JP6565840B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着装置及び画像形成装置に関する。
例えば、定着ベルト(加熱ベルト)と、定着ベルトを押圧する押圧ローラーとを備え、トナー像が形成された状態で搬送される媒体に、定着ベルトと押圧ローラーとで、トナー像を定着させる定着装置が知られている(特許文献1参照)。
また、定着動作により、押圧ローラーが帯電する(静電気が溜まる)場合がある。そこで、押圧ローラーに溜まった静電気を除去(オフセット)させるために、押圧ローラーに対向する位置に電極(放電部)を配置して、放電により静電気を除去する定着装置が知られている(特許文献2参照)。
特開2015−22190号公報 特開2008−32818号公報
しかしながら、上記放電部を備えた定着装置の場合、放電部の放電により発生したオゾンに反応してオゾン生成物が生成される。その結果、オゾン生成物が定着装置の外に移動してしまう。これに伴い、定着装置から画像形成装置内に移動したオゾン生成物が画像形成装置外に移動してしまう。
本発明は、放電部の放電により発生するオゾンに反応して生成されるオゾン生成物を、内部で吸着し易い定着装置の提供を目的とする。
本発明の第1の定着装置は、軸周りに回転しながら、トナー像が形成された媒体に接触して、前記媒体を加熱する加熱体と、前記加熱体が前記媒体を加熱するための熱を前記加熱体に付与する熱源と、前記加熱体とでニップを形成し、軸周りに回転して、前記加熱体とで前記ニップを通過する前記媒体を加圧する加圧体と、前記加熱体の外周に対向して配置され、オゾンを放電して前記加熱体を除電する放電部と、前記放電部における前記加熱体に対向する部分からの離間距離が10mm以下とされる位置に配置され、オゾン生成物を吸着する吸着部と、を備えている。
本発明の第2の定着装置は、前記第1の定着装置であって、前記吸着部は、前記媒体が前記ニップを通過している通過期間における前記吸着部の温度が120℃以下になる位置に配置されている。
本発明の第3の定着装置は、前記第1又は前記第2の定着装置であって、前記通過期間以外の期間に、前記熱源を発熱させて前記吸着部に吸着した前記オゾン生成物を前記吸着部から脱離させるモードを実行する。
本発明の第4の定着装置は、前記第3の定着装置であって、前記熱源は、前記モードを実行している期間における前記加熱体の温度を、前記通過期間における前記加熱体の温度よりも高くする。
本発明の第5の定着装置は、前記第4の定着装置であって、前記加熱体、前記熱源、前記加圧体、前記放電部及び前記吸着部を収容し、搬送される前記媒体が入る入口と、前記媒体が出る出口とが形成されている収容体と、前記収容体に対して前記媒体の搬送方向の前記出口側に配置され、ファンと、オゾン生成物を吸着するフィルターとを有し、前記ファンにより前記収容体内の空気を外部に排出しつつ、前記フィルターにより空気とともに排出されるオゾン生成物を捕集する排出部と、を備え、前記モードを実行している期間、前記排出部を動作させる。
本発明の第6の定着装置は、前記第5の定着装置であって、前記吸着部及び前記フィルターは、繊維状の部分を含んで構成されており、前記フィルターの目付量は、前記吸着部の目付量よりも大きい。
本発明の画像形成装置は、媒体にトナー像を形成する形成部と、前記第1〜前記第6の何れか1つの定着装置と、を備えている。
本発明の定着装置は、放電部の放電により発生し、加熱体の周辺に滞留するオゾン及び当該オゾンに反応して発生したオゾン生成物を、加熱体の周辺で吸着し易い。
本発明を実施するための形態(以下、本実施形態という。)の画像形成装置を正面側から見た概略図である。 本実施形態の画像形成装置を構成する定着装置の一部を正面側から見た概略図(断面図)である。 本実施形態の画像形成装置を構成する制御部と、定着装置を構成する各構成要素との関係を示すブロック図である。 本実施形態の定着装置を構成する放電部の先端に対する吸着シートの離間距離と、定着装置の出口から排出される単位時間当たりのUFPの排出量との関係についての評価結果を示すグラフである。 本実施形態の吸着シートの温度と、単位時間当たりのUFPの脱離量との関係についての評価結果を示すグラフである。 