JP2018096468A - 駆動装置及び撮像装置 - Google Patents

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寛康 杉原
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Abstract

【課題】複数部材で形成されるリード溝を用いて被駆動体を変位させる際の駆動性及び耐久性の低下を抑制する。
【解決手段】リード溝L内を端部L1から端部L2へ向かうフォロアピン266の移動行程(アップ行程)では主ミラーユニット202はミラーダウン位置からミラーアップ位置へと変位する。リード溝L内を端部L2から端部L1へかうフォロアピン266の移動行程(ダウン行程)では主ミラーユニット202はミラーアップ位置からミラーダウン位置へと変位する。アップ行程において、スライダユニット264のフォロアピン266が接合部262gを通過するときに、ミラー付勢バネ265がスライダユニット264を第2の面S2の側へ付勢する。ダウン行程において、フォロアピン266が接合部262hを通過するときに、ミラー付勢バネ265がスライダユニット264を第1の面S1の側へ付勢する。
【選択図】図7

Description

本発明は、リードスクリューを用いて被駆動体を駆動する技術に関する。
近年の電子機器には、省スペースで伝達効率を高めるため、リードスクリューを用いて回動部材等の被駆動体を駆動する駆動装置を備えるものが知られている。例えば、撮像装置においては、レンズユニットの繰り出しなどにリードスクリューが採用され、レンズのズーム動作時やフォーカス動作時の駆動に利用されている。また、特許文献1に開示される技術のように、リードスクリューによる駆動方式でミラーユニットを駆動する方法が提案されている。これによって、多段のギヤトレイン機構やカム機構を削減することができ、小型化が可能となる。
上記の駆動方式で用いられるリードスクリューには、ミラー回転駆動に用いる第1のリード角と、ミラーアップ位置及びミラーダウン位置の保持に用いる第2のリード角とを有するリード溝が形成される。これによって、モータに通電することなく、ミラーをアップ位置とダウン位置とで保持することが可能である。
特開2014−228568号公報
しかしながら、特許文献1のリードスクリューにおいて、第1のリード角が形成される部材と第2のリード角が形成される部材とは別部材である。リードスクリューを別部材で構成した場合、リード溝における異なる部材同士の接合部には微少な段差が発生し得る。リード溝をフォロア部材が摺動する際、接合部に生じた微少な段差によってフォロア部材が円滑に摺動せず、部品の摩耗が促進されたり駆動が適切になされなかったりするといった問題が懸念される。
また、特許文献1の技術によると、球状のフォロア部材がリードスクリューの径方向にバネで常時付勢されており、フォロア部材が付勢力を受けつつ接合部を必ず摺動する構成となっている。そのため、上述した摩耗促進による耐久性の低下や駆動性の低下のおそれがある。しかも、フォロア部材が径方向に常時に付勢されていることで、リードスクリューの回転に対する摩擦抵抗にもなっており、この点でも耐久性への影響が懸念される。
本発明は、複数部材で形成されるリード溝を用いて被駆動体を変位させる際の駆動性及び耐久性の低下を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、駆動源と、少なくとも第1の部材と第2の部材とに亘って形成されるリード溝を有し、前記駆動源によって回転駆動されるリードスクリューと、前記リードスクリューの前記リード溝と係合し、前記リードスクリューの回転に応じて前記リードスクリューと略平行に移動する移動部と、を有し、前記移動部の移動によって第1の位置と第2の位置との間で被駆動体を変位させることが可能な駆動装置であって、前記リード溝は、幅方向における第1の面と前記第1の面に対向する第2の面とを有し、前記第1の面は、前記リード溝の形成方向における一方の端部の側から他方の端部の方向へ前記移動部を駆動するための駆動面を含み、前記第1の面には、前記第1の部材と前記第2の部材との接合により生じた第1の接合部が存在し、さらに、前記移動部が前記リード溝の前記一方の端部から前記他方の端部の方向へ移動する行程において、少なくとも前記移動部が前記第1の接合部を通過するときに、前記移動部を前記第2の面の側へ付勢する第1の付勢手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、複数部材で形成されるリード溝を用いて被駆動体を変位させる際の駆動性及び耐久性の低下を抑制することができる。
駆動装置が適用される撮像装置のブロック図である。 カメラ本体の正面図、背面図である。 ミラー駆動機構及び各ミラーユニットの斜視図である。 ミラー駆動機構の分解図、右側面図、断面図である。 リードスクリューの正面図、側面図である。 リードスクリューの斜視図である。 リードスクリューのリード溝の展開図である。 ミラーダウン、ミラーアップの状態を示す模式図である。 変形例を示す模式図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る駆動装置が適用される撮像装置のブロック図である。この撮像装置としてデジタル一眼レフカメラを例示する。なお、本発明の駆動装置は、撮像装置以外の各種の装置に適用可能である。
