JP2018095050A - 車線変更支援装置 - Google Patents

車線変更支援装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018095050A
JP2018095050A JP2016240647A JP2016240647A JP2018095050A JP 2018095050 A JP2018095050 A JP 2018095050A JP 2016240647 A JP2016240647 A JP 2016240647A JP 2016240647 A JP2016240647 A JP 2016240647A JP 2018095050 A JP2018095050 A JP 2018095050A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
lane change
sensing range
lane
preceding vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016240647A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6805785B2 (ja
Inventor
秀 平野
Shu Hirano
秀 平野
佐藤 浩二
Koji Sato
浩二 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2016240647A priority Critical patent/JP6805785B2/ja
Publication of JP2018095050A publication Critical patent/JP2018095050A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6805785B2 publication Critical patent/JP6805785B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

【課題】従来のように車線変更制御を行う車両自身による支援とは異なるアプローチによって当該車線変更制御の支援を行えるようにした車線変更支援装置を提供する。【解決手段】先行車両から斜め後方に向けられた障害物センサのセンシング範囲を想定する、センシング範囲想定手段と、前記想定されたセンシング範囲を自車両が遮蔽しないように又は遮蔽してしまう遮蔽領域が狭くなるように、前記自車両の前記先行車両に対する相対位置の調整を行う又は前記調整を案内する自車両位置調整手段とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、車線変更制御を支援する、車線変更支援装置に関する。
車両の操舵制御及び加減速制御を自動的に実行することで、運転者の操作によらない車両の車線変更制御を実現するものが知られている。車線変更制御では、例えば車両に搭載された車載カメラや各種レーダ等によって隣車線を走行する他車両が認識され、他車両を回避するように車線変更が実現される。
しかしながら、隣車線を走行する他車両を認識するためのカメラや各種レーダの認識領域は、自車両と同じ車線において後方を走行する後続車両によって遮蔽され、狭くなってしまうことがある。
そこで、特許文献1には、このような場合に、自動的な車線変更制御を支援する車線変更支援装置が開示されている。この特許文献1の車線変更支援装置では、認識領域が後続車両によって遮蔽されるような状況に陥った場合には、自車両の移動制御を実行することで、後続車両との相対的な位置関係を、認識領域が後続車両によって遮蔽されないように変化させるようにしている。
特開2014−180986号公報
しかしながら、特許文献1に開示された装置では、車線変更しようとする自車両自体がその認識領域を遮蔽されないようにしているが、これに限らず、異なるアプローチにより、認識領域が遮蔽されてしまわないように車線変更制御を支援する技術が要望されている。
本発明は、上記のような要望に応えて創案されたもので、従来のように車線変更制御を行う車両自身による支援とは異なるアプローチによって当該車線変更制御の支援を行えるようにした、車線変更支援装置を提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するために、本発明の車線変更支援装置は、先行車両から斜め後方に向けられた障害物センサのセンシング範囲を想定する、センシング範囲想定手段と、前記想定されたセンシング範囲を自車両が遮蔽しないように又は遮蔽してしまう遮蔽領域が狭くなるように、前記自車両の前記先行車両に対する相対位置の調整を行う又は前記調整を案内する自車両位置調整手段とを備えたことを特徴としている。
