JP2018105247A - ターボチャージャ - Google Patents
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Abstract
【課題】コンプレッサインペラ側への潤滑油のリークを抑制可能なターボチャージャを提供する。
【解決手段】ターボチャージャは、コンプレッサインペラ51とタービンインペラとを連結する回転軸50と、コンプレッサインペラ51とタービンインペラとの間に配置されるリテーナ60と、リテーナ60のタービンインペラ側に並設され、回転軸50が挿通される貫通孔610aを有するデフレクタ本体610と、デフレクタ本体610の下縁から延出する舌部611と、を有するデフレクタ61と、リテーナ60とデフレクタ61との間に区画されるシール室Aと、舌部611とリテーナ60との間に区画され、シール室Aから潤滑油を排出する排出口Bと、を備える。デフレクタ本体610は、貫通孔610aと排出口Bとの間に配置され、シール室Aと、シール室Aのタービンインペラ側の空間901bと、を連通するリーク孔610bを有する。
【選択図】図2
【解決手段】ターボチャージャは、コンプレッサインペラ51とタービンインペラとを連結する回転軸50と、コンプレッサインペラ51とタービンインペラとの間に配置されるリテーナ60と、リテーナ60のタービンインペラ側に並設され、回転軸50が挿通される貫通孔610aを有するデフレクタ本体610と、デフレクタ本体610の下縁から延出する舌部611と、を有するデフレクタ61と、リテーナ60とデフレクタ61との間に区画されるシール室Aと、舌部611とリテーナ60との間に区画され、シール室Aから潤滑油を排出する排出口Bと、を備える。デフレクタ本体610は、貫通孔610aと排出口Bとの間に配置され、シール室Aと、シール室Aのタービンインペラ側の空間901bと、を連通するリーク孔610bを有する。
【選択図】図2
Description
本発明は、潤滑油がコンプレッサインペラ側にリークするのを抑制するデフレクタを備えるターボチャージャに関する。
特許文献1に示すように、ターボチャージャの回転軸は、コンプレッサインペラとタービンインペラとを連結している。ターボチャージャには、タービンインペラ側からコンプレッサインペラ側に向かって、スラスト軸受と、デフレクタと、リテーナと、が配置されている。回転軸は、スラスト軸受により支持されている。回転軸は、デフレクタとリテーナとを貫通している。リテーナとデフレクタとの間には、シール室が区画されている。シール室に流れ込んだ潤滑油は、自重によりシール室内を下側に流動する。このため、シール室の下部には、潤滑油が溜まりやすい。したがって、コンプレッサインペラ側の負圧が大きくなると、溜まった潤滑油が、コンプレッサインペラ側にリークしてしまうおそれがある。この点、同文献のターボチャージャのデフレクタには、通気孔が穿設されている。
しかしながら、通気孔は、回転軸の上側に配置されている。すなわち、シール室において潤滑油が溜まりやすい部分(シール室の下部)と、通気孔と、は回転軸を挟んで、上下方向に離間している。一方、シール室下部の潤滑油は、回転軸の外周面付近の隙間を介して、コンプレッサインペラ側にリークする。このため、コンプレッサインペラ側の負圧により、シール室下部の潤滑油が吸い上げられても、通気孔を介して、当該潤滑油を排出することは困難である。このように、同文献のターボチャージャの場合、コンプレッサインペラ側への潤滑油のリークを抑制することは困難である。そこで、本発明は、コンプレッサインペラ側への潤滑油のリークを抑制可能なターボチャージャを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のターボチャージャは、コンプレッサインペラとタービンインペラとを連結する回転軸と、前記コンプレッサインペラと前記タービンインペラとの間に配置されるリテーナと、前記リテーナの前記タービンインペラ側に並設され、前記回転軸が挿通される貫通孔を有するデフレクタ本体と、前記デフレクタ本体の下縁から延出する舌部と、を有するデフレクタと、前記リテーナと前記デフレクタとの間に区画されるシール室と、前記舌部と前記リテーナとの間に区画され、前記シール室から潤滑油を排出する排出口と、を備えるターボチャージャであって、前記デフレクタ本体は、上下方向に対して直交する方向から見て、前記貫通孔と前記排出口との間に配置され、前記シール室と、前記シール室の前記タービンインペラ側の空間と、を連通するリーク孔を有することを特徴とする。
