JP2018099758A - カストリ線の位置決定装置、カッティングシステム、カストリ線の位置決定用のコンピュータプログラム、および、カストリ線の位置決定方法 - Google Patents

カストリ線の位置決定装置、カッティングシステム、カストリ線の位置決定用のコンピュータプログラム、および、カストリ線の位置決定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】カッティング装置によって切り目を形成する際にシートが破損することを抑制するような位置にカストリ線を配置する。
【解決手段】位置決定装置100は、表面シート53に配置された対象物54の輪郭線58上の第1端点から所定の方向に延び、かつ、非有効領域56内に配置されるようにカストリ線を設定するカストリ線設定部125と、上記第1端点を中心にして、対象物54の輪郭線58とカストリ線設定部125によって設定されたカストリ線とが成す角度である第1角度が、鋭角である所定の判定角度以下であるか否かを判定する第1判定部131と、第1判定部131によって上記第1角度が上記判定角度以下であると判定された場合、上記第1角度が上記判定角度よりも大きくなるように、カストリ線設定部125によって設定されたカストリ線の形状を変更する形状変更部134と、を備えている。
【選択図】図4

Description

本発明は、カストリ線の位置決定装置、カッティングシステム、カストリ線の位置決定用のコンピュータプログラム、および、カストリ線の位置決定方法に関する。
従来から、シートを切断するカッティング装置が知られている。ここで、本明細書において、「切断」には、シートの厚み方向の全てを切断する場合の他に、厚み方向の一部を切断する場合も含まれる。例えば、カッティング装置は、シートに対して二次元的に相対移動可能なキャリッジと、キャリッジに搭載されたカッターとを備えている。
ところで、カッティング装置によって切断されるシートとして、例えば特許文献1には、ベースシートと、接着剤を介して、ベースシートの表面に貼付された表面シートとを備えたシートが開示されている。表面シートは、文字または図形などの必要な対象物を示す領域(以下、有効領域という。)と、有効領域を除いた領域(以下、非有効領域という。)を有する。例えば、有効領域内の表面シートをベースシートに残し、非有効領域内の表面シートはベースシートから剥がされる。
非有効領域内の表面シートをベースシートから剥がす場合、対象物の形状によっては、非有効領域内の表面シートがベースシートから綺麗に剥がれないことがあった。その結果、対象物が裂けたり、千切れたりするおそれがあった。そこで、対象物が裂けること、または、千切れることを抑制するために、非有効領域内の表面シートに切り目を形成すことが行われる。ここでは、上記切り目のことを「カストリ線」と称する。
特開平6−238594号公報
ところで、例えば図19に示すように、シート205の表面シート253に対象物254が配置されており、表面シート253にカストリ線260が配置されているシート205の場合、対象物254の輪郭線258とカストリ線260とに囲まれた領域259は、先細りした領域である。このように、先細りした領域259が存在するシート205に対して、カッティング装置で輪郭線258およびカストリ線260に切り目を形成する。このとき、カッティング装置のカッターが切り目を形成する際、カッターにかかる力に起因して、先細りした領域259の表面シート253が引っ張られるおそれがある。その結果、表面シート253が裂けるなどすることで、表面シート253の対象物254が破損するおそれがあった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、カッティング装置によって切断されるシートにおいて、カッティング装置によって切り目を形成する際にシートが破損することを抑制するような位置に、カストリ線を配置することが可能なカストリ線の位置決定装置、カッティングシステム、カストリ線の位置決定用のコンピュータプログラム、および、カストリ線の位置決定方法を提供することである。
本発明に係るカストリ線の位置決定装置は、ベースシートと、接着材料を介して前記ベースシートの表面に貼り付けられ、対象物が配置された表面シートとを有し、かつ、カッティング装置によって前記表面シートの前記対象物の輪郭線に沿って、前記表面シートが切断されるシートにおいて、前記表面シートに切り目を形成する基準となる線であるカストリ線を配置する位置を決定するカストリ線の位置決定装置である。前記表面シートは、前記ベースシートに残される領域である有効領域と、前記ベースシートから剥がされる領域である非有効領域とを有している。前記位置決定装置は、カストリ線設定部と、第1判定部と、形状変更部とを備えている。前記カストリ線設定部は、前記対象物の前記輪郭線上の所定の点である第1端点から所定の方向に延び、かつ、前記非有効領域内に配置されるように前記カストリ線を設定する。前記第1判定部は、前記第1端点を中心にして、前記対象物の前記輪郭線と前記カストリ線設定部によって設定された前記カストリ線とが成す角度である第1角度が、鋭角である所定の判定角度以下であるか否かを判定する。前記形状変更部は、前記第1判定部によって前記第1角度が前記判定角度以下であると判定された場合、前記第1角度が前記判定角度よりも大きくなるように、前記カストリ線設定部によって設定された前記カストリ線の形状を変更する。
上記位置決定装置によれば、カストリ線設定部によって設定されたカストリ線と、対象物の輪郭線とが成す第1角度が小さい(具体的には、所定の判定角度以下である)場合、
第1角度が大きくなる(具体的には、所定の判定角度よりも大きくなる)ように、カストリ線の形状を変更している。よって、対象物の輪郭線とカストリ線とによって囲まれた第1角度の周りの領域は、第1角度が所定の判定角度以下の先細りした領域にはならない。そのため、カッティング装置を使用して、輪郭線およびカストリ線に切り目を形成する際、対象物の輪郭線とカストリ線とによって囲まれた領域が破損し難い。したがって、カッティング装置を使用して、輪郭線およびカストリ線に切り目を形成する際、シートが破損することを抑制することができる。
本発明に係るカストリ線の位置決定方法は、ベースシートと、接着材料を介して前記ベースシートの表面に貼り付けられ、対象物が配置された表面シートとを有し、かつ、カッティング装置によって前記表面シートの前記対象物の輪郭線に沿って、前記表面シートが切断されるシートにおいて、前記表面シートに切り目を形成する基準となる線であるカストリ線を配置する位置を決定するカストリ線の位置決定方法である。前記表面シートは、前記ベースシートに残される領域である有効領域と、前記ベースシートから剥がされる領域である非有効領域とを有している。前記位置決定方法は、カストリ線設定工程と、第1判定工程と、形状変更工程とを包含する。前記カストリ線設定工程では、前記対象物の前記輪郭線上の所定の点である第1端点から所定の方向に延び、かつ、前記非有効領域内に配置されるように前記カストリ線を設定する。前記第1判定工程では、前記第1端点を中心にして、前記対象物の前記輪郭線と前記カストリ線設定工程において設定した前記カストリ線とが成す角度である第1角度が、鋭角である所定の判定角度以下であるか否かを判定する。前記形状変更工程では、前記第1判定工程において前記第1角度が前記判定角度以下であると判定した場合、前記第1角度が前記判定角度よりも大きくなるように、前記カストリ線設定工程において設定した前記カストリ線の形状を変更する。
本発明によれば、カッティング装置によって切り目を形成する際にシートが破損することを抑制するような位置に、カストリ線を配置することができる。
