JP2018096488A - 弁装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】開口部の異物を適切に除去する。【解決手段】ドレントラップ1は、開口部21と開口部21に連続する第1流出路22が形成されたオリフィス部材20と、開口部21の異物を除去する清掃機構30とを備えている。清掃機構30は、第1流出路22に沿って延びる棒状に形成され、開口部21を貫通、及び、開口部21から後退する清掃部40と、清掃部40を駆動するバイメタル32と、第1流出路22を区画する流路壁22aに対して清掃部40を案内して、清掃部40と開口部21との芯出しを行うガイド50とを有している。【選択図】図1

Description

ここに開示された技術は、弁装置に関する。
従来より様々な弁装置が知られており、その1つにドレントラップがある。
例えば、特許文献1に開示されたドレントラップは、流入したドレンを排出する一方、流入した蒸気の排出を阻止する。ドレントラップは、ドレンが通過する開口部が形成されたオリフィス部材を有している。この開口部に異物が詰まると、ドレンを適切に排出することができなくなる。そこで、ドレントラップは、開口部の異物を除去する清掃機構を備えている。清掃機構は、棒状の部材に開口部を貫通させることによって開口部の異物を除去する。
特開2007−138984号公報
前述のような清掃機構においては、所定の部材に開口部を適切に貫通させる必要がある。所定の部材による貫通が不適切な場合には、開口部の異物をうまく除去できない虞がある。
ここに開示された技術は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、開口部の異物を適切に除去することにある。
ここに開示された弁装置は、開口部と前記開口部に連続する流路が形成されたオリフィス部材と、前記開口部の異物を除去する清掃機構とを備え、前記清掃機構は、前記流路内を移動して、前記開口部を貫通、及び、前記開口部から後退する清掃部と、前記清掃部を駆動する駆動部と、前記流路を区画する流路壁に対して前記清掃部を案内して、前記清掃部と前記開口部との芯出しを行うガイドとを有する。
前記弁装置によれば、開口部の異物を適切に除去できる。
図1は、ドレントラップの断面図である。 図2は、清掃機構を中心とする拡大断面図である。 図3は、開口部の異物を除去した状態の清掃機構の拡大断面図である。 図4は、ガイドが無い構成において清掃部が後退する際の清掃機構の一例を示す拡大断面図である。
以下、例示的な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、ドレントラップ1の断面図である。図2は、清掃機構30の拡大断面図である。
ドレントラップ1は、例えば蒸気システムに設けられ、蒸気の凝縮によって発生したドレン(復水)を自動的に排出するものである。図1に示すように、ドレントラップ1は、密閉容器であるケーシング10と、ケーシング10内に収容され、開口部21が形成されたオリフィス部材20と、開口部21を開閉するフロート18と、開口部21を清掃する清掃機構30とを備えている。ドレントラップ1は、所謂、フロート式ドレントラップである。ドレントラップ1は、弁装置の一例である。
ケーシング10は、本体部11と、本体部11にボルト締結される底部12とを有している。ケーシング10には、弁室13と、ドレンの流入路14と、ドレンの流出路15とが形成されている。ドレントラップ1では、ドレンが流入路14から弁室13に流入し、流出路15を介して外部に流出する。
弁室13は、本体部11と底部12とによって区画されている。流入路14は、本体部11に形成され、弁室13の上部に連通している。弁室13の下部には、底部12にネジ締結されたオリフィス部材20が設けられている。流出路15は、本体部11と底部12とオリフィス部材20とに跨って形成されている。
オリフィス部材20には、開口部21と開口部21に連続する第1流出路22とが形成されている。開口部21は、円形に形成されている。第1流出路22は、開口部21を介して弁室13と連通している。第1流出路22は、軸心Xに沿って延びている。第1流出路22の軸心Xは、開口部21の中心と一致している。
