JP2009246347A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】素子が破壊されるような過電圧が供給された場合に、実動作を阻害することなく素子を保護することを課題の一とする。
【解決手段】第1の電位供給端子100と、第2の電位供給端子101と、第1の電位供給端子100及び第2の電位供給端子101に電気的に接続された分圧回路102、制御回路103、及びバイパス回路106を有する保護回路107と、保護回路107を介して第1の電位供給端子100及び第2の電位供給端子101に電気的に接続された機能回路108と、を有する構成とする。
【選択図】図1

Description

半導体装置に関する。
近年、基板上に形成された特定の機能を有する電子回路(以下機能回路という)は、様々な電子部品、電子機器などの半導体装置に利用されている。
機能回路としては、例えば光電変換回路などが挙げられる。一般的に電磁波の検知用途に用いられる光電変換回路を有する半導体装置(光電変換装置ともいう)は数多く知られており、例えば紫外線から赤外線にかけて感度を有するものは総括して光センサと呼ばれている。その中でも波長400nm〜700nmの可視光線領域に感度を持つものは特に可視光センサと呼ばれ、人間の生活環境に応じて照度調整や、オンまたはオフの制御などが必要な機器類に数多く用いられている。
上記光電変換装置を例とした機能回路を有する半導体装置は、外部から一定以上の高電圧が供給されることにより、回路を構成する素子が破壊されるといった問題があった。例えば光電変換装置の場合には、静電気などにより数kV程度の高電圧が光電変換回路に供給され、光電変換回路が静電破壊(ESD;Electro Static Dischargeともいう)されるといった問題がある。上記に挙げた問題に対して、保護回路を設けて機能回路に印加される電圧を低くすることにより、機能回路が電気的に破壊されるような高電圧が外部から供給される場合であっても、素子の破壊を抑制する機能を有する半導体装置が提案されている。(例えば特許文献1)
特開2003−303890号公報
しかしながら、従来の保護回路を設けた構成の半導体装置は、素子が破壊されるような高電圧が外部から供給された場合、保護回路により機能回路に供給される電圧を例えば必要範囲内の値に制限することができるが、素子の動作に必要な電圧が得られなくなってしまい、通常の動作(実動作ともいう)をさせる場合に正常な動作が行えなくなるといった問題がある。例えば特許文献1のように外部から素子が破壊されるような高電圧が供給された場合、外部電源端子及び機能回路(特許文献1における集積回路)間が非導通状態となり、機能回路への電源電圧の供給が遮断されてしまうため、電源電圧の供給が遮断されている間は、機能回路を動作させることができないといった問題がある。
上記問題を鑑み、本発明では、素子が破壊されるような過電圧が供給された場合に、実動作を阻害することなく素子を保護することを課題の一とする。
本発明の一態様は、第1の電位が与えられる第1の電位供給端子と、第2の電位が与えられる第2の電位供給端子と、第1の電位供給端子及び第2の電位供給端子間の電圧を分圧し、分圧した電圧に応じた分圧電位を生成する分圧回路と、分圧電位に応じて制御電位を生成する制御回路と、抵抗素子及び抵抗素子に並列接続で電気的に接続されたスイッチング素子を有し、制御電位に従ってスイッチング素子のオン状態及びオフ状態が制御されるバイパス回路と、第1の入力端子及び第2の入力端子を有し、第1の入力端子がスイッチング素子及び抵抗素子を介して第1の電位供給端子に電気的に接続され、第2の入力端子が第2の電位供給端子に電気的に接続された機能回路と、を有する半導体装置である。
本発明の一態様は、第1の電位が与えられる第1の電位供給端子と、第2の電位が与えられる第2の電位供給端子と、第1の電位供給端子及び第2の電位供給端子間の電圧を分圧し、分圧した電圧に応じた分圧電位を生成する分圧回路と、第1の抵抗素子、スイッチング素子、及びスイッチング素子を介して第1の抵抗素子に電気的に接続された第2の抵抗素子を有し、分圧電位に従ってスイッチング素子のオン状態及びオフ状態が制御されるバイパス回路と、第1の入力端子及び第2の入力端子を有し、第1の入力端子が第1の電位供給端子に電気的に接続され、第2の入力端子が第2の電位供給端子に電気的に接続され、且つ第1の抵抗素子、スイッチング素子、及び第2の抵抗素子を介して第1の電位供給端子に電気的に接続された機能回路と、を有する半導体装置である。
本明細書中において、機能回路とは、特定の機能を有する回路であり、例えば、集積回路、記憶素子回路、表示装置の画素回路、光電変換回路、またはセンサ回路などもその範疇に含まれる。
また、本明細書中において、トランジスタは、制御端子である第1端子、並びに第2端子及び第3端子の少なくとも3つの端子を有する構造とする。第1端子は、制御電位が与えられることにより、第2端子と第3端子の間の電流の流れを制御する端子である。例えば電解効果トランジスタを例にすると、ゲート電極(ゲートとなる領域、導電層、または配線などを含む)または、ゲート電極と電気的に接続されている部分の一部または全部を含めて第1端子という。また、ソース電極(ソースとなる領域、導電層、または配線などを含む)や、ソース電極と電気的に接続されている部分の一部または全部を含めて第2端子という。また、ドレイン電極(ドレインとなる領域、導電層、または配線などを含む)や、ドレイン電極と電気的に接続されている部分の一部または全部を含めて第3端子という。
また、本明細書中において、トランジスタの第2端子と第3端子は、トランジスタの構造や動作条件などによって変わるため、いずれが第2端子または第3端子であるかを限定することが困難である。そこで、本願の書類においては、第2端子及び第3端子から任意に選択した一方の端子を第2端子及び第3端子の一方と表記し、他方の端子を第2端子及び第3端子の他方と表記する。
本発明の一態様は、第1の電位が与えられる第1の電位供給端子と、第2の電位が与えられる第2の電位供給端子と、分圧回路と、制御回路と、バイパス回路と、第1の入力端子及び第2の入力端子を有し、第2の入力端子が第2の電位供給端子に電気的に接続された機能回路と、を有し、分圧回路は、第1の抵抗素子と、それぞれアノード及びカソードを有するN個(Nは自然数)のダイオードで構成されるN段のダイオードからなり、1段目のダイオードのアノードが第1の抵抗素子を介して第1の電位供給端子に電気的に接続され、K段目(Kは2乃至N−1の自然数)のダイオードのアノードがK−1段目のダイオードのカソードに電気的に接続され、N段目のダイオードのアノードがN−1段目のダイオードのカソードに電気的に接続され、N段目のダイオードのカソードが第2の電位供給端子に電気的に接続されたダイオード群と、を有し、制御回路は、第2の抵抗素子と、制御端子である第1端子、並びに第2端子及び第3端子を有し、第1端子が1段目乃至K段目ダイオードのカソードのいずれかに電気的に接続され、第2端子及び第3端子の一方が第2の抵抗素子を介して第1の電位供給端子に電気的に接続され、第2端子及び第3端子の他方が第2の電位供給端子に電気的に接続された第1のトランジスタと、を有し、バイパス回路は、第3の抵抗素子と、制御端子である第1端子、並びに第2端子及び第3端子を有し、第1端子が第1のトランジスタの第2端子及び第3端子の一方に電気的に接続され、第2端子及び第3端子の一方が第1の電位供給端子に電気的に接続され、第2端子及び第3端子の他方が、機能回路の第1の入力端子に電気的に接続され且つ第3の抵抗素子を介して第1の電位供給端子に電気的に接続された第2のトランジスタと、を有する半導体装置である。
なお、上記態様の半導体装置は、第2のバイパス回路を有し、制御回路は、第4の抵抗素子と、制御端子である第1端子、並びに第2端子及び第3端子を有し、第1端子が第1のトランジスタの第2端子及び第3端子の一方に電気的に接続され、第2端子及び第3端子の一方が第4の抵抗素子を介して第1の電位供給端子に電気的に接続され、第2端子及び第3端子の他方が第2の電位供給端子に電気的に接続された第3のトランジスタと、を有し、第2のバイパス回路は、第5の抵抗素子と、制御端子である第1端子、並びに第2端子及び第3端子を有し、第1端子が第3のトランジスタの第2端子及び第3端子の一方に電気的に接続され、第2端子及び第3端子の一方が第2の電位供給端子に電気的に接続され、第2端子及び第3端子の他方が、機能回路の第2の入力端子に電気的に接続され且つ第5の抵抗素子を介して第2の電位供給端子に電気的に接続された第4のトランジスタと、を有する構成とすることもできる。
本発明の一態様は、第1の電位が与えられる第1の電位供給端子と、第2の電位が与えられる第2の電位供給端子と、分圧回路と、バイパス回路と、第1の入力端子及び第2の入力端子を有し、第1の入力端子が第1の電位供給端子に電気的に接続され、第2の入力端子が第2の電位供給端子に電気的に接続された機能回路と、を有し、分圧回路は、第1の抵抗素子と、それぞれアノード及びカソードを有するN個(Nは自然数)のダイオードで構成されるN段のダイオードからなり、1段目のダイオードのアノードが第1の抵抗素子を介して第1の電位供給端子に電気的に接続され、K段目(Kは2乃至N−1の自然数)のダイオードのアノードがK−1段目のダイオードのカソードに電気的に接続され、N段目のダイオードのアノードがN−1段目のダイオードのカソードに電気的に接続され、N段目のダイオードのカソードが第2の電位供給端子に電気的に接続されたダイオード群と、を有し、バイパス回路は、第2の抵抗素子と、第3の抵抗素子と、制御端子である第1端子、並びに第2端子及び第3端子を有し、第1端子が1段目乃至K段目のダイオードのカソードのいずれかに電気的に接続され、第2端子及び第3端子の一方が第2の抵抗素子を介して第1の電位供給端子に電気的に接続され、第2端子及び第3端子の他方が第3の抵抗素子を介して第2の電位供給端子に電気的に接続されたトランジスタと、を有する半導体装置である。
なお、上記態様の半導体装置は、機能回路が光電変換回路であり、光電変換回路は、カソードが第1の入力端子に電気的に接続された光電変換素子と、出力用抵抗素子と、増幅回路と、出力端子と、を有し、増幅回路は、制御端子である第1端子、並びに第2端子及び第3端子を有し、第1端子並びに第2端子及び第3端子の一方が光電変換素子のアノードに電気的に接続され、第2端子及び第3端子の他方が、出力端子に電気的に接続され且つ出力用抵抗素子を介して第2の入力端子に電気的に接続された参照用トランジスタと、制御端子である第1端子、並びに第2端子及び第3端子を有し、第1端子が参照用トランジスタの第1端子に電気的に接続され、第2端子及び第3端子の一方が第1の入力端子に電気的に接続され、第2端子及び第3端子の他方が、出力端子に電気的に接続され且つ出力用抵抗素子を介して第2の入力端子に電気的に接続された出力用トランジスタ群と、を有する構成とすることもできる。
また、上記態様の半導体装置は、アノード及びカソードを有し、アノードが第2の電位供給端子に電気的に接続され、カソードが第1の電位供給端子に電気的に接続されたダイオードと、を有する構成とすることもできる。
また、上記態様の半導体装置が備えるトランジスタは、薄膜トランジスタとすることもできる。
また薄膜トランジスタは、絶縁基板上に設けられる構成とすることもできる。
素子が破壊されるような過電圧が供給された場合に、保護回路によって実動作を阻害することなく素子を保護することができる。
実施の形態1の半導体装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態1の半導体装置の構成例を示す回路図である。 実施の形態2の半導体装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態2の半導体装置の構成例を示す回路図である。 実施の形態3の半導体装置の構成例を示す上面図である。 図5に示す半導体装置の回路構成を示す回路図である。 図5に示す半導体装置の回路構成を示す回路図である。 実施の形態4の半導体装置の構成例を示す上面図である。 図8に示す半導体装置の回路構成を示す回路図である。 実施の形態5の半導体装置の作製方法例を示す断面模式図である。 実施の形態5の半導体装置の作製方法例を示す断面模式図である。 実施の形態6の半導体装置を備えた電子機器を示す図である。 実施の形態6の半導体装置を備えた電子機器を示す図である。 実施の形態6の半導体装置を備えた電子機器を示す図である。 実施の形態6の半導体装置を備えた電子機器を示す図である。 実施の形態6の半導体装置を備えた電子機器を示す図である。
本発明の実施形態の一例について、図面を用いて以下に説明する。但し、本発明は以下の説明に限定されず、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではないとする。
