JP2018091888A - 光レセプタクル、光モジュールおよび光モジュールの製造方法 - Google Patents

光レセプタクル、光モジュールおよび光モジュールの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】基板上において、ワイヤーボンディングのための領域、および他の光学部品や電子部品などを配置するための領域を確保することで設計の自由度をより高め、かつ光伝送体の着脱時などに生じる応力によって、光レセプタクルの位置がずれたりするのを抑制する。【解決手段】光レセプタクルは、光レセプタクル本体および支持部材を有する。光レセプタクル本体は、第1当接面、第2当接面および第3当接面で支持部材に当接している。支持部材は、光レセプタクル本体の第1当接面に配置された第1嵌合部に嵌合している第2嵌合部を有する。光レセプタクル本体は、支持部材の設置面を含む仮想平面と離間した状態で、光レセプタクル本体の接着用貫通孔と、支持部材の接着用凹部との内部に配置されている接着剤を介して、支持部材に接着されている。接着用貫通孔は、光レセプタクル本体の第3当接面と第3当接面の反対側の面とに開口している。【選択図】図1

Description

本発明は、光レセプタクル、当該光レセプタクルを有する光モジュール、および当該光モジュールの製造方法に関する。
従来、光ファイバーや光導波路などの光伝送体を用いた光通信には、面発光レーザー(例えば、VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting Laser)などの発光素子(以下、「光素子」ともいう)を備えた光モジュールが使用されている。光モジュールは、発光素子から出射された通信情報を含む光を、光伝送体に入射させる光レセプタクル(以下、「光ソケット」ともいう)を有する(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の光モジュールは、透明基板と、透明基板の一方の面に配置され、光素子と光伝送体の端面とを光学的に結合するための光ソケットと、透明基板の他方の面であって、光ソケットに対応する位置に配置された光素子と、を有する。光ソケットおよび光素子は、透明基板に直接接着されている。光ソケットには、光伝送体の一端部に設けられた光プラグが取り付けられる。特許文献1に記載の光モジュールでは、光素子の発光面は透明基板に対向しているため、当該発光面の破損や、当該発光面に対する異物の付着などの不具合を抑制することができる。
特開2004−246279号公報
しかしながら、特許文献1に記載の光モジュールでは、光ソケットが基板に直接接着されているため、当該基板上において、ワイヤーボンディングのための領域、および他の光学部品や電子部品などを配置するための領域が制限されるという問題がある。光伝送体の一端部に設けられた光プラグは、光ソケットに直接取り付けられるため、光伝送体の着脱時、および光モジュールの使用時に生じる応力が、光プラグを介して光ソケットに伝達しうる。この結果として、光ソケットの位置がずれたり、光ソケットが外れたりするという問題もある。
本発明の目的は、基板上において、ワイヤーボンディングのための領域、および他の光学部品や電子部品などを配置するための領域を確保することで設計の自由度をより高め、かつ光伝送体の着脱時、および光モジュールの使用時に生じる応力によって、光レセプタクル本体の位置がずれたり、光レセプタクル本体が外れたりし難くすることである。
本発明に係る光レセプタクルは、基板上に光電変換素子が配置された光電変換装置と、光伝送体との間に配置され、前記光電変換素子と前記光伝送体の端面とを光学的に結合するための光レセプタクルであって、前記光伝送体の端面に対向する面側から順に配置されている、第1当接面、第2当接面および第3当接面を含む光レセプタクル本体と、前記第1当接面、前記第2当接面および前記第3当接面に当接した状態で、前記光レセプタクル本体を支持している支持部材と、を有し、前記光レセプタクル本体は、前記光電変換素子から出射された送信光を入射させるか、または前記光伝送体の端面から出射され、前記光レセプタクル本体の内部を通った受信光を前記光電変換素子に向けて出射させる第1光学面と、前記光電変換素子から出射され、前記光レセプタクル本体の内部を通った前記送信光を前記光伝送体に向けて出射させるか、または前記光伝送体から出射された前記受信光を入射させる第2光学面と、前記第1光学面で入射した前記送信光を前記第2光学面に向けて反射させるか、または前記第2光学面で入射した前記受信光を前記第1光学面に向けて反射させる反射面と、前記第1当接面に配置されている第1嵌合部と、前記第3当接面と、前記第3当接面の反対側に位置している面とに開口している接着用貫通孔と、を有し、前記第1当接面および前記第3当接面は、前記第1光学面が配置された面の反対側に配置され、前記第2当接面は、前記第2光学面が配置された面の反対側に配置され、前記支持部材は、前記基板に設置されるための設置面と、前記第1当接面に対向する面に配置され、前記第1嵌合部に嵌合されている第2嵌合部と、前記第3当接面に対向する面に開口し、かつ前記接着用貫通孔に連通している接着用凹部と、を有し、前記光レセプタクル本体は、前記設置面を含む仮想平面と離間した状態で、前記接着用貫通孔および前記接着用凹部の内部に配置されている接着剤を介して、前記支持部材に接着されている。
本発明に係る光モジュールは、基板および前記基板上に配置されている光電変換素子を含む光電変換装置と、本発明に係る光レセプタクルと、を有し、前記基板および前記光レセプタクル本体は互いに離間している。
本発明に係る光モジュールの製造方法は、前記第1当接面、前記第2当接面および前記第3当接面で、前記光レセプタクル本体を前記支持部材に当接させた状態で、前記接着用貫通孔および前記接着用凹部の内部に接着剤を注入し、硬化させることで、前記光レセプタクル本体および前記支持部材を互いに接着する工程と、前記基板および前記光レセプタクル本体が互いに離間した状態で、前記光レセプタクルおよび前記基板を互いに固定する工程と、を含む。
本発明によれば、基板上において、ワイヤーボンディングのための領域、および他の光学部品や電子部品などを配置するための領域を確保することで設計の自由度をより高めることができ、かつ光伝送体の着脱時および光モジュールの使用時に生じる応力によって、光レセプタクル本体の位置がずれたり、光レセプタクル本体が外れたりし難くすることができる。
図1は、実施の形態1に係る光モジュールの構成を模式的に示す側面図である。 図2A〜Dは、実施の形態1に係る光レセプタクル本体の構成を示す図である。 図3A〜Dは、実施の形態1に係る支持部材の構成を示す図である。 図4A〜Cは、変形例1〜3に係る光レセプタクルの構成を示す部分拡大断面図である。 図5A〜Dは、実施の形態2に係る光レセプタクル本体の構成を示す図である。 図6A〜Dは、実施の形態2に係る支持部材の構成を示す図である。 図7は、実施の形態3に係る光モジュールの構成を模式的に示す側面図である。 図8A〜Dは、実施の形態3に係る光レセプタクル本体の構成を示す図である。 図9A〜Dは、実施の形態3に係る支持部材の構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態に係る光モジュールについて、図面を参照して詳細に説明する。
[実施の形態1]
