JP2018100404A - 吹き付け塗装用のポリオール組成物、発泡性ポリウレタンプレミックス組成物、および発泡性ポリウレタン組成物 - Google Patents

吹き付け塗装用のポリオール組成物、発泡性ポリウレタンプレミックス組成物、および発泡性ポリウレタン組成物 Download PDF

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Yosuke Okada
陽介 岡田
慎吾 宮田
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Abstract

【課題】優れた難燃性を有し、かつ液だれせず低温でも吹き付け可能な吹き付け塗装用のポリオール組成物の提供。【解決手段】ポリイソシアネート化合物と反応させてポリウレタン発泡体を得るためのポリオール組成物は、ポリオール、触媒、発泡剤、整泡剤、および難燃剤を含有し、ポリオール100重量部に対する前記触媒の量が10重量部〜56重量部である。【選択図】なし

Description

本発明は、吹き付け塗装用のポリオール組成物、発泡性ポリウレタンプレミックス組成物、および発泡性ポリウレタン組成物に関する。
難燃性ポリウレタン発泡体を現場で形成するための現場発泡システムが特許文献1に記載されているが、特許文献1の配合では不燃性は発現するものの反応が遅いため、吹き付けを行うと液だれが生じてしまい、施工性に乏しい。
また、特許文献1のポリオール組成物は常温(25℃)で吹付可能であっても低温(5℃)では反応が遅く、低温では現場発泡に対応できない。一方で、反応を高めるために触媒量を増やしすぎると、触媒が可燃成分であるため、所望の難燃性が得られない。
WO2015/129850
本発明の目的は、優れた難燃性を有し、かつ液だれせず低温でも吹き付け可能な吹き付け塗装用のポリオール組成物、発泡性ポリウレタンプレミックス組成物、および発泡性ポリウレタン組成物を提供することである。
本発明者らは、上記の目的を達成すべく、ポリオール組成物中に含まれる触媒量を一定量にすることで、難燃性、特には不燃性と、液だれ防止との両方の効果を奏する吹き付け塗装に適した組成とすることができることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明によれば、ポリイソシアネート化合物と反応させてポリウレタン発泡体を得るためのポリオール組成物であって、ポリオール、触媒、発泡剤、整泡剤、および難燃剤を含有し、ポリオール100重量部に対する前記触媒の量が10〜56重量部である、吹き付け塗装用のポリオール組成物が提供される。
本発明によれば、発泡性ポリウレタン組成物の吹き付けを、現場にて速やかに行うことができる。
本発明は、(i)ポリイソシアネート化合物と反応させてポリウレタン発泡体を得るためのポリオール組成物であって、ポリオール、触媒、発泡剤、整泡剤、および難燃剤を含有し、ポリオール100重量部対する前記触媒の量が10〜56重量部ある、吹き付け塗装用のポリオール組成物、(ii)上記ポリオール組成物およびポリイソシアネート化合物を分離して含む、吹き付け塗装用の発泡性ポリウレタンプレミックス組成物、(iii)上記ポリオール組成物とポリイソシアネート化合物との混合物である、吹き付け塗装用の発泡性ポリウレタン組成物、および(iv)上記発泡性ポリウレタン組成物が硬化したポリウレタン発泡体を包含する。
吹き付け塗装用のポリオール組成物は、ポリオール、触媒、発泡剤、整泡剤、難燃剤および任意選択でその他の成分を含有する。
ウレタン樹脂の主剤としてのポリイソシアネートとウレタン樹脂の硬化剤としてのポリオールは、化学反応により硬化して、ウレタン樹脂を形成する。
以下、各成分について説明する。
1.ポリイソシアネート
ポリイソシアネート化合物としては、例えば、芳香族ポリイソシアネート、脂環族ポリイソシアネート、脂肪族ポリイソシアネート等が挙げられる。
芳香族ポリイソシアネートとしては、例えば、フェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ジメチルジフェニルメタンジイソシアネート、トリフェニルメタントリイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート等が挙げられる。
脂環族ポリイソシアネートとしては、例えば、シクロへキシレンジイソシアネート、メチルシクロへキシレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ジシクロへキシルメタンジイソシアネート、ジメチルジシクロへキシルメタンジイソシアネート等が挙げられる。
脂肪族ポリイソシアネートとしては、例えば、メチレンジイソシアネート、エチレンジイソシアネート、プロピレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート等が挙げられる。
ポリイソシアネート化合物は一種もしくは二種以上を使用することができる。ウレタン樹脂の主剤は、使い易いこと、入手し易いこと等の理由から、ジフェニルメタンジイソシアネートが好ましい。
ポリイソシアネート化合物の含有量の、ポリオールの含有量に対する比(ポリイソシアネート化合物の含有量:ポリオール)は特に限定されないが、重量比で10:1〜1:10であることが好ましく、1:1〜5:1であることがより好ましい。
2.ポリオール
ウレタン樹脂の硬化剤であるポリオールとしては、例えばポリラクトンポリオール、ポリカーボネートポリオール、芳香族ポリオール、脂環族ポリオール、脂肪族ポリオール、ポリエステルポリオール、ポリマーポリオール、ポリエーテルポリオール等が挙げられる。
ポリラクトンポリオールとしては、例えば、ポリプロピオラクトングリコール、ポリカプロラクトングリコール、ポリバレロラクトングリコールなどが挙げられる。
ポリカーボネートポリオールとしては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、オクタンジオール、ノナンジオールなどの水酸基含有化合物と、ジエチレンカーボネート、ジプロピレンカーボネートなどとの脱アルコール反応により得られるポリオール等が挙げられる。
芳香族ポリオールとしては、例えば、ビスフェノールA、ビスフェノールF、フェノールノボラック、クレゾールノボラック等が挙げられる。
脂環族ポリオールとしては、例えばシクロヘキサンジオール、メチルシクロヘキサンジオール、イソホロンジオール、ジシクロへキシルメタンジオール、ジメチルジシクロへキシルメタンジオール等が挙げられる。
