JP2018094077A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2018094077A
JP2018094077A JP2016241377A JP2016241377A JP2018094077A JP 2018094077 A JP2018094077 A JP 2018094077A JP 2016241377 A JP2016241377 A JP 2016241377A JP 2016241377 A JP2016241377 A JP 2016241377A JP 2018094077 A JP2018094077 A JP 2018094077A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control board
game
information
return
sub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016241377A
Other languages
English (en)
Inventor
恭好 森下
Yasuyoshi Morishita
恭好 森下
重之 日▲高▼
Shigeyuki Hidaka
重之 日▲高▼
裕史 山下
Yasushi Yamashita
裕史 山下
吉田 充
Mitsuru Yoshida
充 吉田
秀明 岡崎
Hideaki Okazaki
秀明 岡崎
慎也 小野
Shinya Ono
慎也 小野
尚之 小島
Naoyuki Kojima
尚之 小島
萩原 雄一
Yuichi Hagiwara
雄一 萩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympia KK
Original Assignee
Olympia KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympia KK filed Critical Olympia KK
Priority to JP2016241377A priority Critical patent/JP2018094077A/ja
Publication of JP2018094077A publication Critical patent/JP2018094077A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

【課題】演出の制御状態を復帰させる場合に、遊技者に不信感を与えることのない遊技機を提供する。【解決手段】スロットマシンは、遊技の進行及び実行を制御するメイン制御基板と、演出の進行及び実行を制御するサブ制御基板と、1回の遊技が開始されてから終了するまでの間に複数回設定された所定契機時に、メイン制御基板の状態をサブ制御基板に対して通知する通知部と、サブ制御基板に異常が発生した場合に、メイン制御基板から通知される情報のうち異常からの復帰に必要な情報がサブ制御基板に通知されたか否かを判定し、異常からの復帰に必要な情報がサブ制御基板に通知されたと判定された場合に、サブ制御基板を異常から復帰させる復帰処理を行う復帰処理部を備えている。【選択図】図6

Description

本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置されるスロットマシンなどの遊技機に関するものである。
パチンコ店などに設置される遊技機としてスロットマシンが広く知られている。スロットマシンは、遊技の進行及び実行を制御するメイン制御基板と、演出の進行及び実行を制御するサブ制御基板とを備えている。メイン制御基板は、サブ制御基板に対して、現在の遊技モードやこの遊技モードで何回遊技を行ったかなど遊技に関する制御状態を通知する。サブ制御基板は、この通知に基づいて遊技に対応した演出を実行する。
このように、スロットマシンでは、遊技の進行及び実行を制御するメイン制御基板とは別のサブ制御基板により演出の進行及び実行を制御している。また、スロットマシンでは、サブ制御基板からメイン制御基板に対しての情報の送信が法令により禁止されている。つまり、サブ制御基板側からメイン制御基板側に対して遊技の制御状態を問い合わせるなどといったことができない。このため、サブ制御基板に異常が発生し、サブ制御基板をリセットするなどして異常から復帰させようとしても、メイン制御基板による遊技の制御状態に関する情報が足りない場合がある。
このような問題を考慮し、下記特許文献1では、現在の遊技モードでの残り遊技数に関する情報が不足している場合であっても仮の値を設定して異常から復帰させ、本来の値が判明した場合に、本来の値に戻すようにしている。
特開2014−087453号公報