図4及び図5の評価結果をまとめた表である。 本実施形態の定着装置を構成する各構成要素の動作についてのタイミングチャートである。 媒体への印刷枚数と、比較形態の定着装置の出口から排出される単位時間当たりのUFPの排出量との関係の評価結果を示すグラフである。 媒体への印刷枚数と、本実施形態の定着装置の出口から排出される単位時間当たりのUFPの排出量との関係の評価結果を示すグラフである。 変形例(第1変形例)の定着装置を正面側から見た概略図(断面図)である。 変形例(第2変形例)の定着装置を正面側から見た概略図(断面図)である。 変形例(第3変形例)の定着装置を正面側から見た概略図(断面図)である。 変形例(第4変形例)の定着装置の制御フローを示すフロー図である。 変形例(第5変形例)の定着装置の制御フローを示すフロー図である。
≪概要≫
以下、本実施形態の画像形成装置10(図1参照)の全体構成及び画像形成装置10による画像形成動作、本実施形態の要部である定着装置60(図2参照)の構成及び定着装置60による動作並びに本実施形態の効果について、図面を参照しつつこれらの記載順で説明する。
以下の説明では、図中における矢印Fr及び矢印Rrで示す方向をそれぞれ装置奥行き方向手前側及び奥側、矢印R及び矢印Lで示す方向をそれぞれ装置幅方向右側及び左側、矢印U及び矢印Loで示す方向をそれぞれ装置高さ方向上側及び下側とする。また、本明細書では、画像形成装置10を装置奥行き方向手前側から見た状態を画像形成装置10の正面として説明する。
≪画像形成装置の全体構成≫
画像形成装置10は、図1に示されるように、給紙カセット20と、トナー像形成部30と、転写装置40と、搬送装置50と、定着装置60と、制御部CUと、を含んで構成される電子写真方式の装置とされている。
給紙カセット20は、媒体Sを収容する機能を有する。給紙カセット20は、装置高さ方向における、画像形成装置10内の下側に配置されている。
トナー像形成部30は、帯電、露光、現像の各工程を行って、後述するベルトTBが保持するトナー像を形成する機能を有する。トナー像形成部30は、それぞれ異なる色(Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック))のトナー像を形成する単色ユニット31Y、31M、31C、31Kで構成されている。各単色ユニット31Y、31M、31C、31Kは、それぞれ、感光体32と、帯電装置34と、露光装置36と、現像装置38とを備えている。なお、図1では、単色ユニット31Y以外の単色ユニット31M、31C、31Kの符号が省略されている。また、トナー像形成部30は、装置高さ方向における、画像形成装置10内の中央に配置されている。
転写装置40は、無端状のベルトTBを有し、(図1における矢印A方向に)周回するベルトTBに、トナー像形成部30により形成されたトナー像を1次転写させて、ベルトTBに保持されたトナー像を媒体Sに2次転写させる機能を有する。転写装置40は、装置高さ方向における、画像形成装置10内の中央であって、トナー像形成部30の上側に配置されている。
搬送装置50は、給紙カセット20に収容されている媒体Sを搬送経路(図1中の二点差線P)に沿って搬送する機能を有する。なお、図1における矢印Yは、媒体Sの搬送方向を意味する。
定着装置60は、転写装置40により媒体Sに2次転写されたトナー像を媒体Sに定着させる機能を有する。定着装置60は、装置高さ方向における、転写装置40の上側、かつ、画像形成装置10を正面側から見て右側に配置されている。定着装置60の詳細については後述する。
制御部CUは、画像形成装置10を構成する各部を制御する機能を有する(後述する図3及び図7参照)。制御部CUの機能については、後述する画像形成動作及び定着装置の動作の説明の中で説明する。
以上、画像形成装置10の各構成要素について説明したが、トナー像形成部30と転写装置40との組み合わせ30A(形成部の一例)は、媒体Sにトナー像を形成する機能を有するといえる。
≪画像形成動作≫
次に、本実施形態の画像形成装置10による画像形成動作について図1を参照しながら説明する。
