JP2018105792A - 化粧料の質感を測定する方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】化粧料の質感を定量的に特定することを可能にする、化粧料の質感を測定する方法を提供する。【解決手段】化粧料の質感を測定する方法が、化粧料が塗布された表面を、前記表面を照射する光の角度を変更しながら撮影して、複数の画像を取得し、前記各画像からRGB値を取得し、前記RGB値に基づき、前記画像の輝度値を取得し、前記各画像について輝度値の標準偏差を算出し、前記標準偏差に基づき、前記化粧料のパール感を測定することを含む。【選択図】図1

Description

本発明は、化粧料の質感を測定する方法に関する。
メーキャップにおいて、パール感、ツヤ感等の質感は、メーキャップの仕上がり、或いは化粧料の特性を評価する上で重要な要素である。しかし、従来、質感は、言葉や画像を用いて表現されることが多かった。例えば、特許文献1には、質感を表現するワード(言葉)を化粧料の材料の性質にしたがって分類したマップを作成することが開示されている。
特開2004−91419号公報
しかしながら、特許文献1における表現は定性的なものであり、質感を定量的に特定することまでは検討されていない。
上記の点に鑑みて、本発明の一形態においては、化粧料の質感を定量的に特定することを可能にする、化粧料の質感を測定する方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の一形態による化粧料の質感を測定する方法は、化粧料が塗布された表面を、前記表面を照射する光の角度を変更しながら撮影して、複数の画像を取得し、前記各画像からRGB値を取得し、前記RGB値に基づき、前記画像の輝度値を取得し、前記各画像について輝度値の標準偏差を算出し、前記標準偏差に基づき、前記化粧料のパール感を測定することを含む。
本発明の一形態によれば、化粧料の質感を定量的に特定することが可能となる。
本発明の第1の測定方法の一形態を示すフロー図である。 本発明の一形態による方法で使用される装置の一例を概略的に示す。 本発明の第1の測定方法で用いられるグラフの一例を示す。 本発明の第1の測定方法により測定されるパール感とパール材の配合との関係を示すグラフの一例を示す。 本発明の第1の測定方法により測定されるパール感とパール材の配合との関係を示すグラフの一例を示す。 本発明の第2の測定方法の一形態を示すフロー図である。 本発明の第2の測定方法で用いられるグラフの一例を示す。 本発明の第3の測定方法の一形態を示すフロー図である。
以下、本発明の実施の形態について詳説する。
[第1の質感測定方法]
本発明の第1の質感測定方法は、化粧料が塗布された表面を、表面を照射する光の角度を変更しながら撮影して、複数の画像を取得し、各画像からRGB値を取得し、RGB値に基づき、画像の輝度値を取得し、各画像について輝度値の標準偏差を算出し、標準偏差に基づき、化粧料のパール感を測定することを含む。
また、本発明の一形態では、上記の輝度値を取得することが、各画像から得られたRGB値をXYZ値に変換し、XYZ値をL値に変換し、得られたL値を輝度値とすることを含んでいてよい。図1に、上記形態のフロー図を、本実施形態の具体例として示す。
本明細書において、質感とは、形や色以外の特徴であって、例えば、パール感、ツヤ感、メタリック感、マット、グロッシー、グリッター、フォギーといった言葉で表現されるものである。メーキャップにおいて化粧料がもたらす質感には様々なものがあるが、このように質感は感覚的に認識され、表現されるものであるので、色や形に比べて基準が曖昧になっていることが多い。
本発明の第1の質感測定方法は、質感の中でも、化粧料のパール感を測定するものである。本明細書において、パール感とは、きらきらとした光輝感、或いは真珠様の光沢性を指す。パール感は、照射された光に対する反射(散乱)の状態(反射光や散乱光の強さ、その分布等)を観察することによって捉えることが可能である。しかし、照射光の角度によっては光の反射状態が異なるため、一方向から光を照射して観察を行うのみでは、化粧料のパール感を的確に捉えられない場合がある。これに対して、本形態では、異なる角度で光を照射した化粧料の画像を複数撮影し、そのような複数の画像に基づいてパール感を測定するので、化粧料のパール感をより的確に捉えることができる。
