JP2018052907A - 固形制汗剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】制汗効果及びその持続性に優れ、衣類への付着がない良好な使用感を有し、塗布性、剤の折れにくさ及び剤の均一性に優れた固形制汗剤組成物の提供。【解決手段】(A)アクリル酸オクチルアミドと、アクリル酸エステル、アクリル酸ヒドロキシプロピル、及びメタクリル酸ブチルアミノエチルから選択される少なくとも1種と、をモノマー単位として含む共重合体と、(B)炭素数16〜22の直鎖の高級アルコールと、(C)制汗成分と、(D)25℃での動粘度が、0.65mm2/s〜8mm2/sであるシリコーンと、を含有し、前記(B)成分の含有量(質量%)と、前記(A)成分の含有量(質量%)との質量比(B/A)が2.5〜200である固形制汗剤組成物である。【選択図】なし

Description

本発明は、固形制汗剤組成物に関する。
従来より、アルミニウム化合物などの制汗効果を有する化合物と、常温下で固体の油分とを混合して成形したスティックタイプの固形制汗剤組成物が広く使われている。前記スティックタイプの固形制汗剤組成物には、制汗効果やデオドラント効果だけではなく、皮膚に塗布しやすいこと、皮膚に塗ったときにべたつき感が少ないことなどの良好な使用感、及びヒビ割れや一部溶解がない安定した剤であることも要求されている。
これまでに、良好な使用感を有するスティックタイプの固形制汗剤組成物として、粉体とシリコーンとを組み合わせて、制汗成分の皮膚への付着性を高め、制汗効果を向上させること(例えば、特許文献1参照)、油性成分を配合することで滑らかな使用感を付与すること(例えば、特許文献2及び3参照)が提案されている。
しかしながら、これらの提案は、制汗効果及びその持続性と優れた使用感、並びに折れや欠けのない安定した製剤であることを十分に満足させることには至っておらず、制汗効果、使用感、及び制汗剤の安定性を両立させた固形制汗剤組成物の提供が望まれている。
特開2003−81753号公報 特許第5183090号公報 特開2005−187470号公報
本発明は、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、制汗効果及びその持続性に優れ、衣類への付着がない良好な使用感を有し、塗布性、剤の折れにくさ及び剤の均一性に優れた固形制汗剤組成物を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段としての本発明の固形制汗剤組成物は、(A)アクリル酸オクチルアミドと、アクリル酸エステル、アクリル酸ヒドロキシプロピル、及びメタクリル酸ブチルアミノエチルから選択される少なくとも1種と、をモノマー単位として含む共重合体と、(B)炭素数16〜22の直鎖の高級アルコールと、(C)制汗成分と、(D)25℃での動粘度が、0.65mm/s〜8mm/sであるシリコーンと、を含有し、前記(B)成分の含有量(質量%)と、前記(A)成分の含有量(質量%)との質量比(B/A)が2.5〜200である。
本発明によると、従来における前記諸問題を解決し、前記目的を達成することができ、制汗効果及びその持続性に優れ、衣類への付着がない良好な使用感を有し、塗布性、剤の折れにくさ及び剤の均一性に優れた固形制汗剤組成物を提供することができる。
(固形制汗剤組成物)
本発明の固形制汗剤組成物は、(A)共重合体と、(B)高級アルコールと、(C)制汗成分と、(D)シリコーンと、を含有し、(E)ブロック共重合体、(F)ポリオキシプロピレンアルキルエーテルを含有することが好ましく、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
<(A)共重合体>
前記(A)成分の共重合体は、アクリル酸オクチルアミドと、アクリル酸エステル、アクリル酸ヒドロキシプロピル、及びメタクリル酸ブチルアミノエチルから選択される少なくとも1種と、をモノマー単位として含む共重合体であり、制汗効果の持続性を向上させるために含有される。
前記(A)成分の共重合体としては、例えば、アクリル酸オクチルアミド−アクリル酸エステル共重合体、アクリル酸オクチルアミド−アクリル酸ヒドロキシプロピル−メタクリル酸ブチルアミノエチル共重合体などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、制汗効果の持続性の点から、アクリル酸オクチルアミド−アクリル酸エステル共重合体が好ましい。