(実施の形態1)
本実施の形態では、本発明の一態様である半導体装置について説明する。
まず本実施の形態の半導体装置の構成について図1を用いて説明する。図1は、本実施の形態の半導体装置の構成例を示すブロック図である。
図1に示す半導体装置は、第1の電位供給端子100と、第2の電位供給端子101と、分圧回路102と、制御回路103と、スイッチング素子104と、抵抗素子105と、を有するバイパス回路106と、を備えた保護回路107と、第1の入力端子及び第2の入力端子を有する機能回路108と、を有する。
なお、本明細書中において、バイパス回路とは、元々ある電流を流す経路に対し迂回路を形成するための回路のことをいう。
第1の電位供給端子100及び第2の電位供給端子101は、保護回路107を介して機能回路108に電気的に接続される。
また保護回路107において、分圧回路102は、制御回路103に電気的に接続される。またバイパス回路106において、スイッチング素子104は抵抗素子105に並列接続で電気的に接続される。また機能回路108は、第1の入力端子がバイパス回路106を介し、すなわちスイッチング素子104及び抵抗素子105を介して第1の電位供給端子100に電気的に接続され、第2の入力端子が第2の電位供給端子101に電気的に接続される。
第1の電位供給端子100は、通常時において外部から相対的に高電位側の電位(単に高電位ともいう)が与えられる端子である。また、第2の電位供給端子101は、通常時において外部から相対的に低電位側の電位(単に低電位ともいう)が与えられる端子である。
保護回路107は、保護動作を行うことにより、機能回路108への過電圧の供給を抑制する回路である。ここで過電圧とは、通常時の動作電圧を大きく上回り機能回路が破壊されてしまう値の電圧のことをいう。さらに保護回路107における各回路について以下に説明する。
分圧回路102では、供給された電圧が分圧され、分圧された電位(分圧電位ともいう)は、制御回路103に与えられる。なお分圧回路102は、例えばダイオード及び抵抗素子のいずれかなどを組み合わせることにより作製することができる。
制御回路103では、分圧回路102から供給された電位に応じて制御電位が生成される。なお制御回路103は、例えばトランジスタ及び抵抗素子のいずれかなどを組み合わせて作製することができる。
バイパス回路106では、制御回路103から与えられた制御電位に従って機能回路への電流の経路が選択される。より具体的には、バイパス回路106では、制御電位に従ってスイッチング素子104のオン状態及びオフ状態が制御される。制御電位に従ってスイッチング素子104がオン状態またはオフ状態になることにより、機能回路108へ供給される電流を主にスイッチング素子104を介して供給するか、主に抵抗素子105を介して供給するかが選択されることにより、機能回路108へ供給される電源電圧の値が制御される。
なお、バイパス回路106におけるスイッチング素子104としては、例えばトランジスタを用いることができる。トランジスタとしては、例えば、非晶質シリコン、多結晶シリコン、または微結晶(マイクロクリスタル、ナノクリスタル、またはセミアモルファスともいう)シリコンなどに代表される非単結晶半導体膜を有する薄膜トランジスタ(TFT)などを用いることができる。TFTは、ゲート端子、ソース端子、及びドレイン端子と、を有し、TFTを用いる場合、第1端子がゲート端子に相当し、第2端子がソース端子に相当し、第3端子がドレイン端子に相当する。さらにTFTが設けられる基板としては例えばガラス基板などを用いることができ、また絶縁基板であることが好ましい。スイッチング素子104としてTFTを用いる場合、様々なメリットがある。例えば、単結晶シリコンを用いたトランジスタの場合よりも低い温度で製造できるため、耐熱性の弱い基板を用いることができる。また、TFTを用いる場合、大きなトランジスタの製造装置を用いて作製することができ、大型基板上に作製することができるため、低コストで製造することができる。またTFTを用いる場合、透光性を有する基板上に製造することができる。
また半導体基板またはSOI基板などを用いたトランジスタを適用することもできる。半導体基板またはSOI基板などを用いたトランジスタは、特性やサイズや形状などのバラツキが少なく、電流供給能力が高く、サイズが小さいため、回路の低消費電力化、又は回路の高集積化を図ることができる。
また、トランジスタの極性は特に限定されず、例えばN型トランジスタまたはP型トランジスタを適用することができる。
機能回路108は、特定の機能を有する回路であり、機能回路108としては、例えば集積回路、記憶回路、表示装置の画素回路、光電変換回路、センサ回路などを用いることができる。
さらに本実施の形態の半導体装置のより具体的な構成について図2を用いて説明する。図2は、図1に示す半導体装置のより具体的な構成例を示す図である。
図2に示す半導体装置は、第1の電位供給端子100と、第2の電位供給端子101と、抵抗素子109と、複数のダイオードからなるダイオード群110と、を有する分圧回路102と、抵抗素子111と、トランジスタ112と、を有する制御回路103と、スイッチング素子104と、抵抗素子105と、を有するバイパス回路106と、を備えた保護回路107と、第1の入力端子及び第2の入力端子を有する機能回路108と、を有する。なお、図2では例としてバイパス回路106のスイッチング素子104にトランジスタを用いた場合について示す。
第1の電位供給端子100、第2の電位供給端子101、保護回路107におけるバイパス回路106、及び機能回路108については、図1と同様の構成と機能であるため、説明を省略する。
分圧回路102において、ダイオード群110は、それぞれアノード及びカソードを有する複数のダイオードを有し、各ダイオードがそれぞれ直列接続で電気的に接続されたものである。
また、ダイオード群110は、それぞれアノード及びカソードを有するN個(Nは自然数)のダイオードで構成されるN段のダイオードからなり、1段目のダイオードのアノードが第1の抵抗素子を介して第1の電位供給端子に電気的に接続され、K段目(Kは2乃至N−1の自然数)のダイオードのアノードがK−1段目のダイオードのカソードに電気的に接続され、N段目のダイオードのアノードがN−1段目のダイオードのカソードに電気的に接続され、N段目のダイオードのカソードが第2の電位供給端子に電気的に接続される。
なお、ダイオード群110において、1段目のダイオードのアノード(図2における1段目のダイオードのアノード)をダイオード群110の第1端子ともいい、K段目のダイオードの出力端子(図2における5段目のダイオードの出力端子)をダイオード群110の第2端子ともいう。
また、図2において、ダイオード群110として1段目乃至K段目のダイオードが直列接続で電気的に接続された構成を示しているが、これに限定されず、必要とされる分圧電位の値に応じてダイオードの数を適宜設定することができる。
制御回路103において、トランジスタ112は、第1端子が分圧回路102のダイオード群110における1段目乃至K段目のダイオードのカソードのいずれかに電気的に接続される。図2に示す半導体装置では、トランジスタ112の第1端子がダイオード群110における4段目のダイオードのカソードに電気的に接続されている。また、トランジスタ112は、第2端子及び第3端子の一方が抵抗素子111を介して第1の電位供給端子100に電気的に接続され、第2端子及び第3端子の他方が第2の電位供給端子101に電気的に接続される。
バイパス回路106において、スイッチング素子104は、第1端子がトランジスタ112の第2端子及び第3端子の一方に電気的に接続され、第2端子及び第3端子の一方が第1の電位供給端子100に電気的に接続され、第2端子及び第3端子の他方が、機能回路108の第1の入力端子に電気的に接続され且つ抵抗素子105を介して第1の電位供給端子100に電気的に接続される。
なお、本実施の形態の半導体装置は、図2のスイッチング素子104として機能するトランジスタとトランジスタ112とは、同じ導電型とすることもできる。
また、本実施の形態の半導体装置は、図2の構成に加え第2の電位供給端子101及び機能回路108の接続部にバイパス回路106と同じ構成である第2のバイパス回路を設けた構成とすることもできる。
また、本実施の形態の半導体装置は、上記第2のバイパス回路を設けた構成に加えて、アノード及びカソードを有し、アノードが第2の電位供給端子101に電気的に接続され、カソードが第1の電位供給端子100に電気的に接続され、且つ分圧回路102に並列接続で電気的に接続されたダイオードを設けた構成とすることもできる。該ダイオードを設けた構成により、例えば第1の電位供給端子100が高電位であり、第2の電位供給端子101が低電位である場合、及び第1の電位供給端子100に供給される電位が低電位であり、第2の電位供給端子101に供給される電位が高電位である場合のいずれの場合においても機能回路108への電圧の供給を制御することができる。
次に本実施の形態の半導体装置の動作例として図2に示す半導体装置の動作について説明する。また、例として図2のスイッチング素子104をN型トランジスタとし、トランジスタ112をN型トランジスタとして説明する。
本実施の形態の半導体装置の動作は、外部から必要範囲内の電源電圧が供給される場合(通常時ともいう)と、外部から素子が破壊される値の電源電圧が供給される場合(過電圧供給時ともいう)とに分けられる。それぞれの場合について説明する。
まず通常時の動作について説明する。
外部から必要範囲内の電位が供給される場合、第1の電位供給端子100及び第2の電位供給端子101間に所定の値の電位差が印加される。通常時において第1の電位供給端子100及び第2の電位供給端子101間の電位差を第1の電源電圧という。
分圧回路102では、第1の電源電圧が分圧され、ダイオード群110とトランジスタ112の第1端子との接続点(ノードともいう)の電位が第1の電源電圧が分圧された値となる。このときダイオード群110とトランジスタ112の第1端子とのノードの電位を分圧電位という。なお分圧電位の値は、抵抗素子109の抵抗値、ダイオード群110における各ダイオードの閾値電圧の値等によって適宜設定することができる。
制御回路103では、分圧電位に従ってトランジスタ112がオフ状態になる。トランジスタ112がオフ状態であるとき、トランジスタ112と、バイパス回路106におけるスイッチング素子104の第1端子との接続点(ノードともいう)の電位が、第1の電位供給端子100を介して供給される第1の電位と同等の値となる。このときトランジスタ112とスイッチング素子104の第1端子とのノードの電位を制御電位という。なお、トランジスタ112の閾値電圧の絶対値は、通常時における分圧電位の絶対値より大きい値に設定されることが好ましい。例えば通常時においてトランジスタ112が確実にオフ状態になる値に閾値電圧が設定されることが好ましい。
バイパス回路106では、制御電位に従ってスイッチング素子104がオン状態になる。スイッチング素子104がオン状態であるとき、スイッチング素子104を介して第1の電源電圧が機能回路108に供給される。このとき抵抗素子105は、スイッチング素子104がオン状態であるため、無視することができる。なお、スイッチング素子104の閾値電圧の絶対値は、通常時における制御電位の絶対値より小さい値に設定されることが好ましい。例えば通常時においてスイッチング素子104が確実にオン状態になる値に閾値電圧が設定されることが好ましい。
次に機能回路108では、供給された第1の電源電圧を機能回路108の電源電圧として所定の動作が行われる。以上が通常時の動作となる。
次に過電圧供給時の動作について説明する。
外部から過電圧が供給される場合、第1の電位供給端子100及び第2の電位供給端子101間において所定の値の電位差となる。過電圧供給時において、第1の電位供給端子100及び第2の電位供給端子101間の電位差を第2の電源電圧という。
分圧回路102では、第2の電源電圧が分圧され、ダイオード群110とトランジスタ112の第1端子との接続点(ノードともいう)の電位が第2の電源電圧が分圧された値と同等になる。このときダイオード群110とトランジスタ112の第1端子とのノードの電位を分圧電位という。なお、分圧電位の値は、抵抗素子109の抵抗値、ダイオード群110における各ダイオードの閾値電圧の値等をそれぞれ設定することにより適宜設定することができる。
