。
図5Cおよび図5Dは、地域通貨管理データベース部443に格納されている情報の構成の一例を示す。
地域通貨管理データベース部443には、ユーザの地域通貨に関する情報が格納されている。ユーザの地域通貨に関する情報は、ユーザを識別するための情報(例えば、ユーザID)によって識別されることが可能である。ユーザの地域通貨に関する情報は、例えば、ユーザが地域通貨の発行を要求した日付ならびに時刻およびその日付ならびに時刻で発行された地域通貨の発行量、ユーザが地域通貨を使用して喪失した日付ならびに時刻およびその日付ならびに時刻で発行された地域通貨の発行量、各ユーザが現時点で保持している地域通貨の発行量、各ユーザが今までに保持していた地域通貨の累積発行量、現時点で市場に流通している地域通貨の総量のうちの少なくとも1つを含む。
また、図示されていないが、ユーザの地域通貨に関する情報は、ユーザが地域通貨の発行を要求した場所を含んでいてもよい。
サーバ装置410は、地域通貨管理データベース部443に格納されているユーザの地域通貨に関する情報(より具体的には、現時点で市場に流通している地域通貨の総量)に基づいて、その地域における地域通貨の流通量を管理している。サーバ装置410は、必要に応じて、地域通貨の価値を変動させることが可能である。地域通貨の価値の変動は、例えば、地域通貨の流通量には所定の上限量が予め設定されており、地域通貨の流通量がその所定の上限量を超えた場合に適用されてもよい。さらに、サーバ装置410は、時間が経過するにつれて、ユーザが保持している地域通貨の価値を減少させることが可能であってもよい。例えば、サーバ装置410は、所定の時間が経過するごとに、ユーザが保持している地域通貨の価値を10%ずつ減少させるようにしてもよい。
なお、地域通貨の安全性を担保する(すなわち、第三者による改ざんを抑止するとともに万一第三者による改ざんが発生した場合でもその改ざんが露見することを容易にする)ための基盤技術として、公知の「ブロックチェーン」技術が採用されることが好ましい。この「ブロックチェーン」技術を採用することにより、スーパーコンピュータのような大規模なコンピュータを設置することなく、分散型のコンピュータネットワークを利用して地域通貨を安全に維持管理することが可能である。さらに、この「ブロックチェーン」技術を採用することにより、大規模なコンピュータを設置することを必要とする従来の方式に比べて地域通貨を安全に維持管理するために必要とされるコストを大幅に削減することが可能である。
また、図5Cおよび図5Dに示される例では、地域通貨の単位として「moe」が使用されているが、本発明はこれに限定されない。地域通貨の単位は、任意である。例えば、地域通貨の単位は、「SPR」であってもよい。
4.システムの処理
図6Aは、地域通貨を運用するためのシステム400において実行される処理のフローの一例を示す。図6Aに示される処理のフローは、地域通貨が発行されるまでの処理のフローである。この処理は、図3Aの実施形態に対応する処理である。以下、図6Aに示される各ステップを説明する。
ステップS601:第1のユーザ装置430の動きセンサ435は、第1のユーザ装置430の所定の動きを検知する。第1のユーザ装置430の動きセンサ435は、例えば、加速度、傾き、動き、振動、衝撃などを検知することが可能な加速度センサである。所定の動きの一例は、図2に示されるように、振るという動きであるが、本発明はこれに限定されない。
ステップS602:第2のユーザ装置430の動きセンサ435は、第2のユーザ装置430の所定の動きを検知する。第2のユーザ装置430の動きセンサ435は、例えば、加速度、傾き、動き、振動、衝撃などを検知することが可能な加速度センサである。所定の動きの一例は、図2に示されるように、振るという動きであるが、本発明はこれに限定されない。
ステップS603:第1のユーザ装置430のプロセッサ部432は、第1のユーザ装置430の動きセンサ435が第1のユーザ装置430の所定の動きを検知したことに応答して、地域通貨の発行を要求するための第1の要求を生成する。第1の要求は、少なくとも、第1のユーザを識別するための情報を含む。第1のユーザを識別するための情報の一例は、第1のユーザのユーザIDである。
ステップS604:第2のユーザ装置430のプロセッサ部432は、第2のユーザ装置430の動きセンサ435が第2のユーザ装置430の所定の動きを検知したことに応答して、地域通貨の発行を要求するための第2の要求を生成する。第2の要求は、少なくとも、第2のユーザを識別するための情報を含む。第2のユーザを識別するための情報の一例は、第2のユーザのユーザIDである。
ステップS605:第1のユーザ装置430のプロセッサ部432は、第1の要求をインターネット420を介してサーバ装置410に送信する。
ステップS606:第2のユーザ装置430のプロセッサ部432は、第2の要求をインターネット420を介してサーバ装置410に送信する。
