JP2018095391A - エレベータ用オイルバッファ - Google Patents

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Abstract

【課題】内部に水が入り込み難いオイルバッファを提供すること。【解決手段】昇降路内を上下移動するエレベータの安全装置であるエレベータ用オイルバッファ800であって、オイルOが入れられているシリンダ810と、シリンダ810の上方に配置され、シリンダ810内に挿入可能なプランジャ820と、プランジャ820を支持し、シリンダ810に配置される弾性部材830と、シリンダ810の外縁に取り付けられ、シリンダ810とプランジャ820との隙間の垂直方向の位置より高い位置まで、少なくとも垂直方向の高さを有する防水部材900と、を備えるエレベータ用オイルバッファ800を提供する。【選択図】図3

Description

本発明は、エレベータ用オイルバッファに関する。
エレベータは、上下に延びる昇降路内に上下移動可能に設けられたかごが備えられている。昇降路の底部には、万が一かごが非常止め手段によっても停止しきれずに下降しすぎた場合に、かごを受けて減速・停止させるオイルバッファが配置されている。
特許文献1では、オイルバッファのプランジャの側面上部に、空気孔が設けられたものが開示されている。
特許文献2では、開閉装置と油溜め室とが設けられた油入緩衝器(オイルバッファ)が開示されている。
特許文献3では、プランジャが油溜め室と兼用されているオイルバッファが開示されている。
特開平4−201965号公報 特開平6−298470号公報 特開昭60−148882号公報
しかしながら、特許文献1、特許文献2及び特許文献3のいずれの発明であっても、ピット内が浸水し、オイルバッファが浸水することは考慮されていない。
ピット内が浸水し、オイルバッファの可動部が浸水した場合、想定されている衝撃吸収ができないおそれがあるため、オイルバッファは新しいものに交換されなければならない。
しかし、オイルバッファの交換は非常に手間がかかり、またコストもかかるという問題がある。
本発明の主な目的は、内部に水が入り込み難いオイルバッファを提供することである。
本発明に係るエレベータ用オイルバッファは、昇降路内を上下移動するエレベータの安全装置であるエレベータ用オイルバッファであって、オイルが入れられているシリンダと、前記シリンダの上方に配置され、前記シリンダ内に挿入可能なプランジャと、前記プランジャを支持し、前記シリンダに配置される弾性部材と、前記シリンダの外縁に取り付けられ、前記シリンダと前記プランジャとの隙間の垂直方向の位置より高い位置まで、少なくとも垂直方向の高さを有する防水部材と、を備えるものである。
このようなものであれば、ピット内が浸水した場合であっても、防水部材の垂直方向の高さが、シリンダとプランジャとの隙間の垂直方向の位置より高い位置まであるため、シリンダとプランジャとの間からシリンダ内部に水が入り込み難い。
つまり、ピット内が浸水した場合であっても、防水部材によって水がシリンダ及びプランジャ内に入り込まなければ、オイルバッファを交換しなくてもよい。
なお、本発明において「水」とは、純水である必要はなく不純物を含むものであってもよく、泥水、海水等も含む概念である。
本発明に係るエレベータ用オイルバッファは、前記プランジャが、前記プランジャ内の気体を排出する貫通孔を有し、前記防水部材の垂直方向の高さが、少なくとも前記貫通孔の垂直方向の位置より高い位置まで有するものであってもよい。
このようなものであれば、貫通孔からもプランジャ内に水が入り難いため、より一層、防水部材によって水がシリンダ及びプランジャ内に入り込み難い。
つまり、ピット内が浸水した場合であっても、防水部材によって水がシリンダ及びプランジャ内に入り込まなければ、オイルバッファを交換しなくてもよい。
本発明に係るエレベータ用オイルバッファは、前記防水部材を前記シリンダの外縁に取り付ける第1バンド部材を備え、前記防水部材の上端部が開放されているものであってもよい。
防水部材の上端部が開放されているものであっても、防水部材の垂直方向の高さ位置より高い位置まで水がピット内に溜まらなければ、上記と同様の効果を有する。
本発明に係るエレベータ用オイルバッファは、前記プランジャを前記防水部材で覆った状態で前記防水部材を縛る第2バンド部材を備えるものであってもよい。
このようなものであれば、シリンダ及びプランジャ内に水が入り込み難く、上記と同様の効果を奏する。
本発明に係るエレベータ用オイルバッファは、前記防水部材の上端部が閉じられているものであってもよい。
