JP2018098746A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿サイズ検出部が原稿送り装置に設けられておらず、原稿サイズをコンタクトガラス上で検出する場合でも、複数原稿に対する読取動作の時間を短縮する画像読取装置を提供する。【解決手段】原稿台、ADF20、原稿押さえカバー、ADF開閉検出部29、原稿台に載置された原稿の有無及び原稿サイズを検出する第1原稿検出部23A、副走査方向に往復移動可能なキャリッジを有し、キャリッジ上に設けられて、原稿の画像を読み取る読取部30と、読取部30を制御する制御部6と、を備える。第1原稿検出部23Aは、原稿押さえカバーが開状態から閉状態にされたことをADF開閉検出部29が検出したときに、原稿台に載置された原稿の有無及び当該原稿サイズを検出する。制御部6は、第1原稿検出部23Aで検出された原稿サイズを用いて、ADF20で搬送原稿読取位置に搬送された原稿に対する読取部30での画像の読取動作を行わせる。【選択図】図2

Description

本発明は、画像読取装置及びこれを用いた画像形成装置に関し、特に、原稿のサイズを検出及び原稿読取する技術に関する。
スキャナー等の画像読取装置には、コンタクトガラスを有する原稿台にユーザーの手によって載置された原稿を、原稿読取方向に移動可能なキャリッジ(移動機構)上に設けられた読取部が当該原稿に対して移動しつつ読み取る載置原稿読取と、原稿送り装置によって搬送されて予め定められた読取位置を通過する原稿を上記読取部で読み取る搬送原稿読取とを行うものがある。また、画像形成装置は、このような画像読取装置により読取得られた画像データに基づいて、原稿の画像を記録媒体に印刷する。
また、上記原稿送り装置には、原稿のサイズを検出する検出部が設けられていないものがある。このため、このような原稿送り装置では、例えば画像形成装置に設けられた操作受付部に対し、ユーザーが読取対象の原稿のサイズを入力して、当該サイズを指定する必要があった。
そこで、従来の画像読取装置には、例えば下記特許文献1に示されるように、原稿送り装置にセットされた複数の原稿のうち、1枚目の原稿をユーザーがコンタクトガラス上に載置して、その原稿のサイズを検出した後、上記載置原稿読取を行うことによって当該原稿の画像を読み取るとともに、2枚目以降の各原稿については上記搬送原稿読取を行うことによって画像を読み取る技術が提案されている。
特開2000−162921号公報
しかしながら、上記のような従来の画像読取装置では、1枚目の原稿に対して載置原稿読取を行うので、原稿読取方向の一方側から他方側に移動したキャリッジがその移動方向とは正反対な方向、つまり原稿読取方向の他方側から一方側にリターンして、2枚目以降の原稿に対して実行される搬送原稿読取を行うための位置に移動する必要がある。このため、この従来の画像読取装置では、キャリッジがリターンする時間を要するため、複数の原稿に対する読取動作に比較的長時間を要していた。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、原稿のサイズを検出する検出部が原稿送り装置に設けられておらず、原稿のサイズをコンタクトガラス上で検出する場合でも、複数の原稿に対する読取動作の時間を短縮することを目的とする。
本発明の一局面に係る画像読取装置は、原稿が載置されるコンタクトガラスを有する原稿台と、
搬送原稿読取位置に原稿を搬送する原稿送り装置と、
装置本体に開閉自在に設けられ、閉状態で前記原稿台に載置された原稿を押さえる原稿押さえカバーと、
前記原稿押さえカバーが開状態であるか閉状態であるかを検出するカバー開閉検出部と、
前記原稿台に載置された原稿の有無及び当該原稿のサイズを検出する第1原稿検出部と、
予め定められた原稿読取方向に往復移動可能とされた移動機構を有し、当該移動機構上に設けられて、前記搬送原稿読取位置に搬送された原稿を当該搬送原稿読取位置で読み取り及び前記原稿読取方向に移動しながら前記原稿台に載置された原稿に照射した読取光の反射光を受光して当該原稿の画像を読み取る読取部と、
前記読取部を制御する制御部と、を備え、
前記第1原稿検出部は、前記原稿押さえカバーが開状態から閉状態にされたことを前記カバー開閉検出部が検出したときに、前記原稿台に載置された原稿の有無及び当該原稿のサイズを検出し、
前記制御部は、前記第1原稿検出部で検出された原稿のサイズを用いて、前記原稿送り装置で前記搬送原稿読取位置に搬送された原稿に対する前記読取部での画像の読取動作を行わせるものである。
また、本発明の他の一局面に係る画像形成装置は、上記画像読取装置と、前記読取部で読み取った画像を記録紙上に画像形成する画像形成部と、を備える。
本発明によれば、原稿のサイズを検出する検出部が原稿送り装置に設けられておらず、原稿のサイズをコンタクトガラス上で検出する場合でも、複数の原稿に対する読取動作の時間を短縮する。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の外観図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の機能ブロック図である。 操作表示部を示す平面図である。 (A)(B)は、原稿読取部の機械構成を示す図である。 原稿読取部内部の機械構成を示す模式図である。 プラテンサイズ検出モードでの読取動作の処理を示すフローチャートである。 図6に示した(1)からの処理を示すフローチャートである。 図6に示した(2)からの処理を示すフローチャートである。 図6に示した(3)からの処理を示すフローチャートである。 図9に示した(4)からの処理を示すフローチャートである。 表示部に表示される表示画面の一例を示した図である。 表示部に表示される表示画面の一例を示した図である。 表示部に表示される表示画面の一例を示した図である。 第2実施形態に係る画像形成装置の機能ブロック図である。 (A)(B)は、第2実施形態に係る原稿読取部の機械構成を示す図である。
以下、本実施形態に係る画像読取装置及び画像形成装置を、図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に係る画像形成装置の外観図である。図2は本発明の一実施形態に係る画像形成装置の機能ブロック図である。図3は操作表示部を示す平面図である。図4(A)(B)は、原稿読取部の機械構成を示す図である。図5は原稿読取部内部の機械構成を示す模式図である。