詳しくは、図2に示すように、第1流出路22を区画する流路壁22aは、軸心Xに沿って延びる円筒状に形成されている。第1流出路22における、開口部21に近い端部は、開口部21に向かって内径が小さくなるテーパ状に形成されている。
図1に示すように、本体部11と底部12には、第1流出路22と連通する第2流出路16が形成されている。第1流出路22と第2流出路16が流出路15を構成している。
弁室13には、中空球形のフロート18が自由状態で設けられている。フロート18は、オリフィス部材20に離着座することによって開口部21、ひいては、流出路15を開閉する。底部12には、フロート18が開口部21を閉じた状態で接触するフロート座19が設けられている。なお、フロート座19は、図1においては奥側の1つだけ図示しているが、実際には手前側と奥側に2つ設けられている。
清掃機構30は、開口部21に付着した異物を自動的に除去する。清掃機構30は、底部12に設けられ、弁室13の外部に配置されている。清掃機構30は、開口部21の異物を除去する清掃部40と、ケース31と、清掃部40を駆動するバイメタル32と、清掃部40を案内して、清掃部40と開口部21との芯出しを行うガイド50とを備えている。
ケース31は、略円筒状に形成されている。ケース31は、第1流出路22と同軸上に配置されている。図2に示すように、ケース31における、第1流出路22に近い方の端部には、隔壁31aが形成されている。隔壁31aには、清掃部40が挿通される挿通孔31bと、流出路15を流通するドレンをケース31内に導入するための導入孔31cとが形成されている。挿通孔31bは、隔壁31aの略中央に形成されている。導入孔31cは、挿通孔31bの周囲に複数形成されている。ケース31における、第1流出路22から遠い方の端部には、図1に示すように、調整部材31dがネジ締結されている。調整部材31dの略中央には、清掃部40が挿通される挿通孔31eが形成されている。
バイメタル32は、温度に応じて変形する温度応動部材である。詳しくは、バイメタル32は、熱膨張係数の異なる2種類の金属または合金を接着した板状の部材である。バイメタル32は、2枚の金属又は合金を重ね合わせた板状の線条をねじったものを螺旋状に巻いて形成されている。バイメタル32は、全体としてコイル状に形成されている。バイメタル32が低温になると、螺旋の半径が小さくなって、バイメタル32の全体的な長さ(螺旋の軸方向の長さ)が長くなる。一方、バイメタル32が高温になると、螺旋の半径が大きくなって、バイメタル32の全体的な長さが短くなる。このように、バイメタル32は、温度変化によって螺旋の軸方向に伸縮する。バイメタル32は、駆動部の一例である。
バイメタル32は、オリフィス部材20を通過した流体に曝される位置に配置されている。具体的には、バイメタル32は、ケース31に収容されている。ケース31には、導入孔31cを介してドレンが流入するので、バイメタル32は、ドレンに曝される。バイメタル32の温度は、ドレンの温度に応じて変化し、それに応じて、バイメタル32が伸縮する。
清掃部40は、第1流出路22内を移動して、開口部21を貫通、及び、開口部21から後退する。清掃部40は、図2に示すように、第1流出路22に沿って延びる円柱状の軸部41と、軸部41の先端に設けられ、開口部21を貫通することによって開口部21の異物を除去する除去部42aと、除去部42aよりも開口部21を貫通する方向における後方側に設けられ、除去部42aよりも細い縮小部42bとを有している。
軸部41は、ケース31の挿通孔31bに挿通され、ケース31と同軸上、即ち、第1流出路22と同軸上に配置されている。軸部41の先端部42は、ケース31から露出している。軸部41は、ケース31内においてバイメタル32に挿入されている。軸部41の基端部は、図1に示すように、調整部材31dの挿通孔31eに摺動自在に挿入されている。軸部41のうち、ケース31内の部分に鍔状の受け部41aが設けられている。バイメタル32の一端は、受け部41aに固定されている一方、バイメタル32の他端は、調整部材31dに固定されている(図1参照)。