本形態により質感が測定される化粧料としては、口紅、アイシャドー、頬紅、ファンデーション、ボディ用化粧料等が挙げられるが、本形態の方法は、質感としてパール感が特に重要視される、或いは質感が主にパール感であるとされている化粧料、例えばアイシャドーに対して特に好適に用いることができる。
(画像の撮影)
図1に、本形態による化粧料の質感を測定する方法を行うために用いられる装置の一例を概略的に示す。図1は、装置を上から(天井から)見た図であり、光源10、撮像手段12、及び測定対象物14はほぼ水平に配置されている。測定対象物14は、撮像手段12に向けられた側に、測定対象表面14aを有しており、測定対象表面14aには、質感を測定したい化粧料が塗布又は配置されていてよい。化粧料が実際にメーキャップに用いられた場合の質感の評価を的確に行うために、測定対象表面14aとして肌色のシート又は疑似皮膚を用い、その上に化粧料を塗布してもよい。また、測定対象表面14aを人の顔とすることもでき、顔の上に化粧料を塗布し、塗布された化粧料の質感を測定することもできる。
測定対象物14には、光源10から発せられた光を照射する。そして、測定対象物14の画像を撮像手段12によって撮影する。その際、図示の例では、光源10の位置を変更することにより、光源10から測定対象物14へ照射される光の角度を変化させる。具体的には、図1に示すように、照射される光の方向と測定対象物14の測定対象面14aとのなす角度が0度である位置を光源10の初期位置に設定する(S11)。その後、光源10を、測定対象物14との距離を一定に保ったまま水平に移動させていく。
この場合、光源10の位置を、角度Δθずつ段階的に変更して、光源10を角度Δθ変更したごとに、位置固定された撮像手段12によって測定対象物14の複数の画像を撮影することができる。つまり、画像を撮影して(S12)、照射光の角度を角度Δθだけ変更する(S13)というステップを繰り返す(S14)。これにより、撮影時に照射された光の角度が互いに角度間隔Δθで変更されている複数の画像が得られることになる。
光源10の位置は、上記の初期位置(0度)から180度まで変更することができるし、0度から90度まで変更するようにしてもよい。段階的に変更させる角度Δθは、一定であってもよいし一定でなくてもよい。すなわち、光源10の角度位置が0度から30度付近までの間はΔθを2度とし、30度付近から90度までの間はΔθを1度にする、等といったこともできる。
また、Δθは、15度以下であると好ましく、10度以下であるとより好ましく、5度以下であるとさらに好ましい。また、2度以下が特に好ましく、1度以下がとりわけ好ましい。Δθを15度以下とすることで、化粧料の質感、特にパール感を十分に捉えることができる。
Δθが1度で一定である場合、つまり光源10の角度位置を1度ずつ動かして、その都度画像を撮影する場合、光源10を初期位置から180度まで動かしたら、初期位置での撮影も含めると181枚の画像を取得できることになる。また、光源10の角度位置を1度ずつ動かして、その都度画像を撮影する場合、光源10を初期位置から90度まで動かせば、初期位置での撮影も含めると91枚の画像を取得できることになる。光源10の角度位置が初期位置から90度に至るまでの化粧料の反射特性は、光源10の角度位置が90度から180度に至るまでの反射特性とは大抵の場合には同様であるので、光源10を初期位置(0度)から90度まで動かして複数の画像を撮影することが、手間及びコストの面から好ましい。
図示の例では、光源10の角度位置を変更することによって、光源10から測定対象物14へ照射される光の角度を変更しているが、光源10を固定して、測定対象物14の測定対象面14aの向きを変えることもできる。測定対象物14の動きに合せて撮像手段12を移動させることもできる。
光源10を固定して、測定対象物14の測定対象面14aの向きを変える場合、測定対象物14の向きを角度間隔Δθずつ段階的に変更して、変更するごとに、撮像手段12によって測定対象物14の画像を撮影することができる。測定対象物14の角度は、上述の例と同様、照射される光の方向と測定対象物14の測定対象面14aとのなす角度が0度となる初期位置から180度まで回転させることができるし、0度から90度まで回転させることができる。また、光源10を移動させる場合と同様、Δθの値は、一定であっても一定でなくてもよい。Δθの値についても、15度以下、10度以下、5度以下、2度以下、1度以下等とすることができる。