ステップS607:サーバ装置410のプロセッサ部413は、第1の要求を第1のユーザ装置430からインターネット420を介して受信したことに応答して、第1のユーザに対して地域通貨を発行することを認可するための処理を実行し、サーバ装置410のプロセッサ部413は、第2の要求を第2のユーザ装置430からインターネット420を介して受信したことに応答して、第2のユーザに対して地域通貨を発行することを認可するための処理を実行する。すなわち、この処理は、それぞれのユーザに対して地域通貨を発行するための所定の条件を満たしているか否かを判定する処理である。それぞれのユーザに対して地域通貨を発行することが認可された場合に、次のステップに進む。その所定の条件を満たしているか否かを判定する処理は、少なくとも、ユーザのアクションに関する情報に基づいて実行される。より具体的には、その所定の条件を満たしているか否かを判定する処理は、少なくとも、ユーザが地域通貨の発行を要求した日付ならびに時刻に基づいて実行される。その所定の条件は、例えば、第1のユーザが最後に地域通貨の発行を要求した時刻から所定の時間以上経過したか否か、第2のユーザが最後に地域通貨の発行を要求した時刻から所定の時間以上経過したか否かである。
なお、ユーザ装置が地域通貨の発行の要求を生成し送信する場所は問わない。その地域内でユーザ装置が地域通貨の発行の要求を生成し送信してもよいし、その地域の外でユーザ装置が地域通貨の発行の要求を生成し送信してもよい。これに対して、サーバ装置410のプロセッサ部413は、その地域の外から送信された地域通貨の発行の要求を受信しないようにフィルタリングすることが可能である。このようにフィルタリングすることにより、その地域内でのコミュニケーションとは無関係な地域通貨の発行を制限することが可能である。
ステップS608:サーバ装置410のプロセッサ部413は、第1の要求と第2の要求とがペアの要求であることを確認するための確認要求を生成する。第1の要求と第2の要求とがペアの要求であることを確認することにより、サーバ装置410は、地域通貨を発行する対象を確実に特定することが可能である。
ステップS609:サーバ装置410のプロセッサ部413は、確認要求をインターネット420を介して第1のユーザ装置430および第2のユーザ装置430に送信する。
ステップS610:第1のユーザ装置430のプロセッサ部432は、確認要求をサーバ装置410からインターネット420を介して受信したことに応答して、第1のユーザの相手方が第2のユーザであることを確認する処理を実行する。
ステップS611:第2のユーザ装置430のプロセッサ部432は、確認要求をサーバ装置410からインターネット420を介して受信したことに応答して、第2のユーザの相手方が第1のユーザであることを確認する処理を実行する。
ステップS612:第1のユーザ装置430のプロセッサ部432は、ステップS610において取得した相手方に関する情報(例えば、第2のユーザのユーザID)をインターネット420を介してサーバ装置410に送信する。また、第1のユーザ装置430のプロセッサ部432は、相手方に関する情報に加えて、第1のユーザ装置430の現在の位置を特定するための情報と、現在の時点を示す第1の時点情報とをサーバ装置410に送信してもよい。第1のユーザ装置430の現在の位置を特定するための情報は、例えば、第1のユーザ装置430の位置センサ434によって検出された第1のユーザ装置430の現在の位置情報を含む。第1のユーザ装置430の位置センサ434の一例は、GPS(全地球測位システム)モジュールである。
ステップS613:第2のユーザ装置430のプロセッサ部432は、ステップS611において取得した相手方に関する情報(例えば、第1のユーザのユーザID)をインターネット420を介してサーバ装置410に送信する。また、第2のユーザ装置430のプロセッサ部432は、相手方に関する情報に加えて、第2のユーザ装置430の現在の位置を特定するための情報と、現在の時点を示す第2の時点情報とをサーバ装置410に送信してもよい。第2のユーザ装置430の現在の位置を特定するための情報は、例えば、第2のユーザ装置430の位置センサ434によって検出された第2のユーザ装置430の現在の位置情報を含む。第2のユーザ装置430の位置センサ434の一例は、GPS(全地球測位システム)モジュールである。
ステップS614:サーバ装置410のプロセッサ部413は、第1のユーザ装置430からの相手方に関する情報(例えば、第2のユーザのユーザID)と、第2のユーザ装置430からの相手方に関する情報(例えば、第1のユーザのユーザID)とをインターネット420を介して受信したことに応答して、第1のユーザおよび第2のユーザのペアに対して地域通貨を発行することを認可するための処理を実行する。すなわち、この処理は、第1のユーザおよび第2のユーザのペアに対して地域通貨を発行するための所定の条件を満たしているか否かを判定する処理である。第1のユーザおよび第2のユーザのペアに対して地域通貨を発行することが認可された場合に、次のステップに進む。その所定の条件を満たしているか否かを判定する処理は、少なくとも、第1の時点情報と、第2の時点情報と、ユーザのアクションに関する情報とに基づいて実行される。より具体的には、その所定の条件を満たしているか否かを判定する処理は、少なくとも、ユーザが地域通貨の発行を要求した日付ならびに時刻に基づいて実行される。その所定の条件は、例えば、第1のユーザと第2のユーザとの組み合わせで最後に地域通貨の発行を要求した時刻から所定の時間以上経過したか否かである。