軸部41の先端部42は、先端に向かって外径が大きくなるように略円錐台状に形成されている。先端部42の最も先端の部分の外径が最も大きくなっており、この部分が除去部42aである。先端部42のうち、先端に向かって外径が大きくなる逆テーパ状に形成された部分が縮小部42bである。
除去部42aの外径(太さ)は、オリフィス部材20の開口部21の内径よりも若干小さい。除去部42aは、開口部21を第1流出路22側から弁室13側へ貫通することによって、開口部21に付着した異物を除去する。以下、このときの除去部42aの移動方向を「貫通方向」といい、その反対向きの方向を「後退方向」という。
尚、軸部41のうち、先端部42が連結された部分は、軸部41のそれ以外の部分に比べて外径が小さい円柱状に形成されている。
ガイド50は、清掃部40からから突出し、流路壁22aに対して摺動する2つの突出部51を含んでいる。詳しくは、2つの突出部51は、1本の円柱状のピン52で構成されている。ピン52は、軸部41の径方向に貫通形成された孔に移動不能な状態で嵌合されている(即ち、固定的に嵌合されている)。ピン52は、軸部41を径方向に貫通しており、ピン52の両端が軸部41の外周面から径方向に突出している。つまり、ピン52の両端部が、2つの突出部51を構成している。2つの突出部51は、軸部41の軸心Yを中心に180度ずれた位置に配置されている。2つの突出部51の、軸部41の外周面からの突出量は、略同じである。各突出部51の先端は、略半球状に形成され、丸まっている。一方の突出部51の先端から他方の突出部51の先端までの距離(即ち、ピン52の全長)は、第1流出路22の内径と略一致している。突出部51は、清掃部40が移動する際に、第1流出路22の流路壁22aに対して摺動する。
このように構成されたドレントラップ1の動作について説明する。
ドレントラップ1が設置された蒸気システムの始動時のように、ケーシング10内のドレンが無い場合又は少ない場合には、フロート18がオリフィス部材20に着座している。つまり、開口部21は、閉鎖されている。
この状態から蒸気システムが始動すると、流入路14からケーシング10内にドレンが流入し始める。ケーシング10に流入したドレンは、弁室13の下部に溜まっていく。弁室13のドレンの貯留量が増加すると、フロート18が浮上して、オリフィス部材20から離座する。これにより、開口部21が開放され、流出路15が開通される。ドレンは、流出路15を通って流出していく。
一方、流入路14からケーシング10内に蒸気が流入すると、蒸気は、弁室13の上部に滞留する一方、弁室13のドレンは、流出路15から流出して減少していく。やがて、フロート18がオリフィス部材20に着座する。こうして、開口部21が閉鎖され、ケーシング10からの蒸気の排出が阻止される。
このように、ドレントラップ1は、流入してきたドレンを通過させて流出させる一方、流入してきた蒸気の流出を阻止する。
続いて、清掃機構30の動作について説明する。図3は、開口部21の異物を除去した状態の清掃機構30の拡大断面図である。図4は、ガイドが無い構成において清掃部40が後退する際の清掃機構30の一例を示す拡大断面図である。
前述のようにドレンがケーシング10から流出している際には、流出路15を流通するドレンの一部は、清掃機構30のケース31内に導入孔31cを介して流入する。このドレンは比較的高温であるので、ケース31内のバイメタル32も比較的高温になる。バイメタル32は、比較的収縮した状態となっており、清掃部40は、オリフィス部材20の開口部21から後退した位置に位置している。詳しくは、除去部42aが第1流出路22内に位置している。この状態において、ドレンは、第1流出路22を流通することができる。
ドレントラップ1の使用を継続していくと、やがて、オリフィス部材20の開口部21に異物が堆積し得る。開口部21に異物が堆積して、ドレンが開口部21から全く、又は殆ど流出しなくなると、バイメタル32がドレンに曝されなくなり、バイメタル32が比較的低温になる。そうすると、バイメタル32は、伸長し、清掃部40は、図3に示すように、開口部21の方へ前進し、先端部42が開口部21を貫通する。このとき、除去部42aは、開口部21に付着した異物を除去する。
