JP2011227601A - 情報提供装置及びそのプログラム - Google Patents

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Satoko Sakagami
聡子 坂上
Masafumi Iwata
雅史 岩田
Mamoru Ikeuchi
護 池内
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Abstract

【課題】目的の設備と比較して稼働実績などの設備状況が類似する他の設備における作業の際に有益であった情報を、複数の作業支援情報の中から抽出することにより、設備に対する作業により有益な作業支援情報を効率的に利用者へ提供できること。
【解決手段】情報提供装置1は、設備に対する作業に関する複数の技術情報110、複数の設備各々の状況を表す複数の設備情報120、及び端末30における技術情報の閲覧の実績を表す閲覧実績情報130にアクセスし、閲覧実績情報130に対応する第1の設備情報と目的の設備に対応する第2の設備情報とを取得し、第1の設備情報を含む比較情報と第2の設備情報を含む対象情報との関連度を計算し、その関連度に基づいて、閲覧実績情報130に対応する技術情報110の中から出力対象として優先する情報を抽出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、設備に対する作業に関する複数の作業支援情報の中から一部を抽出して利用者の端末へ出力する情報提供装置及びそのプログラムに関するものである。
従来、多様な情報の中から、利用者のニーズに応じた情報を抽出し、抽出した情報を利用者の端末へ出力する情報提供装置が存在する。例えば、情報推薦システムと称される従来の情報提供装置は、インターネット上のサーバに適用されている。情報推薦(Information Recommendation)システムは、例えば、予め登録された利用者の嗜好の情報と、利用者の購買履歴及び利用者による情報の閲覧履歴などの利用者の行動履歴とに基づく類推処理により、利用者のニーズに応じた情報を特定及び提供する。
例えば、特許文献1には、利用者の端末から送信される行動スケジュールと利用者の過去の行動とに基づく利用者の推定行動に応じて、利用者の関心分野に関する商品及びサービスの情報を提供する情報提供装置が示されている。
また、特許文献2には、利用者の過去の行動記録から今後の行動範囲及び行動パターンを予測し、その予測結果に応じた情報をネットワークに流れている情報から抽出して利用者の端末に出力する情報提供装置が示されている。特許文献2において、抽出された情報は、利用者の現在位置を含む地図上に表示される。
以上に示したように、従来の情報提供装置は、特定の利用者に対し、行動する場所(住所など)と、嗜好及び年齢などの属性とが類似する他の利用者が閲覧した情報を提供することができる。
特開2002−259800号公報 特開平8−249307号公報
ところで、例えば昇降機のように様々な現場に設定された設備に対して修理及び点検などの作業が行われる場合、作業員は、設備に対する作業に入る前に、設備に関する情報を入手及び参照することが一般的である。
作業員が事前に参照する設備に関する情報は、例えば、作業手順書、設備の仕様書、設備の図面、故障履歴の情報及び保守作業履歴の情報などである。これらの情報は、設備に対する作業を支援する情報である。以下、これらの情報を作業支援情報と称する。
また、昇降機などの設備は、機種もしくは用途が共通する他の設備との間で、また、稼働状況及び立地条件などの設備状況が類似する他の設備との間で、劣化及び故障の状況が近似する傾向を持つことが経験的に知られている。
例えば、設備が昇降機である場合、オフィスビル内に設置され昇降機は、一週間のうちの4〜5日間(平日)において稼働率の高い状態が続く。一方、商業施設内に設置された昇降機は、一週間のうちの2〜3日間(休日)において稼働率の高い状態が集中する。そのような稼働状況の違いにより、昇降機は、オフィスビル内に設置された場合と商業施設に設置された場合とで、劣化及び故障の傾向が異なる。
また、沿岸部に設置された複数の設備は、それらの設置場所が遠く離れている場合でも、塩害による劣化及び故障が生じやすいという共通の特性を示す。
そして、設備に対する作業には、例えば、故障原因の究明作業のように、具体的な作業内容が事前に明確になっていない作業も含まれる。このような場合、ある設備に対する作業が行われる際に、稼働状況及び立地条件などの設備状況が類似する他の設備の作業の際に閲覧された作業支援情報は有益な情報となる。
しかしながら、従来の情報提供装置は、目的の設備と比較して設備状況が類似する他の設備の作業の際に有益であった情報を、目的の設備についての作業支援情報として提供することができないという問題点があった。なぜなら、従来の情報提供装置は、作業対象となる目的の設備の状況と他の設備の状況との関連性を、提供する情報の抽出に反映する仕組みを備えていないからである。
また、従来の情報提供装置は、設備に対する作業員の習熟度の指標となる情報、例えば、過去に担当した台数、経験年数又は知識レベルなどの情報に応じた作業支援情報を提供することができない。そのため、従来の情報提供装置は、例えば、設備に対する習熟度が高い作業員(利用者)に対して初心者用の基本的な作業支援情報を提供する、又は設備に対する習熟度が低い作業員に対して必要な基本情報を提供しないなど、ミスマッチな情報提供を行い得るという問題点もあった。
本発明の目的は、目的の設備と比較して稼働実績及び立地条件などの設備状況が類似する他の設備における作業の際に有益であった情報、又は設備に対する習熟度が類似する他の利用者(作業員)にとって有益であった情報を、複数の作業支援情報の中から抽出することにより、設備に対する作業により有益な作業支援情報を効率的に利用者へ提供できることである。
本発明に係る情報提供装置は、以下に示される各構成要素を備えている。
(1−1)第1の構成要素は、設備に対する作業に関する複数の作業支援情報を記憶する第1記憶部の情報にアクセスする第1アクセス部である。
(1−2)第2の構成要素は、前記第1アクセス部を通じて得られる前記作業支援情報を利用者の端末へ出力する情報出力部である。
(1−3)第3の構成要素は、複数の前記設備各々の状況を表す複数の設備情報を記憶する第2記憶部の情報にアクセスする第2アクセス部である。
(1−4)第4の構成要素は、前記端末における前記作業支援情報の閲覧の実績を表す閲覧実績情報が、閲覧された前記作業支援情報と該作業支援情報の閲覧のために指定された前記設備の前記設備情報との各々に対応付けられて記憶された第3記憶部の情報にアクセスする第3アクセス部である。
(1−5)第5の構成要素は、複数の前記設備の中の目的の設備を指定する情報が入力された場合に、前記第2アクセス部及び前記第3アクセス部を通じて、前記閲覧実績情報に対応する第1の前記設備情報と前記目的の設備に対応する第2の前記設備情報とを取得し、第1の前記設備情報を含む比較情報と第2の前記設備情報を含む対象情報との関連度を計算する関連度計算部である。
(1−6)第6の構成要素は、前記関連度に基づいて、前記閲覧実績情報に対応する前記作業支援情報の中から前記情報出力部による出力対象として優先する前記作業支援情報を抽出する情報抽出部である。
また、本発明に係る他の情報提供装置は、以下に示される各構成要素を備えている。
(2−1)第1の構成要素は、設備に対する作業に関する複数の作業支援情報を記憶する第1記憶部の情報にアクセスする第1アクセス部である。
(2−2)第2の構成要素は、前記第1アクセス部を通じて得られる前記作業支援情報を利用者の端末へ出力する情報出力部である。
(2−3)第3の構成要素は、前記利用者各々における前記設備各々に対する習熟度の指標を表す習熟度情報を含む利用者情報を記憶する第4記憶部の情報にアクセスする第4アクセス部である。
(2−4)前記端末における前記作業支援情報の閲覧の実績を表す閲覧実績情報が、閲覧された前記作業支援情報と該作業支援情報を閲覧した前記利用者に対応する前記利用者情報との各々に対応付けられて記憶された第5記憶部の情報にアクセスする第5アクセス部である。
(2−5)第5の構成要素は、前記利用者情報を特定する利用者識別情報が入力された場合に、前記第4アクセス部及び前記第5アクセス部を通じて、前記閲覧実績情報に対応する第1の前記利用者情報と入力された前記利用者識別情報に対応する第2の前記利用者情報とを取得し、第1の前記利用者情報を含む比較情報と第2の前記利用者情報を含む対象情報との関連度を計算する関連度計算部である。
(2−6)前記関連度に基づいて、前記閲覧実績情報に対応する前記作業支援情報の中から前記情報出力部による出力対象として優先する前記作業支援情報を抽出する情報抽出部である。
本発明に係る情報提供装置によれば、目的の設備に対応する設備情報を含む対象情報と、作業支援情報の閲覧実績に対応する設備情報を含む比較情報との関連度に基づいて、閲覧実績に対応する作業支援情報の中から、優先して利用者に提供すべき作業支援情報が抽出される。従って、目的の設備と比較して稼働実績及び立地条件などの設備状況が類似する他の設備における作業の際に有益であった情報が、複数の作業支援情報の中から抽出される。その結果、目的の設備に対する作業においてより有益な作業支援情報を効率的に利用者へ提供することができる。
