JP2018098627A - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】監視フォーマットを設定する際のユーザの負担を低減可能にすることを課題とする。【解決手段】管理サーバ(102)は、監視対象領域をカメラ(101)により撮影した映像をモニタ端末(103)に表示させて監視する監視システムを制御する。また、管理サーバ(102)は、監視対象領域に対するカメラ(101)の設定を管理し、その設定情報を基に、カメラ(101)とモニタ端末(103)における監視フォーマットを縦長監視フォーマットにすべきかどうか判定する。【選択図】図1

Description

本発明は、監視カメラの映像を表示して監視する監視システムを制御する情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
防犯や記録を目的として、監視対象領域に複数のカメラを設置し、それらカメラからの映像を離れた場所で再生・保存する監視システムが従来利用されている。一般の監視カメラは、撮像センサの長辺方向と短辺方向の画素数が異なる長方形のセンサを有し、監視対象領域の水平方向に撮像センサの長辺方向が合った横長映像を撮影して出力することが多い。一方、監視対象領域の水平方向に対して垂直な縦方向に、撮像センサの長辺方向を合わせるように監視カメラを設置して撮影した場合、監視カメラからは縦長映像が出力される。例えば、監視対象領域が廊下、通路、エスカレーター等のように縦方向に細長く見える領域である場合、縦長映像を撮影するように監視カメラを設置すれば、撮像センサの形状に応じた監視カメラの撮影範囲を有効に活かした監視映像の取得が可能となる。
例えば、特許文献1には、監視対象領域が縦方向に細長い空間である場合、監視カメラを縦長映像の撮影に適した設置にして、監視カメラの撮影範囲を有効に活かすようにするシステムが開示されている。また、特許文献1では、監視カメラからの縦長映像を表示する際には、その縦長映像に合わせて表示を縦長にする。以下、監視対象領域の空間に合わせて監視カメラの撮影範囲を有効に活かすように設定し、また、監視カメラの撮影映像に合わせて画面上の映像表示の向きを設定することを、監視フォーマットの設定と呼ぶことにする。
特開2015−186058号公報
ここで、監視対象領域に複数の監視カメラを設置する場合、その監視対象領域に設置される監視カメラ一つ一つに対し、撮影範囲を有効に活かすことができる監視フォーマットを、事前に検討して決める必要がある。しかしながら、監視対象が大規模になると、設置される監視カメラの台数も増大し、それら多くの監視カメラの一つ一つに対して、監視フォーマットを事前に検討して決定しなければならなくなる。この場合、監視カメラの設置を検討するユーザの負担は非常に大きくなる。
そこで、本発明は、監視フォーマットを設定する際のユーザの負担を低減可能にすることを目的とする。
本発明は、監視対象領域を撮影装置により撮影した映像を表示装置に表示させて監視する監視システムを制御する情報処理装置であって、前記監視対象領域に対する前記撮影装置の設定を管理する管理手段と、前記監視対象領域に対する前記撮影装置の設定情報を基に、前記撮影装置と前記表示装置における監視フォーマットを、所定の監視フォーマットにすべきかどうか判定する判定手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、監視フォーマットを設定する際のユーザの負担を低減可能となる。
監視システムの概要図である。 情報処理装置の概要図である。 管理サーバにおけるカメラ管理画面の一例を示す図である。 カメラ設定によるフォーマット判定処理のフローチャートである。 映像解析によるフォーマット判定処理のフローチャートである。 レイアウト検討画面の一例を示す図である。 レイアウト検討装置の構成例を示すブロック図である。 模擬映像の一例を示す図である。 オブジェクト位置によるフォーマット判定処理のフローチャートである。 模擬映像によるフォーマット判定処理のフローチャートである。 模擬映像の領域分割の一例を示す図である。 2つの模擬映像によるフォーマット判定処理のフローチャートである。 縦長の模擬映像の一例を示す図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、例えば防犯や記録等を目的とした監視対象領域に複数のカメラが設置され、それらカメラからの映像を離れた場所で表示・記録等する監視システム全体の概要を表す図である。
監視システム100は、複数のネットワークカメラ101、管理サーバ102、モニタ端末103、映像解析ユニット104及びそれらを相互に接続するネットワーク110を構成要素として有している。
ネットワークカメラ101(以下、カメラ101とする。)は、ネットワーク110へ接続するインターフェース及び機能を持つ撮影装置であり、その撮影映像をネットワーク110上のモニタ端末103、映像解析ユニット104、管理サーバ102等へ適宜配信する。
モニタ端末103は、カメラ101で撮影された映像を表示する端末である。監視システムの警備員等は、このモニタ端末103に表示された映像により監視対象領域の監視を行うことになる。
映像解析ユニット104は、カメラ101から配信される映像を解析して、各種認識を行う。例えば、映像解析ユニット104は、配信される映像を解析し、認識技術により、映像内の人物や物体の検出・追跡等を行う。例えば、映像内の人物や物体等の動きを検出することにより、映像解析ユニット104は、それら人物や動体の軌跡の検出や追尾、何らかの物体等の置き去り・持ち去りの検知などを行うことができる。これらの映像解析は、公知の技術を使用して実現可能であるため、ここではその詳細な説明は省略する。
また、映像解析ユニット104は、映像解析の処理負荷によって、監視システム100上に複数備えられていてもよい。なお、図1の例では、映像解析ユニット104は他の構成とは別個の装置として表されているが、映像解析ユニット104により実現される機能は、必要に応じて他の装置が担ってもよい。例えば、映像解析ユニット104により実現される機能は、カメラ101、管理サーバ102、モニタ端末103の何れか、またはそれらの複数が担ってもよい。
管理サーバ102は、監視システム上の複数のカメラ101を管理しており、例えばスケジュールに基づいたカメラ撮影制御などを行う。また、管理サーバ102は、後述するカメラ管理処理、カメラ101から配信された映像の記録処理や複数のモニタ端末103への一括配信なども行う。また、管理サーバ102は、必要に応じて、映像解析ユニット104、モニタ端末103の動作の制御も行う。管理サーバ102による監視システムの管理の詳細については後述する。
図1に示した管理サーバ102、モニタ端末103、映像解析ユニット104は、それぞれが例えば図2に示す情報処理装置200により構成されている。図2は、本実施形態の監視システムの構成要素である情報処理装置200の一構成例を示す図である。
情報処理装置200は、CPU201、メモリ202、HDD203、入力部204、表示部205及びそれらを相互に接続するシステムバス206を構成要素として有している。
CPU201は、装置全体の制御を行うものである。メモリ202は、装置の処理に係る一時的なデータの蓄積などに用いられる。HDD203は、不揮発性の記憶装置である。HDD203は、装置の処理を規定するプログラムコードや、プログラムコードを動作させるための予め与えられた設定値などを格納しており、また必要に応じて、カメラ101により撮影された映像も記録可能となされている。入力部204は、装置外部からの入力や、ユーザからの入力を受け付けるものである。一例として、入力部204は、キーボードやマウス或いはタッチパネルなどによって実現され、ユーザからの入力操作を取得可能となされている。表示部205は、装置の処理結果等を、ユーザが認識可能に表示するものである。一例として、表示部205は、液晶表示装置などにより、ユーザが視覚的に認識可能な画面表示を行う。
CPU201は、HDD203に格納される各種データや命令を、必要に応じてメモリ202に転送して使用し、また入力部204によって受け付けられた入力や、制御処理結果をHDD203に格納する。CPU201は、HDD203に格納されているデータや命令の違いにより、情報処理装置200全体として動作する内容を異ならせることができる。このように、CPU201が装置全体として動作する内容を異ならせることにより、情報処理装置200は、図1の管理サーバ102やモニタ端末103、映像解析ユニット104といったそれぞれ別種の装置として動作可能となる。
なお、本実施形態の監視システム及び情報処理装置の各構成要素は、前述の説明で用いた名称の構成要素に限定されず、同様の機能を備える別種の装置等に置き換えることも可能である。
<カメラ管理処理>
管理サーバ102は、監視システム100上のカメラ101を管理している。図3は、管理サーバ102の表示部205の画面上に表示されるカメラ管理画面300の一例を示した図である。カメラ管理画面300は、監視対象領域マップ301、カメラ管理操作メニュー302、カメラ設定リスト303、カメラオブジェクト304、カーソル305を有して構成されている。
監視対象領域マップ301(以下、監視マップ301とする。)は、カメラ(図1のカメラ101)が設置されているフロア等の監視対象領域における配置図が表示されるエリアである。監視マップ301に表示される画像は、例えばいわゆるJPEGなどの規格で予め作成された電子画像であってもよいし、印刷されている図面をスキャンした画像であってもよい。また、本実施形態では、監視マップ301には、一つの平面フロアで示される領域が表示される例を挙げているが、これに限定されず、複数のフロアから構成される領域が表示されてもよい。複数のフロアから構成される領域を表示する場合、それら複数のフロアの画像を切り替え表示、又は、複数のフロアの画像を同時に並べて表示等すればよい。
