JP2018092004A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018092004A
JP2018092004A JP2016235333A JP2016235333A JP2018092004A JP 2018092004 A JP2018092004 A JP 2018092004A JP 2016235333 A JP2016235333 A JP 2016235333A JP 2016235333 A JP2016235333 A JP 2016235333A JP 2018092004 A JP2018092004 A JP 2018092004A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medium
heating body
fixing device
ozone
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016235333A
Other languages
English (en)
Inventor
郁雄 牧江
Ikuo Makie
郁雄 牧江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2016235333A priority Critical patent/JP2018092004A/ja
Publication of JP2018092004A publication Critical patent/JP2018092004A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、放電部の放電により発生するオゾン及び当該オゾンに反応して生成されるオゾン生成物を、吸着部に吸着させ易い定着装置の提供を目的とする。【解決手段】定着装置60は、トナー像が形成された媒体Sに接触して、媒体Sを加熱する加熱体61と、加熱体61が媒体Sを加熱するための熱を加熱体61に付与する熱源63と、加熱体61とでニップNを形成し、媒体Sを加圧する加圧体62と、加熱体61に対向して配置され、オゾンを放電して加熱体61を帯電する放電部70と、加熱体61の回転方向におけるニップNよりも回転方向下流側かつ放電部70よりも上流側で、加熱体61に対向して配置され、オゾン生成物を吸着する吸着部80と、を備え、媒体SがニップNを通過している通過期間以外の特定期間に、加熱体61を逆回転させて加熱体61の周辺のオゾンを吸着部80に吸着させるクリーニングモードを実行する。【選択図】図2

Description

本発明は、定着装置及び画像形成装置に関する。
例えば、定着ベルト(加熱ベルト)と、定着ベルトを押圧する押圧ローラーとを備え、トナー像が形成された状態で搬送される媒体に、定着ベルトと押圧ローラーとで、トナー像を定着させる定着装置が知られている(特許文献1参照)。
また、定着動作により、押圧ローラーが帯電する(静電気が溜まる)場合がある。そこで、押圧ローラーに溜まった静電気を除去(オフセット)させるために、押圧ローラーに対向する位置に電極(放電部)を配置して、放電により静電気を除去する定着装置が知られている(特許文献2参照)。
特開2015−22190号公報 特開2008−32818号公報
しかしながら、上記放電部を備えた定着装置の場合、放電部の放電により発生したオゾンに反応してオゾン生成物が生成される。その結果、オゾン生成物が定着装置の外に移動してしまう。これに伴い、定着装置から画像形成装置内に移動したオゾン生成物が画像形成装置外に移動してしまう。
本発明は、放電部の放電により発生するオゾン及び当該オゾンに反応して生成されるオゾン生成物を、吸着部に吸着させ易い定着装置の提供を目的とする。
本発明の第1の定着装置は、軸周りに回転しながらトナー像が形成された媒体に接触して、前記媒体を加熱する加熱体と、前記加熱体が前記媒体を加熱するための熱を前記加熱体に付与する熱源と、前記加熱体とでニップを形成し、軸周りに回転しながら、前記ニップを通過する前記媒体を加圧する加圧体と、前記加熱体に対向して配置され、オゾンを放電して前記加熱体を帯電する放電部と、前記加熱体の回転方向における前記ニップよりも前記回転方向下流側かつ前記放電部よりも上流側で、前記加熱体に対向して配置され、オゾン生成物を吸着する吸着部と、を備え、前記媒体が前記ニップを通過している通過期間以外の特定期間に、前記加熱体を逆回転させて前記加熱体の周辺のオゾンを前記吸着部に吸着させるクリーニングモードを実行する。
本発明の第2の定着装置は、さらに、前記吸着部は、前記通過期間における前記吸着部の温度が120℃以下になる位置に配置されている。
本発明の第3の定着装置は、さらに、前記クリーニングモードを定められた枚数の媒体に定着動作を行った後に実行する。
本発明の第4の定着装置は、さらに、前記熱源は、前記クリーニングモードを実行している期間における前記加熱体の温度を前記通過期間における前記加熱体の温度よりも高くする。
本発明の第5の定着装置は、さらに、前記加熱体、前記熱源、前記加圧体、前記放電部及び前記吸着部を収容し、搬送される前記媒体が入る入口と、前記媒体が出る出口とが形成されている収容体と、前記収容体に対して前記媒体の搬送方向の前記出口側に配置され、ファンと、オゾン生成物を吸着するフィルターとを有し、前記ファンにより前記収容体内の空気を外部に排出しつつ、前記フィルターにより空気とともに排出されるオゾン生成物を捕集する排出部と、を備え、前記クリーニングモードを実行している期間に前記排出部を作動させる。