第1実施形態に係るカッティングシステムのカッティング装置を示す斜視図である。 カッティングヘッドを示す斜視図である。 カッターを示す正面図である。 カッティングシステムのブロック図である。 シートを示す模式図である。 図5のVI−VI断面におけるシートの断面図である。 輪投げカストリ線の配置位置を示す図である。 輪投げカストリ線を配置する位置を決定する手順を示したフローチャートである。 輪投げカストリ線を配置する位置を決定する手順を説明する表面シートの模式図である。 輪投げカストリ線を配置する位置を決定する手順を説明する表面シートの模式図である。 輪投げカストリ線を配置する位置を決定する手順を説明する表面シートの模式図である。 輪投げカストリ線を配置する位置を決定する手順を説明する表面シートの模式図である。 図12の領域AR1を拡大した図であり、輪投げカストリ線の判定手順を説明する図である。 図12の領域AR1を拡大した図であり、輪投げカストリ線の形状を変更する手順を説明する図である。 輪投げカストリ線を配置する位置を決定する手順を説明する表面シートの模式図である。 第2実施形態に係るシートを示す模式図である。 図16の領域AR2を拡大した図であり、輪投げカストリ線の判定手順を説明する図である。 図16の領域AR2を拡大した図であり、輪投げカストリ線の形状を変更する手順を説明する図である。 従来技術に係るシートを示す模式図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るカストリ線の位置決定装置(以下、単に「位置決定装置」ともいう。)を備えたカッティングシステムについて説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化する。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態に係るカッティングシステム1を示した模式図であり、カッティング装置10を示す斜視図である。以下の説明では、カッティング装置10を正面から見たとき、カッティング装置10から遠ざかる方を前方、カッティング装置10に近づく方を後方とする。左、右、上、下とは、カッティング装置10を正面から見たときの左、右、上、下をそれぞれ意味するものとする。また、図面中の符号F、Rr、L、R、U、Dは、それぞれ前、後、左、右、上、下を示している。ただし、これらは説明の便宜上の方向に過ぎず、カッティングシステム1の設置態様を何ら限定するものではない。また、符号Yは主走査方向を示している。符号Xは、主走査方向Yを平面視において直交する副走査方向を示している。ただし、主走査方向Yおよび副走査方向Xは特に限定される訳ではなく、適宜に設定可能である。
図1に示すように、カッティングシステム1は、カッティング装置10と、カストリ線の位置決定装置100とを備えている。カッティング装置10は、シールなどのシート5を所望の形状に切断する装置である。本実施形態では、カッティング装置10は、本体部12と、プラテン20と、グリッドローラ22と、ピンチローラ24と、ガイドレール26と、ベルト28と、カッティングヘッド30とを備えている。
本体部12は、主走査方向Yに延びている。本実施形態では、本体部12は、スタンド14に支持されている。本体部12の右部には、操作パネル17が設けられている。操作パネル17には、カッティング装置10の状態、および、切断に関する情報などが表示される。
本体部12には、シート5が載置されるプラテン20が配置されている。プラテン20には、円筒状のグリッドローラ22が設けられている。グリッドローラ22は、その上面部を露出させた状態でプラテン20に埋設されている。グリッドローラ22には、フィードモータ22a(図4参照)が接続しており、グリッドローラ22は、フィードモータ22aによって駆動される。グリッドローラ22は、シート5を副走査方向Xに移動させる送り機構である。グリッドローラ22の上方には、複数のピンチローラ24が配置されている。ピンチローラ24は、グリッドローラ22に対して上下方向で対向している。ピンチローラ24は、シート5の厚さに応じて上下方向の位置を設定可能に構成されている。ここでは、ピンチローラ24とグリッドローラ22との間にシート5が挟み込まれる。グリッドローラ22およびピンチローラ24は、シート5を狭持しながらシート5を副走査方向Xに搬送する。
ガイドレール26は、本体部12に設けられている。ガイドレール26は、プラテン20の上方に配置されている。ガイドレール26は、プラテン20と平行になるように配置されており、主走査方向Yに延びている。ここでは、ガイドレール26は、前方に突出した係合部27を有している。
ベルト28は、本体部12に配置されている。ベルト28は、無端状のベルトであり、主走査方向Yに延びている。ここでは、ベルト28の右端および左端には、図示しないプーリが巻き掛けられている。一方のプーリは、当該プーリを駆動する駆動モータ28a(図4参照)に接続されている。駆動モータ28aは、上記プーリを介してベルト28に接続されている。駆動モータ28aが回転すると上記プーリが回転し、ベルト28が主走査方向Yに走行する。ここでは、ベルト28には、後述するキャリッジ32が固定されている。駆動モータ28aの回転によって、キャリッジ32をシート5に対して主走査方向Yに相対移動させることができる。
カッティングヘッド30は、ガイドレール26に沿って主走査方向Yに移動可能である。カッティングヘッド30は、シート5を切断する。図2は、カッティングヘッド30を示す斜視図である。図2は、カバー44(図1参照)が取り外された図である。図2に示すように、カッティングヘッド30は、キャリッジ32と、カッター38と、円筒型のボイスコイルモータ40とを備えている。
キャリッジ32は、後述のホルダ35を支持し、シート5に対して相対移動が可能となっている。キャリッジ32は、ガイドレール26(図1参照)に摺動自在に支持されている。キャリッジ32は、ベルト28に固定されている。ベルト28が駆動すると、キャリッジ32はガイドレール26に沿って主走査方向Yに移動する。キャリッジ32は、カッター38およびボイスコイルモータ40を主走査方向Yに移動させる。キャリッジ32は、カッター38とボイスコイルモータ40とを支持するキャリッジベース33を備えている。
さらに、キャリッジ32は、ガイド34(図1参照)と、固定プレート37とを備えている。図1に示すように、ガイド34は、ガイドレール26の係合部27に係合する。ガイド34は、ガイドレール26に対して摺動可能である。図2に示すように、固定プレート37はベルト28に固定される。ガイド34とキャリッジベース33とは、互いにボルトなどによって固定されている。
ボイスコイルモータ40は、キャリッジ32に搭載されている。ボイスコイルモータ40は、キャリッジベース33に支持されている。ボイスコイルモータ40は、ホルダ35に連結され、ホルダ35に対して少なくともシート5(図1参照)に対して接近する方向の力を与える。本実施形態では、ボイスコイルモータ40は、ホルダ35に対して上向きまたは下向きの力を与える。ボイスコイルモータ40は、ボイスコイルモータ40に供給される供給信号(すなわち、電流信号)によりホルダ35に与える力の大きさが変更可能に構成されている。なお、ボイスコイルモータ40には従来公知のものを利用することができる。
カッター38はキャリッジ32に搭載されている。カッター38は、上下方向に移動可能なホルダ35に保持されている。ホルダ35は、カッター38をシート5(図1参照)に対して接近および離反が可能なように支持する。本実施形態では、カッター38は、ホルダ35の左方に配置されているが、カッター38の位置は特に限定されない。ホルダ35とキャリッジベース33との間には、ばね46が設けられている。ホルダ35は、ばね46によって上向きの付勢力を受けている。ホルダ35に保持されたカッター38は、ボイスコイルモータ40の駆動力を受けて上下方向に移動するように構成されている。
図3は、カッター38を示す正面図である。図3に示すように、カッター38は、棒状に延び、ホルダ35(図2参照)に保持された本体部38aと、本体部38aの下端に固定された刃38bと、本体部38aに設けられたフランジ部38cとを備えている。シート5(図1参照)は、カッター38の刃38bによって切断される。上述したように、カッター38は、キャリッジ32によって主走査方向Yに移動する。したがって、カッター38の刃38bは、主走査方向Yに移動する。
なお、図1に示すように、キャリッジ32には、カバー44が取り付けられていてもよい。カバー44は、キャリッジ32の少なくとも一部を覆っている。このようなカバー44を設けることによって、切断時に生じる切粉がカバー44の内方に侵入することを抑制することができる。
図1に示すように、カッティング装置10において、シート5を切断する際には、ボイスコイルモータ40(図2参照)によってカッター38の刃38b(図3参照)の上下方向の位置を調整する。そして、刃38bの上下方向の位置が調整し終わると、駆動モータ28a(図4参照)によって刃38bを主走査方向Yに移動させつつ、上述のグリッドローラ22(図1参照)によってシート5を副走査方向Xに移動させる。このようにして、シート5が所定の形状に切断される。
