JP2018103411A - 画像形成システムおよび画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷ジョブの実行中にエラーが発生した場合に、手差しトレイを用いる印刷ジョブの操作性を維持しながら、エラー中断中の印刷ジョブが放置されることによるセキュリティ低下を防止できる画像形成装置を提供する。【解決手段】手差しトレイ給紙に関連するエラーが発生した場合に限り、エラー中断中の印刷ジョブを削除するまでの経過時間を、手差しトレイ給紙に関連するエラー以外のエラー中断中の印刷ジョブを削除するまでの経過時間より長くする。【選択図】図5
Description
本発明は、画像形成システム及び画像形成装置に関するものである。
従来、印刷ジョブの実行を制御するプリンタやデジタル複合機のような画像形成装置が知られている。印刷ジョブには、たとえばネットワークを介して画像形成装置と通信するクライアントコンピュータから投入されるPDL(PageDescription Language)ジョブが含まれる。また、例えば画像形成装置が備えるスキャナによって原稿上の画像を読み取り、その画像に基づいて印刷を行うコピージョブが含まれる。
画像形成装置において、上記印刷ジョブの実行中にエラーが発生することが考えられる。例えば発生したエラーが用紙無しである場合、印刷ジョブの実行は一時中断され、ユーザが用紙を補充しない限り再開されない。これに対して、用紙無しエラーが発生した場合に、後続ジョブを優先的に実行することが知られている(特許文献1)。
具体例を用いて説明すると、A4サイズの用紙に対して画像を印刷するための印刷ジョブを実行中にA4サイズの用紙が無くなると、その印刷ジョブの実行は一時中断され、A4サイズの用紙が補充されない限り再開されない。しかし、この印刷ジョブの後にA3サイズの用紙に対して画像を印刷するための印刷ジョブが続いており、かつ、A3サイズの用紙は他の給紙カセットにセットされている場合は、1つ目の印刷ジョブを一時中断させた状態で、2つ目以降の印刷ジョブを先に実行する。これにより、画像形成装置が停止している時間が長引くことによる全体の処理効率の低下を防止することができる。
上述したように、印刷ジョブの実行中にエラーが発生した場合に、後続ジョブを優先的に実行することによって全体の処理効率の低下を防止することは可能であるが、この問題とは別に、一時中断した印刷ジョブが放置されることによる問題が考えられる。
具体的に、A4サイズの用紙に対して画像を印刷するための印刷ジョブを実行中にA4サイズの用紙が無くなり、A4サイズの用紙が補充されない状態が続くと一時中断された印刷ジョブが放置される。印刷ジョブが放置されることは、特に、印刷ジョブに基づいて印刷される内容に機密情報が含まれる場合には、セキュリティの観点で好ましくない。そこで、印刷ジョブの実行中にエラーが発生した場合に、その印刷ジョブの実行を自動的にキャンセルすることが考えられる。しかしながら、印刷ジョブで用いる最適な用紙が所定の給紙先にセットされていないことが原因でエラーが発生する場合、操作性を著しく低下させてしまう。
一般的に、画像形成装置は、同一の用紙をセットしておく給紙カセットと、様々の用紙を簡単に切り替えてセットできる手差しトレイを備える。このような画像形成装置において、給紙カセットにセットされていない用紙を都度切り替えながら印刷ジョブを実行したい場合、手差しトレイを用いて印刷を行う。この時、手差しトレイに残っている用紙を誤って給紙してしまわないように、用紙無しエラーを発生させ、その後ユーザが必要な用紙をセットし直して当該印刷ジョブの実行を継続させるような操作が一般的に行われる。
また、手差しトレイに残っている用紙を誤って給紙してしまうとジャム等のエラーが発生しまう。したがって、手差しトレイ給紙に関連するエラーが発生した後、即座に印刷ジョブが自動的にキャンセルされてしまうと、手差しトレイに必要な用紙をその都度切り替えながら印刷ジョブを実行していくことができなくなり、操作性が低下してしまう。
そこで、本発明は、印刷ジョブのエラー中断時間を計測するエラー経過時間計測手段と、エラー中断中の印刷ジョブを削除するまでのエラー経過時間を設定するジョブ削除時間設定手段と、エラーが発生してから前記ジョブ削除時間設定手段によって設定された時間経過するまで印刷ジョブが再開しない場合に当該印刷ジョブを削除する印刷ジョブ削除手段と、印刷ジョブのエラーが関連する給紙先を判断するエラー給紙先決定手段とを備えた画像形成装置であって、前記エラー給紙先決定手段によって決定された給紙先に応じて、前記印刷ジョブ削除手段によってエラー中断中の印刷ジョブを削除するまでのエラー経過時間を変更することを特徴とする。
本発明によれば、手差しトレイを用いる印刷ジョブの操作性を維持しながら、エラー中断した印刷ジョブが放置されることによるセキュリティ低下を防ぐことが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