このデジタル一眼レフカメラのカメラ本体200には、マウント機構251(図2(a))を介してレンズユニット100が着脱可能に取り付けられる。マウント機構251内には電気接点群107が設けられ、電気接点群107は、カメラ本体200とレンズユニット100との間の通信を可能とし、撮影レンズ101、絞り102の駆動を可能にする。また、カメラ本体200には、不図示の着脱機構を介してバッテリーユニット300が着脱可能に取り付けられる。カメラ本体200とバッテリーユニット300との間では、電源接点302を介して電力の供給や通信が行われる。
被写体像からの撮影光束が、撮影レンズ101及び絞り102を介して、回動変位可能な主ミラーユニット202(被駆動体)に導かれる。主ミラーユニット202はミラーダウン位置(第1の位置)とミラーアップ位置(第2の位置)との間を回動可能に構成され、図1ではミラーダウン位置にある。主ミラーユニット202の中央部はハーフミラーとなっており、主ミラーユニット202がダウン位置にあるとき一部の光束が透過する。この透過した光束は、主ミラーユニット202に設置されたサブミラーユニット203で反射し、AFセンサ204に導かれる。AFセンサ204の検知結果は焦点検出回路205に供給される。一方、主ミラーユニット202で反射した撮影光束は、ピント板225に結像する。ピント板225に結像した被写体像は、ペンタプリズム201、接眼レンズ206を介して撮影者の目に至る。
また、主ミラーユニット202がアップ位置にあるときには、撮影レンズ101からの光束は、フィルタ209、及び機械シャッタであるフォーカルプレーンシャッタ208を介して、イメージセンサ210に至る。フィルタ209は2つの機能を有しているもので、1つは赤外線をカットし可視光線のみをイメージセンサ210へ導く機能であり、もう1つは光学ローパスフィルタとしての機能である。また、フォーカルプレーンシャッタ208は、先幕及び後幕を有して成るもので、撮影レンズ101からの光束の透過、遮断を制御する。なお、主ミラーユニット202のアップ時には、サブミラーユニット203は折り畳まれるように(主ミラーユニット202と対向するように)なっている。
また、本カメラは、カメラ全体の制御を司るCPUにより構成されるシステムコントローラ223を備え、後述する各部の動作が制御される。システムコントローラ223には、レンズ制御回路104、絞り制御回路106、焦点検出回路205、ミラー駆動機構211、シャッタ制御機構212、測光回路207、EEPROM222及びDCDC回路224等が接続されている。レンズ制御回路104は、撮影レンズ101を光軸方向に移動させてピント合わせを行うためのレンズ駆動機構103を制御する。絞り制御回路106は、絞り102を駆動するための絞り駆動機構105を制御する。ミラー駆動機構211は、主ミラーユニット202のアップダウンの駆動を行う。シャッタ制御機構212は、フォーカルプレーンシャッタ208の先幕、後幕の走行とチャージを制御する。測光回路207は、接眼レンズ206の近傍に配設された測光センサ(図示せず)に接続される。EEPROM222には、本カメラを制御する上で調整が必要なパラメータが記憶されている。DCDC回路224は、本カメラの各回路、駆動部に電力を供給する。
測光回路207に接続される上記測光センサは、被写体の輝度を測定するためのセンサであり、その出力は測光回路207を経てシステムコントローラ223へ供給される。また、システムコントローラ223は、レンズ駆動機構103を制御することにより、被写体像をイメージセンサ210上に結像させる。システムコントローラ223は、設定されたAv値に基づいて絞り駆動機構105を制御し、さらに、設定されたTv値に基づいてシャッタ制御機構212へ制御信号を出力する。フォーカルプレーンシャッタ208の先幕、後幕のための駆動源はバネにより構成されており、シャッタ走行後、次の動作のためにバネチャージを要する。シャッタ制御機構212は、このバネチャージを制御する。また、ミラー駆動機構211により主ミラーユニット202及びサブミラーユニット203のアップ/ダウンが行われる。また、システムコントローラ223には画像データコントローラ220が接続されている。画像データコントローラ220は、DSP(デジタル信号プロセッサ)により構成され、イメージセンサ210の制御のほか、イメージセンサ210から入力された画像データの補正や加工などをシステムコントローラ223の指令に基づいて実行する。
画像データコントローラ220には、タイミングパルス発生回路217、AGC233、A/Dコンバータ216、DRAM221、D/Aコンバータ215及び画像圧縮回路219が接続されている。また、D/Aコンバータ215には、エンコーダ回路214を介して画像表示回路213が接続される。画像圧縮回路219には、記録メディア218が接続される。さらに、システムコントローラ223には、各種スイッチ類が接続される。ユーザの操作により各種スイッチ類は以下のような動作を実現する。電源SW234は本カメラの電源のON、OFFを切り替える。第1レリーズSW232は、測光・オートフォーカスなどの撮影準備動作を開始させる。第2レリーズSW231は、撮像動作を開始させる。モード設定SW230は、ユーザが所望の動作を本カメラに実行させるべくモードを設定する。選択SW229は、各種選択パラメータの中から所望のものを選択する。決定SW228は、選択されたパラメータを決定する。電子ダイヤルSW227は、回転動作によりパラメータをアップダウンさせて表示する。ストロボ237は、AF補助光の投光機能、ストロボ調光機能を有する。DCDC回路224は電源接点302を介してバッテリー本体301と接続される。DCDC回路224はバッテリー本体301から電力の供給を受ける。
図2(a)、(b)は、カメラ本体200の正面図、背面図である。以降、前後方向については、被写体側、撮影者側をそれぞれ前側、後側とし、左右方向については撮影者から見た方向を基準とする。
