JP2018096640A - 空気調和機 - Google Patents

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雄一 六角
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Abstract

【課題】温度センサの誤装着による異常運転を防止できる空気調和機を提供する。【解決手段】圧縮機12と室外熱交換器16と膨張弁14とを有した室外機10と、室内熱交換器33を有した室内機30とを備え、冷媒の温度を検知する第1温度センサ20f及び第2温度センサ20eを含む温度センサ群20が設けられるとともに、温度センサ群20の検知結果に基づいて圧縮機12及び膨張弁14を制御する空気調和機1において、第1温度センサ20fが室内熱交換器33の経路中間に配されるとともに、第2温度センサ20eが室内熱交換器33の膨張弁14側に配され、圧縮機12を駆動して温度センサ群20の誤装着を判定する判定モードを設け、判定モード時に暖房運転を行って圧縮機12の駆動開始から所定の第1時間経過後に第1温度センサ20fの検知温度が第2温度センサ20eの検知温度よりも低いときに温度センサ群20の誤装着と判定する。【選択図】図4

Description

本発明は、室内機及び室外機を備える空気調和機に関する。
従来の空気調和機は特許文献1に開示されている。この空気調和機は室内に配される室内機と室外に配される室外機とを備えている。室外機には圧縮機、室外熱交換器及び膨張弁が配され、室内機には室内熱交換器が配される。
また、冷媒の温度を検知する複数の温度センサが設けられ、室内機には室内熱交換器の経路中間には第1温度センサが配されている。また、室内熱交換器の膨張弁側には第2温度センサが配されている。空気調和機は第1、第2温度センサの検知温度に基づいて圧縮機の回転数及び膨張弁の開度を制御して冷媒を流通させて運転する。
特開2015−111020号公報
しかしながら、上記従来の空気調和機によると、室内機の組み立て工程において第1温度センサと第2温度センサとを誤装着することがある。この場合、第1温度センサ及び第2温度センサの検知温度に基づいて冷凍サイクルを運転すると、空気調和機の運転を正常に行うことができない問題があった。
本発明は、温度センサの誤装着による異常運転を防止できる空気調和機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、圧縮機と室外熱交換器と膨張弁とを有した室外機と、室内熱交換器を有した室内機とを備え、冷媒の温度を検知する第1温度センサ及び第2温度センサを含む温度センサ群が設けられるとともに、前記温度センサ群の検知結果に基づいて前記圧縮機及び前記膨張弁を制御する空気調和機において、前記第1温度センサが前記室内熱交換器の経路中間に配されるとともに、前記第2温度センサが前記室内熱交換器の前記膨張弁側に配され、
前記圧縮機を駆動して前記温度センサ群の誤装着を判定する判定モードを設け、前記判定モード時に暖房運転を行って前記圧縮機の駆動開始から所定の第1時間経過後に前記第1温度センサの検知温度が前記第2温度センサの検知温度よりも低いときに前記温度センサ群の誤装着と判定することを特徴としている。
また、本発明の空気調和機は、上記構成において、前記温度センサ群が前記圧縮機の吐出側に配された第3温度センサと、前記室外機の前記膨張弁側に配された第4温度センサとを有し、
前記判定モードは前記圧縮機の駆動開始から所定の第2時間経過時に前記第3温度センサの検知温度が前記第4温度センサの検知温度よりも低いときに前記温度センサ群の誤装着と判定することが好ましい。
また、本発明の空気調和機は、上記構成において、前記温度センサ群が前記膨張弁の前記室内熱交換器側に配した前記第5温度センサと、前記圧縮機の吸込み側に配した第6温度センサとを有し、
前記判定モードは前記第2時間経過時に前記第3温度センサの検知温度が前記第5温度センサ又は前記第6温度センサの検知温度よりも低いときに前記温度センサ群の誤装着と判定することが好ましい。
また、本発明の空気調和機は、上記構成において、前記判定モードは前記第4温度センサ、前記第5温度センサ、前記第6温度センサのいずれかの検知温度が所定温度よりも高温の場合に、前記温度センサ群の誤装着と判定することが好ましい。