脂肪族ポリオールとしては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール等が挙げられる。
ポリエステルポリオールとしては、例えば、多塩基酸と多価アルコールとを脱水縮合して得られる重合体、ε−カプロラクトン、α−メチル−ε−カプロラクトン等のラクトンを開環重合して得られる重合体、ヒドロキシカルボン酸と上記多価アルコール等との縮合物が挙げられる。
ここで多塩基酸としては、具体的には、例えば、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、コハク酸等が挙げられる。また多価アルコールとしては、具体的には、例えば、ビスフェノールA、エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ジエチレングリコール、1,6−ヘキサングリコール、ネオペンチルグリコール等が挙げられる。
またヒドロキシカルボン酸としては、具体的には、例えば、ひまし油、ひまし油とエチレングリコールの反応生成物等が挙げられる。
ポリマーポリオールとしては、例えば、芳香族ポリオール、脂環族ポリオール、脂肪族ポリオール、ポリエステルポリオール等に対し、アクリロニトリル、スチレン、メチルアクリレート、メタクリレート等のエチレン性不飽和化合物をグラフト重合させた重合体、ポリブタジエンポリオール、多価アルコールの変性ポリオールまたは、これらの水素添加物等が挙げられる。
多価アルコールの変性ポリオールとしては、例えば、原料の多価アルコールにアルキレンオキサイドを反応させて変性したもの等が挙げられる。
多価アルコールとしては、例えば、グリセリンおよびトリメチロールプロパン等の三価アルコール;ペンタエリスリトール、ソルビトール、マンニトール、ソルビタン、ジグリセリン、ジペンタエリスリトール等、ショ糖、グルコース、マンノース、フルクト−ス、メチルグルコシドおよびその誘導体等の四〜八価のアルコール;フェノール、フロログルシン、クレゾール、ピロガロール、カテコ−ル、ヒドロキノン、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS、1−ヒドロキシナフタレン、1,3,6,8−テトラヒドロキシナフタレン、アントロール、1,4,5,8−テトラヒドロキシアントラセン、1−ヒドロキシピレン等のフェノール;ポリブタジエンポリオール;ひまし油ポリオール;ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートの(共)重合体およびポリビニルアルコール等の多官能(例えば官能基数2〜100)ポリオール、フェノールとホルムアルデヒドとの縮合物(ノボラック)が挙げられる。
多価アルコールの変性方法は特に限定されないが、アルキレンオキサイド(以下、AOと略す)を付加させる方法が好適に用いられる。
AOとしては、炭素数2〜6のAO、例えば、エチレンオキサイド(以下、EOと略す)、1,2−プロピレンオキサイド(以下、POと略す)、1,3−プロピレンオキサイド、1,2−ブチレンオキサイド、1,4−ブチレンオキサイド等が挙げられる。
これらの中でも性状や反応性の観点から、PO、EOおよび1,2−ブチレンオキサイドが好ましく、POおよびEOがより好ましい。AOを二種以上使用する場合(例えば、POおよびEO)の付加方法としては、ブロック付加であってもランダム付加であってもよく、これらの併用であってもよい。
ポリエーテルポリオールとしては、例えば、活性水素を2個以上有する低分子量活性水素化合物等の少なくとも一種の存在下に、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、テトラヒドロフラン等のアルキレンオキサイドの少なくとも1種を開環重合させて得られる重合体が挙げられる。
活性水素を2個以上有する低分子量活性水素化合物としては、例えば、ビスフェノールA、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、1,6−ヘキサンジオ−ル等のジオール、グリセリン、トリメチロールプロパン等のトリオール、エチレンジアミン、ブチレンジアミン等のアミン等が挙げられる。
本発明に使用するポリオールは、燃焼した際の総発熱量の低減効果が大きいことからポリエステルポリオール、またはポリエーテルポリオールを使用することが好ましい。
その中でも分子量200〜800のポリエステルポリオールを用いることがより好ましく、分子量300〜500のポリエステルポリオールを用いることがさらに好ましい。 ポリオールは一種もしくは二種以上を使用することができる。
3.触媒
触媒としては、例えば、トリエチルアミン、N−メチルモルホリンビス(2−ジメチルアミノエチル)エーテル、N,N,N’,N”, N”−ペンタメチルジエチレントリアミン、N, N, N’−トリメチルアミノエチル−エタノールアミン、ビス(2−ジメチルアミノエチル)エーテル、N−メチル, N’−ジメチルアミノエチルピペラジン、イミダゾール環中の第2級アミン官能基をシアノエチル基で置換したイミダゾール化合物等の窒素原子含有触媒等が挙げられる。
発泡性ポリウレタン組成物に使用する触媒の添加量は、ポリオール100重量部に対して、10重量部〜56重量部の範囲である。触媒の量が10重量部未満であると、クリームタイムが長くなり(例えば1秒を超える)、液だれを生じる。発泡性ポリウレタン組成物においては、触媒の添加量は、ポリイソシアネート化合物とポリオールとからなるウレタン樹脂100重量部に対して、3重量部〜14重量部の範囲である。触媒の量が3重量部未満であると、クリームタイムが長くなり(例えば1秒を超える)、液だれを生じる。触媒の量が14重量部よりも多いと、ウレタン樹脂組成物の難燃性が損なわれる。
なお、クリームタイムとは、ポリオール組成物とポリイソシアネート化合物との混合物が発泡を開始し、クリーム状の液体となり膨張を開始する直前までの時間を指す。肉眼で、混合物の溶液の色が変色を始めた時間として測定できる。なお、混合物が膨張を開始してから膨張を終了するまでの時間をライズタイム、混合物のライズ(膨張)が終了してから表面が硬化するまでの時間をセットタイムと言う。
好ましい触媒としては、三量化触媒およびウレタン化触媒が挙げられる。
三量化触媒は、ポリウレタン樹脂の主剤であるポリイソシアネート化合物に含まれるイソシアネート基を反応させて三量化させ、イソシアヌレート環の生成を促進する触媒である。
