JP2018095534A - 塩素バイパスダストの処理方法及び塩素バイパスダストの処理装置 - Google Patents

塩素バイパスダストの処理方法及び塩素バイパスダストの処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】セメントキルン内に持ち込まれる塩素量の増加に対応できる塩素バイパスダストの処理方法を提供する。
【解決手段】塩素バイパスダストの処理は、セメントキルンKの窯尻とプレヒータPの最下段サイクロンとの間のプローブ1から燃焼ガスを抽気ガスGとして抽気する抽気工程と、抽気ガスGを冷却して、抽気ガスGに含まれる塩素を凝縮固化させて塩素バイパスダストとする冷却工程と、塩素バイパスダストを所定の粒径を基準に粗粉である第1ダストD1と微粉である第2ダストD2とに分級する分級工程と、第2ダストD2を加熱して、塩素含有物を揮発させる加熱工程とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、セメントキルンの窯尻からプレヒータの最下段サイクロンに至るまでの流路より抽気した燃焼ガスに含まれる塩素バイパスダストの処理方法及び処理装置に関する。
従来、セメントの製造において、塩素は、その処理量を管理する必要のある忌避成分として扱われている。これは、塩素が、コンクリートの塩害として知られる、鉄筋コンクリート中の鉄筋の腐食の原因となるだけでなく、セメントの製造設備であるキルン内又はプレヒータ内にコーティングトラブルを誘発して、セメントキルンの安定運転を阻害するおそれがあるためである。そこで、従来、セメント製造施設では、いわゆる塩素バイパス設備を設け、セメントキルン内から塩素を除去することが行われている。
塩素バイパス設備としては、セメントキルンの窯尻とプレヒータの最下段サイクロンとの間から燃焼ガスを抽気ガスとして抽気する抽気装置と、その抽気ガスを冷却して、抽気ガスに含まれる塩素を凝縮固化させて粒子とする冷却装置と、かかる塩素の凝縮固化による粒子及び抽気ガスに含まれる原料粉等のキルン内ダスト(以後、これらを総称して「塩素バイパスダスト」と呼ぶ。)を粗粉と微粉とに分級する分級装置と、微粉を回収する回収装置とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、「塩素バイパスダスト」とは、抽気ガスの冷却固化過程で生じたKCl等のアルカリ塩化物等の塩素化合物の他、キルン内ダストの表面にKCl等塩素化合物が付着したものを指す。
塩素バイパスダストは、微粉であるほどキルン内ダストの割合が減じるために粗粉に比べて塩素含有量が高い。そこで、その微粉を回収することにより、塩素を効率良くセメント製造工程から除去することができる。一方、粗粉は、相対的に塩素含有量が低いので、セメント原料として再度セメントキルンに戻すことができる。
特開2000−354838号公報
しかし、近年、セメントキルンでの各種廃棄物のリサイクル処理の進展に伴う廃棄物の処理量の増加や、廃棄物の種類の変化により、セメントキルン内に持ち込まれる塩素量が増加している。そのため、塩素バイパスダストの粗粉の塩素含有量が増加する傾向にあり、当該粗粉を原料としてセメントキルンに戻すことが問題となるおそれがある。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、セメントキルン内に持ち込まれる塩素量の増加に対応できる塩素バイパスダストの処理方法及び塩素バイパスダストの処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の塩素バイパスダストの処理方法は、セメントキルンの窯尻とプレヒータの最下段サイクロンとの間の流路から燃焼ガスを抽気ガスとして抽気する抽気工程と、前記抽気ガスを冷却して、該抽気ガスに含まれる塩素を凝縮固化させて塩素バイパスダストとする冷却工程と、前記塩素バイパスダストを所定の粒径を基準に粗粉と微粉とに分級する分級工程と、前記粗粉を加熱して、前記粗粉に含まれる塩素含有物を揮発させる加熱工程とを備えていることを特徴とする。