しかしながら、上記特許文献1では、仮の値で復帰させたときに本来の値とは異なる値となり、遊技者に不信感を与えてしまう恐れがある。また、仮の値から本来の値に戻した場合も、遊技回数とは無関係に値が変化することにより、遊技者に不信感を与えてしまう恐れがある。
本発明は、上記した実情に鑑みてなされたものであり、演出の制御状態を復帰させる場合に、遊技者に不信感を与えることのない遊技機を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の遊技機は、遊技の進行及び実行を制御するメイン制御基板と、演出の進行及び実行を制御するサブ制御基板と、1回の遊技が開始されてから終了するまでの間に複数回設定された所定契機時に、前記メイン制御基板の情報を前記サブ制御基板に対して通知する通知手段と、前記サブ制御基板に異常が発生した場合に、メイン制御基板から通知される情報のうち前記異常からの復帰に必要な情報が前記サブ制御基板に通知されたか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により、前記異常からの復帰に必要な情報が前記サブ制御基板に通知されたと判定された場合に、前記サブ制御基板を前記異常から復帰させる復帰処理を行う復帰手段と、を備えたことを特徴としている。
前記異常が発生してから前記判定手段により前記異常からの復帰に必要な情報が前記サブ制御基板に通知されたと判定されるまでの間、前記メイン制御基板から通知される情報に基づいて、前記サブ制御基板の仮復帰処理を行う仮復帰手段を設けてもよい。
本発明によれば、サブ制御基板を復帰させる場合に、復帰に必要な情報が揃うのを待ってから復帰処理を行うようにしたので、遊技者に不信感を与えることなく演出の制御状態を復帰できる。
スロットマシンの外観図である。 スロットマシンの電気的構成を示すブロック図である。 メイン制御基板からサブ制御基板への通知の流れを示す説明図である。 演出禁止状態への移行及び解除の流れを示すフローチャートである。 復帰待機状態への移行及び解除の流れを示すフローチャートである。 リセットからの復帰処理が行われる流れを示すフローチャートである。
図1に示すように、本発明のスロットマシン(遊技機)10は、収納箱11と、前面扉12とを備えている。収納箱11には、後述するリール20a〜20cがユニット化されたリールユニットや、後述する払い出し口27を介してメダル受け皿28にメダルの払い出しを行うホッパ装置などが収納されている。前面扉12は、上扉12aと下扉12bとに分割されており、これら上扉12a及び下扉12bはそれぞれ収納箱11に軸着され、開閉自在に支持されている。
上扉12aには、各種画像を表示する液晶ディスプレイ13、各種音声を出力するスピーカ14、様々な点灯態様で点灯するランプ15a〜15c、光源の周りを反射板が回転する回転灯16など各種の演出装置が設けられている。スロットマシン10では、これら演出装置を制御することによって遊技を演出する。なお、演出装置は、前述のものに限定されず、例えば、モータやアクチュエータにより可動する可動式の役物などを演出装置として設けてもよい。
また、上扉12aには、表示窓17が設けられており、表示窓17の背後には回転自在なリール20a〜20cが配置されている。リール20a〜20cの外周面には複数種類の図柄が配列されており、リール20a〜20cが停止した状態では、表示窓17を介して1リールあたり3つの図柄が視認可能となっている(表示窓17に1リールあたり3つの図柄が表示される)。
下扉12bには、メダルを投入するためのメダル投入口22、クレジットされたメダルを1枚ずつベットするための1ベットボタン23a、クレジットされたメダルをベット可能な上限数まで一括でベットするためのMAXベットボタン23b、遊技を開始する際に操作されるスタートレバー24、回転しているリールを停止させるためのストップボタン26a〜26c、メダルが払い出される払い出し口27、払い出し口27から払い出されたメダルを受けるメダル受け皿28が設けられている。
スロットマシン10では、メダル投入口22にメダルを投入してこのメダルをベット、または、1ベットボタン23aやMAXベットボタン23bを操作してクレジットされたメダルをベットすることで、スタートレバー24の操作が有効化され、有効化されたスタートレバー24が操作されると遊技が開始される。遊技が開始されると、内部抽選テーブルを用いた内部抽選が行われて複数種類の当選エリアのいずれかが決定される。当選エリアには、1または複数の役やハズレが対応付けされており、内部抽選では、決定された当選エリアに対応付けされた役が当選となる。
また、遊技が開始されると、リール20a〜20cが回転を開始する。回転を開始したリール20a〜20cは、回転速度が一定速度に到達するまで加速され、回転速度が一定速度に到達すると一定速度のまま継続して回転する定常回転となる。リール20a〜20cが定常回転となると、ストップボタン26a〜26cの操作が有効化され、有効化されたストップボタン26a〜26cを操作することによって、操作されたストップボタンに対応するリールを停止させることができる。そして、全てのリール20a〜20cが停止された際に内部抽選で決定された役(当選役)が入賞となると、入賞した当選役に対応する処理が行われる。