前記(A)成分は、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。前記市販品としては、例えば、DERMACRYL 79(アクリル酸オクチルアミド−アクリル酸エステル共重合体、アクゾノーベル社製)、AMPHOMER 28−4910(アクリル酸オクチルアミド−アクリル酸ヒドロキシプロピル−メタクリル酸ブチルアミノエチル共重合体、アクゾノーベル社製)などが挙げられる。
前記(A)成分の含有量としては、制汗効果、制汗効果の持続性、剤の均一性、衣類への付着のなさ、及び塗布性の点から、前記固形制汗剤組成物全量に対して、0.1質量%〜6質量%が好ましく、1質量%〜3質量%がより好ましい。前記含有量が0.1質量%未満であると、制汗効果の持続性、及び衣類への付着のなさが不十分となることがあり、6質量%を超えると、制汗効果、制汗効果の持続性、剤の均一性、及び塗布性が不十分となることがある。
<(B)高級アルコール>
前記(B)成分の高級アルコールは、炭素数16〜22の直鎖の高級アルコールであり、剤の折れにくさを向上させるために含有される。
前記(B)成分の高級アルコールとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、剤の折れにくさを向上させる点から、炭素数16〜22であり、炭素数16〜18が好ましい。具体的には、パルミチルアルコール(セチルアルコール)、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、ベヘニルアルコールなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、剤の折れにくさの点から、ステアリルアルコールが好ましい。
前記(B)成分の含有量としては、制汗効果、制汗効果の持続性、剤の折れにくさ、塗布性、及び衣類への付着のなさなどの点から、前記固形制汗剤組成物全量に対して、5質量%〜25質量%が好ましく、10質量%〜15質量%がより好ましい。前記含有量が、5質量%未満であると、制汗効果の持続性、剤の折れにくさ、及び衣類への付着のなさが不十分となることがあり、25質量%を超えると、制汗効果、制汗効果の持続性、及び塗布性が不十分となることがある。
また、前記(F)成分を含有する場合、前記(B)成分の含有量としては、剤の制汗効果、制汗効果の持続性、剤の折れにくさ、塗布性、衣類への付着のなさの点から、前記固形制汗剤組成物全量に対して、15質量%〜25質量%が好ましく、17.5質量%〜22.5質量%がより好ましい。前記含有量が、15質量%未満であると、剤の折れにくさ、衣類への付着のなさ、制汗効果の持続性が不十分となることがあり、25質量%を超えると制汗効果、制汗効果の持続性、塗布性が不十分となることがある。
<質量比(B/A)>
前記(B)成分の含有量(質量%)と、前記(A)成分の含有量(質量%)との質量比(B/A)は、制汗効果、制汗効果の持続性、塗布性、及び衣類への付着のなさの点から、2.5〜200であり、2.5〜35が好ましい。前記質量比が、2.5未満であると、衣類への付着のなさが不十分となることがあり、200を超えると、制汗効果、制汗効果の持続性、及び塗布性が不十分となることがある。
また、前記(F)成分を含有する場合、前記(B)成分の含有量(質量%)と、前記(A)成分の含有量(質量%)との質量比(B/A)は、制汗効果、制汗効果の持続性、塗布性、及び衣類への付着のなさの点から、3.0〜200が好ましく、3.0〜35がより好ましい。前記質量比が、3.0未満であると、衣類への付着のなさが不十分となることがあり、200を超えると、制汗効果、制汗効果の持続性、及び塗布性が不十分となることがある。
<(C)制汗成分>
前記(C)成分の制汗成分は、制汗効果を向上させるために含有される。
前記(C)成分の制汗成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アルミニウム化合物などが挙げられる。前記アルミニウム化合物としては、例えば、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、硫酸アルミニウムカリウム、酢酸アルミニウム、クロロヒドロキシアルミニウム、アラントインクロロヒドロキシアルミニウム、クロロヒドロキシアルミニウム・プロピレングリコール錯体、クロロヒドロキシアルミニウム/ジルコニウム・グリシン錯体などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、制汗効果の点から、クロロヒドロキシアルミニウム、クロロヒドロキシアルミニウム・プロピレングリコール錯体、クロロヒドロキシアルミニウム/ジルコニウム・グリシン錯体が好ましく、クロロヒドロキシアルミニウムがより好ましい。
