JP2018101435A - プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】画面上の表示物の動的な再構成や再配置が容易に可能な電子教材を作成できる。【解決手段】重複回避条件に逸脱しない範囲で前記優先制御条件を適用することで、編集対象を一意的に保ったまま下位階層のグループオブジェクトを個別処理モードにしたり、同じグループオブジェクト内に配置された複数のグループオブジェクトを同時に個別処理モードにしておく。一のグループオブジェクトに含まれる他のグループオブジェクトが個別処理モードであるときに、一のグループオブジェクトに含まれ、かつ他のグループオブジェクトを含まず、かつ他のグループオブジェクトにも含まれないグループオブジェクトを個別処理モードに切替える際には、重複回避条件を優先制御条件に優先して、重複回避条件から逸脱しない範囲で最上位の階層のグループを個別処理モードに移行する。【選択図】図1

Description

本発明は、オブジェクト技術を利用したプログラムに関する。
昨今、自然言語の教育を行う教育機関においては、学習者の理解向上を目的として様々な教育手法が試みられている。このような教育手法の1つとして、言語教育の現場におけるPC(Personal Computer)の普及を背景に、言語教育時の補助的教材としてコンピュータを利用するいわゆるeラーニングを見かけることも珍しくない。
言語習得に対する学習者の関心も高まり、eラーニングの言語教育分野における応用範囲として、教育機関のような専門的環境に限らず、一般的な家庭学習用としても電子教材を容易に入手可能となっている。
このような電子教材も、学習意欲を高めたり、他社の製品に対する差別化を図るため、各種の多機能化が進んでいる(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に開示された電子学習システムによれば、学習者が自ら用意した画像や音声等のオリジナル情報を追加することで、電子教材の編集が可能となっている。
特開2006−308815号公報
eラーニングに使用されるソフトウェアの用途には、大きく分けて、教師が学生に対して学習内容を提示するために使用するものと、学生自身が使用し、学習に役立てるためのものの2種類がある。
前者の教師向け用途で使用されるソフトウェアの代表的なものに、パワーポイント(登録商標)に代表されるようなスライド作成用ソフトウェアがある。
この種のスライド作成用ソフトウェアは、あらかじめ準備しておいた文字や画像を任意のタイミングで表示したり、任意の位置に配置したりすることが可能であるため、教師が黒板に板書する時間や手間等を省くことができる。
また、内容の再編集もコンピュータ上での画像や文字データの編集となるため、印刷した配布物を配ったり、OHP(OverHead Projector)シート等を使用して学習内容を示す場合に比べ、編集作業に費やす時間を節約することができる。
後者の学習者向けの用途で使用される教材ソフトウェアには様々なものがあるが、今後の発展が望まれるのは、電子教材ならではのインタラクティブな機能を有した教材ソフトウェアである。
インタラクティブな機能とは、単なる閲覧機能ではなく、学習者の操作に応じて、ソフトウェア上の表示物が移動したり、正誤判定を行い、その判定結果を通知したりするといった機能のことである。このような機能により、学習者が紙やペンを使わずに学習が行えるというメリットに加え、設問への回答結果をその場で確認したりできる等のメリットが生じる。
このように、ソフトウェアを利用したeラーニングは有用なものであるが、現状では、多くの課題も残している。一般に、上述のスライド作成ソフトウェアは、情報を提示する際の表示物の構成や配置等の動的な変更には対応していない。
ここでいう「動的な変更」とは、予め準備された通りの構成・配置等とは異なる、その場の状況に応じた構成や配置への変更を行うことである。
また、このことから、スライド作成用ソフトウェアを使用して作成した教材は、学習者の手に渡された場合、単純に閲覧目的の教材として使用されることになり、インタラクティブな機能を使用した学習には対応しない。
このように、eラーニングの発展には、文字や画像等の表示物の構成や配置変更に柔軟に対応できる仕組が必要とされている。
多くのソフトウェアは、文字や画像等の表示物を構成する機能として「グループ化」機能を有している。
グループ化は、通常、複数の文字や画像等の表示物を選択指定し、当該選択指定された複数のオブジェクトから構成されるグループオブジェクトを生成するという手法で行われる。
このグループ化機能を使用することで、複数の表示物から構成されるオブジェクトを生成したり、複数のオブジェクトに対して一括して位置変更や色の変更等の変更処理を行ったりすることが可能となる。
しかし、一般に、上述したようなグループ化機能を有した既存のソフトウェアでは、グループの再構成を容易に行うことはできない。
通常、グループへのオブジェクトの追加や除外、グループ内での配置変更等の再構成を行うには、一旦グループ化を解除し、グループの成員としたいオブジェクトを選択し直して、再度グループ化を行う、という手順を踏む必要がある。
また、既存のソフトウェアの中にはイラストレーター(登録商標)等のように、グループ化を解除せずに再構成可能にする機能を持つものもあるが、通常、これらのソフトウェアでは、あるグループオブジェクトが再構成可能な状態に移行すると、画面全体が当該グループオブジェクトを再構成するためのモードに切替わり、その状態では他のオブジェクトを操作することはできなくなる。
このため、これらのソフトウェアでは、複数のグループオブジェクトを同時に再構成可能な状態に保持しておくことはできず、異なるグループオブジェクトの再構成を行うたびに、再構成用のモードと通常のモードの切替という手順を踏む必要がある。
以上のような技術的制限から、現状では、教師が作成した電子教材を学習者に提示する際に動的な構成変更を行うのは非常に困難であり、授業内での学習内容の提示方法に制限が生ずる。
また、当該電子教材を受取った学習者が学習を行う際に、電子教材が本来持つインタラクティブな機能を活かした学習を行えるようにするのは困難であり、電子教材による学習の持つ本来の利点を活かし切れない。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、画面上の表示物の動的な再構成や再配置が容易に可能な電子教材の作成を可能にする仕組を提供し、かつ、当該電子教材が学習者に渡された際に、学習者がインタラクティブな機能を利用して学習できるような仕組を提供することで、電子教材を使った教育・学習の幅を広げることを目的とする。
〔第1発明〕
そこで上記の課題を解決するために、本願の第1発明に係るプログラムは、
文字、画像等から成る表示オブジェクトの表示、配置及び再配置をする手順と、
任意の数の前記表示オブジェクトをグループ化してグループオブジェクトを生成し、これら任意の数の表示オブジェクトを当該グループオブジェクトの配下オブジェクトとする手順と、
一のグループオブジェクトと、他の表示オブジェクトまたは他のグループオブジェクトとをグループ化することによって、当該一のグループオブジェクトをより上位のグループオブジェクトの配下オブジェクトとする手順と、
前記配下オブジェクト間の相対的位置関係を固定したままで前記グループオブジェクトの全配下オブジェクトに一括処理を実行する手順と、
をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、

任意の階層にある任意のグループオブジェクトについて、処理モードを、このグループオブジェクトの配下オブジェクト間の相対的位置関係を固定したまま一括処理を実行可能な一括処理モードと、当該相対的位置関係の固定状態を解除して任意の配下オブジェクトに対する個別処理を実行可能な個別処理モードとに切替えるモード切替手順と、
前記グループオブジェクトに対して、固有の判定領域を割当てる手順と、
を有し、

グループオブジェクトが前記個別処理モードに保持されているとき、
(1)この任意のグループオブジェクトの配下オブジェクトでない表示オブジェクトまたはグループオブジェクトが前記判定領域の外から内にドラッグ移動され、同判定領域内にてドロップされた際に、当該ドロップされた表示オブジェクトまたはグループオブジェクトを当該任意のグループオブジェクトの配下オブジェクトとして追加し、
(2)この任意のグループオブジェクトの配下オブジェクトが前記判定領域の内から外にドラッグ移動され、同判定領域外にてドロップされた際に、当該ドロップされた配下オブジェクトを当該任意のグループオブジェクトから除外し、
(3)この任意のグループオブジェクトの配下オブジェクトがドラッグ移動され、前記判定領域内にてドロップされた際に、当該ドロップされた配下オブジェクトの当該任意のグループオブジェクト内における位置を更新し、
加えて、当該処理モードを各グループオブジェクトごとに保持可能であり、

さらに
任意の表示オブジェクトまたはグループオブジェクトを固有に識別するための識別文字列を付与する手順と、
前記グループオブジェクトに付与された識別文字列と、このグループオブジェクトの配下オブジェクトに付与された識別文字列とを比較するときの判定条件を指定する手順と、
を有し、

