JP2018092097A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 抜き取るような封止部材を設けずに、出荷状態の画像形成装置の運搬中に現像剤が漏れることなく、現像剤収容ユニットを画像形成装置に同梱する。
【解決手段】 現像剤収容ユニットが装着部に装着されたとき、第一ストッパーは、排出口と補給口の間にシャッタが在るようにシャッタの位置を決める第一の位置と、排出口と補給口が連通するようにシャッタの位置を決める第二の位置との間で移動が可能であり、装着部に装着された現像剤収容ユニットを装着部から取り出す方向に移動させるとき、第一ストッパーが第一の位置から第二の位置に移動することを可能にし、第一ストッパーが第二の位置から第一の位置に移動することを禁止するストッパー移動機構を有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像形成装置に着脱可能な、現像剤を収容する現像剤収容ユニットを備えた、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
電子写真方式を用いた、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置では、現像剤を収容する現像剤収容ユニットを画像形成装置に対して着脱可能な構成が採用されている。そして、画像形成装置の梱包サイズの削減、トナーボトルの梱包材の削減のために、画像形成装置の出荷時には、予め現像剤収容ユニットを画像形成装置に同梱させる構成がある。
特許文献1には、トナー補給口のシャッタとは別に、画像形成装置の動作開始時に駆動するトナー搬送部に接続された封止部材を設けて、出荷状態の画像形成装置の運搬時の現像器入口からのトナー漏れやトナー補給を防ぐ構成が挙げられる。
特開2005−189423号公報
特許文献1の構成では、トナー搬送部に接続された封止部材を抜き取る構成であり、抜き取った封止部材を廃却するものである。一方で、このような封止部材を用いない場合には、出荷状態の画像形成装置の運搬中に現像剤収容ユニットから現像剤が漏れることを防止する必要がある。
そのため、抜き取るような封止部材を設けずに、出荷状態の画像形成装置の運搬中に現像剤が漏れることなく、現像剤収容ユニットを画像形成装置に同梱できる新たな構成が望まれている。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、抜き取るような封止部材を設けずに、出荷状態の画像形成装置の運搬中に現像剤が漏れることなく、現像剤収容ユニットを画像形成装置に同梱することができる装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る画像形成装置は以下のような構成を備える。即ち、画像形成装置に着脱可能であって、現像剤を排出する排出口を有し、前記現像剤を収容する現像剤収容ユニットと、前記現像剤収容ユニットから前記現像剤が補給される補給口を有し、前記現像剤収容ユニットが装着される装着部と、前記現像剤収容ユニットに設けられ、前記現像剤収容ユニットに対して相対移動することで前記排出口の開閉を行うシャッタと、前記シャッタと係合可能に設けられ、前記現像剤収容ユニットの前記装着部への装着方向に前記現像剤収容ユニットを移動させるときに前記現像剤収容ユニットに対する前記シャッタの相対移動を生じさせるための第一ストッパーと、前記画像形成装置に対する位置が固定されて設けられ、前記装着方向への前記現像剤収容ユニットの移動を規制するための第二ストッパーと、を有する画像形成装置において、前記現像剤収容ユニットが前記装着部に装着されたとき、前記第一ストッパーは、前記排出口と前記補給口の間に前記シャッタが在るように前記シャッタの位置を決める第一の位置と、前記排出口と前記補給口が連通するように前記シャッタの位置を決める第二の位置との間で移動が可能であり、前記装着部に装着された前記現像剤収容ユニットを前記装着部から取り出す方向に移動させるとき、前記第一ストッパーが前記第一の位置から前記第二の位置に移動することを可能にし、前記第一ストッパーが前記第二の位置から前記第一の位置に移動することを禁止するストッパー移動機構を有することを特徴とする。
本発明によれば、抜き取るような封止部材を設けずに、出荷状態の画像形成装置の運搬中に現像剤が漏れることなく、現像剤収容ユニットを画像形成装置に同梱することができる。