ステップS615:サーバ装置410のプロセッサ部413は、地域通貨の発行量を算出する処理を実行する。地域通貨の発行量は、一定の量だけ発行すると予め設定されていてもよいし、ユーザごとに地域通貨の累積発行量に基づいて変動させてもよい。
ステップS616:サーバ装置410のプロセッサ部413は、地域通貨を発行する。このことは、例えば、地域通貨管理データベース部443に格納されているユーザの地域通貨に関する情報が更新されることによって達成される。
ステップS617:サーバ装置410のプロセッサ部413は、地域通貨が発行されたことをインターネット420を介して第1のユーザ装置430および第2のユーザ装置430に通知する。これにより、第1のユーザおよび第2のユーザは、地域通貨の発行が完了したことを知ることが可能である。例えば、第1のユーザおよび第2のユーザは、それぞれのユーザ装置を用いてログイン手続きを行った後、過去の地域通貨の発行履歴が表示される発行履歴欄において、地域通貨の発行が完了したことを知ることが可能である。
ここで、ステップS617における通知の態様は任意である。例えば、サーバ装置410のプロセッサ部413が第1のユーザ装置430および第2のユーザ装置430のそれぞれにEメールを送信することによって通知をするようにしてもよいし、サーバ装置410のプロセッサ部413が第1のユーザ装置430および第2のユーザ装置430のそれぞれにプッシュ通知をすることによって通知をするようにしてもよい。サーバ装置410のプロセッサ部413がプッシュ通知する場合、発行された地域通貨の発行量が第1のユーザ装置430および第2のユーザ装置430のそれぞれの表示部436に表示されるようにしてもよいし、地域通貨の発行が完了したことのみが第1のユーザ装置430および第2のユーザ装置430のそれぞれの表示部436に表示されるようにしてもよい。あるいは、ステップS617において通知を行わないような設定にすることも可能である。
なお、ステップS610およびステップS611における相手方の確認処理の一例は、以下のとおりである。
a.第1のユーザ装置430および第2のユーザ装置430のそれぞれのプロセッサ部432は、2次元コードを含む確認要求をサーバ装置410からインターネット420を介して受信する。ただし、第1のユーザ装置430が受信した2次元コードには、第1のユーザのユーザIDがコード化されており、第2のユーザ装置430が受信した2次元コードには、第2のユーザのユーザIDがコード化されているとする。
b.第1のユーザ装置430のプロセッサ部432は、2次元コードを第1のユーザ装置430の表示部436に表示し、第2のユーザ装置430のプロセッサ部432は、2次元コードを第2のユーザ装置430の表示部436に表示する。
c.第1のユーザ装置430のカメラ437は、第2のユーザ装置430の表示部437に表示された2次元コードを読み取り、第2のユーザ装置430のカメラ437は、第1のユーザ装置430の表示部437に表示された2次元コードを読み取る。
d.第1のユーザ装置430のプロセッサ部432は、2次元コードの読み取りによって取得した第2のユーザに関する情報(例えば、第2のユーザのユーザID)を第1のユーザ装置430のメモリ部412に格納し、第2のユーザ装置430のプロセッサ部432は、2次元コードの読み取りによって取得した第1のユーザに関する情報(例えば、第1のユーザのユーザID)を第2のユーザ装置430のメモリ部412に格納する。
前述した相手方の確認処理は、単なる一例であり、本発明はこれに限定されない。相手方を確認するための処理は、任意である。例えば、第1のユーザ装置430および第2のユーザ装置430のそれぞれのプロセッサ部432が特定の音声を同時に認識することによって、第1のユーザと第2のユーザとがペアであることを確認してもよい。
また、図6Aにおいて破線で囲まれている部分に示されている確認ステップ(すなわち、ステップS608〜S614)における処理の代替的な処理の一例は、以下のとおりである。この場合、図6AのステップS602、S604およびS606は省略可能である。
a.サーバ装置410のプロセッサ部413は、第1の要求と第2の要求とがペアの要求であることを確認するための確認要求を生成する。このステップは、図6AのステップS608に対応するステップである。
b.サーバ装置410のプロセッサ部413は、確認要求をインターネット420を介して第1のユーザ装置430に送信する。
