JP2018106139A - 電子機器、プログラム及び情報報知方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】地図情報上に付加した情報を有効かつ簡易に活用する。【解決手段】スマートウォッチ1は、現在位置情報を取得し、在位置情報に基づく地図情報を取得し、所定の情報を連想させる互いに異なる複数のアイコンからいずれかのアイコンを選択し、ユーザの操作に基づき、地図情報において指定された指定地点に選択されたアイコンを付加し、選択されたアイコンに関する所定条件を満たしたときに、指定地点に付加されたアイコンに対応する所定情報をユーザに報知するCPU101と、地図情報とともに、CPU101により付加された付加情報及び対応する指定地点を表示する表示部104と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、電子機器、プログラム及び情報報知方法に関する。
従来、携帯電話機やスマートフォン(高機能携帯電話機)、タブレット端末、ナビゲーション端末、スポーツウォッチ等の携帯型(又は装着型)の電子機器において、位置情報や地図情報を利用した種々の製品、サービス等が提供されている。
上記のような電子機器において、例えば、電子機器に表示される地図情報上の特定の地点に、ユーザの操作に基づき、当該特定の地点に関連する情報を付加する技術が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−209576号公報
しかしながら、上記従来の技術にあっては、単に、地図情報上に所定情報を付加するのみであるため、当該情報を付加してから一定期間が経過すると、ユーザは当該所定情報の内容やそれを付加したこと自体を忘れてしまう場合がある。そうすると、地図情報上に所定情報を付加しても、後にユーザがそれを有効に活用することができないという問題があった。
そこで、本発明は、地図情報上に付加した情報を有効かつ簡易に活用できる電子機器、プログラム及び情報報知方法を提供することを目的としている。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明の電子機器は、
現在位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記現在位置情報に基づく地図情報を取得する地図情報取得手段と、
所定の情報を連想させる互いに異なる複数の付加情報からいずれかの付加情報を選択する選択手段と、
ユーザの操作に基づき、前記地図情報において指定された指定地点に前記選択手段により選択された付加情報を付加する情報付加手段と、
前記地図情報とともに、前記情報付加手段により付加された付加情報及び対応する前記指定地点を表示する表示手段と、
前記選択手段により選択された付加情報に関する所定条件を満たしたときに、前記指定地点に付加された付加情報に対応する所定情報をユーザに報知する報知手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、地図情報上に付加した情報を有効かつ簡易に活用できる電子機器、プログラム及び情報報知方法を提供することができる。
本実施形態の地図情報表示システムを示す概略構成図である。 スマートウォッチの機能構成を示すブロック図である。 スマートフォンの機能構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る地図情報表示処理の一例を示すフローチャートである。 ユーザが地図情報を閲覧する際に表示される画面の一例を示す図である。 地図情報を拡大又は縮小する際に表示される画面の一例を示す図である。 地図情報上にアイコンを付加する際に表示される画面の一例を示す図である。 各種設定変更を行う際に表示される画面の一例を示す図である。 本実施形態に係るアイコン付加処理の一例を示す図である。 ユーザが選択可能なアイコンの例を示す図である。 メモ情報を記憶させる際に表示される画面の一例を示す図である。 本実施形態に係る報知処理の一例を示すフローチャートである。 ユーザに所定情報を報知する条件について説明する図である。 アイコンに対応する所定情報が報知される際に表示される画面の一例を示す図である。 ユーザが過去に付加されたアイコンの履歴を閲覧する際に表示される画面の一例を示す図である。 所定の日付に付加されたアイコンの履歴の内容の一例を示す図である。 記憶部の空き容量が不足した際に表示される画面の一例を示す図である。 時間ごとの記憶部の空き容量の推移の一例を示すグラフである。 変形例1に係る地図情報表示処理の一例を示すフローチャートである。 変形例1に係る報知処理の一例を示すフローチャートである。 変形例2に係るアイコン付加処理の一例を示すフローチャートである。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
《地図情報表示システム100の構成》
まず、図1を参照して、本実施形態の構成を説明する。図1は、本実施形態の地図情報表示システム100の概略構成図である。
本実施形態の地図情報表示システム100は、電子機器に画面表示される地図情報上に、選択されたアイコン(付加情報)を付加し、所定の条件を満たしたときに、当該アイコンに対応する情報をユーザに報知するシステムである。
図1に示すように、地図情報表示システム100は、スマートウォッチ(電子機器)1と、スマートフォン2と、を備えて構成され、各装置が通信接続される。なお、本実施形態においては、スマートフォン2を備えて構成されているものとしたがこれに限られるものではない。すなわち、スマートフォン2に代えて、又はスマートフォン2に加えて、例えばタブレット端末、ナビゲーション端末、PC(personal computer)等のユーザ端末や、サーバ等を備えて構成されているものとしても良い。
《スマートウォッチ1の構成》
次いで、スマートウォッチ1の内部構成を説明する。図2に、スマートウォッチ1の内部構成を示す。
図2に示すように、スマートウォッチ1は、CPU(Central Processing Unit)101と、操作入力部102と、RAM(Random Access Memory)103と、表示部104と、記憶部105と、通信部106と、計時部107と、衛星電波受信モジュール108と、出力部109と、を備えて構成され、各部がバス110を介して接続されている。
CPU101は、記憶部105に記憶されているシステムプログラムを読み出し、RAM103のワークエリアに展開し、当該システムプログラムに従って各部を制御する。また、CPU101は、記憶部105に記憶されている処理プログラムを読み出してワークエリアに展開し、後述する地図情報表示処理、アイコン付加処理及び報知処理のスマートウォッチ1側の処理を始めとする各種処理を実行し、位置情報取得手段、地図情報取得手段、選択手段、情報付加手段、報知手段、地図情報表示制御手段、ナビゲーション手段、付加情報表示制御手段、提示手段、感情情報取得手段、制御手段、文字列表示制御手段及び通信制御手段として機能する。
操作入力部102は、押しボタンスイッチ102a〜102cや、表示部104上に設けられるタッチセンサ等を有して構成され、ユーザの入力操作を受け付けて、操作内容を電気信号に変換してCPU101に出力する。また、操作入力部102は、マイク等により構成される音声入力部(図示略)を有し、ユーザにより入力された音声を電気信号に変換してCPU101に出力する。したがって、操作入力部102は、後述するメモ情報を入力するためのインターフェースをユーザに提供するインターフェース提供手段として機能する。
RAM103は、揮発性のメモリーである。また、RAM103は、実行される各種プログラムやこれら各種プログラムに係るデータ等を格納するワークエリアを有する。
表示部104は、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)等で構成され、CPU101からの表示制御信号に従って画面表示を行う。上記したように、表示部104の表示画面上にはタッチセンサが設けられている。したがって、表示部104は、地図情報とともにアイコンを表示する表示手段、後述するメモ情報を入力するためのインターフェースをユーザに提供するインターフェース提供手段、として機能する。
記憶部105は、磁気記録媒体を有するHDD(Hard Disk Drive)等により構成される。記憶部105には、CPU101で実行されるシステムプログラムや処理プログラム、Webサーバプログラム等のアプリケーションプログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータ等が記憶されている。処理プログラムには、後述する地図情報表示処理、アイコン付加処理、報知処理等のスマートウォッチ1側の処理を始めとする各種処理を実行するためのプログラムが含まれる。
これらのプログラムは、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードの形態で記憶部105に格納されている。CPU101は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
また、記憶部105は、ユーザにより入力される各種データや、スマートフォン2から送信される各種データを記憶する。例えば、記憶部105は、ユーザにより付加されたアイコン、当該アイコンが付加された指定地点を示す指定地点情報、当該アイコンが付加された時刻を示す時刻情報、ユーザにより入力されるメモ情報、表示部104に表示される地図情報、ユーザの現在位置の履歴を示す位置履歴情報等を記憶することが可能に構成されている。
通信部106は、所定の無線通信回線(例えば、Bluetooth(登録商標)等の無線PAN(Personal Area Network))を介して接続されたスマートフォン等の携帯装置や、PC等の外部機器との情報の通信制御を行う。そして、通信部106は、例えば、あらかじめペアリングと呼ばれる通信設定処理を行うことで、互いのデバイス情報や認証鍵のデータを無線信号により通信相手と交換する。これにより、その後、通信設定処理を毎回行わなくとも、例えば、スマートウォッチ1とスマートフォン2とが電波が届かない範囲に離れれば通信接続が解除される一方で、電波が届く範囲に近づけば自動的に通信接続される。
計時部107は、例えば、タイマや計時回路等を備えて構成され、現在の時刻を計時して時刻情報を取得する。そして、計時部107は、取得した時刻情報をCPU101に出力する。
衛星電波受信モジュール108は、図示略のアンテナを有し、GPS(Global Positioning System)を始めとする測位システムに係る測位衛星からの電波を捕捉、受信して復調し、取得した現在位置情報や時刻情報をCPU101に出力する。衛星電波受信モジュール108は、スマートウォッチ1全体の電源操作とは別に、ユーザの操作に基づき個別に電源供給をオンオフする制御が可能となっている。
出力部109は、振動を発する振動モータやスピーカ等を有して構成され、CPU11から送られる信号に基づいて振動や音声を出力する。
《スマートフォン2の構成》
次いで、スマートフォン2の内部構成を説明する。図3に、スマートフォン2の内部構成を示す。
図3に示すように、スマートフォン2は、CPU201と、操作入力部202と、RAM203と、表示部204と、記憶部205と、通信部206と、計時部207と、衛星電波受信モジュール208と、出力部209とを備えて構成され、各部がバス210を介して接続されている。
CPU201、操作入力部202、RAM203、表示部204、記憶部205、通信部206、計時部207、衛星電波受信モジュール208及び出力部209は、それぞれ、スマートウォッチ1のCPU101、操作入力部102、RAM103、表示部104、記憶部105、通信部106、計時部107、衛星電波受信モジュール108及び出力部109の構成と同様であり、異なる部分を主として説明する。
CPU201は、記憶部205に記憶されているシステムプログラムを読み出し、RAM203のワークエリアに展開し、当該システムプログラムに従って各部を制御する。また、CPU201は、記憶部205に記憶されている処理プログラムを読み出してワークエリアに展開し、後述する地図情報表示処理及び報知処理のスマートフォン2側の処理を始めとする各種処理を実行する。
記憶部205は、磁気記録媒体を有するHDD等により構成される。記憶部205には、CPU201で実行されるシステムプログラムや処理プログラム、Webブラウザ等のアプリケーションプログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータ等が記憶されている。当該処理プログラムには、後述する地図情報表示処理及び報知処理のスマートフォン2側の処理を始めとする各種処理を実行するためのプログラムが含まれる。