カーソル305は、ユーザ操作に応じてカメラ管理画面300内を移動可能に表示され、ユーザが操作・指示の対象を指定等する際の画面内における現在の指示位置を示すマークである。なお、管理サーバ102が、タッチパネルを備えるタブレット端末等のように、画面上の所望の位置をタッチする等の、より直感的なユーザ操作が行える装置である場合、カーソル305は必ずしも画面上に表示されていなくてもよい。
カメラオブジェクト304は、カメラ101が監視システム100の監視対象領域の何れの場所に配置されているかを、ユーザが簡易に認識可能にするために、監視マップ301上に表示される。図3の例の場合、複数のカメラオブジェクト304が各所に配置されている。カメラオブジェクト304は、カメラ101の本体部を表す矩形オブジェクトと、カメラ101による撮影範囲を表す扇形オブジェクトとのペアにより表されている。これら矩形オブジェクトと扇形オブジェクトは一例であり、他の形状等のオブジェクトでもよいが、少なくともカメラの位置とカメラの向き(カメラの撮影方向)をユーザが認識可能なオブジェクトであればよい。
カメラ設定リスト303には、管理サーバ102に登録されているカメラ101に関する各種情報が設定項目として表示される。カメラに関する設定項目としては、「ID」、「カメラ名」、「機種」、「座標」、「カメラ向き」、「画質」、「FPS」、「IPアドレス」、「監視フォーマット」等が表示される。
「ID」は、管理サーバ102が、登録されている各カメラを識別可能とするための識別番号であり、カメラが登録される度に自動的に付加される番号である。
「カメラ名」は、ユーザが任意に指定できる名称である。ユーザにより特に指定がなされなかった場合、管理サーバ102は、デフォルトの名称をカメラ名として付与してもよい。図3の例では、「カメラ名」として「a」,「b」,「c」,・・・が用いられている。
「機種」は、該当するカメラの機種名である。
「座標」は、監視対象領域におけるカメラ101の設定を表す設定情報の一つであり、監視マップ301上でのカメラ101の配置位置を表す座標データである。図3の例の場合、座標データは、監視マップ301の左上を原点とした相対位置として表されているが、これに限定されず、経度・緯度などの汎用的な座標データが使用されてもよい。
「カメラ向き」は、監視対象領域におけるカメラ101の設定を表す設定情報の一つであり、監視対象領域内におけるカメラ101の撮影方向を角度により表したデータである。本実施形態の場合、「カメラ向き」は、監視対象領域の水平方向に対する角度(水平方向角度とする。)と垂直方向に対する角度(垂直方向角度とする。)とのペアで表されている。なお、「カメラ向き」は、方位などの汎用的な方向を使用して表されていてもよい。
「画質」は、カメラ101の機能を表す属性情報の一つであり、カメラ101が撮像する画像の解像度を表す。「画質」は、例えば解像度の規格の一つであるVGAの場合は640×480ピクセルであり、その他にも、代表的な規格としてフルHDの場合は1920×1080、HDの場合は1280×720、QVGAの場合は320×240である。このように「画質」は、規格名で表されていてもよいし、画像の長辺と短辺のピクセル数で表されていてもよい。また、カメラ101が取り得る画質の設定が、最大値以下の任意の値でなく、離散的な値を複数持つ場合、「画質」は、最大の解像度のみでなく、設定可能な複数の値をもつようにしてもよい。
「FPS」は、カメラ101の機能を表す属性情報の一つであり、カメラ101が撮像する画像の1秒間のフレーム数であるフレームレートを表す。
「IPアドレス」は、監視システムのネットワーク上においてカメラ101に付与されるIPアドレスを表す。図3の例では、「IPアドレス」としていわゆるIPv4のアドレスが示されているが、IPv6のアドレスであってもよい。
「監視フォーマット」は、監視対象領域に対するカメラ101の設定を表す設定情報の一つであり、カメラ101に対して現在設定されている監視フォーマットを表している。なお、監視フォーマットの詳細については後述する。
管理サーバ102は、カメラ設定リスト303に各設定項目として表示される情報のうち、カメラ101から取得可能な情報については、カメラ101がネットワーク110を介して接続可能になった時点で取得してカメラ設定リスト303に反映させる。一方、カメラ101から取得できない情報については、管理サーバ102は、カメラ101がネットワーク110を介して接続された時点では反映せず、ユーザに対してそれら情報の入力を求めるようにする。また、管理サーバ102は、例えば監視システムにカメラ101が登録された時、ユーザに対し、特定のカメラ設定情報の入力を求めるようにしてもよい。ユーザに入力を求める特定のカメラ設定情報は、例えば、監視システム100上のカメラ101に接続するためのIPアドレスなどを挙げることができる。そして、管理サーバ102は、この登録時に入力された情報を、登録されたカメラ101の設定項目の情報として、カメラ設定リスト303上に自動的に反映させる。また、管理サーバ102は、カメラ101が登録された後には、カメラ設定リスト303上の設定項目の情報を、ユーザからの入力に応じて変更できるようにしてもよい。カメラ設定リスト303に対する設定項目の情報変更方法は、カメラ設定リスト303上で選択された設定項目の情報をユーザが直接変更等する方法でもよいし、選択可能な複数の候補情報の中からユーザが選択した情報により変更される方法でもよい。カメラ管理画面300で変更された設定は、管理サーバ102からネットワーク110を経由してカメラ101に通知され、そのカメラ101の設定が変更される。カメラ設定リスト303に表示されている、登録されたカメラ101及びその設定情報は、必要に応じて、管理サーバ102のHDD203にデータとして格納しておくとよい。
なお、カメラ設定リスト303に表示されている各設定項目の情報と、監視システム上の各カメラ101の設定情報とは一致している必要がある。また、複数のカメラ101が配置されている場合は、それぞれ異なるカメラ101をユーザが識別できるように、管理サーバ102は、各カメラ名やIDをカメラオブジェクト304の近傍に表示してもよい。
カメラ管理操作メニュー302(以下、管理メニュー302とする。)は、ユーザからカメラ管理に関わる各種操作入力を取得するために設けられており、各操作メニューに応じたボタンアイコンが表示される。ユーザは、管理メニュー302の中の所望のボタンアイコンをクリック等で選択することにより、所望の操作メニューを選択可能である。そして、管理サーバ102は、ユーザにより何れかのボタンアイコンが選択された場合、そのボタンアイコンに対応した操作メニューの処理を実行する。
管理メニュー302内の「登録」アイコンは、ネットワーク110を経由して接続可能なカメラ101を新規に登録する際に選択されるボタンアイコンである。例えばネットワーク110に接続可能な未登録のカメラ101が、監視システム100のネットワーク110に接続された状態で、「登録」ボタンアイコンがユーザにより選択された場合、管理サーバ102は、その未登録のカメラ101を新規に登録する。このような登録がなされることにより、管理サーバ102は、監視システム100のカメラ101を管理可能となる。登録されたカメラ101に関する情報は、カメラ設定リスト303に追加されて表示される。
管理メニュー302内の「配置」アイコンは、登録されているカメラ101のカメラオブジェクト304を、監視マップ301上のどこに位置させるかをユーザが指定又は変更する際に選択されるボタンアイコンである。「配置」アイコンがユーザにより選択され、さらにユーザからカーソル305により位置指定がなされた場合、管理サーバ102は、その指定された座標の位置にカメラオブジェクト304の表示位置を設定又は変更する。また、ユーザにより「配置」アイコンが選択され、さらにカメラオブジェクト304の向き(カメラの撮影方向)を変更する指示が入力された場合、管理サーバ102は、その指示に応じてカメラオブジェクト304の向きを変更する。
管理メニュー302内の「削除」アイコンは、既に登録されているカメラ101を、管理サーバ102から削除して、そのカメラ101の管理を止める際にユーザにより選択されるボタンアイコンである。例えばユーザによりカーソル305を介して何れかのカメラオブジェクト304が指定され、さらに「削除」アイコンが選択されると、管理サーバ102は、そのカメラ101の登録を削除し、該当するカメラオブジェクト304を監視マップ301から削除する。また、管理サーバ102は、その削除したカメラ101に関する情報を、カメラ設定リスト303から削除する。なお、登録済みのカメラ101の削除は、ユーザによりカーソル305を介してカメラ設定リスト303の中で何れかのカメラの項目が指定された上で、さらに「削除」アイコンが選択された場合にも行われる。
なお、図3の場合、監視マップ301、カメラ設定リスト303、管理メニュー302は、カメラ管理画面300内の同一平面上に表示されているが、例えばユーザからの操作に応じて、カメラ管理画面300に重畳表示や切り替え表示等されてもよい。この場合のユーザ操作としては、例えばいわゆるマウスの右クリック操作などを挙げることができる。
<監視フォーマットの設定と管理>