本実施形態に係る画像形成装置1は、電子写真方式で記録紙に画像を形成する複合機である。画像形成装置1は、原稿読取部2、画像形成部4、操作表示部5、制御部6、通信部7、及び画像データ記憶部8を備える。
操作表示部5は、操作表示制御部51と、ハードウェアキーである操作キー52と、ソフトウェアキーや各種画像を表示するLCD(liquid crystal display)を備えてタッチパネル機能を有する表示部53を備えている。操作表示制御部51は、制御部6による制御の下で、上記操作キー52及び表示部53を制御する制御装置である。尚、操作表示部5は、特許請求の範囲における操作受付部の一例である。
操作キー52は、図3に示すように、ハードウェアキーとして操作表示部5に物理的に備えられている。操作キー52として、例えば、電源キー52A、スタートキー52B、プラテンキー52C、設定キー52D、ストップ/クリアキー及びテンキー(数値入力キー)等が備えられている。電源キー52Aは、画像形成装置1の電源のオンオフを切り換える切換指示をユーザーから受け付けるためのキーである。スタートキー52Bは、コピーやスキャン(読取)等の各種動作の実行指示を受け付けるための操作キーである。プラテンキー52Cは、原稿読取部2で原稿の画像の読取動作を行わせる際に、後述のプラテンサイズ検出モード(原稿台サイズ検出モード)へのユーザーからの指定を受け付けるための操作キーである。設定キー52Dは、例えば読取時での原稿のサイズ、カラースキャン、モノクロスキャン、読取時での解像度等の予め定められた項目をユーザーから受け付けるための操作キーである。尚、この設定キー52Dが押下されると、ユーザーが所望する項目を選択するためのソフトウェアキーが表示部53に表示され、ユーザーはソフトウェアキーや数値入力キーを操作することによって所望する項目についての指定(入力)を行う。
原稿読取部2は、図1、図2及び図4(A)に示すように、原稿送り装置としての自動原稿送り装置(以下、ADF(Automatic document feeder)という)20、第1原稿検出部23A、及び読取部30を備えている。原稿読取部2は、ADF20により搬送される原稿MS又は読取部30上に載置された原稿MSを、制御部6から入力される制御信号に基づき読み取る。当該読取により得られた原稿画像データは、画像データ記憶部8に記憶される。尚、画像データ記憶部8は、特許請求の範囲における記憶部の一例である。また、このADF20は、原稿送り装置と原稿押さえカバーとの一体型のものである。すなわち、ADF20は、特許請求の範囲における原稿送り装置の一例であり、ADF20の下面は、特許請求の範囲における原稿カバーの一例である。
ADF20は、装置本体、例えば読取部30の上面にヒンジ等によって開閉自在に設けられ、原稿給紙トレイ22に載置された複数枚の原稿MSを1枚ずつ繰り出して、ADF20によって搬送されてくる原稿MSを読み取るために設けられた原稿読取位置である流し読み位置(搬送原稿読取位置)RPに搬送する。また、ADF20は、読取部30上に載置された原稿MSを読み取る場合に、閉状態で原稿押さえカバーとして機能する。ADF20は、図4(A)に示すようにプラテンカバー21、原稿給紙トレイ22、第2原稿検出部23C、ピックアップローラー24、搬送ローラー25、搬送ローラー26、排紙ローラー27、原稿排出トレイ28、及びADF開閉検出部29を備える。
第2原稿検出部23Cは、例えば光学センサー等からなり、原稿給紙トレイ22にセットされた原稿MSの先端を検出し、その検出結果を示す検出信号を制御部6に出力する。すなわち、この第2原稿検出部23Cは、ADF20での原稿MSの有無を検出する。
第1原稿検出部23Aは、第2のプラテンガラス32の下方に原稿サイズに対応して設けられた複数の光学センサー(図略)を備え、第2のプラテンガラス32に載置された原稿MSの有無及び原稿MSのサイズを検出し、検出信号を制御部6に出力する。つまり、この第1原稿検出部23Aでは、上記複数の光学センサーが複数の各原稿サイズに応じて設置されている。また、これらの各光学センサーには、例えば原稿MSに向けて光を照射し、原稿MSに反射される光を受光する反射型の光学センサーが用いられている。第1原稿検出部23Aでは、光学センサーが光を受光したときに原稿MSがあることを検出し、更には光を受光した光学センサーがどの設置位置に設置されているかによって当該原稿MSのサイズを検出して、その検出結果を検出信号として制御部6に出力する。
また、この第1原稿検出部23Aは、ADF(原稿押さえカバー)20が開状態から閉状態にされたことをADF開閉検出部(カバー開閉検出部)29が検出したときに、第2のプラテンガラス32に載置された原稿MSの有無及び当該原稿MSのサイズを検出する。
搬送ローラー26と排紙ローラー27との間には、図4(A)に示すように読取用開口部OPが形成されている。読取用開口部OPは、帯状の開口であって、ADF20の底部、つまり読取部30の上記流し読み位置RPに対向する位置に、副走査方向(原稿搬送方向)に一定幅を有して設けられている。ADF20によって搬送される原稿MSの表面は、当該読取用開口部OPにおいて読取部30に向けて露出する。
原稿排出トレイ28は、排紙ローラー27から供給された原稿MSを収容する収容部である。ADF開閉検出部29は、ADF20が原稿押さえカバーとして開状態であるか閉状態であるかを検出し、検出信号を制御部6に出力する。
例えばADF開閉検出部29には、当該ADF開閉検出部29の内部から第2のプラテンガラス32の上方に突出するように付勢された突出部材29a(図1)が含まれている。そして、ADF開閉検出部29では、その検出信号の値が突出部材29aの突出量に応じて変化する。すなわち、ADF開閉検出部29では、開けられたADF20がユーザーにより閉じられていくにつれて、突出部材29aがADF20の下面と接触して、当該突出部材29aはADF開閉検出部29の内部に押し込まれる。ADF20が閉じられるに従って、突出部材29aの押し込まれる度合いが大きくなり、突出部材29aの突出量が予め定められた値未満となると、ADF開閉検出部29の検出信号の値は開状態の値から閉状態の値に変化する。一方、閉じられたADF20がユーザーにより開けられていくにつれて、突出部材29aがADF20の下面から離間して、当該突出部材29aはADF開閉検出部29の内部から突出する。ADF20が開けられるに従って、突出部材29aの押し込まれる度合いが小さくなり、突出部材29aの突出量が予め定められた値以上となると、ADF開閉検出部29の検出信号の値は閉状態の値から開状態の値に変化する。尚、ADF開閉検出部29は、特許請求の範囲におけるカバー開閉検出部の一例である。
