JP2016109213A - フロート式スチームトラップ - Google Patents

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Kosuke Shibuya
康祐 澁谷
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Abstract

【課題】 温度応動部材の動作を継続的に確保することができる、オリフィスから堆積物を除去することができるフロート式スチームトラップの提供。
【解決手段】 フロート式スチームトラップ100のオリフィス清掃部材107は、バイメタル14、操作部材15、濾過部材119を有している。濾過部材119は、底面を取り除いた円錐台形状を有している。濾過部材119は、円錐の底面側の外縁が、ケース13の内面に接する。弁室4→バイメタル14のドレンの流入経路Rにおいて、濾過部材119はドレンがバイメタル14に到達する前に位置するので、ドレン内のゴミを、バイメタル14に到達するまでに、濾過部材119によって除去することができる。これにより、ドレン内のゴミがバイメタル14及びその周辺に付着することを防止でき、バイメタル14の継続的な円滑動作、ひいては、操作部材15の継続的な円滑動作を維持できる。
【選択図】 図1

Description

本願は、フロート式スチームトラップに関し、特に、オリフィスに付着する堆積物を除去するものに関する。
従来のフロート式スチームトラップについて、図9を用いて説明する。本体1に蓋2をボルト3で締結して弁ケーシングを形成し、 内部に弁室4を形成する。本体1は入口5と出ロ通路6と出ロ7を有し、入口5は弁室4の上部に連通する。弁室4の下部の蓋2に排出通路8を開けた弁座部材9をねじ結合する。蓋2は出ロ通路10を有し、弁室4の下部は排出通路8から出口通路10、6を介して出口7に連通する。弁室4内に弁座部材9の弁室側端面9aに離着座して排出通路8を開閉する中空球形のフロート11を自由状態で配置する。
蓋2に弁座部材9と同一軸上にケース13をねじ結合する。ケース13内に温度応動部材としてのバイメタル14を収容し、ケース13を貢通して操作部材15を配置する。バイメタルは熱膨張係数の異なる2種類の金属または合金を強固に一体に接着して板状に仕上げたもので、温度変化に応じて湾曲するものであり、本実施の形態のバイメタル14は、短冊状のバイメタル平板を螺旋状に巻いて作ったつる巻き形をもう一度螺旋状に巻いて2重つる巻き形に形成する。最初のつる巻き形のときに内側が高膨張材料に外側が低膨張材料に成るようにする。このつる巻き形の場合、低温になると半径が小さくなり長さが長くなり、高温になるとこれとは逆に作用する。そして、これを用いて作った2重つる巻き形の場合、低温になると半径が小さくなり長さが長くなり、高温になるとこれとは逆に作用する。
操作部材15の前方側を弁座部材9の軸心方向に摺動案内する案内孔13aをケース13の一端側に設ける。ケース13の軸心方向に進退操作可能な調節部材16をケース13の他端側にねじ結合する。操作部材15の後方側を弁座部材9の軸心方向に摺動案内する案内孔16aを調節部材16に設ける。
バイメタル14の一端側を調節部材16に溶接により取付け、他端側を操作部材15に溶接により取付ける。操作部材15は、バイメタル14の変形により、先端部15aが、低温時に、前進により、弁室4内に突出し、高温時に、後退により排出通路8の先端部8aよりも後方に位置する。操作部材15の先端部15aの外径は排出通路8の先端部8aの内径よりも僅かに小径に形成し、前進により先端部15aで排出通路8の先端部8a内面を掃除する。
蓋2に保護キャップ17をねじ結合する。保護キャップ17を取外し、調節部材16を外部から繰作してケース13の軸心方向にねじ込んで前進させれば、操作部材15が前進して先端部15aで弁座部材9の排出通路8の先端部8a内面に付着した異物を掃除するときの掃除温度を高めることができ、逆に調節部材16を後退させれば掃除温度を低めることができる。