本実施形態において、カメラ101の撮像センサは、長辺方向と短辺方向の画素数が異なる長方形のセンサとなされている。このため、例えば監視対象領域の水平方向と撮像センサの長辺を合わせるようにカメラ101を設置して撮影した場合、カメラ101からは横長映像が出力される。一方、例えば監視対象領域の垂直方向と撮像センサの長辺を合わせるようにカメラ101を設置して撮影した場合、カメラ101からは縦長映像が出力される。なお、縦長映像は、例えば、カメラ自体を、光軸を中心として回転させて、撮像センサの長辺が監視対象領域の垂直方向に略々一致するようにして撮影を行うことにより取得できる。その他にも、例えばレンズ系と撮像センサが一体化され且つ光軸を中心に回転可能なレンズユニットをカメラが備えている場合、縦長映像は、レンズユニットを回転させて撮像センサの長辺を監視対象領域の垂直方向に略々一致させて撮影することで取得できる。
ここで、例えば監視対象領域が廊下、通路、エスカレーターのように縦方向に細長く見える領域である場合、縦長映像を撮影するようにカメラ101を設定すれば、撮像センサの形状に応じたカメラ101の撮影範囲を有効に活かした映像の取得が可能となる。本実施形態においては、監視対象領域の空間に合わせてカメラ101の撮影範囲を有効に活かすように設定することを監視フォーマットの設定と呼ぶ。また本実施形態において、監視フォーマットの設定には、カメラ101からの撮影映像をモニタ端末103に表示する際に、カメラ101からの撮影映像に合わせて映像表示の向きを設定することも含まれる。さらに、本実施形態では、監視対象領域の水平方向に撮像センサの長辺を合わせて横長映像を撮影するように設定した監視フォーマットを、横長監視フォーマットと呼ぶ。横長監視フォーマットには、カメラ101により撮影された横長映像を、モニタ端末103の画面の水平方向に合わせて横長表示するように設定することも含まれる。また本実施形態では、監視対象領域の垂直方向に撮像センサの長辺を合わせて縦長映像を撮影するように設定した監視フォーマットを、縦長監視フォーマットと呼ぶ。縦長監視フォーマットには、カメラ101により撮影された縦長映像を、モニタ端末103の画面の垂直方向に合わせて縦長表示するように設定することも含まれる。モニタ端末103に対し、カメラ101からの撮影映像に合わせた向きの映像表示が行われた場合、監視者にとって違和感の少ない監視が可能となる。
また、本実施形態において、管理サーバ102は、現時点で既に設置されているカメラ101が縦長映像の撮影、横長映像の撮影の何れを行うように設定されているかを検知可能となされている。現時点で既に設置されているカメラ101が縦長映像の撮影、横長映像の撮影の何れを行うように設定されているかを検知する技術は、様々な技術が知られており、本実施形態では何れの技術を用いてもよい。一例として、カメラ101やレンズユニットに傾きセンサが設けられ、その傾きセンサの出力に基づく縦横検出情報等を取得可能である場合、管理サーバ102は、その情報を基に、縦長映像か横長映像の何れの撮影が行われるかを検知可能である。その他にも、管理サーバ102は、例えばカメラ101から供給される撮影映像の縦横比等を基に、縦長映像か横長映像の何れの撮影が行われるかを検知してもよい。管理サーバ102は、現時点で既に設置されているカメラ101において例えば縦長映像の撮影が行われることを検知した場合、そのカメラ101におけるカメラ設定リスト303の監視フォーマットの設定情報を、縦長監視フォーマットとする。一方、管理サーバ102は、現時点で既に設置されているカメラ101で横長映像の撮影が行われることを検知した場合、そのカメラ101におけるカメラ設定リスト303の監視フォーマットの設定情報を、横長監視フォーマットにする。
また、管理サーバ102は、現時点で既に設置されているカメラ101の設定が縦長監視フォーマットである場合、モニタ端末103には、そのカメラ101により撮影された撮影映像を縦長表示にするよう通知する。つまり、管理サーバ102は、モニタ端末103における監視フォーマットを縦長監視フォーマットに設定する。一方、管理サーバ102は、現時点で既に設置されているカメラ101が横長監視フォーマットである場合、モニタ端末103には、そのカメラ101により撮影された撮影映像を横長表示にするよう通知する。つまり、管理サーバ102は、モニタ端末103における監視フォーマットを横長監視フォーマットに設定する。なおここでは、管理サーバ102からの通知を基に、モニタ端末103における縦長表示又は横長表示が管理される例を挙げたが、モニタ端末103がカメラ101からの撮影映像を基に縦長表示又は横長表示の何れを行うかを自ら判断してもよい。この場合、モニタ端末103は、カメラ101により撮影されて、管理サーバ102を介して配信された撮影映像が、縦長映像であると判断した場合には縦長表示を行い、一方、横長映像であると判断した場合には横長表示を行う。なお、モニタ端末103が自ら判断する場合においても、前述同様に、カメラ101が縦長映像、横長映像の何れの撮影を行うようになっているかを検知する公知の技術を用いることができる。
<別のカメラの撮影方向に基づく監視フォーマットの判定処理>
前述したように、管理サーバ102は、現時点で既に設置されているカメラ101の監視フォーマットを管理しているが、例えばカメラの登録や配置の変更等がなされる場合、そのカメラに適した監視フォーマットを判定することも可能である。
すなわち本実施形態の管理サーバ102は、登録や配置変更等がなされるカメラの設定や属性、カメラの撮影映像、モニタ端末103の情報、自身が管理している情報等を基に、監視フォーマットを所定の監視フォーマットにすべきかどうか判定する。本実施形態では、所定の監視フォーマットの一例として縦長監視フォーマットを例に挙げる。したがって、管理サーバ102は、カメラの登録や配置変更等がなされる場合、そのカメラに適した監視フォーマットが縦長監視フォーマットであるか否かを判定する。
図4は、管理サーバ102において、監視フォーマットとして縦長監視フォーマットが適しているかどうか判定する処理、つまり監視フォーマットを縦長監視フォーマットにすべきか否かを決定する処理のフローチャートの一例である。図4のフローチャートは、例えば廊下、通路、エスカレーターのように監視対象領域が垂直方向に細長く見える領域である場合において、例えば向かい合う位置にカメラ101が配置される場合を想定した例である。図4のフローチャートに示す処理は、管理サーバ102のCPU201が本実施形態の情報処理プログラムを実行することにより行われる。なお、以下の説明では、図4のフローチャートの各処理のステップS400〜ステップS407をそれぞれS400〜S407と略記する。これらのことは後述する他のフローチャートにおいても同様とする。
管理サーバ102は、例えばカメラの登録や配置変更等がなされた場合に、図4のフローチャートの処理をスタートさせる。図4の処理がスタートすると、管理サーバ102は、先ずS401において、監視フォーマットの判定対象となされているカメラの設定情報として、そのカメラの位置の座標とカメラの向き(カメラの撮影方向)の情報を取得する。これらの情報は、前述した図3で説明したように、管理サーバ102自身が管理している情報である。以下の説明では、監視フォーマットの判定対象となされているカメラを、「対象カメラ」と呼ぶことにする。S401の後、管理サーバ102は、S402に処理を進める。
S402において、管理サーバ102は、対象カメラの撮影方向の所定距離内に、別のカメラが存在しているか否かを判定する。本実施形態の場合、管理サーバ102は、S401で取得した対象カメラの座標及び向きと、監視マップ301上に配置済みの別のカメラの座標及び向きとを基に、対象カメラの撮影方向の所定距離内に別のカメラが存在しているか否かを判定する。一例として、管理サーバ102は、対象カメラの座標と監視マップ301上の別のカメラの座標とを基に、監視対象領域内において対象カメラから別のカメラへ向かう方向の角度を求め、さらに、その角度と対象カメラの向きとの間の相対角度を求める。そして、管理サーバ102は、相対角度が所定範囲内であれば、対象カメラの撮影方向に別のカメラが存在していると判定する。さらに、管理サーバ102は、対象カメラの撮影方向に存在している別のカメラの座標と、その対象カメラの座標とから、それらカメラ間の距離を算出する。そして、管理サーバ102は、その算出距離が所定距離内である場合には、対象カメラの撮影方向の所定距離内に、別のカメラが存在していると判定する。なお、相対角度に対する所定範囲の値と所定距離の値は、管理サーバ102が予め保持していてもよいし、ユーザが入力できるようになされていてもよい。管理サーバ102は、S402において、対象カメラの撮影方向の所定距離内に別のカメラが存在していないと判定(N:No)した場合、図4のフローチャートの処理を終了する。一方、管理サーバ102は、S402において、対象カメラの撮影方向の所定距離内に別のカメラが存在していると判定(Y:Yes)した場合には、S403に処理を進める。
S403において、管理サーバ102は、S402で対象カメラの撮影方向の所定距離内に存在すると判定された別のカメラの向き(カメラの撮影方向)の情報を取得する。この情報も前述同様に管理サーバ102自身が管理している情報である。S403の後、管理サーバ102は、S404に処理を進める。
S404において、管理サーバ102は、S401で取得した対象カメラの向きとS403で取得した別のカメラの向きとを比較し、それらカメラが向かい合っているか、つまりそれらカメラの撮影方向が互いに相手方の方を向いているか否かを判定する。管理サーバ102は、S404において向かい合っていないと判定(N)した場合には図4のフローチャートの処理を終了し、一方、向かい合っていると判定(Y)した場合にはS405に処理を進める。