また、撮像手段12は、静止画像を撮影するカメラであってもよいし、動画を撮影するカメラであってもよい。撮像手段12によって動画を撮影する場合には、例えば、光源10を移動させながら動画を撮影しておいて、撮影された動画から、照射光の角度に対応する静止画像を複数抽出し、その複数の画像を、化粧料の質感測定に利用することができる。
その場合も、測定対象表面14aに対する照射光の角度は、Δθずつ変化したものであってよい。Δθは、上述の例と同様、一定であっても一定でなくともよいが、15度以下、5度以下、2度以下、1度以下とすることができる。
なお、本形態で用いられる撮像手段12としては、熱雑音が少なく、高S/N比及び低ノイズを達成できることから、冷却CCDカメラを用いることが好ましい。冷却CCDカメラとしては、例えば、Apogee IMAGING SYSTEMS社製、MODEL ALTA U16000(36mm×24mm、1582万画素、4872×3248)を用いることができる。その場合、ニコン社製、AF MICRO NIKKOR 200mm Fno.4をレンズとして用いることができる。また、光源10としては、LED光源を用いることが好ましく、例えば、シャープ社製、LED Rich Color等を用いることができる。
(RGB値の取得及び輝度値の取得)
上述のように複数の画像を測定したら、各画像の画素ごとにRGB値をそれぞれ求め(S15)、記録しておく。
次に、得られたRGB値に基づき、輝度値を得る。その際、輝度値は、例えば、輝度値=0.299×R+0.587×G+0.114×Bとして求めることができる。また、RGB値を、一旦、デバイスに依存しないXYZ値(CIE1931XYZ表色系)に変換した(S16)後、L値を得て(S17)、得られたL値(明度)を輝度値としてもよい。上記のRGB値からXYZ値への変換に際しては、従来知られている変換式
Figure 2018105792
を用いることができる。
また、より高い精度でXYZ値を得るために、例えば、変換式
Figure 2018105792
〔前記Mが、3×nの変換行列であり、前記S、S、・・・、Sは、前記画像から取得されたRGB値に基づく入力値であり、n≧4である〕
を用いてもよい。
上記式において、n=8〜14であると好ましい。中でも、変換式
Figure 2018105792
〔前記Mは3×14の変換行列である〕
を用いると、より高い精度でXYZ値が得られるため、より好ましい。
XYZ値を取得したら、上述のようにXYZ値をL値へ変換するが(S17)、その変換に際しては、例えば、以下の変換式を用いて行うことができる。
=116(Y/Y1/3−16
=500[(X/X1/3−(Y/Y1/3
=200[(Y/Y1/3−(Z/Z1/3
上式中、X、Y、Zは完全拡散反射面の3刺激値、X/X>0.008856、Y/Y>0.008856、Z/Z>0.008856、Y=100である。
(パール感の測定)
以下、パール感の測定については、RGB値からXYZ値を求め、L値を得て、得られたL値を輝度値として用いる実施形態に基づき、説明する。
上述のように各画像において画素ごとにL値を得た後、各画像におけるL値(輝度)のばらつきを求める。具体的には、各画像におけるL値の標準偏差を求めるが(S18)、標準偏差に替えて分散を求める等、ばらつきを示す他の指標を求めてもよい。
続いて、全画像においてL値(明度)の標準偏差の最大値を求め(S19)、その値を、化粧料のパール感とすることができる。この場合、化粧料に光が照射された角度を横軸に、L値の標準偏差を縦軸にしてプロットしたグラフを作成して、そのグラフに基づき標準偏差の最大値を求めてもよい。
図3に、照射光の角度に対するL値の標準偏差についてのグラフの例を示す。図3のグラフでは、L値の標準偏差の最大値はおおよそ2830であり、この値をパール感の指標とすることができる。
さらに、化粧料の材料とパール感との関係を検討するために、異なるパール材を含有する化粧料(アイシャドー)試料を調製して、各試料についてパール感を測定した。用いた化粧料試料を表1に示す。
Figure 2018105792
各化粧料試料には、パール材として、平均粒径が20μm、40μm、120μmのパール材がそれぞれ異なる含有割合で配合されている。各試料について、上述の手順に基づき、画像を撮影し、RGB値からL値を求め、L値の標準偏差の最大値を求めた。