三量化触媒としては、トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール、2,4−ビス(ジメチルアミノメチル)フェノール、2,4,6−トリス(ジアルキルアミノアルキル)ヘキサヒドロ−S−トリアジン等の窒素含有芳香族化合物;酢酸カリウム、2−エチルヘキサン酸カリウム、カルボン酸アルカリ金属塩;トリメチルアンモニウム塩、トリエチルアンモニウム塩、トリフェニルアンモニウム塩等の3級アンモニウム塩;テトラメチルアンモニウム塩、テトラエチルアンモニウム塩、テトラフェニルアンモニウム塩等の4級アンモニウム塩等が挙げられる。
吹き付け塗装用のポリオール組成物に使用する三量化触媒の添加量はポリオール100重量部に対して、3重量部〜28重量部の範囲であることが好ましい。発泡性ポリウレタン組成物においては、三量化触媒の添加量は、ウレタン樹脂100重量部に対して、1重量部〜7重量部の範囲であることが好ましい。
ウレタン化触媒は、硬化およびウレタン化反応と同時に重合反応を起こさせる触媒である。
ウレタン化触媒としては、3級アミン触媒、例えばアルキル化ポリアルキレンポリアミン、トリエチルアミン、トリエチレンジアミン、N−エチルモルホリン、ジエチルエタノールアミン、N”,N”−ペンタメチルジエチレントリアミン、N,N,N’−トリメチルアミノエチル−エタノールアミン、N,N,N’ ,N’−テトラメチルヘキサメチレンジアミン、N,N,N',N'',N''-ペンタメチルジエチレントリアミン、ジアミノビシクロオクタン、1,2−ジメチルイミダゾール、1−メチルイミダゾール、1−イソブチル−2−メチルイミダゾール、ビス(ジメチルアミノエチル)エ−テル、1,8−ジアザビシクロ−[5,4,0]−ウンデセン−7;金属触媒、例えばオクチル酸第一スズ、ジラウリル酸ジブチル第二スズ、オクチル酸鉛、カルボン酸ビスマス、ジルコニウム錯体;およびそれらの組み合わせが挙げられる。
吹き付け塗装用のポリオール組成物に使用するウレタン化触媒の添加量はポリオール100重量部に対して、0.3重量部〜28重量部の範囲であることが好ましい。発泡性ポリウレタン組成物においては、ウレタン化触媒の添加量は、ウレタン樹脂100重量部に対して、0.1重量部〜7重量部の範囲であることが好ましい。
また、触媒は、ポリオール100重量部に対して、3重量部〜28重量部の三量化触媒と、0.3重量部〜28重量部のウレタン化触媒であることが好ましい。難燃性発泡性ポリウレタン組成物においては、触媒は、ウレタン樹脂100重量部に対して、1重量部〜7重量部の三量化触媒と、0.1重量部〜7重量部のウレタン化触媒であることが好ましい。この場合、低温下でもクリームタイムが1秒以内となり、液だれが起こらず良好な吹付塗装が可能となる。また、発泡性ポリウレタン樹脂組成物の自己消火性も保持される。
4.発泡剤
また発泡性ポリウレタン組成物に使用する発泡剤は、ウレタン樹脂の発泡を促進する。
発泡剤の具体例としては、例えば、水;プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタン等の低沸点の炭化水素;ジクロロエタン、プロピルクロリド、イソプロピルクロリド、ブチルクロリド、イソブチルクロリド、ペンチルクロリド、イソペンチルクロリド等の塩素化脂肪族炭化水素化合物;CHF3、CH22、CH3F等のフッ素化合物;トリクロロモノフルオロメタン、トリクロロトリフルオロエタン、ジクロロモノフルオロエタン、(例えば、HCFC141b (1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン)、HCFC22 (クロロジフルオロメタン)、HCFC142b(1−クロロ−1,1−ジフルオロエタン))等のハイドロクロロフルオロカーボン化合物;HFC−245fa(1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン)、HFC−365mfc(1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン)等のハイドロフルオロカーボン、HFO−1233zd(E)(トランス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン)等のハイドロフルオロオレフィン;ジイソプロピルエーテル等のエーテル化合物、あるいはこれらの化合物の混合物等の有機系物理発泡剤、窒素ガス、酸素ガス、アルゴンガス、二酸化炭素ガス等の無機系物理発泡剤等が挙げられる。
発泡剤の範囲は、ポリオール100重量部に対して、0.3重量部〜112重量部であることが好ましい。発泡性ポリウレタン組成物においては、発泡剤はウレタン樹脂100重量部に対して、0.1重量部〜30重量部の範囲であることが好ましく、0.1重量部〜20重量部の範囲であることがより好ましく、0.5重量部〜18重量部の範囲であることが最も好ましい。
発泡剤の範囲がウレタン樹脂100重量部に対して0.1重量部以上の場合は気泡の形成が促進され良好な発泡体が得られ、30重量部以下の場合は、気化力が高くなり気泡が粗大になることを防ぐことができる。
発泡剤は一種もしくは二種以上を使用することができる。
5.整泡剤
発泡性ポリウレタン組成物に使用する整泡剤としては、例えば、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル等のポリオキシアルキレン整泡剤、オルガノポリシロキサン等のシリコーン整泡剤等の界面活性剤等が挙げられる。
化学反応により硬化するウレタン樹脂に対する整泡剤の使用量は、使用する化学反応により硬化するウレタン樹脂により適宜設定されるが、一例を示すとすれば、ポリオール100重量部に対して、0.3重量部〜40重量部であることが好ましい。発泡性ポリウレタン組成物においては、ウレタン樹脂100重量部に対して、0.1重量部〜10重量部の範囲であれば好ましい。
整泡剤はそれぞれ一種もしくは二種以上を使用することができる。
6.難燃剤
次に、本発明の発泡性ポリウレタン組成物に使用される難燃剤について説明する。
本発明に使用される難燃剤は、液体難燃剤と粉体難燃剤に分類される。
液体難燃剤としては、リン酸エステルが挙げられる。粉体難燃剤としては、赤リン、リン酸塩含有難燃剤、臭素含有難燃剤、ホウ素含有難燃剤、アンチモン含有難燃剤、金属水酸化物、無機充填剤が挙げられる。
本発明に使用するリン酸エステルは特に限定されないが、モノリン酸エステル、縮合リン酸エステル等を使用することが好ましい。