[実施例1]
図1は第1の実施の形態に係る画像形成装置のスキャナ部100及びプリンタ部200の各機構部の構成を示す断面図である。
[実施例1]
図1は第1の実施の形態に係る画像形成装置のスキャナ部100及びプリンタ部200の各機構部の構成を示す断面図である。
スキャナ部100の原稿給送トレイ101上に積載される原稿を読み取る場合、光学ユニット105を所定位置に固定し、ランプ104を点灯する。この状態で、原稿給送トレイ101上の原稿を1枚ずつ給送することで、光学ユニット105に対して原稿を相対的に移動させながら露光する。この時、センサ115にて原稿が積載されていることを検知し、原稿給送トレイ101上の原稿をピックアップローラ111で引き込む。その後、第一搬送ローラ112および第二搬送ローラ113を介して光学ユニット105上を通過させ、排出トレイ103に原稿を排出する。
原稿の両面を読み取る場合は、光学ユニット105上を通過させた原稿を反転ローラ114によってスイッチバックさせることによって読み取り原稿面の表裏を反転させる。その後、再度第二搬送ローラ113を介して光学ユニット105上を通過させることで原稿裏面を露光する。さらに、もう一度反転ローラ114によってスイッチバックさせて排出トレイ103に原稿を排出する。
対して、プラテンガラス102上にセットされる原稿を読み取る場合、ランプ104を点灯し、そして光学ユニット105を移動させて、原稿を露光走査する。原稿を露光した際の反射光は、ミラー106、107、108及びレンズ109によってCCD(Charge Coupled Devices)イメージセンサ110へ導かれる。このように、走査された原稿の画像はCCDイメージセンサ110によって読み取られる。CCDイメージセンサ110から出力される画像データは、所定の処理が施された後、コントローラユニット310へ転送される。
プリンタ部200各部の構成を動作と共に詳述すると、プリンタ部200のレーザドライバ221は、レーザ発光部201を駆動するものであり、コントローラユニット310から出力された画像データに応じたレーザ光をレーザ発光部201に発光させる。該レーザ光は感光ドラム202に照射され、感光ドラム202にはレーザ光に応じた潜像が形成される。該感光ドラム202に形成された潜像の部分には、現像器203によって現像剤が付着される。
プリンタ部は印刷用紙格納部として、それぞれ引き出し上の形状をしたカセット204、カセット205、カセット206、カセット207、そして、機外に露出しているトレイ上の手差しトレイ208を備えている。手差しトレイ208を除き、カセットを引き出し、そのカセットに印刷用紙を補給し、カセットを閉めることによって印刷用紙の補給を行っている。
そして、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、カセット204、205、206、207、手差しトレイ208のいずれかから印刷用紙を給紙し、転写部209へ搬送路210によって、感光ドラム202に付着された現像剤を印刷用紙に転写する。現像剤の載った印刷用紙は搬送ベルト211によって、定着部212に搬送され、定着部212の熱と圧力により現像剤は記像紙に定着される。その後、定着部212を通過した印刷用紙は搬送路213、搬送路214を通り、排出される。あるいは、印字面を反転して排出する場合には、搬送路215、搬送路216まで導かれ、そこから印刷用紙を逆方向に搬送し、搬送路217、搬送路214を通る。
また、両面記録が設定されている場合は、定着部212を通過したあと、搬送路215からフラッパ218によって、搬送路219に印刷用紙は導かれ、その後印刷用紙を逆方向に搬送し、フラッパ218によって、搬送路216、再給紙搬送路219へ導かれる。再給紙搬送路219へ導かれた印刷用紙は上述したタイミングで搬送路210を通り、転写部209へ給紙される。そして、搬送路214より排出された印刷用紙は排出ビン220へ搬送され積載される。
図2は、第1の実施の形態に係る画像形成装置のハードウェアシステム構成の概略図である。画像形成装置300は、コントローラユニット310、表示部320、操作部330、プリンタユニット340、スキャナユニット350から構成される。
表示部320はLED(Light Emitting Diode)や液晶ディスプレイを備え、オペレータの操作内容や装置の内部状態を表示する。操作部330はオペレータから操作を受け付ける。操作部330は、複数の操作ボタンを備えるだけでなく、表示部320とともにタッチディスプレイとして実現される場合もある。プリンタユニット340は図1中のプリンタ部200に対応し、画像データを紙媒体に印刷する。スキャナユニット350は図1中のスキャナ部100に対応し、原稿を画像データとして読み込む。