また、本発明に係る他の情報提供装置によれば、情報を要求する利用者に対応する習熟度情報を含む対象情報と、作業支援情報の閲覧実績に対応する他の利用者の習熟度情報を含む比較情報との関連度に基づいて、閲覧実績に対応する作業支援情報の中から、優先して利用者に提供すべき作業支援情報が抽出される。従って、情報を要求する利用者と比較して、設備に対する習熟度が類似する他の利用者による作業の際に有益であった情報が、複数の作業支援情報の中から抽出される。その結果、設備に対する作業においてより有益な作業支援情報を効率的に利用者へ提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る情報提供装置1を含む情報提供システムのブロック図である。 情報提供装置1が実行するプログラムモジュールのブロック図である。 情報提供装置1が参照する技術情報データベースのデータ構成の一例を示す図である。 情報提供装置1が参照する設備情報データベースのデータ構成の一例を示す図である。 情報提供装置1が記録及び参照する閲覧履歴情報データベースのデータ構成の一例を示す図である。 利用者による技術情報の閲覧時間と技術情報の有益度との対応関係の一例を示すグラフである。 情報提供装置1が相関計算処理に用いる正規化前のデータの一例を示す図である。 情報提供装置1が相関計算処理に用いる正規化後のデータの一例を示す図である。 情報提供装置1が出力した技術情報の提示画面の一例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る情報提供装置2を含む情報提供システムのブロック図である。 情報提供装置2が参照するユーザ情報データベースのデータ構成の一例を示す図である。 情報提供装置2が記録及び参照する閲覧履歴情報データベースのデータ構成の一例を示す図である。 情報提供装置2が相関計算処理に用いる正規化前のデータの一例を示す図である。 情報提供装置2が相関計算処理に用いる正規化後のデータの一例を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る情報提供装置3を含む情報提供システムのブロック図である。 情報提供装置3が記録及び参照する閲覧履歴情報データベースのデータ構成の一例を示す図である。 情報提供装置3が相関計算処理に用いる正規化後のデータの一例を示す図である。 情報提供装置3が相関計算処理に用いる正規化後のデータの一例を示す図である。 情報提供装置1,3に適用可能な設備情報データベースのデータ構成の一例を示す図である。 情報提供装置1又は3が実行する設備データ入力処理によって端末に表示される情報入力画面の一例を示す図。 情報提供装置2又は3が実行するユーザ情報入力処理によって端末に表示される情報入力画面の一例を示す図。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
<<第1実施形態>>
まず、図1に示されるブロック図を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係る情報提供装置1を含む情報提供システム101の構成について説明する。
図1に示されるように、情報提供システム101は、情報提供装置1、第1記憶装置11、第2記憶装置12、第3記憶装置13及び端末30を含む。
情報提供装置1は、ビルに設置された昇降機などの設備に対する作業に関する複数の技術情報の中から一部を抽出して利用者の端末30へ出力する情報抽出−出力処理を実行する装置である。
情報提供装置1は、例えば、インターネットサーバ用の計算機などにより構成されている。情報提供装置1は、データ処理を行うためのプロセッサ及びメモリと、各記憶装置11〜13が記憶するデータにアクセスするためのメモリドライブインターフェース1b,1c,1d及びネットワーク40を介した端末30との通信を制御する通信インターフェース1eとを備えている。
さらに、情報提供装置1は、各種のプログラムモジュールを実行するためのCPU(Central Processing Unit)(1a)を備えている。図2は、CPU(1a)の主メモリに展開され、CPU(1a)が実行するプログラムモジュールのブロック図である。図2に示されるように、CPU(1a)は、データアクセスモジュール11a、関連度計算モジュール12a、データ抽出モジュール13a及び閲覧履歴記録モジュール14aの各プログラムモジュールを実行する。これら各プログラムモジュール11a,12a,13a,14aを実行するCPU(1a)は、データ取得部、関連度計算部、データ抽出部及び閲覧履歴記録部として機能する。その詳細については後述する。
また、端末30は、昇降機などの設備に対する作業を行う利用者(作業員)により操作される計算機であり、例えば、パーソナルコンピュータなどである。端末30は、データ処理を行うためのプロセッサ及びメモリに加え、情報提供装置1から受信される情報を表示するディスプレイと、利用者の操作に応じた情報を入力するキーボード及びマウスなどの操作入力部とを備える。さらに、端末30は、ネットワーク40を介した情報提供装置1との通信を制御する通信ネットワークも備えている。
第1記憶装置11、第2記憶装置12及び第3記憶装置13は、それぞれハードディスクドライブなどの不揮発性の大容量のデータ記憶装置である。
第1記憶装置11は、設備に対する作業に関する複数の技術情報(技術資料の情報)がデータベース化された技術情報データベース110を記憶する。この技術情報データベース110に含まれる各技術情報は、例えば、作業手順書、設備の仕様書、設備の図面、故障履歴の情報及び保守作業履歴の情報などである。これらの情報は、設備に対する作業を支援するために提供される作業支援情報の一例である。
第2記憶装置12は、複数の設備各々の状況を表す複数の設備情報がデータベース化された設備情報データベース120を記憶する。
第3記憶装置13は、端末30における技術情報の閲覧の実績を表す閲覧実績情報がデータベース化された閲覧履歴情報データベース130を記憶する。後述するように、閲覧実績情報データベース130において、閲覧実績情報は、端末30において閲覧された技術情報データベース110内の技術情報と、その技術情報の閲覧のために指定された設備に対応する設備情報データベース120内の設備情報との各々に対応付けられている。
各データベース110,120,130に含まれるデータの読み出し及び書き込みは、情報提供装置1が備えるメモリドライブインターフェース1b,1c,1dを通じて行われる。図1において、3つのメモリドライブインターフェース1b,1c,1dは、それぞれ第1記憶装置11、第2記憶装置12及び第3記憶装置13各々へのアクセス用のインターフェースである。また、情報提供装置1による端末30との情報の受け渡しは、情報提供装置1が備える通信インターフェース1eを通じて行われる。
各データベース110,120,130は、情報提供装置1による情報抽出−出力処理が行われる前に予め各記憶装置11,12,13に記録されている。また、閲覧履歴情報データベース110における閲覧実績情報は、情報提供装置1によって技術情報が端末30に出力され、端末30においてその技術情報が閲覧されることに応じて追加記録される。
なお、図1に示される例では、各データベース110,120,130に対応した個別の記憶装置11,12,13が設けられているが、各データベース110,120,130が、1つ又は2つの記憶装置に記憶されることも考えられる。また、情報提供装置1が、各データベース110,120,130を記憶する記憶装置を備えることも考えられる。
以下、図3から図5を参照しつつ、情報提供装置1が参照する各データベース110,120,130に含まれるデータの一例について説明する。
<技術情報データベース>
図3は、技術情報データベース110のデータ構成の一例を示す。技術情報データベース110は、複数の技術資料データを含み、図3に示される例では、各技資料データが1つのレコードデータとして設定されている。各技術資料データは、資料ID(111)、資料の種類112及び技術資料内容113の各情報を含み、技術資料(技術情報)ごとにレコードに区分されている。
資料ID(111)は、端末30への出力の候補となる複数の技術資料各々を識別する情報である。資料の種類112は、例えば、手順書、図面又は仕様書などの技術資料の種類を表す情報である。技術資料内容113は、端末30への出力の候補となる技術資料(技術情報)そのものである。
<設備情報データベース>
図4は、設備情報データベース120のデータ構成の一例を示す。設備情報データベース120は、複数の設備データを含み、図4に示される例では、各設備データが1つのレコードデータとして設定されている。各設備データは、設備ID(121)、設備の機種122、設備の設置場所123及び設備の稼働頻度124の各情報を含み、設備ごとにレコードに区分されている。
設備ID(121)は、複数の設備各々を識別する情報である。機種122は、設備の種類を表す情報である。設置場所123は、設備が設置されている場所を表す情報であり、例えば、住所の情報、又は緯度及び経度の情報などである。稼働頻度124は、設備の稼働実績の情報の一例であり、例えば、累積稼働時間又は予め定められた単位期間当たりの稼働率などの情報である。
<閲覧履歴情報データベース>
図5は、閲覧履歴情報データベース130のデータ構成の一例を示す。閲覧履歴情報データベース130は、複数の閲覧実績データを含み、図5に示される例では、各閲覧実績データが1つのレコードデータとして設定されている。各閲覧実績データは、閲覧日131、資料ID(132)、設備ID(133)及び有益度134の各情報を含み、所定の条件を満たす態様での技術資料の閲覧の実績ごとに、レコードに区分されている。
閲覧日131は、端末30において技術資料が閲覧された日の情報である。資料ID(132)は、技術情報データベース110における資料ID(111)に対応し、端末30において閲覧された技術資料を特定する情報である。
設備ID(133)は、設備情報データベース120における設備ID(121)に対応し、端末30において閲覧された技術資料を特定する情報である。
有益度134は、端末30において閲覧された技術資料(作業支援情報)のユーザに対する有益度の指標を表す情報である。この有益度は、過去に設備に対する作業のために技術資料を閲覧したユーザが、当該作業に関するその技術資料の有益性(有用性)について明示的に又は暗黙的に評価した結果の指標値である。
