JP2018097235A - 駆動回路および表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】補正動作に起因する画面表示のざらつきを低減することの可能な駆動回路および表示装置を提供する。【解決手段】本技術の一実施の形態に係る駆動回路は、行列状に配置された複数の画素に対して所定の単位行ごとに走査パルスを順次出力する出力部を備えている。出力部から出力される複数の走査パルスにおいて、走査の開始タイミングが相対的に早い第1走査パルスと、走査の開始タイミングが相対的に遅い第2走査パルスとに着目したとする。このとき、第1走査パルスに含まれる、第2パルス寄りの第1パルスである第1特定パルスのオフタイミングと、第2走査パルスに含まれる、第1特定パルスの印加期間と重複する期間に印加される第1パルスである第2特定パルスのオフタイミングとが互いに異なっている。【選択図】図3

Description

本技術は、駆動回路および表示装置に関する。
近年、映像表示を行う表示装置の分野では、画素の発光素子として、流れる電流値に応じて発光輝度が変化する電流駆動型の光学素子、例えば有機EL(electro luminescence)素子を用いた表示装置が開発され、商品化が進められている。有機EL素子は、液晶素子などと異なり自発光素子である。そのため、有機EL素子を用いた表示装置(有機EL表示装置)では、光源(バックライト)が必要ないので、光源を必要とする液晶表示装置と比べて、軽量化、薄型化、高輝度化することができる。さらに、有機EL素子の応答速度は、数μs程度と非常に高速であるので、動画表示時の残像が発生しない。そのため、有機EL表示装置は、次世代のフラットパネルディスプレイの主流になると期待されている。
アクティブマトリックス型の有機EL表示装置においては、1水平期間(1H)ごとに各走査線が順次走査されると共に、映像信号に対応する信号電圧がサンプリングされ、保持容量に書き込まれる。即ち、1H周期の線順次走査によって、信号電圧の書込動作が行われる。また、有機EL表示装置では、駆動トランジスタの閾値電圧や移動度が画素ごとに異なる場合には、有機EL素子の発光輝度がばらつき、画面の一様性(ユニフォーミティ)が損なわれてしまう。そこで、アクティブマトリックス型の有機EL表示装置では、駆動トランジスタの閾値電圧や移動度のばらつきに起因する発光輝度のばらつきを低減する補正動作が、1H周期の線順次走査に併せて行われる(特許文献1参照)。
特開2009−145531号公報
ところで、有機EL表示装置では、上述の補正動作に起因して、画面表示の一部がザラ付いてしまうことがあった。
本技術はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、上述の補正動作に起因する画面表示のざらつきを低減することの可能な駆動回路および表示装置を提供することにある。
本技術の一実施の形態に係る駆動回路は、各々が発光素子と画素回路とを含み、行列状に配置された複数の画素に対して所定の単位行ごとに走査パルスを順次出力する出力部を備えている。出力部から出力される各走査パルスは、複数の第1パルスと、第2パルスとを含んでいる。各第1パルスは、映像信号に対応する信号電圧が入力されない期間に走査対象の画素に印加されるパルスである。第2パルスは、信号電圧が入力される期間に走査対象の前記画素に印加されるパルスである。複数の走査パルスにおいて、走査の開始タイミングが相対的に早い第1走査パルスと、走査の開始タイミングが相対的に遅い第2走査パルスとに着目したとする。このとき、第1走査パルスに含まれる、第2パルス寄りの第1パルスである第1特定パルスのオフタイミングと、第2走査パルスに含まれる、第1特定パルスの印加期間と重複する期間に印加される第1パルスである第2特定パルスのオフタイミングとが互いに異なっている。
本技術の一実施の形態に係る表示装置は、各々が発光素子と画素回路とを含み、行列状に配置された複数の画素と、複数の画素を駆動する駆動回路とを備えている。この表示装置において、画素回路は、上記の出力部を有している。
本技術の一実施の形態に係る駆動回路および表示装置では、第1走査パルスに含まれる第1特定パルスのオフタイミングと、第2走査パルスに含まれる第2特定パルスのオフタイミングとが互いに異なっている。これにより、第1特定パルスおよび第2特定パルスのオフタイミングにおける、信号線と走査線とのカップリングが抑制される。
本技術の一実施の形態に係る駆動回路および表示装置によれば、第1特定パルスおよび第2特定パルスのオフタイミングにおける、信号線と走査線とのカップリングを抑制するようにしたので、上述の補正動作に起因する画面表示のざらつきを低減することができる。
本技術による一実施の形態に係る表示装置の概略構成図である。 各画素の回路構成の一例を表す図である。 本実施の形態に係る走査パルスの波形の一例を表す図である。 ライトスキャナの回路構成の一例を表す図である。 図4のライトスキャナの入出力波形の一例を表す図である。 本実施の形態に係る走査パルスの波形の他の例を表す図である。 本実施の形態に係る走査パルスの波形の他の例を表す図である。 図4のライトスキャナの入出力波形の他の例を表す図である。 本実施の形態に係る走査パルスの波形の他の例を表す図である。 1つの画素に着目したときの走査線、電源線および信号線に印加される電圧ならびに駆動トランジスタのゲート電圧およびソース電圧の経時変化の一例画素に印加される電圧の波形および画素内に生じる電圧の波形の一例を表す図である。 比較例に係る走査パルスの波形の一例を表す図である。 補正動作に起因する画面表示のざらつきの一例を表す図である。 変形例Aに係る走査パルスの波形の一例を表す図である。 変形例Bに係る走査パルスの波形の一例を表す図である。 比較例に係る走査パルスの波形の一例を表す図である。 上記実施の形態およびその変形例に係る発光装置の一適用例の外観を表す斜視図である。
以下、本技術を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。

1.実施の形態(表示装置)
2.変形例(表示装置)
3.適用例(電子機器)
<1.実施の形態>
[構成]
図1は、本技術の一実施の形態に係る表示装置1の概略構成を表したものである。表示装置1は、例えば、画素アレイ部10、コントローラ20およびドライバ30を備えている。コントローラ20およびドライバ30が、本技術の「駆動回路」の一具体例に対応する。画素アレイ部10は、複数の画素11が行列状に配置されてなる。コントローラ20およびドライバ30は、外部から入力された映像信号Dinおよび同期信号Tinに基づいて、複数の画素11を駆動する。