弁座部材9の排出通路8の先端部8a内面に異物が付者して正常にドレンを排出できなくなると、バイメタル14が低温になり操作部材15を前進させる。これにより、操作部材15の先端部15aが突出し、弁座部材9の排出通路8の先端部8a内面に付着した異物を外側に除去する。異物が除去されると排出通路8から出ロ通路6に向けてドレンが流入して、バイメタル14が高温になり操作部材15を後退させる(上記に関連する技術が特許文献1に開示されている)。
特開2007−138984号公報
前述の従来のフロート式スチームトラップには、以下に示すような改善すべき点がある。従来のフロート式スチームトラップでは、ドレンがオリフィス9aを介して弁室4からバイメタル14に流入すると、ドレン内のゴミがバイメタル14、及び、その周辺に付着し、バイメタル14の正常な動作、ひいては、操作部材15の正常な動作を阻害するようになる、という改善すべき点がある。
そこで、本願は、温度応動部材の動作を継続的に確保することができる、オリフィスから堆積物を除去することができるフロート式スチームトラップを提供することを目的とする。
本願における課題を解決するための手段及び発明の効果を以下に示す。
本願に係るフロート式スチームトラップは、外部から流入する気体又は液体を受け入れる入口、前記入口と連通する弁室、及び、前記気体又は前記液体を外部に流出させる出口を有する弁ケーシング、オリフィス及び前記オリフィスを介して前記弁室と前記出口とを連通する排出通路を有する弁座部材、前記弁室に配置され、前記弁座部材に離着座することによって、前記オリフィスを開閉するフロート、前記オリフィスを清掃するオリフィス清掃部材、を有するフロート式スチームトラップであって、前記オリフィス清掃部材は、前記排出通路内を移動し、前記オリフィスから前記弁室に向かって突出し、又は、前記通路内に埋入する操作部材、温度に応じて前記操作部材を移動させる温度応動部材、前記温度応動部材に対して、前記オリフィス側に位置する濾過部材であって、前記弁室から前記温度応動部材に流れる前記気体又は前記液体は通過させる一方、前記気体又は前記液体に含まれるゴミは通過させない濾過部材、を有する。
これにより、弁室から温度応動部材に流れる気体又は液体からゴミだけを、容易かつ確実に、除去することができる。よって、温度応動部材の動作を妨げずにゴミだけを除去できるので、温度応動部材の継続的な動作を可能とする。
本願に係るフロート式スチームトラップでは、前記濾過部材は、メッシュ構造を有すること、を特徴とする。
これにより、弁室から温度応動部材に流れる気体又は液体からゴミだけを、容易かつ確実に、除去することができる。
本願に係るフロート式スチームトラップでは、前記濾過部材は、前記弁室から前記温度応動部材に流れる前記気体又は前記液体は通過させる一方、前記気体又は前記液体に含まれるゴミは通過させない孔を有すること、を特徴とする。
これにより、弁室から温度応動部材に流れる気体又は液体からゴミだけを除去することができる。
本願に係るフロート式スチームトラップでは、前記濾過部材は、円錐台形状を有すること、を特徴とする。
これにより、濾過部材よって、弁室4から温度応動部材へという液体又は気体の流入経路における流れは妨げられない。よって、温度応動部材の動作を妨げずに、ゴミを除去できる。
本願に係るフロート式スチームトラップの一実施例であるフロート式スチームトラップ100を示す図である。 弁ケーシング101の断面を示す図である。 濾過部材119の外観図である。 フロート式スチームトラップ100の一部拡大図である。 本願に係るフロート式スチームトラップの一実施例であるフロート式スチームトラップ200を示す図である。 本願に係るフロート式スチームトラップの一実施例であるフロート式スチームトラップ300を示す図である。 本願に係るフロート式スチームトラップの一実施例であるフロート式スチームトラップ400を示す図である。 本願に係るフロート式スチームトラップのその他の実施例を示す図である。 従来のフロート式スチームトラップを示す図である。
以下、本願の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明していく。