スロットマシン10では、役として、リプレイ、小役、ボーナスの3種類が設けられている。そして、リプレイが入賞すると、再遊技処理が実行される。再遊技処理は、リプレイが入賞した遊技にベットした数(ベット数)と同数のメダルを、次回の遊技に対して自動的、すなわち、メダル投入口22へのメダルの投入や1ベットボタン23aやMAXベットボタン23bの操作無しにベットする処理である。また、小役が入賞すると、入賞した小役の種類に対応した枚数(払出数)のメダルを払い出す払い出し処理が行われる。さらに、ボーナスが入賞すると、ボーナスモードへと移行させる遊技モード移行処理が行われる。
なお、ボーナスは、内部抽選に当選した回の遊技で入賞させることができなかった場合でも次回以降の遊技に入賞の権利が持ち越される。一方、小役は、内部抽選に当選した回の遊技で入賞させることができなければ入賞の権利が消滅し、いわゆる取りこぼしとなる。また、リプレイは、取りこぼしとはならないように設計(図柄の配列や後述する停止制御の内容が決定)されている。
図2に示すように、スロットマシン10の内部には、スロットマシン10の各部を制御することによって、遊技の実行及び進行を制御するメイン制御基板30と、演出装置(本実施形態では、液晶ディスプレイ13、スピーカ14、ランプ15a〜15c、回転灯16など)を制御することによって、演出の実行及び進行を制御するサブ制御基板31とが設けられている。
メイン制御基板30とサブ制御基板31とは電気的に接続されており、メイン制御基板30からサブ制御基板31へは後述する遊技情報やメイン情報など各種情報の送信が可能となっているが、サブ制御基板31からメイン制御基板30へは情報を送信できないようになっている(情報の通信はメイン制御基板30からサブ制御基板31への一方通行となっている)。
メイン制御基板30には、メダルのベット処理を行うベット処理部32、内部抽選を行う内部抽選部34、リール20a〜20cの回転を制御するリールコントローラ36、メダルの払い出しを行う払出制御部38が設けられている。
ベット処理部32は、メダル投入口22にメダルが投入されたことや、クレジットされたメダルが存在する状態で、1ベットボタン23aまたはMAXベットボタン23bが操作されたことに基づき、遊技に対してメダルを掛ける(ベットする)ベット処理を行う。
メイン制御基板30は、3枚のメダルがベットされると、スタートレバー24の操作を有効化し、有効化されたスタートレバー24の操作に基づいてスロットマシン10の各部を制御して遊技を開始させる
内部抽選部34は、遊技の開始に伴って内部抽選テーブルを用いた内部抽選を行う。内部抽選テーブルは、複数の当選エリアのそれぞれに対して乱数が対応付けされたものであり、各当選エリアには1または複数の役やハズレが対応付けされている。乱数は、例えば、65536個用意され、各々の乱数が何れかの当選エリアに対応付けされている。そして、内部抽選では、図示しない乱数発生器により発生された乱数を内部抽選テーブルに照合していずれの当選エリアに該当するかが判定され、該当する当選エリアに対応付けされた役が当選となる。
スロットマシン10では、内部抽選でボーナスが当選していない状態で用いられる内部抽選テーブルと、内部抽選でボーナスが当選しているが入賞していない状態(ボーナス内部中状態)で用いられる内部抽選テーブルと、ボーナスモードで用いられる内部抽選テーブルとを設けている。また、スロットマシン10では、リプレイの当選確率が異なる複数の内部抽選テーブルを備え、所定の条件を満たした場合(例えば、ボーナスモードの終了後や所定の役が内部抽選に当選または入賞した場合など)に内部抽選に用いる内部抽選テーブルの種類を変更している。このように、スロットマシン10では、ボーナスの状態とリプレイの状態との組み合わせにより複数の遊技状態が発現される。
リールコントローラ36は、メイン制御基板30の制御のもと、スタートレバー24の操作に応答してリール20a〜20cの回転を開始させるとともに、ストップボタン26a〜26cの操作に応答して操作されたストップボタンに対応するリールを停止させる停止制御を行う。
停止制御においてリールコントローラ36は、内部抽選で当選した当選エリアに対応付けされた役が入賞するようにリール20a〜20cの回転を停止させる。また、複数の役が対応付けされた当選エリアが内部抽選で決定された状態(複数の役が重複当選している状態)では、優先順位の高い役が優先的に入賞するようにリール20a〜20cの停止制御を行う。スロットマシン10では、「リプレイ>小役>ボーナス」の順番で優先順位が設定されており、複数種類の役が重複当選している状態では、この優先順位に従ってリール20a〜20cの停止制御が行われる。