本発明の第6の定着装置は、さらに、前記吸着部及び前記フィルターは、繊維状の部分を含んで構成されており、前記フィルターの目付量は、前記吸着部の目付量よりも大きい。
本発明の画像形成装置は、媒体にトナー像を形成する形成部と、前記定着装置であって、前記形成部によりトナー像が形成された媒体を加熱、加圧して、媒体にトナー像を定着させる定着装置と、を備えている。
本発明の定着装置は、放電部の放電により発生し、加熱体の周辺に滞留するオゾン及び当該オゾンに反応して発生したオゾン生成物を、加熱体の周辺で吸着し易い。
本発明を実施するための形態(以下、本実施形態という。)の画像形成装置を正面側から見た概略図である。 本実施形態の画像形成装置を構成する定着装置の一部を正面側から見た概略図(断面図)である。 本実施形態の画像形成装置を構成する制御部と、定着装置を構成する各構成要素との関係を示すブロック図である。 本実施形態の吸着シートの温度と、単位時間当たりのUFPの脱離量(UFP個数と表記)との関係についての評価結果を示すグラフである。 第1実施形態の定着装置における制御フローを示すフロー図である。 本実施形態の定着装置による定着動作におけるタイミングチャートである。 本実施形態の定着装置によるクリーニング動作(クリーニングモード時の動作)におけるタイミングチャートである。 第2実施形態の定着装置におけるクリーニングモードに関する制御フローを示すフロー図である。 第2実施形態の定着装置によるクリーニング動作(クリーニングモード時の動作)におけるタイミングチャートである。 本実施形態の定着装置と、比較形態の定着装置とでの評価試験(耐久枚数と定着装置の出口から排出される単位時間当たりのUFPの排出量(UFP個数と表記)との関係の評価試験)の結果をまとめたグラフである。 本実施形態の定着装置と、比較形態の定着装置とでの評価試験(耐久枚数と定着装置の出口から排出される単位時間当たりのUFPの排出量(UFP個数と表記)との関係の評価試験)について任意のタイミングで吸着部の場所ごとに調べた結果をまとめたグラフである。
≪概要≫
以下、第1実施形態及び第2実施形態について、これらの記載順で説明する。
≪第1実施形態≫
まず、第1実施形態の画像形成装置10(図1参照)の全体構成及び画像形成動作、本実施形態の要部である定着装置60(図2参照)の構成及び動作並びに本実施形態の効果について、図面を参照しつつこれらの記載順で説明する。
以下の説明では、図中における矢印Fr及び矢印Rrで示す方向をそれぞれ装置奥行き方向手前側及び奥側、矢印R及び矢印Lで示す方向をそれぞれ装置幅方向右側及び左側、矢印U及び矢印Loで示す方向をそれぞれ装置高さ方向上側及び下側とする。また、本明細書では、画像形成装置10を装置奥行き方向手前側から見た状態を画像形成装置10の正面として説明する。
<画像形成装置の全体構成>
画像形成装置10は、図1に示されるように、給紙カセット20と、トナー像形成部30と、転写装置40と、搬送装置50と、定着装置60と、制御部CUと、を含んで構成される電子写真方式の装置とされている。
給紙カセット20は、媒体Sを収容する機能を有する。給紙カセット20は、装置高さ方向における、画像形成装置10内の下側に配置されている。
トナー像形成部30は、帯電、露光、現像の各工程を行って、後述するベルトTBが保持するトナー像を形成する機能を有する。トナー像形成部30は、それぞれ異なる色(Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック))のトナー像を形成する単色ユニット31Y、31M、31C、31Kで構成されている。各単色ユニット31Y、31M、31C、31Kは、それぞれ、感光体32と、帯電装置34と、露光装置36と、現像装置38と、を備えている。なお、図1では、単色ユニット31Y以外の単色ユニット31M、31C、31Kの符号が省略されている。また、トナー像形成部30は、装置高さ方向における、画像形成装置10内の中央に配置されている。
転写装置40は、無端状のベルトTBを有し、(図1における矢印A方向に)周回するベルトTBに、トナー像形成部30により形成されたトナー像を1次転写させて、ベルトTBに保持されたトナー像を媒体Sに2次転写させる機能を有する。転写装置40は、装置高さ方向における、画像形成装置10内の中央であって、トナー像形成部30の上側に配置されている。
搬送装置50は、給紙カセット20に収容されている媒体Sを搬送経路(図1中の二点差線P)に沿って搬送する機能を有する。なお、図1における矢印Yは、媒体Sの搬送方向を意味する。
定着装置60は、転写装置40により媒体Sに2次転写されたトナー像を媒体Sに定着させる機能を有する。定着装置60は、装置高さ方向における、転写装置40の上側、かつ、画像形成装置10を正面側から見て右側に配置されている。定着装置60の詳細については後述する。
制御部CUは、画像形成装置10を構成する各部を制御する機能を有する(後述する図3並びに図5A、図5B及び図5C参照)。制御部CUの機能については、後述する画像形成動作及び定着装置の動作の説明の中で説明する。
以上、画像形成装置10の各構成要素について説明したが、トナー像形成部30と転写装置40との組み合わせ30A(形成部の一例)は、媒体Sにトナー像を形成する機能を有するといえる。
<画像形成動作>
次に、本実施形態の画像形成装置10による画像形成動作について図1及び図3を参照しながら説明する。
外部装置(図示省略)から画像データ(図3参照)を受け取った制御部CUは、画像形成装置10の各部を作動させる。
