JP2018092983A - 光受信回路 - Google Patents

光受信回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2018092983A
JP2018092983A JP2016233035A JP2016233035A JP2018092983A JP 2018092983 A JP2018092983 A JP 2018092983A JP 2016233035 A JP2016233035 A JP 2016233035A JP 2016233035 A JP2016233035 A JP 2016233035A JP 2018092983 A JP2018092983 A JP 2018092983A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photodiode
electrode
optical receiver
transistor
receiver circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016233035A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6438451B2 (ja
Inventor
健太郎 本田
Kentaro Honda
健太郎 本田
那須 悠介
Yusuke Nasu
悠介 那須
高橋 雅之
Masayuki Takahashi
雅之 高橋
浩太郎 武田
Kotaro Takeda
浩太郎 武田
清史 菊池
Kiyoshi Kikuchi
清史 菊池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2016233035A priority Critical patent/JP6438451B2/ja
Publication of JP2018092983A publication Critical patent/JP2018092983A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6438451B2 publication Critical patent/JP6438451B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Light Receiving Elements (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

【課題】暗電流の増加や高周波特性の劣化を引き起こさずに、GePDのESDに対する耐性の向上をチップ上で実現すること。
【解決手段】光を受信して電気信号を発生するフォトダイオードと、該フォトダイオードに対してそれぞれ直列に接続される、抵抗とP型のトランジスタとグラウンド接地された容量と、前記トランジスタをオンオフ制御する信号を入力するための制御用電極と、前記フォトダイオードにバイアス信号を入力するための電源用電極と、前記フォトダイオードで発生した電気信号を検出するための検出用電極とを備え、前記フォトダイオードのカソード端子に前記抵抗の一端と前記P型のトランジスタのドレインと前記容量とが接続され、前記抵抗の他端とP型のトランジスタのゲートが前記制御用電極に接続され、前記P型のトランジスタのソースが前記電源用電極に接続され、前記フォトダイオードのアノードが前記検出用電極に接続されていることを特徴とする光受信回路である。
【選択図】図1