本願に係るフロート式スチームトラップの一実施例であるフロート式スチームトラップ100について図1〜図4を用いて説明する。図1は、フロート式スチームトラップ100の一部断面を示している。図2は、図1に示すフロート式スチームトラップ100の弁ケーシング101の断面図を示している。図3は、濾過部材119の斜視図である。また、図4は、図1に示すフロート式スチームトラップ100のオリフィス清掃部材107の取付部付近を拡大して示した図である。
図1に示すように、フロート式スチームトラップ100は、弁ケーシング101、フロート11、弁座部材9、及び、オリフィス清掃部材107を有している。
図2に示すように、弁ケーシング101は、本体1と蓋2とをボルト3で結合することによって形成される。弁ケーシング101は、弁室4、入口5、本体1に形成される出口通路6(以下、第1出口通路6)、出口7、蓋2に形成される出口通路10(以下、第2出口通路10)、オリフィス清掃部材取付空間127、及び、弁座部材取付空間129を有している。
弁室4は、弁ケーシング101の内部に位置する空間として形成される。入口5は、弁室4と連通するように形成される。入口5は、弁ケーシング101の外部から流入する蒸気やドレンを受け入れる。出口7は、入口5から弁ケーシング101の内部に流入した蒸気やドレンを、弁ケーシング101の外部に流出させる。第1出口通路6は、出口7と連通するように形成される。第2出口通路10は、本体1と蓋2とを結合した状態で、第1出口通路6と連通するように形成される。また、第2出口通路10は、弁座部材取付空間129(後述)と連通する。
オリフィス清掃部材取付空間127及び弁座部材取付空間129は、蓋2に形成される。オリフィス清掃部材取付空間127及び弁座部材取付空間129は、連続して形成される。オリフィス清掃部材取付空間127は、外部と連通するように形成され、一方、弁座部材取付空間129は、弁室4と連通するように形成される。
図1に戻って、フロート11は、弁室4に遊置される球状物体である。フロート11は、弁室4に貯留されるドレンの量によって、弁室4内を上下に移動する。
弁座部材9は、蓋2の弁座部材取付空間129(図2参照)に取り付けられる。これにより、弁座部材9は、弁室4の下部に配置される。
図4に示すように、弁座部材9は、オリフィス109a及び排出通路8を有している。なお、弁室4は、弁座部材9が弁座部材取付空間129に取り付けられた状態で、オリフィス109aを介して、排出通路8と連通する。また、排出通路8は、弁座部材取付空間129、第2出口通路10、第1出口通路6を介して、出口7と連通している。つまり、弁室4は、弁座部材9が弁座部材取付空間129に取り付けられた状態で、オリフィス109aを介して、出口7と連通している。
オリフィス109aは、フロート11の弁室4における位置によって開閉する。具体的には、弁室4に貯留するドレンが所定量以下のときは、フロート11(点線)が弁座部材9に着座し、オリフィス109aは閉じられる。一方、弁室4に貯留するドレンが所定量より多いときは、フロート11が弁座部材9から離座し、オリフィス109aは開放される。
オリフィス清掃部材107は、ケース13、バイメタル14、操作部材15、調節部材16、保護キャップ17、及び、濾過部材119を有している。ケース13は、蓋2のオリフィス清掃部材取付空間127(図2参照)に取り付けられる。なお、ケース13は、弁座部材9と互いの軸心が一致するように取り付けられる。ケース13は、一端が閉じられ、一端が開放されている円筒形状を有している。ケース13の閉じられている端部には、操作部材15を弁座部材9の軸心方向に摺動案内する案内孔13a(図示せず)が形成されている。ケース13の開放されている端部には、調節部材16が取り付けられる。また、ケース13は、閉じられている一端に第1貫通孔113aを、側部に第2貫通孔113bを有している。
調節部材16は、ケース13の軸心方向に沿って移動可能なように、ケース13に取り付けられる。調節部材16は、操作部材15を弁座部材9の軸心方向に摺動案内する案内孔16aを有している。なお、操作部材15は、案内孔13a及び案内孔16aによって支持され、弁座部材9の軸心方向に沿って位置する。
