JP2019154393A - 圃場作業車両の走行経路設定装置、圃場作業車両、圃場作業車両の走行経路設定方法および走行経路設定用プログラム - Google Patents

圃場作業車両の走行経路設定装置、圃場作業車両、圃場作業車両の走行経路設定方法および走行経路設定用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】矩形ではない形状の圃場においても、無駄な走行をすることなく、既に作業済みの行程路を荒らすこともなく、無理な旋回や切り返しの走行をせずに圃場全面を走行可能な走行経路を設定できるようにする。【解決手段】往復領域RTA1,RT2において、その端点S1から走行を開始した後、圃場FDの一方の辺SD4に沿って直進し、他方の辺SD2に向かって旋回をしながら往復走行する第1往復経路RR1を設定するとともに、他方の辺SD2に沿って直進する往復経路であって、最初の直進の終点LE1において一方の辺SD4に向かって旋回し、それ以降の直進の終点において他方の辺SD2に向かって旋回するようになされた第2往復経路RR2を設定する。さらに、外周領域OCA内において、第2往復経路RR2の末端から走行を継続し、外周領域OCAに沿って走行する外周経路ORを設定する。【選択図】図6

Description

本発明は、圃場作業車両の走行経路設定装置、圃場作業車両、圃場作業車両の走行経路設定方法および走行経路設定用プログラムに関し、特に、自動走行しながら圃場内一面の作業を行うことができるようになされた圃場作業車両の走行経路を設定する技術に関するものである。
従来、車両の現在位置および方位を検出する機能を圃場作業車両に搭載し、逐次検出される現在位置および方位に基づいて、圃場内にあらかじめ設定した走行経路に沿って圃場作業車両を自動的に走行させながら、所与の作業を行うようにした自動走行作業システムが知られている(例えば、特許文献1〜5参照)。
特許文献1に記載の作業者支援システムでは、まず作業予定領域の外周を作業車が周回作業走行し、その際に自車位置検出モジュールによって取得される自車位置データから、作業予定領域内の未作業領域の外形マップを算定し、その後、外形マップにより規定される未作業領域内を繰り返し往復走行するような走行経路を算定する。これにより、外形マップが準備されていない作業地での自動走行経路を算定することが可能となる。
特許文献2,3,5においても、圃場の外周をティーチング走行することにより、圃場の形状を認識し、認識した形状の圃場内に走行経路を設定することが開示されている。なお、特許文献2,3では、圃場の真ん中から一の方向に沿って往復走行を開始し、その後、圃場の外形の各辺に沿って周回する回り走行を行うような走行経路を設定している。また、特許文献5では、認識した圃場の形状の一辺に沿って往復走行するような走行経路を設定している。
また、特許文献3〜5には、矩形ではない圃場に対する走行経路を設定することが開示されている。このうち、特許文献4では、作業地の周縁部に設置されたGPS受信局の受信情報に基づいて、作業地の周縁部の位置を検出することによって作業地の領域を認識し、当該領域内を往復走行するような走行経路を設定している。特許文献5では、圃場内の四隅のうちの1つの隅から圃場の外周に沿って作業車両を走行させて圃場形状を登録した後、作業開始位置、作業方向および作業終了位置を設定することで、作業開始位置から作業終了位置まで往復走行するような走行経路を設定している。
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、作業開始位置と作業終了位置とが異なるような走行経路が設定されている。一般に、圃場では、作業車両の出入口が一箇所のみであることが多い。このため、特許文献1のように、作業開始位置と作業終了位置とが異なると、既に作業が終了している行程路を走行して作業開始位置まで戻らなければならなくなり、作業済みの行程路を作業車両の走行によって荒らしてしまうという問題が生じる。
この点、特許文献5には、作業機により作業が行われる作業経路を含む第1の領域と、作業機により作業が行われる作業経路を含まない第2の領域とを含む走行領域において、作業経路における作業機による作業の終了後、作業経路の作業終了位置から第2の領域内に設定される走行終了位置まで作業車両を走行させる走行経路を設定することが開示されている。しかしながら、この特許文献5に記載の技術は、作業経路を含まない第2の領域を含むような圃場にしか適用できないという問題がある。
一方、特許文献2,3では、作業終了位置から逆算する形態で走行経路を設定するようにしているため、作業終了位置を圃場の出入口に設定すれば、全行程の作業終了後に、既に作業が終了している行程路を走行して出入口まで戻る必要がなくなり、作業済みの行程路を作業車両の走行によって荒らしてしまうという問題は解決できる。しかしながら、特許文献2,3では、圃場の真ん中から作業を開始する経路が設定されるため、最初に圃場の出入口から真ん中まで移動することが必要であり、効率が悪い。
さらに、特許文献4,5に記載の技術では、矩形ではない圃場に対する走行経路を設定することが開示されているものの、圃場の形状の一辺に沿って往復走行するような単純な走行経路が設定されているだけなので、未作業のまま残ってしまう領域が生じるという問題があった。
特開2017−55673号公報 特開平10−66406号公報 特開平11−266608号公報 特開平9−178481号公報 特開2017−167910号公報
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、矩形ではない形状の圃場においても、自動走行の開始位置まで無駄な走行をすることなく、作業済みの行程路を荒らすこともなく、無理な旋回や切り返しの走行をせずに圃場全面を走行可能な走行経路を設定できるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、圃場の外形に沿って外周領域を設定するとともに、その外周領域の内側に往復領域を設定する。そして、当該往復領域内において、往復領域内の端点から走行を開始した後、圃場の外形において対向する一対の辺のうち一方の辺に沿って直進し、直進の終点において他方の辺に向かって旋回をしながら往復走行する第1往復経路を設定するとともに、当該第1往復経路の末端から走行を継続し、圃場の外形において対向する一対の辺のうち他方の辺に沿って直進し、直進の終点において旋回をしながら往復走行する経路であって、第1往復経路の末端または最初の直進の終点において一方の辺に向かって旋回し、それ以降の直進の終点において他方の辺に向かって旋回するようになされた第2往復経路を設定する。さらに、外周領域内において、第2往復経路の末端から走行を継続し、外周領域に沿って走行する経路であって、作業済みの経路を経ずに第1往復領域内の端点に戻ることを可能とする外周経路を設定する。
