JP2018104725A5 - - Google Patents

Description

本発明の第１の態様に従えば、メッキ成形体の製造方法であって、セルロースナノファイバーを含む熱可塑性樹脂を成形して、成形体を得ることと、前記成形体に金属塩を含む無電解メッキ触媒液を接触させ、前記成形体の内部の前記セルロースナノファイバーに、金属イオンを吸着させることと、前記無電解メッキ触媒液を接触させた前記成形体に、無電解メッキ液を接触させて、前記成形体の表面に無電解メッキ膜を形成することとを含む製造方法が提供される。

本発明の第２の態様に従えば、メッキ成形体であって、熱可塑性樹脂と、セルロースナノファイバーと、前記セルロースナノファイバーに吸着している無電解メッキ触媒を含む成形体と、前記成形体の表面に形成された無電解メッキ膜とを含むメッキ成形体が提供される。

Claims (11)

1. メッキ成形体の製造方法であって、
   セルロースナノファイバーを含む熱可塑性樹脂を成形して、成形体を得ることと、
   前記成形体に金属塩を含む無電解メッキ触媒液を接触させ、前記成形体の内部の前記セルロースナノファイバーに、金属イオンを吸着させることと、
   前記無電解メッキ触媒液を接触させた前記成形体に、無電解メッキ液を接触させて、前記成形体の表面に無電解メッキ膜を形成することとを含む製造方法。
2. 前記成形体を前記無電解メッキ触媒液に接触させる前に、前記成形体に膨潤処理、又はエッチング処理を施すことを更に含む請求項１に記載の製造方法。
3. 前記無電解メッキ触媒液に含まれる金属塩が、塩化パラジウム、塩化銀、塩化銅、及び硝酸銀からなる群から選択される１つであることを特徴とする請求項１又は２に記載の製造方法。
4. 前記熱可塑性樹脂が、ポリアミド、ポリプロピレン、又はＡＢＳ樹脂を含むことを特徴とする請求項１〜３のいずれか一項に記載の製造方法。
5. 前記成形体を成形することが、
   前記熱可塑性樹脂と、前記セルロースナノファイバーとを含む樹脂ペレットを用意することと、
   前記樹脂ペレットを成形して、前記成形体を得ることとを含む請求項１〜４のいずれか一項に記載の製造方法。
6. 前記樹脂ペレットを用意することが、
   前記熱可塑性樹脂を可塑化溶融した溶融樹脂と、前記セルロースナノファイバーが溶媒に分散したスラリーとの混合物を得ることと、
   前記混合物から、前記溶媒を除去することと、
   前記溶媒を除去した前記混合物を押出成形して、押出成形体を得ることと、
   前記押出成形体を粉砕して、前記樹脂ペレットを得ることとを含む請求項５に記載の製造方法。
7. 前記樹脂ペレットを用意することが、
   前記溶融樹脂と前記スラリーとの前記混合物に、水を加えることを更に含む請求項６に記載の製造方法。
8. 前記成形体に前記無電解メッキ触媒液を接触させることにより、前記成形体の内部に前記無電解メッキ触媒液が浸透することを特徴とする請求項１〜７のいずれか一項に記載の製造方法。
9. メッキ成形体であって、
   熱可塑性樹脂と、セルロースナノファイバーと、前記セルロースナノファイバーに吸着している無電解メッキ触媒とを含む成形体と、
   前記成形体の表面に形成された無電解メッキ膜とを含むメッキ成形体。
10. 前記成形体が、内部に発泡セルを有する発泡成形体であることを特徴とする請求項９に記載のメッキ成形体。
11. 前記熱可塑性樹脂が、ポリアミド、ポリプロピレン、又はＡＢＳ樹脂を含むことを特徴とする請求項９又は１０に記載のメッキ成形体。