前記(C)成分の含有量としては、制汗効果、制汗効果の持続性、及び剤の折れにくさの点から、前記固形制汗剤組成物全量に対して、2質量%〜30質量%が好ましく、5質量%〜30質量%がより好ましい。前記含有量が、2質量%未満であると、制汗効果及び制汗効果の持続性が不十分となることがあり、30質量%を超えると、剤の折れにくさが不十分となることがある。
<(D)シリコーン>
前記(D)成分のシリコーンは、25℃での動粘度が、0.65mm/s〜8mm/sであり、剤の均一性を向上させるために配合される。
前記シリコーンの25℃での動粘度としては、0.65mm/s〜8mm/sであり、2mm/s〜4mm/sが好ましい。前記動粘度が、0.65mm/s〜8mm/sであれば、剤の均一性を向上させることができる。なお、前記動粘度が、0.65mm/s未満のシリコーンは市販されていない。
前記シリコーンは、環状、直鎖であってもよく、分岐鎖を有していてもよい。前記シリコーンとしては、例えば、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、メチルポリシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、メチルトリメチコンなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、剤の均一性の点から、デカメチルシクロペンタシロキサンが好ましい。
前記シリコーンは、適宜合成したものを用いても、市販品を用いてもよい。前記市販品としては、SH245(デカメチルシクロペンタシロキサン、動粘度4mm/s、東レ・ダウコーニング株式会社製)、KF−96L−2cs(メチルポリシロキサン(2cs)、動粘度2mm/s、信越化学工業株式会社製)、KF−96L−1.5cs(デカメチルテトラシロキサン(1.5cs)、動粘度1.5mm/s、信越化学工業株式会社製)、DM0.65(ジシロキサン、動粘度0.65mm/s、旭化成ワッカーシリコーン株式会社製)、DC246(シクロヘキサシロキサン、動粘度7.7mm/s、東レ・ダウコーニング株式会社製)などが挙げられる。
前記(D)成分の含有量としては、剤の均一性、剤の折れにくさ、及び塗布性などの点から、前記固形制汗剤組成物全量に対して、20質量%〜70質量%が好ましく、30質量%〜60質量%がより好ましい。前記含有量が、20質量%未満であると、剤の折れにくさ、剤の均一性、及び塗布性が不十分となることがあり、70質量%を超えると、剤の折れにくさ、及び塗布性が不十分となることがある。
<(E)ブロック共重合体>
前記(E)成分のブロック共重合体は、架橋型シリコーンと網状型シリコーンとのブロック共重合体であり、スベスベ感を向上させるために含有される。
前記架橋型シリコーンとは、分子中に2官能性の単位を多く有するシリコーンのことを指し、例えば、シリコーンゴムが挙げられる。また、前記網状型シリコーンとは、分子中に3官能性の単位又は4官能性の単位を多く有するシリコーンのことであり、例えば、シリコーンレジンが挙げられる。なお、前記官能性とは、高分子化合物を生成する際の結合の手の数のことである。
前記(E)成分のブロック共重合体とは、前記シリコーンゴムと前記シリコーンレジンとのブロック共重合体であり、例えば、(ビニルジメチコン/メチコンシルセスオキサン)クロスポリマーなどが挙げられる。
前記(E)成分の体積平均粒子径としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、2μm〜30μmが好ましく、5μm〜12μmがより好ましい。前記体積平均粒子径が、2μm未満又は30μmを超えると、スベスベ感が低下することがある。
前記体積平均粒子径は、レーザー回折散乱粒度分布測定装置(例えば、LS 13 320、ベックマン・コールター社製)を用いて測定することができる。
前記(E)成分は、適宜合成したものを用いても、市販品を用いてもよい。前記市販品としては、例えば、KSP−100(体積平均粒子径5μm)、KSP−101(体積平均粒子径12μm)、KSP−102(体積平均粒子径30μm)(以上、信越化学工業株式会社製)などが挙げられる。これらの中でも、スベスベ感の点から、KSP−100が好ましい。
前記(E)成分の含有量としては、スベスベ感、及び白化のなさの点から、前記固形制汗剤組成物全量に対して、0.5質量%〜5質量%が好ましく、1質量%〜5質量%がより好ましい。前記含有量が、0.5質量%未満であると、スベスベ感が低下することがあり、5質量%を超えると、白化のなさが不十分となることがある。