上記のように構成した本発明によれば、圃場に設定された往復領域内の端点から走行を開始した後、当該端点に戻ってくるような走行経路が設定されるので、自動走行の開始位置まで無駄な走行をすることなく、かつ、既に作業済みの行程路を荒らすこともない走行経路を設定することができる。また、本発明によれば、往復領域内においては、基本的に直進による往復走行が設定され、外周領域においては圃場の外形に沿った走行経路が設定されるので、無理な旋回や切り返しの走行をせずに走行可能な走行経路を設定することができる。特に、第1往復経路の末端または最初の直進の終点において、他方の辺に向かって旋回する通常の旋回方向とは逆の方向に、つまり一方の辺に向かって旋回する経路が設定されるため、第1往復経路から第2往復経路への切り替え時に無理な旋回や切り返しの走行をせず、かつ、第2往復経路から外周経路とへ確実に接続可能な経路が設定されることとなる。これにより、本発明によれば、矩形形状の圃場はもちろんのこと、矩形ではない形状の圃場においても、無駄な走行が少なく、かつ、無理な旋回や切り返しの走行をせずに圃場全面を走行可能な走行経路を設定することができる。
本実施形態による走行経路設定装置が搭載される圃場作業車両の概略的な外観構成を示す平面図である。 圃場作業車両に搭載される各種電子制御装置の構成例を示すブロック図である。 本実施形態による走行経路設定装置の機能構成例を示すブロック図である。 本実施形態の走行経路設定装置による経路設定動作を説明するための図である。 本実施形態の走行経路設定装置による経路設定動作を説明するための図である。 本実施形態の走行経路設定装置による経路設定動作を説明するための図である。 本実施形態の走行経路設定装置による経路設定動作を説明するための図である。 本実施形態の走行経路設定装置による経路設定動作を説明するための図である。 本実施形態の走行経路設定装置による経路設定動作を説明するための図である。 本実施形態による走行経路設定装置の動作例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態による圃場作業車両の走行経路設定装置(以下、単に走行経路設定装置という)が搭載される圃場作業車両10の概略的な外観構成を示す平面図である。図1に示すように、圃場作業車両10は、車体1の後方に作業機2を連結して構成されている。
圃場作業車両10は、車体1に備えられた動力源から動力を得て走行し、車体1の後方に備えた作業機2で所与の作業を行うようになされた農用車両である。動力源は、例えば電動モータ、または内燃機関等により構成される。所与の作業とは、いわゆる農作業のことであり、例えば耕耘、畝立て、播種など、車体1に連結された作業機2によって行うことが可能な農作業であればよい。
図2は、圃場作業車両10に搭載される各種電子制御装置の構成例を示すブロック図である。図2に示すように、圃場作業車両10には、本実施形態の走行経路設定装置100、位置・方位検出装置200、走行制御装置300および作業機制御装置400が搭載される。
走行経路設定装置100は、圃場作業車両10が圃場を自動走行する際の目標経路となる走行経路を設定するためのものである。この走行経路設定装置100の具体的な構成および動作については後述する。位置・方位検出装置200は、圃場作業車両10の現在位置および方位を検出するものであり、例えばGPS受信機や自律航法センサといった公知の技術を用いることが可能である。
走行制御装置300は、位置・方位検出装置200により検出される圃場作業車両10の現在位置および方位に基づいて、走行経路設定装置100により設定された走行経路に沿って走行を制御するものである。作業機制御装置400は、作業機2の動作を制御するものである。例えば、作業機制御装置400は、作業機2の作動および停止を制御する。以下では、作業機2を作動させながら走行する状態を「作業走行」といい、作業機2を停止させて走行する状態を「空走行」という。走行制御装置300および作業機制御装置400は、作業者が操作するリモートコントローラ(以下、リモコンという)500からの指示を受けて圃場作業車両10の走行および作業機2の動作を制御することも可能であるし、リモコン500からの指示を受けずに自律的に圃場作業車両10の走行および作業機2の動作を制御することも可能である。
以上のように構成された圃場作業車両10は、車体1に搭乗した作業者により行われるマニュアル操作に従って、圃場内を走行しながら作業機2にて所与の作業を行うことが可能である。また、圃場作業車両10は、位置・方位検出装置200により検出される現在位置および方位に基づいて、走行経路設定装置100によって圃場内にあらかじめ設定された走行経路に沿って自動走行しながら、作業機2にて所与の作業を行うこともできるようになされている。
ここで、自動走行とは、作業者が圃場作業車両10に搭乗して手動でハンドル操作を行うことなく、圃場作業車両10の走行制御装置300が操舵を自動的に制御して走行する状態をいう(作業者が圃場作業車両10に乗車しているか否かは問わない)。すなわち、自動走行は、作業者が手動でハンドル操作を行うことによって走行する手動走行と区別される走行状態をいう。本実施形態において、この自動走行は、次の2種類を含む。1つは、前進、停止、後進および旋回などの全ての動きについて、走行制御装置300が自律的に制御して走行するものである。以下、このような自動走行のことを「自律走行」という。
自動走行のもう1つは、前進、停止、後進または旋回の一部の動きについて、走行制御装置300がリモコン500からの指示に基づき制御して走行するものである。走行制御装置300がリモコン500からの指示を受けて制御を行うものの、走行制御装置300が位置・方位検出装置200により検出される現在位置および方位に基づいて、走行経路設定装置100によりあらかじめ設定された走行経路に沿って自動的に走行するため、これも自動走行の1つである。以下、このような自動走行のことを「指示走行」という。
本実施形態において、圃場作業車両10は、圃場における作業の開始位置から終了位置までの全経路に亘って、自律走行することが可能である。また、圃場作業車両10は、作業の開始位置から終了位置までの全経路のうち、一部の経路においては自律走行をし、他の一部の経路においては指示走行をすることも可能である。例えば、圃場の外周のうち一辺付近の領域においては指示走行をし、その他の領域においては自律走行をするといったことが可能である。これは、圃場の一辺に沿った場所に作業者がいる場合、近くに移動してきた圃場作業車両10を作業者が目視により確認しながら指示走行をさせ、作業者から離れた領域では圃場作業車両10を自律走行させるといった態様である。
図3は、本実施形態による走行経路設定装置100の機能構成例を示すブロック図である。図3に示すように、本実施形態の走行経路設定装置100は、その機能構成として、第1往復領域設定部11、第2往復領域設定部12、外周領域設定部13、第1往復経路設定部14、第2往復経路設定部15および外周経路設定部16を備えて構成されている。また、走行経路設定装置100は、記憶媒体として、経路記憶部110を備えている。