(画素アレイ部10)
図2は、画素アレイ部10に含まれる各画素11の回路構成の一例を表したものである。画素アレイ部10は、コントローラ20およびドライバ30によって各画素11がアクティブマトリクス駆動されることにより、外部から入力された映像信号Dinおよび同期信号Tinに基づく画像を表示する。画素アレイ部10は、行方向に延在する複数の走査線WSLおよび複数の電源線DSLと、列方向に延在する複数の信号線DTLとを有している。画素アレイ部10は、さらに、走査線WSLと信号線DTLとが互いに交差する箇所ごとに1つずつ設けられた複数の画素11を有している。
走査線WSLは、各画素11の選択に用いられるものであり、各画素11を所定の単位(例えば画素行)ごとに選択する走査パルスSPk(1≦k≦m、kは正の整数、mは定数)を各画素11に供給するものである。信号線DTLは、映像信号Dinに応じた信号電圧Vsigの、各画素11への供給に用いられるものであり、信号電圧Vsigを含むデータパルスを各画素11に供給するものである。電源線DSLは、各画素11に電力を供給するものである。
各画素11は、例えば、画素回路12と、有機EL素子13とを有している。有機EL素子13が、本技術の「発光素子」の一具体例に対応する。有機EL素子13は、例えば、アノード電極、有機層およびカソード電極が順に積層された構成を有している。有機EL素子13は、素子容量を有している。画素回路12は、有機EL素子13の発光・消光を制御する。画素回路12は、後述の書込走査によって各画素11に書き込んだ電圧を保持する機能を有している。画素回路12は、例えば、駆動トランジスタTr1、書き込みトランジスタTr2および保持容量Csを含んで構成されている。
書き込みトランジスタTr2は、駆動トランジスタTr1のゲートに対する、映像信号Dinに対応した信号電圧Vsigの印加を制御する。具体的には、書き込みトランジスタTr2は、信号線DTLの電圧をサンプリングするとともに、サンプリングにより得られた電圧を駆動トランジスタTr1のゲートに書き込む。駆動トランジスタTr1は、有機EL素子13に直列に接続されている。駆動トランジスタTr1は、有機EL素子13を駆動する。駆動トランジスタTr1は、書き込みトランジスタTr2によってサンプリングされた電圧の大きさに応じて有機EL素子13に流れる電流を制御する。
保持容量Csは、駆動トランジスタTr1のゲート−ソース間に所定の電圧を保持するものである。保持容量Csは、駆動トランジスタTr1のゲートと、有機EL素子13のアノードとの間の導電パスに設けられている。なお、画素回路12は、上述の2Tr1Cの回路に対して各種容量やトランジスタを付加した回路構成となっていてもよいし、上述の2Tr1Cの回路構成とは異なる回路構成となっていてもよい。
駆動トランジスタTr1および書き込みトランジスタTr2は、例えば、nチャネルMOS型の薄膜トランジスタ(TFT(Thin Film Transistor))により形成されている。なお、これらのトランジスタは、pチャネルMOS型のTFTにより形成されていてもよい。これらのトランジスタがエンハンスメント型であるものとして、以下の説明がなされているが、これらのトランジスタが、デプレッション型であってもよい。
各信号線DTLは、後述の水平セレクタ31の出力端(図示せず)と、書き込みトランジスタTr2のソースまたはドレインとに接続されている。各走査線WSLは、後述のライトスキャナ32の出力端(図示せず)と、書き込みトランジスタTr2のゲートとに接続されている。各電源線DSLは、後述の電源スキャナ33の出力端(図示せず)と、駆動トランジスタTr1のソースまたはドレインとに接続されている。
書き込みトランジスタTr2のゲートは、走査線WSLに接続されている。書き込みトランジスタTr2のソースまたはドレインが信号線DTLに接続されている。書き込みトランジスタTr2のソースおよびドレインのうち信号線DTLに未接続の端子が駆動トランジスタTr1のゲートに接続されている。駆動トランジスタTr1のソースまたはドレインが電源線DSLに接続されている。駆動トランジスタTr1のソースおよびドレインのうち電源線DSLに未接続の端子が有機EL素子13のアノードに接続されている。保持容量Csの一端が駆動トランジスタTr1のゲートに接続されている。保持容量Csの他端が有機EL素子13のアノードに接続されている。
ドライバ30は、例えば、水平セレクタ31、ライトスキャナ32および電源スキャナ33を有している。
水平セレクタ31は、例えば、制御信号の入力に応じて(同期して)、映像信号処理回路21から入力されたアナログの信号電圧Vsigを、各信号線DTLに印加する。水平セレクタ31は、例えば、2種類の電圧(Vofs、Vsig)を出力可能となっている。具体的には、水平セレクタ31は、ライトスキャナ32により選択された画素11へ、信号線DTLを介して2種類の電圧(Vofs、Vsig)を供給する。信号電圧Vsigは、映像信号Dinに対応する電圧値となっている。固定電圧Vofsは、映像信号Dinとは無関係の一定電圧である。信号電圧Vsigの最小電圧は固定電圧Vofsよりも低い電圧値となっており、信号電圧Vsigの最大電圧は固定電圧Vofsよりも高い電圧値となっている。水平セレクタ31は、1水平期間ごとに、信号電圧Vsigを含むデータパルスを各信号線DTLに出力する。水平セレクタ31は、データパルスとして、信号電圧Vsigおよび固定電圧Vofsの2値からなるパルスを各信号線DTLに出力する。
ライトスキャナ32は、複数の画素11を所定の単位行ごとに走査する。ライトスキャナ32は、例えば、1フレーム期間において、各走査線WSLに走査パルスSPk(SP1,SP2,……,SPn−1,SPn,SPn+1,SPn+2,……SPm)を順次、出力する。ライトスキャナ32は、例えば、制御信号の入力に応じて(同期して)、複数の走査線WSLを所定のシーケンスで選択することにより、閾値補正準備や、閾値補正、信号電圧Vsigの書き込み、移動度補正および発光を所望の順番で実行させる。
ここで、閾値補正準備とは、駆動トランジスタTr1のゲート電圧を初期化する(具体的にはVofsにする)とともに、駆動トランジスタTr1のソース電圧を初期化する(具体的にはVssにする)ことを指している。閾値補正とは、駆動トランジスタTr1のゲート−ソース間電圧Vgsを駆動トランジスタTr1の閾値電圧に近づける補正動作を指している。信号電圧Vsigの書き込み(信号書込)とは、駆動トランジスタTr1のゲートに対して、信号電圧Vsigを、書き込みトランジスタTr2を介して書き込む動作を指している。移動度補正とは、駆動トランジスタTr1のゲート−ソース間に保持される電圧(ゲート−ソース間電圧Vgs)を、駆動トランジスタTr1の移動度の大きさに応じて補正する動作を指している。信号書き込みと、移動度補正とは、互いに別個のタイミングで行われることもある。本実施の形態では、ライトスキャナ32が、1つの走査パルスを、走査線WSLへ出力することによって、信号書き込みと、移動度補正とを同時に(もしくは間髪空けずに連続して)行うようになっている。