読取部30は、図4(A)、図4(B)及び図5に示すように、第1のプラテンガラス31、原稿MSが載置されるコンタクトガラスとしての第2のプラテンガラス32を有する原稿台、白色基準板33、キャリッジ34、集光レンズ36、CCD(Charge Coupled Device)センサー37、キャリッジ検出部38を備えている。読取部30は、ADF20により搬送された原稿MS、又はユーザーにより第2のプラテンガラス32上に載置された原稿MSを読み取る。
白色基準板33は、第1のプラテンガラス31と第2のプラテンガラス32との間に設けられた白色板である。白色基準板33は、シェーディング補正時に読み取られ、読み取られた画像データが白色基準データとしてシェーディング補正に用いられる。
キャリッジ34は、主走査方向に延びる形状を有する。キャリッジ34は、光源であるLED(Light Emitting Diode)34Aと、原稿MSにより反射された読取光をCCDセンサーに向けて反射する複数のミラーと、を備えている。また、キャリッジ34は、副走査方向に延びるレールに沿って、当該副走査方向に往復移動可能に設けられている。キャリッジ34には、図4(B)に示すように、主走査方向の一方(奥側)の端に遮光板34Bが設けられている。遮光板34Bは、後述するキャリッジ検出部38(PI(Photo Interrupter)センサー)によってキャリッジ34の位置を検出するための部材である。キャリッジ検出部38には、上下方向に異なる位置に互いに向き合うようにして発光部38Aと受光部38Bが設けられている。遮光板34Bは、当該発光部38Aと受光部38Bとの間を、キャリッジ34の移動に伴って通過する。
なお、読取部30は、キャリッジ34を副走査方向に移動させるための駆動源及び駆動機構を備えている。
制御部6は、第2のプラテンガラス32に載置された原稿MSを読み取るための読取開始位置RSPにキャリッジ34を移動させ、当該読取開始位置RSPにおいて、原稿MSを読み取らせる。原稿MSの読取時、キャリッジ34は、第2のプラテンガラス32の下方において、読取開始位置RSPから副走査方向(図5では右方向となる方向)に移動しつつ、LED34Aから、原稿MSに向けて読取光を照射する。この結果、原稿MSから順次得られる読取光は、キャリッジ34の複数のミラーに反射され、集光レンズ36に入射する。なお、読取開始位置RSPは、副走査方向において、ホームポジションHPと、上記流し読み位置RPとの間の位置に設定されている。また、キャリッジ34が、ホームポジションHP、流し読み位置RP、または読取開始位置RSPに移動とは、キャリッジ34の副走査方向での中心線(図5に一点鎖線RLにて図示)が各位置に一致するように、当該キャリッジ34が動作することである。
また、キャリッジ34は、ADF20から原稿MSが搬送される場合には、図5に示す上記流し読み位置RPに移動する。すなわち、制御部6は、ADF20により搬送された原稿MSを読み取る場合には、キャリッジ34を、第1のプラテンガラス31の下方に移動させ、この位置で停止させる。
集光レンズ36は、上記ミラーから入射する読取光を集光してCCDセンサー37の受光面に結像させる。CCDセンサー37は、受光した読取光を電気信号に光電変換する。
キャリッジ検出部38は、キャリッジ34とは別体に構成されたものであり、副走査方向において上記ホームポジションHPに対して直近となる位置に配設位置を有する。キャリッジ検出部38は、キャリッジ34に設けられた遮光板34Bと、主走査方向において交差して重なり合う位置に設けられている。キャリッジ検出部38は、発光部38Aと受光部38Bとが上下に対向するように設けられた光学センサーとしてのPIセンサーである。
キャリッジ検出部38は、キャリッジ34の移動に伴って発光部38Aと受光部38Bとの間を通過する、キャリッジ34の遮光板34Bを検出し、検出結果を示す信号を制御部6に出力する。例えば、キャリッジ検出部38は、遮光板34Bが発光部38Aと受光部38Bとの間に位置している場合には、キャリッジ34がホームポジションHPにあることを示す検出信号を出力し、一方、遮光板34Bが発光部38Aと受光部38Bとの間から外れて位置している場合には、キャリッジ34がホームポジションHPにはないことを示す不検出信号を出力する。
画像形成部4は、給紙カセットから取り出した記録紙Pに画像データに基づくトナー画像を画像形成する。
通信部7は、電話回線を介して外部の画像形成装置1あるいはファクシミリ装置、またLAN(Local Area Network)を介してクライアントコンピューター等と通信を行う。
制御部6は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びインターフェイス回路等から構成されている。この制御部6は、上記ROMに記憶された各種演算制御プログラムに基づいて各種の演算処理を行うと共に各部と通信を行うことにより画像形成装置1の全体動作を制御する。また、この制御部6は、各部から検出信号等で送られてくる検出結果等を上記RAM等に適宜記憶させる。
また、制御部6は、プラテンキー52Cが押下された場合(つまり、操作受付部が、第1原稿検出部23Aで検出される原稿MSのサイズを使用するプラテンサイズ検出モード(原稿台サイズ検出モード)へのユーザーからの指定を受け付けた場合)、第1原稿検出部23Aで検出された原稿MSのサイズを用いて、ADF20で流し読み位置(搬送原稿読取位置)RPに搬送された原稿MSに対する読取部30での画像の読取動作を行わせる。
なお、本発明の一実施形態に係る画像読取装置は、少なくとも、第2のプラテンガラス32と、ADF20と、第2原稿検出部23Cと、第1原稿検出部23Aと、ADF開閉検出部29と、読取部30と、操作表示部5と、制御部6と、画像データ記憶部8とを備える。
次に、図6乃至図10を参照して、画像形成装置1のプラテンサイズ検出モードでの読取動作について具体的に説明する。図6は、プラテンサイズ検出モードでの読取動作の処理を示すフローチャートである。図7は、図6に示した(1)からの処理を示すフローチャートである。図8は、図6に示した(2)からの処理を示すフローチャートである。図9は、図6に示した(3)からの処理を示すフローチャートである。図10は、図9に示した(4)からの処理を示すフローチャートである。