このように、本発明の塩素バイパスダストの処理方法では、分級された粗粉を加熱して、粗粉に含まれる塩素含有物を揮発させて塩素を除去する。これにより、粗粉を再度セメントキルンに戻しても、塩素含有物に起因するセメント製造設備の運転面及びセメントの品質面での不具合が生じない。
また、本発明の塩素バイパスダストの処理方法においては、前記加熱工程で、前記粗粉の加熱温度を600℃以上1100℃以下とすることが好ましい。
塩素バイパスダスト中の主要な金属塩化物であるPbClは、融点が501℃、沸点が950℃である。そこで、加熱工程における粗粉の加熱温度を600℃以上にすることで、粗粉から塩素含有物を揮発させることができる。逆に、加熱温度が600℃未満である場合、加熱の効果が低いために塩素含有物の揮発量が十分でなくなってしまう。そのため、加熱工程における加熱装置は、少なくとも600℃以上となるようにするとよい。
また、粗粉の加熱には、エネルギー効率の観点から、キルン燃焼排ガス等のセメント製造設備の廃熱を利用することが好ましいが、セメントキルンの窯尻の燃焼ガス温度は1000℃程度であるので、その温度を大きく超える廃熱を確保することは困難である。また、セメントキルンの窯尻の燃焼ガス温度は1000℃程度であるので、その温度を超える温度(具体的には、1100℃程度)まで加熱すれば、セメントキルンの窯尻の燃焼ガス中に含まれていた塩素のほとんどを揮発させることができる。そのため、加熱工程における加熱装置は、1100℃程度まで加熱可能にするとよい。
また、本発明の塩素バイパスダストの処理方法においては、前記加熱工程は、負圧下で行われることが好ましい。
加熱工程を負圧下で行うと、粗粉に含まれる塩素含有物が揮発しやすくなるので、効率良く塩素の除去を行うことができる。例えば、融点が776℃であるKClであっても、負圧環境下では600℃で揮発させることができる。
また、本発明の塩素バイパスダストの処理方法においては、前記加熱工程を負圧で行う方法としては、前記加熱工程で、前記粗粉を加熱する加熱装置内の空気を0.016m/s以上0.048m/s以下の通風速度で吸引する方法を用いてもよい。
このように、加熱装置内の空気を吸引によって局所排気(ドラフト)すると、容易に負圧環境を生じさせることができる。
ここで、局所排気による負圧の程度は加熱される粗粉の周囲の通風速度が指標となる。そして、その通風速度が0.016m/s未満である場合、負圧の効果が低いために塩素含有物の揮発量が十分でなくなる場合がある。一方、通風速度が0.048m/sを超える場合、局所排気で持ちさらわれる粗粉量が増大するため好ましくない。
また、本発明の塩素バイパスダストの処理方法においては、前記加熱工程に搬送される前記粗粉の塩素濃度を測定する塩素濃度測定工程を備え、前記塩素濃度測定工程における測定結果に基づいて、前記分級工程における分級点を制御することが好ましい。
サイクロンセパレータ等の分級装置で分級された粗粉は、その塩素含有量が加熱工程での塩素含有物の除去を必要としない程度に少ない場合もあり、逆に、加熱工程では十分に塩素を除去できない程度に多量の塩素を含有している場合がある。そこで、加熱装置に搬送される粗粉の塩素量を監視して、その監視結果に基づいて分級装置の分級点を制御するようにすると、容易に、粗粉の塩素含有量を加熱工程における処理に適した量に調整することができる。
また、本発明の塩素バイパスダストの処理方法においては、加熱装置に搬送される粗粉の塩素濃度を1.5質量%以上8.0質量%以下の範囲とすることが好ましい。
粗粉の塩素濃度が1.5質量%を下回る場合には、塩素を除去する必要性が低く、また、加熱処理を行ってもそれほど塩素濃度を低下させることができない場合がある。一方、粗粉の塩素濃度が8.0質量%を上回る場合には、加熱処理では十分に塩素を除去できない場合がある。