c.第1のユーザ装置430のプロセッサ部432は、確認要求をサーバ装置410からインターネット420を介して受信したことに応答して、第1のユーザを識別するための第1の識別情報を生成する。このことは、例えば、アプリケーションのプログラムが第1のユーザ装置430のプロセッサ部432に第1の識別情報の生成を実行させることによって達成される。第1のユーザを識別するための第1の識別情報の一例は、第1のユーザを識別するための情報をコード化することによって得られる2次元コード(例えば、QRコード(登録商標))である。
d.第1のユーザ装置430のプロセッサ部432は、第1の識別情報を第1のユーザ装置430の表示部436に表示する。
e.第2のユーザ装置430のカメラ437は、第1の識別情報を読み取る。これにより、第2のユーザ装置430は、第1のユーザを識別するための情報を獲得することが可能である。
f.第2のユーザ装置430のプロセッサ部432は、ペアの情報をインターネット420を介してサーバ装置410に送信する。ペアの情報は、第1のユーザを識別するための情報と、第2のユーザを識別するための情報とを含む。
g.サーバ装置410のプロセッサ部413は、ペアの情報を第2のユーザ装置430からインターネット420を介して受信したことに応答して、第1のユーザおよび第2のユーザのペアに対して地域通貨を発行することを認可するための処理を実行する。このステップは、図6AのステップS614に対応するステップである。
さらに、図6Aにおいて破線で囲まれている部分に示されている確認ステップ(すなわち、ステップS608〜S614)は、必要に応じて省略可能なステップである。従って、地域通貨を運用するためのシステム400において実行される処理は、ステップS607からステップS615に移行してもよいし、ステップS607から確認ステップ(すなわち、ステップS608〜S614)を経てステップS615に移行してもよい。
ステップS607における認可処理は、個人個人に対する認可処理と言える。なぜなら、ステップS607における認可処理は、第1のユーザおよび第2のユーザのそれぞれが地域通貨の発行の認可を受けることが可能なユーザであるか否かを判定するからである。これに対して、ステップS614における認可処理は、ペアに対する認可処理と言える。なぜなら、ステップS614における認可処理は、第1のユーザおよび第2のユーザのペアが地域通貨の発行の認可を受けることが可能なペアであるか否かを判定するからである。従って、図6Aにおいて破線で囲まれている部分に示されている確認ステップ(すなわち、ステップS608〜S614)が省略される場合、ペアに対する認可処理が省略されるため、サーバ装置410のプロセッサ部413は、各ユーザ装置から受信した地域通貨の発行の要求に対して個別に処理することにより地域通貨を発行することとなる。
上述した実施形態では、2人のユーザによって使用される2つのユーザ装置のそれぞれのプロセッサ部が、地域通貨の発行の要求を送信したが、本発明はこれに限定されない。例えば、地域通貨の発行にたった1人のユーザが関連する場合、そのユーザが使用しているユーザ装置のプロセッサ部432は、地域通貨の発行の要求が生成された時点でのユーザ装置の位置が所定の領域内にあるということをそのユーザ装置の位置センサ434が検知したことに応答して、地域通貨の発行の要求を送信してもよい。
図6Bは、地域通貨を運用するためのシステム400において実行される処理のフローの他の一例を示す図である。図6Bに示される処理のフローは、図6Aと同様に、地域通貨が発行されるまでの処理のフローである。この処理は、図3Bの実施形態に対応する処理である。以下、図6Bに示される各ステップを説明する。
ステップS601’:第1のユーザ装置430の動きセンサ435は、第1のユーザ装置430の所定の動きを検知する。このステップは、図6AのステップS601に対応するステップである。
ステップS602’:第1のユーザ装置430のプロセッサ部432は、第1のユーザ装置430の動きセンサ435が第1のユーザ装置430の所定の動きを検知したことに応答して、第1のユーザを識別するための第1の識別情報を生成する。このことは、例えば、アプリケーションのプログラムが第1のユーザ装置430のプロセッサ部432に第1の識別情報の生成を実行させることによって達成される。第1のユーザを識別するための第1の識別情報の一例は、第1のユーザを識別するための情報をコード化することによって得られる2次元コード(例えば、QRコード(登録商標))である。
ステップS603’:第1のユーザ装置430のプロセッサ部432は、第1の識別情報を第1のユーザ装置430の表示部436に表示する。
ステップS604’:第2のユーザ装置430のカメラ437は、第1の識別情報を読み取る。これにより、第2のユーザ装置430は、第1のユーザを識別するための情報を獲得することが可能である。第1のユーザを識別するための情報の一例は、第1のユーザのユーザIDである。
