JP2018105669A - 消費電力制御システム、ナビゲーションシステム、消費電力制御プログラムおよび制御プログラム - Google Patents

消費電力制御システム、ナビゲーションシステム、消費電力制御プログラムおよび制御プログラム Download PDF

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Koji Yamashita
浩司 山下
將貴 竹内
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將貴 竹内
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正啓 佐藤
亜紀子 鈴木
Akiko Suzuki
亜紀子 鈴木
健太 河合
Kenta Kawai
健太 河合
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Abstract

【課題】消費電力を低減することが可能な技術の提供。【解決手段】GPS信号取得部で取得されたGPS信号に基づいて測位した現在位置を取得する現在位置取得部と、近距離通信で接続されたナビゲーションシステムがGPS信号に基づいて現在位置を測位した測位結果を取得する測位結果取得部と、前記測位結果が測位失敗である場合、測位成功である場合よりも前記GPS信号取得部におけるGPS信号の取得頻度を低下させる消費電力制御部と、を備える消費電力制御システムが構成される。【選択図】図1

Description

本発明は、消費電力制御システムに関する。
従来、GPS信号に基づいて現在位置を測位する技術が知られている。例えば、特許文献1,2においては、ナビゲーション装置としての車載器と携帯端末とを無線通信によって接続し、連携する技術が開示され、車載器と携帯端末とのそれぞれにおいてGPS信号に基づいて現在位置を測位可能であることが開示されている。
特開2015−57613号公報 特開2008−275544号公報
移動体においてGPS信号に基づいて現在位置を測位する場合、移動体の移動に現在位置を追従させるために、GPS信号を継続的に取得する必要がある。一方、GPS信号はGPS衛星から送信されるため、トンネルや地下などにおいてはGPS信号による測位が失敗し得る。しかし、GPS信号による測位が失敗した場合において単にGPS信号の取得を停止させてしまうと、再度、GPS信号を取得可能になった場合に当該GPS信号を取得することができず、現在位置の測位を再開することができない。そこで、従来は、測位が失敗した場合であっても、GPS信号の取得および当該GPS信号による測位は継続的に実施されていた。このようなGPS信号の取得や測位は電力を消費するため、比較的小容量のバッテリーで駆動される携帯端末においてGPS信号が取得できない状況下で測位を続けると、測位不可能な情報の取得のためにバッテリーの残電力量に多大な影響を及ぼすことになる。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、消費電力を低減することが可能な技術を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、消費電力制御システムは、GPS信号取得部で取得されたGPS信号に基づいて測位した現在位置を取得する現在位置取得部と、近距離通信で接続されたナビゲーションシステムがGPS信号に基づいて現在位置を測位した測位結果を取得する測位結果取得部と、測位結果が測位失敗である場合、測位成功である場合よりもGPS信号取得部におけるGPS信号の取得頻度を低下させる消費電力制御部と、を備える。
また、上記の目的を達成するため、ナビゲーションシステムは、GPS信号に基づいて現在位置を測位する現在位置測位部と、近距離通信で接続された、GPS信号取得部を備える端末であって、現在位置の測位結果が測位失敗である場合、測位成功である場合よりもGPS信号取得部におけるGPS信号の取得頻度を低下させる端末に対して、測位結果を送信する測位結果送信部と、を備える。
さらに、上記の目的を達成するため、消費電力制御プログラムは、コンピュータを、GPS信号取得部で取得されたGPS信号に基づいて測位した現在位置を取得する現在位置取得部、近距離通信で接続されたナビゲーションシステムがGPS信号に基づいて現在位置を測位した測位結果を取得する測位結果取得部、測位結果が測位失敗である場合、測位成功である場合よりもGPS信号取得部におけるGPS信号の取得頻度を低下させる消費電力制御部、として機能させる。
さらに、上記の目的を達成するため、制御プログラムは、コンピュータを、GPS信号に基づいて現在位置を測位する現在位置測位部、近距離通信で接続された、GPS信号取得部を備える端末であって、現在位置の測位結果が測位失敗である場合、測位成功である場合よりもGPS信号取得部におけるGPS信号の取得頻度を低下させる端末に対して、測位結果を送信する測位結果送信部、として機能させる。
すなわち、ナビゲーションシステムは、ナビゲーションシステムにおいて取得されたGPS信号によって現在位置を測位可能であり、消費電力制御システムは、当該ナビゲーションシステムにおける測位の成否を取得することができる。従って、消費電力制御システムにおいては、GPS信号取得部における測位の成否にかかわらず、ナビゲーションシステムにおける測位の成否を特定することができる。