トナー像形成部30が作動されると、各単色ユニット31Y、31M、31C、31Kでは、帯電装置34が感光体32を帯電し、露光装置36が感光体32を露光し、現像装置38が感光体32の潜像をトナー像として現像する。その結果、各感光体32にトナー像が形成される。
次いで、転写装置40及び搬送装置50が作動されると、トナー像形成部30により形成されたトナー像がベルトTBに1次転写される。また、ベルトTBに1次転写されたトナー像が2次転写されるタイミングに合わせて、搬送装置50により給紙カセット20に収容されている媒体Sが搬送されて、ベルトTBに保持されたトナー像が媒体Sに2次転写される。トナー像が2次転写された媒体Sは、搬送装置50により定着装置60に向けて搬送される。
次いで、定着装置60が作動され、トナー像が2次転写された媒体Sが定着装置60に搬送されると、媒体Sに2次転写されたトナー像が媒体Sに定着される(媒体Sに画像が形成される)。
そして、トナー像が定着された媒体S(画像が形成された媒体S)は、搬送装置50により画像形成装置10の外に排出されて、画像形成動作が終了する。
<要部(定着装置)の構成>
次に、本実施形態の要部である定着装置60の構成について図1及び図2(主に図2)を参照しながら詳しく説明する。
定着装置60は、加熱ベルト61(加熱体の一例)と、加圧ローラー62(加圧体の一例)と、熱源63と、押付部64と、支持部材65と、温度センサー66と、放電部70と、吸着部80と、排出部90と、ハウジングHG(収容体の一例)と、一対の側板(図示省略)とを含んで構成されている。加熱ベルト61、加圧ローラー62、熱源63、押付部64、放電部70及び吸着部80は、それぞれ長尺とされており、互いにそれらの長手方向を(装置奥行き方向に)沿わせた状態で、一対の側板に位置決めされている。そして、定着装置60は、長尺とされており、その長手方向を装置奥行き方向に沿わせた状態で、画像形成装置10の本体に取り付けられている。
〔ハウジング〕
ハウジングHGは、定着装置60を構成するハウジングHG及び排出部90以外の構成要素を、その内部に収容する機能を有する。ハウジングHGは、画像形成装置10を正面側から見ると、一例として矩形状とされている。そして、ハウジングHGの下側には、搬送装置50により搬送経路Pを搬送される媒体Sが入る入口HG1が形成されている。また、ハウジングHGの上側には、搬送装置50により搬送経路Pを搬送される媒体Sが定着装置60から出る出口HG2が形成されている。
〔加熱ベルト〕
加熱ベルト61は、トナー像形成部30により媒体Sに形成されたトナー像(を構成するトナー)及び媒体Sを加熱する機能を有する。加熱ベルト61は、一例として金属製の無端ベルトとされている。加熱ベルト61は、後述する熱源63により一例として120℃以上に加熱されながら、後述する加圧ローラー62に従動して回転されるようになっている。ここで、図2における符号Oは加熱ベルト61の回転中心を示しており、矢印Cはトナー像が形成された媒体Sを加熱する場合の(媒体Sにトナー像を定着させる場合の)加熱ベルト61の回転方向(周回方向)を示している。すなわち、矢印Cは、媒体Sが後述するニップNを通過している期間(以下、通過期間という。)における加熱ベルト61の回転方向を示している。そして、加熱ベルト61は、搬送装置50により搬送されるトナー像が形成された媒体Sを、後述するニップNにおいて加圧ローラー62とで加圧するようになっている。その結果、加熱ベルト61は、軸周りに回転しながらトナー像が形成された媒体Sに接触して媒体Sを加熱し、加圧ローラー62とでニップNを通過する媒体Sにトナー像を定着させるようになっている。
加熱ベルト61の両端の部分にはフランジ(図示省略)が嵌め込まれており、加熱ベルト61は各フランジに接着されて固定されている。そして、各フランジはシャフト(図示省略)に回転可能に支持され、当該シャフトは一対の側板に固定されている。
〔加圧ローラー〕
加圧ローラー62は、トナー像形成部30により媒体Sに形成されたトナー像(を構成するトナー)及び媒体Sを、加熱ベルト61とともに加圧する機能を有する。加圧ローラー62は、長尺のシャフトと、当該シャフトの外周を覆う被覆層(一例としてゴム層)とを含んで構成されたローラーとされている。加圧ローラー62は、画像形成装置10の正面側から見て、加熱ベルト61の右側に配置されている。また、加圧ローラー62の左側の部分には、加圧ローラー62の外周に沿って凹んだ状態の加熱ベルト61の右側の部分が接触している。なお、前述のニップNとは、加圧ローラー62と加熱ベルト61とにより形成される、加圧ローラー62と加熱ベルト61との接触部分を意味する。
加圧ローラー62のシャフトの一端には、駆動源(図示省略)が連結されている。そして、加圧ローラー62は、駆動源により駆動され、軸周りに回転して、加熱ベルト61を周回させるようになっている。ここで、図2における矢印Bは、トナー像が形成された媒体Sを加圧する場合の(媒体Sにトナー像を定着させる場合の)加圧ローラー62の回転方向を示している。
なお、加圧ローラー62は、連結されている駆動源により逆回転(図2の矢印B方向と反対方向に回転)可能とされている。そのため、加圧ローラー62が逆回転すると、加圧ローラー62に従動される加熱ベルト61も逆回転(図2の矢印C方向と反対方向に回転)するようになっている。
〔熱源〕
