JP2018095347A - 昇降装置の遠隔監視システム - Google Patents

昇降装置の遠隔監視システム Download PDF

Info

Publication number
JP2018095347A
JP2018095347A JP2016239229A JP2016239229A JP2018095347A JP 2018095347 A JP2018095347 A JP 2018095347A JP 2016239229 A JP2016239229 A JP 2016239229A JP 2016239229 A JP2016239229 A JP 2016239229A JP 2018095347 A JP2018095347 A JP 2018095347A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
event code
event
remote monitoring
condition
control microcomputer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016239229A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6551801B2 (ja
Inventor
行宏 宮川
Yukihiro Miyagawa
行宏 宮川
正一 若林
Shoichi Wakabayashi
正一 若林
文隆 赤坂
Fumitaka Akasaka
文隆 赤坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitec Co Ltd
Original Assignee
Fujitec Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitec Co Ltd filed Critical Fujitec Co Ltd
Priority to JP2016239229A priority Critical patent/JP6551801B2/ja
Publication of JP2018095347A publication Critical patent/JP2018095347A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6551801B2 publication Critical patent/JP6551801B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

【課題】技術員の現場への出向が無駄になることを防止できる昇降装置の遠隔監視システムを提供する。【解決手段】遠隔監視システム1は、イベントコードを出力する制御マイコン21を有するエレベータ2と、制御マイコン21のアドレスに対応する複数の記憶位置を有し、各記憶位置に異なる条件を記憶した第二サーバー4と、第二サーバー4から記憶位置と条件とを取得可能な第一サーバー3と、携帯端末5と、を備える。第一サーバー3は、予め通知されたイベントコードに関連している条件と記憶位置とを第二サーバー4から取得し、その条件と、記憶位置と対応する制御マイコン21のアドレスに記憶された情報とを比較し、一致したときにこのイベントコードに対応した事象が発生している旨を携帯端末5に通知し、一致しないときにこのイベントコードに対応した事象が発生していない旨を携帯端末5に通知する。【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータやエスカレータといった昇降装置の運転状況等を遠隔監視する昇降装置の遠隔監視システムに関する。
従来から、昇降装置の動作状況を監視する遠隔監視システムが提供されている。遠隔監視システムは、動作を制御するための制御マイコンを含む昇降装置と、昇降装置の制御マイコンに対して通信可能に接続され、昇降装置の動作を遠隔で監視するための端末とを備える(特許文献1参照)。
かかるシステムでは、監視センターの端末(監視するための端末)が昇降装置の動作状況(昇降装置の経時的な状態)を示すイベントコードであって、昇降装置(制御マイコン)から取得したイベントコードを表示することで、監視センターの監視員に対して昇降装置の動作状況(運転停止等)を報知する。これに伴い、監視員は、必要に応じて技術員に現場への出向を要請し、現場に出向した技術員は、報知された昇降装置の動作状況に対応した保守作業を行う。