Description

本発明は、光通信システムや光情報処理システムにおいて用いられる光受信回路に関し、特に周波数特性の劣化なくESD(Electro−Static Discharge:静電気放電)耐性の高い光受信回路を実現する回路に関するものである。
近年の光通信の普及に伴い、光通信装置の低コスト化が求められている。その解決策の1つとして、光通信装置を構成する光回路を、シリコンウエハのような大口径ウエハ上に、シリコンフォトニクスのような微小光回路技術を用いて形成する方法がある。これにより、1チップあたりの製造費を劇的に下げ、光通信装置の低コスト化を図ることが出来る。
このような技術を用いたシリコン(Si)基板上に形成する代表的な光検出器としては、モノリシック集積が可能なゲルマニウム光検出器(GePD)がある。GePDは、Si基板、Si酸化膜、表面Si層からなるSOI(Silicon On Insulator)基板にリソグラフィ技術等を用いて形成される。
特開2008−300726号公報
D. Celo, D.J. Goodwill, C. Banks, S. Trifoli, P. Dumais, J. Jiang, C. Zhang, D. Geng, and E. Bernier, "Electrostatic Discharge Sensitivity of Silicon Photonic Photodetectors and Thermo−Optic Tuning Elements," IEEE GFP 2016, WB2.
GePDは、アノード端子とカソード端子が外部との接続部である電極に直接接続されている為、ESD(Electro−Static Discharge:静電気放電)によってpn接合に大きなダメージが与えられてしまい、性能が大きく劣化してしまうという問題を抱えている。そのためGePDは故障を引き起こしやすく、光回路チップの歩留りを低下させているという問題があった。
チップ上でGePDのESDに対する耐性を向上させる最も簡単な解決方法は、GePDのサイズを大きくすることであるが、光が入射されていない時に流れる暗電流が増えてしまうことや、寄生容量が大きくなることにより高周波特性が劣化するという問題を招いてしまう。
そのため、非特許文献1に示されるようにGePDと並列にダイオードを並べ、その寄生容量によりGePDに与えられるダメージを抑え、ESD耐性を向上させるという方法が考案されているが、微小電流を検出する端子に寄生容量が接続されるため、やはり高周波特性の劣化を招いてしまう。
本発明が目的とするのは、暗電流の増加や高周波特性の劣化を引き起こさずに、GePDのESDに対する耐性の向上をチップ上で実現することである。
上記の課題を解決するために、一実施形態に記載の発明は、光を受信して電気信号を発生するフォトダイオードと、該フォトダイオードに対してそれぞれ直列に接続される、抵抗とP型のトランジスタとグラウンド接地された容量と、前記トランジスタをオンオフ制御する信号を入力するための制御用電極と、前記フォトダイオードにバイアス信号を入力するための電源用電極と、前記フォトダイオードで発生した電気信号を検出するための検出用電極とを備え、前記フォトダイオードのカソード端子に前記抵抗の一端と前記P型のトランジスタのドレインと前記容量とが接続され、前記抵抗の他端とP型のトランジスタのゲートが前記制御用電極に接続され、前記P型のトランジスタのソースが前記電源用電極に接続され、前記フォトダイオードのアノードが前記検出用電極に接続されていることを特徴とする光受信回路である。
他の実施形態に記載の発明は、光を受信して電気信号を発生するフォトダイオードと、該フォトダイオードに対してそれぞれ直列に接続される、抵抗とN型のトランジスタとグラウンド接地された容量と、前記トランジスタをオンオフ制御する信号を入力するための制御用電極と、前記フォトダイオードにバイアス信号を入力するための電源用電極と、前記フォトダイオードで発生した電気信号を検出するための検出用電極とを備え、前記フォトダイオードのアノード端子に前記抵抗の一端と前記N型のトランジスタのドレインと前記容量とが接続され、前記抵抗の他端とN型のトランジスタのゲートが前記制御用電極に接続され、前記N型のトランジスタのソースが前記電源用電極に接続され、前記フォトダイオードのカソードが前記検出用電極に接続されていることを特徴とする光受信回路である。