画像形成装置の構成を示す断面図である。 第1の実施形態に係るトナー補給機構の構成を示す斜視図である。 第1の実施形態に係るトナーボトルの構成を示す斜視図である。 第1の実施形態に係るトナーボトルの構成を示す下面図である。 装着部にトナーボトルが装着された状態を示す斜視図である。 シャッタとシャッタスライダの係合を説明するための模式図である。 出荷時におけるトナー補給機構の構成を示す斜視図である。 装着前のトナーボトルの構成、及び装着後のトナーボトルの構成を示す下面図である。 通常使用時におけるトナー補給機構の構成を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものではなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。本発明は、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途で実施できる。
[第1の実施形態]
(画像形成装置の構成)
まず、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の構成について、図1の断面図を用いて説明する。
画像形成装置1000は、像担持体である中間転写ベルト(ITB)8に対向して4つの画像形成部P(Pa,Pb,Pc,Pd)が配列されたタンデム型のフルカラープリンタである。
中間転写ベルト8の回転方向において最も上流側の画像形成部Paは、感光体ドラム1aにイエロートナー像が形成されて、一次転写部T1aにて中間転写ベルト8に一次転写される。画像形成部Pbでは、感光体ドラム1bにマゼンタトナー像が形成されて、一次転写部T1bにて、中間転写ベルト8のイエロートナー像に重ねて一次転写される。画像形成部Pcでは、感光体ドラム1cにシアントナー像が形成されて、一次転写部T1cにて中間転写ベルト8に一次転写される。また、画像形成部Pdでは、感光体ドラム1dにブラックトナー像が形成されて、一次転写部T1dにて中間転写ベルト8に一次転写される。
中間転写ベルト8に、順次、一次転写された四色のトナー像は、二次転写部T2へ搬送されて、記録材Pに一括して二次転写される。二次転写部T2を通過して中間転写ベルト8に残留した転写残トナーは、ベルトクリーニング装置9によって除去される。そして、ベルトクリーニング装置9のクリーニングブレード91で除去されたトナーは、ベルトクリーニング装置9のトナー搬送スクリュー93によって、画像形成装置1000の奥側に配置されたトナー搬送手段を通過し、回収トナー容器45へ搬送される。
四色のトナー像を転写された記録材Pは、定着装置5で加熱加圧を受けて表面にトナー像を定着された後に、排出ローラ32から排紙トレイ31へ排出される。
記録材Pは、記録材Pを収納する記録材収納部としてのカセット71から1枚ずつ取り出され、分離装置72によって1枚ずつ分離してレジストローラ61に受け渡される。レジストローラ61は、中間転写ベルト8のトナー像にタイミングを合わせて二次転写部T2へ記録材Pを給送する。
4つの画像形成部P(Pa,Pb,Pc,Pd)は、付設された現像装置4(4a,4b,4c,4d)で用いるトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外は同一に構成される。以下では、最も上流の画像形成部Paについて説明し、他の画像形成部Pb、Pc、Pdについては、説明中の符号末尾のaを、b、c、dに読み替えて説明されるものとする。
画像形成部Paには、感光体ドラム1aの周囲に、帯電装置2a、露光装置3a、現像装置4a、一次転写部材である一次転写ローラ5a、ドラムクリーニング装置6aが配置される。これらの感光体ドラム1a及び現像装置4aから構成される画像形成部Paは、そのメンテナンス用途のためにプロセスカートリッジ化されている。
感光体ドラム1aは、帯電極性が負極性の感光層を表面に形成した金属円筒で構成され、所定のプロセススピードで矢印R1方向に回転する。帯電装置2aは、感光体ドラム1aに帯電ローラを圧接して回転させ、帯電ローラに直流電圧と交流電圧とを重畳した電圧を印加して、感光体ドラム1aの表面を一様に帯電する。露光装置3aは、分解色画像を展開した走査線画像データをON−OFF変調したレーザービームを多面体ミラーで走査して、帯電した感光体ドラム1aの表面に画像の静電像を書き込む。
現像装置4aは、トナーを担持した現像スリーブ7aを、感光体ドラム1aに対してカウンタ方向に回転させる。尚、感光体ドラム1aに対する現像スリーブ7aの回転方向を、カウンタ方向ではなく、ウィズ方向にした構成であってもよい。現像スリーブ7aの内部には、磁界発生手段として複数の磁極を有するマグネットロール(磁石)が固定して配置されている。また、現像装置4aは、電源から現像スリーブ7aに負極性の直流電圧に交流電圧を重畳した現像電圧を印加する。そして、現像装置4aは、負極性に帯電したトナーを感光体ドラム1aの静電像の露光部分に付着させて静電像を現像する。