さらに、スロットマシン10では、複数の役が重複当選している際に、ストップボタンの操作順序(押し順)に応じて、重複当選している役のいずれを優先的に入賞させる停止制御を行うかが変化する場合も設けられている。そして、スロットマシン10では、ATモードを設け、ATモードにおいては、重複当選している役のうち、遊技者にとって有利となる役が入賞するように停止制御が行われるストップボタンの押し順を報知する場合を設けている。これにより、遊技者は、報知された押し順に従って遊技を行うことで、押し順の報知が無い場合(ATモード以外の遊技モード)と比較して有利に遊技を進めることが出来る。
なお、役が入賞するように停止制御を行うとは、ストップボタンが操作されたときに、当選役が入賞となる図柄組合せを構成する図柄(当選図柄)が、入賞有効ライン(当選図柄が並ぶと当選役が入賞となるライン)から所定の引き込み範囲内に存在する場合に、当選図柄を有効ライン上に引き込んで停止させることを示している。このため、役が入賞するように停止制御が行われても、ストップボタンの操作タイミング次第で、当選役が入賞するか否かが決まる場合もある(当選役が入賞するように停止制御を行っても、必ずしも入賞するとは限らない)。ただし、前述のようにリプレイについては、取りこぼしがないように設計されており、必ず入賞するようになっている。
払出制御部38は、役が入賞すると、入賞した役に対応する払出数のメダルを遊技者に付与する。各役と、各役の入賞時に払い出すメダルの払出数との関係は、図示しない払出テーブルに規定されており、払出制御部38は、役が入賞となった場合、払出テーブルを参照して入賞した役に対応する払出数を検出する。そして、クレジット数が最大数(本実施形態では「50」枚)となるまでは、払出数をクレジット数に加算し、クレジット数が最大数を超える分についてはホッパ装置を駆動してメダル受け皿28に払い出す。
また、メイン制御基板30には、通知部40が設けられている。通知部40は、サブ制御基板31に対して遊技情報やメイン情報を通知する。なお、詳細については後述するが、遊技情報は、遊技状態(内部抽選の結果やリールの停止状況(どのリールどのような回転位置で停止されているか)、ボーナスやリプレイの状態、滞在中の遊技モードの種類や残り遊技数など)を示す情報である。また、メイン情報は、メイン制御基板30が把握しているサブ制御基板31の状態(演出状態)であり、ATモードの状態(ATモードであるか否かや、ATモードの残り遊技数など)、演出情報(現在の遊技状態に応じて実行される(実行中または実行されるべき)演出の種類など)を示す情報である。
図3に示すように、本実施形態では、遊技情報の通知として通知「P1」〜「P11」が行われる。
通知「P1」は、遊技が開始されたことを示す通知であり、スタートレバー24の操作に伴って通知される。
通知「P2」は、当選情報(内部抽選の結果)を示す通知であり、内部抽選の結果が得られることに伴って通知される。
通知「P3」は、リール(回胴)の回転準備を行っていることを示す通知であり、リールの回転準備開始に伴って通知される。
通知「P4」は、リールの回転開始を示す通知であり、リールの回転開始に伴って通知される。
通知「P5」は、1番目のリールが停止されたことを示す通知であり、1番目のリールの停止(第1停止)に伴って通知される。なお、この通知「P5」では、リールの停止位置やリールを停止させた際のスベリコマ数(ストップボタンが操作されてから実際にリールが停止するまでに移動した図柄の数)についても通知される。
同様に、通知「P6」は2番目のリールの停止(第2停止)に伴って通知され、通知「P7」は3番目のリールの停止(第3停止)に伴って通知される。また、通知「P6」、「P7」では、リールの停止位置やスベリコマ数についても通知される。
通知「P8」は、払出処理が開始されたことを示す通知であり、払出処理が開始された場合に通知される。
通知「P9」は、払出処理が終了したことを示す通知であり、払出処理が終了した場合に通知される。
通知「P10」は、今回の遊技が終了したことを示す通知であり、遊技が終了した場合に通知される。また、この通知「P10」では、現在(今回)の遊技状態、及び、前回の遊技状態についても通知される。なお、現在及び前回の遊技状態の通知は、例えば、「ボーナス:内部中」+「リプレイの当選確率:通常」、といったように、ボーナスの状態とリプレイの状態との組み合わせ(掛け合わせ)により通知される。
通知「P11」は、次回の遊技が開始可能なことを示す通知であり、次回の遊技が開始可能となると通知される。この通知「P11」についても前述した通知「P10」と同様に、現在の遊技状態、及び、前回の遊技の遊技状態が合わせて通知される。
また、本実施形態では、メイン情報の通知として通知「M1」、「M2」が行われる。