文字列照合操作が行われた場合、
前記グループオブジェクトの識別文字列、ならびに、このグループオブジェクトの各配下オブジェクトにそれぞれ付与された識別文字列を取得し、
当該取得したグループオブジェクトの識別文字列と、当該取得した配下オブジェクトの識別文字列とが、前記指定された判定条件の下で一致するか否かを照合し、
照合結果(一致または不一致)を通知するような構成とした。
上述したように、従来の一部のソフトウェアではグループオブジェクトを編成(追加・除外・再配置など)する際、グループ関係を解除し、グループオブジェクトの配下オブジェクトをすべて分離した状態にしなければ、配下オブジェクトの追加や除外ができなかった。また、この種のソフトウェアでは、配下オブジェクトの追加操作・除外操作の完了後に、グループオブジェクトを再構成するための再グループ化も必要となる。
しかし、第1発明に係るプログラムによれば、グループオブジェクトに判定領域という概念を導入し、この判定領域の圏外から圏内に移動された表示オブジェクトについてはグループオブジェクトの配下オブジェクトとして追加し、この領域の圏内から圏外に移動した配下オブジェクトについてはグループオブジェクトから除外する。
そのため、グループオブジェクトを編成する際に、上述したグループ解除や再グループ化に相当する操作手順が省略され、グループ編成をより少ない操作回数で容易に行うことができる。
また、上述したように、従来のソフトウェアの中には、グループ解除を行わずに配下オブジェクトの再構成が可能であるソフトウェアもあるが、これらのソフトウェアの場合、複数のグループオブジェクトを同時に再構成可能な状態に保持しておくことはできないため、異なるグループオブジェクトの再構成を行うたびに、再構成用のモード(「個別処理モード」に相当)と通常モード(「一括処理モード」に相当)の切替という手順を踏む必要がある。
しかし、第一発明に係るプログラムによれば、各グループオブジェクトごとに個別処理モードを保持することが可能であるため、このような切替手順が不要となり、複数のグループオブジェクトの再構成を順次行う際の操作手順を簡略化することができる。
第1発明に係るプログラムによれば、文字列照合操作をしたときに、指定された判定条件の下で、グループオブジェクトの識別文字列と、その配下オブジェクトの識別文字列とが一致するか否かを照合する。
このようにすれば、教材作成者が本ソフトウェア上で作成した穴埋め問題・選択問題・並替え問題のような各種設問に解答を設定しておくことが可能となる。
また、学習者は、画面上のオブジェクトの操作によってこれらの各種設問に対する回答を行い、回答後に即座に正誤を確認できる。
なお、指定する判定条件を変更することで、設問内容を変更することができる。判定条件としては、(1)完全一致、(2)順不同一致、(3)部分一致、といったものが挙げられる。
さらに、教材作成者が問題作成する際に、画像や音声から成るオブジェクトに対しても識別文字列を割当てることで、解答が画像や音声である設問を出題することも可能となる。
〔第2発明〕
上記課題を解決するために本願の第2発明に係るプログラムは、
文字、画像等から成る表示オブジェクトの表示、配置及び再配置をする手順と、
任意の数の前記表示オブジェクトをグループ化してグループオブジェクトを生成し、これら任意の数の表示オブジェクトを当該グループオブジェクトの配下オブジェクトとする手順と、
一のグループオブジェクトと、他の表示オブジェクトまたは他のグループオブジェクトとをグループ化することによって、当該一のグループオブジェクトをより上位のグループオブジェクトの配下オブジェクトとする手順と、
前記配下オブジェクト間の相対的位置関係を固定したままで前記グループオブジェクトの全配下オブジェクトに一括処理を実行する手順と、
をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、

任意の階層にある任意のグループオブジェクトについて、処理モードを、このグループオブジェクトの配下オブジェクト間の相対的位置関係を固定したまま一括処理を実行可能な一括処理モードと、当該相対的位置関係の固定状態を解除して任意の配下オブジェクトに対する個別処理を実行可能な個別処理モードとに切替えるモード切替手順と、
前記グループオブジェクトに対して、固有の判定領域を割当てる手順と、
を有し、

グループオブジェクトが前記個別処理モードに保持されているとき、
(1)この任意のグループオブジェクトの配下オブジェクトでない表示オブジェクトまたはグループオブジェクトが前記判定領域の外から内にドラッグ移動され、同判定領域内にてドロップされた際に、当該ドロップされた表示オブジェクトまたはグループオブジェクトを当該任意のグループオブジェクトの配下オブジェクトとして追加し、
(2)この任意のグループオブジェクトの配下オブジェクトが前記判定領域の内から外にドラッグ移動され、同判定領域外にてドロップされた際に、当該ドロップされた配下オブジェクトを当該任意のグループオブジェクトから除外し、
(3)この任意のグループオブジェクトの配下オブジェクトがドラッグ移動され、前記判定領域内にてドロップされた際に、当該ドロップされた配下オブジェクトの当該任意のグループオブジェクト内における位置を更新し、
加えて、当該処理モードを各グループオブジェクトごとに保持可能であり、

さらに
グループオブジェクトが他のグループオブジェクトを配下オブジェクトとして持つような多階層のグループオブジェクトについて、上位階層のグループオブジェクトから順に個別処理モードに移行することを定めた優先制御条件、
ならびに
編集対象となるグループオブジェクトを一意的に決定するために
(A)個別処理モードに移行するグループオブジェクトとこのグループオブジェクトを含むグループオブジェクトが同時に個別処理モードにならないこと
(B)個別処理モードに移行するグループオブジェクトとこのグループオブジェクトに含まれるグループオブジェクトが同時に個別処理モードにならないこと
前記(A)と(B)を同時に満たすような重複回避条件、
を有し、

前記重複回避条件に逸脱しない範囲で前記優先制御条件を適用することで、編集対象を一意的に保ったまま下位階層のグループオブジェクトを個別処理モードにしたり、同じグループオブジェクト内に配置された複数のグループオブジェクトを同時に個別処理モードにしておくことが可能であり、