制御回路103では、分圧電位に従ってトランジスタ112がオン状態になる。トランジスタ112がオン状態であるとき、トランジスタ112と、バイパス回路106におけるスイッチング素子104の第1端子との接続点(ノードともいう)の電位が、第2の電位供給端子101を介して供給される第2の電位と同等の値となる。このときトランジスタ112とスイッチング素子104の第1端子とのノードの電位を制御電位という。なおトランジスタ112の閾値電圧の絶対値は、機能回路が破壊されるような過電圧印加時における分圧電位の絶対値より小さい値に設定されることが好ましい。例えば機能回路が破壊されるような過電圧供給時においてトランジスタ112がオン状態になる値に閾値電圧が設定されることが好ましい。
バイパス回路106では、制御電位に従ってスイッチング素子104がオフ状態になる。スイッチング素子104がオフ状態であるとき、抵抗素子105を介して電流が機能回路108に供給されるため、機能回路108における外部からの電流供給による負担を緩和することができる。以上が過電圧供給時の動作である。
以上のように、本実施の形態の半導体装置は、機能回路内の素子が破壊されるような過電圧が供給された場合に、実動作を阻害することなく機能回路内の素子を保護することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、上記実施の形態1とは異なる構成の半導体装置について説明する。
まず本実施の形態の半導体装置の構成例について図3を用いて説明する。図3は本実施の形態の半導体装置の構成例を示すブロック図である。
図3に示す半導体装置は、第1の電位供給端子200と、第2の電位供給端子201と、分圧回路202と、抵抗素子203と、スイッチング素子204と、抵抗素子205と、を有するバイパス回路206と、を備えた保護回路207と、第1の入力端子及び第2の入力端子を有する機能回路208と、を有する。
第1の電位供給端子200及び第2の電位供給端子201は、保護回路207を介して機能回路208に電気的に接続される。
また保護回路207において、分圧回路202は、バイパス回路206に電気的に接続される。またバイパス回路206において、抵抗素子203は、スイッチング素子204を介して抵抗素子205に電気的に接続される。また機能回路208は、第1の入力端子が第1の電位供給端子200に電気的に接続され、第2の入力端子が、第2の電位供給端子201に電気的に接続され且つ抵抗素子203、スイッチング素子204、及び抵抗素子205を介して第1の電位供給端子200に電気的に接続される。
第1の電位供給端子200は、通常時において外部から相対的に高電位側の電位(単に高電位ともいう)が与えられる端子である。また、第2の電位供給端子201は、通常時において外部から相対的に低電位側の電位(単に低電位ともいう)が与えられる端子である。
保護回路207は、保護動作を行う回路であり、保護動作が行われることにより、機能回路208への過電圧の供給が抑制される。以下に保護回路207における各回路について説明する。
分圧回路202では、供給された電圧が分圧され、分圧された電位(分圧電位ともいう)は、バイパス回路206に与えられる。なお分圧回路202は、例えばダイオード及び抵抗素子のいずれかなどを組み合わせることにより作製することができる。
バイパス回路206では、分圧回路202から与えられた分圧電位に従って第1の電位供給端子200及び第2の電位供給端子201の導通及び非導通が制御される。より具体的には、バイパス回路206では、分圧電位に従ってスイッチング素子204のオン状態及びオフ状態が制御される。分圧電位に従ってスイッチング素子204がオン状態またはオフ状態になることにより、抵抗素子203、スイッチング素子204、及び抵抗素子205を介して第1の電位供給端子200及び第2の電位供給端子201間が導通または非導通となる。
なお、バイパス回路206におけるスイッチング素子204としては例えばトランジスタなどを用いることができる。トランジスタとしては、例えば、非晶質シリコン、多結晶シリコン、または微結晶(マイクロクリスタル、ナノクリスタル、またはセミアモルファスともいう)シリコンなどに代表される非単結晶半導体膜を有する薄膜トランジスタ(TFT)などを用いることができる。TFTは、ゲート端子、ソース端子、及びドレイン端子と、を有し、TFTを用いる場合、第1端子がゲート端子に相当し、第2端子がソース端子に相当し、第3端子がドレイン端子に相当する。TFTを用いる場合、様々なメリットがある。例えば、単結晶シリコンを用いたトランジスタの場合よりも低い温度で製造できるため、耐熱性の弱い基板を用いることができる。また、TFTを用いる場合、大きなトランジスタの製造装置を用いて作製することができ、大型基板上に作製することができるため、低コストで製造することができる。またTFTは、透光性を有する基板上に製造することができる。
また半導体基板またはSOI基板などを用いたトランジスタを適用することができる。半導体基板またはSOI基板などを用いたトランジスタは、特性やサイズや形状などのバラツキが少なく、電流供給能力が高く、サイズが小さいため、回路の低消費電力化、又は回路の高集積化を図ることができる。
またトランジスタの極性は特に限定されず、N型トランジスタまたはP型トランジスタ適用することができる。
機能回路208は、特定の機能を有する回路であり、機能回路208としては、例えば集積回路、記憶回路、表示装置の画素回路、光電変換回路、またはセンサ回路などを用いることができる。
さらに図3に示す半導体装置のより具体的な構成例について図4を用いて説明する。図4は、図3に示す半導体装置のより具体的な構成を示す図である。
図4に示す半導体装置は、第1の電位供給端子200と、第2の電位供給端子201と、抵抗素子209と、複数のダイオードからなるダイオード群210と、を有する分圧回路202と、抵抗素子203と、スイッチング素子204と、抵抗素子205と、を有するバイパス回路206と、を備えた保護回路207と、第1の入力端子及び第2の入力端子を有する機能回路208と、を有する。なお、図4において、例としてスイッチング素子204にトランジスタを用いた場合について説明する。
第1の電位供給端子200、第2の電位供給端子201、バイパス回路206、及び機能回路208については、図3に示す半導体装置と同様の構成と機能であるため、説明を省略する。
分圧回路202において、ダイオード群210は、それぞれアノード及びカソードを有する複数のダイオードを有し、各ダイオードがそれぞれ同じ方向に直列接続で電気的に接続されたものである。
また、ダイオード群210は、それぞれアノード及びカソードを有するN個(Nは自然数)のダイオードで構成されるN段のダイオードからなり、1段目のダイオードのアノードが第1の抵抗素子を介して第1の電位供給端子に電気的に接続され、K段目(Kは2乃至N−1の自然数)のダイオードのアノードがK−1段目のダイオードのカソードに電気的に接続され、N段目のダイオードのアノードがN−1段目のダイオードのカソードに電気的に接続され、N段目のダイオードのカソードが第2の電位供給端子に電気的に接続される。
なお、ダイオード群210において、1段目のダイオードのアノード(図4における1段目のダイオードのアノード)をダイオード群210の第1端子ともいい、N段目のダイオードの出力端子(図4における5段目のダイオードの出力端子)をダイオード群210の第2端子ともいう。
また、図4において、ダイオード群210として5つのダイオードが直列接続で電気的に接続された構成を示しているが、これに限定されず、必要とされる分圧電位の値に応じてダイオードの数を適宜設定することができる。
また、本実施の形態の半導体装置は、上記図3に示す半導体装置の構成に加えて、アノード及びカソードを有し、アノードが第2の電位供給端子201に電気的に接続され、カソードが第1の電位供給端子200に電気的に接続され、且つ分圧回路202に並列接続で電気的に接続されたダイオードを設けた構成とすることもできる。該ダイオードを設けた構成により、例えば第1の電位供給端子200が高電位であり、第2の電位供給端子201が低電位である場合、及び第1の電位供給端子200に供給される電位が低電位であり、第2の電位供給端子201に供給される電位が高電位である場合のいずれの場合においても機能回路208への電圧の供給を制御することができる。
バイパス回路206において、スイッチング素子204は、第1端子が分圧回路202のダイオード群210における1段目乃至K段目のダイオードのカソードのいずれかに電気的に接続され、第2端子及び第3端子の一方が抵抗素子203を介して第1の電位供給端子200に電気的に接続され、第2端子及び第3端子の他方が抵抗素子205を介して第2の電位供給端子201に電気的に接続される。
次に本実施の形態の半導体装置の動作例として図4に示す半導体装置の動作について説明する。また、例として、図4のスイッチング素子204をN型トランジスタとして説明する。
図4に示す半導体装置の動作は、外部から必要範囲内の電位が供給される場合(通常時ともいう)と、外部から必要以上の高電位が供給される場合(過電圧供給時ともいう)とに分けて説明する。
まず通常時の動作について説明する。
外部から必要範囲内の電位が供給される場合、第1の電位供給端子200及び第2の電位供給端子201間において所定の値の電位差となる。このとき第1の電位供給端子200及び第2の電位供給端子201間に印加される電圧を第1の電源電圧という。
分圧回路202では、第1の電源電圧が分圧され、ダイオード群210と、バイパス回路206におけるスイッチング素子204の第1端子との接続点(ノードともいう)の電位が第1の電源電圧が分圧された値となる。このときダイオード群210とスイッチング素子204の第1端子とのノードの電位を分圧電位という。なお分圧電位の値は、抵抗素子209の抵抗値、ダイオード群210における各ダイオードの閾値電圧の値等によって適宜設定することができる。
バイパス回路206では、分圧電位に従ってスイッチング素子204がオフ状態になる。スイッチング素子204がオフ状態であるとき、第1の電位供給端子200と第2の電位供給端子201とが非導通状態となり、第1の電源電圧が機能回路208に供給される。このときスイッチング素子204の閾値電圧の絶対値は、通常時における分圧電位の絶対値より大きい値に設定されることが好ましい。例えば通常時においてスイッチング素子204が確実にオフ状態になる値に閾値電圧が設定されることが好ましい。
次に機能回路208では、供給された第1の電源電圧を電源電圧として所定の動作が行われる。以上が通常時の動作となる。
次に過電圧供給時の動作について説明する。
外部から素子が破壊されるような高電圧が供給される場合、第1の電位供給端子200及び第2の電位供給端子201において所定の値の電位差となる。過電圧供給時において第1の電位供給端子200及び第2の電位供給端子201間に印加される電圧を第2の電源電圧という。
分圧回路202では、第2の電源電圧が分圧され、ダイオード群210と、バイパス回路206におけるスイッチング素子204の第1端子との接続点(ノードともいう)の電位が第2の電源電圧が分圧された値になる。このときダイオード群210とバイパス回路206におけるスイッチング素子204の第1端子とのノードの電位を分圧電位という。なお分圧電位の値は、抵抗素子209の抵抗値、ダイオード群210における各ダイオードの閾値電圧等をそれぞれ設定することにより適宜設定することができる。
次にバイパス回路206では、第1端子に供給された分圧電位に従ってスイッチング素子204がオン状態になる。スイッチング素子204がオン状態であるとき、抵抗素子203、スイッチング素子204、及び抵抗素子205を介して第1の電位供給端子200及び第2の電位供給端子201間が導通状態となる。第1の電位供給端子200及び第2の電位供給端子201間が導通状態であるとき、バイパス回路206がリークパスとなり、第2の電源電圧に応じた電流の一部がリークするため、機能回路208における外部からの電流供給の負担を緩和することができる。このときスイッチング素子204の閾値電圧の絶対値は、機能回路が破壊されるような過電圧供給時における分圧電位の絶対値より小さい値に設定されることが好ましい。例えば機能回路が破壊されるような過電圧供給時においてスイッチング素子204がオン状態になる値に閾値電圧が設定されることが好ましい。以上が過電圧供給時の動作となる。
以上のように、本実施の形態の半導体装置は、機能回路内の素子が破壊されるような過電圧が供給された場合に、実動作を阻害することなく機能回路内の素子を保護することができる。
また、本実施の形態の半導体装置は、バイパス回路において抵抗素子を介してトランジスタに電流が流れるため、トランジスタの劣化を抑制することができる。
また、本実施の形態の半導体装置は、上記実施の形態1に示す半導体装置の構成より簡便な構造とすることができるため、回路面積を小さくすることができる。
なお、本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせることができる。
(実施の形態3)