前述のようにメイン情報は、メイン制御基板30が把握しているサブ制御基板31の状態(演出状態)であり、ATモードの状態(ATモードであるか否かや、ATモードの残り遊技数など)、演出情報(現在の遊技状態に応じて実行される(実行中または実行されるべき)演出の種類など)を示すものであり、通知「M1」、「M2」では、これらの情報がサブ制御基板31に対して通知される。
そして、本実施形態では、通知「M1」を通知「P1」の後、通知「M2」を通知「P9」の後に通知している。
このように、遊技情報やメイン情報(通知「P1」〜「P11」、通知「M1」、「M2」)は、メイン制御基板30に関する情報である。すなわち、通知「P1」〜「P11」、通知「M1」、「M2」は、本発明の「情報(メイン制御基板の情報)」に相当する。また、通知「P1」〜「P11」、通知「M1」、「M2」は、1回の遊技が開始されてから終了するまでの間に通知され、かつ、これらの通知は予め定められたタイミングで行われる(図3参照)。すなわち、通知「P1」〜「P11」、通知「M1」、「M2」の通知タイミングは、本発明の「所定契機時(1回の遊技が開始されてから終了するまでの間に複数回設定された所定契機時)」に相当する。
なお、上述した遊技情報やメイン情報の通知(通知「P1」〜「P11」、通知「M1」、「M2」)に加え、例えば、エラー(異常)が発生した場合などにはこの旨についてもメイン制御基板30からサブ制御基板31へと通知される。
図2に戻り、サブ制御基板31には、メイン制御基板30から、前述した遊技情報やメイン情報、すなわち、通知「P1」〜「P11」や通知「M1」、「M2」が送信(通知)される。サブ制御基板31は、送信された遊技情報やメイン情報に基づいて演出装置(本実施形態では、液晶ディスプレイ13、スピーカ14、ランプ15a〜15c、回転灯16など)を制御して遊技を演出する。
具体的には、サブ制御基板31は、スロットマシン10の電源投入に伴って通常演出を実行するとともに、例えば、内部抽選で所定の役が当選するなど予め設定された条件を満たした場合にその旨を示唆または報知するなど遊技状態に応じた演出を行う。また、サブ制御基板31は、演出としてATモードにおける押し順の報知も行う。
サブ制御基板31には、演出の際に演出装置から再生出力される画像や音声のデータ、演出装置を駆動制御するためのプログラムなどが格納されたROM(図示せず)と、データを再生出力する際やプログラムを実行する際にバッファとして機能するRAM(図示せず)と、が設けられている。サブ制御基板31は、メイン制御部30から送信された遊技情報やメイン情報に基づいてROMからRAMにデータやプロブラムを読み出し、読み出したデータを再生出力したりプログラムを実行することにより遊技を演出する。
また、サブ制御基板31には、エラー(異常)が発生したなどの場合に、サブ制御基板31をリセットしてエラーから復帰させるための復帰処理を行う復帰処理部50(復帰手段、判定手段)が設けられている。復帰処理部50は、エラーの発生が検知された場合に自動的に、または、スロットマシン10の設置されたホールの店員などが行うリセット操作に基づいて、サブ制御基板31をリセットした後に、復帰処理を行って元(リセット前)の演出状態に戻すことにより、サブ制御基板31をエラーから復帰させる。
以下、リセットからの復帰手順について、図4〜図6を用いて具体的に説明を行う。
図4に示すように、復帰処理部50は、エラーの発生が検出されたり、リセット操作が行われることによりサブ制御基板31がリセットされるなどして、このリセットからの復帰が必要となると、演出の実行を禁止する演出禁止状態へとサブ制御基板31を移行させる。そして、通知「P11」を受信したことに基づいて、演出禁止状態を解除する。
前述のように、通知「P11」は、次回遊技が可能となった場合に通知されるので、演出禁止状態が解除されて演出が実行されるのは、実質的には次回の遊技からとなる。また、通知「P11」には、現在(今回)及び前回の遊技状態に関する情報が含まれる(図3参照)ので、演出禁止状態が解除されるのは、これらの情報をサブ制御基板31が把握した後となる。このように、スロットマシン10では、リセットからの復帰が必要となった回の次の遊技であり、かつ、現在及び前回の遊技状態をサブ制御基板31が把握するまで、演出を実行しないようにしている。
通知「P11」を受信していない状態、すなわち、リセットからの復帰が必要となった回の遊技や、現在及び前回の遊技状態をサブ制御基板31が把握していると保証できない状態では、前述したRAMにバッファされたデータやプログラムの内容が不明確であり、このような状態で演出を実行しようとすると、データやプログラムの不足や重複などにより正常な演出の実行に支障が生じる恐れがある。本実施形態では、このような問題を防止するための保険的な処理として、通知「P11」を受信するまでは、演出を実行しないようにしている。