熱源63は、加熱ベルト61が媒体Sを加熱するための熱を付与する機能を有する。熱源63は、一例として、誘導コイル63Aと、交流電源63Bとを含んで構成されている。誘導コイル63Aは、加熱ベルト61の上側で加熱ベルト61の外周に対向して配置され、画像形成装置10を正面側から見て、円弧状とされている。誘導コイル63Aは、画像形成装置10を正面側から見ると、加熱ベルト61の左側に配置されている。誘導コイル63Aは、交流電源63Bから交流電圧が印加されると、加熱ベルト61を電磁誘導により加熱するようになっている。
〔押付部〕
押付部64は、加熱ベルト61におけるニップNを形成する部分を加圧ローラー62に押付ける機能を有する。押付部64は、画像形成装置10の正面側から見ると、加熱ベルト61の内側であって、軸Oよりも右側に配置されている。押付部64は、押付部材64Aと、シート部材64Bとを含んで構成されている。押付部材64Aは、画像形成装置10を正面側から見ると、右側が湾曲状に凹んでいる。また、押付部材64Aにおける湾曲状に凹んでいる部分は、シート部材64Bに覆われている。なお、シート部材64Bは、シート部材64Bが押付部材64Aと加熱ベルト61に挟まれて配置されることで、押付部材64Aを加熱ベルト61に接触させる場合に比べて、押付けによる負荷を低減させるようになっている。すなわち、シート部材64Bは、押付部材64Aよりも摩擦係数が小さい。
〔支持部材〕
支持部材65は、押付部材64Aを支持する機能を有する。支持部材65は、長尺とされている。支持部材65は、一対の長尺のL字状の板金を互い違いに向かい合わされた構成とされ、横断面が矩形状とされている。支持部材65は、画像形成装置10を正面側から見ると、押付部材64A(押付部64)の左側に配置されている。
〔温度センサー〕
温度センサー66は、加熱ベルト61の温度を検知する機能を有する。温度センサー66は、加熱ベルト61の内側であって、画像形成装置10を正面側から見て、支持部材65の下側に配置されている。また、温度センサー66は、加熱ベルト61の内周に接触している。なお、温度センサー66に検知された温度(温度に関するデータ)は、定められた周期で制御部CUに送信されるようになっている。
〔放電部〕
放電部70は、イオン(以下、オゾンイオンを含む)を放電して加熱ベルト61を帯電する機能を有する。放電部70は、一例として、装置奥行き方向に沿って並ぶ針電極の集合体とされている。放電部70の各先端70A(放電部70における加熱ベルト61に対向する部分の一例)は、加熱ベルト61の外周に対向している。放電部70は、画像形成装置10を正面側から見て加熱ベルト61の下側に(加熱ベルト61における、ニップNよりも加熱ベルト61の回転方向の上流側かつ誘導コイル63Aが対向する位置よりも加熱ベルト61の回転方向の下流側の部分に対向して)配置されている。
そして、放電部70は、定着動作時、すなわち、通過期間において、電源(図示省略)から定められた電圧(一例として正極性の電圧)が印加されて放電し、加熱ベルト61を帯電するようになっている。その結果、放電部70は、加熱ベルト61に溜まった静電気を除去(徐電)するようになっている。なお、加熱ベルト61に溜まる静電気の原因は、搬送装置50により搬送された媒体S及び当該媒体S上のトナーが有していた静電気がニップNにおいて加熱ベルト61に受け渡されること等による。
〔吸着部〕
吸着部80は、放電部70により発生したオゾンに反応して生成されるオゾン生成物を吸着する機能を有する。また、吸着部80は、放電部70により発生したオゾンのうち加熱ベルト61の除電に寄与せずに残留するオゾン(例えば、加熱ベルト61の周辺に滞留するオゾン)を吸収する機能を有する。ここで、オゾン生成物とは、一例として、VOC(Volatile Organic Compounds、すなわち、揮発性有機化合物)、UFP(Ultrafine Particle、すなわち、超微粒子)等のオゾンに反応して生成された生成物を意味する。また、本明細書における加熱ベルト61の周辺とは、一例として、加熱ベルト61の外周から、加熱ベルト61と誘導コイル63Aとの対向間隔の程度分離れた部分を意味する。
吸着部80は、一例として、活性炭を含む繊維状で長尺な板状のシートとされている。吸着部80の目付量は一例として60g/m、厚みは一例として0.2mmとされている。本実施形態では、図2に示されるように、吸着部80は、2個(以下、一方を吸着部80A、他方を吸着部80Bとする。)とされている。吸着部80Aは、加熱ベルト61における、放電部70が対向する位置よりも加熱ベルト61の回転方向の上流側かつ誘導コイル63Aが対向する位置よりも加熱ベルト61の回転方向の下流側の部分に対向している。また、吸着部80Bは、加熱ベルト61における、誘導コイル63Aが対向する位置よりも加熱ベルト61の回転方向の上流側かつニップNよりも加熱ベルト61の回転方向の下流側の部分(加熱ベルト61の上側の部分)に対向している。なお、吸着部80A及び吸着部80Bは、それぞれ、支持板(図示省略)により、一例として、その厚み方向が軸O側を向いている姿勢で支持されている。なお、以下の説明において、吸着部80Aと吸着部80Bとを特に区別する必要がない場合は、単に吸着部80と記載する。
吸着部80A及び吸着部80Bは、通過期間において各自の温度が120℃を超えない位置に配置されている。すなわち、吸着部80A、80Bは、それぞれ、通過期間における吸着部80A、80Bの温度が120℃以下になる位置に配置されている。
〔排出部〕
