JP2018094569A - 接合方法 - Google Patents
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Abstract
Description
また、かかる方法によれば、内隅に摩擦攪拌接合を行っているので、突合部摩擦攪拌工程時における第一金属部材及び第二金属部材同士の位置ずれや離間を防ぐことができる。これにより、第一金属部材及び第二金属部材の位置ずれや離間に伴う接合不良の発生を防ぐことができる。
また、かかる方法によれば、第一金属部材には凹溝が形成されているので、第一金属部材の凹溝が形成されている部分の板厚は、他の部分の板厚よりも薄い。これにより、突合部摩擦攪拌工程では、凹溝が形成されない場合に比べて攪拌ピンを挿入する深さを浅くすることができるので、摩擦攪拌装置に大きな負荷がかからない状態で、突合せ部の摩擦攪拌接合を行うことができる。
また、かかる方法によれば、内隅に摩擦攪拌接合を行っているので、突合部摩擦攪拌工程時における第一金属部材及び第二金属部材同士並びに第三金属部材及び第二金属部材同士の位置ずれや離間を防ぐことができる。これにより、第一金属部材、第二金属部材及び第三金属部材の位置ずれや離間に伴う接合不良の発生を防ぐことができる。
また、かかる方法によれば、凹溝が形成される部分の第一金属部材および第三金属部材の板厚は、他の部分の板厚よりも薄い。これにより、突合部摩擦攪拌工程では、凹溝が形成されない場合に比べて攪拌ピンを挿入する深さを浅くすることができるので、摩擦攪拌装置に大きな負荷がかからない状態で、突合せ部の摩擦攪拌接合を行うことができる。
本発明の第一実施形態に係る接合方法について図面を参照して詳細に説明する。図1に示すように、第一実施形態に係る接合方法では、第一金属部材1と第二金属部材2とをT字状に突き合わせて接合する。第一実施形態に係る接合方法は、突合せ工程と、補助部材配置工程と、内隅摩擦攪拌工程と、補助部材の除去工程と、突合部摩擦攪拌工程とを行う。なお、説明における「表面」とは、「裏面」に対する反対側の面という意味である。
次に、本発明の第二実施形態に係る接合方法について説明する。第二実施形態に係る接合方法は、第一実施形態と同様に、突合せ工程と、補助部材配置工程と、内隅摩擦攪拌工程と、補助部材の除去工程と、突合部摩擦攪拌工程とを行う。図12に示すように、第二実施形態に係る接合方法では、突合部摩擦攪拌工程において、接合用回転ツールGを用いる点で第一実施形態と相違する。その他の工程である、突合せ工程、補助部材配置工程、内隅摩擦攪拌工程および補助部材の除去工程は、第一実施形態と同一であるため説明を省略する。
次に、本発明の第三実施形態に係る接合方法について説明する。第三実施形態に係る接合方法は、第一実施形態と同様に、突合せ工程と、補助部材配置工程と、内隅摩擦攪拌工程と、補助部材の除去工程と、突合部摩擦攪拌工程とを行う。第三実施形態に係る接合方法では、図13に示すように、第一金属部材21、第二金属部材22及び第三金属部材23を正面視T字状に突き合わせて接合する点で第一実施形態と相違する。
1a,21a 裏面
1b,21b 表面
2,22 第二金属部材
2a,22a 側面
2b,22b 側面
23 第三金属部材
23a 裏面
23b 表面
3,24 凹溝
5 架台
5a 面取り部
11,12 補助部材
J1 突合せ部
J21 第一突合せ部
J22 第二突合せ部
S11,S21 第一内隅(内隅)
S12,S22 第二内隅(内隅)
V11,12,21,22 バリ
W11,12,13 塑性化領域
W21,22,23 塑性化領域
F 接合用回転ツール(回転ツール)
F1 連結部
F2 攪拌ピン
G 接合用回転ツール(回転ツール)
G1 ショルダ部
G2 攪拌ピン
Claims (10)
- 板状を呈し裏面に凹溝を有する第一金属部材の前記凹溝に板状の第二金属部材の端面を挿入して端面を前記凹溝の底面に突き合わせて突合せ部を形成する突合せ工程と、
前記第一金属部材の裏面と前記第二金属部材の側面とで形成される内隅に補助部材を配置する補助部材配置工程と、
前記内隅から回転ツールの攪拌ピンを挿入し、前記回転ツールを前記内隅に沿って相対移動させて、内隅を摩擦攪拌接合する内隅摩擦攪拌工程と、
前記第一金属部材の表面側から回転ツールの攪拌ピンを挿入し、前記回転ツールを前記凹溝に沿って相対移動させて、前記突合せ部を摩擦攪拌接合する突合部摩擦攪拌工程と、を含み、