外部装置(図示省略)から画像データを受け取った制御部CUは、画像形成装置10の各部を作動させる。
トナー像形成部30が作動されると、各単色ユニット31Y、31M、31C、31Kでは、帯電装置34が感光体32を帯電し、露光装置36が感光体32を露光し、現像装置38が感光体32の潜像をトナー像として現像する。その結果、各感光体32にトナー像が形成される。
次いで、転写装置40及び搬送装置50が作動されると、トナー像形成部30により形成されたトナー像がベルトTBに1次転写される。また、ベルトTBに1次転写されたトナー像が2次転写されるタイミングに合わせて、搬送装置50により給紙カセット20に収容されている媒体Sが搬送されて、ベルトTBに保持されたトナー像が媒体Sに2次転写される。トナー像が2次転写された媒体Sは、搬送装置50により定着装置60に向けて搬送される。
次いで、定着装置60が作動され、トナー像が2次転写された媒体Sが定着装置60に搬送されると、媒体Sに2次転写されたトナー像が媒体Sに定着される(媒体Sに画像が形成される)。
そして、トナー像が定着された媒体S(画像が形成された媒体S)は、搬送装置50により画像形成装置10の外に排出されて、画像形成動作が終了する。
≪要部(定着装置)の構成≫
次に、本実施形態の要部である定着装置60の構成について図1及び図2(主に図2)を参照しながら詳しく説明する。
定着装置60は、加熱ベルト61(加熱体の一例)と、加圧ローラー62(加圧体の一例)と、熱源63と、押付部64と、支持部材65と、温度センサー66と、放電部70と、吸着部80と、排出部90と、ハウジングHG(収容体の一例)と、一対の側板(図示省略)とを含んで構成されている。加熱ベルト61、加圧ローラー62、熱源63、押付部64、放電部70及び吸着部80は、それぞれ長尺とされており、互いにそれらの長手方向を(装置奥行き方向に)沿わせた状態で、一対の側板に位置決めされている。そして、定着装置60は、長尺とされており、その長手方向を装置奥行き方向に沿わせた状態で、画像形成装置10の本体に取り付けられている。
<ハウジング>
ハウジングHGは、定着装置60を構成するハウジングHG及び排出部90以外の構成要素を、その内部に収容する機能を有する。ハウジングHGは、画像形成装置10を正面側から見ると、一例として矩形状とされている。そして、ハウジングHGの下側には、搬送装置50により搬送経路Pを搬送される媒体Sが入る入口HG1が形成されている。また、ハウジングHGの上側には、搬送装置50により搬送経路Pを搬送される媒体Sが定着装置60から出る出口HG2が形成されている。
<加熱ベルト>
加熱ベルト61は、トナー像形成部30により媒体Sに形成されたトナー像(を構成するトナー)及び媒体Sを加熱する機能を有する。加熱ベルト61は、一例として金属製の無端ベルトとされている。加熱ベルト61は、後述する熱源63により一例として120℃以上に加熱されながら、後述する加圧ローラー62に従動して回転されるようになっている。ここで、図2における符号Oは加熱ベルト61の軸(回転中心)を示しており、矢印Cは加熱ベルト61の回転方向(周回方向)を示している。そして、加熱ベルト61は、搬送装置50により搬送されるトナー像が形成された媒体Sを、後述するニップNにおいて加圧ローラー62とで加圧するようになっている。その結果、加熱ベルト61は、軸周りに回転しながらトナー像が形成された媒体Sに接触して媒体Sを加熱し、加圧ローラー62とでニップNを通過する媒体Sにトナー像を定着させるようになっている。
加熱ベルト61の両端の部分にはフランジ(図示省略)が嵌め込まれており、加熱ベルト61は各フランジに接着されて固定されている。そして、各フランジは、一対の側板に回転可能に支持されている。
<加圧ローラー>
加圧ローラー62は、トナー像形成部30により媒体Sに形成されたトナー像(を構成するトナー)及び媒体Sを、加熱ベルト61とともに加圧する機能を有する。加圧ローラー62は、長尺のシャフトと、当該シャフトの外周を覆う被覆層(一例としてゴム層)とを含んで構成されたローラーとされている。加圧ローラー62は、画像形成装置10の正面側から見て、加熱ベルト61の右側に配置されている。また、加圧ローラー62の左側の部分には、加圧ローラー62の外周に沿って凹んだ状態の加熱ベルト61の右側の部分が接触している。そして、前述のニップNとは、加圧ローラー62と加熱ベルト61とにより形成される、加圧ローラー62と加熱ベルト61との接触部分を意味する。