また、本発明の空気調和機は、上記構成において、前記判定モードは前記第3温度センサの検知温度が前記所定温度よりも高温の場合に、前記所定温度を検知してから所定の第3時間経過時に前記第3温度センサの検知温度が再び前記所定温度よりも高温であるときに前記温度センサ群の誤装着と判定することが好ましい。
また、本発明の空気調和機は、上記構成において、前記判定モードにより前記温度センサ群の誤装着と判定された場合において、圧縮機の駆動を停止することが好ましい。
また、本発明の空気調和機は、上記構成において、前記判定モードにより前記温度センサ群の誤装着と判定された場合において、前記第1温度センサの検知温度と前記第2温度センサの検知温度とを入れ替えて制御を行うことが好ましい。
また、本発明の空気調和機は、上記構成において、前記判定モードにより前記温度センサ群の誤装着と判定された場合において、次回通電時に前記判定モードを実行することが好ましい。
また、本発明の空気調和機は、上記構成において、前記判定モードは電源投入後に暖房運転及び冷房運転の操作とは異なる操作により実行されることが好ましい。
本発明によると、判定モードの判定結果に基づいて温度センサ群の誤装着の修正または誤装着に基づく制御を行い、空気調和機の異常運転を防止することができる。
本発明の第1実施形態の空気調和機の冷房運転時の冷凍サイクルを示す回路図。 本発明の第1実施形態の空気調和機の暖房運転時の冷凍サイクルを示す回路図。 本発明の第1実施形態の空気調和機の構成を示すブロック図。 本発明の第1実施形態の空気調和機の動作制御を示すフローチャート。 本発明の第2実施形態の空気調和機の動作制御を示すフローチャート。 本発明の第2実施形態の空気調和機の暖房運転時の温度センサの検知温度と圧縮機の駆動時間との関係を示すグラフ。 本発明の第3実施形態の空気調和機の動作制御を示すフローチャート。
<第1実施形態>
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1、図2は第1実施形態の空気調和機1の冷凍サイクルを示す回路図であり、図1は冷房運転時、図2は暖房運転時の状態を示している。空気調和機1は室外に配される室外機10と室内に配される室内機30とを有している。
室外機10は圧縮機12、四方弁13、膨張弁14、室外ファン15、室外熱交換器16を備える。室内機30は室内熱交換器33及び室内ファン32を備える。圧縮機12、四方弁13、室外熱交換器16、膨張弁14及び室内熱交換器33は冷媒管19により接続されて冷媒回路が形成されている。
膨張弁14と室内熱交換器33とを接続する冷媒管19には二方弁21が介装されている。また、四方弁13と室内熱交換器33とを接続する冷媒管19には三方弁22が介装されている。
また、冷媒管19には複数の温度センサ20a〜20gから成る温度センサ群20(図3参照)が設けられる。温度センサ20a〜20gは冷媒管19を流通する冷媒の温度を検知する。
具体的には、温度センサ20a(第3温度センサ)は圧縮機12の吐出側に配されて圧縮機12から吐出される冷媒の吐出温度を検知する。温度センサ20bは室外熱交換器16の経路中間に配されて室外熱交換器16の温度を検知する。より具体的には、温度センサ20bは室外熱交換器16の経路を構成する冷媒管19の入口と出口との中間位置に配されて冷媒管温度(冷媒温度)を検知する。温度センサ20c(第4温度センサ)は室外熱交換器16の膨張弁14側に配されている。温度センサ20cは冷房運転時に室外熱交換器16から流出する冷媒の温度を検知し、暖房運転時に室外熱交換器16へ流入する冷媒の温度を検知する。
温度センサ20d(第5温度センサ)は室外熱交換器16と二方弁21との間に配され二方弁21を流通する冷媒の温度を検知する。温度センサ20g(第6温度センサ)は圧縮機12の吸込み側に配されて圧縮機12に吸い込まれる冷媒の吸込温度(サクション温度)を検知する。
温度センサ20e(第2温度センサ)は室内熱交換器33の膨張弁14側に配されている。温度センサ20eは冷房運転時に室内熱交換器33へ流入する冷媒の温度を検知し、暖房運転時に室内熱交換器33から流出する冷媒の温度を検知する。温度センサ20f(第1温度センサ)は室内熱交換器33の経路中間に配されて室内熱交換器33の温度を検知する。より具体的には、温度センサ20fは室内熱交換器33の経路を構成する冷媒管19の入口と出口との中間位置に配されて冷媒管温度(冷媒温度)を検知する。