このようなものであれば、シリンダ及びプランジャ内に水が入り込み難く、上記と同様の効果を奏する。
本発明に係るエレベータ用オイルバッファは、前記防水部材が前記プランジャの外縁に取り付ける第3バンド部材を備えるものであってもよい。
このようなものであれば、シリンダ及びプランジャ内に水が入り込み難く、上記と同様の効果を奏する。
本発明に係るエレベータ用エレベータ用オイルバッファであれば、ピット内が浸水した場合であってもオイルバッファを交換する必要がない。
本実施形態に係るエレベータの斜視図。 本実施形態に係るエレベータの側面視概略図。 第1実施形態に係るエレベータ用オイルバッファの側面視断面図。 同実施形態に係るエレベータ用オイルバッファの側面視断面図。 第2実施形態に係るエレベータ用オイルバッファの側面視断面図。 第3実施形態に係るエレベータ用オイルバッファの側面視断面図。 第4実施形態に係るエレベータ用オイルバッファの側面視断面図。
以下、本発明に係るエレベータ用オイルバッファの実施形態に関して図面を参照しながら説明する。
(エレベータ100)
図1及び図2に示すように、エレベータ100において、昇降路最上部の機械室には巻上機200が設置されている。巻上機200の駆動シーブ210に巻き掛けられた主ロープ220の一端部にはかご230が、他端部には釣合い錘240が連結されている。
巻上機200のモータ(図示しない)によって駆動シーブ210が回転駆動されると、これに伴って主ロープ220が走行し、主ロープ220で吊り下げられたかご230が、ガイドレール300に案内されて昇降路内を昇降する。
エレベータ100には、かご230の昇降速度が所定速度を超過したことを機械的に検知する調速機400が設けられている。調速機400のガバナシーブ410とガバナシーブ410の下方に位置するテンションシーブ500との間には、無端状のガバナロープ600が巻き掛けられている。
ガバナロープ600は、テンションシーブ500により主ロープ220と平行に緊張した状態で張架されている。このガバナロープ600の一部は、かご230側に備えた非常止め装置231を作動させる非常止めレバー250に固定されている。
このため、ガバナロープ600は、かご230の昇降に同期してかご230と同速度で走行する。このとき、ガバナロープ600の走行速度と同速度で回転させられるガバナシーブ410の回転速度を調速機400が検出することで、昇降中のかご230の速度超過が検知される。
かご230の昇降速度が定格速度(所定速度)の大きさを超える第1の速度になると、主ロープ220の巻上機200を構成するモータ(図示しない)にブレーキがかけられる。
しかし、主ロープ220が破断した場合等には、モータ(図示しない)を止めてもかご230の降下は止まらない。そのため、かご230の降下速度(ガバナシーブ410の回転速度)が、第1の速度よりもさらに大きい第2の速度を超えた場合、トリップレバー(図示しない)による支持が解除されて、可動掴みがその自重により下方へ揺動(降下)する。
これにより、可動掴み(図示しない)と固定掴み(図示しない)との間隔が徐々に狭まっていき、可動掴み(図示しない)がその間を下方に走行するガバナロープ600と接触した後は、ガバナロープ600との間に生じる摩擦力も加わって、可動掴み(図示しない)は、さらに降下する。
そして、可動掴みが固定掴みと対向する位置まで降下し、ガバナロープ600が可動掴みと固定掴みとで把持されて、ガバナロープ600が停止される。
そのとき、圧縮コイルバネ(図示しない)は、さらに圧縮され、その復元力で、ガバナロープ600を強圧して、ガバナロープ600が固定される。
かご230は降下し続けているにもかかわらず、ガバナロープ600の走行が停止すると、ガバナロープ600に固定されている非常止めレバー250がガバナロープ600に引っ張られる格好で、相対的に引き上げられる。その結果、非常止め装置231が作動する。
非常止め装置231が作動することによっても、かご230が停止しない場合、かご230は、下方に配置されているオイルバッファ800である第1オイルバッファ800aに衝突する。第1オイルバッファ800aは、かご230の衝撃を吸収して、かご230を停止させる。
釣合い錘240の下方にもオイルバッファ800である第2オイルバッファ800bが配置されている。第2オイルバッファ800bは、釣合い錘240が落下した場合、釣合い錘240の落下による衝撃を吸収して、釣合い錘240を停止させる。