そして、ナビゲーションシステムとGPS信号取得部とがほぼ同一位置に存在する状況においては、ナビゲーションシステムにおいて測位可能であればGPS信号取得部においても測位可能であると推定できる。そこで、ナビゲーションシステムにおける測位が失敗である場合に測位が成功した場合よりもGPS信号取得部におけるGPS信号の取得頻度を低下させる。この構成によれば、GPS信号取得部自体の測位の結果にかかわらず、GPS信号取得部での消費電力を低減させることが可能である。また、測位が成功し得る状況においてGPS信号の取得頻度を低下させたままに維持してしまうこともなく、GPS信号取得部において測位可能な状況において、測位されないという状況が発生することを防止することができる。
消費電力制御システムを示すブロック図である。 消費電力制御処理を示すフローチャートである。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)消費電力制御システムの構成:
(2)ナビゲーションシステムの構成:
(3)消費電力制御処理:
(4)他の実施形態:
(1)消費電力制御システムの構成:
図1は、本発明の一実施形態であるシステムを構成する消費電力制御システムおよびナビゲーションシステムの構成例を示すブロック図である。本実施形態にかかる消費電力制御システムは、携帯端末10の機能の一部として実現される。本実施形態において、携帯端末10は、無線通信によってナビゲーションシステム100と接続され、両者は協働する。携帯端末10は、CPU、RAM、ROM等を備える制御部20と、記録媒体30と、GPS信号取得部41とユーザI/F部44と通信部45とを備えており、制御部20は、当該ROMや図示しない記録媒体に記録された種々のプログラムを実行することができる。なお、本実施形態において、携帯端末10は、図示しないバッテリーを備え、当該バッテリーの電力で駆動される。
GPS信号取得部41は、GPS衛星からの電波(GPS信号)を受信し、図示しないインタフェースを介して携帯端末10の現在位置を算出するための信号を出力する。制御部20は、当該信号に基づいて携帯端末10の現在位置を取得することができる。なお、本実施形態において、制御部20は、GPS信号取得部41に対して制御信号を出力することでGPS信号を取得させることができ、当該制御信号の出力タイミングを制御することによりGPS信号取得部41におけるGPS信号の取得頻度(単位時間あたりの取得回数)を制御することができる。
ユーザI/F部44は、利用者の指示を入力し、また利用者に各種の情報を提供するためのインタフェース部である。本実施形態においてユーザI/F部44は、図示しないタッチパネル方式のディスプレイからなる入力部を兼ねた表示部やマイク等の音の入力部、スピーカー等の出力音の出力部を備えている。制御部20は、ユーザI/F部44を制御して、任意の画像をディスプレイに出力させ、任意の音をスピーカーに出力させることができる。
通信部45は、予め決められた周波数帯域の搬送波を利用して他の装置と通信を行うための回路を備えている。本実施形態において、制御部20は、通信部45を介し、既定の規格(複数の規格であってもよい)によってナビゲーションシステム100と通信を行うことが可能である。なお、本実施形態は、既定の規格の一つがBluetooth(登録商標)規格である例である。また、通信部45は有線通信(例えばUSB規格による通信)等によってナビゲーションシステム100と通信可能であっても良い。
いずれにしても、本実施形態において携帯端末10は、近距離通信によってナビゲーションシステム100と通信を行う。すなわち、携帯端末10は利用者に所持され、当該利用者がナビゲーションシステム100を利用する際にナビゲーションシステム100と通信を行うことができればよい。従って、利用者がナビゲーションシステム100と携帯端末10との双方を同一地点において利用する場合において両者が接続されて通信を行う規格であれば良い。
本実施形態に係る携帯端末10は、電話機能やナビゲーション機能、地図表示機能等の各種機能を実現するアプリケーションプログラムを実行することができる。本実施形態においては、地図表示機能を実現するアプリケーションプログラムの一部に消費電力制御プログラム21が含まれている。消費電力制御プログラム21は、携帯端末10の稼働中に実行される。
本実施形態における消費電力制御プログラム21は、GPS信号取得部41がGPS信号を受信することによる消費電力を低減するための処理を制御部20に実現させる。このために、消費電力制御プログラム21は、現在位置取得部21aと測位結果取得部21bと消費電力制御部21cと現在位置表示部21dとを備えている。
現在位置取得部21aは、GPS信号取得部で取得されたGPS信号に基づいて測位した現在位置を取得する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。すなわち、制御部20は、GPS信号取得部41に対して制御信号を出力し、GPS信号を受信させる。また、制御部20は、GPS信号取得部41が出力した信号に基づいて携帯端末10の現在位置を測位する。測位された現在位置はGPS信号取得部41によって測位された現在位置としてRAMに記録される。
現在位置の測位手法は、種々の手法が採用可能であり、記録媒体30に記録された地図情報30aに基づいて、例えば、現在位置の軌跡に適合する道路上の位置が現在位置と見なされるなどの処理によって特定されても良い。地図情報30aは、少なくとも地図を表示可能に定義されていれば良く、他の機能(例えば、ナビゲーション機能)で使用される地図情報が流用されても良い。当該地図情報は、例えば、ナビゲーションシステム100が備える記録媒体300に記録された地図情報300a(詳細は後述)と同様の情報で実現可能である。