排出部90については、主に図1を参照しつつ説明する。排出部90は、ハウジングHG内の空気を外部に排出しつつ、空気とともに排出されるオゾン生成物を捕集する機能を有する。排出部90は、円筒92と、ファン94と、フィルター96と、駆動源(図示省略)とを有している。ファン94は、円筒92の軸に沿った状態で円筒92内に配置されている。フィルター96は、円筒92の一方の開口全域を覆っている。そして、ファン94は駆動源により駆動されると、ファン94が軸周りに回転し、円筒92の一方側から他方側に空気流を発生させるようになっている。なお、フィルター96は、一例として、活性炭を含む繊維状のシートとされている。すなわち、フィルター96は、オゾン及びオゾン生成物を捕集することが可能とされている。また、フィルター96の目付量は、一例として、吸着部80A、80Bの目付量よりも大きい。
排出部90は、画像形成装置10を正面側から見て、ハウジングHGの上側、すなわち、ハウジングHGに対して媒体Sの搬送方向(矢印Yの向く方向)における出口HG2側に配置されている。排出部90は、画像形成装置10の上壁に形成された貫通孔に嵌め込まれて固定されている。そして、排出部90は、円筒92の一方側、すなわち、フィルター96をハウジングHGの出口HG2に向けて、円筒92の他方側を画像形成装置10の上壁から突出させている。
以上の構成により、排出部90は、ファン94によりハウジングHGの内部(画像形成装置10の内部も含む)の空気を外部に排出しつつ、フィルター96により空気とともに排出されるオゾン生成物を捕集するようになっている。
〔加熱ベルト61に対する吸着部80の位置について〕
前述の定着装置60の構成の説明によれば、本実施形態の吸着部80A、80Bは、通過期間においてこれらの温度が120℃以下になる位置に配置されている。以下、これらの理由について、本発明者が行った評価実験の結果をもとに説明する。
図4のグラフは、吸着部80Aの温度と、吸着部80Aの単位時間(1秒)当たりのUFPの脱離量との関係を示している。図4のグラフは、吸着部80AにUFPを同じ量吸着させた状態で、吸着部80Aを異なる温度の容器内に入れて吸着部80Aから脱離するUFPの量(脱離量)を測定した結果である。本評価実験の結果によれば、吸着部80Aの温度が低いほどUFPの脱離量が少ない。すなわち、吸着部80Aの温度が低いほど、吸着したオゾン生成物を脱離し難い(保持した状態を維持し易い)といえる。また、吸着部80Aは、その温度が120℃付近を超えると、120℃付近未満の場合に比べて、吸着したオゾン生成物をより多く脱離し易くなる。そこで、本実施形態では、吸着部80A、80Bの配置を、通過期間におけるこれらの温度が120℃以下になる位置とした。
<定着装置の動作>
次に、定着装置60の動作について、図面を参照しながら説明する。本実施形態の場合、図5Aに示されるように、定着動作後にクリーニングモードが実行される。
外部装置(図示省略)から画像データを受け取った制御部CUは、定着装置60にリモート信号を送る(図3及び図5B参照)。その結果、制御部CUは、加圧ローラー62の駆動源(図示省略)を駆動させて加圧ローラー62を軸周りに定められた回転速度で回転させる。これに伴い、加熱ベルト61が加圧ローラー62に従動されて定められた周回速度で周回する。
次いで、制御部CUは、熱源63の交流電源63Bにより誘導コイル63Aに交流電圧V1を印加させる。その結果、周回する加熱ベルト61は、誘導コイル63Aの電磁誘導により(トナー像を媒体Sに定着させるための温度(定着温度)に)加熱される。なお、制御部CUが温度センサー66により検知されて温度センサー66から送信される温度に関するデータに基づいて交流電源63Bの交流電圧を変更することにより、加熱ベルト61の温度は、定着温度となるように調整される(図3参照)。
また、トナー像形成部30によりトナー像が形成された媒体Sが搬送装置50により定着装置60のニップNに到着するタイミングに合わせて、制御部CUは、放電部70を作動させる。そして、トナー像が形成された媒体Sは、搬送装置50により搬送されながらニップNを通過する。媒体Sは、ニップNを通過する際に、加熱ベルト61に加熱され、加熱ベルト61と加圧ローラー62とに加圧されることで、トナー像が定着される。
ここで、放電部70の放電により発生したイオンの一部は、加熱ベルト61を帯電する。また、放電部70の放電により発生したイオンの残りの一部は、吸着部80に吸着されるか。なお、吸着部80に吸着されなかったイオンは、加熱ベルト61の周辺を浮遊する。浮遊するイオンの一部は、ハウジングHG内の不純物(トナー等)に反応してオゾン生成物を生成する。そして、生成されたオゾン生成物の一部は、吸着部80に吸着されるか、又は、加熱ベルト61の周辺で浮遊する。
次いで、制御部CUは、媒体SがニップNを通過してハウジングHGの出口HG2(図2参照)から排出されるタイミングで、放電部70による放電、交流電源63Bから誘導コイル63Aへの交流電圧V1の印加を含む各部の動作を停止させて、定着装置60による定着動作が終了する。
次いで、定着動作が終了すると、別言すれば、定着動作時以外の期間、すなわち、通過時間以外の期間(以下、特定期間という。)に、制御部CUは、定着装置60にクリーニングモードを実行させる(図5A参照)。具体的には、制御部CUは、加圧ローラー62の駆動源(図示省略)により加圧ローラー62を軸周りに定められた回転速度で逆回転(図2の矢印Bと反対方向に回転)させる(図5C参照)。また、制御部CUは、排出部90(図1参照)の駆動源を駆動させることで、ファン94を軸周りに回転させる。以上に伴い、加熱ベルト61が加圧ローラー62に従動されて定められた周回速度で逆方向に周回(図2の矢印Cと反対方向に回転)される。これに伴い、加熱ベルト61の周辺(特に、加熱ベルト61の下側)に浮遊していたオゾン及びオゾン生成物は、加熱ベルト61の逆回転方向に移動される。その結果、加熱ベルト61の逆回転に伴い移動したオゾン及びオゾン生成物は、吸着部80に吸着される。また、吸着部80に吸着されずに定着装置60の出口HG2から排出されたオゾン及びオゾン生成物は、排出部90のフィルター96により捕集される(すなわち、画像形成装置10の外部に排出され難い)。