第1オイルバッファ800aと第2オイルバッファ800bとは、同様の構造であるため、以後、オイルバッファ800として説明する。なお、図1に記載したオイルバッファ800は、後述する防水部材900が取り付けられていない状態である。
(オイルバッファ800)
図3乃至図7に示すように、エレベータのオイルバッファ800は、シリンダ810と、シリンダ810内に挿入可能なプランジャ820と、プランジャ820を支持する弾性部材であるバネ830と、シリンダ810に取り付けられる防水部材900とを含む。
シリンダ810は、ベース811と、ベース811に立設される制御棒812と、ベース811に立設されるシリンダ本体813と、を含む。シリンダ810内には、オイルOが入れられている。
本実施形態において、シリンダ810は、上下に延びる中空の筒状体であるシリンダ本体813を有する。シリンダ本体813は、ベース811によって、エレベータ100の昇降路の底部に立設される。
ベース811のxy平面視略中央部には、制御棒812が立設されている。制御棒812は、上方に向けて連続的に僅かに細くなるよう円錐状又は截頭円錐状に形成されている。
また、シリンダ本体813の上端部814は開口しており、その上端部814には、z軸方向に開口している蓋部材840が取り付けられる。
具体的には、シリンダ本体813の上端部814内面には雌ねじ(図示しない。)が刻設されている。そして、蓋部材840には雄ねじ(図示しない。)が刻設されている。蓋部材840は、シリンダ本体813に螺合して固定される。
プランジャ820は、下端部821に蓋部材840と接触可能な突起部821aと、下端部821に制御棒812が挿入されている第1貫通孔821bと、上端部822に空気穴である第2貫通孔822aと、を含む。
プランジャ820は、シリンダ810に対して上下方向(z軸方向)に移動可能に取り付けられる中空の部材である。
具体的には、プランジャ820は、本実施形態では筒状の部材である。そして、プランジャ820は、蓋部材840の第3貫通孔841に挿通されている。
プランジャ810の下端部821は、シリンダ810内でxy平面上半径方向に突出している突起部821aと、xy平面視略中央部でz軸方向に貫通する第1貫通孔821bとを有する。
突起部821aを含む下端部821の外径は、蓋部材840の第3貫通孔841の内径よりも大きい。そのため、プランジャ810の下端部821の突起部821aが、蓋部材840の下面843に接触し、プランジャ810がシリンダ810から抜けない構造となっている。
プランジャ820の下端部821のxy平面視略中央部には、第1貫通孔821bが設けられる。第1貫通孔821bには、制御棒812が挿通されている。第1貫通孔821bと制御棒812との隙間は、オイルOが流通可能な程度の大きさに設定されている。
バネ830は、シリンダ810の底部であるベース811とプランジャ820の下端部821の間に配置される。つまり、バネ830の下端部は、ベース811と接触しており、バネ830の上端部は、プランジャ820の下端部821に接触する。
なお、本実施形態では、弾性部材であるバネ830はシリンダ810(シリンダ本体813)内に配置されているが、シリンダ810とプランジャ820との間に配置されていればよい。
本実施形態では、説明上、蓋部材840はシリンダ810と別部材としているが、蓋部材840がシリンダ810の一部とみなしてもよい。
そして、蓋部材840とプランジャ820の上端部の間に、弾性部材であるバネ830が配置されてもよい。
プランジャ820内は、バネ830が伸びた状態の場合、空気で満たされている。プランジャ820は、下向きの荷重を受けると、バネ830を圧縮させながら、シリンダ810内に挿入される。プランジャ820がシリンダ810内に挿入された状態の場合、プランジャ820内には、第1貫通孔821bから制御棒812が挿入されると共にオイルOが流入する。
プランジャ820の上端部822には、第2貫通孔822aが設けられている。第2貫通孔822aは、空気穴であり、プランジャ820内にオイルOが流入した場合、プランジャ820内の空気が第2貫通孔822aを介して外部に排出される。
蓋部材840は、中央部がz軸方向に貫通する第3貫通孔841を有する。上述したように、蓋部材840には、雄ねじ(図示しない。)が刻設されており、雌ネジ(図示しない。)が刻設されているシリンダ本体813の上端部814と螺合する。
蓋部材840の第3貫通孔841には、プランジャ820を挿入する。蓋部材840の下面843には、プランジャ820の下端部821の突起部821aが接触する。