以下、シール室において、潤滑油が溜まりやすい部分を「滞留部」と称す。本発明のターボチャージャのデフレクタには、リーク孔が配置されている。リーク孔は、貫通孔つまり回転軸よりも、下側に配置されている。また、リーク孔は、排出口つまり滞留部よりも、上側に配置されている。このため、コンプレッサインペラ側の負圧により、滞留部の潤滑油が吸い上げられても、リーク孔を介して、当該潤滑油を排出することができる。また、コンプレッサインペラ側の負圧により、リーク孔を介して、シール室に空気が吸引される。このため、滞留部の潤滑油に負圧が及ぼす吸引力を、小さくすることができる。
以下、本発明のターボチャージャの実施の形態について説明する。
<ターボチャージャの構成>
まず、本実施形態のターボチャージャの構成について説明する。以降の図においては、前側が本発明の「コンプレッサインペラ側」に、後側が本発明の「タービンインペラ側」に、左右方向が本発明の「上下方向に対して直交する方向」に、各々対応している。図1に、本実施形態のターボチャージャの軸方向断面図を示す。図1に示すように、本実施形態のターボチャージャ1は、ジャーナル軸受3と、スラスト軸受4と、回転部5と、シール部6と、ベアリングハウジング90と、コンプレッサハウジング91と、タービンハウジング92と、を備えている。
まず、本実施形態のターボチャージャの構成について説明する。以降の図においては、前側が本発明の「コンプレッサインペラ側」に、後側が本発明の「タービンインペラ側」に、左右方向が本発明の「上下方向に対して直交する方向」に、各々対応している。図1に、本実施形態のターボチャージャの軸方向断面図を示す。図1に示すように、本実施形態のターボチャージャ1は、ジャーナル軸受3と、スラスト軸受4と、回転部5と、シール部6と、ベアリングハウジング90と、コンプレッサハウジング91と、タービンハウジング92と、を備えている。
ベアリングハウジング90の内部には、油路901a、901bと、軸受収容部902a、902bと、リテーナ収容部903と、が形成されている。油路901bは、本発明の「シール室のタービンインペラ側の空間」の概念に含まれる。油路901a、901bには、潤滑油が流れている。前側(軸方向一方)または後側(軸方向他方)から見て、軸受収容部902aは、ベアリングハウジング90の径方向中心部に配置されている。リテーナ収容部903は、ベアリングハウジング90の前面に凹設されている。軸受収容部902bは、リテーナ収容部903の後側に連なっている。
ジャーナル軸受3は、円筒状を呈している。ジャーナル軸受3は、軸受収容部902aに収容されている。スラスト軸受4は、下側部分が除去された円板状を呈している。スラスト軸受4は、軸受収容部902bに収容されている。コンプレッサハウジング91は、ベアリングハウジング90の前側に配置されている。タービンハウジング92は、ベアリングハウジング90の後側に配置されている。
回転部5は、ベアリングハウジング90に対して、回転可能である。回転部5は、回転軸50と、コンプレッサインペラ51と、タービンインペラ52と、スラストカラー53と、カラーターボシールリング54と、を備えている。
回転軸50は、ベアリングハウジング90を前後方向(軸方向)に貫通している。回転軸50は、ジャーナル軸受3により、径方向外側から、回転可能に支持されている。コンプレッサインペラ51は、回転軸50の前端に取り付けられている。タービンインペラ52は、回転軸50の後端に連なっている。すなわち、回転軸50は、コンプレッサインペラ51とタービンインペラ52とを連結している。スラストカラー53は、回転軸50の外周面に取り付けられている。スラストカラー53は、スラスト軸受4により、軸方向から、回転可能に支持されている。カラーターボシールリング54は、スラストカラー53の前側に配置されている。カラーターボシールリング54は、回転軸50の外周面に取り付けられている。
図2に、図1の枠II内の拡大図を示す。図3に、本実施形態のターボチャージャのシール部の後面図を示す。図2、図3に示すように、シール部6は、リテーナ60と、デフレクタ61と、を備えている。リテーナ60は、ベアリングハウジング90のリテーナ収容部903に配置されている。リテーナ60は、後側に開口する有底円筒状を呈している。リテーナ60は、底壁部600と、周壁部601と、を備えている。周壁部601と、リテーナ収容部903との間には、Oリング601aが配置されている。底壁部600の径方向中心には、ボス部600aが配置されている。ボス部600aの径方向内側には、カラーターボシールリング54が回転可能に配置されている。ボス部600aとカラーターボシールリング54との間には、隙間Hが区画されている。隙間Hには、リングシール600bが配置されている。リングシール600bは、ボス部600aの内周面に圧接している。リテーナ60と後述するデフレクタ61との間には、シール室Aが区画されている。シール室Aの下部には、滞留部Cが存在している。滞留部Cには、潤滑油Oが溜まりやすい。