ステップS605’:第2のユーザ装置430のプロセッサ部432は、ペアの要求を生成する。ペアの要求は、第1のユーザを識別するための情報と、第2のユーザを識別するための情報とを含む。第2のユーザを識別するための情報の一例は、第2のユーザのユーザIDである。
ステップS606’:第2のユーザ装置430のプロセッサ部432は、ペアの要求をインターネット420を介してサーバ装置410に送信する。
ステップS607’:サーバ装置410のプロセッサ部413は、ペアの要求を第2のユーザ装置430からインターネット420を介して受信したことに応答して、第1のユーザおよび第2のユーザのペアに対して地域通貨を発行することを認可するための処理を実行する。このステップは、図6AのステップS614に対応するステップである。
ステップS608’:サーバ装置410のプロセッサ部413は、地域通貨の発行量を算出する処理を実行する。このステップは、図6AのステップS615に対応するステップである。
ステップS609’:サーバ装置410のプロセッサ部413は、地域通貨を発行する。このステップは、図6AのステップS616に対応するステップである。
ステップS610’:サーバ装置410のプロセッサ部413は、地域通貨が発行されたことをインターネット420を介して第1のユーザ装置430および第2のユーザ装置430に通知する。このステップは、図6AのステップS617に対応するステップである。従って、この通知の態様は任意である。
上述した実施形態において、第1のユーザの識別するための情報を第2のユーザ装置430が獲得するための手段として、第2のユーザ装置430のカメラ437が第1の識別情報を読み取る例を説明したが、本発明はこれに限定されない。第1のユーザの識別するための情報を第2のユーザ装置430が獲得するための手段は、問わない。例えば、第1のユーザ装置430のプロセッサ部432が、第1の識別情報を第1のユーザ装置430の表示部436に表示する代わりに、第1のユーザを識別するための情報を音声で出力し、第2のユーザ装置430のプロセッサ部432が、その音声を認識することによって、第1のユーザを識別するための情報を獲得してもよい。
図7は、図6Aに示されるステップS607の処理のフローの一例を示す。以下、図7に示される各ステップを説明する。
ステップS701:受信したユーザIDに基づいて、ユーザのアクションの履歴(例えば、他のユーザのそれぞれとアクションをした日付および時刻)を特定する。
ステップS702:地域通貨の発行を要求しているユーザが最後に地域通貨の発行を要求した時刻から所定の時間以上経過しているか否かを判定する。この判定結果が「Yes」である場合には、処理はステップS703に進み、この判定結果が「No」である場合には、処理はステップS704に進む。
ステップS703:地域通貨の発行を認可する。
ステップS704:地域通貨の発行を認可しない。この場合、地域通貨の発行が認可されない旨をユーザに通知する。この通知の態様は、任意である。例えば、そのユーザが使用しているユーザ装置にEメールを送信することによって通知をするようにしてもよいし、そのユーザが使用しているユーザ装置にプッシュ通知をすることによって通知をするようにしてもよい。
図8は、図6Aに示されるステップS614の処理のフローの一例を示す。以下、図8に示される各ステップを説明する。
ステップS801:第1の時点情報と第2の時点情報とに基づいて、第1のユーザ装置430からの相手方に関する情報と、第2のユーザ装置430からの相手方に関する情報とを所定の時間内に受信したか否かが判定される。この判定結果が「Yes」である場合には、処理はステップS802に進み、この判定結果が「No」である場合には、処理はステップS805に進む。
ステップS802:第1のユーザ装置430の現在の位置を特定するための情報と、第2のユーザ装置430の現在の位置を特定するための情報とに基づいて、第1のユーザ装置430と第2のユーザ装置430とが所定の距離の範囲内にあるか否かが判定される。この判定結果が「Yes」である場合には、処理はステップS803に進み、この判定結果が「No」である場合には、処理はステップS805に進む。
ステップS803:第1の時点情報および第2の時点情報と、ユーザのアクションに関する情報とに基づいて、第1のユーザと第2のユーザとの組み合わせで最後に地域通貨の発行を要求した時刻から所定の時間以上経過したか否かが判定される。この判定結果が「Yes」である場合には、処理はステップS804に進み、この判定結果が「No」である場合には、処理はステップS805に進む。例えば、第1の時点情報および第2の時点情報と、ユーザのアクションに関する情報とを比較した結果、第1の時点情報および第2の時点情報の両方が地域通貨の発行の最後の要求から所定の時間以上経過していると判定された場合には、この判定結果は「Yes」となり、第1の時点情報および第2の時点情報のうちの少なくとも一方が地域通貨の発行の最後の要求から所定の時間以上経過していない場合には、この判定結果は「No」となる。