また、上記目的を達成するために、本発明の塩素バイパスダストの処理装置は、セメントキルンの窯尻とプレヒータの最下段サイクロンとの間から燃焼ガスを抽気ガスとして抽気する抽気装置と、前記抽気ガスを冷却して、前記抽気ガスに含まれる塩素を凝縮固化させて塩素バイパスダストとする冷却装置と、前記塩素バイパスダストを所定の粒径を基準に粗粉と微粉とに分級する分級装置と、前記粗粉を加熱して、前記粗粉に含まれる塩素含有物を揮発させる加熱装置とを備えていることを特徴とする。
このように、本発明の塩素バイパスダストの処理装置では、分級された粗粉を加熱して、粗粉に含まれる塩素含有物を揮発させて塩素を除去する。これにより、粗粉を再度セメントキルンに戻しても、塩素に起因するセメント製造設備の運転面及びセメントの品質面での不具合が生じない。
実施形態に係る塩素バイパス設備の概略構成を示す説明図。 図1の塩素バイパス設備の加熱装置の構成を示す説明図。 図1の塩素バイパス設備で微粉と粗粉とを分級するまでの処理のフローチャート。 図1の塩素バイパス設備で分級された粗粉に行われる処理のフローチャート。 図1の塩素バイパス設備の加熱装置の加熱温度及び通風速度と粗粉の塩素除去率との関係を示すグラフ。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る塩素バイパス設備C(塩素バイパスダストの処理装置)について説明する。なお、各図面において、実線の矢印はガス又はダストの流れ、破線の矢印は制御信号の流れをそれぞれ示している。
まず、図1を参照して、塩素バイパス設備Cの概略構成について説明する。
図1に示すように、塩素バイパス設備Cは、セメントキルンKの窯尻とセメントキルンKに送り込まれるセメント原料の予熱を行うプレヒータPの最下段サイクロンとの間から抽気した燃焼ガスである抽気ガスGから、塩素を除去するための設備である。
塩素バイパス設備Cは、セメントキルンKの窯尻とプレヒータPの最下段サイクロンとの間に設けられたプローブ1(流路、抽気装置)と、プローブ1の内部に冷風を供給し、抽気ガスGに含まれる塩素を凝縮固化させて塩素バイパスダストとする第1冷却ファン2(冷却装置)と、塩素バイパスダストを分級するサイクロンセパレータ3(分級装置)と、サイクロンセパレータ3で分級された塩素バイパスダストの微粉であるダストD1を処理する微粉処理部10と、サイクロンセパレータ3で分級された塩素バイパスダストの粗粉であるダストD2を処理する粗粉処理部20とを備えている。
プローブ1の内部では、第1冷却ファン2によって供給された冷風により、抽気ガスGが冷却され、抽気ガスGに含まれる塩素が凝縮固化された塩素バイパスダストを含む第1ガスG1となる。
第1ガスG1は、塩素バイパス設備Cが備えるサイクロンセパレータ3に送られ、塩素バイパスダストの微粉である第1ダストD1と第1ガスG1の気体成分である第2ガスG2との混合物と、塩素バイパスダストの粗粉である第2ダストD2とに分離される。サイクロンセパレータ3の分級点はローターの回転速度の変更等により制御可能であり、後述する粗粉処理部20の制御部27からの信号に基づいて制御される。なお、基準となる分級点の一例としては、12μmである。
サイクロンセパレータ3で分級された、微粉である第1ダストD1と第2ガスG2との混合物は、微粉処理部10に送られる。一方、粗粉である第2ダストD2は、粗粉処理部20に送られる。
微粉処理部10は、微粉である第1ダストD1と第2ガスG2との混合物が送り込まれる冷却器11と、冷却器11に冷風を供給する第2冷却ファン12と、冷却器11に接続されている第1バグフィルタ13と、冷却器11及び第1バグフィルタ13に接続されている第1ダストタンク14と、第1バグフィルタ13に接続されている第1ファン15とを備えている。
冷却器11は、その内部において、第2冷却ファン12によって供給された冷風により、塩素バイパスダストの微粉である第1ダストD1と第2ガスG2との混合物を冷却する。
第1バグフィルタ13は、冷却器11から抽気された第3ガスG3から、塩素バイパスダストの微粉である第4ダストD4を回収する。第4ダストD4は、冷却器11で回収された塩素バイパスダストの微粉D3とともに、第1ダストタンク14に送られる。また、第1バグフィルタ13で分離された第4ガスG4は、セメントキルン等のセメント製造設備内のガス流路に戻される。