コントローラユニット310は、CPU(Central Processing Unit)10、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、HDD(Hard Disk Drive)14、デバイス制御I/F(InterFace)16、表示I/F17、操作I/F18、ネットワークI/F19から構成される。
CPU10は、画像形成装置300に内蔵される制御プログラムの実行媒体であり、各I/F、記憶媒体のメモリ、専用チップなどを介して、コントローラユニットに接続されるデバイスの動作を制御する。ASIC11は特定用途向けのチップであり、CPU10とは別に、画像処理などの特定の処理を担う。ROM12は不揮発性メモリ、RAM13は揮発性メモリ、HDD14は磁気ディスク等の記憶媒体である。ROM12またはHDD14には制御プログラムなどが記憶され、本制御プログラムは実行時にRAM13に展開される。
また、RAM13はCPU10上で制御プログラムが実行する際のワークメモリとして動作し、印刷ジョブや印刷対象の画像データ等を記憶する。またHDD14にも印刷ジョブや印刷対象の画像データ等が記憶される。なお、前記のCPU10、ASIC11、ROM12、RAM13およびHDD14は、図2においてそれぞれ1つしか存在しないが、他の実施形態として複数から構成される場合もあり、それらの構成および接続形態は本実施例に限らない。
デバイス制御I/F16は、コントローラユニット310に接続されるデバイス(プリンタユニット340、スキャナユニット350)との入出力を制御し、デバイスの制御指示やデバイスの状態通知等の通信を行う。デバイス制御I/F16は複数デバイスが接続可能なバス構造として実現されるだけでなく、複数のI/Fに分割されて、接続されるデバイスと1対1でI/Fが備えられる場合もある。表示I/F17は表示部320への出力を司る。操作I/F18は操作部330からの入力を司る。
画像形成装置300は、外部I/FとしてネットワークI/F19を持つ。画像形成装置300は、ネットワークI/F19を介してネットワークケーブル371でインターネットまたはイントラネットであるLAN/WAN(Local Area Network/Wide Area Network)370に接続される。ネットワークI/F19は、ネットワークとのデータ入出力を司る。
図3は、第1の実施の形態に係る画像形成装置に内蔵される制御プログラムの構成を示すブロック図である。図3中のCPU10、および、CPU10に接続される各I/F16−19、ASIC11、ROM12、RAM13、HDD14は、図2中のそれと同じものである。
本発明の第1実施形態である画像形成装置に内蔵される制御プログラムはROM12、RAM13、HDD14のいずれかの記憶媒体に記憶され、これらの記憶媒体を利用しながらCPU10上で実行される。本制御プログラムは、表示制御部7、オペレータ操作解釈部8、ネットワークプロトコル処理部9、ジョブ制御部0、画像処理部1、プリンタ制御部2、スキャナ制御部3から構成される。
表示制御部7は、ジョブ制御部0からジョブや装置の状態などの情報を受け取り、その情報を表示画面に反映させるためのコマンドを表示I/F17に対して送信する。オペレータ操作解釈部8は、操作I/F18から操作コマンドを受信し、ジョブ制御部0に対してジョブ開始、中断、再開、終了等の様々な指示を行う。ネットワークプロトコル処理部9はTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を含む標準ネットワークプロトコルの処理を行うことで、ネットワークI/F19を介したデータ送受信を実現する。
画像処理部1はスキャナユニット350で読み取った原稿画像データを受け取る、または、受け取った画像データがPDL(Page Description Language)データである場合はデータの展開を行い、画像を生成する。そして、ASIC11に対するデータ送受信のタイミングやパラメータ設定を制御することで、画像の伸長圧縮や回転などの画像処理を行う。
プリンタ制御部2は、デバイス制御I/F16を介して給紙指示コマンドなどの印刷制御命令をやりとりすることでプリンタユニット340を制御し、画像データを紙媒体に印刷する。また、デバイス制御I/F16を介してエラー状態を取得した際は、ジョブ制御部0にエラー発生状態を通知し、さらに本エラー状態が解除された時にもエラー解除状態を通知する。
スキャナ制御部3は、原稿を画像データとして読み込めるようスキャナユニット350をデバイス制御I/F16を介して制御する。ジョブ制御部0は、操作I/F18やネットワークI/F19から受信したデータをジョブとして受け取り、それぞれのジョブの内容に応じて各デバイスの動作を統括しながらジョブを実行する。例えば、コピー機能のジョブでは、スキャナ制御部3、画像処理部1、プリンタ制御部2を制御してコピー動作を実現するとともに、表示制御部7にジョブの実行状況等の表示指示を出す。