図4に、120μmのパール材を含有する3つの試料(処方No.:120RS−5、120RS−15、120RS−30)について、照射光の角度を横軸に、L値の標準偏差を縦軸にして作成したグラフを示す。図4において、L値の標準偏差の最大値を比較した場合、「120RS−30」の標準偏差の最大値が最も大きく、「120RS−5」の標準偏差の最大値が最も小さい。このように、同じパール材を用いた場合、配合されるパール材の量が大きくなる程、L値の標準偏差の最大値が大きくなっている。一方、目視においてもパール材の量が大きい程パール感は増していた。よって、本形態の質感測定方法によるパール感の比較・測定結果(L値の標準偏差の比較結果)は、視覚的に認識されるパール感と合致していることが分かる。
また、図5に、表1に示す試料のL値の標準偏差を、パール材の配合量(質量%)に対してプロットしたグラフを示す。図5より、パール材の粒径が同じであれば、配合量が大きい程、L値の標準偏差の最大値が大きくなっている。また、配合量が同じであっても、パール材の粒径が大きい程、L値の標準偏差の最大値が大きくなっている。この結果は、目視によるパール感の比較とも一致していた。
以上のように、本形態によって質感(パール感)を定量化(数値化)することが可能となるので、人の感覚に頼らずとも、質感の情報を的確に特定することができ、共有することができる。例えば、どのようなパール材料をどの程度加えたら、どの程度のパール感を付与できるかをより容易にデータ化することができる。
具体的には、パール材の種類、大きさ(粒径)、形状、配合量を変更させた化粧料をいくつか調製し、本形態による方法によってパール感(輝度値の標準偏差の最大値)を求めておけば、パール材の種類、大きさ(粒径)、形状、又は配合量とパール感との相関関係を把握することができ、その関係をグラフや式等に表して記録、保存しておくことができる。そして、そのような相関関係に基づき、所望のパール感を備えた化粧料を容易に探し出すことができたり、調製したりすることができる。また、本形態の方法によって、顔に塗布された化粧料の質感も測定することができるので、化粧方法の改善やカウンセリングに役立てることもできる。
本形態による方法は、画像を撮影し、撮影された画像を利用するものであるので、非接触且つ非破壊での質感測定が可能となり、また、他の測定装置を用いる場合と比較して、費用及び手間の面からも有利である。
[第2の質感測定方法]
本発明の第2の質感測定方法は、化粧料が塗布された表面を、表面を照射する光の角度を変更しながら撮影して、複数の画像を取得し、各画像からRGB値を取得し、RGB値に基づき、画像の輝度値を取得し、各画像について輝度値の平均を算出し、複数の画像について輝度値の平均の分布を求め、分布におけるピーク値及び半値幅を算出し、ピーク値及び半値幅に基づき、化粧料のツヤ感を測定することを含む。
また、本発明の一形態では、上記の輝度値を取得することが、各画像から得られたRGB値をXYZ値に変換し、XYZ値をL値に変換し、得られたL値を輝度値とすることを含んでいてよい。図6に、上記形態のフロー図を、本実施形態の具体例として示す。
本明細書において、ツヤ感とは、濡れたような又は湿ったような、或いは潤いのある滑らかな光沢を示す。ツヤ感は、照射光に対する反射の状態(反射光の強さ、その分布等)を観察することによって捉えることが可能であり、特に、照射光に対する正反射光の強さにその特徴が表れる。本形態では、異なる角度で光が照射された化粧料の画像を撮影し、そのような複数の画像に基づいて化粧料のツヤ感を測定するので、反射が最も大きくなる光の照射角度、すなわち正反射が起こる照射角度を見出すことができる。これにより、化粧料が、例えばパール感のような別の質感を持ち合わせていたとしても、ツヤ感のみを抽出して測定することが可能となる。
本形態により質感が測定される化粧料としては特に限定されないが、本形態の方法は、複数の質感が複合している化粧料、特に、ツヤ感とパール感との両方が重要視される、或いは主にツヤ感とパール感とによって製品の評価がなされる化粧料、例えば口紅に対して好適に用いることができる。
(画像の撮影)
第2の質感測定方法における画像の撮像については、第1の質感測定方法と同様であるが、具体的には、照射される光の方向と測定対象面14aとのなす角度が0度である位置を初期位置に設定し(S21)、光源10の位置を、角度Δθずつ段階的に変更して、光源10を角度Δθ変更したごとに、位置固定された撮像手段12によって測定対象物14の複数の画像を撮影することができる。つまり、画像を撮影して(S22)、照射光の角度を角度間隔Δθだけ変更する(S23)というステップを繰り返す(S24)。
