JP2018097336A - レンズモジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】レンズの組立て形態がよりフレキシブルであり、レンズチューブの内壁を消光処理しやすく、これにより、迷光を除去することに有利なレンズチューブを提供する。
【解決手段】レンズモジュールは、レンズチューブ1を備え、前記レンズチューブ1は、組立てることで収容空間と光通過孔1Cを形成する少なくとも2つのケース11と12とを備え、前記ケース11、12は、外面、断面、斜面及び上面を備え、隣接する2つの前記ケース11、12の前記断面には、それぞれ、嵌合するボス及び凹溝が設けられ、隣接する2つの前記ケース11、12は、接着剤により貼り付けて固定される。
【選択図】図1
【解決手段】レンズモジュールは、レンズチューブ1を備え、前記レンズチューブ1は、組立てることで収容空間と光通過孔1Cを形成する少なくとも2つのケース11と12とを備え、前記ケース11、12は、外面、断面、斜面及び上面を備え、隣接する2つの前記ケース11、12の前記断面には、それぞれ、嵌合するボス及び凹溝が設けられ、隣接する2つの前記ケース11、12は、接着剤により貼り付けて固定される。
【選択図】図1
Description
本発明はレンズモジュールに関し、具体的には、新型レンズチューブ構造を有するレンズモジュールに関する。
科学技術の発展に伴って、電子設備は、絶えずにインテリジェント方向へ発展している。デジタルカメラの以外、タブレットPC、携帯電話などの携帯型の電子設備にもレンズモジュールが配置されている。人々の使用の要求を満たすために、レンズモジュールにより撮影された物体の画像品質に対しても高く要求されている。しかしながら、撮影された物体の品質は、反射により発生される迷光と緊密な関係がある。
関連技術におけるレンズモジュールは、収容空間を有するレンズチューブと、前記収容空間に収容される結像ユニットを備える。前記結像ユニットは、複数のレンズを備える。関連技術におけるレンズモジュールは、組立てられる時に、押し込み方法で、レンズをレンズチューブに組み込んで、レンズチューブの金型構造が単一であるだけでなく、レンズの組立て型式も単一である。また、関連技術におけるレンズチューブは、内壁を消光処理することに不利であり、しかも、従来の一体型レンズチューブの型抜き方向が光軸に平行するため、型抜きする時に内壁を損傷しやすい。
そのため、新型レンズモジュールを提供する必要がある。
本発明は、レンズチューブの金型構造が多様であり、レンズの組立て形態がフレキシブルであり、レンズチューブの内壁を消光処理しやすいレンズモジュールを提供することを目的としている。
本願の技術案は、以下の通りである。
レンズモジュールであって、収容空間を有し、光軸を囲んで光通過孔を限定して形成するレンズチューブと、前記レンズチューブに収容されるレンズセットとを備え、前記レンズチューブは、組立てることで前記収容空間と前記光通過孔を形成する少なくとも2つのケースを備え、前記ケースは、物側から像側への方向に沿って延伸する外面と、隣接する前記ケースと連結する断面と、前記外面と前記断面を接続する斜面と、前記外面と前記断面を接続して物側に近い上面とを備え、隣接する2つの前記ケースの前記断面には、それぞれ、嵌合するボス及び凹溝が設けられ、隣接する2つの前記ケースは、接着剤により貼り付けて固定される。具体的には、以下の技術案を備える。
レンズモジュールであって、収容空間を有し、光軸を囲んで光通過孔を限定して形成するレンズチューブと、前記レンズチューブに収容されるレンズセットとを備え、前記レンズチューブは、組立てることで前記収容空間と前記光通過孔を形成する少なくとも2つのケースを備え、前記ケースは、物側から像側への方向に沿って延伸する外面と、隣接する前記ケースと連結する断面と、前記外面と前記断面を接続する斜面と、前記外面と前記断面を接続して物側に近い上面とを備え、隣接する2つの前記ケースの前記断面には、それぞれ、嵌合するボス及び凹溝が設けられ、隣接する2つの前記ケースは、接着剤により貼り付けて固定される。具体的には、以下の技術案を備える。