図4は、カッティングシステム1のブロック図である。図4に示すように、カッティング装置10は、制御装置45を備えている。制御装置45は、グリッドローラ22に接続されたフィードモータ22aに接続されている。制御装置45は、フィードモータ22aを駆動させてグリッドローラ22を駆動させることで、シート5を副走査方向Xに移動させる。制御装置45は、ベルト28を主走査方向Yに走行させる駆動モータ28aに接続されている。制御装置45は、駆動モータ28aを駆動させてベルト28を走行さることで、ベルト28に固定されたキャリッジ32を主走査方向Yに移動させる。また、制御装置45は、ボイスコイルモータ40に接続されている。制御装置45は、ボイスコイルモータ40の駆動を制御することで、ボイスコイルモータ40に連結されたホルダ35(図2参照)、および、ホルダ35に保持されたカッター38(図2参照)の上下方向の移動を制御する。なお、制御装置45の構成は特に限定されない。例えば、制御装置45は、コンピュータであり、中央演算処理装置(以下、CPUという。)と、CPUが実行するプログラムなどが格納されたROMと、RAMなどを備えていてもよい。
以上、カッティング装置10について説明した。ところで、カッティング装置10によって切断されるシート5の一例として、シールが挙げられる。図5は、シート5を示す模式図である。図6は、図5のVI−VI断面におけるシート5の断面図である。図5に示すように、シート5は、ベースシート51と、接着剤などの接着部材52(図6参照)を介して、ベースシート51の表面に貼り付けられる表面シート53とを備えている。表面シート53には、所望の対象物54が配置されている。また、表面シート53は、対象物54の輪郭線58を境目として区分けされた有効領域55と、非有効領域56とを有している。有効領域55は、ベースシート51に残される表面シート53上の領域である。有効領域55は、必要な領域であり、例えば、対象物54が配置された領域である。非有効領域56は、ベースシート51から剥がされる表面シート53上の領域である。非有効領域56は、表面シート53の全領域のうち有効領域55を除いた領域である。また、非有効領域56は、不必要な領域であり、非有効領域56内の表面シート53は処分される。ただし、有効領域55は、表面シート53の全領域のうち対象物54を除いた領域であってもよい。この場合、非有効領域56は、対象物54が配置された領域である。なお、ここでは、有効領域55内の表面シート53のことを「対象物シート」と適宜称し、非有効領域56内の表面シート53のことを「不要シート」と適宜称する。
本実施形態では、シート5において、対象物54の輪郭線58には、切り目が形成されている。ここで、「切り目」とは、図6に示すように、表面シート53の表面からベースシート51の上部までに亘る深さの切り込み59のことである。この切り込み59は、カッティング装置10によって形成される。本実施形態では、輪郭線58に切り込み59が形成されていることによって、有効領域55と非有効領域56とを切り離すことができる。また、輪郭線58に切り込み59が形成されていることによって、有効領域55内の表面シート53(対象物シート)をベースシート51上に残した状態で、非有効領域56内の表面シート53(不要シート)のみをベースシート51から剥がすことができる。
ところで、図5のようなシート5において、非有効領域56内の表面シート53をベースシート51から剥がす際、対象物54の形状によっては、非有効領域56内の表面シート53がベースシート51から綺麗に剥がれないことがあった。その結果、有効領域55内の表面シート53(対象物シート)が裂けたり、千切れたりするおそれがあった。そこで、そのような対象物シートが裂けること、および、千切れることを抑制するために、非有効領域56内の表面シート53に切り目を形成することが行われる。本実施形態では、上述のように、輪郭線58に形成された切り目以外のシート5に形成された切り目のことを「カストリ線」という。「カストリ線」は、非有効領域56内の不要シートをベースシート51から綺麗に剥がすことを補助する線である。例えば、図5において、線60がカストリ線であり、表面シート53の非有効領域56内に配置されている。
例えば、カストリ線の一例として、輪投げカストリ線が挙げられる。図7は、シート5を示す模式図であって、輪投げカストリ線60aの配置位置を示す図である。図7に示すように、輪投げカストリ線60aは、対象物54の輪郭線58上の所定の点と点とを結ぶカストリ線であって、対象物54の輪郭線58の一部と共に有効領域55を囲むような位置に配置されたカストリ線である。本実施形態では、輪投げカストリ線60aは、対象物54の輪郭線58の一部と共に対象物54を囲むようなカストリ線である。輪投げカストリ線60aは、対象物54の輪郭線58の一部と共に輪を描くようなカストリ線である。このような輪投げカストリ線60aを配置することによって、例えば、図7のシート5では、2回に分けて非有効領域56内の表面シート53を剥がす。まず、非有効領域56内の表面シート53のうち、輪投げカストリ線60aよりも外側(表面シート53の外縁側)の表面シート53をベースシート51から剥がす。次に、非有効領域56内の表面シート53のうち、輪投げカストリ線60aの内側であって、輪投げカストリ線60aと輪郭線58とによって囲まれた非有効領域56内の表面シート53をベースシート51から剥がす。このような輪投げカストリ線60aを配置することによって、非有効領域56内の表面シート53のうち形状が複雑な箇所の表面シート53を、非有効領域56内の外側の表面シート53を剥がし終えた後から剥がすことができる。そのため、非有効領域56内の表面シート53をベースシート51から剥がし易い。
本実施形態では、シート5の表面シート53に輪投げカストリ線60aなどのカストリ線を自動で配置することを、カストリ線の位置決定装置100が行う。そして、カッティング装置10は、位置決定装置100によって配置されたカストリ線に沿って、切り目を形成する。
次に、カストリ線の位置決定装置100について詳述する。図4に示すように、位置決定装置100は、カッティング装置10と別体であってもよいし、カッティング装置10に内蔵されていてもよい。位置決定装置100は、カッティング装置10の制御装置45に電気的に接続されている。例えば、位置決定装置100は、コンピュータであり、CPUと、CPUが実行するプログラムなどが格納されたROMと、RAMなどを備えていてもよい。ここでは、コンピュータ内に保存されたプログラムを使用して、輪投げカストリ線を配置する位置を決定する。位置決定装置100は、カッティングシステム1のための専用のコンピュータで実現されるものであってもよいし、汎用のコンピュータで実現されるものであってもよい。
本実施形態では、位置決定装置100は、記憶部112と、領域設定部114と、候補点選択部116と、探索点選択部118と、基準線設定部120と、候補線設定部121と、選択部123と、角度算出部124と、カストリ線設定部125と、削除判定部126と、削除部127と、終了判定部129と、変更部130と、第1判定部131と、第2判定部133と、形状変更部134と、を備えている。なお、位置決定装置100の各部は、ソフトウェアによって構成されていてもよいし、ハードウェアによって構成されていてもよい。また、位置決定装置100の各部は、プロセッサによって行われるものであってもよいし、回路に組み込まれるものであってもよい。なお、上述した各部の具体的な制御などについては後述する。
次に、輪投げカストリ線を配置する位置を決定する手順について説明する。ここでは、まず、輪投げカストリ線を配置する手順の概要を説明し、次に、該手順の詳細について説明する。
本実施形態では、図9に示すように、輪郭線58は、ポリラインで表現されるものである。ここで、ポリラインとは、連続した複数の線分の集合であり、複数の線分は複数の頂点を繋ぐことで連続している。本実施形態では、輪郭線58をポリラインで表現した際の複数の頂点(以下、「ポリライン頂点」ともいう。)の中から、輪投げカストリ線の端点となる頂点(以下、「選択頂点」ともいう。)を選択する。そして、輪郭線58の所定の周回方向(例えば、時計回りの方向)に沿って、隣り合う選択頂点を結んだ線を輪投げカストリ線とする。このような手順によって、対象物54の輪郭線58の一部と共に有効領域55を囲むような輪投げカストリ線が配置される。
図8は、輪投げカストリ線を配置する位置を決定する手順を示したフローチャートである。ここでは、図7に示すように、対象物54が配置されている領域の表面シート53が必要なシートである。そのため、対象物54を囲むような位置に輪投げカストリ線を配置する詳細な手順について、図8のフローチャートに沿って説明する。なお、以下の説明において、表面シート53とは、表面シート53を画像データ化したものである。表面シート53は、XY座標上に配置されているものとする。