<(F)ポリオキシプロピレンアルキルエーテル>
前記(F)成分のポリオキシプロピレンアルキルエーテルは、剤の安定性を向上させるために含有される。
前記(F)成分のポリオキシプロピレンアルキルエーテルとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ポリオキシプロピレンブチルエーテル、ポリオキシプロピレンステアリルエーテルなどが好適に挙げられる。
前記(F)成分のプロピレンオキシド付加モル数としては、10〜40が好ましい。
前記(F)成分としては、適宜合成したものを用いてもよいし、市販品を用いてもよい。前記市販品としては、例えば、ユニルーブMB−7(化合物名:ポリオキシプロピレンブチルエーテル、プロピレンオキシド付加モル数:12)、ユニルーブMB−11(化合物名:ポリオキシプロピレンブチルエーテル、プロピレンオキシド付加モル数:17)、ユニルーブMB−14(化合物名:ポリオキシプロピレンブチルエーテル、プロピレンオキシド付加モル数:20)、ユニルーブMB−19(化合物名:ポリオキシプロピレンブチルエーテル、プロピレンオキシド付加モル数:24)、ユニルーブMB−38(化合物名:ポリオキシプロピレンブチルエーテル、プロピレンオキシド付加モル数:33)、ユニルーブMS−70K(化合物名:ポリオキシプロピレンステアリルエーテル、プロピレンオキシド付加モル数:15)(以上、日油株式会社製)などが挙げられる。
前記(F)成分の含有量としては、剤の安定性の点から、前記固形制汗剤組成物全量に対して、5質量%〜25質量%が好ましく、10質量%〜20質量%がより好ましい。前記含有量が、5質量%未満であると、剤の安定性が不十分となることがあり、25質量%を超えると、剤の安定性が不十分となることがある。
<その他の成分>
前記固形制汗剤組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で必要に応じて、その他の成分を含んでいてもよい。
前記その他の成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、油脂類、ワックス類、前記(E)成分以外のシリコーン類、炭化水素油、高級脂肪酸、前記(B)成分以外の高級アルコール、エステル油、界面活性剤、前記(A)成分以外の高分子化合物、酸化防止剤、色素、乳化安定剤、pH調整剤、収斂剤、防腐剤、紫外線吸収剤、保湿剤、増粘剤、清涼剤、抗炎症剤、アミノ酸、ビタミン剤、各種植物抽出エキスなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
<製造方法>
前記固形制汗剤組成物の製造方法は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、以下の方法で製造することができる。
前記(A)成分、前記(B)成分、前記(D)成分、好ましくは前記(F)成分、及び前記その他成分を混合し、前記(B)成分が溶解する温度まで十分に加熱して、溶解液を製造する。前記溶解液を、前記(B)成分の凝固点より少し高い温度まで冷却し、前記(C)成分、好ましくは前記(E)成分を加えた後、容器に流し込み、室温又は冷却条件下で固めて、前記固形制汗剤組成物を製造することができる。
<容器>
前記固形制汗剤組成物を収容する容器としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、スティック容器などが挙げられる。
前記スティック容器の材質としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合樹脂、ABS樹脂、ポリアミド等の樹脂;ガラスなどが挙げられる。これらは、単層ないし2層以上組み合わせて用いることができる。
<用途>
前記固形制汗剤組成物は、例えば、制汗剤、防臭剤、制汗防臭、デオドラント剤などとして好適に用いることができる。
<形状>
前記固形制汗剤組成物の形状としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、制汗効果及び使用性の点から、スティック形状(棒状)であることが好ましい。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。なお、以下の実施例及び比較例に記載の固形制汗剤組成物の含有量は、全て純分換算値である。
(実施例1〜22及び比較例1〜9)
下記表1〜6に示す各組成及び含有量(質量%)の通り、実施例1〜22及び比較例1〜9の固形制汗剤組成物を以下の製造方法に基づいて製造した。