S405において、管理サーバ102は、対象カメラに対して向かい合っている別のカメラに設定されている監視フォーマットの設定情報を取得する。S405の後、管理サーバ102は、S406に処理を進める。
S406において、管理サーバ102は、対象カメラに対して向かい合っている別のカメラに設定されている監視フォーマットが縦長監視フォーマットであるか否かを判定する。管理サーバ102は、S406において、縦長監視フォーマットでないと判定(N)した場合には図4のフローチャートの処理を終了し、一方、縦長監視フォーマットであると判定(Y)した場合にはS407に処理を進める。
S407において、管理サーバ102は、対象カメラには縦長監視フォーマットが適していると判定して、その対象カメラの監視フォーマットを縦長監視フォーマットにすべきであると決定する。S407の後、管理サーバ102は、図4のフローチャートの処理を終了する。
なお、図4では処理を省略しているが、S402、S404、S406においてN(No)と判定された場合、対象カメラは横長監視フォーマットとなされる。本実施形態の場合、対象カメラは初期設定として例えば横長監視フォーマットになされており、このため、管理サーバ102は、対象カメラの監視フォーマットを初期設定の横長監視フォーマットのまま維持する。
このように、図4のフローチャートの処理によれば、対象カメラに適した監視フォーマットは、対象カメラの撮影方向の所定距離内に存在している別のカメラにおいて設定済みの監視フォーマットと同じ監視フォーマットに決定される。本実施形態によれば、別のカメラにおいて設定済みの監視フォーマットは、そのカメラの撮影範囲を有効に活かす適切な監視フォーマットに設定されているため、対象カメラについてもその撮影範囲を有効に活かす監視フォーマットが決定されることになる。
また、S402において、対象カメラの撮影方向の所定距離内に複数の別のカメラが存在していると判定した場合、管理サーバ102は、それぞれのカメラについて、S402からS407までの処理を行えばよい。ここで、本実施形態によれば、それら複数の別のカメラは、監視対象領域内において、それぞれの撮影範囲を有効に活かすことができる適切な監視フォーマットに設定済みとなされている。このため、それら複数の別のカメラの監視フォーマットとして縦長監視フォーマットと横長監視フォーマットが混在していることはなく、何れか一方の監視フォーマットに設定されている。したがってこの場合も、対象カメラの監視フォーマットは、それら別のカメラの監視フォーマットに合った監視フォーマットに判定されることになり、対象カメラの撮影範囲を有効に活かす監視フォーマットの決定が可能となる。
<映像解析結果を利用した監視フォーマットの判定処理>
対象カメラに適した監視フォーマットの判定は、前述の図4の例の他にも、例えば映像解析処理の結果を基に行うことも可能である。
図5は、映像解析結果を利用した監視フォーマットの判定処理の一例を示すフローチャートである。図5のフローチャートの処理は、図4の例と同様、カメラの登録や配置の変更等がなされた場合にスタートする。
図5のフローチャートの処理がスタートすると、管理サーバ102は、S501において、対象カメラの撮影映像内に写っている物体の移動軌跡、例えば人物の移動軌跡を求める。なお、本実施形態の監視システム100の場合、撮影映像の解析処理自体は、映像解析ユニット104が行っている。このため、S501において、管理サーバ102は、対象カメラの撮影映像を映像解析ユニット104に送り、映像解析ユニット104が映像解析処理により求めた人物の移動軌跡の情報を取得する。なお、人物の軌跡は、人物が対象カメラの撮影範囲内に入ってから撮影範囲外に出るまでの間の、人物の映像中の各位置を繋ぎ合わせたものとなり、一人の人物につき一つの軌跡が求められるとする。S501の後、管理サーバ102は、S502に処理を進める。
S502において、管理サーバ102は、S501で取得した人物の軌跡の方向を集計する。例えば、管理サーバ102は、人物の軌跡の方向として、縦方向、横方向、その他の方向を所定時間集計する。その他にも、管理サーバ102は、例えば軌跡の始点と終点の比較から簡易的に人物の軌跡の方向を求めてもよいし、軌跡内の全ての点から隣り合う点同士の変化量を蓄積した値から人物の軌跡の方向を求めてもよい。S502の後、管理サーバ102は、S503に処理を進める。
S503において、管理サーバ102は、S502で求めた人物の軌跡の方向のうち、縦方向の軌跡が所定の割合以上か否かを判定する。管理サーバ102は、S503において、縦方向の軌跡が所定の割合以上でないと判定(N)した場合には図5のフローチャートの処理を終了し、一方、縦方向の軌跡が所定の割合以上であると判定(Y)した場合にはS504に処理を進める。
S504において、管理サーバ102は、対象カメラには縦長監視フォーマットが適していると判定して、その対象カメラの監視フォーマットを縦長監視フォーマットにすべきであるとする。S504の後、管理サーバ102は、図5のフローチャートの処理を終了する。
ここで、対象カメラの撮影映像内の人物の移動の軌跡が、所定割合以上の高い割合で縦方向になっている場合、対象カメラは、人物が縦方向に移動することが多い場所に設置されていると考えられる。すなわち例えば、対象カメラは、廊下、通路、エスカレーター等のように縦方向に細長い場所に設置されていると考えられる。図5のフローチャートの処理によれば、人物の移動軌跡が所定割合以上の割合で縦方向である場合、対象カメラに適した監視フォーマットが縦長監視フォーマットに決定されるため、対象カメラの撮影範囲を有効に活かした監視を実現できるようになる。
なお、図5では処理を省略しているが、S503においてN(No)と判定された場合、管理サーバ102は、対象カメラの監視フォーマットを初期設定の横長監視フォーマットのまま維持する。
また、S502における所定時間やS503における所定の割合を示す値は、管理サーバ102が予め保持していてもよいし、ユーザが入力できるようになされていてもよい。或いは、管理サーバ102は、S502において所定時間を設けずに、常に軌跡を集計し続けるようにしてもよい。その場合、S502において、管理サーバ102は、その集計結果を取得し続けることになる。
図4と図5のフローチャートでは、一つの対象カメラについて監視フォーマットを判定する例を挙げたが、対象カメラが複数ある場合には、必要に応じて、それら全ての対象カメラに対して前述した処理を行うことも可能である。また、図4と図5のフローチャートの処理は、カメラの登録や配置の変更等がなされた時だけでなく、例えば所定の時間経過毎に登録済みの全てのカメラに対して行われてもよいし、例えばユーザの実行指示に応じて行われてもよい。
また、図4と図5で説明したような監視フォーマットの判定処理は、それぞれが個別に行われてもよいし、判定処理の有効・無効を切り替えられるようにしておき、有効化された判定処理を適用するようにしてもよい。また、対象カメラ毎に適用する判定処理が切り替えられてもよい。
<監視フォーマットの判定後の制御処理>
前述したようにして対象カメラに適する監視フォーマットとして縦長監視フォーマットが決定された場合、管理サーバ102は、カメラ設定リスト303内の監視フォーマットの設定情報を縦長監視フォーマットにする。さらに、管理サーバ102は、モニタ端末103に対し、対象カメラからの撮影映像を縦長表示とするように通知する。これにより、モニタ端末103では、監視フォーマットが縦長監視フォーマットに設定され、縦長監視フォーマットによる縦長表示処理が実行される。また、管理サーバ102は、対象カメラが例えばレンズユニットやカメラ自体を自動回転させる機能を有している場合には、その対象カメラに対し、縦長映像の撮影を行うように通知する。これにより、対象カメラでは、撮影映像が縦長映像となるようにレンズユニットやカメラ自体を自動回転させるような処理が実行される。一方、対象カメラが自動回転機能を有していない場合、管理サーバ102は、例えばカメラ管理画面300又は別に設けられた画面上に、該当するカメラは縦長監視が適している旨をユーザが認識可能となるようなメッセージ等の表示を行わせてもよい。なお、対象カメラが自動回転機能を有する場合には、そのようなメッセージ等の表示は行われなくてもよい。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、対象カメラに適した監視フォーマットが決定されることで、対象カメラの撮影範囲を有効に活かした監視フォーマットの設定が可能となる。したがって、本実施形態によれば、例えば複数の対象カメラの一つ一つに対して、それぞれ撮影範囲を有効に活かす監視フォーマットの検討及び設定を行う際のユーザの負担を低減でき、より簡易な利用が可能となる。また、本実施形態によれば、対象カメラに適した監視フォーマットの設定がなされた後、モニタ端末103の監視フォーマットについても、対象カメラの監視フォーマットに合ったものに設定されるため、監視者は違和感の無い監視を行える。
<第2の実施形態>
前述した第1の実施形態では、既に構築されている監視システムにおいてカメラに適した監視フォーマットを決定する例について説明した。ここで、各カメラに適した監視フォーマットの判定処理は、例えば、監視システムが構築される前、監視対象領域にカメラをどのように配置すべきかを検討するカメラレイアウト検討の際にも適用可能である。
第2の実施形態では、監視システムを構築する際のレイアウト検討機能を有する情報処理装置において、カメラレイアウトを検討すると共に、各カメラに適した監視フォーマットも合わせて検討する例について説明する。