通信部206は、ペアリングされたスマートウォッチ1や、通信ネットワーク上のサーバ(図示略)等の外部機器と通信を行い、データを送受信する。
《地図情報表示システム100の動作》
上記のように構成される地図情報表示システム100により行われる各種処理について、以下説明する。なお、以下に説明する各種処理は、スマートウォッチ1とスマートフォン2とが相互にデータ通信可能な状態にあることを前提とするものである。
(地図情報表示処理)
まず、本実施形態の地図情報表示システム100により行われる地図情報表示処理について、図4〜図8を参照して説明する。図4は、本実施形態に係る地図情報表示処理の一例を示すフローチャートである。図5は、ユーザが地図情報を閲覧する際に表示部104に表示される画面の一例を示す図である。図6は、地図情報を拡大又は縮小させる際に表示部104に表示される画面の一例を示す図である。図7は、地図情報上にアイコンを付加する際に表示部104に表示される画面の一例を示す図である。図8は、各種設定変更を行う際に表示部104に表示される画面の一例を示す図である。
地図情報表示処理は、ユーザが地図情報を閲覧しようとする任意のタイミングで、スマートウォッチ1の操作入力部102により所定の操作がなされたときに行われる。
まず、図4に示すように、スマートウォッチ1のCPU101は、通信部106によりスマートフォン2に対して地図情報及び現在位置情報を要求する(ステップS101)。
次に、スマートフォン2のCPU201は、衛星電波受信モジュール208によりユーザの現在位置を示す現在位置情報を取得するとともに、通信部206により通信ネットワークを介して外部サーバから地図情報を取得し、通信部206により地図情報及び現在位置情報をスマートウォッチ1に送信する(ステップS102)。ここで取得する地図情報としては、取得した現在位置情報に基づくものであり、当該現在位置情報が示す現在位置を中心とした所定距離範囲内の地図情報である。
次に、スマートウォッチ1のCPU101は、通信部106により地図情報及び現在位置情報を取得する(ステップS103)。
次に、CPU101は、取得した地図情報及び現在位置情報を表示部104に表示させる(ステップS104)。ここで、図5を参照して、表示部104に表示される地図情報について説明する。
表示部104には、例えば、図5(a)に示す画面G5aが表示される。画面G5aにおいては、ユーザの現在位置を示す現在地ピンP51を中心に所定距離範囲内の地図が表示され、更に現在地ボタンP52、ズームボタンP53、メモ種類ボタンP54、ファンクションドロワーP55等が表示されている。地図情報上の現在地ピンP51の位置は、ステップS103で取得した現在位置情報に基づき決定される。
画面G5aが表示された状態で、ユーザにより表示部104がスワイプされると、CPU101は、スワイプされる方向に応じて地図情報をスクロールさせ、現在地ピンP51の周囲の地図情報、例えば図5(b)に示す画面G5bを表示部104に表示させる。また、画面G5bが表示された状態で、ユーザにより現在地ボタンP52がタップされると、CPU101は、現在地ピンP51を中心とした画面G5aを再び表示部104に表示させる。
また、画面G5aが表示された状態で、ユーザにより画面G5aのズームボタンP53がタップされるか、押しボタンスイッチ102aが押下されると、CPU101は、ズームボタンP53が拡大ボタンP61に、メモ種類ボタンP54が縮小ボタンP62に切り替わった画面G6aを表示部104に表示させる(図6(a)参照)。画面G6aが表示された状態で、ユーザにより拡大ボタンP61がタップされるか、押しボタンスイッチ102aが押下されるか、表示部104上でピンチアウト操作がなされると、CPU101は、画面G6aの地図が所定倍率拡大された画面G6bを表示部104に表示させる(図6(b)参照)。同様に、画面G6aが表示された状態で、ユーザにより縮小ボタンP62がタップされるか、押しボタンスイッチ102cが押下されるか、表示部104上でピンチイン操作がなされると、CPU101は、画面G6aの地図が所定倍率縮小された画面G6cを表示部104に表示させる(図6(c)参照)。なお、これらのように拡大又は縮小された地図情報が表示された状態であっても、ユーザにより表示部104がスワイプされると、そのスワイプされる方向に応じて現在地ピンP51の周囲の地図情報が表示される。また、ユーザにより表示部104がスワイプされた後に、地図情報が拡大又は縮小されても良い。
また、画面G5aが表示された状態で、ユーザによりメモ種類ボタンP54がタップされるか、押しボタンスイッチ102cが押下されると、CPU101は、ズームボタンP53がマークボタンP71に、メモ種類ボタンP54がメモボタンP72に切り替わった画面G7aを表示部104に表示させる(図7(a)参照)。画面G7aが表示された状態で、ユーザによりマークボタンP71がタップされるか、押しボタンスイッチ102aが押下されると、CPU101は、後述する一覧表示画面G7bを表示部104に表示させる(図7(b)参照)。また、画面G7aが表示された状態で、ユーザによりメモボタンP72がタップされるか、押しボタンスイッチ102cが押下されると、CPU101は、後述する音声待受画面G7cを表示部104に表示させる(図7(c)参照)。
また、画面G5aが表示された状態で、ユーザによりファンクションドロワーP55がタップされるか、表示部104の最下部から上方へスワイプされると、CPU101は、図8に示すファンクションドロワー画面G8を表示部104に表示させる。ファンクションドロワー画面G8には、「▲」ボタンP81、「声でメモ」ボタンP82、「マーク」ボタンP83、「履歴」ボタンP84及び「設定」ボタンP85が表示されている。ユーザにより「声でメモ」ボタンP82がタップされると、CPU101は、図7(c)に示す音声待受画面G7cを表示部104に表示させる。また、ユーザにより「マーク」ボタンP83がタップされると、CPU101は、図7(b)に示す一覧表示画面G7bを表示部104に表示させる。また、ユーザにより「履歴」ボタンP84がタップされると、後述する図15に示す画面G15を表示部104に表示させる。また、ユーザにより「設定」ボタンP85がタップされると、CPU101は、各種設定変更を行う画面(図示略)を表示部104に表示させる。また、ユーザにより「▲」ボタンP81がタップされるか、押しボタンスイッチ102a〜102cのいずれかが押下されると、CPU101は、ファンクションドロワー画面G8の画面表示を終了し、例えば画面G5aを表示部104に表示させる。なお、ファンクションドロワー画面G8が表示された状態で、ユーザによる操作が所定時間入力されない場合にも、ファンクションドロワー画面G8の画面表示を終了するものとしても良い。
また、画面G5a、G5b、G6a〜G6c等が表示部104に表示されている状態において、ユーザによる操作が所定時間入力されない場合、CPU101は、表示部104から、現在地ボタンP52、ズームボタンP53、メモ種類ボタンP54、ファンクションドロワーP55、拡大ボタンP61及び縮小ボタンP62を消失させるようにしても良い。なお、これら各種ボタンP52〜P55、P61、P62を同時に消失させても良いし、経過時間に応じて順次消失させても良い。また、各種ボタンP52〜P55、P61、P62を消失させることなく、淡色化させる等により目立たない表現に変化させるものとしても良い。
次に、図4に示すように、CPU101は、ユーザによりアイコン付加操作がなされたか否かを判定する(ステップS105)。具体的には、例えば図5に示す画面G5a、G5b等が表示された状態で、ユーザによりメモ種類ボタンP54がタップ(又は押しボタンスイッチ102cが押下)された後、マークボタンP71がタップ(又は押しボタンスイッチ102aが押下)された場合に、CPU101はアイコン付加操作がなされたと判定する。また、例えば図8に示すファンクションドロワー画面G8が表示された状態で、ユーザにより「マーク」ボタンP83がタップされた場合に、CPU101はアイコン付加操作がなされたと判定する。
アイコン付加操作がなされたと判定されると(ステップS105;YES)、CPU101は、表示された地図情報上に、選択されたアイコンを付加するアイコン付加処理を行う(ステップS106)。アイコン付加処理の詳細については後述する。
アイコン付加操作がなされないと判定されると(ステップS105;NO)、CPU101は、ステップS106のアイコン付加処理を省略し、ステップS107の処理を行う。
次に、CPU101は、ユーザの操作に基づき地図情報の表示を終了するか否かを判定する(ステップS107)。具体的には、例えば、図5に示す画面G5a、G5b等が表示された状態で、ユーザにより押しボタンスイッチ102bが押下された場合に、CPU101は、地図情報の表示を終了すると判定する。
地図情報の表示を終了しないと判定されると(ステップS107;NO)、CPU101は、ステップS101の処理を行う。すなわち、CPU101は、スマートフォン2に対して現在位置情報及び地図情報を要求して再度取得する。これにより、ユーザが移動した場合には、表示部104上の現在地ピンP51も現在地に対応する位置に移動し、現在地ピンP51が表示部104の中心に位置するように地図情報が自動でスクロールされて再表示される。また、ステップS106の処理で地図情報上に一度アイコンを付加した後、地図情報上に更にアイコンを付加することができる。この場合、地図情報上の同じ地点にアイコンを付加しても良いし、地図情報上の他の地点にアイコンを付加しても良い。
地図情報の表示を終了すると判定されると(ステップS107;YES)、CPU101は、地図情報表示処理を終了する。
(アイコン付加処理)
次に、本実施形態の地図情報表示システム100により行われるアイコン付加処理について、図9〜図11を参照して説明する。図9は、本実施形態に係るアイコン付加処理の一例を示すフローチャートである。図10は、ユーザが選択可能なアイコンの例を示す図である。図11は、メモ情報を記憶させる際に表示部104に表示される画面の一例を示す図である。
図9に示すように、まず、スマートウォッチ1のCPU101は、例えば図7(b)に示す一覧表示画面G7bを表示部104に表示させることで、複数のアイコンを提示する(ステップS201)。
図7(b)に示すように、一覧表示画面G7bには、上下方向に配列される互いに異なる複数のアイコンのうち、枠状のカーソルで囲われたアイコンと当該アイコンに隣接して配置されるアイコンが表示される。表示部104に表示される際、当該カーソルは、最上段に配置されるアイコンを囲うように配置される。また、図7(b)に示す例においては、後述する特定のアイコンA1が最上段に配置されているものとしたが、CPU101は、ユーザにより直前に選択されたアイコンが最上段に配置されるように表示部104に表示させる。一覧表示画面G7bが表示された状態で、ユーザによりアイコン確定ボタンP73がタップされるか、押しボタンスイッチ102aが押下されると、CPU101は、カーソルで囲われたアイコンを選択し、当該アイコンを地図情報上に付加する。また、一覧表示画面G7bが表示された状態で、ユーザによりめくりボタンP74がタップされるか、押しボタンスイッチ102cが押下されると、CPU101は、カーソルを一つ下のアイコンを囲う位置に移動させ、当該アイコンと当該アイコンに隣接するアイコンを表示部104に表示させる。ユーザが選択可能なアイコンの一例を図10に示す。図10に示すように、これらのアイコンはいずれも何らかの所定の情報を連想させるものであり、互いに異なる。これらのアイコンは記憶部105に記憶されており、ユーザはスマートウォッチ1を操作することにより、そのときの状況に適したアイコンを選択することができる。
ここで、ステップS201の処理においては、記憶部105に記憶されている全てのアイコンを表示部104に表示させることで提示するものでなくとも良く、CPU101が抽出したアイコンのみを表示部104に表示させることで提示するものとしても良い。例えば、CPU101は、上記地図情報表示処理におけるステップS103の処理でスマートフォン2から取得した現在位置情報に基づいて、いずれか一つ以上のアイコンを抽出するものとしても良い。
具体的には、CPU101は、取得した現在位置情報が示す現在位置に対応したアイコンを抽出するものとしても良い。例えば、現在位置が川や湖、海等の近辺である場合には、図10に示す「魚」を連想させるアイコンA7や、「ボート」を連想させるアイコンA10を含む複数のアイコンを抽出するものとしても良い。また、現在位置が山等の標高の高い地点である場合には、図10に示す「山」を連想させるアイコンA8や、「動物」を連想させるアイコンA9を含む複数のアイコンを抽出するものとしても良い。さらに、CPU101は、現在位置情報のみならず、例えば、現在位置の履歴、移動距離、移動速度、日時、気温、湿度、気圧、ユーザの心拍数又はそれらの変化量等の各種情報を取得し、これらに基づきユーザの行動を解析して、その状況に適したアイコンを抽出するものとしても良い。この場合には、スマートウォッチ1が各種情報を検出するセンサー等を備えていても良いし、CPU101がスマートフォン2等の外部から各種情報を取得するものとしても良い。