上記機能ブロック11〜16は、ハードウェア、DSP(Digital Signal Processor)、ソフトウェアの何れによっても構成することが可能である。例えばソフトウェアによって構成する場合、上記各機能ブロック11〜16は、実際にはコンピュータのCPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROM、ハードディスクまたは半導体メモリ等の記録媒体に記憶されたプログラムが動作することによって実現される。
図4〜図9は、本実施形態の走行経路設定装置100による経路設定動作を説明するための図である。図4〜図9は、一例として台形形状をした圃場FDに対して圃場作業車両10の走行経路を設定する例を示している。以下、図4〜図9を参照しながら、図3に示す各機能ブロック11〜16の機能および動作について説明する。なお、実際の圃場FDは、正確な台形形状をしているとは限らない。すなわち、圃場FDの各辺が必ずしも厳密な直線であるとは限らず、2つの底辺が必ずしも厳密な平行であるとは限らないが、ここでは説明の簡略のため、台形形状として説明する。本実施形態は、凸多角形(各辺が厳密な直線ではないものも含む)の圃場FDであれば適用可能である。
まず、走行経路の設定に関する概略を説明する。
図4の例では、まず、作業者が圃場作業車両10を手動で運転して、手動運転の開始位置(作業走行を開始する作業開始位置)S0から圃場FDの外周を3辺に沿って周回作業走行し、その際に位置・方位検出装置200によって取得される自車位置情報から、圃場FDの形状および位置を認識する(図4(a)参照)。この図4(a)に示す走行を、ティーチング走行という。ティーチング走行により認識された圃場FDの形状および位置を示すデータは、走行経路設定装置100に記憶される。
次に、走行経路設定装置100は、ティーチング走行した領域の内側を自動走行の対象領域TAとして、圃場作業車両10が自動走行をする際の目標経路である走行経路を設定する(図4(b)参照)。ティーチング走行によって圃場FDの形状および位置を認識することにより、その内側における対象領域TAの形状および位置も認識することが可能となり、対象領域TAに対して走行経路を設定することが可能な状態となる。
なお、形状および位置が既知で、そのデータが走行経路設定装置100に設定されている圃場FDについては、ティーチング走行を行うことは不要である。すなわち、図4においてティーチング走行を行うものとして示した領域も、自動走行の対象領域TAとして設定することが可能である。
図4(b)の例において、走行経路設定装置100が対象領域TA内に設定する走行経路は、圃場作業車両10が往復領域RTA内を複数行程にわたって往復走行する経路と、圃場作業車両10が外周領域OCAに沿って周回走行する経路とを繋げたものである。外周領域OCAは、往復領域RTAの外側、かつ、ティーチング走行した領域の内側の領域で、ティーチング走行した領域に沿った領域である。ここで、往復領域RTA内に設定される走行経路の1行程の幅は、作業機2の幅とほぼ等しいものとする。また、外周領域OCAの幅も、作業機2の幅とほぼ等しいものとする。また、圃場作業車両10の旋回動作は、走行経路の1行程の幅(≒作業機2の幅)の範囲内で完了するものとする。作業機2の幅情報は、走行経路設定装置100にあらかじめ設定されているものとする。
具体的に、走行経路設定装置100は、ティーチング走行の終了位置から2行程内側の位置を自動走行の開始位置S1、ティーチング走行の終了位置から1行程内側の位置を自動走行の終了位置G1とし、自動走行開始位置S1から往復領域RTA内を複数行程にわたって往復走行した後、外周領域OCAに沿って、自動走行終了位置G1まで戻ってくる走行経路を設定する。
なお、図4(b)の例において、ティーチング走行の終了位置から自動走行開始位置S1までの間は、圃場作業車両10が自律走行を行う区間としてもよいし、指示走行を行う区間としてもよいし、作業者による手動走行を行う区間としてもよい。また、圃場FDの外形の4辺のうち、ティーチング走行を行っていない一辺に沿った領域、すなわち、自動走行終了位置G1から作業終了位置G0までの間も、圃場作業車両10が指示走行を行う区間としてもよいし、作業者による手動走行を行う区間としてもよい。
以上のように、走行経路設定装置100は、自動走行開始位置S1から走行を開始した後、当該自動走行開始位置S1と近傍位置の自動走行終了位置G1に戻ってくるような走行経路を設定する。この走行経路は、対象領域TAの全面を自動走行した後、自動走行終了位置G1から作業終了位置G0まで、既に作業済みの行程路を荒らすことなく走行可能な経路である。この作業終了位置G0は、作業開始位置S0から近傍の位置である。このように、圃場FDの作業開始位置S0からティーチング走行をした領域に続けて、自動走行開始位置S1から対象領域TAの全面を自動走行し、自動走行終了位置G1から元の作業開始位置S0と近傍位置の作業終了位置G0に戻ってくることが可能な自動走行経路(自動走行開始位置S1から自動走行終了位置G1までの走行経路)が走行経路設定装置100により設定される。
図4(b)に示す例では、往復領域RTA内において自動走行を行う区間においても、ティーチング走行を行っていない一辺に沿った領域付近では、圃場作業車両10は指示走行を行う。この一辺についてはティーチング走行を行っていないため、当該一辺の形状および位置が走行経路設定装置100に記憶されておらず、自律走行をすることができないからである。そのため、圃場FDの一辺付近の領域にいる作業者は、1往復して一辺に近づき自動停止した圃場作業車両10を目視により確認し、リモコン500を操作して圃場作業車両10を旋回させた後、自律走行の再開を指示する。つまり、往復領域RTA内では、1往復毎に自律走行と指示走行とを繰り返すことになる。なお、1往復して一辺に近づいてきた圃場作業車両10をリモコン500の操作により停止させた後、続けてリモコン500の操作により圃場作業車両10を旋回させるようにしてもよい。また、作業者が圃場作業車両10に搭乗している場合は、旋回を手動走行により行うようにしてもよい。
なお、実際には、ティーチング走行を行っていない一辺付近の領域にいる作業者がリモコン500を操作して、圃場作業車両10を畦の直前位置で停止させると、走行制御装置300はその停止位置を旋回動作の開始位置として認識し、そこから所定距離だけ後進した後に旋回するように圃場作業車両10の走行を制御する。ティーチング走行を行った一辺に沿った領域付近でも同様にして旋回が行われる。すなわち、走行制御装置300は、ティーチング走行した場所の直前位置で圃場作業車両10を自動的に停止させ、その停止位置から所定距離だけ後進した後に旋回するように圃場作業車両10の走行を制御する。