ところで、出向の要請を受けた技術員が現場に到着したときに、出向の要否の判断の基にされたイベントコードに示される事象が解消されていることがある。そのため、技術員の出向が無駄になる場合がある。
特開2003−212447号公報
そこで、本発明は、技術員の現場への出向が無駄になることを防止できる昇降装置の遠隔監視システムを提供する。
本発明の昇降装置の遠隔監視システムは、予め設定されているアドレスに記憶された情報を取得情報に応じて書き換えると共に、書き換えた内容が前記取得情報に関連する単一または複数の条件を満たしたときにその条件に対応するイベントコードを出力する制御マイコンを有する昇降装置と、前記制御マイコンのアドレスに対応する複数の記憶位置を有し、各記憶位置に異なる条件を記憶した記憶部と、前記制御マイコンと通信可能で且つ前記記憶部から前記記憶位置と共に該記憶位置と対応する条件を取得可能な端末と、前記端末と通信可能な技術員携帯端末と、を備え、前記端末は、予め通知されたイベントコードに関連している条件であって前記記憶位置に記憶されている条件と該条件を記憶している記憶位置とを前記記憶部から取得し、その条件と、前記記憶位置と対応する前記制御マイコンのアドレスに記憶された情報とを比較し、一致したときに前記予め通知されたイベントコードに対応した事象が発生している旨を前記技術員携帯端末に通知し、一致しないときに前記予め通知されたイベントコードに対応した事象が発生していない旨を前記技術員携帯端末に通知する、ことを特徴とする。
上記昇降装置の遠隔監視システムでは、出向に向かう技術員が、必要なときに、予め通知されたイベントコードに対応した事象が発生しているか否かを確認できる。その結果、技術員の現場(イベントコードの対象となった昇降装置)への出向が無駄になることを防止できる。
前記昇降装置の遠隔監視システムでは、前記記憶部は、複数のイベントコードと、イベントコード毎の発生条件であって前記単一または複数の条件を組み合わせた発生条件と、を関連づけて記憶し、前記端末は、前記予め通知されたイベントコードと対応するイベントコードに関連付けられた発生条件を介して単一または複数の条件を前記記憶部から抽出し、抽出した条件を用いて前記比較を行ってもよい。
かかる構成によれば、記憶部が、複数のイベントコードとこれらイベントコードの発生条件を関連づけて記憶しているため、端末は、予め通知されたイベントコードから、取得情報に関連する単一または複数の条件を迅速に得ることができる。
前記昇降装置の遠隔監視システムでは、前記端末は、前記技術員携帯端末に対し、前記通知にあわせて前記比較に用いた情報を送信してもよい。
かかる構成によれば、技術員は、比較に用いた情報(予め通知されたイベントコードに関連している条件、及び、記憶位置と対応する制御マイコンのアドレスに記憶された情報等)を確認することで、昇降装置に発生し得る事象を予測することができる。
以上より、本発明によれば、技術員の現場への出向が無駄になることを防止可能な昇降装置の遠隔監視システムを提供できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る昇降装置の遠隔監視システムのブロック図である。 図2は、同実施形態に係る昇降装置の遠隔監視システムの処理に用いるテーブルを示す図である。 図3は、同実施形態に係る昇降装置の遠隔監視システムの処理を示すフローチャート図である。 図4は、同実施形態に係る昇降装置の遠隔監視システムの処理を示すフローチャート図である。 図5は、本発明の変形例に係る昇降装置の遠隔監視システムのブロック図である。
以下、本発明に係る昇降装置の遠隔監視システム(以下、単に遠隔監視システムという)について説明する。遠隔監視システムは、昇降装置の動作状況を遠隔で監視するシステムである。この遠隔監視システムでは、昇降装置の動作状況に異常な事象が生じた場合、この事象に関する情報が技術員に通知される。また、この遠隔監視システムでは、技術員が、この通知を受けた後、この通知に対応する事象が発生しているか否かの調査を端末に要求し、端末から調査結果を受けて、調査を要求した時点においてこの事象が発生しているか否かを確認することができる。尚、昇降装置にはエレベータ、エスカレータ等があるが、以下では、エレベータの遠隔監視システムを説明する。
遠隔監視システムは、図1に示すように、制御マイコン21を有するエレベータ2と、制御マイコン21に通信可能な第一サーバー(端末)3と、第一サーバー3に接続された第二サーバー(記憶部)4と、第一サーバー3に通信可能な携帯端末(技術員携帯端末)5とを備える。本実施形態の遠隔監視システム1は、エレベータ2と第一サーバー3との間に接続された遠隔監視ユニット6を備える。