まず、図8のステップS101では、領域設定部114は、図9に示すように、表面シート53の領域の中から有効領域55を設定する。表面シート53の領域のうち、有効領域55以外の領域は、非有効領域56に設定される。ここでは、非有効領域56に輪投げカストリ線が配置される。なお、有効領域55を設定する方法は特に限定されない。例えば、ユーザが、例えば操作パネル17(図1参照)に設けられたユーザインターフェイス(UI)を利用して、有効領域55を指定してもよい。この場合、領域設定部114は、ユーザによって指定された領域を有効領域55に設定し、ユーザによって指定された有効領域55以外の領域を非有効領域56に設定する。本実施形態では、対象物54が含まれる領域が有効領域55に設定されている。なお、有効領域55および非有効領域56に関する情報は、記憶部112に記憶される。
次に、図8のステップS102では、候補点選択部116は、輪投げカストリ線の端点となり得る候補点を選択する。ここでは、候補点選択部116は、図9に示すように、輪郭線58をポリラインで表現する。すなわち、候補点選択部116は、輪郭線58を連続する複数の線分で表現する。そして、候補点選択部116は、ポリラインによって得られた輪郭線58上のポリライン頂点を候補点Apに設定する。図9に示された輪郭線58上の全てのポリライン頂点が候補点Apである。
次に、図8のステップS103では、探索点選択部118は、図10に示すように、探索を開始する探索点St1を選択する。本実施形態では、探索点選択部118は、探索点St1を選択すると共に、終了判定点Dpを選択する。ここで、探索点St1とは、輪投げカストリ線の端点となる点を探索するための基準となる点のことである。探索点St1は、輪郭線58上の候補点Ap(図9参照)のうちの1つの点である。終了判定点Dpとは、後述する図8のステップS113の終了判定時に使用されるものである。なお、本実施形態では、探索点St1と終了判定点Dpとは、同じ点である。この探索点St1および終了判定点Dpを選択する手順は特に限定されないが、例えば、以下のようにして、探索点St1および終了判定点Dpを設定することができる。
本実施形態では、図10に示すように、表面シート53には、基準点St0と、基準点St0から所定の方向に延びた基準ベクトルV0が予め設定されている。基準点St0および基準ベクトルV0のそれぞれの位置は、記憶部112に予め記憶されている。基準点St0および基準ベクトルV0の位置は特に限定されない。例えば、基準点St0は、図10の表面シート53の左上の端点に設定されている。基準ベクトルV0は、基準点St0から所定の方向(ここでは、Y座標のマイナス方向(図10では、下方))に延びたベクトルである。なお、図10において、説明の便宜上、候補点Apの一部のみに、符号Ap(0)〜Ap(3)の何れかの符号が付されている。ここでは、探索点選択部118は、ステップS102において選択された複数の候補点Ap(0)〜Ap(3)と、基準点St0とをそれぞれ結ぶベクトルVs(0)〜Vs(3)を探索ベクトルに設定する。なお、図10において、一部の探索ベクトルは省略されているが、実際には、この探索ベクトルは、候補点Apの全てに対して設定されるものである。
そして、探索点選択部118は、基準ベクトルV0と各探索ベクトルVs(0)〜Vs(3)とが成す角度である探索角度R0(0)〜R0(3)を算出する。この探索角度は、全ての探索ベクトルに対して算出されるものである。次に、探索点選択部118は、算出した探索角度R0(0)〜R0(3)のうち、最も小さい探索角度における探索ベクトルに含まれる候補点を探索点St1および終了判定点Dpに設定する。図10では、探索角度R0(0)が探索角度R0(1)〜R0(3)よりも小さく、最も小さい角度であるため、探索ベクトルVs(0)に含まれる候補点である候補点Ap(0)が探索点St1および終了判定点Dpに設定される。
次に、図8のステップS104では、基準線設定部120は、基準線Lnを設定する。ここで、「基準線」とは、後述する図8のステップS107の角度R1を算出する際に利用する基準となる線である。本実施形態では、基準線設定部120は、図11に示すように、記憶部112に予め記憶された基準点St0と、ステップS103において選択された探索点St1とを結ぶ線を基準線Lnに設定する。
次に、図8のステップS105では、候補線設定部121は、輪投げカストリ線の候補となる候補線を設定する。図11では、候補線設定部121は、探索点St1と、候補点Apのうち基準線Lnの端点に設定された候補点Ap(0)を除く候補点Ap(1)〜Ap(3)とを結ぶそれぞれの線L(1)〜L(3)を候補線に設定する。なお、ここでは、候補線は、複数存在する。図11では、複数の候補線の一部が省略されているが、実際には、候補点Ap(0)を除く候補点Ap(図9参照)に対して候補線が設定される。
次に、図8のステップS106では、選択部123は、複数の候補線L(1)〜L(3)の中から非有効領域56内のみに配置されている候補線を選択する。図11の一例では、候補線L(1)〜L(3)のうち非有効領域56内のみに配置されている候補線は存在しない。このように、非有効領域56内のみに配置されている候補線が存在しない場合、選択部123は、輪郭線58上の候補線(詳しくは、ポリラインによって表現された輪郭線58上の候補線)であって、所定の周回方向(ここでは、時計回りの方向)に延びた候補線を選択する。この所定の周回方向は、記憶部112に予め記憶されている。図11では、候補線L(1)が輪郭線58上に存在しており、候補線L(2)、L(3)は、少なくとも一部が有効領域55内に配置されている候補線である。そのため、選択部123は、候補線L(1)を選択する。本実施形態では、ステップS106において、選択部123によって選択された候補線のことを「選択候補線」と称する。
次に、図8のステップS107では、角度算出部124は、基準線Lnと、ステップS106において選択した選択候補線との角度を算出する。ここで、「基準線Lnと選択候補線との角度」とは、0度以上90度以下で示される角度のことをいう。なお、図11では、ステップS106において選択された選択候補線は、候補線L(1)のみである。この場合、角度算出部124は、基準線Lnと、選択候補線L(1)とが成す角度を算出する。ただし、選択候補線が1つである場合、ステップS107は省略されてもよい。
例えば、図12の一例では、基準線は線Ln´であり、ステップS106において、選択部123は、候補線L´(1)、L´(2)を選択候補線に選択している。候補線L´(1)には、候補点Ap´(1)が含まれ、候補線L´(2)には、候補点Ap´(2)が含まれている。図12の場合、角度算出部124は、基準線Ln´を延長した延長基準線Ln´1と、選択候補線L´(1)、L´(2)とのそれぞれの角度R1(1)、R1(2)を算出する。このように、基準線Ln´と選択候補線L´(1)、L´(2)との角度が90度よりも大きい場合、基準線Ln´を延長した延長基準線Ln´1と選択候補線L´(1)、L´(2)との角度を算出する。角度算出部124において、基準線Ln´には、延長基準線Ln´1も含まれるものとする。なお、角度算出部124によって算出された角度R1(1)、R1(2)は、記憶部112に記憶される。
次に、図8のステップS108では、カストリ線設定部125は、ステップS107において算出された角度のうち、最も小さい角度における選択候補線の端点である候補点と、探索点St1とを結ぶ線を輪投げカストリ線に設定する。図11では、選択候補線が候補線L(1)の1つであるため、選択候補線L(1)の端点である候補点Ap(1)と探索点St1とを結ぶ直線(ここでは、選択候補線L(1))を輪投げカストリ線に設定する。
図12の一例では、ステップS107で算出された角度R1(1)、R1(2)のうち、角度R1(2)が最も小さい。この場合、カストリ線設定部125は、角度R1(2)を成す選択候補線L´(2)の端点である候補点Ap´(2)と、探索点St1´とを結ぶ線を輪投げカストリ線に設定する。図12の例において、探索点St1´が所定の第1端点であり、候補点Ap´(2)が所定の第2端点である。図13は、図12の領域AR1を拡大した図である。ここで、カストリ線設定部125は、図13に示すように、第1端点St1´と第2端点Ap´(2)とを結ぶ線L´(2)を輪投げカストリ線に設定している。図13の例では、第1端点St1´から第2端点Ap´(2)に向かって延びた方向が本発明の「所定の方向」の一例である。
次に、図8のステップS109では、削除判定部126は、直前のステップS108で設定された輪投げカストリ線が輪郭線58と一致するか否かを判定する。例えば、図11の一例では、候補点Ap(1)と探索点St1とを結ぶ直線である選択候補線L(1)が輪投げカストリ線に設定されている。この輪投げカストリ線L(1)は輪郭線58の一部と一致する。この場合、削除判定部126は、輪投げカストリ線L(1)は輪郭線58と一致すると判定し、次にステップS110に進む。そして、ステップS110では、削除部127は、直前のステップS108で設定された輪投げカストリ線L(1)を削除する。このように、輪投げカストリ線L(1)が輪郭線58と一致する場合、輪郭線58としての切り目が形成される。そのため、輪郭線58と一致する輪投げカストリ線L(1)は、削除される。このことによって、同一線に対して切れ目が二重に生成されるのを防ぐことができる。