(光モジュールの構成)
図1は、実施の形態1に係る光モジュール100の構成を模式的に示す側面図である。より具体的には、図1は、支持部材140の内側からみた光モジュール100の右側面図である。図1に示されるように、光モジュール100は、光電変換装置110および光レセプタクル120を有する。光レセプタクル120は、光レセプタクル本体130および支持部材140を有する。
光モジュール100は、光伝送体150が接続された状態で使用される。光伝送体150の種類は、特に限定されず、必要に応じて適宜選択されうる。光伝送体150の種類の例には、光ファイバーおよび光導波路が含まれる。本実施の形態では、光伝送体150は、光ファイバーである。光ファイバーは、シングルモード方式であってもよいし、マルチモード方式であってもよい。光伝送体150の数は、特に限定されず、必要に応じて適宜選択されうる。本実施の形態では、12本の光ファイバーは、図1における紙面の奥行き方向に沿って、一定間隔で配列されている。なお、光伝送体150は、2列以上に配列されていてもよい。
光電変換装置110は、光モジュール100における光信号と電気信号とを互いに変換する。光電変換装置110は、基板111および光電変換素子112を有する。
基板111は、光電変換素子112および支持部材140を支持している。基板111の例には、ガラスコンポジット基板、ガラスエポキシ基板およびフレキブシル基板が含まれる。
光電変換素子112は、基板111上に配置されている。光電変換素子112は、発光素子または受光素子である。送信用の光モジュール100では、光電変換素子112として発光素子が使用される。受信用の光モジュール100では、光電変換素子112として受光素子が使用される。送受信用の光モジュール100では、光電変換素子112として発光素子および受光素子が使用される。本実施の形態に係る光モジュール100は、光伝送体150の端面への光の送信および光伝送体150の端面からの光の受信の両方を行うための送受信用光モジュールである。すなわち、光電変換装置110は、光電変換素子112として発光素子および受光素子を有する。
発光素子は、発光素子が配置された基板111の表面に対する垂直方向(法線方向)に光を出射する。発光素子の数は、特に限定されず、必要に応じて適宜設定されうる。たとえば、発光素子の数は、2個、4個、6個、8個または12個である。本実施の形態では、発光素子の数は、6個である。発光素子は、基板111上において、光レセプタクル本体130の第1光学面131(後述)に対向する位置に配置されている。6個の発光素子は、第1光学面131の配列方向および光伝送体150の配列方向(図1における紙面の奥行き方向)に沿って、一定間隔で配列されている。より具体的には、6個の発光素子は、同一直線上に位置するように配列されている。なお、光伝送体150が2列以上で配列されている場合は、発光素子も同じ列数で配列されうる。発光素子の例には、垂直共振器面発光レーザー(VCSEL)が含まれる。
受光素子は、光伝送体150の端面から出射された受信光を受光する。受光素子の数も、特に限定されず、必要に応じて適宜設定されうる。たとえば、受光素子の数は、2個、4個、6個、8個または12個である。本実施の形態では、受光素子の数は、6個である。受光素子も、光レセプタクル本体130の第1光学面131に対向する位置に配置されている。本実施の形態では、6個の受光素子は、第1光学面131の配列方向および光伝送体150の配列方向(図1における紙面の奥行き方向)に沿って、一定間隔で配列されている。より具体的には、6個の受光素子は、同一直線上に位置するように配列されている。なお、光伝送体150が2列以上に配列されている場合は、受光素子も同じ列数で配列されうる。受光素子は、例えば、フォトダイオードである。
図2A〜Dは、光レセプタクル本体130の構成を示す図である。図2Aは、光レセプタクル本体130の平面図であり、図2Bは、底面図であり、図2Cは、正面図であり、図2Dは、右側面図である。なお、以下の説明では、光伝送体150の端面と対向する面を光レセプタクル本体130の正面として説明する(図1参照)。
光レセプタクル本体130は、光電変換装置110と光伝送体150との間に配置された状態で、光電変換素子112と、光伝送体150の端面とを光学的に結合する。本実施の形態では、光レセプタクル本体130は、6個の発光素子と、6本の光伝送体150の端面とをそれぞれ光学的に結合するとともに、6個の受光素子と、6本の光伝送体150の端面とをそれぞれ光学的に結合する。
図2A〜Dに示されるように、光レセプタクル本体130は、略直方体形状の部材である。本実施の形態では、光レセプタクル本体130の天面には、光レセプタクル本体130の正面側から順に、第1凹部1301および第2凹部1302が形成されている。第1凹部1301の形状は、略五角柱形状であり、第2凹部1302の形状は、四角柱形状である。第1凹部1301および第2凹部1302は、光レセプタクル本体130の天面において、互いに離間して形成されている。すなわち、第1凹部1301および第2凹部1302の間には、壁部が形成される。
光レセプタクル本体130は、透光性を有する。光レセプタクル本体130は、発光素子から出射された送信光を光伝送体150の端面に向けて出射させるとともに、光伝送体150の端面から出射された受信光を受光素子に向けて出射させる。光レセプタクル本体130は、光通信に用いられる波長の光(送信光および受信光)に対して透光性を有する材料を用いて形成される。光レセプタクル本体130の材料の例には、ポリエーテルイミド(PEI)および環状オレフィン樹脂が含まれる。
光レセプタクル本体130は、12個の第1光学面131と、12個の第2光学面132と、反射面133と、第1当接面134、第2当接面135、第3当接面136、2個の第1嵌合部137と、2個の接着用貫通孔138と、2個のフェルール用凸部139とを有する。第1当接面134、第2当接面135および第3当接面136は、光伝送体150の端面に対向する、光レセプタクル本体130の正面側から順に配置されている。光レセプタクル本体130の図2A〜Cの右側半分は、送信用の光レセプタクル本体130として機能し、光レセプタクル本体130の図2A〜Cの左側半分は、受信用の光レセプタクル本体130として機能する。
図1に示されるように、光レセプタクル本体130は、第1当接面134、第2当接面135および第3当接面136で支持部材140に当接し、かつ支持部材140の設置面146を含む仮想平面(基板111の表面)と離間した状態で、接着用貫通孔138および接着用凹部148の内部に配置されている接着剤10を介して、支持部材140に接着されている。なお、本明細書中、「接着剤」には、硬化前の状態の接着剤と、硬化後の状態の接着剤(硬化物)との両方が含まれる。
第1光学面131は、発光素子から出射された送信光を光レセプタクル本体130の内部に入射させる光学面である。また、第1光学面131は、光伝送体150の端面から出射され、光レセプタクル本体130の内部を通った受信光を受光素子に向けて出射させる光学面でもある。
本実施の形態では、第1光学面131の形状は、光電変換素子112に向かって凸形状の凸レンズ面である。第1光学面131は、発光素子から出射された送信光をコリメート光に変換させる。また、第1光学面131は、光レセプタクル本体130の内部を通った、光伝送体150からの受信光を収束させる。また、第1光学面131の平面視形状は、円形状である。