ステップS804:地域通貨の発行を認可する。
ステップS805:地域通貨の発行を認可しない。この場合、地域通貨の発行が認可されない旨を第1のユーザおよび第2のユーザに通知する。この通知の態様は、任意である。例えば、第1のユーザ装置430および第2のユーザ装置430のそれぞれにEメールを送信することによって通知をするようにしてもよいし、第1のユーザ装置430および第2のユーザ装置430のそれぞれにプッシュ通知をすることによって通知をするようにしてもよい。
図9は、図6Aに示されるステップS615の処理のフローの一例を示す。図9に示される例では、地域通貨が発行される場合には少なくとも所定の量の地域通貨は発行されると予め決定されているとする。以下、図9に示される各ステップを説明する。
ステップS901:ユーザが地域通貨の発行量のボーナスの適用の対象者か否かが判定される。例えば、ユーザの地域通貨の累積発行量が所定の閾値を超えている場合に、この判定結果は「Yes」となる。この判定結果が「Yes」である場合には、処理はステップS902に進み、この判定結果が「No」である場合には、処理はステップS904に進む。
ステップS902:地域通貨の発行量の増分を決定する。地域通貨の発行量の増分は、例えば、ユーザの地域通貨の累積発行量に基づいて決定される。例えば、ユーザの地域通貨の累積発行量が多ければ多いほど、地域通貨の発行量の増分を大きくしてもよい。
ステップS903:発行されると予め決定されている所定の量に増分を足し合わせることにより、最終的な地域通貨の発行量を算出する。ここで、現時点で市場に流通している地域通貨の総量を考慮して最終的な地域通貨の発行量を算出してもよい。例えば、現時点で市場に流通している地域通貨の総量がその上限量に近づいている場合、このことを考慮して、最終的な地域通貨の発行量を少し減少させて算出してもよい。
ステップS904:地域通貨の発行量として、所定の量をそのまま適用する。
図10は、地域通貨を運用するためのシステム400において実行される処理のフローの一例を示す。図10に示される処理のフローは、地域通貨が使用される際の処理のフローである。以下、図10に示される各ステップを説明する。
ステップS1001:第1のユーザ装置430は、地域通貨を使用して決済するための決済要求を生成する。このことは、例えば、ユーザが店頭で決済する場合、店頭に付されている2次元コードを第1のユーザ装置430のカメラ437を用いて読み取ることによって達成される。なお、その2次元コードには、そのお店を識別するための情報(例えば、お店ID)がコード化されているものとする。2次元コードの読み取りにより、第1のユーザ装置430は、そのお店を識別するための情報(例えば、お店ID)を取得する。
ステップS1002:第1のユーザ装置430は、決済要求をインターネット420を介してサーバ装置410に送信する。決済要求は、例えば、第1のユーザを識別するための情報(例えば、第1のユーザのユーザID)を含む。店頭に付されている2次元コードを読み取った場合、決済要求は、そのお店を識別するための情報(例えば、お店ID)を含んでいてもよい。
ステップS1003:決済要求を第1のユーザ装置430からインターネット420を介して受信したことに応答して、サーバ装置410は、決済処理をする。このことは、例えば、地域通貨管理データベース部443に格納されている第1のユーザの地域通貨に関する情報と、地域通貨管理データベース部443に格納されているお店の地域通貨に関する情報とを更新することによって達成される。
上述した実施形態では、地域通貨を運用することにより、その地域通貨が使用されることが可能な地域の経済を活性化させることを可能にするシステムおよびそのシステム内で用いられる装置、方法、プログラムを説明してきたが、本発明はこれに限定されない。地域通貨の代わりに、使用される地域が限定されない仮想通貨を運用することにより、国の経済や世界の経済を活性化させること可能にするシステムおよびそのシステム内で用いられる装置、方法、プログラムもまた本発明の範囲内である。
以上のように、本発明の好ましい実施形態を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。
本発明は、地域経済を活性化することを可能にするシステムおよびそのシステム内で用いられる装置、方法、プログラムを提供するものとして有用である。
410 サーバ装置
411 インターフェース部
412 メモリ部
413 プロセッサ部
420 インターネット
430〜430 ユーザ装置
431 インターフェース部
432 プロセッサ部
433 メモリ部
434 位置センサ
435 動きセンサ
436 表示部
437 カメラ
440 データベース部
441 ユーザデータベース部
442 アクション管理データベース部
443 地域通貨管理データベース部

Claims (22)