一方、図12の一例では、候補点Ap´(2)と、探索点St1´とを結ぶ直線である選択候補線L´(2)が輪投げカストリ線に設定されている。この輪投げカストリ線L´(2)は輪郭線58と一致しない。この場合、ステップS109において、削除判定部126は、輪投げカストリ線L´(2)は輪郭線58と一致しないと判定し、次に、ステップS111に進む。
次に、図8のステップS111では、第1判定部131および第2判定部133は、ステップS108において設定された輪投げカストリ線L´(2)が対象物54の輪郭線58と接近しているか否かを判定する。ここでは、第1判定部131は、第1端点St1´を中心にして、対象物54の輪郭線58と輪投げカストリ線L´(2)が成す角度である第1角度R21が判定角度DR10以下であるか否かを判定する。第2判定部133は、第2端点Ap´(2)を中心にして、輪郭線58と輪投げカストリ線L´(2)が成す角度である第2角度R22が判定角度DR10以下であるか否かを判定する。本実施形態では、この判定角度DR10は鋭角であり、記憶部112(図4参照)に予め記憶されている。判定角度DR10の具体的な数値は特に限定されないが、例えば、判定角度DR10は、0度よりも大きく45度よりも小さい範囲の中の所定の値である。なお、第1判定部131および第2判定部133の具体的な判定手順は特に限定されない。
本実施形態では、まず、第1判定部131は、第1端点St1´から所定の周回方向(ここでは、時計回りの方向)に向かって所定の距離D10以下の距離離れた輪郭線58上の所定の点を第1判定点P21に設定する。ここで、所定の距離D10とは、シート5の大きさ、形状、および、対象物54の大きさ、形状などに応じて決定されるものであり、記憶部112に予め記憶されている。なお、第1判定点P21は、1つであってもよいし複数であってもよい。次に、第1判定部131は、第1判定点P21を通過し、かつ、輪投げカストリ線L´(2)と直交するような直線である第1直交線L21を設定する。仮に、第1判定点P21が複数設定されている場合、それぞれの第1判定点P21に対して第1直交線L21を設定する。そして、第1判定部131は、第1直交線L21と輪投げカストリ線L´(2)とが交わる交点を第1交点P31とする。次に、第1判定部131は、第1判定点P21と第1交点P31との間の距離である第1判定実距離D21を算出し、第1判定実距離D21が所定の判定距離DD10以下であるか否かを判定する。ここで、所定の判定距離DD10とは、シート5の大きさ、形状、および、対象物54の大きさ、形状などによって決定されるものであり、記憶部112に予め記憶されている。そして、第1判定部131は、第1判定実距離D21が所定の判定距離DD10以下であると判定した場合、輪郭線58と輪投げカストリ線L´(2)が成す第1角度R21が判定角度DR10以下と判定する。
本実施形態では、第2判定部133の判定手順は、第1判定部131の判定手順と同じような手順である。まず、第2判定部133は、第2端点Ap´(2)から所定の周回方向とは反対方向(ここでは、反時計回りの方向)に向かって所定の距離D10以下の距離離れた輪郭線58上の点を第2判定点P22に設定する。この第2判定点P22は、1つであってもよいし、複数であってもよい。次に、第2判定部133は、第2判定点P22を通過し、かつ、輪投げカストリ線L´(2)と直交するような直線である第2直交線L22を設定する。そして、第2判定部133は、第2直交線L22と輪投げカストリ線L´(2)とが交わる交点を第2交点P32とする。次に、第2判定部133は、第2判定点P22と第2交点P32との間の距離である第2判定実距離D22を算出し、第2判定実距離D22が所定の判定距離DD10以下であるか否かを判定する。そして、第2判定部133は、第2判定実距離D22が所定の判定距離DD10以下であると判定した場合、輪郭線58と輪投げカストリ線L´(2)が成す第2角度R22が判定角度DR10以下と判定する。
ここでは、第1角度R21および第2角度R22の何れか一方、または、両方が判定角度DR10以下と判定された場合、輪投げカストリ線L´(2)は輪郭線58に接近していると判定し、次に、図8のステップS112に進む。図13の例では、第1角度R21および第2角度R22の両方が判定角度DR10以下であるため、次に、図8のステップS112に進む。一方、第1角度R21および第2角度R22の両方が判定角度DR10よりも大きい場合、カストリ線設定部125によって設定された輪投げカストリ線L´(2)に対して何も処理をすることなく、次に、ステップS113に進む。
第1角度R1および第2角度R22の何れか一方、または、両方が判定角度DR10以下であると判定された場合、次に、図8のステップS112では、形状変更部134は、輪投げカストリ線L´(2)の形状を変更する。ここでは、形状変更部134は、第1判定部131によって第1角度R21が判定角度DR10以下であると判定された場合、および、第2判定部133によって第2角度R22が判定角度DR10以下であると判定された場合のうち何れか一方または両方である場合、第1角度R21および第2角度R22が共に判定角度DR10よりも大きくなるように、輪投げカストリ線L´(2)の形状を変更する。なお、形状変更部134による輪投げカストリ線L´(2)の形状の具体的な変更手順は特に限定されない。
本実施形態では、形状変更部134は、第1角度R21および第2角度R22がそれぞれ判定角度DR10より大きくなるように、輪投げカストリ線L´(2)を輪郭線58側とは反対側(図13の右側)に曲げる。本実施形態では、輪投げカストリ線L´(2)はベジェ曲線であり、図13に示すように、輪投げカストリ線L´(2)には、アンカーポイントP41が設定されている。図14に示すように、形状変更部134は、輪投げカストリ線L´(2)が輪郭線58側とは反対側に曲がるように、アンカーポイントP41のハンドルを操作する。形状変更部134は、第1角度R21および第2角度R22がそれぞれ判定角度DR10より大きくなるように、アンカーポイントP41のハンドルを操作する。このようにして、輪投げカストリ線L´(2)の形状を適宜変更することができる。
図8のステップS112において、輪投げカストリ線L´(2)の形状が変更された後、または、ステップS111において、第1角度R21および第2角度R22の両方が判定角度DR10よりも大きいと判定された後、図8のステップS113では、終了判定部129は、終了判定を行う。本実施形態では、終了判定部129は、例えば、図11において、輪投げカストリ線に設定された選択候補線L(1)の端点である候補点Ap(1)に対して所定の周回方向(ここでは、時計回りの方向)に隣り合う候補点が終了判定点Dpの場合、処理を終了する。一方、輪投げカストリ線に設定された選択候補線L(1)の候補点Ap(1)に対して所定の周回方向に隣り合う候補点が終了判定点Dpではない場合、次に、ステップS114の処理を行う。図11の一例では、輪投げカストリ線に設定された選択候補線L(1)の候補点Ap(1)に対して、周回方向に隣り合う候補点は、候補点Ap(2)であり、点Ap(2)は、終了判定点Dpではない。この場合、次に、ステップS114の処理に進む。
次に、図8のステップS114では、変更部130は、基準線Ln、探索点St1、および候補点を変更する。図11の一例では、変更部130は、ステップS108において輪投げカストリ線に設定された選択候補線L(1)の候補点Ap(1)と、探索点St1とを結ぶ線(ここでは、選択候補線L(1))を新たな基準線Ln(図15参照)に変更する。変更部130は、図11に示すように、輪投げカストリ線に設定された選択候補線L(1)の候補点Ap(1)を、新たな探索点St1(図15参照)に設定する。また、変更部130は、図15に示すように、新たな探索点St1よりも所定の周回方向(ここでは、時計回りの方向)側に向かう方向において、新たな探索点St1から終了判定点Dpの間にある候補点Ap(2)、Ap(3)、・・・を、新たな候補点に変更する。ステップS114の処理が終了した後、図8のステップS105へ戻る。そして、ステップS105〜ステップS114の各処理を繰り返し行うことで、他の輪投げカストリ線が配置され得る。
以上、輪投げカストリ線を配置する位置を決定する手順について説明した。このような手順によって、輪投げカストリ線を配置する位置を決定することで、例えば、図7のような位置に輪投げカストリ線60aが配置される。