(2)前記先行車両の車線変更開始を検出する車線変更検出手段をさらに備え、前記自車両位置調整手段は、前記車線変更検出手段により前記先行車両の車線変更開始が検出された場合に、前記調整を行う又は前記調整を案内することが好ましい。
(3)走行中の道路の曲率を取得する曲率取得手段をさらに備え、前記センシング範囲想定手段は、前記曲率取得手段により取得された前記曲率に基づいて、前記自車両の走行方向に対する前記先行車両の走行方向の傾斜角度を求め、前記傾斜角度を、前記センシング範囲の想定に反映させることが好ましい。
(4)前記自車両位置調整手段としてレーンキープアシスト制御手段を備え、前記レーンキープアシスト制御手段は、前記自車両が車線の中央部に設定された設定ラインを走行するようにステアリング操作を案内するレーンキープアシストを行うと共に、前記設定ラインを、前記車線の中心線をデフォルトとして走行履歴に基づいて順次更新し、前記想定されたセンシング範囲を前記自車両が遮蔽している間は、前記設定ラインを前記中心線に戻すのが好ましい。
本発明によれば、センシング範囲想定手段により想定された先行車両のセンシング範囲の中に自車両が入り込んでいる場合には、自車両位置調整手段の制御により、センシング範囲を自車両が遮蔽しないように又は遮蔽してしまう遮蔽領域が狭くなるように、先行車両に対する自車両の相対位置の調整又は当該調整の案内が行われる。このため、先行車両による隣車線を走行する後続車の検出を、自車両が妨げることを抑制することができ、ひいては、隣車線の後続車の検出を前提とする先行車両の車線変更制御を支援することができる。
したがって、従来のように車線変更制御を行う車両自体による支援とは異なるアプローチによって当該車線変更制御の支援を行うことができる。
本発明の第1実施形態の車線変更支援装置の構成を示すブロック図である。 (a),(b)は本発明の第1実施形態の車線変更支援装置の機能を説明するための模式的な平面図である。 本発明の第1実施形態の車線変更支援装置による制御フローの一例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態の車線変更支援装置の構成を示すブロック図である。 (a),(b)は本発明の第2実施形態の車線変更支援装置の機能を説明するための模式的な平面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。以下の実施形態の構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
[1.第1実施形態]
本発明の一実施形態について、図1〜図3を用いて説明する。以下の説明では、車両の進行方向を前方とし、前方を基準に左右を定める。
以下の説明では、自車両50Aの前方を走行する先行車両50Bが、斜め後方に向けられたセンシング装置を有している例を説明するが、自車両50Aは、先行車両50Bが実際にセンシング装置を有しているか否かに拘わらず、先行車両50Bがセンシング装置を有しているものとして制御を行う。
また、以下の説明では、直線路の走行中において、同一車線を走行する先行車両50Bの車線変更制御を支援する例を説明するが、カーブの走行中において、隣車線を走行する先行車両50Bの車線変更制御を支援することもできる。
[1−1.構成]
本実施形態の車線変更支援装置(以下「支援装置」ともいう)100は、図1に示すように、車載カメラ1と、自車両位置検出器2と、地図情報記憶装置3と、ECU10の機能要素11〜13とを備えて構成される。機能要素11〜13は、具体的には、センシング範囲想定部11,車線変更検出部12及び自車両位置調整部13である。ECU10は、通常のコンピュータであり、内部には周知のCPU,ROM,RAM,I/O及びこれらの構成を接続するためのバスラインを備えている。
車載カメラ1は、自車両の前端部または車室内の上部などに設けられて、車両前方の周囲の画像(以下「車両前方画像」という)を撮像し、取得した車両前方画像のデータ(画像情報)をECU10へ出力する。また、車載カメラ1は、ステレオカメラにより構成され、後述するように車両前方画像に基づいて先行車両50Bとの相対位置を検出することが可能となっている。
自車両位置検出器2は、地磁気センサ、ジャイロスコープ、自車両の走行距離を検出する距離センサ、およびグローバルポジショニングシステム(GPS)のためのGPS受信機などのセンサ等を有している。これらのセンサ等は各々が性質の異なる誤差を持っていたり、状況によっては情報を取得できなかったりするため、互いに補完しながら使用するように構成されている。
地図情報記憶装置3は、道路形状など各種地図情報を記憶している。ECU10は、適宜、地図情報記憶装置2の各種地図情報を参照する。