次に、図9に示すように、CPU101は、アイコンが選択されたか否かを判定する(ステップS202)。具体的には、一覧表示画面G7bが表示された状態で、ユーザによりアイコン確定ボタンP73がタップ(又は押しボタンスイッチ102aが押下)された場合に、CPU101は、アイコンが選択されたと判定する。また、一覧表示画面G7bが表示された状態で、ユーザによる操作が所定時間入力されない場合や、押しボタンスイッチ102bが押下された場合に、CPU101は、アイコンが選択されないと判定する。
アイコンが選択されないと判定されると(ステップS202;NO)、CPU101は、後述するステップS203〜S207の処理を省略してアイコン付加処理を終了する。
アイコンが選択されたと判定されると(ステップS202;YES)、CPU101は、選択されたアイコンが特定のアイコンであるか否かを判定する(ステップS203)。すなわち、CPU101は、選択されたアイコンがアイコンA1であるか否かを判定する。
選択されたアイコンが特定のアイコンA1でないと判定されると(ステップS203;NO)、CPU101は、後述するステップS204、S205の処理を省略し、後述するステップS206の処理を行う。
選択されたアイコンが特定のアイコンA1であると判定されると(ステップS203;YES)、CPU101は、アイコンに対応する情報として、メモ情報が入力されたか否かを判定する(ステップS204)。
ここで、CPU101は、選択されたアイコンが特定のアイコンA1である場合には、所定条件を満たしたときにユーザに対して所定情報を報知することの確認画面、例えば「この地点に近づいたときに通知が来ます。」と表示された画面G11aを表示部104に表示させる(図11(a)参照)。このように、特定のアイコンA1は、地図情報上に付加されることで、所定条件を満たしたときに所定情報をユーザに対して報知する機能を有する。
画面G11aが表示された状態で、ユーザにより「メモも残す」ボタンP111がタップされるか、押しボタンスイッチ102cが押下された場合に、CPU101は、図7(c)に示す音声待受画面G7cを表示部104に表示させ、更にユーザにより音声が入力された場合に、メモ情報が入力されたと判定する。具体的には、音声待受画面G7cが表示された状態で、ユーザがスマートウォッチ1に向けて声を発すると、操作入力部102のマイクを介してその音声が入力される。画面G11aが表示された状態で、ユーザにより「OK」ボタンP112がタップされるか、押しボタンスイッチ102a又は102bが押下されるか、ユーザによる操作が所定時間入力されない場合に、CPU101は、メモ情報が入力されないと判定する。
メモ情報が入力されたと判定されると(ステップS204;YES)、CPU101は、入力された音声を文字列に変換し、その文字列をメモ情報として記憶部105に記憶させるとともに、入力された音声から感情情報を取得して記憶部105に記憶させる(ステップS205)。感情情報の取得方法としては従来公知の技術を採用することができ、これによりCPU101は、ユーザにより入力された音声を解析して、当該ユーザの感情を示す感情情報を取得する。本実施形態では、感情情報は、音声を入力したユーザの感情が、「苦しみ・怒り」、「不安」、「安定」及び「喜び」のいずれかの状態であること示す。
なお、CPU101は、入力された音声を、変換された文字列とともに又は当該文字列に代えてメモ情報として記憶部105に記憶させるものとしても良い。また、入力された音声を文字列に代えてメモ情報として記憶させる場合には、後述する各種処理において文字列を表示する代わりに当該音声を出力する。
メモ情報が入力されないと判定されると(ステップS204;NO)、CPU101は、ステップS205の処理を省略し、後述するステップS206の処理を行う。
次に、CPU101は、選択されたアイコンを、現在位置を指定地点として当該指定地点を示す指定地点情報と対応付けて記憶部105に記憶させる(ステップS206)。このときCPU101は、計時部107により現在の時刻を計時して時刻情報を取得し、選択されたアイコンとともに当該時刻情報を記憶部105に記憶させる。
次に、CPU101は、上記した各種情報を記憶部105に記憶させた後、地図情報上の現在位置(指定地点)に、選択されたアイコンが付加された画面、例えば図11(b)に示す画面G11bを表示部104に表示させる(ステップS207)。ここで、選択されたアイコンが特定のアイコンA1である場合であって、当該特定のアイコンA1に対応してメモ情報が入力された場合には、当該メモ情報とともに感情情報が記憶部105に記憶されている。したがってCPU101は、記憶部105に記憶される感情情報に基づいて、当該特定のアイコンA1の色調を変化させた上で表示部104に表示させる。より具体的には、CPU101は、特定のアイコンA1の色調を、感情情報が「苦しみ・怒り」を示す場合には赤色、「不安」を示す場合には青色、「安定」を示す場合には緑色、「喜び」を示す場合には「黄色」に例えば変化させて表示させる。
また、画面G11bが表示された状態で、ユーザにより特定のアイコンA1がタップされた場合であって、当該特定のアイコンA1に対応してメモ情報が記憶されている場合には、CPU101は、当該メモ情報としての文字列を表示部104に表示させる。この場合、後述するように、CPU101は、メモ情報とともに記憶された感情情報に基づいて、当該文字列の表示態様を変化させた上で表示部104に表示させるものとしても良い。
以上のようにしてアイコン付加処理を行う。
なお、上記アイコン付加処理においては、一覧表示画面G7bに一覧表示された複数のアイコンからユーザにより選択されたものを付加するものとしたが、これに限られるものではない。すなわち、図7(a)に示す画面G7aが表示された状態で、ユーザによりメモボタンP72がタップ(又は押しボタンスイッチ102cが押下)され、図7(c)に示す音声待受画面G7cが表示され、更にユーザにより音声が入力されることによって、アイコンを付加するものとしても良い。具体的には、CPU101は、音声待受画面G7cが表示された状態でマイクを介して入力された音声を、現在位置情報と対応付けて記憶部105に記憶させる。これと同時に、CPU101は、入力された音声を解析して感情情報を取得し、取得された感情情報を音声とともに記憶部105に記憶させる。音声及び感情情報を記憶部105に記憶させた後、CPU101は、その地点において音声が入力されたことを示すアイコンA11を、感情情報に基づいて色調を変化させた上で地図情報上の現在位置に付加し、例えば図7(d)に示す画面G7dを表示部104に表示させる。ユーザにより画面G7dのアイコンA11がタップされると、CPU101は、入力された音声を出力部109に再生させる。なお、CPU101は、入力された音声を文字列に変換し、その文字列を当該音声とともに又は当該音声の代わりに記憶部105に記憶するものとしても良い。また、その場合には、ユーザにより画面G7dのアイコンA11がタップされたときに、CPU101は、後述するように、感情情報に基づいて当該文字列の表示態様を変化させた上で表示部104に表示させるものとしても良い。
また、上記アイコン付加処理においては、現在位置情報が示す現在位置を指定地点としてアイコンを付加するものとしたが、地図情報上のユーザにより選択された位置を指定地点としてアイコンを付加するものとしても良い。この場合には、例えば、図5(b)に示す画面G5bのように、現在位置の周囲の地図情報を表示部104に表示させた上で、マークボタンP71のタップ等の上記所定操作を行うことで、表示部104の中心位置にアイコンを付加することができる。
(報知処理)
続いて、本実施形態の地図情報表示システム100により行われる報知処理について、図12〜図14を参照して説明する。図12は、本実施形態に係る報知処理の一例を示すフローチャートである。図13は、ユーザに所定情報を報知する条件について説明する図である。図14は、所定情報が報知される際に表示部104に表示される画面の一例を示す図である。
報知処理は、スマートフォン2の衛星電波受信モジュール208の電源供給がオンになっている限り継続して行われる。また、報知処理は、上記アイコン付加処理にて特定のアイコンA1が地図情報上に付加されている場合にのみ行われ、特定のアイコンA1が地図情報上に付加されていない場合には行われない。地図情報上に特定のアイコンA1が複数付加されている場合には、それぞれについて行われる。
図12に示すように、まず、スマートウォッチ1のCPU101は、特定のアイコンA1が付加された時の時刻から所定時間が経過しているか否かを判定する(ステップS301)。具体的には、CPU101は、記憶部105にアイコンとともに記憶された時刻情報に基づき、当該時刻情報が示す時刻から、例えば1日以上経過しているか否かを判定する。これにより、ユーザが指定地点にアイコンを付加した時からほとんど時間が経過していない場合等に所定情報が報知されることを防止することができ、ユーザに頻繁に情報が報知されることを抑制して利便性を向上させることができる。
所定時間が経過していないと判定されると(ステップS301;NO)、CPU101は、再びステップS301の処理を行う。所定時間が経過したと判定されると(ステップS301;YES)、CPU101は、通信部106によりスマートフォン2に対して現在位置情報を要求する(ステップS302)。
次に、スマートフォン2のCPU201は、衛星電波受信モジュール208によりユーザの現在位置を示す現在位置情報を取得し、通信部206により現在位置情報をスマートウォッチ1に送信する(ステップS303)。
次に、スマートウォッチ1のCPU101は、通信部106により現在位置情報を取得する(ステップS304)。
次に、CPU101は、ステップS304の処理にて取得した現在位置情報が示す現在位置が、特定のアイコンA1が付加された指定地点から所定距離範囲内に存在するか否かを判定する(ステップS305)。具体的には、CPU101は、例えば図13に示すように、取得した現在位置情報が示す現在位置が、特定のアイコンA1が付加された指定地点P131から半径5km圏内である破線領域L内に存在するか否かを判定する。これにより、特定のアイコンA1を付加した指定地点にユーザが接近した場合にだけ、所定情報を報知することができ、ユーザに頻繁に情報が報知されることを抑制して利便性を向上させることができる。また、特定のアイコンA1に対応する感情情報が記憶部105に記憶されている場合には、CPU101は、当該感情情報に基づき、判定する距離の範囲を変更する。例えば、感情情報が「安定」を示す場合には上記したように現在位置が指定地点から半径5km圏内に存在するか否かを判定するものとし、感情情報が「喜び」を示す場合には現在位置が指定地点から半径10km圏内に存在するか否かを判定するものとし、感情情報が「苦しみ・怒り」や「不安」を示す場合には現在位置が指定地点から半径3km圏内に存在するか否かを判定するものとする。
図12に示すように、指定地点から所定距離範囲内に存在しないと判定されると(ステップS305;NO)、CPU101は、再びステップS302の処理を行う。
指定地点から所定距離範囲内に存在すると判定されると(ステップS305;YES)、CPU101は、当該指定地点に付加された特定のアイコンA1に対応するメモ情報の有無を判定する(ステップS306)。
メモ情報があると判定されると(ステップS306;YES)、CPU101は、記憶部105から当該メモ情報、及び対応する感情情報を取得する(ステップS307)。一方、メモ情報がないと判定されると(ステップS306;NO)、CPU101は、ステップS307の処理を省略する。
次に、スマートウォッチ1のCPU101は、アイコンに対応する所定情報をユーザに報知する(ステップS308)。具体的には、CPU101は、特定のアイコンA1を表示部104に表示させることで指定地点に接近したことをユーザに報知するとともに、ステップS307の処理でメモ情報を取得した場合には併せてこれを報知する。また、ステップS307の処理で感情情報を取得した場合には、取得された感情情報に基づいて特定のアイコンA1の色調及びメモ情報の表示態様を変化させた上でこれらを表示部104に表示させて報知を行う。具体的には、CPU101は、例えば、図14(a)に示す画面G14aを表示部104に表示させる。画面G14aのメモ情報表示領域P141には、特定のアイコンA1が、ステップS307の処理で取得された感情情報に基づく色調で表示され、かつ、ステップS307の処理で取得された「天せいろが抜群」のメモ情報が、ステップS307の処理で取得された感情情報に基づく表示態様で表示されている。すなわち、CPU101は、ステップS307の処理で取得された感情情報に基づき、特定のアイコンA1の色調及びメモ情報の表示態様を変化させた上で表示させるものであり、図14(a)に示す画面G14aにおいては感情情報が「安定」を示す場合の例を示している。例えば、CPU101は、感情情報が「喜び」を示す場合には、図14(c)に示す画面G14cを表示部104に表示させる。また、感情情報が「苦しみ・怒り」や「不安」を示す場合についても、それらの感情情報に応じて特定のアイコンA1の色調及びメモ情報の表示態様をそれぞれ変化させた画面(図示略)を表示させる。