本実施の形態では、上記実施の形態1に示す半導体装置の一例として光電変換回路を備えた半導体装置について説明する。
まず本実施の形態の半導体装置の構成例について図5を用いて説明する。図5は、本実施の形態の半導体装置の構成例を示す上面図である。
図5に示す半導体装置は、第1の電位供給端子300と、第2の電位供給端子301と、ダイオード302と、抵抗素子303と、ダイオード群304と、を有する分圧回路305と、抵抗素子306と、トランジスタ307と、抵抗素子308と、トランジスタ309と、を有する制御回路310と、トランジスタ311と、抵抗素子312と、を有する第1のバイパス回路313と、トランジスタ314と、抵抗素子315と、を有する第2のバイパス回路316と、を備えた保護回路317と、第1の入力端子及び第2の入力端子を有する光電変換回路318と、を有する。
第1の電位供給端子300は、上記実施の形態1で示した第1の電位供給端子(図1及び図2の第1の電位供給端子100)に相当し、上記実施の形態1で示した第1の電位供給端子と同等の機能を有する。また第2の電位供給端子301は、上記実施の形態1で示した第2の電位供給端子(図1及び図2の第2の電位供給端子101)に相当し、上記実施の形態1で示した第2の電位供給端子と同等の機能を有する。
光電変換回路318は、上記実施の形態1で示した機能回路(図1及び図2おける機能回路108)の一つである。光電変換回路とは、外部から光が入射されることにより、光量に応じた電流もしくは電圧を生成する回路であり、例えば光センサなどとして用いられる。
さらに図5に示す半導体装置の回路構成について図6を用いて説明する。図6は図5に示す半導体装置の回路構成を示す回路図である。
図6に示す半導体装置は、第1の電位供給端子300と、第2の電位供給端子301と、ダイオード302と、抵抗素子303と、ダイオード群304と、を有する分圧回路305と、抵抗素子306と、トランジスタ307と、抵抗素子308と、トランジスタ309と、を有する制御回路310と、トランジスタ311と、抵抗素子312と、を有する第1のバイパス回路313と、トランジスタ314と、抵抗素子315と、を有する第2のバイパス回路316と、を備えた保護回路317と、第1の入力端子及び第2の入力端子を有する光電変換回路318と、を有する。
ダイオード302は、アノード及びカソードを有し、アノードが第2の電位供給端子301に電気的に接続され、カソードが第1の電位供給端子300に電気的に接続される。ダイオード302を設けることにより、例えば第1の電位供給端子300が高電位であり、第2の電位供給端子301が低電位である場合、及び第1の電位供給端子300に供給される電位が低電位であり、第2の電位供給端子301に供給される電位が高電位である場合のいずれの場合においても光電変換回路318への電圧の供給を制御することができる。
また分圧回路305において、ダイオード群304は、それぞれアノード及びカソードを有する複数のダイオードを有し、各ダイオードがそれぞれ直列接続で電気的に接続されたものである。
また、ダイオード群304は、それぞれアノード及びカソードを有するN個(Nは自然数)のダイオードで構成されるN段のダイオードからなり、1段目のダイオードのアノードが第1の抵抗素子を介して第1の電位供給端子に電気的に接続され、K段目(Kは2乃至N−1の自然数)のダイオードのアノードがK−1段目のダイオードのカソードに電気的に接続され、N段目のダイオードのアノードがN−1段目のダイオードのカソードに電気的に接続され、N段目のダイオードのカソードが第2の電位供給端子に電気的に接続される。
なお、ダイオード群304において、1段目のダイオードのアノード(図6における1段目のダイオードのアノード)をダイオード群304の第1端子ともいい、N段目のダイオードの出力端子(図6における5段目のダイオードの出力端子)をダイオード群304の第2端子ともいう。
また、図6において、ダイオード群304として5つのダイオードが直列接続で電気的に接続された構成を示しているが、これに限定されず、必要とされる分圧電位の値に応じてダイオードの数を適宜設定することができる。
制御回路310において、トランジスタ307は、第1端子が分圧回路305のダイオード群304における1段目乃至K段目のダイオードのカソードのいずれかに電気的に接続され、第2端子及び第3端子の一方が抵抗素子306を介して第1の電位供給端子300に電気的に接続され、第2端子及び第3端子の他方が第2の電位供給端子301に電気的に接続される。
また、トランジスタ309は、第1端子がトランジスタ307の第2端子及び第3端子の一方に電気的に接続され、第2端子及び第3端子の一方が抵抗素子308を介して第1の電位供給端子300に電気的に接続され、第2端子及び第3端子の他方が第2の電位供給端子301に電気的に接続される。
第1のバイパス回路313において、トランジスタ311は、第1端子が制御回路310におけるトランジスタ307の第2端子及び第3端子の一方に電気的に接続され、第2端子及び第3端子の一方が第1の電位供給端子300に電気的に接続され、第2端子及び第3端子の他方が、光電変換回路318の第1の入力端子に電気的に接続され且つ抵抗素子312を介して第1の電位供給端子300に電気的に接続される。
第2のバイパス回路316において、トランジスタ314は、第1端子が制御回路310におけるトランジスタ309の第2端子及び第3端子の一方に電気的に接続され、第2端子及び第3端子の一方が第2の電位供給端子301に電気的に接続され、第2端子及び第3端子の他方が光電変換回路318の第2の入力端子に電気的に接続され、且つ抵抗素子315を介して第2の電位供給端子301に電気的に接続される。
次に図6に示す光電変換回路318のより具体的な構成例について図7を用いて説明する。図7は、本実施の形態の半導体装置の構成例を示す回路図である。
図7に示す半導体装置において、光電変換回路318は、例えば光電変換素子319と、参照用トランジスタ321と、出力用トランジスタ群322と、を有するカレントミラー回路からなる増幅回路320と、出力用抵抗素子323と、出力端子324と、を有する構成とすることができる。
光電変換素子319は、第1端子(アノードともいう)及び第2端子(カソードともいう)を有し、第2端子が光電変換回路318の第1の入力端子に電気的に接続される。
参照用トランジスタ321は、第1端子並びに第2端子及び第3端子の一方が光電変換素子319の第1端子に電気的に接続され、第2端子及び第3端子の他方が、出力端子324に電気的に接続され且つ出力用抵抗素子323を介して光電変換回路318の第2の入力端子に電気的に接続される。
出力用トランジスタ群322は、第1端子が参照用トランジスタ321の第1端子に電気的に接続され、第2端子及び第3端子の一方が光電変換回路318の第1の入力端子に電気的に接続され、第2端子及び第3端子の他方が、出力端子324に電気的に接続され且つ出力用抵抗素子323を介して光電変換回路318の第2の入力端子に電気的に接続される。
また、図7に示す出力用トランジスタ群322は、互いに並列接続で電気的に接続された複数のトランジスタで構成されている。トランジスタの数は適宜設定することができ、例えばトランジスタの数を多くすることでトランジスタの数に応じて光電変換素子319の出力電流(光電流)が増幅される。例えば、光電変換素子319の出力電流を増幅回路320において100倍に増幅させる場合、1つの参照用トランジスタ321に対して、100個のトランジスタからなる出力用トランジスタ群322を並列接続すればよい。
また、図7において、参照用トランジスタ321は1つのトランジスタで示したが、これに限定されず、本実施の形態の半導体装置は、参照用トランジスタ321は複数のトランジスタで構成してもよい。例えばトランジスタの数を変えることで増幅回路320の増幅率を2倍程度にすることもできる。
光電変換素子319では、入射される光の照度に応じた光電流が出力される。なお、光電変換素子319としては、例えばフォトダイオード、またはフォトトランジスタなどを適用することができる。
増幅回路320では、光電変換素子319から出力された光電流の値が増幅される。なお、本実施の形態において、増幅回路320がカレントミラー回路で構成された例について説明したが、これに限定されず、他の構成であっても同等の動作を行うことができるのであれば適用することができる。
次に図6及び図7に示す半導体装置の動作について説明する。なお例として制御回路310のトランジスタ307及びトランジスタ309、並びに第1のバイパス回路313のトランジスタ311をN型トランジスタとし、第2のバイパス回路316のトランジスタ314をP型トランジスタとして説明する。また第1の電位供給端子300を介して外部から高電位が供給され、第2の電位供給端子301を介して外部から低電位が供給されるものとする。
図6及び図7に示す半導体装置の動作は、外部から必要範囲内の電源電圧が供給される場合(通常時ともいう)と、外部から素子が破壊されるような値の電源電圧が供給される場合(過電圧供給時ともいう)とに分けられる。それぞれの場合について説明する。
まず通常時の動作について説明する。
外部から必要範囲内の電源電圧が供給される場合、第1の電位供給端子300及び第2の電位供給端子301間が所定の値の電位差となる。通常時において第1の電位供給端子300及び第2の電位供給端子301間に印加された電圧を第1の電源電圧という。
分圧回路305では、第1の電源電圧が分圧され、ダイオード群304とトランジスタ307の第1端子との接続点(ノードともいう)の電位が第1の電源電圧が分圧された値となる。このときダイオード群304と制御回路310におけるトランジスタ307の第1端子とのノードの電位を分圧電位という。なお分圧電位の値は、抵抗素子303の抵抗値、ダイオード群304における各ダイオードの閾値電圧の値等によって適宜設定することができる。
制御回路310では、第1端子に与えられた分圧電位に従ってトランジスタ307がオフ状態になる。トランジスタ307がオフ状態であるとき、トランジスタ307と第1のバイパス回路313におけるトランジスタ311の第1端子との接続点(ノードともいう)の電位が、第1の電位供給端子300を介して供給される第1の電位と同等の値となる。このときトランジスタ307とトランジスタ311の第1端子とのノードの電位を第1の制御電位という。
また、制御回路310では、第1の制御電位に従ってトランジスタ309がオン状態になる。トランジスタ309がオン状態であるとき、トランジスタ309と第2のバイパス回路316におけるトランジスタ314の第1端子との接続点(ノードともいう)の電位が、第2の電位供給端子301を介して供給される第2の電位と同等の値となる。このときトランジスタ309とトランジスタ314の第1端子とのノードの電位を第2の制御電位という。なお、トランジスタ307の閾値電圧の絶対値は、通常時における分圧電位の絶対値より大きい値に設定されることが好ましい。例えば通常時においてトランジスタ307が確実にオフ状態になる値に閾値電圧が設定されることが好ましい。さらにトランジスタ309の閾値電圧の絶対値は、通常時における第1の制御電位より小さい値に設定されることが好ましい。例えば通常時においてトランジスタ309が確実にオン状態になる値に閾値電圧が設定されることが好ましい。
第1のバイパス回路313では、第1の制御電位に従ってトランジスタ311がオン状態になり、また第2のバイパス回路316では、第2の制御電位に従ってトランジスタ314がオン状態になる。トランジスタ311がオン状態であり、トランジスタ314がオン状態であるとき、第1の電源電圧が光電変換回路318に供給される。このとき抵抗素子312及び抵抗素子315は、トランジスタ311及びトランジスタ314がオン状態であるため、無視することができる。なお、トランジスタ311の閾値電圧の絶対値は、通常時における第1の制御電位の絶対値より小さい値に設定されることが好ましい。例えば通常時においてトランジスタ311が確実にオン状態になる値に閾値電圧が設定されることが好ましい。またトランジスタ314の閾値電圧の絶対値は通常時における第2の制御電位の絶対値より小さい値に設定されることが好ましい。例えば通常時においてトランジスタ314が確実にオン状態になる値に閾値電圧が設定されることが好ましい。
光電変換回路318では、第1の電源電圧を電源電圧として電流−電圧変換動作が行われる。電流−電圧変換動作について以下に示す。
増幅回路320における参照用トランジスタ321と出力用トランジスタ群322の第1端子の電位がそれぞれ同等の値となり、参照用トランジスタ321に流れる電流を基準として、出力用トランジスタ群322に流れる電流を制御する。