次に、図4(b)のような走行経路を設定する各機能ブロック11〜16の機能および動作を、図5〜図9を参照しながら詳細に説明する。
第1往復領域設定部11は、圃場FDの外形において対向する一対の辺のうち一方の辺に対して平行な一対の境界を有する第1往復領域RTA1を設定する。図5に示す台形形状をした圃場FDは、2組の対辺(SD1,SD3)、(SD2,SD4)を有している。第1往復領域設定部11は、台形の脚に相当する一対の辺(SD2,SD4)のうち、一方の辺SD4に対して平行な一対の境界を有する第1往復領域RTA1を設定する。
第1往復領域RTA1は、ティーチング走行を行う外周の1行程幅分と、外周領域OCAの1行程幅分との合計2行程幅分だけ圃場FDの一辺SD4から内側の位置を一方の境界EG1−1とし、これに平行で所定距離(1行程幅の整数倍)だけ離間した位置を他方の境界EG1−2とする長方形の領域である。第1往復領域RTA1のもう一対の境界EG1−3,EG1−4のうち、一方の境界EG1−3は、ティーチング走行を行う外周の1行程幅分と、外周領域OCAの1行程幅分との合計2行程幅分だけ圃場FDの一辺SD1から内側の位置に、当該一辺SD1に平行に設定される。他方の境界EG1−4は、圃場FDの一辺SD3の位置に設定される。
第2往復領域設定部12は、圃場FDの外形において対向する一対の辺のうち他方の辺に対して平行な一対の境界を有し、第1往復領域RTA1と一部が重複する第2往復領域RTA2を設定する。すなわち、第2往復領域設定部12は、台形の脚に相当する一対の辺(SD2,SD4)のうち、他方の辺SD2に対して平行な一対の境界を有する第2往復領域RTA2を設定する。
第2往復領域RTA2は、ティーチング走行を行う外周の1行程幅分と、外周領域OCAの1行程幅分との合計2行程幅分だけ圃場FDの一辺SD2から内側の位置を一方の境界EG2−1とし、これに平行で所定距離(1行程幅の整数倍)だけ離間した位置を他方の境界EG2−2とする平行四辺形の領域である。第2往復領域RTA2のもう一対の境界EG2−3,EG2−4のうち、一方の境界EG2−3は、ティーチング走行を行う外周の1行程幅分と、外周領域OCAの1行程幅分との合計2行程幅分だけ圃場FDの一辺SD1から内側の位置に、当該一辺SD1に平行に設定される。他方の境界EG2−4は、圃場FDの一辺SD3の位置に設定される。
外周領域設定部13は、第1往復領域RTA1および第2の往復領域RTA2の外側(つまり、往復領域RTAの外側)に、圃場FDの外形に沿って外周領域OCAを設定する。上述したように、外周領域OCAは、往復領域RTAの外側、かつ、ティーチング走行した領域の内側の領域で、ティーチング走行した領域に沿った1行程幅の領域である。実際には、最初に、ティーチング走行領域の内側に外周領域OCAを設定し、次に、その内側に第1往復領域RTA1および第2往復領域RTA2を設定するとよい。
第1往復経路設定部14は、第1往復領域設定部11により設定された第1往復領域RTA1内において、第1往復領域RTA1内の端点から走行を開始した後、圃場FDの一方の辺SD4(つまり、これに平行な境界EG1−1)に沿って直進し、直進の終点において他方の辺SD2に向かって旋回をしながら往復走行する第1往復経路を設定する。
すなわち、図6に示すように、第1往復経路設定部14は、第1往復領域RTA1内において、第1往復領域RTA1内の端点に設定された自動走行開始位置S1から自動走行を開始した後、第1往復領域RTA1の一方の境界EG1−1に沿って直進し、直進の終点において他方の辺SD2(図の左側)に向かって旋回をしながら往復走行する第1往復経路RR1を設定する。図6の例では、4往復から成る第1往復経路RR1(番号1〜8で示す経路)が設定されている。
ここで、第1往復経路RR1のうち直進の区間は、第1往復経路RR1の末端付近を除く殆どが、作業機2により所与の作業を行う作業走行の区間である。当該第1往復経路RR1の末端付近では、直進区間の一部が、作業機2による所与の作業を行わない空走行の区間となっているが、その理由については後述する。また、第1往復経路RR1のうち旋回の区間は空走行の区間である。図6では、圃場作業車両10が作業走行する区間および走行方向を実線および黒色の三角マーク(▲)で示し、空走行する区間および走行方向を点線および白色の三角マーク(△)で示している。
なお、図6の例では、作業機2による作業領域をできるだけ多くするために、境界EG1−4側から境界EG1−3側に向かう往路については、境界EG1−3まで直進し、そこで圃場FDの他方の辺SD2に向かって旋回をするような経路を設定している。そのため、旋回区間を示す略円弧(必ずしも正確な円弧とは限らない)の経路が外周領域OCAにはみ出した状態となっている。このように、実際には第1往復経路RR1の旋回区間が外周領域OCAにはみ出しているが、本明細書ではこの旋回区間も含めて第1往復領域RTA1における第1往復経路RR1と定義している。以下に説明する第2往復経路RR2も同様である。
第2往復経路設定部15は、第2往復領域設定部12により設定された第2往復領域RTA2内において、第1往復経路RR1の末端EP1から走行を継続し、圃場FDの他方の辺SD2(つまり、これに平行な境界EG1−2)に沿って直進し、直進の終点において旋回をしながら往復走行する第2往復経路RR2を設定する。この第2往復経路RR2は、第1往復経路RR1の末端EP1または最初の直進の終点LE1の何れかにおいて圃場FDの一方の辺SD4(図の右側)に向かって旋回し、それ以降の直進の終点においては他方の辺SD2(図の左側)に向かって旋回するようになされた経路である。ここで、第1往復経路RR1の末端EP1とは、第1往復領域RTA1内に設定される第1往復経路RR1の最終位置を意味する。また、最初の直進の終点LE1とは、第2往復領域RTA2内に設定される第2往復経路RR2における最初の直進区間の最終位置を意味する。
図6の例では、第2往復経路設定部15は、第2往復領域RTA2内において、第1往復経路RR1の末端EP1から走行を継続し、第2往復領域RTA2の境界EG2−1に沿って直進した後に旋回をする往復経路であって、最初の直進の終点LE1において圃場FDの一方の辺SD4(図の右側)に向かって旋回する一方、それ以降の直進の終点において他方の辺SD2(図の左側)に向かって旋回するような第2往復経路RR2を設定している。図6の例では、1往復の第2往復経路RR2(番号9〜10で示す経路)を設定している。
このような第2往復経路RR2を設定するために、第2往復経路設定部15は、第1往復経路RR1の最後の直進の終点EP1と第2往復経路RR2の最初の直進(往路)の始点LS1とを、1行程間隔よりも大きい間隔で旋回して接続する経路を設定する。1行程間隔よりも小さい間隔では、急な旋回となり、スムーズに旋回することが困難になるか、旋回自体が不可能になるからである。