ここで、本発明において「報知する」とは、表示部104による地図情報、アイコン及び指定地点の表示とは異なる態様、かつ表示部104による地図情報、アイコン及び指定地点の表示よりも報知効果が高い態様で、所定情報をユーザに通知するとともに、これをユーザに気付かせることをいう。また、「報知効果が高い」とは、アイコンに対応する所定情報の存在をよりユーザに気付かせやすいことをいう。本発明における報知としては、例えば、特定のアイコンA1を表示部104に表示させたり、図14に示す画面G14aや画面G14cを表示部104に表示させたり、表示部104に特定のアイコンA1を強調して表示させたり、出力部109により音声や振動等を出力させたり、これらを組み合わせて行ったりすることが挙げられる。さらに、取得された感情情報に基づいてそれら報知の方法を変化させるものとしても良く、例えば、感情情報に応じて異なる振動を出力部109に出力させたり、感情情報が「安定」や「喜び」を示す場合には出力部109によりポジティブなメロディーを再生させたりすることが挙げられる。
したがって、ユーザが移動して指定地点に接近することで表示部104に表示される地図情報が逐次スクロールされ、その結果として地図情報上に付加されたアイコンそのものが表示部104に表示されるような態様は含まれない。すなわち、本発明における報知は、単にユーザが移動して指定地点に接近した結果、地図情報上に付加されたアイコンそのものが表示部104に現れる態様よりも、これをユーザに気付かせるという報知効果が高いものである。
また、画面G14aや画面G14c等が表示された状態において、ユーザにより表示部104のいずれかがタップされると、CPU101は、例えば図14(b)に示す画面G14bを表示部104に表示させる。画面G14bには、「地図で見る」ボタンP142及び「ここへナビ」ボタンP143が表示されている。
次に、図12に示すように、CPU101は、ナビゲーションを実行するか否かを判定する(ステップS309)。具体的には、図14(b)に示す画面G14bが表示部104に表示された状態で、ユーザにより「ここへナビ」ボタンP143がタップされた場合に、CPU101は、ナビゲーションを実行すると判定する。
ナビゲーションを実行すると判定されると(ステップS309;YES)、CPU101は、ナビゲーションを実行する(ステップS310)。具体的には、CPU101は、現在位置情報及び地図情報に基づき、現在位置から指定地点までの経路案内を表示部104に表示させたり、出力部109により音声案内を出力したりする等、公知の方法でナビゲーションを行う。ナビゲーション実行後、CPU101は、再びステップS301の処理を行う。
一方、ナビゲーションを実行しないと判定されると(ステップS309;NO)、CPU101は、地図情報を表示するか否かを判定する(ステップS311)。具体的には、図14(b)に示す画面G14bが表示部104に表示された状態で、ユーザにより「地図で見る」ボタンP142がタップされた場合に、CPU101は、地図情報を表示すると判定する。
地図情報を表示すると判定されると(ステップS311;YES)、CPU101は、地図情報を表示部104に表示させる(ステップS312)。具体的には、CPU101は、図4に示す地図情報表示処理のステップS101〜S104に示すようにして、画面G14bを切り替えて、図13に示す破線領域Lと略同様の領域の地図情報を特定のアイコンA1とともに表示部104に表示させる。このようにしてCPU101は特定のアイコンA1が指定地点に重畳された地図情報を表示させる。地図情報を表示させた後、CPU101は、再びステップS301の処理を行う。
地図情報を表示しないと判定されると(ステップS311;NO)、CPU101は、ステップS312の処理を省略し、再びステップS301の処理を行う。
以上のようにして報知処理を行い、所定条件を満たす度にCPU101は繰り返しユーザに所定情報を報知する。
なお、上記した報知処理においては、所定条件を満たす度に繰り返しユーザに所定情報を報知するものとしたが、これに限られるものではない。例えば、ユーザの操作により記憶部105に記憶される特定のアイコンA1に関する情報が削除されたり、ユーザの操作により所定条件を満たしても報知を行わないように設定変更されたり、ユーザの操作により報知処理を行うアプリケーションが終了させられたりした場合に、当該報知処理を終了するものとしても良い。また、例えば、ユーザに所定情報を報知した後、CPU101は、前回所定情報を報知した時から所定時間が経過しているか否かを判定し、所定時間が経過していると判定された場合に、再びステップS301を行うものとしても良い。
また、ステップS301の処理において、1日以上経過しているか否かを判定するものとしたが、これに限られるものではない。例えば、2時間以上、6時間以上、1週間以上、1か月以上経過しているか否かを判定するものとしても良い。
また、ステップS305の処理において、特定のアイコンA1が付加された指定地点から半径5km圏内に現在位置が存在するか否かを判定するものとしたが、これに限られるものではない。例えば、半径1km圏内、半径10km圏内、半径50km圏内に現在位置が存在するか否かを判定するものとしても良い。
また、地図情報上に特定のアイコンA1が複数付加されている場合には、特定のアイコンA1ごとにステップS301、S305で判定する条件を異なるものとしても良い。また、後述するように、それらをユーザの操作に基づき設定変更可能としても良い。
また、上記報知処理では、CPU101が、ステップS305の処理において判定される距離の閾値を、そのアイコンに対応する感情情報に基づいて変更するものとしたが、これに限られるものではない。例えば、これに加えて又はこれに代えて、CPU101は、ステップS301の処理において判定される時間の閾値を、そのアイコンに対応する感情情報に基づいて変更するものとしても良い。
(その他の動作)
上記以外に、本実施形態の地図情報表示システム100の動作について、図15〜図18を参照して説明する。図15は、過去に付加されたアイコンの履歴をユーザが確認する際に表示部104に表示される画面の一例を示す図である。図16は、所定の日付に付加されたアイコンの履歴の一例を示す図である。図17は、記憶部の空き容量が不足した際に表示部104に表示される画面の一例を示す図である。図18は、記憶部の空き容量の時間ごとの推移の一例を示すグラフである。
スマートウォッチ1は、ユーザにより過去に地図情報上に付加されたアイコンの履歴を表示する機能を有する。
例えば、スマートウォッチ1の表示部104に、図8に示すファンクションドロワー画面G8が表示された状態で、ユーザにより「履歴」ボタンP84がタップされると、CPU101は、図15に示す画面G15を表示部104に表示させる。画面G15は、過去にユーザにより地図情報上にアイコンが付加された日付が一覧表示された画面である。画面G15には、アイコンが付加された日付が上下方向に配列され、現在の日付に近いものほど上部に配置される。CPU101は、ユーザによる操作に基づき画面G15をスクロールさせ、他の日付を表示部104に表示させる。表示部104に表示される複数の日付のうちのいずれか、例えば「2017−5−30 Tue」がユーザによりタップされると、CPU101は、2017年5月30日にユーザによって付加されたアイコンを、例えば図16に示すように表示部104に一覧表示する。表示部104には、「2017−5−30 Tue」の日付の下方に「地図で見る」ボタンP161が表示される。また、「地図で見る」ボタンP161の下方には、2017年5月30日に付加された全てのアイコンとともに、そのアイコンが付加された時刻、及びそのアイコンに対応するメモ情報がある場合にはそのメモ情報が表示される。これにより、ユーザは、過去に自分が付加したアイコンを見直すことができ、それらを有効に活用することができる。ユーザにより「地図で見る」ボタンP161がタップされると、CPU101は、2017年5月30日にアイコンが付加された各指定地点を示す地図情報を表示部104に表示させる。それらのアイコンが広域にわたって付加されている場合には、それらの全てが表示部104に収まるような縮尺で地図情報を表示させるものとしても良いし、それらのうちの一部が表示部104に収まるような縮尺で地図情報を表示させるものとしても良い。また、一覧表示されたアイコンのうちのいずれかがユーザによりタップされた場合、CPU101は、そのアイコンが付加された指定地点を示す地図情報の表示、当該指定地点へのナビゲーションの実行、そのアイコン及びそれに関連する情報の削除等を選択する画面を表示部104に表示させる。また、図16に示すような画面が表示された状態で、「2017−5−30 Tue」がユーザによりタップされるか、押しボタンスイッチ102bが押下されると、CPU101は、過去にアイコンが付加された日付が一覧表示された画面G15を再び表示部104に表示させる。
また、スマートウォッチ1は、記憶部105にアイコン、指定地点情報、時刻情報、メモ情報等が記憶されることにより、記憶部105のストレージ容量が不足した場合に、これをユーザに通知する機能を有する。
例えば、CPU101は、記憶部105のストレージの空き容量が閾値以下であるか否かを所定のタイミングで判定し、閾値以下であると判定されたときに、例えば図17に示す画面G17を表示部104に表示させ、容量不足であることを通知する。画面G17には、「履歴の容量がいっぱいになったため、古い履歴から順に削除します」のメッセージが表示され、その下方に「確認」ボタンP171が表示されている。ユーザにより「確認」ボタンP171がタップされると、CPU101は、画面G17の表示を終了する。
また、上記した容量不足通知を繰り返し行うことは、ユーザにとって煩雑であるため、CPU101は、容量不足通知を一度行ってから、記憶部105の空き容量が閾値に対して±5%の範囲を外れるまでは再度の容量不足通知を行わない。すなわち、例えば、ユーザが過去に付加されたアイコンやメモ情報等を削除する等の操作を行った場合には、記憶部105の空き容量が増大し、閾値に対して±5%の範囲を外れることとなる。この場合には、容量不足通知の履歴を削除し、再び記憶部105の空き容量が閾値以下であると判定されたときに容量不足通知を行う。記憶部105の空き容量の時間ごとの推移の一例を図18に示す。図18に示すように、空き容量が閾値以下となったタイミングT1で容量不足通知を行い、空き容量が閾値の±5%の範囲Rを外れたタイミングT2で容量不足通知の履歴を削除する。そして、再び空き容量が閾値以下となったタイミングT3で再び容量不足通知を行う。
また、スマートウォッチ1は、上記した各種処理及び機能の設定を変更する機能を有する。
例えば、スマートウォッチ1の表示部104に、図8に示すファンクションドロワー画面G8が表示された状態で、ユーザにより「設定」ボタンP85がタップされると、CPU101は、各種設定を変更する画面(図示略)を表示部104に表示させる。これにより、ユーザは、例えば、上記報知処理における条件(アイコンが指定地点に付加された時刻からの経過時間、指定地点からの距離範囲等)の変更操作、地図の種類の変更操作、報知処理を実行させないように変更させる操作等を行うことができる。
《本実施形態の技術的効果》
本実施形態によれば、スマートウォッチ1が、現在位置情報を取得し、当該現在位置情報に基づく地図情報を取得し、所定の情報を連想させる互いに異なる複数のアイコンからいずれかのアイコンを選択し、ユーザの操作に基づき地図情報において指定された指定地点にアイコンを付加し、選択されたアイコンに関する所定条件を満たしたときに指定地点に付加されたアイコンに対応する所定情報をユーザに報知するCPU101と、地図情報とともにCPU101により付加されたアイコン及び対応する指定地点を表示する表示部104と、を備えるので、ユーザは、過去に付加されたアイコンを積極的に見直したり確認したりすることなく、所定情報を得ることができる。したがって、ユーザは地図情報上に付加した情報を有効かつ簡易に活用することができる。
また、CPU101が、アイコンに対応する所定情報を、表示部104による表示とは異なる態様で、かつ表示部104による表示よりも報知効果が高い態様でユーザに報知するので、ユーザは所定情報が報知されたことに気付きやすい。