以下、センシング範囲想定部11,車線変更検出部12及び自車両位置調整部13について図2(a),(b)を参照して説明する。
センシング範囲想定部11は、自車両50Aの直ぐ前方を走行する先行車両50Bから斜め後方に向けられたセンシング装置(障害物センサ、例えばカメラや各種レーダ)のセンシング範囲Rsを想定する。このセンシング装置は、運転者の操作によらない車線変更制御のために、隣車線を走行する後続車両50Cを認識するためのものである。
具体的には、センシング範囲想定部11は、車載カメラ1により撮像された前方画像を画像解析して先行車両50Bの後部の所定の位置であって一般的にセンシング装置が設置される位置を、センシング装置の設置位置P0と仮定し、この設置位置P0を起点として予め記憶された一定領域をセンシング範囲Rsとする。
この際、センシング範囲想定部11は、自車両位置検出器2により検出された車両10Aの現在の位置に基づき、地図情報記憶装置3の地図情報を参照して、現在走行している道路の曲率Rを求めると共に、前方画像の画像解析により、自車両50Aと先行車両50Bのセンシング装置の設置位置P0との距離dを求める。そして、センシング範囲想定部11は、曲率Rと距離dとから、自車両50Aの進行方向に対する先行車両50Bの進行方向の傾斜角度θを求め、この傾斜角度θをセンシング範囲Rsの想定に反映させる。
このように、車載カメラ1とセンシング範囲想定部11とを備えて、本発明のセンシング範囲想定手段が構成され、自車両位置検出器2と地図情報記憶装置3とを備えて、本発明の曲率取得手段が構成される。
なお、前記距離dをレーダにより検出するようにしてもよい。また、前方画像の画像解析により前記傾斜角度θを求めるようにしてもよい。
車線変更検出部12は、先行車両50Bの車線変更の開始動作を検出する。車線変更の開始動作とは、ウィンカの点灯や、先行車両50Bの横方向への移動のことである。具体的には、車線変更検出部12は、車載カメラ1により撮像された前方画像を解析し、この解析結果よりウィンカの点灯や先行車両50Bの横方向の速度増加を検出した場合には、先行車両50Bが車線変更の開始動作を行っていると判断する。
このように、車載カメラ1と車線変更検出部12とを備えて、本発明の車線変更検出手段が構成される。
自車両位置調整部13は、先行車両50Bに車線変更の開始動作が車線変更検出部12により検出された場合には、車載カメラ1により撮像された前方画像を画像解析する。自車両位置調整部13は、この解析結果より、先行車両50Bに対する自車両50Aの位置を推定して、自車両50Aがセンシング範囲Rsに入りこんでいないか、すなわち自車両50Aが先行車両のセンシング範囲RSを遮蔽していないか判定する。そして、自車両位置調整部13は、図2(a)に示すように自車両50Aがセンシング範囲Rsに入りこんで、符号「Rs′」で表記するセンシング範囲(以下「実センシング範囲」という)まで狭めている場合には、白抜きの矢印で示すように先行車両50Bに対する自車両50Aの相対位置を自動調整する。すなわち、センシング範囲Rsから外れるように操舵制御や加減速制御を実行し、図2(b)に示すように自車両50Aがセンシング範囲Rsから外れる位置まで自動的に相対位置を自動調整する。
道路の車幅が狭いなど、種々の理由から自車両50Aがセンシング範囲Rsから完全に外れるまで位置調整できないような場合には、自車両50Aがセンシング範囲Rsに入り込む領域、すなわち先行車両のセンシング範囲を遮蔽する遮蔽領域が極力少なくなるように、自車両位置調整部13は操舵制御や加減速制御により自車両50Aの位置調整を行う。
このように、車載カメラ1と自車両位置調整部13とを備えて、本発明の自車両位置調整手段が構成される。
なお、自車両位置調整部13は、先行車両50Bに対する自車両50Aの相対位置の調整を自動で行う替りに、ステアリングに小さい操舵力を連続的に加えるなどして、この相対位置の調整が行われるように運転者の操作を案内するようにしてもよい。
[1−2.制御フロー]
以下、図3を参照して、本発明の第1実施形態としての車線変更支援装置の制御フローを説明する。なお、この制御フローは所定の周期で繰り返し実行される。
先ず、ステップS10において、センシング範囲想定部11により、車載カメラ1により撮像された前方画像に基づいて前方車両50Bの位置が解析され、この前方車両50Bの位置からセンシング範囲Rsが想定される。次いで、ステップS20において、車線変更検出部12により、前記前方画像に基づいて先行車両50Bの車線変更開始動作が検出されたか否かが判定され、車線変更開始動作が検出された場合にはステップS30に進む一方、車線変更開始動作が検出されなかった場合はリターンする。