なお、第2の実施形態において、前述した第1の実施形態と共通する部分についてはその説明を省略し、以下、差異を中心に説明する。第2の実施形態では、監視システムを構築する際のレイアウト検討機能を有する情報処理装置を、レイアウト検討装置と呼ぶことにする。第2の実施形態では、レイアウト検討装置が、図1の監視システム100の管理サーバ102等とは別に設けられているとして説明するが、管理サーバ102等がレイアウト検討装置の機能を備えていてもよい。
<レイアウト検討処理>
図6は、第2の実施形態において、監視システムを実際に構築する前段階で、監視対象領域内のレイアウトを検討する際の、レイアウト検討装置の表示画面の一例を示した図である。表示画面600は、レイアウト画面601、配置物選択リスト602、配置物情報リスト603、レイアウト検討操作メニュー604、カメラオブジェクト605、壁オブジェクト606、カーソル305を有して構成されている。
レイアウト画面601は、前述の監視マップ301と同様に表され、カメラを設置する予定の監視対象領域におけるレイアウト画像が表示されるエリアである。レイアウト画面601も監視マップ301の例と同様に、一つの平面フロアで示される領域が表示される例に限定されず、複数のフロアから構成される領域が表示されてもよい。
配置物選択リスト602は、レイアウト画面に設置を検討しているカメラ及びレイアウト検討を補助する認識オブジェクトのリストが表示され、その中からカメラや認識オブジェクトの選択が可能となされている。認識オブジェクトは、カメラにより撮影される様々な物体等を表したオブジェクトである。認識オブジェクトは、具体的には、監視対象となる人や物、車、撮影範囲内に写る壁などを表すオブジェクトであり、レイアウト検討の際には、それら何れのオブジェクトを配置等するか選択可能となされている。配置物選択リスト602には、カメラタブと認識オブジェクトタブのように種類別のタブが設けられており、それらタブの切り換えが可能となされている。また、図6では図示を省略しているがカメラタブの中には、配置可能なカメラの機種が選択可能に表示される。認識オブジェクトタブの中には、配置可能な各認識オブジェクトが選択可能に表示されている。
配置物情報リスト603は、レイアウト画面601上に設置したカメラや他のオブジェクトに関する情報を一覧表示するリストである。配置物情報リスト603には、カメラタブとオブジェクトタブのように種類別のタブが設けられており、それらタブの切り換えが可能となされている。カメラタブには、カメラに関する情報として、前述したカメラ設定リスト303と同様の複数の項目が表示される。また、図6では図示を省略しているが、オブジェクトタブには、オブジェクトに関する情報として、認識オブジェクトの中から選択された各オブジェクトに関する複数の項目が表示される。なお、オブジェクトタブの中に表示される項目としては、認識オブジェクトの名前や種別、配置される座標、向きなどの情報を挙げることができる。
カメラオブジェクト605は、前述の図3で説明したカメラオブジェクト304と同様に矩形オブジェクトと扇形オブジェクトとからなり、矩形オブジェクトはカメラ本体を表し、扇形オブジェクトはカメラの撮影範囲を表している。
壁オブジェクト606は、矩形オブジェクトからなり、監視対象領域おける壁の位置を表している。壁オブジェクト606は、ユーザの操作により、レイアウト画面601の任意の位置に配置可能となされている。なお、壁オブジェクト606は、監視対象領域として画像を読み込む際に、例えばレイアウト画面601の辺縁部に自動的に付与されてもよい。
人間オブジェクト607は、円形オブジェクトと矩形オブジェクトとからなり、円形オブジェクトは頭部を表し、矩形オブジェクトは身体部を表している。
カメラオブジェクト605、壁オブジェクト606、人間オブジェクト607等は、例えばドラッグアンドドロップのようなユーザ操作により任意に移動・回転可能となされている。例えばカメラオブジェクト605の移動、回転等を行うことで、ユーザは、監視対象領域におけるカメラの位置・撮影範囲といったレイアウトを、視覚的に検討出来るようになる。
カーソル305は、前述した図3と同様に画面上で現在指し示している位置を表すものである。
レイアウト検討操作メニュー604(以下、操作メニュー604とする。)は、実行する操作メニューをユーザが選択するために設けられており、各操作メニューに応じたボタンアイコンが表示される。ユーザは、操作メニュー604の中の所望のボタンアイコンを選択することにより、所望の操作メニューに係る操作の実行を指示できる。レイアウト検討装置は、ユーザにより何れかのボタンアイコンが選択された場合、そのボタンアイコンに対応した操作メニューの処理を実行する。
操作メニュー604内の「設置」アイコンは、レイアウト画面601上にカメラオブジェクトや認識オブジェクトを設置する際に選択されるボタンアイコンである。ユーザにより配置物選択リスト602から所望のオブジェクト種別が選択された上で、「設置」ボタンアイコンが選択され、さらにカーソル305等で位置指定された場合、レイアウト検討装置は、そのオブジェクトをレイアウト画面601の指定位置に配置する。
操作メニュー604の「認識」アイコンは、レイアウト画面601上に設置されたオブジェクトに基づく模擬映像を生成し、その模擬映像の映像解析効果を基にした監視フォーマットの検討が行われる際に選択されるボタンアイコンである。「認識」アイコンの選択により生成される模擬映像とその映像解析効果に基づく監視フォーマットの検討処理の詳細は後述する。
操作メニュー604の「削除」アイコンは、レイアウト画面601上に設置されたカメラオブジェクトや認識オブジェクトを表示画面600から削除する際に選択されるボタンアイコンである。ユーザによりカーソル305を用いて任意のオブジェクトが選択され、さらに「削除」アイコンが選択された場合、レイアウト検討装置は、そのオブジェクトをレイアウト画面601から削除する。また、レイアウト検討装置は、オブジェクトの削除がなされた場合、配置物情報リスト603からも該当するオブジェクトに関する情報を削除する。
レイアウト検討操作メニュー604で選択できる操作は、これらに限定されず、例えばレイアウト画面601上に表示する電子画像を選択する操作などが用意されていてもよい。
なお、図6のレイアウト画面601、配置物選択リスト602、配置物情報リスト603、操作メニュー604は、表示画面600内の同一平面上に表示されているが、例えばユーザからの操作に応じて、表示画面600に重畳表示や切り替え表示等されてもよい。この場合のユーザ操作としては、例えばいわゆるマウスの右クリック操作などを挙げることができる。
<レイアウト検討装置の構成>
本実施形態のレイアウト検討装置は、図2の情報処理装置200により実現される。図7は、本実施形態に係る情報処理プログラムを情報処理装置200のCPU201が実行することにより形成されるレイアウト検討装置700の機能ブロックを示した図である。
レイアウト検討装置700は、入力制御部701、表示制御部702、データ管理部703、レイアウト制御部704、オブジェクト制御部705、縦長監視フォーマット判定部706、模擬映像生成部707の機能を有する。
入力制御部701は、図2の入力部204等からの入力を受け付け、その入力情報を、表示制御部702、レイアウト制御部704、オブジェクト制御部705に通知する。入力制御部701に入力される情報としては、ユーザからの操作指示情報や他の情報処理装置からの情報等が挙げられる。この入力制御部701における処理の詳細は後述する。
表示制御部702は、入力制御部701からのユーザ操作指示情報と後述するデータ管理部703から供給される表示データを基に、例えば図6の表示画面600等の映像を図2の表示部205の画面上に表示させるように制御する。また、表示制御部702は、後述する模擬映像生成部707から供給される模擬映像データを基に、後述する模擬映像を図2の表示部205の画面上に表示させるように制御する。
データ管理部703は、入力部204からのユーザ指示入力を基に後述するレイアウト制御部704にて制御されたレイアウト情報やオブジェクト制御部705にて制御されたオブジェクトの各種設定情報、予め装置に与えられた設定値等を管理する。また、データ管理部703は、図6の配置物選択リスト602や配置物情報リスト603で扱われる各情報についても管理している。そして、データ管理部703は、それらレイアウト情報や各オブジェクトの設定情報、配置物選択リスト602や配置物情報リスト603の情報等を基に、図6の表示画面600の表示データを生成して、表示制御部702に送る。データ管理部703におけるデータ管理の詳細は後述する。
レイアウト制御部704は、入力制御部701から通知される情報を基に、図6のレイアウト画面601上に配置されるカメラオブジェクトや他のオブジェクトのレイアウトを制御する。レイアウト制御部704における制御は、カメラオブジェクトや他のオブジェクトのレイアウトに関する設定の入力・変更・削除をも含んでいる。このレイアウト制御部704におけるレイアウト制御の詳細は後述する。
オブジェクト制御部705は、入力制御部701から通知される情報を基に、図6のレイアウト画面601上に配置されるカメラオブジェクト605等の各種オブジェクトを制御する。オブジェクト制御部705における制御は、カメラオブジェクト605以外の他のオブジェクト(壁オブジェクト606等)のレイアウト画面601上の位置制御や、各オブジェクトに関連する設定の入力・変更・削除をも含んでいる。
なお、レイアウト制御部704、オブジェクト制御部705は、必要に応じてデータ管理部703とやり取りを行い、データの取得・保存をも行う。
縦長監視フォーマット判定部706(以下、フォーマット判定部706とする。)は、データ管理部703及び模擬映像生成部707から通知される情報を基に、カメラに適した監視フォーマットを縦長監視フォーマットに決定するか否かを判定する。このフォーマット判定部706における判定処理の詳細は後述する。