本実施の形態では、第1光学面131の数は、12個である。第1光学面131は、光レセプタクル本体130の底面に形成されている凹部の底面に配置されている。12個の第1光学面131は、12個の光電変換素子112(6個の発光素子および6個の受光素子)とそれぞれ対向するように、光電変換素子112の配列方向に沿って配列されている。第1光学面131の中心軸(光軸)は、光電変換素子112の光電変換面に対して垂直であることが好ましい。また、第1光学面131の中心軸(光軸)は、発光素子から出射される送信光の光軸、および受光素子に入射する受信光の光軸と一致していることが好ましい。なお、光電変換素子112および光伝送体150が2列以上に配列されている場合は、第1光学面131も同じ列数で配列される。
本実施の形態では、12個の第1光学面131のうち、図2Bの右側の6個の第1光学面131は、送信用の第1光学面131として使用され、左側の6個の第1光学面131は、受信用の第1光学面131として使用される。発光素子からの送信光は、送信用の第1光学面131で光レセプタクル本体130の内部に入射し、光レセプタクル本体130の内部を通った受信光は、受信用の第1光学面131から出射する。
第2光学面132は、発光素子から出射され、光レセプタクル本体130の内部を通った送信光を光伝送体150の端面に向けて出射させる光学面である。また、第2光学面132は、光伝送体150の端面から出射された受信光を光レセプタクル本体130の内部に入射させる光学面でもある。
本実施の形態では、第2光学面132の形状は、光伝送体150の端面に向かって凸状の凸レンズ面である。第2光学面132は、光レセプタクル本体130の内部を通った送信光を光伝送体150の端面に向けて収束させる。また、光伝送体150の端面から出射された受信光をコリメート光に変換させる。また、第2光学面132の平面視形状は、円形状である。
本実施の形態では、第2光学面132の数は、12個である。第2光学面132は、光レセプタクル本体130の正面に形成されている凹部の底面に配置されている。12個の第2光学面132は、12本の光伝送体150の端面とそれぞれ対向するように、光伝送体150の配列方向に沿って配列されている。第2光学面132の中心軸(光軸)は、光伝送体150の端面に対して垂直であることが好ましい。また、第2光学面132の中心軸(光軸)は、光伝送体150から出射される受信光の光軸、および光伝送体150に入射する送信光の光軸と一致していることが好ましい。なお、光電変換素子112および光伝送体150が2列以上に配列されている場合は、第2光学面132も同じ列数で配列される。
本実施の形態では、12個の第2光学面132のうち、図2Cの右側の6個の第2光学面132は、送信用の第2光学面132として使用され、左側の6個の第2光学面132は、受信用の第2光学面132として使用される。光レセプタクル本体130の内部を通った送信光は、送信用の第2光学面132から出射し、光伝送体150からの受信光は、受信用の第2光学面132で光レセプタクル本体130の内部に入射する。
反射面133は、第1光学面131で光レセプタクル本体130の内部に入射した送信光を第2光学面132に向けて反射させる。また、反射面133は、第2光学面132で光レセプタクル本体130の内部に入射した受信光を第1光学面131に向けて反射させる。反射面133は、光レセプタクル本体130の天面に形成されている第1凹部1301の内面の一部である。反射面133は、第2光学面132が配置された面(光レセプタクル本体130の正面)と、第2当接面135との間に配置されている。
本実施の形態では、反射面133は、光レセプタクル本体130の天面から底面に向かうにつれて第2光学面132(光伝送体150)から離れるように傾斜している。反射面133の傾斜角は、第1光学面131の光軸および第2光学面132の光軸に対して45°である。
第1当接面134は、光レセプタクル本体130の天面の一部である。第1当接面134は、支持部材140の内面と当接している。第1当接面134は、第1光学面131が配置された面(光レセプタクル本体130の底面)の反対側に配置されている。
第2当接面135は、第2凹部1302の側面である。第2当接面135も、支持部材140の内面と当接している。本実施の形態では、第2当接面135は、支持部材140の内面に形成されている凸部1411(図3A参照)の側面と当接している。第2当接面135は、第2光学面132が配置された面(光レセプタクル本体130の正面)の反対側に配置されている。第2当接面135は、光伝送体150の端面と第2光学面132との対向方向に対して直交する方向に沿うように配置されている。本実施の形態では、第2当接面135は、第2光学面132が配置された面と平行であり、第2光学面132の光軸(中心軸)に対して垂直である。
第3当接面136は、第2凹部1302の底面である。第3当接面136は、第1光学面131が配置された面(光レセプタクル本体130の底面)の反対側に配置されている。第3当接面136と、光レセプタクル本体130の底面との間隔は、第1当接面134と、光レセプタクル本体130の底面との間隔より小さい。第3当接面136も、支持部材140の内面と当接している。第3当接面136は、支持部材140の内面に形成されている凸部1411の頂面と当接している。第3当接面136は、第1当接面134と平行であってもよいし、平行でなくてもよい。本実施の形態では、第3当接面136は、第1当接面134と平行である。
第1嵌合部137は、光レセプタクル本体130の第1当接面134に配置されており、支持部材140の第2嵌合部147(図3A参照)に嵌合されている。第1嵌合部137および第2嵌合部147が、互いに嵌合されていることによって、支持部材140に支持される光レセプタクル本体130の位置が決定されうる。
第1嵌合部137の位置、形状、大きさ、および数は、上記機能を発揮することができれば特に限定されず、支持部材140の第2嵌合部147の位置、形状、大きさ、および数にそれぞれ対応する。本実施の形態では、第1嵌合部137の数は、2個である。2個の第1嵌合部137は、光レセプタクル本体130の右側面および左側面の対向方向に沿って、第1凹部1301の両側に配置されている。第1嵌合部137の形状の例には、円柱形状、多角柱形状および貫通孔形状が含まれる。本実施の形態では、第1嵌合部137は、円柱形状の凹部である。
接着用貫通孔138は、第3当接面136と、第3当接面136の反対側に位置している面(光レセプタクル本体130の底面)とに開口している。接着用貫通孔138の内部には、接着剤10が配置されている。光レセプタクル本体130および支持部材140は、接着剤10を介して互いに接着されている。
接着用貫通孔138の位置、形状、大きさおよび数は、接着用貫通孔138の内部に接着剤10が配置されることができれば、特に限定されない。接着用貫通孔138の位置および数は、後述の接着用凹部148の位置および数にそれぞれ対応している。本実施の形態では、接着用貫通孔138の数は、2個である。2個の接着用貫通孔138は、光レセプタクル本体130の右側面および左側面の対向方向に沿って、第3当接面136の両端部に配置されている。接着用貫通孔138の形状の例には、円柱形状および多角柱形状が含まれる。本実施の形態では、接着用貫通孔138の形状は、円柱形状である。接着用貫通孔138の大きさは、第3当接面136の反対側に位置している面から第3当接面136に亘って、同じであってもよいし、同じでなくてもよい(後述の変形例3参照)。本実施の形態では、接着用貫通孔138の大きさは、第3当接面136の反対側に位置している面から第3当接面136に亘って、同じである。