ライトスキャナ32は、例えば、2種類の電圧(Von、Voff)を出力可能となっている。具体的には、ライトスキャナ32は、駆動対象の画素11へ、走査線WSLを介して2種類の電圧(Von、Voff)を供給し、書き込みトランジスタTr2のオンオフ制御を行う。オン電圧Vonは、書き込みトランジスタTr2のオン電圧以上の値となっている。オン電圧Vonは、後述の「閾値補正準備期間」や、「閾値補正期間」、「信号書込・移動度補正期間」などにライトスキャナ32から出力される選択パルスの波高値である。オフ電圧Voffは、書き込みトランジスタTr2のオン電圧よりも低い値となっており、かつ、オン電圧Vonよりも低い値となっている。
電源スキャナ33は、例えば、制御信号の入力に応じて(同期して)、複数の電源線DSLを所定の単位ごとに順次選択する。電源スキャナ33は、例えば、2種類の電圧(Vcc、Vss)を出力可能となっている。具体的には、電源スキャナ33は、電源線DSLを介して、各画素11へ2種類の電圧(Vcc、Vss)を供給する。固定電圧Vssは、有機EL素子13の閾値電圧Vthelと、有機EL素子13のカソード電圧Vcatとを足し合わせた電圧(Vthel+Vcat)よりも低い電圧値である。固定電圧Vccは、上記電圧(Vthel+Vcat)よりも高い電圧値である。
(コントローラ20)
次に、コントローラ20について説明する。コントローラ20は、例えば、映像信号処理回路21、タイミング生成回路22および電源回路23を有している。映像信号処理回路21は、例えば、外部から入力されたデジタルの映像信号Dinに対して所定の補正を行い、それにより得られた映像信号に基づいて、信号電圧Vsigを生成する。映像信号処理回路21は、例えば、生成した信号電圧Vsigを水平セレクタ31に出力する。所定の補正としては、例えば、ガンマ補正や、オーバードライブ補正などが挙げられる。タイミング生成回路22は、ドライバ30内の各回路が連動して動作するように制御するものである。タイミング生成回路22は、例えば、外部から入力された同期信号Tinに応じて(同期して)、ドライバ30内の各回路に対して制御信号を出力する。電源回路23は、水平セレクタ31、ライトスキャナ32、電源スキャナ33、映像信号処理回路21およびタイミング生成回路22等の種々の回路で必要となる種々の固定電圧を生成し、供給する。
[走査]
次に、ライトスキャナ32による走査について説明する。
図3は、本実施の形態に係る走査パルスSPk(k=n−1,n,n+1,n+2)の波形の一例を表したものである。走査パルスSPn−1は、n−1ライン目の画素行に印加されるパルスである。走査パルスSPnは、nライン目の画素行に印加されるパルスである。走査パルスSPn+1は、n+1ライン目の画素行に印加されるパルスである。走査パルスSPn+2は、n+2ライン目の画素行に印加されるパルスである。
本実施の形態に係るライトスキャナ32は、例えば、複数の画素11を画素行ごとに走査する。本実施の形態に係るライトスキャナ32は、例えば、1フレーム期間において、各走査線WSLに走査パルスSPk(SP1,SP2,……,SPn−1,SPn,SPn+1,SPn+2,……SPm)を順次、出力する。本実施の形態に係る各走査パルスSPkは、映像信号Dinに対応する信号電圧Vsigが入力されない期間に走査対象の画素11に印加される複数の第1パルスP1と、信号電圧Vsigが入力される期間に走査対象の画素11に印加される第2パルスP2とを含んでいる。各第1パルスP1は、上述の閾値補正を行うためのパルスである。つまり、本実施の形態では、上述の閾値補正が複数回に分けて行われる。第2パルスP2は、映像信号Dinに対応する信号電圧Vsigの、画素11への書き込みと、上述の移動度補正とを行うためのパルスである。
本実施の形態に係る各走査パルスSPkは、走査の開始タイミングTsが互いに異なる点を除いて、互いに等しい波形となっている。また、本実施の形態に係る各走査パルスSPkにおいて、各第1パルスP1の幅は互いに等しくなっている。本実施の形態に係る複数の走査パルスSPkにおいて、走査の開始タイミングTsが相対的に早い走査パルスSPnと、走査の開始タイミングTsが相対的に遅い走査パルスSPn+1とに着目したとする。このとき、走査パルスSPnに含まれる、第2パルスP2寄りの第1パルスP1である第1特定パルスP1*のオフタイミングtoff1と、走査パルスSPn+1に含まれる、第1特定パルスP1*の印加期間と重複する期間ΔTに印加される第1パルスP1である第2特定パルスP1**のオフタイミングtoff2とが互いに異なっている。
これにより、オフタイミングtoff1,toff2において、信号線DTLと走査線WSLとのカップリングが抑制され、例えば、n−1ライン目付近の信号線DTLの電圧の降下量(ΔV)が、小さくなる。その結果、n−1ライン目付近の信号線DTLの電圧(Voff−ΔV)と、n−1ライン目の書き込みトランジスタTr2のゲート電圧(オフ電圧)との差分が、n−1ライン目の書き込みトランジスタTr2の閾値電圧よりも小さくなる。ここで、期間ΔTは、走査パルスSPnにおける走査の開始タイミングTsよりも早い開始タイミングTsの走査パルスSPk(例えば、走査パルスSPn−1)が印加される画素行(例えば、n−1ライン目の画素行)における発光期間内にある。従って、例えば、n−1ライン目の画素行が発光している最中に、n−1ライン目の書き込みトランジスタTr2がオンしないので、発光時の駆動トランジスタTr1のゲート−ソース間電圧Vgsが一定に保たれる。
ところで、第1特定パルスP1*の幅D2と、第2特定パルスP1**の幅D1とが、互いに異なっている。図3には、幅D2が幅D1よりも大きくなっている場合が例示されている。さらに、例えば、図3に示したように、第1特定パルスP1*のオンタイミングton1と、第2特定パルスP1**のオンタイミングton2とが、互いに等しくなっていてもよい。これにより、複数の第1パルスP1のオンタイミングの周期が一定となる。また、図3に示したように、走査パルスSPnが印加される画素行と走査パルスSPn+1が印加される画素行が、互いに隣接しており、さらに、第1特定パルスP1*が複数の第1パルスP1における最後のパルスとなっており、第2特定パルスP1**が複数の第1パルスP1における、最後から2番目のパルスとなっていてもよい。これにより、発光直後の画素行において、駆動トランジスタTr1のゲート−ソース間電圧Vgsが一定に保たれる。