なお、第2往復経路設定部15は、第2往復経路RR2の2つ目の直進(1つ目の直進である往路から引き返す復路)の終点EP2(図6の例では、この2つ目の直進の終点EP2は第2往復経路RR2の末端でもある)と、外周領域OCAに設定する後述の外周経路ORの最初の直進の始点SPとの間も、1行程間隔よりも大きい間隔で旋回して接続する経路を設定する。第2往復経路RR2の2つ目の直進と外周経路ORとの間の1行程分は、第2往復経路RR2の1つ目の直進経路として既に設定済みだからである。
以上のように、第2往復経路設定部15は、第1往復経路RR1がm往復(mは1以上の任意の値)の経路で、かつ、第2往復経路RR2がn往復(nは1以上の任意の値)の経路となる場合は、第1往復経路RR1の最後の直進の終点EP1と、第2往復経路RR2の最初の直進の始点LS1とを、1行程間隔よりも大きい間隔で旋回して接続する経路を設定する。そして、最初の直進の終点LE1において圃場FDの一方の辺SD4に向かって旋回し、それ以降の直進の終点において他方の辺SD2に向かって旋回するような第2往復経路RR2を設定する。
外周経路設定部16は、外周領域設定部13により設定された外周領域OCA内において、第2往復経路RR2の末端EP2から走行を継続し、外周領域OCAに沿って走行する経路であって、作業済みの経路を経ずに第1往復領域RR1内の端点(自動走行開始位置S1から近傍位置にある自動走行終了位置G1)に戻ることを可能とする外周経路OR(番号11〜13で示す経路)を設定する。これにより、図4(b)に示したような全体の走行経路の設定が完了する。
以上は、圃場作業車両10が自動走行する際の経路を設定する際の動作例である。本実施形態では、単に走行経路を設定するだけでなく、当該走行経路のどの区間を作業走行とし、どの区間を空走行とするかについても設定する。すなわち、第1往復経路設定部14、第2往復経路設定部15および外周経路設定部16は、圃場作業車両10が作業走行する経路である作業走行経路と、圃場作業車両10が空走行する経路である空走行経路とを区別して走行経路を設定する。
ここで、第1往復経路設定部14、第2往復経路設定部15および外周経路設定部16は、2本の走行経路が交差または重複する領域においては、圃場作業車両が先に通る走行経路を空走行経路として設定し、後から通る走行経路を作業走行経路として設定する。例えば、第1往復経路設定部14および第2往復経路設定部15が設定する第1往復経路RR1および第2往復経路RR2における境界EG1−3,EG2−3側の旋回区間の経路は、ここを圃場作業車両10が後から外周経路ORとして通るので、第1往復経路RR1および第2往復経路RR2の旋回区間を空走行経路とし、外周経路ORを作業走行経路として設定する。
第1往復経路RR1および第2往復経路RR2における境界EG1−4,EG2−4側の旋回区間の経路も、空走行経路として設定する。すなわち、境界EG1−4,EG2−4側の旋回区間は、最後に自動走行終了位置G1から作業終了位置G0に向かって圃場作業車両10が指示走行または手動走行をしながら作業を行う区間である。よって、第1往復経路RR1および第2往復経路RR2の境界EG1−4,EG2−4側の旋回区間の経路も空走行経路として設定する。
また、第1往復経路RR1における最後の直進(8番の経路)が、第2往復経路RR2における2つ目の直進(10番の経路)と交差している。よって、この場合、第1往復経路設定部14は、圃場作業車両10が先に通る走行経路である第1往復経路RR1における最後の直進の一部を空走行経路として設定する。また、第2往復経路設定部15は、圃場作業車両10が後から通る走行経路である第2往復経路RR2における2つ目の直進を全て作業走行経路として設定する。このようにすることにより、2本の経路が交差する区間において、圃場作業車両10が後から走行したときに作業機2による作業を行うことになるので、既に作業済みの圃場を後からの走行によって荒らしてしまうことがない。
なお、図6の例では、4往復(m=4)の第1往復経路RR1を設定するとともに、1往復(n=1)の第2往復経路RR2を設定したが、これに限定されない。例えば、3往復の第1往復経路RR1を設定するとともに、2往復の第2往復経路RR2を設定してもよい。同様に、2往復の第1往復経路RR1と3往復の第2往復経路RR2とを設定するようにしてもよいし、1往復の第1往復経路RR1と4往復の第2往復経路RR2とを設定するようにしてもよい。
図6の例では、第1往復経路RR1がちょうどm往復(mは1以上の任意の値)で終わり、第2往復経路RR2がちょうどn往復(nは1以上の任意の値)で終わる場合を示している。これに対し、圃場FDの形状と作業機2の幅(1行程分の幅)との関係および第1往復領域RTA1と第2往復領域RTA2の設定の仕方によっては、図7に示すように、第1往復経路RR1がm往復半の経路で、かつ、第2往復経路RR2がn往復の経路となる場合もある。この場合、第2往復経路設定部15は、第1往復経路RR1の最後の直進(7番の経路)の途中の一点MP1から旋回して第2往復経路RR2上の一点MP2に接続する経路を設定する。なお、作業機2は、2条単位で植え付けを停止する条止め機能を備えており、7番の経路で条止めを行う。例えば、作業機2が8条植えの場合は、4条の植え付けを停止して作業を行う。
そして、第2往復経路設定部15は、最初の直進の終点LE1において圃場FDの一方の辺SD4に向かって旋回し、それ以降の直進の終点において他方の辺SD2に向かって旋回するような第2往復経路RR2を設定する。この場合、第2往復経路RR2上の一点MP2から、その一点MP2がある直進の終点LE1までの区間は、2本の走行経路が重複する領域となる。よって、第2往復経路設定部15は、直進の一点MP2から終点LE1までの区間については、第1往復経路RR1の一点MP1から移ってきた直後で圃場作業車両10が最初に通るときは空走行経路(8番の経路)として設定し、圃場作業車両10が後から通るときは作業走行経路(10番の経路)として設定する。
この図7の例では、3往復+α(αは、最後の直進の途中の一点MP1までの区間とする)の第1往復経路RR1を設定するとともに、1往復+β(βは、最初の直進の途中の一点MP2から終点LE1までの区間とする)の第2往復経路RR2を設定したが、これに限定されない。例えば、2往復+αの第1往復経路RR1を設定するとともに、2往復+βの第2往復経路RR2を設定してもよい。同様に、1往復+αの第1往復経路RR1と3往復+βの第2往復経路RR2とを設定するようにしてもよい。
また、圃場FDの形状と作業機2の幅(1行程分の幅)との関係および第1往復領域RTA1と第2往復領域RTA2の設定の仕方によっては、図8に示すように、第1往復経路RR1がm往復半となり、第2往復経路RR2がn往復半となる場合もある。この場合、第2往復経路設定部15は、第1往復経路RR1の末端EP1において圃場FD一方の辺SD4に向かって旋回し、それ以降の直進の終点において他方の辺SD2に向かって旋回するようになされた第2往復経路RR2を設定する。この場合、第1往復経路設定部14は、第1往復経路RR1の最後の直進の一部を空走行経路に設定する。