測位結果取得部21bは、近距離通信で接続されたナビゲーションシステムがGPS信号に基づいて現在位置を測位した測位結果を取得する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。すなわち、制御部20は、ナビゲーションシステム100に対する利用者の操作やユーザI/F部44に対する利用者の操作等により、ナビゲーションシステム100との接続を確立する処理を実行することができる。ナビゲーションシステム100との接続が確立されている状態において、制御部20は、測位結果取得部21bの処理により、通信部45を介してナビゲーションシステム100における現在位置の測位結果を取得する。
具体的には、制御部20は、ナビゲーションシステム100に対して測位結果の送信要求を行う。送信要求が行われると、ナビゲーションシステム100は、当該測位結果(少なくとも測位の成否を含む情報)を送信するため、制御部20は、通信部45を介して当該測位結果を取得し、RAMに記録する。
消費電力制御部21cは、測位結果が測位失敗である場合、測位成功である場合よりもGPS信号取得部におけるGPS信号の取得頻度を低下させる機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。なお、本実施形態において、制御部20は、GPS信号取得部41におけるGPS信号の取得を停止することによって取得頻度の低下を実現する。すなわち、制御部20は、通常は基準の頻度でGPS信号取得部41におけるGPS信号の取得を行わせ、測位結果が測位成功である場合には当該基準の頻度を変更しないが、測位結果が測位失敗である場合には当該基準の頻度を変更し、GPS信号の取得を停止させる。
GPS信号はGPS衛星から送信されるため、トンネルや地下などにおいてはGPS信号による測位が失敗し得る。しかし、GPS信号による測位が失敗した場合において単にGPS信号の取得を停止させてしまうと、再度、GPS信号を取得可能になった場合に当該GPS信号を取得することができず、現在位置の測位を再開することができない。そこで、本実施形態において、携帯端末10の制御部20は、ナビゲーションシステム100の測位結果に基づいて、携帯端末10が備えるGPS信号取得部41によるGPS信号の取得を停止させる制御を行う。
すなわち、本実施形態において携帯端末10は、GPS信号取得部41を利用して現在位置を測位可能であり、ナビゲーションシステム100においても後述するGPS信号取得部410を利用して現在位置を測位可能である。そして、両者は、単一の利用者に利用される装置であり、近距離通信によって接続される。従って、単一の利用者が同時に利用可能な範囲(利用者の手が届く範囲や目で見える範囲等)に存在する2個の装置によってGPS信号による測位が行われる。このため、GPS信号取得部41におけるGPS信号の受信の成否は、ナビゲーションシステム100におけるGPS信号の受信の成否とほぼ一致すると見なすことができる。
そこで、ナビゲーションシステム100における測位結果に基づいて、制御部20がGPS信号取得部41における測位の実施の可否を決定する構成とすれば、GPS信号取得部41における測位の結果にかかわらず、GPS信号取得部41によるGPS信号の取得停止または取得実行を制御することができる。従って、本実施形態によれば、現在位置の測位が失敗する可能性が高い状態においては、GPS信号取得部41によるGPS信号の取得を停止させることができ、GPS信号が取得できない状況下において無駄に電力が消費されることを防止することができる。また、測位が成功し得る状況においてGPS信号取得部41におけるGPS信号の取得を停止させたままに維持してしまうこともなく、GPS信号取得部41において測位可能な状況において、測位されないという状況が発生することを防止することができる。
現在位置表示部21dは、制御部20が現在位置取得部21aの処理によって取得した現在位置をユーザI/F部44のディスプレイに表示する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。すなわち、制御部20が現在位置取得部21aの処理によって、GPS信号取得部41の出力に基づいて現在位置を測位し、当該現在位置がRAMに記録されると、制御部20は、現在位置表示部21dの処理によって当該現在位置を取得する。そして、制御部20は、記録媒体30に記録された地図情報30aを参照し、地図上での現在位置を特定し、ユーザI/F部44を制御して現在位置を示すアイコンが重畳された地図をディスプレイに表示させる。以上の構成により、利用者は、携帯端末10で特定された現在位置をユーザI/F部44のディスプレイ上で確認することができる。
(2)ナビゲーションシステムの構成:
ナビゲーションシステム100は、CPU、RAM、ROM等を備える制御部200と、記録媒体300と、GPS信号取得部410と車速センサ420とジャイロセンサ430と通信部450とを備えており、制御部200は、当該ROMや記録媒体300に記録された種々のプログラムを実行することができる。なお、本実施形態において、ナビゲーションシステム100は車両に搭載されており、車両に搭載されたバッテリーの電力で駆動される。