図4は、本実施の形態に係るライトスキャナ32の回路構成の一例を表したものである。図5は、図3の走査パルスSPkを出力するライトスキャナ32の入出力波形の一例を表したものである。ライトスキャナ32は、例えば、第1パルス生成部32A、第2パルス生成部32Bおよびパルス合成部32Cを有している。第1パルス生成部32Aは、例えば図5(A)の信号(Vten)と、例えば図5(B)の信号(nライン目入力)との論理和を出力する。第2パルス生成部32Bは、例えば図5(C)の信号(Vten+Uen)と、例えば図5(D)の信号(nライン目’入力)との論理和を出力する。パルス合成部32Cは、第1パルス生成部32Aの出力と、第2パルス生成部32Bの出力とを合成することにより、例えば図5(E)の走査パルスSPnを生成し、出力する。
図6は、本実施の形態に係る走査パルスSPk(k=n−1,n,n+1,n+2)の波形の他の例を表したものである。本実施の形態に係る複数の走査パルスSPkにおいて、走査パルスSPnと、走査パルスSPn+1と、走査の開始タイミングTsがSPn+1における走査の開始タイミングTsよりも相対的に遅い走査パルスSPn+2とに着目したとする。このとき、オフタイミングtoff1と、オフタイミングtoff2と、走査パルスSPn+2に含まれる、期間ΔTに印加される第1パルスP1である第3特定パルスP1***のオフタイミングtoff3とが互いに異なっている。これにより、オフタイミングtoff1,toff2,toff3において、信号線DTLと走査線WSLとのカップリングが抑制され、例えば、n−1ライン目付近の信号線DTLの電圧の降下量(ΔV)が、小さくなる。その結果、n−1ライン目付近の信号線DTLの電圧(Voff−ΔV)と、n−1ライン目の書き込みトランジスタTr2のゲート電圧(オフ電圧)との差分が、n−1ライン目の書き込みトランジスタTr2の閾値電圧よりも小さくなる。従って、例えば、n−1ライン目の画素行が発光している最中に、n−1ライン目の書き込みトランジスタTr2がオンするおそれがないので、発光時の駆動トランジスタTr1のゲート−ソース間電圧Vgsが変化するおそれもない。
第1特定パルスP1*の幅D2と、第2特定パルスP1**の幅D1と、第3特定パルスP1***の幅D3とが、互いに異なっている。図6には、幅D2が幅D1よりも大きくなっており、幅D3が幅D1よりも大きくなっており、幅D3が幅D2よりも小さくなっている場合が例示されている。また、図6には、第1特定パルスP1*のオンタイミングton1と、第2特定パルスP1**のオンタイミングton2と、第3特定パルスP1***のオンタイミングton3とが、互いに等しくなっている場合が例示されている。また、図6には、第1特定パルスP1*が複数の第1パルスP1における最後のパルスである場合が例示されている。また、図6には、第2特定パルスP1**が複数の第1パルスP1における、最後から2番目のパルスである場合が例示されている。また、図6には、第3特定パルスP1***が複数の第1パルスP1における、最後から3番目のパルスである場合が例示されている。また、図6には、第1特定パルスP1*のオンタイミングton1と、第2特定パルスP1**のオンタイミングton2と、第3特定パルスP1**のオンタイミングton3とが、互いに等しくなっている場合が例示されている。また、図6には、走査パルスSPnが印加される画素行と走査パルスSPn+1が印加される画素行が、互いに隣接している場合が例示されている。また、図6には、走査パルスSPn+1が印加される画素行と走査パルスSPn+2が印加される画素行が、互いに隣接している場合が例示されている。
図7は、本実施の形態に係る走査パルスSPk(k=n−1,n,n+1,n+2)の波形の他の例を表したものである。本実施の形態に係る複数の走査パルスSPkにおいて、走査パルスSPnと、走査パルスSPn+1に着目したとする。このとき、走査パルスSPnに含まれる第1特定パルスP1*のオフタイミングtoff1と、走査パルスSPn+1に含まれる第2特定パルスP1**のオフタイミングtoff2とが互いに異なっている。これにより、オフタイミングtoff1,toff2において、信号線DTLと走査線WSLとのカップリングが抑制され、例えば、n−1ライン目付近の信号線DTLの電圧の降下量(ΔV)が、小さくなる。その結果、n−1ライン目付近の信号線DTLの電圧(Voff−ΔV)と、n−1ライン目の書き込みトランジスタTr2のゲート電圧(オフ電圧)との差分が、n−1ライン目の書き込みトランジスタTr2の閾値電圧よりも小さくなる。従って、例えば、n−1ライン目の画素行が発光している最中に、n−1ライン目の書き込みトランジスタTr2がオンしないので、発光時の駆動トランジスタTr1のゲート−ソース間電圧Vgsが一定に保たれる。
ところで、図7では、第1特定パルスP1*の幅D2と、第2特定パルスP1**の幅D1とが、互いに等しくなっている。また、図7では、第1特定パルスP1*のオンタイミングton1と、第2特定パルスP1**のオンタイミングton2とが、互いに異なっている。また、図7に示したように、走査パルスSPnが印加される画素行と走査パルスSPn+1が印加される画素行が、互いに隣接していてもよい。さらに、第1特定パルスP1*が複数の第1パルスP1における最後のパルスとなっており、第2特定パルスP1**が複数の第1パルスP1における、最後から2番目のパルスとなっていてもよい。これにより、発光直後の画素行において、駆動トランジスタTr1のゲート−ソース間電圧Vgsが一定に保たれる。
図8は、図7の走査パルスSPkを出力するライトスキャナ32の入出力波形の他の例を表したものである。ライトスキャナ32において、第1パルス生成部32Aは、例えば図8(A)の信号(Vten)と、例えば図8(B)の信号(nライン目入力)との論理和を出力する。第2パルス生成部32Bは、例えば図8(C)の信号(Vten+Uen)と、例えば図8(D)の信号(nライン目’入力)との論理和を出力する。パルス合成部32Cは、第1パルス生成部32Aの出力と、第2パルス生成部32Bの出力とを合成することにより、例えば図8(E)の走査パルスSPnを生成し、出力する。