デフレクタ61は、デフレクタ本体610と、舌部611と、を備えている。デフレクタ本体610は、シール室Aを後側から覆っている。デフレクタ本体610の外周縁は、周壁部601の後縁に、径方向内側から嵌合している。デフレクタ本体610は、貫通孔610aと、リーク孔610bと、ガードリブ610cと、段差部610dと、を備えている。貫通孔610aは、デフレクタ本体610の径方向中心に、開設されている。貫通孔610aの径方向内側には、カラーターボシールリング54が回転可能に配置されている。左右方向(右側または左側)から見て、リーク孔610bは、上側の貫通孔610aと、下側の排出口Bおよび滞留部Cと、の間に配置されている。リーク孔610bは、シール室Aと油路901bとを連通している。左右方向から見て、ガードリブ610cは、上側の貫通孔610aと、下側の排出口Bおよび滞留部Cと、の間に配置されている。ガードリブ610cは、リーク孔610bの上縁から、前側(シール室A側)に突出している。ガードリブ610cは、左右方向(下側の排出口Bと、上側の隙間Hと、を連通する方向に対して、直交する方向)に延在している。左右方向から見て、段差部610dは、上側の貫通孔610aと、下側の排出口Bおよび滞留部Cと、の間に配置されている。段差部610dの上端に対して、段差部610dの下端は、前側に配置されている。このため、段差部610dは、後上側から前下側に延在している。前記リーク孔610bは、当該段差部610dに開設されている。リーク孔610bの上縁は、段差部610dの上縁と一致している。
舌部611は、デフレクタ本体610の下縁から、後下側(油路901b側)に延出している。すなわち、舌部611は、前上側から後下側に延在している。舌部611と周壁部601の後縁下部との間には、排出口Bが区画されている。排出口Bは、滞留部Cの後側(油路901b側)に配置されている。排出口Bを介して、シール室Aと油路901bとは連通している。
<シール部の動き>
次に、本実施形態のターボチャージャのシール部の動きについて説明する。図1に示すように、ターボチャージャ1の駆動時つまり回転部5の回転時において、潤滑油は、油路901aを経由して、ジャーナル軸受3、スラスト軸受4に供給される。ジャーナル軸受3、スラスト軸受4において使用された潤滑油は、油路901bを介して、ベアリングハウジング90から排出される。
次に、本実施形態のターボチャージャのシール部の動きについて説明する。図1に示すように、ターボチャージャ1の駆動時つまり回転部5の回転時において、潤滑油は、油路901aを経由して、ジャーナル軸受3、スラスト軸受4に供給される。ジャーナル軸受3、スラスト軸受4において使用された潤滑油は、油路901bを介して、ベアリングハウジング90から排出される。
使用済みの潤滑油の一部は、図2に示すように、デフレクタ61とリテーナ60との間の隙間、貫通孔610aとカラーターボシールリング54との間の隙間、排出口Bなどを介して、シール室Aに流れ込む。シール室Aに流れ込んだ潤滑油Oは、自重により、シール室Aの下部に合流する。すなわち、潤滑油Oは、滞留部Cに滞留する。滞留部Cの潤滑油Oは、排出口Bを介して、油路901bに流出する。
コンプレッサインペラ51側に負圧が発生すると、シール室Aからコンプレッサインペラ側に、隙間Hを介して、空気や潤滑油Oが流動しやすくなる。ここで、排出口B付近には、滞留部Cが存在している。このため、滞留部Cの潤滑油Oにより、排出口Bの開口面積が小さくなってしまう。したがって、排出口Bを介して、油路901bからシール室Aに、空気が流れ込みにくくなる。よって、滞留部Cの潤滑油Oが、コンプレッサインペラ51側の負圧により、吸い上げられやすくなる。すなわち、滞留部Cの潤滑油Oが、隙間Hを経由して、コンプレッサインペラ51側にリークしやすくなる。
この点、図2、図3に示すように、デフレクタ本体610には、リーク孔610bが開設されている。このため、図2に矢印Y1で示すように、滞留部Cから吸い上げられた潤滑油Oを、リーク孔610bを介して、油路901bに排出することができる。また、図2に矢印Y2で示すように、リーク孔610bを介して、油路901bからシール室Aに、空気を導入することができる。また、デフレクタ本体610には、ガードリブ610cが配置されている。このため、図2に矢印Y3で示すように、滞留部Cから吸い上げられた潤滑油Oを、ガードリブ610cに衝突させることができる。すなわち、潤滑油Oの流れを遮ることができる。また、デフレクタ本体610には、段差部610dが配置されている。このため、図2に矢印Y4で示すように、デフレクタ本体610の後面(表面)を流れ落ちる潤滑油Oが、リーク孔610bを介して、シール室Aに流れ込むのを、抑制することができる。
<作用効果>