カメラ本体200の正面には正面外装部品250が配されている。正面外装部品250には、レンズユニット100が着脱可能なマウント機構251が配されている。マウント機構251には、電気接点群107などが配される。正面外装部品250の右側には、ユーザがカメラ本体200を保持するためのグリップ252が設けられる。グリップ252の上部には第1レリーズSW232、第2レリーズSW231が備えられている。レリーズSW232、231は同じ操作部材で構成され、操作部材の押込量に応じて各々の信号を出力する。カメラ本体200の背面には背面外装部品253が配されている。背面液晶表示装置236は背面外装部品253に固定されており、外観の一部を構成している。カメラ本体200の背面上部には接眼レンズ206が配されている。接眼レンズ206の近傍には視度調整ダイヤル254が配されている。
カメラ本体200の背面下部には電源SW234が配されている。また、カメラ本体200の背面には電子ダイヤルSW227が配されている。電子ダイヤルSW227の中央には決定SW228が配されている。カメラ本体200の上部には選択SW229が配されている。カメラ本体200の上部にはモード設定SW230が配されている。モード設定SW230を回転させることにより、ユーザが所望の動作を本カメラに実行させるべくモードを設定することができる。
図3(a)、(b)は、ミラー駆動機構211及び各ミラーユニットの斜視図である。ミラー駆動機構211は、リードスクリュー262、ステップモータ260、駆動ユニットベース261、ガイドシャフト263、スライダユニット264、ミラー付勢バネ265、太陽ギヤ269、太陽ギヤ付勢バネ270を有する。ステップモータ260は、リードスクリュー262を回転駆動する駆動源である。
主ミラーユニット202は、カメラ本体200に固定されたミラーボックス部材(不図示)に取り付けられ、ミラーダウン位置とミラーアップ位置との間を回動可能なミラー部材として機能する。サブミラーユニット203は主ミラーユニット202に回動可能に取り付けられている。すなわち、主ミラーユニット202は主ミラーヒンジ軸202a(図8(a)、(b)参照)を中心に回動自在である。主ミラーユニット202はサブミラーヒンジ軸202b(図8(a)、(b)参照)を備えており、サブミラーユニット203はサブミラーヒンジ軸202bに回動可能に取り付けられている。従って、サブミラーユニット203は主ミラーユニット202に対して相対的に回動自在である。
サブミラーユニット203には、その回動中心(サブミラーヒンジ軸202bの軸心)と同軸上にミラー駆動シャフト203a及び遊星ギヤ203bが設けられる(図3(b))。遊星ギヤ203bは、不図示のミラーボックスユニット部材に回動可能に取り付けられた太陽ギヤ269と噛合している。遊星ギヤ203bが太陽ギヤ269と噛合することで、サブミラーユニット203は主ミラーユニット202の回動に連動して主ミラーユニット202に対して相対的に回動することが可能である。これにより、サブミラーユニット203はミラーダウン位置(図8(a))で主ミラーユニット202に対し所定角度で開いた姿勢となり、ミラーアップ位置(図8(b))では主ミラーユニット202に対し閉じた姿勢で保持される。なお、太陽ギヤ付勢バネ270は太陽ギヤ269の可動端と不図示のミラーボックスユニットの可動端とに係止され、太陽ギヤ269を回転方向に付勢している。太陽ギヤ付勢バネ270の付勢力は、遊星ギヤ203bを介してサブミラーユニット203の回転方向の付勢力として伝達される。
駆動ユニットベース261には、ステップモータ260、リードスクリュー262、ガイドシャフト263が取り付けられている。リードスクリュー262とガイドシャフト263には、直進移動可能なようにスライダユニット264が取り付けられている。スライダユニット264は、リードスクリュー262の長手方向(軸方向)と略平行に移動可能である。ステップモータ260に備えられたピニオンギヤ260aは、リードスクリュー262に固定されたリードスクリューギヤ262aと噛合して、ステップモータ260の動力をリードスクリュー262に伝達する。ガイドシャフト263はリードスクリュー262と平行に配置されている。スライダユニット264は、後述するフォロアピン266(図4(a)、(c))を備えている。フォロアピン266はリードスクリュー262と係合する移動部である。スライダユニット264はガイドシャフト263と滑合しており、リードスクリュー262の回転に連動して、ガイドシャフト263の軸方向に直進移動する。スライダユニット264にはミラー付勢バネ265が係止されている。後述するように、主ミラーユニット202は、スライダユニット264を介して、ミラーアップ位置付近とミラーダウン位置付近とでミラー付勢バネ265から付勢力を受ける。
図4(a)は、ミラー駆動機構211の分解図である。図4(b)は、ミラー駆動機構211の右側面図である。図4(c)は、図4(b)のA−A線に沿う断面図である。
図4(a)ではリードスクリュー262とスライダユニット264とが組み合わされた状態で、スライダユニット264に各種部材が取り付けられる様子を示している。スライダユニット264には、フォロアピン266を嵌合保持するための孔部264aが設けられている。孔部264aは、その中心線がリードスクリュー262の軸中心を通る位置に配されている。フォロアピン押さえ板267が締結部材268によりフォロアピン266の頭部側から締結され、フォロアピン266が孔部264aから脱落することが防止されている。