<固形制汗剤組成物の製造方法>
下記表1〜6に示す(A)成分、(B)成分、(D)成分、並びに共通成分である硬化ヒマシ油及びメチルフェニルポリシロキサンを混合し、前記(B)成分が溶解する温度まで十分に加熱して、溶解液を製造した。前記溶解液を、前記(B)成分の凝固点より少し高い温度まで冷却し、(C)成分を加えた後、制汗スティック容器(直径35mm×高さ100mm、株式会社吉野工業所製)に流し込み、室温(25℃)で固めて、実施例1〜22及び比較例1〜9のスティック形状の固形制汗剤組成物を製造した。
実施例及び比較例の固形制汗剤組成物について、下記評価方法に基づき、「制汗効果」、「制汗効果の持続性」、「剤の折れにくさ」、「剤の均一性」、「塗布性」、及び「衣類への付着のなさ」について判断し、下記評価基準に基づき評価した。結果を表1〜6に示した。
−「制汗効果」−
専門パネラー20人(男性10人、女性10人)が、各固形制汗剤組成物を、前腕内側部の2cm×2cmの範囲に、塗布(約40mg)し、乾燥させた。その後、高温環境下(38℃、40%RH下)で40分間安静にし、皮膚水分蒸散量測定装置(TEWL Tewameter TM210、ck electronic社製)を用いて、塗布部位と無塗布部位(前腕内側部2cm×2cmの範囲)の発汗量を測定した。下記式で示される制汗効果(%)の値を算出し、得られた値から20人の平均値を算出し、下記評価基準に基づいて、「制汗効果」を評価した。
制汗効果(%)=[1−(塗布部位の平均インピーダンス値/無塗布部位の平均インピーダンス値)]×100
[「制汗効果」の評価基準]
◎:20人の制汗効果の平均値が50%以上
○:20人の制汗効果の平均値が30%以上50%未満
△:20人の制汗効果の平均値が10%以上30%未満
×:20人の制汗効果の平均値が10%未満
−「制汗効果の持続性」−
専門パネラー20名(男性10名、女性10名)が、腋窩に各固形制汗剤組成物(0.15g)を塗布し、乾燥させた。その後、高温環境下(38℃、40%RH下)でエアロバイクによる運動を30分間実施した。その後、室温下(25℃)で3時間安静にし、3時間経った後に再び前記高温環境下に入り、エアロバイク(登録商標)による運動を30分間実施した。運動後、「制汗効果の持続性が良い」と判断した人数により、下記評価基準に基づいて、「制汗効果の持続性」を評価した。
[「制汗効果の持続性」の評価基準]
◎:「制汗効果の持続性が良い」と回答した人が17名以上20名以下
○:「制汗効果の持続性が良い」と回答した人が11名以上16名以下
△:「制汗効果の持続性が良い」と回答した人が6名以上10名以下
×:「制汗効果の持続性が良い」と回答した人が5名以下
−「剤の折れにくさ」−
作製した各固形制汗剤組成物100本について、容器の繰り出し部を回転させて往復1回転の繰上げ下げを20回行った後、剤の折れが発生しているか否かを、専門パネラー3名が、目視観察し、剤の折れの発生本数を求め、下記評価基準に基づいて「剤の折れにくさ」を評価した。
[「剤の折れにくさ」の評価基準]
◎:剤の折れの発生本数が100本中0本
○:剤の折れの発生本数が100本中1本以上6本未満
△:剤の折れの発生本数が100本中6本以上10本未満
×:剤の折れの発生本数が100本中10本以上
−「剤の均一性」−
作製した各固形制汗剤組成物100本について、製造直後の前記固形制汗剤組成物にひび割れ、及び一部融解が発生しているか否かを、専門パネラー3名が、目視観察し、剤のヒビ割れ、及び一部融解の発生本数を求め、下記評価基準に基づいて「剤の均一性」を評価した。なお、3名のパネラーの意見が一致しなかった場合は、多数決にて評価した。
[「剤の均一性」の評価基準]
◎:剤のヒビ割れ、及び一部融解の発生本数が100本中0本
○:剤のヒビ割れ、及び一部融解の発生本数が100本中1本以上6本未満
×:剤のヒビ割れ、及び一部融解の発生本数が100本中6本以上
−「塗布性」−
20名の専門パネラー(男性10名、女性10名)が、腋窩に各固形制汗剤組成物(0.15g)を塗布した。塗布した「剤の塗布性が良い」と回答した人数により、下記評価基準に基づいて、「塗布性」を評価した。なお、前記「剤の塗布性が良い」とは、前記固形制汗剤組成物の塗布時にのびがよく、肌に塗りやすいことを指す。
[「塗布性」の評価基準]
◎:「剤の塗布性が良い」と回答した人が18名以上20名以下
○:「剤の塗布性が良い」と回答した人が13名以上17名以下
△:「剤の塗布性が良い」と回答した人が6名以上12名以下
×:「剤の塗布性が良い」と回答した人が5名以下
−「衣類への付着のなさ」−