尚、図1では一台のエレベータ2が示されているが、本実施形態の遠隔監視システム1に備えられるエレベータは、複数台存在する。また、図1では一台の携帯端末5が示されているが、本実施形態の遠隔監視システム1に備えられる携帯端末は、複数台存在する。
エレベータ2は、昇降路内を昇降するかご等を有する動作部20、及び、イベントコードを出力する制御マイコン21等を有する。イベントコードは、エレベータ2自身の動作状況に対応づけられたコードである。具体的に、イベントコードは、かごの位置情報、かごドアの開閉情報、モーターの駆動情報、及び、停電等を示す。
制御マイコン21は、第一サーバー3に通信系統R1を介して接続されている。通信系統R1は、例えば、制御マイコンから順に遠隔監視ユニット6と電話回線とを介して第一サーバー3に通信可能であり、且つ、第一サーバー3から逆に電話回線と遠隔監視ユニット6とを介して制御マイコン21に通信可能な通信系統である。
制御マイコン21は、動作部20の各々の構成等から、エレベータ2自身の動作状況に関する情報を取得すると共に、この情報を記憶することができる。例えば、制御マイコン21は、情報を記憶するメモリを含み、このメモリには情報の保存先のアドレスが予め設定されており、アドレス毎に種々の情報が記憶される。即ち、制御マイコン21は、予め設定され且つ情報を記憶するアドレス(保存先アドレス)を有する。
また、制御マイコン21は、このアドレスに記憶された情報を取得情報に応じて書き換えると共に、この書き換えた内容が取得情報に関連する単一または複数の条件を満たしたときに、異常を検出し、その条件に対応するイベントコードを出力する。制御マイコン21が取得すると共に記憶する情報としては、例えば、かごの走行速度、かごドアの開閉等に関する情報がある。
第二サーバー4は、データベース40を記憶している。また、第二サーバー4は、例えば、有線回線により第一サーバー3に接続され、例えば、P2P(Peer to Peer)により接続されている。
データベース40は、上述した制御マイコン21によるイベントコード出力のプロセス(制御マイコン21が、自身のメモリのアドレスに記憶された情報を、取得情報に応じて書き換えると共に、この書き換えた内容が取得情報に関連する単一または複数の条件を満たしたとき(異常を検出したとき)、その条件に対応するイベントコードを出力するというプロセス)を反映したデータベースである。データベース40は、制御マイコン21のアドレスに対応する複数の記憶位置を有し、各記憶位置に異なる条件を記憶している。本実施形態の遠隔監視システム1では、データベース40は、複数のイベントコードと、イベントコード毎の発生条件であって単一または複数の条件を組み合わせた発生条件とを関連づけて記憶している。
例えば、データベース40は、制御マイコン21のアドレスに対応する複数の記憶位置に記憶された条件に関する情報を有するテーブル1と、複数のイベントコードに関する情報、及び、イベントコード毎の発生条件に関する情報(論理式)とを有するテーブル2とを含む。
テーブル1は、図2に示すように、行番号、基準アドレス、型、ビット、異常値、及び、比較演算についてのデータをそれぞれ有する。基準アドレスは、制御マイコン21のメモリのアドレスを示す。行番号は、テーブル1における記憶位置に対応しているため、各行番号に対応するレコードの情報(基準アドレス、型、ビット、異常値、及び比較演算の項目の組み合わせ)は、各記憶位置に設定された異なる条件を示す。
型の項目に0が入っている場合、制御マイコン21における記憶位置(例えば、記憶位置に記憶されている基準アドレス)に対応するアドレスに記憶された情報が、ビット列のデータであることを示す。型の項目に自然数が入っている場合、制御マイコン21における記憶位置(例えば、記憶位置に記憶されている基準アドレス)に対応するアドレスに記憶された情報が、この自然数(テーブル1の型の項目に入っている自然数)のバイト数のデータであることを示す。比較演算の項目に入っている数値は、異常を検出する数式を示す。例えば、0のとき「対象の値=異常値」となる場合に異常を検出することを示し、1のとき「対象の値≦異常値」となる場合に異常を検出することを示し、2のとき「対象の値≧異常値」となる場合に異常を検出することを示し、3のとき「対象の値>異常値」となる場合に異常を検出することを示し、4のとき「対象の値<異常値」となる場合に異常を検出することを示す。