フェルール用凸部139は、例えば、光伝送体150を保持するためのフェルールに形成されている嵌合部に嵌合される。これにより、光レセプタクル本体130の正面の面内方向において、光レセプタクル本体130に対する光伝送体150の相対位置が決定されうる。フェルール用凸部139の位置、形状、大きさおよび数は、上記機能を発揮することができれば特に限定されず、フェルールの嵌合部の位置、形状、大きさおよび数にそれぞれ対応する。本実施の形態では、フェルール用凸部139の数は、2個である。2個のフェルール用凸部139は、光レセプタクル本体130の正面に配置されている。本実施の形態では、フェルール用凸部139は、第2光学面132の配列方向に沿って、第2光学面132の両側に配置されている。フェルール用凸部139の形状は、先端部が半球形状である円柱形状である。
図3A〜Dは、支持部材140の構成を示す図である。図3Aは、支持部材140の底面図であり、図3Bは、正面図であり、図3Cは、右側面図であり、図3Dは、図3AのD−D線における断面図である。なお、以下の説明では、光レセプタクル本体130の正面と同じ方向に向いて配置されている面を支持部材140の正面として説明する。
図1に示されるように、支持部材140は、基板111および光レセプタクル本体130が互いに離間した状態で、光レセプタクル本体130を支持している。支持部材140は、光レセプタクル本体130の第1当接面134、第2当接面135および第3当接面136に当接している。支持部材140の形状および大きさは、光電変換素子112および光伝送体150の間の光路を通る光の進行の妨げにならず、かつ光レセプタクル本体130の第1当接面134、第2当接面135および第3当接面136に当接した状態で、光レセプタクル本体130を支持することができれば特に限定されない。本実施の形態では、支持部材140は、底面(基板111に対向する面)に形成された凹部内において、光レセプタクル本体130を支持している。支持部材140に形成された凹部の底面(内部空間の天面)の形状は、光レセプタクル本体130の天面の形状に対応している。
本実施の形態では、支持部材140は、天板141、右側板142、左側板143、前板144および背板145により構成されている。支持部材140を構成する各部材は、一体として形成されていてもよいし、別体として形成されていてもよい。本実施の形態では、支持部材140を構成する各部材は、一体として形成されている。
天板141は、右側板142、左側板143、前板144および背板145により形成される2つの開口のうち、一方の開口を覆う領域に配置されている。天板141の一方の面(支持部材140の内面)は、光レセプタクル本体130の天面の一部に当接している。天板141の一方の面の形状は、光レセプタクル本体130の天面に当接することができれば特に限定されず、光レセプタクル本体130の天面の形状に対応している。本実施の形態では、天板141の当該一方の面には、凸部1411が形成されている。凸部1411における、光レセプタクル本体130の正面側に配置された面は、光レセプタクル本体130の第2凹部1302の側面(第2当接面135)に当接している。凸部1411における、光レセプタクル本体130の底面側の面は、光レセプタクル本体130の第2凹部1302の底面(第3当接面136)に当接している。これにより、光レセプタクル本体130の天面と、支持部材140の内面とが互いに当接した状態で、支持部材140は、光レセプタクル本体130を支持することができる。
右側板142の一方の面(支持部材140の内面)は、光レセプタクル本体130の右側面と対向している。右側板142の当該一方の面と、光レセプタクル本体130の右側面とは、互いに接していてもよいし、互いに離間していてもよい。本実施の形態では、一対の右側板142の当該一方の面と、光レセプタクル本体130の右側面とは、互いに離間している。
左側板143の一方の面(支持部材140の内面)は、光レセプタクル本体130の左側面と対向している。左側板143の当該一方の面と、光レセプタクル本体130の左側面とは、互いに接していてもよいし、互いに離間していてもよい。本実施の形態では、一対の左側板143の当該一方の面と、光レセプタクル本体130の左側面とは、互いに離間している。
前板144には、開口部1441が形成されている。これにより、光伝送体150は、前板144側から光レセプタクル本体130に接続されうる。
背板145の一方の面(支持部材140の内面)は、光レセプタクル本体130の背面の一部と対向している。背板145の当該一方の面と、光レセプタクル本体130の背面とは、互いに接していてもよいし、互いに離間していてもよい。本実施の形態では、背板145の当該一方の面と、光レセプタクル本体130の背面とは、互いに離間している。
支持部材140は、設置面146、第2嵌合部147および接着用凹部148を有する。
設置面146は、支持部材140における基板111に設置されるための面である。本実施の形態では、設置面146は、右側板142、左側板143、前板144および背板145の下面(底面)である。右側板142、左側板143、前板144および背板145の高さ方向の長さは、互いに同じである。右側板142、左側板143、前板144および背板145の高さ方向の長さは、光レセプタクル本体130の高さより長い。これにより、支持部材140が基板111上に配置されたとき、光レセプタクル本体130は、基板111の表面(設置面146を含む仮想平面)から離間した状態で支持部材140に支持されうる。また、換言すると、光モジュール100において、光レセプタクル本体130および基板111の間には、空間が形成されている。
第2嵌合部147は、第1当接面134に対向する面に配置されている。第2嵌合部147は、光レセプタクル本体130の第1嵌合部137に嵌合されている。第1嵌合部137および第2嵌合部147が、互いに嵌合されていることによって、支持部材140に支持される光レセプタクル本体130の位置が決定されうる。
第2嵌合部147の位置、形状、大きさ、および数は、上記機能を発揮することができれば特に限定されず、光レセプタクル本体130の第1嵌合部137の位置、形状、大きさおよび数にそれぞれ対応する。本実施の形態では、第2嵌合部147の数は、2個である。2個の第2嵌合部147は、右側板142および左側板143の対向方向に沿って配置されている。第2嵌合部147の形状の例には、円柱形状、多角柱形状および貫通孔形状が含まれる。本実施の形態では、第2嵌合部147は、円柱形状の凸部である。
接着用凹部148は、第3当接面136に対向する面に開口し、かつ接着用貫通孔138に連通している。本実施の形態では、接着用凹部148は、天板141に形成されている凸部1411の天面に開口している。接着用凹部148の内部には、接着剤10が配置されている。前述のとおり、光レセプタクル本体130および支持部材140は、接着剤10を介して互いに接着されている。