本実施形態では、閲覧履歴情報データベース130は、情報提供装置1によって第3記憶装置13に記録される。即ち、情報提供装置1におけるCPU(1a)が、閲覧履歴記録モジュール14a(プログラムモジュール)を実行することにより、第3記憶装置13に閲覧実績データを記録する処理が実行される。
例えば、情報提供装置1のCPU(1a)は、技術資料の情報の出力先である端末30から端末30に対するユーザの操作内容の情報を取得し、その操作内容の情報に基づいて、閲覧実績データを生成し、その閲覧実績データを第3記憶装置13に順次追加記録する。閲覧実績データを第3記憶装置13に記録する処理は、データアクセスモジュール11aを通じて実行される。これにより、閲覧実績データを記録する手間が省略される。
閲覧実績データの記録処理において、情報提供装置1は、閲覧実績データに資料ID(132)を含めることにより、閲覧実績データと、技術情報データベース110に含まれる技術資料データ、即ち、端末30に出力した技術資料の情報とを対応付ける。
情報提供装置1は、技術資料の情報とともに対応する資料ID(132)を端末30へ出力し、端末30においてその技術資料の閲覧操作が行われた際に、他の閲覧実績の情報とともに資料ID(132)を端末30から受信する。
また、情報提供装置1は、閲覧実績データに設備ID(133)を含めることにより、閲覧実績データと、設備情報データベース120に含まれる設備データとを対応付ける。この設備ID(133)により対応付けられる設備データは、情報提供装置1において端末30に出力する技術資料の抽出に用いた設備データ(目的の設備に対応する設備データ)である。
情報提供装置1は、技術資料の情報を抽出する前に、目的の設備を特定する設備IDを端末30から取得する。この設備IDは、目的の設備(これから作業対象となる設備)を指定する設備IDである。以下、この設備IDを、目的設備IDと称する。そして、情報提供装置1は、その目的設備IDを用いて技術情報データベース110から抽出した技術資料の情報とともに目的設備IDを端末30へ出力する。
また、情報提供装置1は、端末30においてその技術資料の閲覧操作が行われた際に、他の閲覧実績の情報とともに目的設備IDを端末30から受信する。そして、情報提供装置1は、そのようにして受信した目的設備IDを、閲覧実績データの設備ID(133)に設定する。なお、端末30からのデータの取得及び端末30へのデータの出力は、CPU1aがデータアクセスモジュール11aを実行することによって実現される。
また、有益度134は、例えば、端末30において、情報提供装置1から供給された技術資料が閲覧されるごとに、有益性に関するユーザの明示的な入力操作の内容に従って設定される。この場合、端末30において、閲覧された技術資料の有益性(有用性)の程度をユーザに入力させるための質問画面が出力される。さらに、その質問画面に対するユーザの明示的な回答操作の内容が端末30から情報提供装置1へ送信され、情報提供装置1は、その回答操作の内容に従って有益度134を設定する。
また、情報提供装置1が、予め定められた評価規則に従って、端末30における技術資料の閲覧操作の内容からユーザによる暗黙的な評価結果を表す有益度134を自動設定することも考えられる。
例えば、情報提供装置1が、端末30から技術資料の閲覧時間の情報を取得し、その閲覧時間が長いほど有益性(有用性)が高いという評価規則に従って有益度134を自動設定することが考えられる。
図6は、技術情報(技術資料)の閲覧時間と有益度134との対応関係の一例を示すグラフである。図6において波線で表されたグラフ線は、閲覧時間を入力とし、有益度の元となる指標値を出力とする関数を表す。この関数は、閲覧時間(入力)の増大に応じて指標値(出力)が大きくなる関数である。
また、図6において太い実線で表された階段状のグラフ線は、閲覧時間に応じて自動設定される有益度134を表し、この有益度134は、関数により算出される指標値を四捨五入して得られる整数値である。
なお、図6に示される例は、端末30におけるユーザの操作に応じて、ユーザの暗黙的な評価結果として有益度134を自動設定する方法の一例であり、他の方法が採用されてもよい。
<情報抽出−出力処理>
次に、情報提供装置1が実行する情報抽出−出力処理について説明する。なお、情報抽出−出力処理は、情報提供装置1が備えるCPU(1a)が、予めメモリに記憶されたプログラムモジュール11a,12a,13aを実行することによって実現される。また、情報抽出−出力処理において、情報提供装置1は、メモリドライブインターフェース1b,1c,1dを通じて各記憶装置11,12,13のデータにアクセスすることにより、各データベース110,120,130に含まれるデータの読み出し処理及び書き込み処理を行う。
また、情報提供装置1による各データベース110,120,130へのアクセス、即ち、データの取得及びデータの書き込みは、CPU(1a)がデータアクセスモジュール11aを実行することによって実現される。
情報提供装置1は、端末30を通じて目的設備IDが入力された場合に、情報抽出−出力処理を開始する。目的の設備は、ユーザが作業対象とする設備である。前述したように、目的の設備を特定する目的設備IDは、端末30が備える操作入力部から入力され、ネットワーク40を介して情報提供装置1へ伝送される。
情報抽出−出力処理において、まず、情報提供装置1は、設備情報データベース120を検索することにより、閲覧実績データに対応する設備データと、目的設備IDに対応する設備データとを取得する。以下、前者のデータを第1の設備データ、後者のデータを第2の設備データと称する。
より具体的には、情報提供装置1は、第1の設備データの取得のために、まず、閲覧履歴情報データベース130に含まれる複数の閲覧実績データの中から全ての又は一部の設備ID(133)を抽出する。例えば、情報提供装置1は、全ての閲覧実績データの中から、予め定められた抽出条件を満たす閲覧実績データに含まれる設備ID(133)のみを抽出する。
設備ID(133)の抽出条件は、例えば、閲覧日131が現時点から予め設定された期間内であること、又は有益度134が予め設定されたしきい値以上であること、或いはそれらの両方などである。
さらに、情報提供装置1は、設備情報データベース120に含まれる複数の設備データの中から、設備ID(121)が閲覧履歴情報データベース130から抽出した設備ID(133)と一致するものを第1の設備データとして取得する。
また、情報提供装置1は、設備情報データベース120に含まれる複数の設備データの中から、設備ID(121)が目的設備IDと一致するものを第2の設備データとして取得する。
そして、情報提供装置1は、第1の設備データを含む比較データと、第2の設備データを含む対象データとの関連度(相関の高さ)を計算する相関計算処理を実行する。相関計算処理は、CPU(1a)が、関連度計算モジュール12aを実行することによって実現される。なお、この第1実施形態においては、比較データは第1の設備データに関する情報のみを含み、対象データは第2の設備データに関する情報のみを含む。
図7は、相関計算処理に用いられる正規化前のデータの一例を示す図である。図7に示される例では、技術情報の閲覧履歴に対応する第1の設備データ221と、第1の設備データ221各々に対応する閲覧実績における技術資料データ各々に設定された配点211と、目的の設備に対応する第2の設備データ222とが、行列の要素として配列されている。
図7において、第1の設備データ221及び第2の設備データ222各々における各列の属性220は、設備データにおける機種122、設置場所123及び稼働頻度124の各情報に対応して設定されている。
また、稼働頻度124は数値情報であるため、稼働頻度124に対応する列においては、稼働頻度124の値に等しい評価値がそのまま行列の要素として設定されている。
一方、設備データにおける機種122及び設置場所123は、数値情報ではないため、これらに対応する行列の要素は、各列の属性220に該当する場合に評価値"1"が、該当しない場合に評価値"0"が設定されている。
また、第1の設備データ221各々に対応する配点211は、閲覧実績における技術資料データ各々に設定された値であり、図7の例では、配点211の各列の属性210は、閲覧実績データに含まれる資料ID(132)各々に対応して設定されている。
図7の例では、第1の設備データ221に対応する技術資料データ各々に対して設定される配点211は、閲覧実績データにおける有益度134である。なお、図7において、閲覧実績データに含まれない資料ID(132)は未確定であるので、未確定な資料ID(132)に対応する配点211の行列要素は空欄に設定されている。また、閲覧実績データに含まれない資料ID(132)は、設備データと関連がない情報とみなし、配点211の行列要素を"0"に設定することも考えられる。
図7に示される例の他、例えば、閲覧実績データに含まれる資料ID(132)各々に対し、同じ値(例えば、"1")を配点211として設定することも考えられる。
また、比較データ(第1の設備データ221)及びこれに対応する配点211の組合せ201は、設備と設備に対する作業を行ったユーザとの組合せごとに、即ち、各設備に対する延べの作業者ごとに設定されることが考えられる。その他、上記組合せ201は、例えば、閲覧実績データごとに(技術情報の閲覧実績ごとに)設定されることも考えられる。
また、上記組合せ201は、予め定められた集約条件に基づいて閲覧実績データを集約した結果ごとに設定されることも考えられる。その集約条件は、例えば、設備ID(133)が同一の閲覧実績データごとに集約するという条件などが考えられる。また、閲覧実績データが、技術資料を閲覧したユーザを識別するユーザIDを含む場合には、集約条件は、ユーザIDが同一の閲覧実績データごとに集約するという条件、又は設備ID(133)及びユーザIDの組合せが同一の閲覧実績データごとに集約するという条件なども考えられる。集約の方法は、例えば、各データの評価値の最大値、合計値又は平均値などの計算結果を、集約後の評価値とする方法が考えられる。