GPS信号取得部410は、GPS衛星からの電波を受信し、図示しないインタフェースを介して車両の現在位置を算出するための信号を出力する。車速センサ420は、車両が備える車輪の回転速度に対応した信号を出力する。制御部20は、図示しないインタフェースを介してこの信号を取得し、車速を取得する。ジャイロセンサ430は、車両の水平面内の旋回についての角加速度を検出し、車両の向きに対応した信号を出力する。制御部200は、この信号を取得して車両の進行方向を取得する。制御部200は、車速センサ420およびジャイロセンサ430等の出力信号に基づいて車両の走行軌跡を特定することで車両の現在位置を取得する。GPS信号取得部410の出力信号は、車速センサ420およびジャイロセンサ430等から特定される車両の現在位置を補正するなどのために利用される。
なお、本実施形態においてGPS信号取得部410は、GPS信号による測位が失敗したとしても、既定の周期でGPS信号を取得する処理を行う。また、本実施形態にかかるナビゲーションシステム100は、車速センサ420とジャイロセンサ430とを備えており、これらのセンサの出力に基づいて車両の走行軌跡が特定され、現在位置が取得される。当該走行軌跡によって現在位置を取得する手法は、車両に搭載されたセンサによって車両の動作を検知することで、外部のGPS信号に依存することなく現在位置を取得する手法である。従って、車速センサ420とジャイロセンサ430による現在位置の取得は、自立航法における現在位置の取得であるといえる。このため、本実施形態にかかるナビゲーションシステム100は、GPS信号取得部410で取得されたGPS信号と自立航法のためのセンサ(車速センサ420とジャイロセンサ430)の出力信号とに基づいて現在位置を測位する機能を有している。
通信部450は、予め決められた周波数帯域の搬送波を利用して他の装置と通信を行うための回路を備えている。本実施形態において、制御部200は、通信部450を介し、既定の規格(複数の規格であってもよい)によって携帯端末10と通信を行うことが可能である。
本実施形態に係るナビゲーションシステム100の制御部200は、図示しないナビゲーションプログラムの機能により、記録媒体300に記録された地図情報300aに基づいて車両を目的地まで誘導することができる。地図情報300aは、道路区間の端点に対応するノードの位置、ノード間の道路の形状を特定するための形状補間点の位置等を示す形状補間点データ、ノード同士の連結を示すリンクデータ、施設の位置および属性を示す施設データ等を含んでいる。なお、本実施形態において、リンクデータには、道路区間の距離等によって特定された道路区間毎のコストを示す情報が対応づけられている。
制御部200は、図示しないユーザI/F部を介して利用者による目的地の指定を受け付ける。制御部200は、地図情報300aを参照して現在位置から目的地までの経路を探索する。そして、制御部200は、ユーザI/F部を制御し、現在位置が経路に沿って移動できるように車両を誘導するための案内を出力させる。
本実施形態においてナビゲーションシステム100は、このような経路案内機能の他に、携帯端末10の消費電力を低減させるための機能も備えており、当該機能は制御プログラム210によって実現される。制御プログラム210は、現在位置測位部210aと測位結果送信部210bとを備えている。
現在位置測位部210aは、GPS信号に基づいて現在位置を測位する機能を制御部200に実現させるプログラムモジュールである。すなわち、制御部200は、車速センサ420およびジャイロセンサ430等の出力信号に基づいて車両の走行軌跡を特定することで車両の現在位置を取得する。
さらに、制御部200は、GPS信号取得部410に対して制御信号を出力し、GPS信号を受信させる。また、制御部200は、GPS信号取得部410が受信したGPS信号に基づいて出力した信号を取得し、当該信号に基づいてナビゲーションシステム100の現在位置を測位する。そして、制御部200は、走行軌跡に基づいて特定された現在位置をGPS信号取得部410の出力信号に基づいて特定された現在位置で補正する。補正された現在位置はナビゲーションシステム100によって特定された現在位置としてRAMに記録される。
ただし、電波障害や車両の位置が遮蔽物の下であるなどの原因により、GPS信号取得部410においてGPS信号が受信できなかった場合、制御部200は、GPS信号に基づく測位の失敗であるとみなす。GPS信号取得部410においてGPS信号が受信でき、現在位置が取得された場合、制御部200は、GPS信号に基づく測位の成功であるとみなす。なお、制御部200は、マップマッチング処理等の技術を利用してより高精度に現在位置を特定しても良い。
測位結果送信部210bは、近距離通信で接続され、GPS信号取得部41を備え、現在位置の測位結果が測位失敗である場合、測位成功である場合よりも当該GPS信号取得部41におけるGPS信号の取得頻度を低下させる携帯端末10に対して、ナビゲーションシステム100における現在位置の測位結果を送信する機能を制御部200に実現させるプログラムモジュールである。
すなわち、携帯端末10から測位結果の送信要求があった場合、制御部200は、測位結果送信部210bの処理により、通信部450を介して携帯端末10に対して測位結果(測位成功または測位失敗)を送信する。測位結果が携帯端末10に対して送信されると、携帯端末10の制御部20は、測位結果が測位失敗である場合に、携帯端末10側のGPS信号取得部41におけるGPS信号の取得を停止させる。
この結果、ナビゲーションシステム100は、測位結果の送信により、携帯端末10における消費電力を低減するように制御することが可能である。また、本実施形態にかかるナビゲーションシステム100は、GPS信号取得部410で取得されたGPS信号と自立航法のためのセンサ(車速センサ420とジャイロセンサ430)の出力信号とに基づいて現在位置を測位する。従って、GPS信号に基づく測位が失敗した状況であっても、自立航法のためのセンサで現在位置を特定可能である。