第1の技術案
レンズモジュールであって、収容空間と光通過孔を有するレンズチューブと、前記レンズチューブに収容されるレンズセットとを備え、前記レンズチューブは、組立てることで前記収容空間と前記光通過孔を形成する少なくとも2つのケースを備え、前記ケースは、物側から像側への方向に沿って延伸する外面と、隣接する前記ケースと連結する断面と、前記外面と前記断面を接続する斜面と、前記外面と前記断面を接続して物側に近い上面とを備え、隣接する2つの前記ケースの前記断面には、それぞれ、嵌合するボス及び凹溝が設けられ、前記凹溝が前記上面を貫通せず、2つの隣接する前記ケースは、接着剤により貼り付けて固定される。
レンズモジュールであって、収容空間と光通過孔を有するレンズチューブと、前記レンズチューブに収容されるレンズセットとを備え、前記レンズチューブは、組立てることで前記収容空間と前記光通過孔を形成する少なくとも2つのケースを備え、前記ケースは、物側から像側への方向に沿って延伸する外面と、隣接する前記ケースと連結する断面と、前記外面と前記断面を接続する斜面と、前記外面と前記断面を接続して物側に近い上面とを備え、隣接する2つの前記ケースの前記断面には、それぞれ、嵌合するボス及び凹溝が設けられ、前記凹溝が前記上面を貫通せず、2つの隣接する前記ケースは、接着剤により貼り付けて固定される。
第1の技術案において、
好ましくは、2つの隣接する前記斜面は、接着剤塗布溝を形成し、前記接着剤塗布溝は、接着剤により貼り付けて固定される。
好ましくは、前記ボスは、前記断面と平行して間隔を置いて設けられる端面と、前記端面と前記断面を接続し、且つ前記断面と前記端面に直交する側面とを備える。
好ましくは、前記端面は、コース状に形成される。
好ましくは、前記斜面は、平面又は曲面である。
好ましくは、前記断面と、前記断面に設けられる前記ボスとは、一体型構造である。
好ましくは、前記断面と、前記断面に設けられる前記ボスとは、分体型構造である。
好ましくは、前記ケースは、2つが設けられ、且つ2つの前記ケースが連結する断面は、前記レンズチューブを対称の2つの部分に分割する。
好ましくは、2つの隣接する前記斜面は、接着剤塗布溝を形成し、前記接着剤塗布溝は、接着剤により貼り付けて固定される。
好ましくは、前記ボスは、前記断面と平行して間隔を置いて設けられる端面と、前記端面と前記断面を接続し、且つ前記断面と前記端面に直交する側面とを備える。
好ましくは、前記端面は、コース状に形成される。
好ましくは、前記斜面は、平面又は曲面である。
好ましくは、前記断面と、前記断面に設けられる前記ボスとは、一体型構造である。
好ましくは、前記断面と、前記断面に設けられる前記ボスとは、分体型構造である。
好ましくは、前記ケースは、2つが設けられ、且つ2つの前記ケースが連結する断面は、前記レンズチューブを対称の2つの部分に分割する。
第2技術案
レンズモジュールであって、収容空間を有し、光軸を囲んで光通過孔を限定して形成するレンズチューブと、前記レンズチューブに収容されるレンズセットを備え、前記レンズチューブは、組立てることで前記収容空間と前記光通過孔を形成する少なくとも2つのケースを備え、前記ケースは、物側から像側への方向に沿って延伸する外面と、隣接する前記ケースと連結する断面と、前記外面と前記断面を接続する斜面と、前記外面と前記断面を接続して物側に近い上面とを備え、隣接する2つの前記ケースの前記断面には、それぞれ、嵌合するボス及び凹溝が設けられ、前記凹溝は、前記上面を貫通し、隣接する2つの前記ケースは、接着剤により貼り付けて固定される。
レンズモジュールであって、収容空間を有し、光軸を囲んで光通過孔を限定して形成するレンズチューブと、前記レンズチューブに収容されるレンズセットを備え、前記レンズチューブは、組立てることで前記収容空間と前記光通過孔を形成する少なくとも2つのケースを備え、前記ケースは、物側から像側への方向に沿って延伸する外面と、隣接する前記ケースと連結する断面と、前記外面と前記断面を接続する斜面と、前記外面と前記断面を接続して物側に近い上面とを備え、隣接する2つの前記ケースの前記断面には、それぞれ、嵌合するボス及び凹溝が設けられ、前記凹溝は、前記上面を貫通し、隣接する2つの前記ケースは、接着剤により貼り付けて固定される。