一次転写ローラ5aは、中間転写ベルト8を介して感光体ドラム1aに圧接して、感光体ドラム1aと中間転写ベルト8との間に一次転写部T1aを形成する。中間転写ベルト8は、負極性に帯電したトナー像に重ね合わせて一次転写部T1aを通過する過程で、電源から一次転写ローラ5aに正極性の直流電圧が印加されることによって、トナー像が一次転写される。ドラムクリーニング装置6aは、一次転写部T1aを通過して感光体ドラム1aの表面に残留した転写残トナーを除去する。
(トナー補給機構の構成)
続いて、第1の実施形態に係るトナー補給機構の構成について、図2(A)及び図2(B)の斜視図を用いて説明する。
トナー補給機構は、画像形成装置1000に着脱可能な、現像剤を収容する現像剤収容ユニットであるトナーボトル100(100a,100b,100c,100d)を有する。また、トナー補給機構は、トナーボトル100(100a,100b,100c,100d)のそれぞれを装着する装着部であるボトルマウント101(101a,101b,101c,101d)を有する。また、トナー補給機構は、トナーを補給するための開口部であるトナー補給口104(104a,104b,104c,104d)を有する。また、トナー補給機構は、トナー補給口104(104a,104b,104c,104d)のそれぞれと連通するトナー補給パイプ103(103a,103b,103c,103d)を有する。
尚、トナー補給機構は、現像装置4(4a,4b,4c,4d)のそれぞれに対応して設けられ、トナーボトル100に収容されたトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外は同一に構成される。以下では、トナー補給機構に関する説明中の符号末尾のa,b,c,dを省略して説明するものとする。
トナー補給機構は、シャッタスライダ213(第一ストッパー)を移動させるストッパー移動機構を有する。このストッパー移動機構は、シャッタスライダ213(第一ストッパー)に設けられたシャッタ制止部213a、スライダ係止部213c、スライダ弾性部213d、補給ベース215、及び補給ベース215に設けられたスライダ制止部215aから構成される。尚、シャッタスライダ213(第一ストッパー)は、トナーボトル100に設けられたシャッタと係合可能に設けられている。
画像形成装置1000は、駆動力を生ずるモータ200、モータ200の駆動力をトナーボトル100に伝達する駆動伝達部201、及び出力カップリング205を有する。モータ200の駆動力が伝達されると、トナーボトル100の内部に設けられたトナー搬送部材が回転する。このトナー搬送部材は、トナーボトル100に収容されたトナーをトナーボトル100の排出口に向けて搬送するものである。
第1の実施形態では、トナーボトル100からトナーのみを現像装置4に補給する構成(即ち、トナーボトル100から補給される現像剤の重量に対するトナーの重量の比率が100%)を例に説明するが、これに限られない。トナーボトル100からトナーと磁性キャリアを含む現像剤を現像装置4に補給する構成(例えば、トナーボトル100から補給される現像剤の重量に対するトナーの重量の比率が90%)であってもよい。
(トナーボトルの構成)
続いて、第1の実施形態に係るトナーボトルの構成について図3の斜視図、及び図4の下面図を用いて説明する。
トナーボトル100は、現像剤(トナー)を収容する現像剤収容部であるボトルケース300、ボトルケース300に設けられた排出口300a、ボトルケース300に対してスライド(相対移動)可能に設けられたシャッタ301を有する。
また、トナーボトル100は、シャッタ301に設けられたシャッタ係止部301a、シャッタ301に設けられた連通口301b、出力カップリング205を係合する入力カップリング302を有する。
また、トナーボトル100は、ボトルケース300に固定され、ボトルケース300とシャッタ301の間に設けられたシャッタシール部材303を有する。シャッタシール部材303は、排出口300aの周りを囲うように設けられ、ボトルケース300とシャッタ301の間を塞ぐ側壁の役割を果たす。これにより、排出口300aから排出されたトナーを連通口301bに連通させる際に上手く連通されずに溢れ出たトナーが仮に生じたとしても、シャッタシール部材303でシールすることができる。
続いて、装着部であるボトルマウント101にトナーボトル100が装着された状態について図5の斜視図を用いて説明する。
図5に示すように、ボトルマウント101にトナーボトル100が装着されると、入力カップリング302と出力カップリング205とが係合する。入力カップリング302と出力カップリング205が係合することで、モータ200の駆動力をトナー補給機構に伝達可能な状態となり、トナーボトル100の内部に設けられたトナー搬送部材に駆動が伝達されることでトナーの供給が可能になる。