第1ダストタンク14は、回収された塩素バイパスダストの微粉を貯蔵する。
粗粉処理部20は、塩素バイパスダストの粗粉である第2ダストD2の塩素濃度を測定する塩素測定装置21と、第2ダストD2を選択的に搬送する分配装置22と、分配装置22に接続されている第2ダストタンク23と、分配装置22及び第2ダストタンク23に接続されている加熱装置24と、加熱装置24に接続されている第2バグフィルタ25と、加熱装置24以降を局所排気するための第2ファン26と、制御部27とを備えている。
塩素測定装置21は、サイクロンセパレータ3から排出された塩素バイパスダストの粗粉である第2ダストD2の塩素量を測定できるものであればよい。例えば、蛍光X線分析装置(XRF)を用いて構成してもよい。塩素測定装置21によって測定された塩素濃度の測定結果は、随時、制御部27に送信される。
分配装置22は、送り込まれた塩素バイパスダストの粗粉である第2ダストD2を制御部27からの信号に基づいて、セメントキルン系側、第2ダストタンク23及び加熱装置24側、及び、系外側から搬送先を選択する。
具体的には、塩素測定装置21で測定された塩素バイパスダストの粗粉である第2ダストD2の塩素濃度が十分に低く、塩素の除去が必要ない場合には、第6ダストD6として、加熱処理を行わずにセメントキルン系に搬送する。塩素濃度が塩素の除去が必要な程度に高く、且つ、所定の値よりも低い場合には、第7ダストD7として、第2ダストタンク23及び加熱装置24側へ搬送する。塩素濃度が所定の値を超える場合には、第8ダストD8として、系外に排出し、加熱装置24に送らないようにする。
具体的には、塩素バイパス装置Cでは、塩素バイパスダストの粗粉である第2ダストD2の塩素濃度が1.5質量%未満である場合には、セメントキルン系に搬送し、1.5質量%以上8.0質量%以下である場合には、第2ダストタンク23及び加熱装置24側へ搬送する。そして、8.0質量%を超える場合には、系外に排出して加熱装置24に送らないようにする。
これは、塩素バイパスダストの粗粉である第2ダストD2の塩素濃度が1.5質量%を下回る場合には、塩素を除去及する必要性が低く、また、加熱処理を行ってもそれほど塩素濃度を低下させることができない場合があり、8.0質量%を上回る場合には、加熱処理では十分に塩素を除去できない場合があるためである。
第2ダストタンク23には、加熱工程を行う塩素バイパスダストの粗粉である第7ダストD7が貯蔵される。第2ダストタンク23を使用することで、任意のタイミングで第7ダストD7を、加熱装置24に送り込むことができる。
すなわち、塩素バイパス設備Cでは、第2ダストタンク23によって、加熱装置24の稼働時間を任意に設定することができる。なお、加熱装置24の処理能力が十分に高い場合等には、第2ダストタンク23は省略してもよい。
なお、塩素バイパス設備Cでは、塩素バイパスダストの粗粉である第7ダストD7を第2ダストタンク23を経由させずに加熱装置24に送り込むためのバイパスルートが付設されている。
加熱装置24は、分配装置22又は第2ダストタンク23から送り込まれた塩素バイパスダストの粗粉である第7ダストD7を空気とともに加熱して、第7ダストD7に含まれる塩素含有物を揮発させる。これにより、第7ダストD7は、塩素含有量の低い粗粉である第9ダストD9となる。第9ダストD9は、セメントキルン系に搬送され、セメント原料となる。
加熱装置24からの抽気ガスである第5ガスG5は、第2バグフィルタ25に送られて、第5ガスG5に含まれていた塩素含有物が凝縮固化して生じた第10ダストD10と、第5ガスG5の気体成分である第6ガスG6とに分離する。
第2ファン26によって吸引され、第2バグフィルタ25で分離された第6ガスG6は、大気に放出してもよいし、セメントキルン等セメント製造設備内のガス流路に送ってもよい。
また、第2ファン26は、第2バグフィルタ25を介して加熱装置24の内部から空気を抽気することによって、内部の通風速度を制御し、加熱装置24の内部を負圧環境としている。