異物は、通常、開口部21の縁部に固着している。除去部42aが開口部21に対して細すぎると、除去部42aは、開口部21に付着した異物のうち除去部42aが通過した部分だけ、又は、通過した部分及びその周辺の少しの部分だけを除去し、開口部21の縁部に異物が残留する可能性がある。それに対し、除去部42aの外径を開口部21の内径よりも若干小さい程度に設定しているので、除去部42aによる異物の貫通によって開口部21の縁部の近くの異物まで除去することができ、ひいては、縁部に固着した異物までも引き剥がすことができ得る。
ここで、清掃機構30は、清掃部40に開口部21を貫通させる際に、先端部42のうち縮小部42bまでを開口部21から貫通させる。仮に、除去部42aが開口部21にとどまると、清掃部40が開口部21を貫通した後、元の位置まで後退しづらくなる。詳しくは、清掃部40は、前述の如く、開口部21を貫通した後、開口部21からのドレンの流出が再開されてバイメタル32が高温になることによって、元の位置まで後退する。しかし、除去部42aが開口部21にとどまると、開口部21と除去部42aとの隙間が小さいので、開口部21からドレンがほとんど流出しない。その結果、バイメタル32がなかなか高温にならず、清掃部40が後退しない。それに対し、縮小部42bの外径は開口部21よりも十分に小さいので、縮小部42bが開口部21から突出することによって、開口部21と清掃部40との隙間が大きくなる。これにより、清掃部40が開口部21を貫通した状態でも開口部21におけるドレンの流通面積を十分に確保することができる。その結果、開口部21の異物を除去した後に、ドレンが開口部21から再び流出し、バイメタル32が再び高温のドレンに曝されるようになる。バイメタル32の温度は、再び上昇し、バイメタル32が収縮して、清掃部40が開口部21から後退する。
清掃機構30がこのように動作する際に、ガイド50が清掃部40を案内する。ガイド50は、第1流出路22の流路壁22aに対して清掃部40を案内して、清掃部40と開口部21との芯出しを行う。
詳しくは、突出部51は、清掃部40が前進及び後退する間、流路壁22aに対して摺動する。2つの突出部51の先端同士の距離は第1流出路22の内径と略一致し、且つ、2つの突出部51の軸部41からの突出量は略一致するので、軸部41は、ピン52の軸方向において、第1流出路22の略中央に位置決めされる。それに加えて、2つの突出部51は軸部41の軸心Y回りの180度異なる位置に配置され、且つ、2つの突出部51の先端同士の距離は第1流出路22の内径と略一致しているので、軸部41は、ピン52の軸方向及び軸部41の軸心Yの両方に直交する方向においても、第1流出路22の略中央に位置決めされる。こうして、軸部41の軸心Yは、第1流出路22の軸心Xと略一致するように位置決めされる。第1流出路22の軸心Xは開口部21の中心と一致するので、軸部41の軸心Yは、開口部21の中心と略一致する。このように、2つの突出部51だけでも、2つの軸方向、即ち、軸部41の軸心Yに直交する平面内での軸部41の位置決めを行うことができる。
清掃部40の軸心Yと開口部21の中心とが略一致すると、開口部21の縁部に固着した異物を満遍なく除去することができる。仮に、清掃部40の軸心Yと開口部21の中心とがずれると、開口部21の縁部に固着した異物を偏って除去することになり、縁部の一部に異物が残留しやすくなる。それに対し、清掃部40の軸心Yと開口部21の中心とが略一致していると、清掃部40が開口部21の略中央を貫通するので、開口部21の縁部に固着した異物を可及的に均一に除去することができる。
それに加えて、清掃部40の軸心Yと開口部21の中心とを略一致させることによって、清掃部40の貫通後の後退を円滑に行うことができる。詳しくは、清掃機構30は、縮小部42bが開口部21から突出するまで清掃部40を前進させるので、縮小部42bよりも太い部分が開口部21から突出している。清掃部40の軸心Yと開口部21の中心とがずれていると、清掃部40が後退する際に、図4に示すように、先端部42が開口部21に引っかかり得る。その結果、清掃部40が元の位置に適切に後退できず、ひいては、開口部21の流通面積を十分に確保できない場合もあり得る。それに対し、清掃部40の軸心Yと開口部21の中心とを略一致させることによって、清掃部40の後退時に先端部42が開口部21に引っかかることを防止することができ、清掃部40を円滑に後退させることができる。