室外ファン15は室外熱交換器16に対向配置される。室外ファン15の駆動によって室外の空気が室外熱交換器16に供給され、室外熱交換器16と室外の空気との熱交換が促進される。
室内ファン32及び室内熱交換器33は室内機30に設けた送風通路(不図示)内に配される。室内ファン32の駆動によって室内の空気が送風通路に流入して室内熱交換器33に供給され、送風通路を流通する空気と室内熱交換器33とが熱交換される。
圧縮機12が駆動されると、冷媒が冷媒回路を循環する。膨張弁14は開度が調整され、循環する冷媒を減圧して冷媒量を調整する。冷媒が冷媒回路を循環することにより、冷凍サイクルが形成される。
冷房運転時の冷凍サイクルでは、圧縮機12の駆動によって圧縮機12、四方弁13、室外熱交換器16、膨張弁14、室内熱交換器33の順に冷媒が循環する。この時、室外熱交換器16が凝縮器として機能し、室内熱交換器33が蒸発器として機能する。
暖房運転時の冷凍サイクルでは、四方弁13が切り替えられ、圧縮機12の駆動によって圧縮機12、四方弁13、室内熱交換器33、膨張弁14、室外熱交換器16の順に冷媒が循環する。この時、室内熱交換器33が凝縮器として機能し、室外熱交換器16が蒸発器として機能する。
図3は空気調和機1の構成を示すブロック図である。制御部40は制御基板(不図示)を有し、圧縮機12、四方弁13、膨張弁14、室外ファン15、室内ファン32、温度センサ20a〜20g、受信部41、記憶部42が接続されている。
受信部41はリモコン(不図示)の操作により赤外線等を介して運転モード等の各種設定や動作指令を受信して制御部40に指示する。
制御部40は記憶部42にあらかじめ格納されている動作プログラムを読み出して実行する。具体的には、運転モードに応じて、各温度センサ20a〜20gの検知温度に基づいて圧縮機12の回転数(運転周波数)、膨張弁14の開度、室外ファン15の回転数、室内ファン32の回転数をそれぞれ制御する。
また、空気調和機1は効率のよい冷凍サイクルを実現するために、冷媒回路を循環する冷媒量に応じた目標吸込過熱度又は目標吐出過熱度となるように温度センサから検知される吸込過熱度又は吐出過熱度に応じて膨張弁14の開度を制御する。
吸込過熱度は圧縮機12に吸入する冷媒の吸入温度と蒸発器の蒸発温度との差から導出される。つまり、暖房運転時には、温度センサ20gの検知温度と温度センサ20bの検知温度との差により吸込過熱度が導出される。また、冷房運転時には、温度センサ20gの検知温度と温度センサ20fの検知温度との差により吸込過熱度が導出される。
吐出過熱度は圧縮機12から吐出される冷媒の吐出温度と凝縮器の凝縮温度との差から導出される。つまり、暖房運転時には、温度センサ20aの検知温度と温度センサ20fの検知温度との差により吐出過熱度が導出される。また、冷房運転時には、温度センサ20aの検知温度と温度センサ20bの検知温度との差により吐出過熱度が導出される。
なお、目標吸込過熱度及び目標吐出過熱度は予め実験的に求められ、記憶部42に圧縮機12の回転数毎に記憶される。制御部40は決められた圧縮機12の回転数に応じた目標吸込過熱度及び目標吐出過熱度を記憶部42から読み出す。
記憶部42は空気調和機1の冷房運転、暖房運転、除湿運転などの空調運転モードを実行するための空調運転プログラム及び判定モードを実行するための判定モードプログラムを記憶する。また、記憶部42には空気調和機1が空調運転モード、判定モードのいずれかに設定されているかの情報がフラッシュEEPROMなどの不揮発性の記憶装置に記憶されている。
判定モードは室内機30の温度センサ20eと温度センサ20fの誤装着を判定するモードである。具体的には判定モードが実行されると圧縮機12を駆動して暖房運転が開始される。また、圧縮機12の駆動開始から所定の第1時間経過後に温度センサ20fの検知温度が温度センサ20eの検知温度よりも低いときに温度センサ20eと温度センサ20fとが取り違えて誤装着されていると判定する。
また、本実施形態では空気調和機1に通電後から判定モードに移行する。これにより、空気調和機1の設置業者が空気調和機1のコンセントを差し込んで最初に通電させた後、温度センサ20fと温度センサ20eとの誤装着が判定されて誤装着が補正される。これにより、ユーザは空気調和機1の電源投入後に通常の空調運転を実行することができる。