そして、制御部CUは、加圧ローラー62を予め定められた期間逆回転させると、加圧ローラー62の駆動源による逆回転及び排出部90の駆動源による駆動を停止して、クリーニングモードを終了する(図5A及び図5C参照)。
<効果>
次に、本実施形態の効果について図面を参照しながら説明する。
<特定期間に加熱ベルト61を逆回転させることの効果>
例えば、定着動作時以外の期間に加熱ベルト61を逆回転させない場合、定着動作時に発生し、吸着部80に吸着されなかったオゾン及びオゾン生成物は、加熱ベルト61の周辺に浮遊したまま残ってしまう。これに対して、本実施形態の場合、図5Cに示されるように、定着動作時以外の期間(特定期間)に、加熱ベルト61を逆回転させる。そのため、定着動作時に発生し、加熱ベルト61の周辺に浮遊しているオゾン及びオゾン生成物の少なくとも一部は、吸着部80まで移動される。
したがって、本実施形態の定着装置60によれば、特定期間に加熱ベルト61を逆回転させない構成に比べて、放電部70の放電により発生したオゾン及びオゾン生成物を、吸着部80に吸着させ易い。これに伴い、本実施形態の画像形成装置10は、オゾン及びオゾン生成物を画像形成装置10の外に排出し難い。
<吸着部80を定着動作時に120℃以下となる位置に配置していることの効果>
本実施形態(図2参照)の場合、吸着部80A、80Bが定着動作時に120℃以下となる位置、別言すると、120℃を超えた温度まで加熱されない位置に配置されている。そのため、本実施形態の定着装置60は、吸着部80A、80Bが定着動作時に120℃を超えた温度まで加熱される位置に配置されている場合に比べて、吸着したオゾン及びオゾン生成物を脱離し難い(保持した状態を維持し易い)(図4のグラフ参照)。すなわち、本実施形態の定着装置60は、オゾン及びオゾン生成物を、ハウジングHG内で吸着し易い(外に排出し難い)。これに伴い、本実施形態の画像形成装置10は、オゾン及びオゾン生成物を画像形成装置10の外に排出し難い。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態の画像形成装置(機械的構成は第1実施形態と同等のため図1参照)について、図6A及び図6B、図7並びに図8を参照しつつこれらの記載順で説明する。本実施形態については、第1実施形態と異なる部分について説明する。
〔本実施形態のクリーニングモード〕
本実施形態の場合、第1実施形態に対して、後述するクリーニングモードを行うタイミングと、クリーニングモードの具体的な作用の点のみが異なる。以下、本実施形態のクリーニングモードについて説明する。
本実施形態のクリーニングモードは、第1実施形態の場合(図5A参照)と異なり、定着動作終了に続けて実行されるのではなく、定められたタイミングに伴って実行される。具体的には、本実施形態のクリーニングモードは、図6Aの制御フローのように、制御部CUが前回のクリーニングモードを実行してからの媒体Sへの累積印字枚数をカウントし、当該カウントした累積印字枚数NAが定められた累積印字枚数NP(一例として1000枚)を超えているかを判断して(判断ステップ10)、肯定判断をした場合にはクリーニングモードを実行し(ステップ20)、否定判断をした場合には肯定判断をするまで判断ステップ10を繰り返す。すなわち、本実施形態では、制御部CUは、クリーニングモードを定められた枚数の媒体Sに定着動作を行った後に実行する。なお、累積印字枚数NAは制御部CUが備えている記憶部M(図3参照)に記憶される。
まず、制御部CUは、累積印字枚数NAが定められた累積印字枚数NPであることを図6Aの制御フローにおける判断ステップS10で肯定判断をした場合、その後の定着動作時以外の期間、すなわち、通過時間以外の期間(以下、特定期間という。)に、定着装置60にクリーニングモードを実行するためのリモート信号を送る。そして、制御部CUは、加圧ローラー62の駆動源(図示省略)を駆動させて加圧ローラー62を軸周りに定められた回転速度で逆回転(図2の矢印Bと反対方向に回転)させる(図6B参照)。また、制御部CUは、排出部90(図1参照)の駆動源を駆動させることで、ファン94を軸周りに回転させる(図6B参照)。
また、制御部CUは、熱源63の交流電源63Bにより誘導コイル63Aに交流電圧V2(>交流電圧V1)を印加させる。すなわち、制御部CUは、クリーニングモードでの誘導コイル63Aに、定着動作時よりも高圧の電圧を印加させる。そうすると、周回する加熱ベルト61は、誘導コイル63Aの電磁誘導により定着温度よりも高い温度(一例として120℃を超えた温度)に加熱される。これに伴い、吸着部80は、加熱ベルト61からの熱により120℃を超えた温度になる。
以上の結果、加熱ベルト61の周辺(特に、加熱ベルト61の下側)に浮遊していたオゾン及びオゾン生成物は、加熱ベルト61の逆回転方向に移動され、吸着部80に吸着していたオゾン及びオゾン生成物は、加熱された吸着部80から脱離する。これらの作用に伴って加熱ベルト61の周辺に浮遊するオゾン及びオゾン生成物は、定着装置60の出口HG2から排出されて、排出部90のフィルター96により捕集される。