また、図5に示すように、復帰処理部50は、リセットからの復帰が必要となると、復帰処理の実行を待機する復帰待機状態へと移行する。そして、メイン情報(通知「M1」または通知「M2」)を2回受信したことに基づいて、復帰待機状態を解除する。換言すると、メイン情報を2回受信するまでは、復帰待機状態が維持される。なお、メイン情報の受信が2回目であるか否かについては、例えば、カウンタによりカウントしたり、初回受信時にフラグを立て、フラグが存在する(立っている)状態でメイン情報を受信した場合に2回目の受信であると検知するなど周知の各種手法により検出できる。
そして、図6に示すように、復帰処理部50は、リセットからの復帰が必要な状態となると、演出禁止状態であるか否か、及び、復帰待機状態であるか否かを監視し、演出禁止状態及び復帰待機状態のいずれもが解除された場合に、復帰に必要な情報(遊技情報やメイン情報)が揃ったと判定し、復帰処理を実行することによってサブ制御基板31の状態(演出状態)をリセット前の演出状態へと戻す。
このため、例えば、図3において、今回の遊技の通知「M2」よりも前にリセットが行われた場合、次回の遊技において通知「M1」を受信したことに基づいて復帰処理が行われる。つまり、リセット後に通知「M2」を受信し(1回目のメイン情報受信)、通知「P11」を受信し、次回の遊技において通知「M1」を受信(2回目のメイン情報受信)することにより、演出禁止状態と復帰待機状態との両方が解除された状態となり、復帰処理が行われる。なお、復帰処理後にメイン情報の通知を受けた場合には、通常時(復帰処理を行う必要がない場合)にメイン情報の通知を受けた場合と同様の処理が行われる。このような処理としては、例えば、メイン情報の示す演出状態と、実際の演出状態(サブ制御基板31により実行されている演出の状態)とが一致するかの確認などが挙げられる。
また、例えば、図3において、今回の遊技の通知「M2」よりも後にリセットが行われた場合、次回の遊技の通知「M2」を受信したことに基づいて復帰処理が行われる。つまり、リセット後に通知「P11」を受信し、次回の遊技において通知「M1」(1回目)、通知「M2」(2回目)を受信することにより、演出禁止状態と復帰待機状態との両方が解除された状態となり、復帰処理が行われる。
以上のように、スロットマシン10では、リセットからの復帰が必要となった回の遊技においては復帰を強行せずに、次回の遊技において復帰に必要な情報が揃ったと判定された場合に復帰処理を行っている。こうすることで、復帰に必要な情報が揃っていないにも関わらず復帰を進めることにより新たなエラーが発生してしまうなどの問題を防止できる。
すなわち、サブ制御基板31は、メイン制御基板30から通知される遊技情報(現在の遊技状態や前回の遊技状態)やメイン情報に対応した演出を行うため、これらが判明すればサブ制御基板31の状態(演出状態)を元の状態に復帰できる。しかし、サブ制御基板31からメイン制御基板30に対して情報の送信が禁止されており、遊技情報やメイン情報をサブ制御基板31側からメイン制御基板30側に問い合わせることができない。また、遊技情報やメイン情報は遊技の進行や実行に伴って随時通知される。このため、リセットからの復帰が必要となった回の遊技においては復帰に必要な情報が揃っていない場合がある。そして、このような場合に復帰を強行してしまうと、復帰処理が停止してしまうなど新たなエラーの発生要因となってしまう恐れがある。
これに対し、スロットマシン10では、リセットからの復帰が必要となった回の遊技においては復帰処理を行わず、遊技情報(現在の遊技状態と前回の遊技状態)を把握し、かつ、メイン情報を2回受信することにより、復帰に必要な情報が揃ったと判定されるのを待ってから復帰処理を行っている。これにより、スロットマシン10によれば、復帰に必要な情報が揃っていないにも関わらず復帰を進めることにより新たなエラーが発生してしまうなどの問題を防止して、確実な復帰が可能となる。また、スロットマシン10では、推測値や仮の値などを用いることなく、復帰に必要な情報が揃ってから復帰処理を行うため、遊技者に不信感を与えてしまうといったこともない。
なお、本発明は、復帰に必要な情報が揃ったと判定されるのを待って復帰処理を実行すればよいので、細部の構成については上記実施形態に限定されず適宜変更できる。
例えば、上記実施形態では、通知[P11]を受信(すなわち、サブ制御基板が遊技情報(現在と前回の遊技状態)を把握)し、かつ、メイン情報を2回受信した場合に、復帰に必要な情報が揃ったと判定する例で説明をしたが、メイン情報の受信回数は2回に限定されない。例えば、通知「P11」を受信し、かつ、メイン情報を1回受信した場合に、復帰に必要な情報が揃ったと判定してもよい。