20名の専門パネラー(男性10名、女性10名)が、各固形制汗剤組成物(0.15g)を、腋窩に塗布した。塗布した後、衣類(シャツ)を着用し、「衣類への付着がない」と回答した人数により、下記評価基準に基づいて、「衣類への付着のなさ」を評価した。
[「衣類への付着のなさ」の評価基準]
◎:「衣類への付着がない」と回答した人が18名以上20名以下
○:「衣類への付着がない」と回答した人が13名以上17名以下
△:「衣類への付着がない」と回答した人が6名以上12名以下
×:「衣類への付着がない」と回答した人が5名以下
Figure 2018052907
Figure 2018052907
Figure 2018052907
Figure 2018052907
Figure 2018052907
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(実施例23〜43)
下記表7〜10に示す各組成及び含有量(質量%)の通り、実施例23〜43の固形制汗剤組成物を以下の製造方法に基づいて製造した。
<固形制汗剤組成物の製造方法>
下記表7〜10に示す(A)成分、(B)成分、(D)成分、並びに共通成分である硬化ヒマシ油及びメチルフェニルポリシロキサンを混合し、前記(B)成分が溶解する温度まで十分に加熱して、溶解液を製造した。前記溶解液を、前記(B)成分の凝固点より少し高い温度まで冷却し、(C)成分、及び(E)成分を加えた後、制汗スティック容器(直径35mm×高さ100mm、株式会社吉野工業所製)に流し込み、室温(25℃)で固めて、実施例23〜43のスティック形状の固形制汗剤組成物を製造した。
得られた固形制汗剤組成物の、「制汗効果」、「制汗効果の持続性」、「剤の折れにくさ」、「剤の均一性」、「塗布性」、及び「衣類への付着のなさ」について、実施例1と同様にして評価し、結果を表7〜10に示した。また、「スベスベ感」は、下記のようにして評価し、結果を表7〜10に示した。
−「スベスベ感」−
20名の専門パネラー(男性10名、女性10名)が、各固形制汗剤組成物(0.15g)を、腋窩に塗布した。塗布した後、10分間安静にし、塗布部を手でなぞり、「スベスベ感がよい」と回答した人数により、下記評価基準に基づいて、「スベスベ感」を評価した。
[「スベスベ感」の評価基準]
◎:「スベスベ感が良い」と回答した人が18名以上20名以下
○:「スベスベ感が良い」と回答した人が13名以上17名以下
△:「スベスベ感が良い」と回答した人が6名以上12名以下
×:「スベスベ感が良い」と回答した人が5名以下
Figure 2018052907
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(実施例44〜71)
下記表11〜15に示す各組成及び含有量(質量%)の通り、実施例44〜71の固形制汗剤組成物を以下の製造方法に基づいて製造した。
<固形制汗剤組成物の製造方法>
下記表11〜15に示す(A)成分、(B)成分、(D)成分、(F)成分、並びに共通成分である硬化ヒマシ油及びメチルフェニルポリシロキサンを混合し、前記(B)成分が溶解する温度まで十分に加熱して、溶解液を製造した。前記溶解液を、前記(B)成分の凝固点より少し高い温度まで冷却し、(C)成分、及び(E)成分を加えた後、制汗スティック容器(直径35mm×高さ100mm、株式会社吉野工業所製)に流し込み、室温(25℃)で固めて、実施例44〜71のスティック形状の固形制汗剤組成物を製造した。
得られた固形制汗剤組成物の、「制汗効果」、「制汗効果の持続性」、「剤の折れにくさ」、「剤の均一性」、「塗布性」、及び「衣類への付着のなさ」について、実施例1と同様にして評価し、結果を表11〜15に示した。また、「剤の安定性」は、下記のようにして評価し、結果を表11〜15に示した。
−「剤の安定性」(表面の油浮き)−
容器に充填し、固化させたデオドラント組成物を45℃の恒温槽に入れて1週間静置した後、室温に戻して組成物の表面状態を10本観察して評価した。
[「剤の安定性」の評価基準]
◎:表面の油浮きがないサンプルが10本
○:表面の油浮きがないサンプルが8本以上9本以下
△:表面の油浮きがないサンプルが5本以上7本以下
×:表面の油浮きがないサンプルが4本以下
Figure 2018052907
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実施例及び比較例で使用した各成分は、下記表16に示すとおりである。
Figure 2018052907
本発明の固形制汗剤組成物は、制汗効果及びその持続性に優れ、衣類への付着がない良好な使用感を有し、塗布性、剤の折れにくさ及び剤の均一性に優れているため、例えば、制汗剤、防臭剤、制汗防臭剤、デオドランド剤などに好適に利用可能である。