防水部材900は、シリンダ810の外周部に取り付けられる。防水部材900は、ゴム、ビニール等の水が浸透し難い材質である。防水部材900は、シリンダ810とプランジャ820との隙間である可動部Mの垂直方向(z軸方向)の位置の高さより低い位置に取り付けられればよい。
<第1実施形態>
図3及び図4に示すように、第1実施形態に係る防水部材900である第1防水部材910は筒状のものである。第1防水部材910の上端部911は開口し、下端部912は、シリンダ810に対してバンド部材850である第1バンド部材851で固定される。
具体的には、第1防水部材910は、自立するものであり、下端部912が第1バンド部材851でシリンダ810の外縁に固定されることにより、筒状状態が維持される。第1防水部材910の例としては、ゴムシートが挙げられる。
つまり、第1防水部材910の下端部912は、シリンダ810の外縁に水が入らないように、第1バンド部材851により強固に固定されている。
本実施形態では、第1バンド部材851は、シリンダ810の外縁の形状に沿って密着し、シリンダ810と第1防水部材910との間から水が入り込み難い構造になっている。
また、本実施形態では、第1防水部材910の垂直方向(z軸方向)の高さは、シリンダ810とプランジャ820との隙間の垂直方向の位置より、高い位置となっている。
これにより、ピット内に浸水した水の水面高さが、第1防水部材910の垂直方向(z軸方向)の高さより高い位置になるまで、オイルバッファ800の可動部Mの浸水を避けることができる。
なお、バンド部材850を用いずに接着剤、両面粘着テープ等により、第1防水部材910がシリンダ810に固定されてもよい。
作業者は、オイルバッファ800のメンテナンスをする場合、第1防水部材910を折り返してメンテナンスを行う。これにより、第1防水部材910がオイルバッファ800のメンテナンスの邪魔にならない。
このようなオイルバッファ800であれば、オイルバッファ800が設置されているピット内に浸水が発生した場合であっても、水面が所定の高さになるまでオイルバッファ800の可動部Mが浸水しない。
つまり、ピット内が多少浸水したとしてもオイルバッファ800を新しいものに交換しなくてもよい。
<第2実施形態>
図5に示すように、第2実施形態に係る防水部材900である第2防水部材920は、第2防水部材920の上端部921が、バンド部材850である第2バンド部材852により封をされる構造である。
具体的には、第2防水部材920は、下端部922が第1バンド部材851でシリンダ810の外縁に固定される。
つまり、第2防水部材920の下端部922は、シリンダ810の外縁に対して水が入らないように、第1バンド部材851により強固に固定されている。
第2防水部材920の上端部921は、第2バンド部材852により締め付けられ封がされている。このようなものであれば、オイルバッファ800が水没した場合であっても、オイルバッファ800の可動部Mに水が入り込み難い。
また、このような構造であれば、プランジャ820の第2貫通孔822aからも、プランジャ820内に水が入り難い。
作業者は、オイルバッファ800のメンテナンスをする場合、第2バンド部材852を第2防水部材920から外してメンテナンスを行う。これにより、第2防水部材920がオイルバッファ800のメンテナンスの邪魔にならない。
このようなオイルバッファ800であれば、オイルバッファ800が設置されているピット内に浸水が発生した場合であっても、オイルバッファ800の可動部Mに浸水しない。
つまり、ピット内が多少浸水したとしてもオイルバッファ800を新しいものに交換しなくてもよい。
<第3実施形態>
図6に示すように、第3実施形態に係る防水部材900である第3防水部材930は、第3防水部材930の上端部931が開放されていない構造である。
具体的には、第3防水部材930は、下端部932が第1バンド部材851でシリンダ810の外縁に固定される。
つまり、第3防水部材930の下端部932は、シリンダ810の外縁に対して水が入らないように、第1バンド部材851により強固に固定されている。
第3防水部材930の上端部931は開放されていない。そのため、オイルバッファ800が水没した場合であっても、オイルバッファ800の可動部Mに水が入り込み難い。
また、このような構造であれば、プランジャ820の第2貫通孔822aからも、プランジャ820内に水が入り難い。
作業者は、オイルバッファ800のメンテナンスをする場合、第1バンド部材851を第3防水部材930から外してメンテナンスを行う。これにより、第2防水部材920がオイルバッファ800のメンテナンスの邪魔にならない。