図4は空気調和機1の動作制御を示すフローチャートである。商用電源から電力供給が開始されると記憶部42に記憶された判定モードプログラムが実行されて以下の動作が行われる。
ステップ♯11では空気調和機1の通電時に記憶部42に記憶されているフラグFの値を読み出し、フラグFに0が記憶されているか否かによって判定モードの実行を立ち上げるか否かが判断される。なお、工場出荷時の空気調和機1はフラグFに0が記憶され、判定モードにより温度センサ群20が正常と判断された場合にフラグFに1が代入される。
フラグFが0でない(フラグFが1の)場合は判定モードプログラムを終了して通常の空調運転モードプログラムが実行されるのを待機する。フラグFに0が記憶されている場合はステップ♯12に移行して圧縮機12の駆動を開始して暖房運転を開始する。また、タイマーがスタートし、圧縮機12は一定(固定)の回転数(例えば2500rpm)で駆動する。つまり、圧縮機12は回転数の可変制御が行われない。
ステップ♯13ではタイマーの計時により圧縮機12の駆動開始から所定の第1時間(例えば、3分間)が経過するまで待機する。第1時間が経過すると、ステップ♯14に移行する。なお、第1時間は、圧縮機12の駆動開始から冷媒回路に冷媒が行き渡って冷媒回路の動作(膨張弁14の動作)が安定するマスク時間よりも長い時間に設定される。
暖房運転時に圧縮機12から吐出された高温高圧の気体の冷媒は室内熱交換器33に入り、凝縮して液体と蒸気が混じって流通する。このため、室内熱交換器33の経路中間の凝縮温度は一定となる。また、室内熱交換器33から外部に流出した冷媒は全て高圧の液体となって冷媒温度は低下する。このため、温度センサ群20が正常に装着されている場合は、第1時間経過時に室内熱交換器33の経路中間に配される温度センサ20fの検知温度Tfが冷媒流出側の温度センサ20eの検知温度Teよりも高くなる。
ステップ♯14では温度センサ20fの検知温度Tfが温度センサ20eの検知温度Teよりも低いか否かを判断する。検知温度Tfが検知温度Teよりも低い場合は温度センサ20eと温度センサ20fとが取り違えて誤装着されていると判定してステップ♯15に移行する。また、検知温度Tfが検知温度Teよりも高い場合は温度センサ20eと温度センサ20fとが正常に装着されていると判定してステップ♯16に移行する。
ステップ♯15では温度センサ20eと温度センサ20fとで検知される温度を入れ替えて認識する補正を記憶部42に記憶する。これにより、温度センサ20eの検知温度Teは室内熱交換器33の経路中間の冷媒の温度として認識される。また、温度センサ20fの検知温度Tfは室内熱交換器33の膨張弁14側の冷媒の温度として認識される。
次に、ステップ♯16では圧縮機12の駆動が停止される。ステップ♯17では不揮発性の記憶部42にフラグFに1を記憶して判定モードプログラムを終了する。これにより、次回空気調和機1の通電時に記憶装置の情報に基づいて判定モードが立ち上がらずに空調運転モードが立ち上がる。
本実施形態によると、判定モード時に暖房運転し、圧縮機12の駆動開始から第1時間経過時に室内熱交換器33の経路中間に配される温度センサ20f(第1温度センサ)の検知温度Tfが室内熱交換器33の膨張弁14側に配される温度センサ20e(第2温度センサ)の検知温度Teよりも低いときに誤装着と判定する。暖房運転時に圧縮機12から吐出された高温高圧気体の冷媒は室内熱交換器33に入り、外気との熱交換により温度低下して室内熱交換器33の外部に流出する。
このため、判定モードにより圧縮機12の駆動開始から第1時間経過時の温度センサ20f及び温度センサ20eの検知温度を比較して誤装着を容易に判定することができる。これにより、判定モードの判定結果に基づいて温度センサ群20の誤装着に基づく制御を行い、空気調和機1の異常運転を防止することができる。
また、判定モードにより温度センサ群20の誤装着と判定された場合において、温度センサ20fの検知温度Tfと温度センサ20eの検知温度Teとを入れ替えて制御を行う。これにより、設置者による温度センサ群20の取り替え作業を省略して室内機30の設置作業を簡易化することができる。また、温度センサ群20が誤装着されていると判定された室内機30を、正常の室内機30に交換する必要がなくなり、設置効率が向上する。
<第2実施形態>