一のグループオブジェクトに含まれる他のグループオブジェクトが個別処理モードであるときに、
前記一のグループオブジェクトに含まれ、かつ前記他のグループオブジェクトを含まず、かつ前記他のグループオブジェクトにも含まれないグループオブジェクトを個別処理モードに切替える際には、
重複回避条件を優先制御条件に優先して、重複回避条件から逸脱しない範囲で最上位の階層のグループを個別処理モードに移行するような構成とした。
第2発明に係るプログラムによれば、重複回避条件の下では、あるグループオブジェクトが個別処理モードに移行したときに、このグループオブジェクトと非独立関係(埋込関係)にある他のグループオブジェクトがすべて一括処理モードに変更される。
これにより、非独立関係(埋込関係)にある複数のグループオブジェクトが同時に個別処理モードに保持されることを防ぐことができる。
また、優先制御条件の下では、より上位のグループオブジェクトから優先的に前記個別処理モードへの切替を行う。
これにより、あるグループオブジェクトが配下オブジェクトとして他のグループオブジェクトを持つという多重構造が存在する場合でも、任意の階層のグループオブジェクトを処理モードの変更対象として指定することが可能となる。
ここで上記「独立関係」とは、あるオブジェクトと別のオブジェクトの間に埋込関係が存在しない関係のことである。
具体的には、オブジェクト(グループオブジェクト、配下オブジェクト)の包含関係をツリー構造(図5参照)で表したとき、一のオブジェクトから他のオブジェクトへ辿り着くまでに、両オブジェクト以外の第3のオブジェクトを介してツリーを辿る向き(上り方向または下り方向)を変えなければ到達できない関係のことを指す。
図5の例では、配下オブジェクトG−11を出発して配下オブジェクトG−21まで到着する間に、ツリーを辿る向きを、グループオブジェクトG−31にて上り方向から下り方向に変更する必要がある。そのため、配下オブジェクトG−11とG−21との間には埋込関係がなく、両者は独立関係にある。この場合、両者がともに個別処理モードを保持することが可能である。
また本発明では、「独立関係」に相対する概念として「非独立関係」という概念を用いる。「非独立関係」とは、あるオブジェクトと別のオブジェクトの間に埋込関係が存在することである。
具体的には、一のオブジェクトから他のオブジェクトへ最短経路で辿り着くまでに、ツリーを辿る向き(上り方向または下り方向)が変化しない関係をいう。
図5の例では、配下オブジェクトG−11を出発して配下オブジェクトG−22またはグループオブジェクトG−31に到着する間、ツリーを辿る向きは上り方向のまま変更不要である。そのため、配下オブジェクトG−11とオブジェクトG−22・G−31との間には埋込関係があり、両者は非独立関係にある。この場合、両者がともに個別処理モードを保持することは不可能である。
第2発明に係るプログラムによれば、グループオブジェクトが多重階層をもつ場合でも、任意の階層のグループオブジェクトを編集可能な状態にすることが可能であり、かつ、独立関係にある複数のグループオブジェクトを同時に編集可能な状態に保持しておくことが可能である。
これにより、グループオブジェクトの再構成操作時の手順が減り、画面上の表示構成の変更時における操作効率が向上する。
〔第3発明〕
本願の第3発明に係るプログラムは、第1または第2発明に係るプログラムであって、
前記グループオブジェクトにおいて配下オブジェクトの追加、除外または前記判定領域内での位置変更がされたときに、このグループオブジェクトの配下オブジェクトを所定間隔に自動的に再整列する手順、をさらに有する。
上述した第1発明、または第2発明に係る各プログラムによればグループオブジェクトのグループの構成変更が即座に行われるが、さらに第3発明により、構成変更後の配下オブジェクトを自動でレイアウトしたり、その状態を保ったまま移動したりできるため、ユーザはレイアウトを整えるための操作を省略できる。
〔第4発明〕
本願の第4発明に係るプログラムは、第1、第2または第3発明に係るプログラムであって、操作可能な表示オブジェクトまたはグループオブジェクト、ならびに、これらオブジェクトの移動先、が制限された学習者向け使用環境と、
前記表示オブジェクトおよび前記グループオブジェクトを無制限に操作でき、これらの移動先を任意に選択できる教材作成者向け使用環境と、を設定可能である。
本願発明に係るプログラムでは、教材作成者が本ソフトウェア上で作成した教材を学習者に渡し、受取った学習者が、その教材を言語教育用アプリケーションで操作することも可能である。しかし、電子教材のデータ改変に対する制限がかかっていなければ、学習者が誤って電子教材内のオブジェクトを変更・削除してしまうことも起こり得る。
一方で、学習者からの表示オブジェクトへのアクセスを一切禁止してしまうと、表示オブジェクトを操作することによる、電子教材の利点を活かしたインタラクティブな学習が不可能となってしまう。
第4発明に係るプログラムによれば、電子データの原本を作成・改変できる編集権限が付与された教材作成者向けの使用環境と、この電子データを設問への回答や解答の確認などの限られた目的で使用する使用権限のみが付与された学習者向けの使用環境の、2つの異なる使用環境を提供することが可能となり、上記の課題を解消できる。
教材作成者向け使用環境においては、学習者向け使用環境と教材作成者向け使用環境の切替が可能であることが望ましい。
これにより、教材作成者自らが学習者向け使用環境を設定した際、当該環境下で本プログラムが教材作成者の意図通りに動作しているか否かを確認することができるからである。
〔第5発明〕
上記課題を解決するために本願の第5発明に係るプログラムは、第4発明に係るプログラムであって、
学習者向け使用環境における操作可能な表示オブジェクトが個別処理モードに設定されているグループオブジェクトの配下オブジェクトであり、
前記学習者向け使用環境におけるオブジェクトの移動先が個別処理モードに設定されたグループオブジェクトであるような構成とした。
〔第6発明〕
また上記課題を解決するために本願の第6発明に係るプログラムは、第4または第5発明に係るプログラムであって、
ユーザによりドラッグ操作が行われた際、ドラッグされた元の表示オブジェクトは元の位置に残したまま、この表示オブジェクトと同一の属性を有したオブジェクトをドラッグ先に生成する複製ドラッグモードを有し、
学習者向け使用環境における操作可能な表示オブジェクトが前記複製ドラッグモードで生成された表示オブジェクトであり、
前記学習者向け使用環境におけるオブジェクトの移動先が個別処理モードに設定されたグループオブジェクトであるような構成とした。
学習者向け使用環境下で操作できる対象は、初期状態(デフォルト)では、個別処理モードに設定されているグループオブジェクトの配下オブジェクトや、複製ドラッグモードに設定されているオブジェクト等に限られる。
ここでいう「複製ドラッグモード」とは、ユーザによりドラッグ操作が行われた際、ドラッグされた元の表示オブジェクトは元の位置に残したまま、この表示オブジェクトと同一の属性を有したオブジェクトをドラッグ先に生成する動作モードのことを指す。
また、学習者向け使用環境下では、移動操作の対象となるオブジェクトの移動先にも制限がかけられる。具体的には、オブジェクトは個別処理モードに設定されたグループオブジェクトGの配下オブジェクトとして追加される場合においてのみ、移動されることができる。
これにより、学習者による操作は、設問に対する回答等の学習に必要な操作に限られ、学習者による操作で電子教材データの根幹を成す画面構成が損なわれることを防止することができる。
第1実施形態に係る言語教育端末の電気的構成を示すブロック図である。 (a)オブジェクト生成・削除手段の電気的構成を示すブロック図である。(b)オブジェクト編集手段の電気的構成を示すブロック図である。 グループ管理手段の電気的構成を示すブロック図である。 (a)グループオブジェクトおよび配下オブジェクトの一例を示す図である。(b)グループオブジェクトおよび配下オブジェクトの包含関係をツリー構造で表したときの模式図である。 グループオブジェクトおよび配下オブジェクトの包含関係における、独立関係・非独立関係の一例を示す模式図である。 表示オブジェクト情報のデータ構造の一例を示す図である。 グループオブジェクト情報のデータ構造の一例を示す図である。 (a)グループオブジェクトの処理モードの設定状態の第1の例を示す図である。(b)グループオブジェクトの処理モードの設定状態の第2の例を示す図である。(c)グループオブジェクトの処理モードの設定状態の第3の例を示す図である。(d)グループオブジェクトの処理モードの設定状態の第4の例を示す図である。 言語教育端末に画面表示された各オブジェクトの編集状態を示す模式図である。 オブジェクト処理時の、第1実施形態に係る言語教育端末の動作を示すシーケンス図である。 (a)表示オブジェクトが生成されたときの画像の例である。(b)グループオブジェクトが結成されたときの画像の例である。(c)グループオブジェクトの処理モードを個別処理モードに切替えたときの画像の例である。(d)グループオブジェクトに配下オブジェクトを追加したときの画像の例である。(e)グループオブジェクトから一部の配下オブジェクトを除外したときの画像の例である。(f)グループオブジェクトの判定領域内で配下オブジェクトの位置変更をしたときの画像の例である。 第2実施形態に係る言語教育端末の電気的構成を示すブロック図である。 照合手段の電気的構成を示すブロック図である。 言語教育端末に表示される、識別文字列照合時の画像の第1の例である。 言語教育端末に表示される、識別文字列照合時の画像の第2の例である。 本発明の変形例に係る言語教育端末において、教材作成者向け使用環境下の各オブジェクトの編集状態の一例を示す図である。 本発明の変形例に係る言語教育端末において、学習者向け使用環境下の各オブジェクトの編集状態の一例を示す図である。 本発明の変形例に係る言語教育端末の電気的構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る言語教育システムの全体構成を示すブロック図である。
以下、図1乃至図19を参照して、本発明のプログラムについて説明する。
[実施形態1]
本発明の実施形態1は、言語教育を目的として本発明に係るプログラムを実装し、言語教育端末1を構成した例である。
本例のプログラムは、文字、画像等から成る表示オブジェクトの表示、配置及び再配置をする手順と、任意の数の前記表示オブジェクトをグループ化してグループオブジェクトを生成し、これら任意の数の表示オブジェクトを当該グループオブジェクトの配下オブジェクトとする手順と、一のグループオブジェクトと、他の表示オブジェクトまたは他のグループオブジェクトとをグループ化することによって、当該一のグループオブジェクトをより上位のグループオブジェクトの配下オブジェクトとする手順と、前記配下オブジェクト間の相対的位置関係を固定したままで前記グループオブジェクトの全配下オブジェクトに一括処理を実行する手順と、をコンピュータに実行させるプログラムにおけるものである。
本例のプログラムは、任意の階層にある任意のグループオブジェクトについて、処理モードを、このグループオブジェクトの配下オブジェクト間の相対的位置関係を固定したまま一括処理を実行可能な一括処理モードと、当該相対的位置関係の固定状態を解除して任意の配下オブジェクトに対する個別処理を実行可能な個別処理モードとに切替えるモード切替手順と、前記グループオブジェクトに対して、固有の判定領域を割当てる手順と、を有している。
また、本プログラムは、グループオブジェクトが前記個別処理モードに保持されているとき、
(1)この任意のグループオブジェクトの配下オブジェクトでない表示オブジェクトまたはグループオブジェクトがドラッグ移動され、前記判定領域内にてドロップされた際に、当該ドロップされた表示オブジェクトまたはグループオブジェクトを当該任意のグループオブジェクトの配下オブジェクトとして追加し、
(2)この任意のグループオブジェクトの配下オブジェクトがドラッグ移動され、前記判定領域外にてドロップされた際に、当該ドロップされた配下オブジェクトを当該任意のグループオブジェクトから除外し、