第2技術案において、
好ましくは、2つの隣接する前記斜面は、接着剤塗布溝を形成し、前記接着剤塗布溝は、接着剤により貼り付けて固定される。
好ましくは、前記ボスは、前記断面に平行して間隔を置いて設けられる端面と、前記端面と前記断面を接続し、且つ前記断面と前記端面に直交する側面と、前記側面から凹んで形成する、光軸に平行する位置制限溝とを備え、前記凹溝は、平行して間隔を置いて設けられ前記断面に直交する2つの側壁と、2つの前記側壁から突出して形成し前記光軸方向に沿って延伸する位置決め部とを備え、前記位置決め部は、前記位置制限溝に嵌合して設けられる。
好ましくは、前記位置決め部における前記光軸方向に沿うサイズは、前記ボスにおける前記光軸方向に沿うサイズ以上である。
好ましくは、前記端面は、コース状に形成される。
好ましくは、前記斜面は、平面又は曲面である。
好ましくは、前記断面と、前記断面に設けられる前記ボスとは、一体型構造である。
好ましくは、前記断面と、前記断面に設けられる前記ボスとは、分体型構造である。
好ましくは、前記ケースは、2つが設けられ、且つ2つの前記ケースが連結する断面は、前記レンズチューブを対称の2つの部分に分割する。
好ましくは、2つの隣接する前記斜面は、接着剤塗布溝を形成し、前記接着剤塗布溝は、接着剤により貼り付けて固定される。
好ましくは、前記ボスは、前記断面に平行して間隔を置いて設けられる端面と、前記端面と前記断面を接続し、且つ前記断面と前記端面に直交する側面と、前記側面から凹んで形成する、光軸に平行する位置制限溝とを備え、前記凹溝は、平行して間隔を置いて設けられ前記断面に直交する2つの側壁と、2つの前記側壁から突出して形成し前記光軸方向に沿って延伸する位置決め部とを備え、前記位置決め部は、前記位置制限溝に嵌合して設けられる。
好ましくは、前記位置決め部における前記光軸方向に沿うサイズは、前記ボスにおける前記光軸方向に沿うサイズ以上である。
好ましくは、前記端面は、コース状に形成される。
好ましくは、前記斜面は、平面又は曲面である。
好ましくは、前記断面と、前記断面に設けられる前記ボスとは、一体型構造である。
好ましくは、前記断面と、前記断面に設けられる前記ボスとは、分体型構造である。
好ましくは、前記ケースは、2つが設けられ、且つ2つの前記ケースが連結する断面は、前記レンズチューブを対称の2つの部分に分割する。
本発明に係る技術案は、以下の有益な効果を実現することができる。
関連技術に比べて、本発明に係るレンズモジュールは、以下の有益な効果を有する。レンズチューブは、少なくとも2つのケースから組み立てることで形成され、且つ前記ケースは、物側から像側への方向に沿って延伸する外面と、隣接する前記ケースと連結する断面と、前記外面と前記断面を接続する斜面と、前記外面と前記断面を接続して物側に近い上面とを備え、隣接する2つの前記ケースの前記断面には、それぞれ、嵌合するボス及び凹溝が設けられ、前記凹溝は、前記上面を貫通しない又は前記上面を貫通し、隣接する2つの前記ケースは、接着剤により貼り付けて固定される。上記のように設置されることにより、レンズチューブの金型構造が単一である問題を解決しただけでなく、レンズの組立て形態及び金型の設計がよりフレキシブルであり、レンズチューブの内壁を消光処理しやすい。そして、分体型構造の型抜き方向が光軸に直交するため、従来の一体型レンズチューブの型抜き方向が光軸に平行することによる型抜きする時の内壁損傷の問題を避けた。