ステップS30では、自車両位置調整部13により、前記前方画像に基づいて先行車両50Bに対する自車両50Aの位置が推定され、自車両50Aが先行車両50Bのセンシング範囲Rsに入り込んでいるか、すなわち先行車両50Bのセンシングを邪魔しているか否かが判定され、自車両50Aがセンシング範囲Rsに入り込んでいる場合にはステップS40に進み、自車両50Aがセンシング範囲Rsに入り込んでいない場合にはリターンする。
ステップS40では、自車両位置調整部13により、自車両50Aがセンシング範囲Rsに入り込む領域が極力少なくなるように、先行車両50Bに対する自車両50Aの位置の調整が行われ、リターンする。
なお、ステップS10のセンシング範囲Rsの想定を、ステップS20で先行車両50Bの車線変更開始動作が検出された場合に、ステップS30の前に行うようにしてもよい。
[1−3.作用・効果]
図2を参照して、本発明の第1実施形態としての車線変更支援装置の作用効果を説明する。
先行車両50Bの車線変更の開始動作が検出された時点で、図2(a)に示すように、想定された先行車両50Aのセンシング範囲Rsに自車両50Aが入っていると自車両位置調整部13が判定した場合には、自車両位置調整部13の制御により自車両50Aは白抜きの矢印で示すように自動で先行車両50Aとの相対位置を変更して、図2(b)に示すようにセンシング範囲Rsの外に出る。
図2(a)に示す状態のままでは、自車両50Aにより遮蔽されて、実センシング範囲Rs´は、自車両50Aにより遮蔽されない場合のセンシング範囲Rsよりも狭くなって、右車線を走行する後続車両50Cは実センシング範囲Rs′から外れてしまう。このため、先行車両50Bは、このままでは後続車両50Cを認識できないが、自車両50Aがセンシング範囲Rsの外に出るため、実センシング範囲もセンシング範囲Rsとなるので、先行車両50Bは、このセンシング範囲Rs内を走行する後続車両50Cを認識できるようになり、車線変更制御が行われるようになる。
このように、本実施形態の支援装置100によれば、従来のように車線変更制御を行う先行車両50B自体が、車両50A(すなわち先行車両50Bからみた場合の他車両、そこで以下「他車両50A」ともいう)によるセンシング範囲の遮蔽を回避するのではなく、他車両50Aが先行車両50Bのセンシング範囲の遮蔽を回避するので、従来とは異なるアプローチにより車線変更制御を支援することができる。
また、地図情報記憶装置3の地図情報を参照して走行中の道路の曲率Rを求め、この曲率Rに基づいて自車両50Aに対する先行車両50Bの傾斜角度θを求め、さらに、この傾斜角度θをセンシング範囲Rsの想定に反映させるので、センシング範囲Rsを精度良く想定することができる。
[2.第2実施形態]
本発明の第2実施形態の車線変更支援装置について、図4及び図5を用いて説明する。なお、第1実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
[2−1.構成]
本実施形態の車線変更支援装置(以下「支援装置」ともいう)100Aは、第1実施形態の支援装置100に対し自車両位置調整部13をLKA制御部13Aに置き換えた構成のものである。換言すれば、支援装置100Aでは、LKA制御部13Aにより本発明の自車両位置調整手手段が構成されている。
詳しくは、支援装置100Aは、車載カメラ1と、自車両位置検出器2と、地図情報記憶装置3と、センシング範囲想定部11と、車線変更検出部12と、LKA制御部13Aとを備えて構成されている。センシング範囲想定部11,車線変更検出部12及びLKA制御部13Aは、それぞれECU10Aの機能要素である。
LKA制御部13Aは、レーンキープアシスト(LKA:Lane Keeping Assist)に係る制御を行うものである。具体的には、LKA制御部13Aは、車載カメラ1に撮像された車両前方画像を解析して、車線境界線を検出し、自車両50Aが車線中央部を走行しやすいように電動パワーステアリングを制御する。つまり、ステアリングに小さい操舵力を連続的に加えることで、車線中央部を走行しやすいようにステアリング操作を支援(案内)する。
ここで、運転者にとっての車線中央は、人によって異なり、実際の車線の中心線(車線の幅方向中心を結んだ線)CLとは必ずしも一致しない。このため、運転者にとっての車線中央を走行しやすいようにステアリング操作を支援しないと、この支援が常に運転者の操作と相反することになる。そこで、LKA制御部13Aは、運転者の走行履歴を学習して運転者にとっての車線中央を割り出し、運転者にとっての車線中央を走行するように、ステアリング操作を支援する。つまり、レーンキープアシストにおける走行ライン(設定ライン)を、中心線CLをデフォルトとして走行履歴に基づいて順次更新する。
図5(a),(b)に示す例は、LKA制御部13Aが、学習制御により、中心線CLより右寄りに走行ラインを設定している例を示す。