図9は、本実施の形態に係る走査パルスSPk(k=n−1,n,n+1,n+2)の波形の他の例を表したものである。本実施の形態に係る複数の走査パルスSPkにおいて、走査パルスSPnと、走査パルスSPn+1と、走査の開始タイミングTsがSPn+1における走査の開始タイミングTsよりも相対的に遅い走査パルスSPn+2に着目したとする。このとき、オフタイミングtoff1と、オフタイミングtoff2と、走査パルスSPn+2に含まれる、期間ΔTに印加される第1パルスP1である第3特定パルスP1***のオフタイミングtoff3とが互いに異なっている。
これにより、オフタイミングtoff1,toff2,toff3において、信号線DTLと走査線WSLとのカップリングが抑制され、例えば、n−1ライン目付近の信号線DTLの電圧の降下量(ΔV)が、小さくなる。その結果、n−1ライン目付近の信号線DTLの電圧(Voff−ΔV)と、n−1ライン目の書き込みトランジスタTr2のゲート電圧(オフ電圧)との差分が、n−1ライン目の書き込みトランジスタTr2の閾値電圧よりも小さくなる。従って、例えば、n−1ライン目の画素行が発光している最中に、n−1ライン目の書き込みトランジスタTr2がオンしないので、発光時の駆動トランジスタTr1のゲート−ソース間電圧Vgsが一定に保たれる。
ところで、図9では、第1特定パルスP1*の幅D2と、第2特定パルスP1**の幅D1と、第3特定パルスP1***の幅D3とが、互いに等しくなっている。また、図9では、第1特定パルスP1*のオンタイミングton1と、第2特定パルスP1**のオンタイミングton2と、第3特定パルスP1***のオンタイミングton3とが、互いに異なっている。また、例えば、図9に示したように、走査パルスSPnが印加される画素行と走査パルスSPn+1が印加される画素行が、互いに隣接しており、さらに、走査パルスSPn+1が印加される画素行と走査パルスSPn+2が印加される画素行が、互いに隣接していてもよい。このとき、さらに、第1特定パルスP1*が複数の第1パルスP1における最後のパルスとなっており、第2特定パルスP1**が複数の第1パルスP1における、最後から2番目のパルスとなっており、第3特定パルスP1***が複数の第1パルスP1における、最後から3番目のパルスとなっていてもよい。これにより、発光直後の画素行において、駆動トランジスタTr1のゲート−ソース間電圧Vgsが一定に保たれる。
[動作]
次に、本実施の形態の表示装置1の動作(消光から発光までの動作)について説明する。本実施の形態では、有機EL素子13のI−V特性が経時変化しても、その影響を受けることなく、有機EL素子13の発光輝度を一定に保つようにするために、有機EL素子13のI−V特性の変動に対する補償動作を組み込んでいる。さらに、本実施の形態では、駆動トランジスタTr1の閾値電圧や移動度が経時変化しても、それらの影響を受けることなく、有機EL素子13の発光輝度を一定に保つようにするために、上記閾値電圧や上記移動度の変動に対する補正動作を組み込んでいる。
図10は、1つの画素11に着目したときの走査線WSL、電源線DSLおよび信号線DTLに印加される電圧ならびに駆動トランジスタTr1のゲート電圧Vgおよびソース電圧Vsの経時変化の一例を表したものである。
(閾値補正準備期間)
まず、コントローラ20およびドライバ30は、駆動トランジスタTr1のゲート−ソース間電圧Vgsを駆動トランジスタTr1の閾値電圧Vthに近づける閾値補正の準備を行う。閾値補正の準備前、有機EL素子13は発光している。このとき、走査線WSLの電圧がVoffとなっており、電源線DSLの電圧がVccとなっている。駆動トランジスタTr1は飽和領域で動作するので、有機EL素子13に流れる電流は、駆動トランジスタTr1のゲート−ソース間電圧Vgsの大きさに応じた値となっている。
コントローラ20およびドライバ30は、閾値補正の準備を開始するにあたって、有機EL素子13を消光する。具体的には、電源スキャナ33が、制御信号に応じて電源線DSLの電圧をVccからVssに下げる(T1)。このとき、Vssは、有機EL素子13の閾値電圧Vthelおよびカソード電圧Vcatの和(Vthel+Vcat)よりも小さい。そのため、ソース電圧VsがVssまで下がると、有機EL素子13が消光する。このとき、保持容量Csを介したカップリングによりゲート電圧Vgも下がる。
次に、電源線DSLの電圧がVssとなっており、かつ信号線DTLの電圧がVofsとなっている間に、ライトスキャナ32は、制御信号に応じて走査線WSLの電圧をVoffからVonに上げる(T2)。すると、ゲート電圧VgがVofsまで変化する。このとき、Vofs−Vssが駆動トランジスタTr1の閾値電圧Vthよりも大きくなっている。その後、ライトスキャナ32は、制御信号に応じて走査線WSLの電圧をVonからVoffに下げる(T3)。
(閾値補正期間)
次に、コントローラ20およびドライバ30は、駆動トランジスタTr1の閾値補正の動作を行う。具体的には、信号線DTLの電圧がVofsとなっており、かつ、走査線WSLの電圧がVonとなっている間に、電源スキャナ33は、制御信号に応じて電源線DSLの電圧をVssからVccに上げる(T4)。すると、駆動トランジスタTr1のドレイン−ソース間に電流が流れ、ソース電圧Vsが上昇する。このとき、ソース電圧VsがVofs−Vthよりも低い場合(閾値補正がまだ完了していない場合)には、駆動トランジスタTr1がカットオフするまで(ゲート−ソース間電圧VgsがVthになるまで)、駆動トランジスタTr1のドレイン−ソース間に電流が流れ、保持容量Csが充電される。このとき、駆動トランジスタTr1のソース電圧Vsは、時間の経過とともに上昇していく。その結果、ゲート電圧VgがVofsとなり、保持容量Csが充電され、ゲート−ソース間電圧VgsがVthに近づいていく。
その後、ライトスキャナ32が制御信号に応じて走査線WSLの電圧をVonからVoffに下げる(T5)。すると、駆動トランジスタTr1のゲートがフローティングとなる。このとき、ゲート−ソース間電圧Vgsは、まだ、駆動トランジスタTr1の閾値電圧Vthよりも大きいので、駆動トランジスタTr1のドレイン−ソース間に電流が流れ続け、保持容量Csの充電が継続する。そのため、駆動トランジスタTr1のゲート電圧Vgおよびソース電圧Vsが上昇し続ける。その一方で、有機EL素子13には逆バイアスがかかっているので、有機EL素子13が発光することはない。
その後、信号線DTLの電圧が再びVofsとなった時に、ライトスキャナ32が制御信号に応じて走査線WSLの電圧をVoffからVonに上げて、駆動トランジスタTr1の閾値補正を行う。コントローラ20およびドライバ30は、このようにして閾値補正を繰り返し行う。その結果、ゲート電圧VgがVofsとなり、保持容量CsがVthに充電され、ゲート−ソース間電圧VgsがVthとなる。なお、このとき、駆動トランジスタTr1のソース電圧Vsは、Vofs−Vthとなり、Vthel+Vcat以下の値となっている。そのため、この時も、有機EL素子13が発光することはない。