制御部6は、プラテンキー52Cが押下されたかどうかについて判別することにより、プラテンサイズ検出モードがユーザーによって選択されたかどうかについて判断する(S1)。制御部6は、プラテンサイズ検出モードが選択されていなければ(S1でNO)、プラテンサイズ検出モードを実行しないと判断する。
一方、プラテンサイズ検出モードが選択された場合(S1でYES)、制御部6は、第1原稿検出部23Aで検出された原稿MSのサイズを用いて、ADF20で流し読み位置RPに搬送された原稿MSに対する読取部30での画像の読取動作が行われると判断する。
続いて、制御部6は、ADF開閉検出部29から取得した検出信号に基づいて、ADF20が開状態から閉状態にされたかどうかについて判別する(S2)。制御部6は、ADF開閉検出部29から取得した検出信号に基づいて、ADF20に開閉が検出されていないことを判別すれば(S2でNO)、処理は、(1)に進む。
一方、制御部6は、ADF開閉検出部29から取得した検出信号に基づいて、ADF20に開閉が検出されていることを判別すれば(S2でYES)、第1原稿検出部23Aから取得した検出信号に基づいて、第2のプラテンガラス32に原稿MSがあるかどうかについて判別する(S3)。つまり、制御部6は、読取対象の複数の原稿MSのサイズを検出するために、ユーザーが、それらの原稿MSのうち、例えば1枚目の原稿MSを第2のプラテンガラス32に載置したかどうかについて判別する。制御部6は、第1原稿検出部23Aから取得した検出信号に基づいて、第2のプラテンガラス32に原稿MSが載置されていないことを判別すれば(S3でNO)、処理は、S2に戻る。
尚、上記の説明以外に、制御部6が第2のプラテンガラス32に原稿MSが載置されていないと判別してから予め定められた規定の時間が経過したときに、制御部6が複数の原稿MSに対する読取動作が中止されたと判断して待機状態に戻ったり、サイズ検出用の原稿MSを第2のプラテンガラス32に載置して下さいとの旨のメッセージを表示部53に表示させたりする構成でもよい。
一方、制御部6は、第1原稿検出部23Aから取得した検出信号に基づいて、第2のプラテンガラス32に原稿MSが載置されていることを判別すれば(S3でYES)、プラテン原稿のサイズ検出を実行させる(S4)。すなわち、制御部6は、第1原稿検出部23Aから取得した検出信号に基づいて、原稿MSのサイズを検出する。
続いて、制御部6は、操作表示部5に対してユーザーからの操作指示が入力されたかどうかについて判別する(S5)。制御部6は、操作指示が入力されていれば(S5でYES)、処理は、(2)に進む。
一方、制御部6は、操作指示が入力されていなければ(S5でNO)、ADF開閉検出部29から取得した検出信号に基づいて、ADF20が開状態から閉状態にされたかどうかについて判別する(S6)。制御部6は、ADF開閉検出部29から取得した検出信号に基づいて、ADF20に開閉が検出されていないことを判別すれば(S6でNO)、処理は、(3)に進む。
一方、制御部6は、ADF開閉検出部29から取得した検出信号に基づいて、ADF20に開閉が検出されていることを判別すれば(S6でYES)、第1原稿検出部23Aから取得した検出信号に基づいて、第2のプラテンガラス32に原稿MSがあるかどうかについて判別する(S7)。つまり、制御部6は、ユーザーによってサイズが検出された原稿MSが、複数の原稿MSに戻されるために、第2のプラテンガラス32から取り除かれたかどうかについて判別する。制御部6は、第1原稿検出部23Aから取得した検出信号に基づいて、第2のプラテンガラス32に原稿MSが載置されていることを判別すれば(S7でYES)、処理は、(3)に進む。
制御部6は、第1原稿検出部23Aから取得した検出信号に基づいて、第2のプラテンガラス32に原稿MSが載置されていないことを判別すれば(S7でNO)、第2原稿検出部23Cから取得した検出信号に基づいて、ADF20に原稿MSがあるかどうかについて判別する(S8)。制御部6は、第2原稿検出部23Cから取得した検出信号に基づいて、ADF20に原稿MSがあることを判別すれば(S8でYES)、上記S4でサイズが検出された原稿MSを含む複数の原稿MSがADF20にセットされたと判断し、当該S4において第1原稿検出部23Aで検出された原稿MSのサイズ(以下、プラテンサイズと略称する)を用いて、ADF20で流し読み位置RPに順次搬送された複数の各原稿MSに対する読取部30での画像の読取動作を行わせる(S9)。
また、制御部6は、第2原稿検出部23Cから取得した検出信号に基づいて、ADF20に原稿MSがないことを判別すれば(S8でNO)、第2原稿検出部23CによってADF20に原稿MSがないことを検出された時点から予め定められた第1の待ち時間が経過したかどうかについて判別する(S10)。制御部6は、第1の待ち時間が経過したことを検出しなければ(S10でNO)、処理は、S8に戻る。尚、第1の待ち時間は、例えば1〜5分程度である。
制御部6は、第1の待ち時間が経過したことを検出すれば(S10でYES)、読取動作が行われないと判断して処理を終了する。つまり、制御部6は、第1原稿検出部23Aが上記S4でプラテンサイズを検出した後、予め定められた第1の待ち時間が経過するまでに、第2原稿検出部23CがADF20に原稿MSがないことを検出した場合には、第1原稿検出部23Aが検出した原稿MSのサイズを使用した読取部30での画像の読取動作を実行させない。そして、制御部6は、第1原稿検出部23Aが新たに原稿MSのサイズを検出した場合に、この新たに検出した原稿MSのサイズを用いて、ADF20で搬送原稿読取位置に搬送された原稿に対する読取部30での画像の読取動作を行わせる
また、制御部6は、上記RAM等に記憶させていた、S4で検出したプラテンサイズ(原稿MSのサイズ)を消去させる(S11)。これにより、本実施形態では、一のユーザーが原稿MSのサイズを検出した後、別のユーザーがADF20に原稿MSをセットして読取動作を行わせる場合に、一のユーザーが検出させた原稿MSのサイズが使用されるのを防ぐことができる。また、上記予め定められた第1の待ち時間経過後、一のユーザーがADF20に別の原稿MSをセットして新たな読取動作を行わせる場合、または別のユーザーがADF20に原稿MSをセットして読取動作を行わせる場合、制御部6は、別の読取動作が実行されるとしてエラー表示を表示部53に行わせない。