モノリン酸エステルとしては、特に限定されないが、例えば、トリメチルホスフェート、トリエチルホスフェート、トリブチルホスフェート、トリ(2−エチルヘキシル)ホスフェート、トリブトキシエチルホスフェート、トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、トリキシレ二ルホスフェート、トリス(イソプロピルフェニル)ホスフェート、トリス(フェニルフェニル)ホスフェート、トリナフチルホスフェート、クレジルジフェニルホスフェート、キシレ二ルジフェニルホスフェート、ジフェニル(2−エチルヘキシル)ホスフェート、ジ(イソプロピルフェニル)フェニルホスフェート、モノイソデシルホスフェート、2−アクリロイルオキシエチルアシッドホスフェート、2−メタクリロイルオキシエチルアシッドホスフェート、ジフェニル−2−アクリロイルオキシエチルホスフェート、ジフェニル−2−メタクリロイルオキシエチルホスフェート、メラミンホスフェート、ジメラミンホスフェート、メラミンピロホスフェート、トリフェニルホスフィンオキサイド、トリクレジルホスフィンオキサイド、メタンホスホン酸ジフェニル、フェニルホスホン酸ジエチル、レゾルシノールビス(ジフェニルホスフェート)、ビスフェノールAビス(ジフェニルホスフェート)、ホスファフェナンスレン、トリス(β−クロロプロピル)ホスフェート等が挙げられる。
縮合リン酸エステルとしては、特に限定されないが、例えば、トリアルキルポリホスフェート、レゾルシノールポリフェニルホスフェート、レゾルシノールポリ(ジ−2,6−キシリル)ホスフェート(大八化学工業社製、商品名PX−200)、ハイドロキノンポリ(2,6−キシリル)ホスフェートならびにこれらの縮合物等の縮合リン酸エステルを挙げられる。
市販の縮合リン酸エステルとしては、例えば、レゾルシノールポリフェニルホスフェート(商品名CR−733S)、ビスフェノールAポリクレジルホスフェート(商品名CR−741)、芳香族縮合リン酸エステル(商品名CR747)、レゾルシノールポリフェニルホスフェート(ADEKA社製、商品名アデカスタブPFR)、ビスフェノールAポリクレジルホスフエ−ト(商品名FP−600、FP−700)等が挙げられる。
上記の中でも、硬化前の組成物中の粘度の低下させる効果と初期の発熱量を低減させる効果が高いためモノリン酸エステルを使用することが好ましく、トリス(β−クロロプロピル)ホスフェートを使用することがより好ましい。
リン酸エステルは一種もしくは二種以上を使用することができる。
リン酸エステルの添加量は、ポリオール100重量部に対して、9重量部〜198重量部であることが好ましく、ウレタン樹脂100重量部に対して、2.5重量部〜50重量部の範囲であることが好ましい。
リン酸エステルの範囲が2.5重量部以上の場合には自己消火性が保持され、50重量部以下の場合には発泡性ポリウレタン組成物の発泡が阻害されない。
本発明によれば、難燃剤は赤リンを含むことが好ましい。一つの実施形態において、難燃剤は、赤リンと、リン酸エステルとを含む。
本発明に使用する赤リンに限定はなく、市販品を適宜選択して使用することができる。
本発明に係る耐火ウレタン樹脂組成物に使用する赤リンの添加量は、ポリオール100重量部に対して、13重量部〜59重量部であることが好ましい。発泡性ポリウレタン組成物においては、ウレタン樹脂100重量部に対して、4〜15重量部の範囲であることがより好ましい。
赤リンの範囲がウレタン樹脂100重量部に対して4重量部以上の場合は、発泡性ポリウレタン組成物の自己消火性が保持され、また15重量部以下の場合には発泡性ポリウレタン組成物の発泡が阻害されない。
好ましい一実施形態において、ポリオール100重量部に対して、粉体難燃剤は13重量部〜99重量部であり、赤リンは13重量部〜59重量部である。発泡性ポリウレタン組成物においては、ウレタン樹脂100重量部に対して、粉体難燃剤は4重量部〜25重量部であり、赤リンは4重量部〜15重量部である。
なお、難燃剤として、赤リン、リン酸エステル以外の難燃剤が更に添加されてもよい。例えば、リン酸エステルの代わりにまたはリン酸エステルに加えて、リン酸塩含有難燃剤、臭素含有難燃剤、ホウ素含有難燃剤、アンチモン含有難燃剤および金属水酸化物からなる群より選ばれる少なくとも一つの粉体難燃剤が添加されてもよい。
リン酸塩含有難燃剤はリン酸を含むものである。リン酸塩含有難燃剤に使用されるリン酸は特に限定されないが、モノリン酸、ピロリン酸、ポリリン酸等の各種リン酸が挙げられる。
前記リン酸塩含有難燃剤としては、例えば、前記各種リン酸と周期律表IA族〜IVB族の金属、アンモニア、脂肪族アミン、芳香族アミン、環に窒素を含む複素環式化合物から選ばれる少なくとも一種の金属または化合物との塩からなるリン酸塩が挙げられる。
前記周期律表IA族〜IVB族の金属として、リチウム、ナトリウム、カルシウム、バリウム、鉄(II)、鉄(III)、アルミニウム等が挙げられる。
また前記脂肪族アミンとして、メチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、エチレンジアミン、ピペラジン等が挙げられる。
また芳香族アミンとして、アニリン、o−トリイジン、2,4,6−トリメチルアニリン、アニシジン、3−(トリフルオロメチル)アニリン等が挙げられる。
また環に窒素を含む複素環式化合物として、ピリジン、トリアジン、メラミン等が挙げられる。
リン酸塩含有難燃剤の具体例としては、例えば、モノリン酸塩、ピロリン酸塩、ポリリン酸塩等が挙げられる。
また前記ポリリン酸塩としては特に限定されないが、例えば、ポリリン酸アンモニウム、ポリリン酸ピペラジン、ポリリン酸メラミン、ポリリン酸アンモニウムアミド、ポリリン酸アルミニウム等が挙げられる。
前記リン酸塩含有難燃剤は一種もしくは二種以上を使用することができる。
本発明に使用するリン酸塩含有難燃剤の添加量に特に限定されないが、ポリオール100重量部に対して、0.4重量部〜99重量部の範囲であることが好ましい。発泡性ポリウレタン組成物においては、リン酸塩含有難燃剤の添加量はウレタン樹脂100重量部に対して、0.1重量部〜25重量部の範囲であることが好ましく、0.1重量部〜21重量部の範囲であることがより好ましく、3重量部〜21重量部の範囲であることが更に好ましく、3.0重量部〜10重量部の範囲であることが最も好ましい。
前記リン酸塩含有難燃剤の範囲がウレタン樹脂100重量部に対して0.1重量部以上の場合は、本発明に係る耐火性ウレタン樹脂組成物の自己消火性が保持され、またウレタン樹脂100重量部に対して25重量部以下の場合には本発明に係る耐火性ウレタン樹脂組成物の発泡が阻害されない。
臭素含有難燃剤としては、分子構造中に臭素を含有する化合物であれば特に限定されないが、例えば、臭素化芳香環含有芳香族化合物等が挙げられる。