第1の実施形態の光受信回路の構成例を示す図である。 第1の実施形態の光受信回路を用いた光検出時の構成例を示す図である。 光受信回路の周波数特性の比較を示す図である。 第2の実施形態の光受信回路を示す図である。 第3の実施形態の光受信回路の構成例を示す図である。 第4の実施形態の光受信回路の構成例を示す図である。 第5の実施形態の光受信回路の構成例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態の光受信回路の構成例を示す図である。第1の実施形態の光受信回路は、フォトダイオード1と、抵抗2と、P型のトランジスタ3と、容量(キャパシタ)8と、第1の電極5と、第2の電極6と、第3の電極7とを備えている。抵抗2はP型のトランジスタ3のゲート−ドレイン間に接続されており、かつ抵抗2およびP型のトランジスタ3のそれぞれがフォトダイオード1のカソード端子に対し直列に接続されている。容量8はフォトダイオード1のカソード端子とグラウンドの間に接続されている。容量8があることにより高周波信号が容量を経由してグラウンドに結合するため、高速信号の信号劣化を防ぐことができるため帯域が伸びる。第1の電極5は、P型のトランジスタ3のゲートおよび抵抗2の一端に接続されている。第2の電極6は、P型のトランジスタ3のソースに接続されている。第3の電極7は、フォトダイオード1のアノード端子に接続されている。
フォトダイオード1は、光を受信して電気信号を発生する素子であり、アノード端子が第3の電極7に接続され、カソード端子が抵抗2の他端およびP型のトランジスタ3のドレインに接続されている。
抵抗2は、一端が第1の電極5とP型のトランジスタ3のゲートに接続されており、他端がフォトダイオード1のカソード端子に接続されている。
P型のトランジスタ3は、ゲートが抵抗2の一端および第1の電極5に接続され、ドレインがフォトダイオード1のカソード端子と抵抗2の他端に接続され、ソースが第2の電極6に接続されている。
第1の電極5は、トランジスタ3をオンオフする制御信号を入力するための電極であり、第2の電極6は、フォトダイオード1にバイアス信号を入力するための電極であり、第3の電極7は、フォトダイオード1で発生した電気信号を検出するための電極である。
ここで本実施形態の光受信回路において、ESDによる放電により任意の2電極の間に高電圧パルスが印加された際にフォトダイオードに実際に印加される電圧について説明する。
まず、第1の電極5と第2の電極6との間に高電圧パルスが印加された場合は、フォトダイオード1のアノード端子に接続されている第3の電極7は開放端子であるから、高電圧パルスの影響を受けることはない。
次に、第1の電極5と第3の電極7との間に高電圧パルスが印加された場合は、抵抗2とフォトダイオード1が直列になった回路に電流が流れることとなる。しかしながら、第1の電極5と第3の電極7との間に印加された高電圧パルスは、抵抗2とフォトダイオード1とで電圧が分圧されるので、フォトダイオード1自体に加わる電圧は印加された高電圧パルスよりも下がる。したがって実際にフォトダイオード1自体に加わる電圧は抑えられるため、ESDに対する耐性は向上する。
さらに、第2の電極6と第3の電極7とに高電圧パルスが印加された場合は、トランジスタ3とフォトダイオード1とが直列になった回路に電流が流れる。また、トランジスタ3のゲートとドレインは抵抗2を介して接続されている。第2の電極6と第3の電極7とに高電圧パルスが印加されたことによりトランジスタ3のソース−ドレイン間に発生した電荷はトランジスタ3のソース基板で拡散されるため、フォトダイオード1に加わる電圧は印加された高電圧パルスよりも下がる。したがって実際にフォトダイオード1自体に加わる電圧は抑えられるため、ESDに対する耐性は向上する。
このように、本実施形態の光受信回路は、ESDによる放電により任意の2電極の間に高電圧パルスが印加されても、内部デバイスであるフォトダイオードを破壊してしまうことがない。
図2は第1の実施形態の光受信回路を用いた光検出時の構成例を示す図である。図2に示すように第1の実施形態の光受信回路は、光検出駆動用の電子回路20に対して、第1の電極5を介して制御回路21と接続されており、第2の電極6を介して電源回路22と接続されており、第3の電極7を介して検出回路23と接続されている。すなわち第1の実施形態の光受信回路は、図2に示すようにP型のトランジスタ3のゲートが制御回路21と接続され、P型のトランジスタ3のソースが電源回路22と接続され、フォトダイオード1のアノードが検出回路23と接続される。
本実施形態の光受信回路と接続された電子回路20は、光検出時には、制御回路21が、トランジスタ3をONとするように制御信号を出力し、電源回路22が、フォトダイオード1にバイアスを与える電圧を印加し、検出回路23が、フォトダイオード1で発生する微小な電流を検出する。