また、圃場FDの形状と作業機2の幅(1行程分の幅)との関係および第1往復領域RTA1と第2往復領域RTA2の設定の仕方によっては、図9に示すように、第1往復経路RR1がm往復となり、第2往復経路RR2がn往復半となる場合もある。この場合も、図9に示すように、圃場FD一方の辺SD4に向かって旋回する区間を導入すれば走行経路を設定することが可能である。ただし、図9の例では、第1往復経路RR1における6番目の経路の一部区間と、第2往復経路RR2における最初の直進の始点LS1から終点LE1までの全区間とが空走行経路となり、無駄が多くなる。
よって、空走行経路の区間ができるだけ少なくなるようにするために、第2往復経路RR2がちょうどn往復の経路となるように、第1往復経路RR1および第2往復経路RR2を設定するようにしてもよい。例えば、第2往復領域設定部12は、第2往復経路RR2がn往復含まれる大きさに第2往復領域RTA2を設定する。このようにすれば、必ず図6または図7の何れかのパターンに従って第1往復経路RR1および第2往復経路RR2が設定されるようになる。
具体的には、まず外周領域OCAを設定し、次いで、第2往復経路RR2がn往復分だけ含まれる大きさに第2往復領域RTA2を設定した後、第1往復領域RTA1を設定するようにし、その結果、第1往復領域RTA1内に第1往復経路RR1がm往復分含まれるか、m往復半分含まれるかに応じて、図6または図7の何れかのパターンに従って走行経路を設定する。この場合、n=1とし、斜めに走行することになる第2往復経路RR2は1往復のみとなるようにしてもよい。
経路記憶部110は、以上のようにして設定された走行経路のデータを記憶する。この走行経路のデータは、第1往復経路RR1、第2往復経路RR2および外周経路ORを接続してなる走行経路の他、当該走行経路のどの区間を作業走行とし、どの区間を空走行とするかを表したデータを含むものである。図2に示した走行制御装置300および作業機制御装置400は、この経路記憶部110に記憶された走行経路のデータに基づいて、圃場作業車両10の自動走行および作業機2の作動を制御する。
すなわち、走行制御装置300は、経路記憶部110に記憶された走行経路のデータに基づいて、走行経路に沿って、圃場作業車両10を自動走行させるように制御する。また、作業機制御装置400は、経路記憶部110に記憶された走行経路のデータに基づいて、作業走行経路が設定されている区間では作業機2を作動させる一方、空走行経路が設定されている区間では作業機2を作動させないように制御する。
図10は、以上のように構成した本実施形態による走行経路設定装置100の動作例を示すフローチャートである。この図10に示すフローチャートは、例えば、ティーチング走行が終わった後に、作業者が走行経路設定装置100に対して走行経路の設定を指示する操作を行ったときに開始する。
まず、外周領域設定部13は、ティーチング走行の結果として走行経路設定装置100に記憶された圃場FDの形状および位置のデータに基づいて、圃場FDの外形の3辺に沿って外周領域OCAを設定する(ステップS1)。ここでは、外周領域設定部13は、ティーチング走行した領域の内側の領域で、ティーチング走行した領域に沿った1行程幅の領域を外周領域OCAとして設定する。
次に、第2往復領域設定部12は、外周領域設定部13により設定された外周領域OCAの内側に、圃場FDの外形において対向する一対の辺のうち他方の辺SD2に対して平行な一対の境界EG2−1,EG2−2を有する第2往復領域RTA2を設定する(ステップS2)。
また、第1往復領域設定部11は、外周領域設定部13により設定された外周領域OCAの内側に、圃場FDの外形において対向する一対の辺のうち一方の辺SD4に対して平行な一対の境界EG1−1,EG1−2を有し、第2往復領域RTA2と一部が重複する第1往復領域RTA1を設定する(ステップS3)。
ここでは、必ず図6または図7の何れかのパターンで第1往復経路RR1および第2往復経路RR2が設定されるように、ステップS2で最初にn往復分の経路が含まれる大きさに第2往復領域RTA2を設定し、その後に、ステップS3において第1往復領域RTA1を設定するものとする。
以上のようにして第1往復領域RTA1、第2往復領域RTA2および外周領域OCAを設定した後、第1往復経路設定部14は、第1往復領域RTA1内において、第1往復領域RTA1内の端点(自動走行開始位置S1)から走行を開始した後、圃場FD一方の辺SD4に沿って直進し、直進の終点において他方の辺SD2に向かって旋回をしながら往復走行する第1往復経路RR1を設定する(ステップS4)。
ここで、第2往復経路設定部15は、第1往復経路設定部14により設定された第1往復経路RR1がm往復の経路か否かを判定する(ステップS5)。第1往復経路RR1がm往復の経路である場合、第2往復経路設定部15は、図6に示したパターンに従って、第2往復領域RTA2内において、第1往復経路RR1の末端EP1から走行を継続し、圃場FDの他方の辺SD2に沿って直進し、直進の終点において旋回をしながら往復走行する経路であって、最初の直進の終点LE1において圃場FDの一方の辺SD4に向かって旋回し、それ以降の直進の終点において他方の辺SD2に向かって旋回するようになされた第2往復経路RR2を設定する(ステップS6)。
一方、第1往復経路RR1がm往復の経路ではない、つまり、m往復半の経路であると判定された場合、第2往復経路設定部15は、図7に示したパターンに従って、第2往復領域RTA2内において、第1往復経路RR1の末端から走行を継続し、圃場FDの他方の辺SD2に沿って直進し、直進の終点において旋回をしながら往復走行する経路であって、第1往復経路RR1の最後の直進の途中の一点MP1から旋回して第2往復経路RR2上の一点MP2に接続した後、最初の直進の終点LE1において圃場FDの一方の辺SD4に向かって旋回し、それ以降の直進の終点において他方の辺SD2に向かって旋回するようになされた第2往復経路RR2を設定する(ステップS7)。
ステップS6またはS7の何れかにおいて第2往復経路RR2を設定した後、外周経路設定部16は、外周領域設定部13により設定された外周領域OCA内において、第2往復経路RR2の末端EP2から走行を継続し、外周領域OCAに沿って走行する経路であって、作業済みの経路を経ずに第1往復領域RTA1内の端点(自動走行開始位置S1から近傍位置にある自動走行終了位置G1)に戻ることを可能とする外周経路ORを設定する(ステップS8)。