また、CPU101が、指定地点に付加されたアイコンに対応する所定情報をユーザに報知した後に、再度、所定条件を満たしたときには指定地点に付加されたアイコンに対応する所定情報をユーザに報知するので、複数回にわたってユーザに所定情報を報知することができる。これにより、ユーザは地図情報上に付加した情報をより有効に活用することができる。
また、CPU101が、ユーザが移動して指定地点に接近した結果、地図情報上に付加された付加情報そのものが表示部104に表示される態様とは異なる態様で、付加情報に対応する所定情報を報知するので、ユーザは地図情報上に付加された情報があることをより確実に気付くことができ、当該情報をより確実に有効活用することができる。
また、CPU101が、現在位置情報が示す現在位置が、指定地点から所定距離範囲内に存在するときに、アイコンに対応する所定情報をユーザに報知するので、ユーザがアイコンを付加した指定地点に近付いたときにのみ所定情報を報知させることができる。これにより、ユーザに頻繁に情報が報知されることを抑制し、利便性を向上させることができる。
また、CPU101が、指定地点にアイコンが付加された時からの経過時間に基づき、アイコンに対応する所定情報をユーザに報知するので、一定時間経過した後にのみ所定情報を報知させることができる。これにより、ユーザに頻繁に情報が報知されることを抑制し、利便性を向上させることができる。
また、アイコンに対応する所定情報が、ユーザにより入力されたメモ情報であるので、ユーザは自分の経験に基づく情報を所定のタイミングで得ることができ、過去の経験を活かすことができる。
また、メモ情報が、ユーザにより音声入力されたものであるので、ユーザは自分の経験に基づく詳細な情報を容易に入力することができる。
また、メモ情報を入力するためのインターフェースをユーザに提供する操作入力部102又は表示部104を備えるので、ユーザは容易にメモ情報を入力することができる。
また、CPU101が、アイコンに対応する所定情報がユーザに報知された後に、指定地点を示す地図情報を表示させるので、ユーザは、所定情報が報知されたときにすぐに地図情報を確認することができる。
また、CPU101が、指定地点に付加されたアイコンを、地図情報上の指定地点に重畳させて表示させるので、ユーザは、所定情報が報知されたときにすぐに当該アイコンが付加された指定地点を地図情報上で確認することができる。
また、CPU101が、アイコンに対応する所定情報がユーザに報知された後に、現在位置情報及び地図情報に基づき、指定地点までのナビゲーションを行うので、ユーザは、当該アイコンが付加された指定地点に容易に辿り着くことができる。
また、CPU101が、指定地点に付加されたアイコンを、指定地点に付加された時刻に基づく時系列に沿って一覧表示するので、ユーザは、過去に地図情報上に付加したアイコンを見直すことができ、地図情報上に付加した情報を有効に活用することができる。
また、CPU101が、互いに異なる複数のアイコンのうち特定のアイコンに対応する所定情報のみを報知するので、ユーザに頻繁に情報が報知されることを抑制し、利便性を向上させることができる。
また、CPU101が、互いに異なる複数のアイコンのうちいずれか一つ以上のアイコンを提示し、提示されたアイコンのうちユーザにより選択されたアイコンを指定地点に付加するので、ユーザは、指定地点に付加しようとするアイコンをより容易に選択することができる。
また、CPU101が、現在位置情報に基づき、互いに異なる複数のアイコンのうちいずれか一つ以上のアイコンを抽出し、抽出されたアイコンを提示するので、ユーザは、その状況に適したアイコンを容易に選択することができる。
また、CPU101が、互いに異なる複数のアイコンのうちいずれか二つ以上のアイコンを一覧表示し、それらのうちユーザが直前に選択したアイコンを始端に配置するので、ユーザは、使用頻度の高いアイコンを容易に選択することができる。
また、CPU101が、現在位置情報が示す現在位置を指定地点としてアイコンを付加するので、ユーザは、より簡易な操作で地図情報上にアイコンを付加することができる。
また、CPU101が、地図情報のうちユーザにより選択された位置を指定地点としてアイコンを付加する場合には、ユーザは、地図情報上の所望の地点にアイコンを付加することができる。
また、CPU101が、ユーザの感情を示す感情情報を取得し、取得された感情情報に基づいて、アイコン又はアイコンに対応する所定情報を制御するので、ユーザの感情に関する情報を活用することができる。
また、CPU101が、取得された感情情報に基づいて、その表示態様を変化させた上で、選択されたアイコンを付加するので、地図情報上にユーザの感情に関する情報をも付加することができる。これにより、ユーザは、表示部104に表示されたアイコンを確認することで、そのアイコンを付加した際の自分の感情を認識することができる。
また、CPU101が、アイコンに対応する所定情報としてユーザにより入力された音声に基づく文字列を、当該音声から取得された感情情報に基づいて、その表示態様を変化させた上で表示するので、ユーザは、表示部104に表示された文字列を確認することで、その文字列を入力した際の自分の感情を認識することができる。
また、CPU101が、取得された感情情報に基づいて、アイコンに関する所定条件を変更するので、そのアイコンを付加した際のユーザの感情に応じて報知を行うタイミングや頻度を変更することができる。
《変形例1》
上記した実施形態の地図情報表示システム100の変形例1について説明する。以下に説明する以外の点は、上記実施形態の地図情報表示システム100と同様に構成されているものとする。
変形例1に係る地図情報表示システムは、上記実施形態の地図情報表示システム100と次の点で異なる。すなわち、変形例1に係る地図情報表示システムは、スマートフォン2を備えておらず、スマートウォッチ1のみで構成されている。したがって、変形例1に係る地図情報表示システムは、スマートウォッチ1単独で、上記実施形態の地図情報表示システム100が行う各種処理を行う。このため、ユーザはスマートウォッチ1のみを所持していれば足り、当該スマートウォッチ1がスマートフォン2とデータ通信可能な状態になくても良い。
例えば、変形例1に係る地図情報表示システム、すなわちスマートウォッチ1は、以下のようにして地図情報表示処理及び報知処理を行う。なお、変形例1に係るアイコン付加処理は、上記実施形態の地図情報表示システム100により行われるアイコン付加処理と同様である。
(地図情報表示処理)
まず、変形例1に係る地図情報表示システム、すなわち、スマートウォッチ1により行われる地図情報表示処理について、図19を参照して説明する。図19は、変形例1に係る地図情報表示処理の一例を示すフローチャートである。
地図情報表示処理は、ユーザが地図情報を確認しようとする任意のタイミングで、スマートウォッチ1の操作入力部102により所定の操作がなされたときに行われる。
まず、スマートウォッチ1のCPU101は、衛星電波受信モジュール108によりユーザの現在位置を示す現在位置情報を取得する(ステップS401)。次に、CPU101は、あらかじめ記憶部105に記憶された地図情報を取得する(ステップS402)。ここで取得する地図情報としては、ステップS401で取得した現在位置情報が示す現在位置を中心とした所定距離範囲内の地図情報である。
次に、CPU101は、地図情報及び現在位置情報を表示部104に表示させる(ステップS403)。
次に、CPU101は、ユーザによりアイコン付加操作がなされたか否かを判定する(ステップS404)。
アイコン付加操作がなされたと判定されると(ステップS404;YES)、CPU101は、表示された地図情報上にユーザの所望のアイコンを付加する、上記実施形態と同様のアイコン付加処理を行う(ステップS405)。アイコン付加操作がなされないと判定されると(ステップS404;NO)、CPU101は、ステップS405のアイコン付加処理を省略し、ステップS406の処理を行う。
次に、CPU101は、ユーザの操作に基づき地図情報の表示を終了するか否かを判定する(ステップS406)。
地図情報の表示を終了しないと判定されると(ステップS406;NO)、CPU101は、再びステップS401の処理を行う。地図情報の表示を終了すると判定されると(ステップS406;YES)、CPU101は、地図情報表示処理を終了する。
(報知処理)
続いて、変形例1に係る地図情報表示システム、すなわち、スマートウォッチ1により行われる報知処理について、図20を参照して説明する。図20は、変形例1に係る報知処理の一例を示すフローチャートである。
報知処理は、スマートウォッチ1の衛星電波受信モジュール108の電源供給がオンになっている限り継続して行われる。また、報知処理は、アイコン付加処理にて特定のアイコンA1が地図情報上に付加されている場合にのみ行われ、特定のアイコンA1が地図情報上に付加されていない場合には行われない。地図情報上に特定のアイコンA1が複数付加された場合には、それぞれについて行われる。
まず、スマートウォッチ1のCPU101は、特定のアイコンA1が付加された時の時刻から所定時間が経過しているか否かを判定する(ステップS501)。具体的には、CPU101は、記憶部105にアイコンとともに記憶された時刻情報に基づき、当該時刻情報が示す時刻から、例えば1日以上経過しているか否かを判定する。
所定時間が経過していないと判定されると(ステップS501;NO)、CPU101は、再びステップS501の処理を行う。
所定時間が経過したと判定されると(ステップS501;YES)、CPU101は、衛星電波受信モジュール108によりユーザの現在位置を示す現在位置情報を取得する(ステップS502)。
次に、CPU101は、ステップS502の処理にて取得した現在位置情報が示す現在位置が、特定のアイコンA1が付加された指定地点から所定距離範囲内、例えば半径5km圏内に存在するか否かを判定する(ステップS503)。また、特定のアイコンA1に対応する感情情報が記憶部105に記憶されている場合には、CPU101は、当該感情情報に基づき、判定する距離の範囲を変更する。
指定地点から所定距離範囲内でないと判定されると(ステップS503;NO)、CPU101は、再びステップS502の処理を行う。
指定地点から所定距離範囲内であると判定されると(ステップS503;YES)、CPU101は、当該指定地点に付加された特定のアイコンA1に対応するメモ情報の有無を判定する(ステップS504)。
メモ情報があると判定されると(ステップS504;YES)、CPU101は、記憶部105から当該メモ情報、及び対応する感情情報を取得する(ステップS505)。一方、メモ情報がないと判定されると(ステップS504;NO)、CPU101は、ステップS505の処理を省略する。
次に、CPU101は、アイコンに対応する所定情報をユーザに報知する(ステップS506)。
次に、CPU101は、ナビゲーションを実行するか否かを判定する(ステップS507)。ナビゲーションを実行すると判定されると(ステップS507;YES)、CPU101は、ナビゲーションを実行する(ステップS508)。ナビゲーション実行後、CPU101は、再びステップS501の処理を行う。
一方、ナビゲーションを実行しないと判定されると(ステップS507;NO)、CPU101は、地図情報を表示するか否かを判定する(ステップS509)。
地図情報を表示すると判定されると(ステップS509;YES)、CPU101は、地図情報を表示部104に表示させる(ステップS510)。地図情報を表示させた後、CPU101は、再びステップS501の処理を行う。
地図情報を表示しないと判定されると(ステップS509;NO)、CPU101は、ステップS510の処理を省略し、再びステップS501の処理を行う。
以上のようにして報知処理を行い、所定条件を満たす度にCPU101は繰り返しユーザに所定情報を報知する。
(変形例1の技術的効果)
以上、変形例1によれば、地図情報表示システムがスマートウォッチ1のみからなるので、上記実施形態において得られる技術的効果のみならず、ユーザがスマートフォンを所持する必要がないため、利便性を著しく向上させることができる。
《変形例2》
上記した実施形態の地図情報表示システム100の変形例2について説明する。以下に説明する以外の点は、上記実施形態の地図情報表示システム100と同様に構成されているものとする。
変形例2に係る地図情報表示システムは、上記実施形態の地図情報表示システム100と次の点で異なる。すなわち、変形例2に係る地図情報表示システムは、以下のようにしてアイコン付加処理を行い、入力される音声に基づいてアイコンが選択される。したがって、変形例2においては特定のアイコンA1のみならず、いずれのアイコンについても対応するコメント情報が記憶される。このため、地図情報上に付加されたアイコンが特定のアイコンA1でない場合であっても、上記報知処理が実行される。なお、変形例2に係る地図情報表示処理は、上記実施形態に係る地図情報表示処理と同様であり、変形例2に係る報知処理は、特定のアイコンA1以外のアイコンについても報知が実行される以外は上記実施形態に係る報知処理と同様である。