(RGB値の取得及び輝度値の取得)
第2の質感測定方法におけるRGB値の取得及び輝度値の取得についても、第1の質感測定方法と同様である。すなわち、複数の画像を測定した後、各画像の画素ごとにRGB値をそれぞれ求め(S25)、得られたRGB値に基づき輝度値を得る。
その際、輝度値は、例えば、輝度値=0.299×R+0.587×G+0.114×Bとして求めることができる。また、得られたRGB値を、一旦XYZ値(CIE1931XYZ表色系)に変換した(S26)後、L値を得て(S27)、得られたL値を輝度値としてもよい。
(ツヤ感の測定)
以下、ツヤ感の測定については、RGB値からXYZ値を求め、L値を得て、得られたL値を輝度値として用いる実施形態に基づき、説明する。
上述のように各画像において画素ごとにL値を得た後、各画像におけるL値(明度)の平均を算出する(S28)。L値の平均は、例えば、算術平均とすることができる。
その後、照射光の角度に対するL値の平均の値をプロットし、その分布を示すグラフを求めた。グラフの一例を図7に示す。例えば、このようなグラフを利用して、L値の平均の分布におけるピーク値及び半値幅(半値全幅)を求める(S29)。L値の平均がピークとなる照射光の角度位置は、最も強い反射が起こる位置であり、ここで正反射が起こっていることが分かる。よって、この角度に撮影された画像のL値の平均値を記録することで、正反射が起こった際の反射光の強さが分かる。また、分布における半値幅を求めることによって、正反射が起こる位置での反射光の集中度合いを判定することができる。半値幅が小さい程、分布のグラフは鋭く、正反射光が多く、拡散光が少ないことを示している。よって、L値の平均の分布におけるピーク値及び半値幅を、化粧料のツヤ感の指標とすることができる。
図7の例では、L値の平均のピーク値はおおよそ6710であり、半値幅は、おおよそ38°である。また、図7の例では、L値の平均がピーク値を示した約58度の照射角度において、正反射が起こっていることが分かる。
以上のように、本形態によって質感(ツヤ感)を定量化(数値化)することが可能となるので、人の感覚に頼らずとも、質感の情報を的確に特定することができ、共有することができる。例えば、ツヤ感を高めるための材料をどの程度加えたら、どの程度のツヤ感を付与できるかをより容易にデータ化することができる。
具体的には、ツヤを生じさせる成分の種類、配合量を変更させた化粧料をいくつか調製し、本形態による方法によってツヤ感(輝度値の平均のピーク値及び半値幅)を求めておけば、ツヤを生じさせる成分とツヤ感との相関関係を把握することができ、その関係をグラフや式等に表して記録、保存しておくことができる。そして、そのような相関関係に基づき、所望のツヤ感を備えた化粧料を容易に探し出すことができたり、調製したりすることができる。また、本形態の方法によって、顔に塗布された化粧料の質感も測定することができるので、化粧方法の改善やカウンセリングに役立てることもできる。
[第3の質感測定方法]
本発明の第3の質感測定方法は、化粧料が塗布された表面を、表面を照射する光の角度を変更しながら撮影して、複数の画像を取得し、撮影された各画像について、メディアンフィルタによる処理を行って、メディアン処理前の画像からメディアン処理後の画像を差し引いて、差分画像を抽出し、各差分画像に基づいて、化粧料のパール感を測定することを含む。図8に、本形態による質感測定方法の一例のフロー図を示す。
本形態は、異なる角度で光が照射された化粧料の画像を撮影し、そのような複数の画像に基づいて化粧料のパール感を測定し、各画像についてメディアン処理前後の差分画像を抽出して、その差分画像に基づきパール感を測定するものである。よって、化粧料が、例えばツヤ感のような別の質感を持ち合わせている場合であっても、パール感のみを抽出して測定することが可能である。具体的には、ツヤ感の発現となる正反射が起こる化粧料を試料として用いたとしても、差分画像を抽出することで、主たるデータは散乱によって生じる輝点となるので、正反射の有無に依存しないパール感を測定することができる。
本形態において、パール感は、第1の質感測定方法において説明したものと同様の質感を意味する。また、本形態により質感が測定される化粧料としては特に限定されないが、本形態の方法は、複数の質感が複合している化粧料、特に、ツヤ感とパール感との両方が重要視される、或いは主にツヤ感とパール感とによって製品の評価がなされる化粧料、例えば口紅に対して好適に用いることができる。
