JP2018095617A - W/o型乳化化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用感に優れた安定性の高いW/O型乳化化粧料を提供することを課題とする。【解決手段】下記の(A)〜(D)を含有することを特徴とするW/O型乳化化粧料。(A)トリメチルシロキシケイ酸(B)ポリアルキルシルセスキオキサン(C)アクリル変性シリコーン(D)長鎖アルキル変性シリコーン【選択図】なし

Description

本発明は、W/O型乳化化粧料に関する。
W/O型乳化化粧料は、O/W型乳化化粧料に比べ、化粧持ちが良く、耐水性があるため、ファンデーション等のメーキャップ化粧料や日焼け止め化粧料として、多くの商品が上市されている。W/O型乳化化粧料の化粧持ちや耐水性の効果を向上させるため、皮膚上に皮膜を形成する皮膜形成剤が使用されており、その中でもトリメチルシロキシケイ酸は、皮膜形成成分として汎用されている成分の一つである。しかし、トリメチルシロキシケイ酸は、皮膜が硬くて脆いため、皮膚に塗布したときに、均一性が失われ、皮膜感を感じてしまうといった問題があった。
皮膜感を改善するため、多孔性ポリメタクリレート球状微粒子及び揮発性シリコーン油剤と併用する例(特許文献1)があるが、皮膜感の改善は不十分であり、W/O型乳化化粧料特有の油性感の軽減や、しっとり感を与えるといった使用感については、一切、検討されていない。
特開2006−265213号公報
そこで、本発明は、上記の課題を解決した、使用感に優れた安定性の高いW/O型乳化化粧料を提供することを課題とする。
すなわち、本発明は、下記の(A)〜(D)を含有することを特徴とするW/O型乳化化粧料を提供する。
(A)トリメチルシロキシケイ酸
(B)ポリアルキルシルセスキオキサン
(C)アクリル変性シリコーン
(D)長鎖アルキル変性シリコーン
本発明によると、使用感に優れた安定性の高いW/O型乳化化粧料を得られる。
本発明で用いられる成分(A)トリメチルシロキシケイ酸は、化粧料分野で一般的に使用されているものであれば、特に制限されずに使用することができ、[(CHSiO1/2[SiOで表されるもの(Xは1〜3、Yは0.5〜8)が好ましい。市販品としては、「DC593」(東レ・ダウコーング株式会社製)、「シリコンKF7312J」(信越化学工業株式会社製)等を挙げることができる。
成分(A)は、一種を単独で使用してもよいし、二種以上を併用してもよく、本発明のW/O型乳化化粧料全量に対し、0.1〜5質量%の配合量が好ましい。配合量が0.1質量%未満又は5質量%を超えると、使用感に影響を及ぼす場合がある。
本発明で用いられる成分(B)ポリアルキルシルセスキオキサンは、化粧料分野で一般的に使用されているものであれば、特に制限されずに使用することができ、アルキルトリメトキシシランを重合させたものを用いることができる。アルキル基の長さについては、制限はなく、アルキル基を種々の官能基で置換しているものを用いることもできる。これらの中でも、ポリメチルシルセスキオキサン(化粧品表示名称)を用いることが好ましい。ポリメチルシルセスキオキサンの市販品としては、「トスパール2000B」、「SILFORM FLEXIBLE FLUID」(いずれもモメンティブパフォーマンスマテリアルズジャパン合同会社製)等を挙げることができる。
成分(B)は、一種を単独で使用してもよいし、二種以上を併用してもよく、本発明のW/O型乳化化粧料全量に対し、0.1〜5質量%の配合量が好ましい。配合量が0.1質量%未満又は5質量%を超えると、使用感に影響を及ぼす場合がある。
本発明で用いられる成分(C)アクリル変性シリコーンは、シリコーンとアクリル酸、メタクリル酸又はこれらのエステルからなるモノマー1種以上との共重合体であり、重合の形態はランダム、ブロック、グラフトいずれのものでも用いることができる。これらの中でも、(アクリル酸アルキル/ジメチコン)コポリマー(化粧品表示名称)を用いることが好ましい。市販品としては「KP−545」、「KP−549」(いずれも信越化学工業株式会社製)等を挙げることができる。
成分(C)は、一種を単独で使用してもよいし、二種以上を併用してもよく、本発明のW/O型乳化化粧料全量に対し、0.1〜1.5質量%の配合量が好ましい。配合量が0.1質量%未満又は1.5質量%を超えると、使用感に影響を及ぼす場合がある。
本発明で用いられる成分(D)長鎖アルキル変性シリコーンは、シリコーンをC10以上のアルキル基で変性したもので、アルキル基はケイ素に直接結合しているものをいう。これらの中でも、アルキル(C30−45)メチコン(化粧品表示名称)を用いることが好ましい。市販品としては、「AMS C30 COSMETIC WAX」(東レ・ダウコーング株式会社製)等を挙げることができる。
成分(D)は、一種を単独で使用してもよいし、二種以上を併用してもよく、本発明のW/O型乳化化粧料全量に対し、0.1〜2質量%の配合量が好ましい。配合量が0.17質量%未満又は2質量%を超えると、使用感に影響を及ぼす場合がある。
本発明のW/O型乳化化粧料は、上述の成分の他に、通常の化粧料に用いられる任意成分を、本発明の効果を阻害しない程度に配合することができる。具体的には、油剤、増粘剤、防腐剤、香料、保湿剤、抗酸化剤、抗炎症剤、抗菌剤等を挙げることができる。
本発明のW/O型乳化化粧料は、常法により製造することができる。剤型としては、液状、乳液状、クリーム状等の剤型とすることができる。また、化粧料の形態としては、スキンケア、美容液、ファンデーション、日焼け止め等のW/O型乳化化粧料であればいずれの形態のものでも用いることができる。これらの中でも日焼け止め化粧料として用いるのが好ましい。
以下、実施例により、本発明を具体的に説明するが、これにより、本発明の範囲が限定されるものではない。なお、配合量は、特に断りのない限り質量%である。
表の実施例及び比較例のW/O型乳化化粧料を、下記の製造方法で製造した。
<製造方法>
(1)成分(A)〜(D)及びその他成分1を80℃〜85℃で、均一に混合し、室温まで冷却した。
(2)上記(1)以外の成分を室温で、均一に混合した。
(3)上記(1)に上記(2)を加え、室温で、ホモミキサーを用いて均一に混合し、表の各実施例及び比較例のW/O型乳化化粧料を製造した。
そして、各実施例及び比較例のW/O型乳化化粧料について、下記の方法で、使用感及び安定性の評価を行った。その結果を表に示す。
a)使用感(皮膜感、油性感、しっとり感)
専門パネラー5名による使用テストを行い、下記の評価基準に従って、皮膜感、油性感及びしっとり感について、絶対評価をし、更にその5人の評点の平均点を下記判定基準により判定した。判定基準は、皮膜感、油性感及びしっとり感で共通のものとした。