模擬映像生成部707は、データ管理部703のデータを基に、レイアウト画面601に配置されたカメラにより撮影される映像を仮想的に可視化する模擬映像を生成する。
<模擬映像生成処理>
以下、前述した操作メニュー604の「認識」ボタンが選択されて模擬映像生成部707により生成される模擬映像について説明する。
模擬映像生成部707による模擬映像の生成処理は、ユーザにより操作メニュー604の「認識」ボタンが選択され、さらに任意の一つ又は複数のカメラオブジェクト605が選択された場合に実行される。模擬映像生成部707は、ユーザにより選択されたカメラオブジェクト605のカメラにより撮影されるはずの映像を模擬映像として生成する。すなわち、模擬映像生成部707は、ユーザにて選択されたカメラオブジェクト605に係る模擬映像の生成に必要なデータをデータ管理部703から取得し、そのカメラオブジェクト605のカメラにより撮影されるはずの映像を模擬映像として生成する。
図8は、模擬映像生成部707にて生成された模擬映像801が、図2の表示部205に表示された場合の模擬映像確認画面の一例を示した図である。図8の模擬映像801は、図6のレイアウト画面601に配置された人間オブジェクト607の人物を、カメラ名「h」のカメラオブジェクト605のカメラで撮影したと想定した場合に表示されるはずの映像例を表している。なお、図8に例示した模擬映像801は、カメラ名「h」のカメラにおける監視フォーマットが、初期設定の横長監視フォーマットになされていると想定した場合の映像を表している。図6のレイアウト画面601の場合、人間オブジェクト607は、例えば廊下のような細長い壁オブジェクト606で囲われた領域に配置されている。また、カメラ名「h」のカメラオブジェクト605は、それら壁オブジェクト606で囲われた廊下のような細長い領域に撮影方向が向けられて設置されている。このため、そのカメラオブジェクト605のカメラにより撮影されたと想定して生成される映像は、図8の模擬映像801のように、両側に壁オブジェクト606が配された細長い領域の中に人間オブジェクト607が写っている映像として生成されている。
なお、模擬映像801が表示される画面は、表示画面600と同一であってもよいし、別の画面であってもよい。複数の模擬映像が生成される場合には、それら複数の模擬映像が切り替えて表示されてもよいし、同一画面上に複数の模擬映像が並べて一覧表示されてもよい。
<第2の実施形態における監視フォーマットの判定処理>
レイアウト検討装置700は、操作メニュー604の「設置」ボタンが選択され、レイアウト画面601上にカメラオブジェクトが新規に配置又は配置の変更等がなされる場合、そのカメラオブジェクトのカメラを監視フォーマットの判定対象とする。以下、カメラオブジェクトが新規に配置又は配置変更等されて監視フォーマットの判定対象となるカメラを、前述の第1の実施形態と同様に、対象カメラと呼ぶ。
第2の実施形態の場合、対象カメラにおける監視フォーマットの判定処理の例として、オブジェクトの位置関係を利用した監視フォーマットの判定処理と、模擬映像を利用した監視フォーマットの判定処理とを挙げ、以下これらの判定処理の説明を行う。
<オブジェクトの位置関係を利用した監視フォーマットの判定処理>
図9は、オブジェクトの位置関係を利用して、対象カメラに適した監視フォーマットを判定する処理のフローチャートの一例である。図9のフローチャートでは、レイアウト検討装置700において、壁オブジェクトの座標を利用し、対象カメラに対して縦長監視フォーマットが適しているか否かの判定が行われる。図9のフローチャートに示す処理は、レイアウト検討装置700(CPU201)が、本実施形態の情報処理プログラムを実行することにより行われる。
レイアウト検討装置700は、監視システムの構築前でカメラレイアウトを検討する際、対象カメラのカメラオブジェクトが新規に配置又は配置変更等された場合に、図9のフローチャートの処理をスタートさせる。図9の処理がスタートすると、先ず、レイアウト検討装置700の入力制御部701は、S901において、ユーザにより操作メニュー604の「設置」ボタンが選択された際のカメラ配置指示の入力を検知する。この場合のカメラ配置指示は、カメラの位置とカメラの向き(撮影方向)を含む。S901の後、レイアウト検討装置700の処理は、レイアウト制御部704にて行われるS902に進む。
S902において、レイアウト制御部704は、カメラ配置指示の座標を取得する。レイアウト制御部704が取得した座標は、データ管理部703に格納される。S902の後、レイアウト制御部704は、S903において、データ管理部703により管理されている壁オブジェクトの座標を取得する。なお、このとき、レイアウト制御部704は、レイアウト画面601上に配置されている全ての壁オブジェクトについて座標を取得してもよいし、対象カメラのカメラオブジェクト近傍の壁オブジェクトの座標だけを取得してもよい。或いは、壁オブジェクトのうち、対象カメラの向き(撮影方向)に配置されている壁オブジェクトの座標だけを取得するようにしてもよい。S903の後、レイアウト制御部704は、S904に処理を進める。
S904において、レイアウト制御部704は、S902で取得したカメラ配置指示の座標と、S903で取得した壁オブジェクトの座標とを用い、レイアウト画面601上におけるそれら座標間の距離と角度を算出する。算出される距離は、対象カメラの配置位置を基点とした壁オブジェクトの座標までの距離である。算出される角度は、カメラ配置指示の座標を頂点とし、対象カメラの向き(撮影方向)に対して、壁オブジェクトが配置されている座標との間の成す角度である。S904の後、レイアウト検討装置700の処理は、フォーマット判定部706にて行われるS905に進む。
S905において、フォーマット判定部706は、対象カメラの撮影方向において、その対象カメラの配置指示の座標から、一定距離内に、等距離且つ対称角度の二つの壁オブジェクトがあるか否かを判定する。具体的には、フォーマット判定部706は、前述の距離と角度の比較を、対象カメラのカメラオブジェクトと該当する壁オブジェクトとの全ての組み合わせについて行うことにより、S905の判定を行う。なお、二つの壁オブジェクトは必ずしも等距離且つ対称角度でなくてもよく、それら距離が所定の範囲内で且つ対称角度も所定の範囲内に収まっていれば、等距離且つ対称角度であるとみなしてもよい。また、この例における所定の範囲は、予めレイアウト検討装置700が保持してもよいし、入力制御部701を介してユーザから入力されてもよい。S905において、一定距離内に略々等距離且つ略々対称角度の二つの壁オブジェクトがあると判定(Y)された場合、レイアウト検討装置700の処理はS906に進む。一方、S905において、一定距離内に略々等距離且つ略々対称角度の二つの壁オブジェクトがないと判定(N)された場合、レイアウト検討装置700の処理はS907に進む。これらS906、S907の処理は、レイアウト制御部704にて行われる。
S906の処理に進むと、レイアウト制御部704は、対象カメラに適しているのは縦長監視フォーマットであると判定し、その対象カメラの監視フォーマットを縦長監視フォーマットに決定する。S906の後、レイアウト制御部704は、S907に処理を進める。
なお、図9では処理を省略しているが、S905においてN(No)と判定された場合、レイアウト制御部704は、対象カメラの監視フォーマットを、初期設定としての横長監視フォーマットに設定する。
S907の処理に進むと、レイアウト制御部704は、S901で検知された、ユーザによる配置指示がなされた座標に、ユーザによりカメラの向きが指示されたカメラオブジェクトを配置する。S907の後、レイアウト検討装置700は、図9のフローチャートの処理を終了する。
<模擬映像を利用した監視フォーマットの判定処理>
図10は、模擬映像を利用して、対象カメラに適した監視フォーマットを判定する処理のフローチャートの一例である。図10のフローチャートに示す処理は、レイアウト検討装置700(CPU201)が、本実施形態の情報処理プログラムを実行することにより行われる。
レイアウト検討装置700は、監視システムの構築前でカメラレイアウトを検討する際、対象カメラのカメラオブジェクトが新規に配置又は配置変更等された場合に、図10のフローチャートの処理をスタートさせる。なお、図10のS1001は図9のS901と同じ処理であり、また、図10のS1002は図9の902と同じ処理であるためその説明は省略する。S1002の後、レイアウト検討装置700の処理は、模擬映像生成部707にて行われるS1003に進む。
S1003において、模擬映像生成部707は、S1002で取得した座標及びカメラの向きで、対象カメラが配置された場合に、その対象カメラで撮影されると想定される模擬映像を生成する。図11は、S1003で生成される模擬映像1100の一例を示す図である。なお、この時点では、対象カメラの監視フォーマットは初期設定の横長監視フォーマットとなされ、したがって、模擬映像1100は横長映像として生成される。図11は、前述した図8の模擬映像801と同様の、両側に壁オブジェクト1112が配された細長い領域の中に人間オブジェクト1111が写っている模擬映像1100が生成された例を挙げている。S1003の後、模擬映像生成部707は、S1004に処理を進める。