加圧ローラー62のシャフトの一端には、駆動源(図示省略)が連結されている。そして、加圧ローラー62は、駆動源により駆動され、軸周りに回転して、加熱ベルト61を周回させるようになっている。ここで、図2における矢印Bは、加圧ローラー62の回転方向を示している。
<熱源>
熱源63は、加熱ベルト61が媒体Sを加熱するためたの熱を付与する機能を有する。熱源63は、一例として、誘導コイル63Aと、交流電源63Bとを含んで構成されている。誘導コイル63Aは、加熱ベルト61の上側で加熱ベルト61の外周に対向して配置され、画像形成装置10を正面側から見て、円弧状とされている。そして、誘導コイル63Aは、交流電源63Bから交流電圧が印加されると、加熱ベルト61を電磁誘導により加熱するようになっている。なお、誘導コイル63Aは、画像形成装置10を正面側から見ると、加熱ベルト61の左側に配置されている。
<押付部>
押付部64は、加熱ベルト61におけるニップNを形成する部分を加圧ローラー62に押付ける機能を有する。押付部64は、画像形成装置10の正面側から見ると、加熱ベルト61の内側であって、軸Oよりも右側に配置されている。押付部64は、押付部材64Aと、シート部材64Bとを含んで構成されている。押付部材64Aは、画像形成装置10を正面側から見ると、右側が湾曲状に凹んでいている。また、押付部材64Aにおける湾曲状に凹んでいる部分は、シート部材64Bに覆われている。なお、シート部材64Bは、シート部材64Bが押付部材64Aと加熱ベルト61に挟まれて配置されることで、押付部材64Aを加熱ベルト61に接触させる場合に比べて、押付けによる負荷を低減させるようになっている。すなわち、シート部材64Bは、押付部材64Aよりも摩擦係数が小さい。
<支持部材>
支持部材65は、押付部材64Aを支持する機能を有する。支持部材65は、長尺とされている。支持部材65は、一対の長尺のL字状の板金を互い違いに対向させて、横断面が矩形状となるように構成されている。支持部材65は、画像形成装置10を正面側から見ると、押付部材64A(押付部64)の左側に配置されている。なお、支持部材65は、押付部材64Aを一例としてねじ止めしている。
<温度センサー>
温度センサー66は、加熱ベルト61の温度を検知する機能を有する。温度センサー66は、加熱ベルト61の内側であって、画像形成装置10を正面側から見て、支持部材65の下側に配置されている。また、温度センサー66は、加熱ベルト61の内周に接触している。なお、温度センサー66に検知された温度(温度に関するデータ)は、定められた周期で制御部CUに送信されるようになっている。
<放電部>
放電部70は、イオン(オゾンイオンを含む)を放電して加熱ベルト61を除電する機能を有する。放電部70は、一例として、装置奥行き方向に沿って並ぶ針電極の集合体とされている。放電部70の各先端70A(放電部70における加熱ベルト61に対向する部分の一例)は、加熱ベルト61の外周に対向している。放電部70は、画像形成装置10を正面側から見て加熱ベルト61の左側に(加熱ベルト61における、ニップNよりも加熱ベルト61の回転方向の上流側かつ熱源63が対向する位置よりも加熱ベルト61の回転方向の下流側の部分に対向して)配置されている。
そして、放電部70は、定着動作時において、電源(図示省略)から定められた電圧(一例として正極性の電圧)が印加されて放電し、加熱ベルト61に溜まった静電気を除去(徐電)するようになっている。なお、加熱ベルト61に溜まる静電気の原因は、搬送装置50により搬送された媒体S及び当該媒体S上のトナーが有していた静電気がニップNにおいて加熱ベルト61に受け渡される等による。
<吸着部>