次に、本実施形態のターボチャージャの作用効果について説明する。図2、図3に示すように、デフレクタ61には、リーク孔610bが配置されている。左右方向から見て、リーク孔610bは、貫通孔610aつまり回転軸50よりも、下側に配置されている。また、左右方向から見て、リーク孔610bは、排出口Bつまり滞留部Cよりも、上側に配置されている。このため、コンプレッサインペラ51側の負圧により、滞留部Cの潤滑油Oが吸い上げられても、図2に矢印Y1で示すように、リーク孔610bを介して、当該潤滑油Oを排出することができる。また、図2に矢印Y2で示すように、コンプレッサインペラ51側の負圧により、リーク孔610bを介して、油路901bからシール室Aに、空気が吸引される。このため、滞留部Cの潤滑油Oに負圧が及ぼす吸引力を、小さくすることができる。
次に、本実施形態のターボチャージャの作用効果について説明する。図2、図3に示すように、デフレクタ61には、リーク孔610bが配置されている。左右方向から見て、リーク孔610bは、貫通孔610aつまり回転軸50よりも、下側に配置されている。また、左右方向から見て、リーク孔610bは、排出口Bつまり滞留部Cよりも、上側に配置されている。このため、コンプレッサインペラ51側の負圧により、滞留部Cの潤滑油Oが吸い上げられても、図2に矢印Y1で示すように、リーク孔610bを介して、当該潤滑油Oを排出することができる。また、図2に矢印Y2で示すように、コンプレッサインペラ51側の負圧により、リーク孔610bを介して、油路901bからシール室Aに、空気が吸引される。このため、滞留部Cの潤滑油Oに負圧が及ぼす吸引力を、小さくすることができる。
また、図2に示すように、デフレクタ本体610には、ガードリブ610cが配置されている。左右方向から見て、ガードリブ610cは、貫通孔610aつまり回転軸50よりも、下側に配置されている。また、左右方向から見て、ガードリブ610cは、排出口Bつまり滞留部Cよりも、上側に配置されている。このため、図2に矢印Y3で示すように、コンプレッサインペラ51側の負圧により、滞留部Cの潤滑油Oが吸引される際、ガードリブ610cにより、潤滑油Oの吸引を邪魔することができる。
また、図2に示すように、デフレクタ本体610には、段差部610dが配置されている。段差部610dの上端に対して、段差部610dの下端は、前側に配置されている。すなわち、デフレクタ本体610において、段差部610dよりも上側の部分に対して、段差部610dよりも下側の部分は、前側にずれている。リーク孔610bの上縁は、段差部610dの上縁以下の位置(上縁と同じ位置、あるいは上縁よりも低い位置)に、配置されている。このため、図2に矢印Y4で示すように、デフレクタ本体610の後面を流れ落ちる潤滑油Oが、リーク孔610bを介して、シール室Aに流れ込むのを、抑制することができる。
また、図2に示すように、ガードリブ610cの下面(吸い上げられた潤滑油Oが衝突する衝突面)は、真下ではなく、後下側(リーク孔610b側)を向いている。このため、ガードリブ610cで反射した潤滑油Oを、リーク孔610bに導入しやすい。
<その他>
以上、本発明のターボチャージャの実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
以上、本発明のターボチャージャの実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
図4(a)に、その他の実施形態(その1)のターボチャージャのデフレクタの舌部付近の軸方向断面図を示す。図4(b)に、その他の実施形態(その2)のターボチャージャのデフレクタの舌部付近の軸方向断面図を示す。なお、図2と対応する部位については、同じ符号で示す。また、図4(a)、図4(b)に示す部位は、図2の枠IVに対応する部位である。
図4(a)に示すように、ガードリブ610cを、リーク孔610bの下縁から、前側(シール室A側)に突出させてもよい。こうすると、矢印Y5で示すように、ガードリブ610cで反射した潤滑油Oを、滞留部Cに還流させることができる。
図4(b)に示すように、ガードリブ610cを、段差部610dの上側に配置してもよい。また、リーク孔610bを、段差部610dの下側に配置してもよい。すなわち、リーク孔610bとガードリブ610cと段差部610dとを、各々独立して配置してもよい。こうすると、矢印Y6で示すように、ガードリブ610cで反射した潤滑油Oの一部を、滞留部Cに還流させることができる。また、ガードリブ610cで反射した潤滑油Oの残部を、リーク孔610bを介して、油路901bに流出させることができる。
リーク孔610b、ガードリブ610c、段差部610dの形状、大きさ、位置、配置数は特に限定しない。リーク孔610bは、前側または後側から見て、スリット状、四角形状、長円状、真円状などであってもよい。ガードリブ610cは、前側または後側から見て、左右方向に延在する直線状、上側に向かって張り出す部分円弧状(C字状)などであってもよい。