その後、水平セレクタ31が制御信号に応じて信号線DTLの電圧をVofsからVsigに切り替える前に、ライトスキャナ32が制御信号に応じて走査線WSLの電圧をVonからVoffに下げる(T6)。すると、駆動トランジスタTr1のゲートがフローティングとなるので、ゲート−ソース間電圧Vgsを信号線DTLの電圧の大きさに拘わらずVthのままで維持することができる。このように、ゲート−ソース間電圧VgsをVthに設定することにより、駆動トランジスタTr1の閾値電圧Vthが画素回路12ごとにばらついた場合であっても、有機EL素子13の発光輝度がばらつくのをなくすることができる。
(待機期間)
その後、待機期間中に、水平セレクタ31は、信号線DTLの電圧をVofsからVsigに切り替える。
(信号書込・移動度補正期間)
待機期間が終了した後(つまり閾値補正が完了した後)、コントローラ20およびドライバ30は、映像信号Dinに応じた信号電圧Vsigの書き込みと、移動度補正を行う。具体的には、信号線DTLの電圧がVsigとなっており、かつ電源線DSLの電圧がVccとなっている間に、ライトスキャナ32は、制御信号に応じて走査線WSLの電圧をVoffからVonに上げ(T7)、駆動トランジスタTr1のゲートを信号線DTLに接続する。すると、駆動トランジスタTr1のゲート電圧Vgが信号線DTLの電圧Vsigとなる。
このとき、有機EL素子13のアノード電圧はこの段階ではまだ有機EL素子13の閾値電圧Vthelおよびカソード電圧Vcatの和(Vthel+Vcat)よりも小さいので、有機EL素子13はカットオフしている。そのため、ドレイン−ソース間の電流は保持容量Csと有機EL素子13の素子容量Celに流れ、保持容量Csおよび素子容量Celが充電されるので、ソース電圧Vsが上昇する。
(発光)
次に、ライトスキャナ32は、制御信号に応じて走査線WSLの電圧をVonからVoffに下げる(T8)。すると、駆動トランジスタTr1のゲートがフローティングとなり、駆動トランジスタTr1のドレイン−ソース間に電流Idsが流れ、ソース電圧Vsが上昇し、それにともなってゲート電圧Vgも上昇する。その結果、有機EL素子13が所望の輝度で発光する。
[効果]
次に、比較例と対比しつつ、本実施の形態の表示装置1における効果について説明する。
図11は、比較例に係る走査パルスSPk(k=n−1,n,n+1,n+2)の波形の一例を表したものである。比較例に係るライトスキャナは、複数の画素11を画素行ごとに走査する。比較例に係るライトスキャナは、例えば、1フレーム期間において、各走査線WSLに走査パルスSPk(SP1,SP2,……,SPn−1,SPn,SPn+1,SPn+2,……SPm)を順次、出力する。比較例に係る各走査パルスSPkは、映像信号Dinに対応する信号電圧Vsigが入力されない期間に走査対象の画素11に印加される複数の第1パルスP1と、信号電圧Vsigが入力される期間に走査対象の画素11に印加される第2パルスP2とを含んでいる。各第1パルスP1は、上述の閾値補正を行うためのパルスである。つまり、比較例では、上述の閾値補正が複数回に分けて行われる。第2パルスP2は、映像信号Dinに対応する信号電圧Vsigの、画素11への書き込みと、上述の移動度補正とを行うためのパルスである。
比較例に係る各走査パルスSPkは、走査の開始タイミングTsが互いに異なる点を除いて、互いに等しい波形となっている。また、比較例に係る各走査パルスSPkにおいて、各第1パルスP1の幅は互いに等しくなっている。比較例に係る複数の走査パルスSPkにおいて、走査の開始タイミングTsが相対的に早い走査パルスSPnと、走査の開始タイミングTsが相対的に遅い走査パルスSPn+1とに着目したとする。このとき、走査パルスSPnに含まれる、第2パルスP2寄りの第1パルスP1である第1特定パルスP1*のオフタイミングtoff1と、走査パルスSPn+1に含まれる、第1特定パルスP1*の印加期間と重複する期間に印加される第1パルスP1である第2特定パルスP1**のオフタイミングtoff2とが互いに等しくなっている。そのため、オフタイミングtoff1,toff2において、信号線DTLと走査線WSLとが互いにカップリングし、例えば、n−1ライン目付近の信号線DTLの電圧が、例えば、図11(E)に示したように、VoffからΔVだけ下がってしまう。このとき、n−1ライン目付近の信号線DTLの電圧(Voff−ΔV)と、n−1ライン目の書き込みトランジスタTr2のゲート電圧(オフ電圧)との差分が、n−1ライン目の書き込みトランジスタTr2の閾値電圧以上となると、n−1ライン目の書き込みトランジスタTr2がオンしてしまう。その結果、発光時の駆動トランジスタTr1のゲート−ソース間電圧Vgsが変化してしまい、例えば、図12に示したように、画面表示にざらつき10Aが現れる。ざらつき10Aは、画素アレイ部10のうち、ライトスキャナ32寄りであって、かつ水平セレクタ31から離れた箇所でより顕著に発生し、上述の閾値補正の回数が増加する程、顕著に発生する。
そこで、例えば、書き込みトランジスタTr2のゲート電圧(オフ電圧)を下げることが考えられる。しかし、そのようにした場合には、書き込みトランジスタTr2のゲートに印加する制御パルスの振幅が大きくなり、消費電力が増加してしまう。さらに、書き込みトランジスタTr2にかかるオフバイアスが大きくなり、書き込みトランジスタTr2の閾値電圧が時間と共に変化し、小さくなる。その結果、一定時間後に、図12に示したようなざらつき10Aが発生してしまう。
このように、比較例に係る有機EL表示装置では、閾値補正の動作に起因して、画面表示の一部がザラ付いてしまうことがあった。
一方、本実施の形態では、第1走査パルスSPnに含まれる第1特定パルスP1*のオフタイミングtoff1と、第2走査パルスSPn+1に含まれる第2特定パルスP1**のオフタイミングtoff2とが互いに異なっている。これにより、第1特定パルスP1*および第2特定パルスP1**のオフタイミングtoff1,toff2における、信号線DTLと走査線WSLとのカップリングが抑制される。その結果、閾値補正に起因する画面表示のざらつきを低減することができる。
また、本実施の形態において、第1特定パルスP1*の幅D2と第2特定パルスP1**の幅D1が、互いに等しくなっている場合には、従前の閾値補正時間と同じ時間で、閾値補正に起因する画面表示のざらつきを低減することができる。
