JP2018094593A - 鍛造金型の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】金型の寿命をより長くすることができる鍛造金型の製造方法を提供する。
【解決手段】中間リング2と、中間リング2の貫通孔21に締り嵌めされる入子型3と、を備える鍛造金型の製造方法であって、中間リング2の貫通孔21に、入子型3を第1の方向から圧入し、中間リング2の第1の方向の前側端部よりも入子型3の第1の方向の前側端部を第1の方向に突出させ、入子型3の第1の方向の後側端部を、リテーナー5及びボルト6により第1の方向に押圧しながら固定した後、入子型3の前側端部を第1の方向と反対の第2の方向に押圧して、入子型3の前側端部を中間リング2の前側端部の位置に移動させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、鍛造金型の製造方法に関する。
特許文献1には、上下動する加圧パンチからなる上金型、鍛造用素材を受け入れる下金型等を備える鍛造用金型が記載されている。また、特許文献1には、下金型は、筒状の母型、当該母型の孔部に挿入される入子型からなることが記載されている。そして、特許文献1には、熱膨張した母型に入子型を挿入し、母型の熱が室温まで下がった場合に、母型によって入子型が締め付けられ、入子型に内部圧縮応力を発生させることが記載されている。
特開2004−202576号公報
特許文献1に記載されているような、従来の入子型を母型に圧入することによって入子型に発生する内部圧縮応力の大きさは、鍛造装置のパンチによって入子型に印加される圧力に対して十分ではなく、金型の寿命が十分な長さではないという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、金型の寿命をより長くすることができる鍛造金型の製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明に係る鍛造金型の製造方法は、母型と、前記母型の孔部に締り嵌めされる入子型と、を備える鍛造金型の製造方法である。また、当該鍛造金型の製造方法では、前記母型の前記孔部に、前記入子型を第1の方向から圧入し、所定位置よりも前記入子型の前記第1の方向の前側端部を前記第1の方向に突出させ、前記入子型の前記第1の方向の後側端部を、固定具により前記第1の方向に押圧しながら固定した後、前記入子型の前記前側端部を前記第1の方向と反対の第2の方向に押圧して、前記前側端部を前記所定位置に移動させる。
本発明に係る鍛造金型の製造方法では、所定位置よりも第1の方向に突出するように母型の孔部に圧入された入子型の前側端部が、固定具により後側端部が固定された後、所定位置に移動するように、第1の方向と反対の第2の方向に押圧される。そして、入子型の前側端部が第2の方向に押圧されることにより、固定具に撓みが生じる。この固定具の撓みにより、入子型にプレロード荷重が印加されることとなる。そのため、母型の孔部に圧入されることによって発生する内部圧縮応力だけでなく、固定具の撓みによって内部圧縮応力が入子型に発生する。これにより、入子型により大きな内部圧縮応力を発生させることができる。よって、金型の寿命をより長くすることができる鍛造金型の製造方法を提供することができる。
本発明の実施の形態1に係る鍛造金型の製造方法を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る鍛造金型の製造方法を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る鍛造金型の製造方法を示す断面図である。 比較例に係る鍛造金型の製造方法を示す断面図である。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図3は、本発明の実施の形態1に係る鍛造金型100の製造方法を示す断面図である。図1乃至図3は、鍛造装置(図示省略)のパンチの押圧方向(図1乃至図3に示す、第1の方向)に直交する方向から見た鍛造金型100の断面図を示す。なお、図1乃至図3では、断面を示すハッチングは省略されている。
実施の形態1に係る鍛造金型100は、図1乃至図3に示すように、ケース1、母型としての中間リング2、入子型3等を備える。
ケース1は、貫通孔11を有する筒形状の筐体である。また、貫通孔11の第1の方向の後側部分の内面には、後述するボルト6が螺合可能なねじ山11Aが形成されている。また、貫通孔11の第1の方向の前側部分の幅は、第1の方向に向かうにつれて徐々に狭くなっている。
中間リング2は、貫通孔21(孔部)を有する筒形状の母型である。また、中間リング2の外径は、第1の方向に向かうにつれて徐々に小さくなっている。また、中間リング2の外形は、ケース1の貫通孔11の第1の方向の前側部分に嵌合可能な形状を有する。また、貫通孔21の幅は、第1の方向に向かうにつれて徐々に狭くなっている。
入子型3は、鍛造される材料を受け入れる穴部(図示省略)等を有する。また、入子型3の外径は、第1の方向に向かうにつれて徐々に狭くなっている。また、入子型3の外形は、中間リング2の貫通孔21に圧入可能な形状を有する。換言すれば、入子型3の外径は、中間リング2の貫通孔21の径よりも若干大きい。すなわち、入子型3は、中間リング2の貫通孔21に締り嵌めされている。
次に、本実施の形態1に係る鍛造金型の製造方法について、図1乃至図3を参照しながら、説明する。