スライダユニット264には、案内棒264b、固定端264cが設けられる。ミラー付勢バネ265はトーションバネであり、それの環状部が案内棒264bに嵌められる。ミラー付勢バネ265の2つの腕部265a、265b間に固定端264cが位置するようにミラー付勢バネ265がスライダユニット264に配設される。リードスクリュー262にはリード溝L(図4(c))が形成される。リード溝Lの詳細は後述する。フォロアピン266が孔部264aに嵌合され、フォロアピン押さえ板267で保持されると、フォロアピン266はリードスクリュー262のリード溝Lと係合するようになる。
一方で、スライダユニット264はガイドシャフト263と滑合しており、ガイドシャフト263の軸方向のみに移動方向が規制されている。これにより、リードスクリュー262の回転に連動して、フォロアピン266、フォロアピン押さえ板267、締結部材268、ミラー付勢バネ265は、スライダユニット264と一体となって直進移動する。なお、フォロアピン266はスライダユニット264に一体に形成されてもよい。
図5(a)、(b)はそれぞれ、リードスクリュー262の正面図、側面図である。図6(a)〜(d)は、リードスクリュー262の斜視図である。図7は、リードスクリュー262のリード溝Lの展開図であり、フォロアピン266との係合関係を示している。
リードスクリュー262にはリードスクリューギヤ262aが固定されている(図5(a)、(b))。リードスクリューギヤ262aはリードスクリュー262に対し、接着や圧入といった方法で固定されている。
リードスクリュー262は、主として3つの部材から成り、リードスクリュー262の基材となる軸である第1の部材M1の下部に第2の部材M2が接合され、第1の部材M1の上部に第3の部材M3が接合される。第2の部材M2及び第3の部材M3は第1の部材M1とは異なる材料で構成され、例えば、第1の部材M1は金属製、第2の部材M2及び第3の部材M3は樹脂製である。第2の部材M2及び第3の部材M3は、樹脂による2体成型や圧入などの方法で第1の部材M1に接合される。第2の部材M2と第3の部材M3とは同じ材質であるが、異なる材質であってもよい。
リードスクリュー262には、リード溝Lが形成される。リード溝Lは、フォロアピン266と係合し、リードスクリュー262の回転に連動してスライダユニット264を直進移動させる。リード溝Lは、上方から順に、第3溝部262d、第1溝部262b、第2溝部262cが連接して構成される。第1溝部262bは、スライダユニット264を直進移動させるために所定のリード角を有しており、リードスクリュー262の基材となる金属軸(第1の部材M1)に切削や転造などの方法を用いて形成される。第2溝部262c及び第3溝部262dのリード角はいずれも、第1溝部262bのリード角よりも小さく、リードスクリュー262の軸方向と略垂直になる角度(0°)である。
第2溝部262cは第1溝部262bの下端と連続しており、ミラーダウン時にフォロアピン266と係合することで、フォロアピン266のリードスクリュー262の軸方向への移動を規制し、スライダユニット264が直進移動することを規制する。これにより、主ミラーユニット202とサブミラーユニット203がミラーダウン位置で保持される。第3溝部262dは第1溝部262bの上端と連続しており、ミラーアップ時にフォロアピン266と係合することで、フォロアピン266のリードスクリュー262の軸方向への移動を規制し、スライダユニット264が直進移動することを規制する。これにより、主ミラーユニット202とサブミラーユニット203がミラーアップ位置で保持される。
図7等に示すように、リード溝Lは、幅方向における第1の面S1と第1の面S1に対向する第2の面S2とを全長に亘って有する。第1の面S1は、リード溝Lの形成方向における一方の端部L1の側から他方の端部L2の方向へスライダユニット264を駆動するための駆動面S1aを含む。また、第2の面S2は、端部L2の側から端部L1の方向へスライダユニット264を駆動するための駆動面S2aを含む。具体的には、第1の面S1、第2の面S2のうち、第1溝部262bに属する部分に駆動面S1a、S2aが構成される。
第1溝部262bは第1の部材M1に形成される。第2溝部262cは第2の部材M2と第1の部材M1とに亘って形成され、第3溝部262dは第3の部材M3と第1の部材M1とに亘って形成される。詳細には、第2溝部262cにおいて、第2の面S2は第1の部材M1だけに形成され、第2の部材M2には形成されない。また、第3溝部262dにおいて、第1の面S1は第1の部材M1だけに形成され、第3の部材M3には形成されない。
上述のように第2溝部262cは第1溝部262bに対し連続的に形成されるが、それらの溝が別部材で構成されるため、部材同士の接合時の位置関係が一致せず微少な段差が生じ得る。すなわち、第2の部材M2と第1の部材M1との接合により境界部分に生じた接合部262g(第1の接合部)が存在する(図6(b)、(d)、図7)。同様に、第3溝部262dと第1溝部262bとに関し、第3の部材M3と第1の部材M1との接合により境界部分に生じた接合部262h(第2の接合部)が存在する(図6(a)、(c)、図7)。接合部262gは、リード溝Lの一方の端部L1近傍において第1の面S1に生じる。接合部262hは、リード溝Lの他方の端部L2近傍において第2の面S2に生じる。接合部262g、262hをフォロアピン266が摺動すると、摩耗や駆動不良といった問題が懸念される。