前記内隅摩擦攪拌工程において、前記攪拌ピンのみを前記第一金属部材、前記第二金属部材及び前記補助部材に接触させた状態で、前記内隅を摩擦攪拌接合し、
前記突合部摩擦攪拌工程において、前記攪拌ピンを前記第一金属部材のみ、又は前記第一金属部材及び前記第二金属部材の両方に接触させた状態で、前記突合せ部を摩擦攪拌接合することを特徴とする接合方法。 - 前記突合部摩擦攪拌工程において、前記回転ツールの攪拌ピンのみを前記第一金属部材の表面から挿入し、前記攪拌ピンのみを前記第一金属部材のみ、又は前記第一金属部材及び前記第二金属部材の両方に接触させた状態で、前記突合せ部を摩擦攪拌接合することを特徴とする請求項1に記載の接合方法。
- 前記突合部摩擦攪拌工程において、前記回転ツールは、円柱状を呈するショルダ部と前記ショルダ部から垂下する攪拌ピンとを有し、前記ショルダ部の直径を前記凹溝の幅よりも小さく設定することを特徴とする請求項1に記載の接合方法。
- バリが形成された前記補助部材を前記第一金属部材又は前記第二金属部材から除去する除去工程を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の接合方法。
- 前記内隅摩擦攪拌工程では、摩擦攪拌接合で発生するバリが前記補助部材に形成されるように、前記回転ツールの接合条件を設定することを特徴とする請求項4に記載の接合方法。
- 板状を呈し裏面側の角部を切り欠いた第一金属部材の端面と板状を呈し裏面側の角部を切り欠いた第三金属部材の端面とを突き合わせて凹溝を有する第一突合せ部を形成するとともに、前記凹溝に板状の第二金属部材の端面を挿入して端面を前記凹溝の底面に突き合わせて第二突合せ部を形成する突合せ工程と、
前記第一金属部材の裏面と前記第二金属部材の側面とで形成される内隅に補助部材を配置するとともに、前記第三金属部材の裏面と前記第二金属部材の側面とで形成される内隅に補助部材を配置する補助部材配置工程と、
前記内隅から回転ツールの攪拌ピンを挿入し、前記回転ツールを前記内隅に沿って相対移動させて、前記内隅を摩擦攪拌接合する内隅摩擦攪拌工程と、
前記第一金属部材の表面側及び前記第三金属部材の表面側から回転ツールの攪拌ピンを挿入し、前記回転ツールを前記凹溝に沿って相対移動させて、前記第一突合せ部及び前記第二突合せ部を摩擦攪拌接合する突合部摩擦攪拌工程と、を含み、
前記内隅摩擦攪拌工程において、前記攪拌ピンのみを前記第一金属部材及び前記第三金属部材の何れか一方、前記第二金属部材並びに前記補助部材に接触させた状態で、前記内隅を摩擦攪拌接合し、
前記突合部摩擦攪拌工程において、前記攪拌ピンを前記第一金属部材及び前記第三金属部材のみ、又は前記第一金属部材、前記第三金属部材及び前記第二金属部材に接触させた状態で、前記第一突合せ部及び前記第二突合せ部を摩擦攪拌接合することを特徴とする接合方法。 - 前記突合部摩擦攪拌工程において、前記回転ツールの攪拌ピンのみを前記第一金属部材及び前記第三金属部材の表面から挿入し、前記攪拌ピンのみを前記第一金属部材及び前記第三金属部材のみ、又は前記第一金属部材、前記第三金属部材及び前記第二金属部材に接触させた状態で、前記第一突合せ部及び前記第二突合せ部を摩擦攪拌接合することを特徴とする請求項6に記載の接合方法。
- 前記突合部摩擦攪拌工程において、前記回転ツールは、円柱状を呈するショルダ部と前記ショルダ部から垂下する攪拌ピンとを有し、前記ショルダ部の直径を前記凹溝の幅よりも小さく設定することを特徴とする請求項6に記載の接合方法。
- バリが形成された前記補助部材を前記第一金属部材、前記第二金属部材又は前記第三金属部材から除去する除去工程を含むことを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれか一項に記載の接合方法。
- 前記内隅摩擦攪拌工程では、摩擦攪拌接合で発生するバリが前記補助部材に形成されるように、前記回転ツールの接合条件を設定することを特徴とする請求項9に記載の接合方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109158751A (zh) * | 2018-11-22 | 2019-01-08 | 南京雷尔伟新技术股份有限公司 | 一种地铁底架牵枕缓的焊接方法 |
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