光電変換素子319で検出された光電流は、出力用抵抗素子323との関係に従って電圧に変換される。変換された電圧は、出力電圧として出力端子324を介して外部に出力される。このとき出力電圧の値は、光電変換素子319で検出された光電流が増幅回路320で増幅された電流値をIとし、出力用抵抗素子323の抵抗値をRとすると、オームの法則によりV=I×Rで表される。以上が通常時の動作となる。
次に過電圧供給時の動作について説明する。
外部から過電圧が供給される場合、第1の電位供給端子300及び第2の電位供給端子301間において所定の値の電位差となる。過電圧供給時において、第1の電位供給端子300及び第2の電位供給端子301間に印加された電圧を第2の電源電圧という。
分圧回路305では、第2の電源電圧が分圧され、ダイオード群304と制御回路310におけるトランジスタ307の第1端子との接続点(ノードともいう)の電位が第2の電源電圧が分圧された値になる。このときダイオード群304とトランジスタ307の第1端子とのノードの電位を分圧電位という。なお、分圧電位の値は、抵抗素子303の抵抗値、及びダイオード群304における各ダイオードの閾値電圧の値等をそれぞれ設定することにより適宜設定することができる。
制御回路310では、分圧電位に従ってトランジスタ307がオン状態になる。トランジスタ307がオン状態であるとき、トランジスタ307と、第1のバイパス回路313におけるトランジスタ311の第1端子との接続点(ノードともいう)の電位が、第2の電位供給端子301を介して供給される第2の電位と同等の値となる。このときトランジスタ307とトランジスタ311の第1端子とのノードの電位を第1の制御電位という。なおトランジスタ307の閾値電圧の絶対値は、機能回路が破壊されるような過電圧印加時における分圧電位の絶対値より小さい値に設定されることが好ましい。例えば機能回路が破壊されるような過電圧供給時においてトランジスタ307がオン状態になる値に閾値電圧が設定されることが好ましい。
また制御回路310では、第1の制御電圧に従ってトランジスタ309がオフ状態になる。トランジスタ309がオフ状態であるとき、トランジスタ309と、第2のバイパス回路316におけるトランジスタ314の第1端子との接続点(ノードともいう)の電位が、第2の電位供給端子301を介して供給される第2の電位と同等の値となる。このときトランジスタ309とトランジスタ314の第1端子とのノードの電位を第2の制御電位という。なおトランジスタ309の閾値電圧の絶対値は、機能回路が破壊されるような過電圧供給時における分圧電位の絶対値より大きい値に設定されることが好ましい。例えば機能回路が破壊されるような過電圧供給時においてトランジスタ309がオフ状態になる値に閾値電圧が設定されることが好ましい。
第1のバイパス回路313では、第1の制御電位に従ってトランジスタ311がオフ状態になり、第2のバイパス回路316では、第2の制御電位に従ってトランジスタ314がオフ状態になる。トランジスタ314がオフ状態であり、トランジスタ311がオフ状態であるとき、抵抗素子312または抵抗素子315を介して光電変換回路318に電流が流れるため、光電変換回路318における外部からの電流供給の負担を緩和することができる。このときトランジスタ311及びトランジスタ314の閾値電圧の絶対値は、機能回路が破壊されるような過電圧供給時における制御電位の絶対値より大きい値に設定されることが好ましい。例えば機能回路が破壊されるような過電圧供給時においてトランジスタ311及びトランジスタ314がオフ状態になる値に閾値電圧が設定されることが好ましい。
光電変換回路318では、供給された電源電圧を用いて電流−電圧変換動作が行われる。なお、電流電圧変換動作については、上記通常時の動作と同じであるため、説明を省略する。以上が過電圧供給時の動作である。
以上のように、本実施の形態の半導体装置は、光電変換回路内の素子が破壊されるような過電圧が供給された場合に、実動作を阻害することなく光電変換回路内の素子を保護することができる。
より具体的には、光電変換回路において、光電変換素子に比べて比較的電気的な耐圧の低い増幅回路のトランジスタに静電気などによる過電圧が印加された場合においても、増幅回路におけるトランジスタの破壊を抑制することができる。
なお、本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせることができる。
(実施の形態4)
本実施の形態では、上記実施の形態2に示した半導体装置の一例として光電変換回路を備えた半導体装置について説明する。
まず本実施の形態の半導体装置の構成例について図8を用いて説明する。図8は、本実施の形態の半導体装置の構成を示す上面図である。
図8に示す半導体装置は、第1の電位供給端子400と、第2の電位供給端子401と、ダイオード402と、抵抗素子403と、ダイオード群404と、を有する分圧回路405と、抵抗素子406と、トランジスタ407と、抵抗素子408と、を有するバイパス回路409と、を備えた保護回路410と、第1の入力端子及び第2の入力端子を有する光電変換回路411と、を有する。
第1の電位供給端子400は、上記実施の形態2で示した第1の電位供給端子(図3及び図4の第1の電位供給端子200)に相当し、上記実施の形態2で示した第1の電位供給端子と同等の機能を有する。また第2の電位供給端子401は、上記実施の形態2で示した第2の電位供給端子(図3及び図4の第2の電位供給端子201)に相当し、上記実施の形態2で示した第2の電位供給端子と同等の機能を有する。
保護回路410は、上記実施の形態2で示した保護回路(図3及び図4おける保護回路207)にダイオード402を加えたものに相当し、上記実施の形態2で示した保護回路と同等の機能を有し、上記実施の形態2で示した保護回路に適用可能な機能または構成を適用することができる。
光電変換回路411は、上記実施の形態3の光電変換回路(図5乃至図7の光電変換回路318)に相当し、上記実施の形態3で示した光電変換回路と同等の機能を有し、上記実施の形態3で示した光電変換回路に適用可能な構成を適用することができる。
さらに図8に示す半導体装置の回路構成について図9を用いて説明する。図9は図8に示す半導体装置の回路構成を示す回路図である。
図9に示す半導体装置は、第1の電位供給端子400と、第2の電位供給端子401と、ダイオード402と、抵抗素子403と、ダイオード群404と、を有する分圧回路405と、抵抗素子406と、トランジスタ407と、抵抗素子408と、を有するバイパス回路409と、を備えた保護回路410と、第1端子及び第2端子と、を有する光電変換回路411と、を有する。
ダイオード402は、アノード及びカソードを有し、アノードが第2の電位供給端子401に電気的に接続され、カソードが第1の電位供給端子400に電気的に接続される。ダイオード402を設けることにより、例えば第1の電位供給端子400が高電位であり、第2の電位供給端子401が低電位である場合、及び第1の電位供給端子400に供給される電位が低電位であり、第2の電位供給端子401に供給される電位が高電位である場合のいずれの場合においても光電変換回路411への電圧の供給を制御することができる。
また分圧回路405において、ダイオード群404は、それぞれアノード及びカソードを有する複数のダイオードを有し、各ダイオードがそれぞれ同じ方向に直列接続で電気的に接続される。
また、ダイオード群404は、それぞれアノード及びカソードを有するN個(Nは自然数)のダイオードで構成されるN段のダイオードからなり、1段目のダイオードのアノードが第1の抵抗素子を介して第1の電位供給端子に電気的に接続され、K段目(Kは2乃至N−1の自然数)のダイオードのアノードがK−1段目のダイオードのカソードに電気的に接続され、N段目のダイオードのアノードがN−1段目のダイオードのカソードに電気的に接続され、N段目のダイオードのカソードが第2の電位供給端子に電気的に接続される。
なお、ダイオード群404において、1段目のダイオードのアノード(図9における1段目のダイオードのアノード)をダイオード群404の第1端子ともいい、N段目のダイオードの出力端子(図9における5段目のダイオードの出力端子)をダイオード群404の第2端子ともいう。
また、図9において、ダイオード群404として5つのダイオードが直列接続で電気的に接続された構成を示しているが、これに限定されず、必要とされる分圧電位の値に応じてダイオードの数を適宜設定することができる。
バイパス回路409において、トランジスタ407は、第1端子が分圧回路405のダイオード群404における1段目乃至K段目のダイオードのカソードのいずれかに電気的に接続され、第2端子及び第3端子の一方が抵抗素子406を介して第1の電位供給端子400に電気的に接続され、第2端子及び第3端子の他方が第2の電位供給端子401に電気的に接続される。
次に図8及び図9に示す半導体装置の動作について説明する。なお例としてバイパス回路409のトランジスタ407をN型トランジスタとして説明する。また通常時において第1の電位供給端子400を介して外部から高電位が供給され、第2の電位供給端子401を介して外部から低電位が供給されるものとする。
図8及び図9に示す半導体装置の動作としては、外部から必要範囲内の電源電圧が供給される場合(通常時ともいう)と、外部から素子が破壊される値の電源電圧が供給される場合(過電圧供給時ともいう)とに分けて説明する。
まず通常時の動作について説明する。
外部から必要範囲内の電位が供給される場合、第1の電位供給端子400及び第2の電位供給端子401間において所定の値の電位差となる。通常時において第1の電位供給端子400及び第2の電位供給端子401間に印加された電圧を第1の電源電圧という。
分圧回路405では、第1の電源電圧が分圧され、ダイオード群404と、バイパス回路409におけるトランジスタ407の第1端子との接続点(ノードともいう)の電位が第1の電源電圧が分圧された値となる。このときダイオード群404とトランジスタ407の第1端子とのノードの電位を分圧電位という。なお分圧電位の値は、抵抗素子403の抵抗値、ダイオード群404における各ダイオードの閾値電圧の値等によって適宜設定することができる。
バイパス回路409では、分圧電位に従ってトランジスタ407がオフ状態になる。トランジスタ407がオフ状態であるとき、第1の電源電圧が光電変換回路411に供給される。トランジスタ407の閾値電圧の絶対値は、通常時における分圧電位の絶対値より大きい値に設定されることが好ましい。例えば通常時においてトランジスタ407が確実にオフ状態になる値に閾値電圧が設定されることが好ましい。
光電変換回路411では、第1の電源電圧を電源電圧として電流−電圧変換動作が行われる。電流−電圧変換動作については、上記実施の形態3に示した光電変換回路318と同様であるため、説明を省略する。以上が通常時の動作となる。
次に過電圧供給時の動作について説明する。
外部から過電圧が供給される場合、第1の電位供給端子400及び第2の電位供給端子401間が所定の値の電位差となる。過電圧供給時において、第1の電位供給端子400及び第2の電位供給端子401間に印加された電圧を第2の電源電圧という。
分圧回路405では、第2の電源電圧が分圧され、ダイオード群404とバイパス回路409におけるトランジスタ407の第1端子との接続点(ノードともいう)の電位が第2の電源電圧が分圧された値になる。このときダイオード群404とトランジスタ407の第1端子とのノードの電位を分圧電位という。なお、分圧電位の値は、抵抗素子403の抵抗値、及びダイオード群404における各ダイオードの閾値電圧の値等をそれぞれ設定することにより適宜設定することができる。
バイパス回路409では、トランジスタ407の第1端子に与えられる分圧電位に従ってトランジスタ407がオン状態になる。トランジスタ407がオン状態であるとき、抵抗素子406、トランジスタ407、及び抵抗素子408を介して第1の電位供給端子400及び第2の電位供給端子401間が導通状態となる。第1の電位供給端子400及び第2の電位供給端子401間が導通状態であるとき、バイパス回路409がリークパスとなり、第2の電源電圧に応じた電流の一部がリークする。このときトランジスタ407の閾値電圧の絶対値は、機能回路が破壊されるような過電圧供給時における分圧電位の絶対値より小さい値に設定されることが好ましい。例えば機能回路が破壊されるような過電圧供給時においてトランジスタ407がオン状態になる値に閾値電圧が設定されることが好ましい。
光電変換回路411では、供給された電源電圧を用いて電流−電圧変換動作が行われる。なお、電流電圧変換動作については、上記実施の形態3に示した光電変換回路318と同様であるため、説明を省略する。以上が過電圧供給時の動作となる。
以上のように、本実施の形態の半導体装置は、光電変換回路内の素子が破壊されるような過電圧が供給された場合に、実動作を阻害することなく光電変換回路内の素子を保護することができる。