そして、情報提供装置1は、比較データ各々と、対象データとの関連度(相関の高さ)を計算する相関計算処理を実行する。
ところで、図7に示される第1の設備データ221及び第2の設備データ222における評価値は、正規化されていないため、そのようなデータに基づく相関計算処理は、適切でない関連度を算出する可能性がある。そこで、情報提供装置1は、比較データ及び対象データを正規化した上で相関計算処理を行う。
図8は、相関計算処理に用いられる正規化後のデータの一例であり、図7に示されるデータに対応している。図8に示される例では、正規化後の評価値は、"0"〜"5"のレンジで正規化されている。なお、正規化の方法は、例えば、属性ごとの評価値の平均値が等しくなるようにする方法なども考えられる。
情報提供装置1は、相関計算処理において、正規化後の比較データ(正規化後の第1の設備データ2211)各々と、正規化後の対象データ(第2の設備データ2221)との関連度(相関の高さ)を計算する。
比較データと対象データとの関連度(相関の高さ)を計算する手法は、例えば、主成分分析法、ピアソンの積率相関係数を算出する手法及びコサイン相関係数を算出する手法などが考えられる。いずれの手法も周知であるので、ここではそれら各手法の説明は省略する。
さらに、情報提供装置1は、算出した関連度に基づいて、閲覧実績データに対応づけられている技術資料データの中から、優先的に端末30へ出力する技術資料データを特定し、その技術資料データを技術情報データベース110から抽出する。
図8において、第2の設備データ2221に対応する行列要素として設定された得点212は、閲覧実績における技術資料データ各々について算出される値である。この得点212は、技術資料データ各々についての抽出の優先度を表す。なお、得点212は、技術資料データ各々についてのユーザへの提供の推奨度を表すともいえる。
例えば、情報提供装置1は、技術資料データごとに、関連度(相関係数)を重み係数として、技術資料データごとの配点211を集計することにより、技術資料データごとの得点212を算出する。
ところで、図8に示されるような行列が設定された場合に、特定の行の行列要素の一部を、その他の行の対応する行列要素から推定する手法として、例えば、周知の協調フィルタリングの手法が存在する。協調フィルタリングの手法は、特定の行の行列要素の組合せとその他の行の行列要素の組合せとの相関度(相関係数)を計算し、その相関度に基づいて、特定の行の行列要素の一部を、その他の行の対応する行列要素から推定する手法である。相関度は、相関係数又は類似度と称される場合もある。協調フィルタリングの手法は、インターネット上の電子商取引(e-commerce)において、ユーザに対してコンテンツの閲覧又は購入を促す手法としてよく用いられる手法である。
協調フィルタリングの手法においては、商品の種類、分野及び用途などの属性を表すアイテムを列の項目とし、目的のユーザ及び所定の基準で分類された他のユーザ各々を行の項目とする行列が設定される。
また、各ユーザにおけるアイテムごとの評価値が行列要素として設定される。その評価値は、各ユーザの明示的な入力に従った値、又は、過去のコンテンツの閲覧又は購入などの実績に基づいて推定された値が設定される。
図8において、比較データ(第1の設備データ2211)及びこれに対応する配点211の組合せ201が、上記他のユーザの評価値に相当する。また、図8において、対象データ(第2の設備データ2221)及びこれに対応する未確定の得点212の組合せ202が、上記目的のユーザの未確定の評価値に相当する。
そして、協調フィルタリングの手法においては、目的のユーザに対応する既知の評価値(行列要素)と、それに対応する上記他のユーザ各々の評価値(行列要素)との間の相関度が計算される。さらに、目的のユーザに対応する未確定の評価値(行列要素)が、これに対応する上記他のユーザ各々の評価値(行列要素)と上記他のユーザごとに算出される相関度とに基づいて推定される。
情報提供装置1は、例えば、協調フィルタリングの手法により対象データ(第2の設備データ2221)に対応する得点212を算出することもできる。この場合、情報提供装置1は、協調フィルタリング手法に基づいて比較データと対象データとの相関度を計算する。さらに、情報提供装置1は、比較データ各々に対応する既知の配点211と、比較データ各々について算出される相関度とに基づいて、対象データに対応する未確定の得点212を算出する。
図8に示されるデータに対し、協調フィルタリングの手法が適用された場合、情報提供装置1は、まず、比較データ(第1の設備データ2211)と対象データ(第2の設備データ2221)との相関度を算出する。相関度(相関係数)は、ピアソンの積率相関係数を算出する手法、又は、コサイン相関係数を算出する手法により算出される。
次に、情報提供装置1は、算出した相関係数を重み係数として用いることにより、比較データに対応する評価値(配点211)から、対象データに対応する未確定の評価値(得点212)を推定する。この評価値の推定処理は、CPU(1a)が、データ抽出モジュール13aを実行することによって実現される。
例えば、図8に示される例では、比較データにおける"DATA2"は、対象データ"DATA0"との間で、設備の機種が同一であり、稼働頻度が近似していることから、比較データにおける"DATA1"及び"DATA3"よりも高い相関係数が算出される。協調フィルタリング手法を図8に示される行列に適用することにより、対象データ"DATA0"と、比較データ"DATA1"、"DATA2"、及び"DATA3"各々との相関度(相関係数)は、それぞれ0.186、0.276及び0.125という結果が得られた。
従って、対象データに対応する未確定の評価値(得点212)は、"DATA2"の比較データに対応する技術資料データの配点211が高い2つの技術資料データ、即ち、資料ID"D0001"及び"D0003"の各々に対応する技術資料データについて、高い得点が算出される。
情報抽出−出力処理において、最後に、情報提供装置1は、技術資料データごとの得点212に従った優先順位で、技術情報データベース11から技術資料データを抽出し、抽出した技術資料データを端末30へ出力する。
なお、技術情報データベース11から技術資料データを取得する処理、及び技術資料データの端末30への出力処理は、CPU(1a)が、データアクセスモジュール11aを実行することによって実現される。また、技術情報データベース11から技術資料データを抽出する処理は、CPU(1a)が、データ抽出モジュール13aを実行することによって実現される。
例えば、情報提供装置1は、閲覧実績データに対応づけられている技術資料データの中から、得点212の高いものから順に予め設定された上限のデータ数まで、技術資料データを抽出する。また、情報提供装置1が、閲覧実績データに対応づけられている技術資料データの中から、得点212の最も高い1つの技術資料データを抽出することも考えられる。
図9は、情報提供装置1が技術情報データベース11から抽出し、端末30へ出力した技術情報(技術資料)の提示画面の一例である。この画面は、端末30の表示装置により表示される。
図9に示される例は、情報提供装置1が、得点212の高いものから順に複数の技術資料データを抽出し、抽出した技術資料データの情報310と、抽出した技術資料データ各々の推奨度の情報320とを、端末30に出力した例である。推奨度の情報320は、関連度(相関係数)に基づき算出された得点212に相当する情報である。
また、図9に示されるように、端末30は、情報提供装置1から受信した技術資料データの情報とともに、技術資料データ各々について、データ閲覧の意思を確認する操作アイコン330を表示する。この操作アイコン330に対する操作の情報は、端末30から情報提供装置1へ送信される。その操作の情報は、例えば、閲覧対象である技術資料データの資料ID及び端末30を操作するユーザのユーザIDを含む。
また、情報提供装置1は、端末30から操作アイコン330の操作情報を得たときに、その操作情報に対応する技術資料内容113を端末30へ出力する。
さらに、情報提供装置1は、先に述べた方法により、端末30から得た操作情報に基づいて、閲覧履歴情報データベース13に対する閲覧実績データの追加処理を実行する。
以上に示した情報提供装置1は、技術資料(作業支援情報)の閲覧実績に対応する第1の設備データ221を含む比較データと、目的の設備に対応する第2の設備データ222を含む対象データとの関連度に基づいて、閲覧実績に対応する技術資料の中から、優先して利用者に提供すべき技術資料を抽出する。
従って、目的の設備と比較して稼働実績及び立地条件などの設備状況が類似する他の設備における作業の際に有益であった技術資料が、複数の技術資料の中から抽出される。その結果、情報提供装置1は、目的の設備に対する作業においてより有益な技術資料を効率的にユーザへ提供することができる。
また、設備の稼働実績の情報(稼働頻度124)が設備データに含まれるため、設備の機種などの固定的な特性の類似性と設備の稼働状況に応じて変化する特性の類似性との両方が、相関計算処理により得られる関連度に反映される。その結果、有益な技術情報をタイムリーにユーザへ提供することが可能となる。
また、閲覧された技術資料の有益性(有用性)の指標を表す有益度134の情報が、閲覧実績データに含まれるため、より有益な技術資料を確実にユーザへ提供することが可能となる。
<<第2実施形態>>