バイメタル14は、バイメタルによって形成した螺旋形状を有している。バイメタル14が形成する螺旋の内部には、操作部材15が配置される。バイメタル14の一端は、操作部材15の操作軸部115c(後述)に固定される。また、バイメタル14の操作部材15に取り付けられる端部とは異なる端部は、調節部材16に取り付けられる。
バイメタル14は、温度応動部材である。バイメタル14は、低温になると、螺旋状の半径が小さくなり、結果としてバイメタル14の操作部材15に沿った長さが長くなり、一方、高温になると、螺旋状の半径が大きくなり、結果として、バイメタル14の操作部材15に沿った長さが短くなるように形成されている。したがって、温度変化によるバイメタル14の形状変化により、操作部材15を弁座部材9の軸心方向に沿って移動させることができる。
操作部材15は、棒状部材である。操作部材15は、オリフィス109a側に先端部15a(以下、洗浄端部15a)、洗浄端部15aとは異なる端部である支持端部115b、及び、洗浄端部15aと支持端部115bとの間に位置する操作軸部115cを有している。洗浄端部15aは、オリフィス109aの直径より若干小さい直径を有し、操作部材15の移動に応じて、弁座部材9のオリフィス109aを開閉する。支持端部115bは、洗浄端部15aよりも大きな直径を有しており、調節部材16を貫通する。結果として、支持端部115bは、調節部材16によって支持される。
保護キャップ17は、ケース13、バイメタル14、操作部材15、調節部材16、濾過部材119を覆うように、弁ケーシング101に取り付けられる。
濾過部材119は、操作部材15に取り付けられている。これにより、濾過部材119は、操作部材15と一体となって動作する。また、濾過部材119は、バイメタル14が操作部材15に固定される位置よりも、洗浄端部15a側に取り付けられる。濾過部材119は、金属製のメッシュ材によって形成されている。
図3に濾過部材119の外観を示す。濾過部材119は、底面を取り除いた円錐台形状を有している。これにより、濾過部材119は、弁室4→オリフィス109a→排出通路8→第1貫通孔113a→バイメタル14(→第2貫通孔113b)というドレンの流入経路R(図4参照)における流れを妨げることはない。また、濾過部材119は、円錐の底面側の外縁C119が、ケース13の内面に接するように形成される(図4参照)。これにより、濾過部材119は、操作部材15の洗浄端部15a側から見て、バイメタル14を覆うように配置される。
このように濾過部材119を配置することによって、図4に示すように、弁室4→オリフィス109a→排出通路8→第1貫通孔113a→バイメタル14(→第2貫通孔113b)というドレンの流入経路Rにおいて、濾過部材119は、ドレンがバイメタル14に到達する前に位置する。また、濾過部材119の外縁C119が、ケース13の内面に接している。よって、ドレンの流入経路に沿って、弁室4からドレンとともに流入するドレン内のゴミを、バイメタル14に到達するまでに、濾過部材119によって除去することができる。これにより、ドレン内のゴミが、バイメタル14及びその周辺に付着することを防止でき、バイメタル14の継続的な円滑動作、ひいては、操作部材15の継続的な円滑動作を維持することができる。
前述の実施例1におけるフロート式スチームトラップ100は、円錐台形状の濾過部材119を有していたが、本実施例におけるフロート式スチームトラップ200は、円筒形状の濾過部材219を有している。なお、実施例1におけるフロート式スチームトラップ100と同様の構成については、同一の符号を付すと共に、詳細な説明を省略する。
フロート式スチームトラップ200の構成を図5に示す。濾過部材219は、円筒形状を有している。濾過部材219は、洗浄端部15a側に外径がケース13の内径よりも小さい円形端面219aを、また、調節部材16側に開口部219bを有しており、さらに、開口部219bの周縁に、ケース13の内面に 接するツバ部219cを有している。これにより、濾過部材219は、操作部材15の洗浄端部15a側から見て、バイメタル14を覆うように配置される。濾過部材219は、操作部材15に取り付けられている。これにより、濾過部材219は、操作部材15と一体となって動作する。また、濾過部材219は、バイメタル14が操作部材15に固定される位置よりも、洗浄端部15a側に取り付けられる。さらに、濾過部材219は、金属製のメッシュ材によって形成されている。