型の項目に0が入っている場合、記憶位置(例えば、記憶位置に記憶されている基準アドレス)に対応するアドレスに記憶された情報のうちビットの項に入っているビットの情報が、異常値と比較演算との組み合わせを満たしていれば、このアドレスに記憶された情報が異常を検出しているとみなす。具体的に、行番号1について、アドレス3000に記憶された情報のうち、2ビット目(ビット1とも称する)の情報が異常値1と一致していれば、アドレス3000に記憶された情報が、異常を検出しているとみなす。
型の項目に自然数が入っている場合、記憶位置(例えば、記憶位置に記憶されている基準アドレス)に対応するアドレスに記憶された情報が、異常値と比較演算との組み合わせを満たしていれば、異常を示しているとみなす。具体的に、行番号2について、アドレス3100に記憶された情報が、異常値60を上回っていれば、異常を示しているとみなす。
テーブル2は、イベントコード、及び、論理式についてのデータをそれぞれ有する。論理式の項目は、イベントコード毎の発生条件(イベントコード毎のイベントコードの出力条件)であって単一または複数の条件を組み合わせた発生条件である。例えば、論理式の項目は、テーブル1における行番号の組み合わせを示している。
例えば、イベントコード01は、テーブル1の1行目及び2行目の条件を同時に満たしたとき、または、テーブル1の3行目及び4行目の条件を同時に満たしたときに出力される。イベントコード02は、テーブル1の1行目及び3行目の条件を同時に満たしたとき、または、テーブル1の2行目及び5行目の条件を同時に満たしたときに出力される。
本実施形態の遠隔監視システム1では、第一サーバー3は、通信系統R2を介して、携帯端末5に通信可能である。通信系統R2は、例えば、第一サーバー3からインターネットを介して携帯端末5に通信可能であり、且つ、携帯端末5からインターネットを介して第一サーバー3に通信可能な通信系統である。
第一サーバー3は、CPU(Central Processing Unit)等を有する。第一サーバー3では、CPUが所望のプログラム(アプリケーション)を実行することで、機能的に、処理部30が形成される。
処理部30は、第二サーバー4から、記憶位置と、記憶位置に記憶され且つイベントコードに関連する条件とを取得し、取得した条件と、制御マイコン21における記憶位置(例えば、記憶位置に記憶されている基準アドレス)に対応するアドレスに記憶された情報とを比較する。処理部30は、比較結果が一致したときにこのイベントコードに対応した事象が発生している旨を携帯端末5に通知し、比較結果が一致しないときにこの事象が発生していない旨を携帯端末5に通知する。本実施形態の遠隔監視システム1では、処理部30は、イベントコードに関連付けられた発生条件を介して単一または複数の条件を第二サーバー4のテーブル1から抽出し、抽出した条件を用いて前記比較を行う。以下、処理部30の処理について詳細に説明する。
処理部30は、携帯端末5から、調査対象となる対象イベントコード及び対象イベントコードが出力されたエレベータ2の機番(エレベータ2の識別番号)と、通知先(例えば、携帯端末5のIPアドレス)とを受信すると、対象イベントコードとテーブル2とを比較する。処理部30は、この比較結果が一致した場合、テーブル2の論理式を構成する要素に分解する。ここでいう論理式を構成する要素とは、例えば、テーブル2における論理式で用いられる行番号である。具体的に、イベントコード01に対応する論理式を構成する要素は行番号1、2、3、4であり、イベントコード02に対応する論理式を構成する要素は行番号1、2、3、5である。処理部30は、テーブル2の論理式を構成する要素に分解すると、テーブル1の行のうち分解した要素に該当する行を特定する。
尚、処理部30は、対象イベントコードとテーブル2との比較結果が一致しない場合、「調査不可」の旨を携帯端末5に通知して、処理を終了する。
処理部30は、テーブル1における特定した行から、記憶位置の項目及び条件に関する項目(型、ビット、異常値、及び比較演算の項目)を抽出する。また、処理部30は、制御マイコン21から、記憶位置と対応するアドレスからこのアドレスに記憶されている情報を取得すると、この取得した情報と、テーブル1から抽出した条件とを比較する。
処理部30は、この比較結果が一致すると(制御マイコン21から取得した情報が、テーブル1から抽出した条件を満たすと)、「対象イベントコードに対応した事象の発生あり」の旨を携帯端末5に通知して、処理を終了する。本実施形態の遠隔監視システム1では、処理部30は、この通知の前に、各条件の比較結果を携帯端末5に通知する。