  1. 仮想通貨を運用するためのプログラムであって、前記プログラムは、ユーザによって使用されるユーザ装置において実行され、
    前記ユーザ装置は、ネットワークを介してサーバ装置と通信することが可能なように構成されており、
    前記ユーザ装置は、プロセッサ部を備え、
    前記プログラムは、
    前記仮想通貨の発行を要求するための要求を生成することであって、前記要求は、前記ユーザに関連付けられている、ことと、
    前記要求を前記ネットワークを介して前記サーバ装置に送信することと
    を含む処理を実行することを前記プロセッサ部に行わせる、プログラム。
  2. 前記処理は、所定の条件が満たされたか否かを判定することをさらに含み、
    前記要求を生成することは、前記所定の条件が満たされたと判定された場合に行われる、請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記所定の条件は、ユーザ間のコミュニケーションに関連付けられている、請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記ユーザ装置は、前記ユーザ装置の動きを検知する動きセンサをさらに備え、
    前記ユーザ装置が所定の動きをしたことが前記動きセンサによって検知された場合に、前記所定の条件が満たされたと判定される、請求項2〜3のいずれか一項に記載のプログラム。
  5. 前記ユーザ装置は、前記ユーザ装置の位置を検知する位置センサをさらに備え、
    前記ユーザ装置の位置が所定の領域内にあることが前記位置センサによって検知された場合に、前記所定の条件が満たされたと判定される、請求項2〜4のいずれか一項に記載のプログラム。
  6. 前記ユーザ装置は、表示部をさらに備え、
    前記処理は、前記要求に応答して発行された前記仮想通貨の量を前記表示部に表示することをさらに含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載のプログラム。
  7. 前記仮想通貨は、特定の地域のみにおいて使用することが可能な地域通貨である、請求項1〜6のいずれか一項に記載のプログラム。
  8. 仮想通貨を運用するためのサーバ装置であって、前記サーバ装置は、ネットワークを介して複数のユーザ装置と通信することが可能なように構成されており、前記複数のユーザ装置は、第1のユーザによって使用される第1のユーザ装置を含み、
    前記サーバ装置は、プロセッサ部を備え、
    前記プロセッサ部は、
    前記仮想通貨の発行を要求するための第1の要求を前記第1のユーザ装置から前記ネットワークを介して受信することであって、前記第1の要求は、前記第1のユーザに関連付けられている、ことと、
    前記第1のユーザに対して前記仮想通貨を発行することと
    を含む処理を実行するように構成されている、サーバ装置。
  9. 前記処理は、所定の条件が満たされたか否かを判定することをさらに含み、
    前記仮想通貨を発行することは、前記所定の条件が満たされたと判定された場合に行われる、請求項8に記載のサーバ装置。
  10. 前記サーバ装置には、データベース部が接続されており、前記データベース部には、前記仮想通貨の発行の要求の履歴が少なくとも格納されており、
    前記第1の要求は、前記第1の要求が生成された時点を示す第1の時点情報を含み、
    前記所定の条件は、前記第1の時点情報と、前記仮想通貨の発行の要求の履歴とに少なくとも基づいて判定される、請求項9に記載のサーバ装置。
  11. 前記複数のユーザ装置は、第2のユーザによって使用される第2のユーザ装置をさらに含み、
    前記プロセッサ部は、
    前記仮想通貨の発行を要求するための第2の要求を前記第2のユーザ装置から前記ネットワークを介して受信することであって、前記第2の要求は、前記第2のユーザに関連付けられている、ことと、
    前記第1の要求および前記第2の要求がペアの要求であるか否かを判定することと、
    前記第1の要求および前記第2の要求がペアの要求であると判定された場合には、前記ペアの要求が所定の条件を満たしているか否かを判定することと、
    前記ペアの要求が前記所定の条件を満たしていると判定された場合には、前記第1のユーザおよび前記第2のユーザの両方に対して前記仮想通貨を発行することと
    を含む処理をさらに実行するように構成されている、請求項8に記載のサーバ装置。
  12. 前記第1の要求は、前記第1の要求が生成された時点を示す第1の時点情報と、前記第1の要求が生成された時点での前記第1のユーザ装置の位置を示す第1の位置情報とを含み、
    前記第2の要求は、前記第2の要求が生成された時点を示す第2の時点情報と、前記第2の要求が生成された時点での前記第2のユーザ装置の位置を示す第2の位置情報とを含み、