制御部27は、塩素測定装置21の測定結果に基づいて、サイクロンセパレータ3の分級点及び分配装置22の動作を制御する。また、制御部27は、加熱装置24からの信号に基づいて、加熱装置24の温度及び通風速度(すなわち、第2ファン26の駆動)を制御する。
次に、図2を参照して、加熱装置24の構成について説明する。
図2に示すように、加熱装置24は、外熱式ロータリーキルンであるキルン24aと、キルン24aに塩素バイパスダストの粗粉である第7ダストD7及び空気を供給する供給部24bと、塩素含有量の低い粗粉である第9ダストD9をセメントキルン系に排出する排出部24cと、排出部24cに設けられた吸引プローブ24dと、吸引プローブ24dに接続された吸引ファン24eと、キルン内筒部24a1内の気体の風速を測定するための風速センサ24fとを備えている。キルン24aからの抽気ガスである第5ガスG5は、吸引ファン26によって、排出部24cから第2バグフィルタ25に誘引される。
キルン24aは、回転可能な円筒状の内筒部24a1と、内筒部24a1が挿通された筒状の加熱部24a2と、加熱部24a2に設置された複数の温度計24a3とを有している。温度計24a3は、随時制御部27に測定結果を送信し、制御部27は、その測定結果に基づいて、加熱部24a2の運転を制御する。
加熱部24a2によって、内筒部24a1の内部空間は、600℃〜1100℃の温度に加熱可能となっている。
加熱装置24の加熱性能が、このような値となっているのは、以下の理由による。
すなわち、塩素バイパスダスト中の主要な金属塩化物であるPbClは、融点が501℃、沸点が950℃である。そこで、加熱装置24の加熱可能温度を600℃以上にすることで、第7ダストD7から塩素含有物を揮発させることができる。逆に、加熱可能温度が600℃未満である場合、加熱の効果が低いために塩素含有物の揮発量が十分でなくなってしまう。
また、第7ダストD7の加熱には、エネルギー効率の観点から、キルン燃焼排ガス等のセメント製造設備の廃熱を利用することが好ましい。しかし、セメントキルンKの窯尻の燃焼ガス温度は1000℃程度であるので、その温度を大きく超える廃熱は、確保することが困難である。
また、セメントキルンKの窯尻の燃焼ガス温度は1000℃程度であるので、その温度を超える温度(具体的には、1100℃程度)まで加熱すれば、セメントキルンKの窯尻の燃焼ガス中に含まれていた塩素のほとんどを揮発させることができる。そのため、加熱装置24は、1100℃程度まで加熱可能に構成されている。
ただし、セメントキルンK及びプレヒータPの加熱性能、処理対象となるダストの種類等に応じて、加熱装置24の加熱性能は適宜変更してもよい。
吸引プローブ24dは、キルン24aの内筒部24a1の内部にまで延設されており、吸引ファン24e及び第2ファン26の駆動に応じて、内筒部24a1の内部から空気を抽気する。吸引ファン24eは、風速センサ24fの測定結果に基づいて制御部27から送信された信号に応じて駆動するものであり、第2ファン26の駆動を補助するために用いられる。
すなわち、塩素バイパス設備Cでは、キルン24aの内筒部24a1の内部の風速の調整は、制御部27によって、第2ファン26及び吸引ファン24eを介して行われている。なお、第2ファン26の駆動力が十分に高い場合等には、吸引ファン24eは省略してもよい。
この加熱装置24では、投入される塩素バイパスダストの粗粉である第7ダストD7の搬送方向と、第2ファン26による通気方向は並流となっている。これにより、内筒部24a1の被加熱部分において揮発させられた塩素含有物は、塩素含有量の低い粗粉である第9ダストD9上に凝縮固化せず、第5ガスG5として排出される。
次に、図1及び図3,図4を参照して、塩素バイパス設備Cで行われる処理について説明する。
まず、図1及び図3を参照して、微粉である第1ダストD1及び粗粉である第2ダストD2を分級するまでの処理について説明する。