各条件の比較結果として、例えば、イベントコード01が調査対象である場合、テーブル1の1行目及び2行目の内容と、アドレス3000における2ビット目(ビット1とも称する)の情報が1であり、この情報が異常値1と一致しているため異常が検出された旨と、アドレス3100に記憶された情報が70であり、この情報が異常値60を上回っているため異常が検出された旨とが通知される。
尚、処理部30は、この比較結果が一致しないと(制御マイコン21から取得した情報が、テーブル1から抽出した条件を満たさないと)、「対象イベントコードに対応した事象の発生なし」の旨を携帯端末5に通知して、処理を終了する。本実施形態の遠隔監視システム1では、処理部30は、この通知の前にも、各条件の比較結果を携帯端末5に通知する。
本実施形態の遠隔監視システム1では、遠隔監視ユニット6は、通信系統R3を介して、携帯端末5に通信可能である。また、遠隔監視ユニット6は、携帯端末5に通信可能な状態において、制御マイコン21から出力されたイベントコード及びエレベータ2の機番を携帯端末5に通知することができる。通信系統R3は、例えば、遠隔監視ユニット6から順に電話回線と第一サーバー3とインターネットとを介して携帯端末5に通信可能であり、且つ、携帯端末5から逆にインターネットと第一サーバー3と電話回線とを介して遠隔監視ユニット6に通信可能な通信系統である。
携帯端末5は、例えば、PDA(Personal Digital Assistant)、ノートパソコン等の持ち運び可能な端末である。携帯端末5は、例えば、必要に応じて現場(エレベータ2)に出向することが可能であり且つエレベータ2の保守作業等を担当する技術員より所持される。本実施形態の遠隔監視システム1では、携帯端末5は、入力部50及び出力部51を有する。さらに、携帯端末5は、第一サーバー3と接続した状態で、第一サーバー3のプログラム(アプリケーション)を実行させることが可能なブラウザを有する。
携帯端末5の出力部51は、携帯端末5が受信した情報を出力する。出力部51は、出力する情報が画像情報や文字情報である場合にはディスプレイであり、出力する情報が音声情報である場合にはスピーカーである。
携帯端末5の入力部50には、携帯端末5を所持する技術員により情報の入力が可能である。出力部51は、キーボードや、タッチパネル式のディスプレイである。入力部50及び出力部51は、別々の構成であってもよいし、一体的な構成であってもよい。
技術員は、遠隔監視ユニット6から受信したイベントコード及びエレベータ2の機番について出力部51を介して確認することができる。技術員が、このイベントコードに対応した事象が発生しているか否かを把握したい場合、第一サーバー3と通信可能な状態で、ブラウザにより第一サーバー3のプログラム(アプリケーション)を実行させて、入力部50にイベントコード及びエレベータ2の機番を入力し、第一サーバー3の処理部30を機能させることができる。
以下、図3、図4のフローチャート図を用いて、遠隔監視システム1における処理の流れを説明する。以下のフローチャートでは、技術員に、既に遠隔監視ユニット6から故障等が生じたエレベータ2の機番、及び、この故障に対応するイベントコードが通知されていることを前提とする。
携帯端末5が、調査対象となる対象イベントコード及びこのイベントコードが出力されたエレベータ2の機番と通知先(例えば、携帯端末5のIPアドレス)とを、第一サーバー3へ送信すると(S01、S02)、第一サーバー3は、対象イベントコードとテーブル2(テーブル2におけるイベントコード)とを比較する(S03)。処理部30は、この比較結果が一致した場合(S04においてYes)、テーブル2の論理式を構成する要素(行番号)に分解し(S05)、テーブル1から、分解した要素(行番号)に該当する行を特定する(S06)。
尚、処理部30は、対象イベントコードとテーブル2との比較結果が一致しない場合(S04においてNo)、「調査不可」の旨を携帯端末5に通知して(S07)、処理を終了する。
処理部30は、テーブル1における特定した行から、記憶位置及びこの記憶位置に記憶された条件(基準アドレス、型、ビット、異常値、及び比較演算の項目)を抽出し(S08)、制御マイコン21から記憶位置と対応するアドレス(基準アドレスに対応するアドレス)に記憶された情報を取得すると(S09)、取得した情報とテーブル1から抽出した条件とを比較する(S10)。
処理部30は、この比較結果が一致すると(取得した情報がテーブル1から抽出した条件を満たすと、S11においてYes)、各条件の比較結果を携帯端末5に通知すると共に(S12)、「対象イベントコードに対応した事象の発生あり」の旨を携帯端末5に通知して(S13)、処理を終了する。