図5は第2実施形態に係る空気調和機1の動作制御を示すフローチャートである。なお、第1実施形態と同一部分は同一符号を付して説明を省略する。第1実施形態に対して第2実施形態では室外機10に配される温度センサ20aの誤装着を判定する判定モードプログラムが記憶部42に記憶されている。
具体的には判定モードが実行されると圧縮機12を駆動して暖房運転が開始される。また、圧縮機12の駆動開始から所定の第2時間経過後に温度センサ20aの検知温度が温度センサ20b〜20d、20gの検知温度よりも低いときに圧縮機12の駆動を停止して誤装着を報知する。
図5に示すように、商用電源から電力供給が開始されると記憶部42に記憶された判定モードプログラムが実行されて以下の動作が行われる。
ステップ♯12では圧縮機12の駆動を開始して暖房運転を開始する。また、タイマーがスタートする。なお、判定モードにおいて圧縮機12の駆動により冷房運転を開始してもよい。
ステップ♯13ではタイマーの計時により所定の第2時間(本実施形態では30分間)が経過するまで待機する。第2時間が経過するとステップ♯14に移行する。
図6は暖房運転時の温度センサ20a、20b、20d、20gの検知温度Ta、Tb、Td、Tgと圧縮機12の駆動時間との関係を示すグラフである。縦軸は温度(単位:℃)を示し、横軸は時間(単位:秒)を示している。なお、外気温が−25℃の環境で測定されている。
暖房運転時に圧縮機12から吐出された高温高圧の気体の冷媒は外気との熱交換により温度低下しながら冷媒回路を循環して圧縮機12に吸い込まれる。このため、温度センサ群20が正常に装着されている場合は、第2時間経過時(例えば、30分経過時)に圧縮機12の温度センサ20aが検知する冷媒の吐出温度Taが室外機10内の他の温度センサ20b〜20d、20gの検知温度Tb〜Td、Tgよりも高くなる。
ステップ♯14では温度センサ20aの検知温度Taが温度センサ20bの検知温度Tbよりも低いか否かを判断する。検知温度Taが検知温度Tbよりも低い場合は温度センサ20aが誤装着されていると判断してステップ♯19に移行する。また、検知温度Taが検知温度Tbよりも高い場合はステップ♯15に移行する。
ステップ♯15では温度センサ20aの検知温度Taが温度センサ20cの検知温度Tcよりも低いか否かを判断する。検知温度Taが検知温度Tcよりも低い場合は温度センサ20aが誤装着されていると判断してステップ♯19に移行する。また、検知温度Taが検知温度Tcよりも高い場合はステップ♯16に移行する。
ステップ♯16では温度センサ20aの検知温度Taが温度センサ20dの検知温度Tdよりも低いか否かを判断する。検知温度Taが検知温度Tdよりも低い場合は温度センサ20aが誤装着されていると判断してステップ♯19に移行する。また、検知温度Taが検知温度Tdよりも高い場合はステップ♯17に移行する。
ステップ♯17では温度センサ20aの検知温度Taが温度センサ20gの検知温度Tgよりも低いか否かを判断する。検知温度Taが検知温度Tgよりも低い場合は温度センサ20aが誤装着されていると判断してステップ♯19に移行する。また、検知温度Taが検知温度Tgよりも高い場合は温度センサ20aが正常に装着されていると判断してステップ♯18に移行する。
ステップ♯18では記憶部42にフラグFに1が記憶されて判定モードプログラムを終了する。これにより、次回空気調和機1の通電時に記憶装置の情報に基づいて判定モードが立ち上がらずに空調運転モードが立ち上がる。
一方、温度センサ20aが誤装着されていると判断した場合、ステップ♯19に移行して圧縮機12の駆動を停止後、ステップ♯20に移行する。
ステップ♯20では温度センサ20aの誤装着を報知して判定モードプログラムを終了する。誤装着の報知は例えば、リモコン(不図示)の表示部(不図示)に表示して行う。これにより、設置者は温度センサ群20の装着をやり直し、誤装着の修正を行う。
なお、ステップ♯20に移行した場合、フラグFに0が記憶された状態で判定モードプログラムを終了する。このため、次回空気調和機1の通電時に記憶装置の情報に基づいて判定モードが立ち上がり、再び温度センサ20aの誤装着が判定される。これにより、設置者により温度センサ群20が正常に装着されたか否かを判断することができる。
本実施形態によると、判定モード時に、圧縮機12の駆動開始から第2時間経過時に温度センサ20a(第3温度センサ)の検知温度Taが温度センサ20b、温度センサ20c(第4温度センサ)、温度センサ20d(第5温度センサ)、温度センサ20g(第6温度センサ)の検知温度よりも低いときに誤装着と判定する。