従って、自立航法のためのセンサを備えない携帯端末10と比較してナビゲーションシステム100における測位の方が、一般的には現在位置の測位精度が高い。このため、本実施形態においては、測位精度が高い可能性が高いナビゲーションシステム100におけるGPS信号の測位の成否に基づいて携帯端末10での消費電力を制御することができる。従って、携帯端末10における測位の成否に基づいてGPS信号取得部41の取得頻度を低下させる構成と比較して、より正確な情報に依拠してGPS信号取得部41の取得頻度を低下させることができる。
(3)消費電力低減処理:
次に、消費電力低減処理について詳細に説明する。図2は、携帯端末10における消費電力制御処理を示している。制御部20は、地図表示機能を実現するアプリケーションプログラムの実行下において、当該消費電力制御処理を一定期間毎に繰り返し実行する。消費電力低減処理が開始されると、制御部20は、ナビゲーションシステム100と接続中であるか否かを判定する(ステップS100)。接続中であるか否かの確認は種々の処理によって実行可能であり、例えば、制御部20が、通信部45を介してナビゲーションシステム100と通信を行い、通信が成功した場合にナビゲーションシステム100と接続中であると判定する構成等が挙げられる。むろん、通信の確立を示すフラグ等を記録する構成とし、当該フラグによって接続中であるか否かを判定する構成等であっても良い。
ステップS100において、ナビゲーションシステム100と接続中であると判定されない場合、ナビゲーションシステム100における測位結果を取得することができないため、制御部20は、現在位置取得部21aの処理により、GPS信号取得部41の出力に基づいて現在位置を取得する(ステップS120)。すなわち、制御部20は、GPS信号取得部41の出力を取得し、携帯端末10の現在位置を測位する。測位された現在位置はRAMに記録される。
この場合、制御部20は、現在位置表示部21dの処理により、ステップS120で取得した現在位置を表示する(ステップS125)。すなわち、制御部20は、記録媒体30に記録された地図情報30aを参照し、ステップS120で取得された現在位置を含む地図を表示するための画像を生成する。そして、制御部20は、当該地図に対して現在位置を示すアイコンを重畳した画像を生成し、ユーザI/F部44を制御して当該画像をディスプレイに表示させる。
一方、ステップS100において、ナビゲーションシステム100と接続中であると判定された場合、制御部20は、測位結果取得部21bの処理により、ナビゲーションシステム100から測位結果を取得する(ステップS105)。すなわち、制御部20は、通信部45を介して測位結果の送信要求をナビゲーションシステム100に対して送信する。ナビゲーションシステム100が当該送信要求を取得すると、制御部200は、現在位置測位部210aの処理により、GPS信号取得部410、車速センサ420、ジャイロセンサ430に基づいて現在位置を取得する。
GPS信号取得部410によってGPS信号が取得できなかった場合、制御部200は、測位結果を測位失敗とする。GPS信号取得部410によってGPS信号が取得でき、現在位置が取得された場合、制御部200は、測位結果を測位成功とする。そして、制御部200は、測位結果送信部210bの処理により、通信部450を介して当該測位結果を送信する。測位結果が送信されると、携帯端末10の制御部20は、通信部45を介して測位結果を取得する。
次に、制御部20は、消費電力制御部21cの処理により、測位が失敗したか否かを判定する(ステップS110)。すなわち、制御部20は、ステップS105で取得した測位結果を参照し、測位結果が測位失敗であったか否かを判定する。ステップS110において、測位失敗であったと判定されない場合(測位成功であった場合)、制御部20は、ステップS120以降の処理を行う。この結果、ユーザI/F部44のディスプレイに現在位置が表示される。従って、ナビゲーションシステム100における測位が成功し続ける限り、本実施形態において携帯端末10は、当該携帯端末10自体が備えるGPS信号取得部41によってGPS信号を取得し現在位置を取得する。ユーザI/F部44のディスプレイにおいては、当該現在位置を含む地図が表示されるため、携帯端末10の移動に追従して現在位置が変化する地図が表示される。
一方、ステップS110において、測位失敗であったと判定された場合、制御部20は、GPS信号取得部41によるGPS信号の取得を停止させる(ステップS115)。すなわち、制御部20は、GPS信号取得部41に制御信号を出力してGPS信号の取得を停止させる。従って、ナビゲーションシステム100における測位が失敗し続ける限り、本実施形態において携帯端末10は、当該携帯端末10自体が備えるGPS信号取得部41によるGPS信号の取得を停止させる。この結果、携帯端末10においてGPS信号を取得するための動作が行われず、バッテリーの消費電力を低減させることができる。
なお、本実施形態においては、測位結果が測位失敗から測位成功に変化するとステップS110における判定が変化する。従って、この場合、制御部20は、ステップS110においてGPS信号取得部41によるGPS信号の取得が停止した状態から、ステップS120,S125においてGPS信号取得部41によるGPS信号の取得を実行する状態に変化する。また、消費電力制御処理は、一定期間毎に繰り返して実行されるため、測位失敗から測位成功に変化し、測位成功が続く場合には、GPS信号取得部41によるGPS信号の取得が一定期間毎に(すなわち、既定の取得頻度で)続けられることになる。