図5(a)では、LKA制御部13Aの支援により、自車両50Aは車線の中心線CLよりも右寄りに走行している。LKA制御部13Aは、先行車両50Bに車線変更の開始動作が検出されると、車載カメラ1により撮像された前方画像を解析し、先行車両50Bに対する自車両50Aの位置を推定して、自車両50Aがセンシング範囲Rsに入り込んでいないか判定する。そして、LKA制御部13Aは、図5(a)に示すように自車両50Aがセンシング範囲Rsに入り込んでいる場合には、学習結果を反映した走行ラインを中心線CLに一時的に戻す。
この結果、中心線CLを走行するようにステアリング操作が支援され、自車両50Aは白抜きの矢印で示すように相対的に左側に移動するように案内され、図5(b)に示すようにセンシング範囲Rsから外れることが可能となる。自車両50Aを中心線CL又は中心線CL側に戻してセンシング範囲Rsから外れるようにすれば、自車両50Aを車線内の左右に余裕をもってレーンキープを実施させることができる。
このように、車載カメラ1とLKA制御部13Aとを備えて、本発明の自車両位置調整手段が構成される。
なお、LKA制御部13Aが、学習制御により中心線CLよりも左寄りを走行するようにステアリング操作を支援する場合には、図5(a),(b)に示すように先行車両50Bが右側に車線変更する際には、走行ラインを中心線CLに戻すことはない。つまり、自車両50Aが、車線中央CLよりも左寄りを走行する状態から右側の中心線CLを走行するようにすると、自車両50Aは却ってセンシング範囲Rsに入り込むおそれがあるためである。
[2−2.作用・効果]
本発明の第2実施形態によれば上述のように構成されているので第1実施形態と同様の効果が得られる他、LKA制御部13Aの機能を利用して車線変更制御の支援を行うことができる。
[2−3.変形例]
上記第2実施形態では、自車両50Aがセンシング範囲Rsに入り込んでいる場合には、車線の中心線CL上を走行するように運転者の操作を支援(案内)するようにしたが、自車両50Aが車線の中心線CL上を走行するように自動制御するようにしてもよい。
[3.その他]
(1)上記の各実施形態では、先行車両50Bが右側に自動で車線変更する際に、先行車両50Bから右斜め後方に向けられたセンシング範囲Rsを自車両50Aが遮蔽しないようにする例を説明したが、先行車両50Bが左側に自動で車線変更する際も、自車両50Aでは同様の制御が行われる。つまり、先行車両50Bが左側に自動で車線変更する際には、自車両50Aは、先行車両50Bから左斜め後方に向けられたセンシング範囲Rsを遮蔽しないように自車位置を調整する。
(2)上記各実施形態では、先行車両50Bに車線変更の開始動作が検出されてから、センシング範囲Rsに入り込まないよう、先行車両50Bに対する自車両50Aの相対位置を調整するようにした。これに対し、先行車両50Bが車線変更しようとしているか否かに拘わらず、自車両50Aがセンシング範囲Rsに入り込まないように前記相対位置を調整するようにしてもよい。換言すれば、自車両50Aがセンシング範囲Rsに入りこむ前に相対位置の調整を行って、自車両50Aが先行車両50Bのセンシングを邪魔することを事前に防止するようにしてもよい。この場合、車線変更検出部12は不要となる。
(3)自車両50A及び先行車両50Bがそれぞれ通信装置を備えて車車間通信又は路車間通信を行える場合には、以下の(3−1),(3−2)のようにしてもよい。
(3−1)自車両50Aが、斜め後方に向けられた障害物センサを備えているのであれば、自車両50Aが、先行車両50Bのセンシング範囲Rsから外れことができない場合には、自車両50Aが、前記障害物センサを使用して、先行車両50Bに代わって隣車線の後方車両を検出するようにしてもよい。つまり、自車両50Aの障害物センサの検出結果(後方車両の有無、後方車両が存在する場合にはその位置等、先行車両50Bが車線変更制御を行うのに必要な情報)を、車車間通信又は路車間通信により自車両50Aから先行車両50Bに送信するようにしてもよい。
(3−2)前記各実施形態では、センシング範囲想定部11が、センシング範囲Rsを想定するのに必要な先行車両50Bの情報、つまりセンシング装置の設置位置P0やセンシングの領域を、標準的なものと仮定して予め記憶していた。これに対し、車車間通信又は路車間通信により、先行車両50Bから、設置位置P0やセンシングの領域に関する情報を取得するようにしてもよい。
1 車載カメラ
2 自車両位置検出器
3 地図情報記憶装置
10,10A ECU
11 センシング範囲想定部
12 車線変更検出部
13 自車両位置調整部
13A LKA制御部(レーンキープアシスト制御手段)
50A 自車両
50B 先行車両
50C 後続車両
100,100A 車線変更支援装置
CL 車線の中心線
P0 センシング装置の設置位置
Rs センシング範囲

Claims (4)

  1. 先行車両から斜め後方に向けられた障害物センサのセンシング範囲を想定する、センシング範囲想定手段と、