一方、第2の面S2における第1溝部262bと第2溝部262cとの境界には稜線部262iが形成される。上述のように、第2の面S2は第2の部材M2には形成されないので、稜線部262iは第1の部材M1にのみ形成される。リードスクリュー262の長手方向における稜線部262iの位置は接合部262gとほぼ一致している。同様に、第1溝部262bと第3溝部262dとの境界には稜線部262jが形成される。上述のように、第1の面S1は第3の部材M3には形成されないので、稜線部262jは第1の部材M1にのみ形成される。リードスクリュー262の長手方向における稜線部262jの位置は接合部262hとほぼ一致している。
図8(a)、(b)はそれぞれ、ミラー駆動機構211による主ミラーユニット202のミラーダウン、ミラーアップの状態を示す模式図である。ミラー付勢バネ265は、その2つの腕部265a、265bで、スライダユニット264の固定端264c及びサブミラーユニット203のミラー駆動シャフト203aを挟む形で配設される。
図7、図8(a)、(b)を参照して、リードスクリュー262の回転によるスライダユニット264及び主ミラーユニット202等の動作の例を説明する。図7では、フォロアピン266の各位置266a、266b、266c、266dと各位置での付勢方向が図示されている。導入位置266bは、接合部262gよりも少し端部L2寄りの位置である。導入位置266dは、接合部262hよりも少し端部L1寄りの位置である。待機位置266aは第2溝部262c内の位置である。待機位置266cは第3溝部262d内の位置である。
リードスクリュー262が、図8(a)の上方から見て反時計方向に回転すると、リード溝L内をフォロアピン266が他方の端部L2から一方の端部L1へ向かって移動する。端部L2から端部L1へ向かうフォロアピン266の移動行程(以下「ダウン行程」と称する)で、スライダユニット264は主として下降動作する。それに対応して、主ミラーユニット202はミラーアップ位置からミラーダウン位置へと変位する。これとは逆に、リードスクリュー262が、図8(a)の上方から見て時計方向に回転すると、リード溝L内をフォロアピン266が一方の端部L1から他方の端部L2へ向かって移動する。端部L1から端部L2へ向かうフォロアピン266の移動行程(以下、「アップ行程」と称する)で、スライダユニット264は主として上昇動作し、それに対応して、主ミラーユニット202はミラーダウン位置からミラーアップ位置へと変位する。
ダウン行程においては、フォロアピン266は主として第1溝部262bの駆動面S2aによって駆動されて下降する。当該ダウン行程の終盤において、次の(a)、(b)、(c)、(d)の順序で動作が生じる。(a)主ミラーユニット202がストッパ601(図8(a))に当接する。(b)スライダユニット264の固定端264cがミラー付勢バネ265の腕部265aを押圧する。(c)フォロアピン266が接合部262gの位置を通過する。(d)フォロアピン266が端部L1(あるいは待機位置266a)に到達する。なお、フォロアピン266と接合部262gとの位置関係につき、フォロアピン266の位置は、フォロアピン266の重心位置、あるいは接合部262g側に最も突出した部位で定義されるとする。
リード溝Lの形成方向における中間位置にフォロアピン266があるときからのダウン行程の動作を説明すると次のようになる。リードスクリュー262の反時計方向への回転によってフォロアピン266が端部L1に近づいていく。ミラー付勢バネ265の腕部265bによりサブミラーユニット203のミラー駆動シャフト203aが駆動されることで、主ミラーユニット202はミラーダウン位置の方向へ回動していく。ミラー駆動シャフト203aに対し矢印400の方向へ発生する付勢力は、主ミラーヒンジ軸202aを中心としたモーメントとなり、主ミラーユニット202の先端における矢印402の方向へのミラーダウン付勢力となる(図8(a))。やがて主ミラーユニット202は、ストッパ601(図8(a))に当接することで、ミラーダウン位置に規制される。主ミラーユニット202の回動が規制されているので、ミラー駆動シャフト203aも変位しなくなる。そのため、さらにリードスクリュー262が回転すると、スライダユニット264の固定端264cがミラー付勢バネ265の腕部265aを押圧するようになる。すると、ミラー付勢バネ265がチャージされ付勢力が発生する。すなわち、スライダユニット264にはミラー付勢バネ265から矢印401の方向への反力が作用する。この状態では、ミラー付勢バネ265は、ミラー駆動シャフト203aに対して矢印400の方向への付勢力を発生させたままとなる。主ミラーユニット202がストッパ601(図8(a))に当接して以降、端部L1へフォロアピン266が到達するまでの間、矢印401の方向への反力の作用は継続する。フォロアピン266が接合部262gの位置を通過し、やがて、フォロアピン266が端部L1(あるいは待機位置266a)に到達するとリードスクリュー262の回転が止まる。
その後、リードスクリュー262が逆転し、時計方向へ回転し始めると、フォロアピン266が端部L1から端部L2へ向かって移動するアップ行程に遷移する。このとき、仮に矢印401の方向への反力がなかったとすると、フォロアピン266は第1の面S1に当接する。ところが本実施の形態では、矢印401の方向への反力の作用はアップ行程に遷移した当初も継続する。すなわち、導入位置266bと待機位置266aとの間を移動する期間、フォロアピン266は専ら第2の面S2側に付勢され続けることで第2の面S2に当接し、第1の面S1からは常に離間する。フォロアピン266は第1の面S1に当接しないから、接合部262gを摺動することがない。特に、待機位置266aからのアップ行程においてフォロアピン266が接合部262gの位置を通過するときにフォロアピン266は接合部262gと当接しないで済む。従って、接合部262gに段差が生じていたとしてもフォロアピン266の円滑な移動に支障がない。