前記臭素化芳香環含有芳香族化合物の具体例としては、例えば、ヘキサブロモベンゼン、ペンタブロモトルエン、ヘキサブロモビフェニル、デカブロモビフェニル、ヘキサブロモシクロデカン、デカブロモジフェニルエーテル、オクタブロモジフェニルエーテル、ヘキサブロモジフェニルエーテル、ビス(ペンタブロモフェノキシ)エタン、エチレンビス(ペンタブロモフェニル)、エチレンビス(テトラブロモフタルイミド)、テトラブロモビスフェノールA、等のモノマー系有機臭素化合物、
臭素化ビスフェノールAを原料として製造されたポリカーボネートオリゴマー、前記ポリカーボネートオリゴマーとビスフェノールAとの共重合物等の臭素化ポリカーボネート、
臭素化ビスフェノールAとエピクロルヒドリンとの反応によって製造されるジエポキシ化合物、臭素化フェノール類とエピクロルヒドリンとの反応によって得られるモノエポキシ化合物等の臭素化エポキシ化合物、
ポリ(臭素化ベンジルアクリレート)、
臭素化ポリフェニレンエーテル、
臭素化ビスフェノールA、塩化シアヌールおよび臭素化フェノールの縮合物、
臭素化(ポリスチレン)、ポリ(臭素化スチレン)、架橋臭素化ポリスチレン等の臭素化ポリスチレン、
架橋または非架橋臭素化ポリ(−メチルスチレン)等のハロゲン化された臭素化合物ポリマーが挙げられる。
燃焼初期の発熱量を制御する観点から、エチレンビス(ペンタブロモフェニル)、エチレンビス(テトラブロモフタルイミド)、ヘキサブロモベンゼン等が好ましく、ヘキサブロモベンゼンがより好ましい。
前記臭素含有難燃剤は一種もしくは二種以上を使用することができる。
本発明に使用する臭素含有難燃剤の添加量に特に限定されないが、ポリオール100重量部に対して、0.4重量部〜99重量部の範囲であることが好ましい。発泡性ポリウレタン組成物においては、臭素含有難燃剤の添加量は、ウレタン樹脂100重量部に対して、0.1重量部〜25重量部の範囲であることが好ましく、0.1重量部〜21重量部の範囲であることがより好ましく、1重量部〜10重量部の範囲であることが更に好ましく、1.0重量部〜5.0重量部の範囲であることが最も好ましい。
前記臭素含有難燃剤の範囲がウレタン樹脂100重量部に対して0.1重量部以上の場合は、本発明に係る耐火性ウレタン樹脂組成物の自己消火性が保持され、またウレタン樹脂100重量部に対して25重量部以下の場合には本発明に係る耐火性ウレタン樹脂組成物の発泡が阻害されない。
本発明に使用するホウ素含有難燃剤としては、ホウ砂、酸化ホウ素、ホウ酸、ホウ酸塩等が挙げられる。
酸化ホウ素としては、例えば、三酸化二ホウ素、三酸化ホウ素、二酸化二ホウ素、三酸化四ホウ素、五酸化四ホウ素等が挙げられる。
ホウ酸塩としては、例えば、アルカリ金属、アルカリ土類金属、周期表第4族、第12族、第13族の元素およびアンモニウムのホウ酸塩等が挙げられる。
具体的には、ホウ酸リチウム、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリウム、ホウ酸セシウム等のホウ酸アルカリ金属塩、ホウ酸マグネシウム、ホウ酸カルシウム、ホウ酸バリウム等のホウ酸アルカリ土類金属塩、ホウ酸ジルコニウム、ホウ酸アルミニウム、ホウ酸アンモニウム等が挙げられる。
本発明に使用するホウ素含有難燃剤は、ホウ酸塩であることが好ましい。
ホウ素含有難燃剤は、一種もしくは二種以上を使用することができる。
本発明に使用するホウ素含有難燃剤の添加量に特に限定されないが、ポリオール100重量部に対して、0.4重量部〜99重量部重量部の範囲であることが好ましい。発泡性ポリウレタン組成物においては、ホウ素含有難燃剤の添加量はウレタン樹脂100重量部に対して0.1重量部〜25重量部の範囲であることが好ましく、0.1重量部〜21重量部の範囲であることがより好ましく、1重量部〜10重量部の範囲であることが更に好ましく、1.0重量部〜5.0重量部の範囲であることが最も好ましい。
前記ホウ素含有難燃剤の範囲がウレタン樹脂100重量部に対して0.1重量部以上の場合は、本発明に係る耐火性ウレタン樹脂組成物の自己消火性が保持され、またウレタン樹脂100重量部に対して25重量部以下の場合には本発明に係る耐火性ウレタン樹脂組成物の発泡が阻害されない。
アンチモン含有難燃剤としては、例えば、酸化アンチモン、アンチモン酸塩、ピロアンチモン酸塩等が挙げられる。
アンチモン含有難燃剤は、一種もしくは二種以上を使用することができる。
本発明に使用するアンチモン含有難燃剤の添加量に特に限定されないが、ポリオール100重量部に対して、0.4重量部〜99重量部の範囲であることが好ましい。発泡性ポリウレタン組成物においては、アンチモン含有難燃剤の添加量はウレタン樹脂100重量部に対して0.1重量部〜25重量部の範囲であることが好ましく、0.1重量部〜21重量部の範囲であることがより好ましく、1重量部〜10重量部の範囲であることが更に好ましく、1.0重量部〜5.0重量部の範囲であることが最も好ましい。
アンチモン含有難燃剤の範囲がウレタン樹脂100重量部に対して0.1重量部以上の場合は、本発明に係る耐火性ウレタン樹脂組成物の自己消火性が保持され、またウレタン樹脂100重量部に対して25重量部以下の場合には本発明に係る耐火性ウレタン樹脂組成物の発泡が阻害されない。
また本発明に使用する金属水酸化物としては、例えば、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化アルミニウム、水酸化鉄、水酸化ニッケル、水酸化ジルコニウム、水酸化チタン、水酸化銅、水酸化バナジウム、水酸化スズ等があげられる。
金属水酸化物は、一種もしくは二種以上を使用することができる。
金属水酸化物の添加量に特に限定されないが、ポリオール100重量部に対して、0.4重量部〜99重量部の範囲であることが好ましい。発泡性ポリウレタン組成物においては、金属水酸化物の添加量は、ウレタン樹脂100重量部に対して、0.1重量部〜25重量部の範囲であることが好ましく、0.1重量部〜21重量部の範囲であることがより好ましく、1重量部〜10重量部の範囲であることが更に好ましく、1.0重量部〜5.0重量部の範囲であることが最も好ましい。
無機充填剤としては、無機フィラー、遷移金属化合物等が挙げられる。
無機フィラーは、収縮および/または変形を防止する。本明細書で「収縮」とは、長さ方向、幅方向の長さ、および厚み方向の長さを含む、長さの変化を指し、「変形」とは、反り等の形状の変化、特には厚み方向の形状の変化を指す。