関連技術に比べて、本発明に係るレンズモジュールは、以下の有益な効果を有する。レンズチューブは、少なくとも2つのケースから組み立てることで形成され、且つ前記ケースは、物側から像側への方向に沿って延伸する外面と、隣接する前記ケースと連結する断面と、前記外面と前記断面を接続する斜面と、前記外面と前記断面を接続して物側に近い上面とを備え、隣接する2つの前記ケースの前記断面には、それぞれ、嵌合するボス及び凹溝が設けられ、前記凹溝は、前記上面を貫通しない又は前記上面を貫通し、隣接する2つの前記ケースは、接着剤により貼り付けて固定される。上記のように設置されることにより、レンズチューブの金型構造が単一である問題を解決しただけでなく、レンズの組立て形態及び金型の設計がよりフレキシブルであり、レンズチューブの内壁を消光処理しやすい。そして、分体型構造の型抜き方向が光軸に直交するため、従来の一体型レンズチューブの型抜き方向が光軸に平行することによる型抜きする時の内壁損傷の問題を避けた。
以下、本願の実施例の図面を参照しながら、本願の各実施例における技術案を明確に完全に説明する。当然ながら、説明した実施例は、本願の一部の実施例のみであり、すべての実施例ではない。当業者が本発明における実施例に基づき進歩性のある労働をしない前提で得られたすべての他の実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属する。
第1の実施例
図1乃至図4に示すように、前記レンズモジュール100は、収容空間1Aを有し、光軸1Bを囲んで光通過孔1Cを限定して形成するレンズチューブ1と、前記レンズチューブ1に収容されるレンズセット3とを備える。
図1乃至図4に示すように、前記レンズモジュール100は、収容空間1Aを有し、光軸1Bを囲んで光通過孔1Cを限定して形成するレンズチューブ1と、前記レンズチューブ1に収容されるレンズセット3とを備える。
前記レンズチューブ1は、組立てることで前記収容空間1Aと前記光通過孔1Cを形成する少なくとも2つのケースを備え、前記ケースは、物側から像側への方向に沿って延伸する外面と、隣接する前記ケースと連結する断面と、前記外面と前記断面を接続する斜面と、前記外面と前記断面とを接続して物側に近い上面とを備える。第1の実施例において、前記ケースは、2つであり、それぞれ第1のケース11と第2のケース12であり、前記第1のケース11と前記第2のケース12とが連結する断面は、前記レンズチューブ1を対称の2つの部分に分割している。ここで、前記第1のケース11の外面、断面、斜面及び上面は、それぞれ、第1の外面111、第1の断面113、第1の斜面115及び第1の上面1111であり、前記第2のケース12の外面、断面、斜面及び上面は、それぞれ、第2の外面121、第2の断面123、第2の斜面125及び第2の上面1211である。
前記第1の外面111と前記第2の外面121とは、何れも円弧面であり、前記第1の斜面115と前記第2の斜面125とは、何れも平面又は曲面であってもよく、且つ前記第1のケース11と前記第2のケース12とが組立てられた後に、前記第1の外面111と前記第2の外面121とは、前記レンズチューブ1の円柱外面を形成し、前記第1の斜面115と前記第2の斜面125とは、接着剤塗布溝1Dを形成する。前記第1のケース11と前記第2のケース12とは、接着剤により貼り付けて固定される。ここで、前記接着剤塗布溝1Dは、接着剤を塗布して前記第1のケース11及び前記第2のケース12を固定して接続することに用いられる。第1の実施例において、前記第1の斜面115と前記第2の斜面125とは、何れも平面である。また、断面、ボス及び凹溝に接着剤が塗布されることにより、隣接する2つのケースが固定されてもよい。
前記第1の断面113と前記第2の断面123には、それぞれ、嵌合するボス117と凹溝119が設けられ、前記凹溝119が前記第2の上面1211を貫通せず、前記ボス117と前記凹溝119は嵌合して前記第1のケース11と前記第2のケース12とを固定して接続することに用いられる。
組立時に、前記ボス117は、前記第1の断面113と前記第2の断面123に直交する方向に沿って前記凹溝119へ挿入する。図示した実施例において、前記第1の断面113には前記ボス117が設けられ、前記第2の断面123には前記凹溝119が設けられる。然しながら、本実施例では、前記ボス117と前記凹溝119の数量を具体的に限定しない。