冷媒温度は圧縮機12の吐出側で最も高いため、判定モードにより圧縮機12の駆動開始から第2時間経過時の温度センサ20aと温度センサ20b、20c、20d、20gの検知温度を比較して誤装着を容易に判定することができる。これにより、判定モードの判定結果に基づいて温度センサ20aの誤装着の修正を行い、空気調和機1の異常運転を防止することができる。
また、判定モードにより温度センサ群20の誤装着と判定された場合において、圧縮機12の駆動を停止することにより、圧縮機12の温度上昇による故障を防止することができる。
また、判定モードにより温度センサ群20の誤装着と判定された場合において、次回通電時に判定モードを実行する。これにより、設置者により温度センサ群20が正常に装着されたか否かを判断することができる。
<第3実施形態>
図7は第3実施形態に係る空気調和機1の動作制御を示すフローチャートである。なお、第2実施形態と同一部分は同一符号を付して説明を省略する。第2実施形態に対して第3実施形態では判定モードにおいて、温度センサ20b、20c、20d、20gのいずれかの検知温度が100℃以上の場合、温度センサ20aの誤装着と判定する。
具体的には、ステップ♯13では所定の第2時間が経過するまで待機し、第2時間が経過するとステップ♯14に移行する。なお、第2時間は暖房運転を開始後、圧縮機12から吐出される高温高圧の気体の冷媒が100℃以上に上昇するのに十分な時間が設定される。
ステップ♯14では温度センサ20b、20c、20d、20gのいずれかの検知温度Tb、Tc、Td、Tgが所定温度Tm(例えば、100℃)以上であるか否かを判断する。検知温度Tb、Tc、Td、TgがTm以上の場合、温度センサ20aと温度センサ20bとが取り違えて誤装着されていると判断してステップ♯19に移行して圧縮機12の駆動を停止する。また、検知温度TbがTm未満の場合、ステップ♯15に移行する。
ステップ♯15では温度センサ20aの検知温度Taが所定温度Tn℃(例えば、100℃)以上になるまで待機する。検知温度TaがTn以上に到達すると、ステップ♯16に移行してタイマーをスタートする。
ステップ♯16ではタイマーの計時により所定の第3時間(例えば、3分間)が経過するまで待機する。第3時間が経過すると、ステップ♯17に移行する。なお、第3時間とは暖房運転を開始後、圧縮機12の動作が安定した後の時間であり、温度センサ20aの検知温度Taが例えば100℃以上に到達すると圧縮機12が故障するのを防止するため、制御部40は圧縮機12の回転数(運転周波数)を下げたり、膨張弁14の開度を上げて検知温度Taが100℃未満になるように制御する。
このため、温度センサが正常に装着されている場合は、第3時間経過時に圧縮機12の温度センサ20aが検知する冷媒の吐出温度Taは所定温度Tp℃(例えば、100℃)未満に制御される。
ステップ♯17では温度センサ20aの検知温度TaがTp(例えば、100℃)以上であるか否かを判断する。検知温度TaがTp以上の場合、圧縮機12の吐出温度を調整する制御が実行されておらず、温度センサ20aが誤装着されていると判断してステップ♯19に移行して圧縮機12の駆動を停止する。
本実施形態によると、判定モードにおいて、圧縮機12の駆動開始から所定の第2時間経過時に温度センサ20c(第4センサ)、温度センサ20d(第5センサ)、温度センサ20g(第6センサ)の検知温度が所定温度Tm(例えば、100℃)以上の場合に温度センサ20aの誤装着と判断する。これにより、温度センサ20aの誤装着を容易に判定することができる。また、判定モードの判定結果に基づいて温度センサ20aの誤装着を修正することができ、空気調和機1の異常運転を防止することができる。
また、判定モードは温度センサ20a(第3センサ)の検知温度が所定温度Tn(例えば、100℃)以上の場合に、温度Tn以上の温度を検知してから所定の第3時間経過時に温度センサ20aの検知温度が所定温度Tp(例えば、100℃)以上あるときに温度センサ20aが誤装着されていることをより正確に判定することができる。これにより、判定モードの判定結果に基づいて温度センサ20aの誤装着の修正を行い、圧縮機12の温度上昇による空気調和機1の故障を防止することができる。