以降、装着部であるボトルマウント101にトナーボトル100が装着されて、入力カップリング302と出力カップリング205が係合した状態のことを、画像形成装置1000にトナーボトル100が装着されている状態とも呼ぶ。
続いて、シャッタ301とシャッタスライダ213の係合について図6の模式図を用いて説明する。
ボトルマウント101にトナーボトル100が装着されていない状態において、シャッタ301は、トナーボトル100に収容されたトナーがトナーボトル100の外部に排出されないように封止している。シャッタ301は、トナーボトル100の挿入方向にスライドするように構成されている。この時、シャッタ301は、排出口300aと連通口301bが連通する位置からトナーボトル100の挿入方向側にスライドすることにより、排出口300aと連通口301bとの連通を解除し、封止を実現している。
ボトルマウント101にトナーボトル100を挿入した際には、トナーボトル100が第1の所定位置まで挿入された段階にて、シャッタ301はボトルケース300よりも先にボトルマウント101に装着された時の位置へ到達する。この位置において、シャッタ係止部301aが、シャッタ制止部(第一ストッパー)213aと係合する。
ボトルマウント101にトナーボトル100が更に挿入されると、トナーボトル100の挿入方向への移動により、シャッタ係止部301aがボトルケース300に対してスライド(相対移動)する。そして、ボトルマウント101に挿入されたトナーボトル100が第2の所定位置まで到達すると、図4に示したように排出口300aと連通口301bが重なり、シャッタ301が開いて、トナーボトル100からのトナーの供給が可能な状態となる。
続いて、画像形成装置1000の出荷時におけるトナー補給機構の構成について、図7(A)及び図7(B)の斜視図を用いて説明する。
画像形成装置1000の出荷時において、シャッタスライダ213は、図7(A)及び図7(B)に示す位置(以降、出荷時の位置と呼ぶ)にいる。この時、図7(B)に示すように、スライダ制止部215aにスライダ係止部213cが乗り上げることで、シャッタスライダ213をスライド可能な状態としている。ただし、シャッタスライダ213は、トナーボトル100のボトルマウント101への装着方向(図7(A)に示す矢印A方向)に突き当たっているため、シャッタスライダ213が移動可能なのは矢印A方向とは反対方向のみとなる。
続いて、シャッタスライダ213とシャッタ301のスライドに関するスライド方向の力の関係について説明する。
シャッタスライダ213のスライドに要する力をF1(図7(B)参照)とし、シャッタ301のボトルケース300に対するスライドに要する力をF2(図4参照)とする。また、トナーボトル100をボトルマウント101から取り出す方向(以降、トナーボトル100の着脱方向と呼ぶ)に対するシャッタスライダ213とシャッタ301の係合力をF3(図6参照)とする。また、ユーザがトナーボトル100を画像形成装置1000から取り出す力をF4(図5参照)とする。
まず、F1とF2について比較する。シャッタ301は、ボトルケース300に固定されたシャッタシール部材303に対して摺動する。そのため、シャッタスライダ213のスライドに要する力(F1)の大きさに対して、シャッタ301のボトルケース300に対するスライドに要する力(F2)の大きさが十分に大きい必要がある。
続いて、F2とF3について比較する。トナーボトル100の着脱方向に対するシャッタスライダ213とシャッタ301の係合力(F3)は、シャッタ制止部213aとシャッタ係止部301aの係合によって生じる。そのため、シャッタ301のボトルケース300に対するスライドに要する力(F2)の大きさに対して、トナーボトル100の着脱方向に対するシャッタスライダ213とシャッタ301の係合力(F3)の大きさが十分に大きい必要がある。
続いて、F3とF4について比較する。ユーザがトナーボトル100を画像形成装置1000から取り出せるようにするために、トナーボトル100の着脱方向に対するシャッタスライダ213とシャッタ301の係合力(F3)が大きく影響しないようにする。そのため、ユーザがトナーボトル100を画像形成装置1000から取り出す力(F4)の大きさに対して、トナーボトル100の着脱方向に対するシャッタスライダ213とシャッタ301の係合力(F3)の大きさが小さい必要がある。
以上のことから、シャッタスライダ213とシャッタ301のスライドに関するスライド方向の力の関係は、以下の関係式(数1)を満たす。
F4>F3>F2>F1