(3)この任意のグループオブジェクトの配下オブジェクトがドラッグ移動され、前記判定領域内にてドロップされた際に、当該ドロップされた配下オブジェクトの当該任意のグループオブジェクト内における位置を更新する。
加えて、本プログラムは、当該処理モードを、各グループオブジェクトごとに保持可能であるように構成される。
さらに本例のプログラムは、任意の表示オブジェクトまたはグループオブジェクトを固有に識別するための識別文字列を付与する手順と、前記グループオブジェクトに付与された識別文字列と、このグループオブジェクトの配下オブジェクトに付与された識別文字列とを比較するときの判定条件を指定する手順と、を有している。
本例のプログラムは、文字列照合操作が行われた場合、グループオブジェクトの識別文字列、ならびに、このグループオブジェクトの各配下オブジェクトにそれぞれ付与された識別文字列を取得し、当該取得したグループオブジェクトの識別文字列と、当該取得した配下オブジェクトの識別文字列とが、指定された判定条件の下で一致するか否かを照合し、照合結果(一致または不一致)を通知する。
以下、この内容について詳しく説明する。
図1は、実施形態1に係る言語教育端末1の電気的構成を示すブロック図である。
言語教育端末1は、図1に示すように、液晶ディスプレイ(図示略)等の出力部14と、タッチパネル(図示略)を含む入力部13とを備えている。入力部13は、赤外線センサ等によるジェスチャー認識機能を備えたものでもよい。
また、言語教育端末1は、任意の演算処理を実行するCPU(中央処理装置)を含む制御部11のほか、ハードディスクドライブ(HDD)・ROM・RAM等を含む記憶部12、及び、各種信号あるいは情報の入出力経路をなす通信ポート(図示略)を含む通信部15を備えている。
通信部15は、インターネットや移動体通信網等の公衆通信回線(図示略)に接続され、他装置との間で各種の通信を行う。通信部15としては、ネットワークインターフェース・モデム等が使用される。
本端末1を、USB(Universal Serial Bus)接続端子など所定のインターフェースまたは通信部15を介してプリンタ(図示略)に接続し、ユーザが言語教育用アプリケーション121により自ら作成したユーザデータ122を紙媒体に印刷出力してもよい。
ユーザデータ122の一例としては、設問・設問に対する解答・説明文・説明図などが表示オブジェクトDで各々構成された電子教材が挙げられる。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)・ROM(Read Only Memory)・RAM(Random Access Memory)等を有し、ROM・記憶部12に記憶されているアプリケーションプログラム(言語教育用アプリケーション121)をRAMにロードして実行し、それにより各種の論理的手段を実現する。
言語教育端末1では、オブジェクト生成・削除手段111、オブジェクト編集手段112およびグループ管理手段113が実現される。
オブジェクト生成・削除手段111は、オブジェクトの生成または削除を行う手段である。図2(a)に示すように、オブジェクト生成・削除手段111は、オブジェクト生成手段1111と、オブジェクト削除手段1112と、を有している。
オブジェクト生成手段1111は、入力内容に応じて、文字、画像等から成る表示オブジェクトD(例えば、図4(a)のD−1〜D−5参照)を生成する手段である。本端末1が任意の被写体を撮像するカメラを備えている場合、このカメラで撮像した画像を表示オブジェクトDとして使用可能である。
なお、オブジェクトが文字データである場合には、オブジェクト生成手段1111は、電子教材(ユーザデータ122)に文字入力がされたとき、文中に挿入された区切記号(例えば、空白記号)によって分けられる文字列単位で表示オブジェクトDを個々に生成するものでもよい。
なお本例では、オブジェクト生成手段1111が生成した表示オブジェクトDの管理は、表示オブジェクト情報123(図6参照)を用いて行われる。
表示オブジェクト情報123は、表示オブジェクトDに割振られた表示オブジェクトIDと、その表示オブジェクトDに関する属性との対応関係を指定する情報である。
図6の例では、表示オブジェクト情報123において、表示オブジェクトDを個々に識別するための表示オブジェクトIDと、各表示オブジェクトDのデータ種別ならびにデータ内容と、各表示オブジェクトDの属性(位置・サイズ・色など)とが対応付けされている。
また、図2(a)に示したオブジェクト削除手段1112は、ユーザのオブジェクト削除操作に応じて、ユーザ指定された表示オブジェクトDを削除する手段である。
オブジェクト削除手段1112は、表示オブジェクトDが削除した場合、表示オブジェクト情報123(図6)から当該表示オブジェクトDに関する登録内容を削除する。
図1に示したオブジェクト編集手段112は、オブジェクトの編集処理全般を司る手段である。図2(b)に示すように、オブジェクト編集手段112は、表示位置管理手段1121と、属性管理手段1122と、を有している。
表示位置管理手段1121は、表示オブジェクトDの表示、配置及び再配置をする手段である。
属性管理手段1122は、表示オブジェクト情報123・グループオブジェクト情報124に基づいて、オブジェクト(グループオブジェクトGまたは表示オブジェクトD)の属性を管理する手段である。
この属性の例としては、表示オブジェクトDのサイズや角度、文字色・背景色などが挙げられる。また、属性管理手段1122は、オブジェクトの表示・非表示の切替を制御する。
このようにすれば、個々のユーザが、それぞれ自身にとって分かりやすいように各オブジェクトの色彩変更やサイズ変更により強調表示などをすることができる。
図1に示したグループ管理手段113は、グループオブジェクトGの管理全般を行う手段である。
グループ管理手段113は、図3に示すように、グループ化手段1130と、自動整列切替手段1133と、自動整列手段1134と、モード切替手段1135と、グループ編集手段1136と、グループ解除手段1140と、を有している。
さらに本例では、グループ化手段1130は、配下オブジェクト編成手段1131と、領域割当手段1132とに、機能別に細分化されている。
配下オブジェクト編成手段1131は、グループオブジェクトGを生成し、任意の数の表示オブジェクトDを当該グループオブジェクトGの配下オブジェクトとして構成することで、グループオブジェクトGを生成・構成する手段である。
図4(a)の例では、表示オブジェクトD−3およびグループオブジェクトG−11を配下オブジェクトとするグループオブジェクトG−22が構成されている。なお、配下オブジェクトをもたない空のグループオブジェクトを生成することも可能である。
なお本例では、配下オブジェクト編成手段1131が生成したグループオブジェクトGの管理は、グループオブジェクト情報124(図7参照)を用いて行われる。グループオブジェクト情報124は、グループオブジェクトGに割振られたグループオブジェクトIDと、そのグループオブジェクトGの配下オブジェクトに関する各種情報との対応関係を指定する情報である。
図7の例では、グループオブジェクト情報124において、グループオブジェクトGを個々に識別するためのグループオブジェクトIDと、各グループオブジェクトGの処理モードと、各グループオブジェクトGの配下オブジェクトと、各配下オブジェクトのオブジェクト種別とが対応付けされている。
図3に示した領域割当手段1132は、グループオブジェクトGに対して、固有の判定領域を割当てる手段である。
本発明においては、グループオブジェクトG固有の判定領域という概念を用い、グループオブジェクトが個別処理モードにある時、この判定領域をまたいでオブジェクトが移動されたかどうかを判定することで、グループオブジェクトGの配下オブジェクトの追加・除外が行われる。
また、当該判定領域内で当該オブジェクトGの配下オブジェクトがドラッグされ、当該判定領域内でドロップされると、ドロップ時の位置に応じた配下オブジェクトの位置変更を行う。
自動整列切替手段1133は、ユーザの自動整列切替操作により、自動整列手段1134の自動整列機能をオンまたはオフに切替設定可能である。
自動整列手段1134は、グループオブジェクトG(例えば、図4(a)のG−11〜G−31参照)において配下オブジェクトの追加、除外または判定領域内での位置変更がされたときに、このグループオブジェクトGの配下オブジェクトを所定間隔に自動的に再整列する。
図3に示したモード切替手段1135は、重複回避条件と優先制御条件とを充たすように、個別処理モードの切替を行う手段である。
処理モードを個別処理モードに移行(切替)するグループオブジェクトGの指定は、当該オブジェクトGの判定領域に対する所定操作(例えば、タッチパネルを介した長押し等)により行う。
また、個別処理モードを一括処理モードに移行(切替)するグループオブジェクトGの指定は、個別処理モードへの移行とは異なる所定操作(例えば、タッチパネルを介したダブルタップ等)をこのオブジェクトGの判定領域に対することにより行う。
上記「重複回避条件」とは、独立関係にない(すなわち、非独立関係(埋込関係)にある)複数のグループオブジェクトGが同時に個別処理モードとなることを回避するための条件のことを指す。
重複回避条件の下では、あるグループオブジェクトが個別モードに移行すると、このグループオブジェクトと非独立関係(埋込関係)にあるグループオブジェクトが一括モードに変更されることで重複回避条件を充たす。
重複回避条件の技術的意義を、以下に示す。
具体例として、図4(a)の例では、グループオブジェクトG−31は、配下オブジェクトにグループオブジェクトG−21とグループオブジェクトG−22を持ち、さらに、グループオブジェクトG−22は配下オブジェクトにグループオブジェクトG−11を持つ、という多重構造をしており、かつ、グループオブジェクトG−31・G−22・G−11は相互に非独立関係(埋込関係)にある。
ここで、もし重複回避条件が課されていなければ、グループオブジェクトG−31・G−22・G−11のうちの複数のグループオブジェクトが同時に個別処理モードに設定されているという状況が起こり得る。
個別処理モードに設定されたグループオブジェクトでは、ユーザが配下オブジェクトを個別に操作することが可能であるため、例えば、グループオブジェクトG−31・G−22・G−11の全てが個別処理モードに設定されている状況で、ユーザの指ないしはマウスカーソル等が表示オブジェクトD−4の上に置かれている場合、編集対象として指定されているのが、(1)グループオブジェクトG−11の配下オブジェクトであるD−4なのか、(2)グループオブジェクトG−21の配下オブジェクトであるG−11(G−11の配下オブジェクトD−4・D−5を含む)なのか、(3)グループオブジェクトG−31の配下オブジェクトであるG−22(G−22の配下オブジェクトD−3・G−11を含む)なのか、を確定することができない。
このため、非独立関係(埋込関係)にある複数のグループオブジェクトが同時に個別処理モードに保持されることのないような重複回避条件を課すことで、編集対象となるオブジェクトの指定の曖昧性を除外できる。
また、上記「優先制御条件」とは、個別処理モードに切替移行する際の優先順位を決定するための条件のことを指す。
優先制御条件の下では、より上位のグループオブジェクトGから優先的に個別処理モードへの切替を行うことで、優先制御条件を充たす。これにより、グループオブジェクトが配下オブジェクトとして他のグループオブジェクトを持つという多重構造が存在する場合でも、優先順位に従って適宜任意の階層のグループオブジェクトを個別処理モードの変更対象として指定することが可能となる。
なお、モード切替手段1135は、重複回避条件および優先制御条件の両方が重畳適用されそうな場合、重複回避条件を優先適用する。
例えば、図8(a)の例では、全グループオブジェクトが一括処理モードに設定されている。
この状態で、グループオブジェクトG−22の処理モードを個別処理モードに変更するための操作をグループオブジェクトG−22上で行うと、まず、グループオブジェクトG−31の処理モードが個別処理モードに移行される(図8(b)参照)。
これは、優先処理モードにより、グループオブジェクトG−22よりも上の階層にあるグループオブジェクトG−31の個別処理モードへの変更が優先されるかである。