また、ジョブ制御部0は、ジョブ実行中にプリンタ制御部2からエラー発生状態通知を受けた場合は、各デバイスの動作を統括してジョブの実行を一時的に中断する。その後、プリンタ制御部2からエラー解除状態が通知され、当該ジョブの実行が再開可能であるかを判断し、実行可能であると判断した場合のみ当該ジョブの実行を再開させる。
図4は、表示部320および操作部330がタッチディスプレイとして実現され、CPU10がこのタッチディスプレイ上に表示する画面の一例を示している。図4は、エラー中断中のジョブの自動削除に関する設定画面の一例であり、設定有効ボタン401、設定無効ボタン402、キャンセルボタン421、OKボタン422などを備える。
設定有効ボタン401と設定無効ボタン402は排他関係にあり、有効または無効のいずれかに設定するためのボタンである。設定有効ボタン401が押下されると、CPU10は続いて自動削除までの時間411を設定できるように画面制御する。CPU10は−ボタン412および+ボタン413の押下を検知するごとに、自動削除までの時間411の設定値を変更し、0分から999分までの範囲で設定できるよう画面制御する。キャンセルボタン421は本画面で設定された内容を破棄し、OKボタン422は本画面の設定された内容を確定するためのボタンである。
図5は、本発明に係る画像形成装置の制御方法を示すフローチャートであり、エラーが発生し、実行中断中のジョブの制御フローを示している。まず、CPU10はプリンタ制御部2からエラー発生状態通知を受け、ジョブの実行を中断させると、図4で示す設定画面の設定内容を取得する(S501)。設定有効ボタン401が設定され、かつ、自動削除までの時間411の設定値が0分よりも大きい場合は、続いてエラー発生からの経過時間の計測を開始する(S504)。その後、CPU10はエラー発生からの経過時間が自動削除までの時間411を経過しない限り(S505)、プリンタ制御部2からエラー解除状態が通知され、当該ジョブが再開可能であるか判断し続ける(S506)。
エラー解除状態が通知され、CPU10は当該ジョブが再開可能であると判断した場合は、当該印刷ジョブの実行を再開させる(S507)。対して、エラー発生からの経過時間が自動削除までの時間411を超過した場合、当該印刷ジョブを削除する(S508)。なお、設定無効ボタン402が設定されている場合は、S505にてエラー発生からの経過時間が自動削除までの時間411が経過していないと常に判断する。
設定有効ボタン401が設定され、かつ、自動削除までの時間411の設定値が0分と設定されている場合は、CPU10は発生している印刷ジョブのエラーが手差しトレイ208に関連するエラーであるかを判断する(S502)。ここでの手差しトレイ208に関連するエラーとは、手差しトレイ208から給紙するよう設定されたジョブ実行時に、手差しトレイ208に用紙がセットされていないことを示す用紙無しエラーがある。また例えば、手差しトレイ208から所定の用紙を給紙するよう設定されたジョブを実行時に、設定とは異なる用紙が手差しトレイ208にセットされていることを示す最適用紙無しエラーがある。
また例えば、手差しトレイ208にセットされた用紙搬送中のエラー(ジャムなど)がある。CPU10は手差しトレイ208に関連エラーであると判断すると、自動削除までの時間411の設定値を所定時間(例えば1分)とみなして、S504以降の制御を行う。また、手差しトレイ208に関連するエラーでない(例えば、カセット204〜207での用紙無しなど)場合は、そのまま自動削除までの時間411の設定値0分としてS504以降の制御を行うため、即座にS508にて当該ジョブを削除する。
[実施例2]
図6は、本発明に係る画像形成装置の制御方法を示すフローチャートであり、エラーが発生し、実行中断中のジョブの制御フローを示しており、S501からS508は図5で示す処理と同じである。
図6は、本発明に係る画像形成装置の制御方法を示すフローチャートであり、エラーが発生し、実行中断中のジョブの制御フローを示しており、S501からS508は図5で示す処理と同じである。
CPU10はジョブ制御部0により、実行中の印刷ジョブで手差しトレイ208から給紙した用紙への印刷が一度でも成功したかどうかを保持する(図示せず)。CPU10は発生している印刷ジョブのエラーが手差しトレイ208に関連するエラーであるかを判断した(S502)場合、次に当該印刷ジョブで手差しトレイ208から給紙した用紙への印刷が一度でも成功しているか判断する(S600)。
CPU10は手差しトレイ208から給紙した用紙への印刷が一度でも成功していると判断した場合は、そのまま自動削除までの時間411の設定値0分としてS504以降の制御を行うため、即座にS508にて当該ジョブを削除する。対して、手差しトレイ208から給紙した用紙への印刷が一度も成功していない場合は、S503以降の制御を行う。