第1の実施形態では、画像形成装置1000の出荷時において、画像形成装置1000にトナーボトル100が装着された状態にあっても、トナーボトル100からトナーが供給されない構成を実現する。そこで、第1の実施形態では、抜き取るような封止部材を設けずに、出荷状態の画像形成装置1000の運搬中に現像剤が漏れることなく、現像剤収容ユニットを画像形成装置1000に同梱することができる装置を提供するものである。
具体的には、シャッタスライダ213の位置を、図7で前述した出荷時の位置と、図9で後述する画像形成装置1000の通常使用時における位置(以降、通常使用時の位置と呼ぶ)との間で異ならせるものである。尚、画像形成装置1000の通常使用時とは、出荷状態にある画像形成装置1000の使用を開始する際(画像形成装置1000の設置時)にトナーボトル100の脱着を1回行うことで、トナー補給機構が出荷状態から使用状態に移行している状態のことである。
これにより、画像形成装置1000にトナーボトル100を装着した際におけるシャッタ301のスライド量をコントロールし、トナーボトル100の封止を実現する。以下に詳細を説明する。
図7(A)及び図7(B)は、画像形成装置1000の出荷時におけるトナー補給機構の構成を示す斜視図である。また、画像形成装置1000への装着前のトナーボトル100の構成について図8(A)の下面図を用いて説明し、画像形成装置1000への装着後のトナーボトル100の構成について図8(B)の下面図を用いて説明する。
画像形成装置1000の出荷時において、図7(A)に示したように、シャッタスライダ213は矢印A方向に最も寄った状態になっており、図7(B)に示したように、スライダ係止部213cはスライダ制止部215aに乗り上げた状態となっている。この時、シャッタスライダ213は、矢印A方向に既に突き当たった状態となっているので、矢印A方向とは反対方向への外力が掛からない限り、出荷時の位置に保持される。
トナーボトル100は、画像形成装置1000への装着前には、図8(A)に示す位置にシャッタ301が位置している。この時、トナーボトル100に収容されたトナーがトナーボトル100の外部に排出されないように、排出口300aがシャッタ301によって封止されている。この状態で、トナーボトル100は、画像形成装置1000の出荷前に、画像形成装置1000に挿入される。
トナーボトル100の挿入を開始していくと、トナーボトル100を挿入していく過程で、図6に示したようにシャッタ制止部213aがシャッタ係止部301aに係合する。更にトナーボトル100を挿入していくと、シャッタ制止部213aがシャッタ係止部301aに係合していることで、シャッタ301がボトルケース300に対してスライドしていく。
そして、トナーボトル100が画像形成装置1000に装着される位置まで挿入されると、シャッタスライダ213が出荷時の位置に保持されて、シャッタ301が図8(B)に示す位置までスライドする。この位置では、シャッタ301の連通口301bは、ボトルケース300の排出口300aと連通しない。このため、トナーボトル100の封止状態が維持される。
尚、図8(B)に示す位置では、画像形成装置1000の通常使用時と比べて、シャッタ301のスライド量が少ない。即ち、トナーボトル100が画像形成装置1000に装着された時におけるシャッタ301のスライド量が、ボトルケース300の排出口300aとシャッタ301の連通口301bが連通するために必要なスライド量よりも少ない状態となる。この状態では、トナーボトル100に収容されているトナーが振動等で排出口300aから排出されることがない。このため、トナーボトル100を画像形成装置1000に装着した状態での画像形成装置1000の出荷が可能となる。
また、この時、トナーボトル100は、トナーボトル100のボトルマウント101への挿入方向(図7(A)に示す矢印A方向)の下流側にある出力カップリング205によって、挿入方向の位置が規制される。即ち、この状態において、出力カップリング205は、トナーボトル100の画像形成装置1000に対する位置を規制する第二ストッパーとしての役割を果たす。尚、ストッパーの構成は、壁、リブ等によりトナーボトル100の位置を決める構成であってもいい。
また、この時、シャッタスライダ213は、シャッタ制止部213aとシャッタ係止部301aを介して、シャッタ301から図7(A)に示した矢印A方向への付勢力を受ける。しかしながら、シャッタスライダ213は、矢印A方向へは突き当たって移動しないため、出荷時の位置に保持される。
続いて、画像形成装置1000に装着されたトナーボトル100の取り外し時の動作について説明する。第1の実施形態では、出荷状態の画像形成装置1000の使用を開始する際(画像形成装置1000の設置時)に、トナーボトル100の脱着を1回行うことで、トナー補給機構を出荷状態から使用状態へと移行させることを可能にしている。その具体的な動作について、以下に詳細を説明する。