S1004において、模擬映像生成部707は、S1003で生成した模擬映像の中に表示される壁オブジェクトを集計する。本実施形態では、一例として、壁オブジェクトを構成している画素数を集計する。なお、模擬映像は、レイアウト画面601に配置されたオブジェクトの位置関係を利用して生成されるため、その模擬映像内に表示されているオブジェクトが、壁オブジェクトであるかどうかは、それらオブジェクト同士の位置関係から判定可能である。したがって、模擬映像生成部707は、壁オブジェクトを集計できる。また、模擬映像生成部707は、例えば壁オブジェクトを青色、人間オブジェクトを赤色にするなど、オブジェクト毎に使用できる色を限定するようにし、単純に各画素の色を集計することで、簡易的に壁オブジェクトを集計してもよい。S1004の後、レイアウト検討装置700の処理は、フォーマット判定部706にて行われるS1005に進む。
S1005において、フォーマット判定部706は、模擬映像内の中央部には壁オブジェクトが無く、さらに画面の両端には同等程度の割合で壁オブジェクトが存在しているか否かを判定する。このS1005の判定は、例えば図11に示すように、模擬映像1100を3分割した場合の中央部1101、左端部1102、右端部1103のそれぞれについて、S1004で集計した壁オブジェクトの画素数の値を用いることで行える。ここで、中央部1101に壁オブジェクトが無いと判定する際の、壁オブジェクトの画素の数は0(ゼロ)でなくてもよく、所定の割合以下であれば壁オブジェクトが存在していないと判定してよい。また、左端部1102と右端部1103に、同等程度の割合で壁オブジェクトが存在するか否かを判定する際の割合は、左右で等割合でなくてもよく、所定の範囲内に収まっていれば同等程度の割合で壁オブジェクトが存在しているとみなしてよい。なお、中央部1101に壁オブジェクトが無いと判定する際の所定の割合を表す値は、予めレイアウト検討装置700が保持していてもよいし、入力制御部701を介してユーザから入力されてもよい。同様に、左端部1102と右端部1103に壁オブジェクトが同等程度存在すると判定する際の割合や所定の範囲を表す値についても、予めレイアウト検討装置700が保持していてもよいし、入力制御部701を介してユーザから入力されてもよい。S1005において、中央部に壁オブジェクトが無く、左右両端部には同等程度の割合で壁オブジェクトが存在すると判定(Y)された場合、レイアウト検討装置700の処理はS1006に進む。一方、S1005において、中央部に壁オブジェクトが在る場合と、左右両端部に同等程度の割合の壁オブジェクトが存在しない場合の、少なくとも何れかに該当すると判定(N)された場合、レイアウト検討装置700の処理はS1007の処理に進む。S1006とS1007は、レイアウト制御部704にて行われる処理である。
S1006に進むと、レイアウト制御部704は、対象カメラに適しているのは縦長監視フォーマットであると判定し、その対象カメラの監視フォーマットを縦長監視フォーマットに決定する。S1006の後、レイアウト制御部704は、S1007に処理を進める。
なお、図10では処理を省略しているが、S1005においてN(No)と判定された場合、レイアウト制御部704は、対象カメラの監視フォーマットを、初期設定としての横長監視フォーマットに設定する。
S1007に進むと、レイアウト制御部704は、ユーザにより配置指示がなされている座標に、ユーザによりカメラの向きが指示されたカメラオブジェクトを配置する。S1007の後、レイアウト検討装置700は、図10のフローチャートの処理を終了する。
模擬映像を利用した監視フォーマットの判定処理は、図12に示すフローチャートの処理により行うことも可能である。図12は、二つの模擬映像を利用して、対象カメラに適した監視フォーマットを判定する処理のフローチャートの一例である。なお、図12のS1201は、図9のS901、図10のS1001と同じ処理であり、また、図12のS1202は、図9の902、図10のS1002と同じ処理であるためその説明は省略する。S1202の後、レイアウト検討装置700の処理は、模擬映像生成部707にて行われるS1203に進む。
S1203において、模擬映像生成部707は、S1202で取得した座標及び向きで配置された対象カメラの監視フォーマットが、横長監視フォーマットになされた場合の模擬映像と、縦長監視フォーマットになされた場合の模擬映像とを、それぞれ生成する。図13は、模擬映像生成部707が生成する二つの模擬映像のうち、縦長監視フォーマットで生成した模擬映像1300の一例を示す図である。なお、横長監視フォーマットの模擬映像例は、例えば前述した図8や図11のような映像になされる。図13に示した縦長の模擬映像1300は、両側に壁オブジェクト1302が配された細長い領域の中に人間オブジェクト1301が写っている映像例となされている。S1203の後、模擬映像生成部707は、S1204に処理を進める。
S1204において、模擬映像生成部707は、S1203で生成した横長監視フォーマットの模擬映像と縦長監視フォーマットの模擬映像のそれぞれについて、壁オブジェクトを集計する。壁オブジェクトの集計処理は、二つの模擬映像のそれぞれについて模擬映像全体で壁オブジェクトの割合を集計する処理でもよいし、二つの模擬映像のそれぞれについて図11と同様に三つに分けた領域毎に壁オブジェクトの割合を集計する処理でもよい。S1204の後、レイアウト検討装置700の処理は、フォーマット判定部706にて行われるS1205に進む。
S1205において、フォーマット判定部706は、S1204で集計された値を用い、横長監視フォーマットの模擬映像よりも、縦長監視フォーマットの模擬映像の方が、壁オブジェクトの割合が少ないか否かを判定する。S1205での判定処理は、S1204で模擬映像全体の壁オブジェクトの割合を集計した場合にはその集計結果を用いて行われ、S1204で図11と同様に三つに分けた領域毎に壁オブジェクトの割合を集計した場合にはその集計結果を用いて行われる。ここで、三つの領域毎に壁オブジェクトの割合が集計された場合、三つの領域毎に壁オブジェクトの割合が少ないか否かを判定した結果を集計し、それら三つの集計結果のうち多い方の割合を、該当する模擬映像における壁オブジェクトの割合の集計結果とする。そして、S1205において、縦長監視フォーマットの模擬映像の方が壁オブジェクトの割合が少ないと判定(Y)された場合、レイアウト検討装置の処理はS1206に進む。一方、S1205において、縦長監視フォーマットの模擬映像の方が壁オブジェクトの割合が多いと判定(N)された場合、レイアウト検討装置の処理はS1207に進む。S1206とS1207は、レイアウト制御部704にて行われる処理である。
S1206に進むと、レイアウト制御部704は、対象カメラに適しているのは縦長監視フォーマットであると判定し、その対象カメラの監視フォーマットを縦長監視フォーマットに決定する。S1206の後、レイアウト制御部704は、S1207に処理を進める。
なお、図12では処理を省略しているが、S1205においてN(No)と判定された場合、レイアウト制御部704は、対象カメラの監視フォーマットを初期設定としての横長監視フォーマットに設定する。
S1207に進むと、レイアウト制御部704は、ユーザにより配置指示がなされている座標に、ユーザによりカメラの向きが指示されたカメラオブジェクトを配置する。S1207の後、レイアウト検討装置700は、図12のフローチャートの処理を終了する。
前述した図9、図10、図12の監視フォーマット判定処理は、カメラオブジェクトを新規に配置又は配置を変更する際に行われるが、例えば所定の時間経過毎に配置済みの全てのカメラオブジェクトに対して行われてもよい。その他にも、監視フォーマット判定処理は、ユーザの実行指示に応じて行われてもよい。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、監視システムを構築する前のカメラレイアウトの検討を行う際に、対象カメラに適した監視フォーマットが決定されることで、対象カメラの撮影範囲を有効に活かしたレイアウトを実現できる。したがって、本実施形態によれば、例えば複数の対象カメラの一つ一つに対して、それぞれ撮影範囲を有効に活かす監視フォーマットの検討及び設定を行う際のユーザの負担を低減でき、より簡易な利用が可能となる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
上述の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明は、その技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100 監視システム、101 ネットワークカメラ、102 管理サーバ、103 モニタ端末、110 ネットワーク、200 情報処理装置、201 CPU、701 入力制御部、702 表示制御部、703 データ管理部、704 レイアウト制御部、705 オブジェクト制御部、706 縦長監視フォーマット判定部

Claims (27)

  1. 監視対象領域を撮影装置により撮影した映像を表示装置に表示させて監視する監視システムを制御する情報処理装置であって、
    前記監視対象領域に対する前記撮影装置の設定を管理する管理手段と、