図8(b)に示したようにグループオブジェクトG−31が個別処理モードに設定された状態で、グループオブジェクトG−22に対して個別処理モードへの変更操作を行うと、グループオブジェクトG−22の処理モードが個別処理モードに変更される(図8(c)参照)。
この際、重複回避条件に従い、グループオブジェクトG−22と非独立関係(埋込関係)にあるグループオブジェクトG−31の処理モードは、一括処理モードへと戻される(図8(c))。
また、この状態でグループオブジェクトG−21上で個別処理モードへの移行操作が行われると、グループオブジェクトG−22の処理モードが個別処理モードに保持されたまま、グループオブジェクトG−21の処理モードが個別処理モードに変更される(図8(d)参照)。
この場合、優先制御条件を充たそうとすると、グループオブジェクトG−21よりも上の階層にあるグループオブジェクトG−31の処理モードが変更されることになるが、そうすると、グループオブジェクトG−22・G31がともに個別処理モードに設定されることになり、重複回避条件を充たさないことになる。
このような場合、重複回避条件の方が優先される。すなわち、グループオブジェクトG−31を個別処理モードに変更する処理は行われず、グループオブジェクトG−21の処理モードが個別処理モードに変更されることになる。
このように、モード切替手段1135は、多重構造を有するグループ内においても、編集対象の指定の曖昧性を除外しつつ、任意の階層の処理モードを変更する手段を有する。
また、図3のモード切替手段1135は、各グループオブジェクトが独立関係にある限りは、グループオブジェクトGごとに処理モードを保持することが可能であるため、画面上に再編成可能な状態のグループが複数存在し得る。
図9の画面例では、グループオブジェクトG−412とG−414とは独立関係にあるため、これらは同時に個別処理モードに保持されている。一方、グループオブジェクトG−411・G−413・G−414は相互に非独立関係にあるため、重複回避条件の制約を受ける。そのため、これらオブジェクトG−411・G−413・G−414を、同時に個別処理モードに保持することはできないことが看取される。
図3に示したグループ編集手段1136は、グループオブジェクトGに対する配下オブジェクトの追加・除外、ならびに、グループオブジェクトGの判定領域内における配下オブジェクトの再配置、を実行する手段である。
グループ編集手段1136は、配下オブジェクト追加手段1137と、配下オブジェクト除外手段1138と、配下オブジェクト再配置手段1139とに、機能別に細分化されている。
配下オブジェクト追加手段1137は、任意のグループオブジェクトGがモード切替手段1135により個別処理モードに保持されている場合に、この任意のグループオブジェクトGの配下オブジェクトでないオブジェクト(以下、適宜「非配下オブジェクト」ともいう)が判定領域内にてドロップされた際に、当該ドロップされたオブジェクトを当該任意のグループオブジェクトGの配下オブジェクトとして追加する。
配下オブジェクト除外手段1138は、任意のグループオブジェクトGがモード切替手段1134により個別処理モードに保持されている場合に、この任意のグループオブジェクトGの配下オブジェクトが判定領域外にてドロップされたとき、当該ドロップされた配下オブジェクトを当該任意のグループオブジェクトGから除外する。
配下オブジェクト再配置手段1139は、任意のグループオブジェクトGがモード切替手段1134により個別処理モードに保持されている場合に、この任意のグループオブジェクトGの配下オブジェクトが判定領域内にてドラッグされ、ドロップされたとき、当該グループオブジェクトGの判定領域内における配下オブジェクトの再配置を実行する手段である。
本実施形態に係るプログラムでは、グループ化を保ったままグループオブジェクトGの編成が可能なため、グループ編成の際に従来必要とされていたグループ解除や再グループ化に相当する操作手順を省略できる。
そのため、グループ編成をより少ない操作回数で容易に行うことができ、従来のソフトウェアには見られなかった本発明固有の特徴的な技術的工夫が凝らされている。
グループ解除手段1140は、配下オブジェクト編成手段1131によって結成されたグループオブジェクトGにおける配下オブジェクト間のグループ関係を解除する手段である。
つぎに、本実施形態に係る言語教育端末1の動作について説明する。
ここでは、ユーザの操作により複数の表示オブジェクトDが生成され、当該複数の表示オブジェクトDのグループ化によりグループオブジェクトGが結成され、自動整列モードに切替えられ、当該グループオブジェクトGの配下オブジェクトの追加・除外・再配置が順次行われる動作について説明する。
まず、図10に示すように、オブジェクト生成手段1111は、ユーザからの入力内容に応じて、文字・画像等から成る表示オブジェクトDを生成する(ステップS11)。図11(a)に示す例では、ユーザの入力操作により、複数の表示オブジェクトD−51およびD−52の生成が行われる。
なお、属性管理手段1122は、表示オブジェクト情報123に対し、新たに結成された表示オブジェクトD−51、D−52に関する情報を追加する。
ユーザによるグループ結成操作がされると、選択指定された表示オブジェクトD−51、D−52を配下オブジェクトとするグループオブジェクトG−50(図11(b)参照)が結成される(ステップS12)。
このとき、属性管理手段1122は、グループオブジェクト情報124に対し、新たに結成されたグループオブジェクトG−50に関する情報を追加する。なお本例では、図11(b)に示すように、グループオブジェクトG−50の結成時、その処理モードは一括処理モードに設定される。
続いて、領域割当手段1132により、結成されたばかりのグループオブジェクトG−50に対して、固有の判定領域が自動的に割当てられる(ステップS13)。
ユーザにより自動整列機能をオフからオンにする切替操作が行われると、自動整列切替手段1133により、グループオブジェクトG−50が自動整列モードに切替えられる。
これに伴い、自動整列手段1134は、グループオブジェクトG−50の配下オブジェクトを等間隔に自動整列する(ステップS14)。
さらにユーザによりグループ編集モード変更操作が行われると、モード切替手段1135により、このグループオブジェクトG−50が個別処理モード(図11(c)参照)に移行される(ステップS15)。
その後、ユーザにより非配下オブジェクトがグループオブジェクトGの判定領域でドロップされると、配下オブジェクト追加手段1137により、当該ドロップされたオブジェクトがグループオブジェクトGの配下オブジェクトとして追加され(ステップS16)、さらに、自動整列手段1134によって、ドロップ時の位置に応じて、当該ドロップされたオブジェクトを含む全配下オブジェクトが自動的に整列される。
図11(d)の例では、ユーザにより、非配下オブジェクトである表示オブジェクトD−53がグループオブジェクトG−50の判定領域でドロップされることで、このオブジェクトD−53がグループオブジェクトG−50の配下オブジェクトとして追加される。その上で、当該ドロップされたオブジェクトD−53を含む全配下オブジェクトD−51〜D−53の自動整列が行われる。
その後、ユーザにより、グループオブジェクトGの配下オブジェクトが判定領域外でドロップされると、このドロップされたオブジェクトが当該グループオブジェクトGの配下オブジェクトから除外され(ステップS17)、自動整列手段1134は、残りの全配下オブジェクトを再整列する。
図11(e)の例では、ユーザにより、グループオブジェクトG−50の配下オブジェクトD−51が判定領域外でドロップされると、このオブジェクトD−51が当該グループオブジェクトG−50の配下オブジェクトから除外される。その後、残りの全配下オブジェクトD−52・D−53の再整列が行われる。
続いて、ユーザの再配置操作により、グループオブジェクトG−50の配下オブジェクト(図11(f)では、配下オブジェクトD−52・D−53)が判定領域内で位置変更されると(ステップS18)、変更後の位置に応じて、全配下オブジェクトD−52・D−53が自動的に再整列される。このとき、表示位置管理手段1121は、位置変更された配下オブジェクトに関する位置情報を更新する。
図11(f)の例では、グループオブジェクトG−50において、図11(e)の配置状態にあった配下オブジェクトD−52・D−53の位置が、ユーザの再配置操作がされたことで、グループオブジェクトG−50の判定領域内で左右が入替えられている。
なお、図3に示した領域割当手段1132は、グループオブジェクトGの配下オブジェクトの追加または除外が行われたときに、再整列後の配下オブジェクトの配置状況に応じて判定領域のサイズを自動調整するものでもよい。
以上説明したように、実施形態1に係るプログラムによれば、グループオブジェクトGに判定領域という概念を導入し、この判定領域の圏外から圏内に移動された表示オブジェクトDについてはグループオブジェクトGの配下オブジェクトとして追加し、この領域の圏内から圏外に移動した配下オブジェクトについてはグループオブジェクトGから除外することが可能である。
また、任意の階層のオブジェクトに対して上記の操作を実行することが可能であり、かつ、切替操作を経ずに複数のオブジェクトに対して上記の操作を実行することが可能である。
そのため、グループオブジェクトGを編成する際に、グループ解除や再グループ化に相当する操作手順が省略され、グループ編成をより少ない操作回数で容易に行うことができる。
また黒板の板書や紙媒体と異なり、eラーニングに対応した電子データを編集することで、情報の付足しや削除を容易に且つ痕跡を残さずにできるため、言語学習に必要な知識整理やテキスト管理、ノート作成なども効率的に行うことが可能になる。
なお、本実施形態に係るプログラム(アプリケーション)を任意の多機能電子装置に導入することにより、本発明の特徴的な各種機能を付加することができ、上記言語教育端末1を構成可能である。
また本実施形態によれば、多機能電子装置に専用アプリケーションをインストールするだけで、安価に、また簡易かつ短時間で言語教育端末1を構成できる。
ここで多機能電子装置としては、望ましくはスマートフォン、タブレット端末またはPC(Personal Computer)、電子黒板等が採用される。オブジェクト処理時は、CPUに対しかなりの処理負担がかかるものの、スマートフォンやタブレット端末であれば処理性能が日進月歩の勢いで飛躍的に向上しており、オブジェクト処理を実行する際にも快適な動作速度を担保できる。
また携帯型の多機能電子装置であれば、携行性というメリットを備えるがゆえに、利用者が都合のつくときに気軽に言語学習を行うことできる。
さらに、この携行性ゆえに、教育機関の教材作成者ならびに学生が上記端末1をそれぞれ持寄り、これらを相互に通信接続することで、本言語教育端末を複数台具備して成る言語教育システム(図19参照)も容易に構成することができるという副次的なメリットも生じる。
なお本例では多機能電子装置を採用しているが、このような装置では入力手段としてタッチパネルを備えることが常識化してきている。また、赤外線センサ等を用いたジェスチャー認識機能を備えた電子装置も実用化されつつある。
これらの装置を利用すれば、表示画面を直接目視しながら、ジェスチャー入力により操作を行うことで、表示オブジェクトD・グループオブジェクトGをユーザデータ122に追加配置したり、ドラッグ・アンド・ドロップにより既存のオブジェクトD・Gを再配置できる。
この入力機能により、意味を表す絵や文字の配置を利用者が直感的に変更することができ、eラーニングによる言語学習において目で見たままに感覚的に捉えやすいという大きな利点を生み出し得る。
[実施形態2]
言語教育においては、学習者の理解の程度を測るため、様々な設問を出題することが一般的となっている。この出題形式としては、選択問題・穴埋問題・並替え問題などが挙げられる。
実施形態2に係るプログラムは、グループオブジェクトGに付与された識別文字列と、このグループオブジェクトGの配下オブジェクトに付与された識別文字列とが、所定の判定条件下で一致するか否かを照合する。
上記識別文字列照合機能を実現するために、本プログラムを実装した言語教育端末1Aは、図12に示すような照合手段114を備える。