接着用凹部148の位置、形状、大きさおよび数は、接着用貫通孔138を介して接着用凹部148の内部に接着剤を充填し硬化させることができれば、特に限定されない。接着用凹部148の位置および数は、接着用貫通孔138の位置および数にそれぞれ対応している。本実施の形態では、接着用貫通孔138の数は、2個であり、2個の右側板142および左側板143の対向方向に沿って配置されている。接着用凹部148の形状の例には、円柱形状および多角柱形状が含まれる。本実施の形態では、接着用凹部148の形状は、円柱形状である。接着用凹部148の大きさは、接着用凹部148の底面から、接着用凹部148の開口部に亘って、同じであってもよいし、同じでなくてもよい。本実施の形態では、接着用凹部148の大きさは、接着用凹部148の底面から、接着用凹部148の開口部に亘って同じである。
また、接着用貫通孔138の第3当接面136側の開口部の大きさと、接着用凹部148の開口部の大きさとは、互いに同じであってもよいし、互いに異なっていてもよい(後述の変形例1、2参照)。本実施の形態では、接着用貫通孔138の第3当接面136側の開口部の大きさと、接着用凹部148の開口部の大きさとは、互いに同じである。本明細書中、「開口部の大きさ」とは、貫通孔または凹部の開口面内の、開口面の中心(重心)を通る任意の方向における、貫通孔または凹部の開口長さをいう。たとえば、貫通孔または凹部の開口端面の形状が、円形状である場合には、貫通孔または凹部の開口部の大きさは、当該開口端面の直径である。
支持部材140は、透光性を有する材料で形成されていてもよいし、透光性を有しない材料で形成されていてもよい。支持部材140の材料の例には、ポリカーボネート(PC)、ポリエーテルイミド(PEI)およびポリエーテルサルフォン(PES)が含まれる。
(光モジュールの製造方法)
光モジュール100の製造方法は、特に限定されない。たとえば、光モジュール100は、以下に説明する製造方法により製造されうる。
光モジュール100の製造方法は、光レセプタクル本体130および支持部材140を互いに固定する第1工程と、光レセプタクル本体130が固定された支持部材140と、基板111とを互いに固定する第2工程と、を含む。
1)第1工程
第1工程では、光レセプタクル本体130および支持部材140を互いに固定する。まず、光レセプタクル本体130および支持部材140を準備する。光レセプタクル本体130および支持部材140は、例えば、射出成形により製造されうる。
次いで、準備した光レセプタクル本体130を準備した支持部材140の所定の位置に配置し、固定する。より具体的には、第1当接面134、第2当接面135および第3当接面136で、光レセプタクル本体130を支持部材140に当接させるとともに、光レセプタクル本体130の第1嵌合部137を、支持部材140の第2嵌合部147に嵌合させる。これにより、光レセプタクル本体130が位置決めされ、光レセプタクル本体130の接着用貫通孔138と、支持部材140の接着用凹部148とが互いに連通した状態で、光レセプタクル本体130および支持部材140が、互いに連結される。本実施の形態では、光レセプタクル本体130の天面と、支持部材140の天面とを下に向けた状態で、光レセプタクル本体130を、支持部材140の底面側から所定の位置に配置する。
第1当接面134、第2当接面135および第3当接面136で、光レセプタクル本体130を支持部材140に当接させた状態で、接着用貫通孔138および接着用凹部148の内部に接着剤を注入し、硬化させる。これにより、光レセプタクル本体130および支持部材140は、接着用貫通孔138および接着用凹部148の内部に配置された接着剤10を介して、互いに接着されうる。本実施の形態では、光レセプタクル本体130の天面と、支持部材140の天面とを下に向けた状態で、光レセプタクル本体130の底面側から接着用貫通孔138および接着用凹部148の内部に接着剤を注入する。
前述のとおり、反射面133は、第2光学面132が配置された面(光レセプタクル本体130の正面)と、第2当接面135との間に配置されており、第1凹部1301および第2凹部1302の間には、壁部が配置されている。このため、接着用貫通孔138側から接着剤を注入するときに、接着剤は、光レセプタクル本体130の第3当接面136と、支持部材140の第3当接面136に対向する面との間に流れ込んだとしても、反射面133に到達することがない。このように、本実施の形態では、接着剤が、光学面(反射面133)に付着することによる、光レセプタクル120の光学特性の低下を抑制することができる。
2)第2工程
第2工程では、基板111および光レセプタクル本体130が互いに離間した状態で、光レセプタクル本体130が固定された支持部材140(光レセプタクル120)と、基板111とを互いに固定する。まず、基板111に光電変換素子112(発光素子および受光素子)が実装された光電変換装置110を準備する。たとえば、光電変換装置110は、市販品として購入されうる。次いで、光レセプタクル120を光電変換装置110上に配置し、固定する。より具体的には、光レセプタクル本体130の第1光学面131および光電変換素子112の光電変換面が互いに対向するように位置合わせし、光レセプタクル120の支持部材140および光電変換装置110の基板111を互いに固定する。これにより、光レセプタクル120は、光レセプタクル本体130が基板111に対して離間した状態で基板111上に固定される。
基板111および支持部材140を互いに固定する方法は、特に限定されない。たとえば、基板111および支持部材140は、接着剤により接着されることで、互いに固定されうる。基板111および支持部材140の接着位置は、光電変換素子112および光伝送体150の間の光路を通る光の進行の妨げにならなければ特に限定されない。たとえば、基板111の表面と、支持部材140の右側板142および左側板143の外表面とが互いに接着される。
以上の方法により、本実施の形態に係る光モジュール100を製造することができる。
(効果)
以上のように、本実施の形態に係る光レセプタクル120では、光レセプタクル本体130は、設置面146を含む仮想平面と離間した状態で、接着用貫通孔138および接着用凹部148の内部に配置されている接着剤10を介して、支持部材140に接着されている。これにより、本実施の形態に係る光モジュール100では、光レセプタクル本体130は、基板111と接触していないため、基板111および光レセプタクル本体130の間には空間が形成されうる。結果として、ワイヤーボンディングのための領域、および他の光学部品や電子部品などを配置するための領域を確保して、光モジュールの設計の自由度を高めることができる。たとえば、より大きいICを基板111上に配置することができる。また、光電変換素子112の近くにICを設置することで、電磁干渉の発生を抑制することもできる。
また、本実施の形態に係る光レセプタクル120において、第2当接面135は、第2光学面132が配置された面(光レセプタクル120の正面)の反対側に配置されており、かつ支持部材140に当接している。また、第2当接面135は、第2光学面132が配置された面と、光伝送体150の端面との対向方向(フェルールの着脱方向)に直交する方向に沿うように配置されている。したがって、光伝送体150をフェルールに挿入したり、光伝送体150をフェルールから外したりするときに、光伝送体150の着脱時に生じる応力は、光レセプタクル本体130の第2当接面135で当接している支持部材140に加わり、光レセプタクル本体130には直接加わらない。さらには、光伝送体150の着脱時のみならず、光モジュール100の使用時においても、光伝送体150の引張方向および光伝送体150のフェルールに対する押し付け方向の応力が、光レセプタクル本体130に直接加わらない。この結果として、光レセプタクル本体130および支持部材140の接着部分に上記応力が加わらないため、光伝送体150の着脱時、および光モジュール100の使用時に、光レセプタクル本体130の位置がずれたり、光レセプタクル本体130が支持部材140から外れたりすることを抑制することができる。