より具体的には、本実施の形態の半導体装置は、光電変換回路において、光電変換素子に比べて比較的電気的な耐圧の低い増幅回路のトランジスタに静電気などによる過電圧が印加された場合においても、増幅回路におけるトランジスタの破壊を抑制することができる。
また、本実施の形態の半導体装置は、バイパス回路において抵抗素子を介してトランジスタに電流が流れるため、トランジスタの劣化を抑制することができる。
また、本実施の形態の半導体装置は、上記実施の形態3に示す半導体装置の構成より簡便な構造とすることができるため、回路面積を小さくすることができる。
なお、本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせることができる。
(実施の形態5)
本実施の形態では、上記実施の形態3及び実施の形態4などに示した光電変換回路を有する半導体装置の作製方法について説明する。なお、本実施の形態では例としてトランジスタとして薄膜トランジスタを形成する場合について説明する。
本実施の形態の半導体装置の作製方法例について図10及び図11を用いて説明する。図10及び11は、本実施の形態の半導体装置の作製方法例を示す断面模式図である。なお、図10及び図11は便宜のため半導体装置の断面を模式的に示したものであり、一部または全部において実際とは異なる寸法を用いて図示している。
なお図10及び図11に示す半導体装置の作製方法例では、一例として基板上に光電変換素子、トランジスタ、及び抵抗素子を形成する例について説明する。基板上に形成するトランジスタを薄膜トランジスタとすることにより、基板上に光電変換素子及びトランジスタを連続工程で作製することができるため、光電変換回路を有する半導体装置の量産化がし易いといった利点がある。また、トランジスタのゲート電極とドレイン電極を接するように設けることでダイオードとして用いることもできる。
まず、図10(A)に示すように、基板500上に下地絶縁膜501を形成し、さらに下地絶縁膜501の一部の上に島状である第1の半導体層502及び第2の半導体層503を形成する。
基板500としては例えばガラス基板などを用いることができる。また下地絶縁膜501は、例えば酸化珪素膜、窒化珪素膜、及び窒素を含む酸化珪素膜のいずれか単層または積層することで形成することができる。また上記に示した膜は、例えばプラズマCVD法などにより形成することができる。窒素を含む酸化珪素膜や窒化珪素膜は、ガラス基板からのアルカリ金属などの不純物拡散を防止するブロッキング層として機能する。本実施の形態では、例として膜厚が100nmの窒素を含む酸化珪素膜を下地絶縁膜501として形成する。さらに第1の半導体層502及び第2の半導体層503としては、例えば非晶質シリコン、多結晶シリコン、または微結晶(マイクロクリスタル、ナノクリスタル、またはセミアモルファスともいう)シリコンなどに代表される非単結晶半導体膜を用いることができる。
また、例えば第1の半導体層502及び第2の半導体層503として、非晶質半導体膜を公知の技術(固相成長法、レーザ結晶化方法、触媒金属を用いた結晶化方法など)により結晶化させて形成された結晶構造を有する半導体膜(結晶性半導体膜)、例えば多結晶珪素膜を用いることもできる。ここでは、触媒元素を用いた結晶化方法を用いて多結晶珪素膜を得る。重量換算で10ppmのニッケルを含む酢酸ニッケル溶液をスピナーで添加する。なお、溶液を添加する方法に代えてスパッタ法でニッケル元素を全面に散布する方法を用いてもよい。次いで、加熱処理を行い結晶化させて結晶構造を有する半導体膜(ここでは多結晶珪素膜)を形成する。第1の半導体層502及び第2の半導体層503の作製例について以下に説明する。
本実施の形態では、まず例として膜厚が54nmである水素を含む非晶質珪素膜を大気に触れることなく形成し、さらに熱処理(500℃、1時間)の後、結晶化のための熱処理(550℃、4時間)を行って多結晶珪素膜を形成する。
次に形成した多結晶珪素膜表面の酸化膜を希フッ酸等で除去する。その後、結晶化率を高め、結晶粒内に残される欠陥を補修するためのレーザ光(XeCl:波長308nm)の照射を大気中、または酸素雰囲気中で行う。
レーザ光には波長400nm以下のエキシマレーザ光や、YAGレーザの第2高調波又は第3高調波を用いる。ここでは、繰り返し周波数10〜1000Hz程度のパルスレーザ光を用い、当該レーザ光を光学系にて100〜500mJ/cmに集光し、90〜95%のオーバーラップ率をもって照射し、シリコン膜表面を走査させればよい。本実施の形態では、繰り返し周波数30Hz、エネルギー密度470mJ/cmでレーザ光の照射を大気中で行なう。
なお、大気中、または酸素雰囲気中で行うため、レーザ光の照射により表面に酸化膜が形成される。なお、本実施の形態ではパルスレーザを用いた例を示したが、連続発振のレーザを用いてもよく、半導体膜の結晶化に際し、大粒径に結晶を得るためには、連続発振が可能な固体レーザを用い、基本波の第2高調波〜第4高調波を適用するのが好ましい。代表的には、Nd:YVOレーザ(基本波1064nm)の第2高調波(532nm)や第3高調波(355nm)を適用すればよい。
連続発振のレーザを用いる場合には、出力10Wの連続発振のYVOレーザから射出されたレーザ光を非線形光学素子により高調波に変換する。また、共振器の中にYVO結晶と非線形光学素子を入れて、高調波を射出する方法もある。そして、好ましくは光学系により照射面にて矩形状または楕円形状のレーザ光に成形して、被処理体に照射する。このときのエネルギー密度は0.01〜100MW/cm程度(好ましくは0.1〜10MW/cm)が必要である。そして、10〜2000cm/s程度の速度でレーザ光に対して相対的に半導体膜を移動させて照射すればよい。
次に上記レーザ光の照射により形成された酸化膜に加え、オゾン水で表面を120秒処理して合計1〜5nmの酸化膜からなるバリア層を形成する。このバリア層は、結晶化させるために添加した触媒元素、例えばニッケル(Ni)を膜中から除去するために形成する。ここではオゾン水を用いてバリア層を形成したが、酸素雰囲気下の紫外線の照射で結晶構造を有する半導体膜の表面を酸化する方法や酸素プラズマ処理により結晶構造を有する半導体膜の表面を酸化する方法やプラズマCVD法やスパッタ法や蒸着法などで1〜10nm程度の酸化膜を堆積してバリア層を形成してもよい。また、バリア層を形成する前にレーザ光の照射により形成された酸化膜を除去してもよい。
次にバリア層上にスパッタ法にてゲッタリングサイトとなるアルゴン元素を含む非晶質珪素膜を10nm〜400nm、ここでは膜厚100nmで成膜する。ここでは、アルゴン元素を含む非晶質珪素膜は、シリコンターゲットを用いてアルゴンを含む雰囲気下で形成する。プラズマCVD法を用いてアルゴン元素を含む非晶質珪素膜を形成する場合、成膜条件は、モノシランとアルゴンの流量比(SiH:Ar)を1:99とし、成膜圧力を6.665Paとし、RFパワー密度を0.087W/cmとし、成膜温度を350℃とする。
その後、650℃に加熱された炉に入れて3分の熱処理を行い触媒元素を除去(ゲッタリング)する。これにより結晶構造を有する半導体膜中の触媒元素濃度が低減される。炉に代えてランプアニール装置を用いてもよい。
次にバリア層をエッチングストッパとして、ゲッタリングサイトであるアルゴン元素を含む非晶質珪素膜を選択的に除去した後、バリア層を希フッ酸で選択的に除去する。なお、ゲッタリングの際、ニッケルは酸素濃度の高い領域に移動しやすい傾向があるため、酸化膜からなるバリア層をゲッタリング後に除去することが望ましい。
なお、触媒元素を用いて半導体膜の結晶化を行わない場合には、上述したバリア層の形成、ゲッタリングサイトの形成、ゲッタリングのための熱処理、ゲッタリングサイトの除去、バリア層の除去などの工程は不要である。
また、本実施の形態で示す第1の半導体層502及び第2の半導体層503の作製方法としては、上記作製方法に限らず他の作製方法を用いて形成することもできる。一例としては、SOI(シリコン・オン・インシュレータ)基板を用いて第1の半導体層502及び第2の半導体層503を形成してもよい。SOI基板としては、公知のSOI基板を用いればよく、その作製方法や構造は特に限定されない。SOI基板としては、代表的にはSIMOX基板や貼り合わせ基板が挙げられる。また、貼り合わせ基板の例として、ELTRAN(登録商標)、UNIBOND(登録商標)、スマートカット(登録商標)等が挙げられる。
SIMOX基板は、単結晶シリコン基板に酸素イオンを注入し、1300℃以上で熱処理して埋め込み酸化膜層(BOX;Buried Oxide)を形成することにより、表面に薄膜シリコン層を形成し、SOI構造を得ることができる。薄膜シリコン層は、埋め込み酸化膜層により、単結晶シリコン基板と絶縁分離されている。また、埋め込み酸化膜層形成後に、さらに熱酸化するITOX(Internal Thermal Oxidation)と呼ばれる技術を用いることもできる。
貼り合わせ基板は、酸化膜層を介して2枚の単結晶シリコン基板(第1単結晶シリコン基板、第2単結晶シリコン基板)を貼り合わせ、一方の単結晶シリコン基板を貼り合わせた面ではない方の面から薄膜化することにより、表面に薄膜シリコン層を形成したSOI基板のことをいう。酸化膜層は、一方の基板(ここでは第1単結晶シリコン基板)を熱酸化して形成することができる。また、2枚の単結晶シリコン基板は、接着剤なしで直接貼り合わせることができる。
なお、貼り合わせ基板としては、2枚の単結晶基板を貼り合わせることに限らず、ガラス基板等の絶縁表面を有する基板と、単結晶基板とを貼り合わせてSOI基板を作製してもよい。
さらに本実施の形態では、得られた結晶構造を有する半導体膜(例えば結晶性珪素膜)の表面にオゾン水で薄い酸化膜を形成した後、第1のフォトマスクを用いてレジストからなるマスクを形成し、所望の形状にエッチング処理して島状に分離された第1の半導体層502及び第2の半導体層503が形成される。第1の半導体層502及び第2の半導体層503を形成した後、レジストからなるマスクを除去する。
さらに本実施の形態では、必要があればTFTのしきい値を制御するために微量な不純物元素(ホウ素またはリン)のドーピングを行う。ここでは、ジボラン(B)を質量分離しないでプラズマ励起したイオンドープ法を用いる。
さらに本実施の形態では、フッ酸を含むエッチャントで酸化膜を除去すると同時に第1の半導体層502及び第2の半導体層503の表面を洗浄した後、ゲート絶縁膜504となる珪素を主成分とする絶縁膜を形成する。ここでは、プラズマCVD法により115nmの厚さで窒素を含む酸化珪素膜(組成比Si=32%、O=59%、N=7%、H=2%)で形成する。
次に図10(B)に示すように、第1の半導体層502及び第2の半導体層503を介して下地絶縁膜501上にゲート絶縁膜504を形成し、ゲート絶縁膜504上に電極505、電極506及び電極508を形成し、ゲート絶縁膜504を介して第1の半導体層502の一部の上にゲート電極507を形成する。ゲート絶縁膜504としては、例えば窒化絶縁膜、酸化絶縁膜、窒素を含む酸化絶縁膜などを適用することができる。また、電極505、電極506、ゲート電極507、及び電極508としては、例えばチタン、タングステン、タンタル、モリブデン、ネオジム、コバルト、ジルコニウム、亜鉛、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウム、白金、アルミニウム、金、銀、銅から選ばれた元素、または元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料からなる単層膜、或いは、これらの窒化物、例えば、窒化チタン、窒化タングステン、窒化タンタル、窒化モリブデンからなる単層膜を用いることができる。
次に図10(C)に示すように、第1の半導体層502への一導電型を付与する不純物の導入を行って、第1の半導体層502のソース領域及びドレイン領域となる不純物領域509を形成する。本実施の形態では一例として、n型の不純物、例えばリン、砒素を導入するが、これに限定されずp型の不純物を第1の半導体層502に導入することもできる。
次に図10(D)に示すように、電極505、電極506、及び電極508、並びにゲート電極507を介してゲート絶縁膜504上に第1の層間絶縁膜510を形成する。第1の層間絶縁膜510としては、例えばCVD法などを用いて酸化絶縁膜、窒化絶縁膜、酸素を含む窒化絶縁膜、及び水素及び酸素を含む窒化絶縁膜などの単層または積層することにより形成することができる。本実施の形態では、例としてCVD法により酸化珪素膜を含む第1の層間絶縁膜510を50nm形成した後、それぞれの島状半導体層に添加された不純物元素を活性化処理する工程を行う。この活性化工程は、ランプ光源を用いたラピッドサーマルアニール法(RTA法)、或いはYAGレーザまたはエキシマレーザを裏面から照射する方法、或いは炉を用いた熱処理、或いはこれらの方法のうち、いずれかと組み合わせた方法によって行う。