従って、本実施形態において制御部20は、測位結果が測位失敗から測位成功に変化した場合に、GPS信号取得部41におけるGPS信号の取得頻度を低下前の頻度に戻す構成となる。この構成によれば、GPS信号取得部41におけるGPS信号の取得頻度が低下(停止を含む)しており、GPS信号取得部41自体でGPS信号取得の成否が特定できない状態であっても、GPS信号の取得が可能になると、GPS信号取得部41でのGPS信号の取得を再開することができる。
(4)他の実施形態:
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、他にも種々の実施形態を採用可能である。例えば、携帯端末10やナビゲーションシステム100とともに移動する移動体は任意であり、車両であっても良いし、歩行者であっても良く、種々の例が想定される。また、消費電力制御システムやナビゲーションシステムは、複数の装置(例えば、クライアントとサーバ)によって実現されるシステムであっても良い。
さらに、消費電力制御システムやナビゲーションシステムを構成する現在位置取得部21a、測位結果取得部21b、消費電力制御部21c、現在位置表示部21d、現在位置測位部210a、測位結果送信部210bの少なくとも一部が複数の装置に分かれて存在していても良い。例えば、現在位置取得部21aがGPS信号取得部41の制御部で実現されても良いし、ナビゲーションシステム100が取得した現在位置を示す情報等に基づいて、測位結果取得部21bにおいて測位結果が失敗であるか否かが判定されても良い。むろん、上述の実施形態の一部の構成が省略されてもよいし、処理の順序が変動または省略されてもよい。消費電力制御処理には図2に示す処理と異なる処理が追加されていても良い。
現在位置測位部は、GPS信号取得部で取得されたGPS信号に基づいて測位した現在位置を取得することができればよい。すなわち、ナビゲーションシステムにおける測位系統と異なる系統での測位を行う装置としてGPS信号取得部が存在し、現在位置測位部は、当該GPS信号取得部が取得したGPS信号に基づいて現在位置を測位する。
なお、現在位置の測位は、GPS信号取得部の移動に追従して現在位置が移動することに意味があるため、通常は、GPS信号の取得は継続して(例えば、一定期間毎に)実行される。また、現在位置は、GPS信号に基づいて測位されれば良く、他のセンサの出力(例えば、ジャイロセンサ等)を援用して現在位置が測定されても良い。当該他のセンサの援用や上述のようなGPS信号取得の継続は、ナビゲーションシステムにおける現在位置についても同様である。
測位結果取得部は、近距離通信で接続されたナビゲーションシステムがGPS信号に基づいて現在位置を測位した測位結果を取得することができればよい。すなわち、測位結果取得部は、消費電力の制御対象であるGPS信号取得部とは別体のナビゲーションシステムにおける現在位置の測位結果を取得することができればよい。
測位結果は、測位の成否の他、測位の信頼度であってもよい。測位の信頼度が取得される場合、例えば、信頼度が閾値以上である場合に測位成功、閾値より低い場合に測位失敗と見なす構成等を採用可能である。測位の成否を決定づける原因は、種々の原因が存在し得る。すなわち、上述のように測位可能な程度にGPS信号ができなかった場合の他、GPS信号が既定の強度より弱い場合や、許容限度を超えたマルチパスでの受信の発生や、通信品質(C/N比、S/N比、変調誤差比、ビット誤り率等)が許容限度を超えている場合や、信号復調時のパラメータ(例えば、ゲイン)等が許容限度を超えている場合等に測位が失敗していると見なされる構成が採用されてもよい。
いずれにしても、ナビゲーションシステムにおける測位失敗が、GPS信号取得部においても測位が失敗する可能性が高いと推定できるように、測位の成否を定義することができればよい。むろん、測位結果は、ナビゲーションシステムによって特定され、消費電力制御システムで取得されても良いし、ナビゲーションシステムから送信された情報に基づいて、消費電力制御システムが特定しても良い。
近距離通信は、消費電力制御システムとナビゲーションシステムとの接続を予め決められた通信手順で確立し、既定の情報を授受できるような通信であれば良い。すなわち、消費電力制御システムとナビゲーションシステムとが同一の利用者によって同時に利用し得る程度の距離範囲内で通信が維持されるような近距離通信で接続が行われればよい。従って、上述のようなBluetooth規格の他、WiFi(登録商標)規格やUSB規格等の各種の規格で消費電力制御システムとナビゲーションシステムとが接続されて良い。なお、近距離通信は無線通信であっても良いし有線通信であっても良い。
消費電力制御部は、測位結果が測位失敗である場合、測位成功である場合よりもGPS信号取得部におけるGPS信号の取得頻度を低下させることができればよい。すなわち、消費電力制御部は、ナビゲーションシステムにおける測位の成否に応じて、GPS信号取得部における電力消費を抑制しない状態と、電力消費を抑制する状態とを切り替えることができればよい。