画像形成装置1000の通常使用時におけるトナー補給機構の構成について図9(A)及び図9(B)の下面図を用いて説明する。
トナーボトル100を出荷状態の画像形成装置1000から取り外す方向(図9(A)に示す矢印B方向)へ移動させると、シャッタ301も、図7(A)及び図7(B)に示した位置から矢印A方向とは反対方向へと移動しようとする。この時、シャッタスライダ213やシャッタ301のスライドに関する力は、前述した関係式(数1)を満たす。このため、トナーボトル100の矢印B方向への移動(即ち、装着部であるボトルマウント101からトナーボトル100を取り出す方向への移動)に伴って、シャッタ301とシャッタスライダ213が一体となって、矢印A方向とは反対方向に移動を開始する。
トナーボトル100が更に移動し、図9(A)及び図9(B)に示す位置(即ち、通常使用時の位置)までシャッタスライダ213が移動すると、シャッタスライダ213は突き当たりの位置にくるため、トナーボトル100の挿入方向への移動が停止する。この時、スライダ制止部215aがスライダ係止部213cをスライド方向に保持する。このため、図9(A)及び図9(B)に示すように、シャッタスライダ213は、通常使用時の位置に固定される。
また、この時、スライダ係止部213cは、スライダ弾性部213dに接続されている。そのため、図7(B)に示したように、スライダ係止部213cがスライダ制止部215aに乗り上げる時に、スライダ係止部213cにはスライダ制止部215aに向く方向に復元力が常に働く構成となっている。これは、弾性部材を別に設けて、スライダ係止部213cを付勢する場合にあっても同様の効果が得られる。
また、トナーボトル100を矢印B方向に移動させると、前述した関係式(数1)の関係により、ボトルケース300に対してシャッタ301が図8(A)に示した位置までスライドし、シャッタ301が閉まった状態となる。シャッタ301が閉まった状態となると、トナーボトル100の矢印B方向への移動に伴い、シャッタ301とシャッタスライダ213の係合が解除され、トナーボトル100は画像形成装置1000から取り外される。
画像形成装置1000から取り外されたトナーボトル100は、画像形成装置1000の通常使用時において画像形成装置1000から取り外した場合と同様に、図8(A)に示した位置でシャッタ301が閉まった状態となっている。これにより、シャッタスライダ213が、出荷時の位置(第一の位置)から通常使用時の位置(第二の位置)に移動することが完了する。
このように、出荷時において、トナーボトル100がボトルマウント101に装着されたとき、シャッタスライダ213は、排出口300aと連通口301bの間にシャッタ301が在るようにシャッタ301の位置を決める位置(第一の位置)に在る。
そして、出荷状態の画像形成装置1000の使用を開始する際(画像形成装置の設置時)の作業で、画像形成装置1000に装着されたトナーボトル100を取り外す動作を行った後、取り外されたトナーボトル100をボトルマウント101に再び装着する。この時、シャッタスライダ213にシャッタ301が係合して、シャッタ301が開き、ボトルケース300の排出口300aとシャッタ301の連通口301bが重なり、トナーの供給が可能な状態となる。
即ち、シャッタスライダ213は、ボトルケース300の排出口300aとシャッタ301の連通口301bが連通するように、シャッタ301の位置を決める位置(第二の位置)に移動することが可能となる。このように、画像形成装置1000を出荷状態から通常使用状態へと移行した後に、排出口300aと連通口301bを連通させて、トナーボトル100の内部に設けられたトナー搬送部材を駆動する構成としている。
また、第1の実施形態に係る構成では、シャッタスライダ213が、出荷時の位置(第一の位置)から通常使用時の位置(第二の位置)に一度移動すると、通常使用時の位置から出荷時の位置に移動することを禁止するような構成になっている。また、シャッタスライダ213が出荷時の位置に在るときのシャッタスライダ213とトナー補給口104との距離が、シャッタスライダ213が通常使用時の位置に在るときのシャッタスライダ213とトナー補給口104との距離よりも短い構成になっている。
尚、第1の実施形態では、画像形成装置1000の設置時の作業で、画像形成装置1000に装着されたトナーボトル100を取り外す動作の際に、画像形成装置1000からトナーボトル100の全部分を脱着する例について説明した。その一方で、画像形成装置1000からトナーボトル100の全部分を脱着しなくても、シャッタスライダ213が通常使用時の位置まで移動するように、トナーボトル100を画像形成装置1000から取り外す方向に移動させるだけでも同様の効果が得られる。即ち、画像形成装置1000からトナーボトル100の全部分を脱着するのではなく、画像形成装置1000からトナーボトル100の一部分を脱着する変形例であってもよい。