まず、プローブ1は、セメント原料の焼成を行うロータリーキルンであるセメントキルンKの窯尻とセメントキルンKに送り込まれるセメント原料の予熱を行うプレヒータPとの間から、燃焼ガスである抽気ガスGを抽気する(図3/STEP100)。
この工程が、本発明における抽気工程である。このとき、抽気された抽気ガスGの温度は、約1000℃程度となっている。
次に、第1冷却ファン2は、プローブ1内に冷風を供給して抽気ガスGを冷却して、抽気ガスGに含まれる塩素を凝縮固化させて塩素バイパスダストとする(図3/STEP101)。
この工程が、本発明における冷却工程である。この処理により、抽気ガスGは、塩素バイパスダストを含む第1ガスG1となる。このとき、抽気ガスGは、600℃〜700℃にまで冷却される。
次に、サイクロンセパレータ3は、基準となる分級点(例えば、12μm)で、塩素バイパスダストを分級する(図3/STEP102)。
この工程が、本発明における分級工程である。この処理により、第1ガスG1は、塩素バイパスダストの微粉である第1ダストD1と第1ガスG1の気体成分である第2ガスG2との混合物と、塩素バイパスダストの粗粉である第2ダストD2とに分離される。なお、サイクロンセパレータ3の分級点は、加熱装置24の性能等に基づいて、適宜変更してもよい。
以上のSTEP100〜STEP102の処理が、微粉である第1ダストD1及び粗粉である第2ダストD2を分級するまでの処理である。
上記工程によって分級された塩素バイパスダストの微粉である第1ダストD1は、従来の塩素バイパス設備で行われていた既知の方法によって処理される。一方、塩素バイパスダストの粗粉である第2ダストD2は、以下の方法によって処理される。
以下、図1及び図4を参照して、粗粉処理部20で行われる処理について説明する。
まず、塩素測定装置21は、サイクロンセパレータ3から排出された粗粉である第2ダストD2に含まれる塩素量を測定する(図4/STEP200)。
この処理が、本発明における塩素濃度測定工程である。塩素測定装置21によって測定された塩素濃度の測定結果は、随時、制御部27に送信される。この後、制御部27は、塩素測定装置21の測定結果に基づいて、サイクロンセパレータ3の分級点、及び、分配装置22の動作を制御する。
具体的には、まず、制御部27は、第2ダストD2の塩素濃度が1.5質量%未満であるか否かを判定する(図4/STEP201)。
第2ダストD2の塩素濃度が1.5質量%未満であった場合(STEP201でYESの場合)、第2ダストD2の塩素濃度は十分に低く、塩素の除去が必要ないので、分配装置22は、その第2ダストD2を、第6ダストD6として、セメントキルン系に搬送する(図4/STEP202)。
この場合、塩素除去して原料に戻すことのできる塩素バイパスダストが、第1ダストD1側に多量に含まれていることになるので、次回以降の処理において搬送される第2ダストD2の塩素濃度が上がるように、制御部27は、サイクロンセパレータ3の分級点をより細粒側(微粉側)に変更し、今回の処理を終了する(図4/STEP203)。
一方、第2ダストD2の塩素濃度が1.5質量%以上であった場合(STEP201でNOの場合)には、制御部27は、第2ダストD2の塩素濃度が8.0質量%を超えているか否かを判定する(図4/STEP204)。
第2ダストD2の塩素濃度が8.0質量%を超える場合(STEP204でYESの場合)には、分配装置22は、その第2ダストD2を、第8ダストD8として、系外に排出する(図4/STEP205)。
この場合、塩素除去して原料に戻すことのできる塩素バイパスダストが検知できない状態になっているので、次回以降の処理において搬送される第2ダストD2の塩素濃度が下がるように、制御部27は、サイクロンセパレータ3の分級点をより粗粒側(粗粉側)に変更し、今回の処理を終了する(図4/STEP206)。
一方、第2ダストD2の塩素濃度が8.0質量%以下であった場合(STEP204でNOの場合)には、分配装置22は、その第2ダストD2を第7ダストD7として、第2ダストタンク23及び加熱装置24側に分配する(図4/STEP207)。