この照合手段114は、図13に示すように、識別文字列設定手段1141と、判定条件指定手段1142と、文字列照合手段1143とに、機能別に細分化されている。
識別文字列設定手段1141は、ユーザの入力内容に応じて、任意の表示オブジェクトDまたはグループオブジェクトGを固有に識別するための識別文字列を、当該オブジェクトDまたはGに付与する。表示オブジェクトD・グループオブジェクトGが文字から成る場合、デフォルトで文字データをそのまま識別文字列として用いてもよい。
ここで、グループオブジェクトGに付与された識別文字列は、設問における正答に相当し、配下オブジェクトに付与された識別文字列は、回答肢に相当する。
また、判定条件指定手段1142は、ユーザからの指定操作に応じて、グループオブジェクトGに付与された識別文字列と、このグループオブジェクトGの配下オブジェクトに付与された識別文字列とを比較するときの判定条件を指定する。
本例では、この判定条件として、(1)完全一致、(2)順不同一致、(3)部分一致、などが選択可能である。ユーザが「/(スラッシュ)」や「&(アンパサンド)」その他の所定記号で各識別文字列を区切ることで、文字列照合手段1143は、順不同一致・部分一致の各条件で比較を行う。
与えられた語句を正しい語順に並び替える並替え問題を作成する場合、配下オブジェクトの並び順が一致する必要があるため、完全一致を判定条件として指定すればよい。
また、与えられた選択肢の中から題意に沿うものをすべて選ぶ選択問題を作成する場合、配下オブジェクトの並び順は不問であるため、順不同一致を判定条件として指定すればよい。
さらに、与えられた選択肢から題意に沿う選択肢の一部を選ぶ選択問題を作成する場合も、やはり配下オブジェクトの並び順は不問であるため、部分一致を判定条件として指定すればよい。
識別文字列と判定条件の設定後、ユーザにより配下オブジェクトの追加・除外・並べ替え(再配置)が行われ、さらに文字列照合操作が行われた場合、文字列照合手段1143は、グループオブジェクトGの識別文字列、ならびに、このグループオブジェクトGの各配下オブジェクトにそれぞれ付与された識別文字列を取得する。
そして、文字列照合手段1143は、取得したグループオブジェクトGの識別文字列と、取得した配下オブジェクトの識別文字列とが、指定された判定条件の下で一致するか否かを照合する。
図14の例では、回答用の空欄のグループオブジェクトG−61と、選択肢用のグループオブジェクトG−62の表示オブジェクトD−61〜D−66の識別文字列を照合する。グループオブジェクトG−61には、識別文字列として「にほんは、いま、なんじですか」が設定されており、ユーザ選択により、判定条件として完全一致が指定されている。
また、画像データである表示オブジェクトD−65には、識別文字列として「にほん」が設定されており、表示オブジェクトD−61〜D−64およびD−66には、識別文字列として文字データがそのまま使用されている。
なお、回答用のグループオブジェクトG−61は、個別処理モードに設定されるとともに、自動整列機能がオンに設定されている。
ユーザにより、表示オブジェクトD−61〜D−66のうちの任意のオブジェクトが、グループオブジェクトG−61の判定領域上でドロップされると、当該任意のオブジェクトはグループオブジェクトG−61の配下オブジェクトとして追加され、自動整列手段11は全配下オブジェクトを自動整列する。
さらに、ユーザによる文字列照合操作が行われると、文字列照合手段1143は、グループオブジェクトG−61の識別文字列と、グループオブジェクトG−61の配下オブジェクトの識別文字列との照合を、指定の判定条件に基づいて行う。
本例では、判定条件として完全一致が指定されているので、グループオブジェクトG−61の配下オブジェクトが図15のように編成されれば、識別文字列が判定条件の下で一致したと判定される。
なお本例では、図15に示すように、文字列照合手段1143は、ユーザのクリック操作に応じて、照合結果(一致または不一致)を通知する。この通知形態は、画面表示でもよく、音声再生による読上げでもよい。
[変形例]
本発明に係るプログラムでは、教材作成者が、任意の端末にインストールされた本ソフトウェア上で作成した電子教材(ユーザデータ122)を学習者に渡し、これを受取った学習者が、その教材を学習者の所有する端末にインストールされた本ソフトウェア上で操作することも可能である。
しかし、電子教材のデータ改変に対する制限がかかっていなければ、学習者が誤って電子教材内の表示オブジェクトDやグループオブジェクトGを変更・削除してしまうことも起こり得る。電子教材のデータが唯一つしか存在しない場合には、元の状態へのデータ復旧ができない事態も起こり得る。
一方で、学習者からの表示オブジェクトへのアクセスを一切禁止してしまうと、表示オブジェクトを操作することによる、電子教材の利点を活かしたインタラクティブな学習が不可能となってしまう。
このような課題を解消すべく、本発明に係るプログラムでは、学習者向け使用環境と、教材作成者向け使用環境と、を設定可能に構成してもよい。
ここで「教材作成者向け使用環境」とは、図16に示すように、表示オブジェクトD(図16のD−71・D−72参照)およびグループオブジェクトG(図16のG−71・G−72参照)を無制限に操作でき、これらの移動先を任意に選択できる使用環境のことを指す。教材作成者の例としては、教育者・問題作成者などが挙げられる。
また「学習者向け使用環境」とは、操作対象とできるオブジェクトや、移動操作時の移動先となれる場所に制限がかけられた使用環境を指す。
初期状態(デフォルト)では、学習者向け使用環境下で操作対象となるオブジェクトは、個別処理モードに設定されているグループオブジェクトGの配下オブジェクトや、複製ドラッグモードに設定されているオブジェクト等に限られ、当該操作対象となるオブジェクトの移動操作は、このオブジェクトが個別処理モードに設定されたグループオブジェクトGの配下オブジェクトとして追加される場合においてのみ、有効である。
例えば、学習者向け使用環境では、図17に示すように、操作可能なオブジェクトは、複製ドラッグモードに設定されているオブジェクトD−82およびグループオブジェクトG−81の配下オブジェクトに制限され、これらオブジェクトの移動先も、個別処理モードに設定されたグループオブジェクトG−81の配下オブジェクトとして追加される場合に制限される。
上記のような仕組を利用すれば、教材作成者は、設問の選択肢にあたるオブジェクトを個別処理モードに設定されたグループオブジェクトGの配下オブジェクトとして配置したり、複製ドラッグモードに設定して配置したりしておくことで、学習者が当該オブジェクトを操作できるようにしておくことができる。
また、設問の回答欄にあたる部分を個別処理モードに設定したグループオブジェクトにしておくことで、上記選択肢用のオブジェクトを当該回答欄用のグループオブジェクトの配下オブジェクトとして追加(移動)することで、回答を行えるようにすることができる。
以下に、図14を例に、学習者向け使用環境下における使用例を示す。
図14の例では、グループオブジェクトG−62は個別処理モードに設定されているため、学習者向け使用環境下においても、G−62の配下オブジェクトであるD−61〜D−66は操作対象となれる。このため、学習者はD−61〜D−66の任意のオブジェクトをドラッグ移動することが可能である。また、配下オブジェクトを持たない空のグループオブジェクトであるG−61は個別処理モードに保持されているため、学習者向け使用環境下においても、このグループオブジェクトG−61への配下オブジェクトの追加が可能である。従って、学習者向け使用環境下において、学習者は、選択肢用の表示オブジェクトであるD−61〜D−66の任意のオブジェクトをドラッグ移動し、回答欄用のオブジェクトであるG−61の配下オブジェクトとして追加することで、設問への回答を行うことが可能である。
また、グループオブジェクトG−61が個別処理モードに保持されていることにより、学習者向け使用環境下において、G−61に追加された配下オブジェクトの再配置による並べ替えを行うことが可能である。
また、グループオブジェクトG−62が個別処理モードに保持されていることにより、学習者向け使用環境下において、G−61の配下オブジェクトとして追加されたオブジェクトをG−61から除外し、G−62に戻す(G−62の配下オブジェクトとして追加する)ことも可能である。
一方、オブジェクトD−60、G−61、G−62は個別処理モードに保持されたグループオブジェクトの配下オブジェクトではないため、学習者向け使用環境下においては、これらのオブジェクトは操作対象となることができない(G−61、G−62の配下オブジェクトは操作対象となれるが、G−61、G−62自体は操作対象となれない)。
このため、学習者が設問への回答指示用のオブジェクトであるD−60や、回答欄用のオブジェクトであるG−61、選択肢を格納するためのオブジェクトであるG−62に対して移動操作等の操作を行ってしまうことは防がれる。
また、学習者向け使用環境下においては、オブジェクトの移動は個別処理モードに保持されたグループオブジェクトの配下オブジェクトとして追加される場合に限られるため、選択肢用のオブジェクトであるD−61〜D−66は、グループオブジェクトG−61の配下オブジェクトとして追加される場合、および、グループオブジェクトG−62内で再配置される場合においてのみ、移動を確定することができる。
このことにより、学習者向け使用環境下において、選択肢用のオブジェクトが教材作成者の意図しない箇所に移動されてしまうことを防ぐことができる。また、移動対象となるオブジェクトは、移動確定時に個別処理モードに保持されたグループオブジェクトの配下オブジェクトなることが保証されているので、移動確定後にも、再度移動対象となれることが保証される。
このように、学習者向け使用環境においては、学習者が学習に必要な操作を行えることを保証する一方で、学習者が教材作成者の意図しない操作を行ってしまうことを防ぐことができる。
上記機能を実現するために、変形例に係るプログラムを実装した言語教育端末1Bは、図18に示すように、ユーザ環境設定手段115をさらに備える。
ユーザ環境設定手段115は、教材作成者向け使用環境と、学習者向け使用環境とを切替える手段である。
なお、操作可能なオブジェクトが制限された学習者向け使用環境のみで動作するアプリケーションも構成可能である。
この場合、教材作成者向け使用環境に較べて機能が縮小されるため、本プログラムを廉価に提供することができ、教育機関におけるeラーニングの普及が促進されることを期待できる。
さらに、上述したプログラムを実装した端末を複数台用意し、各種学校などの教育機関において多人数で利用可能な言語教育システムを構成することも可能である。
図19に示すように、本例の言語教育システム100は、複数台の言語教育端末1を、インターネットや移動体通信網等の公衆通信回線200を介して通信可能な状態で接続したシステムである。
なお、インターネット等の公衆通信回線200を採用する場合には、例えば、VPN(Virtual Private Network)技術等を利用すれば、セキュリティレベルを高く確保可能である。
これら端末1がネットワークを通じて同一の電子教材(ユーザデータ122)を共有することで、教材作成者と学習者の双方が、共通の電子教材を通じて改変内容を相互に確認できるため、eラーニングによる学習環境において理解度のチェックや質問・アドバイスなどを円滑に行うこともできる。
また、教材作成者が作成したユーザデータ122を学習者に配布できる。
さらに本例では、図19に示すように、任意の言語教育端末1を外部モニタ300に接続する。外部モニタ300は、その画面を通じて教育者・学習者間の情報共有を図る目的で、言語教育の講義が行われる所定の場所に設置される。
上記言語教育システム100によれば、教材作成者が予め作成・編集したユーザデータ122を学習者に画面提示しながら、このユーザデータ122中の表示オブジェクトDを編集・再配置することができる。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が理解し得る各種の変形が可能である。
1 言語教育端末
100 言語教育システム
200 公衆通信回線
300 外部モニタ