アップ行程においては、フォロアピン266は主として第1溝部262bの駆動面S1aによって駆動されて上昇する。当該アップ行程の終盤において、次の(a)、(b)、(c)、(d)の順序で動作が生じる。(a)主ミラーユニット202がストッパ602(図8(b))に当接する。(b)スライダユニット264の固定端264cがミラー付勢バネ265の腕部265bを押圧する。(c)フォロアピン266が接合部262hの位置を通過する。(d)フォロアピン266が端部L2(あるいは待機位置266c)に到達する。
リード溝Lの形成方向における中間位置にフォロアピン266があるときからのアップ行程の動作を説明すると次のようになる。リードスクリュー262の時計方向への回転によってフォロアピン266が端部L2に近づいていく。ミラー付勢バネ265の腕部265aによりサブミラーユニット203のミラー駆動シャフト203aが駆動されることで、主ミラーユニット202はミラーアップ位置の方向へ回動していく。すなわち、ミラー駆動シャフト203aに対し矢印403の方向へ発生する付勢力は、主ミラーヒンジ軸202aを中心としたモーメントとなり、主ミラーユニット202の先端における矢印405の方向へのミラーアップ付勢力となる(図8(b))。やがて主ミラーユニット202は、ストッパ602(図8(b))に当接することで、ミラーアップ位置に規制される。主ミラーユニット202の回動が規制されているので、ミラー駆動シャフト203aも変位しなくなる。そのため、さらにリードスクリュー262が回転すると、スライダユニット264の固定端264cがミラー付勢バネ265の腕部265bを押圧するようになる。すると、ミラー付勢バネ265がチャージされ付勢力が発生する。すなわち、スライダユニット264にはミラー付勢バネ265から矢印404の方向への反力が作用する。この状態では、ミラー付勢バネ265は、ミラー駆動シャフト203aに対して矢印403の方向への付勢力を発生させたままとなる。主ミラーユニット202がストッパ602(図8(b))に当接して以降、端部L2へフォロアピン266が到達するまでの間、矢印404の方向への反力の作用は継続する。フォロアピン266が接合部262hの位置を通過し、やがて、フォロアピン266が端部L2(あるいは待機位置266c)に到達するとリードスクリュー262の回転が止まる。
その後、リードスクリュー262が逆転し、反時計方向へ回転し始めると、フォロアピン266が端部L2から端部L1へ向かって移動するダウン行程に遷移する。このとき、仮に矢印404の方向への反力がなかったとすると、フォロアピン266は第2の面S2に当接する。ところが本実施の形態では、矢印404の方向への反力の作用は、ダウン行程に遷移した当初も継続する。すなわち、導入位置266dと待機位置266cとの間を移動する期間、フォロアピン266は専ら第1の面S1側に付勢され続けることで第1の面S1に当接し、第2の面S2からは離間する。フォロアピン266は第2の面S2に当接しないから、接合部262hを摺動することがない。特に、待機位置266cからのダウン行程においてフォロアピン266が接合部262hの位置を通過するときにフォロアピン266は接合部262hと当接しないで済む。従って、接合部262hに段差が生じていたとしてもフォロアピン266の円滑な移動に支障がない。
このように、フォロアピン266はミラー付勢バネ265の付勢によって、微少な段差である接合部262g、262hとの摺動を回避することができる。一方、主ミラーユニット202がストッパ601、602のいずれにも当接していない回動範囲に対応するフォロアピン266の移動範囲においては、ミラー付勢バネ265がチャージされない。従って、リードスクリュー262の回転に応じてフォロアピン266は第1の面S1または第2の面S2と当接するが、過剰な力で摺接することはなく、摩耗促進が回避される。
本実施の形態によれば、少なくとも、アップ行程においてスライダユニット264のフォロアピン266が接合部262gを通過するときに、ミラー付勢バネ265がスライダユニット264(のフォロアピン266)を第2の面S2の側へ付勢する。また、少なくとも、ダウン行程においてフォロアピン266が接合部262hを通過するときに、ミラー付勢バネ265がスライダユニット264(のフォロアピン266)を第1の面S1の側へ付勢する。特に、フォロアピン266が接合部262g、262hを通過し終えるまでの間、ミラー付勢バネ265による付勢が継続され、フォロアピン266は接合部262g、262hとの当接が確実に回避される。従って、フォロアピン266がリード溝Lを円滑に摺動しなかったり、部品の摩耗が促進されたり、駆動が適切になされなかったりといった問題が解消される。よって、複数部材で形成されるリード溝Lを用いて主ミラーユニット202を回動変位させる際の駆動性及び耐久性の低下を抑制することができる。
また、第2の面S2は第2の部材M2には形成されないので、第1溝部262bから第2溝部262cにかけて、第2の面S2は第1の部材M1にのみ形成される。これにより、一方の端部L1近傍においては第2の面S2に接合部が生じないので、フォロアピン266が第2の面S2の側へ付勢力を受けつつ第2の面S2と摺動する際に駆動不良が生じにくい。同様に、第1の面S1は第3の部材M3には形成されないので、第1溝部262bから第3溝部262dにかけて、第1の面S1は第1の部材M1にのみ形成される。これにより、他方の端部L2近傍においては第1の面S1に接合部が生じないので、フォロアピン266が第1の面S1の側へ付勢力を受けつつ第1の面S1と摺動する際に駆動不良が生じにくい。