図2からも明らかなように、本実施形態の光受信回路では、光電流を検出するフォトダイオード1のアノード端子と検出回路23の間にはESD耐圧を向上させるための素子は何も接続されていない為、信号検出における高周波特性の劣化は生じない。また、フォトダイオード1にかかるバイアス電圧は、ONとなるトランジスタ3を介して電源回路22から与えられるため、抵抗2による電圧降下は生じない。
図3は、本発明と従来例2例の光受信回路の周波数特性の比較する図である。図3には、本実施形態の光受信回路とESD対策をしていない従来例および非特許文献1のようなダイオードによるESD保護を行った場合の従来の光受信回路の周波数特性の比較を示している。従来のダイオードによる保護では寄生容量により周波数特性が劣化しているが、本実施形態の光受信回路では周波数特性の劣化は見られない。
従来のESD耐性の向上策として非特許文献1に挙げられるような、フォトダイオードに並列に容量や他のダイオードを接続する方法があった。しかし、この場合だと検出すべき微小電流が流れるフォトダイオードのアノードと第3の電極間に容量が接続されてしまい、高周波特性が劣化するため、広帯域特性が必要なフォトダイオードには適用できないという問題があった。
本発明ではフォトダイオードに電源を供給するカソード側のみに他のデバイスを接続するため、微小信号を検出するアノード側には何も接続されず、高周波特性の劣化は生じない。本発明の光検出回路はESD保護を行った従来の光検出回路よりもはるかに広帯域な特性を示している。
また、特許文献1ではフォトダイオードのカソード側に抵抗を接続し、フォトダイオードにかかる電圧を下げてESD耐性を向上させる技術も開示されているが、光検出動作時に電流が流れると抵抗で電圧降下が生じ、フォトダイオードにかかる電圧が下がってしまいフォトダイオードの感度の低下を招いてしまう。電圧降下の大きさは、フォトダイオードに入力された光電力により誘起される電流によって決まるため、光電力が変化すると、フォトダイオードにかかる電圧が変動してしまうことも問題である。
本発明では、PDとトランジスタとを直列に接続し、光検出動作時にはトランジスタをONさせるので、従来生じていた抵抗部での電圧低下は生じない為、フォトダイオードにかかる電圧は抵抗を接続しない時と同じであり、感度の低下は起きず、電圧の変動も生じない。
また、従来はチップ上でのESD耐力が取れない場合、チップの外の実装基板等にてESD保護デバイスを接続することでESD耐性の向上を実現していたが、本発明の各素子は同一基板上に集積することも可能であるため、本発明により外部のESD保護デバイスは不要となり、部品コストや実装面積の削減も実現することができる。
(第2の実施形態)
図4は本発明の第2の実施形態の光受信回路を示す図である。図4に示すように第2の実施形態の光受信回路は、第1の実施形態の光受信回路においてP型であったトランジスタ3に代えて、N型のトランジスタ31を用いている。また、抵抗2とトランジスタ3と容量8はフォトダイオード1のカソード端子に接続されていたが、本実施形態では抵抗2とトランジスタ31と容量8はフォトダイオード1のアノード端子に接続されている。この構成の相違に伴い、第3の電極7はフォトダイオード1のカソード端子に接続されている。その他の構成は第1の実施形態の構成と同じである。
第2の実施形態の光受信回路では、光検出時にはN型のトランジスタ31のゲートが第1の電極5を経由して光検出駆動用の電子回路20(図2参照)の制御回路21と接続され、N型のトランジスタ31のソースが第2の電極6を経由して電子回路20の電源回路22と接続され、フォトダイオード1のカソード端子が第3の電極7を経由して電子回路20の検出回路23と接続するように組み立てられる。
本実施の形態の光受信回路では光信号を受光した時に流れる微小電流はフォトダイオードのカソードから検出回路23(図2参照)へと流れて信号を検出する。この時、カソードと検出回路23の間にESD耐圧を向上させるための素子は何も接続されていない為、信号検出における高周波特性の劣化は生じない。そのため、本実施の形態の光受信回路でも第1の実施形態の光受信回路と同じくチップ上でのESD耐性の向上効果を高周波特性の劣化や抵抗での電圧降下なく実現することが可能である。
(第3の実施形態)
図5は本発明の第3の実施形態の光受信回路の構成例を示す図である。第3の実施形態の光受信回路は、図5に示すように、第1の実施形態の光受信回路において、P型のトランジスタ3のゲートとソースとの間にESD保護回路4が接続されている構成である。その他の構成は、第1の実施形態の光受信回路と同様である。