    前記プロセッサ部は、前記第1の時点情報と前記第2の時点情報とを比較した結果、および、前記第1の位置情報と前記第2の位置情報とを比較した結果に基づいて、前記第1の要求および前記第2の要求がペアの要求であるか否かを判定する、請求項11に記載のサーバ装置。
  13. 前記プロセッサ部は、前記第1の要求および前記第2の要求がペアの要求であることを前記第1のユーザおよび前記第2のユーザの両方が確認したことに応答して、前記第1の要求および前記第2の要求がペアの要求であることを確認するようにさらに構成されている、請求項11〜12のいずれか一項に記載のサーバ装置。
  14. 前記複数のユーザ装置は、第2のユーザによって使用される第2のユーザ装置をさらに含み、
    前記プロセッサ部は、
    第1のユーザを識別するための情報と第2のユーザを識別するための情報とを含むペアの要求を前記第2のユーザ装置から前記ネットワークを介して受信することと、
    前記ペアの要求が所定の条件を満たしているか否かを判定することと、
    前記ペアの要求が前記所定の条件を満たしていると判定された場合には、前記第1のユーザおよび前記第2のユーザの両方に対して前記仮想通貨を発行することと
    を含む処理をさらに実行するように構成されている、請求項8に記載のサーバ装置。
  15. 前記サーバ装置には、データベース部が接続されており、前記データベース部には、前記ペアの要求の履歴が少なくとも格納されており、
    前記プロセッサ部は、前記ペアの要求の履歴に基づいて、前記ペアの要求が前記所定の条件を満たしているか否かを判定する、請求項11〜14のいずれか一項に記載のサーバ装置。
  16. 前記プロセッサ部は、前記第1のユーザに対して発行される前記仮想通貨の量を変動させるようにさらに構成されている、請求項8〜15のいずれか一項に記載のサーバ装置。
  17. 前記プロセッサ部は、特定の地域内で流通している仮想通貨の総量が所定の上限量を超えないように、前記第1のユーザに対して発行される前記仮想通貨の量を変動させる、請求項16に記載のサーバ装置。
  18. 前記プロセッサ部は、時間が経過するにつれて各ユーザが保持している前記仮想通貨の価値を減少させるようにさらに構成されている、請求項8〜17のいずれか一項に記載のサーバ装置。
  19. 前記仮想通貨は、特定の地域のみにおいて使用することが可能な地域通貨である、請求項8〜18のいずれか一項に記載のサーバ装置。
  20. 仮想通貨を運用するためのサーバ装置において実行される方法であって、
    前記サーバ装置は、ネットワークを介して複数のユーザ装置と通信することが可能なように構成されており、前記複数のユーザ装置は、第1のユーザによって使用される第1のユーザ装置を含み、
    前記サーバ装置は、プロセッサ部を備え、
    前記方法は、
    前記プロセッサ部が、前記仮想通貨の発行を要求するための第1の要求を前記第1のユーザ装置から前記ネットワークを介して受信することであって、前記第1の要求は、前記第1のユーザに関連付けられている、ことと、
    前記プロセッサ部が、前記第1のユーザに対して前記仮想通貨を発行することと
    を含む、方法。
  21. 仮想通貨を運用するためのサーバ装置において実行されるプログラムであって、
    前記サーバ装置は、ネットワークを介して複数のユーザ装置と通信することが可能なように構成されており、前記複数のユーザ装置は、第1のユーザによって使用される第1のユーザ装置を含み、
    前記サーバ装置は、プロセッサ部を備え、
    前記プログラムは、
    前記仮想通貨の発行を要求するための第1の要求を前記第1のユーザ装置から前記ネットワークを介して受信することであって、前記第1の要求は、前記第1のユーザに関連付けられている、ことと、
    前記第1のユーザに対して前記仮想通貨を発行することと
    を含む処理を実行することを前記プロセッサ部に行わせる、プログラム。
  22. 仮想通貨を運用するためのシステムであって、
    前記システムは、複数のユーザ装置と、ネットワークを介して前記複数のユーザ装置と通信することが可能なように構成されているサーバ装置とを備え、
    前記複数のユーザ装置は、第1のユーザによって使用される第1のユーザ装置を含み、
    前記第1のユーザ装置は、
    前記仮想通貨の発行を要求するための第1の要求を生成することであって、前記第1の要求は、前記第1のユーザに関連付けられている、ことと、
    前記第1の要求を前記ネットワークを介して前記サーバ装置に送信することと
    を含む処理を実行するように構成されており、
    前記サーバ装置は、
    前記第1の要求を前記第1のユーザ装置から前記ネットワークを介して受信することと、
    前記第1のユーザに対して前記仮想通貨を発行することと
    を含む処理を実行するように構成されている、システム。
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