GPS信号の取得頻度の低下は、ナビゲーションシステムにおける測位が成功している場合の取得頻度よりも低下するように設定されていれば良い。従って、上述のように、GPS信号の取得が停止されるのみならず、GPS信号の取得は行われるが、その頻度が低下することで消費電力が低減される構成であっても良い。当該構成は、GPS信号取得部で取得されたGPS信号での測位を継続する利益がある場合(例えば、当該測位結果を用いた他の処理が行われる場合)に採用され得る。また、GPS信号の取得頻度を低下させることに伴って、併用可能な他の測位手法における消費電力が低減されるように構成されても良い。例えば、選択可能な測位手法の一部を停止させる構成が採用されてもよい。測位手法は、移動体通信網の基地局と端末との関係を特定する測位や、WiFi規格等の無線通信の中継器と端末との関係を特定する測位等が挙げられる。
ナビゲーションシステムと異なる系統で測位された現在位置(GPS信号取得部によって測位された現在位置)は、種々の用途に使用されて良い。従って、上述の実施形態のように、GPS信号取得部を備える端末の表示部に現在位置が表示される構成の他、現在位置に近い施設の提案や現在位置に関連するアラート(買い物のリマインダー等)が行われてもよく、種々の用途に使用可能である。
上述の実施形態において制御部20は、GPS信号取得部41が取得したGPS信号に基づいて測位された現在位置を、ステップS125において現在位置表示部21dの処理により、ユーザI/F部44のディスプレイに表示する。当該ステップS125は、測位成功の場合に実行され、測位失敗の場合には実行されない。従って、制御部20は、現在位置表示部21dの処理により、GPS信号の取得頻度が低下した場合にユーザI/F部44のディスプレイにおける現在位置の表示を停止(移動に追従する現在位置の表示を停止)する。一方、制御部20は、GPS信号の取得頻度が低下前の頻度に戻った後においては、現在位置表示部21dの処理により、ユーザI/F部44のディスプレイに現在位置を表示させる。
このような構成は一例であり、種々の条件に基づいて現在位置の表示を再開する構成であっても良い。例えば、GPS信号の取得頻度が低下前の頻度に戻った後において、GPS信号取得部41による測位結果が正確であると推定できる場合に現在位置を表示する構成であっても良い。より具体的には、制御部20は、通信部45を介してナビゲーションシステム100が取得した現在位置を取得する。さらに、制御部20が現在位置表示部21dの処理により、ナビゲーションシステム100で取得された現在位置と、現在位置取得部21aが取得した現在位置とを比較する。そして、両者が一致している場合に、現在位置取得部21aが取得した現在位置をディスプレイに表示する構成であっても良い。以上の構成によれば、正確である可能性が高い現在位置をディスプレイに表示させることができる。
ナビゲーションシステム100で取得された現在位置と、現在位置取得部21aが取得した現在位置とが一致している場合、ナビゲーションシステム100で取得された現在位置の信頼度に基づいて、現在位置を表示するか否か決定されても良い。例えば、ナビゲーションシステム100で取得された現在位置の信頼度が基準より高ければ、現在位置取得部21aが取得した現在位置をディスプレイに表示せず、ナビゲーションシステム100で取得された現在位置の信頼度が基準より低ければ、現在位置取得部21aが取得した現在位置をディスプレイに表示するように、制御部20が機能する構成が採用されてもよい。
すなわち、ナビゲーションシステム100で取得された現在位置と、現在位置取得部21aが取得した現在位置とが一致していない場合、少なくとも一方は不正確である。そこで、ナビゲーションシステム100で取得された現在位置の信頼度が基準より高ければ、制御部20は、ナビゲーションシステム100で取得された現在位置が、現在位置取得部21aが取得した現在位置よりも正確であると推定する。この場合、制御部20は、現在位置取得部21aが取得した現在位置をディスプレイに表示しない。従って、不正確である可能性が高い現在位置がディスプレイに表示されることを防止することができる。
また、ナビゲーションシステム100で取得された現在位置の信頼度が基準より低ければ、制御部20は、ナビゲーションシステム100で取得された現在位置が、現在位置取得部21aが取得した現在位置よりも正確ではないと推定する。この場合、制御部20は、現在位置取得部21aが取得した現在位置をディスプレイに表示する。従って、GPS信号取得部41が取得したGPS信号による測位結果が不正確であるという根拠がなく、正確である可能性が高い場合に、当該測位結果が現在位置として表示される。この構成によれば、利用者の利便性が高くなる可能性を高めることができる。
なお、現在位置の信頼度は、種々の手法で特定されて良く、例えば、現在位置の履歴から特定される走行距離を所要期間で除した車速と各種のセンサ(車速センサ等)から特定される車速との差異を示す指標や、GPS信号に基づいて特定される現在位置と実際の位置との誤差を示す誤差円、GPS信号の受信状況、強度など、種々の定義を採用可能である。いずれにしても、ナビゲーションシステム100において現在位置の信頼度が特定されて携帯端末10に送信される構成や、信頼度を特定するための情報がナビゲーションシステム100から携帯端末10に送信されて携帯端末10で信頼度が特定される構成等を採用可能である。信頼度の基準は、ナビゲーションシステム100で取得された現在位置が、現在位置取得部21aが取得した現在位置よりも信頼できるか否かを判定するための指標となっていれば良く、信頼度の定義に応じて種々の態様で定義可能である。信頼度は固定であっても良いし、可変であっても良い。後者としては、例えば、現在位置取得部21aが取得した現在位置の信頼度が基準となる構成等が挙げられる。