尚、清掃部40は、ケース31の挿通孔31bに挿通されているので、挿通孔31bによって或る程度は位置決めされる。しかしながら、挿通孔31bは開口部21から離れているので、先端部42における位置決め精度は高くない。それに対し、ガイド50は、開口部21に隣接する第1流出路22の流路壁22aに対して清掃部40を案内するので、開口部21に対して清掃部40を精度よく位置決めすることができる。
以上のように、ドレントラップ1は、開口部21と開口部21に連続する第1流出路22(流路)が形成されたオリフィス部材20と、開口部21の異物を除去する清掃機構30とを備え、清掃機構30は、第1流出路22に沿って延びる棒状に形成され、開口部21を貫通、及び、開口部21から後退する清掃部40と、清掃部40を駆動するバイメタル32(駆動部)と、第1流出路22を区画する流路壁22aに対して清掃部40を案内して、清掃部40と開口部21との芯出しを行うガイド50とを有している。
この構成によれば、ガイド50で清掃部40を案内することによって、清掃部40と開口部21の芯出しを行うことができるので、開口部21の異物を適切に除去することができる。このとき、ガイド50は、開口部21に隣接する第1流出路22の流路壁22aを基準に清掃部40を案内するので、開口部21の比較的近くで清掃部40を案内することができる。これにより、清掃部40と開口部21との芯出しを精度良く行うことができる。その結果、開口部21の異物を適切に除去することができる。
また、清掃部40は、第1流出路22に沿って延びる軸部41と、軸部41に設けられ、開口部21を貫通することによって開口部21の異物を除去する除去部42aと、除去部42aよりも開口部21を貫通する方向における後方側に設けられ、除去部42aよりも細い縮小部42bとを有し、清掃機構30は、清掃部40に開口部21を貫通させる際に、縮小部42bまでを貫通させる。
この構成によれば、清掃部40が開口部21の異物を除去した後、縮小部42bよりも太い部分、即ち、除去部42aが開口部21から突出している。そのため、清掃部40が後退する際に先端部42が開口部21に引っかかる虞がある。それに対し、ガイド50によって清掃部40と開口部21との芯出しが行われているので、先端部42が開口部21に引っかかることなく、清掃部40が円滑に後退することができる。
ガイド50は、清掃部40から突出し、流路壁22aに対して摺動する複数の突出部51を含んでいる。
この構成によれば、軸部41から突出した突出部51が流路壁22aと摺動するので、軸部41と流路壁22aとの間には、突出部51以外の部分において隙間が形成される。そのため、軸部41を流路壁22aに対して案内する構成においても、軸部41と流路壁22aとの間にドレンの流通面積を十分に確保することができる。
また、流路壁22aは、第1流出路22の軸心Xに沿って延びる円筒状に形成され、突出部51は、清掃部40の軸心Yを中心に180度ずれた少なくとも2箇所に設けられている。
この構成によれば、少なくとも2つの突出部51は、流路壁22aの直径上に配置されている。そのため、軸部41は、2つの突出部51が並ぶ方向だけでなく、2つの突出部51が並ぶ方向と軸部41の軸心Yの両方に直交する方向にも位置決めされる。
さらに、バイメタル32は、オリフィス部材22を流通するドレン(流体)の温度に応じて変形して清掃部40を移動させる温度応動部材で形成され、オリフィス部材20を通過した流体に曝される位置に配置されている。
この構成によれば、清掃部40は、オリフィス部材22を流通するドレンの温度に応じて自動的に前進及び後退させられる。清掃部40を手動や電動で駆動する場合には、先端部42aが後退時に開口部21に引っかかったとしても、清掃部40を後退させる力を増大させることで引っかかりを解消することができる可能性がある。しかし、バイメタル32のような温度応動部材で清掃部40を駆動する場合には、清掃部40の駆動力は温度応動部材の性能で決まっており、必要に応じて増大させることが難しい。そのため、清掃部40を温度応動部材で駆動する構成においては、清掃部40と開口部21との芯出しを行うことが特に有効となる。