第1の実施形態の光受信回路では、P型のトランジスタ3のゲートが第1の電極5につながっており、このゲート端子のESD耐性が他の電極と比べて低くなる。通常、トランジスタのゲート端子はESDによる静電破壊が起きると、ゲート酸化膜が絶縁破壊され各端子間がショートとなる。光検出時にはトランジスタはONとして電流を流すように動作するため、トランジスタが破壊されていて各端子間がショートとなっていても特に問題はない。しかし、常時トランジスタ3がONとなっていては制御回路21により制御することができなくなってしまう。本実施形態では、このようなトランジスタ3の破壊を防ぐため、トランジスタ3のゲートとソース間にESD保護回路4を設けている。
ESD保護回路4としては、例えば双方向ツェナーダイオードを用いることや、大きな容量のキャパシタを用いることができる。
本実施形態の光受信回路においても、光を検出した時の微小電流が流れるフォトダイオード1のアノードから検出回路までの間の経路にESD耐圧を向上させるための素子は何も接続されていない。これにより、フォトダイオード1に加えてトランジスタ3を確実に保護しながら、第1の実施形態の光受信回路と同じくチップ上でのESD耐性の向上効果を高周波特性の劣化や抵抗での電圧降下なく実現することが可能である。
(第4の実施形態)
図6は本発明の第4の実施形態の光受信回路の構成例を示す図である。第4の実施形態の光受信回路は、図6に示すように、第2の実施形態の光受信回路にいて、N型のトランジスタ31のゲートとソースとの間にESD保護回路4が接続されている構成である。その他の構成は、第2の実施形態の光受信回路と同様である。
第2の実施形態の光受信回路でも、N型のトランジスタ31のゲートが第1の電極5に繋がっており、このゲート端子のESD耐性が他の電極と比べて低くなる。第2の実施形態の光受信回路でも光検出時に問題があるわけではないが、常時トランジスタ3がONとなっていては制御回路21により制御することができなくなってしまう。このため第3の実施形態の光受信回路と同様にトランジスタ31のゲートとソース間にESD保護回路4を設けている。
本実施形態の光受信回路においても、光を検出した時の微小電流が流れるフォトダイオード1のカソードから検出回路までの間の経路にESD耐圧を向上させるための素子は何も接続されていない。これにより、フォトダイオード1に加えてトランジスタ31を確実に保護しながら、第2の実施形態の光受信回路と同じくチップ上でのESD耐性の向上効果を高周波特性の劣化や抵抗での電圧降下なく実現することが可能である。
(第5の実施形態)
図7は本発明の第5の実施形態の光受信回路の構成例を示す図である。第5の実施形態の光受信回路は、1チップ上に複数のフォトダイオードを用いて構成されている。
この光受信回路では、複数のフォトダイオード1a、1b、1c、1dのカソードを1つに接続し、抵抗2およびP型のトランジスタ3と直列に接続されている。複数のフォトダイオード1a、1b、1c、1dのアノードはそれぞれ異なる第3の電極7a、7b、7c、7dに接続している。かかる光受信回路を駆動する電子回路には第3の電極7a、7b、7c、7dの数に対応した検出回路を有するものを用いることができる。
これにより、チップ上でのESD耐性の向上効果を高周波特性の劣化や抵抗での電圧降下なく実現することが可能であり、部品コストや実装面積の削減も可能であることに加えて、同一チップ上の複数のフォトダイオードのESD耐性を1つのトランジスタと1つの抵抗で向上させることが可能であり、面積を小さくすることができる。
本実施形態の光受信回路は、図7に示す光受信回路のP型のトランジスタ3に代えてN型トランジスタ31を用いて構成することもできる。N型トランジスタ31を用いて構成する場合は、複数のフォトダイオード1a、1b、1c、1dのアノードを1つに接続し、第2の実施形態の光受信回路と同様に、直列に接続する抵抗2およびN型のトランジスタ31をアノードに接続すればよい。
さらに、第3の実施形態および第4の実施形態と同様に、P型のトランジスタ3またはN型のトランジスタ31のゲートとソースとの間にESD保護回路4を設けてもよい。
また以上のいずれの実施形態の光受信回路においてもESD保護素子も同一基板上に集積することが可能であるため、実装基板等でのESD保護デバイスを不要とすることも可能であり、外部部品コストや実装面積の削減も可能となる。
1 フォトダイオード
2 抵抗
3 P型のトランジスタ
31 N型のトランジスタ
4 ESD保護回路
5 第1の電極
6 第2の電極
7 第3の電極
8 容量
20 電子回路
21 制御回路
22 電源回路
23 検出回路