さらに第1の層間絶縁膜510上に第2の層間絶縁膜511を形成する。第2の層間絶縁膜511としては、例えば絶縁材料を用いることができる。また第2の層間絶縁膜511はCVD法で得られる絶縁膜を用いることができる。本実施の形態においては密着性を向上させるため、第2の層間絶縁膜511として、900nmの膜厚で形成した窒素を含む酸化珪素膜を形成する。
さらに本実施の形態では、熱処理(300〜550℃で1〜12時間の熱処理、例えば窒素雰囲気中、410℃で1時間)を行い、第1の半導体層502及び第2の半導体層503を水素化する。この工程は第1の層間絶縁膜510に含まれる水素により半導体層のダングリングボンドを終端させるために行うものである。ゲート絶縁膜504の存在に関係なく半導体層を水素化することができる。
また第2の層間絶縁膜511として、シロキサンを用いた絶縁膜、及びそれらの積層構造を用いることもできる。シロキサンは、シリコン(Si)と酸素(O)との結合で骨格構造が構成される。置換基として、有機基(例えばアルキル基、芳香族炭化水素基)やフルオロ基を用いてもよい。有機基は、フルオロ基を有していてもよい。第2の層間絶縁膜511としてシロキサンを用いた絶縁膜、及びそれらの積層構造を用いた場合は、第1の層間絶縁膜510を形成後、島状半導体膜を水素化するための熱処理を行い、次に第2の層間絶縁膜511を形成することもできる。
次に、第3のフォトマスクを用いてレジストからなるマスクを形成し、第1の層間絶縁膜510、第2の層間絶縁膜511、およびゲート絶縁膜504を選択的にエッチングしてコンタクトホールを形成する。そして、レジストからなるマスクを除去する。
なお、第2の層間絶縁膜511は必要に応じて形成すればよく、第2の層間絶縁膜511を形成しない場合は、第1の層間絶縁膜510を形成後に第1の層間絶縁膜510及びゲート絶縁膜504を選択的にエッチングしてコンタクトホールを形成する。
次に図11(A)に示すように、スパッタ法で金属積層膜を成膜した後、第4のフォトマスクを用いてレジストからなるマスクを形成し、選択的に金属膜をエッチングして、電極512乃至電極518を形成する。そして、レジストからなるマスクを除去する。
電極512は、コンタクトホールを介して電極505に電気的に接続され、電極513はコンタクトホールを介して電極506に電気的に接続され、電極514及び電極515は、コンタクトホールを介して第1の半導体層502の不純物領域509に電気的に接続され、電極518は、コンタクトホールを介して電極508に電気的に接続される。なお、図11に示す半導体装置の作製方法では例として膜厚100nmのTi膜と、膜厚350nmのSiを含むAl膜と、膜厚100nmのTi膜との3層を積層することにより電極512乃至電極518を形成する。
また電極512乃至電極518としては、耐熱性及び導電率等の点からチタンを用いることが好ましい。またチタンに変えて、タングステン、タンタル、モリブデン、ネオジム、コバルト、ジルコニウム、亜鉛、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウム、白金から選ばれた元素、または元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料からなる単層膜、或いは、これらの窒化物、例えば、窒化チタン、窒化タングステン、窒化タンタル、窒化モリブデンからなる単層膜を用いることができる。電極512乃至電極518を単層膜にすることにより、作製工程において成膜回数を減少させることが可能となる。
次に、後に形成される光電変換素子と反応して合金になりにくい導電性の金属膜(チタンまたはモリブデンなど)を成膜した後、第5のフォトマスクを用いてレジストからなるマスクを形成し、選択的に導電性の金属膜をエッチングして電極512乃至電極518上に保護電極519乃至保護電極525を形成する。図11に示す半導体装置の作製方法では、保護電極519乃至保護電極525としてスパッタ法で得られる膜厚200nmのTi膜を用いる。従って、導電性の金属膜は、これらの電極における2層目のAl膜が露呈されている側面も覆い、導電性の金属膜は光電変換素子へのアルミニウム原子の拡散も防止することができる。
ただし、単層の導電膜で電極512乃至電極518を形成する場合には、保護電極519乃至保護電極525は形成しなくてもよい。
以上により、多結晶珪素膜を用いたトランジスタ526、抵抗素子527、及び端子部528を作製することができる。
次に図11(B)に示すように第2の層間絶縁膜511上に、p型半導体層529a、i型半導体層529b、及びn型半導体層529cを含む光電変換素子529を形成する。
p型半導体層529aは、周期表第13属の不純物元素、例えばホウ素(B)を含んだセミアモルファスシリコン膜をプラズマCVD法にて成膜して形成すればよい。
また電極513及び保護電極520は、光電変換素子529の最下層、本実施の形態においてはp型半導体層529aと接している。
p型半導体層529aを形成したら、さらにi型半導体層529b及びn型半導体層529cを順に形成する。これによりp型半導体層529a、i型半導体層529b、及びn型半導体層529cを有する光電変換素子529が形成される。
i型半導体層529bとしては、例えばプラズマCVD法で微結晶シリコン膜を形成すればよい。またn型半導体層529cとしては、周期表第15属の不純物元素、例えばリン(P)を含む微結晶シリコン膜を形成してもよいし、微結晶シリコン膜を形成後、周期表第15属の不純物元素を導入してもよい。
またp型半導体層529a、i型半導体層529b、n型半導体層529cとして、セミアモルファス半導体膜だけではなく、アモルファス半導体膜を用いてもよい。
次に全面に絶縁物材料(例えば珪素を含む無機絶縁膜)からなる封止層530を厚さ1μm〜30μmで形成する。ここでは絶縁物材料膜としてCVD法により、膜厚1μmの窒素を含む酸化珪素膜を形成する。CVD法による絶縁膜を用いることによって密着性の向上を図っている。
次に図11(C)に示すように、封止層530をエッチングして開口部を設けた後、スパッタ法により電極531及び電極532を形成する。電極531及び電極532としては、チタン、タングステン、タンタル、モリブデン、ネオジム、コバルト、ジルコニウム、亜鉛、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウム、白金、及び金から選ばれた元素、または元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料からなる単層膜、或いは、これらの窒化物、例えば、窒化チタン、窒化タングステン、窒化タンタル、窒化モリブデンからなる単層膜を用いることができる。こうして得られる電極531及び電極532の固着強度は5Nを超え、電極として十分な固着強度を有している。
以上により、光電変換部533が形成される。
以上のように、本実施の形態の半導体装置を作製することができる。また本実施の形態の半導体装置の作製方法は、同一基板上にダイオード、抵抗素子、トランジスタ、及び光電変換部を形成することができるため、量産が容易である。
なお上記工程で得られる半導体装置は、基板より個々に切断して複数の半導体装置を切り出すことで大量生産が可能である。1枚の大面積基板(例えば600cm×720cm)からは大量の光電変換装置(例えば2mm×1.5mm)を製造することができる。
なお本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせることができる。
(実施の形態6)
本実施の形態では、本発明の一態様である半導体装置を組み込んだ電子機器について説明する。
本発明の一態様である半導体装置が適用できる電子機器として、コンピュータ、ディスプレイ、携帯電話、テレビなどが挙げられる。それらの電子機器の具体例について図12、図13、図14、図15、及び図16を用いて説明する。図12乃至図16は本実施の形態の電子機器の構成例を示す図である。
図12に示す電子機器は携帯電話であり、本体(A)600、本体(B)601、筐体602、操作キー603、音声入力部604、音声出力部605、回路基板606、表示パネル(A)607、表示パネル(B)608、蝶番609、透光性材料部610、光電変換装置611を有している。本発明の一態様である半導体装置は光電変換装置611に適用することができる。
光電変換装置611では、透光性材料部610を透過した光を検知し、検知した外部光の照度に合わせて表示パネル(A)607及び表示パネル(B)608の輝度がコントロールされる、また光電変換装置611で得られる照度に合わせて操作キー603の照明制御を行う。これにより携帯電話の消費電流を抑えることができる。
図13(A)及び図13(B)に携帯電話の別の例を示す。図13(A)及び図13(B)では、本体700、筐体701、表示パネル702、操作キー703、音声出力部704、音声入力部705、光電変換装置706、光電変換装置707を示している。
図13(A)に示す携帯電話では、本体700に設けられた光電変換装置706により外部の光を検知することにより表示パネル702及び操作キー703の輝度を制御することが可能である。
また図13(B)に示す携帯電話では、図13(A)の構成に加えて、本体700の内部に光電変換装置707を設けている。光電変換装置707により、表示パネル702に設けられているバックライトの輝度を検出することも可能となる。
図14(A)に示す電子機器はコンピュータであり、本体800、筐体801、表示部802、キーボード803、外部接続ポート804、ポインティングデバイス805などを含む。
また図14(B)に示す電子機器は表示装置でありテレビ受像器などがこれに当たる。図14(B)の表示装置は、筐体806、支持台807、表示部808などによって構成されている。
図14(A)に示すコンピュータに設けられる表示部802、及び図14(B)に示す表示装置の表示部808として、液晶パネルを用いた場合の詳しい構成を図15に示す。
図15に示す電子機器は液晶パネルであり、液晶パネル900は、筐体901に内蔵されており、基板902a及び基板902b、基板902a及び基板902bに挟まれた液晶層903、偏光フィルタ904a及び偏光フィルタ904b、及びバックライト905等を有している。また筐体901には光電変換装置906が形成されている。
本発明の一態様の半導体装置である光電変換装置906は、バックライト905からの光量を感知し、その情報がフィードバックされて液晶パネル900の輝度が調節される。
図16(A)及び図16(B)は、本発明の一態様の半導体装置である光電変換装置をカメラ、例えばデジタルカメラに組み込んだ例を示す図である。図16(A)は、デジタルカメラの前面方向から見た斜視図、図16(B)は、後面方向から見た斜視図である。図16(A)において、デジタルカメラには、リリースボタン1000、メインスイッチ1001、ファインダ窓1002、フラッシュ部1003、レンズ1004、鏡胴1005、筺体1006が備えられている。
また、図16(B)において、ファインダ接眼窓1007、モニタ1008、操作ボタン1009が備えられている。
リリースボタン1000は、半分の位置まで押下されると、焦点調整機構および露出調整機構が作動し、最下部まで押下されるとシャッターが開く。
メインスイッチ1001は、押下又は回転によりデジタルカメラの電源のオン/オフを切り替える。
ファインダ窓1002は、デジタルカメラの前面のレンズ1004の上部に配置されており、図16(B)に示すファインダ接眼窓1007から撮影する範囲やピントの位置を確認するための装置である。
フラッシュ部1003は、デジタルカメラの前面上部に配置され、被写体輝度が低いときに、リリースボタン1000が押下されてシャッターが開くと同時に補助光を照射する。
レンズ1004は、デジタルカメラの正面に配置されている。レンズは、フォーカシングレンズ、ズームレンズ等により構成され、図示しないシャッター及び絞りと共に撮影光学系を構成する。また、レンズの後方には、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子が設けられている。
鏡胴1005は、フォーカシングレンズ、ズームレンズ等のピントを合わせるためにレンズの位置を移動するものであり、撮影時には、鏡胴を繰り出すことにより、レンズ1004を手前に移動させる。また、携帯時は、レンズ1004を沈銅させてコンパクトにする。なお、本実施の形態においては、鏡胴を繰り出すことにより被写体をズーム撮影することができる構造としているが、この構造に限定されるものではなく、筺体1006内での撮影光学系の構成により鏡胴を繰り出さずともズーム撮影が可能なデジタルカメラでもよい。