次に、図10に示されるブロック図を参照しつつ、本発明の第2実施形態に係る情報提供装置2を含む情報提供システム102について説明する。この情報提供システム102は、図1に示された情報提供システム101と比較して、一部の構成要素が置き換えられた構成を有している。図10において、図1に示される構成要素と同じ構成要素は、同じ参照符号が付されている。以下、情報提供システム102における情報提供システム101と異なる点についてのみ説明する。
情報提供システム102は、情報提供システム101に対し、設備情報データベース120を記憶する第2記憶装置12が、ユーザ情報データベース140を記憶する第4記憶装置14に置き換えられた構成を備えている。そして、情報提供システム102における情報提供装置2は、第4記憶装置14が記憶するデータにアクセスするためのメモリドライブインターフェース1fを備えている。
ユーザ情報データベース140も、他のデータベース110,120,130と同様に、情報提供装置2による情報抽出−出力処理が行われる前に予め第4記憶装置14に記録されている。なお、ユーザ情報データベース140は、他のデータベース110,130のいずれかとともに同じ記憶装置に記憶されてもよい。
ユーザ情報データベース140は、端末30を操作するユーザ各々の経歴に関する複数のユーザ経歴データのデータベースである。なお、ユーザの経歴は、ユーザの特性の一例である。
各データベース110,130,140に含まれるデータの読み出し及び書き込みは、情報提供装置2が備えるメモリドライブインターフェース1b,1d,1fを通じて行われる。図10において、3つのメモリドライブインターフェース1b,1d,1fは、それぞれ第1記憶装置11、第3記憶装置13及び第4記憶装置14各々へのアクセス用のインターフェースである。また、情報提供装置2による端末30との情報の受け渡しは、情報提供装置2が備える通信インターフェース1eを通じて行われる。なお、メモリドライブインターフェース1dは、前記第3アクセス部の一例であるとともに、前記第5アクセス部の一例でもある。
以下、図11を参照しつつ、情報提供装置2が参照するユーザ情報データベース140に含まれるデータの一例について説明する。
<ユーザ情報データベース>
図11は、ユーザ情報データベース140のデータ構成の一例を示す。ユーザ情報データベース140は、各ユーザに対応する複数のユーザ経歴データを含み、図11に示される例では、各ユーザ経歴データが1つのレコードデータとして設定されている。各ユーザ経歴データは、ユーザID(141)、ユーザが過去に担当した設備の機種142、ユーザが過去に担当した設備の台数143及びユーザの設備に対する経験年数144などの情報を含む。
ユーザ経歴データにおける担当設備の台数143及び経験年数144は、ユーザ各々における設備各々に対する習熟度の指標を表す習熟度情報の一例である。また、ユーザ経歴データが、習熟度情報の他の例として、設備の取り扱いに関してユーザが保有する資格の情報など、設備に対する知識レベルの情報を含むことも考えられる。
また、図11に示される例では、ユーザ経歴データはユーザごとに設定され、複数の担当機種が存在する場合、ユーザ経歴データ内において、機種142、担当台数143及び経験年数144が対応づけられている。なお、ユーザ経歴データは、ユーザID(141)と機種142との組合せごとに設定されてもよい。
ユーザID(141)は、端末30を利用するユーザ、即ち、設備に対する作業を行う作業員各々を識別する情報である。ユーザID(141)は、例えば、ユーザが所属する企業における従業員番号などである。
<閲覧履歴情報データベース>
図12は、情報提供装置2がアクセスする閲覧履歴情報データベース130のデータ構成の一例を示す。情報提供装置2がアクセスする閲覧履歴情報データベース130は、複数の閲覧実績データを含み、図12に示される例では、各閲覧実績データが1つのレコードデータとして設定されている。各閲覧実績データは、閲覧日131、資料ID(132)、有益度134及びユーザID(135)の各情報を含み、所定の条件を満たす態様での技術資料の閲覧の実績ごとに、レコードに区分されている。
閲覧日131、資料ID(132)及び有益度(134)の内容は、第1実施形態の図5において説明した通りである。
また、情報提供装置2は、閲覧実績データに、端末30から取得したユーザID(135)を含めることにより、閲覧実績データと技術資料の閲覧を行ったユーザとを対応付ける。端末30から取得したユーザID(135)は、端末30に出力した技術資料の情報を抽出する情報抽出−出力処理において用いられたデータである。
例えば、情報提供装置2は、技術資料の情報を抽出する前に、技術資料の情報を要求するユーザのユーザID(135)を端末30から取得し、そのユーザID(135)に基づくセッション管理処理により、閲覧実績の情報の送信元である端末30のユーザを特定する。なお、ユーザID(135)は、端末30に対するユーザの操作によって入力される。
本実施形態においても、閲覧履歴情報データベース130は、情報提供装置2によって第3記憶装置13に記録される。即ち、情報提供装置2におけるCPU(1a)が、閲覧履歴記録モジュール14a(プログラムモジュール)を実行することにより、第3記憶装置13に閲覧実績データを記録する処理が実行される。
例えば、情報提供装置2は、技術資料の情報の出力先である端末30から端末30に対するユーザの操作内容の情報を取得し、その操作内容の情報に基づいて、閲覧実績データを第3記憶装置13に順次追加記録する。これにより、閲覧実績データを記録する手間が省略される。
また、情報提供装置2は、技術資料の情報とともに対応する資料ID(132)を端末30へ出力し、端末30においてその技術資料の閲覧操作が行われた際に、他の閲覧実績の情報とともに資料ID(132)を端末30から受信する。
情報提供装置2は、技術資料の情報を抽出する前に、端末30を操作するユーザを特定するユーザID(135)を端末30から取得する。そして、情報提供装置2は、そのユーザID(135)を用いて端末30とのセッション管理を行いつつ、技術情報データベース110から抽出した技術資料の情報を端末30へ出力する。
また、情報提供装置2は、端末30においてその技術資料の閲覧操作が行われた際に、他の閲覧実績の情報を端末30から受信する。そして、情報提供装置2は、そのようにして受信した閲覧実績の情報と、セッション管理に用いているユーザID(135)とを含む閲覧実績データを、第3記憶装置13に順次追加記録する。
<情報抽出−出力処理>
以下、情報提供装置2が実行する情報抽出−出力処理について説明する。なお、情報提供装置2においても、情報抽出−出力処理は、情報提供装置2が備えるCPU(1a)が、予めメモリに記憶されたプログラムモジュール11a,12a,13aを実行することによって実現される。この点は、情報提供装置1と同様である。
情報抽出−出力処理において、情報提供装置2は、第4記憶装置14から、閲覧実績データに対応する第1のユーザ経歴データと、目的の設備を指定したユーザに対応する第2のユーザ経歴データとを取得する。
より具体的には、情報提供装置2は、第1のユーザ経歴データの取得のために、まず、閲覧履歴情報データベース130に含まれる複数の閲覧実績データの中から全ての又は一部のユーザID(135)を抽出する。なお、一部のユーザID(135)を抽出する場合の抽出条件は、前述した設備ID(133)の抽出条件と同じである。
さらに、情報提供装置2は、ユーザ情報データベース140に含まれる複数のユーザ経歴データの中から、ユーザID(141)が閲覧履歴情報データベース130から抽出したユーザID(135)と一致するものを第1のユーザ経歴データとして取得する。
また、情報提供装置2は、ユーザ情報データベース140に含まれる複数のユーザ経歴データの中から、ユーザID(141)が端末30を操作するユーザのユーザIDと一致するものを第2のユーザ経歴データとして取得する。
そして、情報提供装置2は、第1のユーザ経歴データを含む比較データと、第2のユーザ経歴データを含む対象データとの関連度(相関の高さ)を計算する相関計算処理を実行する。
図13は、情報提供装置2が相関計算処理に用いる正規化前のデータの一例を示す図である。図13に示される例では、正規化前の第1のユーザ経歴データ231と、第1のユーザ履歴データ231各々に対応する配点211と、正規化前の第2のユーザ経歴データ232とが、行列の要素として配列されている。
図13において、第1のユーザ経歴データ231及び第2のユーザ経歴データ232各々における各列の属性230は、ユーザ経歴データにおける担当の機種142、担当台数143及び経験年数144の各情報に対応して設定されている。
また、担当台数143及び経験年数144は数値情報であるため、それらに対応する列においては、担当台数143及び経験年数144の値に等しい評価値がそのまま行列の要素として設定されている。また、ユーザ経歴データにおける機種142は数値情報ではないため、設備データ属性が機種142である列の要素は、その列の属性230に該当する場合に評価値"1"が設定され、その列の属性230に該当しない場合に評価値"0"が設定されている。
なお、担当台数143及び経験年数144の組合せが、ユーザ経歴データにおける機種142ごとに設定されることも考えられる。
また、比較データ(第1のユーザ履歴データ231)及びこれに対応する配点211の組合せ201は、設備の機種とその機種の設備に対する作業を行ったユーザとの組合せごと、即ち、設備の機種に対する延べの作業者ごとに設定されることが考えられる。その他、上記組合せ201は、閲覧実績データごとに(技術情報の閲覧実績ごとに)設定されることも考えられる。