無機フィラーのアスペクト比は好ましくは5〜50である。ここで、本明細書でいうフィラーのアスペクト比とは、フィラーを走査型電子顕微鏡で観察して得られる画像にて確認されるフィラーの最大長さの最小厚さ(最大長さに対し垂直方向)に対する比(直径/厚さ比とも言う)であり、十分な数のフィラー、250個以上の平均である。
無機フィラーの平均粒径は好ましくは0.1μm以上15μm未満である。平均粒径はX線透過式沈降法粒度分布測定装置により求められる。
無機フィラーの形状は針状フィラーまたは板状フィラーのいずれであってもよいが、好ましくはフィラーは針状フィラーである。
針状とは、長径が短径の3倍以上をしたものをいい、所謂針形状だけでなく、紡錘形状、円柱形状のもの等も含む。板状とは、所謂板形状だけでなく、鱗片状、薄片状のもの等も含む。
針状の無機フィラーとしては、塩基性硫酸マグネシウム、硼酸アルミニウム、ウォラストナイト(珪灰石)、ゾノトライト、ドーソナイト、エレスタダイト、ベーマイト、棒状ヒドロキシアパタイト、チタン酸カリウムウィスカー、ホウ酸アルミニウムウィスカー、マグネシウム系ウィスカー、珪素系ウィスカー、針状アルミナ、針状セラミック、アスベスト、針状炭酸カルシウム、石膏繊維、ガラス繊維、アスベスト繊維、シリカ繊維、アルミナ繊維、シリカ・アルミナ繊維、ジルコニア繊維、炭素繊維(カーボンナノチューブ等の繊維状、針状またはフラーレン等の球状のニューカーボンを含む)、グラファイト繊維、窒化硼素繊維、硼素繊維、金属繊維等が例示される。
板状の無機フィラーとしては鱗片状黒鉛、タルク、白雲母(マスコバイト)および金雲母(フロゴパイト)等の雲母、絹雲母(セリサイト)、カオリナイト、クロライト、モンモリロナイト、ハロサイト等の層状粘土鉱物、板状炭酸カルシウム、板状水酸化アルミニウム、ガラスフレーク、板状酸化鉄、金属板状物等が例示される。
一実施形態では、無機フィラーはアスペクト比が5〜50、平均粒径が0.1μm以上15μm未満の針状無機フィラーである。好ましい無機フィラーはウォラストナイトまたはチタン酸カリウムウィスカーである。
無機充填剤、特には無機フィラーの添加量は、ポリオール100重量部に対して、0.4重量部〜99重量部であることが好ましい。発泡性ポリウレタン組成物においては、無機フィラーの添加量はウレタン樹脂100重量部に対して、0.1〜25重量部の範囲であることが好ましく、1重量部〜25重量部の範囲であることがより好ましく、1重量部〜10重量部の範囲であることが更に好ましい。
遷移金属化合物としては、例えば、亜鉛、銅、鉄、スズ、鉛、ビスマスおよびこれらの金属酸化物、有機酸金属塩、無機酸金属塩、金属錯体などが挙げられる。有機金属塩としては、例えば、酢酸金属塩、オクチル酸金属塩、ステアリン酸金属塩、炭酸金属塩などが、無機酸金属塩としては、例えば、金属塩化物、ホウ酸金属塩などが挙げられる。
遷移金属化合物としては、亜鉛を含む亜鉛化合物が好ましい。亜鉛化合物としては、亜鉛、酸化亜鉛、ホウ酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛、酢酸亜鉛、オクチル酸亜鉛、塩化亜鉛、炭酸亜鉛などが例示される。
遷移金属化合物の配合量は、一例を示すとすれば、例えば、ポリオール100重量部に対して、0.4重量部〜99重量部の範囲であれば好ましい。発泡性ポリウレタン組成物においては、ウレタン樹脂100重量部に対して、0.1重量部〜25重量部の範囲とすることができる。
遷移金属化合物、特に亜鉛化合物の配合量を増やすことで、ウレタン樹脂の硬化反応のスピードを向上させ、発泡性ポリウレタン組成物の液ダレを防止することができる。現場発泡用途など液ダレが問題となる場合において特に有用である。
また、赤リンと遷移金属化合物、特に亜鉛化合物を併用すると、燃焼時にウレタン樹脂組成物の表面に形成される低発泡のスキン層の形成を抑制でき、難燃性を向上させることができる。
遷移金属化合物は一種もしくは二種以上を使用することができる。
本発明に使用する難燃剤の合計添加量は、ポリオール100重量部に対して、23量部〜296重量部であることが好ましい。発泡性ポリウレタン組成物においては、難燃剤は、ウレタン樹脂100重量部に対して、難燃剤の全量の範囲は7重量部〜75重量部の範囲であることが好ましく、10重量部〜50重量部の範囲であることがより好ましく、20重量部〜40重量部の範囲であることが更に好ましい。
難燃剤の範囲がウレタン樹脂100重量部に対して7重量部以上の場合には難燃性を示し、75重量部以下の場合には発泡性ポリウレタン組成物の発泡が阻害されない。
7.その他の成分
さらに発泡性ポリウレタン組成物は、それぞれ本発明の目的を損なわない範囲で、必要に応じて、フェノール系、アミン系、イオウ系等の酸化防止剤、熱安定剤、金属害防止剤、帯電防止剤、安定剤、架橋剤、滑剤、軟化剤、顔料、粘着付与樹脂等の補助成分、ポリブテン、石油樹脂等の粘着付与剤を含むことができる。
発泡性ポリウレタン組成物は反応して硬化するため、その粘度は時間の経過と共に変化する。そこで発泡性ポリウレタン組成物を使用する前は、発泡性ポリウレタン組成物を二以上に分割して、発泡性ポリウレタン組成物が反応して硬化することを防止しておく。そして発泡性ポリウレタン組成物を使用する際に、二以上に分割しておいた発泡性ポリウレタン組成物を一つにまとめることにより、発泡性ポリウレタン組成物が得られる。
なお発泡性ポリウレタン組成物を二以上に分割するときは、二以上に分割された発泡性ポリウレタン組成物のそれぞれの成分単独では硬化が始まらず、発泡性ポリウレタン組成物のそれぞれの成分を混合した後に硬化反応が始まるようにそれぞれの成分を分割すればよい。通常、発泡性ポリウレタン組成物を、ポリオールを含有するポリオール組成物と、イソシアネート化合物またはイソシアネート化合物を含有するイソシアネート溶液組成物とに分割する。
上記の触媒、発泡剤、整泡剤、および難燃剤は、ポリオールまたはポリイソシアネートのいずれと混合されてもよいし、ポリオールおよびポリイソシアネートとは別に提供されてもよい。好ましくはポリオール、触媒、発泡剤、整泡剤、および難燃剤は、ポリオールとこれらの成分とを含むポリオールプレミックスとして提供される(ポリイソシアネート化合物と反応させてポリウレタン発泡体を得るための吹き付け塗装用のポリオール組成物)。また、上記その他の成分もポリオールまたはポリイソシアネートのいずれと混合されてもよいし、ポリオールおよびポリイソシアネートとは別に提供されてもよいが、好ましくはポリオールプレミックスに含まれる。
一実施形態では、ポリイソシアネート化合物と反応させてポリウレタン発泡体を得るための吹き付け塗装用のポリオール組成物は、ポリオール100重量部に対し、10〜56重量部の触媒、0.3〜112重量部の発泡剤、0.3〜40重量部の整泡剤、23量部〜296重量部重量部の難燃剤を含有する。