(画像の撮影)
第3の質感測定方法における画像の撮像も、第1の質感測定方法と同様であるが、具体的には、照射される光の方向と測定対象面14aとのなす角度が0度である位置を初期位置に設定し(S31)、光源10の位置を、角度Δθずつ段階的に変更して、光源10を角度Δθ変更したごとに、位置固定された撮像手段12によって測定対象物14の複数の画像を撮影することができる。つまり、画像を撮影して(S32)、照射光の角度を角度間隔Δθだけ変更する(S33)というステップを繰り返す(S34)。
(画像処理)
上述のように、照射光を変更しながら撮影された複数の画像を取得したら、各画像にメディアンフィルタをかける(S35)。本形態では、メディアンフィルタ処理以外のノイズ除去用の処理を利用することもできるが、メディアンフィルタ処理は、粒状ノイズのみを処理することができるので好ましい。
メディアンフィルタ処理後、各画像について、メディアンフィルタ処理前の画像からメディアンフィルタ処理後の画像を差し引き、差分画像を取得する(S36)。これにより、撮影された画像において、周辺の画像と比べて極端に輝度値が異なる画素を抽出することが可能となる。そして、各差分画像の輝点の個数及び面積を算出する(S37)。そして、この算出された輝点の個数及び面積を、化粧料のパール感とすることができる。
なお、上記の差分画像の取得は全ての画像について行う必要はなく、正反射を受光していない1つの画像について差分画像を取得し、輝点の個数及び面積を算出することができる。但し、その際は、ノイズに対して十分にL値の標準偏差が大きくなる画像を選択する。
また、上述のように得られた複数の差分画像を比較して、最も多い輝点の個数及び/又は最も多い輝点の面積を有する画像を選び出し、その画像に基づき輝点の個数及び/又は面積を記録し、化粧料のパール感の指標とすることができる。さらに、正反射を受光していない複数の画像について求められた輝点の個数及び面積に基づき、輝点の個数及び面積の平均値をそれぞれ求め、パール感の指標とすることもできる。さらに,正反射を受光していない画像について求められた輝度の標準偏差を求め,パール感の指標とすることもできる。
以上のように、本形態によって質感(パール感)を定量化(数値化)することが可能となるので、人の感覚に頼らずとも、質感の情報を的確に特定することができ、共有することができる。例えば、パール感を高めるための材料をどの程度加えたら、どの程度のパール感を付与できるかをより容易にデータ化することができる。
具体的には、パール感をもたらす材料の種類、大きさ(粒径)、形状、配合量を変更させた化粧料をいくつか調製し、本形態による方法によってパール感(輝点の個数及び面積)を求めておけば、パール材の種類、大きさ(粒径)、形状、又は配合量とパール感との相関関係を把握することができ、その関係をグラフや式等に表して記録、保存しておくことができる。そして、そのような相関関係に基づき、所望のパール感を備えた化粧料を容易に探し出すことができたり、調製したりすることができる。また、本形態の方法によって、顔に塗布された化粧料の質感も測定することができるので、化粧方法の改善やカウンセリングに役立てることもできる。
さらに、本形態による第3の質感測定方法(パール感を測定する方法)は、上述の第2の質感測定方法(ツヤ感を測定する方法)と合せて用いることによって、ツヤ感とパール感とを同時に備えた化粧料の質感を的確に特定し、その質感の情報を共有することが可能となる。
[化粧料を調製する方法]
上述の化粧料の質感測定方法は、化粧料を調製する方法に利用することができる。本形態による化粧料の調製方法は、所定の調製により得られた所定の質感を有する複数の試料化粧料を準備し、第1から第3の質感測定方法を用いて、試料化粧料の質感をそれぞれ数値化し、試料化粧料の質感と調製との関係を特定し、複数の試料化粧料の数値化された質感に基づき、所望の質感を備えた化粧料を調製することを含むことを含む。