<評価基準>
3点:皮膜感を感じない/油性感を感じない/しっとり感を非常に感じる
2点:皮膜感をほとんど感じない/油性感をほとんど感じない/しっとり感を感じる
1点:やや皮膜感を感じる/やや油性感を感じる/しっとり感がやや悪い
0点:皮膜感を感じる/油性感を感じる/しっとり感を感じない

<判定基準>
◎:2.5点以上
○:1.8点以上2.5点未満
△:1.0点以上1.8点未満
×:1.0点未満
b)安定性
専門評価員3名に、W/O型乳化化粧料を5℃、25℃、40℃で3カ月保管した際の外観の状態を下記の判定基準により判定した。

<判定基準>
◎:変化がない
○:変化がほとんどない
△:ややクリーミングが見られる
×:クリーミング又は分離が見られる
表に示された結果から明らかなように、各実施例のW/O型乳化化粧料は、使用感及び安定性すべての面で優れていた。一方、各比較例のW/O型乳化化粧料は、使用感及び安定性の面で劣っていた。
Figure 2018095617
Figure 2018095617

Claims (1)

  1. 下記の(A)〜(D)を含有することを特徴とするW/O型乳化化粧料。
    (A)トリメチルシロキシケイ酸
    (B)ポリアルキルシルセスキオキサン
    (C)アクリル変性シリコーン
    (D)長鎖アルキル変性シリコーン
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007182391A (ja) * 2006-01-04 2007-07-19 Noevir Co Ltd 油中水型乳化化粧料
WO2014185316A1 (ja) * 2013-05-15 2014-11-20 富士フイルム株式会社 油中水型化粧料

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Title
NEUTROGENA, USA: "Waterproof Mascara", MINTEL GNPD, JPN6020030663, February 2016 (2016-02-01), ISSN: 0004329194 *

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