図2に示すように、リーク孔610bの上縁に沿ってガードリブ610cを配置する場合、ガードリブ610cの左右方向長さを、リーク孔610bの上縁の左右方向長さ以上としてもよい。こうすると、ガードリブ610cで反射した潤滑油Oを、リーク孔610bに導入しやすい。図4(a)に示すように、リーク孔610bの下縁に沿ってガードリブ610cを配置する場合、ガードリブ610cの左右方向長さを、リーク孔610bの下縁の左右方向長さ以上としてもよい。こうすると、図4に矢印Y1、Y5で示す、滞留部Cから吸い上げられた潤滑油Oと、図4に矢印Y2で示す、リーク孔610bを介してシール室Aに導入される空気と、が混合しにくい。図2に示すように、段差部610dよりも上側部分に対するガードリブ610cの突出角度θ1は、特に限定しない。鈍角でも鋭角でもよい。
段差部610dの後面は、平面状、曲面状などであってもよい。段差部610dよりも上側部分に対する段差部610dの突出角度θ2は、特に限定しない。鈍角でも鋭角でもよい。また、デフレクタ61の製造時において、デフレクタ本体610にリーク孔610bを開設する際(切り出す際)、リーク孔610bの孔縁の一部を残して残部を切断し、当該一部を湾曲させることにより、ガードリブ610cを作製してもよい。また、ガードリブ610cを底壁部600の後面(シール室A側の面)に配置してもよい。
1:ターボチャージャ、3:ジャーナル軸受、4:スラスト軸受、5:回転部、6:シール部、50:回転軸、51:コンプレッサインペラ、52:タービンインペラ、53:スラストカラー、54:カラーターボシールリング、60:リテーナ、61:デフレクタ、90:ベアリングハウジング、91:コンプレッサハウジング、92:タービンハウジング、θ1:突出角度、θ2:突出角度、600:底壁部、600a:ボス部、600b:リングシール、601:周壁部、601a:Oリング、610:デフレクタ本体、610a:貫通孔、610b:リーク孔、610c:ガードリブ、610d:段差部、611:舌部、901a:油路、901b:油路、902a:軸受収容部、902b:軸受収容部、903:リテーナ収容部、A:シール室、B:排出口、C:滞留部、H:隙間、O:潤滑油
Claims (3)
- コンプレッサインペラとタービンインペラとを連結する回転軸と、
前記コンプレッサインペラと前記タービンインペラとの間に配置されるリテーナと、
前記リテーナの前記タービンインペラ側に並設され、前記回転軸が挿通される貫通孔を有するデフレクタ本体と、前記デフレクタ本体の下縁から延出する舌部と、を有するデフレクタと、
前記リテーナと前記デフレクタとの間に区画されるシール室と、
前記舌部と前記リテーナとの間に区画され、前記シール室から潤滑油を排出する排出口と、
を備えるターボチャージャであって、
前記デフレクタ本体は、上下方向に対して直交する方向から見て、前記貫通孔と前記排出口との間に配置され、前記シール室と、前記シール室の前記タービンインペラ側の空間と、を連通するリーク孔を有することを特徴とするターボチャージャ。 - 前記デフレクタ本体は、前記貫通孔と前記排出口との間に配置され、前記シール室側に突出するガードリブを有する請求項1に記載のターボチャージャ。
- 前記デフレクタ本体は、上端に対して下端が前記コンプレッサインペラ側に配置される段差部を有し、
前記リーク孔の上端は、前記段差部の上縁以下の位置に、配置されている請求項1または請求項2に記載のターボチャージャ。
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2016
- 2016-12-27 JP JP2016253039A patent/JP2018105247A/ja not_active Withdrawn
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2017
- 2017-11-15 WO PCT/JP2017/041031 patent/WO2018123309A1/ja active Application Filing
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Publication number | Publication date |
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WO2018123309A1 (ja) | 2018-07-05 |
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