Claims (6)

  1. 文字、画像等から成る表示オブジェクトの表示、配置及び再配置をする手順と、
    任意の数の前記表示オブジェクトをグループ化してグループオブジェクトを生成し、これら任意の数の表示オブジェクトを当該グループオブジェクトの配下オブジェクトとする手順と、
    一のグループオブジェクトと、他の表示オブジェクトまたは他のグループオブジェクトとをグループ化することによって、当該一のグループオブジェクトをより上位のグループオブジェクトの配下オブジェクトとする手順と、
    前記配下オブジェクト間の相対的位置関係を固定したままで前記グループオブジェクトの全配下オブジェクトに一括処理を実行する手順と、
    をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、

    任意の階層にある任意のグループオブジェクトについて、処理モードを、このグループオブジェクトの配下オブジェクト間の相対的位置関係を固定したまま一括処理を実行可能な一括処理モードと、当該相対的位置関係の固定状態を解除して任意の配下オブジェクトに対する個別処理を実行可能な個別処理モードとに切替えるモード切替手順と、
    前記グループオブジェクトに対して、固有の判定領域を割当てる手順と、
    を有し、

    グループオブジェクトが前記個別処理モードに保持されているとき、
    (1)この任意のグループオブジェクトの配下オブジェクトでない表示オブジェクトまたはグループオブジェクトが前記判定領域の外から内にドラッグ移動され、同判定領域内にてドロップされた際に、当該ドロップされた表示オブジェクトまたはグループオブジェクトを当該任意のグループオブジェクトの配下オブジェクトとして追加し、
    (2)この任意のグループオブジェクトの配下オブジェクトが前記判定領域の内から外にドラッグ移動され、同判定領域外にてドロップされた際に、当該ドロップされた配下オブジェクトを当該任意のグループオブジェクトから除外し、
    (3)この任意のグループオブジェクトの配下オブジェクトがドラッグ移動され、前記判定領域内にてドロップされた際に、当該ドロップされた配下オブジェクトの当該任意のグループオブジェクト内における位置を更新し、
    加えて、当該処理モードを各グループオブジェクトごとに保持可能であり、