このように、塩素バイパス設備Cでは、分配装置22の動作の基準となる塩素濃度として、1.5質量%以上8.0質量%以下を採用している。
これは、塩素バイパスダストの粗粉である第2ダストD2の塩素濃度が1.5質量%を下回る場合には、塩素を除去する必要性が低く、また、加熱工程を行ってもそれほど塩素濃度を低下させることができないおそれがあり、塩素濃度が8.0質量%を上回る場合には、加熱工程を行うだけでは十分に塩素を除去できなくなる場合があるためである。
しかし、この数値は塩素バイパスダストの一般的な性状を考慮した数値であるので、必ずしもこの数値を分配装置22の動作の基準とする必要はなく、適宜設定してよい。
次に、加熱装置24は、第7ダストD7を空気とともに600℃〜1100℃に加熱して、第7ダストD7に含まれる塩素含有物を揮発させる(図4/STEP208)。
この工程が、本発明における加熱工程である。この加熱工程における加熱温度及び加熱装置24内の通風速度(すなわち、加熱装置24内の気圧)は、第7ダストD7の加熱装置24内の滞留時間に応じて、制御部27によって調整される。
次に、加熱装置24は、加熱した第7ダストD7を、第9ダストD9として、セメントキルン系に搬送するとともに、加熱した際に発生した気体成分である第5ガスG5を第2バグフィルタ25に送る(図4/STEP209)。
次に、第2バグフィルタ25は、排ガスである第5ガスG5から第10ダストD10を回収し、第10ダストD10と第5ガスG5の気体成分である第6ガスG6とに分離する(図4/STEP210)。
第10ダストD10は、第5ダストD5同様に、セメント仕上工程で適正処理される。
最後に、第2ファン26は、第2バグフィルタ25から排出された第6ガスG6を、セメントキルン系等に搬送し、又は、大気に放出し、処理を終了する(図4/STE211)。
以上のSTEP200〜STEP211の処理が、粗粉処理部20で行われる処理である。
このように、塩素バイパス設備Cにおいて実施される塩素回収方法では、分級された粗粉(第2ダストD2(より具体的には、第2ダストD2から分配された第7ダストD7))を加熱して、粗粉に含まれる塩素含有物を揮発させて除去している。
そのため、その粗粉を再度セメントキルンKに戻しても、塩素含有物に起因するセメント製造施設の運転面及びセメントの品質面での不具合が生じない。
次に、図5を参照して、塩素バイパス設備Cの加熱装置24における、加熱温度(温度計24a3の指示値)及び通風速度と塩素除去率との関係について説明する。
図5のグラフを作成する際の試験条件としては、全ての測定において、加熱前の塩素含有量が3.0質量%の粗粉(第7ダストD7)を使用し、粗粉の加熱処理量が100kg/時間となるように粗粉の送入量及び内筒部24a1の回転速度を調整した。
このグラフからも明らかなように、内筒部24a1の通風速度が大きいほど、同一の加熱温度における塩素除去率は高くなる。
例えば、粗粉の目標塩素濃度を1.5質量%と設定した場合、加熱前の塩素含有量が3.0質量%であることから塩素除去率の目標値は50%となるが、内筒部24a1の通風速度を0.032m/sとした場合では900℃において、通風速度が0.048m/sの場合では700℃において、その目標値が達成できている。
すなわち、通風速度(すなわち、負圧の度合い)が十分なものである場合には、加熱温度が600℃近傍の温度であっても、十分に塩素含有物を揮発させることができることが分かった。
ただし、本試験のように、加熱装置24内の空気を局所排気(ドラフト)することで負圧環境を生じさせている場合には、通風速度が0.016m/s未満であると、負圧の効果が低いために塩素含有物の揮発量が十分なものとならなかった。一方、通風速度が0.048m/sを超えると、局所排気で持ちさらわれる粗粉量が増大し、十分な加熱処理が行われないうちに排出されてしまう粗粉が増加してしまっていた。
なお、上記の通風速度は、加熱装置24の性能等に応じて、適宜変更しても構わない。また、加熱装置24の加熱可能温度が十分に高い場合等には、負圧としなくてもよい。