別の実施形態では、吹き付け塗装用の発泡性ポリウレタン組成物は、前記ポリイソシアネート化合物および前記ポリオールからなるウレタン樹脂100重量部を基準として、3〜14重量部の触媒、0.1〜30重量部の発泡剤、0.1〜10重量部の整泡剤、7重量部〜75重量部重量部の難燃剤を含有する。
発泡性ポリウレタン組成物の製造方法は特に限定されないが、例えば、発泡性ポリウレタン組成物の各成分を混合する方法、発泡性ポリウレタン組成物を有機溶剤に懸濁させたり、加温して溶融させたりして塗料状とする方法、溶剤に分散してスラリーを調製する等の方法により発泡性ポリウレタン組成物を得ることができる。また、発泡性ポリウレタン組成物に含まれる反応硬化性樹脂成分に常温(約25℃)の温度において固体である成分が含まれる場合には、発泡性ポリウレタン組成物を加熱下に溶融させる等の方法により発泡性ポリウレタン組成物を得ることができる。
発泡性ポリウレタン組成物は、発泡性ポリウレタン組成物の各成分を単軸押出機、二軸押出機、バンバリーミキサー、ニーダーミキサー、混練ロール、ライカイ機、遊星式撹拝機等公知の装置を用いて混練することにより得ることができる。
また、ウレタン樹脂の主剤と硬化剤とをそれぞれ別々に充填材等と共に混練しておき、注入直前にスタティックミキサー、ダイナミックミキサー等で混練して得ることもできる。
さらに触媒を除く発泡性ポリウレタン組成物の成分と、触媒とを注入直前に同様に混練して得ることもできる。以上説明した方法により発泡性ポリウレタン組成物を得ることができる。
次に本発明に係る発泡性ポリウレタン組成物の硬化方法について説明する。
前記発泡性ポリウレタン組成物のそれぞれの成分を混合すると反応が始まり時間の経過と共に粘度が上昇し、流動性を失う。
例えば、発泡性ポリウレタン組成物を、建築物、家具、自動車、電車、船等の構造物に吹き付けて硬化させることにより、構造物の表面に発泡性ポリウレタン組成物からなる発泡体層が形成され、前記発泡性ポリウレタン組成物が積層された構造物を得ることができる。
本発明の吹き付け塗装用のポリオール組成物の粘度は特に限定されないが、好ましくは25℃における粘度が50〜2000mPa・sの範囲である。粘度が50Pa・s以上、粘度が2000mPa・s以下であるとポリオール組成物とポリイソシアネートが均一に混合可能であり、構造体に一様に吹き付けることができるため、施工性が良好である。
また、本発明の発泡性ポリウレタン組成物の施工性は、クリームタイムの測定によっても確認することができる。クリームタイムは例えば常温(20℃)および低温(5℃)の両方または一方において測定する。発泡性ポリウレタン組成物が吹き付けられる被塗構造体の温度が5℃の場合のクリームタイムが1秒以内であると、施工性が良好であると判定できる。
本発明の発泡性ポリウレタン組成物または発泡性ポリウレタン組成物からなる成形体の難燃性は、コーンカロリーメーター試験により確認することができる。
まず、被塗構造体(吉野石膏社製:普通石膏ボード12.5mm)に吹付けた発泡性ポリウレタン組成物または発泡性ポリウレタン組成物からなる成形体を縦100mm、横100mmおよび厚み20mm(被塗構造体の厚みは除く)に切断して、コーンカロリーメーター試験用サンプルを準備する。
次にコーンカロリーメーター試験用サンプルを用いて、ISO−5660の試験方法に準拠して、輻射熱強度50kW/m2にて10分間および20分間加熱したときのコーンカロリーメーター試験による総発熱量を測定する。10分間加熱したときの総発熱量が8MJ/m2以下である場合を合格と評価した。また、20分間加熱したときの総発熱量が8MJ/m2以下である場合、難燃性がより優れていると評価することができる。
以上、本発明の実施形態について具体的に説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。
例えば、上述の実施形態において挙げた構成、方法、工程、形状、材料および数値などはあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる構成、方法、工程、形状、材料および数値などを用いてもよい。
また、上述の実施形態の構成、方法、工程、形状、材料および数値などは、本発明の主旨を逸脱しない限り、互いに組み合わせることが可能である。
また、本発明は以下の構成を採用することもできる。
[1]ポリイソシアネート化合物と反応させてポリウレタン発泡体を得るためのポリオール組成物であって、ポリオール、触媒、発泡剤、整泡剤、および難燃剤を含有し、ポリオール100重量部に対する前記触媒の量が10重量部〜56重量部である、吹き付け塗装用のポリオール組成物。
[2]前記触媒が、ポリオール100重量部に対して3〜28重量部の三量化触媒と、0.3〜28重量部のウレタン化触媒とを含む[1]に記載の吹き付け塗装用のポリオール組成物。
[3]前記ポリオール100重量部に対する粉体難燃剤の量がポリオール100重量部に対して13〜99重量部であり、ポリオール100重量部に対して13〜59重量部の赤リンを含む[1]または2に記載の吹き付け塗装用のポリオール組成物。
[4]25℃における粘度が50〜2000mPa・sの範囲である[1]〜[3]のいずれかに記載の吹き付け塗装用のポリオール組成物。
[5][1]〜[4]のいずれかに記載の吹き付け塗装用のポリオール組成物およびポリイソシアネート化合物を分離して含む、吹き付け塗装用の発泡性ポリウレタンプレミックス組成物。
[6][1]〜[4]のいずれかに記載の吹き付け塗装用のポリオール組成物とポリイソシアネート化合物との混合物である、吹き付け塗装用の発泡性ポリウレタン組成物。
[7]被塗構造体の温度が5℃の場合のクリームタイムが1秒以内である[6]に記載の吹き付け塗装用の発泡性ポリウレタン組成物。
[8][6]または[7]に記載の吹き付け塗装用の発泡性ポリウレタン組成物が硬化したポリウレタン発泡体。
[9]成形体であることを特徴とする[8]に記載のポリウレタン発泡体。
以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されない。
1.ポリオール組成物および発泡性ウレタン樹脂組成物の製造
表1に示した配合により、実施例1〜15および比較例1〜5に係るポリオール組成物および発泡性ウレタン樹脂組成物を準備した。表中の各成分の詳細は次の通りである。
(1)イソシアネート化合物 (以下、「ポリイソシアネート」という)