なお、作業者は、オイルバッファ800のメンテナンスにおいて、第1バンド部材851を第3防水部材930から外す必要がない場合は、外さずにメンテナンスを行う。
このようなオイルバッファ800であれば、オイルバッファ800が設置されているピット内に浸水が発生した場合であっても、オイルバッファ800の可動部Mに浸水しない。
つまり、ピット内が多少浸水したとしてもオイルバッファ800を新しいものに交換しなくてもよい。
<第4実施形態>
図7に示すように、第4実施形態に係る防水部材900である第4防水部材940は、第4防水部材940の上端部941が、バンド部材850である第3バンド部材853により、プランジャ820に取り付けられる構造である。
具体的には、第4防水部材940は、下端部942が第1バンド部材851でシリンダ810の外縁に固定される。
つまり、第4防水部材940の下端部942は、シリンダ810の外縁に対して水が入らないように、第1バンド部材851により強固に固定されている。
第4防水部材940の上端部941は、第3バンド部材853により、プランジャ820の外縁に固定される。このようなものであれば、オイルバッファ800が水没した場合であっても、オイルバッファ800の可動部Mに水が入り込み難い。
本実施形態では、第4防水部材940の垂直方向(z軸方向)の高さは、プランジャ820の第2貫通孔822aの垂直方向(z軸方向)の位置より高いとなっている。
これにより、オイルバッファ800が水没した場合であっても、プランジャ820の第2貫通孔822aから水が入り難い。
作業者は、オイルバッファ800のメンテナンスをする場合、第3バンド部材853を第4防水部材940から外してメンテナンスを行う。これにより、第4防水部材940がオイルバッファ800のメンテナンスの邪魔にならない。
このようなオイルバッファ800であれば、オイルバッファ800が設置されているピット内に浸水が発生した場合であっても、オイルバッファ800の可動部Mに浸水しない。
つまり、ピット内が多少浸水したとしてもオイルバッファ800を新しいものに交換しなくてもよい。
なお、シリンダ810又はプランジャ820の数は限定されない。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の改良、修正、又は変形を加えた態様でも実施できる。
100…エレベータ
200…巻上機
230…かご
300…ガイドレール
400…調速機
500…テンションシーブ
600…ガバナロープ
800…オイルバッファ
810…シリンダ
812a…突起部
812b…第1貫通孔
840…蓋部材
820…プランジャ
821a…突起部
821b…第1貫通孔
822a…第2貫通孔
830…バネ(弾性部材)
850…バンド部材
851…第1バンド部材
852…第2バンド部材
853…第3バンド部材
900…防水部材
910…第1防水部材
920…第2防水部材
930…第3防水部材
940…第4防水部材


Claims (6)

  1. 昇降路内を上下移動するエレベータの安全装置であるエレベータ用オイルバッファであって、
    オイルが入れられているシリンダと、
    前記シリンダの上方に配置され、前記シリンダ内に挿入可能なプランジャと、
    前記プランジャを支持し、前記シリンダに配置される弾性部材と、
    前記シリンダの外縁に取り付けられ、前記シリンダと前記プランジャとの隙間の垂直方向の位置より高い位置まで、少なくとも垂直方向の高さを有する防水部材と、を備えるエレベータ用オイルバッファ。
  2. 前記プランジャが、前記プランジャ内の気体を排出する貫通孔を有し、
    前記防水部材の垂直方向の高さが、少なくとも前記貫通孔の垂直方向の位置より高い位置まで有する請求項1記載のエレベータ用オイルバッファ。
  3. 前記防水部材を前記シリンダの外縁に取り付ける第1バンド部材を備え、
    前記防水部材の上端部が開放されている請求項1又は2記載のエレベータ用オイルバッファ。
  4. 前記プランジャを前記防水部材で覆った状態で前記防水部材を縛る第2バンド部材を備える請求項3記載のエレベータ用オイルバッファ。
  5. 前記防水部材の上端部が閉じられている請求項1又は2記載のエレベータ用オイルバッファ。
  6. 前記防水部材が前記プランジャの外縁に取り付ける第3バンド部材を備える請求項3記載のエレベータ用オイルバッファ。


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