なお、ステップS4における第1往復経路RR1の設定、ステップS6,S7における第2往復経路RR2の設定、およびステップS8における外周経路ORの設定において、第1往復経路設定部14、第2往復経路設定部15および外周経路設定部16は、2本の走行経路が交差または重複する領域においては、圃場作業車両10が先に通る走行経路を空走行経路として設定し、後から通る走行経路を作業走行経路として設定する。最後に、以上のようにして設定された走行経路のデータを経路記憶部110に記憶して(ステップS9)、図10に示すフローチャートの処理を終了する。
以上詳しく説明したように、本実施形態によれば、圃場FDに設定された第1往復領域RTA1内の端点(自動走行開始位置S1)から走行を開始した後、当該端点に戻ってくるような走行経路が設定される。このため、圃場FDの中央に自動走行の開始位置が設定される従来方式と異なり、自動走行の開始位置まで無駄な走行をすることのない走行経路を設定することができる。また、本実施形態によれば、自動走行開始位置S1と自動走行終了位置G1とが異なる位置に設定される従来方式と異なり、既に作業済みの行程路を荒らすことのない走行経路を設定することができる。
また、本実施形態によれば、第1往復領域RTA1内および第2往復領域RTA2内においては、基本的に直進による往復走行が設定され、外周領域OCAにおいては圃場FDの外形に沿った走行経路が設定されるので、無理な旋回や切り返しの走行をせずに走行可能な走行経路を設定することができる。特に、第2往復領域RTA2内においては、第1往復経路RR1の末端または最初の直進の終点において、通常の旋回方向とは逆の方向に旋回する経路が設定されるため、第1往復経路RR1から第2往復経路RR2への切り替え時に無理な旋回や切り返しの走行をせず、かつ、第2往復経路RR2から外周経路ORとへ確実に接続可能な経路が設定されることとなる。
以上により、本実施形態によれば、矩形形状の圃場はもちろんのこと、矩形ではない凸多角形の形状の圃場においても、無駄な走行が少なく、かつ、無理な旋回や切り返しの走行をせずに圃場全面を走行可能な走行経路を設定することができる。
なお、上記実施形態では、圃場FDを形成する台形形状の2つの底辺のうち、長い方の辺に作業開始位置S0を設定する例について説明したが、短い方の辺に作業開始位置S0を設定するようにしてもよい。この場合、図8または図9のように、第2往復経路RR2をn往復半として設定すれば、無理な旋回や切り返しの走行をせずに圃場全面を走行可能な走行経路を設定することが可能である。
また、上記実施形態では、往復領域RTAの中に第1往復領域RTA1と第2往復領域RTA2とを分けて設定する例について説明したが、必ずしもこの2つの領域RT1,RT2を分けて設定する必要はない。要するに、往復領域RTAの中に、上記実施形態で説明した第1往復経路RR1と第2往復経路RR2とを設定すればよい。例えば、第1往復経路RR1および第2往復経路RR2の往復数をそれぞれ設定し、その設定した往復数に応じたパターンで往復経路を設定するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、圃場作業車両10が本実施形態の走行経路設定装置100を備える構成を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、走行経路設定装置100は圃場作業車両10の外部に設置し、圃場作業車両10は、走行経路設定装置100により設定された走行経路のデータを記憶する経路データ記憶装置を備える構成としてもよい。
また、上記実施形態では、走行経路の1行程の幅が作業機2の幅(作業経路幅という)とほぼ等しく、圃場作業車両10の旋回動作が当該作業経路幅の範囲内で完了することを前提として説明した。例えば、圃場作業車両10が7条植え以上の田植機であれば、この前提は問題なく満たす。一方、圃場作業車両10が6条植え以下の田植機の場合は、前輪から作業機2までの長さが作業経路幅よりも長くなるため、上記の前提から外れる。ただし、この場合は、ティーチング走行、第1往復領域RTA1の走行および第2往復経路RTA2の走行の後、自動走行で外周を2周(1周目は4行程、2周目は3行程の計7行程)すればよい。
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
11 第1往復領域設定部(往復領域設定部)
12 第2往復領域設定部(往復領域設定部)
13 外周経路設定部
14 第1往復経路設定部(往復経路設定部)
15 第2往復経路設定部(往復経路設定部)
16 外周経路設定部
100 走行経路設定装置
110 経路記憶部
200 位置・方位検出装置
300 走行制御装置
400 作業機制御装置

Claims (13)

  1. 車両に搭載した位置・方位検出装置により検出される現在位置および方位に基づいて、圃場内にあらかじめ設定された走行経路に沿って自動走行しながら所与の作業を行うことができるようになされた圃場作業車両の上記走行経路を設定する走行経路設定装置であって、
    上記圃場の外形に沿って外周領域を設定する外周領域設定部と、
    上記外周領域の内側に往復領域を設定する往復領域設定部と、
    上記往復領域内において、上記往復領域内の端点から走行を開始した後、上記圃場の外形において対向する一対の辺のうち一方の辺に沿って直進し、直進の終点において上記他方の辺に向かって旋回をしながら往復走行する第1往復経路を設定するとともに、当該第1往復経路の末端から走行を継続し、上記圃場の外形において対向する一対の辺のうち他方の辺に沿って直進し、直進の終点において旋回をしながら往復走行する経路であって、上記第1往復経路の末端または最初の直進の終点において上記一方の辺に向かって旋回し、それ以降の直進の終点において上記他方の辺に向かって旋回するようになされた第2往復経路を設定する往復経路設定部と、
    上記外周領域内において、上記第2往復経路の末端から走行を継続し、上記外周領域に沿って走行する経路であって、作業済みの経路を経ずに上記第1往復領域内の端点に戻ることを可能とする外周経路を設定する外周経路設定部とを備えたことを特徴とする圃場作業車両の走行経路設定装置。
  2. 上記往復経路設定部は、上記第1往復経路がm往復半(mは1以上の任意の値)の経路で、かつ、上記第2往復経路がn往復半(nは1以上の任意の値)の経路となる場合は、上記第1往復経路の末端において上記一方の辺に向かって旋回し、それ以降の直進の終点において上記他方の辺に向かって旋回するようになされた第2往復経路を設定する一方、それ以外の場合は、上記最初の直進の終点において上記一方の辺に向かって旋回し、それ以降の直進の終点において上記他方の辺に向かって旋回するようになされた第2往復経路を設定することを特徴とする請求項1に記載の圃場作業車両の走行経路設定装置。
  3. 上記往復経路設定部は、上記第1往復経路がm往復(mは1以上の任意の値)の経路で、かつ、上記第2往復経路がn往復(nは1以上の任意の値)の経路となる場合は、上記第1往復経路の最後の直進の終点と上記第2往復経路の最初の直進の始点とを、1行程間隔よりも大きい間隔で旋回して接続する経路を設定することを特徴とする請求項1または2に記載の圃場作業車両の走行経路設定装置。