前記ボス117と前記第1の断面113とは、分体型構造であってもよいが、一体型構造であってもよい。
前記ボス117は、前記第1の断面113に平行して間隔を置いて設けられる端面1171、及び前記端面1171と前記第1の断面113を接続し、且つ前記第1の断面113と前記端面1171に直交する側面1173を備える。好ましくは、前記端面1171は、コース状に形成される。
前記第1のケース11と前記第2のケース12とは、何れも物側から像側への方向に沿って延伸する第1の内面13、及び前記第1の内面13における物側に近い周縁から前記光軸1Bへ延伸する第2の内面15を備え、前記第1の内面13と前記第2の内面15とは、何れも消光処理された内面である。
前記第1の内面13は、複数の段階状分布の円弧面131を備え、物側に近い前記円弧面131の半径は、像側に近い前記円弧面131の半径より小さい。
前記第1のケース11と前記第2のケース12との対応する前記円弧面131は、組立てられ円柱面を形成する。
第1の実施例に係るレンズモジュールの有益な効果は、以下の通りである。レンズチューブは、少なくとも2つのケースから組み立てることで形成され、且つ前記ケースは、物側から像側への方向に沿って延伸する外面と、隣接する前記ケースと連結する断面と、前記外面と前記断面を接続する斜面と、前記外面と前記断面を接続して物側に近い上面とを備え、隣接する2つの前記ケースの前記断面には、それぞれ、嵌合するボス及び凹溝が設けられ、隣接する2つの前記ケースの前記斜面が組み立てられて接着剤塗布溝を形成し、組立時に、前記ボスは、前記断面に直交する方向に沿って前記凹溝へ挿入する。上記のように設置されることにより、レンズチューブの金型構造が単一である問題を解決しただけでなく、レンズの組立て形態及び金型の設計がよりフレキシブルであり、レンズチューブの内壁を消光処理しやすい。そして、分体型構造の型抜き方向が光軸に直交するため、従来の一体型レンズチューブの型抜き方向が光軸に平行することによる型抜きする時の内壁損傷の問題を避けた。
第2の実施例
図5及び図7に示すように、前記レンズモジュール100は、収容空間1Aを有し、光軸1Bを囲んで光通過孔1Cを限定して形成するレンズチューブ1と、前記レンズチューブ1に収容されるレンズセット3とを備える。
図5及び図7に示すように、前記レンズモジュール100は、収容空間1Aを有し、光軸1Bを囲んで光通過孔1Cを限定して形成するレンズチューブ1と、前記レンズチューブ1に収容されるレンズセット3とを備える。
前記レンズチューブ1は、前記収容空間1Aと前記光通過孔1Cとを組み立て形成する少なくとも2つのケースを備え、前記ケースは、物側から像側への方向に沿って延伸する外面と、隣接する前記ケースと連結する断面と、前記外面と前記断面を接続する斜面と、前記外面と前記断面とを接続して物側に近い上面とを備える。第2の実施例において、好ましくは、前記ケースは、2つが設けられ、それぞれ第1のケース11と第2のケース12であり、前記第1のケース11と前記第2のケース12とが連結する断面は、前記レンズチューブ1を対称の2つの部分に分割している。ここで、前記第1のケース11の外面、断面、斜面及び上面は、それぞれ、第1の外面111、第1の断面113、第1の斜面114及び第1の上面115であり、前記第2のケース12の外面、断面、斜面及び上面は、それぞれ、第2の外面121、第2の断面123、第2の斜面124及び第2の上面125である。
前記第1の外面111と前記第2の外面121とは、何れも円弧面でり、前記第1の斜面114と前記第2の斜面124とは、何れも平面又は曲面であってもよく、且つ前記第1のケース11と前記第2のケース12とが組立てられた後に、前記第1の外面111と前記第2の外面121とは、前記レンズチューブ1の円柱外面を形成し、前記第1の斜面114と前記第2の斜面124とは、接着剤塗布溝1Dを形成する。前記第1の上面115と前記第2の上面125とは、前記レンズチューブ1の環状上面を形成する。前記第1のケース11と前記第2のケース12とは、接着剤により貼り付けて固定される。ここで、前記接着剤塗布溝1Dは、接着剤を塗布して前記第1のケース11及び前記第2のケース12を固定して接続することに用いられる。第2の実施例において、前記第1の斜面114と前記第2の斜面124とは、何れも平面である。また、断面、ボス及び凹溝に接着剤が塗布されることにより、隣接する2つのケースが固定されてもよい。