なお、第1実施形態と第2、第3実施形態の判定モードを組み合わせて室内機30及び室外機10の温度センサの誤装着を判定してもよい。
また、第1〜第3実施形態では空気調和機1に通電後から判定モードに移行しているが、通電後にリモコン(付図示)の判定モード投入操作により判定モードに移行させてもよい。あるいは、室内機30に設けられている応急運転ボタン(不図示)を押圧することで、判定モードに移行させるようにしてもよい。
この場合、記憶部42には判定モード投入操作が予め記憶されており、判定モード投入操作は使用者が誤って設定しないように暖房運転及び冷房運転の操作とは異なる複雑な操作が設定される。例えば、リモコン(不図示)の除湿ボタンを5秒以上押下する操作等が割り当てられる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。また、本発明の実施形態のうちいくつか或いはすべてを組み合わせて用いてもよい。
本発明によると、冷房運転及び暖房運転を行う空気調和機に利用することができる。
1 空気調和機
10 室外機
12 圧縮機
13 四方弁
14 膨張弁
15 室外ファン
16 室外熱交換器
19 冷媒管
20 温度センサ群
20a〜20g 温度センサ
21 二方弁
22 三方弁
30 室内機
32 室内ファン
33 室内熱交換器
40 制御部
41 受信部
42 記憶部

Claims (7)

  1. 圧縮機と室外熱交換器と膨張弁とを有した室外機と、室内熱交換器を有した室内機とを備え、冷媒の温度を検知する第1温度センサ及び第2温度センサを含む温度センサ群が設けられるとともに、前記温度センサ群の検知結果に基づいて前記圧縮機及び前記膨張弁を制御する空気調和機において、前記第1温度センサが前記室内熱交換器の経路中間に配されるとともに、前記第2温度センサが前記室内熱交換器の前記膨張弁側に配され、
    前記圧縮機を駆動して前記温度センサ群の誤装着を判定する判定モードを設け、前記判定モード時に暖房運転を行って前記圧縮機の駆動開始から所定の第1時間経過後に前記第1温度センサの検知温度が前記第2温度センサの検知温度よりも低いときに前記温度センサ群の誤装着と判定することを特徴とする空気調和機。
  2. 前記温度センサ群が前記圧縮機の吐出側に配された第3温度センサと、前記室外機の前記膨張弁側に配された第4温度センサとを有し、
    前記判定モードは前記圧縮機の駆動開始から所定の第2時間経過時に前記第3温度センサの検知温度が前記第4温度センサの検知温度よりも低いときに前記温度センサ群の誤装着と判定することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記温度センサ群が前記膨張弁の前記室内熱交換器側に配した前記第5温度センサと、前記圧縮機の吸込み側に配した第6温度センサとを有し、
    前記判定モードは前記第2時間経過時に前記第3温度センサの検知温度が前記第5温度センサ又は前記第6温度センサの検知温度よりも低いときに前記温度センサ群の誤装着と判定することを特徴とする請求項2に記載の空気調和機。
  4. 前記判定モードは前記第4温度センサ、前記第5温度センサ、前記第6温度センサのいずれかの検知温度が所定温度よりも高温の場合に、前記温度センサ群の誤装着と判定することを特徴とする請求項3に記載の空気調和機。
  5. 前記判定モードは前記第3温度センサの検知温度が前記所定温度よりも高温の場合に、前記所定温度を検知してから所定の第3時間経過時に前記第3温度センサの検知温度が再び前記所定温度よりも高温であるときに前記温度センサ群の誤装着と判定することを特徴とする請求項4に記載の空気調和機。
  6. 前記判定モードにより前記温度センサ群の誤装着と判定された場合において、前記第1温度センサの検知温度と前記第2温度センサの検知温度とを入れ替えて制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  7. 前記判定モードにより前記温度センサ群の誤装着と判定された場合において、次回通電時に前記判定モードを実行することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の空気調和機。
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