吸着部80は、放電部70により発生したオゾン(オゾンイオン)に反応して生成されるオゾン生成物を吸着する機能を有する。また、吸着部80は、放電部70により発生したオゾンのうち加熱ベルト61の除電に寄与せずに残留するオゾン(例えば、加熱ベルト61の周辺に滞留するオゾン)を吸収する機能を有する。ここで、オゾン生成物とは、一例として、VOC(Volatile Organic Compounds、すなわち、揮発性有機化合物)、UFP(Ultrafine Particle、すなわち、超微粒子)等のオゾンに反応して生成された生成物を意味する。また、本明細書における加熱ベルト61の周辺とは、一例として、加熱ベルト61の外周から、加熱ベルト61と誘導コイル63Aとの対向間隔分離れた部分を意味する。
吸着部80は、一例として、活性炭を含む繊維状で長尺な板状のシートとされている。吸着部80の目付量は一例として60g/m、厚みは一例として0.2mmとされている。吸着部80は、加熱ベルト61における、放電部70が対向する位置よりも加熱ベルト61の回転方向の上流側かつ熱源63が対向する位置よりも加熱ベルト61の回転方向の下流側の部分に対向している。また、吸着部80は、支持板(図示省略)に支持されて、一例として、その厚み方向が軸Oを向いている姿勢で配置されている。
吸着部80における放電部70の先端70Aからの離間距離(以下、離間距離D1とする。)は、一例として10mmに設定されている。すなわち、本実施形態では、吸着部80は先端70Aからの離間距離(最近接距離)が10mm以下とされる位置に配置されている。
また、吸着部80は、定着動作時に媒体SがニップNを通過している期間(以下、通過期間という。)における吸着部80の温度が120℃を超えない位置に配置されている。すなわち、吸着部80は、通過期間における吸着部80の温度が120℃以下になる位置(以下、位置D2とする。)に配置されている。
<排出部>
排出部90については、主に図1を参照しつつ説明する。排出部90は、ハウジングHG内の空気を外部に排出しつつ、空気とともに排出されるオゾン生成物を捕集する機能を有する。排出部90は、円筒92と、ファン94と、フィルター96と、駆動源(図示省略)とを有している。ファン94は、円筒92の軸に沿った状態で円筒92内に配置されている。フィルター96は、円筒92の一方の開口全域を覆っている。そして、ファン94は駆動源により駆動されると、ファン94が軸周りに回転し、円筒92の一方側から他方側に空気流を発生させるようになっている。なお、フィルター96は、一例として、活性炭を含む繊維状のシートとされている。すなわち、フィルター96は、オゾン及びオゾン生成物を捕集することが可能とされている。また、フィルター96の目付量は、一例として、吸着部80の目付量よりも大きい。
排出部90は、画像形成装置10を正面側から見て、ハウジングHGの上側、すなわち、ハウジングHGに対して媒体Sの搬送方向(矢印Yの向く方向)における出口HG2側に配置されている。排出部90は、画像形成装置10の上壁に形成された貫通孔に嵌め込まれて固定されている。そして、排出部90は、円筒92の一方側、すなわち、フィルター96をハウジングHGの出口HG2に向けて、円筒92の他方側を画像形成装置10の上壁から突出させている。
以上の構成により、排出部90は、ファン94によりハウジングHGの内部(画像形成装置10の内部も含む)の空気を外部に排出しつつ、フィルター96により空気とともに排出されるオゾン生成物を捕集するようになっている。
<放電部70及び加熱ベルト61に対する吸着部80の位置について>
また、以上の定着装置60の構成の説明によれば、本実施形態では、離間距離D1は10mmとされ、位置D2は吸着部80の温度が通過期間において120℃以下になる位置とされている。以下、これらの理由について、本発明者が行った評価実験の結果をもとに説明する。
〔放電部70に対する吸着部80の位置〕
図4のグラフは、離間距離D1と、定着装置60の出口HG2からの単位時間当たりのUFPの排出量との関係を示している。具体的には、図4のグラフは、定着装置60を改造して、離間距離D1が10、50、70、75及び90mmとなる任意の位置に吸着部80を配置した状態で、定着装置60に定着動作を実行させ、出口HG2から排出される単位時間(1秒)当たりのUPFの排出量を測定した結果である。なお、離間距離D1が10mmの結果は、本実施形態の定着装置60の構成に相当する。本評価の結果によれば、離間距離D1が小さいほどUFPの排出量が少ない。すなわち、離間距離D1が小さいほど、吸着部80はオゾン生成物を吸着し易いといえる。以上により、本実施形態では、離間距離D1を10mm(10mm以下)とした。