そして、制御部CUは、加圧ローラー62を予め定められた期間逆回転させると、加圧ローラー62の駆動源による逆回転、排出部90の駆動源による駆動及び交流電源63Bの電圧の印加を停止して、クリーニングモードを終了する(図6A及び図6B参照)。
<効果>
次に、本実施形態の効果について図面を参照しながら説明する。
<クリーニングモードを定められたタイミングで実行することの効果>
本実施形態の場合、累積印字枚数NAが定められた累積印字枚数NPであることを図6Aの制御フローにおける判断ステップS10Aで肯定判断をした場合、すなわち、定められた枚数の媒体Sに定着動作を行った後にステップS20Aでクリーニングモードを実行する。ここで、図7のグラグは、本実施形態の場合と、本実施形態の定着装置60と同じ構成の定着装置を用いてクリーニングモードを実行しない場合(以下、比較形態とする。)とにおける、媒体Sへの印字枚数(累積印字枚数)と、単位時間当たりのUFPの排出量との関係を示す実験結果である。図7のグラフによれば、本実施形態の場合の方が、比較形態の場合に比べて、定着動作開始後において、単位時間当たりのUFPの排出量が少ない。
したがって、本実施形態の定着装置60は、クリーニングモードを実行しない場合に比べて、印字枚数の増加に伴う単位時間当たりのUFPの排出量が少ない。別言すれば、本実施形態の定着装置60は、クリーニングモードを実行しない場合に比べて、印字枚数が増えてもオゾン生成物を排出し難い。
なお、本実施形態の場合、クリーニングモードの実行に伴い、通過期間以外の期間に熱源63の交流電源63Bの印加電圧を高くすることで(図6B参照)、加熱ベルト61の温度を高くして、吸着部80に吸着したオゾン生成物を脱離させている。そのため、吸着部80におけるオゾン生成物の吸着能力を保つことができる。
また、本実施形態の場合、クリーニングモード時に排出部90により空気の排出を行う(図6B参照)。これに伴い、ハウジングHGの出口HG2から排出されたオゾン及びオゾン生成物は、排出部90のフィルター96に捕集される。そのため、吸着部80から脱離したオゾン生成物を、画像形成装置10内で捕集する(画像形成装置10の外に排出し難にくくする)ことができる。
また、本実施形態の場合、第1実施形態の場合と異なり、定着動作後に毎回クリーニングモードを実行しない。そのため、本実施形態は、第1実施形態の場合に比べて、定着動作後に次の定着動作(画像形成動作)を行う場合に、早く実行することができる。
なお、図8のグラフは、本実施形態の場合と、前述の比較形態の場合とにおける、図7の任意の時間で測定した吸着部80A、80Bが吸着したUFP個数を測定したものである。グラフ中のAは吸着部80A、Bは吸着部80Bを示す。図8のグラフから、本実施形態は、比較形態に比べて、UFP個数が少ない。すなわち、本実施形態の場合、比較形態に比べて、吸着したオゾン及びオゾン生成物を効率よく脱離させているといえる。なお、参考 A(比較形態で100℃)と、参考 B(比較形態で100℃)とは、比較形態において、加熱ベルト61の温度を下げて100℃とした場合の実験結果である。これらと、本実施形態とを比べると、本実施形態は、参考の場合と同等の結果であることがわかる。
<フィルターの目付量が吸着部の目付量よりも大きいことの効果>
また、本実施形態では、フィルター96の目付量が吸着部80の目付量よりも大きい。そのため、本実施形態の定着装置60(画像形成装置10)は、フィルター96の目付量が吸着部80の目付量よりも小さい場合に比べて、オゾン生成物(吸着部80から脱離したオゾン生成物及び当該オゾン生成物以外のオゾン生成物)を捕集し易い。
本実施形態のその他の効果は、第1実施形態の場合と同様である。
以上のとおり、本発明について本実施形態を例として説明したが、本発明の技術的範囲は本実施形態に限定されるものではない。例えば、本発明の技術的範囲には、下記のような形態も含まれる。
例えば、本実施形態の定着装置60では、吸着部80が2個配置されるとして説明した。しかしながら、1個又は3個以上であってもよい。
また、本実施形態の定着装置60では、加熱ベルト61が誘導コイル63Aを備えている熱源63により電磁誘導されて加熱されるとして説明した。加熱ベルト61に対し媒体Sにトナー像を定着させるための熱を付与することができれば、別の加熱方式であってもよい。例えば、加熱ベルト61内に配置されているハロゲンランプを熱源とした定着装置(図示省略)としてもよい。
10 画像形成装置
30A 組み合わせ(形成部の一例)
60 定着装置
61 加熱ベルト(加熱体の一例)
62 加圧ローラー(加圧体の一例)
63 熱源
70 放電部
80、80A、80B 吸着部
90 排出部
94 ファン
96 フィルター
HG ハウジング(収容体の一例)
HG1 入口
HG2 出口
N ニップ
S 媒体

Claims (7)

  1. 軸周りに回転しながらトナー像が形成された媒体に接触して、前記媒体を加熱する加熱体と、
    前記加熱体が前記媒体を加熱するための熱を前記加熱体に付与する熱源と、
    前記加熱体とでニップを形成し、軸周りに回転しながら、前記ニップを通過する前記媒体を加圧する加圧体と、
    前記加熱体に対向して配置され、オゾンを放電して前記加熱体を帯電する放電部と、
    前記加熱体の回転方向における前記ニップよりも前記回転方向下流側かつ前記放電部よりも上流側で、前記加熱体に対向して配置され、オゾン生成物を吸着する吸着部と、
    を備え、
    前記媒体が前記ニップを通過している通過期間以外の特定期間に、前記加熱体を逆回転させて前記加熱体の周辺のオゾンを前記吸着部に吸着させるクリーニングモードを実行する、