また、処理が上記(1)に進んだ場合、図7に示すように、制御部6は、第2原稿検出部23Cから取得した検出信号に基づいて、ADF20に原稿MSがあるかどうかについて判別する(S12)。制御部6は、第2原稿検出部23Cから取得した検出信号に基づいて、ADF20に原稿MSがないことを判別すれば(S12でNO)、読取対象の原稿MSがADF20及び第2のプラテンガラス32にセットされていないと判断して処理を終了する。
一方、制御部6は、第2原稿検出部23Cから取得した検出信号に基づいて、ADF20に原稿MSがあることを判別すれば(S12でYES)、ADF開閉検出部29から取得した検出信号に基づいて、ADF20が開状態から閉状態にされたかどうかについて判別する(S13)。制御部6は、ADF開閉検出部29から取得した検出信号に基づいて、ADF20に開閉が検出されていないことを判別すれば(S13でNO)、上記S4に示した原稿MSのサイズ検出を行うことなく、ADF20にセットされた原稿MSの読取動作が要求されていると判断して、予め定められているデフォルトのサイズを用いて、ADF20にセットされた原稿MSの読取動作を読取部30に行わせる(S14)。尚、このデフォルトのサイズは、ユーザーが操作表示部5に対する操作指示を行うことにより、変更可能である。すなわち、ユーザーが上記設定キー53Dを押下して、テンキーを操作することでデフォルトのサイズを指定することができる。これにより、本実施形態では、第1原稿検出部23Aによる上記プラテンサイズの検出を行うことなく、デフォルトのサイズで原稿MSの読取動作を容易に行うことができる。
また、制御部6は、ADF開閉検出部29から取得した検出信号に基づいて、ADF20に開閉が検出されていることを判別すれば(S13でYES)、ADF20にセットされる原稿MSが第2のプラテンガラス32に載置されている可能性があると判断して、注意表示を表示部53に行わせる(S15)。例えば、制御部6は、図11に例示するように、第2のプラテンガラス32に原稿MSが取り忘れていないかについて注意を促す旨のメッセージを表示部53に表示させる。これにより、本実施形態では、原稿MSの読み取り漏れを未然に防ぐことができる。
続いて、制御部6は、第1原稿検出部23Aから取得した検出信号に基づいて、第2のプラテンガラス32に原稿MSがあるかどうかについて判別する(S16)。制御部6は、第1原稿検出部23Aから取得した検出信号に基づいて、第2のプラテンガラス32に原稿MSが載置されていないことを判別すれば(S16でNO)、全ての原稿MSがADF20にセットされたと判断して、表示部53での上記注意表示を消去させて、処理は、S14に進む。
一方、制御部6は、第1原稿検出部23Aから取得した検出信号に基づいて、第2のプラテンガラス32に原稿MSが載置されていることを判別すれば(S16でYES)、ADF20に先に原稿MSがセットされた後、第2のプラテンガラス32に原稿MSが載置されたと判断して、上記注意表示に代えて、エラー表示を表示部53に行わせる(S17)。例えば、制御部6は、図12に例示するように、第2のプラテンガラス32に原稿MSがある旨の表示を表示部53に行わせる。これにより、本実施形態では、第2のプラテンガラス32に原稿MSをユーザーが取り忘れることを防ぐことができる。
その後、制御部6は、第2のプラテンガラス32に載置された原稿MSのサイズ読取指示がユーザーから行われたかどうかについて判別する(S18)。例えば、制御部6は、図12に示した表示画面において、プラテンサイズ読取キー55Aがユーザーに押下されたかどうかについて判別する。そして、制御部6は、ユーザーがプラテンサイズ読取キー55Aを押下したことを検出すれば(S18でYES)、第2のプラテンガラス32に載置された原稿MSのサイズの読取の実行が要求されていると判断して、表示部53でのエラー表示を消去して(S19)、上記S4に進む。これにより、本実施形態では、処理を円滑に進めることができる。
一方、制御部6は、プラテンサイズ読取キー55Aが押下されたことを検出しなければ(S18でNO)、エラー表示を表示部53に行わせた時点から予め定められた第2の待ち時間が経過したかどうかについて判別する(S20)。制御部6は、第2の待ち時間が経過したことを検出しなければ(S20でNO)、処理は、S18に戻る。尚、第2の待ち時間は、例えば1〜5分程度である。
一方、制御部6は、第2の待ち時間が経過したことを検出した場合には(S20でYES)、読取動作が中止されたと判断して処理を終了する。尚、この説明以外に、制御部6は、例えばユーザーが図12に例示した表示画面に設けられた解除キー55Eを押下したときに、第2の待ち時間が経過する前に処理を強制的に終了する構成でもよい。
また、処理が上記(2)に進んだ場合、図8に示すように、制御部6は、読取対象の原稿MSのサイズの指定が行われたかどうかについて判別する(S21)。つまり、制御部6は、ユーザーによって上記設定キー52Dが押下された後ソフトウェアキー及び数値入力キーに対するユーザーの操作指示によって読取対象の原稿MSのサイズが指示されたかどうかについて判別する。
そして、制御部6は、読取対象の原稿MSのサイズの指定が行われたことを検出した場合(S21でYES)、第2原稿検出部23Cから取得した検出信号に基づいて、ADF20に原稿MSがあるかどうかについて判別する(S22)。制御部6は、第2原稿検出部23Cから取得した検出信号に基づいて、ADF20に原稿MSがあることを判別すれば(S22でYES)、制御部6は、上記S21で指定された原稿MSのサイズを用いて、ADF20にセットされた原稿MSの読取動作を読取部30に行わせる(S23)。また、この場合、制御部6は、ユーザーは上記S4で検出されたプラテンサイズ(原稿MSのサイズ)を用いた読取動作ではなく、S21で指定された原稿MSのサイズを使用した読取動作の実行が要求されていると判断して、検出した原稿MSのサイズを使用することを確認する旨のメッセージを表示部53に表示させない。これにより、本実施形態では、ユーザーが所望するサイズを使用した読取動作を行うことができる。
また、制御部6は、第2原稿検出部23Cから取得した検出信号に基づいて、ADF20に原稿MSがないことを判別すれば(S22でNO)、第2原稿検出部23CによってADF20に原稿MSがないことを検出された時点から予め定められた第3の待ち時間が経過したかどうかについて判別する(S24)。制御部6は、第3の待ち時間が経過したことを検出しなければ(S24でNO)、処理は、S22に戻る。尚、第3の待ち時間は、例えば1〜5分程度である。