〔加熱ベルト61に対する吸着部80の位置〕
図5のグラフは、吸着部80の温度と、吸着部80の単位時間(1秒)当たりのUFPの脱離量との関係を示している。図5のグラフは、吸着部80にUFPを同じ量吸着させた状態で、吸着部80を異なる温度の容器内に入れて吸着部80から脱離するUFPの量(脱離量)を測定した結果である。本評価の結果によれば、吸着部80の温度が低いほどUFPの脱離量が少ない。すなわち、吸着部80の温度が低いほど、吸着したオゾン生成物を脱離し難い(保持した状態を維持し易い)といえる。以上により、本実施形態では、位置D2を吸着部80の温度が通過期間において120℃以下になる位置とした。
なお、図6の表は、図4及び図5のグラフの結果を、表にまとめたものである。この表における、配置箇所A〜Fは、前述の離間距離D1が10、50、70、75及び90mmとなる任意の位置を意味する。
≪定着装置の動作≫
次に、定着装置60の動作(定着動作)について図3及び図7(主に図7)を参照しながら説明する。なお、定着装置60の動作は、前述の画像形成装置10による画像形成動作の中で行われる。
外部装置(図示省略)から画像データ(一例として2枚の媒体Sに印字(画像形成)するための画像データ)を受け取った制御部CUは、定着装置60にリモート信号を送る(図3及び図7参照)。その結果、制御部CUは、加圧ローラー62の駆動源(図示省略)を駆動させて加圧ローラー62を軸周りに定められた回転速度で回転させる。これに伴い、加熱ベルト61が加圧ローラー62に従動されて定められた周回速度で周回する。また、制御部CUは、排出部90(図1参照)の駆動源を駆動させることで、ファン94を軸周りに回転させる。その結果、ハウジングHG内及び画像形成装置10内の空気は、画像形成装置10の外に排出される。
次いで、制御部CUは、熱源63の交流電源63Bにより誘導コイル63Aに交流電圧V1を印加させる。その結果、周回する加熱ベルト61は、誘導コイル63Aの電磁誘導により(トナー像を媒体Sに定着させるための温度(定着温度)に)加熱される。なお、制御部CUが温度センサー66により検知されて温度センサー66から送信される温度に関するデータに基づいて交流電源63Bの交流電圧を変更することにより、加熱ベルト61の温度は、定着温度となるように、調整される。
また、トナー像形成部30によりトナー像が形成された1枚目の媒体Sが搬送装置50により定着装置60のニップNに到着するタイミングに合わせて、制御部CUは、放電部70を作動させる。その結果、放電部70の放電により発生したイオン(オゾンイオンを含む)の一部は、加熱ベルト61を除電させる。これに対して、放電部70の放電により発生したイオンの残りの一部は、吸着部80に吸着される。また、オゾンイオンの一部はハウジングHG内の不純物(トナー等)に反応してオゾン生成物が生成される。生成されたオゾン生成物の一部は、吸着部80吸着される。
次いで、1枚目の媒体SがニップNの通過後、2枚目の媒体SがニップNに到達するまでの期間(通過期間以外の期間)、制御部CUは、交流電源63Bが誘導コイル63A印加する交流電圧をV1よりも大きいV2に変更させる(クリーニングモードという。)。これに伴い、加熱ベルト61は定着温度よりも高い温度に加熱された状態となり、吸着部80の温度も120℃を超える。その結果、吸着部80に吸着していたオゾン生成物は、吸着部80から脱離する。そして、脱離したオゾン生成物は、排出部90により画像形成装置10の外に排出される。すなわち、クリーニングモードを実行することは、吸着部80に吸着したオゾン生成物を吸着部80から脱離させるモードである。
そして、制御部CUは、定着動作の終了に伴い、放電部70による放電、吸着部80の軸周りの回転を含む各構成要素の動作を停止させて、定着装置60による吸着動作が終了する。
なお、制御部CUは、2枚目の媒体Sについても、定着装置60の各構成要素に前述の1枚目の媒体Sの場合と同じ動作を行わせ、各構成要素を動作前の状態にして、定着動作が終了する。