このように、位置決定装置100によって、輪投げカストリ線を配置する表面シート53上の位置を決定した後、カッティング装置10は、輪投げカストリ線、および、対象物54の輪郭線58に沿って切り込みを入れるとよい。
以上、本実施形態では、図13に示すように、カストリ線設定部125によって設定された輪投げカストリ線L´(2)と、対象物54の輪郭線58とが成す第1角度R21が所定の判定角度DR10以下である場合、第1角度R21が所定の判定角度DR10より大きくなるように、輪投げカストリ線L´(2)の形状を変更している。よって、対象物54の輪郭線58と輪投げカストリ線L´(2)とによって囲まれた領域59a(図14参照)は、第1角度R21が所定の判定角度DR10以下の先細りした領域にはならない。そのため、カッティング装置10を使用して、輪郭線58および図14の輪投げカストリ線L´(2)に切り目を形成する際、対象物54の輪郭線58と図14の輪投げカストリ線L´(2)とによって囲まれた領域が破損し難い。したがって、カッティング装置10を使用して、輪郭線58および図14の輪投げカストリ線L´(2)に切り目を形成する際、シート5が破損することを抑制することができる。
本実施形態では、図13に示すように、輪投げカストリ線L´(2)と輪郭線58とが成す角度である第1角度R21および第2角度R22のうち少なくとも一方が所定の判定角度DR10以下のとき、形状変更部134は、第1角度R21および第2角度R22のそれぞれが所定の判定角度DR10よりも大きくなるように、輪投げカストリ線L´(2)の形状を変更している。輪投げカストリ線L´(2)の場合、先細りする可能性がある領域は、図14に示すように、第1角度R21の周りの領域59aと、第2角度R22の周りの領域59bの2つの領域である。そのため、本実施形態では、第1角度R21および第2角度R22のそれぞれが所定の判定角度DR10よりも大きくなるように、輪投げカストリ線L´(2)の形状を変更することで、上記2つの先細りする可能性がある領域59a、59bを先細りしないようにすることができる。したがって、したがって、カッティング装置10を使用して、輪郭線58および輪投げカストリ線L´(2)に切り目を形成する際、シート5が破損することを抑制することができる。
本実施形態では、第1判定部131は、図13に示すように、第1端点St1´から所定の距離D10以下の距離離れた輪郭線58上の第1判定点P21を設定し、輪投げカストリ線L´(2)と直交すると共に第1判定点P21を通過する直線である第1直交線L21を設定する。そして、第1判定部131は、第1直交線L21と輪投げカストリ線L´(2)とが交わる点を第1交点P31とする。次に、第1判定部131は、第1判定点P21と第1交点P31との間の距離である第1判定実距離D21が、所定の判定距離DD10以下であるか否かを判定することで、第1角度R21が判定角度DR10以下であるか否かを判定する。このことによって、第1判定点P21と第1交点P31との距離を算出するという簡単な手順で、第1角度R21が所定の判定角度DR10以下であるか否かを判定することができる。第1判定実距離D21が短い場合、対象物54の輪郭線58と輪投げカストリ線L´(2)とによって囲まれた領域59aは、先細りした領域と推定することができる。
本実施形態では、形状変更部134は、例えば、第1判定部131によって第1角度R21が判定角度DR10以下であると判定された場合、第1角度R21が判定角度DR10よりも大きくなるように、輪投げカストリ線L´(2)を輪郭線58と反対側(図13の右側)に曲げる。このように、輪投げカストリ線L´(2)を曲げて、少なくとも一部を曲線にすることで、第1角度R21が判定角度DR10よりも大きくなるように輪投げカストリ線L´(2)の形状を変更することができる。
本実施形態では、形状変更部134は、輪投げカストリ線L´(2)上にアンカーポイントP41を設定し、図14に示すように、アンカーポイントP41のハンドルを操作することで、輪投げカストリ線L´(2)を曲げることで輪投げカストリ線L´(2)の形状を変更する。このように、輪投げカストリ線L´(2)上のアンカーポイントP41を利用することで、第1角度R21が判定角度DR10よりも大きくなるように輪投げカストリ線L´(2)の形状を容易に変更することができる。
本実施形態では、図7に示すように、対象物54の輪郭線58の一部と共に有効領域55を囲むような位置に輪投げカストリ線60aを配置することができる。ここでは、図9に示すように、輪郭線58をポリラインで表現したときのポリライン頂点を候補点Apに設定しているため、より多くの候補点Apが指定される。そのため、より多くの候補点Apの中から輪投げカストリ線の端点が選択されるため、最適な位置に輪投げカストリ線60aを配置し易い。輪投げカストリ線60aを配置することによって、非有効領域56内の表面シート53のうち形状が複雑な箇所の表面シート53を後から剥がすことができる。そのため、非有効領域56内の表面シート53をベースシート51から剥がし易い。したがって、有効領域55内の表面シート53が破損すること、および、有効領域55内の表面シート53が千切れることを抑制することができる。
本実施形態では、カストリ線設定部125は、例えば、図12に示すように、非有効領域56内のみに配置されている候補線L´(1)およびL´(2)の中から輪投げカストリ線を設定している。よって、図7に示すように、設定された輪投げカストリ線60aは、必要となる有効領域55内の位置には配置されない。したがって、必要となる有効領域55内の表面シート53に重なることなく輪投げカストリ線60aを自動に配置することができる。
<第2実施形態>
以上、第1実施形態に係る位置決定装置100を備えたカッティングシステム1について説明した。次に、第2実施形態に係る位置決定装置100について説明する。図16は、第2実施形態に係るシート105を示す模式図である。図17および図18は、図16の領域AR2を拡大した図である。図16において、シート105の表面シート153には、M字状の対象物154が配置されている。ここでは、表面シート153の領域のうち対象物154の輪郭線158に囲まれた対象物154を示す領域が有効領域155であり、表面シート153の領域のうち有効領域155を除いた領域が非有効領域156である。また、輪郭線158は、ポリラインによって表現されている。輪郭線158上には、図17に示すように、ポリラインによって得られた複数のポリライン頂点Ap101〜Ap110が設定されているものとする。なお、図16において、ポリライン頂点の図示は省略されている。図17では、第1端点がポリライン頂点Ap101であり、第2端点がポリライン頂点Ap110である。第1端点Ap101と第2端点Ap110とを結ぶ線L100は、カストリ線設定部125によって設定された輪投げカストリ線L100である。
このような輪投げカストリ線L100に対して、図8のステップS111のように、第1判定部131および第2判定部133による判定が行われる。本実施形態では、第1判定部131は、第1端点Ap101を中心にして、輪郭線158と輪投げカストリ線L100が成す角度である第1角度R121が判定角度DR110以下であるか否かを判定する。第2判定部133は、第2端点Ap110を中心にして、輪郭線158と輪投げカストリ線L100が成す角度である第2角度R122が判定角度DR110以下であるか否かを判定する。
本実施形態では、第1判定部131は、第1端点Ap101から所定の周回方向(ここでは、時計回りの方向)に向かって所定の距離D110以下の距離離れた輪郭線158上の点を第1判定点とする。ここでは、ポリライン頂点を第1判定点とする。図17では、第1端点Ap101から所定の距離D110以下の距離の範囲に設定されているポリライン頂点は、ポリライン頂点Ap102〜Ap104である。そのため、第1判定部131は、第1端点Ap101から所定の周回方向に向かって所定の距離D110以下の距離離れたポリライン頂点Ap102〜Ap104を第1判定点とする。次に、第1判定部131は、第1判定点Ap102〜Ap104のそれぞれに対して、第1判定点Ap102〜Ap104を通過し、かつ、輪投げカストリ線L100と直交する直線である第1直交線L122〜L124を設定する。例えば、第1直交線L122は、第1判定点Ap102を通過し、かつ、輪投げカストリ線L100と直交するような直線である。次に、第1判定部131は、第1直交線L122〜L124のそれぞれと、輪投げカストリ線L100とが交わる交点を第1交点P132〜P134とする。