(アイコン付加処理)
変形例2に係るアイコン付加処理について、図21を参照して説明する。図21は、変形例2に係るアイコン付加処理の一例を示すフローチャートである。以下に説明する以外の点は、上記実施形態に係るアイコン付加処理と同様に行われるものとする。
図21に示すように、まず、スマートウォッチ1のCPU101は、アイコンに対応する情報として、メモ情報が入力されたか否かを判定する(ステップS601)。
具体的には、CPU101は、図7(c)に示す音声待受画面G7cを表示部104に表示させ、更にユーザにより音声が入力された場合に、メモ情報が入力されたと判定する。ユーザがスマートウォッチ1に向けて声を発すると、操作入力部102のマイクを介してその音声が入力される。また、例えば、音声待受画面G7cが表示された状態で、所定時間音声が入力されない場合に、CPU101は、メモ情報が入力されないと判定する。
メモ情報が入力されたと判定されると(ステップS601;YES)、CPU101は、入力された音声を文字列に変換し、その文字列をメモ情報として記憶部105に記憶させるとともに、入力された音声から感情情報を取得して記憶部105に記憶させる(ステップS602)。
メモ情報が入力されないと判定されると(ステップS601;NO)、CPU101は、アイコン付加処理を終了する。
次に、CPU101は、取得された感情情報に基づいて、互いに異なる複数のアイコンのうちいずれか一つ以上のアイコンを抽出する(ステップS603)。具体的には、CPU101は、感情情報が示すユーザの感情に適した複数のアイコンを抽出する。例えば、感情情報が「苦しみ・怒り」を示す場合にはアイコンA4やA6(図10参照)等を抽出し、「不安」を示す場合にはアイコンA3やA6(図10参照)等を抽出し、「安定」を示す場合にはアイコンA5(図10参照)等を抽出し、「喜び」を示す場合にはアイコンA2やA5(図10参照)等を抽出する。
次に、図21に示すように、CPU101は、ステップS603の処理にて抽出された複数のアイコンを表示部104に一覧表示させる(ステップS604)。例えば、CPU101は、抽出された複数のアイコンを図7(b)に示すように表示部104に表示させる。
次に、図21に示すように、CPU101は、ユーザによりアイコンが選択されたか否かを判定する(ステップS605)。具体的には、抽出された複数のアイコンが図7(b)に示すように表示部104に表示された状態で、ユーザによりアイコン確定ボタンP73がタップ(又は押しボタンスイッチ102aが押下)された場合に、CPU101は、アイコンが選択されたと判定する。また、抽出された複数のアイコンが表示された状態で、ユーザによる操作が所定時間入力されない場合や、押しボタンスイッチ102bが押下された場合に、CPU101は、アイコンが選択されないと判定する。
アイコンが選択されないと判定されると(ステップS605;NO)、CPU101は、アイコン付加処理を終了する。
アイコンが選択されたと判定されると(ステップS605;YES)、CPU101は、ユーザにより選択されたアイコンを、現在位置を指定地点として当該指定地点を示す指定地点情報と対応付けて記憶部105に記憶させる(ステップS606)。このときCPU101は、計時部107により現在の時刻を計時して時刻情報を取得し、選択されたアイコンとともに当該時刻情報を記憶部105に記憶させる。
次に、CPU101は、上記した各種情報を記憶部105に記憶させた後、地図情報上の現在位置(指定地点)に、選択されたアイコンが付加された画面を表示部104に表示させる(ステップS607)。ここで、CPU101は、記憶部105に記憶される感情情報に基づいて、選択されたアイコンの色調を変化させた上で表示部104に表示させる。より具体的には、CPU101は、特定のアイコンA1の色調を、感情情報が「苦しみ・怒り」を示す場合には赤色、「不安」を示す場合には青色、「安定」を示す場合には緑色、「喜び」を示す場合には「黄色」に変化させる。
また、選択されたアイコンが付加された画面が表示された状態で、ユーザにより当該アイコンがタップされた場合には、CPU101は、メモ情報としての文字列を表示部104に表示させる。この場合、CPU101は、メモ情報とともに記憶された感情情報に基づいて、当該文字列の表示態様を変化させた上で表示部104に表示させるものとしても良い。
以上のようにしてアイコン付加処理を行う。
なお、上記ステップS603の処理では、複数のアイコンを抽出するものとしたが、これに限られるものではなく、一つのみであっても良い。抽出されるアイコンの数が一つのみである場合には、CPU101は、ステップS604、S605の処理を省略し、抽出されたアイコンを選択するものとする。
(変形例2の技術的効果)
以上、変形例2によれば、CPU101が、取得された感情情報に基づいて、いずれかのアイコンを選択するので、上記実施形態において得られる技術的効果のみならず、ユーザは音声入力のみによってそのときの自分の感情に合致したアイコンを地図情報上に付加することができる。
また、CPU101が、取得された感情情報に基づいて互いに異なる複数のアイコンのうちいずれか一つ以上のアイコンを抽出し、抽出されたアイコンのうちユーザにより選択されたアイコンを選択するので、よりユーザの感情や状況等に合致したアイコンを地図情報上に付加することができる。
《その他》
なお、上記実施形態、変形例1及び2における記述は、本発明に係る好適な地図情報表示システムの一例であり、これに限定されるものではない。特に、スマートウォッチ1の表示部104に表示される各種画像は一例であって、これらに限定されるものではない。
例えば、上記した変形例1では、地図情報表示システムがスマートウォッチ1のみからなるものとしたが、これに限られるものではない。すなわち、地図情報表示システムが、スマートウォッチ1を備えておらず、スマートフォン2のみからなるものとしても良い。この場合には、上記した地図情報表示処理、アイコン付加処理、報知処理等の各種処理をスマートフォン2が単独で行う。
また、上記した実施形態、変形例1及び2では、ユーザにより付加されたアイコン、当該アイコンが付加された指定地点を示す指定地点情報、当該アイコンが付加された時刻を示す時刻情報、ユーザにより入力されたメモ情報等をスマートウォッチ1の記憶部105に記憶させるものとしたが、これに限られるものではない。例えば、それらの情報を、スマートフォン2の記憶部205に記憶させるものとしても良いし、スマートウォッチ1やスマートフォン2とデータ送受信可能な外部機器に記憶させるものとしても良い。スマートフォン2の記憶部205に記憶させる場合には、各種画面表示や操作入力等のみをスマートウォッチ1側で行い、上記した地図情報表示処理、アイコン付加処理及び報知処理の各種処理をスマートフォン2側で行うものとしても良い。
さらには、上記各種情報が記憶部105に記憶された後に、ユーザの操作に基づきスマートウォッチ1のCPU101が、通信部106により上記各種情報を含むデータファイルを外部端末(例えばスマートフォン2等)に送信するものとしても良い。これにより、ユーザは、外部端末を用いて過去に付与したアイコン等を閲覧することができ、利便性を向上させることができる。また、当該データファイルとしては、外部端末が読み込み可能であればいずれの形式であっても良く、例えばkml(Keyhole Markup Language)形式等の地図サービス上に配置可能な形式で構成されている。ここで、データファイルにスマートウォッチ1独自の情報(例えばアイコンのデザイン等)が含まれると、送信先の外部端末がこれを読み込んで地図サービス上に再現するには、当該外部端末が専用のアプリケーションを有している必要があり、完全再現できない場合がある。そのため、上記データファイルには、そのような独自の情報そのものは含まれず、当該情報が記憶された所定のサーバ(図示略)にアクセスするためのURLが含まれることが好ましい。これにより、外部端末が専用のアプリケーションを有していない場合であっても、取得されたURLに基づいて、通信ネットワーク上の所定のサーバにアクセスして、当該所定のサーバにあらかじめ記憶されている情報を取得して地図サービス上に再現することができる。また、当該データファイルには、例えば、ユーザの現在位置情報の履歴や、ユーザの移動速度、ユーザが行ったアクティビティの結果(例えば、合計時間、距離、速度、釣果等)等が更に含まれていても良い。また、当該データファイルは、日付単位で構成されていても良いし、ユーザが行ったアクティビティ単位で構成されていても良い。
また、上記した実施形態及び変形例1では、CPU101が、入力された音声を解析してユーザの感情を示す感情情報を取得するものとしたが、これに限られるものではなく、入力された音声から感情情報を取得しないものとしても良い。この場合には、アイコン付加処理にて付加されるアイコンの表示態様を感情情報に基づいて変化させないものとしても良いし、報知処理におけるアイコンに関する所定条件(アイコンが指定地点に付加された時刻からの経過時間、指定地点からの距離範囲等)を感情情報に基づいて変化させないものとしても良いし、報知処理におけるアイコンに対応する所定情報(報知されるアイコン及びメモ情報等)の表示態様を感情情報に基づいて変化させないものとしても良い。また、CPU101は、入力された音声からの感情情報の取得を実行するか否かを、ユーザによる操作に基づいて切り替えられるものとしても良い。
また、上記した実施形態、変形例1及び2では、CPU101が、ユーザにより入力された音声から感情情報を取得するものとしたが、これに限られるものではない。例えば、CPU101は、ユーザの心拍数や行動履歴等の音声以外のユーザに関する情報を取得し、それらに基づいて感情情報を取得するものとしても良い。
また、上記した実施形態、変形例1及び2では、取得された感情情報に基づいて、アイコンや文字列の表示態様を変化させ、報知処理においてアイコンに関する所定条件を変化させるものとしたが、これに限られるものではない。すなわち、アイコンの表示態様を変化させないものとしても良いし、文字列の表示態様を変化させないものとしても良いし、報知処理においてアイコンに関する所定条件を変化させないものとしても良い。また、CPU101は、これらを実行するか否かを、ユーザによる操作に基づいて切り替えられるものとしても良い。
また、上記した実施形態、変形例1及び2では、感情情報が「苦しみ・怒り」、「不安」、「安定」及び「喜び」の4分類でユーザの感情を示すものとしたが、これに限られるものではない。例えば、感情情報は、これらのうちいずれか2つ又は3つの分類でユーザの感情を示すものとしても良いし、これら以外の感情を含めた5以上の分類でユーザの感情を示すものとしても良い。
また、上記した実施形態、変形例1及び2では、CPU101が、感情情報に基づいてアイコンの色調を変化させた上で表示部104に表示させるものとしたが、感情情報に基づきアイコンの表示態様を変化させればこれに限られるものではない。例えば、CPU101は、感情情報に基づいてアイコンの種類や大きさを変化させた上で表示部104に表示させても良い。この場合、感情情報が「苦しみ・怒り」をや「不安」を示す場合には、それらを連想させる態様にアイコンの種類を変化させたり、アイコンの大きさを相対的に小さく変化させたりするものとしても良い。また、感情情報が「安定」や「喜び」を示す場合には、それらを連想させる態様にアイコンの種類を変化させたり、アイコンの大きさを相対的に大きく変化させたりするものとしても良い。
また、上記した実施形態、変形例1及び2では、所定情報をユーザに報知するための所定条件が、指定地点から現在位置までの距離が所定距離範囲内、かつ指定地点にアイコンが付加された時からの経過時間が所定時間以上である、という条件であるものとしたが、これに限られるものではない。すなわち、所定情報をユーザに報知するための所定条件としては、現在位置に応じて表示部104に表示可能な範囲内に指定地点が存在している、という条件のみによって構成されるものでなければ、いずれであっても良い。例えば、指定地点にアイコンが付加された時刻に基づき、所定情報をユーザに報知するものとしても良い。この場合には、CPU101は、所定のタイミングで計時部107により現在の時刻を計時して時刻情報を取得し、その現在時刻が、指定地点にアイコンが付加された時刻の前後一定時間内である、という条件を満たしたときに、所定情報をユーザに報知するものとしても良い。これにより、アイコンに対応する所定情報が特定の時間帯においてのみ有効である場合に、現在時刻が当該特定の時間帯である場合にのみ、それをユーザに報知させることができる。したがって、ユーザに頻繁に情報が報知されることを抑制し、利便性を向上させることができる。
また、指定地点から現在位置までの距離と、指定地点にアイコンが付加された時からの経過時間と、指定地点にアイコンが付加された時刻とのうち一つ又は二つ以上の組み合わせに基づき、所定情報をユーザに報知するものとしても良い。