≪効果≫
次に、本実施形態の効果について図面を参照しながら説明する。
<離間距離D1が10mm以下であることの効果>
本実施形態(図2参照)の場合、離間距離D1が10mm、すなわち10mm以下とされている。そのため、本実施形態の定着装置60は、離間距離D1が10mmよりも大きい場合に比べて、単位時間当たりのUFPの排出量が少ない(図4のグラフ参照)。すなわち、本実施形態の定着装置60は、離間距離D1が10mmよりも大きい場合に比べて、放電部70の放電により発生するオゾンに反応して生成されるオゾン生成物を、ハウジングHG内で吸着し易い(外に排出し難い)。これに伴い、本実施形態の画像形成装置10は、オゾン生成物を画像形成装置10の外に排出し難い。
<吸着部80を位置D2に配置していることの効果>
本実施形態(図2参照)の場合、吸着部80の位置が位置D2とされている。そのため、本実施形態の定着装置60は、吸着部80が位置D2よりも加熱ベルト61に近い場合に比べて、吸着したオゾン生成物を脱離し難い(保持した状態を維持し易い)(図5のグラフ参照)。すなわち、本実施形態の定着装置60は、吸着部80が位置D2よりも加熱ベルト61に近い場合に比べて、放電部70の放電により発生するオゾンに反応して生成されるオゾン生成物を、ハウジングHG内で吸着し易い(外に排出し難い)。これに伴い、本実施形態の画像形成装置10は、オゾン生成物を画像形成装置10の外に排出し難い。
<クリーニングモードを実行することの効果>
本実施形態(図7参照)の場合、通過期間以外の期間、クリーニングモードを実行する。ここで、図8のグラグは、本実施形態の定着装置60と同じ構成の定着装置を用いて、クリーニングモードを実行しない場合(熱源63の交流電源63Bの出力をV1のままとする)における、媒体Sへの印字枚数(累積印字枚数)と、単位時間当たりのUFPの排出量との関係を示す実験結果である。図8のグラフによれば、印字枚数の増加に伴い、単位時間当たりのUFPの排出量が増える傾向にある。これに対して、図9のグラフは、本実施形態の定着装置60を用いた場合、すなわち、クリーニングモードを実行した場合における、媒体Sへの印字枚数(累積印字枚数)と、単位時間当たりのUFPの排出量との関係を示す実験結果である。図9のグラフによれば、図8のグラフに比べて、印字枚数の増加に伴う単位時間当たりのUFPの排出量が少ない(又は増え難い)。したがって、本実施形態の定着装置60は、クリーニングモードを実行しない場合に比べて、印字枚数の増加に伴う単位時間当たりのUFPの排出量が少ない。別言すれば、本実施形態の定着装置60は、クリーニングモードを実行しない場合に比べて、印字枚数が増えてもオゾン生成物を排出し難い。
特に、本実施形態の場合、クリーニングモードの実行に伴い、通過期間以外の期間に熱源63の交流電源63Bの印加電圧を高くすることで(図7参照)、加熱ベルト61の温度を高くして、吸着部80に吸着したオゾン生成物を脱離させている。そのため、吸着部80におけるオゾン生成物の吸着能力を保つことができる。
また、本実施形態の場合、クリーニングモードにおける通過期間以外の期間に排出部90により空気の排出を行う(図7参照)。これに伴い、ハウジングHGから排出されたオゾン生成物は、排出部90のフィルター96に捕集される。そのため、吸着部80から脱離したオゾン生成物を、画像形成装置10内で捕集する(画像形成装置10の外に排出され難くする)ことができる。
<フィルターの目付量が吸着部の目付量よりも大きいことの効果>
また、本実施形態では、フィルター96の目付量が吸着部80の目付量よりも大きい。そのため、本実施形態の定着装置60(画像形成装置10)は、フィルター96の目付量が吸着部80の目付量よりも小さい場合に比べて、オゾン生成物(吸着部80から脱離したオゾン生成物及び当該オゾン生成物以外のオゾン生成物)を捕集し易い。
以上のとおり、本発明について本実施形態を例として説明したが、本発明の技術的範囲は本実施形態に限定されるものではない。例えば、本発明の技術的範囲には、下記のような形態も含まれる。