次に、第1判定部131は、第1判定点Ap102〜Ap104と、第1交点P132〜P134との間の距離である第1判定実距離D122〜D124を算出する。例えば、第1判定実距離D122は、第1判定点Ap102と第1交点P132との間の距離である。次に、第1判定部131は、第1判定実距離D122〜D124のそれぞれが所定の判定距離DD110以下であるか否かを判定する。ここで、第1判定実距離D122〜D124の何れか少なくとも1つが所定の判定距離DD110以下である場合、第1判定部131は、輪郭線158と輪投げカストリ線L100が成す第1角度R121が判定角度DR110以下であると判定する。図17では、第1判定実距離D122が判定距離DD110以下である。この場合、第1判定部131は、第1角度R121が判定角度DR110以下であると判定する。
本実施形態では、第2判定部133の判定手順は、第1判定部131の判定手順と同じような手順である。ここでは、まず、第2判定部133は、第2端点Ap110から所定の周回方向と反対方向(ここでは、反時計回りの方向)に向かって所定の距離D110以下の距離離れた輪郭線158上の点を第2判定点とする。ここでは、第2判定点は、ポリライン頂点である。図17では、第2端点Ap110から所定の距離D110以下の距離の範囲に設定されているポリライン頂点は、ポリライン頂点Ap105〜Ap109である。そのため、第2判定部133は、ポリライン頂点Ap105〜Ap109を第2判定点とする。次に、第2判定部133は、第2判定点Ap105〜Ap109のそれぞれに対して、第2判定点Ap105〜Ap109を通過し、かつ、輪投げカストリ線L100と直交する直線である第2直交線L125〜L129を設定する。ここでは、5つの第2直交線L125〜L129が設定される。次に、第2判定部133は、第2直交線L125〜L129のそれぞれと、輪投げカストリ線L100とが交わる交点を第1交点P135〜P139とする。
次に、第2判定部133は、第2判定点Ap105〜Ap109と、第1交点P135〜P139との間の距離である第2判定実距離D125〜D129をそれぞれ算出する。次に、第2判定部133は、第2判定実距離D125〜D129のそれぞれが所定の判定距離DD110以下であるか否かを判定する。ここで、第2判定実距離D125〜D129の何れか少なくとも1つが所定の判定距離DD110以下である場合、第2判定部133は、輪郭線158と輪投げカストリ線L100が成す第2角度R122が判定角度DR110以下であると判定する。図17では、第2判定実距離D127〜D129が判定距離DD110以下である。この場合、第2判定部133は、第2角度R122が判定角度DR110以下であると判定する。
以上のようにして、第1角度R121および第2角度R122の何れか一方または両方が判定角度DR110以下と判定された場合、形状変更部134は、輪投げカストリ線L100の形状を変更する。ここでは、形状変更部134による輪投げカストリ線L100の形状の変更手順は、第1実施形態と同様であるため、詳しい説明は省略する。ここでは、形状変更部134は、第1角度R121および第2角度R122がそれぞれ判定角度DR110よりも大きくなるように、輪投げカストリ線L100を輪郭線158とは反対側(図17の上側)に曲げることで輪投げカストリ線L100の形状を変更する。このことによって、図18に示すような輪投げカストリ線L100が設定される。
なお、本実施形態では、第1判定部131によって、複数の第1判定実距離D122〜D124の全てが所定の判定距離DD110以下であると判定され、かつ、第2判定部133によって、複数の第2判定実距離D125〜D129の全てが所定の判定距離DD110以下であると判定された場合、形状変更部134は、輪投げカストリ線L100を削除するように構成されていてもよい。
以上、本実施形態では、図17に示すように、第1判定点は、ポリライン頂点Ap102〜Ap104である、第2判定点は、ポリライン頂点Ap105〜Ap109である。ポリライン頂点は、図8のステップS102で設定される点である。よって、輪投げカストリ線を設定する際に利用されるポリライン頂点を第1判定点および第2判定点として利用しているため、計算時間を短縮することができる。
上記実施形態では、上述した、いわゆる輪投げカストリ線に対して、形状変更部134は、適宜形状の変更をしていた。しかしながら、本発明では、輪投げカストリ線以外の従来公知のカストリ線に対しても適用することができる。例えば、図19に示すように、対象物254の輪郭線258上の所定の第1端点261から表面シート253の縁に向かって延びたカストリ線260に対して適用することができる。例えば、第1判定部131によって、第1角度R221が所定の判定角度以下であると判定された場合、形状変更部134は、第1角度R221が所定の判定角度よりも大きくなるように、カストリ線260の形状を変更すればよい。
上記各実施形態では、形状変更部134によって変更された後のカストリ線は、曲線であった。しかしながら、形状変更部134によって変更された後のカストリ線は、例えば、複数の直線の線分が連続した線であってもよい。
上記各実施形態では、候補点選択部116によって選択された候補点は、対象物の輪郭線をポリラインによって表現した際のポリライン頂点であった。しかしながら、対象物の輪郭線はベジェ曲線であり、候補点選択部116は、対象物の輪郭線上のアンカーポイントを候補点に選択してもよい。
なお、位置決定装置100の各部である記憶部112と、領域設定部114と、候補点選択部116と、探索点選択部118と、基準線設定部120と、候補線設定部121と、選択部123と、角度算出部124と、カストリ線設定部125と、削除判定部126と、削除部127と、終了判定部129と、変更部130と、第1判定部131と、第2判定部133と、形状変更部134は、ソフトウェアによって構成されていてもよい。すなわち、位置決定装置100の上記各部は、コンピュータプログラムがコンピュータに読み込まれることにより、当該コンピュータによって実現されるようになっていてもよい。本発明には、コンピュータを上記各部として機能させるためのカストリ線の位置決定用のコンピュータプログラムが含まれる。また、本発明には、当該コンピュータプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体が含まれる。また、上記各部は、位置決定装置100に記憶されたコンピュータプログラムを実行することで実現されるプロセッサであってもよい。この場合、各部は、1つのプロセッサによって実現されるものであってもよいし、複数のプロセッサによって実現されるものであってもよい。また、本発明には、各部が実行するプログラムと同様の機能が実現された回路が含まれる。また、本発明には、位置決定装置100の各部によって実現されるカストリ線の位置決定方法が含まれる。
1 カッティングシステム
5 シート
51 ベースシート
53 表面シート
54 対象物
55 有効領域
56 非有効領域
58 輪郭線
60a 輪投げカストリ線(カストリ線)
10 カッティング装置
100 カストリ線の位置決定装置
112 記憶部
125 カストリ線設定部
129 終了判定部
130 変更部
131 第1判定部
133 第2判定部
134 形状変更部

Claims (16)

  1. ベースシートと、接着材料を介して前記ベースシートの表面に貼り付けられ、対象物が配置された表面シートとを有し、かつ、カッティング装置によって前記表面シートの前記対象物の輪郭線に沿って、前記表面シートが切断されるシートにおいて、前記表面シートに切り目を形成する基準となる線であるカストリ線を配置する位置を決定するカストリ線の位置決定装置であって、
    前記表面シートは、前記ベースシートに残される領域である有効領域と、前記ベースシートから剥がされる領域である非有効領域とを有し、
    前記対象物の前記輪郭線上の所定の点である第1端点から所定の方向に延び、かつ、前記非有効領域内に配置されるように前記カストリ線を設定するカストリ線設定部と、
    前記第1端点を中心にして、前記対象物の前記輪郭線と前記カストリ線設定部によって設定された前記カストリ線とが成す角度である第1角度が、鋭角である所定の判定角度以下であるか否かを判定する第1判定部と、
    前記第1判定部によって前記第1角度が前記判定角度以下であると判定された場合、前記第1角度が前記判定角度よりも大きくなるように、前記カストリ線設定部によって設定された前記カストリ線の形状を変更する形状変更部と、
    を備えた、カストリ線の位置決定装置。