また、通知「P11」以外の遊技情報と、メイン情報との両方を受信した場合に(メイン情報の受信回数は1回であってもよいし、2回以上であってもよい)、復帰に必要な情報が揃ったと判定してもよい。さらに、し、遊技情報(通知「P11」であってもよいし、それ以外の遊技情報の通知であってもよい)と、メイン情報とのいずれか一方を受信した場合に、復帰に必要な情報が揃ったと判定してもよい。もちろん、上記以外の情報(通知)を受信した場合に、復帰に必要な情報が揃ったと判定してもよい。
さらに、遊技機の仕様によっては、復帰に必要な情報が遊技状態などに応じて変化する場合も考えられる。このため、復帰に必要な情報が揃ったと判定する条件についても、遊技状態などに応じて変化させてもよい。つまり、ボーナスモードやATモードが単独で発生する(ボーナスモードであり、かつ、ATモードであるといった状態が存在しない)仕様のスロットマシンにおいては、ボーナスモードであることが判明すれば、ATモードではないことも判明する。このようなスロットマシンにおいては、遊技情報を受信してボーナスモートであることが判明した場合には、メイン情報の受信を待たずに復帰に必要な情報が揃ったと判定し、ボーナスモード以外の遊技モードであることが判明した場合には、メイン情報の受信を待って復帰に必要な情報が揃ったと判定すればよい。
また、上記実施形態では、復帰に必要な情報が揃ったと判定されるまで演出を実行しない例で説明をしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、復帰に必要な情報が揃うまでは、メイン制御基板30から通知される通知に基づいて復帰できる範囲で演出状態を復帰させる仮復帰処理を行うようにしてもよい。この場合、演出禁止状態が解除されてから、復帰待機状態が解除されるまでの間については、仮復帰処理として、電源投入時に実行される通常演出を実行するといったことが考えられる。もちろん、仮復帰処理の内容は通常演出を実行することに限定されない。例えば、演出の背景(ステージ)やバックミュージックが確定するなど、演出状態の一部が確定した場合に、この確定した部分についてのみ復帰させるように仮復帰処理を行ってもよい。なお、仮復帰処理は、前述した復帰処理部が行ってもよいし(復帰処理部を仮復帰手段として機能させてもよいし)、仮復帰処理を行う仮復帰処理部(仮復帰手段)を設け、この仮復帰処理部が行ってもよい。
10 スロットマシン(遊技機)
13 液晶ディスプレイ(演出装置)
14 スピーカ(演出装置)
15a、15b、15c ランプ(演出装置)
16 回転灯(演出装置)
20a、20b、20c リール
24 スタートレバー
26a、26b、26c ストップボタン
30 メイン制御基板
31 サブ制御基板
40 通知部(通知手段)
50 復帰処理部(復帰手段、判定手段)

Claims (2)

  1. 遊技の進行及び実行を制御するメイン制御基板と、
    演出の進行及び実行を制御するサブ制御基板と、
    1回の遊技が開始されてから終了するまでの間に複数回設定された所定契機時に、前記メイン制御基板の情報を前記サブ制御基板に対して通知する通知手段と、
    前記サブ制御基板に異常が発生した場合に、メイン制御基板から通知される情報のうち前記異常からの復帰に必要な情報が前記サブ制御基板に通知されたか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により、前記異常からの復帰に必要な情報が前記サブ制御基板に通知されたと判定された場合に、前記サブ制御基板を前記異常から復帰させる復帰処理を行う復帰手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記異常が発生してから前記判定手段により前記異常からの復帰に必要な情報が前記サブ制御基板に通知されたと判定されるまでの間、前記メイン制御基板から通知される情報に基づいて、前記サブ制御基板の仮復帰処理を行う仮復帰手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
JP2016241377A 2016-12-13 2016-12-13 遊技機 Pending JP2018094077A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016241377A JP2018094077A (ja) 2016-12-13 2016-12-13 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016241377A JP2018094077A (ja) 2016-12-13 2016-12-13 遊技機

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020044186A Division JP2020089796A (ja) 2020-03-13 2020-03-13 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018094077A true JP2018094077A (ja) 2018-06-21