また、上記組合せ201は、予め定められた集約条件に基づいて閲覧実績データを集約した結果ごとに設定されることも考えられる。その集約条件は、例えば、ユーザID(135)が同一の閲覧実績データごとに集約するという条件などが考えられる。また、閲覧実績データが、技術資料の閲覧の際に作業の対象となった設備の設備IDを含む場合には、集約条件は、設備IDが同一の閲覧実績データごとに集約するという条件、又は設備ID及びユーザID(135)の組合せが同一の閲覧実績データごとに集約するという条件なども考えられる。集約の方法は、例えば、各データの評価値の最大値、合計値又は平均値などの計算結果を、集約後の評価値とする方法が考えられる。
図14は、相関計算処理に用いられる正規化後のデータの一例であり、図13に示されるデータに対応している。図14に示される例では、正規化後の評価値は、"0"〜"5"のレンジで正規化されている。
そして、情報提供装置2は、相関計算処理において、正規化後の比較データ(第1のユーザ経歴データ231)各々と、正規化後の対象データ(第2のユーザ経歴データ232)との関連度(相関の高さ)を計算する。なお、情報提供装置2は、情報提供装置1と同様に関連度の計算を行う。
協調フィルタリング手法を図14に示される行列に適用することにより、対象データ"DATA0"と、比較データ"DATA1"、"DATA2"、及び"DATA3"各々との相関度(相関係数)は、それぞれ-0.28、0.96及び-0.46という結果が得られた。
さらに、情報提供装置2は、算出した関連度に基づいて、閲覧実績データに対応づけられている技術資料データの中から、優先的に端末30へ出力する技術資料データを特定し、その技術資料データを技術情報データベース110から抽出する。
最後に、情報提供装置2は、情報提供装置1と同様に、技術資料データごとの得点212に従った優先順位で、技術情報データベース11から技術資料データを抽出し、抽出した技術資料データを端末30へ出力する。
以上に示した情報提供装置2は、関連度の計算に用いる比較データ及び対象データの各々に、設備に際するユーザの習熟度の指標となるユーザ経歴データ231,232を含める。そのため、技術資料の提供を受けるユーザと比較して、設備に関する経歴が類似する他のユーザが存在する場合に、そのユーザにとって有益であった技術資料が、複数の技術資料の中から抽出される。その結果、情報提供装置2は、ユーザの経歴(特性)にマッチした技術資料を効率的にユーザへ提供することができる。
<<第3実施形態>>
次に、図15に示されるブロック図を参照しつつ、本発明の第3実施形態に係る情報提供装置3を含む情報提供システム103について説明する。この情報提供システム103は、図1に示された情報提供システム101と比較して、一部の構成要素が追加された構成を有している。図15において、図1に示される構成要素と同じ構成要素は、同じ参照符号が付されている。以下、情報提供システム103における情報提供システム101と異なる点についてのみ説明する。
情報提供システム103は、情報提供システム101に対し、ユーザ情報データベース140を記憶する第4記憶装置14が追加された構成を備えている。そして、情報提供システム103における情報提供装置3は、第4記憶装置14が記憶するデータにアクセスするためのメモリドライブインターフェース1fを備えている。
ユーザ情報データベース140は、端末30を操作するユーザ各々の経歴に関する複数のユーザ経歴データのデータベースである。なお、ユーザの経歴は、ユーザの特性の一例である。
ユーザ情報データベース140も、他のデータベース110,120,130と同様に、情報提供装置2による情報抽出−出力処理が行われる前に予め第4記憶装置14に記録されている。なお、ユーザ情報データベース140は、他のデータベース110,120,130のいずれかとともに同じ記憶装置に記憶されてもよい。
情報提供装置3が参照するユーザ情報データベース140は、第2実施形態におけるユーザ情報データベース140(図11参照)と同じデータベースであるので、ここではその説明を省略する。
<閲覧履歴情報データベース>
図16は、情報提供装置3がアクセスする閲覧履歴情報データベース130のデータ構成の一例を示す。情報提供装置3がアクセスする閲覧履歴情報データベース130は、複数の閲覧実績データを含み、図16に示される例では、各閲覧実績データが1つのレコードデータとして設定されている。各閲覧実績データは、閲覧日131、資料ID(132)、設備ID(133)、有益度134及びユーザID(135)の各情報を含み、所定の条件を満たす態様での技術資料の閲覧の実績ごとに、レコードに区分されている。
閲覧日131、資料ID(132)、設備ID(133)及び有益度(134)の内容は、第1実施形態の図5及び第2実施形態の図12において説明した通りである。
また、情報提供装置3は、情報提供装置1と同様に閲覧実績データの記録処理を実行する。閲覧実績データの記録処理において、情報提供装置3は、閲覧実績データにユーザID(135)を含めることにより、閲覧実績データと、技術資料の閲覧を行ったユーザのユーザ経歴データとを対応付ける。これにより、閲覧実績データをユーザ経歴データと対応づけて記録する手間が省略される。
<情報抽出−出力処理>
以下、情報提供装置3が実行する情報抽出−出力処理について説明する。なお、情報提供装置3においても、情報抽出−出力処理は、情報提供装置3が備えるCPU(1a)が、予めメモリに記憶されたプログラムモジュール11a,12a,13aを実行することによって実現される。また、情報抽出−出力処理において、情報提供装置3は、メモリドライブインターフェース1b,1c,1d,1fを通じて各記憶装置11,12,13,14のデータにアクセスすることにより、各データベース110,120,130,140に含まれるデータの読み出し処理及び書き込み処理を行う。これらの点は、情報提供装置1及び情報提供装置2と同様である。
情報提供装置3は、情報提供装置1と同様にして第1の設備データ221及び第2の設備データ222を取得するとともに、第4記憶装置14から、閲覧実績データに対応する第1のユーザ経歴データと、目的の設備を指定したユーザに対応する第2のユーザ経歴データとを取得する。
より具体的には、情報提供装置3は、第1のユーザ経歴データの取得のために、まず、閲覧履歴情報データベース130に含まれる複数の閲覧実績データの中から全ての又は一部のユーザID(135)を抽出する。なお、一部のユーザID(135)を抽出する場合の抽出条件は、前述した設備ID(133)の抽出条件と同じである。
さらに、情報提供装置3は、ユーザ情報データベース140に含まれる複数のユーザ経歴データの中から、ユーザID(141)が閲覧履歴情報データベース130から抽出したユーザID(135)と一致するものを第1のユーザ経歴データとして取得する。
また、情報提供装置3は、ユーザ情報データベース140に含まれる複数のユーザ経歴データの中から、ユーザID(141)が端末30を操作するユーザのユーザIDと一致するものを第2のユーザ経歴データとして取得する。
そして、情報提供装置3は、第1の設備データ及び第1のユーザ経歴データを含む比較データと、第2の設備データ及び第2のユーザ経歴データを含む対象データとの関連度(相関の高さ)を計算する相関計算処理を実行する。
図17は、情報提供装置3が相関計算処理に用いる正規化前のデータの一例を示す図である。図17に示される例では、第1の設備データ221に対応する正規化前の第1のユーザ経歴データ231と、正規化前の第1の設備データ221と、第1の設備データ221各々に対応する配点211と、第2の設備データ222に対応する正規化前の第2のユーザ経歴データ232と、正規化前の第2の設備データ222とが、行列の要素として配列されている。各データの内容は、図7及び図13に示されるデータの内容と同様である。なお、紙面の都合上、図17において、1つの行列が上下2段に分けて記載されている。
また、比較データ(第1の設備データ221及び第1のユーザ経歴データ231)及びこれに対応する配点211の組合せ201は、設備の機種とその機種の設備に対する作業を行ったユーザとの組合せごと、即ち、設備の機種に対する延べの作業者ごとに設定されることが考えられる。その他、上記組合せ201は、閲覧実績データごとに(技術情報の閲覧実績ごとに)設定されることも考えられる。
また、上記組合せ201は、予め定められた集約条件に基づいて閲覧実績データを集約した結果ごとに設定されることも考えられる。その集約条件は、例えば、設備ID(133)が同一の閲覧実績データごとに集約するという条件、ユーザID(135)が同一の閲覧実績データごとに集約するという条件、又は設備ID(133)及びユーザID(135)の組合せが同一の閲覧実績データごとに集約するという条件などが考えられる。集約の方法は、例えば、各データの評価値の最大値、合計値又は平均値などの計算結果を、集約後の評価値とする方法が考えられる。
図18は、情報提供装置3が相関計算処理に用いる正規化後のデータの一例を示す図であり、図17に示されるデータに対応している。図18に示される例では、正規化後の評価値は、"0"〜"5"のレンジで正規化されている。
図18に示される例では、正規化後の第1の設備データ2211と、第1の設備データ2211に対応する正規化後の第1のユーザ経歴データ231と、第1の設備データ2211各々に対応する配点211と、正規化後の第2の設備データ2221と、第2の設備データ2221に対応する正規化後の第2のユーザ経歴データ232とが、行列の要素として配列されている。なお、紙面の都合上、図18において、1つの行列が上下2段に分けて記載されている。
図18において、第1のユーザ経歴データ2311及び第2のユーザ経歴データ2321各々における各列の属性230は、ユーザ経歴データにおける担当の機種142、担当台数143及び経験年数144の各情報に対応して設定されている。また、第1の設備データ2211及び第2の設備データ2221各々における各列の属性220は、設備データにおける設置場所123及び稼働頻度124の各情報に対応して設定されている。ここで、設備データの属性220における機種122のデータは、ユーザ経歴データの属性230における機種のデータ(行列の要素)と内容が重複する。そのため、図18の例では、正規化の際、正規化前の設備データの属性220における機種のデータ(行列要素)は、ユーザ経歴データの属性230のデータにまとめられている。