尚、処理部30は、この比較結果が一致しないと(取得した情報がテーブル1から抽出した条件を満たさないと、S11においてNo)、各条件の比較結果を携帯端末5に通知すると共に(S14)、「対象イベントコードに対応した事象の発生なし」の旨を携帯端末5に通知して(S15)、処理を終了する。
以上の遠隔監視システム1では、出向に向かう技術員が、必要なときに(任意のタイミングで)、予め通知された(既に通知されている、前もって通知されている)イベントコードに対応した事象が発生しているか否かを確認できる。例えば、遠隔監視システム1では、出向に向かう技術員が、予め通知されたイベントコードの調査を行うよう第一サーバー3に要求する(携帯端末5から第一サーバー3に要求信号が送信される(S01))ことで、出向に向かう途中で、このイベントコードに対応した事象が発生しているか否かを確認できる。従って、技術員の現場(イベントコードの対象となったエレベータ2)への出向が無駄になることを防止できる。
具体的に、遠隔監視システム1では、携帯端末5に予めイベントコードが通知された後に、このイベントコードに対応した事象が発生しているか否かが通知されるため、技術員は、必要な場合に(この事象が発生している場合に)、出向を行うことができる。このように、技術員はイベントコードが通知された後のタイミングで、この事象が発生しているか否かを確認できるため、技術員の現場(エレベータ2)への出向が無駄になることを防止できる。
遠隔監視システム1において、データベース40(第二サーバー4、記憶部)は、複数のイベントコードとこれらイベントコードの発生条件を関連づけて記憶している。そのため、データベース40は、予め通知されたイベントコードから、制御マイコン21の取得情報に関連する単一または複数の条件(テーブル1の記憶位置に記憶された条件)を迅速に得ることができる。
また、遠隔監視システム1では、比較に用いた情報(予め通知されたイベントコードに関連している条件、及び、記憶位置と対応する制御マイコン21のアドレスに記憶された情報等)が携帯端末5に通知されるため、技術員は、この比較に用いた情報を確認することで、エレベータ2に発生し得る事象を予測することができる。
尚、本発明の遠隔監視システムは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を追加することができ、また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることができる。さらに、ある実施形態の構成の一部を削除することができる。
例えば、処理部30は、テーブル1、2を用いて、対象イベントコードに対応する事象が発生しているか否かを判断していたが、この代わりに、テーブル1、2が有する情報や条件が予め設定されたプログラムを用いて、対象イベントコードに対応する事象が発生しているか否かを判断してもよい。また、テーブル1に含まれる条件とテーブル2に含まれる発生条件とは、別々に設定されていてもよいし、この条件とこの発生条件とを一体にまとめた条件として設定されていてもよい。
上記実施形態の遠隔監視システム1は、制御マイコン21と通信可能で且つデータベース40から記憶位置と共に記憶位置と対応する条件を取得可能な端末として、第一サーバー3を備えていたが、この端末として、第一サーバー3の代わりに、監視端末やその他の端末を備えてもよい。監視端末は、エレベータ2から離れた建物に設置されると共に、この建物においてエレベータ2を遠隔監視するための端末である。尚、この端末(第一サーバー3)とデータベース40を含む第二サーバー4(記憶部)とは別々の構成であってもよいし、一つのサーバーで構成されてもよい。
また、上記実施形態の遠隔監視システム1は、複数台のエレベータを備えていたが、一台のエレベータを備えていてもよい。この場合、携帯端末5が、対象イベントコードを第一サーバー3に送信する際に、エレベータ2の機番を送信する必要は無い。また、遠隔監視システム1は、複数台の情報端末を備えていたが、一台の情報端末を備えていてもよい。
さらに、上記実施形態の遠隔監視システム1では、携帯端末5が、ブラウザを有し、このブラウザを介して、第一サーバー3のプログラム(アプリケーション)を実行していたが、第一サーバー3及び携帯端末5の両方がプログラム(アプリケーション)を有していてもよい。この場合、例えば、携帯端末5のプログラムを実行することで、技術員が携帯端末5を操作しなくても、遠隔監視ユニット6から受信した対象イベントコード、エレベータ2の機番、及び通知先を自動的に第一サーバー3に送信することができる。