また、アップ行程において、フォロアピン266が接合部262gを通過し終えてから他方の端部L2に至るまでの途中に、ミラー付勢バネ265がスライダユニット264への付勢力を発生させない期間を有する。同様に、ダウン行程において、フォロアピン266が接合部262hgを通過し終えてから一方の端部L1に至るまでの途中に、ミラー付勢バネ265がスライダユニット264への付勢力を発生させない期間を有する。これにより、スライダユニット264が不要な力を受けることなく、リード溝Lに沿って円滑に移動する。
また、第2溝部262c及び第3溝部262dのリード角はいずれも、第1溝部262bのリード角よりも小さいので、無通電でも主ミラーユニット202をミラーアップ位置またはミラーダウン位置に安定的に保持できる。
また、フォロアピン266を第2の面S2の側へ付勢する第1の付勢手段、及び第1の面S1の側へ付勢する第2の付勢手段として、共通の弾性部材であるミラー付勢バネ265を採用したので、構成が簡単である。
なお、フォロアピン266を第2の面S2の側へ付勢する第1の付勢手段と、第1の面S1の側へ付勢する第2の付勢手段とを、別部材で構成してもよい。図9(a)、(b)は、変形例のミラー付勢バネの模式図である。ミラー付勢バネ265−A(図9(a))とミラー付勢バネ265−B(図9(b))の2つを設け、これらを重ねて配設する。ミラー付勢バネ265−Aが、フォロアピン266を第2の面S2の側へ付勢する役割を果たし、ミラー付勢バネ265−Bが、フォロアピン266を第1の面S1の側へ付勢する役割を果たす。
なお、本実施の形態では、フォロアピン266が接合部262g、262hをそれぞれ通過するときにフォロアピン266を含むスライダユニット264が付勢されるとした。しかし、接合部262g、262hのいずれかの通過時のみに付勢力が発生する構成としてもよい。例えば、リードスクリュー262が3つの部材でなく第1の部材M1と第2の部材M2だけで構成されるとする。この場合、接合部262hは生じないので、少なくともアップ行程で接合部262gを通過するときに接合部262gと当接しないように、フォロアピン266が付勢されるようにしてもよい。
なお、スライダユニット264に対して付勢力を発生させる構成はミラー付勢バネ265に限られず、例えば、図9(c)に示す変形例を採用可能である。図9(c)は、スライダユニット264とスライダユニット264の移動に対して反力(付勢力)を与える弾性ストッパとを示す模式図である。ミラー付勢バネ265を廃止する代わりに、スライダユニット264のアップ行程に対応する移動方向の終端付近に弾性ストッパ603を設けると共に、ダウン行程に対応する移動方向の終端付近に弾性ストッパ604を設ける。アップ行程において、スライダユニット264が弾性ストッパ603に当接すると弾性ストッパ603は弾性変形し、スライダユニット264に対して下方への反力を発生させる。これはフォロアピン266を第1の面S1の側へ付勢する付勢力となる。フォロアピン266が付勢力を受けているストロークST1の範囲内に接合部262hが位置するように設計される。同様に、ダウン行程において、スライダユニット264が弾性ストッパ604に当接すると弾性ストッパ604は弾性変形し、スライダユニット264に対して上方への反力を発生させる。これはフォロアピン266を第2の面S2の側へ付勢する付勢力となる。フォロアピン266が付勢力を受けているストロークST2の範囲内に接合部262gが位置するように設計される。なお、この変形例においては、主ミラーユニット202の回動を規制するためのストッパ601、602は不要である。
なお、本実施の形態では、フォロアピン266が接合部262g、262hを通過するとき、アップ行程、ダウン行程のいずれにおいても、フォロアピン266が接合部262g、262hから離間する方向へ付勢力を受ける構成であった。しかし、フォロアピン266と第1の面S1、第2の面S2との駆動・被駆動関係から考えれば、付勢力がなくても、通常、アップ行程でフォロアピン266が接合部262hと当接することはない。同様に、ダウン行程でフォロアピン266が接合部262gと当接することはない。従って、アップ行程においては、端部L1近傍で、少なくともフォロアピン266が接合部262gを通過するときにフォロアピン266が第2の面S2の側へ付勢される構成すればよい。同様にダウン行程においては、端部L2近傍で、少なくともフォロアピン266が接合部262hを通過するときにフォロアピン266が第1の面S1の側へ付勢される構成すればよい。
なお、本実施の形態または変形例において、リードスクリュー262によって、フォロアピン266の移動を介して駆動される被駆動体は、主ミラーユニット202のように回動変位するものに限定されず、例えば、直線変位するものであってもよい。
なお、付勢力によってフォロアピン266が接合部262g、262hと全く当接しないことが理想であるが、それは必須ではない。すなわち、付勢力によって接合部262g、262hとの当接力が弱まるだけでも、本発明の上記効果を少しは期待できる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
L リード溝
S1、S2 面
202 主ミラーユニット
260 ステップモータ
262 リードスクリュー
262g、262h 接合部
264 スライダユニット
265 ミラー付勢バネ
266 フォロアピン

Claims (17)

  1. 駆動源と、
    少なくとも第1の部材と第2の部材とに亘って形成されるリード溝を有し、前記駆動源によって回転駆動されるリードスクリューと、
    前記リードスクリューの前記リード溝と係合し、前記リードスクリューの回転に応じて前記リードスクリューと略平行に移動する移動部と、を有し、