また、これらの条件は、ユーザにより選択されるアイコンにあらかじめ対応付けて設定されているものとしても良い。
さらに、CPU101は、これらの条件を、入力された音声から取得された感情情報に基づいて変更させるものとしても良い。
また、上記した実施形態、変形例1及び2では、アイコンに対応する文字列の表示態様を感情情報に基づいて変化させるものとしたが、これに限られるものではない。例えば、ユーザが、音声入力により他の端末に対して文字列からなるメッセージ等を送信する場合において、CPU101は、当該音声から感情情報を取得し、取得された感情情報に基づいて当該メッセージ等の表示態様を変化させた上で表示部104に表示させるものとしても良い。また、当該メッセージ等の送信先である他の端末が、上記スマートウォッチ1と同様に構成されている場合には、CPU101は、受信したメッセージ等をその感情情報に基づく表示態様に変化させた上で表示部104表示させるものとしても良い。
また、上記した実施形態、変形例1及び2では、アイコンに対応する情報が、ユーザにより入力されたメモ情報であるものとしたが、これに限られるものではない。例えば、ユーザにより選択されるアイコンにあらかじめ所定情報が対応付けられており、ユーザがメモ情報を入力することなく、所定条件を満たしたときに、当該所定情報が報知されるものとしても良い。
また、上記した実施形態、変形例1及び2では、メモ情報がユーザにより音声入力されるものとしたが、これに限られるものではなく、手動操作により入力されるものとしても良い。例えば、ユーザにより撮影された写真、ユーザにより描画された画像、ユーザにより選択された定型文等がメモ情報として手動操作により入力されるものとしても良い。
また、上記した実施形態、変形例1及び2では、CPU101が、メモ情報とともに、指定地点を示す地図情報を併せて報知するものとしたが、これに限られるものではなく、メモ情報のみを報知するものとしても良い。
また、上記した実施形態、変形例1及び2では、CPU101が、メモ情報をユーザに報知した後、現在位置情報及び地図情報に基づき、指定地点までのナビゲーションを行うものとしたが、これに限られるものではなく、ナビゲーションを行わなくても良い。
また、上記した実施形態及び変形例1では、CPU101は、互いに異なる複数のアイコンのうち特定のアイコンA1に対応する所定情報のみを報知するものとしたが、これに限られるものではなく、他のアイコンA2〜A10に対応する所定情報を報知するものとしても良い。この場合には、他のアイコンA2〜A10に対応してメモ情報が入力可能であっても良い。
また、上記した実施形態、変形例1及び2では、所定条件を満たしたときに、画面G14aを表示部104に表示させることで、所定情報をユーザに報知するものとしたが、これに限られるものではない。例えば、CPU101は、画面G14aの表示とともに、出力部109により音声や振動等の出力を行うものとしても良い。また、入力された音声を文字列に変換せずにそのままメモ情報として記憶部105に記憶した場合には、CPU101は、画面G14aにメモ情報表示領域P141を表示させないものとしても良く、メモ情報として記憶された音声の再生をユーザに選択させるボタン等を画面G14aに表示させるものとしても良い。また、所定情報を音声、映像、紙媒体等として、地図情報表示システム100以外の外部機器、例えば、音楽再生プレイヤー、ヘッドマウントディスプレイ、プリンタ等に出力させることでユーザに報知するものとしても良い。
また、上記した実施形態、変形例1及び2では、特定のアイコンA1に対応する所定情報をユーザに報知したときに、ユーザの操作に基づき、現在位置から指定地点までのナビゲーションを行うものとしたが、これに限られるものではない。すなわち、例えば、地図情報表示処理において、地図情報上に表示された、過去にユーザにより付加されたアイコンや、音声を入力したことを示すアイコンがユーザによりタップされたときに、現在位置から当該アイコンが付加された地点までのナビゲーションを行うか否かをユーザに選択させる選択画面を表示部104に表示させるものとしても良い。
また、上記した実施形態、変形例1及び2では、スマートウォッチ1は、過去にユーザがアイコンを付加した日付を一覧表示させる機能を有するものとしたが、これに限られるものではない。例えば、スマートウォッチ1は、過去にユーザが付加したアイコンやメモ情報を検索する機能を有していても良い。
また、上記した実施形態、変形例1及び2では、スマートフォン2のCPU201が衛星電波受信モジュール208によりユーザの現在位置を示す現在位置情報を取得する、又はスマートウォッチ1のCPU101が衛星電波受信モジュール108によりユーザの現在位置を示す現在位置情報を取得するものとしたが、これに限られず、例えば、インドアロケーション技術など、ネットワーク位置情報を利用することで現在位置情報を取得するものとしても良いことは勿論である。
また、上記した実施形態では、本発明に係るプログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体としてハードディスクや半導体の不揮発性メモリー等を使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)も適用される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
現在位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記現在位置情報に基づく地図情報を取得する地図情報取得手段と、
所定の情報を連想させる互いに異なる複数の付加情報からいずれかの付加情報を選択する選択手段と、
ユーザの操作に基づき、前記地図情報において指定された指定地点に前記選択手段により選択された付加情報を付加する情報付加手段と、
前記地図情報とともに、前記情報付加手段により付加された付加情報及び対応する前記指定地点を表示する表示手段と、
前記選択手段により選択された付加情報に関する所定条件を満たしたときに、前記指定地点に付加された付加情報に対応する所定情報をユーザに報知する報知手段と、
を備えることを特徴とする電子機器。
<請求項2>
前記報知手段は、前記付加情報に対応する所定情報を、前記表示手段による表示とは異なる態様で、かつ前記表示手段による表示よりも報知効果が高い態様でユーザに報知することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
<請求項3>
前記報知手段は、前記指定地点に付加された付加情報に対応する所定情報をユーザに報知した後に、再度、前記所定条件を満たしたときには前記指定地点に付加された付加情報に対応する所定情報をユーザに報知することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
<請求項4>
前記報知手段は、ユーザが移動して前記指定地点に接近した結果、前記地図情報上に付加された付加情報そのものが前記表示手段に表示される態様とは異なる態様で、前記付加情報に対応する所定情報を報知することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項5>
前記報知手段は、前記現在位置情報が示す現在位置が、前記指定地点から前記所定距離範囲内に存在するときに、前記付加情報に対応する所定情報をユーザに報知することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項6>
前記報知手段は、前記指定地点に付加情報が付加された時からの経過時間に基づき、前記付加情報に対応する所定情報をユーザに報知することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項7>
前記報知手段は、前記指定地点に付加情報が付加された時刻に基づき、前記付加情報に対応する所定情報をユーザに報知することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項8>
前記付加情報に対応する所定情報は、ユーザにより入力されたメモ情報であることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項9>
前記メモ情報は、ユーザにより音声入力又は手動操作により入力されたものであることを特徴とする請求項8に記載の電子機器。
<請求項10>
前記メモ情報を入力するためのインターフェースをユーザに提供するインターフェース提供手段を備えることを特徴とする請求項8又は9に記載の電子機器。
<請求項11>
前記指定地点を示す前記地図情報を表示する地図情報表示制御手段を備えることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項12>
前記地図情報表示制御手段は、前記指定地点に付加された付加情報を、前記地図情報上の前記指定地点に重畳させて表示することを特徴とする請求項11に記載の電子機器。
<請求項13>
前記現在位置情報及び前記地図情報に基づき、前記指定地点までのナビゲーションを行うナビゲーション手段を備えることを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項14>
前記指定地点に付加された付加情報を、前記指定地点に付加された時刻に基づく時系列に沿って一覧表示する付加情報表示制御手段を備えることを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項15>
前記報知手段は、互いに異なる複数の付加情報のうち特定の付加情報に対応する所定情報のみを報知することを特徴とする請求項1から14のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項16>
互いに異なる複数の付加情報のうちいずれか一つ以上の付加情報を提示する提示手段を備え、
前記選択手段は、前記提示手段により提示された付加情報のうちユーザにより選択された付加情報を選択することを特徴とする請求項1から15のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項17>
前記提示手段は、前記現在位置情報に基づき、互いに異なる複数の付加情報のうちいずれか一つ以上の付加情報を抽出し、抽出された付加情報を提示することを特徴とする請求項16に記載の電子機器。
<請求項18>
前記提示手段は、互いに異なる複数の付加情報のうちいずれか二つ以上の付加情報を一覧表示し、それらのうちユーザが直前に選択した付加情報を始端に配置することを特徴とする請求項16又は17に記載の電子機器。
<請求項19>
前記情報付加手段は、前記現在位置情報が示す現在位置を前記指定地点として付加情報を付加することを特徴とする請求項1から18のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項20>
前記情報付加手段は、前記地図情報のうちユーザにより選択された位置を前記指定地点として付加情報を付加することを特徴とする請求項1から18のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項21>
前記付加情報は、アイコンであることを特徴とする請求項1から20のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項22>
ユーザの感情を示す感情情報を取得する感情情報取得手段と、
前記感情情報取得手段により取得された感情情報に基づいて、前記付加情報又は前記付加情報に対応する所定情報を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする請求項1から21のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項23>
前記制御手段は、前記選択手段を含み、
前記選択手段は、前記感情情報取得手段により取得された感情情報に基づいて、いずれかの付加情報を選択することを特徴とする請求項22に記載の電子機器。
<請求項24>
前記制御手段は、前記選択手段を含み、
前記選択手段は、前記感情情報取得手段により取得された感情情報に基づいて互いに異なる複数の付加情報のうちいずれか一つ以上の付加情報を抽出し、抽出された付加情報のうちユーザにより選択された付加情報を選択することを特徴とする請求項23に記載の電子機器。
<請求項25>
前記制御手段は、前記情報付加手段を含み、
前記情報付加手段は、前記感情情報取得手段により取得された感情情報に基づいて、その表示態様を変化させた上で、前記選択手段により選択された付加情報を付加することを特徴とする請求項22から24のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項26>