以上、図示の実施形態について説明したが、本発明はこのような形態に限られるものではない。
例えば、上記実施形態では、加熱装置24として外熱式ロータリーキルンを用いているが、本発明の加熱装置は、処理対象とする粗粉に含まれる塩素含有物を揮発できるものであればよく、他の加熱装置を用いてもよい。例えば、Uターンキルン等を用いてもよい。
1…プローブ(流路、抽気装置)、2…第1冷却ファン(冷却装置)、3…サイクロンセパレータ(分級装置)、10…微粉処理部、11…冷却器、12…第2冷却ファン、13…第1バグフィルタ、14…第1ダストタンク、15…第1ファン、20…粗粉処理部、21…塩素測定装置、22…分配装置、23…第2ダストタンク、24…加熱装置、24a…キルン、24a1…内筒部、24a2…加熱部、24a3…温度計、24b…供給部、24c…排出部、24d…吸引プローブ、24e…吸引ファン、24f…風速センサ、25…第2バグフィルタ、26…第2ファン、27…制御部、C…塩素バイパス設備(塩素バイパスダストの処理装置)、D1…第1ダスト(微粉)、D2…第2ダスト(粗粉)、D3…第3ダスト、D4…第4ダスト、D5…第5ダスト、D6…第6ダスト、D7…第7ダスト、D8…第8ダスト、D9…第9ダスト、D10…第10ダスト、G…抽気ガス、G1…第1ガス、G2…第2ガス、G3…第3ガス、G4…第4ガス、G5…第5ガス、G6…第6ガス、K…セメントキルン、P…プレヒータ。

Claims (7)

  1. セメントキルンの窯尻とプレヒータの最下段サイクロンとの間の流路から燃焼ガスを抽気ガスとして抽気する抽気工程と、
    前記抽気ガスを冷却して、該抽気ガスに含まれる塩素を凝縮固化させて塩素バイパスダストとする冷却工程と、
    前記塩素バイパスダストを所定の粒径を基準に粗粉と微粉とに分級する分級工程と、
    前記粗粉を加熱して、前記粗粉に含まれる塩素含有物を揮発させる加熱工程とを備えていることを特徴とする塩素バイパスダストの処理方法。
  2. 請求項1に記載の塩素バイパスダストの処理方法において、
    前記加熱工程で、前記粗粉の加熱温度を600℃以上1100℃以下とすることを特徴とする塩素バイパスダストの処理方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の塩素バイパスダストの処理方法において、
    前記加熱工程は、負圧下で行われることを特徴とする塩素バイパスダストの処理方法。
  4. 請求項3に記載の塩素バイパスダストの処理方法において、
    前記加熱工程で、前記粗粉を加熱する加熱装置内の空気を0.016m/s以上0.048m/s以下の通風速度で吸引することを特徴とする塩素バイパスダストの処理方法。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の塩素バイパスダストの処理方法において、
    加熱装置に搬送される粗粉の塩素濃度を測定する塩素濃度測定工程を備え、
    前記塩素濃度測定工程における測定結果に基づいて、前記分級工程における分級点を制御することを特徴とする塩素バイパスダストの処理方法。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の塩素バイパスダストの処理方法において、
    加熱装置に搬送される粗粉の塩素濃度を1.5質量%以上8.0質量%以下の範囲とすることを特徴とするバイパスダストの処理方法。
  7. セメントキルンの窯尻とプレヒータの最下段サイクロンとの間から燃焼ガスを抽気ガスとして抽気する抽気装置と、
    前記抽気ガスを冷却して、前記抽気ガスに含まれる塩素を凝縮固化させて塩素バイパスダストとする冷却装置と、
    前記塩素バイパスダストを所定の粒径を基準に粗粉と微粉とに分級する分級装置と、
    前記粗粉を加熱して、前記粗粉に含まれる塩素含有物を揮発させる加熱装置とを備えていることを特徴とするバイパスダストの処理装置。
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