    前記想定されたセンシング範囲を自車両が遮蔽しないように又は遮蔽してしまう遮蔽領域が狭くなるように、前記自車両の前記先行車両に対する相対位置の調整を行う又は前記調整を案内する自車両位置調整手段とを備えた
    ことを特徴とする、車線変更支援装置。
  2. 前記先行車両の車線変更開始を検出する車線変更検出手段をさらに備え、
    前記自車両位置調整手段は、前記車線変更検出手段により前記先行車両の車線変更開始が検出された場合に、前記調整を行う又は前記調整を案内する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の車線変更支援装置。
  3. 走行中の道路の曲率を取得する曲率取得手段をさらに備え、
    前記センシング範囲想定手段は、前記曲率取得手段により取得された前記曲率に基づいて、前記自車両の走行方向に対する前記先行車両の走行方向の傾斜角度を求め、前記傾斜角度を、前記センシング範囲の想定に反映させる
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の車線変更支援装置。
  4. 前記自車両位置調整手段としてレーンキープアシスト制御手段を備え、
    前記レーンキープアシスト制御手段は、
    前記自車両が車線の中央部に設定された設定ラインを走行するようにステアリング操作を案内するレーンキープアシストを行うと共に、前記設定ラインを、前記車線の中心線をデフォルトとして走行履歴に基づいて順次更新し、
    前記想定されたセンシング範囲を前記自車両が遮蔽している間は、前記設定ラインを前記中心線に戻す
    ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか一項に記載の車線変更支援装置。
JP2016240647A 2016-12-12 2016-12-12 車線変更支援装置 Active JP6805785B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016240647A JP6805785B2 (ja) 2016-12-12 2016-12-12 車線変更支援装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016240647A JP6805785B2 (ja) 2016-12-12 2016-12-12 車線変更支援装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018095050A true JP2018095050A (ja) 2018-06-21
JP6805785B2 JP6805785B2 (ja) 2020-12-23

Family

ID=62634433

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016240647A Active JP6805785B2 (ja) 2016-12-12 2016-12-12 車線変更支援装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6805785B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04213200A (ja) * 1990-12-07 1992-08-04 Mitsubishi Motors Corp 車間距離検知・警報装置
JP2006318093A (ja) * 2005-05-11 2006-11-24 Mazda Motor Corp 車両用移動物体検出装置
US20070182587A1 (en) * 2003-05-22 2007-08-09 Christian Danz Method and device for detecting objects in the surroundings of a vehicle
JP2011258056A (ja) * 2010-06-10 2011-12-22 Denso Corp 車両制御装置および車両制御システム
JP2014151758A (ja) * 2013-02-07 2014-08-25 Toyota Motor Corp 目標走行軌跡生成装置
JP2014180986A (ja) * 2013-03-21 2014-09-29 Toyota Motor Corp 車線変更支援装置
JP2015044432A (ja) * 2013-08-27 2015-03-12 株式会社デンソー 運転支援装置、および運転支援方法
JP2015164027A (ja) * 2014-01-31 2015-09-10 株式会社Jvcケンウッド 電子機器、電子機器の制御方法及び電子機器の制御プログラム