通常、化粧料を提供する場合、所定の質感についてその度合いが異なる化粧料のサンプルを複数提供し、観察又は試用してもらうことは可能である。よって、使用者としては、提供されたサンプルの中に、使用者が所望する質感を備えた化粧料があれば、その化粧料を選択することができる。しかし、入手したサンプルの中に所望の質感を備えた化粧料がなかった場合、使用者が所望する質感に対応する化粧料を提供するためには、新たな処方で化粧料を調製することが求められる。そのような場合であっても、質感が定量化できれば、各サンプル化粧料の質感を、数値で特定しておくことができる。そして、複数のサンプル化粧料のうち1つ以上の、数値化された質感に基づいて、所望の質感をおおよその数値で指定することができる。例えば、所望の質感に最も近い質感を有するサンプル化粧品を選択し、そのサンプル化粧品の数値化された質感に基づき、所望の質感をおおよその数値で表現することができる。そして、質感と調製との相関関係を予め求めておけば、所望の質感を表した数値を、質感と調製との相関関係と比較することで、所望の質感を得るための化粧品の調製方法(処方)を求めることができる。
質感と処方との相関関係とは、上述したように、所定の質感と、その質感を付与するための材料の種類、大きさ、形、配合割合等をパラメータとし、それらのパラメータが変化することによって所定の質感がどのように変化するかについてのグラフ、マップ、式等を指す。
本形態の化粧料の調製方法によって、使用者の所望する質感により近い化粧料を提供することが可能となり、使用者のニーズにきめ細やかに対応することが可能となる。
10 光源
12 撮像手段
14 測定対象物
14a 測定対象表面

Claims (9)

  1. 化粧料が塗布された表面を、前記表面を照射する光の角度を変更しながら撮影して、複数の画像を取得し、
    前記各画像からRGB値を取得し、
    前記RGB値に基づき、前記画像の輝度値を取得し、
    前記各画像について輝度値の標準偏差を算出し、
    前記標準偏差に基づき、前記化粧料のパール感を測定することを含む、化粧料の質感を測定する方法。
  2. 化粧料が塗布された表面を、前記表面を照射する光の角度を変更しながら撮影して、複数の画像を取得し、
    前記各画像からRGB値を取得し、
    前記RGB値に基づき、前記画像の輝度値を取得し、
    前記各画像について輝度値の平均を算出し、
    前記複数の画像について前記輝度値の平均の分布を求め、前記分布におけるピーク値及び半値幅を算出し、
    前記ピーク値及び半値幅に基づき、前記化粧料のツヤ感を測定することを含む、化粧料の質感を測定する方法。
  3. 前記輝度値を取得することが、
    前記RGB値をXYZ値に変換し、
    前記XYZ値をL値に変換し、
    前記L値を前記輝度値とすることを含む、請求項1又は2に記載の化粧料の質感を測定する方法。
  4. 前記RGB値から前記XYZ値への変換を、変換式
    Figure 2018105792
    〔前記Mが、3×nの変換行列であり、前記S、S、・・・、Sは、前記画像から取得されたRGB値に基づく入力値であり、n=8〜14である〕
    を用いて行う、請求項3に記載の化粧料の質感を測定する方法。
  5. 化粧料が塗布された表面を、前記表面を照射する光の角度を変更しながら撮影して、複数の画像を取得し、
    前記撮影された各画像について、メディアンフィルタによる処理を行って、前記メディアン処理前の画像から前記メディアン処理後の画像を差し引いて、差分画像を抽出し、
    前記各差分画像に基づいて、前記化粧料のパール感を測定することを含む、化粧料の質感を測定する方法。
  6. 前記各差分画像についてそれぞれ輝点の個数及び面積を求め、当該輝点の個数及び面積に基づき、前記化粧料のパール感を測定することを含む、請求項5に記載の化粧料の質感を測定する方法。
  7. 前記表面に照射する光の角度を変更することが、光源の位置を変更することを含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の化粧料の質感を測定する方法。
  8. 前記取得された複数の画像において、前記光の角度は互いに角度間隔Δθで変更されており、前記Δθが2度以下である、請求項1から7のいずれか一項に記載の化粧料の質感を測定する方法。
  9. 所定の調製により得られた所定の質感を有する複数の試料化粧料を準備し、
    請求項1から8のいずれか一項に記載の質感を測定する方法を用いて、前記試料化粧料の質感をそれぞれ数値化し、
    前記試料化粧料の質感と前記調製との関係を特定し、
    前記複数の試料化粧料の数値化された質感に基づき、所望の質感を備えた化粧料を調製することを含む、化粧料を調製する方法。
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