また、本実施の形態に係る光レセプタクル120において、光レセプタクル本体130は、接着用貫通孔138および接着用凹部148の内部に配置されている接着剤10を介して、支持部材140に接着されている。一方で、嵌合部分に接着剤10が配置されている場合、すなわち、第1嵌合部137および第2嵌合部147の一方または両方に接着剤を塗布し、硬化させて、光レセプタクル本体130および支持部材140を互いに接着させた場合には、接着剤の収縮によって光レセプタクル本体130の位置が設計位置からずれることがある。しかしながら、本実施の形態では、光レセプタクル本体130の第1嵌合部137と、支持部材140の第2嵌合部147との嵌合部分と異なる位置で、光レセプタクル本体130は、支持部材140に接着されている。これにより、光レセプタクル本体130および支持部材140を、高い精度で互いに接着することができ、接着剤に起因する、光レセプタクル本体130の位置ずれを抑制することができる。
また、嵌合部分(第1嵌合部137および第2嵌合部147)で光レセプタクル本体130が支持部材140に接着されている場合、接着剤が光レセプタクル本体130の光学面(例えば、反射面133)上に流れ込み、光レセプタクル本体130の光学特性が低下するおそれがある。しかしながら、本実施の形態では、光レセプタクル本体130および支持部材140の嵌合部分と、光レセプタクル本体130および支持部材140の接着部分との間に配置されている第2当接面135で、光レセプタクル本体130は、支持部材140に当接されている。これにより、光レセプタクル本体130および支持部材140の接着時に、光レセプタクル本体130および支持部材140の隙間を通って、接着剤が光学面上に到達することがない。これにより、接着剤が光学面に付着することに起因する光レセプタクル本体130の光学特性の低下を抑制することができる。
さらに、本実施の形態では、接着用貫通孔138および接着用凹部148の内部に接着剤を注入し、硬化させることによって、光レセプタクル本体130および支持部材140を簡単に接着することができる。結果として、本実施の形態に係る光レセプタクル120および光モジュール100は、簡単に製造されうる。
[変形例]
上記実施の形態では、接着用貫通孔138の形状と接着用凹部148の形状とは、いずれも円柱形状であり、接着用貫通孔138の第3当接面136側の開口部の大きさと、接着用凹部148の開口部の大きさとが、互いに同じ場合について説明した。しかしながら、接着用貫通孔138の形状および大きさと、接着用凹部148の形状および大きさとは、接着用貫通孔138および接着用凹部148の内部に接着剤10を配置することができればよく、この態様に限定されない。
図4A〜Cは、変形例1〜3に係る光レセプタクル120a〜cの構成を示す部分拡大断面図である。図4A〜Cは、図1の一点鎖線で囲まれる領域の部分拡大断面図である。図4Aは、変形例1に係る光レセプタクル120aの構成を示す部分拡大断面図であり、図4Bは、変形例2に係る光レセプタクル120bの構成を示す部分拡大断面図であり、図4Cは、変形例3に係る光レセプタクル120cの構成を示す部分拡大断面図である。
図4Aに示されるように、接着用貫通孔138aの第3当接面136側の開口部の大きさは、接着用凹部148aの開口部の大きさより小さくてもよい。これにより、接着用貫通孔138の上記開口部の大きさと、接着用凹部148の開口部の大きさとが、互いに同じ場合と比較して、光レセプタクル本体130と、接着剤10との接触面積がより大きくなる。結果として、光レセプタクル本体130および支持部材140が、より強固に接着されうる。
一方で、図4Bに示されるように、接着用貫通孔138bの第3当接面136側の開口部の大きさは、接着用凹部148bの開口部の大きさより大きくてもよい。これによっても、接着用貫通孔138の上記開口部の大きさと、接着用凹部148の開口部の大きさとが、互いに同じ場合と比較して、支持部材140と、接着剤10との接触面積がより大きくなる。結果として、光レセプタクル本体130および支持部材140が、より強固に接着されうる。
また、図4Cに示されるように、接着用貫通孔138cの、第3当接面136側の開口部を含む部分の形状は、第3当接面136の反対側に位置している面から第3当接面136に向かうにつれて、接着用貫通孔138cの大きさが小さくなるテーパー形状であってもよい。当該テーパー形状は、第3当接面136の反対側に位置している面から第3当接面136の間の全部に亘って形成されていてもよいし、一部に亘って形成されていてもよい。変形例3では、当該テーパー形状は、第3当接面136の反対側に位置している面から第3当接面136の間の一部に亘って形成されていている。また、変形例3に係る光レセプタクル120cでは、接着用凹部148cの開口部の大きさは、接着用貫通孔138cの、第3当接面136側の開口部の大きさと同じであってもよいし、それより小さくてもよい。変形例3では、接着用凹部148cの開口部の大きさは、接着用貫通孔138cの上記開口部の大きさと同じである。これにより、光レセプタクル本体130および支持部材140を接着する工程において、接着用貫通孔138cおよび接着用凹部148cの内部に接着剤を注入するときに、接着剤が、光レセプタクル本体130および支持部材140の間に流れ込み難くなる。結果として、光レセプタクル本体130および支持部材140を高精度に組み立てることができる。
[実施の形態2]
実施の形態2に係る光レセプタクルおよび光モジュールは、光レセプタクル本体230および支持部材240の形状のみが実施の形態1に係る光レセプタクル120および光モジュール100とそれぞれ異なる。そこで、実施の形態1に係る光レセプタクル120および光モジュール100と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
実施の形態2に係る光モジュールは、光電変換装置110および実施の形態2に係る光レセプタクルを有する。実施の形態2に係る光レセプタクルは、光レセプタクル本体230および支持部材240を有する。
図5A〜Dは、光レセプタクル本体230の構成を示す図である。図5Aは、光レセプタクル本体230の平面図であり、図5Bは、底面図であり、図5Cは、正面図であり、図5Dは、右側面図である。
図5A〜Dに示されるように、光レセプタクル本体230は、略直方体形状の部材である。本実施の形態では、光レセプタクル本体230の天面には、第1凹部1301、第2凹部1302および切り欠き部2303が形成されている。切り欠き部2303は、第2凹部1302より、光レセプタクル本体230の底面側に配置されている部分の中央部に形成されている。