《その他の実施形態》
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、前記実施形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、前記実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。また、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、前記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
前記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
例えば、ドレントラップ1は、蒸気の排出を阻止するスチームトラップに限らず、空気の排出を阻止するエアトラップ、又はガスの排出を阻止するガストラップ等であってもよい。
また、ここに開示された技術は、ドレントラップ1に限らず、流体として気体又は液体の流通を制御する任意の弁装置に適用することができる。
ガイド50は、2つの突出部51を有しているが、突出部51は、2つに限られない。例えば、突出部51は、3以上であってもよい。さらに、ガイド50は、突出部51以外の部材で構成されていてもよい。
清掃部40を駆動する駆動部は、バイメタル32に限られない。清掃部40を手動で駆動してもよい。また、清掃部40を電動モータ等によって電動で駆動してもよい。
以上説明したように、ここに開示された技術は、弁装置について有用である。
1 ドレントラップ(弁装置)
20 オリフィス部材
21 開口部
22 第1流出路(流路)
22a 流路壁
30 清掃機構
32 バイメタル(駆動部)
40 清掃部
41 軸部
42a 除去部
42b 縮小部
50 ガイド
51 突出部
X 第1流出路の軸心(流路の軸心)
Y 清掃部の軸心

Claims (5)

  1. 開口部と前記開口部に連続する流路が形成されたオリフィス部材と、
    前記開口部の異物を除去する清掃機構とを備え、
    前記清掃機構は、
    前記流路に沿って延びる棒状に形成され、前記開口部を貫通、及び、前記開口部から後退する清掃部と、
    前記清掃部を駆動する駆動部と、
    前記流路を区画する流路壁に対して前記清掃部を案内して、前記清掃部と前記開口部との芯出しを行うガイドとを有することを特徴とする弁装置。
  2. 請求項1に記載の弁装置において、
    前記清掃部は、前記流路に沿って延びる軸部と、前記軸部に設けられ、前記開口部を貫通することによって前記開口部の異物を除去する除去部と、前記除去部よりも前記開口部を貫通する方向における後方側に設けられ、前記除去部よりも細い縮小部とを有し、
    前記清掃機構は、前記清掃部に前記開口部を貫通させる際に、前記縮小部までを貫通させることを特徴とする弁装置。
  3. 請求項1又は2に記載の弁装置において、
    前記ガイドは、前記清掃部から突出し、前記流路壁に対して摺動する複数の突出部を含んでいることを特徴とする弁装置。
  4. 請求項3に記載の弁装置において、
    前記流路壁は、前記流路の軸心に沿って延びる円筒状に形成され、
    前記突出部は、前記清掃部の軸心を中心に180度ずれた少なくとも2箇所に設けられていることを特徴とする弁装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか1つに記載の弁装置において、
    前記駆動部は、前記オリフィス部材を流通する流体の温度に応じて変形して前記清掃部を移動させる温度応動部材で形成され、前記オリフィス部材を通過した流体に曝される位置に配置されていることを特徴とする弁装置。
JP2016242986A 2016-12-15 2016-12-15 弁装置 Active JP6846187B2 (ja)

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