例えば、本実施形態の定着装置60では、吸着部80が放電部70と誘導コイル63Aとの間に配置されているとして説明した。しかしながら、放電部70の先端70Aからの離間距離が10mm以下であれば、吸着部80は、本実施形態の場合と異なる位置に配置されていてもよい。例えば、図10の変形例のように、吸着部80が放電部70を挟んで誘導コイル63Aの反対側に配置されていてもよい。
また、吸着部80は、図11の変形例、すなわち、本実施形態(図2)及び上記変形例(図10)を組み合わせたように、吸着部80を複数としてもよい。
例えば、本実施形態の定着装置60では、加熱ベルト61が誘導コイル63Aを備えている熱源63により電磁誘導されて加熱されるとして説明した。加熱ベルト61に対し媒体Sにトナー像を定着させるための熱を付与することができれば、別の加熱方式であってもよい。例えば、図12の変形例のように、加熱ベルト61内に配置されているハロゲンランプ63Cを熱源としてもよい。
また、本実施形態のクリーニングモードは、定着装置60の定着動作に伴い実行されるとして説明した(図7参照)。しかしながら、図13の制御フローのように、制御部CUが前回のクリーニングモードを行ってからの媒体Sへの累積印字枚数をカウントし、当該カウントした累積印字枚数が定められた累積印字枚数NPを超えているかを判断して(判断ステップ10)、肯定判断をした場合にはクリーニングモードを実行し(ステップ20)、否定判断をした場合には通常モード(クリーニングモードを実行しないモード、ステップ30)を実行するようにしてもよい。
また、図14の変形例の制御フローのように、定着動作は前述の通常モードを実行し(ステップ40)、すべての媒体Sへのトナー像の定着動作の終了後にクリーニングモードを実行する(ステップ50)ようにしてもよい。
10 画像形成装置
30A 組み合わせ(形成部の一例)
60 定着装置
61 加熱ベルト(加熱体の一例)
62 加圧ローラー(加圧体の一例)
63 熱源
70 放電部
70A 先端(放電部における加熱体に対向する部分の一例)
80 吸着部
90 排出部
94 ファン
96 フィルター
HG ハウジング(収容体の一例)
HG1 入口
HG2 出口
N ニップ
S 媒体

Claims (3)

  1. 軸周りに回転しながら、トナー像が形成された媒体に接触して、前記媒体を加熱する加熱体と、
    前記加熱体が前記媒体を加熱するための熱を前記加熱体に付与する熱源と、
    前記加熱体とでニップを形成し、軸周りに回転して、前記加熱体とで前記ニップを通過する前記媒体を加圧する加圧体と、
    前記加熱体の外周に対向して配置され、オゾンを放電して前記加熱体を除電する放電部と、
    前記放電部における前記加熱体に対向する部分からの離間距離が10mm以下とされる位置に配置され、オゾン生成物を吸着する吸着部と、
    前記加熱体、前記熱源、前記加圧体、前記放電部及び前記吸着部を収容し、搬送される前記媒体が入る入口と、前記媒体が出る出口とが形成されている収容体と、
    前記収容体に対して前記媒体の搬送方向の前記出口側に配置され、ファンと、オゾン生成物を吸着するフィルターとを有し、前記ファンにより前記収容体内の空気を外部に排出しつつ、前記フィルターにより空気とともに排出されるオゾン生成物を捕集する排出部と、
    を備え
    前記媒体が前記ニップを通過している通過期間以外の期間に、前記熱源を発熱させて前記吸着部に吸着した前記オゾン生成物を前記吸着部から脱離させるモードを実行し、
    前記熱源は、前記モードを実行している期間における前記加熱体の温度を、前記通過期間における前記加熱体の温度よりも高くし、
    前記モードを実行している期間、前記排出部を動作させる、
    定着装置。
  2. 前記吸着部及び前記フィルターは、繊維状の部分を含んで構成されており、
    前記フィルターの目付量は、前記吸着部の目付量よりも大きい、
    請求項に記載の定着装置。
  3. 媒体にトナー像を形成する形成部と、
    請求項1又は2に記載の定着装置と、
    を備えた画像形成装置。
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