前記制御手段は、前記付加情報に対応する所定情報としてユーザにより入力された音声に基づく文字列を、前記感情情報取得手段により当該音声から取得された感情情報に基づいて、その表示態様を変化させた上で表示する文字列表示制御手段を更に有することを特徴とする請求項22から25のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項27>
前記制御手段は、前記報知手段を含み、
前記報知手段は、前記感情情報取得手段により取得された感情情報に基づいて、前記付加情報に関する所定条件を変更することを特徴とする請求項22から26のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項28>
前記感情情報取得手段は、ユーザにより入力された音声から当該ユーザの感情を示す感情情報を取得することを特徴とする請求項22から27のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項29>
前記指定地点に付加された付加情報を含むデータファイルを、前記電子機器とは異なる外部機器が読み込み可能な形式で当該外部機器に送信する通信制御手段を更に備えることを特徴とする請求項1から28のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項30>
コンピュータを、
現在位置情報を取得する位置情報取得手段、
前記現在位置情報に基づく地図情報を取得する地図情報取得手段、
所定の情報を連想させる互いに異なる複数の付加情報からいずれかの付加情報を選択する選択手段、
ユーザの操作に基づき、前記地図情報において指定された指定地点に前記選択手段により選択された付加情報を付加する情報付加手段、
前記地図情報とともに、前記情報付加手段により付加された付加情報及び対応する前記指定地点を表示する表示手段、
前記選択手段により選択された付加情報に関する所定条件を満たしたときに、前記指定地点に付加された付加情報に対応する所定情報をユーザに報知する報知手段、
として機能させるためのプログラム。
<請求項31>
現在位置情報を取得する位置情報取得工程と、
前記現在位置情報に基づく地図情報を取得する地図情報取得工程と、
所定の情報を連想させる互いに異なる複数の付加情報からいずれかの付加情報を選択する選択工程と、
ユーザの操作に基づき、前記地図情報において指定された指定地点に前記選択工程で選択された付加情報を付加する情報付加工程と、
前記選択工程で選択された付加情報に関する所定条件を満たしたときに、前記指定地点に付加された付加情報に対応する所定情報をユーザに報知する報知工程と、
を有することを特徴とする情報報知方法。
1 スマートウォッチ(電子機器)
101 CPU(位置情報取得手段、地図情報取得手段、選択手段、情報付加手段、報知手段、地図情報表示制御手段、ナビゲーション手段、付加情報表示制御手段、提示手段、感情情報取得手段、制御手段、文字列表示制御手段、通信制御手段)
102 操作入力部(インターフェース提供手段)
104 表示部(表示手段、インターフェース提供手段)

Claims (31)

  1. 現在位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記現在位置情報に基づく地図情報を取得する地図情報取得手段と、
    所定の情報を連想させる互いに異なる複数の付加情報からいずれかの付加情報を選択する選択手段と、
    ユーザの操作に基づき、前記地図情報において指定された指定地点に前記選択手段により選択された付加情報を付加する情報付加手段と、
    前記地図情報とともに、前記情報付加手段により付加された付加情報及び対応する前記指定地点を表示する表示手段と、
    前記選択手段により選択された付加情報に関する所定条件を満たしたときに、前記指定地点に付加された付加情報に対応する所定情報をユーザに報知する報知手段と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 前記報知手段は、前記付加情報に対応する所定情報を、前記表示手段による表示とは異なる態様で、かつ前記表示手段による表示よりも報知効果が高い態様でユーザに報知することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記報知手段は、前記指定地点に付加された付加情報に対応する所定情報をユーザに報知した後に、再度、前記所定条件を満たしたときには前記指定地点に付加された付加情報に対応する所定情報をユーザに報知することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記報知手段は、ユーザが移動して前記指定地点に接近した結果、前記地図情報上に付加された付加情報そのものが前記表示手段に表示される態様とは異なる態様で、前記付加情報に対応する所定情報を報知することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電子機器。
  5. 前記報知手段は、前記現在位置情報が示す現在位置が、前記指定地点から前記所定距離範囲内に存在するときに、前記付加情報に対応する所定情報をユーザに報知することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の電子機器。
  6. 前記報知手段は、前記指定地点に付加情報が付加された時からの経過時間に基づき、前記付加情報に対応する所定情報をユーザに報知することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の電子機器。
  7. 前記報知手段は、前記指定地点に付加情報が付加された時刻に基づき、前記付加情報に対応する所定情報をユーザに報知することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の電子機器。
  8. 前記付加情報に対応する所定情報は、ユーザにより入力されたメモ情報であることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の電子機器。
  9. 前記メモ情報は、ユーザにより音声入力又は手動操作により入力されたものであることを特徴とする請求項8に記載の電子機器。
  10. 前記メモ情報を入力するためのインターフェースをユーザに提供するインターフェース提供手段を備えることを特徴とする請求項8又は9に記載の電子機器。
  11. 前記指定地点を示す前記地図情報を表示する地図情報表示制御手段を備えることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の電子機器。
  12. 前記地図情報表示制御手段は、前記指定地点に付加された付加情報を、前記地図情報上の前記指定地点に重畳させて表示することを特徴とする請求項11に記載の電子機器。
  13. 前記現在位置情報及び前記地図情報に基づき、前記指定地点までのナビゲーションを行うナビゲーション手段を備えることを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の電子機器。
  14. 前記指定地点に付加された付加情報を、前記指定地点に付加された時刻に基づく時系列に沿って一覧表示する付加情報表示制御手段を備えることを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の電子機器。
  15. 前記報知手段は、互いに異なる複数の付加情報のうち特定の付加情報に対応する所定情報のみを報知することを特徴とする請求項1から14のいずれか一項に記載の電子機器。
  16. 互いに異なる複数の付加情報のうちいずれか一つ以上の付加情報を提示する提示手段を備え、
    前記選択手段は、前記提示手段により提示された付加情報のうちユーザにより選択された付加情報を選択することを特徴とする請求項1から15のいずれか一項に記載の電子機器。
  17. 前記提示手段は、前記現在位置情報に基づき、互いに異なる複数の付加情報のうちいずれか一つ以上の付加情報を抽出し、抽出された付加情報を提示することを特徴とする請求項16に記載の電子機器。
  18. 前記提示手段は、互いに異なる複数の付加情報のうちいずれか二つ以上の付加情報を一覧表示し、それらのうちユーザが直前に選択した付加情報を始端に配置することを特徴とする請求項16又は17に記載の電子機器。
  19. 前記情報付加手段は、前記現在位置情報が示す現在位置を前記指定地点として付加情報を付加することを特徴とする請求項1から18のいずれか一項に記載の電子機器。
  20. 前記情報付加手段は、前記地図情報のうちユーザにより選択された位置を前記指定地点として付加情報を付加することを特徴とする請求項1から18のいずれか一項に記載の電子機器。
  21. 前記付加情報は、アイコンであることを特徴とする請求項1から20のいずれか一項に記載の電子機器。
  22. ユーザの感情を示す感情情報を取得する感情情報取得手段と、
    前記感情情報取得手段により取得された感情情報に基づいて、前記付加情報又は前記付加情報に対応する所定情報を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1から21のいずれか一項に記載の電子機器。
  23. 前記制御手段は、前記選択手段を含み、
    前記選択手段は、前記感情情報取得手段により取得された感情情報に基づいて、いずれかの付加情報を選択することを特徴とする請求項22に記載の電子機器。
  24. 前記制御手段は、前記選択手段を含み、
    前記選択手段は、前記感情情報取得手段により取得された感情情報に基づいて互いに異なる複数の付加情報のうちいずれか一つ以上の付加情報を抽出し、抽出された付加情報のうちユーザにより選択された付加情報を選択することを特徴とする請求項23に記載の電子機器。
  25. 前記制御手段は、前記情報付加手段を含み、
    前記情報付加手段は、前記感情情報取得手段により取得された感情情報に基づいて、その表示態様を変化させた上で、前記選択手段により選択された付加情報を付加することを特徴とする請求項22から24のいずれか一項に記載の電子機器。
  26. 前記制御手段は、前記付加情報に対応する所定情報としてユーザにより入力された音声に基づく文字列を、前記感情情報取得手段により当該音声から取得された感情情報に基づいて、その表示態様を変化させた上で表示する文字列表示制御手段を更に有することを特徴とする請求項22から25のいずれか一項に記載の電子機器。
  27. 前記制御手段は、前記報知手段を含み、
    前記報知手段は、前記感情情報取得手段により取得された感情情報に基づいて、前記付加情報に関する所定条件を変更することを特徴とする請求項22から26のいずれか一項に記載の電子機器。
  28. 前記感情情報取得手段は、ユーザにより入力された音声から当該ユーザの感情を示す感情情報を取得することを特徴とする請求項22から27のいずれか一項に記載の電子機器。
  29. 前記指定地点に付加された付加情報を含むデータファイルを、前記電子機器とは異なる外部機器が読み込み可能な形式で当該外部機器に送信する通信制御手段を更に備えることを特徴とする請求項1から28のいずれか一項に記載の電子機器。
  30. コンピュータを、
    現在位置情報を取得する位置情報取得手段、
    前記現在位置情報に基づく地図情報を取得する地図情報取得手段、
    所定の情報を連想させる互いに異なる複数の付加情報からいずれかの付加情報を選択する選択手段、
    ユーザの操作に基づき、前記地図情報において指定された指定地点に前記選択手段により選択された付加情報を付加する情報付加手段、
    前記地図情報とともに、前記情報付加手段により付加された付加情報及び対応する前記指定地点を表示する表示手段、
    前記選択手段により選択された付加情報に関する所定条件を満たしたときに、前記指定地点に付加された付加情報に対応する所定情報をユーザに報知する報知手段、
    として機能させるためのプログラム。
  31. 現在位置情報を取得する位置情報取得工程と、
    前記現在位置情報に基づく地図情報を取得する地図情報取得工程と、
    所定の情報を連想させる互いに異なる複数の付加情報からいずれかの付加情報を選択する選択工程と、
    ユーザの操作に基づき、前記地図情報において指定された指定地点に前記選択工程で選択された付加情報を付加する情報付加工程と、
    前記選択工程で選択された付加情報に関する所定条件を満たしたときに、前記指定地点に付加された付加情報に対応する所定情報をユーザに報知する報知工程と、
    を有することを特徴とする情報報知方法。
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