また、本実施の形態において、第1特定パルスP1*のオンタイミングton1と第2特定パルスP1**のオンタイミングton2が、互いに等しくなっている場合には、第1特定パルスP1*のパルス幅D2を調整するだけで、閾値補正に起因する画面表示のざらつきを低減することができる。
また、本実施の形態において、走査パルスSPnが印加される画素行と走査パルスSPn+1が印加される画素行が、互いに隣接しており、さらに、第1特定パルスP1*が、複数の第1パルスP1における最後のパルスである場合には、発光直後の画素行において、駆動トランジスタTr1のゲート−ソース間電圧Vgsが一定に保たれる。その結果、閾値補正に起因する画面表示のざらつきを低減することができる。
<2.変形例>
以下に、上記実施の形態の表示装置1の種々の変形例について説明する。なお、以下では、上記実施の形態の表示装置1と共通する構成要素に対しては、同一の符号が付与される。さらに、上記実施の形態の表示装置1と共通する構成要素についての説明は、適宜、省略されるものとする。
[変形例A]
上記実施の形態では、ライトスキャナ32は、複数の画素11を線順次で走査していた。しかし、上記実施の形態において、ライトスキャナ32は、複数の画素11を、複数の画素行ごとに順次、走査してもよい。例えば、図13に示したように、ライトスキャナ32は、複数の画素11を、2画素行ごとに順次、走査してもよい。本変形例に係る複数の走査パルスSPkにおいて、走査の開始タイミングTsが相対的に早い走査パルスSPn,SPn+1と、走査の開始タイミングTsが相対的に遅い走査パルスSPn+2,SPn+3とに着目したとする。このとき、走査パルスSPn,SPn+1に含まれる、第2パルスP2寄りの第1パルスP1である第1特定パルスP1*のオフタイミングtoff1と、走査パルスSPn+2,SPn+3に含まれる、第1特定パルスP1*の印加期間と重複する期間ΔTに印加される第1パルスP1である第2特定パルスP1**のオフタイミングtoff2とが互いに異なっている。
これにより、オフタイミングtoff1,toff2において、信号線DTLと走査線WSLとのカップリングが抑制され、例えば、n−1ライン目付近の信号線DTLの電圧の降下量(ΔV)が、小さくなる。その結果、n−1ライン目付近の信号線DTLの電圧(Voff−ΔV)と、n−1ライン目の書き込みトランジスタTr2のゲート電圧(オフ電圧)との差分が、n−1ライン目の書き込みトランジスタTr2の閾値電圧よりも小さくなる。ここで、期間ΔTは、走査パルスSPnにおける走査の開始タイミングTsよりも早い開始タイミングTsの走査パルスSPk(例えば、走査パルスSPn−1)が印加される画素行(例えば、n−1ライン目の画素行)における発光期間内にある。従って、例えば、n−1ライン目の画素行が発光している最中に、n−1ライン目の書き込みトランジスタTr2がオンしないので、発光時の駆動トランジスタTr1のゲート−ソース間電圧Vgsが一定に保たれる。
ところで、第1特定パルスP1*の幅D2と、第2特定パルスP1**の幅D1とが、互いに異なっている。図13には、幅D2が幅D1よりも大きくなっている場合が例示されている。さらに、例えば、図13に示したように、第1特定パルスP1*のオンタイミングton1と、第2特定パルスP1**のオンタイミングton2とが、互いに等しくなっていてもよい。これにより、複数の第1パルスP1のオンタイミングの周期が一定となる。また、図13に示したように、走査パルスSPnが印加される画素行と走査パルスSPn+1が印加される画素行が、互いに隣接しており、さらに、第1特定パルスP1*が複数の第1パルスP1における最後のパルスとなっており、第2特定パルスP1**が複数の第1パルスP1における、最後から2番目のパルスとなっていてもよい。これにより、発光直後の画素行において、駆動トランジスタTr1のゲート−ソース間電圧Vgsが一定に保たれる。
本変形例では、第1走査パルスSPn,SPn+1に含まれる第1特定パルスP1*のオフタイミングtoff1と、第2走査パルスSPn+2,SPn+3に含まれる第2特定パルスP1**のオフタイミングtoff2とが互いに異なっている。これにより、第1特定パルスP1*および第2特定パルスP1**のオフタイミングtoff1,toff2における、信号線DTLと走査線WSLとのカップリングが抑制される。その結果、閾値補正に起因する画面表示のざらつきを低減することができる。
[変形例B]
上記変形例Aに係る複数の走査パルスSPkにおいて、例えば、図14に示したように、開始タイミングTsが互いに共通する複数の走査パルスSPn,SPn+1において、それぞれの第1特定パルスP1*のオフタイミングtoff1が互いに異なっていてもよい。ただし、このとき、開始タイミングTsが互いに共通する複数の走査パルスSPn,SPn+1に含まれる1つのオフタイミングtoff1と、開始タイミングTsが互いに共通する複数の走査パルスSPn+2,SPn+3に含まれる複数の第2特定パルスP1**のうちの少なくとも1つのオフタイミングtoff2とが互いに等しくなっていてもよい。この場合であっても、例えば、図15に示したような場合(全てのオフタイミングtoff1,toff2が互いに等しい場合)と比べて、第1特定パルスP1*および第2特定パルスP1**のオフタイミングtoff1,toff2における、信号線DTLと走査線WSLとのカップリングが抑制される。その結果、閾値補正に起因する画面表示のざらつきを低減することができる。
<3.適用例>
以下、上記実施の形態およびその変形例(以下、「上記実施の形態等」と称する。)で説明した表示装置1の適用例について説明する。上記実施の形態の表示装置1は、テレビジョン装置、デジタルカメラ、ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話等の携帯端末装置あるいはビデオカメラなど、外部から入力された映像信号あるいは内部で生成した映像信号を、画像あるいは映像として表示するあらゆる分野の電子機器の表示装置に適用することが可能である。
図16は、本適用例に係る電子機器2の概略構成例を表したものである。電子機器2は、例えば、折りたたみ可能な2枚の板状の筐体のうちの一方の筐体の主面に表示面2Aを備えたノート型のパーソナルコンピュータである。電子機器2は、上記実施の形態等の表示装置1を備えており、例えば、表示面2Aの位置に画素アレイ部10を備えている。本適用例では、表示装置1が設けられているので、ざらつきの少ない画面表示を得ることができる。