本発明の態様としては、例えば、以下のとおりである。
<1> (A)アクリル酸オクチルアミドと、アクリル酸エステル、アクリル酸ヒドロキシプロピル、及びメタクリル酸ブチルアミノエチルから選択される少なくとも1種と、をモノマー単位として含む共重合体と、
(B)炭素数16〜22の直鎖の高級アルコールと、
(C)制汗成分と、
(D)25℃での動粘度が、0.65mm/s〜8mm/sであるシリコーンと、を含有し、
前記(B)成分の含有量(質量%)と、前記(A)成分の含有量(質量%)との質量比(B/A)が、2.5〜200であることを特徴とする固形制汗剤組成物である。
<2> 前記(A)成分の含有量が、1質量%〜3質量%であり、前記(B)成分の含有量が、10質量%〜15質量%である前記<1>に記載の固形制汗剤組成物である。
<3> 更に(E)架橋型シリコーンと網状型シリコーンとのブロック共重合体を含有する前記<1>から<2>のいずれかに記載の固形制汗剤組成物である。
<4> 更に(F)ポリオキシプロピレンアルキルエーテル5質量%〜25質量%を含有し、
前記(B)成分の含有量が、15質量%〜25質量%であり、前記(A)成分の含有量(質量%)との質量比(B/A)が3.0〜200である前記<1>に記載の固形制汗剤組成物である。
<5> 前記(F)成分が、ポリオキシプロピレンブチルエーテル、及びポリオキシプロピレンステアリルエーテルの少なくともいずれかである前記<4>に記載の固形制汗剤組成物である。
<6> 前記(A)成分が、アクリル酸オクチルアミド−アクリル酸エステル共重合体、及びアクリル酸オクチルアミド−アクリル酸ヒドロキシプロピル−メタクリル酸ブチルアミノエチル共重合体の少なくともいずれかであり、
前記(B)成分が、ステアリルアルコールであり、
前記(C)成分が、アルミニウム化合物である前記<1>から<5>のいずれかに記載の固形制汗剤組成物である。
<7> スティック形状である前記<1>から<6>のいずれかに記載の固形制汗剤組成物である。
<8> 前記(D)成分が、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、メチルポリシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、及びメチルトリメチコンから選ばれる少なくとも1種である前記<1>から<7>のいずれかに記載の固形制汗剤組成物である。

Claims (7)

  1. (A)アクリル酸オクチルアミドと、アクリル酸エステル、アクリル酸ヒドロキシプロピル、及びメタクリル酸ブチルアミノエチルから選択される少なくとも1種と、をモノマー単位として含む共重合体と、
    (B)炭素数16〜22の直鎖の高級アルコールと、
    (C)制汗成分と、
    (D)25℃での動粘度が、0.65mm/s〜8mm/sであるシリコーンと、を含有し、
    前記(B)成分の含有量(質量%)と、前記(A)成分の含有量(質量%)との質量比(B/A)が、2.5〜200であることを特徴とする固形制汗剤組成物。
  2. 前記(A)成分の含有量が、1質量%〜3質量%であり、前記(B)成分の含有量が、10質量%〜15質量%である請求項1に記載の固形制汗剤組成物。
  3. 更に(E)架橋型シリコーンと網状型シリコーンとのブロック共重合体を含有する請求項1から2のいずれかに記載の固形制汗剤組成物。
  4. 更に(F)ポリオキシプロピレンアルキルエーテル5質量%〜25質量%を含有し、
    前記(B)成分の含有量が、15質量%〜25質量%であり、前記(A)成分の含有量(質量%)との質量比(B/A)が3.0〜200である請求項1に記載の固形制汗剤組成物。
  5. 前記(F)成分が、ポリオキシプロピレンブチルエーテル、及びポリオキシプロピレンステアリルエーテルの少なくともいずれかである請求項4に記載の固形制汗剤組成物。
  6. 前記(A)成分が、アクリル酸オクチルアミド−アクリル酸エステル共重合体、及びアクリル酸オクチルアミド−アクリル酸ヒドロキシプロピル−メタクリル酸ブチルアミノエチル共重合体の少なくともいずれかであり、
    前記(B)成分が、ステアリルアルコールであり、
    前記(C)成分が、アルミニウム化合物である請求項1から5のいずれかに記載の固形制汗剤組成物。
  7. スティック形状である請求項1から6のいずれかに記載の固形制汗剤組成物。
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