  2. 前記第1判定部は、前記第1端点から所定の距離以下の距離離れた前記輪郭線上の第1判定点を設定し、前記カストリ線設定部によって設定された前記カストリ線と直交すると共に前記第1判定点を通過する直線を第1直交線に設定し、前記第1直交線と前記カストリ線とが交わる点を第1交点としたとき、前記第1判定点と前記第1交点との距離である第1判定実距離が、所定の判定距離以下であるか否かを判定することで、前記第1角度が前記判定角度以下であるか否かを判定する、請求項1に記載されたカストリ線の位置決定装置。
  3. 前記第1判定点は、前記輪郭線をポリラインで表現したときの前記ポリラインによって得られた前記輪郭線上の頂点である、請求項2に記載されたカストリ線の位置決定装置。
  4. 前記形状変更部は、前記第1判定部によって前記第1角度が前記判定角度以下であると判定された場合、前記第1角度が前記判定角度よりも大きくなるように、前記カストリ線設定部によって設定された前記カストリ線を前記輪郭線側とは反対側に曲げることで前記カストリ線の形状を変更する、請求項1から3までの何れか1つに記載されたカストリ線の位置決定装置。
  5. 前記形状変更部は、前記カストリ線上にアンカーポイントを設定し、前記アンカーポイントのハンドルを操作することで、前記カストリ線の形状を変更する、請求項4に記載されたカストリ線の位置決定装置。
  6. 前記カストリ線設定部は、前記第1端点と、前記対象物の前記輪郭線上の所定の点である第2端点とを結ぶような前記カストリ線を設定し、
    前記第2端点を中心にして、前記対象物の前記輪郭線と前記カストリ線設定部によって設定された前記カストリ線とが成す角度である第2角度が、前記判定角度以下であるか否かを判定する第2判定部を備え、
    前記形状変更部は、前記第1判定部によって前記第1角度が前記判定角度以下であると判定された場合、および、前記第2判定部によって前記第2角度が前記判定角度以下であると判定された場合のうちの何れか一方または両方の場合、前記第1角度および前記第2角度のそれぞれが前記判定角度よりも大きくなるように前記カストリ線設定部によって設定された前記カストリ線の形状を変更する、請求項1から5までの何れか1つに記載されたカストリ線の位置決定装置。
  7. 前記表面シート上に予め定められた基準点が記憶された記憶部と、
    前記輪郭線をポリラインで表現し、前記ポリラインによって得られた前記輪郭線上の複数の頂点を前記カストリ線の端点となる候補点にする候補点選択部と、
    複数の前記候補点の中から、前記カストリ線の端点となる点を探索するための基準となる探索点を選択する探索点選択部と、
    前記基準点と前記探索点とを結ぶ線を基準線に設定する基準線設定部と、
    複数の前記候補点のうち前記探索点を除く点と、前記探索点とをそれぞれ結ぶ複数の線を候補線に設定する候補線設定部と、
    複数の前記候補線のうち、前記非有効領域内のみに配置されている前記候補線を選択候補線とし、前記非有効領域内のみに配置されている前記候補線がない場合、前記輪郭線上の前記候補線を前記選択候補線にする選択部と、
    前記基準線と、前記選択候補線とが成す角度を算出する角度算出部と、
    を備え、
    前記カストリ線設定部は、前記探索点を前記第1端点とし、かつ、前記角度算出部によって算出された前記角度のうち、最も小さい角度における前記選択候補線の前記候補点を前記第2端点としたとき、前記第1端点と前記第2端点とを結ぶ線を前記カストリ線に設定する、請求項6に記載されたカストリ線の位置決定装置。
  8. 前記カッティング装置と、
    請求項1から7までの何れか1つに記載されたカストリ線の位置決定装置と、
    を備えた、カッティングシステム。
  9. 請求項1から7までの何れか1つに記載されたカストリ線の位置決定装置において、前記カストリ線設定部、前記第1判定部、および、前記形状変更部をコンピュータに実現させるためのカストリ線の位置決定用のコンピュータプログラム。
  10. ベースシートと、接着材料を介して前記ベースシートの表面に貼り付けられ、対象物が配置された表面シートとを有し、かつ、カッティング装置によって前記表面シートの前記対象物の輪郭線に沿って、前記表面シートが切断されるシートにおいて、前記表面シートに切り目を形成する基準となる線であるカストリ線を配置する位置を決定するカストリ線の位置決定方法であって、
    前記表面シートは、前記ベースシートに残される領域である有効領域と、前記ベースシートから剥がされる領域である非有効領域とを有し、
    前記対象物の前記輪郭線上の所定の点である第1端点から所定の方向に延び、かつ、前記非有効領域内に配置されるように前記カストリ線を設定するカストリ線設定工程と、
    前記第1端点を中心にして、前記対象物の前記輪郭線と前記カストリ線設定工程において設定した前記カストリ線とが成す角度である第1角度が、鋭角である所定の判定角度以下であるか否かを判定する第1判定工程と、
    前記第1判定工程において前記第1角度が前記判定角度以下であると判定した場合、前記第1角度が前記判定角度よりも大きくなるように、前記カストリ線設定工程において設定した前記カストリ線の形状を変更する形状変更工程と、
    を包含する、カストリ線の位置決定方法。
  11. 前記第1判定工程では、前記第1端点から所定の距離以下の距離離れた前記輪郭線上の第1判定点を設定し、前記カストリ線設定部によって設定された前記カストリ線と直交すると共に前記第1判定点を通過する直線を第1直交線に設定し、前記第1直交線と前記カストリ線とが交わる点を第1交点としたとき、前記第1判定点と前記第1交点との距離である第1判定実距離が、所定の判定距離以下であるか否かを判定することで、前記第1角度が前記判定角度以下であるか否かを判定する、請求項10に記載されたカストリ線の位置決定方法。
  12. 前記第1判定点は、前記輪郭線をポリラインで表現したときの前記ポリラインによって得られた前記輪郭線上の頂点である、請求項11に記載されたカストリ線の位置決定方法。
  13. 前記形状変更工程では、前記第1判定工程において前記第1角度が前記判定角度以下であると判定した場合、前記第1角度が前記判定角度よりも大きくなるように、前記カストリ線設定工程において設定した前記カストリ線を前記輪郭線側とは反対側に曲げることで前記カストリ線の形状を変更する、請求項10から12までの何れか1つに記載されたカストリ線の位置決定方法。
  14. 前記形状変更工程では、前記カストリ線上にアンカーポイントを設定し、前記アンカーポイントのハンドルを操作することで、前記カストリ線の形状を変更する、請求項13に記載されたカストリ線の位置決定方法。
  15. 前記カストリ線設定工程では、前記第1端点と、前記対象物の前記輪郭線上の所定の点である第2端点とを結ぶような前記カストリ線を設定し、
    前記第2端点を中心にして、前記対象物の前記輪郭線と前記カストリ線設定工程において設定した前記カストリ線とが成す角度である第2角度が、前記判定角度以下であるか否かを判定する第2判定工程を更に包含し、
    前記形状変更工程では、前記第1判定工程において前記第1角度が前記判定角度以下であると判定した場合、および、前記第2判定工程において前記第2角度が前記判定角度以下であると判定した場合のうちの何れか一方または両方の場合、前記第1角度および前記第2角度のそれぞれが前記判定角度よりも大きくなるように前記カストリ線設定工程において設定した前記カストリ線の形状を変更する、請求項10から14までの何れか1つに記載されたカストリ線の位置決定方法。
  16. 前記輪郭線をポリラインで表現し、前記ポリラインによって得られた前記輪郭線上の複数の頂点を前記カストリ線の端点となる候補点にする候補点選択工程と、
    複数の前記候補点の中から、前記カストリ線の端点となる点を探索するための基準となる探索点を選択する探索点選択工程と、
    前記表面シート上に予め定められた基準点と前記探索点とを結ぶ線を基準線に設定する基準線設定工程と、
    複数の前記候補点のうち前記探索点を除く点と、前記探索点とをそれぞれ結ぶ複数の線を候補線に設定する候補線設定工程と、
    複数の前記候補線のうち、前記非有効領域内のみに配置されている前記候補線を選択候補線とし、前記非有効領域内のみに配置されている前記候補線がない場合、前記輪郭線上の前記候補線を前記選択候補線にする選択工程と、
    前記基準線と、前記選択候補線とが成す角度を算出する角度算出工程と、
    を更に包含し、
    前記カストリ線設定工程では、前記探索点を前記第1端点とし、かつ、前記角度算出工程で算出した前記角度のうち、最も小さい角度における前記選択候補線の前記候補点を前記第2端点としたとき、前記第1端点と前記第2端点とを結ぶ線を前記カストリ線に設定する、請求項15に記載されたカストリ線の位置決定方法。

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