遠隔監視システム1では、遠隔監視ユニット6から携帯端末5にイベントコード及びエレベータ2の機番が通知され、技術員が予め通知されたイベントコード等を、フローチャートにおけるS01よりも前のタイミングで確認していたが、これに限らず、例えば、第一サーバー3や監視端末から携帯端末5にイベントコードが通知されることで、技術員が、イベントコードを確認していてもよい。
通信系統R1は、図5に示すように、電話回線の代わりにインターネットを含んでいてもよい。通信系統R1は、例えば、制御マイコン21から順に遠隔監視ユニット6とインターネットとを介して第一サーバー3に通信可能であり、且つ、第一サーバー3から逆にインターネットと遠隔監視ユニット6とを介して制御マイコン21に通信可能な通信系統である。この場合、通信系統R1,R2,R3は、一部(インターネット)で共通していてもよい。また、通信系統R1は、遠隔監視ユニット6を含んでいなくてもよい。この場合、エレベータ2は、インターネットを介して第一サーバー3に接続される。
1…遠隔監視システム、2…エレベータ(昇降装置)、20…動作部、21…制御マイコン、3…第一サーバー(端末)、30…処理部、4…第二サーバー(記憶部)、40…データベース、5…携帯端末(技術員携帯端末)、50…入力部、51…出力部、6…遠隔監視ユニット、R1,R2,R3…通信系統

Claims (3)

  1. 予め設定されているアドレスに記憶された情報を取得情報に応じて書き換えると共に、書き換えた内容が前記取得情報に関連する単一または複数の条件を満たしたときにその条件に対応するイベントコードを出力する制御マイコンを有する昇降装置と、
    前記制御マイコンのアドレスに対応する複数の記憶位置を有し、各記憶位置に異なる条件を記憶した記憶部と、
    前記制御マイコンと通信可能で且つ前記記憶部から前記記憶位置と共に該記憶位置と対応する条件を取得可能な端末と、
    前記端末と通信可能な技術員携帯端末と、
    を備え、
    前記端末は、予め通知されたイベントコードに関連している条件であって前記記憶位置に記憶されている条件と該条件を記憶している記憶位置とを前記記憶部から取得し、その条件と、前記記憶位置と対応する前記制御マイコンのアドレスに記憶された情報とを比較し、一致したときに前記予め通知されたイベントコードに対応した事象が発生している旨を前記技術員携帯端末に通知し、一致しないときに前記予め通知されたイベントコードに対応した事象が発生していない旨を前記技術員携帯端末に通知する、ことを特徴とする昇降装置の遠隔監視システム。
  2. 前記記憶部は、複数のイベントコードと、イベントコード毎の発生条件であって単一または複数の条件を組み合わせた発生条件と、を関連づけて記憶し、
    前記端末は、前記予め通知されたイベントコードと対応するイベントコードに関連付けられた発生条件を介して前記単一または複数の条件を前記記憶部から抽出し、抽出した条件を用いて前記比較を行う、請求項1に記載の昇降装置の遠隔監視システム。
  3. 前記端末は、前記技術員携帯端末に対し、前記通知にあわせて前記比較に用いた情報を送信する、請求項1又は2に記載の昇降装置の遠隔監視システム。
JP2016239229A 2016-12-09 2016-12-09 昇降装置の遠隔監視システム Active JP6551801B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016239229A JP6551801B2 (ja) 2016-12-09 2016-12-09 昇降装置の遠隔監視システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016239229A JP6551801B2 (ja) 2016-12-09 2016-12-09 昇降装置の遠隔監視システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018095347A true JP2018095347A (ja) 2018-06-21
JP6551801B2 JP6551801B2 (ja) 2019-07-31

Family

ID=62631777