一方、制御部6は、第3の待ち時間が経過したことを検出した場合には(S24でYES)、読取動作が行われないと判断して処理を終了する。また、この場合、S4でプラテンサイズ(原稿MSのサイズ)が検出されているので、制御部6は、上記S10でYESの場合と同様に、上記RAM等に記憶されているプラテンサイズ(原稿MSのサイズ)を消去させる(S25)。
また、制御部6は、上記操作受付部がユーザーから受け付けた原稿サイズ以外か第1原稿検出部23Aにより検出された原稿サイズ以外の予め定められた項目、すなわちカラースキャン、モノクロスキャン、読取時での解像度等の予め定められた項目がユーザーから上記操作受付部に対して指定された場合(S21でNO)、上記RAM等にプラテンサイズ(原稿MSのサイズ)が記憶されていることを判別することにより、第2のプラテンガラス32に載置された原稿MSのサイズが検出されていると判断して、検出した原稿MSのサイズを使用することを確認する旨のメッセージを表示部53に表示させる(S26))。例えば、制御部6は、図13に例示するように、第2のプラテンガラス32上の原稿MSでサイズを検出したので、検出した原稿MSのサイズを使用することを確認する旨の表示を行う。これにより、本実施形態では、S4で検出した上記プラテンサイズを用いた読取動作を優先的に行わせることができる。
また、処理が上記(3)に進んだ場合、つまり上記S4でプラテンサイズが検出された後に、当該原稿MSが第2のプラテンガラス32に取り残されている場合、図9に示すように、制御部6は、第2原稿検出部23Cから取得した検出信号に基づいて、ADF20に原稿MSがあるかどうかについて判別する(S27)。制御部6は、第2原稿検出部23Cから取得した検出信号に基づいて、ADF20に原稿MSがないことを判別すれば(S27でNO)、第2原稿検出部23CによってADF20に原稿MSがないことを検出された時点から予め定められた第4の待ち時間が経過したかどうかについて判別する(S28)。制御部6は、第4の待ち時間が経過したことを検出しなければ(S28でNO)、処理は、S27に戻る。尚、第4の待ち時間は、例えば1〜5分程度である。
一方、制御部6は、第4の待ち時間が経過したことを検出した場合には(S28でYES)、読取動作が行われないと判断して処理を終了する。また、この場合、上記S4でプラテンサイズが検出されているので、制御部6は、上記S10でYESの場合と同様に、上記RAM等に記憶されているプラテンサイズ(原稿MSのサイズ)を消去させる(S29)。
制御部6は、第2原稿検出部23Cから取得した検出信号に基づいて、ADF20に原稿MSがあることを判別すれば(S27でYES)、S4でプラテンサイズを検出した原稿MSをADF20にセットし忘れている可能性があると判断して、エラー表示を表示部53に行わせる(S30)。例えば、制御部6は、図12に例示したように、第2のプラテンガラス32に原稿MSがある旨の表示を表示部53に行わせる。これにより、本実施形態では、第2のプラテンガラス32に原稿MSをユーザーが取り忘れることを防ぐことができる。
続いて、制御部6は、上記操作受付部がユーザーから第2のプラテンガラス32に原稿MSを載置していることを許容する旨の指示を受け付けたか否かについて判別する(S31)。例えば、制御部6は、図12に示した表示画面において、OKキー55Fがユーザーに押下されたかどうかについて判別する。そして、制御部6は、ユーザーがOKキー55Fを押下したことを検出すれば(S31でYES)、ユーザーは第2のプラテンガラス32に原稿MSを載置していることを許容している(すなわち、当該原稿MSが読取対象でない)と判断して、表示部53でのエラー表示を消去して(S33)、上記S8に進む。これにより、本実施形態では、処理を円滑に進めることができる。
一方、制御部6は、ユーザーがOKキー55Fを押下したことを検出しなければ(S31でNO)、第1原稿検出部23Aから取得した検出信号に基づいて、第2のプラテンガラス32に原稿MSがあるかどうかについて判別する(S32)。制御部6は、第1原稿検出部23Aから取得した検出信号に基づいて、第2のプラテンガラス32に原稿MSが載置されていないことを判別すれば(S32でNO)、プラテンサイズを検出した原稿MSのADF20へのセット忘れが解消されたとして、表示部53でのエラー表示を消去させて(S33)、処理は、S8に進む。これにより、本実施形態では、処理を円滑に進めることができる。
一方、制御部6は、第1原稿検出部23Aから取得した検出信号に基づいて、第2のプラテンガラス32に原稿MSが載置されていることを判別すれば(S32でYES)、ADF20から原稿MSが除去されたかどうかについて判別する(S34)。制御部6は、第2原稿検出部23Cから取得した検出信号に基づいて、原稿MSが除去されていることを判別すれば(S34でYES)、処理は、(4)に進む。
また、制御部6は、第2原稿検出部23Cから取得した検出信号に基づいて、原稿MSが除去されていることを判別しなければ(S34でNO)、ADF20にセットされた原稿MSの読取動作の指示が要求されたかどうかについて判別する(S35)。例えば、制御部6は、図12に示した表示画面において、ADF読取キー55Bまたはプラテン/ADF読取キー55Dがユーザーに押下されたかどうかについて判別する。そして、制御部6は、ユーザーがADF読取キー55Bまたはプラテン/ADF読取キー55Dを押下したことを検出しなければ(S35でNO)、処理は、(4)に進む。
制御部6は、ADF読取キー55Bまたはプラテン/ADF読取キー55Dを押下したことを検出すれば(S35でYES)、第2のプラテンガラス32に原稿MSが載置された状態でADF20にセットされた原稿MSの読取動作の実行が要求されていると判断して、表示部53でのエラー表示を消去する(S36)。これにより、本実施形態では、処理を円滑に進めることができる。
続いて、制御部6は、上記S4で検出されたプラテンサイズ(原稿MSのサイズ)を用いて、ADF20にセットされた原稿MSの読取動作を読取部30に行わせる(S37)。