Family

ID=62634083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016241377A Pending JP2018094077A (ja) 2016-12-13 2016-12-13 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018094077A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012187131A (ja) * 2011-03-08 2012-10-04 Olympia:Kk 遊技機
JP2013123505A (ja) * 2011-12-14 2013-06-24 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2014087453A (ja) * 2012-10-30 2014-05-15 Heiwa Corp 遊技機
JP2014147544A (ja) * 2013-02-01 2014-08-21 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2016083435A (ja) * 2016-01-20 2016-05-19 株式会社三共 スロットマシン
JP2016093394A (ja) * 2014-11-17 2016-05-26 サミー株式会社 遊技機

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012187131A (ja) * 2011-03-08 2012-10-04 Olympia:Kk 遊技機
JP2013123505A (ja) * 2011-12-14 2013-06-24 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2014087453A (ja) * 2012-10-30 2014-05-15 Heiwa Corp 遊技機
JP2014147544A (ja) * 2013-02-01 2014-08-21 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2016093394A (ja) * 2014-11-17 2016-05-26 サミー株式会社 遊技機
JP2016083435A (ja) * 2016-01-20 2016-05-19 株式会社三共 スロットマシン

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016002300A (ja) 遊技機
JP2014155660A (ja) 遊技機
JP2014239786A (ja) 遊技機
JP2015084828A (ja) 遊技機
JP6895185B2 (ja) 遊技機
JP2017205253A (ja) 遊技機
JP2010246583A (ja) 遊技機
JP6221108B2 (ja) 遊技機
JP5716932B2 (ja) 遊技機
JP6902289B2 (ja) 遊技機
JP5713270B1 (ja) 遊技機
JP2007007048A (ja) 遊技機
JP2019115590A (ja) 遊技機
JP2007260018A (ja) 遊技機、プログラム及び情報記憶媒体
JP2014239785A (ja) 遊技機
JP5787378B2 (ja) スロットマシン
JP5707643B2 (ja) 遊技機
JP2013106910A (ja) スロットマシン
JP2018094077A (ja) 遊技機
JP2020089796A (ja) 遊技機
JP2008188036A (ja) 遊技機
JP2008188034A (ja) 遊技機
JP6931262B2 (ja) 遊技機
JP6954706B1 (ja) 遊技機
JP2018157883A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181010

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181023

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190521

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190719

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20191217