(A)4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(4,4’−MDI)(万華化学ジャパン株式会社製、製品名:PM200)。
(2)ポリオール組成物
・ポリオール(B)
p−フタル酸ポリエステルポリオール(川崎化成工業社製、製品名:マキシモールRFK−087、水酸基価=200mgKOH/g)
・三量化触媒(C)
(C−1)3量化触媒(サンアプロ株式会社製、製品名:U−CAT 18X)。 (C−2)3量化触媒(東ソー社製、製品名:TOYOCAT−TR20)
(C−3)3量化触媒(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアル・ジャパン社製、製品名:K-zero G)
・ウレタン化触媒(D)
(D−1)ウレタン化触媒(サンアプロ株式会社製、製品名:U−CAT 202)
(D−2)N,N,N'−トリメチルアミノエチルエタノ−ルアミン(東ソー社製、商品名:TOYOCAT−RX5)
(D−3)ウレタン化触媒(東ソー社製、製品名:TOYOCAT−TT)
(D−4)ウレタン化触媒(日東化成株式会社製、製品名:U−830)
・発泡剤(E)
(E−1)水
(E−2)HFC HFC−365mfc(1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン、日本ソルベイ社製)
(E−3)HFC−245fa(1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン、セントラル硝子社製)
(E−4)LBA (ハネウェルジャパン株式会社、製品名:ソルスティスLBA)
・整泡剤(F)
ポリアルキレングリコール系整泡剤(東レダウコーニング社製、製品名:SH−193)
・難燃剤
液体難燃剤(G)
トリス(β−クロロプロピル)ホスフェート(大八化学社製、製品名:TMCPP、以下「TMCPP」という。)
粉体難燃剤
(H)赤リン (燐化学工業社製、製品名:ノーバエクセル140)
(I)ウォラストナイト(SiO2・CaO)(キンセイマテック社製、無機フィラー、製品名:SH−1250)。
(J)ホウ酸亜鉛(早川商事株式会社製、遷移金属化合物、製品名:Firebrake ZB)
(K)ヘキサブロモベンゼン(マナック社製、製品名:HBB−b、以下「HBB」)
Graco製吹付機「H-VR」を用いて、実施例に示す機械条件でポリイソシアネート化合物とポリオール組成物を対象に吹き付けた。吹き付けるガンは、ガスマー製Dガンを用いた。吹き付ける対象物としては、吉野石膏株式会社製、普通石膏ボード(12.5mm)を用いた。対象物に対し、20mm厚で1層吹き付けた。
得られた発泡性ウレタン樹脂組成物は時間の経過と共に流動性を失い、実施例1〜15および比較例1〜5の硬化した発泡性ウレタン樹脂組成物の発泡体を得た。
2.発泡体の評価
上記発泡体を下記の基準により評価し、結果を表1に示した(各成分の割合をウレタン樹脂100重量部に対する重量部で示す)。
[粘度の測定]
ポリイソシアネート以外の成分を1000mLポリプロピレン製ビーカーに取り、撹拌してポリオール組成物を調製した。撹拌後、1時間ほど時間を置いて溶液を安定させ、ポリオール組成物を500mLポリプロピレン製ビーカーに300mL量りとった。ポリオール組成物を水浴にて25℃に調製した後、VISCOTECH社製B型粘度計を用いて粘度を測定した。測定にはR3の回転子を使用し、回転数は60rpmとした。
[クリームタイムの測定]
前記難燃性ウレタン樹脂組成物を被塗構造物に吹き付けた後、ポリオール組成物とポリイソシアネートの混合溶液が反応を開始し、溶液の色が変色を始めた時間を目視で観察し、クリームタイムとした。
[総発熱量の測定]
硬化物から発泡性ウレタン樹脂組成物(被塗構造物の厚み除く)のサイズが100mm×100mm×20mmになるようにコーンカロリーメーター試験用サンプルを切り出し、ISO−5660に準拠し、輻射熱強度50kW/m2にて20分間加熱したときの総発熱量を測定した結果を表1に記載した。
この測定方法は、建築基準法施行令第 108条の2に規定される公的機関である建築総合試験所にて、コーンカロリーメーター法による基準に対応するものとして規定された試験法であり、ISO−5660の試験方法に準拠したものである。
10分間加熱でコーンカロリーメーターの総発熱量が8MJ/m2以下を合格とした。 表1によると、実施例1〜15の発泡性ポリウレタン組成物では液だれが起こらず吹付塗装が良好であった。また、発泡性ポリウレタン組成物は優れた難燃性を有していた。比較例1,3,4,5では触媒量が少ないため液だれが生じた。比較例2では触媒が多く、難燃性が低かった。
Figure 2018100404

Claims (9)

  1. ポリイソシアネート化合物と反応させてポリウレタン発泡体を得るためのポリオール組成物であって、ポリオール、触媒、発泡剤、整泡剤、および難燃剤を含有し、ポリオール100重量部に対する前記触媒の量が10重量部〜56重量部である、吹き付け塗装用のポリオール組成物。
  2. 前記触媒が、ポリオール100重量部に対して3〜28重量部の三量化触媒と、0.3〜28重量部のウレタン化触媒とを含む請求項1記載の吹き付け塗装用のポリオール組成物。
  3. 前記難燃剤は粉体難燃剤を含み、粉体難燃剤の量がポリオール100重量部に対して13〜99重量部であり、ポリオール100重量部に対して13〜59重量部の赤リンを含む請求項1または2に記載の吹き付け塗装用のポリオール組成物。
  4. 25℃における粘度が50〜2000mPa・sの範囲である請求項1〜3のいずれかに記載の吹き付け塗装用のポリオール組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の吹き付け塗装用のポリオール組成物およびポリイソシアネート化合物を分離して含む、吹き付け塗装用の発泡性ポリウレタンプレミックス組成物。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載の吹き付け塗装用のポリオール組成物とポリイソシアネート化合物との混合物である、吹き付け塗装用の発泡性ポリウレタン組成物。
  7. 被塗構造体の温度が5℃の場合のクリームタイムが1秒以内である請求項6に記載の吹き付け塗装用の発泡性ポリウレタン組成物。
  8. 請求項6または7記載の吹き付け塗装用の発泡性ポリウレタン組成物が硬化したポリウレタン発泡体。
  9. 成形体であることを特徴とする請求項8記載のポリウレタン発泡体。
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