    前記監視対象領域に対する前記撮影装置の設定情報を基に、前記撮影装置と前記表示装置における監視フォーマットを、所定の監視フォーマットにすべきかどうか判定する判定手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記撮影装置の設定は、前記監視対象領域における撮影装置の少なくとも位置と撮影方向とを、含むことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記判定手段は、前記判定の対象となされている撮影装置に対し、前記監視対象領域に配置済みの撮影装置の位置及び撮影方向と、前記配置済みの撮影装置の設定済みの監視フォーマットとを基に、前記所定の監視フォーマットにすべきかどうか判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記判定手段は、前記判定の対象となされている撮影装置に対して前記撮影方向が向かい合う位置関係の前記配置済みの撮影装置の前記監視フォーマットが、前記所定の監視フォーマットである場合、前記判定の対象となされている撮影装置の監視フォーマットを前記所定の監視フォーマットにすべきと判定することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 監視対象領域を撮影装置により撮影した映像を表示装置に表示させて監視する監視システムを制御する情報処理装置であって、
    前記撮影装置が前記監視対象領域を撮影した映像を解析する解析手段と、
    前記映像の解析結果を基に、前記撮影装置と前記表示装置における監視フォーマットを、所定の監視フォーマットにすべきかどうか判定する判定手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  6. 前記解析手段は、前記撮影装置が前記監視対象領域を撮影した映像内の所定の物体の移動の軌跡を解析し、
    前記判定手段は、前記軌跡の方向を基に、前記所定の監視フォーマットにすべきかどうか判定することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記判定手段により前記所定の監視フォーマットにすべきと判定された場合、前記所定の監視フォーマットに応じた処理を実行する制御手段を有することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記制御手段は、前記判定手段により前記所定の監視フォーマットにすべきと判定された場合、前記撮影装置の設定を、前記所定の監視フォーマットに応じた設定にさせる処理を実行することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記制御手段は、前記判定手段により前記所定の監視フォーマットにすべきと判定された場合、前記表示装置の表示を前記所定の監視フォーマットに応じた表示にさせる処理を実行することを特徴とする請求項7又は8に記載の情報処理装置。
  10. 前記制御手段は、前記判定手段による判定の結果を、ユーザが認識可能となるように表示させる処理を実行することを特徴とする請求項7乃至9の何れか1項に記載の情報処理装置。
  11. 監視対象領域を表すレイアウト画像を生成する生成手段と、
    前記レイアウト画像に、前記監視対象領域を撮影する撮影装置を表す第一のオブジェクトと、前記撮影装置により撮影される物体を表す第二のオブジェクトとを配置する配置手段と、
    前記レイアウト画像の中の前記第一のオブジェクト及び前記第二のオブジェクトの配置と前記監視対象領域に対する前記撮影装置の設定情報とを基に、前記撮影装置における監視フォーマットを、所定の監視フォーマットにすべきかどうか判定する判定手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  12. 前記判定手段は、前記レイアウト画像の中の前記第一のオブジェクトと前記第二のオブジェクトの位置関係を基に、前記撮影装置における監視フォーマットを前記所定の監視フォーマットにすべきかどうか判定することを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記判定手段は、前記レイアウト画像の中で前記第一のオブジェクトの両側に前記第二のオブジェクトが位置している場合、前記撮影装置における監視フォーマットを前記所定の監視フォーマットにすべきと判定することを特徴とする請求項11又は12に記載の情報処理装置。
  14. 前記判定手段は、前記第一のオブジェクトの前記両側に位置している前記第二のオブジェクトが、前記第一のオブジェクトに対して所定の距離内で、ほぼ等しい距離及びほぼ対称角度に位置している場合、前記撮影装置における監視フォーマットを前記所定の監視フォーマットにすべきと判定することを特徴とする請求項13に記載の情報処理装置。
  15. 監視対象領域を表すレイアウト画像を生成する生成手段と、
    前記レイアウト画像に、前記監視対象領域を撮影する撮影装置を表す第一のオブジェクトと、前記撮影装置により撮影される物体を表す第二のオブジェクトとを配置する配置手段と、
    前記撮影装置により撮影される映像を表す模擬映像を生成する映像生成手段と、
    前記模擬映像を用いて、前記撮影装置における監視フォーマットを所定の監視フォーマットにすべきかどうか判定する判定手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  16. 前記判定手段は、前記模擬映像の中の左右両端部にほぼ等しい割合で前記第二のオブジェクトが配置されている場合、前記撮影装置における監視フォーマットを前記所定の監視フォーマットにすべきと判定することを特徴とする請求項15に記載の情報処理装置。
  17. 前記映像生成手段は、前記撮影装置が前記所定の監視フォーマットになされた場合の第一の模擬映像と、前記撮影装置が前記所定の監視フォーマットになされていない場合の第二の模擬映像とを生成し、
    前記判定手段は、前記第二の模擬映像よりも前記第一の模擬映像の方が前記第二のオブジェクトの割合が少ない場合、前記撮影装置における監視フォーマットを前記所定の監視フォーマットにすべきと判定することを特徴とする請求項15又は16に記載の情報処理装置。
  18. 前記第二のオブジェクトは、監視対象領域の壁を表すオブジェクトであることを特徴とする請求項11乃至17の何れか1項に記載の情報処理装置。
  19. 前記判定手段は、前記撮影装置と前記表示装置の監視フォーマットを、前記所定の監視フォーマットである第一の監視フォーマットにすべきか、又は、前記所定の監視フォーマットとは異なる第二の監視フォーマットにすべきかどうかの前記判定を行うことを特徴とする請求項1乃至18の何れか1項に記載の情報処理装置。
  20. 前記撮影装置に対する前記所定の監視フォーマットは、縦長表示を行うための監視フォーマットであることを特徴とする請求項1乃至19の何れか1項に記載の情報処理装置。
  21. 前記表示装置に対する前記所定の監視フォーマットは、前記撮影装置が有する長方形の撮像センサの長辺を前記監視対象領域の垂直方向に合わせる監視フォーマットに設定された前記撮影装置により撮影された縦長映像を、画面の垂直方向に合わせた縦長表示とするように前記表示装置を設定する監視フォーマットであることを特徴とする請求項1乃至20の何れか1項に記載の情報処理装置。
  22. 監視対象領域を撮影装置により撮影した映像を表示装置に表示させて監視する監視システムを制御する情報処理装置の情報処理方法であって、
    前記監視対象領域に対する前記撮影装置の設定を管理する管理工程と、
    前記監視対象領域に対する前記撮影装置の設定情報を基に、前記撮影装置と前記表示装置における監視フォーマットを、所定の監視フォーマットにすべきかどうか判定する判定工程と、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  23. 監視対象領域を撮影装置により撮影した映像を表示装置に表示させて監視する監視システムを制御する情報処理装置の情報処理方法であって、
    前記撮影装置が前記監視対象領域を撮影した映像を解析する解析工程と、
    前記映像の解析結果を基に、前記撮影装置と前記表示装置における監視フォーマットを、所定の監視フォーマットにすべきかどうか判定する判定工程と、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  24. 監視対象領域を表すレイアウト画像を生成する生成工程と、
    前記レイアウト画像に、前記監視対象領域を撮影する撮影装置を表す第一のオブジェクトと、前記撮影装置により撮影される物体を表す第二のオブジェクトとを配置する配置工程と、
    前記レイアウト画像の中の前記第一のオブジェクト及び前記第二のオブジェクトの配置と前記監視対象領域に対する前記撮影装置の設定情報とを基に、前記撮影装置における監視フォーマットを、所定の監視フォーマットにすべきかどうか判定する判定工程と、
    を有することを特徴とする情報処理装置の情報処理方法。
  25. 監視対象領域を表すレイアウト画像を生成する生成工程と、
    前記レイアウト画像に、前記監視対象領域を撮影する撮影装置を表す第一のオブジェクトと、前記撮影装置により撮影される物体を表す第二のオブジェクトとを配置する配置工程と、
    前記撮影装置により撮影される映像を表す模擬映像を生成する映像生成工程と、
    前記模擬映像を用いて、前記撮影装置における監視フォーマットを所定の監視フォーマットにすべきかどうか判定する判定工程と、
    を有することを特徴とする情報処理装置の情報処理方法。
  26. 前記撮影装置に対する前記所定の監視フォーマットは、縦長表示を行うための監視フォーマットであることを特徴とする請求項22乃至25の何れか1項に記載の情報処理方法。
  27. コンピュータを、請求項1乃至21の何れか1項に記載の情報処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022044651A1 (ja) * 2020-08-27 2022-03-03 古野電気株式会社 船舶航行支援装置

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