以上説明したように、第1の実施形態に係る構成によれば、抜き取るような封止部材を設けずに、出荷状態の画像形成装置1000の運搬中に現像剤が漏れることなく、現像剤収容ユニットを画像形成装置1000に同梱することができる。
また、第1の実施形態に係る構成により、画像形成装置1000の通常使用時には、シャッタスライダ213の位置を、出荷時の位置(第一の位置)から通常使用時の位置(第二の位置)に移動させる。そして、シャッタスライダ213の位置が通常使用時の位置(第二の位置)に移動した後には、トナーボトル100の画像形成装置1000に対する着脱によりシャッタ301が開閉されるようになる。このため、画像形成装置1000の通常使用時におけるトナーボトル100の着脱によるシャッタ301の開閉に影響することはなく、良好な操作性を維持することができる。
(その他の実施形態)
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
上記実施形態では、中間転写ベルト8を像担持体として用いる例を説明した。しかしこれに限らず、感光体ドラム1(1a,1b,1c,1d)に順に記録材Pを直接接触させて転写を行う構成の画像形成装置に本発明を適用することも可能である。その場合には、感光体ドラム1(1a,1b,1c,1d)が、トナー像を担持する回転可能な像担持体を構成する。
1000 画像形成装置
100 トナーボトル
101 ボトルマウント
205 出力カップリング
213 シャッタスライダ
213a シャッタ制止部
300a 排出口
301 シャッタ
301b 連通口

Claims (5)

  1. 画像形成装置に着脱可能であって、現像剤を排出する排出口を有し、前記現像剤を収容する現像剤収容ユニットと、
    前記現像剤収容ユニットから前記現像剤が補給される補給口を有し、前記現像剤収容ユニットが装着される装着部と、
    前記現像剤収容ユニットに設けられ、前記現像剤収容ユニットに対して相対移動することで前記排出口の開閉を行うシャッタと、
    前記シャッタと係合可能に設けられ、前記現像剤収容ユニットの前記装着部への装着方向に前記現像剤収容ユニットを移動させるときに前記現像剤収容ユニットに対する前記シャッタの相対移動を生じさせるための第一ストッパーと、
    前記画像形成装置に対する位置が固定されて設けられ、前記装着方向への前記現像剤収容ユニットの移動を規制するための第二ストッパーと、
    を有する画像形成装置において、
    前記現像剤収容ユニットが前記装着部に装着されたとき、前記第一ストッパーは、前記排出口と前記補給口の間に前記シャッタが在るように前記シャッタの位置を決める第一の位置と、前記排出口と前記補給口が連通するように前記シャッタの位置を決める第二の位置との間で移動が可能であり、
    前記装着部に装着された前記現像剤収容ユニットを前記装着部から取り出す方向に移動させるとき、前記第一ストッパーが前記第一の位置から前記第二の位置に移動することを可能にし、前記第一ストッパーが前記第二の位置から前記第一の位置に移動することを禁止するストッパー移動機構を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記装着部に装着された前記現像剤収容ユニットを前記装着部から取り出す方向に移動させると、前記シャッタと前記第一ストッパーとの係合により、前記第一ストッパーが前記第一の位置から前記第二の位置に移動する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第一ストッパーが前記第一の位置に在るときの前記第一ストッパーと前記補給口との距離は、前記第一ストッパーが前記第二の位置に在るときの前記第一ストッパーと前記補給口との距離よりも短い
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記現像剤収容ユニットは、前記現像剤を搬送する搬送部を有し、
    前記搬送部に駆動力を与えるモータと、前記モータの駆動力を前記現像剤収容ユニットに伝達するための駆動伝達部が前記画像形成装置に設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第二ストッパーは、前記駆動伝達部である
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
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