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04213200A (ja) * 1990-12-07 1992-08-04 Mitsubishi Motors Corp 車間距離検知・警報装置
US20070182587A1 (en) * 2003-05-22 2007-08-09 Christian Danz Method and device for detecting objects in the surroundings of a vehicle
JP2006318093A (ja) * 2005-05-11 2006-11-24 Mazda Motor Corp 車両用移動物体検出装置
JP2011258056A (ja) * 2010-06-10 2011-12-22 Denso Corp 車両制御装置および車両制御システム
JP2014151758A (ja) * 2013-02-07 2014-08-25 Toyota Motor Corp 目標走行軌跡生成装置
JP2014180986A (ja) * 2013-03-21 2014-09-29 Toyota Motor Corp 車線変更支援装置
JP2015044432A (ja) * 2013-08-27 2015-03-12 株式会社デンソー 運転支援装置、および運転支援方法
JP2015164027A (ja) * 2014-01-31 2015-09-10 株式会社Jvcケンウッド 電子機器、電子機器の制御方法及び電子機器の制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6805785B2 (ja) 2020-12-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111066071B (zh) 驾驶辅助车辆的位置误差校正方法及位置误差校正装置
US10583839B2 (en) Method of lane change decision-making and path planning
US10913462B2 (en) Vehicle control device
CN107615011B (zh) 停车位置设定装置及方法
EP3477614B1 (en) Vehicle control method and vehicle control device
US20170236413A1 (en) Driving Assistance Device and Driving Assistance Method
JP2019066934A (ja) 走行支援装置
US20050201590A1 (en) Pedestrian detection system and vehicle driving assist system with a pedestrian detection system
KR20180009527A (ko) 차량의 주행 지원장치 및 방법
JP6364869B2 (ja) 運転支援装置
JP2019012323A (ja) 車両制御装置
JP6354659B2 (ja) 走行支援装置
JP6304011B2 (ja) 車両用走行制御装置
JP2019159756A (ja) 車両制御装置およびコンピュータプログラム
US11169526B2 (en) Vehicle control device
JP6436235B2 (ja) 追従制御装置及び追従制御方法
JP2015223933A (ja) 車線変更支援装置
US11390272B2 (en) Parking assistance device
JP2007276733A (ja) 車両用運転操作補助装置および車両用運転操作補助装置を備えた車両
JP7377822B2 (ja) 運転支援方法及び運転支援装置
JP6413940B2 (ja) 運転支援装置
JP6154348B2 (ja) 走行経路生成装置
US9988059B2 (en) Vehicle behavior detection device
JP5166975B2 (ja) 車両周辺監視装置および車両周辺監視方法
CN108725316B (zh) 行驶车道引导系统及其控制方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201022

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201117

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6805785

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151