  4. 上記往復経路設定部は、上記第1往復経路がm往復半(mは1以上の任意の値)の経路で、かつ、上記第2往復経路がn往復(nは1以上の任意の値)の経路となる場合は、上記第1往復経路の最後の直進の途中から旋回して上記第2往復経路上の一点に接続する経路を設定することを特徴とする請求項1または2に記載の圃場作業車両の走行経路設定装置。
  5. 上記往復経路設定部は、上記第2往復経路がn往復(nは1以上の任意の値)となるように、上記第1往復経路および上記第2往復経路を設定することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の圃場作業車両の走行経路設定装置。
  6. 上記往復領域設定部は、
    上記圃場の外形において対向する一対の辺のうち一方の辺に対して平行な一対の境界を有する第1往復領域を設定する第1往復領域設定部と、
    上記圃場の外形において対向する上記一対の辺のうち他方の辺に対して平行な一対の境界を有し、上記第1往復領域と一部が重複する第2往復領域を設定する第2往復領域設定部とを備え、
    上記往復経路設定部は、
    上記第1往復領域内において上記第1往復経路を設定する第1往復経路設定部と、
    上記第2往復領域内において上記第2往復経路を設定する第2往復経路設定部とを備えたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の圃場作業車両の走行経路設定装置。
  7. 上記第2往復領域設定部は、上記第2往復経路がn往復(nは1以上の任意の値)含まれる大きさに上記第2往復領域を設定することを特徴とする請求項6に記載の圃場作業車両の走行経路設定装置。
  8. 上記往復経路設定部および上記外周経路設定部は、上記圃場作業車両が上記所与の作業をしながら走行する経路である作業走行経路と、上記圃場作業車両が上記所与の作業をせずに走行する経路である空走行経路とを区別して走行経路を設定し、2本の走行経路が交差または重複する領域においては、上記圃場作業車両が先に通る走行経路を上記空走行経路として設定し、後から通る走行経路を上記作業走行経路として設定することを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の圃場作業車両の走行経路設定装置。
  9. 請求項1〜8の何れか1項に記載の走行経路設定装置と、
    所与の作業を行うための作業機と、
    車両の現在位置および方位を検出する位置・方位検出装置と、
    上記位置・方位検出装置により検出される上記車両の現在位置および方位に基づいて、上記走行経路設定装置により設定された走行経路に沿って走行を制御する走行制御装置とを備えたことを特徴とする圃場作業車両。
  10. 請求項1〜8の何れか1項に記載の走行経路設定装置により設定された走行経路のデータを記憶する経路データ記憶装置と、
    所与の作業を行うための作業機と、
    車両の現在位置および方位を検出する位置・方位検出装置と、
    上記位置・方位検出装置により検出される上記車両の現在位置および方位に基づいて、上記経路データ記憶装置に記憶された走行経路に沿って走行を制御する走行制御装置とを備えたことを特徴とする圃場作業車両。
  11. 上記走行経路設定装置は、請求項8に記載の走行経路設定装置であり、
    上記作業走行経路が設定されている区間では上記作業機を作動させる一方、上記空走行経路が設定されている区間では上記作業機を作動させないように制御する作業機制御装置を更に備えたことを特徴とする請求項9または10に記載の圃場作業車両。
  12. 車両に搭載した位置・方位検出装置により検出される現在位置および方位に基づいて、圃場内にあらかじめ設定された走行経路に沿って自動走行しながら所与の作業を行うことができるようになされた圃場作業車両の上記走行経路を設定する走行経路設定方法であって、
    コンピュータの外周領域設定部が、上記圃場の外形に沿って外周領域を設定する第1のステップと、
    上記コンピュータの往復領域設定部が、上記外周領域の内側に往復領域を設定する第2のステップと、
    上記コンピュータの往復経路設定部が、上記往復領域内において、上記往復領域内の端点から走行を開始した後、上記圃場の外形において対向する一対の辺のうち一方の辺に沿って直進し、直進の終点において上記他方の辺に向かって旋回をしながら往復走行する第1往復経路を設定するとともに、当該第1往復経路の末端から走行を継続し、上記圃場の外形において対向する一対の辺のうち他方の辺に沿って直進し、直進の終点において旋回をしながら往復走行する経路であって、上記第1往復経路の末端または最初の直進の終点において上記一方の辺に向かって旋回し、それ以降の直進の終点において上記他方の辺に向かって旋回するようになされた第2往復経路を設定する第3のステップと、
    上記コンピュータの外周経路設定部が、上記外周領域内において、上記第2往復経路の末端から走行を継続し、上記外周領域に沿って走行する経路であって、作業済みの経路を経ずに上記第1往復領域内の端点に戻ることを可能とする外周経路を設定する第4のステップとを有することを特徴とする圃場作業車両の走行経路設定方法。
  13. 車両に搭載した位置・方位検出装置により検出される現在位置および方位に基づいて、圃場内にあらかじめ設定された走行経路に沿って自動走行しながら所与の作業を行うことができるようになされた圃場作業車両の上記走行経路を設定するための走行経路設定用プログラムであって、
    上記圃場の外形に沿って外周領域を設定する外周領域設定手段、
    上記外周領域の内側に往復領域を設定する往復領域設定手段、
    上記往復領域内において、上記往復領域内の端点から走行を開始した後、上記圃場の外形において対向する一対の辺のうち一方の辺に沿って直進し、直進の終点において上記他方の辺に向かって旋回をしながら往復走行する第1往復経路を設定するとともに、当該第1往復経路の末端から走行を継続し、上記圃場の外形において対向する一対の辺のうち他方の辺に沿って直進し、直進の終点において旋回をしながら往復走行する経路であって、上記第1往復経路の末端または最初の直進の終点において上記一方の辺に向かって旋回し、それ以降の直進の終点において上記他方の辺に向かって旋回するようになされた第2往復経路を設定する往復経路設定手段、および
    上記外周領域内において、上記第2往復経路の末端から走行を継続し、上記外周領域に沿って走行する経路であって、作業済みの経路を経ずに上記第1往復領域内の端点に戻ることを可能とする外周経路を設定する外周経路設定手段
    としてコンピュータを機能させるための圃場作業車両の走行経路設定用プログラム。
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