これにより、手差しトレイ208から給紙した用紙への印刷が一度でも成功している場合のエラーは、ユーザが手差しトレイの用紙を切り替えて使う用途のエラーではないと判断する。即ち、自動削除までの時間411の設定時間に従い、エラーが発生してから設定時間だけ経過したら即座に当該印刷ジョブを削除する。
[実施例3]
図7は、本発明に係る画像形成装置の制御方法を示すフローチャートであり、エラーが発生し、実行中断中のジョブの制御フローを示しており、S501からS508は図5で示す処理と同じである。
図7は、本発明に係る画像形成装置の制御方法を示すフローチャートであり、エラーが発生し、実行中断中のジョブの制御フローを示しており、S501からS508は図5で示す処理と同じである。
CPU10はジョブ制御部0により、手差しトレイ208から給紙した用紙への印刷が成功した場合、その用紙情報を保持する(図示せず)。CPU10は発生している印刷ジョブのエラーが手差しトレイ208に関連するエラーであるかを判断した(S502)場合、次に当該印刷ジョブで手差しトレイ208から給紙しようとする用紙の情報と、CPU10が保持する前述の用紙情報を比較する(S700)。CPU10は前記2つの用紙情報が同じであると判断した場合は、そのまま自動削除までの時間411の設定値0分としてS504以降の制御を行うため、即座にS508にて当該ジョブを削除する。対して、前記2つの用紙情報が異なると判断した場合は、S503以降の制御を行う。
これにより、エラー発生直前まで使っていた手差しトレイ208の用紙と同じ用紙を使う印刷ジョブのエラーは、ユーザが手差しトレイの用紙を切り替えて使う用途のエラーではないと判断する。即ち、自動削除までの時間411の設定時間に従い、エラーが発生してから設定時間だけ経過したら即座に当該印刷ジョブを削除する。
300 画像形成装置
100 画像形成装置のスキャナ部
200 画像形成装置のプリンタ部
310 コントローラユニット
10 CPU
0 ジョブ制御部
1 画像処理部
2 プリンタ制御部
3 スキャナ制御部
7 表示制御部
8 オペレータ操作解釈部
9 ネットワークプロトコル処理部
100 画像形成装置のスキャナ部
200 画像形成装置のプリンタ部
310 コントローラユニット
10 CPU
0 ジョブ制御部
1 画像処理部
2 プリンタ制御部
3 スキャナ制御部
7 表示制御部
8 オペレータ操作解釈部
9 ネットワークプロトコル処理部
Claims (3)
- 印刷ジョブのエラー中断時間を計測するエラー経過時間計測手段と、エラー中断中の印刷ジョブを削除するまでのエラー経過時間を設定するジョブ削除時間設定手段と、エラーが発生してから前記ジョブ削除時間設定手段によって設定された時間経過するまで印刷ジョブが再開しない場合に当該印刷ジョブを削除する印刷ジョブ削除手段と、印刷ジョブのエラーが関連する給紙先を判断するエラー給紙先決定手段とを備えた画像形成装置であって、前記エラー給紙先決定手段によって決定された給紙先に応じて、前記印刷ジョブ削除手段によってエラー中断中の印刷ジョブを削除するまでのエラー経過時間を変更することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1に記載の画像形成装置であって、前記エラー給紙先決定手段によって決定された給紙先からの印刷がすでに成功しているかどうかを判断する手段を備え、前記エラー給紙先決定手段によって決定された給紙先からの印刷がすでに成功していないと判断される場合に限り、前記印刷ジョブ削除手段によってエラー中断中の印刷ジョブを削除するまでのエラー経過時間を変更することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1に記載の画像形成装置であって、前記エラー給紙先決定手段によって決定された給紙先から給紙する第一の用紙の情報と、当該給紙動作の前に印刷が成功した実績のある第二の用紙の情報が一致しているかどうかを判断する比較手段を備え、前記比較手段にて前記第一および第二の用紙情報が異なっている場合に限り、前記印刷ジョブ削除手段によってエラー中断中の印刷ジョブを削除するまでのエラー経過時間を変更することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
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JP2016250356A JP2018103411A (ja) | 2016-12-26 | 2016-12-26 | 画像形成システムおよび画像形成装置 |
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