    さらに
    任意の表示オブジェクトまたはグループオブジェクトを固有に識別するための識別文字列を付与する手順と、
    前記グループオブジェクトに付与された識別文字列と、このグループオブジェクトの配下オブジェクトに付与された識別文字列とを比較するときの判定条件を指定する手順と、
    を有し、

    文字列照合操作が行われた場合、
    前記グループオブジェクトの識別文字列、ならびに、このグループオブジェクトの各配下オブジェクトにそれぞれ付与された識別文字列を取得し、
    当該取得したグループオブジェクトの識別文字列と、当該取得した配下オブジェクトの識別文字列とが、前記指定された判定条件の下で一致するか否かを照合し、
    照合結果(一致または不一致)を通知する
    ように構成されたことを特徴とする、プログラム。
  2. 文字、画像等から成る表示オブジェクトの表示、配置及び再配置をする手順と、
    任意の数の前記表示オブジェクトをグループ化してグループオブジェクトを生成し、これら任意の数の表示オブジェクトを当該グループオブジェクトの配下オブジェクトとする手順と、
    一のグループオブジェクトと、他の表示オブジェクトまたは他のグループオブジェクトとをグループ化することによって、当該一のグループオブジェクトをより上位のグループオブジェクトの配下オブジェクトとする手順と、
    前記配下オブジェクト間の相対的位置関係を固定したままで前記グループオブジェクトの全配下オブジェクトに一括処理を実行する手順と、
    をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、

    任意の階層にある任意のグループオブジェクトについて、処理モードを、このグループオブジェクトの配下オブジェクト間の相対的位置関係を固定したまま一括処理を実行可能な一括処理モードと、当該相対的位置関係の固定状態を解除して任意の配下オブジェクトに対する個別処理を実行可能な個別処理モードとに切替えるモード切替手順と、
    前記グループオブジェクトに対して、固有の判定領域を割当てる手順と、
    を有し、

    グループオブジェクトが前記個別処理モードに保持されているとき、
    (1)この任意のグループオブジェクトの配下オブジェクトでない表示オブジェクトまたはグループオブジェクトが前記判定領域の外から内にドラッグ移動され、同判定領域内にてドロップされた際に、当該ドロップされた表示オブジェクトまたはグループオブジェクトを当該任意のグループオブジェクトの配下オブジェクトとして追加し、
    (2)この任意のグループオブジェクトの配下オブジェクトが前記判定領域の内から外にドラッグ移動され、同判定領域外にてドロップされた際に、当該ドロップされた配下オブジェクトを当該任意のグループオブジェクトから除外し、
    (3)この任意のグループオブジェクトの配下オブジェクトがドラッグ移動され、前記判定領域内にてドロップされた際に、当該ドロップされた配下オブジェクトの当該任意のグループオブジェクト内における位置を更新し、
    加えて、当該処理モードを各グループオブジェクトごとに保持可能であり、

    さらに
    グループオブジェクトが他のグループオブジェクトを配下オブジェクトとして持つような多階層のグループオブジェクトについて、上位階層のグループオブジェクトから順に個別処理モードに移行することを定めた優先制御条件、
    ならびに
    編集対象となるグループオブジェクトを一意的に決定するために
    (A)個別処理モードに移行するグループオブジェクトとこのグループオブジェクトを含むグループオブジェクトが同時に個別処理モードにならないこと
    (B)個別処理モードに移行するグループオブジェクトとこのグループオブジェクトに含まれるグループオブジェクトが同時に個別処理モードにならないこと
    前記(A)と(B)を同時に満たすような重複回避条件、
    を有し、

    前記重複回避条件に逸脱しない範囲で前記優先制御条件を適用することで、編集対象を一意的に保ったまま下位階層のグループオブジェクトを個別処理モードにしたり、同じグループオブジェクト内に配置された複数のグループオブジェクトを同時に個別処理モードにしておくことが可能であり、

    一のグループオブジェクトに含まれる他のグループオブジェクトが個別処理モードであるときに、
    前記一のグループオブジェクトに含まれ、かつ前記他のグループオブジェクトを含まず、かつ前記他のグループオブジェクトにも含まれないグループオブジェクトを個別処理モードに切替える際には、
    重複回避条件を優先制御条件に優先して、重複回避条件から逸脱しない範囲で最上位の階層のグループを個別処理モードに移行する
    ように構成されたことを特徴とする、プログラム。
  3. 請求項1又は2に記載のプログラムであって、
    前記グループオブジェクトにおいて配下オブジェクトの追加、除外または前記判定領域内での位置変更がされたときに、このグループオブジェクトの配下オブジェクトを所定間隔に自動的に再整列する手順、をさらに有する
    ように構成されたことを特徴とする、プログラム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のプログラムであって、
    操作可能な表示オブジェクトまたはグループオブジェクト、ならびに、これらオブジェクトの移動先、が制限された学習者向け使用環境と、
    前記表示オブジェクトおよび前記グループオブジェクトを無制限に操作でき、これらの移動先を任意に選択できる教材作成者向け使用環境と、
    を設定可能に構成されたことを特徴とする、プログラム。
  5. 請求項4に記載のプログラムであって、
    学習者向け使用環境における操作可能な表示オブジェクトが個別処理モードに設定されているグループオブジェクトの配下オブジェクトであり、
    前記学習者向け使用環境におけるオブジェクトの移動先が個別処理モードに設定されたグループオブジェクトである
    ように構成されたことを特徴とする、プログラム。
  6. 請求項4又は5に記載のプログラムであって、
    ユーザによりドラッグ操作が行われた際、ドラッグされた元の表示オブジェクトは元の位置に残したまま、この表示オブジェクトと同一の属性を有したオブジェクトをドラッグ先に生成する複製ドラッグモードを有し、

    学習者向け使用環境における操作可能な表示オブジェクトが前記複製ドラッグモードで生成された表示オブジェクトであり、
    前記学習者向け使用環境におけるオブジェクトの移動先が個別処理モードに設定されたグループオブジェクトである
    ように構成されたことを特徴とする、プログラム。
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