Claims (6)

  1. 光を受信して電気信号を発生するフォトダイオードと、
    該フォトダイオードに対してそれぞれ直列に接続される、抵抗とP型のトランジスタとグラウンド接地された容量と、
    前記トランジスタをオンオフ制御する信号を入力するための制御用電極と、
    前記フォトダイオードにバイアス信号を入力するための電源用電極と、
    前記フォトダイオードで発生した電気信号を検出するための検出用電極とを備え、
    前記フォトダイオードのカソード端子に前記抵抗の一端と前記P型のトランジスタのドレインと前記容量とが接続され、前記抵抗の他端とP型のトランジスタのゲートが前記制御用電極に接続され、前記P型のトランジスタのソースが前記電源用電極に接続され、前記フォトダイオードのアノードが前記検出用電極に接続されていることを特徴とする光受信回路。
  2. 光を受信して電気信号を発生するフォトダイオードと、
    該フォトダイオードに対してそれぞれ直列に接続される、抵抗とN型のトランジスタとグラウンド接地された容量と、
    前記トランジスタをオンオフ制御する信号を入力するための制御用電極と、
    前記フォトダイオードにバイアス信号を入力するための電源用電極と、
    前記フォトダイオードで発生した電気信号を検出するための検出用電極とを備え、
    前記フォトダイオードのアノード端子に前記抵抗の一端と前記N型のトランジスタのドレインと前記容量とが接続され、前記抵抗の他端とN型のトランジスタのゲートが前記制御用電極に接続され、前記N型のトランジスタのソースが前記電源用電極に接続され、前記フォトダイオードのカソードが前記検出用電極に接続されていることを特徴とする光受信回路。
  3. 前記フォトダイオードと前記検出用電極とは前記光受信回路に複数個設けられており、複数のフォトダイオードのアノードはそれぞれ別々の前記検出用電極に接続され、前記複数のフォトダイオードのカソードは1つに接続されていることを特徴とする、請求項1に記載の光受信回路。
  4. 前記フォトダイオードと前記検出用電極とは前記光受信回路に複数個設けられており、複数のフォトダイオードのカソードはそれぞれ別々の前記検出用電極に接続され、前記複数のフォトダイオードのアノードは1つに接続されていることを特徴とする、請求項2に記載の光受信回路。
  5. 前記トランジスタのゲートとソースとの間に接続されたESD保護回路とをさらに備えることを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の光受信回路。
  6. 全ての素子が同一の基板上に集積されていることを特徴とする、請求項1から5のいずれかに記載の光受信回路。
JP2016233035A 2016-11-30 2016-11-30 光受信回路 Active JP6438451B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016233035A JP6438451B2 (ja) 2016-11-30 2016-11-30 光受信回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016233035A JP6438451B2 (ja) 2016-11-30 2016-11-30 光受信回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018092983A true JP2018092983A (ja) 2018-06-14
JP6438451B2 JP6438451B2 (ja) 2018-12-12