このように濾過部材219を配置することによって、弁室4→オリフィス109a→排出通路8→第1貫通孔113a→バイメタル14(→第2貫通孔113b)というドレンの流入経路R(図4参照)において、濾過部材219は、ドレンがバイメタル14に到達する前に位置する。また、濾過部材219の側面が、ケース13の内面に接している。よって、ドレンの流入経路に沿って、弁室4からドレンとともに流入するドレン内のゴミを、バイメタル14に到達するまでに、濾過部材219によって除去することができる。これにより、ドレン内のゴミが、バイメタル14及びその周辺に付着することを防止でき、バイメタル14の継続的な円滑動作、ひいては、操作部材15の継続的な円滑動作を維持することができる。
前述の実施例1におけるフロート式スチームトラップ100は、円錐台形状の濾過部材119を有していたが、本実施例におけるフロート式スチームトラップ300は、円盤形状の濾過部材319を有している。なお、実施例1におけるフロート式スチームトラップ100と同様の構成については、同一の符号を付すと共に、詳細な説明を省略する。
フロート式スチームトラップ300の構成を図6に示す。濾過部材319は、円盤形状を有している。また、濾過部材319は、側端部が、ケース13の内面に接するように形成される。さらに、濾過部材319は、操作部材15に取り付けられている。これにより、濾過部材319は、操作部材15と一体となって動作する。また、濾過部材319は、バイメタル14が操作部材15に固定される位置よりも、洗浄端部15a側に取り付けられる。さらに、濾過部材319は、金属製のメッシュ材によって形成されている。
このように濾過部材319を配置することによって、弁室4→オリフィス109a→排出通路8→第1貫通孔113a→バイメタル14(→第2貫通孔113b)というドレンの流入経路R(図4参照)において、濾過部材319は、ドレンがバイメタル14に到達する前に位置する。また、濾過部材319の側端部が、ケース13の内面に接している。よって、ドレンの流入経路に沿って、弁室4からドレンとともに流入するドレン内のゴミを、バイメタル14に到達するまでに、濾過部材319によって除去することができる。これにより、ドレン内のゴミが、バイメタル14及びその周辺に付着することを防止でき、バイメタル14の継続的な円滑動作、ひいては、操作部材15の継続的な円滑動作を維持することができる。
前述の実施例3におけるフロート式スチームトラップ300は、円盤形状の濾過部材319を操作部材15に固定していたが、本実施例におけるフロート式スチームトラップ400は、ケース13に固定された濾過部材419を有している。なお、実施例3におけるフロート式スチームトラップ100と同様の構成については、同一の符号を付すと共に、詳細な説明を省略する。
フロート式スチームトラップ400の構成を図7に示す。濾過部材419は、円盤形状を有している。また、濾過部材419は、側端部が、ケース13の内面に接するように形成される。さらに、濾過部材419は、ケース13の閉じられた内側の端面に沿って取り付けられている。濾過部材419は、ケース13に取り付けられているため不動の一方、操作部材15は、濾過部材419の中央に設けられた貫通孔を介して移動する。また、濾過部材419は、金属製のメッシュ材によって形成されている。
このように濾過部材419を配置することによって、弁室4→オリフィス109a→排出通路8→第1貫通孔113a→バイメタル14(→第2貫通孔113b)というドレンの流入経路R(図4参照)において、濾過部材419は、ドレンがバイメタル14に到達する前に位置する。また、濾過部材419の側端部が、ケース13の内面に接している。よって、ドレンの流入経路に沿って、弁室4からドレンとともに流入するドレン内のゴミを、バイメタル14に到達するまでに、濾過部材419によって除去することができる。これにより、ドレン内のゴミが、バイメタル14及びその周辺に付着することを防止でき、バイメタル14の継続的な円滑動作、ひいては、操作部材15の継続的な円滑動作を維持することができる。