まず、図1に示すように、ケース1の貫通孔11に嵌合された中間リング2の貫通孔21に、第1の方向に向かって、入子型3を圧入する。入子型3の圧入は、所定のプレス装置を用いて行う。また、このとき、入子型3の第1の方向の前側端部が、中間リング2の第1の方向の前側端部(所定位置)よりも第1の方向に突出するように、中間リング2の貫通孔21に入子型3を圧入する。このとき、入子型3の第1の方向の前側端部が中間リング2の第1の方向の前側端部より第1の方向に突出する長さLは、例えば、約0.4mmである。当該突出する長さLを調節することにより、入子型3に印加するプレロード荷重の大きさを調節することができる。なお、入子型3を中間リング2に圧入する際、ケース1及び中間リング2の第1の方向の前側端部は、圧入用治具4によって支持されている。
次に、図2に示すように、入子型3の第1の方向の後側端部を、リテーナー(固定具)5及びボルト(固定具)6により固定する。このとき、ボルト6のねじ山がケース1のねじ山11Aに螺合しながら回動することにより、ボルト6が第1の方向に移動してリテーナー5を第1の方向に押圧する。そして、リテーナー5により、入子型3の後側端部が第1の方向に押圧されながら固定される。なお、ボルト6の締結は、手作業によって行う。
次に、図3に示すように、入子型3の前側端部を第1の方向と反対の第2の方向に押圧して、入子型3の当該前側端部を、中間リング2の前側端部の位置(所定位置)まで移動させる。入子型3の押圧は、所定のプレス装置7を用いて行う。このとき、当該所定のプレス装置7が入子型を押圧する力は、例えば、約200トン〜250トンである。そして、入子型3の前側端部が中間リング2の前側端部の位置まで移動させることにより、図3に示すように、リテーナー5が撓むこととなる。なお、入子型3の前側端部を所定のプレス装置7によって押圧する際、ケース1の後側端部は、治具8によって支持されている。
次に、図4を参照しながら、比較例に係る鍛造金型の製造方法について説明する。比較例に係る鍛造金型200のケース201、中間リング202、入子型203、リテーナー205、ボルト206の構成は、それぞれ、本実施の形態1に係る鍛造金型100のケース1、中間リング2、入子型3、リテーナー5、ボルト6と同様であるため、その説明を省略する。
比較例に係る鍛造金型の製造方法においては、図4に示すように、所定のプレス装置207によって、リテーナー205を第1の方向に押圧しながら、ボルト206を手作業でケース201に締結する。また、リテーナー205をプレス装置207によって押圧し、ボルト206をケース201に締結する際、ケース201、中間リング202及び入子型203の第1の方向の前側端部は、治具204によって支持されている。
上記の比較例に係る鍛造金型の製造方法とは異なり、本実施の形態1に係る鍛造金型の製造方法では、中間リング2の第1の方向の前側端部よりも第1の方向に突出するように中間リング2の貫通孔21に圧入された入子型3の前側端部が、リテーナー5及びボルト6により入子型3の後側端部が固定された後、中間リング2の前側端部の位置に移動するように、第1の方向と反対の第2の方向に押圧される。そして、入子型3の前側端部が第2の方向に押圧されることにより、リテーナー5に撓みが生じる。このリテーナー5の撓みにより、入子型3にプレロード荷重(第1の方向の荷重)が印加されることとなる。そのため、中間リング2の貫通孔21に圧入されることによって発生する内部圧縮応力(入子型3の径方向内側への応力及び入子型3の周方向の応力)だけでなく、リテーナー5の撓みによって内部圧縮応力(入子型3の径方向内側への応力及び入子型3の周方向の応力)が入子型3に発生する。これにより、入子型3により大きな内部圧縮応力を発生させることができる。よって、金型の寿命をより長くすることができる鍛造金型の製造方法を提供することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、図3において、プレス装置7によって第2の方向に入子型3を押圧して、入子型3の前側端部を中間リング2の前側端部の位置(所定位置)まで移動させたが、プレス装置7によってケース1の治具8が当接している面(ケース1の第1の方向の後側端部)を第1の方向に押圧して、ケース1及び中間リング2の第1の方向の前側端部を入子型3の前側端部の位置まで移動させてもよい。
100 鍛造金型
1 ケース
11 貫通孔
11A ねじ山
2 中間リング(母型)
21 貫通孔(孔部)
3 入子型
4 圧入用治具
5 リテーナー
6 ボルト
7 プレス装置
8 治具
200 鍛造金型
201 ケース
202 中間リング
203 入子型
204 治具
205 リテーナー
206 ボルト
207 プレス装置

Claims (1)

  1. 母型と、前記母型の孔部に締り嵌めされる入子型と、を備える鍛造金型の製造方法であって、
    前記母型の前記孔部に、前記入子型を第1の方向から圧入し、所定位置よりも前記入子型の前記第1の方向の前側端部を前記第1の方向に突出させ、
    前記入子型の前記第1の方向の後側端部を、固定具により前記第1の方向に押圧しながら固定した後、
    前記入子型の前記前側端部を前記第1の方向と反対の第2の方向に押圧して、前記前側端部を前記所定位置に移動させる、鍛造金型の製造方法。
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