また、担当台数143及び経験年数144は数値情報であるため、それらに対応する列においては、担当台数143及び経験年数144の値が正規化された評価値が行列の要素として設定されている。また、設備の機種及び設置場所の情報は数値情報ではないため、それらの情報に対応する行列の要素は、対応する属性220,230に該当する場合に評価値"1"が設定され、該当しない場合に評価値"0"が設定されている。
なお、担当台数143及び経験年数144の組合せが、ユーザ経歴データにおける機種142ごとに設定されることも考えられる。
そして、情報提供装置3は、相関計算処理において、正規化後の比較データ(第1の設備データ2211及び第1のユーザ経歴データ2311)各々と、正規化後の対象データ(第2の設備データ2221及び第2のユーザ経歴データ2321)との関連度(相関の高さ)を計算する。なお、情報提供装置3は、情報提供装置1と同様に関連度の計算を行う。
協調フィルタリング手法を図18に示される行列に適用することにより、対象データ"DATA0"と、比較データ"DATA1"、"DATA2"、及び"DATA3"各々との相関度(相関係数)は、それぞれ-0.335、0.232及び0.228という結果が得られた。
さらに、情報提供装置3は、算出した関連度に基づいて、閲覧実績データに対応づけられている技術資料データの中から、優先的に端末30へ出力する技術資料データを特定し、その技術資料データを技術情報データベース110から抽出する。
最後に、情報提供装置3は、情報提供装置1と同様に、技術資料データごとの得点212に従った優先順位で、技術情報データベース11から技術資料データを抽出し、抽出した技術資料データを端末30へ出力する。
以上に示した情報提供装置3も、情報提供装置1と同様の効果を発揮する。さらに、情報提供装置3は、関連度の計算に用いる比較データ及び対象データの各々に、設備に際するユーザの習熟度の指標となるユーザ経歴データ231,232を含める。そのため、技術資料の提供を受けるユーザと比較して、設備に関する経歴が類似する他のユーザが存在する場合に、そのユーザにとって有益であった技術資料が、複数の技術資料の中から抽出される。その結果、情報提供装置2は、ユーザの経歴(特性)にマッチした技術資料を効率的にユーザへ提供することができる。
<<第1実施形態及び第3実施形態の第1応用例>>
次に、図19を参照しつつ、情報提供装置1,3の第1応用例について説明する。図19は、情報提供装置1,3に適用可能な設備情報データベースのデータ構成の一例を示す。以下、便宜上、図4に示されるデータベースを第1設備情報データベース120、図19に示されるデータベースを第2設備データベース1201と称する。
当該応用例では、第1設備情報データベース120及び第2設備情報データベース1201の両方が、設備情報データベースとして用いられる。なお、第1設備情報データベース120及び第2設備情報データベース1201は、それら両方の内容を含む1つのデータベースに集約されてもよい。
第2設備情報データベース1201は、複数の異常発生実績データを含み、図19に示される例では、各異常発生実績データが1つのレコードデータとして設定されている。各異常発生実績データは、異常ID(125)、設備ID(126)、異常日時(127)、異常部位128及び異常原因129などの情報を含み、発生した異常ごとにレコードに区分されている。なお、ここでいう異常は、設備を構成する機器の故障、及びセンサによる設備の状態の検出値の異常又は異常の兆候などを含み得る。
異常ID(125)は、発生した個々の異常を識別する情報である。設備ID(126)は、異常が生じた設備を特定する情報であり、第1設備情報データベース120における設備ID(121)に対応する。異常発生実績データは、この異常ID(125)を含むことにより、第1設備情報データベース120における各設備データに対応づけられている。
また、異常日時(127)、異常部位128及び異常原因129は、それぞれ異常が発生した日時の情報、異常が生じた設備の部位の種類を特定する情報、及び発生した異常の原因の種類を特定する情報である。
当該応用例において、情報提供装置1又は情報提供装置3は、第1設備データ及び第2設備データの一部として、各設備に対応する異常発生実績データを含む比較データ及び対象データを用いて、前述した相関計算処理を実行する。
目的の設備が、他の設備との間で異常発生の実績が類似している場合、他の設備において発生した異常に対応するために閲覧された技術資料は、目的の設備に対する作業においても有益である可能性が高い。
当該応用例においては、目的の設備と比較して、異常発生の実績が類似する他の設備に対する作業の際に有益であった技術資料が、複数の技術資料の中から抽出される。その結果、当該応用例における情報処理装置1及び情報提供装置3は、類似する他の設備の異常発生の実績に則した技術資料を効率的にユーザへ提供することができる。
<<第1実施形態及び第3実施形態の第2応用例>>
次に、図20を参照しつつ、情報提供装置1,3の第2応用例について説明する。この応用例は、情報提供装置1又は情報提供装置3が、ユーザによる端末30の操作に従って、設備情報データベース120における設備データを第2記憶装置12に記録する設備データ記録機能を備える例である。
図20は、情報提供装置1,3が実行する設備データ入力処理によって端末30のディスプレイに表示される設備データ入力用の情報入力画面の一例である。端末30は、その操作入力部を通じて、設備データの入力を要求する操作を検知した場合に、情報提供装置1,3に対して設備データ入力処理の実行を要求するコマンドを送信する。情報提供装置1,3は、そのコマンドを受信した場合に、端末30に対し、図20に示すような情報入力画面のデータを送信する。情報入力画面のデータは、例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)データ又はJavaScript(Javaは、サン・マイクロシステムズ・インコーポレーテッドの登録商標)データなどである。
設備データ入力用の情報入力画面は、図4に示した設備データにおける設備ID(121)、機種122、設置場所123及び稼働頻度124の各データを入力するための入力枠、即ち、設備ID入力枠81、機種入力枠82、設置場所入力枠83及び稼働頻度入力枠84を含んでいる。さらに、設備データ入力用の情報入力画面は、各入力枠に入力されたデータを情報提供装置1,3へ送信する処理を起動するイベントを発生させる「OK」ボタン85及びデータ入力の中止イベントを発生させる「キャンセル」ボタン86も含んでいる。
設備データが各入力枠81〜84に入力された後、「OK」ボタン85が操作されると、端末30は、各入力枠に入力された設備データを情報提供装置1,3へ送信する。そして、情報提供装置1,3は、通信インターフェース1eを通じて端末30から設備データを取得し、その設備データを第2記憶装置12に記録する。情報提供装置1,3が、このような設備データ記録機能を備える例も考えられる。
<<第1実施形態及び第2実施形態の第3応用例>>
次に、図21を参照しつつ、情報提供装置1,2の第3応用例について説明する。この応用例は、情報提供装置1又は情報提供装置2が、ユーザによる端末30の操作に従って、ユーザ情報データベース140におけるユーザ経歴データを第4記憶装置14に記録するユーザ情報記録機能を備える例である。
図21は、情報提供装置1,2が実行するユーザ情報入力処理によって端末30のディスプレイに表示されるユーザ経歴データ入力用の情報入力画面の一例である。端末30は、その操作入力部を通じて、ユーザ経歴データの入力を要求する操作を検知した場合に、情報提供装置1,2に対してユーザ経歴データ入力処理の実行を要求するコマンドを送信する。情報提供装置1,2は、そのコマンドを受信した場合に、端末30に対し、図21に示すような情報入力画面のデータを送信する。
ユーザ経歴データ入力用の情報入力画面は、図11に示したユーザ経歴データにおけるユーザID(141)、担当経験のある機種142、担当台数143及び経験年数144の各データを入力するための入力枠、即ち、ユーザID入力枠91、機種入力枠92、担当台数入力枠94及び経験年数入力枠95を含んでいる。機種入力枠92は、予め設定された複数の機種の候補の中からの選択によって機種142の入力を可能とする選択メニューである。
また、ユーザ経歴データ入力用の情報入力画面は、選択メニューに設定されていない新たな機種の候補を追加するための「機種追加」ボタン93も含んでいる。端末30は、「機種追加」ボタン93に対する操作を検知すると、操作入力部を通じて新たな機種の候補が入力される不図示の入力枠を表示し、その入力枠に入力されたデータを、ユーザが担当した経験のある機種142の情報として設定する。
さらに、ユーザ経歴データ入力用の情報入力画面は、各入力枠に入力されたデータを情報提供装置1,2へ送信する処理を起動するイベントを発生させる「OK」ボタン96及びデータ入力の中止イベントを発生させる「キャンセル」ボタン97も含んでいる。
ユーザ経歴データが各入力枠91、92〜95に入力された後、「OK」ボタン96が操作されると、端末30は、各入力枠に入力されたユーザ経歴データを情報提供装置1,2へ送信する。そして、情報提供装置1,2は、通信インターフェース1eを通じて端末30からユーザ経歴データを取得し、そのユーザ経歴データを第4記憶装置14に記録する。情報提供装置1,2が、このようなユーザ経歴データ記録機能を備える例も考えられる。