ファインダ接眼窓1007は、デジタルカメラの後面上部に設けられており、撮影する範囲やピントの位置を確認する際に接眼するために設けられた窓である。
操作ボタン1009は、デジタルカメラの後面に設けられた各種機能ボタンであり、セットアップボタン、メニューボタン、ディスプレイボタン、機能ボタン、選択ボタン等により構成されている。
本発明の一態様の半導体装置である光電変換装置を図16(A)及び図16(B)に示すカメラに組み込むと、光電変換装置が光の有無及び強さを感知することができ、これによりカメラの露出調整等を行うことができる。本発明の光電変換装置は、実動作に影響なく、静電保護回路としての機能を果たすことができる。そのため、動作不良に対する信頼性が高く、光の感度の良好な光電変換装置とすることができる。
また、本発明の一態様の半導体装置である光電変換装置はその他の電子機器、例えばプロジェクションテレビ、ナビゲーションシステム等に応用することが可能である。すなわち光を検出する必要のあるものであればいかなるものにも用いることが可能である。
なお、本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせることができる。
100 第1の電位供給端子
101 第2の電位供給端子
102 分圧回路
103 制御回路
104 スイッチング素子
105 抵抗素子
106 バイパス回路
107 保護回路
108 機能回路
109 抵抗素子
110 ダイオード群
111 抵抗素子
112 トランジスタ
200 第1の電位供給端子
201 第2の電位供給端子
202 分圧回路
203 抵抗素子
204 スイッチング素子
205 抵抗素子
206 バイパス回路
207 保護回路
208 機能回路
209 抵抗素子
210 ダイオード群
300 第1の電位供給端子
301 第2の電位供給端子
302 ダイオード
303 抵抗素子
304 ダイオード群
305 分圧回路
306 抵抗素子
307 トランジスタ
308 抵抗素子
309 トランジスタ
310 制御回路
311 トランジスタ
312 抵抗素子
313 バイパス回路
314 トランジスタ
315 抵抗素子
316 バイパス回路
317 保護回路
318 光電変換回路
319 光電変換素子
320 増幅回路
321 参照用トランジスタ
322 出力用トランジスタ群
323 出力用抵抗素子
324 出力端子
400 第1の電位供給端子
401 第2の電位供給端子
402 ダイオード
403 抵抗素子
404 ダイオード群
405 分圧回路
406 抵抗素子
407 トランジスタ
408 抵抗素子
409 バイパス回路
410 保護回路
411 光電変換回路
500 基板
501 下地絶縁膜
502 半導体層
503 半導体層
504 ゲート絶縁膜
505 電極
506 電極
507 ゲート電極
508 電極
509 不純物領域
510 層間絶縁膜
511 層間絶縁膜
512 電極
513 電極
514 電極
515 電極
516 電極
517 電極
518 電極
519 保護電極
520 保護電極
521 保護電極
522 保護電極
523 保護電極
524 保護電極
525 保護電極
526 トランジスタ
527 抵抗素子
528 端子部
529 光電変換素子
529a p型半導体層
529b i型半導体層
529c n型半導体層
530 封止層
531 電極
532 電極
533 光電変換部
600 本体(A)
601 本体(B)
602 筐体
603 操作キー
604 音声入力部
605 音声出力部
606 回路基板
607 表示パネル(A)
608 表示パネル(B)
609 蝶番
610 透光性材料部
611 光電変換装置
700 本体
701 筐体
702 表示パネル
703 操作キー
704 音声出力部
705 音声入力部
706 光電変換装置
707 光電変換装置
800 本体
801 筐体
802 表示部
803 キーボード
804 外部接続ポート
805 ポインティングデバイス
806 筐体
807 支持台
808 表示部
900 液晶パネル
901 筐体
902a 基板
902b 基板
903 液晶層
904a 偏光フィルタ
904b 偏光フィルタ
905 バックライト
906 光電変換装置
1000 リリースボタン
1001 メインスイッチ
1002 ファインダ窓
1003 フラッシュ部
1004 レンズ
1005 鏡胴
1006 筺体
1007 ファインダ接眼窓
1008 モニタ
1009 操作ボタン

Claims (9)

  1. 第1の電位が与えられる第1の電位供給端子と、
    第2の電位が与えられる第2の電位供給端子と、
    前記第1の電位供給端子及び前記第2の電位供給端子間の電圧を分圧し、分圧した電圧に応じた分圧電位を生成する分圧回路と、
    前記分圧電位に応じて制御電位を生成する制御回路と、
    抵抗素子及び前記抵抗素子に並列接続で電気的に接続されたスイッチング素子を有し、前記制御電位に従って前記スイッチング素子のオン状態及びオフ状態が制御されるバイパス回路と、
    第1の入力端子及び第2の入力端子を有し、前記第1の入力端子が前記スイッチング素子及び前記抵抗素子を介して前記第1の電位供給端子に電気的に接続され、前記第2の入力端子が前記第2の電位供給端子に電気的に接続された機能回路と、を有する半導体装置。
  2. 第1の電位が与えられる第1の電位供給端子と、
    第2の電位が与えられる第2の電位供給端子と、
    前記第1の電位供給端子及び前記第2の電位供給端子間の電圧を分圧し、分圧した電圧に応じた分圧電位を生成する分圧回路と、
    第1の抵抗素子、スイッチング素子、及び前記スイッチング素子を介して前記第1の抵抗素子に電気的に接続された第2の抵抗素子を有し、前記分圧電位に従って前記スイッチング素子のオン状態及びオフ状態が制御されるバイパス回路と、
    第1の入力端子及び第2の入力端子を有し、前記第1の入力端子が前記第1の電位供給端子に電気的に接続され、前記第2の入力端子が前記第2の電位供給端子に電気的に接続され、且つ前記第1の抵抗素子、前記スイッチング素子、及び前記第2の抵抗素子を介して前記第1の電位供給端子に電気的に接続された機能回路と、を有する半導体装置。
  3. 第1の電位が与えられる第1の電位供給端子と、
    第2の電位が与えられる第2の電位供給端子と、
    分圧回路と、
    制御回路と、
    バイパス回路と、
    第1の入力端子及び第2の入力端子を有し、前記第2の入力端子が前記第2の電位供給端子に電気的に接続された機能回路と、を有し、
    前記分圧回路は、
    第1の抵抗素子と、
    それぞれアノード及びカソードを有するN個(Nは自然数)のダイオードで構成されるN段のダイオードからなり、1段目のダイオードのアノードが第1の抵抗素子を介して第1の電位供給端子に電気的に接続され、K段目(Kは2乃至N−1の自然数)のダイオードのアノードがK−1段目のダイオードのカソードに電気的に接続され、N段目のダイオードのアノードがN−1段目のダイオードのカソードに電気的に接続され、N段目のダイオードのカソードが第2の電位供給端子に電気的に接続されたダイオード群と、を有し、
    前記制御回路は、
    第2の抵抗素子と、
    制御端子である第1端子、並びに第2端子及び第3端子を有し、前記第1端子が前記1段目乃至前記K段目のダイオードの前記カソードのいずれかに電気的に接続され、前記第2端子及び前記第3端子の一方が前記第2の抵抗素子を介して前記第1の電位供給端子に電気的に接続され、前記第2端子及び前記第3端子の他方が前記第2の電位供給端子に電気的に接続された第1のトランジスタと、を有し、
    前記バイパス回路は、
    第3の抵抗素子と、
    制御端子である第1端子、並びに第2端子及び第3端子を有し、前記第1端子が前記第1のトランジスタの前記第2端子及び前記第3端子の一方に電気的に接続され、前記第2端子及び前記第3端子の一方が前記第1の電位供給端子に電気的に接続され、前記第2端子及び前記第3端子の他方が、前記機能回路の前記第1の入力端子に電気的に接続され且つ前記第3の抵抗素子を介して前記第1の電位供給端子に電気的に接続された第2のトランジスタと、を有する半導体装置。
  4. 請求項3において、
    第2のバイパス回路を有し、
    前記制御回路は、
    第4の抵抗素子と、
    制御端子である第1端子、並びに第2端子及び第3端子を有し、前記第1端子が前記第1のトランジスタの第2端子及び第3端子の一方に電気的に接続され、第2端子及び第3端子の一方が前記第4の抵抗素子を介して前記第1の電位供給端子に電気的に接続され、前記第2端子及び前記第3端子の他方が前記第2の電位供給端子に電気的に接続された第3のトランジスタと、を有し、
    前記バイパス回路は、
    第5の抵抗素子と、
    制御端子である第1端子、並びに第2端子及び第3端子を有し、前記第1端子が前記第3のトランジスタの前記第2端子及び前記第3端子の一方に電気的に接続され、前記第2端子及び前記第3端子の一方が前記第2の電位供給端子に電気的に接続され、前記第2端子及び前記第3端子の他方が、前記機能回路の前記第2の入力端子に電気的に接続され且つ前記第5の抵抗素子を介して前記第2の電位供給端子に電気的に接続された第4のトランジスタと、を有する半導体装置。
  5. 第1の電位が与えられる第1の電位供給端子と、
    第2の電位が与えられる第2の電位供給端子と、
    分圧回路と、
    バイパス回路と、
    第1の入力端子及び第2の入力端子を有し、前記第1の入力端子が前記第1の電位供給端子に電気的に接続され、前記第2の入力端子が前記第2の電位供給端子に電気的に接続された機能回路と、を有し、
    前記分圧回路は、
    第1の抵抗素子と、
    それぞれアノード及びカソードを有するN個(Nは自然数)のダイオードで構成されるN段のダイオードからなり、1段目のダイオードのアノードが第1の抵抗素子を介して第1の電位供給端子に電気的に接続され、K段目(Kは2乃至N−1の自然数)のダイオードのアノードがK−1段目のダイオードのカソードに電気的に接続され、N段目のダイオードのアノードがN−1段目のダイオードのカソードに電気的に接続され、N段目のダイオードのカソードが第2の電位供給端子に電気的に接続されたダイオード群と、を有し、
    前記バイパス回路は、
    第2の抵抗素子と、
    第3の抵抗素子と、
    制御端子である第1端子、並びに第2端子及び第3端子を有し、前記第1端子が前記1段目乃至K段目のダイオードのカソードのいずれかに電気的に接続され、前記第2端子及び前記第3端子の一方が前記第2の抵抗素子を介して前記第1の電位供給端子に電気的に接続され、前記第2端子及び前記第3端子の他方が前記第3の抵抗素子を介して前記第2の電位供給端子に電気的に接続されたトランジスタと、を有する半導体装置。
  6. 請求項3乃至請求項5のいずれか一項において、
    前記機能回路は、光電変換回路であり、
    前記光電変換回路は、
    カソードが前記第1の入力端子に電気的に接続された光電変換素子と、
    出力用抵抗素子と、
    増幅回路と、
    出力端子と、を有し、
    前記増幅回路は、
    制御端子である第1端子、並びに第2端子及び第3端子を有し、前記第1端子並びに前記第2端子及び前記第3端子の一方が前記光電変換素子のアノードに電気的に接続され、前記第2端子及び前記第3端子の他方が、前記出力端子に電気的に接続され且つ前記出力用抵抗素子を介して前記第2の入力端子に電気的に接続された参照用トランジスタと、
    制御端子である第1端子、並びに第2端子及び第3端子を有し、前記第1端子が前記参照用トランジスタの前記第1端子に電気的に接続され、前記第2端子及び前記第3端子の一方が前記第1の入力端子に電気的に接続され、前記第2端子及び前記第3端子の他方が、前記出力端子に電気的に接続され且つ前記出力用抵抗素子を介して前記第2の入力端子に電気的に接続された出力用トランジスタ群と、を有する半導体装置。
  7. 請求項3乃至請求項6のいずれか一項において、
    アノード及びカソードを有し、前記アノードが前記第2の電位供給端子に電気的に接続され、前記カソードが前記第1の電位供給端子に電気的に接続されたダイオードと、を有する半導体装置。
  8. 請求項3乃至請求項7のいずれか一項において、
    前記半導体装置が備えるトランジスタは、薄膜トランジスタである半導体装置。
  9. 請求項8において、
    前記薄膜トランジスタは、絶縁基板上に設けられる半導体装置。
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