    定着装置。
  2. 前記吸着部は、前記通過期間における前記吸着部の温度が120℃以下になる位置に配置されている、
    請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記クリーニングモードを定められた枚数の媒体に定着動作を行った後に実行する、
    請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記熱源は、前記クリーニングモードを実行している期間における前記加熱体の温度を前記通過期間における前記加熱体の温度よりも高くする、
    請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記加熱体、前記熱源、前記加圧体、前記放電部及び前記吸着部を収容し、搬送される前記媒体が入る入口と、前記媒体が出る出口とが形成されている収容体と、
    前記収容体に対して前記媒体の搬送方向の前記出口側に配置され、ファンと、オゾン生成物を吸着するフィルターとを有し、前記ファンにより前記収容体内の空気を外部に排出しつつ、前記フィルターにより空気とともに排出されるオゾン生成物を捕集する排出部と、
    を備え、
    前記クリーニングモードを実行している期間に前記排出部を作動させる、
    請求項1〜4の何れか1項に記載の定着装置。
  6. 前記吸着部及び前記フィルターは、繊維状の部分を含んで構成されており、
    前記フィルターの目付量は、前記吸着部の目付量よりも大きい、
    請求項5に記載の定着装置。
  7. 媒体にトナー像を形成する形成部と、
    請求項1〜6の何れか1項に記載の定着装置であって、前記形成部によりトナー像が形成された媒体を加熱、加圧して、媒体にトナー像を定着させる定着装置と、
    を備えた画像形成装置。
JP2016235333A 2016-12-02 2016-12-02 定着装置及び画像形成装置 Pending JP2018092004A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016235333A JP2018092004A (ja) 2016-12-02 2016-12-02 定着装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016235333A JP2018092004A (ja) 2016-12-02 2016-12-02 定着装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018092004A true JP2018092004A (ja) 2018-06-14

Family

ID=62564532

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016235333A Pending JP2018092004A (ja) 2016-12-02 2016-12-02 定着装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018092004A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107664941B (zh) 定影装置和图像形成装置
JP6231916B2 (ja) 画像形成装置
EP3608725A1 (en) Particle collecting device and image forming apparatus including same
JP2010134133A (ja) 画像形成装置及び定着装置
US8494401B2 (en) Active ozone scrubber
JP2018124382A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2006301384A (ja) 画像形成装置
JP2006215307A (ja) 画像形成装置
JP2018022130A (ja) 画像形成装置
JP2008268427A (ja) 画像形成装置及び画像形成装置の排気方法
JP6565840B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2018092004A (ja) 定着装置及び画像形成装置
WO2020033105A1 (en) Imaging system, current control program for imaging system
JP2006330648A (ja) 画像形成装置
JP2006215309A (ja) 画像形成装置
JP2013083815A (ja) 排気装置およびそれを備えた画像形成装置
JP2015031896A (ja) 画像形成装置
JP6593292B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2007206118A (ja) 画像形成装置
JP6593361B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6848899B2 (ja) 画像形成装置
JP2013020138A (ja) 放電装置及び画像形成装置
JP2007156278A (ja) 画像形成装置
JP6614104B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2009128749A (ja) 画像形成装置