[他の実施例]
(1)濾過部材の構造:前述の実施例1においては、濾過部材119は、金属のメッシュ構造を有するとしたが、ドレンを流入経路R(図4参照)に沿って弁室4〜バイメタル14に流すことができるものであれば、例示のものに限定されない。例えば、図8に示すフロート式スチームトラップ500の濾過部材519のように、ドレン内のゴミを除去できる所定の大きさの孔519aを有するものとしてもよい。その他の実施例における各濾過部材についても同様である。
また、濾過部材119を、金属以外の材料により形成するようにしてもよい。その他の実施例における各濾過部材についても同様である。
(2)温度応動部材:前述の実施例1においては、温度応動部材としてバイメタル14を用いたが、温度に応じて操作部材を移動させることができる部材であればバイメタル以外の部材を用いることができる。例えば、温度応動部材として、高温時に長さが短くなり、低温時に長さが長くなる形状記憶合金製部材を用いることができる。その他の実施例についても同様である。
(3)ドレン:前述の実施例1〜実施例4においては、流入経路R(図4参照)に沿ってドレンが流入するとしたが、その他の気体、液体が流入するものであってもよい。
本願に係るフロート式スチームトラップは、例えば、蒸気プラントにおいて使用するフロート式スチームトラップに利用することができる。
100・・・・・フロート式スチームトラップ
107・・・・オリフィス清掃部材
13・・・・ケース
14・・・・バイメタル
15・・・・操作部材
16・・・・調節部材
119・・・濾過部材
200・・・・・フロート式スチームトラップ
219・・・濾過部材
300・・・・・フロート式スチームトラップ
319・・・濾過部材
400・・・・・フロート式スチームトラップ
419・・・濾過部材
500・・・・・フロート式スチームトラップ
519・・・濾過部材

Claims (4)

  1. 外部から流入する気体又は液体を受け入れる入口、前記入口と連通する弁室、及び、前記気体又は前記液体を外部に流出させる出口を有する弁ケーシング、
    オリフィス及び前記オリフィスを介して前記弁室と前記出口とを連通する排出通路を有する弁座部材、
    前記弁室に配置され、前記弁座部材に離着座することによって、前記オリフィスを開閉するフロート、
    前記オリフィスを清掃するオリフィス清掃部材、
    を有するフロート式スチームトラップであって、
    前記オリフィス清掃部材は、
    前記排出通路内を移動し、前記オリフィスから前記弁室に向かって突出し、又は、前記通路内に埋入する操作部材、
    温度に応じて前記操作部材を移動させる温度応動部材、
    前記温度応動部材に対して、前記オリフィス側に位置する濾過部材であって、前記弁室から前記温度応動部材に流れる前記気体又は前記液体は通過させる一方、前記気体又は前記液体に含まれるゴミは通過させない濾過部材、
    を有するフロート式スチームトラップ。
  2. 請求項1に係るフロート式スチームトラップにおいて、
    前記濾過部材は、
    メッシュ構造を有すること、
    を特徴とするフロート式スチームトラップ。
  3. 請求項1に係るフロート式スチームトラップにおいて、
    前記濾過部材は、
    前記弁室から前記温度応動部材に流れる前記気体又は前記液体は通過させる一方、前記気体又は前記液体に含まれるゴミは通過させない孔を有すること、
    を特徴とするフロート式スチームトラップ。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに係るフロート式スチームトラップにおいて、
    前記濾過部材は、
    円錐台形状を有すること、
    を特徴とするフロート式スチームトラップ。
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