光レセプタクル本体230は、透光性を有する。光レセプタクル本体230は、発光素子から出射された送信光を光伝送体150の端面に向けて出射させるとともに、光伝送体150の端面から出射された受信光を受光素子に向けて出射させる。光レセプタクル本体230は、光通信に用いられる波長の光(送信光および受信光)に対して透光性を有する材料を用いて形成される。光レセプタクル本体230の材料の例は、ポリエーテルイミド(PEI)および環状オレフィン樹脂が含まれる。
光レセプタクル本体230は、12個の第1光学面131と、12個の第2光学面132と、反射面133と、第1当接面134、第2当接面135、2つの第3当接面136、2個の第1嵌合部137と、2個の接着用貫通孔138と、2個のフェルール用凸部139とを有する。
光レセプタクル本体230は、第1当接面134、第2当接面135および2つの第3当接面136で支持部材240に当接し、かつ支持部材240の設置面146を含む仮想平面(基板111の表面)と離間した状態で、接着用貫通孔138および接着用凹部148の内部に配置されている接着剤10を介して、支持部材240に接着されている。
図6A〜Dは、支持部材240の構成を示す図である。図6Aは、支持部材240の底面図であり、図6Bは、正面図であり、図6Cは、右側面図であり、図6Dは、図6AのD−D線における断面図である。
支持部材240は、基板111および光レセプタクル本体230が互いに離間した状態で、光レセプタクル本体230を支持している。支持部材240は、光レセプタクル本体230の第1当接面134、第2当接面135および2つの第3当接面136に当接している。支持部材240の形状および大きさは、光電変換素子112および光伝送体150の間の光路を通る光の進行の妨げにならず、かつ光レセプタクル本体230の第1当接面134、第2当接面135および2つの第3当接面136に当接した状態で、光レセプタクル本体230を支持することができれば特に限定されない。本実施の形態では、支持部材240は、底面(基板111に対向する面)に形成された凹部内において、光レセプタクル本体230を支持している。支持部材240に形成された凹部の底面の形状は、光レセプタクル本体230の天面の形状に対応している。
本実施の形態では、支持部材240は、天板241、右側板142、左側板143、前板144および背板145により構成されている。支持部材240を構成する各部材は、一体として形成されていてもよいし、別体として形成されていてもよい。本実施の形態では、支持部材240を構成する各部材は、一体として形成されている。
天板241は、右側板142、左側板143、前板144および背板145により形成される2つの開口のうち、一方の開口を覆う領域に配置されている。天板241の一方の面(支持部材240の内面)は、光レセプタクル本体230の天面の一部に当接している。天板241の一方の面の形状は、光レセプタクル本体230の天面に当接することができれば特に限定されず、光レセプタクル本体230の天面の形状に対応している。本実施の形態では、天板241の当該一方の面には、第1凸部1411および第2凸部2412が形成されている。第2凸部2412は、第1凸部1411の中央部において、光レセプタクル本体230の底面側に形成されている。本実施の形態では、第1凸部1411および第2凸部2412における、光レセプタクル本体230の正面側の面は、光レセプタクル本体230の第2凹部1302の内面(第2当接面135)に当接している。
(効果)
以上のように、実施の形態2に係る光レセプタクルおよび光モジュールも、実施の形態1と同様の効果を有する。実施の形態2に係る光レセプタクルの光レセプタクル本体230には、切り欠き部2303が形成されている。これにより、実施の形態1に係る光レセプタクル120と比較して、ワイヤーボンディングのための領域、および他の光学部品や電子部品などを配置するための領域をより確保することができるため、光モジュールの設計の自由度をさらに高めることができる。また、光レセプタクル本体230の第2当接面135は、第1凸部1411および第2凸部2412の表面に当接している。これにより、実施の形態1に係る光レセプタクル120と比較して、支持部材240が、光伝送体150の着脱時および光モジュールの使用時に生じる応力を、より確実に受けることができる。この結果として、光伝送体150の着脱時に、光レセプタクル本体230の位置がずれたり、光レセプタクル本体230が支持部材240から外れたりすることをより抑制することができる。
[実施の形態3]
実施の形態3に係る光レセプタクル320および光モジュール300は、光レセプタクル本体330の第3当接面336と、支持部材340の、第3当接面336に当接する面とが傾斜している点のみが実施の形態1に係る光レセプタクル120および光モジュール100とそれぞれ異なる。そこで、実施の形態1に係る光レセプタクル120および光モジュール100と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図7は、実施の形態3に係る光モジュール300の構成を模式的に示す側面図である。より具体的には、図7は、支持部材340の内側からみた光モジュール300の右側面図である。図7に示されるように、実施の形態3に係る光モジュール300は、光電変換装置110および光レセプタクル320を有する。光レセプタクル320は、光レセプタクル本体330および支持部材340を有する。
図8A〜Dは、光レセプタクル本体330の構成を示す図である。図8Aは、光レセプタクル本体330の平面図であり、図8Bは、底面図であり、図8Cは、正面図であり、図8Dは、右側面図である。
光レセプタクル本体330の天面には、光レセプタクル本体330の正面側から順に、第1凹部1301および第2凹部3302が形成されている。第2凹部3302の形状は、略四角柱形状である。
光レセプタクル本体330は、12個の第1光学面131と、12個の第2光学面132と、反射面133と、第1当接面134、第2当接面135、第3当接面336、2個の第1嵌合部137と、2個の接着用貫通孔138と、2個のフェルール用凸部139とを有する。
光レセプタクル本体330は、第1当接面134、第2当接面135および第3当接面336で支持部材340に当接し、かつ支持部材340の設置面146を含む仮想平面(基板111の表面)と離間した状態で、接着用貫通孔138および接着用凹部148の内部に配置されている接着剤10を介して、支持部材340に接着されている。
第3当接面336は、光レセプタクル本体330の天面に形成された第2凹部3302の底面である。第3当接面336は、第1光学面131が配置された面(光レセプタクル本体330の底面)の反対側に配置されている。第3当接面336は、支持部材340の内面と当接している。本実施の形態では、第3当接面336は、支持部材340の内面に形成されている凸部3411(図9A参照)の天面と当接している。本実施の形態では、第3当接面336は、第1当接面134と平行でない。より具体的には、第3当接面336は、第2光学面132が配置された面から離れるにつれて、第1光学面131が配置された面から離れるように傾斜している。
図9A〜Cは、支持部材340の構成を示す図である。図9Aは、支持部材340の底面図であり、図9Bは、正面図であり、図9Cは、右側面図であり、図9Dは、図9AのD−D線における断面図である。