さらに、本発明のように、測位結果が測位失敗である場合、測位成功である場合よりもGPS信号取得部におけるGPS信号の取得頻度を低下させる手法は、プログラムや方法としても適用可能である。また、以上のようなシステム、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合や、複数の装置によって実現される場合が想定可能であり、各種の態様を含むものである。例えば、以上のような構成を備えたナビゲーションシステムや端末、方法、プログラムを提供することが可能である。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、システムを制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのソフトウェアの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
10…携帯端末、20…制御部、21…消費電力制御プログラム、21a…現在位置取得部、21b…測位結果取得部、21c…消費電力制御部、21d…現在位置表示部、30…記録媒体、30a…地図情報、41…GPS信号取得部、44…ユーザI/F部、45…通信部、100…ナビゲーションシステム、200…制御部、210…制御プログラム、210a…現在位置測位部、210b…測位結果送信部、300…記録媒体、300a…地図情報、410…GPS信号取得部、420…車速センサ、430…ジャイロセンサ、450…通信部

Claims (10)

  1. GPS信号取得部で取得されたGPS信号に基づいて測位した現在位置を取得する現在位置取得部と、
    近距離通信で接続されたナビゲーションシステムがGPS信号に基づいて現在位置を測位した測位結果を取得する測位結果取得部と、
    前記測位結果が測位失敗である場合、測位成功である場合よりも前記GPS信号取得部におけるGPS信号の取得頻度を低下させる消費電力制御部と、
    を備える消費電力制御システム。
  2. 前記取得頻度の低下は、
    GPS信号の取得を停止することによって実現される、
    請求項1に記載の消費電力制御システム。
  3. 前記ナビゲーションシステムは、
    GPS信号と自立航法のためのセンサの出力信号とに基づいて現在位置を測位する、
    請求項1または請求項2のいずれかに記載の消費電力制御システム。
  4. 前記消費電力制御部は、
    前記測位結果が前記測位失敗から前記測位成功に変化した場合に、前記取得頻度を低下前の頻度に戻す、
    請求項1〜請求項3のいずれかに記載の消費電力制御システム。
  5. 前記現在位置取得部が取得した現在位置をディスプレイに表示する現在位置表示部を備え、
    前記現在位置表示部は、
    前記取得頻度が低下した場合に前記ディスプレイにおける現在位置の表示を停止し、
    前記取得頻度が低下前の頻度に戻った後においては、
    前記ナビゲーションシステムで取得された現在位置と、前記現在位置取得部が取得した現在位置とが一致している場合に、前記現在位置取得部が取得した現在位置を前記ディスプレイに表示する、
    請求項4に記載の消費電力制御システム。
  6. 前記現在位置表示部は、
    前記取得頻度が低下前の頻度に戻った後、
    前記ナビゲーションシステムで取得された現在位置と、前記現在位置取得部が取得した現在位置とが一致していない場合、
    前記ナビゲーションシステムで取得された現在位置の信頼度が基準より高ければ、前記現在位置取得部が取得した現在位置を前記ディスプレイに表示せず、
    前記ナビゲーションシステムで取得された現在位置の信頼度が基準より低ければ、前記現在位置取得部が取得した現在位置を前記ディスプレイに表示する、
    請求項5に記載の消費電力制御システム。
  7. GPS信号に基づいて現在位置を測位する現在位置測位部と、
    近距離通信で接続された、GPS信号取得部を備える端末であって、前記現在位置の測位結果が測位失敗である場合、測位成功である場合よりも前記GPS信号取得部におけるGPS信号の取得頻度を低下させる端末に対して、前記測位結果を送信する測位結果送信部と、
    を備えるナビゲーションシステム。
  8. 取得頻度の低下は、
    GPS信号の取得を停止することによって実現される、
    請求項7に記載の消費電力制御システム。
  9. コンピュータを、
    GPS信号取得部で取得されたGPS信号に基づいて測位した現在位置を取得する現在位置取得部、
    近距離通信で接続されたナビゲーションシステムがGPS信号に基づいて現在位置を測位した測位結果を取得する測位結果取得部、
    前記測位結果が測位失敗である場合、測位成功である場合よりも前記GPS信号取得部におけるGPS信号の取得頻度を低下させる消費電力制御部、
    として機能させる消費電力制御プログラム。
  10. コンピュータを、
    GPS信号に基づいて現在位置を測位する現在位置測位部、
    近距離通信で接続された、GPS信号取得部を備える端末であって、前記現在位置の測位結果が測位失敗である場合、測位成功である場合よりも前記GPS信号取得部におけるGPS信号の取得頻度を低下させる端末に対して、前記測位結果を送信する測位結果送信部、
    として機能させる制御プログラム。
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