次に、制御部6は、第2のプラテンガラス32に載置されている原稿MSの読取動作の指示が要求されたかどうかについて判別する(S38)。例えば、制御部6は、図12に示した表示画面において、ADF読取キー55Bが押下されたことを検出していた場合は、第2のプラテンガラス32に載置されている原稿MSの読取動作の指示が要求されていないと判断して(S38でNO)、処理を終了する。
一方、制御部6は、図12に示した表示画面において、プラテン/ADF読取キー55Dが押下されたことを検出していた場合は、第2のプラテンガラス32に載置されている原稿MSの読取動作の指示が要求されていると判断して(S38でYES)、上記S4で検出されたプラテンサイズ(原稿MSのサイズ)を用いて、第2のプラテンガラス32に載置されている原稿MSの読取動作を読取部30に行わせる(S39)。
更に、制御部6は、操作表示部5に対するユーザーの操作指示により、上記S39で得られた画像データ(第2のプラテンガラス32に載置されている原稿MSの読取データ)を、画像データ記憶部8の該当ページに差し込む。すなわち、制御部6は、上記S37で得られた画像データ(ADF20にセットされた原稿MSの読取データ)に対して、S39で得られた画像データを追加して、1つの連続した画像データとして画像データ記憶部8に記憶させることができる。すなわち、本実施形態では、第2のプラテンガラス32に原稿MSを載置して当該原稿MSをADF20にセットをすることを忘れて(当該原稿MSを複数の原稿MSに戻すことを忘れて)、ADF20にセットされた原稿MSの読取動作を行った場合でも、再度全ての原稿MSをADF20にセットし直して読取動作を実行するのを省略することが可能になる。
また、処理が(4)に進んだ場合、図10に示すように、制御部6は、第2のプラテンガラス32に載置されている原稿MSの読取動作の指示が要求されたかどうかについて判別する(S40)。例えば、制御部6は、図12に示した表示画面において、プラテン読取キー55Cまたは解除キー55Eがユーザーに押下されたかどうかについて判別する。そして、制御部6は、ユーザーが上記解除キー55Eを押下したことを検出すれば(S40でNO)、読取動作が中止されたと判断して、表示部53でのエラー表示を消去し(S41)、制御部6は、処理を終了する。
一方、ユーザーが上記プラテン読取キー55Cを押下したことを検出すれば(S40でYES)、制御部6は、第2のプラテンガラス32に載置されている原稿MSの読取動作の指示が要求されたと判断して、表示部53でのエラー表示を消去する(S42)。これにより、本実施形態では、処理を円滑に進めることができる。
その後、制御部6は、上記S4で検出されたプラテンサイズ(原稿MSのサイズ)を用いて、第2のプラテンガラス32に載置されている原稿MSの読取動作を読取部30に行わせる(S43)。
以上のように、本実施形態によると、第1原稿検出部23Aで検出された原稿MSのサイズ(プラテンサイズ)を用いて、ADF20にセットされた原稿MSの読取動作を読取部30に行わせているので、上記従来例と異なり、複数の原稿MSに対する読取動作を行う場合でも、キャリッジ34が待機位置までに戻る時間を考慮する必要がない。このため、本実施形態では、原稿MSのサイズを検出する検出部がADF(原稿送り装置)20に設けられておらず、原稿MSのサイズを第2のプラテンガラス(コンタクトガラス)32上で検出する場合でも、複数の原稿MSに対する読取動作の時間を短縮することができる。
次に、本発明の第2実施形態にかかる画像形成装置1について説明する。なお、上記第1実施形態と同様の構成については説明を省略する。
第2実施形態の画像形成装置1には、図14及び図15に示すように、原稿給紙トレイ22にセットされた原稿MSのサイズを検出するADFサイズ検出部23Bが設けられている。
ADFサイズ検出部23Bは、原稿給紙トレイ22の上面に原稿サイズに対応して設けられた複数の光学センサーを備え、原稿給紙トレイ22にセットされた原稿MSのサイズを検出し、検出信号を制御部6に出力する。つまり、このADFサイズ検出部23Bでは、上記複数の光学センサーが複数の各原稿サイズに応じて設置されている。また、これらの各光学センサーには、例えば原稿MSに向けて光を照射し、原稿MSに反射される光を受光する反射型の光学センサーが用いられている。ADFサイズ検出部23Bでは、光学センサーが光を受光したときに、光を受光した光学センサーがどの設置位置に設置されているかによって当該原稿MSのサイズを検出して、その検出結果を検出信号として制御部6に出力する。尚、ADFサイズ検出部23Bは、特許請求の範囲における原稿サイズ検出部の一例である。
また、本実施形態では、制御部6は、プラテンキー52Cが押下された場合(つまり、操作受付部が、第1原稿検出部23Aで検出される原稿MSのサイズを使用するプラテンサイズ検出モード(原稿台サイズ検出モード)へのユーザーからの指定を受け付けた場合)、ADFサイズ検出部23Bで検出される原稿MSのサイズを用いることなく、第1原稿検出部23Aで検出された原稿MSのサイズを用いて、ADF20で流し読み位置(搬送原稿読取位置)RPに搬送された原稿MSに対する読取部30での画像の読取動作を行わせる。
また、本実施形態では、ユーザーによるプラテンサイズ検出モードの選択は、原稿MSに対する読取動作を行う場合だけでなく、ADFサイズ検出部23Bに動作不良等の故障が生じた場合でも行われる。つまり、本実施形態では、プラテンキー52Cを設けてプラテンサイズ検出モードを選択可能とすることにより、ADFサイズ検出部23Bに故障が生じたときでも、ユーザーは操作表示部5に対し原稿MSのサイズの入力を行うことなく、原稿MSに対する読取動作を容易に実行させることができる。
なお、上記実施形態において、図1乃至図15を用いて上記実施形態により示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
1 画像形成装置
2 原稿読取部
4 画像形成部
5 操作表示部(操作受付部)
6 制御部
20 ADF(原稿送り装置、原稿押さえカバー)
23A 第1原稿検出部
23B ADFサイズ検出部(原稿サイズ検出部)
23C 第2原稿検出部
29 ADF開閉検出部(カバー開閉検出部)
30 読取部
32 第2のプラテンガラス(原稿台)
34 キャリッジ(移動機構)

Claims (11)

  1. 原稿が載置されるコンタクトガラスを有する原稿台と、
    搬送原稿読取位置に原稿を搬送する原稿送り装置と、
    装置本体に開閉自在に設けられ、閉状態で前記原稿台に載置された原稿を押さえる原稿押さえカバーと、