以上、実施の形態、変形例および適用例を挙げて本技術を説明したが、本技術は実施の形態等に限定されるものではなく、種々変形が可能である。なお、本明細書中に記載された効果は、あくまで例示である。本技術の効果は、本明細書中に記載された効果に限定されるものではない。本技術が、本明細書中に記載された効果以外の効果を持っていてもよい。
また、例えば、本技術は以下のような構成を取ることができる。
(1)
各々が発光素子と画素回路とを含み、行列状に配置された複数の画素に対して所定の単位行ごとに走査パルスを順次出力する出力部を備え、
各前記走査パルスは、映像信号に対応する信号電圧が入力されない期間に走査対象の前記画素に印加される複数の第1パルスと、前記信号電圧が入力される期間に走査対象の前記画素に印加される第2パルスとを含み、
複数の前記走査パルスにおいて、走査の開始タイミングが相対的に早い第1走査パルスと、走査の開始タイミングが相対的に遅い第2走査パルスとに着目したときに、前記第1走査パルスに含まれる、前記第2パルス寄りの前記第1パルスである第1特定パルスのオフタイミングと、前記第2走査パルスに含まれる、前記第1特定パルスの印加期間と重複する期間に印加される前記第1パルスである第2特定パルスのオフタイミングとが互いに異なっている
駆動回路。
(2)
前記第1特定パルスの幅と前記第2特定パルスの幅が、互いに等しくなっている
(1)に記載の駆動回路。
(3)
前記第1特定パルスのオンタイミングと前記第2特定パルスのオンタイミングが、互いに等しくなっている
(1)に記載の駆動回路。
(4)
前記第1特定パルスは、複数の前記第1パルスにおける最後のパルスである
(1)ないし(3)のいずれか1つに記載の駆動回路。
(5)
前記第1走査パルスが印加される画素行と前記第2走査パルスが印加される画素行が、互いに隣接している
(1)ないし(4)のいずれか1つに記載の駆動回路。
(6)
各々が発光素子と画素回路とを含み、行列状に配置された複数の画素と、
複数の前記画素を駆動する駆動回路と
を備え、
前記駆動回路は、
各々が発光素子と画素回路とを含み、行列状に配置された複数の画素に対して所定の単位行ごとに走査パルスを順次出力する出力部を有し、
各前記走査パルスは、映像信号に対応する信号電圧が入力されない期間に走査対象の前記画素に印加される複数の第1パルスと、前記信号電圧が入力される期間に走査対象の前記画素に印加される第2パルスとを含み、
複数の前記走査パルスにおいて、走査の開始タイミングが相対的に早い第1走査パルスと、走査の開始タイミングが相対的に遅い第2走査パルスとに着目したときに、前記第1走査パルスに含まれる、前記第2パルス寄りの前記第1パルスである第1特定パルスのオフタイミングと、前記第2走査パルスに含まれる、前記第1特定パルスの印加期間と重複する期間に印加される前記第1パルスである第2特定パルスのオフタイミングとが互いに異なっている
表示装置。
1…表示装置、2…電子機器、2A…表示面、10…画素アレイ部、11…画素、12…画素回路、13…有機EL素子、20…コントローラ、21…映像信号処理回路、22…タイミング生成回路、23…電源回路、30…ドライバ、31…水平セレクタ、32…ライトスキャナ、32A…第1パルス生成部、32B…第2パルス生成部、32C…パルス合成部、33…電源スキャナ、Cs…保持容量、D1,D2…幅、Din…映像信号、DSL…電源線、DTL…信号線、P1…第1パルス、P2…第2パルス、SPk,SP1,SP2,……,SPn−1,SPn,SPn+1,SPn+2,SPm…走査パルス、toff1,toff2…オフタイミング、ton1,ton2…オンタイミング、T1,T2,T3,T4,T5,T6,T7,T8…時刻、Tin…同期信号、Tr1…駆動トランジスタ、Tr2…書き込みトランジスタ、Ts…開始タイミング、Vcat…カソード電圧、Vcc,Vofs,Vss…固定電圧、Vg…ゲート電圧、Vgs…ゲート−ソース間電圧、Von…オン電圧、Voff…オフ電圧、Vs…ソース電圧、Vsig…信号電圧、Vth,Vthel…閾値電圧、WSL…走査線、ΔT…期間。

Claims (6)

  1. 各々が発光素子と画素回路とを含み、行列状に配置された複数の画素に対して所定の単位行ごとに走査パルスを順次出力する出力部を備え、
    各前記走査パルスは、映像信号に対応する信号電圧が入力されない期間に走査対象の前記画素に印加される複数の第1パルスと、前記信号電圧が入力される期間に走査対象の前記画素に印加される第2パルスとを含み、
    複数の前記走査パルスにおいて、走査の開始タイミングが相対的に早い第1走査パルスと、走査の開始タイミングが相対的に遅い第2走査パルスとに着目したときに、前記第1走査パルスに含まれる、前記第2パルス寄りの前記第1パルスである第1特定パルスのオフタイミングと、前記第2走査パルスに含まれる、前記第1特定パルスの印加期間と重複する期間に印加される前記第1パルスである第2特定パルスのオフタイミングとが互いに異なっている
    駆動回路。
  2. 前記第1特定パルスの幅と前記第2特定パルスの幅が、互いに等しくなっている
    請求項1に記載の駆動回路。
  3. 前記第1特定パルスのオンタイミングと前記第2特定パルスのオンタイミングが、互いに等しくなっている
    請求項1に記載の駆動回路。
  4. 前記第1特定パルスは、複数の前記第1パルスにおける最後のパルスである
    請求項1に記載の駆動回路。
  5. 前記第1走査パルスが印加される画素行と前記第2走査パルスが印加される画素行が、互いに隣接している
    請求項4に記載の駆動回路。
  6. 各々が発光素子と画素回路とを含み、行列状に配置された複数の画素と、
    複数の前記画素を駆動する駆動回路と
    を備え、
    前記駆動回路は、
    各々が発光素子と画素回路とを含み、行列状に配置された複数の画素に対して所定の単位行ごとに走査パルスを順次出力する出力部を有し、
    各前記走査パルスは、映像信号に対応する信号電圧が入力されない期間に走査対象の前記画素に印加される複数の第1パルスと、前記信号電圧が入力される期間に走査対象の前記画素に印加される第2パルスとを含み、
    複数の前記走査パルスにおいて、走査の開始タイミングが相対的に早い第1走査パルスと、走査の開始タイミングが相対的に遅い第2走査パルスとに着目したときに、前記第1走査パルスに含まれる、前記第2パルス寄りの前記第1パルスである第1特定パルスのオフタイミングと、前記第2走査パルスに含まれる、前記第1特定パルスの印加期間と重複する期間に印加される前記第1パルスである第2特定パルスのオフタイミングとが互いに異なっている
    表示装置。
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