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016239229A Active JP6551801B2 (ja) 2016-12-09 2016-12-09 昇降装置の遠隔監視システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6551801B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007153586A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd エレベータの保守用データ採取装置及びエレベータの保守用データ採取方法
JP2011227601A (ja) * 2010-04-16 2011-11-10 Mitsubishi Electric Corp 情報提供装置及びそのプログラム
JP2013101559A (ja) * 2011-11-09 2013-05-23 A1 Communication Corp 監視システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007153586A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd エレベータの保守用データ採取装置及びエレベータの保守用データ採取方法
JP2011227601A (ja) * 2010-04-16 2011-11-10 Mitsubishi Electric Corp 情報提供装置及びそのプログラム
JP2013101559A (ja) * 2011-11-09 2013-05-23 A1 Communication Corp 監視システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6551801B2 (ja) 2019-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5901904B2 (ja) 機械設備の管理システム
JP6095140B2 (ja) 遠隔監視システム、遠隔監視方法、及びプログラム
JP2009040585A (ja) エレベータの異常診断システム
JP6614343B2 (ja) エレベーター予防保全システム
JP2019018979A (ja) エレベータシステム
JP6551801B2 (ja) 昇降装置の遠隔監視システム
JP6694601B2 (ja) 問い合わせ受付システム
JP2006199469A (ja) エレベータの点検報告システム及びその制御方法
JP6246281B1 (ja) 昇降機の遠隔監視システム
JP6868218B2 (ja) 技術員出向要請システム
JP2021064076A (ja) 機械メンテナンス作業予測方法
JP6658442B2 (ja) 昇降装置の遠隔監視システム
JP2020035160A (ja) アラート通知システム、アラート通知方法
JP6551800B2 (ja) 昇降装置の保守用端末の管理システム
JP2019106568A (ja) 遠隔監視装置、監視センタサーバおよび監視対象設備の初期設定方法
JP6620993B2 (ja) 昇降装置の保守システム
JP6862615B2 (ja) 攻撃検知装置、攻撃検知方法、および攻撃検知プログラム
CN114538221B (zh) 电梯呼叫登记系统以及电梯呼叫登记方法
JP2017114645A (ja) エレベーター保守管理システム
JP6731188B2 (ja) 昇降装置の遠隔監視システム
JP2007308259A (ja) エレベータ制御システム
JP2018111580A (ja) 昇降装置の保守システム
WO2009110069A1 (ja) 制御装置および制御プログラム
JP6658470B2 (ja) 昇降装置の保守作業支援システム
JP2013061864A (ja) 監視システムにおける通報装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180711

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190607

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190620

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6551801

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250