    前記原稿押さえカバーが開状態であるか閉状態であるかを検出するカバー開閉検出部と、
    前記原稿台に載置された原稿の有無及び当該原稿のサイズを検出する第1原稿検出部と、
    予め定められた原稿読取方向に往復移動可能とされた移動機構を有し、当該移動機構上に設けられて、前記搬送原稿読取位置に搬送された原稿を当該搬送原稿読取位置で読み取り及び前記原稿読取方向に移動しながら前記原稿台に載置された原稿に照射した読取光の反射光を受光して当該原稿の画像を読み取る読取部と、
    前記読取部を制御する制御部と、を備え、
    前記第1原稿検出部は、前記原稿押さえカバーが開状態から閉状態にされたことを前記カバー開閉検出部が検出したときに、前記原稿台に載置された原稿の有無及び当該原稿のサイズを検出し、
    前記制御部は、前記第1原稿検出部で検出された原稿のサイズを用いて、前記原稿送り装置で前記搬送原稿読取位置に搬送された原稿に対する前記読取部での画像の読取動作を行わせる画像読取装置。
  2. 表示部と、
    ユーザーからの操作入力を受け付ける操作受付部と、を更に備え、
    前記制御部は、前記第1原稿検出部が前記原稿台に載置された原稿のサイズを検出した後に、前記操作受付部がユーザーからの原稿のサイズの指定を受け付けた場合には、
    前記第1原稿検出部で検出された原稿のサイズに代えて、前記操作受付部で受け付けられた原稿のサイズを用いて、前記原稿送り装置により前記搬送原稿読取位置に搬送された原稿に対する前記読取部での画像の読取動作を行わせる請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記制御部は、前記第1原稿検出部が前記原稿台に載置された原稿のサイズを検出した後に、前記操作受付部がユーザーから受け付けた原稿サイズ以外か前記第1原稿検出部により検出された原稿サイズ以外の予め定められた項目の指定を受け付けた場合には、
    前記第1原稿検出部で検出した原稿のサイズを使用することを確認する旨のメッセージを前記表示部に表示させ、
    前記制御部は、前記第1原稿検出部が前記原稿台に載置された原稿のサイズを検出した後に、前記操作受付部がユーザーから原稿サイズの指定を受け付けた場合には、
    前記メッセージを前記表示部に表示させない請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記原稿送り装置にセットされた原稿のサイズを検出する原稿サイズ検出部を更に備え、
    前記制御部は、前記操作受付部が、前記第1原稿検出部で検出される原稿のサイズを使用する原稿台サイズ検出モードへのユーザーからの指定を受け付けた場合には、
    前記原稿サイズ検出部で検出される原稿のサイズを用いることなく、前記第1原稿検出部で検出された原稿のサイズを用いて、前記原稿送り装置で前記搬送原稿読取位置に搬送された原稿に対する前記読取部での画像の読取動作を行わせる請求項2または請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 前記原稿送り装置での原稿の有無を検出する第2原稿検出部を更に備え、
    前記制御部は、前記第1原稿検出部が前記原稿台に載置された原稿のサイズを検出した後に、前記第2原稿検出部が前記原稿送り装置に原稿があることを検出した場合には、
    前記原稿台に載置された原稿があることを前記表示部に表示させる請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  6. 前記制御部は、前記原稿台に載置された原稿があることを前記表示部に表示させた後に、前記第1原稿検出部が前記原稿台に載置された原稿がないことを検出した場合、または前記操作受付部がユーザーから前記原稿台に原稿を載置していることを許容する旨の指示を受け付けた場合、または前記第2原稿検出部が前記原稿送り装置に原稿がないことを検出した場合には、
    前記表示部での前記原稿台に載置された原稿があることの表示を消させる請求項5に記載の画像読取装置。
  7. 前記制御部は、前記第1原稿検出部が前記原稿台に載置された原稿のサイズを検出する前に、前記第2原稿検出部が前記原稿送り装置に原稿があることを検出した場合には、
    予め定められたデフォルトのサイズを用いて、前記原稿送り装置で前記搬送原稿読取位置に搬送された原稿に対する前記読取部での画像の読取動作を行わせる請求項5または請求項6に記載の画像読取装置。
  8. 前記制御部は、前記第2原稿検出部が前記原稿送り装置に原稿があることを検出した後に、前記第1原稿検出部が前記原稿台に載置された原稿があることを検出した場合には、
    前記原稿台に載置された原稿があることを前記表示部に表示させる請求項7に記載の画像読取装置。
  9. 前記制御部は、前記第1原稿検出部が前記原稿台に載置された原稿のサイズを検出した後、予め定められた待ち時間が経過するまでに、前記第2原稿検出部が前記原稿送り装置に原稿があることを検出しなかった場合には、
    既に前記第1原稿検出部が検出した原稿のサイズを用いることなく、前記第1原稿検出部が再度新たに検出した原稿のサイズを用いて、前記原稿送り装置で前記搬送原稿読取位置に搬送された原稿に対する前記読取部での画像の読取動作を行わせる請求項5乃至請求項8のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  10. 前記読取部で読み取られた原稿の画像のデータを記憶する記憶部を更に備え、
    前記制御部は、前記第1原稿検出部が前記原稿台に載置された原稿のサイズを検出した後に、この検出した原稿のサイズを用いて、前記原稿送り装置で前記搬送原稿読取位置に搬送された原稿に対する前記読取部での読取動作を行わせて得られた画像のデータを前記記憶部に記憶させた場合において、この記憶させた画像のデータに対して、前記第1原稿検出部で原稿のサイズが検出された当該原稿の画像を前記原稿台に載置された状態で前記読取部に読み取らせ、読み取らせた画像のデータを前記記憶部の該当ページに差し込む請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の画像読取装置と、
    前記読取部で読み取った画像を記録紙上に画像形成する画像形成部と、を備える画像形成装置。
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