前記第1の断面113と前記第2の断面123には、それぞれ、嵌合するボス117及び凹溝119が設けられる。図示する実施例において、前記第1の断面113には前記ボス117が設けられ、前記第2の断面123には前記凹溝119が設けられ、且つ前記凹溝119が前記第2の上面125を貫通し、組立時に、前記ボス117は、前記光軸1Bの方向に沿って前記凹溝119へ挿入する。
前記ボス117と前記凹溝119は嵌合して前記第1のケース11と前記第2のケース12を固定して接続することに用いられる。本実施例では、前記ボス117及び前記凹溝119の数量を具体的に限定しない。
前記ボス117と前記第1の断面113とは、分体型構造であってもよいが、一体型構造であってもよい。
前記ボス117は、前記第1の断面113に平行して間隔を置いて設置される端面1171と、前記端面1171と前記第1の断面113を接続し、且つ前記第1の断面113と前記端面1171に直交する側面1173と、前記側面1173から凹んで形成する、光軸1Bに平行する位置制限溝1175とを備える。好ましくは、前記端面1171は、コース状に形成される。
前記凹溝119は、平行して間隔を置いて設置され前記第2の断面123に直交する2つの側壁1191と、2つの前記側壁1191から突出して形成し前記光軸1Bの方向に沿って延伸する位置決め部1193とを備え、前記位置決め部1193が前記位置制限溝1175に嵌合して設けられ、前記位置決め部1193における前記光軸1B方向に沿うサイズは、前記ボス117における前記光軸1B方向に沿うサイズの以上である。本実施例において、前記位置決め部1193における前記光軸1B方向に沿うサイズは、前記ボス117における前記光軸1B方向に沿うサイズより大きい。
第2の実施例において、位置制限溝は、2つの前記側壁1191が凹んで形成されるように設置され、位置決め部は、前記側面1173から突出して形成するように設置されてもよい。しかし、ボス及び凹溝は、前記ボス117及び前記凹溝119の構造に限定されず、ボスを光軸方向に沿って凹溝に挿入することができる他のボス及び凹溝であってもよい。
前記第1のケース11及び前記第2のケース12は、何れも物側から像側への方向に沿って延伸する第1の内面13と、前記第1の内面13における物側に近い周縁から前記光軸1Bへ延伸する第2の内面15を備え、前記第1の内面13と前記第2の内面15とは、何れも消光処理された内面である。
前記第1の内面13は、複数の段階状分布の円弧面131を備え、物側に近い前記円弧面131の半径は、像側に近い前記円弧面131の半径より小さい。
前記第1のケース11と前記第2のケース12との対応する前記円弧面131は、組立てられ円柱面を形成する。
第2の実施例に係るレンズモジュールの有益な効果は、以下の通りである。レンズチューブは、少なくとも2つのケースから組み立てることで形成され、且つ前記ケースは、物側から像側への方向に沿って延伸する外面と、隣接する前記ケースと連結する断面と、前記外面と前記断面を接続する斜面と、前記外面と前記断面を接続して物側に近い上面とを備え、隣接する2つの前記ケースの前記断面には、それぞれ嵌合するボス及び凹溝が設けられ、前記凹溝は、対応して設けられている前記上面を貫通し、隣接する2つの前記ケースの前記斜面は、組み立てられて接着剤塗布溝を形成し、組立時に、前記ボスは、前記光軸方向に沿って前記凹溝へ挿入する。上記のように設置されることにより、レンズチューブの金型構造が単一である問題を解決しただけでなく、レンズの組立て形態及び金型の設計がよりフレキシブルであり、レンズチューブの内壁を消光処理しやすい。そして、分体型構造の型抜き方向が光軸に直交するため、従来の一体型レンズチューブの型抜き方向が光軸に平行することによる型抜きする時の内壁損傷の問題を避けた。