Family

ID=62566371

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016233035A Active JP6438451B2 (ja) 2016-11-30 2016-11-30 光受信回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6438451B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020149277A1 (ja) * 2019-01-16 2020-07-23 日本電信電話株式会社 光検出器
WO2022029942A1 (ja) * 2020-08-05 2022-02-10 日本電信電話株式会社 光受信機

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0462980A (ja) * 1990-07-02 1992-02-27 Fujitsu Ltd 半導体受光装置
JPH11150236A (ja) * 1997-09-12 1999-06-02 Nec Corp 半導体集積回路
JP2006114711A (ja) * 2004-10-15 2006-04-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 保護回路及びこれを搭載した半導体集積回路
JP2007200987A (ja) * 2006-01-24 2007-08-09 Nec Electronics Corp 半導体集積回路装置
JP2008300726A (ja) * 2007-06-01 2008-12-11 Ntt Electornics Corp 光受信装置
JP2009246347A (ja) * 2008-03-14 2009-10-22 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
JP2010067894A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Fuji Electric Systems Co Ltd Cmosの集積回路
WO2011061876A1 (ja) * 2009-11-18 2011-05-26 パナソニック株式会社 増幅回路及び光ピックアップ装置
JP2012238693A (ja) * 2011-05-11 2012-12-06 Renesas Electronics Corp 保護回路

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0462980A (ja) * 1990-07-02 1992-02-27 Fujitsu Ltd 半導体受光装置
JPH11150236A (ja) * 1997-09-12 1999-06-02 Nec Corp 半導体集積回路
JP2006114711A (ja) * 2004-10-15 2006-04-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 保護回路及びこれを搭載した半導体集積回路
JP2007200987A (ja) * 2006-01-24 2007-08-09 Nec Electronics Corp 半導体集積回路装置
JP2008300726A (ja) * 2007-06-01 2008-12-11 Ntt Electornics Corp 光受信装置
JP2009246347A (ja) * 2008-03-14 2009-10-22 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
JP2010067894A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Fuji Electric Systems Co Ltd Cmosの集積回路
WO2011061876A1 (ja) * 2009-11-18 2011-05-26 パナソニック株式会社 増幅回路及び光ピックアップ装置
JP2012238693A (ja) * 2011-05-11 2012-12-06 Renesas Electronics Corp 保護回路

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020149277A1 (ja) * 2019-01-16 2020-07-23 日本電信電話株式会社 光検出器
JP2020113716A (ja) * 2019-01-16 2020-07-27 日本電信電話株式会社 光検出器
JP7208494B2 (ja) 2019-01-16 2023-01-19 日本電信電話株式会社 光検出器
WO2022029942A1 (ja) * 2020-08-05 2022-02-10 日本電信電話株式会社 光受信機

Also Published As

Publication number Publication date
JP6438451B2 (ja) 2018-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11315920B2 (en) Array substrate, electrostatic discharge protection circuit and display apparatus
US20160241022A1 (en) Apparatus and method for high voltage i/o electro-static discharge protection
JP7149404B2 (ja) 光検出装置
US9461080B2 (en) Semiconductor device for radiation detection
JP5015509B2 (ja) 静電保護回路および半導体装置
US9159719B2 (en) ESD protection
EP3792985B1 (en) Back-illuminated semiconductor light detecting device
US20090283848A1 (en) Photodiode Assembly With Improved Electrostatic Discharge Damage Threshold
US9117724B2 (en) Solid-state image sensing device
JP6438451B2 (ja) 光受信回路
JP2007013952A (ja) 静電気放電保護回路及び方法
US6952022B2 (en) Image sensor comprising thin film transistor optical sensor having offset region
US11139651B2 (en) Imaging panel and imaging panel substrate assembly
US8841740B2 (en) Single-photon avalanche diode assembly
US8288775B2 (en) Photoelectric conversion element, photoelectric conversion device, and image sensor
US10861847B2 (en) Semiconductor device and protection element
CN111480096B (zh) 静电放电保护的半导体光电倍增器
WO2019220891A1 (ja) 光検出器
JP2019106676A (ja) 光受信回路
US10305276B2 (en) ESD protection circuit and integrated circuit
US7217591B2 (en) Method and process intermediate for electrostatic discharge protection in flat panel imaging detectors
US20210356319A1 (en) Photodetector device
CN110854143B (zh) 有源矩阵基板及x射线摄像面板
EP3863140A1 (fr) Protection contre des surtensions
KR20210130596A (ko) 광 센서, 광 센싱 회로 및 전자 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6438451

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150