支持部材340は、基板111および光レセプタクル本体330が互いに離間した状態で、光レセプタクル本体330を支持している。本実施の形態では、支持部材340は、光レセプタクル本体330の第1当接面134、第2当接面135および第3当接面336に当接している。
本実施の形態では、支持部材340は、天板341、右側板142、左側板143、前板144および背板145により構成されている。
天板341は、右側板142、左側板143、前板144および背板145により形成される2つの開口のうち、一方の開口を覆う領域に配置されている。天板341の一方の面(支持部材340の内面)は、光レセプタクル本体330の天面の一部に当接している。天板341の一方の面の形状は、光レセプタクル本体330の天面に当接することができれば特に限定されず、光レセプタクル本体330の天面の形状に対応している。本実施の形態では、天板341の当該一方の面には、凸部3411が形成されている。本実施の形態では、凸部3411における、光レセプタクル本体330の正面側の面は、光レセプタクル本体330の第2凹部1302の側面(第2当接面135)に当接している。凸部3411の天面の形状は、第3当接面336の形状に対応している。すなわち、凸部3411の天面は、第2光学面132が配置された面から離れるにつれて、第1光学面131が配置された面から離れるように傾斜している。これにより、光レセプタクル本体330の天面と、支持部材340の内面とが互いに当接した状態で、支持部材340は、光レセプタクル本体330を支持することができる。
(効果)
以上のように、実施の形態3に係る光レセプタクル320および光モジュール300も、実施の形態1と同様の効果を有する。実施の形態3に係る光レセプタクル320では、第3当接面336は、第2光学面132が配置された面から離れるにつれて、第1光学面131が配置された面から離れるように傾斜している。これにより、実施の形態3では、光レセプタクル本体330および支持部材340を接着する工程において、接着用貫通孔138および接着用凹部148内に接着剤を注入するときに、接着剤が、光レセプタクル本体330および支持部材340の間に流れ込んだとしても、接着剤は、第2当接面135側には流れ込まず、光レセプタクル本体330の背面側に流れ易くすることができる。結果として、光レセプタクル本体330および支持部材340を高精度に組み立てることができる。
本発明に係る光レセプタクルおよび光モジュールは、例えば、光伝送体を用いた光通信に有用である。
10 接着剤
100、300 光モジュール
110 光電変換装置
111 基板
112 光電変換素子
120、120a〜c、320 光レセプタクル
130、230、330 光レセプタクル本体
1301 第1凹部
1302、3302 第2凹部
2303 切り欠き部
131 第1光学面
132 第2光学面
133 反射面
134 第1当接面
135 第2当接面
136、336 第3当接面
137 第1嵌合部
138、138a〜c 接着用貫通孔
139 フェルール用凸部
140、240、340 支持部材
141、241、341 天板
142 右側板
143 左側板
144 前板
145 背板
146 設置面
147 第2嵌合部
148、148a〜c 接着用凹部
1441 開口部
1411、3411 (第1)凸部
2412 第2凸部
150 光伝送体

Claims (7)

  1. 基板上に光電変換素子が配置された光電変換装置と、光伝送体との間に配置され、前記光電変換素子と前記光伝送体の端面とを光学的に結合するための光レセプタクルであって、
    前記光伝送体の端面に対向する面側から順に配置されている、第1当接面、第2当接面および第3当接面を含む光レセプタクル本体と、
    前記第1当接面、前記第2当接面および前記第3当接面に当接した状態で、前記光レセプタクル本体を支持している支持部材と、
    を有し、
    前記光レセプタクル本体は、
    前記光電変換素子から出射された送信光を入射させるか、または前記光伝送体の端面から出射され、前記光レセプタクル本体の内部を通った受信光を前記光電変換素子に向けて出射させる第1光学面と、
    前記光電変換素子から出射され、前記光レセプタクル本体の内部を通った前記送信光を前記光伝送体に向けて出射させるか、または前記光伝送体から出射された前記受信光を入射させる第2光学面と、
    前記第1光学面で入射した前記送信光を前記第2光学面に向けて反射させるか、または前記第2光学面で入射した前記受信光を前記第1光学面に向けて反射させる反射面と、
    前記第1当接面に配置されている第1嵌合部と、
    前記第3当接面と、前記第3当接面の反対側に位置している面とに開口している接着用貫通孔と、
    を有し、
    前記第1当接面および前記第3当接面は、前記第1光学面が配置された面の反対側に配置され、
    前記第2当接面は、前記第2光学面が配置された面の反対側に配置され、
    前記支持部材は、
    前記基板に設置されるための設置面と、
    前記第1当接面に対向する面に配置され、前記第1嵌合部に嵌合されている第2嵌合部と、
    前記第3当接面に対向する面に開口し、かつ前記接着用貫通孔に連通している接着用凹部と、
    を有し、
    前記光レセプタクル本体は、前記設置面を含む仮想平面と離間した状態で、前記接着用貫通孔および前記接着用凹部の内部に配置されている接着剤を介して、前記支持部材に接着されている、
    光レセプタクル。
  2. 前記反射面は、前記第2光学面が配置された面と、前記第2当接面との間に配置されている、請求項1に記載の光レセプタクル。
  3. 前記接着用貫通孔の、前記第3当接面側の開口部の大きさと、前記接着用凹部の開口部の大きさとは、互いに異なる、請求項1または請求項2に記載の光レセプタクル。
  4. 前記接着用貫通孔の、前記第3当接面側の開口部を含む部分の形状は、前記第3当接面の反対側に位置している面から前記第3当接面に向かうにつれて、前記接着用貫通孔の大きさが小さくなるテーパー形状であり、
    前記接着用凹部の開口部の大きさは、前記接着用貫通孔の、前記第3当接面側の開口部の大きさと同じか、それより小さい、
    請求項1または請求項2に記載の光レセプタクル。
  5. 前記第3当接面は、前記第2光学面が配置された面から離れるにつれて、前記第1光学面が配置された面から離れるように傾斜している、請求項1〜4のいずれか一項に記載の光レセプタクル。
  6. 基板および前記基板上に配置されている光電変換素子を含む光電変換装置と、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の光レセプタクルと、
    を有し、
    前記基板および前記光レセプタクル本体は互いに離間している、
    光モジュール。
  7. 請求項6に記載の光モジュールの製造方法であって、
    前記第1当接面、前記第2当接面および前記第3当接面で、前記光レセプタクル本体を前記支持部材に当接させた状態で、前記接着用貫通孔および前記接着用凹部の内部に接着剤を注入し、硬化させることで、前記光レセプタクル本体および前記支持部材を互いに接着する工程と、
    前記基板および前記光レセプタクル本体が互いに離間した状態で、前記光レセプタクルおよび前記基板を互いに固定する工程と、
    を含む、光モジュールの製造方法。
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