以上の実施例が本出願の実施形態のみであり、当業者にとっては、本発明の精神及び範囲を脱離しない前提で、変更することもでき、これらが本発明の保護範囲に属する。
Claims (18)
- 収容空間を有し、光軸を囲んで光通過孔を限定して形成するレンズチューブと、前記レンズチューブに収容されるレンズセットとを備えるレンズモジュールであって、前記レンズチューブは、組立てることで前記収容空間と前記光通過孔を形成する少なくとも2つのケースを備え、前記ケースは、物側から像側への方向に沿って延伸する外面と、隣接する前記ケースと連結する断面と、前記外面と前記断面を接続する斜面と、前記外面と前記断面を接続して物側に近い上面とを備え、隣接する2つの前記ケースの前記断面には、それぞれ、嵌合するボス及び凹溝が設けられ、隣接する2つの前記ケースは、接着剤により貼り付けて固定されることを特徴とするレンズモジュール。
- 前記凹溝は、前記上面を貫通していないことを特徴とする請求項1に記載のレンズモジュール。
- 2つの隣接する前記斜面は、接着剤塗布溝を形成し、前記接着剤塗布溝は、接着剤により貼り付けて固定されることを特徴とする請求項2に記載のレンズモジュール。
- 前記ボスは、前記断面と平行して間隔を置いて設けられる端面と、前記端面と前記断面を接続し、且つ前記断面と前記端面に直交する側面とを備えることを特徴とする請求項3に記載のレンズモジュール。
- 前記端面は、コース状に形成されることを特徴とする請求項4に記載のレンズモジュール。
- 前記斜面は、平面又は曲面であることを特徴とする請求項3に記載のレンズモジュール。
- 前記断面と、前記断面に設けられる前記ボスとは、一体型構造であることを特徴とする請求項2乃至6のいずれか一項に記載のレンズモジュール。
- 前記断面と、前記断面に設けられる前記ボスとは、分体型構造であることを特徴とする請求項2乃至6のいずれか一項に記載のレンズモジュール。
- 前記ケースは、2つが設けられ、且つ2つの前記ケースが連結する断面は、前記レンズチューブを対称する2つの部分に分割することを特徴とする請求項2乃至6のいずれか一項に記載のレンズモジュール。
- 前記凹溝は、前記上面を貫通することを特徴とする請求項1に記載のレンズモジュール。
- 2つの隣接する前記斜面は、接着剤塗布溝を形成し、前記接着剤塗布溝は、接着剤により貼り付けて固定されることを特徴とする請求項10に記載のレンズモジュール。
- 前記ボスは、前記断面に平行して間隔を置いて設けられる端面と、前記端面と前記断面を接続し、且つ前記断面と前記端面に直交する側面と、前記側面から凹んで形成する、光軸に平行する位置制限溝とを備え、前記凹溝は、平行して間隔を置いて設けられ前記断面に直交する2つの側壁と、2つの前記側壁から突出して形成し前記光軸方向に沿って延伸する位置決め部とを備え、前記位置決め部は、前記位置制限溝に嵌合して設けられることを特徴とする請求項11に記載のレンズモジュール。
- 前記位置決め部における前記光軸方向に沿うサイズは、前記ボスにおける前記光軸方向に沿うサイズ以上であることを特徴とする請求項12に記載のレンズモジュール。
- 前記端面は、コース状に形成されることを特徴とする請求項12に記載のレンズモジュール。
- 前記斜面は、平面又は曲面であることを特徴とする請求項11に記載のレンズモジュール。
- 前記断面と、前記断面に設けられる前記ボスとは、一体型構造であることを特徴とする請求項10乃至15のいずれか一項に記載のレンズモジュール。
- 前記断面と、前記断面に設けられる前記ボスとは、分体型構造であることを特徴とする請求項10乃至15のいずれか一項に記載のレンズモジュール。
- 前記ケースは、2つが設けられ、且つ2つの前記ケースが連結する断面は、前記レンズチューブを対称する2つの部分に分割することを特徴とする請求項10乃至15のいずれか一項に記載のレンズモジュール。
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