以上に示した各実施形態及びその応用例においては、情報提供装置1〜3が、各データベースを記憶する記憶装置を備える例が示されたが、その他の例も考えられる。例えば、各データベースの一部又は全部が、情報提供装置1〜3と通信可能な外部の計算機に接続されたハードディスクドライブなどの記憶装置に記憶されることも考えられる。この場合、情報提供装置1〜3は、インターネットなどの通信媒体を介して外部の計算機との通信を行う通信インターフェースを備える。また、情報提供装置1〜3は、その通信インターフェースを通じて、外部の計算機に接続された記憶装置内のデータベースにアクセス可能に構成される。即ち、この場合の通信インターフェースは、外部の計算機に接続された記憶装置内のデータにアクセスする手段である。
また、以上に示した各実施形態及びその応用例は、1台又は複数台のコンピュータにより構成される情報提供装置1〜3を示している。しかしながら、本発明は、情報提供装置1〜3が実行するプログラムとして実現されることも考えられる。
また、以上に示した各実施形態においては、情報提供装置1〜3と端末30とが個別に設けられているが、情報提供装置1〜3各々が端末30を兼ねる構成、即ち、情報提供装置1〜3各々と端末30とが一体となった構成も考えられる。
1,2,3 情報提供装置、11 第1記憶装置、12 第2記憶装置、13 第3記憶装置、14 第4記憶装置、30 端末、40 ネットワーク、110 技術情報データベース(作業支援情報)、120 設備情報データベース(設備情報)、130 閲覧履歴情報データベース(閲覧実績情報)、140 ユーザ情報データベース(習熟度情報)、1201 設備情報データベース(異常発生実績の情報)。

Claims (12)

  1. 設備に対する作業に関する複数の作業支援情報を記憶する第1記憶部の情報にアクセスする第1アクセス部と、
    前記第1アクセス部を通じて得られる前記作業支援情報を利用者の端末へ出力する情報出力部と、を備える情報提供装置であって、
    複数の前記設備各々の状況を表す複数の設備情報を記憶する第2記憶部の情報にアクセスする第2アクセス部と、
    前記端末における前記作業支援情報の閲覧の実績を表す閲覧実績情報が、閲覧された前記作業支援情報と該作業支援情報の閲覧のために指定された前記設備の前記設備情報との各々に対応付けられて記憶された第3記憶部の情報にアクセスする第3アクセス部と、
    複数の前記設備の中の目的の設備を指定する情報が入力された場合に、前記第2アクセス部及び前記第3アクセス部を通じて、前記閲覧実績情報に対応する第1の前記設備情報と前記目的の設備に対応する第2の前記設備情報とを取得し、第1の前記設備情報を含む比較情報と第2の前記設備情報を含む対象情報との関連度を計算する関連度計算部と、
    前記関連度に基づいて、前記閲覧実績情報に対応する前記作業支援情報の中から前記情報出力部による出力対象として優先する前記作業支援情報を抽出する情報抽出部と、を備えることを特徴とする情報提供装置。
  2. 前記設備情報が少なくとも前記設備の稼働実績の情報及び前記設備の異常発生実績の情報の一方又は両方を含む請求項1に記載の情報提供装置。
  3. 前記利用者各々の特性に関する利用者情報を記憶する第4記憶部の情報にアクセスする第4アクセス部をさらに備え、
    前記閲覧実績情報は、前記作業支援情報を閲覧した前記利用者の前記利用者情報にも対応付けられており、
    前記関連度計算部は、前記第4アクセス部を通じて、前記閲覧実績情報に対応する第1の前記利用者情報と前記目的の設備を指定した前記利用者に対応する第2の前記利用者情報とを取得し、第1の前記設備情報及び第1の前記利用者情報を含む前記比較情報と第2の前記設備情報及び第2の前記利用者情報を含む前記対象情報との関連度を計算する請求項1又は請求項2に記載の情報提供装置。
  4. 前記利用者情報が、前記利用者各々における前記設備各々に対する習熟度の指標を表す習熟度情報を含む請求項3に記載の情報提供装置。
  5. 前記作業支援情報の出力先である前記端末から前記端末に対する前記利用者の操作内容の情報を取得し、該操作内容の情報に基づいて、前記閲覧実績情報を、前記端末に出力した前記作業支援情報と該作業支援情報の抽出に用いた前記目的の設備に対応する前記設備情報とに対応付けて前記第3記憶部に記録する閲覧履歴記録部をさらに備える請求項1又は請求項2に記載の情報提供装置。
  6. 前記作業支援情報の出力先である前記端末から前記端末に対する前記利用者の操作内容の情報を取得し、該操作内容の情報に基づいて、前記閲覧実績情報を、前記端末に出力した前記作業支援情報と該作業支援情報の抽出に用いた前記目的の設備に対応する前記設備情報と前記利用者の前記利用者情報とに対応付けて前記第3記憶部に記録する閲覧履歴記録部をさらに備える請求項3又は請求項4に記載の情報提供装置。
  7. 設備に対する作業に関する複数の作業支援情報を記憶する第1記憶部の情報にアクセスする第1アクセス部と、
    前記第1アクセス部を通じて得られる前記作業支援情報を利用者の端末へ出力する情報出力部と、を備える情報提供装置であって、
    前記利用者各々における前記設備各々に対する習熟度の指標を表す習熟度情報を含む利用者情報を記憶する第4記憶部の情報にアクセスする第4アクセス部と、
    前記端末における前記作業支援情報の閲覧の実績を表す閲覧実績情報が、閲覧された前記作業支援情報と該作業支援情報を閲覧した前記利用者に対応する前記利用者情報との各々に対応付けられて記憶された第5記憶部の情報にアクセスする第5アクセス部と、
    前記利用者情報を特定する利用者識別情報が入力された場合に、前記第4アクセス部及び前記第5アクセス部を通じて、前記閲覧実績情報に対応する第1の前記利用者情報と入力された前記利用者識別情報に対応する第2の前記利用者情報とを取得し、第1の前記利用者情報を含む比較情報と第2の前記利用者情報を含む対象情報との関連度を計算する関連度計算部と、
    前記関連度に基づいて、前記閲覧実績情報に対応する前記作業支援情報の中から前記情報出力部による出力対象として優先する前記作業支援情報を抽出する情報抽出部と、を備えることを特徴とする情報提供装置。
  8. 前記作業支援情報の出力先である前記端末から前記端末に対する前記利用者の操作内容の情報を取得し、該操作内容の情報に基づいて、前記閲覧実績情報を、前記端末に出力した前記作業支援情報と該作業支援情報の抽出に用いた前記利用者識別情報に対応する前記利用者情報とに対応付けて前記第5記憶部に記録する閲覧履歴記録部をさらに備える請求項7に記載の情報提供装置。
  9. 前記閲覧履歴情報は、閲覧された前記作業支援情報の前記利用者に対する有益度の指標を表す有益度情報を含み、
    前記情報抽出部は、前記関連度と前記有益度情報とに基づいて優先する前記作業支援情報を抽出する請求項1から請求項8のいずれかに記載の情報提供装置。
  10. 前記関連度計算部は、協調フィルタリング手法に基づいて前記比較情報と前記対象情報との類似度を計算することにより前記関連度を計算する請求項1から請求項9のいずれかに記載の情報提供装置。
  11. 設備に対する作業に関する複数の作業支援情報を記憶する第1記憶部の情報にアクセスする第1アクセス部と、
    前記第1アクセス部を通じて得られる前記作業支援情報を利用者の端末へ出力する情報出力部と、
    複数の前記設備各々の状況を表す複数の設備情報を記憶する第2記憶部の情報にアクセスする第2アクセス部と、
    前記端末における前記作業支援情報の閲覧の実績を表す閲覧実績情報が、閲覧された前記作業支援情報と該作業支援情報の閲覧のために指定された前記設備の前記設備情報との各々に対応付けられて記憶された第3記憶部の情報にアクセスする第3アクセス部と、を備えるコンピュータに実行させるための情報提供プログラムであって、
    複数の前記設備の中の目的の設備を指定する情報が入力された場合に、前記第2アクセス部及び前記第3アクセス部を通じて、前記閲覧実績情報に対応する第1の前記設備情報と前記目的の設備に対応する第2の前記設備情報とを取得し、第1の前記設備情報を含む比較情報と第2の前記設備情報を含む対象情報との関連度を計算する関連度計算処理と、
    前記関連度に基づいて、前記閲覧実績情報に対応する前記作業支援情報の中から前記情報出力部による出力対象として優先する前記作業支援情報を抽出する情報抽出処理と、を前記コンピュータに実行させるための情報提供プログラム。
  12. 設備に対する作業に関する複数の作業支援情報を記憶する第1記憶部の情報にアクセスする第1アクセス部と、
    前記第1アクセス部を通じて得られる前記作業支援情報を利用者の端末へ出力する情報出力部と、
    前記利用者各々における前記設備各々に対する習熟度の指標を表す習熟度情報を含む利用者情報を記憶する第4記憶部の情報にアクセスする第4アクセス部と、
    前記端末における前記作業支援情報の閲覧の実績を表す閲覧実績情報が、閲覧された前記作業支援情報と該作業支援情報を閲覧した前記利用者に対応する前記利用者情報との各々に対応付けられて記憶された第5記憶部の情報にアクセスする第5アクセス部と、を備えるコンピュータに実行させるための情報提供プログラムであって、
    前記利用者情報を特定する利用者識別情報が入力された場合に、前記第4アクセス部及び前記第5アクセス部を通じて、前記閲覧実績情報に対応する第1の前記利用者情報と入力された前記利用者識別情報に対応する第2の前記利用者情報とを取得し、第1の前記利用者情報を含む比較情報と第2の前記利用者情報を含む対象情報との関連度を計算する関連度計算処理と、
    前記関連度に基づいて、前記閲覧実績情報に対応する前記作業支援情報の中から前記情報出力部による出力対象として優先する前記作業支援情報を抽出する情報抽出処理と、を前記コンピュータに実行させるための情報提供プログラム。
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