    前記移動部の移動によって第1の位置と第2の位置との間で被駆動体を変位させることが可能な駆動装置であって、
    前記リード溝は、幅方向における第1の面と前記第1の面に対向する第2の面とを有し、前記第1の面は、前記リード溝の形成方向における一方の端部の側から他方の端部の方向へ前記移動部を駆動するための駆動面を含み、
    前記第1の面には、前記第1の部材と前記第2の部材との接合により生じた第1の接合部が存在し、
    さらに、前記移動部が前記リード溝の前記一方の端部から前記他方の端部の方向へ移動する行程において、少なくとも前記移動部が前記第1の接合部を通過するときに、前記移動部を前記第2の面の側へ付勢する第1の付勢手段を有することを特徴とする駆動装置。
  2. 前記移動部が前記リード溝の前記一方の端部から前記他方の端部の方向へ移動する行程において、少なくとも前記移動部が前記第1の接合部を通過するときに、前記第1の付勢手段による付勢力によって前記移動部は前記第1の接合部から離間することを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記第1の付勢手段は、前記移動部が前記リード溝の前記一方の端部から前記他方の端部の方向へ移動する行程において、前記移動部が前記第1の接合部を通過し終えるまでの間、前記移動部の前記第2の面の側への付勢を継続することを特徴とする請求項1または2に記載の駆動装置。
  4. 前記第2の面は前記第2の部材には形成されないことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の駆動装置。
  5. 前記移動部が前記リード溝の前記一方の端部から前記他方の端部の方向へ移動する行程において、前記移動部が前記第1の接合部を通過し終えてから前記他方の端部に至るまでの途中に、前記第1の付勢手段が前記移動部への付勢力を発生させない期間を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の駆動装置。
  6. 前記リード溝は、少なくとも前記第1の部材、前記第2の部材及び第3の部材に亘って形成され、
    前記リード溝の前記第2の面は、前記リード溝の形成方向における前記他方の端部の側から前記一方の端部の方向へ前記移動部を駆動するための駆動面を含み、
    前記第2の面には、前記第1の部材と前記第3の部材との接合により生じた第2の接合部が存在し、
    前記移動部が前記リード溝の前記他方の端部から前記一方の端部の方向へ移動する行程において、少なくとも前記移動部が前記第2の接合部を通過するときに、前記移動部を前記第1の面の側へ付勢する第2の付勢手段を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の駆動装置。
  7. 前記移動部が前記リード溝の前記他方の端部から前記一方の端部の方向へ移動する行程において、少なくとも前記移動部が前記第2の接合部を通過するときに、前記第2の付勢手段による付勢力によって前記移動部は前記第2の接合部から離間することを特徴とする請求項6に記載の駆動装置。
  8. 前記第2の付勢手段は、前記移動部が前記リード溝の前記他方の端部から前記一方の端部の方向へ移動する行程において、前記移動部が前記第2の接合部を通過し終えるまでの間、前記移動部の前記第1の面の側への付勢を継続することを特徴とする請求項6または7に記載の駆動装置。
  9. 前記第1の面は前記第3の部材には形成されないことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の駆動装置。
  10. 前記移動部が前記リード溝の前記他方の端部から前記一方の端部の方向へ移動する行程において、前記移動部が前記第2の接合部を通過し終えてから前記一方の端部に至るまでの途中に、前記第2の付勢手段が前記移動部への付勢力を発生させない期間を有することを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の駆動装置。
  11. 前記第1の付勢手段及び前記第2の付勢手段は共通の弾性部材で構成されることを特徴とする請求項6乃至10のいずれか1項に記載の駆動装置。
  12. 前記共通の弾性部材は、前記移動部に固定された部分と前記被駆動体の一部とを2つの腕部で挟むように配設されるトーションバネであることを特徴とする請求項11に記載の駆動装置。
  13. 前記第3の部材の材質は前記第1の部材の材質とは異なることを特徴とする請求項6乃至12のいずれか1項に記載の駆動装置。
  14. 前記第2の部材の材質は前記第1の部材の材質とは異なることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の駆動装置。
  15. 前記リード溝の、前記一方の端部におけるリード角及び前記他方の端部におけるリード角はいずれも、前記一方の端部と前記他方の端部との間におけるリード角よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の駆動装置。
  16. 前記被駆動体は、撮像装置におけるミラーであり、
    前記第1の位置はミラーダウン位置、前記第2の位置はミラーアップ位置であることを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の駆動装置。
  17. 請求項1乃至15のいずれか1項に記載の駆動装置を備える撮像装置であって、
    前記被駆動体はミラーであることを特徴とする撮像装置。
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